JP2009005519A - ピエゾアクチュエータ駆動装置 - Google Patents

ピエゾアクチュエータ駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ピエゾアクチュエータ(以下単に、ピエゾと記す)の駆動精度を向上させる。
【解決手段】ピエゾの駆動装置は、ピエゾに直列なインダクタと、そのインダクタとピエゾとの直列回路に対し電源回路から充電スイッチを介して電源供給を行うための充電経路と、上記直列回路に並列に接続され、放電スイッチを介してピエゾの電荷を放電させるための放電経路とを備える。そして、入力される駆動信号がハイになると、放電スイッチをオフした状態で充電スイッチのオン/オフを繰り返すことによりピエゾを充電して伸長させ、駆動信号がローになると、充電スイッチをオフした状態で放電スイッチのオン/オフを繰り返す放電用スイッチング制御を行うことによりピエゾを放電させて収縮させるが、特に放電用スイッチング制御の終了時から次の駆動開始時まで放電スイッチをオンのままにする。このため、次の駆動開始時のピエゾ電圧を確実にほぼ0Vにすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ピエゾアクチュエータを駆動する装置に関する。
従来より、充放電により伸長または縮小してピストン等を直線動するピエゾアクチュエータが知られている。そして、内燃機関の燃料噴射装置において、燃料噴射用インジェクタの開閉弁の切り替えを、そのようなピエゾアクチュエータにより行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的に説明すると、ピエゾアクチュエータを充放電させて伸縮させる駆動装置としては、図10(A)に示すように、インダクタ1とピエゾアクチュエータ2との直列回路3に対して、MOSFETからなる充電スイッチ4を介して直流電源5の正極側から電源供給を行うための充電経路6と、上記直列回路3に並列に接続され、MOSFETからなる放電スイッチ7を介してピエゾアクチュエータ2の充電電荷を放電させるための放電経路8とを備えたものが知られている。
また、この例のピエゾアクチュエータ2は、内燃機関の複数気筒のうちの何れかに対して燃料を噴射するインジェクタに備えられ、伸長することでそのインジェクタを開弁させるものであり、インダクタ1に対して直列に且つ互いに並列に接続される複数のピエゾアクチュエータのうちの1つである。このため、ピエゾアクチュエータ2のインダクタ1側とは反対側の端子(負極側の端子)は、そのピエゾアクチュエータ2を駆動対象として選択するための選択スイッチ(気筒選択スイッチとも呼ばれる)9を介して、直流電源5の負極側であるグランドラインに接続されるようになっている。そして、その選択スイッチ9は、ピエゾアクチュエータ2に対応する気筒への燃料噴射を行う期間中オンされる。
尚、この例では、選択スイッチ9もMOSFETであり、図10(A)におけるダイオード4a,7a,9aの各々は、上記各スイッチ4,7,9を構成しているMOSFETの寄生ダイオードである。
そして、この駆動装置では、ピエゾアクチュエータ2の駆動を指令する駆動信号が外部から入力されると、選択スイッチ9をオン状態にし、更に、放電スイッチ7をオフした状態で充電スイッチ4のオン/オフを繰り返す充電用スイッチング制御を行うことにより、ピエゾアクチュエータ2を充電させて伸長させる。そして、その後、駆動信号が入力されなくなると、充電スイッチ4をオフした状態で放電スイッチ7のオン/オフを繰り返す放電用スイッチング制御を行うことにより、ピエゾアクチュエータ2を放電させて収縮させる。
つまり、充電期間においては、放電スイッチ7をオフした状態で充電スイッチ4をオンすることで、直流電源5から充電経路6を介してピエゾアクチュエータ2に充電電流を流し、その後、充電スイッチ4をオフすることで、インダクタ1に蓄積されたエネルギーによって流れる充電電流(即ち、フライホイール電流)を、放電スイッチ7を構成しているMOSFETの寄生ダイオード7aを介してピエゾアクチュエータ2の負極側から正極側に流す、といった手順を繰り返すことにより、段階的にピエゾアクチュエータ2を充電させる。
一方、放電期間においては、充電スイッチ4をオフした状態で放電スイッチ7をオンすることで、ピエゾアクチュエータ2の正極側からインダクタ1を介して放電経路8に放電電流を流し、その後、放電スイッチ7をオフすることで、ピエゾアクチュエータ2の正極側からインダクタ1及び充電スイッチ4を構成しているMOSFETの寄生ダイオード4aを介して直流電源5へと放電電流を流し、その放電電流によりピエゾアクチュエータ2の電荷を直流電源5に回収する、といった手順を繰り返すことにより、段階的にピエゾアクチュエータ2を放電させる。
また、この種の駆動装置では、図10(B)に示すように、上記放電用スイッチング制御を行っている際に、ピエゾアクチュエータ2の充電電圧(以下、ピエゾ電圧とも言う)をモニタして、その充電電圧が、0Vより少し高く設定された放電終了目標値以下になったと判定すると、放電用スイッチング制御を終了して放電スイッチ7をオフ状態のままにする。
尚、図10(B)及び後述する他の図における「放電電流」は、ピエゾアクチュエータ2の放電電流である。また、図10(B)では、放電用スイッチング制御として、放電電流が予め設定された上限値にまで上昇したら放電スイッチ7をオンからオフし、放電電流が予め設定された下限値にまで下降したら放電スイッチ7をオフからオンする、という制御を行った場合の放電電流の波形及び放電スイッチ7のオン/オフ状態を表している。
特開2002−136156号公報
ところで、ピエゾアクチュエータが放電用スイッチング制御によって放電される際には、そのピエゾアクチュエータを構成するピエゾ素子の容量が変化するため、ピエゾ電圧は、図11(A)に示すように、振動しながら降下することとなる。
このため、従来の駆動装置では、放電用スイッチング制御の終了後のピエゾ電圧にばらつきが生じ、そのピエゾ電圧が0V近辺まで下がる場合もあれば、0V近辺まで下がらない場合もある。
そして、このようなピエゾ電圧のばらつきがあると、次にピエゾアクチュエータを駆動するべく充電用スイッチング制御を行った際に、その充電用スイッチング制御の開始時からピエゾアクチュエータが伸長し出すまでの時間や、所望の量だけ伸長するまでの時間がばらついてしまうこととなり、駆動精度が悪化する。以上が第1の問題である。
また、車両のディーゼルエンジン用の燃料噴射装置として、コモンレールに蓄積された高圧の燃料をインジェクタから噴射させるディーゼルコモンレールシステム(以下、CRSと記す)が知られているが、そのようなCRSのインジェクタに用いられるピエゾアクチュエータでは、更に次のような第2の問題もある。
即ち、コモンレールの燃料圧力により、ピエゾアクチュエータを構成するピエゾ素子に圧力が加わり、その圧力によりピエゾ素子に圧電現象で電圧が発生する場合がある。このため、図11(B)における(a)の部分に示すように、放電用スイッチング制御が終了した後、ピエゾ電圧が徐々に上昇する可能性がある。そして、燃料噴射終了から次の燃料噴射開始までの休止時間(噴射インターバル)は、図11(B)における(b)の部分に示すように、エンジンの運転状態等に応じて変化するため、次の燃料噴射のために充電用スイッチング制御を開始する時点でのピエゾ電圧がばらつくこととなる。
