JP2009008339A - 調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】調理室に被調理物を収納して調理設定温度に加熱制御する調理工程の初期の制御として、調理室の温度が速やかに所定の調理設定温度に到達するようにして、調理設定時間でもって美味な調理仕上がりが得られると共に、バーナをON−OFF制御する電磁弁の開閉回数を少なくして電磁弁の故障率を低下させ、更に、ガスの消費を節約することができる調理器を提供するものである。
【解決手段】被調理物を収納して加熱を行う調理室内にバーナの燃焼熱気をファンによって供給すると共に、調理室から出た排気温度を温度検出センサにより検出してバーナを制御し、調理室内を予め設定された調理設定温度に加熱制御するものにおいて、調理室に被調理物を収納して調理設定温度に加熱制御する調理工程の初期の制御として、制御部によって、調理設定温度に昇温制御温度をプラスした高加熱温度を温度検出センサが検出するまで、ファンの運転とバーナの燃焼による燃焼熱気によって調理室内を加熱制御する。
【選択図】図6

Description

本発明は、被調理物を収納して加熱する調理室内をバーナの燃焼熱気によって所定温度に加熱して所謂オーブン調理を行う調理器に関する。
被調理物を収納して加熱調理する調理室内にガスバーナの燃焼熱気を循環して所定温度に加熱して所謂オーブン調理を行うものでは、調理メニューによっては、調理室内を予め所定温度に予熱後に調理室内に被調理物を収納して調理を開始する場合がある。一方、上記熱源にガスバーナのように比較的火力の強い熱源を用いたものでは、温度検出センサの耐熱温度や、調理室内の平均温度を検出したい等の理由によって、調理室内の排気の一部を外部に排出する排気通路に温度検出センサを配置して、この温度検出センサの温度検知に基づき、ガスバーナのON−OFF制御(点火―消火制御)を行なっている。
予熱時には、調理室内に被調理物が収納されていないために熱負荷が少なく、調理室内が予熱温度に到達する前に排気温度が予熱温度以上に上昇して予熱の終了を報知することがあり、予熱温度の不足による調理時間の設定ミスや、美味な調理仕上がりが得られない等の問題があり、これを解決する発明として、調理室の予熱時には温度検出センサのON−OFFにより、数回バーナをON−OFF制御(点火―消火制御)した後、予熱終了を報知するようにしたものがある。(特許文献1参照)。
特許第3495603号公報
このように、調理室内の排気が通る排気通路に設けた温度検出センサの温度検出(所定の上限温度と下限温度の検出)によって、調理室の温度制御を行う場合、調理室内の温度が設定した調理設定温度に上昇していないにも拘らず、所定の上限温度を温度検出センサが検出して、ガスバーナがOFFするため、上記従来技術では、バーナを数回ON−OFF制御(点火―消火制御)するため、それに伴い、ガス供給の電磁弁がON−OFF制御する。電磁弁がON−OFF制御回数が多くなれば耐久性が低下するため、ON−OFF制御回数は少なくするのがよい。
本発明では、このような点に鑑みて、上記の方式に替わって、調理室に被調理物を収納して所定の調理設定温度に加熱制御する調理工程の初期の制御として、調理設定温度よりも高い温度まで昇温加熱して、調理室の温度が速やかに所定の調理設定温度に到達するようすることによって、設定した調理時間でもって美味な調理仕上がりが得られると共に、バーナをON−OFF制御する電磁弁の開閉回数を少なくして電磁弁の故障率を低下させ、更に、ガスの消費を節約することができる調理器を提供するものである。
第1発明の調理器は、被調理物を収納して加熱を行う調理室内にバーナの燃焼熱気をファンによって供給すると共に、前記調理室から出た排気温度を温度検出センサにより検出して前記バーナを制御し、前記調理室内を予め設定された調理設定温度に加熱制御するものにおいて、前記調理室に被調理物を収納して前記調理設定温度に加熱制御する調理工程の初期の制御として、制御部によって、前記調理設定温度に昇温制御温度をプラスした高加熱温度を前記温度検出センサが検出するまで、前記ファンの運転と前記バーナの燃焼による燃焼熱気によって前記調理室内を加熱制御することを特徴とする。
第2発明の調理器は、被調理物を収納して加熱を行う調理室内にバーナの燃焼熱気をファンによって供給すると共に、前記調理室から出た排気温度を温度検出センサにより検出して前記バーナを制御し、前記調理室内を予め設定された調理設定温度に加熱制御するものにおいて、前記調理室に被調理物を収納して前記調理設定温度に加熱制御する調理工程の初期の制御として、制御部によって、前記調理設定温度に昇温制御温度をプラスした高加熱温度を前記温度検出センサが検出するまで前記ファンの運転と前記バーナの燃焼による燃焼熱気によって前記調理室内を加熱し、前記温度検出センサが前記高加熱温度を検出したとき前記バーナを燃焼停止または低燃焼状態に制御すると共に前記ファンを停止または低速回転状態に制御し、以後、前記温度検出センサが検出する所定の上限温度と所定の下限温度によって前記調理設定温度に制御され、前記温度検出センサが前記所定の上限温度を検出してから前記所定の下限温度を検出するまでは、前記バーナを燃焼停止または低燃焼状態に制御すると共に前記ファンを停止または低速回転状態に制御することを特徴とする。
第3発明の調理器は、第1発明または第2発明において、前記調理工程の初期に前記温度検出センサが検出した温度が周囲温度よりも高い所定温度以上の場合には、この所定温度を超える温度が高いほど前記昇温制御温度を低くした状態で制御されることを特徴とする。
第4発明の調理器は、第1発明乃至第3発明のいずれかにおいて、前記調理工程の初期に前記温度検出センサの検出に基づく温度上昇または温度上昇勾配が所定値よりも大きい場合は、低い前記昇温制御温度で制御されることを特徴とする。
