JP3892363B2 - バックル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、雄部材と雌部材とを備えたバックルに関する。詳しくは、1本の紐状部材の両端、あるいは、2本の紐状部材同士を連結、分離するために用いられるバックルに関する。
【0002】
【背景技術】
1本の紐状部材の両端、あるいは、2本の紐状部材同士を連結、分離する手段として、バックルが利用されている。
従来のバックルは、プラグと、このプラグが差込係止されるソケットとを備えている。プラグは、プラグ本体と、このプラグ本体の両側に互いに平行に形成された一対の差込片とを備える。各差込片の先端部分には、差込ガイド面が形成されているとともに、この差込ガイド面より差込片基端側に操作部および被係止面がそれぞれ形成されている。ソケットは、ソケット本体と、このソケット本体に形成されプラグが差し込まれる差込孔とを備える。差込孔には、入口側に差込片の差込ガイド面と当接して差込片を差込方向に対して略直角方向(互いに内側)へ弾性変位させる当接部が形成されているとともに、この当接部より差込方向奥側に被係止面を係止する係止面および差込片の操作部を露出する開口部がそれぞれ形成されている。
【0003】
このような構成において、プラグをソケットに係止するには、プラグの差込片をソケットの差込孔に差し込む。すると、各差込片の先端に形成された差込ガイド面がソケットの当接部に当接するため、各差込片が互いに内側へ弾性変形されながら差し込まれていく。やがて、各差込片の被係止面がソケットに形成された係止面を越えると、内側に弾性変形されていた各差込片が外側へ弾性復帰するため、各差込片の被係止面がソケットに形成された係止面に係止される。この状態では、プラグの操作部がソケットの開口部より外表面に露出されている。
プラグをソケットから外すには、ソケットの開口部から外表面に露出したプラグの操作部を互いに内側へ押圧して、差込片を内側へ弾性変形させる。すると、各差込片の被係止面がソケットに形成された係止面から外れた状態になるため、この状態において、プラグをソケットから引き抜くと、プラグがソケットから外れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のバックルでは、プラグの操作部が露出するソケットの開口部は、ソケットの周囲壁のうち、側壁から表裏壁内部へ向かって切り欠かれ、とくに、側壁側開口が内部より大きくなるように、表裏壁が傾斜状に形成されていた。
そのため、プラグをソケットから外す際に、ソケットの開口部から露出したプラグの操作部を互いに内側へ押圧するとき、押圧する指が必要以上開口部奥内に入り、プラグの差込片を必要以上に大きく弾性変形させる結果になっていた。
その結果、プラグの差込片が損傷(破損)したり、あるいは、耐久性に問題が残るという課題があった。
【0005】
本発明の目的は、このような課題を解決し、差込片の損傷や耐久性の課題を解決できるバックルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のバックルは、雄部材と、この雄部材が差込係止される雌部材とを備え、前記雄部材は、雄部材本体と、この雄部材本体の両側に互いに平行に突設され弾性変形可能な一対の差込片と、この各差込片に形成された被係止面と、前記各差込片に形成され差込片を弾性変形させる操作部とを有し、前記雌部材は、雌部材本体と、この雌部材本体に形成され前記雄部材の差込片が差し込まれる差込孔と、この差込孔の両側壁に形成され前記差込片の被係止面と係合して雄部材を雌部材に係止する係止面と、前記差込孔の両側壁に形成され前記係止面に前記差込片の被係止面が係止された際前記雄部材の操作部を外表面に露出させる開口部とを有し、前記雄部材が雌部材に係止された状態において、前記雌部材の開口部から露出された雄部材の操作部を押圧して雄部材と雌部材との係止状態を解除するバックルにおいて、前記開口部は、前記差込