すると、第1の問題と同様に、充電用スイッチング制御の開始時からピエゾアクチュエータが所望の量だけ伸長するまでの時間がばらついてしまい、その結果、インジェクタの開弁開始タイミングがばらついて、燃料噴射量がばらついてしまう。
特に、CRSでは、1つの気筒に対して燃料を複数回に分けて噴射するいわゆる多段噴射を実施して、燃料噴射量及び噴射タイミングを一層緻密に制御することにより、排気ガスの悪化を抑制するようにしているが、上記第1の問題や第2の問題によりピエゾアクチュエータの駆動精度が悪化すると、期待した性能を発揮することができなくなる。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、ピエゾアクチュエータの駆動精度を向上させることを目的としている。
請求項1のピエゾアクチュエータ駆動装置は、ピエゾアクチュエータに直列に接続されるインダクタと、そのインダクタとピエゾアクチュエータとの直列回路に対して、直流電源の正極側から充電スイッチを介して電源供給を行うための充電経路と、前記直列回路に並列に接続され、放電スイッチを介してピエゾアクチュエータの充電電荷を放電させるための放電経路と、充電スイッチに対して、カソードが直流電源の正極側となるよう並列に接続された第1ダイオードと、放電スイッチに対して、アノードが直流電源の負極側となるよう並列に接続された第2ダイオードと、充放電制御手段とを備える。尚、第1ダイオードは、図10(A)におけるダイオード4aと同じ役割を果たすものであり、第2ダイオードは、図10(A)におけるダイオード7aと同じ役割を果たすものである。
そして、充放電制御手段は、外部から駆動指令が入力されると、放電スイッチをオフした状態で充電スイッチのオン/オフを繰り返す充電用スイッチング制御を行うことにより、ピエゾアクチュエータを充電させて伸長させ、その後、外部から駆動停止指令が入力されると、充電スイッチをオフした状態で放電スイッチのオン/オフを繰り返す放電用スイッチング制御を行うことにより、ピエゾアクチュエータを放電させて収縮させる。
ここで特に、請求項1のピエゾアクチュエータ駆動装置において、充放電制御手段は、放電用スイッチング制御を終了してから、次の充電用スイッチング制御を開始するまでの期間(以下、駆動停止期間ともいう)中に、放電スイッチをオンするようになっている。
このような請求項1のピエゾアクチュエータ駆動装置によれば、駆動停止期間中に、放電スイッチがオンされて、ピエゾアクチュエータの電荷を放電させることができるため、放電用スイッチング制御が終了した際に、ピエゾ電圧(ピエゾアクチュエータの充電電圧)が0V近辺まで下がっていなかったとしても、次にピエゾアクチュエータを駆動するべく充電用スイッチング制御を開始する時のピエゾ電圧をほぼ0Vにすることができる。
よって、前述した第1の問題を解決して、ピエゾアクチュエータの駆動精度を向上させることができる。つまり、次にピエゾアクチュエータを駆動する際に、充電用スイッチング制御の開始時からピエゾアクチュエータが伸長し出すまでの時間や、所望の量だけ伸長するまでの時間がばらついてしまうことを防止することができる。
一方、請求項2のピエゾアクチュエータ駆動装置も、ピエゾアクチュエータに直列に接続されるインダクタと、そのインダクタとピエゾアクチュエータとの直列回路に対して、直流電源の正極側から充電スイッチを介して電源供給を行うための充電経路と、前記直列回路に並列に接続され、放電スイッチを介してピエゾアクチュエータの充電電荷を放電させるための放電経路と、充電スイッチに対して、カソードが直流電源の正極側となるよう並列に接続された第1ダイオードと、放電スイッチに対して、アノードが直流電源の負極側となるよう並列に接続された第2ダイオードと、充放電制御手段とを備える。そして、充放電制御手段は、外部から駆動指令が入力されると、放電スイッチをオフした状態で充電スイッチのオン/オフを繰り返す充電用スイッチング制御を行うことにより、ピエゾアクチュエータを充電させて伸長させ、その後、外部から駆動停止指令が入力されると、充電スイッチをオフした状態で放電スイッチのオン/オフを繰り返す放電用スイッチング制御を行うことにより、ピエゾアクチュエータを放電させて収縮させる。
ここで特に、請求項2のピエゾアクチュエータ駆動装置において、充放電制御手段は、放電用スイッチング制御を、放電スイッチをオンした状態で終了するようになっている。
このような請求項2のピエゾアクチュエータ駆動装置によれば、放電用スイッチング制御が終了した時点でピエゾ電圧が0V近辺まで下がっていなかったとしても、放電用スイッチング制御は、放電スイッチがオンの状態で終了するため、ピエゾアクチュエータの電荷を確実に放電させることができる。このため、請求項1のピエゾアクチュエータ駆動装置と同様に、次にピエゾアクチュエータを駆動するべく充電用スイッチング制御を開始する時のピエゾ電圧をほぼ0Vにすることができ、前述した第1の問題を解決して、ピエゾアクチュエータの駆動精度を向上させることができる。
次に、請求項3のピエゾアクチュエータ駆動装置では、請求項1,2のピエゾアクチュエータ駆動装置において、放電制御手段は、放電用スイッチング制御を終了してから、次の充電用スイッチング制御を開始するまでの駆動停止期間中、放電スイッチをオンしたままにする。
このようなピエゾアクチュエータ駆動装置によれば、駆動停止期間の間、放電経路が有効なままとなるため、その駆動停止期間中にピエゾ電圧が上昇するのを防止することができる。よって、駆動対象のピエゾアクチュエータが前述のCRSにおけるインジェクタに用いられるピエゾアクチュエータであっても、前述した第2の問題を回避して、燃料噴射量を高精度に制御することができるようになる。
次に、請求項4のピエゾアクチュエータ駆動装置では、請求項3のピエゾアクチュエータ駆動装置において、放電制御手段は、充電用スイッチング制御の開始時において、充電スイッチをオフから最初にオンさせる前に放電スイッチをオンからオフさせ、その後、充電スイッチのオン/オフを開始するようになっている。
このようなピエゾアクチュエータ駆動装置によれば、充電用スイッチング制御の開始時において、放電スイッチと充電スイッチが同時にオンして両スイッチに貫通電流が流れてしまう不具合を回避することができる。
次に、請求項5のピエゾアクチュエータ駆動装置では、請求項1〜4のピエゾアクチュエータ駆動装置において、ピエゾアクチュエータのインダクタ側とは反対側の端子(即ち、負極側の端子)は、そのピエゾアクチュエータを駆動対象として選択するための選択スイッチを介して直流電源の負極側に接続されるようになっており、更に、その選択スイッチには、アノードを直流電源の負極側にした第3ダイオードが並列に接続されている。
そして、放電制御手段は、ピエゾアクチュエータを駆動するために充電用スイッチング制御と放電用スイッチング制御を行う際には、選択スイッチをオンし、また、放電用スイッチング制御を終了してから、次の充電用スイッチング制御を開始するまでの駆動停止期間において、放電スイッチをオンしている時には、選択スイッチをオフするようになっている。
このようなピエゾアクチュエータ駆動装置によれば、駆動停止期間において放電スイッチがオンされている時には、選択スイッチがオフされて、ピエゾアクチュエータの負極側の端子から直流電源の負極側への方向(充電方向)の電流経路が遮断され、その結果、インダクタとピエゾアクチュエータの容量成分によるLC共振回路が形成されるのが阻止される。そして、そのようなLC共振回路の共振によってピエゾ電圧が変動してしまうのを防止して、ピエゾアクチュエータの電荷を確実に放電させることができる。