第1発明では、調理室に被調理物を収納して所定の調理設定温度に加熱制御する調理工程の初期の制御として、調理設定温度よりも高い温度まで昇温加熱して、調理室の温度が速やかに所定の調理設定温度に到達するようすることによって、設定した調理時間でもって美味な調理仕上がりが得られると共に、バーナをON−OFF制御する電磁弁の開閉回数を少なくして、ガスの消費量を減少させると共に、電磁弁の故障率を低下させることができる調理器を提供できる。
第2発明では、調理室に被調理物を収納して所定の調理設定温度に加熱制御する調理工程の初期の制御として、調理設定温度よりも高い温度まで昇温加熱して、調理室の温度が速やかに所定の調理設定温度に到達するようすることによって、設定した調理時間でもって美味な調理仕上がりが得られると共に、バーナをON−OFF制御する電磁弁の開閉回数を少なくして電磁弁の故障率を低下させることができる調理器を提供できる。そして、昇温加熱した後は、温度検出センサが検出する所定の上限温度と所定の下限温度によって調理設定温度に制御(所謂、サーモ運転)され、温度検出センサが所定の上限温度を検出してから所定の下限温度を検出するまでは、バーナを燃焼停止または低燃焼状態に制御すると共にファンを停止または低速回転状態に制御するため、所謂、サーモ運転における省エネ効果が達成できるものとなる。
第3発明では、第1発明または第2発明の効果に加えて、調理工程の初期の温度によって、昇温制御温度が変わることにより、省エネ効果を図るものである。即ち、調理工程の初期の温度検出センサが検出した温度が高いときは、その状態で加熱すれば調理室の温度上昇が速くなるため、速やかに設定した調理設定温度に到達できることとなるため、この場合は、低い昇温制御温度での制御として、省エネ効果を図るようにする。また、温度検出センサが検出した温度が低いときは、高い昇温制御温度で制御することによって、速やかに設定した調理設定温度に到達できることとなり、設定した調理時間でもって美味な調理仕上がりが得られると共に、バーナをON−OFF制御する電磁弁の開閉回数を少なくして電磁弁の故障率を低下させることができる調理器を提供できる。
第4発明では、調理室内に収納された被調理物の種類、即ち熱負荷の大きさによって、調理室の温度上昇または温度上昇勾配が変わる。即ち、シュークリームのシューや、クッキーのような軽熱負荷の場合に比して、スポンジケーキのように重熱負荷の場合には、調理室の温度上昇または温度上昇勾配が小さく、設定した調理設定温度に到達できる時間が長くなるため、この場合は、高い昇温制御温度で制御することによって、速やかに設定した調理設定温度に到達できることとなり、ガス消費量も抑制されると共に、バーナをON−OFF制御する電磁弁の開閉回数を少なくして電磁弁の故障率を低下させることができる調理器を提供でき、第1発明乃至第3発明の効果に加えた効果が期待できる。また、本発明の初期昇温制御を行なわない場合は、シュークリームのシュー等では、焼き色が濃くなりすぎる弊害が出るが、本発明の熱負荷の判定によってそれを解消できるものとなる。
本発明の調理器は、被調理物を収納して加熱を行う調理室内にバーナの燃焼熱気をファンによって供給すると共に、前記調理室から出た排気温度を温度検出センサにより検出して前記バーナを制御し、前記調理室内を予め設定された調理設定温度に加熱制御するものにおいて、前記調理室に被調理物を収納して前記調理設定温度に加熱制御する調理工程の初期の制御として、制御部によって、前記調理設定温度に昇温制御温度をプラスした高加熱温度を前記温度検出センサが検出するまで、前記ファンの運転と前記バーナの燃焼による燃焼熱気によって前記調理室内を加熱制御するものであり、以下に、本発明の実施例を記載する。
本発明に係る加熱調理器の実施形態について説明する。図1は本発明に係る加熱調理器の正面斜視図、図2は本発明に係る加熱調理器の中央部の縦断側面図、図3は本発明に係る加熱調理器の操作パネル対応部分の縦断側面図、図4は本発明に係る加熱調理器の操作パネルの正面図、図5は本発明に係る加熱調理器の制御回路の構成図、図6は本発明に係る調理器の制御温度特性図、図7は本発明に係る調理器の調理工程の初期温度と昇温制御温度の関係図、図8は本発明に係る調理器の調理室の温度上昇と昇温制御温度の関係図である。
本発明に係る加熱調理器の実施例を図に基づき説明すると、1は例えばシステムキッチン等に組み込んで使用する床置型の加熱調理器本体であり、加熱調理器本体内には調理室を構成するように、前面に開口する加熱用庫内4が形成されている。庫内4の前面開口は、扉2によって開閉自在に閉じられており、扉2は、左右下部に回動軸を備えており、上端部に設けた取っ手5を手前に引くことによって、手前側に開閉自在に枢支されている。そして、扉2の横に隣接して操作パネル3を配置している。扉2は、周囲の枠体部2Aの内側に耐熱ガラス2Bで構成した窓を形成し、庫内4を外から透視できる構成である。
庫内4の底部の略中央部には、ターンテーブル6が電動機装置7から上方へ延びた回転軸8によって回転するように配置されている。加熱調理器本体1内には、庫内4を加熱する熱源部10が収納されている。熱源部10は、本発明に係る加熱調理器がガスオーブンの場合は、ガスバーナ9と、このガスバーナ9で発生する熱風を庫内4に供給する熱風用ファン11で構成されている。庫内4の外側後方に空間18が形成され、空間18には、電動機11Aによって回転される熱風用ファン11が配置されている。熱風用ファン11と同軸に電動機11Aによって回転される冷却ファン11Bを設け、電動機11Aの前面側の熱を後述の排気孔24から排出されるようにしている。庫内4の外側下方には、燃焼室18Aとガス供給室18Bが相互間を壁で区画された状態で併設され、燃焼室18Aとガス供給室18Bの後部が空間18に連通している。燃焼室18Aには、ガスバーナ9が収納され、ガス供給源からガス管12を通して供給されるガスは、第1電磁弁13、ガス圧調整弁14、及び第2電磁弁15を備えたガス供給部26を通って、ガス管16から一対のガスバーナ9へ供給される。第1電磁弁13と第2電磁弁15を備えるのは、安全確保のためである。ガスバーナ9に近接して点火用電極17が配置されている。ガス供給部26は、ガス供給室18Bに収納され、ガス供給室18Bには電動機19によって回転する冷却用ファン20が配置されている。庫内4の天井壁の透過孔を通してマイクロ波を照射するように、加熱調理器本体1内上部にマグネトロン80が設けられ、電子レンジ加熱調理が可能になっている。
