JP2009012899A - 新旧ウエブ接合用粘着テープの供給方法及び粘着テープの供給装置 - Google Patents

新旧ウエブ接合用粘着テープの供給方法及び粘着テープの供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】新旧ウエブの突合わせ箇所へ所定長さ寸法の粘着テープを供給するときの省力化を図る。
【解決手段】ロール状粘着テープ用の巻戻し装置3と、非粘着面を当接させて粘着テープTを搬送する搬送ベルト45をウエブ幅領域内を移動するように設けたテープ搬送装置7と、巻戻し装置3から搬送ベルト受入れ側45bへ至る粘着テープ通路Sの上流側に設けたテープ送出し装置4と、その下流側に設けたテープ切断装置6と、粘着テープ先端側Taを保持又は分離する保持具22と、保持具22をテープ先端保持作業位置Aから搬送ベルト受入れ側45bのテープ先端受渡し作業位置Bまで往復移動させる往復用移動装置21と、保持具22の保持状態と分離状態とを選択させる保持・分離用移動装置20とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、旧ウエブの後端と新ウエブの先端と接合する粘着テープを供給方法及び粘着テープの供給装置に関するものである。ウエブとしては、プラスチックフィルム、金属箔、紙等からなるシートが適用される。粘着テープとしては、プラスチックフィルム、金属箔、紙等からなるシートの片面に粘着層を形成したものが用いられる。
従来、新ウエブと旧ウエブを重ね合わた状態で切断して新ウエブの先端と旧ウエブの後端を形成し、これら新旧ウエブの先端と後端とを突合わせた状態で新旧ウエブの先端縁と後端縁に跨がった状態でウエブ幅全域にわたって粘着テープを貼着して新旧ウエブを突合わせ接合するウエブの突合わせ継ぎ方法及び継ぎ装置がある(特許文献1)。ウエブの突合わせ継ぎ装置は、吸着状態の保持面に貼着用の粘着テープを保持できるテープ保持装置を進退自在に備え、新旧ウエブの突合わせ箇所へ粘着テープを貼着させる貼着位置から前後方向へ延びる新旧ウエブの左右いずれか一方の外側となる待機位置までの間をテープ保持装置を進退できるようにしてある。
特開平10−305950号公報
従来のウエブの突合わせ継ぎ方法は、新旧ウエブを突合わせた状態で保持させておき、待機位置で待機中のテープ保持装置の吸着状態の保持面に、作業者が手作業で所定長さに切断した粘着テープの非粘着面を保持させ、次に突合わせた新旧ウエブの左右幅領域内に位置する貼着位置へテープ保持装置を前進させて、新旧ウエブの先端縁と後端縁に跨がって粘着テープを貼着し、最後にテープ保持装置の吸引を解除して保持面から粘着テープを分離して行なうようにしている。
ところで、従来のウエブの突合わせ継ぎ方法及び継ぎ装置は、次のような問題がある。(1)作業者は、手作業で所定長さ寸法に切断した粘着テープの非粘着面をテープ保持装置の吸着面に保持させるため、熟練と多くの手間を必要とする問題がある。また、テープ保持装置の吸着面の所定位置から外れた位置に粘着テープを保持させたときには、新旧ウエブの突合わせ箇所へ正確に粘着テープを貼着できない問題を招くことになる。
(2)従来の継ぎ装置は、作業者が所定長さ寸法に切断した粘着テープの両端を把持し、テープ保持装置の吸着状態の保持面に保持させるために、テープ保持装置の保持面の全体を、新旧ウエブの左右いずれか一方の外側となる待機位置へ後退させて作業し易くする必要がある。ところが、テープ保持装置は、新旧ウエブの突合わせ箇所のウエブ幅領域の略全域にわたる長さ寸法の粘着テープを保持できる長手方向寸法を有するため、待機位置へ後退させるための空間も大きくなり、大きな設置領域を必要とする問題があった。
本発明は、上記問題を解決するめたに、省力化が図れる新旧ウエブ接合用粘着テープの供給方法、及び省力化と省スペース化が図れる新旧ウエブ接合用粘着テープの供給装置の提供を目的とする。
省力化が図れるようにするために請求項1記載の本発明が採用した手段は、新旧ウエブ通路に位置する新旧ウエブの突合わせ箇所へ所定長さ寸法の粘着テープを供給する方法において、テープ先端保持作業位置において、巻戻し装置に支持したロール状粘着テープから巻き戻され一方面が粘着面で他方面が非粘着面の粘着テープの先端側を、往復移動自在な保持具で保持する第1工程と、テープ送出し装置で粘着テープを送り出しつつ保持具をテープ先端保持作業位置からテープ先端受渡し作業位置まで往路移動して粘着テープの先端側を、新旧ウエブ通路を横断する方向に沿ったウエブ幅領域内を移動するベルト表面を吸引状態と非吸引状態に切り替え可能とした搬送ベルトの受入れ位置まで誘導し、テープ送出し装置の送り出し及び保持具の往路移動を停止した後に保持具から分離し、分離した粘着テープの先端側の非粘着面を停止中の搬送ベルトへ受け渡して吸引状態のベルト表面に吸引保持させる第2工程と、テープ送出し装置及び搬送ベルトを起動して、テープ送出し装置で送り出す粘着テープの非粘着面をベルト表面に吸引保持させつつ搬送ベルトで搬送すると共に、保持具を粘着テープの粘着面と接触させることなく復路移動してテープ先端受渡し作業位置からテープ先端保持作業位置まで戻す第3工程と、粘着テープを送り出してテープ送出し装置及び搬送ベルトを停止した後に、粘着テープの先端から所定長さ寸法の位置を切断して次回の第1工程における粘着テープの先端側を形成する第4工程と、ベルト表面に吸引保持させている所定長さ寸法の粘着テープを搬送ベルトを起動・停止してウエブ幅領域内の新旧ウエブ接合作業位置まで送り込む第5工程とからなり、前記第1、2、3、4及び5工程をこの順番で行うか、または、前記第1、2、3及び4工程をこの順番で行った後に、第5工程と次回の第1工程とを並行して行うことを特徴とする新旧ウエブ接合用粘着テープの供給方法である。
粘着テープの先端側に対する保持具の保持及び分離が円滑にできるようにするために請求項2記載の本発明が採用した手段は、前記第1工程における粘着テープの先端側の保持は、前記粘着テープ横断方向へ延びる保持棒からなる保持具を、前記粘着テープの先端側の粘着面に接触させつつ、回転させながら粘着テープに沿って粘着テープの送り出し方向とは逆方向へ移動させることで、保持棒の外周面に粘着テープの先端側を貼着しつつ巻掛けて行い、前記第2工程における粘着テープの先端側の分離は、保持棒を、前記第1工程の回転方向とは逆方向へ回転させながら粘着テープに沿って前記粘着テープの先端側へ向かう方向へ移動させることで、保持棒の外周面から粘着テープの先端側を巻戻すようにして行う、請求項1記載の新旧ウエブ接合用粘着テープの供給方法である。
