JP2009019203A - 発泡用樹脂組成物及び発泡成形体 - Google Patents

発泡用樹脂組成物及び発泡成形体 Download PDF

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Abstract

【課題】色むらの発生を抑制し、外観が良好な発泡成形体を得ることができる発泡用樹脂組成物及びこの樹脂組成物を発泡してなる発泡成形体を提供する。
【解決手段】(A)ポリオレフィン樹脂と、(B)発泡剤と、(C)黒色顔料と、を含有する発泡用樹脂組成物の(C)黒色顔料として、塩基性の黒色顔料を用いる。
【選択図】なし

Description

本発明は、発泡用樹脂組成物及びこの発泡用樹脂組成物を発泡してなる発泡成形体に関するものである。
ポリプロピレン樹脂組成物は、剛性や耐衝撃性等に優れる材料であることから、自動車内外装材や電気部品箱体等の成形体として、広範な用途に利用されている。そして、その多くは高意匠性の観点から、顔料を添加して着色されていることが多い。そのため、成形体の色むらの発生を抑制する必要があり、成形体の色むらの発生について様々な検討が行われてきた。
例えば、特許文献1には、pHが5以下のカーボンブラックと黒鉄を顔料として含有するポリオレフィン組成物が開示されている。このポリオレフィン組成物を用いることにより、色分かれが発生せず、外観均一性に優れた成形体が得られることが可能となる。また、特許文献2には、ポリプロピレンと直鎖状低密度ポリエチレンの特定比率で構成し、これにワックスと金属セッケン及び顔料を配合させた樹脂組成物が開示されている。この樹脂組成物を用いることにより、成形体の物性を低下させることなく、色むらの発生がない成形体を得ることが可能となる。
特許第3689992号 特許第3375262号
しかしながら、特許文献1及び2の樹脂組成物に発泡剤を添加して発泡成形体を製造した場合、色むらが発生してしまうことがある。
以上の課題に鑑み、本発明では色むらの発生を抑制し、外観が良好な発泡成形体を得ることができる発泡用樹脂組成物及びこの発泡用樹脂組成物を発泡してなる発泡成形体を提供することを目的とする。
本発明者らは、以下の構成を採用することにより上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には以下のようなものを提供する。
即ち、本発明は、(A)ポリオレフィン樹脂と、(B)発泡剤と、(C)黒色顔料と、を含有し、前記(C)黒色顔料が塩基性であることを特徴とする発泡用樹脂組成物及びこの発泡用樹脂組成物を発泡してなる発泡成形体に係るものである。
本発明によれば、色むらの発生を抑制し、外観が良好な発泡成形体を得ることができる発泡用樹脂組成物及びこの発泡用樹脂組成物を発泡してなる発泡成形体を提供することが可能となる。
〔樹脂組成物〕
本発明に係る発泡用樹脂組成物(以下、単に樹脂組成物ともいう)は、(A)ポリオレフィン樹脂と、(B)発泡剤と、(C)黒色顔料と、を含有する。以下、詳細に説明する。
[(A)ポリオレフィン樹脂]
本発明で用いられる(A)ポリオレフィン樹脂(以下、成分(A)ともいう)は、オレフィンモノマーを主成分とする重合性モノマーを重合することによって製造された樹脂である。
(A)ポリオレフィン樹脂としては、オレフィンの単独重合体、少なくとも2種のオレフィンの共重合体が挙げられる。具体的には、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブテン樹脂などが挙げられる。このうち、ポリプロピレン樹脂であることが好ましい。これらの(A)ポリオレフィン樹脂は、単独又は2種以上を併用して用いてもよい。
ポリエチレン樹脂としては、エチレン単独重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体等が挙げられる。
エチレン−α−オレフィン共重合体に用いられるα−オレフィンの具体例としては、1−ブテン、2−メチル−1−プロペン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、2−エチル−1−ブテン、2,3−ジメチル−1−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、1−ヘプテン、メチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ペンテン、エチル−1−ペンテン、トリメチル−1−ブテン、メチルエチル−1−ブテン、1−オクテン、メチル−1−ペンテン、エチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ヘキセン、プロピル−1−ヘプテン、メチルエチル−1−ヘプテン、トリメチル−1−ペンテン、プロピル−1−ペンテン、ジエチル−1−ブテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン等が挙げられる。中でも、1−ブテン,1−ペンテン,1−ヘキセン,1−オクテンを用いることが好ましい。