ガスバーナ9での燃焼によって発生する熱風(加熱空気)は、熱風用ファン11によって庫内4の背壁に形成した多数の熱風供給孔21から庫内4に供給されて矢印のように循環し、庫内4の背壁上部に形成した多数の吐出孔22から排気通路23を通って、加熱調理器本体1の天板に形成した排気孔24から排出される。このようにして、ターンテーブル6上に載せた調理物(被加熱物)が高温に加熱される。冷却用ファン20の運転によって、加熱調理器本体1の前面下部の吸気孔25から吸い込んだ空気が、ガス供給室18Bを通ってガス供給部26を冷却しつつ、後方空間18を通って排気孔24から排出される。27は庫内温度検出センサであり、28は庫内の異常温度検出センサである。29は、ガスバーナ9の点火を検出する炎検出センサである。
図4は操作パネル3の実施例を示すもので、上部に液晶パネルや蛍光表示管等で構成した表示器31を配置していると共に、この表示器31の下方に操作部32を配置している。表示器31には、調理メニュー表示部33と、温度や出力を表示する設定表示部34と、時間やタイマを表示するタイマ部35等を配置している。調理メニュー表示部33は、自動メニュー33Aと手動メニュー33Bに区分し、自動メニュー33Aとして複数のメニューを文字表示し、手動メニュー33Bとして複数のメニューを文字表示している。
操作部32には、キーロックを設定するロックキー36と、音声の音量を設定する音声キー37と、操作パネル3をギヤードモータ49によって下端が手前に出てくる傾斜状態に作動させまた垂直状態に戻すための操作パネルキー38とを横並びに配置し、これらのキーの下方に自動メニュー33Aを選択設定する自動調理キー39と、手動メニュー33Bを選択設定する手動調理キー40と、調理の仕上がり状態を強めや弱めに設定する仕上がりキー41とを横並びに配置し、かつこれらのキーの下方に調理温度を設定する温度キーとして、温度アップキー42と温度ダウンキー43を横並びに配置し、更にこれらのキーの下方に時間やタイマ時間を設定する時間キーとして、10分単位時間キー44、1分単位時間キー45、秒単位時間キー46を横並びに配置し、これら時間キーの下方にスタートキー47と取消しキー48を配置している。
図5は制御手段を構成する制御回路50の実施例を示すもので、商用の交流電源51に扉2の開閉に応じて接点を開閉するドアスイッチ52を介して電源回路53を接続していると共に、この電源回路53の出力側に制御部を構成するマイクロコンピュータ54を接続している。
又、上記マイクロコンピュータ54の出力ポートには、上記表示器31を駆動する表示回路55と、ブザー56を作動するブザー回路57と、操作パネル3を電動により斜めに傾斜するギヤードモータ49を駆動するモータ駆動回路59と、熱風用ファン11の電動機11Aと冷却用ファン20の電動機19を駆動するモータ駆動回路71と、調理器本体1の熱源であるガスバーナ9への燃料供給を制御する電磁弁13、15を駆動する電磁弁駆動回路60と、ガスバーナ9のガスへ点火する点火用電極17で高圧放電させるための点火器駆動回路61と、調理室である庫内4を照明する庫内灯62を点滅する庫内灯駆動回路63と、ターンテーブル6用の電動機装置7の電動機7Aを駆動するモータ駆動回路82と、マイクロ波照射用のマグネトロン80の駆動回路81を接続し、同じく入力ポートには、扉2の開閉を検出するドア開閉検出回路64の出力と、操作部32に配置した各操作キーの入力を検出するキー入力回路65の出力と、庫内4の温度を検出する庫内温度検センサ27を入力とする庫内温度検出回路66の出力と、ガスバーナ9の点火を検出する炎検出センサ29を入力とする炎検出回路67の出力とを接続していると共に、入出力ポートにはデータ記憶用のメモリ70を接続している。扉2を開いたとき庫内灯駆動回路63によって庫内灯62が点灯し、扉2を閉じたとき庫内灯駆動回路63によって庫内灯62が消灯する。
尚、68はマイクロコンピュータ54の出力ポートに接続した自己保持回路で、その出力にてドアスイッチ52に並列接続した自己保持用のリレー接点69を駆動するもので、扉2が開かれてドアスイッチ52が閉じ、電源回路53によりマイクロコンピュータ54に通電されると、自己保持回路68の出力にてリレー接点69を閉じ、調理の開始等により扉2が閉じてドアスイッチ52が開いても、リレー接点69を介して電源回路53に通電し、調理を継続する様に構成している。
又、マイクロコンピュータ54は、調理が終了して所定時間経過した場合や、扉2が閉じられてから所定時間経過しても操作部32に配置した各操作キーの入力操作が無い場合には、上記リレー接点69を開いて電源回路53への通電を遮断し、所謂待機時には電力を消費しない様に構成している。
更に、マイクロコンピュータ54は、扉2が開いて通電されると、モータ駆動回路59の出力にてギヤードモータ49を作動して、操作パネル3を、その下端が手前側へ飛び出す状態に傾斜させ、操作部32に配置した各キーの操作を行ない易く構成している。
例えば、使用者は一旦扉2を開いてターンテーブル6上(又はこのターンテーブル6上に載せたオーブン調理用皿上)に調理物(被加熱物)を載せて扉2を閉める。このように一旦扉2を開いたことによって、ドアスイッチ52が閉じて電源回路53によって電力が供給され、自己保持回路68が動作してリレー接点69が閉じ、自己保持状態となっており、電源回路53によって電力が供給された状態となる。扉2を閉めた状態において、表示回路55が動作し、自動調理キー39と手動調理キー40対応のLEDが点灯して、このいずれかにキーの操作を促す。ここで、ターンテーブル6上に載せた調理物(被加熱物)が「牛乳」である場合は、自動調理キー39を押し、そして例えば「牛乳」の文字部分をON操作し、スタートキー47をONすることによって、調理加熱工程の一種であるあたためモードが開始し、マイクロコンピュータ54の動作に基づき、レンジ調理タイマがスタートすると共に、駆動回路81が動作してマグネトロン80が動作して庫内4にマイクロ波を照射し、ターンテーブル6上の「牛乳」をマイクロ波加熱する。また、モータ駆動回路82も動作して電動機7Aが運転され、ターンテーブル6が一方向へゆっくりと回転する。そして、所定時間経過して、ブザーやランプ等によりあたためモードの終了を報知すると共に、マイクロコンピュータ54の動作に基づき、駆動回路81が動作してマグネトロン80の動作を停止し、またモータ駆動回路82によって電動機7Aが運転を停止して、ターンテーブル6が回転を停止する。
