JP2009018003A - 紐係止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】紐状体の押圧挟持が解除されにくく、かつ紐状体を強固に挟持することができる紐係止具を提供すること。
【解決手段】帯状の紐状体4を挿通して係止する紐係止具1であって、紐状体4の一部を係止する係止突起9を有する雄具2と、紐状体4を挿通可能な略筒状に形成され雄具2が嵌挿される雌具3と、から構成され、雌具3における係止突起9と対向する対向面3a,3bには、雄具2の嵌挿方向に延びるリブ状突起14が立設されており、リブ状突起14は、雄具2が嵌挿された状態において係止突起9の側方に配置され、紐状体4を雄具2に向けて押圧する。
【選択図】図1

Description

本発明は、帯状の紐状体を押圧挟持する紐係止具に関する。
従来の係止クリップ(紐係止具)は、三角錐状突出片(係止突起)が設けられたベース体にヒンジを介して連結された挟持体に、片持ちに設けられた折返しレバーにストラップ(紐状体)を巻付けた後に、挟持体をベース体に向けてヒンジから折り曲げ、挟持体に設けられた係合爪をベース体に設けた切り欠き段部に係合させることでストラップを三角錐状突出片に係止しつつ押圧挟持するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−42921号公報(第4頁、第1図)
しかしながら、特許文献1に記載の係止クリップ(紐係止具)にあっては、ストラップの押圧挟持はヒンジによって折り曲げられた挟持体の係合爪を切り欠き段部に係合させることにより行われているので、ストラップを引張り、または、ストラップを把持して係止クリップを揺動させることで、係合爪の係合が外れる方向の力が発生することがあり、押圧挟持が解除されやすいという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、紐状体の押圧挟持が解除されにくく、かつ紐状体を強固に挟持することができる紐係止具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の紐係止具は、
帯状の紐状体を挿通して係止する紐係止具であって、
前記紐状体の一部を係止する係止突起を有する雄具と、
前記紐状体を挿通可能な略筒状に形成され前記雄具が嵌挿される雌具と、
から構成され、
前記雌具における前記係止突起と対向する対向面には、前記雄具の嵌挿方向に延びるリブ状突起が立設されており、
前記リブ状突起は、前記雄具が嵌挿された状態において前記係止突起の側方に配置され、前記紐状体を前記雄具に向けて押圧することを特徴としている。
この特徴によれば、係止突起上に紐状体を配置した状態で、該紐状体に沿って雄具を雌具に嵌挿することで、リブ状突起を係止突起の側方までスライドにより配置することができ、これにより紐状体がリブ状突起により係止突起側に向けて押圧されるため、紐状体の厚みに関わらず、係止突起に確実に係止させることができる。また、雌具は略筒状に形成されていることで、係止した紐状体を引っ張っても、リブ状突起が開放して係止状態が解除されることがない。
本発明の請求項2に記載の紐係止具は、請求項1に記載の紐係止具であって、
前記雌具は、一の前記係止突起に対して少なくともその両側方に配置される一対のリブ状突起を有することを特徴としている。
この特徴によれば、紐状体における係止突起の両側方を対向面に向けて押圧するので、紐状体を確実に係止突起に係止できる。
本発明の請求項3に記載の紐係止具は、請求項1または2に記載の紐係止具であって、
前記雄具が嵌挿された状態において、前記紐状体は前記リブ状突起と前記係止突起との間に挟持されることを特徴としている。
この特徴によれば、紐状体が係止突起に係止されるだけでなく、該係止突起とリブ状突起との間に紐状体が挟持されることで、紐状体を効果的に係止できる。
本発明の請求項4に記載の紐係止具は、請求項1ないし3のいずれかに記載の紐係止具であって、
前記リブ状突起の端面は、前記嵌挿方向の前側から後側に向けて漸次前記対向面方向に傾斜するテーパー面状に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、雄具を雌具に嵌挿する際に、リブ状突起による紐状体の押圧が徐々に高まるので、スムーズに嵌挿することができる。