ポリプロピレン樹脂としては、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体、プロピレン単独重合体成分又は主にプロピレンからなる共重合体成分(以下、重合体成分(I)ともいう)と、プロピレンとエチレン及び/又はα−オレフィンの共重合体成分(以下、共重合体成分(II)ともいう)からなるポリプロピレン系共重合体等が挙げられる。これらのポリプロピレン樹脂は、単独又は2種以上を併用して用いてもよい。
ポリプロピレン樹脂に用いられるα−オレフィンとしては、通常、炭素数4〜12のα−オレフィンであり、例えば、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン等が挙げられる。このうち1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンを用いることが好ましい。
プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体としては、例えば、プロピレン−1−ブテンランダム共重合体、プロピレン−1−ヘキセンランダム共重合体、プロピレン−1−オクテンランダム共重合体等が挙げられる。
また、プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体としては、例えば、プロピレン−エチレン−1−ブテン共重合体、プロピレン−エチレン−1−ヘキセン共重合体、プロピレン−エチレン−1−オクテン共重合体等が挙げられる。
上記重合体成分(I)と、上記共重合体成分(II)と、からなるポリプロピレン系共重合体の重合体成分(I)における主にプロピレンからなる共重合体成分としては、例えば、プロピレン−エチレン共重合体成分、プロピレン−1−ブテン共重合体成分、プロピレン−1−ヘキセン共重合体成分等が挙げられる。また、プロピレンとエチレン及び/又はα−オレフィンの共重合体成分(前記共重合体成分(II))としては、例えば、プロピレン−エチレン共重合体成分、プロピレン−エチレン−1−ブテン共重合体成分、プロピレン−エチレン−1−ヘキセン共重合体成分、プロピレン−エチレン−1−オクテン共重合体成分、プロピレン−1−ブテン共重合体成分、プロピレン−1−ヘキセン共重合体成分、プロピレン−1−オクテン共重合体成分等が挙げられる。
なお、上記共重合体成分(II)におけるエチレン及び/又はα−オレフィンの含有量は、10〜70質量%であることが好ましい。
そして、前記重合体成分(I)と前記共重合体成分(II)からなるポリプロピレン系共重合体としては、例えば、(プロピレン)−(プロピレン−エチレン)共重合体、(プロピレン)−(プロピレン−エチレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン)−(プロピレン−エチレン−1−ヘキセン)共重合体、(プロピレン)−(プロピレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン)−(プロピレン−1−ヘキセン)共重合体、(プロピレン−エチレン)−(プロピレン−エチレン)共重合体、(プロピレン−エチレン)−(プロピレン−エチレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン−エチレン)−(プロピレン−エチレン−1−ヘキセン)共重合体、(プロピレン−エチレン)−(プロピレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン−エチレン)−(プロピレン−1−ヘキセン)共重合体、(プロピレン−1−ブテン)−(プロピレン−エチレン)共重合体、(プロピレン−1−ブテン)−(プロピレン−エチレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン−1−ブテン)−(プロピレン−エチレン−1−ヘキセン)共重合体、(プロピレン−1−ブテン)−(プロピレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン−1−ブテン)−(プロピレン−1−ヘキセン)共重合体等が挙げられる。