ガスや電気によって加熱された庫内4に収納した調理物(被加熱物)をオーブン加熱調理する場合、庫内4を予め所定温度に予熱する場合がある。これについて以下に説明する。
加熱調理器本体1をシステムキッチン等の所定場所へ設置した状態で、電源プラグを商用電源51のコンセントへ接続し、扉2を一旦開いて閉じる動作によって、ドアスイッチ52が閉じて電源回路53によって電力が供給され、自己保持回路68が動作してリレー接点69が閉じ、自己保持状態となり、電源回路53によって電力が供給された状態となる。この状態において、表示回路55が動作し、自動調理キー39と手動調理キー40対応のLEDが点灯して、このいずれかにキーの操作を促す。
ここで手動調理キ−40をON操作することによって、手動メニュー33Bが選択設定されて点灯表示すると同時に「レンジ」表示の右横に三角印が表示される。そこで手動調理キー40をON操作する(押す)ごとに上記三角印が「コンビ」、「オーブン」、「レンジ」へと順次サイクル移動するため、オーブン調理加熱を行なう場合は、図4の状態で手動メニュー33Bの部分を2度ONすることにより「オーブン」の文字部分に三角印が移動し、オーブンモードになる。
このオーブンモードにおいて、先ず、予熱工程を含むオーブンモードについて説明する。上記三角印が「オーブン」の右横に位置している状態にて、時間キー44、45、46対応のLEDがそれぞれ点灯して時間設定を促すと共に、温度設定キー42、43対応のLEDがそれぞれ点灯して、温度設定を促す。このため温度アップキー42と温度ダウンキー43を操作することによって、キー入力回路65が動作して、任意のオーブン調理設定温度(例えば、180℃)に設定する。この設定した180℃の温度は、3桁の8字状表示部34に表示されると共に、この設定値はメモリ70に記憶される。この状態で、LEDにて点灯表示しているスタートキー47と取消しキー48のうち、取消しキー48をON操作すればスタート時の状態に戻るが、動作を継続する場合は、スタートキー47をONすることによって、「予熱」の文字に対応したLEDが点灯して予熱状態を表示し、電磁弁駆動回路60が動作して電磁弁13、15を開き、ガスバーナ9への燃料供給が行われると共に、点火器駆動回路61が動作して点火用電極17で高圧放電させ、ガスバーナ9のガスへ点火する。また、スタートキー47のONによって、モータ駆動回路71が動作して熱風用ファン11の電動機11Aと冷却用ファン20の電動機19が運転(ON)されて、予熱開始状態となる。
ガスバーナ9によるガス燃焼と熱風用ファン11の運転(ON)によって、庫内4の温度が上昇し、庫内温度検出センサ27の検出による庫内温度検出回路66の出力値と、メモリ70に記憶したオーブン調理設定温度(例えば、180℃)の設定値との比較が順次行われ、庫内4の温度がこの設定温度(後述の上限温度)に達すると、電磁弁駆動回路60により電磁弁15を閉じてガスバーナ9を消火する。電磁弁13は開のままである。そして、ガスバーナ9の消化により庫内4温度が低下して後述の下限温度に低下すると、再び電磁弁15を開くと共に点火器駆動回路61を動作してガスバーナ9を点火し、同時に熱風用ファン11を運転する。この結果庫内4温度が上昇して再び後述の上限温度に達すると、予熱終了をブザーやランプ等により報知した後、扉2が開くまでの間、そのオーブン調理設定温度に庫内4を保つように、電磁弁駆動回路60による電磁弁15の開閉を行い、ガスバーナ9の点滅を行う。電磁弁13は開のままである。なお、このとき熱風用ファン11の電動機11Aと冷却用ファン20の電動機19は、モータ駆動回路71により継続して運転(ON)を行う。扉2が開くとガスバーナ9の燃焼は停止する。上記では、予熱終了をブザーやランプ等により報知する時点が、設定温度(後述の上限温度)に2度達したときであるが、これに限定されず、1回目で報知してもよく、また3回目、4回目等任意の時点で報知するようにしてもよく、または、庫内温度が設定温度(後述の上限温度)に達した1回目から所定時間経過後の報知する方式でもよい。
このように庫内4がオーブン調理設定温度に保たれた状態において、使用者は一旦扉2を開いてターンテーブル6上(又はこのターンテーブル6上に載せたオーブン調理用皿上)に調理物(被加熱物)を載せて扉2を閉める。これによって、時間キー44、45、46対応のLEDがそれぞれ点灯して時間設定を促すと共に、設定表示部34の「予熱」文字対応のLEDが消灯する。この状態で、時間キー44、45、46を操作してオーブン調理設定時間を定めるオーブン調理タイマを設定する。この設定したオーブン調理設定時間は、3桁の8字状タイマ部35に表示されると共に、この設定値はメモリ70に記憶される。
この状態で、スタートキー47と取消しキー48対応のLEDが点灯し、このキー操作を促す。ここで、取消しキー48をON操作すれば前の状態に戻るが、動作を継続する場合は、スタートキー47をONして、オーブンスタートする。これによって、マイクロコンピュータ54の動作に基づき、設定したオーブン調理タイマがスタートし、オーブン調理工程を開始して、カウントダウン動作が開始されると共に、モータ駆動回路82も動作して電動機7Aが運転され、ターンテーブル6が一方向へゆっくりと回転する。