省力化が図れるようにするために請求項3記載の本発明が採用した手段は、新旧ウエブ通路に位置する新旧ウエブの突合わせ箇所へ、新旧ウエブ通路に粘着面を対面させた所定長さ寸法の粘着テープを供給する装置において、ロール状粘着テープ用の巻戻し装置と、粘着テープの非粘着面を当接させるベルト表面を吸引又は非吸引の状態に切り替え可能な搬送ベルトを、新旧ウエブ通路を横断する方向に沿うウエブ幅領域内を移動するように設けたテープ搬送装置と、巻戻し装置から搬送ベルトの受入れ側へ至る粘着テープ通路の上流側に設けたテープ送出し装置及びこの粘着テープ通路の下流側に設けたテープ切断装置と、粘着テープの先端側を保持又は分離するための保持具と、保持具を、テープ送出し装置とテープ切断装置の間のテープ先端保持作業位置から搬送ベルトの受入れ側のテープ先端受渡し作業位置までテープ送出し装置と同期させて往路移動させると共に、テープ先端受渡し作業位置からテープ先端保持作業位置まで粘着テープ通路と接触させることなく復路移動させる往復用移動装置と、テープ先端保持作業位置において粘着テープ通路に保持具を接触させる保持状態と、テープ先端受渡し作業位置で粘着テープ通路から保持具を離反させる分離状態とを選択させる保持・分離用移動装置とを備え、前記テープ切断装置は、テープ送出し装置で送り出した粘着テープの先端から所定長さ寸法の位置を切断し、前記テープ搬送装置は、切断した所定長さ寸法の粘着テープを搬送ベルトでウエブ幅領域内へ搬送して、新旧ウエブ接合のための作業位置まで移動させることを特徴とする新旧ウエブ接合用粘着テープの供給装置である。
省スペース化が図れるようにするために請求項4記載の本発明が採用した手段は、前記保持具、前記往復用移動装置及び前記保持・分離用移動装置を備えたテープ先端誘導装置は、保持具をテープ先端保持作業位置に位置させた状態における前記粘着テープ通路に沿った方向でみた長手方向領域の寸法を、前記ウエブ幅領域の幅寸法より短くし、前記巻戻し装置、前記テープ送出し装置及び前記テープ切断装置は、テープ先端誘導装置の長手方向領域内に配設された求項3記載の新旧ウエブ接合用粘着テープの供給装置である。
粘着テープの先端側に対する保持具の保持及び分離が円滑にできるようにするために請求項5記載の本発明が採用した手段は、前記保持具は、前記粘着テープ通路を横断する方向へ延びて回転且つ粘着テープ通路に沿って進退自在とした保持棒からなり、前記保持・分離用移動装置は、テープ先端保持作業位置において保持棒を粘着テープの先端側の粘着面に接触しつつ、巻付け方向へ回転させながら粘着テープに沿って粘着テープの送り出し方向とは逆方向へ移動させ、また、テープ先端受渡し作業位置において保持棒を巻戻し方向へ回転させながら粘着テープに沿ってテープ先端側へ向かう方向へ移動させるようにした請求項3又は4記載の新旧ウエブ接合用粘着テープの供給装置である。
請求項1記載の本発明に係る新旧ウエブ接合用粘着テープの供給方法は、ロール状粘着テープから巻き戻された粘着テープの先端側を、保持具で保持してテープ先端保持作業位置からテープ先端受渡し作業位置まで保持具と共に移動させて搬送ベルトの受入れ位置まで誘導し、停止中の搬送ベルトの吸引状態のベルト表面に粘着テープの先端側の非粘着面を吸引させるようにして粘着テープの先端側を受け渡し、次に送り出されてくる粘着テープの非粘着面をベルト表面に吸引保持させつつ搬送ベルトで搬送し、続けて粘着テープを切断して所定長さ寸法の粘着テープを搬送ベルトでウエブ幅領域内の新旧ウエブ接合作業位置まで送り込むことで、搬送ベルトのベルト表面の所定位置に所定長さ寸法の粘着テープを正確に吸着保持させて、新旧ウエブの突合わせ箇所へ正確に粘着テープを貼着させることができ、従来の多くの手間と熟練を要する手作業を必要とせず、省力化を図ることができるようになる。
請求項2記載の本発明に係る新旧ウエブ接合用粘着テープの供給方法は、粘着テープの先端側を、保持棒に巻掛けて貼着した状態で保持してテープ先端保持作業位置からテープ先端受渡し作業位置まで保持棒と共に移動させ、保持棒から巻戻して搬送ベルトの吸引状態のベルト表面に受け渡すことができるので、粘着テープの先端側に対する保持棒の保持及び分離が円滑にできる。
請求項3記載の本発明に係る新旧ウエブ接合用粘着テープの供給装置は、巻戻し装置に支持されているロール状粘着テープからテープ送出し装置で巻き戻されながら送り出される粘着テープの先端側を、保持具で保持してテープ先端保持作業位置からテープ先端受渡し作業位置まで保持具と共に移動させて搬送ベルトの受入れ位置まで誘導し、停止中の搬送ベルトの吸引状態のベルト表面に粘着テープの先端側の非粘着面を吸引させるようにして受け渡し、次にテープ送出し装置で送り出されてくる粘着テープの非粘着面をベルト表面に吸引保持させつつ粘着テープを搬送ベルトで搬送し、続けてテープ切断装置で粘着テープを切断して所定長さ寸法の粘着テープを搬送ベルトでウエブ幅領域内の新旧ウエブ接合作業位置まで送り込むことで、搬送ベルトのベルト表面の所定位置に所定長さ寸法の粘着テープを正確に吸着保持させて、新旧ウエブの突合わせ箇所へ正確に粘着テープを貼着させることができ、従来の多くの手間と熟練を要する手作業を必要とせず、省力化を図ることができるようになる。
請求項4記載の本発明に係る新旧ウエブ接合用粘着テープの供給装置は、ウエブ幅領域内に搬送ベルトを設け、巻戻し装置から送出される粘着テープの先端側をテープ先端保持作業位置から搬送ベルトの受入れ側のテープ先端受渡し作業位置まで保持具で誘導して搬送ベルトへ受け渡すことで、テープ先端誘導装置の長手方向領域の寸法をウエブ幅領域の幅寸法より短くすることが可能となり、また、巻戻し装置、テープ送出し装置及びテープ切断装置をテープ先端誘導装置の長手方向領域内に配設することで、ウエブ幅領域内から外側へはみ出る装置の部分を従来に比べて小さくして、省スペース化を図ることができる。
請求項5記載の本発明に係る新旧ウエブ接合用粘着テープの供給装置は、粘着テープの先端側を、保持棒に巻掛けて貼着した状態で保持してテープ先端保持作業位置からテープ先端受渡し作業位置まで保持棒と共に移動させ、保持棒から巻戻して搬送ベルトの吸引状態のベルト表面に受け渡すことができるので、粘着テープの先端側に対する保持棒の保持及び分離が円滑にできる。
本発明に係る新旧ウエブ接合用粘着テープの供給装置(以下、「本発明装置」と言う。)及び新旧ウエブ接合用粘着テープの供給方法(以下、「本発明方法」と言う。)を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1乃至図15は本発明の第1の実施の形態を示すものであり、図1は上方の本発明装置1及び下方の本発明装置2を示すものであって搬送ベルト45,45の部分を中間省略した正面図、図2は上下の本発明装置1,2を要部を拡大して示す左側面図、図3は下方の本発明装置2を示すものであって搬送ベルト45の右側を省略した平面図、図4は上下の本発明装置1,2の要部とウエブ継ぎ装置10の要部とを併せて示す左側面図、図5は下方の本発明装置2のテープ送出し装置4で粘着テープTを送り出している状態を拡大して示す正面図、図6は下方の本発明装置2の保持具(保持棒)22で粘着テープTの先端側となる箇所を押圧して粘着テープTをテープ切断装置6で切断している状態を拡大して示す正面図、図7は保持具(保持棒)22に粘着テープTの先端側を巻掛ける状態を拡大して示す正面図であって、(A)は巻掛け直前状態を示し、(B)は巻掛け終了状態を示し、図8は保持具(保持棒)22に巻掛けて保持した粘着テープTの先端側を、搬送ベルト45の受入れ側45bに位置するテープ先端受渡し作業位置Bまで誘導した状態を拡大して示す正面図である。