尚、選択スイッチがオフされても、直流電源の負極側からピエゾアクチュエータの負極側の端子への電流(即ち、ピエゾアクチュエータを放電させる方向の電流)は、第3ダイオードを介して流れることができるため、放電スイッチのオンにより、ピエゾアクチュエータの電荷は放電させることができる。
ところで、インダクタとピエゾアクチュエータとの間の電流経路にスイッチが設けられて、そのスイッチのオン/オフにより、インダクタとピエゾアクチュエータとの接続/非接続が切り替えられる回路構成も考えられる。そして、その場合には、請求項6に記載のように構成すれば良い。
即ち、請求項6のピエゾアクチュエータ駆動装置では、請求項1〜5のピエゾアクチュエータ駆動装置において、インダクタとピエゾアクチュエータは、当該インダクタと当該ピエゾアクチュエータとの間に設けられた直列回路形成用スイッチを介して接続されるようになっている。そして、放電制御手段は、ピエゾアクチュエータを駆動するために充電用スイッチング制御と放電用スイッチング制御を行う際には、直列回路形成用スイッチをオンし、更に、放電用スイッチング制御を終了してから、次の充電用スイッチング制御を開始するまでの駆動停止期間において、放電スイッチをオンしている時にも、直列回路形成用スイッチをオンする。
このような請求項6のピエゾアクチュエータ駆動装置によれば、インダクタと駆動対象のピエゾアクチュエータとが直列回路形成用スイッチを介して接続される構成であっても、駆動停止期間中にピエゾアクチュエータの電荷を放電させることができる。駆動停止期間において放電スイッチがオンされている時には、直列回路形成用スイッチもオンされて、ピエゾアクチュエータを放電させるための電流経路が形成されるからである。
また、直列回路形成用スイッチとしては、以下のような構成のものが考えられる。
即ち、直列回路形成用スイッチは、直列に接続された放電許可側スイッチ及び充電許可側スイッチからなると共に、その2つのスイッチのうち、インダクタ側に設けられた放電許可側スイッチには、アノードをインダクタ側にした充電許可ダイオードが並列に接続され、ピエゾアクチュエータ側に設けられた充電許可側スイッチには、アノードをピエゾアクチュエータ側にした放電許可ダイオードが並列に接続されている、という構成である。
尚、この構成は、ドレイン・ソース間に寄生ダイオードが備えられるMOSFETを直列回路形成用スイッチとして用いる場合に採用されることとなる。つまり、1つのMOSFETだけでは、そのMOSFETの寄生ダイオードの順方向電流を遮断することができないため、2つのMOSFETを、それらの寄生ダイオードのカソード同士が向かい合うように接続し、それを直列回路形成用スイッチとして用いる場合である。そして、この場合、インダクタ側のMOSFETが放電許可側スイッチに相当し、そのMOSFETの寄生ダイオードが充電許可ダイオードに相当し、ピエゾアクチュエータ側のMOSFETが充電許可側スイッチに相当し、そのMOSFETの寄生ダイオードが放電許可ダイオードに相当することとなる。
そして、このような構成の直列回路形成用スイッチを用いた場合、放電制御手段は、請求項7に記載のように、放電用スイッチング制御を終了してから、次の充電用スイッチング制御を開始するまでの駆動停止期間において、放電スイッチをオンしている時には、直列回路形成用スイッチをなす放電許可側スイッチ及び充電許可側スイッチのうち、放電許可側スイッチのみをオンするように構成することもできる。ピエゾアクチュエータの正極側の端子からインダクタへの電流(即ち、放電方向の電流)は、充電許可側スイッチをオンしなくても、その充電許可側スイッチと並列な放電許可ダイオードを介して流れるからである。また、放電許可側スイッチのみをオンするようにすれば、駆動停止期間において放電スイッチをオンしている時に、インダクタとピエゾアクチュエータの容量成分によるLC共振回路が形成されるのを阻止することができる。よって、請求項5のピエゾアクチュエータ駆動装置について述べたのと同じ効果、即ち、LC共振回路の共振によってピエゾ電圧が変動してしまうのを防止してピエゾアクチュエータの電荷を確実に放電させることができる、という効果が得られる。
尚、放電制御手段は、充電用スイッチング制御を行う際には、放電許可側スイッチ及び充電許可側スイッチのうち、少なくとも充電許可側スイッチをオンすれば良い。放電許可側スイッチをオンしなくても、それと並列な充電許可ダイオードを介して、インダクタ側からピエゾアクチュエータ側へ充電電流が流れるからである。また、放電制御手段は、放電用スイッチング制御を行う際には、放電許可側スイッチ及び充電許可側スイッチのうち、少なくとも放電許可側スイッチをオンすれば良い。充電許可側スイッチをオンしなくても、それと並列な放電許可ダイオードを介して、ピエゾアクチュエータ側からインダクタ側へ放電電流が流れるからである。
一方、放電制御手段が放電用スイッチング制御を終了する契機について具体的に説明すると、放電制御手段は、請求項8に記載のように、放電用スイッチング制御を開始してから特定の放電終了条件が成立したと判定すると、放電用スイッチング制御を終了することとなる。そして、更に具体的には、例えば請求項9〜11のような判定を行うことが考えられる。
まず、請求項9に記載のように、放電制御手段は、放電用スイッチング制御を行っている際に、ピエゾアクチュエータの充電電圧(ピエゾ電圧)をモニタして、その充電電圧が規定値以下になったと判定すると、放電用スイッチング制御を終了するように構成することができる。この場合、「充電電圧が規定値以下」という条件が放電終了条件である。
また、請求項10に記載のように、放電制御手段は、放電用スイッチング制御を開始した時からの経過時間を測定し、その経過時間が規定値に達したと判定すると、放電用スイッチング制御を終了するように構成することもできる。この場合、「放電用スイッチング制御を開始した時からの経過時間が規定値に達した」という条件が放電終了条件である。
また、請求項11に記載のように、放電制御手段が放電用スイッチング制御で放電スイッチをオン/オフさせる際の、放電スイッチのオン時間が一定であるならば、放電制御手段は、放電用スイッチング制御を行っている際に、放電スイッチをオンしてから前記一定のオン時間が経過した時の(換言すれば、放電スイッチをオフする直前の)ピエゾアクチュエータの放電電流を検出し、その放電電流が規定値以下になったと判定すると、放電用スイッチング制御を終了するように構成することができる。つまり、ピエゾアクチュエータの充電電圧が低下するほど、放電スイッチをオンした時の放電電流の立ち上がりが緩くなり、放電スイッチをオンしてからオン時間が経過した時の放電電流が小さくなるため、そのオン時間経過時の放電電流が規定値以下になったら、放電用スイッチング制御を止めるように構成することができる。そして、この場合、「放電スイッチをオンしてから一定のオン時間が経過した時の放電電流が、規定値以下になった」という条件が放電終了条件である。
