JP2009023940A - 皮膚障害予防化粧料 - Google Patents

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雅人 齋藤
Mari Hagiwara
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Abstract

【課題】 本発明は、低用量UVB長期照射による、皮膚老化あるいは色素沈着など、紫外線により引き起こされる皮膚障害に対して、化粧量を皮膚に塗布することにより、紫外線による皮膚老化および色素沈着などの皮膚障害が予防でき、しかも感触などの使用感に優れる皮膚障害予防化粧料を提供することを目的としている。
【解決手段】 本発明の皮膚障害予防化粧料は、アメリカ合衆国ユタ州にあるソルトレイク(塩湖)水の濃縮ミネラル(グレイトミネラル)原液のソルトレイクGMであるソルトレイクイオン化ミネラル水を配合した化粧料である。皮膚障害予防化粧料におけるソルトレイクイオン化ミネラル水の配合量は0.05〜10質量%である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、皮膚障害予防化粧料に関し、更に詳しくは、紫外線による皮膚老化および色素沈着などの皮膚障害を、化粧料を塗布することにより予防できる皮膚障害予防化粧料に関する。
近年、地球の温暖化および大気中のオゾン層の破壊によって、地表に到達する紫外線(UV)量が増加している。季節を問わず、紫外線による日焼け、しみ・そばかすなどの色素沈着をはじめとする皮膚障害が増加し、皮膚の老化が進行している。また、欧米では紫外線による皮膚がんの多発が報告され、紫外線カットの外用剤を塗布し、予防している。UVは肌の老化促進(しわ、たるみの形成)のみならず、皮膚癌の発生を促進すると考えられている。これに対する光老化予防剤開発の現状として、皮膚の老化(しわ、しみ)の予防、改善を目的とした、抗酸化作用をもつ食品、化粧料およびUV遮断剤についての研究が数多く報告されている(例えば、特許文献1または2を参照。)。
一方、皮膚の保湿、保護作用が報告されている種々のミネラルを多く含むミネラル水の、UVによる皮膚老化に対する効果についての研究はほとんど行われていない。また本発明者らは、グレート・ソルト・レイク(米国:ユタ州)から得られる成分を配合した皮膚化粧料が、皮膚に対し刺激性がなく、荒れ肌改善効果及び美肌作用に優れることを見出し(特許文献3参照)、さらにイオン化ミネラル水を配合した化粧料が、抗酸化作用にも優れることを見出しているが(特許文献4参照)、低用量UVB長期照射による皮膚老化に対する効果については全く分かっていなかった。
特開平7−309738号公報 特開平11−199468号公報 特開2000−72614号公報 特開2006−206499号公報
そこで、本発明者らは、上記の事情に鑑み、鋭意研究した結果、低用量UVB長期照射による皮膚老化に対して、特定のミネラル水を配合した化粧料を塗布すると、驚くべき事に皮膚のしわやたるみが改善し、なおかつ使用感に優れることを見出し、本発明を完成した。すなわち本発明は、紫外線による皮膚老化および色素沈着などの皮膚障害を、皮膚に塗布することにより予防できる皮膚障害予防化粧料を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、ソルトレイクイオン化ミネラル水を化粧料中0.05〜10質量%含有するものであり、さらには0.1〜10質量%配合することが好ましい。
本発明によれば、紫外線による皮膚老化および色素沈着などの皮膚障害を、化粧料を塗布することにより予防できる皮膚障害予防化粧料を提供することができる。
以下、本発明の構成の詳細について説明する。
本発明の皮膚障害予防化粧料は、皮膚老化予防作用や色素沈着予防作用などの皮膚障害予防作用のために用いられるものである
本発明の皮膚障害予防化粧料に用いるソルトレイクイオン化ミネラル水とは、アメリカ合衆国ユタ州にあるソルトレイク(塩湖)水の濃縮ミネラル(グレイトミネラル)原液のことである。これはソルトレイクの塩水、または塩水を天火で濃縮したもので、塩分濃度により、原水をソルトレイクIW、ソルトレイクOM、ソルトレイクGMに分けたうちのソルトレイクGMのことである。その組成を表1に示す。
本発明におけるソルトレイクイオン化ミネラル水の配合量は、化粧料組成物の総量を基準として、0.05〜10質量%であり、好ましくは0.1〜10質量%である。現時点では作用メカニズムが明らかになっていないため理由は定かではないが、配合量が少ない方が皮膚障害予防効果が認められ、10質量%を超えて多く配合すると、皮膚障害予防効果が認められない傾向にある。