孔が形成された前記雌部材本体の周囲壁のうち表裏壁を、前記係止面が設けられた側壁から内部へ向かって曲面状に切り欠くことにより形成され、かつ、前記側壁側開口縁のうち、前記差込孔の入口寄り開口縁に前記係止面を備えるとともに、前記差込孔の入口側とは反対側の開口縁に側壁側開口内に突出する突起部を備え、前記突起部は、前記表裏壁切り欠き縁から前記側壁に連続する曲面形状に形成されて前記開口部と連続する曲面状とされ、前記各差込片において、前記開口部から外表面に露出する前記操作部の反対側面が、前記開口部の曲面状の切り欠きと略等しい曲面形状とされていることを特徴とする。
【0007】
このような構成において、雄部材を雌部材に係止するには、雄部材の差込片を雌部材の差込孔に差し込む。すると、差込片の被係止面が雌部材の係止面に係止され、雄部材が雌部材に差込係止される。
この状態、つまり、雄部材が雌部材に差込係止された状態において、雄部材を雌部材から外すには、雌部材の開口部から露出された雄部材の操作部を押圧して雄部材と雌部材との係止状態を解除する。このとき、雄部材の操作部を押圧する際、雌部材の開口部には突起部が形成されているから、押圧する指が突起部に当たり、開口部の奥深く侵入することがないから、差込片の損傷や耐久性の課題を解決できる。つまり、雄部材の差込片が必要以上に弾性変形することがないから、差込片の損傷が少なく、かつ、耐久性も向上させることができる。
【0008】
また、前記突起部は、前記表裏壁切り欠き縁から前記側壁に連続する曲面形状に形成されて前記開口部と連続する曲面状とされているから、つまり、突起部が、表裏壁切り欠き縁から側壁にまで連続する曲面形状に形成されているから、指が突起部に当接しても、指が一箇所で集中的に圧迫されることがない。しかも、曲面形状であるから、突起部が損傷するのも防ぐことができる。
【0009】
また、前記係止面は、前記側壁側開口縁のうち、前記差込孔の入口寄り開口縁に設けられ、前記突起部は、前記側壁側開口縁のうち、前記差込孔の入口側とは反対側の開口縁に設けられているから、指で雄部材の操作部を押圧して雄部材と雌部材との係止状態を解除する際、指の腹で操作部の係止面寄りの部位を押圧するため、指の押し込み量が少なくても、雄部材と雌部材との係止状態を解除することができる。
【0010】
また、前記雄部材は、前記雄部材本体の両側に互いに平行に突設された一対の差込片を備え、前記各差込片に前記被係止面および操作部がそれぞれ設けられ、前記差込孔の両側壁に前記係止面および開口部を備えているから、雌部材に差し込まれた状態では、一対の差込片の先端に形成された被係止面が雌部材の係止面にそれぞれ係止された状態になるから、雄部材を雌部材に対して安定した状態で係止することができる。また、雄部材を雌部材から外す際にも、一対の差込片の外側に形成された操作部を互いに内側へ押圧すればよいから、雄部材を雌部材から外しやすい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1〜図4は、本実施形態のバックルを示している。本実施形態のバックル1は、図1に示すように、紐状部材の端部2,3を連結、分離するためのもので、合成樹脂によって一体成形された雄部材10と、同様に合成樹脂によって一体成形され雄部材10が差込係止される雌部材20とを備えている。なお、雄部材10および雌部材20の材料については、合成樹脂に限らず、金属などの他の材料でもよい。
【0014】
雄部材10は、図2および図3にも示すように、雄部材本体11と、この雄部材本体11の両側に互いに平行に突設された弾性変形可能な一対の差込片15と、この差込片15の間にこれらと平行に突設された1本のガイド片19とを備えている。
雄部材本体11は、中央部に紐状部材の端部2が挿入係止される紐取付孔12が形成されているとともに、両側に雌部材20の接合面20A両側に当接する当接部14が形成されている。紐取付孔12の中間には連結桟13が設けられ、この連結桟13によって紐取付孔12が2つの紐取付孔12A,12Bに分割されており、紐状部材の長さ調節ができる構造になっている。