また、請求項12に記載のように、放電制御手段が、放電用スイッチング制御で放電スイッチをオン/オフさせる際には、放電スイッチをオンしてからのピエゾアクチュエータの放電電流をモニタして、その放電電流が基準値に達したら放電スイッチをオフするようになっているのであれば、放電制御手段は、放電用スイッチング制御を行っている際に、放電スイッチをオンしてからピエゾアクチュエータの放電電流が前記基準値に達するまでの時間を計測し、その時間が規定値以上になったと判定すると、放電用スイッチング制御を終了するように構成することができる。つまり、ピエゾアクチュエータの充電電圧が低下するほど、放電スイッチをオンしてから放電電流が基準値に達するまでの時間が長くなるため、その時間が規定値以上になったら、放電用スイッチング制御を止めるように構成することができる。そして、この場合、「放電スイッチをオンしてから放電電流が基準値に達するまでの時間が、規定値以上になった」という条件が放電終了条件である。
また特に、請求項11又は請求項12の構成によれば、放電スイッチをオンしている時に、放電終了条件が成立することとなるため、必ず放電スイッチがオンの状態で放電用スイッチング制御を終了することができる。このため、請求項2や請求項3のピエゾアクチュエータ駆動装置を構成し易いという利点がある。
尚、請求項2や請求項3のピエゾアクチュエータ駆動装置は、請求項11又は請求項12の構成を必須とするものではない。例えば、請求項10の構成であっても、放電用スイッチング制御を開始した時からの経過時間が規定値に達する時の放電スイッチの状態が、必ずオンとなるように、その規定値や放電スイッチのオン/オフの仕方を設定すれば良い。
以下に、本発明が適用された実施形態のピエゾアクチュエータ駆動装置について説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の駆動装置60の構成を表す構成図である。尚、本実施形態の駆動装置60は、車両に搭載されたディーゼルエンジンの燃料噴射装置を構成するものであり、ディーゼルエンジンの各気筒へコモンレールからの高圧燃料を噴射する各インジェクタに設けられたピエゾアクチュエータP1〜P4を充放電させて伸縮させることにより、その各気筒毎のインジェクタに燃料噴射の開始/停止をさせるものである。そして、本実施形態において、エンジンの気筒数は4であり、ピエゾアクチュエータPn(nは1〜4の何れか)は、第n気筒(以下、#nとも記す)に対応するものである。更に、本実施形態の駆動装置60では、エンジンの気筒を2気筒毎にグループ分けしており、第1気筒(#1)と第3気筒(#3)を第1グループとし、第2気筒(#2)と第4気筒(#4)を第2グループとしている。
図1に示すように、駆動装置60は、各グループのピエゾアクチュエータP1〜P4に共通の構成要素として、車載バッテリからのバッテリ電圧VB(例えば12V又は24V)を昇圧して出力する電源回路10と、当該駆動装置60の動作を制御するマイコンや専用IC等からなる制御部50とを備えている。
電源回路10は、周知のDC/DCコンバータであり、一端にバッテリ電圧VBが供給される昇圧用インダクタL0と、その昇圧用インダクタL0の他端とグランドラインとの間に接続された昇圧用スイッチSW0と、昇圧用インダクタL0と昇圧用スイッチSW0との接続点にアノードが接続されたダイオードD0と、そのダイオードD0のカソードとグランドラインとの間に接続されたコンデンサC0とを備えている。
この電源回路10では、昇圧用スイッチSW0がオン/オフされることで、昇圧用インダクタL0と昇圧用スイッチSW0との接続点に、バッテリ電圧VBよりも高いフライバック電圧が生じ、そのフライバック電圧によりコンデンサC0がダイオードD0を介して充電される。このため、制御部50が、コンデンサC0の充電電圧を検出し、その充電電圧が数十〜数百Vの目標値となるように、昇圧用スイッチSW0をオン/オフさせる。
尚、ダイオードD0は、コンデンサC0から昇圧用スイッチSW0側への放電を防止するためのものである。また、電源回路10では、コンデンサC0のダイオードD0側の端子である正極側端子が、当該電源回路10の正極側となっており、コンデンサC0の負極側端子及びグランドラインが、当該電源回路10の負極側となっている。また、この駆動装置60では、コンデンサC0からピエゾアクチュエータP1〜P4の各々へ電源供給される。このため、コンデンサC0の静電容量は、ピエゾアクチュエータP1〜P4への電源供給時にも略一定の電圧値を保つことができるように、比較的大きな値に設定されている。
そして更に、駆動装置60は、第1グループのピエゾアクチュエータP1,P3について、以下の構成要素を備えている。
即ち、駆動装置60は、ピエゾアクチュエータP1,P3が並列に接続された並列回路11に対して直列に接続されるインダクタL1と、インダクタL1と並列回路11との直列回路21に対して、電源回路10の正極側(即ち、コンデンサC0の正極側端子)から充電スイッチSWaを介して電源供給を行うための充電経路31と、直列回路21に対して並列に接続され、放電スイッチSWbを介してピエゾアクチュエータP1,P3の充電電荷を放電させるための放電経路41とを備えている。
並列回路11は、ピエゾアクチュエータP1及びそれを駆動対象として選択するための気筒選択スイッチSW1からなる直列回路と、ピエゾアクチュエータP3及びそれを駆動対象として選択するための気筒選択スイッチSW3からなる直列回路とが、並列に接続されることにより構成されている。そして、並列回路11のピエゾアクチュエータP1,P3側の端部は、インダクタL1の一端に接続され、気筒選択スイッチSW1,SW3側の端部は、抵抗R1を介して、電源回路10の負極側であるグランドラインに接続されている。また、気筒選択スイッチSW1,SW3の各々には、ダイオードD1,D3が、カソードをピエゾアクチュエータP1,P3側にして(換言すれば、アノードを抵抗R1側にして)並列に接続されている。
尚、抵抗R1は、ピエゾアクチュエータP1,P3に流れる電流(充電電流及び放電電流)を検出するための電流検出用抵抗である。また、各気筒選択スイッチSW1,SW3は、nチャネルMOSFETからなり、ドレインがピエゾアクチュエータP1,P3の一端に接続され、ソースが抵抗R1の一端に接続されている。そして、それらMOSFETの寄生ダイオードを、ダイオードD1,D3として利用している。
直列回路21は、インダクタL1側の端部が、充電スイッチSWaを介して、コンデンサC0の正極側端子に接続されている。また、充電スイッチSWaには、ダイオードDaが、カソードをコンデンサC0の方にして並列に接続されている。そして、そのダイオードDaは、ピエゾアクチュエータP1,P3を放電させる際において、放電スイッチSWbがオンからオフされた時に電源回路10のコンデンサC0へ回生電流を流し込む役割を果たす。
尚、充電スイッチSWaは、nチャネルMOSFETからなり、ドレインがコンデンサC0の正極側端子に接続され、ソースがインダクタL1の一端に接続されている。そして、そのMOSFETの寄生ダイオードを、ダイオードDaとして利用している。
また、放電スイッチSWbは、オンすることで放電経路41を形成するが、この放電スイッチSWbもnチャネルMOSFETからなる。そして、それのソースがグランドラインに接続され、ドレインが充電スイッチSWaとインダクタL1との接続点に接続されている。