本発明で用いられる(A)ポリオレフィン樹脂がポリプロピレン樹脂である場合、ポリプロピレン樹脂として、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−1−ブテンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−1−ブテン共重合体、又は、(プロピレン)−(プロピレン−エチレン)共重合体を用いることが好ましい。
また、本発明で用いられる(A)ポリオレフィン樹脂がポリプロピレン樹脂である場合、そのポリプロピレン樹脂の結晶性は、本発明の樹脂組成物や、それを成形して得られる成形品に求められる品質に応じて、適宜、決定すればよい。
ポリプロピレン樹脂の結晶性の指標は、融解温度(融点)や立体規則性をもとに決定される。立体規則性は、通称、アイソタクチックインデックス、シンジオタクチックインデックスと称される。そしてアイソタクチックインデックスの高いポリプロピレン樹脂は、アイソタクチックポリプロピレンと称され、シンジオタクチックインデックスの高いポリプロピレン樹脂は、シンジオタクチックポリプロピレンと称される。
アイソタクチックインデックスは、A.ZambelliらによってMacromolecules,第6巻,第925頁(1973年)に記載されている13C−NMRを使用する測定方法によって得られるポリプロピレン分子鎖中のペンタッド単位でのアイソタクチック連鎖であり、換言すればプロピレンモノマー単位が5個連続してメソ結合した連鎖の中心にあるプロピレンモノマー単位の分率(アイソタクチックペンダット分率と称し、[mmmm]で表す)で表される。NMR吸収ピークの帰属に関しては、その後発刊されたMacromolecules,第8巻,第687頁(1975年)に基づいて行われる。具体的には13C−NMRスペクトルの、メチル炭素領域の全吸収ピーク中のmmmmピークの面積分率として、ポリプロピレン樹脂のアイソタクチックインデックスを求めることができる。アイソタクチックインデックスが小さいものは結晶性が低く、高いものは結晶性が高いことを示す。
また、シンジオタクチックインデックスは、J.A.Ewen,R.L.Jones,and A.Razavi:J.Am.Chem.Soc.,110,6255(1988)、Angew.Chem.Int.Ed.Engl.1955.34.1143−1170に記載されている文献を参考に求められ、シンジオタクチックインデックスが小さいものは結晶性が低く、高いものは結晶性が高いことを示す。
(A)ポリオレフィン樹脂の製造方法は、公知の重合触媒を用いて、公知の重合方法による製造方法が挙げられる。重合触媒としては、例えば、チーグラー型触媒、チーグラー・ナッタ型触媒が挙げられる。また、シクロペンタジエニル環を有する周期表第4族の遷移金属化合物とアルキルアルミノキサンからなる触媒系、又はシクロペンタジエニル環を有する周期表第4族の遷移金属化合物とそれと反応してイオン性の錯体を形成する化合物及び有機アルミニウム化合物からなる触媒系、又は、これらの触媒を無機粒子等に担持させた担持型触媒系等が挙げられる。
また、重合方法としては、例えば、不活性炭化水素溶媒によるスラリー重合法、溶媒重合法、無溶媒による液相重合法、気相重合法、又はそれらを連続的に行う気相−気相重合法、液相−気相重合法等が挙げられ、これらの重合方法は、回分式であってもよく、連続式であってもよい。また、(A)ポリオレフィン樹脂を一段階で製造する方法であってもよく、二段階以上の多段階で製造する方法であってもよい。
特に、上記重合体成分(I)と上記共重合体成分(II)からなるポリプロピレン系共重合体の製造方法として、好ましくは、前記重合体成分(I)を製造する段階と前記共重合体成分(II)を製造する段階からなる少なくとも二段階の多段階の製造方法が挙げられる。
(A)ポリオレフィン樹脂のメルトフローレート(以下、MFRともいう)は、0.01〜400g/10分であることが好ましい。MFRを400g/10分とすることにより、成形体の機械的強度を良好なものとすることが可能となる。そして、機械的強度や生産安定性の観点から、1〜400g/10分であることが好ましく、5〜200g/10分であることがより好ましく、10〜150g/10分であることが更に好ましい。なお、本発明におけるMFRは、A.S.T.M.D1238に従って、ポリプロピレンの場合には230℃、21.2N荷重で、ポリエチレンの場合には190℃、21.2N荷重で測定した値である。
(A)ポリオレフィン樹脂は、必要に応じて、他の樹脂やゴムが配合されていてもよい。