本発明の請求項5に記載の紐係止具は、請求項1ないし4のいずれかに記載の紐係止具であって、
前記対向面は、複数のリブ状突起を有し、
前記複数のリブ状突起の先端部間は、前記嵌挿方向に対して直交する方向を向く横リブにより連結されていることを特徴としている。
この特徴によれば、リブ状突起間から外方に向けて挿通される紐状体の幅方向のうねりが横リブにより平坦状になめされるため、紐状体の見栄えが向上する。
本発明の請求項6に記載の紐係止具は、請求項1ないし5のいずれかに記載の紐係止具であって、
前記対向面は、前記雄具の嵌挿方向に向けて離間配置された前後一対の係止突起を少なくとも有し、
前記一対の係止突起は、それぞれ側面視略直角三角形状に形成されるとともに、互いの傾斜面が対向するように配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、雄具が嵌挿される方向で2つの側面視直角三角形状の係止突起が傾斜面を対向させて設けられていることで、紐状体がいずれの方向に引っ張られたときでも、いずれかの係止突起で紐状体が確実に係止される。
本発明に係る紐係止具を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例における紐係止具の全体像を示す斜視図であり、図2(a)は、雄具の平面図であり、図2(b)は、雄具の正面図であり、図2(c)は、雄具のA−A断面図であり、図3(a)は、雌具の平断面図であり、図3(b)は、雌具のB−B断面図であり、図3(c)は、雌具のC−C断面図であり、図4(a)は、ストラップを雌具に挿通する状態を示す側断面図であり、図4(b)は、ストラップと雄具で2つのループを形成する状態を示す側断面図であり、図4(c)は、ストラップと雄具を雌具に嵌挿した状態を示す側断面図であり、図5は、ストラップが紐係止具に狭持された状態を示す側断面図であり、図6は、図5における係止突起部とリブ状突起部を示すD−D断面図である。以下、図2(a)、図2(c)、図3(a)、図3(c)、図4(a)、図4(b)、図4(c)の紙面左側を紐係止具の正面側とし、図2(b)、図3(b)、図6の紙面手前側を紐係止具の正面側として説明する。
図1の符号1は、本発明の適用された紐係止具1である。この紐係止具1は帯状であって、端部を有する紐状体としてのストラップ4を挿通して係止することで、ストラップ4によって紐係止具1の前後で2つのループ部19a,19b(図4(c)参照)を形成している。具体的には、紐係止具1は、着脱可能に設けられ、合成樹脂の材質によって扁平形状に形成された雄具2と雌具3とから構成されている。また、ストラップ4を雄具2に係止した状態で、ストラップ4及び雄具2を雌具3に嵌挿させることで、ストラップ4を挟持できるようになっている。尚、本実施例のストラップ4は布もしくは革等の材質で構成されている。
先ず、雄具2について説明すると、図2(a)、図2(b)、図2(c)に示すように、雄具2は略扁平形状に形成されており、その左右幅は、ストラップ4の左右幅とほぼ同じになるように形成されている。この雄具2は、その左右側部に側板5,5が設けられており、両側板5,5間に挟持板部6が一体的に設けられている。更に、挟持板部6の背面方向には、係止板部7が側板5,5間に一体的に設けられている。
側板5,5の先端部は弾性を有しているとともに、後述する雌具3に形成された係止凹部15,15に雄具2を係止できるように、係止爪8,8が雄具2の左右外方に向かって突出されている。尚、挟持板部6の前端部の左右側部には切欠11,11が形成されており、後述するように、雄具2が雌具3に嵌挿する際に、側板5,5が弾性変形して係止爪8を係止凹部15に係止し易くしている。
雄具2の外壁面の一部を構成し、後述する雌具3の内壁上面3a(対向面)と対向する第1の対向面としての板部上面6aが設けられている。この板部上面6aには、ストラップ4の端部4bを係止する第1の係止部としての係止突起9が配置されている。
雄具2の外壁面の一部を構成し、挟持板部6において板部上面6aの反対側には、板部下面6bが設けられている。この板部下面6bは、後述するように、雌具3の内壁下面3b(対向面)と対向する第2の対向面となっている。この板部下面6bにも、前記板部上面6aと同様に、ストラップ4の端部4bを係止する第2の係止部としての係止突起9が配置されている。