更に、放電スイッチSWbには、ダイオードDbが、アノードをグランドラインの方にして並列に接続されている。そして、そのダイオードDbは、ピエゾアクチュエータP1,P3を充電する際において、充電スイッチSWaがオンからオフされた時にインダクタL1によるフライホイール電流を流す役割を果たす。尚、このダイオードDbも、放電スイッチSWbを成すMOSFETの寄生ダイオードである。
また、駆動装置60は、第2グループのピエゾアクチュエータP2,P4についても、ピエゾアクチュエータP1,P3についての構成要素と全く同様の構成要素を備えている。
即ち、駆動装置60は、ピエゾアクチュエータP2,P4が並列に接続された並列回路12に対して直列に接続されるインダクタL2と、インダクタL2と並列回路12との直列回路22に対して、コンデンサC0の正極側端子から充電スイッチSWcを介して電源供給を行うための充電経路32と、直列回路22に対して並列に接続され、放電スイッチSWdを介してピエゾアクチュエータP2,P4の充電電荷を放電させるための放電経路42とを備えている。
並列回路12は、ピエゾアクチュエータP2及びそれを駆動対象として選択するための気筒選択スイッチSW2からなる直列回路と、ピエゾアクチュエータP4及びそれを駆動対象として選択するための気筒選択スイッチSW4からなる直列回路とが、並列に接続されることにより構成されている。そして、並列回路12のピエゾアクチュエータP2,P4側の端部は、インダクタL2の一端に接続され、気筒選択スイッチSW2,SW4側の端部は、抵抗R2を介してグランドラインに接続されている。また、気筒選択スイッチSW2,SW4の各々には、ダイオードD2,D4が、カソードをピエゾアクチュエータP2,P4側にして並列に接続されている。
尚、抵抗R2は、ピエゾアクチュエータP2,P4に流れる電流を検出するための電流検出用抵抗である。また、各気筒選択スイッチSW2,SW4は、nチャネルMOSFETからなり、ドレインがピエゾアクチュエータP2,P4の一端に接続され、ソースが抵抗R2の一端に接続されている。そして、それらMOSFETの寄生ダイオードを、ダイオードD2,D4として利用している。
直列回路22は、インダクタL2側の端部が、充電スイッチSWcを介して、コンデンサC0の正極側端子に接続されている。また、充電スイッチSWcには、ダイオードDcが、カソードをコンデンサC0の方にして並列に接続されている。そして、そのダイオードDcは、ピエゾアクチュエータP2,P4を放電させる際において、放電スイッチSWdがオンからオフされた時に電源回路10のコンデンサC0へ回生電流を流し込む役割を果たす。
尚、充電スイッチSWcは、nチャネルMOSFETからなり、ドレインがコンデンサC0の正極側端子に接続され、ソースがインダクタL2の一端に接続されている。そして、そのMOSFETの寄生ダイオードを、ダイオードDcとして利用している。
また、放電スイッチSWdは、オンすることで放電経路42を形成するが、この放電スイッチSWdもnチャネルMOSFETからなる。そして、それのソースがグランドラインに接続され、ドレインが充電スイッチSWcとインダクタL2との接続点に接続されている。
更に、放電スイッチSWdには、ダイオードDdが、アノードをグランドラインの方にして並列に接続されている。そして、そのダイオードDdは、ピエゾアクチュエータP2,P4を充電する際において、充電スイッチSWcがオンからオフされた時にインダクタL2によるフライホイール電流を流す役割を果たす。尚、このダイオードDdも、放電スイッチSWdを成すMOSFETの寄生ダイオードである。
そして、このような駆動装置60では、制御部50が、電源回路10の昇圧用スイッチSW0だけでなく、充電スイッチSWa,SWc、放電スイッチSWb,SWd及び気筒選択スイッチSW1〜SW4も制御する。そこで次に、その制御内容について説明する。
まず、制御部50は、抵抗R1,R2のグランドライン側とは反対側の電圧をモニタすることにより、駆動対象としているピエゾアクチュエータに流れる充電電流及び放電電流を検出するようになっている。また、制御部50は、並列回路11,12のインダクタL1,L2側の端部の電圧により、駆動対象としているピエゾアクチュエータの充電電圧(ピエゾ電圧)を検出するようになっている。更に、制御部50には、車両のエンジン制御を行う電子制御ユニット(図示省略)から、各気筒のインジェクタを開弁させるための、気筒毎の駆動信号(いわゆる噴射指令信号)が入力される。尚、駆動装置60が上記電子制御ユニット内に設けられる場合、制御部50には、その電子制御ユニット内のマイコンから気筒毎の駆動信号が入力される。
ここで以下では、#1のピエゾアクチュエータP1が駆動対象である場合を例に挙げて説明する。
図2に示すように、制御部50は、電子制御ユニットからの#1の駆動信号がハイになると、気筒選択スイッチSW1〜SW4のうち、#1に対応する気筒選択スイッチSW1をオンすると共に、#1が所属する第1グループについての放電スイッチSWbをオフした状態で、その第1グループについての充電スイッチSWaをオン/オフさせる充電用スイッチング制御を行う。
すると、充電スイッチSWaのオン時には、電源回路10のコンデンサC0から充電経路31及びインダクタL1を介してピエゾアクチュエータP1に充電電流が流れ、充電スイッチSWaのオフ時には、インダクタL1に蓄積されたエネルギーによって流れる充電電流が、グランドライン側から放電スイッチSWbに並列なダイオードDbを介してピエゾアクチュエータP1に流れることとなる。そして、このような充電用スイッチング制御により、ピエゾアクチュエータP1が段階的に充電されて伸長し、#1のインジェクタが開弁する。
尚、制御部50は、例えば充電用スイッチング制御では、駆動対象のピエゾアクチュエータに流れる充電電流が予め設定されたオフ切替閾値にまで上昇したと判定したなら、充電スイッチをオンからオフし、充電電流が予め設定されたオン切替閾値(<オフ切替閾値)にまで下降したと判定したなら、充電スイッチをオフからオンする、という動作を繰り返す。また例えば、充電用スイッチング制御としては、充電スイッチを一定のオン時間だけオンして一定のオフ時間だけオフする、という動作を繰り返す制御でも良い。また例えば、制御部50は、充電用スイッチング制御を行っている際に、駆動対象のピエゾアクチュエータの充電電圧が、インジェクタを確実に開弁可能な充電終了目標値以上になったと判定すると、充電用スイッチング制御を終了して充電スイッチをオフ状態のままにする。
その後、図2に示すように、#1の駆動信号がハイからローに戻ると、制御部50は、#1が所属する第1グループについての充電スイッチSWaをオフした状態で、その第1グループについての放電スイッチSWbをオン/オフさせる放電用スイッチング制御を行う。
すると、放電スイッチSWbのオン時には、ピエゾアクチュエータP1の正極側からインダクタL1及び放電経路41を介してグランドライン側へ放電電流が流れ、放電スイッチSWbのオフ時には、ピエゾアクチュエータP1の正極側からインダクタL1及び充電スイッチSWaに並列なダイオードDaを介してコンデンサC0へと放電電流が流れ、その放電電流によりピエゾアクチュエータP1の電荷がコンデンサC0に回収される。そして、このような放電用スイッチング制御により、ピエゾアクチュエータP1が段階的に放電されて収縮し、#1のインジェクタが閉弁する。