図9は保持具(保持棒)22に巻掛けてある粘着テープTの先端側を巻戻す状態を拡大して示す正面図であって、(A)は巻戻す直前状態を示し、(B)は巻戻し終了の状態を示し、図10は搬送ベルト45の受入れ側45bへ粘着テープTの先端側Taを受渡した保持具(保持棒)22を粘着テープTの先端側Ta(粘着テープ通路S)から分離した状態を拡大して示す正面図、図11は上下の本発明装置1,2の各搬送ベルト45で保持している所定長さ寸法の粘着テープTをウエブ幅領域C内の所定位置へ移動させた状態を示す中間省略した正面図、図12は上方の本発明装置1の搬送ベルト45で保持している所定長さ寸法の粘着テープTを新旧ウエブ突合わせ箇所W3の上面へ移動して貼着した状態を示す中間省略した正面図、図13は上方の本発明装置1の搬送ベルト45に保持している所定長さ寸法の粘着テープTを、新旧ウエブW1,W2の突合わせ箇所W3の上面へ移動して貼着した状態示す左側面図、図14は下方の本発明装置2の搬送ベルト45で保持している所定長さ寸法の粘着テープTを新旧ウエブ突合わせ箇所W3の下面へ移動して貼着した状態を示す中間省略した正面図、図15は下方の本発明装置2の搬送ベルト45に保持している所定長さ寸法の粘着テープTを、新旧ウエブW1,W2の突合わせ箇所W3の下面へ移動して貼着した状態示す左側面図である。なお、以下の説明において、上、下、左、右、前及び後は、各図に示す通りである。
本例は、図4に示す如く、新旧ウエブW1,W2を継ぐウエブ継ぎ装置10に、上下の本発明装置1,2を設けている。上方に配置した本発明装置1は、図13に示すように新旧ウエブ突合わせ箇所W3の上面に貼着する所定長さ寸法(新旧ウエブ突合わせ箇所の幅寸法と略同等の寸法)の粘着テープTをウエブ継ぎ装置10へ供給するものであり、下方に配置した本発明装置2は、図15に示すように新旧ウエブ突合わせ箇所W3の下面に貼着する所定長さ寸法の粘着テープTをウエブ継ぎ装置10へ供給するものである。上下に配置した本発明装置1及び本発明装置2は、図1及び図2に示す如く、実質的に上下対称に構成されており、各テープ搬送装置7を取り付ける対象が異なる(後述)だけである。なお、以下の説明は主として下方の本発明装置2を説明するが、上方の本発明装置1の構成については下方の本発明装置2と実質的に上下対称に構成されている。
本例は、上下の本発明装置1,2を併設することで、新旧ウエブW1,W2の突合わせ箇所W3の両面に粘着テープT,Tを貼着する接合仕様に対処できるようにしてあるが、突合わせ箇所W3の片面にのみ粘着テープTを貼着する接合仕様の場合(図示略)には、上下の本発明装置1,2の何れか一方のみを設けることで対処することができる。
上下の本発明装置1,2を併設した前記ウエブ継ぎ装置10は、図4、図13及び図15に示す如く、前後の保持部71a,71bを有する上方のウエブ保持装置71と、前後の保持部72a,72bを有する下方のウエブ保持装置72と、ウエブ保持装置71及びウエブ保持装置72で挟持(図示略)されている新旧ウエブW1,W2を切断するウエブ切断装置73とを備え、切断後の新旧ウエブW1,W2の不要部分を排除して新旧ウエブ突合わせ箇所W3(図13参照)を形成するものである。なお、ウエブ継ぎ装置10の詳細については、特許文献1を参照されたい。
前記下方の本発明装置2は、図1に示す如く、支持構造体8と、ロール状粘着テープRを巻戻し自在に支持する巻戻し装置3と、新旧ウエブW1,W2の突合わせ箇所W3(図13及び図15参照)が位置する新旧ウエブ通路を横断する方向に沿うウエブ幅領域C内をベルト表面45aが移動する搬送ベルト45を備えたテープ搬送装置7と、巻戻し装置3から搬送ベルト45の受入れ側45bへ至る平坦(本例は水平)な粘着テープ通路Sの途中に設けられた通路上流側のテープ送出し装置4及び通路下流側のテープ切断装置6と、テープ送出し装置4とテープ切断装置6の間のテープ先端保持作業位置Aから搬送ベルト受入れ側45bのテープ先端受渡し作業位置Bまで粘着テープTの先端側Taを誘導するテープ先端誘導装置5とを備えている。支持構造体8は、上下へ延設した主部8aに基盤8bを接合し、基盤8bに巻戻し装置3、テープ送出し装置4、テープ先端誘導装置5及びテープ切断装置6等を取着してある。
前記巻戻し装置3は、図1及び図2に示す如く、基盤8bから片持ち状に突設した張出支持部11と、張出支持部11に着脱するチャツク具12とを備え、ロール状粘着テープRの中心コア(紙管)を保持するチャツク具12を張出支持部11に装着して、ロール状粘着テープRを巻戻し回転自在に支持するようにしてある。
前記テープ送出し装置4は、図1、図2及び図5に示す如く、基盤8bから片持ち状に突設した張出支持部18に軸支した送出しロール14と、送出しロール14を駆動する電動モータ等からなる駆動装置17と、基盤8bに進退自在に設けられて送出しロール15に対する押圧と押圧解除とを行なう押圧ロール15(図5参照)と、押圧ロール15の押圧・解除を操作するエアーシリンダー等からなる押圧・解除操作具16とを備え、ロール状粘着テープRから引き出して送出しロール14に巻掛けて押圧ロール14でニップ(押圧)した粘着テープTを、駆動装置17の起動で送り出し、駆動装置17の停止で送り出しを停止するようにしてある。
前記テープ切断装置6は、図5及び図6に示す如く、基盤8bに進退自在に配置され、テープ切断装置6から搬送ベルト45の受入れ側45b(図1参照)へ至る粘着テープ通路Sの途中へ出没する刃40と、刃40を進退するエアーシリンダー等からなる操作具41とを備え、テープ送出し装置4から粘着テープ通路Sを通過して搬送ベルト45へ向かって送り出した粘着テープTの先端から所定長さ寸法の位置を切断するようにしてある。テープ切断装置6による切断は、正確な所定長さ寸法の粘着テープTを得るために、テープ送出し装置4の停止時に行なうようにしいる。刃40は、その先端を鋸刃状のギザギサに形成して、粘着テープTの切断を円滑にできるようしてある。なお、テープ切断装置6は、刃40を進退させるギロチン方式に限定するものではなく、粘着テープTの仕様に応じて方式を変更して、例えば、粘着テープTの横断方向へ回転刃又は固定刃を移動させるレザー方式(図示略)を採用することも可能である。
前記巻戻し装置3から搬送ベルト45の受入れ側45bへ至る平坦(本例は水平)な粘着テープ通路Sの途中には、前記テープ切断装置6に接近して、通路上流側のテープ案内板81及び通路下流側の吸引テーブル82を設け、テープ案内板81及び吸引テーブル82の各表面で粘着テープ通路Sの一部を形成してある。
上下の本発明装置1,2に設けた上下のテープ搬送装置7の各々は、図1及び図3に示す如く、支持フレーム46と、エンドレスでベルト表面45aに多数の吸引孔を開設した搬送ベルト45と、支持フレーム46に取付けられて搬送ベルト45を張架する複数個の案内用プーリ47と、搬送ベルト45を起動・停止させる駆動装置48と、搬送ベルト45のベルト表面45aを吸引状態又は非吸引状態とする吸引装置49と、支持フレーム46を昇降させる一組の昇降装置50,50とを備えている。搬送ベルト45は、粘着テープTを吸引保持するベルト表面45aの領域に多数の吸引孔を開設すると共に、粘着テープTを吸引保持しないベルト表面45aの領域に吸引孔を開設しないことで、無駄な空気を吸引しないようにして省エネルギー化を図ることもある。駆動装置48は、搬送ベルト45を巻掛けた駆動用プーリ48aと、駆動用プーリ48aを回転駆動する電動モータ等からなる駆動手段45bとを備え、搬送ベルト45を後述の如く起動・停止させるようにしてある。