これらの係止突起9は側面視で直角三角形状となるように略円錐形状に形成されている。また、係止突起9は前後一対に複数設けられており、各々の係止突起9が所定距離離間された状態で配置されている。
尚、雄具2が雌具3に嵌挿されて状態において、板部上面6aに設けられている係止突起9は、雌具3の内壁上面3aに向けて突設されているとともに、板部下面6bに設けられた係止突起9は、雌具3の内壁下面3bに向けて突設されている(図5参照)。
具体的には、板部上面6aに設けられた係止突起9は、雄具2が雌具3に紐係止具1の背面方向から正面方向にかけて嵌挿される方向(以下、嵌挿方向)における正面側と背面側で、ストラップ4の幅方向である左右方向に所定間隔で4本づつ設けられている。
また、挟持板部6において、正面側に設けられた係止突起9は、側面視で略直角三角形状の傾斜面9aを背面方向に向けて配置されており、背面側に設けられた係止突起9は正面側に設けられた係止突起9と対向して、傾斜面9aを正面側に向けて配置されている。このようにして正面側に設けられた係止突起9の先端部が正面側に傾いているとともに、背面側に設けられた係止突起9の先端が背面側に傾いている。
係止板部7は側板5,5間の背面側の上方に配置されている(図2(c)参照)。係止板部7の前端縁部には、ストラップ4の端部4aを係止する第1の係止部としての係止突部7aが正面方向に向けて突出するように形成されている(図2(a)参照)。
係止板部7の係止突部7aがストラップの端部4aを係止するとともに、板部上面6aの係止突起9がストラップの端部4bを係止するようになっている。すなわち係止板部7の係止突部7aと板部上面6aの係止突起9とで、ストラップの両端部4a,4bを、それぞれ別個の位置で係止できるようになっている。
また、係止板上面7bは雌具3の後述する内壁上面3aと対向しており、この係止板上面7bと雌具3の内壁上面3aとでストラップ4を挟持するようになっている。すなわち係止板上面7bが第1の対向面となっている。
次に、雌具3について説明すると、図3(a)及び図3(b)に示すように、雌具3は雄具2を嵌挿できるように、正面開口12と背面開口13を備えた扁平な略筒状に形成されている。尚、略筒状をなす雌具3の内空間は前述した雄具2の形状を略同一をなすように形成されている。
雌具3に設けられた内壁上面3aは、雄具2の板部上面6aに設けられた係止突起9と対向する対向面となっている。内壁上面3aには、嵌挿方向(前後方向)に延びる3条のリブ状突起14が設けられている。また、雌具3に設けられた内壁下面3bは、雄具2の板部下面6bに設けられた係止突起9と対向する対向面となっている。更に、内壁下面3bには、嵌挿方向(前後方向)に延びる3条のリブ状突起14が設けられている。これら計6条のリブ状突起14は、雌具3内方側に向けて突設されている。
尚、雌具3の正面開口12の左右側部は、正面側から雌具3の内部に向って切り欠かれた係止凹部15,15が形成されている。この係止凹部15,15には、雄具2が雌具3に嵌挿された際に、雄具2の係止爪8,8が係止されるようになっている。
内壁上面3a及び内壁下面3bに設けられたリブ状突起14は、正面視で略半円形状となっており(図3(b)参照)、各々のリブ状突起14が左右方向に所定間隔離間して突設されている。また、各々のリブ状突起14の内方端面には、側面視で正面側から背面側に向けて上下のリブ状突起14が離れるように傾斜するテーパー14aが形成されている(図3(c))。
また、このリブ状突起14は、雄具2が雌具3に嵌挿された状態において、挟持板部6に設けられた係止突起9の左右側方に配置されるようになっている。そして、リブ状突起14がストラップ4を挟持板部6に向けて押圧するように配置されている。尚、このリブ状突起14は、少なくとも雌具3の内壁上面3aにおいて1つの係止突起9に対して少なくともその両側方に一対となって配置されていればよい。