他の樹脂として、例えば、ポリエチレン系樹脂、エチレン/α−オレフィン系エラストマー、ポリスチレン類、ABS(アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合)樹脂、AAS(特殊アクリルゴム/アクリロニトリル/スチレン共重合)樹脂、ACS(アクリロニトリル/塩素化ポリエチレン/スチレン共重合)樹脂、ポリクロロプレン、塩素化ゴム、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、アクリル系樹脂、エチレン/ビニルアルコール共重合樹脂、フッ素樹脂、ポリアセタール、グラフト化ポリフェニレンエーテル樹脂及びポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、芳香族ポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレートプリポリマー、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、ポリブタジエン、1,2−ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン/ブタジエン共重合体、ブタジエン/アクリロニトリル共重合体、エピクロルヒドリンゴム、アクリルゴム、天然ゴム等が挙げられる。これらは単独又は2種以上併用して用いてもよい。
ここで、エチレン/α−オレフィン系エラストマーとしては、エチレンとα−オレフィンからなるランダム共重合体ゴムが挙げられる。α−オレフィンは、炭素原子数3以上のα−オレフィンである。具体的には、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、デセン等が挙げられる。このうち、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1であることが好ましい。
ポリスチレン類としては、ポリ(p−メチルスチレン)、ポリ(α−メチルスチレン)、AS(アクリロニトリル/スチレン共重合)樹脂が挙げられる。ポリエステル樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートが挙げられる。
[(B)発泡剤]
本発明に係る樹脂組成物は、(B)発泡剤(以下、(B)成分ともいう)を含有する。この(B)発泡剤は化学発泡剤である。
発泡剤(B)としては、アゾ化合物、ニトロソ化合物、ヒドラジン誘導体、セミカルバジド化合物、有機系熱分解型発泡剤、重炭酸塩、炭酸塩、有機酸金属塩、亜硝酸塩、無機系熱分解型発泡剤等が挙げられる。
アゾ化合物としては、アゾジカルボンアミド(ADCA)、1,1’−アゾビス(1−アセトキシ−1−フェニルエタン)、ジメチル−2,2’−アゾビスブチレート、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス[N−(2−カルボキシエチル)−2−メチル−プロピオンアミジン]等が挙げられる。ニトロソ化合物としては、例えばN,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)が挙げられる。ヒドラジン誘導体としては、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ジフェニルスルホン−3,3’−ジスルホニルヒドラジド等が挙げられる。セミカルバジド化合物としては、例えばp−トルエンスルホニルセミカルバジドが挙げられる。有機系熱分解型発泡剤としては、トリヒドラジノトリアジン、クエン酸等が挙げられる。また、重炭酸塩としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等が挙げられる。炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム等が挙げられる。有機酸金属塩としては、例えばクエン酸ナトリウムが挙げられる。亜硝酸塩としては、例えば亜硝酸アンモニウムが挙げられる。無機系熱分解型発泡剤としては、例えば水素化合物が挙げられる。これらは単独又は2種以上併用して用いてもよい。
これらの発泡剤のうち、(A)ポリオレフィン樹脂の溶融温度以下では分解せずポリオレフィン樹脂の分解温度以下で分解する発泡剤を用いることが好ましい。具体的には、アゾジカルボンアミド(ADCA)、炭酸水素ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウムであることが好ましく、臭気や金型の汚染を防止する観点からは炭酸水素ナトリウムを含有することがより好ましい。