上記吸引装置49は、支持フレーム46に取付けられ搬送ベルト45の裏面に当接する吸引箱49aと、吸引箱49aと連通する吸引用ブロア(図示略)と、吸引箱49aと吸引用ブロアとの間の連通路等に設けられ、吸引箱49aの箱内部を介してベルト表面45aの多数の吸引孔を後述の如く吸引状態と非吸引状態とに切り換える切換ダンパー(図示略)とを備えている。各昇降装置50は、支持フレーム46に取付けた昇降案内具50aと、支持フレーム46に出力端を接続したエアーシリンダ等からなる操作具50bとを備え、後述の如く搬送ベルト45を昇降させるようにしてある。下方の本発明装置2に備えたテープ搬送装置7は、図4に示す如く、ウエブ継ぎ装置10の下方のウエブ保持装置72に昇降案内具50a及び操作具50bを介して支持フレーム46を昇降自在に取付けてある。上方の本発明装置1に備えたテープ搬送装置7は、図1に示す如く、前後方向へ案内する案内装置80に昇降案内具50a及び操作具50bを介して支持フレーム46を昇降自在に取付けてある。案内装置80は、搬送装置7を吊り下げるビーム80aと、ビーム80aを前後方向へ案内する左右の案内レール80b,80b及び左右の案内車80c,80cと、ビーム80aを前後方向へ所定寸法だけ往復移動させるエアーシリンダー等からなる駆動装置80dとを備えている。
前記テープ先端誘導装置5は、図1及び図6に示す如く、前記テープ切断装置6で切断した粘着テーブTの先端側Taを保持・分離(図8、図10参照)する保持具22を有する保持装置19と、保持装置19の保持具22をテープ先端保持作業位置A(粘着テーブTの先端側Taの保持を行なう位置)からテープ先端受渡し作業位置B(粘着テーブTの先端側Taを分離して搬送ベルト45の受入れ側45bへ粘着テーブTの先端側Taの受け渡を行う位置)までの間で往復移動させる後述する往復用移動装置21とを備えている。保持装置19は、図5に示す如く、粘着テーブTの先端側Taを保持(図8参照)するための保持具22と、テープ先端保持作業位置Aにおいて粘着テープ通路Sに保持具22を接触させて粘着テーブTの先端側Taを押圧して保持する保持状態と、テープ先端受渡し作業位置Bで粘着テープ通路Sから保持具22を離反させて粘着テーブTの先端側Taを分離する分離状態とを選択させる保持・分離用移動装置20とを備えている。
本例の保持具22は、後述する如く、保持棒で形成し、保持棒の外周面に粘着テーブTの先端側Taを巻掛け又は巻戻して、粘着テーブTの先端側Taの保持・分離を行うようにしてある。また、本例の保持・分離用移動装置20は、粘着テープ通路Sに対する保持具22の接触と分離とを選択させる接触・離反用移動装置23と、保持具22に対する粘着テーブTの先端側Taの巻掛けと巻戻しを選択させる巻掛・巻戻用第1移動装置24及び巻掛・巻戻用第2移動装置25とを備えている。
なお、前記保持具22は、本例の如く保持棒で形成し、保持棒に粘着テープTの先端側Taの粘着面を巻掛け・巻戻するものに限定するものではなく、図示は省略したが、剥離処理した吸引面を備えた吸引箱で形成して、非吸引状態とすることで吸引面に粘着テープTの先端側Taの粘着面を吸引して保持させ、非吸引状態とすることで吸引面から粘着テープTの先端側Taの粘着面を剥離(分離)させるように構成することも可能である。このように保持具22を吸引箱で形成する場合には、保持・分離用移動装置20は、粘着テープ通路Sに対する保持具22の接触と分離とを選択させる接触・離反用移動装置23のみを備え、巻掛・巻戻用第1移動装置24及び巻掛・巻戻用第2移動装置25については省略する。
前記テープ先端誘導装置5は、図7に示すようにテープ先端保持作業位置Aにおいて保持装置19の保持具22を、保持・分離用移動装置20の接触・離反用移動装置23で粘着テープ通路Sへ接近さて、粘着テープTの先端側Taを保持具22で保持し、その後に粘着テープTの先端側Taを保持したまま保持具22を保持・分離用移動装置20の接触・離反用移動装置23で粘着テープ通路Sから一旦離反させ、次に図8に示すようにテープ送出し装置4及び往復用移動装置21を一定時間だけ起動して、テープ送出し装置4で送り出される粘着テープTの先端側Taを保持具22で保持したままテープ先端受渡し作業位置Bまで誘導し、図9に示すようにテープ先端受渡し作業位置Bにおいて保持具22を保持・分離用移動装置20の接触・離反用移動装置23で粘着テープ通路S(搬送ベルト45の受入れ側45bのベルト表面45a)へ接近させ、粘着テープTの先端側Taを保持具22から分離して搬送ベルト45へ受け渡し、その後に図10に示すように保持具22を保持・分離用移動装置20の接触・離反用移動装置23で搬送ベルト45のベルト表面45aから再び離反させ、次に図5に示すように往復用移動装置21を一定時間だけ起動して、保持具22を粘着テープTの粘着面と接触させることなくテープ先端保持作業位置Aまで帰還させる。
前記往復用移動装置21は、図5及び図2に示す如く、前記支持構造体8に取着して左右方向(ウエブ通路を横断する方向)へ延設した案内具(レール)26と、案内具(レール)26に案内されて左右方向へ移動自在な第1の移動具27(スライダ)と、案内具(レール)26内に組み込んだロッドレスエアーシリンダ等からなる第1の移動操作具30とからなり、第1の移動操作具30の操作で第1の移動具27を左右方向へ移動させるようにしてある。往復用移動装置21は、第1の移動操作具30の操作で第1の移動具27を左右方向へ進退移動することで、第1の移動具27と連動する保持装置19の保持具22をテープ先端保持作業位置Aとテープ先端受渡し作業位置Bとの間で往復移動させるようにしてある。
本例のテープ先端誘導装置5の保持装置19は、図5に示す如く、保持具22に粘着テープTの先端側Taを巻掛けることで先端側Taを保持(図7参照)し、保持具22に巻掛けた粘着テープTの先端側Taを巻戻すことで先端側Taを分離(図9参照)できるようにしたものであり、図5に示すように前記粘着テープ通路Sを横断する方向(前後方向)へ延設され(図2参照)、正逆回転自在且つ粘着テープ通路Sに沿って進退自在に設けられた保持棒(外径が20〜50mmφ程度のもの)からなる保持具22と、保持具22の保持と分離を行なわせる保持・分離用移動装置20とを備えている。
前記保持・分離用移動装置20は、粘着テープ通路Sに位置する粘着テープTの先端側Taに対して保持具22を接触又は離反させる後述する接触・離反用移動装置23と、保持具(保持棒)22を粘着テープ通路Sに沿う方向(左右方向)へ進退させる後述する巻掛・巻戻用第1移動手段24と、保持具(保持棒)22を正逆回転移動させる後述する巻掛・巻戻用第2移動手段25とを備え、巻掛・巻戻用第1移動手段24と巻掛・巻戻用第2移動手段25とを同期させて保持具(保持棒)22を操作することで、保持具(保持棒)22の外周面に粘着テープTの先端側Taの粘着面を適宜巻掛け角度(本例では約180°)となるように貼着させて巻掛け又は巻戻しさせるようにしてある(図7及び図9参照)。