また、図3(a)に示すように、内壁上面3a及び内壁下面3bに突設されたリブ状突起14は、正面開口12に配置されている先端部において、嵌挿方向(前後方向)に対して直行するように、左右方向に互いに連結されて横リブ17を形成している。この横リブ17と同一構成の横リブ17が、内壁上面3aに設けられたリブ状突起14にも形成されている。これら横リブ17は、雄具2が雌具3に嵌挿された際の隙間を減少させ、かつ雄具2と雌具3間を外面視で目立たないようにする目隠しの役割をなしている。
更に、図3(c)に示すように、雌具3の内壁上面3a及び内壁下面3bは、その前方部において、内壁面側から雌具3の内方側に向かって傾斜するテーパー面3c,3dが形成されている。このテーパー面3c,3dは、内壁上面3a及び内壁下面3bにおいて、左右幅方向に形成されており、雄具2が雌具3に嵌挿される際に、雄具2の嵌挿を所定位置で停止するように規制している。
次に、ストラップ4を雄具2と雌具3によって挟持して環状に形成する方法を説明する。先ず、図4(a)に示すように、雄具2の係止突部7aにストラップ4の一方の端部4aを上方から係止した後に、雄具2の背面方向で、例えばネームプレート18等の環状に形成された環状部18aにストラップ4を上方側から挿通させる。そして、環状部18aに挿通させたストラップ4を正面方向に折曲させ、ストラップ4の端部4a,4b以外の部分である中途部4cを、板部下面6bに設けられた係止突起9に係止させるとともに、ストラップ4の他方の端部4bを、雌具3の背面開口13から正面開口12を経て雌具3の正面側に挿通させる。
このとき、板部上面6aに設けられた係止突起9と係止突部7aとの間で、ストラップ4が係止されることによって、ストラップ4は雄具2の背面方向でネームプレート18を環状に保持するループ部19aを形成する。尚、このループ部19aの環の大きさは、板部下面6bに設けられた係止突起9に係止させるストラップ4の中途部4cの位置を変えることで調整することができる。
次に、図4(b)に示すように、雌具3の正面側まで挿通されたストラップ4を折曲させて、その端部4bを再び雌具3の正面開口12から背面開口13を経て雌具3の背面側に挿通させる。このとき、ストラップ4は正面開口12において重なり合っており、上下から横リブ17によって挟まれている。
また、雌具3の背面側まで挿通されたストラップ4の端部4bを、雄具2の板部上面6aに設けられた係止突起9に係止させることで、ストラップ4の両端部4a,4bがともに雄具2に係止される。更に、ストラップ4を板部上面6aに設けられた係止突起9と、板部下面6bに設けられた係止突起9とで係止されることによって雌具3の正面方向にループ部19bが形成される。
そして、図4(c)に示すように、雌具3をストラップ4に沿って雄具2に正面側からスライド移動させることによって雄具2が雌具3に嵌挿される。このとき、ストラップ4の両端部4a,4bは、雌具3の内壁上面3aと雄具2の板部上面6a及び係止板上面7bとの間に挿設されるとともに、ストラップ4の中途部4cは、雌具3の内壁下面3bと雄具2の板部下面6bとの間に挿設される。
このように、雄具2が雌具3に嵌挿されることにより、ストラップ4にどの方向から力が加わったとしても、係止されたストラップ4が略筒状の雌具3により覆われているので、雌具3内で板部上面6aの係止突起9及び係止突部7aと、板部下面6bの係止突起9とによる係止状態が維持される。
また、雄具2は雌具3内に嵌挿されると、雌具3の内壁上面3a及び内壁下面3bに設けられたテーパー面3c,3dに当接して嵌挿方向に移動されなくなる。更に、雄具2の側板5,5に形成された係止爪8,8(図2参照)が、雌具3の左右に形成された係止凹部15,15に係止され、雄具2が雌具3に脱出不能に係合される。
図5に示すように、雄具2の係止突起9に係止されたストラップ4は、雄具2が雌具3に嵌挿されるに伴い、リブ状突起14に形成されたテーパー14a(図3(c)参照)によりリブ状突起14から内方側に押圧される。この押圧により、雄具2が雌具3に嵌挿された状態において、ストラップ4は、挟持板部6の係止突起9に深く係止される。更に、ストラップ4は、板部上面6aの係止突起9と内壁上面3aのリブ状突起14間と、板部下面6bの係止突起9と内壁下面3bのリブ状突起14間に挟持される。
図6に示すように、ストラップ4は上下のリブ状突起14に押圧されることにより、係止突起9との間でうねるように蛇行する正面視で略波形状に配置される。このようにすることで、ストラップ4は、係止突起9とリブ状突起14とに当接する表面積を多くすることができる。