上記(B)発泡剤の添加量は、(A)ポリオレフィン樹脂100質量部に対し、0.05質量部〜5質量部であることが好ましく、1質量部〜5質量部であることがより好ましい。添加量を0.05質量%以上とすることにより、所望の発泡倍率を有する発泡成形体を得ることが可能となる。また、添加量を5質量部以下とすることにより、臭気の発生や、化学発泡剤の残さによる型の汚染を抑制することが可能となる。
[(C)黒色顔料]
本発明に係る樹脂組成物は、塩基性の(C)黒色顔料(以下、(C)成分ともいう)を含有する。塩基性の(C)黒色顔料を用いることにより、黒色顔料と化学発泡剤との相互作用をより小さくすることが可能となり、黒色顔料の凝集を抑制することが可能となる。これによって発泡成形体を製造した場合に、色むらの発生を抑制することが可能となり、その結果優れた外観を有する発泡成形体を得ることが可能となる。ここで塩基性の顔料とは、塩基性官能基を含有する顔料、塩基性処理された顔料、電子供与性を有する顔料のうちいずれか1つ又は2つ以上の顔料をいう。
(C)黒色顔料としては、カーボンブラック類、黒色有機顔料、酸化鉄系黒色顔料、チタン系黒色顔料、黒色無機顔料、ペリレン系黒色顔料、アゾ系顔料、基体表面に鉱物黒色コーティングを施した被覆粒子、及びこれらの混合物が挙げられる。
カーボンブラック類としては、カーボンブラック(アセチレンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック、ケッチェンブラック、サーマルブラック、ミディアムサーマルブラック、ランプブラック(油煙))、ピーチブラック(植物炭)、ボーンブラック(骨炭)、ビチューム(アスファルト)、グラファイト、フラーレン、カーボンナノチューブ等が挙げられる。黒色有機顔料としては、アニリンブラック、フタロシアニンブラック等が挙げられる。
酸化鉄系黒色顔料としては、鉄黒、フェライト(非磁性フェライト、磁性フェライトなど)、マグネタイト等が挙げられる。
黒色無機顔料としては、酸化銅、二酸化マンガン、酸化クロム、酸化鉄、二硫化モリブデン、クロム錯体等が挙げられる。チタン系黒色顔料としては、チタンブラック、スピネル黒等が挙げられる。ペリレン系黒色顔料としては、例えばペリレンブラックが挙げられる。
アゾ系顔料としては、例えば、特開昭62−138857号公報、特開平3−266685号公報などに記載されているアゾ系有機顔料、特許第1726153号明細書、特開2002−179943公報、特開2002−256165公報、米国特許第6,623,556(B2)号明細書に記載されたアゾ系顔料であり、(2−ヒドロキシ−N−(2’−メチル−4’−メトキシフェニル)−1−{[4−[(4,5,6,7−テトラクロロ−1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−3−イリデン)アミノ]フェニル]アゾ}−11H−ベンゾ[α]−カルバゾール−3−カルボキシアミド)が挙げられる。
基体表面に鉱物黒色コーティングを施した被覆粒子としては、例えば特開2002−249676公報に記載の黒色色素であって、白色顔料を被覆した近赤外線反射性被覆粒子が挙げられる。
これらの(C)黒色顔料のうち、カーボンブラック、鉄黒を用いることが好ましく、カーボンブラックの中では着色力に優れるファーネスブラック、チャンネルブラックを用いることが好ましい
上記(C)黒色顔料は塩基性であり、そのpHは、7.1以上、好ましくは7.5以上10以下であることが好ましい。pHを7.1以上とすることにより、十分な色むら改善効果を得ることが可能となる。なお、黒色顔料のpHは、顔料試験方法JIS K 5101に記載の方法によって決定される。
(C)黒色顔料のpHの調整方法としては、一般的に公知の塩基性処理等の表面処理行う方法を用いることができる。例えば、カーボンブラックをアンモニア水で湿式処理して表面に塩基性基を導入する方法(「材料技術」第2巻、No.11,665〜666頁)や、文献(色材、72[4]、238−245、1999)に記載されている方法に従ってフタロシアニン系顔料をフタロシアニン系化合物のアミン誘導体等の塩基性物質で表面処理する方法や、特開2002−121410に記載の顔料分子の分子構造を部分的に解裂させて、少なくとも顔料の表層に親水性基を生成させる方法等が挙げられる。