尚、制御部50は、例えば放電用スイッチング制御では、駆動対象のピエゾアクチュエータに流れる放電電流が予め設定されたオフ切替閾値にまで上昇したと判定したなら、放電スイッチをオンからオフし、放電電流が予め設定されたオン切替閾値(<オフ切替閾値)にまで下降したと判定したなら、放電スイッチをオフからオンする、という動作を繰り返す。また例えば、放電用スイッチング制御としては、放電スイッチを一定のオン時間だけオンして一定のオフ時間だけオフする、という動作を繰り返す制御でも良い。
そして、制御部50は、図3(A)における(1)の部分に示すように、放電用スイッチング制御を行っている際に、駆動対象のピエゾアクチュエータの充電電圧が、0Vより少し高く設定された放電終了目標値(請求項9に記載の規定値に相当)以下になったと判定すると、放電終了条件が成立したと判断して、放電用スイッチング制御(即ち、放電スイッチのオン/オフ切り替え)を終了する。
ここで、本実施形態では、#1→#2→#3→#4→#1の順で燃料噴射を行うが、1つの気筒に対して燃料を複数回に分けて噴射する多段噴射を実施するようになっている。
そして、制御部50は、例えば#1を例に挙げて説明すると、その#1の駆動信号が最初にハイになってから(つまり、多段噴射の1回目噴射のためにハイになってから)、#1と同じグループの#3の駆動信号が最初にハイになるまでの間は、図2における(1),(2)の部分及び図4に示す如く、放電用スイッチング制御を行っている際に放電終了条件が成立したと判断すると(S110:YES)、放電スイッチSWbをオン状態にして放電用スイッチング制御を終了すると共に(S120)、それまでオンしていた気筒選択スイッチSW1をオフする(S130)。
そして、#1の駆動信号が次にハイになると(つまり、多段噴射の2回目以降の噴射のためにハイになると)、図2のように、気筒選択スイッチSW1を再びオンすると共に、放電スイッチSWbをオンからオフにし、その後、予め定められた微小な遅延時間Tdだけ待ってから、充電用スイッチング制御による充電スイッチSWaの最初のオンを開始する(図2における(3)の部分参照)。換言すれば、充電用スイッチング制御の開始時には、充電スイッチSWaを最初にオンする前に放電スイッチSWbをオンからオフさせ、その後、充電スイッチSWaのオン/オフを開始するようになっている。これは、充電スイッチSWaと放電スイッチSWbとが同時にオンして両スイッチSWa,SWbに貫通電流が流れてしまうのを、確実に防止するためである。
尚、#1の多段噴射が全て終了し、その後、#3の駆動信号がハイになったなら、#1の気筒選択スイッチSW1はオフのままで、#3の気筒選択スイッチSW3が図2の如くオン/オフされることとなり、充電スイッチSWaと放電スイッチSWbは、#1の多段噴射を行う場合と同様に制御される。また、#1,#3を例に挙げて説明したことは、第2グループの#2,#4に関連する部分についても同様であり、ピエゾアクチュエータP2,P4が駆動される場合には、充電スイッチSWa及び放電スイッチSWbではなく、充電スイッチSWcと放電スイッチSWdがオン/オフされることとなる。
以上のような駆動装置60では、噴射対象気筒が#nであるとすると、その#nへの多段噴射が行われる期間のうち、#nの駆動信号がローになってピエゾアクチュエータPnについての放電用スイッチング制御が終了してから、次に#nの駆動信号がハイとなってピエゾアクチュエータPnについての充電用スイッチング制御が再び開始されるまでの駆動停止期間(即ち、多段噴射における噴射休止期間であり、以下単に、駆動停止期間という)の間は、その#nのグループに対応する放電スイッチSWb又はSWcがオンされたままになる。
このため、例えば#1のピエゾアクチュエータP1を例に挙げると、駆動停止期間中は、図5に示すように、放電スイッチSWbがオンのままとなり、放電経路41が有効なままとなる。そして、駆動停止期間中は、放電スイッチSWbがオンされるのに対して、気筒選択スイッチSW1はオフされるため、図5における点線で示すように、ピエゾアクチュエータP1の放電回路として、「グランドライン→気筒選択スイッチSW1の寄生ダイオードD1→ピエゾアクチュエータP1→インダクタL1→放電スイッチSWb→グランドライン」の放電回路が形成されることとなる。尚、図5では、抵抗R1を省略している。
よって、図6(B)に例示するように、放電用スイッチング制御が終了した時刻taにて、ピエゾ電圧が0V近辺まで下がっていなかったとしても、ピエゾアクチュエータP1を確実に放電させることができ、次にピエゾアクチュエータP1を駆動するべく充電用スイッチング制御を開始する時のピエゾ電圧を常にほぼ0Vにすることができる。そして、このため、次にピエゾアクチュエータP1を駆動する際に、充電用スイッチング制御の開始時(駆動信号の立ち上がり時)からピエゾアクチュエータP1が伸長してインジェクタが開弁するまでの応答時間がばらついてしまうことを防止でき、精度の良い燃料噴射を実施することが可能となる。
つまり、従来装置では、図6(A)に示すように、放電用スイッチング制御が終了した時刻taにて、放電スイッチをオフ状態に固定するため、その時刻taでピエゾ電圧が0Vでなければ、そのピエゾ電圧が次の充電用スイッチング制御の開始時まで残ってしまい、その結果、充電用スイッチング制御の開始時からインジェクタが開弁するまでの応答時間にばらつきが生じたが、本実施形態によれば、そのような問題(即ち、前述した第1の問題)を解決することができる。尚、図6において、点線で示している「ピエゾ電流」は、ピエゾアクチュエータに流れる電流を、充電方向を正にして表したものである。
そして特に、本実施形態では、次の充電用スイッチング制御の開始時まで放電スイッチをオンしたままにしているため、前述した第2の問題も回避するこができる。つまり、駆動停止期間中において、燃料圧力によりピエゾアクチュエータのピエゾ素子に圧力が加わっても、ピエゾ電圧が上昇してしまうことを防止することができ、燃料噴射量のばらつきを回避することができる。
また、本実施形態の駆動装置60では、駆動停止期間において、放電スイッチをオンしている時に気筒選択スイッチをオフするため、図5の点線で示したように、ピエゾアクチュエータPnには放電方向の電流しか流れず、インダクタL1又はL2とピエゾアクチュエータPnの容量成分によるLC共振回路が形成されるのが阻止される。このため、そのようなLC共振回路の共振によってピエゾ電圧が変動してしまうのを防止して、ピエゾアクチュエータPnの電荷を確実に放電させることができる。
また更に、本実施形態の駆動装置60によれば、図2における(3)の部分に示したように、充電用スイッチング制御の開始時において、放電スイッチをオフしてから充電スイッチをオンしているため、その両スイッチが同時にオンして貫通電流が流れてしまうことを防止することができる。
尚、本実施形態では、制御部50が充放電制御手段に相当している。また、ダイオードDa,Dcが第1ダイオードに相当し、ダイオードDb,Ddが第2ダイオードに相当し、ダイオードD1〜D4が第3ダイオードに相当している。また、ハイレベルの駆動信号が駆動指令に相当し、ローレベルの駆動信号が駆動停止指令に相当している。
ところで、上記実施形態において、前述した第2の問題を考慮しないのであれば、放電スイッチは、駆動停止期間中に一時的にオンするように構成することもできる。例えば、放電スイッチを、放電用スイッチング制御の終了時から一定時間だけオン状態とするように構成しても良く、また、放電スイッチを、放電用スイッチング制御が終了した時点ではオフ状態とし、その後、所定時間が経過した時から、一定時間だけ、又は、次の充電用スイッチング制御を開始する時まで、オンするように構成しても良い。そして、放電用スイッチのオン中は気筒選択スイッチをオフして、前述したLC共振回路の形成を阻止すれば良い。