そして、庫内4をオーブン調理設定温度(上記180℃)に保つように、庫内温度検出センサ27の検出による庫内温度検出回路66の出力値と、メモリ70に記憶したオーブン調理設定温度(上記180℃)の設定値との比較に基づき、熱源部10が動作して、電磁弁駆動回路60による電磁弁13、14の開閉と、点火器駆動回路61の動作による点火用電極17の制御動作と、モータ駆動回路71による熱風用ファン11の電動機11Aと冷却用ファン20の電動機19の運転(ON)・停止(OFF)を行う。
上記において、例えば、オーブン調理設定温度を180℃に保つには、温度検出センサ27が検出する所定の上限温度(例えば、185℃)と所定の下限温度(例えば、175℃)によって、所謂サーモON−OFF制御によって、この上限温度と下限温度の平均値である調理設定温度の180℃に制御されるものであり、オーブン調理設定温度を任意温度に設定した場合のいずれにおいても、同様の制御動作によって、設定した温度に制御されるものである。
このため、オーブン調理工程の開始によって、庫内4の温度が上昇して、庫内温度検出センサ27の検出による庫内温度検出回路66の出力値が、メモリ70に記憶したオーブン調理設定温度(上記180℃)の上限温度(例えば、185℃)に達したとき、電磁弁駆動回路60により電磁弁15が閉じ(電磁弁13は開いたまま)、モータ駆動回路71による熱風用ファン11の電動機11Aと冷却用ファン20の電動機19を停止(OFF)する。そして、庫内4の温度が下降して、庫内温度検出センサ27の検出による庫内温度検出回路66の出力値が、メモリ70に記憶したオーブン調理設定温度(上記180℃)の下限温度(例えば、175℃)に達したとき、電磁弁駆動回路60により電磁弁15が開き、モータ駆動回路71による熱風用ファン11の電動機11Aと冷却用ファン20の電動機19が運転(ON)状態となる。このように、上限温度(サーモOFF温度、例えば、185℃)と下限温度(サーモON温度、例えば、175℃)によって、バーナ9の燃焼制御と共にファン11の運転制御を行って、調理室4内を調理設定温度(サーモON温度とサーモOFF温度の平均温度、例えば、180℃)に制御する。
このようにして、オーブン調理設定温度(上記180℃)の状況の下に、オーブン調理工程が進行して、ターンテーブル6上(又はこのターンテーブル6上に載せたオーブン調理用皿上)の調理物(被加熱物)は、その内部が焼かれる。この状態は、オーブン調理タイマの設定時間中行われる。そして、オーブン調理タイマの設定時間の終了によって、オーブン調理工程が終了し、熱源部10が停止する。即ち、モータ駆動回路71の動作によって、熱風用ファン11の電動機11Aが停止(OFF)し、電磁弁駆動回路60によって電磁弁13、15が閉じてガスバーナ9でのガス燃焼は行われない。またマイクロコンピュータ54の動作に基づき、モータ駆動回路82も動作して電動機7Aが運転を停止する。
上記実施例は、ガスオーブンについて記載したが、これに替わって、本発明に係る加熱調理器が電気オーブンの場合は、熱源10は、自然対流式加熱方式のものでは電気ヒータであり、強制対流式加熱方式のものは、電気ヒータとこの電気ヒータで加熱した空気を庫内4へ循環する熱風用ファンで構成される。この場合も、庫内温度がオーブン調理設定温度に低下するまでは、熱源部10による庫内4の加熱を停止し、オーブン調理工程では熱源部10による庫内4の加熱を開始する制御を行うようにする。そして、熱源部10が庫内4への熱風を供給するファンを備えるものでは、予熱工程ではこのファンは運転され庫内温度がオーブン調理設定温度に低下するまではこのファンは停止し、オーブン調理工程への移行によってファンが運転されると共にオーブン調理設定時間のタイマ動作が開始するようにする。このため、発明の本質に変わりはない。
次に予熱工程を含まないオーブンモードについて説明する。この場合は、使用者は一旦扉2を開いてターンテーブル6上(又はこのターンテーブル6上に載せたオーブン調理用皿上)に調理物(被加熱物)を載せて扉2を閉める。そして、上記のように、手動調理キ−40をON操作することによって、手動メニュー33Bが選択設定されて点灯表示すると同時に「レンジ」表示の右横に三角印が表示される。そこで手動調理キー40をON操作する(押す)ごとに上記三角印が「コンビ」、「オーブン」、「レンジ」へと順次サイクル移動するため、オーブン調理加熱を行なう場合は、図4の状態で手動メニュー33Bの部分を2度ONすることにより「オーブン」の文字部分に三角印が移動し、オーブンモードになる。そして、上記三角印が「オーブン」の右横に位置している状態にて、時間キー44、45、46対応のLEDがそれぞれ点灯して時間設定を促すと共に、温度設定キー42、43対応のLEDがそれぞれ点灯して、温度設定を促す。この状態で、温度アップキー42と温度ダウンキー43を操作することによって、キー入力回路65が動作して、任意のオーブン調理設定温度(例えば、180℃)に設定する。この設定した180℃の温度は、3桁の8字状表示部34に表示されると共に、この設定値はメモリ70に記憶される。次に、時間キー44、45、46を操作してオーブン調理設定時間を定めるオーブン調理タイマを設定する。この設定したオーブン調理設定時間は、3桁の8字状タイマ部35に表示されると共に、この設定値はメモリ70に記憶される。
この状態で、LEDにて点灯表示しているスタートキー47と取消しキー48のうち、取消しキー48をON操作すれば前の状態に戻るが、動作を継続する場合は、スタートキー47をONして、オーブンスタートする。これによって、マイクロコンピュータ54の動作に基づき、オーブン調理タイマが動作し、モータ駆動回路82も動作して電動機7Aが運転され、ターンテーブル6が一方向へゆっくりと回転し、電磁弁駆動回路60が動作して電磁弁13、15を開き、ガスバーナ9への燃料供給が行われると共に、点火器駆動回路61が動作して点火用電極17で高圧放電させ、ガスバーナ9のガスへ点火する。また、スタートキー47のONによって、モータ駆動回路71が動作して熱風用ファン11の電動機11Aと冷却用ファン20の電動機19が運転(ON)される。