本発明の化粧料には上記ソルトレイクイオン化ミネラル水のほかにも、他の化粧料成分を配合できる。他の化粧料成分としては、通常使用出来るものなら全て使用出来るが、効能、効果に応じ以下の物質から適宜選択できる。例えば一般に化粧料で用いられている賦形剤、香料などをはじめ、油脂類、界面活性剤、保湿剤、美白剤、pH調整剤、粘結剤類、多価アルコール類、精油及び香料類、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、植物粉砕物及び生薬類、無機塩類及び無機酸類、洗浄剤、乳化剤などの各種化粧料成分が挙げられる。
前記油脂類としては、一般に化粧料で汎用されている、例えば大豆油、アーモンド油、パラフィン、セタノール、アボガド油、オリーブ油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、ヌカ油、ホホバ油、卵黄油、ひまし油、スクワラン、アボガド油、ラノリン、流動パラフィン、白色ワセリンなどの植物性油脂;牛脂、豚脂、馬脂、タートル油、ミンク油、パーセリン油、スクワランなどの動物性油脂;メチルポリシロキサン、ベヘニルアルコール、トリカプリン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、流動パラフィンなどの合成油脂など
が挙げられる。
前記界面活性剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリン酸ジエタノールアミドなどの陰イオン性界面活性剤;ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザルコニウムなどの陽イオン性界面活性剤;グリセリルモノステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖エステル、脂肪酸アミドなどの非イオン性界面活性剤などが挙げられる。
前記保湿剤としては、例えばグリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリオキシグリセリン(26E.O)、ピロリドンカルボン酸ソーダ、パンテテイン−Sスルホン酸塩などの合成保湿剤;ヒアルロン酸、エラスチン、ケラチン、デルマタン硫酸、コラーゲン、胎盤抽出液、ローヤルゼリー、微生物発酵液、例えばキチン、キトサン、ペクチンなどや、その他の植物や動物由来の抽出液などの天然保湿剤などが挙げられる。
前記美白剤としては、例えば、アスコルビン酸、アルブチンやこれらの誘導体などのほかにも、胎盤抽出液、その他の植物や動物由来の抽出液などが挙げられる。
前記pH調整剤としては、例えばクエン酸、乳酸、サリチル酸、酒石酸、リンゴ酸、安息香酸、クエン酸ナトリウム、フマル酸、リン酸一水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、などの有機酸、無機酸及びその塩類などが挙げられる。
前記粘結剤類としては、一般に化粧料で汎用されている、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ナトリウム塩、カゼイン、ぺクチン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ローカストビーンガム、カラギナン、寒天、カーボポールなどが挙げられる。
前記多価アルコール類としては、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコールなどが挙げられる。
前記精油及び香料類としては、ラベンダー油、ジャスミン油、ローズ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、タイム油、ショウブ油、ウイキョウ油、スギ油、ヒバ油、ヒノキ油、バラ油、ユーカリ油、カンファー、ペパーミント油、スペアミント油、ゲラニオール、ミカン油、トウヒ、シトロネロール等の天然及び合成香料などが挙げられる。
前記増粘剤としては、例えばカルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースNa、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、ベントナイトなどが挙げられる。
前記防腐剤としては、例えばメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンなどのパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、エタノール、デヒドロ酢酸などが挙げられる。
前記酸化防止剤としては、例えばアルコルビン酸、EDTA4Na,EDTA2Na、ブチルオキシトルエンなどが挙げられる。
前記紫外線吸収剤としては、紫外線を選択的に吸収する性質を有するものであれば特に
限定されることはないが,例えば、オキシベンゾン、オキシベンゾンスルホン酸、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキジメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキベンゾフェノン、シノキサート、ジイソプロピルケイ皮酸メチル、メトキシケイ皮酸オクチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラアミノ安息香酸オクチル等が挙げられる。