一方、放電用スイッチング制御を終了する条件(放電終了条件)としては、「ピエゾアクチュエータの充電電圧が放電終了目標値以下になった」という条件以外でも良い。
例えば、制御部50は、図3(A)における(2)の部分に示すように、放電用スイッチング制御を行っている際に、放電用スイッチング制御を開始した時(即ち、駆動信号の立ち下がり時)からの経過時間を測定し、その経過時間が規定値に達したと判定すると、放電終了条件が成立したと判断して、放電用スイッチング制御を終了するように構成することもできる。
また例えば、制御部50が、放電用スイッチング制御として、放電スイッチを一定のオン時間だけオンして一定のオフ時間だけオフする、という動作を繰り返す制御や、放電スイッチを一定のオン時間だけオンし、放電スイッチをオフした後、ピエゾアクチュエータの放電電流が予め設定されたオン切替閾値にまで下降したら放電スイッチを再びオンする、という動作を繰り返す制御を行う場合、即ち、放電用スイッチング制御における放電スイッチのオン時間が一定である場合には、放電終了条件を、図3(B)における(3)の部分に示すような条件としても良い。
つまり、制御部50は、放電用スイッチング制御を行っている際に、放電スイッチをオンしてから一定のオン時間が経過した時の(換言すれば、放電スイッチをオフする直前の)ピエゾアクチュエータの放電電流を検出し、その放電電流が規定値以下になったと判定すると、放電終了条件が成立したと判断して、放電用スイッチング制御を終了するように構成することができる。
また例えば、制御部50が、放電用スイッチング制御として、放電スイッチをオンしてからピエゾアクチュエータの放電電流が予め設定されたオフ切替閾値以上になったと判定したなら、放電スイッチをオンからオフし、放電電流が予め設定されたオン切替閾値以下になったと判定したなら、放電スイッチをオフからオンする、という動作を繰り返す制御や、放電スイッチをオンしてからピエゾアクチュエータの放電電流が予め設定されたオフ切替閾値以上になったと判定したなら、放電スイッチをオンからオフし、一定のオフ時間が経過したら放電スイッチをオフからオンする、という動作を繰り返す制御を行う場合、即ち、放電用スイッチング制御で放電スイッチをオンからオフさせる条件が、ピエゾアクチュエータの放電電流がオフ切替閾値(請求項12に記載の基準値に相当)に達した、という条件の場合には、放電終了条件を、図3(C)における(4)の部分に示すような条件としても良い。
つまり、制御部50は、放電用スイッチング制御を行っている際に、放電スイッチをオンしてからピエゾアクチュエータの放電電流がオフ切替閾値に達するまでの時間を計測し、その時間が規定値以上になったと判定すると、放電終了条件が成立したと判断して、放電用スイッチング制御を終了するように構成することができる。
そして特に、放電終了条件が、図3(B)における(3)の部分や、図3(C)における(4)の部分に示す条件であれば、放電スイッチをオンしている時に、放電終了条件が成立することとなるため、必ず放電スイッチがオンの状態で放電用スイッチング制御を終了することができる。よって、放電用スイッチング制御の終了時から放電スイッチをオンし続けるのに有利である。
[第2実施形態]
次に、図7は、第2実施形態の駆動装置70の構成を表す構成図である。
第2実施形態の駆動装置70は、第1実施形態の駆動装置60と比較すると、下記〈1〉,〈2〉の点が異なっている。
〈1〉インダクタL2と、充電スイッチSWc及び放電スイッチSWdが削除されている。そして、インダクタL1と第1グループの並列回路11(ピエゾアクチュエータP1,P3)とがスイッチSW5を介して接続され、また、インダクタL1と第2グループの並列回路12(ピエゾアクチュエータP2,P4)とがスイッチSW6を介して接続されるようになっている。つまり、駆動装置70では、インダクタL1と充電スイッチSWa及び放電スイッチSWbが1組だけ備えられており、1つのインダクタL1が、スイッチSW5,SW6により、2つのグループの並列回路11,12の何れか一方に切り替えて接続されるようになっている。換言すれば、インダクタL1と直列に接続されるピエゾアクチュエータのグループが、第1グループと第2グループの何れかに切り替えられるようになっている。このため、以下では、スイッチSW5,SW6を、グループ選択スイッチという。尚、エンジンがV型で、気筒の第1グループと第2グループが、そのV型エンジンの各バンクの気筒グループである場合、グループ選択スイッチSW5,SW6と同じ役割のスイッチは、バンク選択スイッチと呼ばれる。
また、本実施形態において、グループ選択スイッチSW5,SW6の各々は、2つのMOSFETを、それらの寄生ダイオードのカソード同士が向かい合うように接続したものである。つまり、第1グループ側のグループ選択スイッチSW5は、ソースがインダクタL1の一端に接続された第1スイッチSW5aとしてのMOSFETと、ソースが並列回路11の一端に接続され、ドレインが第1スイッチSW5aのドレインに接続された第2スイッチSW5bとしてのMOSFETとからなる。同様に、第2グループ側のグループ選択スイッチSW6は、ソースがインダクタL1の一端に接続された第1スイッチSW6aとしてのMOSFETと、ソースが並列回路12の一端に接続され、ドレインが第1スイッチSW6aのドレインに接続された第2スイッチSW6bとしてのMOSFETとからなる。
そして、グループ選択スイッチSW5を構成する2つのスイッチSW5a,SW5bをオンすれば、インダクタL1と第1グループの並列回路11とが接続され、グループ選択スイッチSW6を構成する2つのスイッチSW6a,SW6bをオンすれば、インダクタL1と第2グループの並列回路12とが接続される。
但し、例えばグループ選択スイッチSW5の方を例に挙げて説明すると、そのスイッチSW5を構成する第1及び第2スイッチSW5a,SW5bのうち、少なくとも第1スイッチSW5aがオンすれば、並列回路11側(ピエゾアクチュエータP1,P3側)からインダクタL1側へ、第2スイッチSW5bの寄生ダイオードD5bと第1スイッチSW5aを介して、放電電流を流すことができる。また、第1及び第2スイッチSW5a,SW5bのうち、少なくとも第2スイッチSW5bがオンすれば、インダクタL1側から並列回路11側(ピエゾアクチュエータP1,P3側)へ、第1スイッチSW5aの寄生ダイオードD5aと第2スイッチSW5bを介して、充電電流を流すことができる。
このため、以下では、第1スイッチSW5a,SW6aを、放電許可側スイッチといい、第2スイッチSW5b,SW6bを、充電許可側スイッチという。そして、本実施形態では、放電許可側スイッチSW5a,SW6aの寄生ダイオードD5a,D6aが、充電許可ダイオードに相当し、充電許可側スイッチSW5b,SW6bの寄生ダイオードD5b,D6bが、放電許可ダイオードに相当している。また、本実施形態では、グループ選択スイッチSW5,SW6が、直列回路形成用スイッチに相当している。