通常の状態では、オーブン調理工程の開始前は、調理器の庫内4は略周囲温度と同等であるため、庫内温度検出センサ27が検出する温度はこの周囲温度である。このため、オーブン調理工程の開始によって、庫内4をオーブン調理設定温度(上記180℃)に保つように、庫内温度検出センサ27の検出による庫内温度検出回路66の出力値と、メモリ70に記憶したオーブン調理設定温度(上記180℃)の設定値との比較に基づき、熱源部10が動作して、電磁弁駆動回路60による電磁弁15の開閉と、点火器駆動回路61の動作による点火用電極17の制御動作と、モータ駆動回路71による熱風用ファン11の電動機11Aと冷却用ファン20の電動機19の運転(ON)・停止(OFF)を行う。またこれと共に、設定したオーブン調理タイマがスタートし、カウントダウン動作が開始する。
即ち、オーブン調理工程の開始によって、庫内4の温度が上昇して、庫内温度検出センサ27の検出による庫内温度検出回路66の出力値が、メモリ70に記憶したオーブン調理設定温度(上記180℃)の上限温度(例えば、185℃)に達したとき、電磁弁駆動回路60により電磁弁15が閉じ(電磁弁13は開いたまま)、モータ駆動回路71による熱風用ファン11の電動機11Aと冷却用ファン20の電動機19を停止(OFF)する。そして、庫内4の温度が下降して、庫内温度検出センサ27の検出による庫内温度検出回路66の出力値が、メモリ70に記憶したオーブン調理設定温度(上記180℃)の下限温度(例えば、175℃)に達したとき、電磁弁駆動回路60により電磁弁15が開き、モータ駆動回路71による熱風用ファン11の電動機11Aと冷却用ファン20の電動機19が運転(ON)状態となる。このように、上限温度(サーモOFF温度、例えば、185℃)と下限温度(サーモON温度、例えば、175℃)によって、バーナ9の燃焼制御と共にファン11の運転制御を行って、調理室4内を調理設定温度(サーモON温度とサーモOFF温度の平均温度、例えば、180℃)に制御する。
このようにして、オーブン調理設定温度(上記180℃)の状況の下に、オーブン調理工程が進行して、ターンテーブル6上(又はこのターンテーブル6上に載せたオーブン調理用皿上)の調理物(被加熱物)は、加熱されその内部が焼かれる。この状態は、オーブン調理タイマの設定時間中行われる。そして、オーブン調理タイマの設定時間の終了によって、オーブン調理工程が終了し、熱源部10が停止する。即ち、モータ駆動回路71の動作によって、熱風用ファン11の電動機11Aが停止(OFF)し、電磁弁駆動回路60によって電磁弁13、15が閉じてガスバーナ9でのガス燃焼は行われない。またマイクロコンピュータ54の動作に基づき、モータ駆動回路82も動作して電動機7Aが運転を停止する。
本発明は、調理室を構成する庫内4に被調理物を収納して所定の調理設定温度(例えば、180℃)に加熱制御する調理工程の初期の制御として、調理設定温度(例えば、180℃)よりも高い温度(例えば、210℃)まで昇温加熱して、調理室4の温度が速やかに所定の調理設定温度(例えば、180℃)に到達するようすることによって、設定した調理時間でもって美味な調理仕上がりが得られると共に、ガスバーナ9をON−OFF制御する電磁弁13、15の開閉回数を少なくして電磁弁13、15の故障率を低下させることができる調理器を提供する。
本発明の調理器は、被調理物を収納して加熱を行う調理室4内にバーナ9の燃焼熱気をファン11によって供給すると共に、調理室4から出た排気温度を温度検出センサ27により検出してバーナ9を制御し、調理室4内を予め設定された調理設定温度(例えば、180℃)に加熱制御するものにおいて、調理室4に被調理物を収納して調理設定温度(例えば、180℃)に加熱制御する調理工程の初期の制御として、制御部を構成するマイクロコンピュータ54によって、調理設定温度(例えば、180℃)に昇温制御温度(例えば、30℃)をプラスした高加熱温度(例えば、210℃)を温度検出センサ27が検出するまで、ファン11の運転とバーナ9の燃焼による燃焼熱気によって、調理室4内を加熱制御する。
この場合の制御と温度特性は図6のグラフAに示しており、これを参照して以下に説明する。上記調理工程の初期の制御として、制御部を構成するマイクロコンピュータ54によって、調理設定温度(例えば、180℃)に昇温制御温度(例えば、30℃)をプラスした高加熱温度(例えば、210℃)を温度検出センサ27が検出するまで、ファン11の正規の高速回転数による運転とバーナ9の正規燃焼による燃焼熱気によって調理室4内を加熱し、温度検出センサ27が高加熱温度(例えば、210℃)を検出したとき、バーナ9を燃焼停止または低燃焼状態に制御すると共に、ファン11を停止または低速回転状態に制御する。そして、それ以後、温度検出センサ27が検出する所定の上限温度(例えば、185℃)と所定の下限温度(例えば、175℃)によって、所謂サーモON−OFF制御によって、この上限温度と下限温度の平均値である調理設定温度(例えば、180℃)に制御され、温度検出センサ27が所定の上限温度(これが所謂サーモOFF温度であり、例えば、185℃)を検出してから所定の下限温度(これが所謂サーモON温度であり、例えば、175℃)を検出するまでは、バーナ9を燃焼停止または低燃焼状態に制御すると共に、ファン11を停止または低速回転状態に制御する。なお図6のグラフBは、従来技術における温度特性である。
これによって、徐々に調理室4内の温度が低下し、それに伴って排気通路23の温度も低下し、温度検出センサ27が所定の下限温度(これが所謂サーモON温度であり、例えば、175℃)を検出すると、バーナ9を正規の燃焼状態に制御すると共に、ファン11を正規の高速回転状態に制御して、調理室4内を加熱する。このように、温度検出センサ27が検出する所定の上限温度(サーモOFF温度、例えば、185℃)と所定の下限温度(サーモON温度、例えば、175℃)によって、バーナ9の燃焼制御と共にファン11の運転制御を行って、調理室4内を調理設定温度(サーモON温度とサーモOFF温度の平均温度、例えば、180℃)に制御する。