前記保持具(保持棒)22は、外周面に対する粘着テープTの貼着力を調整するために、外周面にヤスリ目等の凹凸加工を施して分散する凹凸部を形成し、凸部群の表面に粘着テープTの粘着面を貼着させようにしてある。保持具(保持棒)22の外周面の単位面積当たりに占める凸部群の表面積の割合は、粘着テープTの粘着力により適宜選択され、保持具(保持棒)22の外周面に巻掛けて粘着テープTの先端側Taを移動させるとき(図8参照)に粘着テープTが剥離せず、また保持具(保持棒)22の外周面から粘着テープTの先端側Taを巻戻すとき(図9参照)に粘着テープTが円滑に剥離する範囲が選択される。
前記接触・離反用移動装置23及び前記巻掛・巻戻用第1移動手段24は、本例では前記第1の移動具27に案内されて左右方向へ移動自在な第2の移動具28(スライダ)と、第2の移動具28(スライダ)に上下揺動自在に軸支36して保持具(保持棒)22を回転自在に支持する第3の移動具29と、第1の移動具27と第2の移動具28との間に配設したエアーシリンダ等からなる第3の移動操作具31と、第2の移動具28と第3の移動具29との間に配設したエアーシリンダ等からなる第2の移動操作具32とを備え、第3の移動操作具31の操作で第2の移動具28を第3の移動具29と共に進退移動させることで保持装置19の保持具(保持棒)22を巻掛け又は巻戻のために左右方向へ移動させ、また、第2の移動操作具32の操作で第3の移動具29を上下揺動させることで保持具(保持棒)22を粘着テープ通路Sへ向かって接近・離反させるようにしてある。
前記巻掛・巻戻用第2移動手段25は、第3の移動具29に取着され、保持具(保持棒)22を第3の移動具29と共に回転自在に支持する支持板34と、第3の移動具29と支持板34との間に配設され保持具(保持棒)22を回転操作する第4の移動操作具35とを備えている。第4の移動操作具35は、保持具(保持棒)22に取着したピニオンギヤ35bと、ピニオンギヤ35bと歯合するラックギヤ35aと、ラックギヤ35aを進退移動させるエアシリンダ等からなる移動操作具35cとかなり、移動操作具35cの操作で保持具(保持棒)22を正逆回転させるようにしてある。なお、第4の移動操作具35は、図示は省略したが、第3の移動具29に出力軸が正逆回転する圧空式等のアクチュエータを取付け、保持具(保持棒)22にアクチュエータの出力軸を連結して構成することも可能である。
前記保持具(保持棒)22を粘着テープ通路Sに沿う左右方向へ移動させる前記巻掛・巻戻用第1移動手段24及び保持具(保持棒)22を正逆回転させる前記巻掛・巻戻用第2移動手段25は、第3の移動操作具31と第5の移動操作具35cとを同期させることで保持具(保持棒)22の左右方向への移動速度と保持具(保持棒)22の外周面の周速度とを略一致させ、前述の如く保持具(保持棒)22の表面に対する粘着テープTの先端側Taの巻掛け又は巻戻し(図7及び図9参照)を円滑にできるようにしてある。
本例のテープ先端誘導装置5は、保持具22をテープ先端保持作業位置Aに位置させた状態における粘着テープ通路Sに沿う方向(左右方向)でみた長手方向領域G(図3参照)の寸法を、前記ウエブ幅領域Cの寸法より短くなるように構成してある。そして、本例の本発明装置1,2は、テープ先端誘導装置5の長手方向領域G内に収まるように、巻戻し装置3、テープ送出し装置4及びテープ切断装置6を配設してある。
本例のテープ先端誘導装置5は、次の如く前記往復用移動装置21並びに保持・分離装置用移動装置20の接触・離反用移動装置23、巻掛・巻戻用第1移動手段24及び巻掛・巻戻用第2移動手段25の各々が作動して、保持装置19の保持具(保持棒)22を操作するようにしてある。先ず最初、テープ先端誘導装置5は、図5に示すように往復用移動装置21の操作により保持具(保持棒)22をテープ先端保持作業位置Aに帰還させた後に、図6に示すように押圧・離反用の接触・離反用移動装置23の操作により保持具(保持棒)22をテープ案内板81の表面上の粘着テープ通路Sに接触させて、所定長さ送り出されて停止中の粘着テープTの粘着面に保持具(保持棒)22の外周面を接触して適度に押圧する。停止中の粘着テープTは、保持具(保持棒)22で押圧されると共に吸引テーブル82の表面で吸引保持された状態のままテープ切断装置6で切断されて、保持具(保持棒)22で押圧される先端側Taを形成する。吸引テーブル82は、粘着テープTを切断するときだけ表面を吸引して、テープ切断装置6による切断を正確且つ円滑に行うようにし、粘着テープTを搬送ベルト45へ送り出すときには非吸引状態となるように制御される。
次に、テープ先端誘導装置5は、図7に示すように、テープ先端保持作業位置Aにおいて粘着テープTの先端側Taの粘着面を保持具(保持棒)22の外周面で押圧したまま、巻掛・巻戻用第1移動手段24及び第5の移動装置35の同期した操作により、保持具(保持棒)22を粘着テープTの送り出し方向とは逆方向(本例では左に向かう方向)へ移動させつつ巻掛け方向へ回転(本例では反時計方向への回転)させることで、保持具(保持棒)22の外周面に粘着テープTの先端側Taを巻き掛ける。
続けて、テープ先端誘導装置5は、粘着テープTの先端側Taを巻掛けて保持した保持具(保持棒)22を、押圧・離反用の接触・離反用移動装置23の操作によりテープ案内板81の表面(粘着テープ通路S)から離反させた後に、往復用移動装置21の起動・停止の操作により保持具(保持棒)22を搬送ベルト45の受入れ側45bへ向かって移動させ、図8に示すように保持具(保持棒)22の外周面に巻掛け保持した粘着テープTの先端側Taをテープ先端受渡し作業位置Bへ誘導する。粘着テープTの先端側Taを誘導する間は、テープ送出し装置4を起動して粘着テープTを搬送ベルト45へ向かって送り出す。
更に続けて、テープ先端誘導装置5は、図9に示すように、テープ先端受渡し作業位置Bにおいて、押圧・離反用の接触・離反用移動装置23の操作により保持具(保持棒)22をテープ引受け位置Eに停止中の搬送ベルト45へ向かって移動させ、吸引中の搬送ベルト45のベルト表面45a(粘着テープ通路Sの一部を形成)に、保持具(保持棒)22の外周面に巻掛けてある粘着テープTの先端側Taを押圧又は接近させた後に、巻掛・巻戻用第1移動手段24及び第5の移動装置35の同期した操作により、保持具(保持棒)22を粘着テープTのテープ先端側Taへ向かう方向(本例では右に向かう方向)へ移動させつつ巻戻し方向へ回転(本例では時計方向への回転)させることで、保持具(保持棒)22に巻掛け保持されている粘着テープTの先端側Taを保持具(保持棒)22の外周面から巻き戻す。
最後に、テープ先端誘導装置5は、押圧・離反用の接触・離反用移動装置23の操作で保持具(保持棒)22を搬送ベルト45から離反させ、搬送ベルト45のベルト表面45aに吸引保持されている粘着テープTの先端側Taから保持具(保持棒)22を分離して、搬送ベルト45への粘着テープTの先端側Taの受け渡しを終了する。受け渡しの終了したテープ先端誘導装置5は、図5に示すように往復用移動装置21の操作により保持具(保持棒)22を前記最初のテープ先端保持作業位置Aに戻される。