【0015】
差込片15は、雄部材本体11の両側から一体的に形成された細幅の弾性アーム部15Aと、この弾性アーム部15Aの先端に膨出形成された膨出部15Bとを備える。膨出部15Bの外側には、先端から基端へ向かうに従って、外側へ膨らむ差込ガイド面16、この差込ガイド面16から連続して外側へ向かって緩やかに湾曲する操作部17、および、この操作部17より内側へ略直角あるいは鋭角に形成された被係止面18が順番に形成されている。
ガイド片19は、厚みが、雄部材本体11から中間部へ向かうに従って次第に薄く形成されたのち、中間部から先端へ向かうに従って次第に厚くなるように形成されている。また、ガイド片19の裏面側には矩形状の空間部19Aが形成されている。これにより、材料の節約が図られている。
【0016】
雌部材20は、図2および図3にも示すように、雌部材本体21を備える。
雌部材本体21には、紐状部材の端部3が挿入係止される紐取付孔22が形成されているとともに、雄部材10との接合面20Aから紐取付孔22に貫通して、雄部材10の差込片15およびガイド片19が差し込まれる差込孔23が形成されている。なお、雌部材20の接合面20A(雄部材10との接合面)は、中央部分が内部へ向かって窪んだ円弧形状に形成されている。
差込孔23の入口両側壁は、奥に向かうに従って次第に内方へ傾斜され、差込片15が挿入された際に差込ガイド面16に当接して差込片15を差込方向に対して略直交する方向へ弾性変形させる当接部24として形成されている。この当接部24より差込孔23の奥部両側壁には、雄部材10の操作部17を外表面に露出させる開口部25が形成されている。
【0017】
開口部25は、差込孔23が形成された雌部材本体21の周囲壁のうち、側壁21Aから表裏壁21B,21C内部へ向かって切り欠かれている。具体的には、側壁側開口縁25Aから表裏壁21B,21C内部へ向かって凹曲面状に形成されている。側壁側開口縁25A,25Bのうち、差込孔23の入口寄り側壁側開口縁25Aには、差込片15の被係止面18と係合して雄部材10を雌部材20に係止する係止面27が設けられ、差込孔23の入口側とは反対側の側壁側開口縁25Bには、側壁側開口内に突出する突起部28が設けられている。
【0018】
突起部28は、表裏壁21B,21Cの切り欠き縁25Cから連続し、かつ、側壁21Aに連続する曲面形状に形成されている。具体的には、表裏壁21B,21Cの切り欠き縁25Cから外側へ向かうに従って側壁側開口縁25A側へ***したのち、側壁21Aになだらかに連続する曲面形状に形成されている。突起部28の高さ(図3のL1)、つまり、雄部材10の差込方向において、表裏壁21B,21Cの切り欠き縁25Cの最深部位置から突起部28の先端までの距離L1は、操作部17を押圧する指が突起部28と差込片15の差込ガイド面16および操作部17との隙間に入らない程度の高さに設定されている。
なお、雄部材10が雌部材20に差込係止された状態において、操作部17の最外側面は、雌部材本体21の側壁21Aを結ぶ輪郭線より内側に位置されている。
【0019】
このような構成において、雄部材10を雌部材20に係止するには、雄部材10の差込片15を雌部材20の差込孔23に差し込む。すると、差込片15の先端に形成された差込ガイド面16が雌部材20の当接部24に当接するため、差込片15が差込方向に対して略直交する方向(内側)へ弾性変形されながら差し込まれていく。やがて、差込片15の被係止面18が雌部材20の係止面27を越えると、弾性変形されていた差込片15が元の状態に弾性復帰するため、差込片15の被係止面18が雌部材20の係止面27に係止される。これにより、雄部材10を雌部材20に係止することができる。
【0020】