これらの当接によって、ストラップ4には、板部上面6aに設けられた係止突起9間、板部下面6bに設けられた係止突起9間、内壁上面3aに設けられたリブ状突起14間、内壁下面3bに設けられたリブ状突起14間で強い摩擦力を発生させることができる。この摩擦力が働くことによってストラップ4の係止状態を強固に維持することができる。
このように、内壁上面3aに設けられた係止突起9と内壁下面3bに設けられた係止突起9にストラップ4を配置した状態で、ストラップ4に沿って雄具2を雌具3に嵌挿することで、内壁上面3aに設けられたリブ状突起14と内壁下面3aに設けられたリブ状突起14を、板部上面6aに設けられた係止突起9と板部下面6bに設けられた係止突起9の側方までスライドにより配置することができる。
これによりストラップ4が内壁上面3aに設けられたリブ状突起14と内壁下面3aに設けられたリブ状突起14とにより、板部上面6aに設けられた係止突起9と板部下面6bに設けられた係止突起9側に向けて押圧されるため、ストラップ4の厚みに関わらず、板部上面6aに設けられた係止突起9と板部下面6bに設けられた係止突起9にストラップ4を確実に係止させることができる。また、雌具3は略筒状に形成されていることで、係止したストラップ4を引っ張っても、内壁上面3aに設けられたリブ状突起14と内壁下面3aに設けられたリブ状突起14が開放して係止状態が解除されることがない。
また、雄具2は、1本の係止突起9に対して少なくともその左右両側方に配置される一対のリブ状突起14を有しているので、ストラップ4における板部上面6aに設けられた係止突起9と板部下面6bに設けられた係止突起9の両側方を板部上面6a及び板部下面6bに向けて押圧するので、ストラップ4を確実に係止突起に係止できる。
また、雄具2が嵌挿された状態において、ストラップ4はリブ状突起14と係止突起9との間に挟持されるので、ストラップ4が板部上面6aに設けられた係止突起9と板部下面6bに設けられた係止突起9に係止されるだけでなく、板部上面6aに設けられた係止突起9と板部下面6bに設けられた係止突起9と内壁上面3aに設けられたリブ状突起14と内壁下面3aに設けられたリブ状突起14との間にストラップ4が挟持されることで、ストラップ4を効果的に係止できる。
また、内壁上面3aに設けられたリブ状突起14と内壁下面3bに設けられたリブ状突起14の端面は、嵌挿方向(前後方向)の前側から後側に向けて漸次内壁上面3a及び内壁下面3b方向に傾斜するテーパー14aに形成されているので、雄具2を雌具3に嵌挿する際に、内壁上面3aに設けられたリブ状突起14と内壁下面3aに設けられたリブ状突起14によるストラップ4の押圧が徐々に高まるので、スムーズに嵌挿することができる。
また、内壁上面3aに設けられたリブ状突起14と内壁下面3aに設けられたリブ状突起14の先端部間は、嵌挿方向(前後方向)に対して直行する方向を向く横リブ17,17により連結されているので、内壁上面3aに設けられたリブ状突起14と内壁下面3aに設けられたリブ状突起14間から外方に向けて挿通されるストラップ4の幅方向のうねりが横リブ17,17により平坦状になめされるため、ストラップ4の見栄えが向上する。
また、前後一対の板部上面6aに設けられた係止突起9と板部下面6bに設けられた係止突起9は、それぞれ側面視で略直角三角形状に形成されているとともに、互いの傾斜面9aが対向するように配置されているので、雄具2が嵌挿される方向で2つの側面視直角三角形状の板部上面6aに設けられた係止突起9と板部下面6bに設けられた係止突起9が傾斜面9aを対向させて設けられていることで、ストラップ4がいずれの方向に引っ張られたときでも、いずれかの係止突起9でストラップ4が確実に係止される。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、板部上面6a及び板部下面6bで係止突起9を前後に4本ずつ、内壁上面3a及び内壁下面3bにリブ状突起14を3条ずつ設けているが、1本の係止突起に対して、その両側方に2条のリブ状突起が設けられていれば、係止突起9とリブ状突起14はいくつ設けられていてもよい。