調理設定温度(例えば、180℃)で調理室4内を加熱する調理工程に入る前に、上記のように、予熱機能のある調理器においては、調理室4内を予熱する予熱工程を行なう場合(即ち、熱付加手段による加熱状態の場合)がある。また、一旦調理工程を行なって終了後に、まだ調理室4内がかなりの温度を保っている間(残余熱がある状態の場合)に、次の調理工程を行なう場合がある。このような場合には、全くの周囲温度の状況下で調理工程を行なう場合に比して、調理室4内が調理設定温度(例えば、180℃)に到達するのが速くなり、全くの周囲温度の状況下で調理工程を行なう場合と同様に定めた昇温制御温度(例えば、30℃)をプラスした加熱を行なえば、無駄な加熱を行なうこととなる。また、このような場合には、被調理物が焦げる虞がある。
本発明では、このように、周囲温度の状況下で調理工程をスタートするのではなく、調理工程のスタート時の調理室4内温度(温度検出センサ27が検出する調理工程の初期の温度)が、周囲温度よりも高い所定温度以上の場合には、調理設定温度(例えば、180℃)にプラスする基準の昇温制御温度(例えば、30℃)を低くなるように変更した値(昇温制御温度)によって、上記調理工程の初期の加熱制御を行うようにしている。この場合、調理工程の初期の温度が、周囲温度よりも高い所定温度以上の場合には、この所定温度を超える温度が高くなるほど調理設定温度(例えば、180℃)にプラスする基準の昇温制御温度(例えば、30℃)を小さく(低く)するようにして、無駄な加熱を行なうことの防止と、被調理物の焦げ付き防止を図っている。
例えば、図7のように、予熱工程のない場合(予熱ナシ)には、温度検出センサ27が検出する調理工程の初期の温度が、80℃以下のときは昇温制御温度を30℃とし、100℃以上で昇温制御温度を30℃とし、120℃以上で昇温制御温度を20℃とし、150℃以上で昇温制御温度を10とするように、制御部を構成するマイクロコンピュータ54によって制御される。この場合、80℃を超え120℃未満の範囲は昇温制御温度を30℃とした制御となり、100℃を超え150℃未満の範囲は昇温制御温度を20℃とした制御となる。
また、図7のように、予熱工程の有る場合(予熱あり)には、温度検出センサ27が検出する調理工程の初期の温度が、80℃以下のときは昇温制御温度を30℃とし、100℃以上で昇温制御温度を20℃とし、120℃以上で昇温制御温度を10℃とし、150℃以上で昇温制御温度を0(ゼロ)とするように、制御部を構成するマイクロコンピュータ54によって制御される。この場合、80℃を超え100℃未満の範囲は昇温制御温度を30℃とした制御となり、100℃を超え120℃未満の範囲は昇温制御温度を20℃とした制御となり、120℃を超え150℃未満の範囲は昇温制御温度を10℃とした制御となる。
また、調理室4内に収納された被調理物の種類、即ち熱負荷の大きさによって、調理室4の温度上昇勾配が変わる。即ち、シュークリームのシューや、クッキーのような軽熱負荷の場合に比して、スポンジケーキのように重熱負荷の場合には、調理室4の温度上昇が遅く(温度上昇勾配が小さい)、設定した調理設定温度(例えば、180℃)に到達できる時間が長くなる。このため、本発明では、この場合は、高い(大きい)昇温制御温度で制御するようにして、速やかに設定した調理設定温度に到達できるようにすることによって、ガス消費量を抑制すると共に、バーナ9をON−OFF制御する電磁弁15の開閉回数を少なくして、電磁弁15の故障率を低下させることができる調理器を提供するように構成している。また、本発明の初期昇温制御を行なわない場合は、シュークリームのシュー等では、焼き色が濃くなりすぎる弊害が出るが、本発明の熱負荷の判定によってそれを解消できるものとなる。
即ち、調理工程が開始して所定時間経過後の上昇した温度が何度であるかによって、実質的に熱負荷による温度上昇または温度上昇勾配が測定できるため、各調理工程の初期の所定時間における温度検出センサ27の検出に基づく温度を測定し、その温度が基準温度T0以上またはT0より高い場合は、制御部を構成するマイクロコンピュータ54によって軽熱負荷であると判定し、昇温制御温度を小さくするように、制御部を構成するマイクロコンピュータ54によって制御される。また、温度検出センサ27の検出に基づく温度が、基準温度T0未満またはT0以下の場合は、制御部を構成するマイクロコンピュータ54によって重熱負荷であると判定され、昇温制御温度を軽熱負荷の場合よりも大きい値にするかまたは基準値に戻すように、制御部を構成するマイクロコンピュータ54によって制御される。
この1つの実施例を図8に示す。これにおいて、各調理工程毎に、その初期の所定時間(例えば30秒〜60秒)経過後の検出センサ27が検出した温度を測定し、その温度が基準温度T0以上またはT0より高いT2である場合は、制御部を構成するマイクロコンピュータ54によって軽熱負荷であると判定する。この判定によって、昇温制御温度を基準値(例えば、30℃)よりも小さい値、例えば10℃とした制御が、制御部を構成するマイクロコンピュータ54によって行なわれる。また、各調理工程毎に、その初期の所定時間(例えば30秒〜60秒)経過後の検出センサ27が検出した温度が、基準温度T0未満またはT0以下であるT1の場合は、制御部を構成するマイクロコンピュータ54によって重熱負荷であると判定する。この判定によって、昇温制御温度を軽熱負荷の場合よりも大きい値で制御するか、または基準値(例えば、30℃)に戻した制御とするように、制御部を構成するマイクロコンピュータ54によって制御される。
このようにして、各調理工程が開始から所定の短時間(例えば、30秒〜60秒)の温度上昇または温度上昇勾配が測定できるため、その温度上昇または温度上昇勾配が基準値(所定値)よりも大きい場合は、昇温制御温度を小さくした制御が、制御部を構成するマイクロコンピュータ54によって行なわれる。また、各調理工程が開始から所定の短時間(例えば、30秒〜60秒)の温度上昇または温度上昇勾配が、基準値(所定値)よりも小さい場合は、昇温制御温度を大きくした制御または基準値で制御するように、制御部を構成するマイクロコンピュータ54によって行なわれることによって、所期の目的が達成できる。