前記テープ搬送装置7は、受入れ側のテープ先端受渡し作業位置Bにおいてテープ先端誘導装置5による粘着テープTの先端側Taの受け渡しが終了するまでは搬送ベルト45を停止させ、受け渡しが終了したならば、テープ送出し装置4と同期させて搬送ベルト45を駆動してテープ送出し装置4で送り出されてくる粘着テープTを搬送ベルト45で搬送し、粘着テープTが所定長さだけ送り出されたならば、テープ送出し装置4と共に搬送ベルト45を一旦停止させ、停止中の粘着テープTの所定長さ位置を前述の如くテープ切断装置6で切断したならば、再び搬送ベルト45だけを駆動して、図11に示すように所定長さ寸法の粘着テープTを新旧ウエブW1,W2のウエブ幅領域C内へ移動させて搬送ベルト45を停止させる。
上方の本発明装置1に設けた前記テープ搬送装置7は、図11に示すように所定長さ寸法の粘着テープTを新旧ウエブW1,W2のウエブ幅領域C内へ移動させた後に、案内装置80で移動して新旧ウエブ突合わせ箇所W3の上方まで前進させ、続けて、図12及び図13に示すように所定長さ寸法の粘着テープTを吸着保持している搬送ベルト45を昇降装置50で貼着作業位置Jまで降下させ、ウエブ継ぎ装置10の下方のウエブ保持装置72に保持されている新旧ウエブW1,W2の突合わせ箇所W3の上面に所定長さ寸法の粘着テープTの粘着面を押圧して貼着させ、その後に吸引装置49による搬送ベルト45の表面の吸引を停止させて昇降装置50を上昇停止させると共に、案内装置80で移動して元のテープ引受け位置E(図1及び図4参照)まで後退させる。また、下方の本発明装置2に設けた前記テープ搬送装置7は、図11に示すように所定長さ寸法の粘着テープTを新旧ウエブW1,W2のウエブ幅領域C内へ移動させた後に、下方のウエブ保持装置72と共に移動して新旧ウエブ突合わせ箇所W3の下方まで前進させ、続けて、図14及び図15に示すように所定長さ寸法の粘着テープTを吸着保持している搬送ベルト45を昇降装置50で貼着作業位置Kまで上昇させ、ウエブ継ぎ装置10の上方のウエブ保持装置71に保持されている新旧ウエブW1,W2の突合わせ箇所W3の下面に所定長さ寸法の粘着テープTの粘着面を押圧して貼着させ、その後に吸引装置49による搬送ベルト45の表面の吸引を停止させて昇降装置50を降下停止させると共に、下方のウエブ保持装置72と共に移動して元のテープ引受け位置E(図1及び図4参照)まで後退させる。
本発明装置1,2は、巻戻し装置3に支持されているロール状粘着テープRからテープ送出し装置4で巻き戻されながら送り出される粘着テープTの先端側Taを、保持装置19の保持具22で保持してテープ先端保持作業位置Aからテープ先端受渡し作業位置Bまで保持具22と共に移動させて搬送ベルト45の受入れ側45bの受入れ位置まで誘導し、停止中の搬送ベルト45の吸引状態のベルト表面45aに粘着テープ先端側Taの非粘着面を吸引させるようにして受け渡し、次にテープ送出し装置4で送り出されてくる粘着テープTの非粘着面をベルト表面45aに吸引保持させつつ粘着テープTを搬送ベルト45で搬送し、続けてテープ切断装置6で粘着テープTを切断して所定長さ寸法(新旧ウエブ突合わせ箇所の幅寸法と略同等の寸法)の粘着テープTを搬送ベルト45でウエブ幅領域C内の新旧ウエブ接合作業位置(図11参照)まで送り込むことで、搬送ベルト45のベルト表面45aの所定位置に所定長さ寸法の粘着テープTを正確に吸着保持させて、新旧ウエブの突合わせ箇所W3へ正確に粘着テープTを貼着させることができ、従来の多くの手間と熟練を要する手作業を必要とせず、省力化を図ることができるようになる。
更に、本発明装置1,2は、ウエブ幅領域C内に搬送ベルト45を設け、テープ先端誘導装置5が巻戻し装置3から送出される粘着テープTの先端側Taをテープ先端保持作業位置Aから搬送ベルト受入れ側45bのテープ先端受渡し作業位置Bまで誘導して搬送ベルト45へ受け渡すことで、テープ先端誘導装置5の長手方向領域G(図3参照)の寸法をウエブ幅領域Cの幅寸法より短くすることが可能となり、ウエブ幅領域C内から外側へはみ出る装置の部分を従来に比べて小さくして、省スペース化を図ることができる。更に、本例の本発明装置1,2は、テープ先端誘導装置5の長手方向領域G内に収まるように、巻戻し装置3、テープ送出し装置4及びテープ切断装置6を配設して装置全体をコンパクトにすることで、ウエブ幅領域内から外側へはみ出る装置の部分を従来に比べて小さくして、省スペース化を図ることができる。
また、本発明装置1,2は、保持具22に回転式の保持棒を用いるとき、粘着テープTの先端側Taを、保持棒22に巻掛けて貼着した状態で保持してテープ先端保持作業位置Aからテープ先端受渡し作業位置Bまで保持棒22と共に移動させ、保持棒22から巻戻して搬送ベルト45の吸引状態のベルト表面45aに受け渡すことができるので、粘着テープ先端側Taに対する保持棒22の保持及び分離が円滑にできる。
次に、新旧ウエブ通路に位置する新旧ウエブの突合わせ箇所へ所定長さ寸法の粘着テープを供給する本発明方法を前記上下の本発明装置1,2を用いて行なう手順に基づいて説明する。
第1工程:図7に示す如く、テープ先端保持作業位置Aにおいて、巻戻し装置3に支持したロール状粘着テープRから巻き戻され一方面が粘着面で他方面が非粘着面の粘着テープTの先端側Taを、保持装置19の往復移動自在な保持具22で保持する。本例においては、接触・離反用移動装置23の操作で保持具(保持棒)22の外周面を粘着テープTの先端側Taの粘着面に押圧させたまま、巻掛・巻戻用第1移動手段24及び第5の移動装置35の同期した操作により、保持具(保持棒)22を粘着テープTの送り出し方向とは逆方向(本例では左に向かう方向)へ移動させつつ巻掛け方向へ回転(本例では反時計方向への回転)させることで、保持具(保持棒)22の外周面に粘着テープTの先端側Taを巻き掛けて保持する。
第2工程:図8に示す如く、ロール状粘着テープRから巻き戻さる粘着テープTをテープ送出し装置4で送出しつつ保持装置19の保持具22をテープ先端受渡し作業位置Bまで往路移動して粘着テープTの先端側Taを、搬送ベルト45の受入れ側45bの受入れ位置まで誘導した後に、テープ送出し装置4の送り出し及び保持具22の往路移動を停止して、図9に示す如く、保持具22から分離させた粘着テープTの先端側Taの非粘着面を停止中の搬送ベルト45へ受け渡して吸引状態のベルト表面45aに吸引保持させる。本例においては、粘着テープTの先端側Taを巻掛けて保持した保持具(保持棒)22を、押圧・離反用の接触・離反用移動装置23の操作により粘着テープ通路S(テープ案内板81の表面)から離反させた後に、テープ送出し装置4及び往復用移動装置21の起動・停止の操作により保持具(保持棒)22を搬送ベルト45の受入れ側45bへ向かって移動させ、保持具(保持棒)22の外周面に巻掛け保持した粘着テープTの先端側Taをテープ先端受渡し作業位置Bへ誘導し、次に押圧・離反用の接触・離反用移動装置23の操作により保持具(保持棒)22をテープ引受け位置Eに停止する搬送ベルト45へ向かって移動させ、吸引中の搬送ベルト45のベルト表面45a(粘着テープ通路Sの一部を形成)に、保持具(保持棒)22の外周面に巻掛けてある粘着テープTの先端側Taを接近させた後に、巻掛・巻戻用第1移動手段24及び第5の移動装置35の同期した操作により、保持具(保持棒)22を粘着テープTのテープ先端側Taへ向かう方向(本例では右に向かう方向)へ移動させつつ巻戻し方向へ回転(本例では時計方向への回転)させることで、保持具(保持棒)22に巻掛け保持されている粘着テープTの先端側Taを保持具(保持棒)22の外周面から巻き戻し、保持具22から分離させた粘着テープTの先端側Taの非粘着面を停止中の搬送ベルト45へ受け渡して吸引状態のベルト表面45aに吸引保持させる。