また、必要に応じて上記黒色顔料以外の無機顔料や有機顔料も配合することが可能である。無機顔料としては、弁柄、酸化チタン、カドミウムレッド、カドミウムイエロー、酸化亜鉛、群青、コバルトブルー、炭酸カルシウム、チタンイエロー、鉛白、鉛丹、鉛黄、紺青等が挙げられる。有機顔料としては、キナクリドン、ポリアゾイエロー、アンスラキノンイエロー、ポリアゾレッド、アゾレーキイエロー、ベリレン、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、イソインドリノンイエロー等が挙げられる。これらは単独又は2種以上併用して用いてもよい。
(C)黒色顔料の平均粒径は、特に限定される事はないが、分散性の観点から、50nm以下であることが好ましく、30nm以下であることがより好ましい。
(C)黒色顔料の添加量は、(A)ポリオレフィン樹脂100質量部に対し、0.001質量部〜1.0質量部であることが好ましく、0.005質量部〜0.5質量部であることがより好ましく、0.005質量部〜0.3質量部であることが更に好ましい。0.001質量部以上とすることにより、十分な色むら改良効果を奏することが可能となる。また、1.0質量部以下とすることにより、樹脂組成物の流動性を良好なものとすることが可能となる。
本発明に係る樹脂組成物は、本発明の目的を損なわない範囲において、無機鉱物、熱安定剤、光安定剤、酸化防止剤、結晶核剤、可塑剤、及び離型剤を添加することができる。無機鉱物としてはタルクが挙げられる。また、熱安定剤、及び光安定剤としては、マンガン化合物、銅化合物を用いることができる。酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール化合物、ヒンダードアミン化合物、リン系化合物、イオウ系化合物を用いることができる。
本発明に係る樹脂組成物は、一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、熱ロール等の混練機を用いて混練することにより得られる。各成分の混練機への添加・混合は同時に行ってもよく、後述するように分割して混練してもよい。また、(B)発泡剤は成形時に添加してもよい。
〔発泡成形体〕
本発明に係る発泡成形体は、(A)ポリオレフィン樹脂と、(B)発泡剤と、(C)黒色顔料と、を含有する樹脂組成物を発泡して得られるものである。発泡成形体は、例えば以下のような方法で製造される。
方法(1)(A)成分、(B)成分、(C)成分を一括で混合した後、(B)成分の分解温度以下、ポリオレフィン樹脂の融点以上の温度にて溶融混練したのち、得られた組成物を発泡成形させる方法。
方法(2)まず、(A)成分と(C)成分を溶融混練する。次いで、(B)成分を加え発泡成形させる方法。
方法(3)(A)成分に、(B)成分と(C)成分をドライブレンドさせ、発泡成形させる方法。
上記方法(1)〜方法(3)において、(B)発泡剤の分散性をより良好なものとするために、加工化学発泡剤を添加してもよい。
ここで、加工化学発泡剤とは、(C)黒色顔料と発泡剤を、予め、スーパーミキサーやタンブラー、過熱式ロールなどの混合機を用いて混合又は混練したものをいう。発泡剤としては、上記と同様に、アゾ化合物、ニトロソ化合物、ヒドラジン誘導体、セミカルバジド化合物、有機系熱分解型発泡剤、重炭酸塩、炭酸塩、有機酸金属塩、亜硝酸塩、無機系熱分解型発泡剤等が挙げられる。これらは単独又は2種以上併用して用いてもよい。
ここで、アゾ化合物としては、アゾジカルボンアミド(ADCA)、1,1’−アゾビス(1−アセトキシ−1−フェニルエタン)、ジメチル−2,2’−アゾビスブチレート、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス[N−(2−カルボキシエチル)−2−メチル−プロピオンアミジン]等が挙げられる。ニトロソ化合物としては、例えばN,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)が挙げられる。ヒドラジン誘導体としては、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ジフェニルスルホン−3,3’−ジスルホニルヒドラジド等が挙げられる。セミカルバジド化合物としては、例えばp−トルエンスルホニルセミカルバジドが挙げられる。有機系熱分解型発泡剤としては、トリヒドラジノトリアジン、クエン酸等が挙げられる。また、重炭酸塩としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等が挙げられる。炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム等が挙げられる。有機酸金属塩としては、例えばクエン酸ナトリウムが挙げられる。亜硝酸塩としては、例えば亜硝酸アンモニウムが挙げられる。無機系熱分解型発泡剤としては、例えば水素化合物が挙げられる。