前記顔料としては、例えばベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、ナイロンパウダー、酸化亜鉛、セリサイト、マイカ、タルクなどが挙げられる。
前記植物粉砕物及び生薬類としては、レモンの皮、海藻、ヒノキ、ヒバ、フッカス、米ヌカ、シュウブ、ショウキョウ、カンゾウ、チンピ、トウヒ、ユズ、トウキ、ニンジン、ハッカ、ケイヒ、ウバイ、ヨモギ、ドクダミ、モモノハ、カミツレ、アロエ、ジャスミン、ローズヒップ、ラベンダー、グァバ、オウゴン、クコ、レイシ、ニワトコ、アシタバ、ウコギ、ゴボウ、黒ゴマ、黒米等の粉砕物及びその抽出液などが挙げられる。
無機塩類及び無機酸類として、塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、ホウ酸、ほう砂、硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、硫化カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、リン酸水素カルシウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、リン酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸カルシウム、硫黄、セスキ炭酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、無水ケイ酸、メタケイ酸、ホウ酸などが挙げられる。
前記洗浄剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
前記乳化剤は、化粧品原料として公知の物質を用いることができる。特に好ましいものとして、ショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖オレイン酸エステル、ショ糖エルカ酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル;テトラグリセリンモノステアリン酸エステル、テトラグリセリンモノオレイン酸エステル、テトラグリセリントリステアリン酸エステル、ヘキサグリセリンモノラウリン酸エステル、ヘキサグリセリンモノミリスチン酸エステル、ヘキサグリセリンモノステアリン酸エステル、ヘキサグリセリントリステアリン酸エステル、デカグリセリンモノラウリン酸エステル、デカグリセリンモノミリスチン酸エステル、デカグリセリンモノステアリン酸エステル、デカグリセリンジステアリン酸エステル、デカグリセリントリステアリン酸エステル、デカグリセリンペンタステアリン酸エステル、デカグリセリンモノイソステアリン酸エステル、デカグリセリンジイソステアリン酸エステル、デカグリセリンペンタイソステアリン酸エステル、デカグリセリンモノオレイン酸エステル、デカグリセリントリオレイン酸エステル、デカグリセリンペンタオレイン酸エステル等のポリグリセリン脂肪酸エステル;モノイソステアリン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、トリイソステテアリン酸ソルビタン等のソルビタン分岐脂肪酸エステル;大豆レシチン、卵黄レシチン、水素添加大豆レシチン、水素添加卵黄レシチン、更にこれらのレシチン類を酵素処理によりモノアシル体としたリゾレシチン及び/又は水素添加リゾレシチン、ヒドロキシル化したヒドロキシレシチン等のレシチン類;モノイソステアリン酸グリセリル、セスキイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル等のグリセリン分岐脂肪酸エステル:などを挙げることができ、1種以上を組み合わせて用いることができる。
さらに、本発明の化粧料は、上記のもの以外にも、必要に応じてその他の成分として、乳糖、牛乳、練乳、チタン、タルク等の無機顔料、イソプロピルメチルフェノール、塩酸クロロロヘキシジン、グルコン酸クロロヘキシジンなどの殺菌剤、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2,ビタミンB6、ビタミンP、CoQ10、CoQ9、CoQ8など
のビタミン類及び補酵素、無水珪酸、合成珪酸アルミニウム等流動化剤及び医薬品、医薬部外品並びに化粧品用タール系色素等を適宜配合出来る。
本発明皮膚障害予防化粧料の種類としては、例えば、液体、ジェル、クリーム状、ペースト状、固形、顆粒、粉末等を挙げることができるが。好ましくは液体、ジェル、クリーム状、ペースト状のものが良い。