雄部材10を雌部材20から外すには、雌部材20の開口部25から突出している差込片15の先端操作部17を内側へ押圧する。すると、雄部材10の差込片15が内側に弾性変形されるから、つまり、被係止面18が係止面27から外れるから、この状態において、雄部材10を雌部材20から引き抜くと、雄部材10を雌部材20から外すことができる。
この際、雄部材10の操作部17を内側へ押圧するとき、図4に示すように、押圧する指が突起部28に当たり、開口部25の奥深く侵入することがない。そのため、雄部材10の差込片15が必要以上に弾性変形することがないから、差込片15の損傷や破損が少なく、かつ、耐久性も向上させることができる。
【0021】
また、押圧する指が突起部28に当たり、開口部25の奥深く侵入することがないことは、雄部材10の操作部17と雌部材20の開口部25との間に指を挟む虞もない。たとえば、雄部材10を雌部材20から外す操作時に、差込片15の操作部17を押圧している指の力を一瞬抜く、あるいは、軽減すると、差込片15が外側へ弾性復帰しようとする。このとき、差込片15が外側へ弾性復帰しても、押圧する指が突起部28により開口部25の奥深く侵入していないから、雄部材10の操作部17と雌部材20の開口部25との間に指を挟む虞もない。
【0022】
本実施形態によれば、次の作用効果が期待できる。
(1)雌部材20に形成した開口部25は、差込孔23が形成された雌部材本体21の周囲壁のうち、側壁21Aから表裏壁21B,21C内部へ向かって切り欠かれ、かつ、側壁側開口縁25Bに側壁側開口内に突出する突起部28を備えているため、雄部材10を雌部材20から外す際に雄部材10の操作部17を押圧すると、押圧する指が突起部28に当たり、開口部25の奥深く侵入することがないから、つまり、雄部材10の差込片15が必要以上に弾性変形することがないから、差込片15の損傷が少なく、かつ、耐久性も向上させることができる。
【0023】
(2)突起部28によって、押圧する指が開口部25の奥深く侵入することがないため、雄部材10の操作部17と雌部材20の開口部25との間に指を挟む虞もない。つまり、雄部材10を雌部材20から外す際に、差込片15の操作部17を押圧している指の力を一瞬抜く、あるいは、軽減したとき、差込片15が外側へ弾性復帰しようとするが、差込片15が外側へ弾性復帰しても、押圧する指が突起部28により開口部25の奥深く侵入していないから、雄部材10の操作部17と雌部材20の開口部25との間に指を挟む虞もない。
【0024】
(3)突起部28は、雌部材本体21の表裏壁21B,21Cの切り欠き縁25Cから連続し、かつ、側壁21Aに連続する曲面形状に形成されているから、指が突起部28に当接しても、指が一箇所で集中的に圧迫されることがなく、しかも、曲面形状であるから、突起部28が損傷するのも防ぐことができる。
【0025】
(4)開口部25を構成する側壁側開口縁25A,25Bのうち、差込孔23の入口寄り側壁側開口縁25Aに係止面27が設けられ、差込孔23の入口側とは反対側の側壁側開口縁25Bに突起部28が設けられているから、指で雄部材10の操作部17を押圧して雄部材10と雌部材20との係止状態を解除する際、指の腹で操作部17の係止面27寄りの部位を押圧するため、指の押し込み量が少なくても、雄部材10と雌部材20との係止状態を解除することができる。
【0026】
(5)雄部材10は、外側に被係止面18および操作部17を有する一対の差込片15を備えているから、雌部材20に差し込まれた状態では、一対の差込片15に形成された被係止面18が雌部材20の係止面27にそれぞれ係止された状態になるから、雄部材10を雌部材20に対して安定した状態で係止することができる。また、雄部材10を雌部材20から外す際にも、一対の差込片15の外側に形成された操作部17を互いに内側へ押圧すればよいから、雄部材10を雌部材20から外しやすい。
【0027】
(6)雄部材10および雌部材20は、それぞれ合成樹脂によって一体成形されているから、安価に量産できる。