また、前記実施例では、ストラップ4を紐係止具1で押圧挟持することにより結束して、紐係止具1の正面方向と背面方向で2つのループ部19a,19bを形成したが、形成するループ部19a,19bはどちらか1つでもよく、また、どちらのループ部19a,19bを先に形成してもよい。
また、前記実施例では、ストラップ4の一方の端部4aを係止突部7aに係止させたが、ストラップ4の一方の端部4aを板部上面6aに設けられた係止突起9に係止させるようにしてもよく、ストラップ4の他方の端部4bと重なり合うように配置してもよい。
また、前記実施例では、リブ状突起14を正断面視で略半円形状としたが、リブ状突起14と係止突起9とでストラップ4を挟持できれるのであれば、リブ状突起14の形状は、正断面視で矩形状や三角形状であってもよい。
また、前記実施例では、内壁上面3aに設けられたリブ状突起14と内壁下面3bに設けられたリブ状突起14とは、正面開口12に配置されている先端部において、嵌挿方向(前後方向)に対して直行する左右方向に互いに連結されて横リブ17を形成したが、挟持されるストラップ4の厚さが薄ければ、幅方向のうねりはストラップ4の見栄えに与える影響が少ないので、必ずしも横リブ17を形成しなくともよい。
本発明の実施例における紐係止具の全体像を示す斜視図である。 (a)は、雄具の平面図であり、(b)は、雄具の正面図であり、(c)は、雄具のA−A断面図である。 (a)は、雌具の平断面図であり、(b)は、雌具のB−B断面図であり、(c)は、雌具のC−C断面図である。 (a)は、ストラップを雌具に挿通する状態を示す側断面図であり、(b)は、ストラップと雄具で2つのループを形成する状態を示す側断面図であり、(c)は、ストラップと雄具を雌具に嵌挿した状態を示す側断面図である。 ストラップが紐係止具に狭持された状態を示す側断面図である。 図5における係止突起部とリブ状突起部を示すD−D断面図である。
符号の説明
1 紐係止具
2 雄具
3 雌具
3a 内壁上面(対向面)
3b 内壁下面(対向面)
4 ストラップ(紐状体)
4a,4b 端部
4c 中途部
6 挟持板部
6a 板部上面
6b 板部下面
7 係止板部
7a 係止突部
7b 係止板上面
9 係止突起
9a 傾斜面
14 リブ状突起
14a テーパー
19a,19b ループ部

Claims (6)

  1. 帯状の紐状体を挿通して係止する紐係止具であって、
    前記紐状体の一部を係止する係止突起を有する雄具と、
    前記紐状体を挿通可能な略筒状に形成され前記雄具が嵌挿される雌具と、
    から構成され、
    前記雌具における前記係止突起と対向する対向面には、前記雄具の嵌挿方向に延びるリブ状突起が立設されており、
    前記リブ状突起は、前記雄具が嵌挿された状態において前記係止突起の側方に配置され、前記紐状体を前記雄具に向けて押圧することを特徴としている。
  2. 前記雌具は、一の前記係止突起に対して少なくともその両側方に配置される一対のリブ状突起を有することを特徴とする請求項1に記載の紐係止具。
  3. 前記雄具が嵌挿された状態において、前記紐状体は前記リブ状突起と前記係止突起との間に挟持されることを特徴とする請求項1または2に記載の紐係止具。
  4. 前記リブ状突起の端面は、前記嵌挿方向の前側から後側に向けて漸次前記対向面方向に傾斜するテーパー面状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の紐係止具。
  5. 前記対向面は、複数のリブ状突起を有し、
    前記複数のリブ状突起の先端部間は、前記嵌挿方向に対して直交する方向を向く横リブにより連結されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の紐係止具。
  6. 前記対向面は、前記雄具の嵌挿方向に向けて離間配置された前後一対の係止突起を少なくとも有し、
    前記一対の係止突起は、それぞれ側面視略直角三角形状に形成されるとともに、互いの傾斜面が対向するように配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の紐係止具。
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