第3工程:図10に示す如く、テープ送出し装置4及び搬送ベルト45を起動して、送り出されてくる粘着テープTの非粘着面をベルト表面45aに吸引保持させつつ搬送すると共に、保持具22を粘着テープの粘着面と接触させることなく復路移動してテープ先端保持作業位置A(図5参照)まで戻す。本例においては、押圧・離反用の接触・離反用移動装置23の操作で保持具(保持棒)22を搬送ベルト45から離反させ、搬送ベルト45のベルト表面45aに吸引保持されている粘着テープTの先端側Taから保持具(保持棒)22を分離して、搬送ベルト45へ粘着テープTの先端側Taの受け渡した後に、テープ送出し装置4及び搬送ベルト45を起動して、送り出されてくる粘着テープTの非粘着面をベルト表面45aに吸引保持させつつ搬送すると共に、図5に示すように往復用移動装置21の操作により保持具(保持棒)22をテープ先端保持作業位置Aに戻す。
第4工程:所定長さ寸法の粘着テープTを送出してテープ送出し装置4及び搬送ベルト45を停止した後に、図6に示す如く、粘着テープTを先端から所定長さ寸法の位置で切断して第1工程における粘着テープTの先端側Taを形成する。
第5工程:図11に示す如く、搬送ベルト45を起動・停止してベルト表面45aに吸引保持している粘着テープTをウエブ幅領域C内の新旧ウエブ接合作業位置まで送り込む。本例においては、上方の本発明装置1に設けたテープ搬送装置7を、案内装置80で移動して新旧ウエブ突合わせ箇所W3の上方まで前進させ、続けて、図12及び図13に示すように所定長さ寸法の粘着テープTを吸着保持している搬送ベルト45を昇降装置50で降下させ、ウエブ継ぎ装置10の下方のウエブ保持装置72に保持されている新旧ウエブW1,W2の突合わせ箇所W3の上面に所定長さ寸法の粘着テープTの粘着面を押圧して貼着させ、その後に吸引装置49による搬送ベルト45の表面の吸引を停止させて昇降装置50を上昇停止させると共に、案内装置80で搬送ベルト45を移動して元のテープ引受け位置E(図1及び図4参照)まで後退させ、また、下方の本発明装置2に設けたテープ搬送装置7を、図11に示すように下方のウエブ保持装置72と共に移動して新旧ウエブ突合わせ箇所W3の下方まで前進させ、続けて、図14及び図15に示すように所定長さ寸法の粘着テープTを吸着保持している搬送ベルト45を昇降装置50で上昇させ、ウエブ継ぎ装置10の上方のウエブ保持装置71に保持されている新旧ウエブW1,W2の突合わせ箇所W3の下面に所定長さ寸法の粘着テープTの粘着面を押圧して貼着させ、その後に吸引装置49による搬送ベルト45の表面の吸引を停止させて昇降装置50を降下停止させると共に、下方のウエブ保持装置72と共に搬送ベルト45を移動して元のテープ引受け位置E(図1及び図4参照)まで後退させる。
全体の手順:本発明方法は、前記第1、2、3、4及び5工程をこの順番で行うか、または、前記第1、2、3及び4工程をこの順番で行った後に、第5工程と次回の第1工程とを並行して行う。
本発明方法は、上記工程を経ることで、従来の多くの手間と熟練を要する手作業を必要とせず、新旧ウエブの突合わせ箇所W3へ正確に粘着テープTを貼着させることができ、省力化を図ることができるようになる。
(第2の実施の形態)
図16乃至図18は本発明の第2の実施の形態を示すものであり、図16は下方の本発明装置2の保持具(保持棒)22に粘着テープTの先端側を巻掛ける直前状態を拡大し、テープ案内板81及び吸引テーブル82を破断して示す正面図、図17は下方の本発明装置2の要部を示す平面図、図18は下方の本発明装置2の保持具(保持棒)22に巻掛けた粘着テープTの先端側を搬送ベルト(図示略)へ向かって誘導する直前状態を拡大して示す正面図である。
第2の実施の形態は、前記第1の実施の形態における保持装置19の保持具(保持棒)22を粘着テープ通路Sに沿う方向(左右方向)へ進退させる巻掛・巻戻用第1移動手段24に相当する部分と、保持具(保持棒)22を正逆回転移動させる巻掛・巻戻用第2移動手段25に相当する部分とを一体化して保持棒用移動装置90とすると共に、保持具(保持棒)22を粘着テープ通路Sへ向かって接近・離反させる接触・離反用移動装置23の移動具29を往復用移動装置21の第1の移動具27に軸支36した点で第1の実施の形態と相違し、その他の構成については前記第1の実施の形態と実質的に同一である。
前記保持棒用移動装置90は、接触・離反用移動装置23の移動具29に取着された案内具91と、案内具91に案内されて左右方向へ進退すると共に保持具(保持棒)22を片持ち状態で正逆方向へ回転自在に軸支する軸受部92と、軸受部92を進退移動させるエアーシリンダ等からなる移動操作具93と、保持具(保持棒)22の端部に取着されたピニオンギャ94と、移動具29に取着され、ピニオンギャ94と歯合する左右方向へ延びるラックギャ95とを備え、第2の移動操作具32で移動具29を揺動させて保持具(保持棒)22を粘着テープ通路Sに接触させた状態にして、移動操作具93の操作で保持具(保持棒)22を左右方向へ移動させると共に正逆回転させることで、保持具(保持棒)22の外周面に粘着テープTの先端側Taを巻掛け・巻戻しするようにしてある。
上方の本発明装置1及び下方の本発明装置2を示すものであって搬送ベルト45,45の部分を中間省略した正面図である。 同実施の形態において、上下の本発明装置1,2を要部を拡大して示す左側面図である。 同実施の形態において、下方の本発明装置2を示すものであって搬送ベルト45の右側を省略した平面図である。 同実施の形態において、上下の本発明装置1,2の要部とウエブ継ぎ装置9の要部とを併せて示す左側面図である。 同実施の形態において、下方の本発明装置2のテープ送出し装置4で粘着テープTを送り出している状態を拡大して示す正面図である。 同実施の形態において、下方の本発明装置2の保持具(保持棒)22で粘着テープTの先端側となる箇所を押圧して粘着テープTをテープ切断装置6で切断している状態を拡大して示す正面図である。 同実施の形態において、保持具(保持棒)22に粘着テープTの先端側を巻掛ける状態を拡大して示す正面図であって、(A)は巻掛け直前状態を示し、(B)は巻掛け終了状態を示すものである。 同実施の形態において、保持具(保持棒)22に巻掛けて保持した粘着テープTの先端側を、搬送ベルト45の受入れ側45bに位置するテープ先端受渡し作業位置Bまで誘導した状態を拡大して示す正面図である。 同実施の形態において、保持具(保持棒)22に巻掛けてある粘着テープTの先端側を巻戻す状態を拡大して示す正面図であって、(A)は巻戻す直前状態を示し、(B)は巻戻し終了の状態を示すものである。 同実施の形態において、搬送ベルト45の受入れ側45bへ粘着テープTの先端側を受渡した保持具(保持棒)22を粘着テープTの先端側から分離した状態を拡大して示す正面図である。 同実施の形態において、上下の本発明装置1,2の各搬送ベルト45で保持している所定長さ寸法の粘着テープTをウエブ幅領域C内の所定位置へ移動させた状態を示す中間省略した正面図である。 