(7)雄部材10および雌部材20は、紐状部材を挿通係止する紐取付孔12,22をそれぞれ備えているから、これらの紐取付孔12,22に紐状部材を挿通、係止するだけで、これらの雄部材10および雌部材20に紐状部材を簡単に連結固定することができる。従って、使い勝手に優れている。
(8)雄部材10が雌部材20に差込係止された状態において、操作部17の最外側面が、雌部材本体21の側壁21Aを結ぶ輪郭線より内側に位置されているから、つまり、雌部材本体21の外表面から雄部材10の操作部17が突出していないから、紐やベルトなどが引っかかるのを防げる。
【0028】
なお、本発明は、上記実施形態で説明した構造のバックルに限定されるものでなく、次のような変形例も含む。
【0032】
上記実施形態のバックルは、バッグ類など、どのような用途にも使用可能であるが、とくに、一定以上の引張力に対しても外れない用途に適する。
上記実施形態では、雄部材10および雌部材20を合成樹脂によって成形(射出成形、あるいは、射出圧縮成形)したが、これに限らず、金属などで形成してもよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、差込片の損傷が少なく、しかも、耐久性に優れたバックルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバックルの実施形態を示す斜視図。
【図2】 同上実施形態において、雄部材と雌部材との分解斜視図。
【図3】 同上実施形態において、雄部材と雌部材との係止状態を示す断面図。
【図4】 同上実施形態において、雄部材と雌部材との係止状態解除時の様子を示す図。
【符号の説明】
1…バックル、2,3…端部、10…雄部材、11…雄部材本体、12…紐取付孔、15…差込片、17…操作部、18…被係止面、20…雌部材、21…雌部材本体、21A…側壁、21B,21C…表裏壁、22…紐取付孔、23…差込孔、25…開口部、25A,25B…側壁側開口縁、25C…表裏壁側切り欠き縁、27…係止面、28…突起部。
Claims (1)
- 雄部材10と、この雄部材10が差込係止される雌部材20とを備え、
前記雄部材10は、雄部材本体11と、この雄部材本体11の両側に互いに平行に突設され弾性変形可能な一対の差込片15と、この各差込片15に形成された被係止面18と、前記各差込片15に形成され差込片15を弾性変形させる操作部17とを有し、
前記雌部材20は、雌部材本体21と、この雌部材本体21に形成され前記雄部材10の差込片15が差し込まれる差込孔23と、この差込孔23の両側壁21Aに形成され前記差込片15の被係止面18と係合して雄部材10を雌部材20に係止する係止面27と、前記差込孔23の両側壁21Aに形成され前記係止面27に前記差込片15の被係止面18が係止された際前記雄部材10の操作部17を外表面に露出させる開口部25とを有し、
前記雄部材10が雌部材20に係止された状態において、前記雌部材20の開口部25から露出された雄部材10の操作部17を押圧して雄部材10と雌部材20との係止状態を解除するバックル1において、
前記開口部25は、前記差込孔23が形成された前記雌部材本体21の周囲壁のうち表裏壁21B,21Cを、前記係止面27が設けられた側壁21Aから内部へ向かって曲面状に切り欠くことにより形成され、かつ、前記側壁側開口縁25A,25Bのうち、前記差込孔23の入口寄り開口縁25Aに前記係止面27を備えるとともに、前記差込孔23の入口側とは反対側の開口縁25Bに側壁側開口内に突出する突起部28を備え、
前記突起部28は、前記表裏壁切り欠き縁25Cから前記側壁21Aに連続する曲面形状に形成されて前記開口部25と連続する曲面状とされ、
前記各差込片15において、前記開口部25から外表面に露出する前記操作部17の反対側面が、前記開口部25の曲面状の切り欠きと略等しい曲面形状とされていることを特徴とするバックル。
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