次に、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例において特に断りのない限り、「%」は「質量%」をそれぞれ表す。
・比較例1−3、実施例1
HR−1へアレスマウス(雄性・4週齢)を日本エスエルシー株式会社から購入し、1週間予備飼育したのち、健康なマウスを実験に用いた。実験用マウスは、紫外線(UVB)非照射、かつ皮膚障害予防化粧料非塗布の正常群(比較例1)、UVB照射、かつ皮膚障害予防化粧料非塗布のコントロール群(比較例2)、UVB照射、かつ本発明のソルトレイクイオン化ミネラル水であるアメリカユタ州のソルトレイク(塩湖)水濃縮ミネラル(グレイトミネラル)原液塗布群(比較例3)、および、UVB照射、かつ原液を10倍希釈した10%ソルトレイクイオン化ミネラル水塗布群(実施例1)の4群に分け、各群5匹とした。比較例2−3及び実施例1の紫外線照射は、UVBランプ(家田貿易株式会社製T−15M、15Wタイプ、UV波長312nm、UV強度1000μW/cm)を用い、UVBをマウスから50cmの距離を離して、週に3日、13週間照射した。36mJ/cmで1週間照射後、徐々にUVB強度を上げ、11から13週間目には120mJ/cmのUVBを照射した。比較例2及び実施例1の塗布群に対しては、ソルトレイクイオン化ミネラル水(原液)または10%ソルトレイクイオン化ミネラル水(10倍希釈液)を、1日1回50mL、それぞれのマウスの背部へ塗布した。これら実施例1及び比較例1−3について、シワ形成の評価、皮膚老化予防効果の評価、皮膚表皮層および真皮層の厚さの測定の各評価を行った。
<シワ形成の評価>
シワ形成の評価は、飼育7週目および9週目にマウスの背部の写真を撮影し、Bissettらの方法に準じて目視にて4段階評価を行なった。すなわち、シワの認められないもの(正常皮膚)をグレード0、浅いシワの認められるものをグレード1、粗いシワの認められるものをグレード2、深いシワの認められるものをグレード3として、サンプル6匹のグレードの平均スコアを取った。平均スコア(グレード)の数値が低いほどシワが形成されないことを意味する。結果を表2に示す。
<皮膚老化予防効果の評価>
皮膚老化予防効果は、紫外線照射下における皮膚硬化度を評価することにより評価した。皮膚硬化度の評価は、脱毛処理したマウス背部の皮膚の伸びおよび皮膚の厚さを測定することにより行った。皮膚の伸びの測定は、マウスを固定し、指で皮膚を上に引っ張り、
伸展した変化量を測定することにより行い、皮膚の厚さの測定は、引っ張った際の厚みをノギスで測定することにより行った。結果を図1及び図2に示す。
<皮膚表皮層および真皮層の厚さの測定>
皮膚を剥離し、10%中性緩衝ホルマリン溶液で固定し、定法に準じてパラフィン切片を作成した。HE染色およびアザン染色を行い、顕微鏡写真を撮影後、皮膚表皮層および真皮層の厚さを測定した。統計処理は統計処理ソフト(Stat View, SAS Institute Inc.,
NC, USA)を用いてDunnett testを行い、p<0.05を有意と判定した。結果を表3に示す。
紫外線照射下における予防効果については、表2に示されるように、特に紫外線照射下における非塗布(比較例2)と比較すれば明らかなように、10%ソルトレイクイオン化ミネラル水の塗布(実施例1)でシワ形成が抑制された。また、表3に示されるように、皮膚の肥厚に対して、10%ソルトレイクイオン化ミネラル水の塗布(実施例1)は表皮層の肥厚を軽減する傾向を示した。ソルトレイクイオン化ミネラル水原液の塗布(比較例3)に比べて、10%ソルトレイクイオン化ミネラル水の塗布は有効である。
・実施例2、比較例4−5
表4に示す組成からなる実施例2、比較例4−5について、成分aと成分bをそれぞれ均一に溶解した後、両者を混合溶解、さらに成分cを攪拌しながら加え、スキンローションを作成した。得られたスキンローションについて下記の官能試験を実施した結果を表4に併せて記載する。
<官能試験法>
被験者20名が試料を10日間連用した後の試料の特性を評価した。評価は、「皮膚が明るくなった」、「肌へのなじみ」、「べたつき」、「使用後のしっとり感」、「たるみ」、「しわの深さの改善」、「肌の白さ」、「刺激」、「総合評価」のアンケート項目に対し、VAS法にて評価し、2cm単位で3段階でよい、普通、悪い、評価が高いほど、10点満点で点数が低い。
表4から明らかなように、実施例2のソルトレイクイオン化ミネラル水を9.97%含有したスキンローションは比較例4(同99.7%含有)及び比較例5(同含有量0%)に比べ諸試験において良好な結果であった。
紫外線照射による皮膚硬化度(皮膚の伸び)評価結果を示す図である。 紫外線照射による皮膚硬化度(皮膚の厚さ)評価結果を示す図である。

Claims (1)

  1. ソルトレイクイオン化ミネラル水を0.05〜10質量%含有することを特徴とする皮膚障害予防化粧料。
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