このように、いずれの昇温制御温度で制御するかを決めるのを、各調理工程の開始から所定の短時間(例えば、30秒〜60秒)で決定するのは、できるだけ各調理工程の初期から好ましい昇温制御温度で制御することによって、省エネ運転と、電磁弁13、15の故障率を低下させ、且つ好ましい調理が達成できるようにするためである。
なお、各調理工程毎の初期の所定時間(例えば30秒〜60秒)経過後の検出センサ27が検出した温度が、基準温度T0に対して未満または以下の場合には、基準温度T0から低下するに従って、昇温制御温度を段階的に大きくする方式としてもよい。また、各調理工程毎の初期の所定時間(例えば30秒〜60秒)経過後の検出センサ27が検出した温度が、基準温度T0に対してそれ以上またはそれを超過する場合には、基準温度T0からアップするに従って、昇温制御温度を段階的に小さくする方式としてもよい。
なお、各調理工程毎の初期の所定時間(例えば30秒〜60秒)経過後の検出センサ27が検出した温度が、基準温度T0に対して未満または以下の場合には、基準値の昇温制御温度で制御するようにし、また、基準温度T0に対してそれ以上またはそれを超過する場合には、昇温制御温度をゼロ(昇温制御ナシ)で制御するようにすることもできる。
加熱調理器は上記実施例に示した構成に限定されず、種々の形態のものに適用できるものであり、本発明の技術範囲において種々の形態を包含するものである。
本発明に係る加熱調理器の正面斜視図である。(実施例1) 本発明に係る加熱調理器の中央部の縦断側面図である。(実施例1) 本発明に係る加熱調理器の操作パネル対応部分の縦断側面図である。(実施例1) 本発明に係る加熱調理器の操作パネルの正面図である。(実施例1) 本発明に係る加熱調理器の制御回路の構成図である。(実施例1) 本発明に係る調理器の制御温度特性図である。(実施例1) 本発明に係る調理器の調理工程の初期温度と昇温制御温度の関係図である。(実施例1) 本発明に係る調理器の調理室の温度上昇と昇温制御温度の関係図である。(実施例1)
符号の説明
1・・・・加熱調理器本体
2・・・・扉
3・・・・操作パネル
4・・・・庫内
5・・・・取っ手
6・・・・ターンテーブル
7・・・・電動機装置
10・・・熱源部
11・・・熱風用ファン
11A・・電動機
12・・・ガス管
13・・・第1電磁弁
14・・・手動開閉弁
15・・・第2電磁弁
16・・・ガス管
17・・・点火用電極
18・・・ガス供給室
20・・・冷却用ファン
21・・・熱風供給孔
22・・・吐出孔
23・・・排気通路
24・・・排気孔
25・・・吸気孔
26・・・ガス供給部
27・・・庫内温度検出センサ
29・・・炎検出センサ
31・・・表示器
32・・・操作部
33・・・調理メニュー表示部
33A・・自動メニュー
33B・・手動メニュー
39・・・自動調理キー
40・・・手動調理キー
42・・・温度アップキー
43・・・温度ダウンキー
44、45、46・・・時間キー
47・・・スタートキー
48・・・取り消しキー
50・・・制御回路(制御手段)
51・・・交流電源
52・・・ドアスイッチ
53・・・電源回路
54・・・マイクロコンピュータ
55・・・表示回路
56・・・ブザー
57・・・ブザー回路
60・・・電磁弁駆動回路
61・・・点火器駆動回路
62・・・庫内灯
63・・・庫内灯駆動回路
64・・・ドア開閉検出回路
65・・・キー入力回路
66・・・庫内温度検出回路
67・・・炎検出回路
68・・・自己保持回路
69・・・リレー接点
70・・・メモリ
80・・・マグネトロン

Claims (4)

  1. 被調理物を収納して加熱を行う調理室内にバーナの燃焼熱気をファンによって供給すると共に、前記調理室から出た排気温度を温度検出センサにより検出して前記バーナを制御し、前記調理室内を予め設定された調理設定温度に加熱制御するものにおいて、前記調理室に被調理物を収納して前記調理設定温度に加熱制御する調理工程の初期の制御として、制御部によって、前記調理設定温度に昇温制御温度をプラスした高加熱温度を前記温度検出センサが検出するまで、前記ファンの運転と前記バーナの燃焼による燃焼熱気によって前記調理室内を加熱制御することを特徴とする調理器。
  2. 被調理物を収納して加熱を行う調理室内にバーナの燃焼熱気をファンによって供給すると共に、前記調理室から出た排気温度を温度検出センサにより検出して前記バーナを制御し、前記調理室内を予め設定された調理設定温度に加熱制御するものにおいて、前記調理室に被調理物を収納して前記調理設定温度に加熱制御する調理工程の初期の制御として、制御部によって、前記調理設定温度に昇温制御温度をプラスした高加熱温度を前記温度検出センサが検出するまで前記ファンの運転と前記バーナの燃焼による燃焼熱気によって前記調理室内を加熱し、前記温度検出センサが前記高加熱温度を検出したとき前記バーナを燃焼停止または低燃焼状態に制御すると共に前記ファンを停止または低速回転状態に制御し、以後、前記温度検出センサが検出する所定の上限温度と所定の下限温度によって前記調理設定温度に制御され、前記温度検出センサが前記所定の上限温度を検出してから前記所定の下限温度を検出するまでは、前記バーナを燃焼停止または低燃焼状態に制御すると共に前記ファンを停止または低速回転状態に制御することを特徴とする調理器。
  3. 前記調理工程の初期に前記温度検出センサが検出した温度が周囲温度よりも高い所定温度以上の場合には、この所定温度を超える温度が高いほど前記昇温制御温度を低くした状態で制御されることを特徴とする請求項1または2に記載の調理器。
  4. 前記調理工程の初期に前記温度検出センサの検出に基づく温度上昇または温度上昇勾配が所定値よりも大きい場合は、低い(小さい)前記昇温制御温度で制御されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の調理器。
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