同実施の形態において、上方の本発明装置1の搬送ベルト45で保持している所定長さ寸法の粘着テープTを新旧ウエブ突合わせ箇所W3の上面へ移動して貼着した状態を示す中間省略した正面図である。 同実施の形態において、上方の本発明装置1の搬送ベルト45に保持している所定長さ寸法の粘着テープTを、新旧ウエブW1,W2の突合わせ箇所W3の上面へ移動して貼着した状態示す左側面図である。 同実施の形態において、下方の本発明装置2の搬送ベルト45で保持している所定長さ寸法の粘着テープTを新旧ウエブ突合わせ箇所W3の下面へ移動して貼着した状態を示す中間省略した正面図である。 同実施の形態において、下方の本発明装置2の搬送ベルト45に保持している所定長さ寸法の粘着テープTを、新旧ウエブW1,W2の突合わせ箇所W3の下面へ移動して貼着した状態示す左側面図である。 本発明の第2の実施の形態を示すものであり、下方の本発明装置82の保持具(保持棒)22に粘着テープTの先端側を巻掛ける直前状態を拡大し、テープ案内板81及び吸引テーブル82を破断して示す正面図である。 同実施の形態において、下方の本発明装置82の要部を示す平面図である。 同実施の形態において、下方の本発明装置82の保持具(保持棒)22に巻掛けた粘着テープTの先端側を搬送ベルト(図示略)へ向かって誘導する直前状態を拡大して示す正面図である。
符号の説明
1,2…本発明装置、3…巻戻し装置、4…テープ送出し装置、5…テープ先端誘導装置、6…テープ切断装置、7…テープ搬送装置、19…保持装置、20…保持・分離用移動装置、21…往復用移動装置、22…保持具、23…接触・離反用移動装置、24…巻掛・巻戻用第1移動装置、25…巻掛・巻戻用第2移動装置、45…搬送ベルト、45a…ベルト表面、45b…受入れ側、80…案内装置、A…テープ先端保持作業位置、B…テープ先端受渡し作業位置、C…ウエブ幅領域、D…新旧ウエブ通路、E…テープ引受け位置、G…テープ先端誘導装置の長手方向領域、J,J…貼着作業位置、S…粘着テープ通路、T…粘着テープ、Ta…粘着テープの先端側、W1,W2…新旧ウエブ、W3…新旧ウエブ突合わせ箇所

Claims (5)

  1. 新旧ウエブ通路に位置する新旧ウエブの突合わせ箇所へ所定長さ寸法の粘着テープを供給する方法において、テープ先端保持作業位置において、巻戻し装置に支持したロール状粘着テープから巻き戻され一方面が粘着面で他方面が非粘着面の粘着テープの先端側を、往復移動自在な保持具で保持する第1工程と、テープ送出し装置で粘着テープを送り出しつつ保持具をテープ先端保持作業位置からテープ先端受渡し作業位置まで往路移動して粘着テープの先端側を、新旧ウエブ通路を横断する方向に沿ったウエブ幅領域内を移動するベルト表面を吸引状態と非吸引状態に切り替え可能とした搬送ベルトの受入れ位置まで誘導し、テープ送出し装置の送り出し及び保持具の往路移動を停止した後に保持具から分離し、分離した粘着テープの先端側の非粘着面を停止中の搬送ベルトへ受け渡して吸引状態のベルト表面に吸引保持させる第2工程と、テープ送出し装置及び搬送ベルトを起動して、テープ送出し装置で送り出す粘着テープの非粘着面をベルト表面に吸引保持させつつ搬送ベルトで搬送すると共に、保持具を粘着テープの粘着面と接触させることなく復路移動してテープ先端受渡し作業位置からテープ先端保持作業位置まで戻す第3工程と、粘着テープを送り出してテープ送出し装置及び搬送ベルトを停止した後に、粘着テープの先端から所定長さ寸法の位置を切断して次回の第1工程における粘着テープの先端側を形成する第4工程と、ベルト表面に吸引保持させている所定長さ寸法の粘着テープを搬送ベルトを起動・停止してウエブ幅領域内の新旧ウエブ接合作業位置まで送り込む第5工程とからなり、前記第1、2、3、4及び5工程をこの順番で行うか、または、前記第1、2、3及び4工程をこの順番で行った後に、第5工程と次回の第1工程とを並行して行うことを特徴とする新旧ウエブ接合用粘着テープの供給方法。
  2. 前記第1工程における粘着テープの先端側の保持は、前記粘着テープ横断方向へ延びる保持棒からなる保持具を、前記粘着テープの先端側の粘着面に接触させつつ、回転させながら粘着テープに沿って粘着テープの送し出し方向とは逆方向へ移動させることで、保持棒の外周面に粘着テープの先端側を貼着しつつ巻掛けて行い、前記第2工程における粘着テープの先端側の分離は、保持棒を、前記第1工程の回転方向とは逆方向へ回転させながら粘着テープに沿って前記粘着テープの先端側へ向かう方向へ移動させることで、保持棒の外周面から粘着テープの先端側を巻戻すようにして行う、請求項1記載の新旧ウエブ接合用粘着テープの供給方法。
  3. 新旧ウエブ通路に位置する新旧ウエブの突合わせ箇所へ、新旧ウエブ通路に粘着面を対面させた所定長さ寸法の粘着テープを供給する装置において、ロール状粘着テープ用の巻戻し装置と、粘着テープの非粘着面を当接させるベルト表面を吸引又は非吸引の状態に切り替え可能な搬送ベルトを、新旧ウエブ通路を横断する方向に沿うウエブ幅領域内を移動するように設けたテープ搬送装置と、巻戻し装置から搬送ベルトの受入れ側へ至る粘着テープ通路の上流側に設けたテープ送出し装置及びこの粘着テープ通路の下流側に設けたテープ切断装置と、粘着テープの先端側を保持又は分離するための保持具と、保持具を、テープ送出し装置とテープ切断装置の間のテープ先端保持作業位置から搬送ベルトの受入れ側のテープ先端受渡し作業位置までテープ送出し装置と同期させて往路移動させると共に、テープ先端受渡し作業位置からテープ先端保持作業位置まで粘着テープ通路と接触させることなく復路移動させる往復用移動装置と、テープ先端保持作業位置において粘着テープ通路に保持具を接触させる保持状態と、テープ先端受渡し作業位置で粘着テープ通路から保持具を離反させる分離状態とを選択させる保持・分離用移動装置とを備え、前記テープ切断装置は、テープ送出し装置で送り出した粘着テープの先端から所定長さ寸法の位置を切断し、前記テープ搬送装置は、切断した所定長さ寸法の粘着テープを搬送ベルトでウエブ幅領域内へ搬送して、新旧ウエブ接合のための作業位置まで移動させることを特徴とする新旧ウエブ接合用粘着テープの供給装置。
  4. 前記保持具、前記往復用移動装置及び前記保持・分離用移動装置を備えたテープ先端誘導装置は、保持具をテープ先端保持作業位置に位置させた状態における前記粘着テープ通路に沿った方向でみた長手方向領域の寸法を、前記ウエブ幅領域の幅寸法より短くし、前記巻戻し装置、前記テープ送出し装置及び前記テープ切断装置は、テープ先端誘導装置の長手方向領域内に配設された請求項3記載の新旧ウエブ接合用粘着テープの供給装置。
  5. 前記保持具は、前記粘着テープ通路を横断する方向へ延びて回転且つ粘着テープ通路に沿って進退自在とした保持棒からなり、前記保持・分離用移動装置は、テープ先端保持作業位置において保持棒を粘着テープの先端側の粘着面に接触しつつ、巻付け方向へ回転させながら粘着テープに沿って粘着テープの送り出し方向とは逆方向へ移動させ、また、テープ先端受渡し作業位置において保持棒を巻戻し方向へ回転させながら粘着テープに沿ってテープ先端側へ向かう方向へ移動させるようにした請求項3又は4記載の新旧ウエブ接合用粘着テープの供給装置。
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