上記の加工化学発泡剤をビヒクルで希釈してマスターバッチとし、このマスターバッチを、(A)成分へ混合し、配合してもよい。
この場合のビヒクルは、ポリオレフィン樹脂であることが好ましく、溶融温度が(A)成分の溶融温度より低く、また溶融時の粘度が(A)成分の溶融時の粘度より低いポリオレフィン樹脂であることがより好ましい。
マスターバッチは、単軸又は二軸押出機やバンバリーミキサー、ニーダー等を使用して、前記の加工顔料とビヒクルを加熱溶融混練することにより得られる。また、マスターバッチに含有される(B)成分の濃度は、特に限定されるものではないが、マスターバッチの全量を100質量部とした場合、10質量部〜80質量部であることが好ましい。
また、上記方法(1)〜方法(3)において、(B)発泡剤の分散性をより良好なものとするために、加工顔料をさらに添加してもよい。
ここで、加工顔料とは、(C)黒色顔料と分散剤を、事前に、スーパーミキサーやタンブラー、過熱式ロールなどの混合機を用いて、混合又は混練したものをいう。
分散剤としては、ワックス、変性ワックス、脂肪酸塩、金属石鹸、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン等が挙げられる。これらは単独又は2種以上併用して用いてもよい。
ワックスとしては、パラフィンワックス、ポリオレフィンワックス等が挙げられる。変性ワックスとしては、例えば、分子構造中に酸性基を有するワックスが挙げられる。具体的には、マレイン酸変性ワックス、フマル酸変性ワックス、アクリル酸変性ワックス、メタクリル酸変性ワックス、クロトン酸変性ワックス等が挙げられる。また、脂肪酸塩としては、ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、ベヘン酸、モンタン酸、ラウリン酸、セバシン酸等の脂肪酸のナトリウム塩、カルシウム塩、亜鉛塩、マグネシウム塩、アルミニウム塩等が挙げられる。
金属石鹸としては、ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、ベヘン酸、モンタン酸、ラウリン酸、セバシン酸等の脂肪酸のナトリウム塩、カルシウム塩、亜鉛塩、マグネシウム塩、アルミニウム塩が挙げられる。
加工顔料は、加工化学発泡剤と同様に、ビヒクルで希釈してマスターバッチを作成し、このマスターバッチを、(A)成分へ混合し、配合してもよい。
本発明に係る発泡成形体の用途としては、例えば、自動車材料、家電材料、OA機器材料、建材、排水設備、トイレタリー材料、各種タンク、コンテナー、シート等が挙げられる。
自動車材料としては、例えば、ドアートリム、ピラー、インストルメンタルパネル、コンソール、ロッカーパネル、アームレスト、ドアーインナーパネル、スペアタイヤカバー等の内装部品や、バンパー、スポイラー、フェンダー、サイドステップ、ドア・アウターパネル等の外装部品、その他エアインテークダクト、クーラントリザーブタンク、ラジエターリザーブタンク、ウインドウ・ウオッシャータンク、フェンダーライナー、ファン等の部品、また、フロント・エンドパネル等の一体成形部品等が挙げられる。
家電材料としては、例えば、洗濯機用材料(外槽、内槽、蓋、パルセータ、バランサー、洗濯パン等)、乾燥機用材料(外装、内箱、蓋など)、掃除機用材料、炊飯器用材料、ポット用材料、保温機用材料、食器洗浄機用材料、空気清浄機用材料等が挙げられる。
OA機器・メディア関連材料としては、磁気記録媒体や光記録媒体のケース、パソコン用部品、プリンター用部品等が挙げられる。
建材としては、コンクリートなどを固める枠や、壁部材等が挙げられる。排水設備としては、パイプやポンプ部品等が挙げられる。コンテナー材料としては、食品充填用容器、運搬用コンテナ−、衣装コンテナー等が挙げられる。また、運送用パレットなどが挙げられる。
中でも、本発明の成形品の用途として、好ましくは、自動車材料、家電材料、建材、排水設備、コンテナー、運送用パレットである。
以下、実施例及び比較例によって、本発明を説明するが、本発明は、これらに実施例に限定されるものではない。
実施例及び比較例で用いた樹脂成分及び組成物の物性の測定法を以下に示した。
(1)メルトフローレート(MFR、単位:g/10分)
JIS−K−6758に規定された方法に従って、測定した。特に断りのない限り、測定温度は230℃で、荷重は2.16kgで測定した。
(2)平均粒子径
電子顕微鏡法により測定した。電子顕微鏡法とは、カーボンブラックをクロロホルムに投入し、200KHzの超音波を20分間照射し分散させた後、分散試料を支持膜に固定し、これを透過型電子顕微鏡で写真撮影し、写真上の直径と写真の拡大倍率により粒子径を計算する方法である。この操作を約1500回にわたって実施し、それらの値の算術平均値により求めた。
(3)黒色顔料のpH値
JIS K 5101に記載の方法により測定した。
(4)色むら評価
射出成形によりショートショット法にて成形された100×400×2mmt平板を用いて目視により外観を観察し、下記の基準に従って、良好と不良の判定を行なった。
良好:成形品に色むらが発生しない場合、良好と判断した。
不良:成形品に色むらが発生した場合、不良と判断した。
[実施例1]
(A)ポリオレフィン樹脂として、ポリプロピレン樹脂組成物(住友化学(株)製、ブロックコポリマー含有、MFR=80g/10分)100質量部、(C)黒色顔料として、カーボンブラック(三菱化学社製、pH=8.0、粒径18nm)0.05質量部、その他成分として、酸化チタン(HUNTSMAN製、R−FC5))0.5質量部、ステアリン酸亜鉛(日東化成工業製)0.2質量部、の混合物をタンブラーで5分間攪拌、混合した。その後、シリンダー温度200℃で、二軸混練押出機(TEM−50A 東芝機械(株)製)を使用して押出量を50kg/hr、スクリュー回転数を200rpmで、200℃のシリンダ−設定温度条件にて、ベント吸引下で溶融混練し、着色ポリプロピレン樹脂組成物を得た。
上記着色ポリプロピレン樹脂組成物を、熱風乾燥器を用いて100℃で1時間乾燥後、上記着色ポリプロピレン樹脂組成物100質量部に対し、(B)化学発泡剤として商品名「ポリスレンEE425(永和化成社製、炭酸水素ナトリウム18.5wt%、クエン酸ナトリウム13.5wt%含有の発泡剤マスターバッジ)」を2.5部ドライブレンドし、住友重機械製NEOMAT350/120型射出成形機を用い、成形温度230℃、金型冷却温度40℃、射出時間2sec、冷却時間30secで射出発泡成形を行い、幅100mm×長さ400mm×厚さ2mmの発泡成形体を得た。
得られた発泡成形品には色むらの発生は確認されず、外観が良好であった。
[実施例2]
(C)黒色顔料として、pH=7.5、粒径22nmのカーボンブラック(三菱化学社製)0.05質量部に変更した以外は、実施例1と同様の手順で着色ポリプロピレン樹脂組成物を得た。
上記着色ポリプロピレン樹脂組成物を実施例1と同様の手順で射出発泡成形を行い、発泡成形体を得た。得られた発泡成形品には、色むらの発生は無く、外観が良好であった。
[比較例1]
(C)黒色顔料として、pH=2.5、粒径23nmのカーボンブラック(三菱化学社製)0.05質量部に変更した以外は、実施例1と同様の手順で着色ポリプロピレン樹脂組成物を得た。
上記着色ポリプロピレン樹脂組成物を実施例1と同様に射出発泡成形を行い、発泡成形体を得た。得られた発泡成形品には、色むらが発生し、外観が不良であった。
[比較例2]
(C)黒色顔料として、pH=3.5、粒径16nmのカーボンブラック(三菱化学社製)に0.05質量部に変更した以外は、実施例1と同様の手順で着色ポリプロピレン樹脂組成物を得た。
上記着色ポリプロピレン樹脂組成物を実施例1と同様に射出発泡成形を行い、発泡成形体を得た。得られた発泡成形品には、色むらが発生し、外観が不良であった。
[比較例3]
(C)黒色顔料として、pH=7.0、粒径20nmのカーボンブラック(三菱化学社製)に0.05質量部に変更した以外は、実施例1と同様の手順で着色ポリプロピレン樹脂組成物を得た。
上記着色ポリプロピレン樹脂組成物を実施例1と同様に射出発泡成形を行い、発泡成形体を得た。得られた発泡成形品には、色むらが発生し、外観が不良であった。

Claims (6)

  1. (A)ポリオレフィン樹脂と、(B)発泡剤と、(C)黒色顔料と、を含有し、
    前記(C)黒色顔料が塩基性であることを特徴とする発泡用樹脂組成物。
  2. 前記(B)発泡剤として、炭酸水素ナトリウムを含有する請求項1に記載の発泡用樹脂組成物。
  3. 前記(C)黒色顔料の含有量は、(A)ポリオレフィン樹脂100質量部に対し、0.001質量部〜1.0質量部である請求項1又は2に記載の発泡用樹脂組成物。
  4. 前記(C)黒色顔料のpHは、7.1以上である請求項1から3いずれかに記載の発泡用樹脂組成物。
  5. 前記(C)黒色顔料として、カーボンブラックを含有する請求項1から4いずれかに記載の発泡用樹脂組成物。
  6. 請求項1から5いずれかに記載の発泡用樹脂組成物からなる発泡成形体。
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