〈2〉制御部50は、何れかの気筒(以下、#nとする)の駆動信号が最初にハイになってから(つまり、多段噴射の1回目噴射のためにハイになってから)、#nの次に燃料噴射を行う気筒の駆動信号が最初にハイになるまでの間を、#nの多段噴射実施対象期間として認識する。例えば#1を例に挙げると、その#1の駆動信号が最初にハイになってから#2の駆動信号が最初にハイになるまでの間を、#1の多段噴射実施対象期間として認識する。
そして、制御部50は、図8に示すように、#nの多段噴射実施対象期間において、グループ選択スイッチSW5,SW6のうち、その#nのグループ側のグループ選択スイッチをオンし、他グループ側のグループ選択スイッチをオフする。つまり、#1,#3の多段噴射実施対象期間では第1グループ側のグループ選択スイッチSW5をオンし、#2,#4の多段噴射実施対象期間では第2グループ側のグループ選択スイッチSW6をオンする。
尚、グループ選択スイッチSW5,SW6をオンするとは、そのグループ選択スイッチSW5,SW6を構成する放電許可側スイッチSW5a,SW6a及び充電許可側スイッチSW5b,SW6bの両方をオンすることであり、グループ選択スイッチSW5,SW6をオフするとは、そのグループ選択スイッチSW5,SW6を構成する放電許可側スイッチSW5a,SW6a及び充電許可側スイッチSW5b,SW6bの両方をオフすることである。また、図8は、#nの前に燃料噴射を行う気筒の多段噴射実施対象期間から、#nの多段噴射実施対象期間に移行した時、即ち、#nの駆動信号が最初にハイになった時を表している。そして、#nの駆動信号が多段噴射の2回目以降の噴射のためにハイになった時には、図8の下方左側における一点鎖線で示すように、#nのグループ側のグループ選択スイッチはオンのままであり、他グループ側のグループ選択スイッチはオフのままとなる。
そして更に、制御部50は、充電スイッチSWa及び放電スイッチSWbと各気筒の気筒選択スイッチSW1〜SW4を、第1実施形態と同様に制御する。
即ち、図8に示すように、#nの駆動信号が最初にハイになると、気筒選択スイッチSWnをオンすると共に、放電スイッチSWbをオンからオフし、遅延時間Tdだけ待ってから、充電用スイッチング制御による充電スイッチSWaのオン/オフを開始する。そして、#nの駆動信号がハイからローに戻ると、充電スイッチSWaをオフした状態で放電スイッチSWbをオン/オフさせる放電用スイッチング制御を行い、図8における(1),(2)の部分及び図4に示す如く、その放電用スイッチング制御を行っている際に放電終了条件が成立したと判断すると(S110:YES)、放電スイッチSWbをオン状態にして放電用スイッチング制御を終了すると共に(S120)、それまでオンしていた気筒選択スイッチSWnをオフする(S130)。そして、#nの多段噴射実施対象期間において、#nの駆動信号が次にハイになると、#nの駆動信号が最初にハイになった時からの動作と同じ動作を再び行う。
そして、このような第2実施形態の駆動装置70によっても、第1実施形態の駆動装置60と同じ効果を得ることができる。#nの多段噴射実施対象期間における駆動停止期間中は、放電スイッチSWbがオンされると共に、#nのグループ側のグループ選択スイッチSW5又はSW6もオンされて、ピエゾアクチュエータPnを放電させるための電流経路が形成されるからである。
尚、放電スイッチSWbを、駆動停止期間中に一時的にオンするように構成した場合、その駆動停止期間においては、放電スイッチSWbのオン時にだけ、放電させたいピエゾアクチュエータPnに対応する方のグループ選択スイッチSW5又はSW6をオンするように構成することもできる。
[第3実施形態]
第3実施形態の駆動装置は、第2実施形態と同じ図7の回路構成を有している。
そして、第3実施形態の駆動装置は、第2実施形態と比較すると、以下の点のみ異なっている。
即ち、図9に示すように、制御部50は、#nの多段噴射実施対象期間において、#nのグループ側のグループ選択スイッチを構成する充電許可側スイッチ及び放電許可側スイッチを両方オンするのではなく、その充電許可側スイッチ及び放電許可側スイッチのうち、#nの駆動信号がハイである時には充電許可側スイッチのみをオンし、#nの駆動信号がローである時には放電許可側スイッチのみをオンする。
尚、図9も図8と同様に、#nの駆動信号が最初にハイになった時を表している。そして、#nの駆動信号が多段噴射の2回目以降の噴射のためにハイになった時には、図9の下方左側における一点鎖線で示すように、#nのグループ側のグループ選択スイッチを構成する放電許可側スイッチがオンからオフに変化し、また、他グループ側のグループ選択スイッチを構成する放電許可側スイッチはオフのままとなる。
このような第3実施形態では、#nの多段噴射実施対象期間において、#nの駆動信号がハイになり充電用スイッチング制御が行われる際には、#nのグループ側のグループ選択スイッチを構成する放電許可側スイッチ及び充電許可側スイッチのうち、充電許可側スイッチがオンされて、インダクタL1側からピエゾアクチュエータPn側への充電電流の経路が形成される。
また、#nの多段噴射実施対象期間において、#nの駆動信号がハイからローになり、放電用スイッチング制御が行われる際には、#nのグループ側のグループ選択スイッチを構成する放電許可側スイッチ及び充電許可側スイッチのうち、放電許可側スイッチがオンされて、ピエゾアクチュエータPn側からインダクタL1側への放電電流の経路が形成される。
更に、#nの多段噴射実施対象期間における駆動停止期間中も、#nのグループ側のグループ選択スイッチを構成する放電許可側スイッチ及び充電許可側スイッチのうち、放電許可側スイッチがオンされて、ピエゾアクチュエータPn側からインダクタL1側への放電電流の経路が形成される。そして、その駆動停止期間中は、第1及び第2実施形態と同様に、放電スイッチSWbがオンされる。
よって、本第3実施形態の駆動装置によっても、第1及び第2実施形態の駆動装置60,70と同じ効果を得ることができる。
また、駆動停止期間中において、放電スイッチSWbがオンされている時には、グループ選択スイッチの放電許可側スイッチだけがオンされるため、仮に気筒選択スイッチSWnをオフしなくても、ピエゾアクチュエータPnには、充電許可側スイッチの寄生ダイオードD5b又はD6bにより放電方向の電流しか流れず、インダクタL1とピエゾアクチュエータPnの容量成分によるLC共振回路が形成されるのを阻止することができる。
尚、放電スイッチSWbを、駆動停止期間中に一時的にオンするように構成した場合、その駆動停止期間においては、放電スイッチSWbのオン時にだけ、放電させたいピエゾアクチュエータPnに対応する方のグループ選択スイッチの放電許可側スイッチをオンするように構成することもできる。
また、#nの駆動信号がハイになってから放電用スイッチング制御が終了するまでの駆動期間中は、第2実施形態と同様に、#nに対応する方のグループ選択スイッチを構成する放電許可側スイッチ及び充電許可側スイッチを、両方共にオンするように構成しても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、ピエゾアクチュエータP1〜P4をグループ分けせずに、インダクタと充電スイッチ及び放電スイッチとを1組だけ設けた構成でも良い。つまり、図1の回路構成から、インダクタL2と充電スイッチSWc及び放電スイッチSWdとを削除し、ピエゾアクチュエータP2,P4の並列回路12をインダクタL1に接続した回路構成でも良い。
また逆に、ピエゾアクチュエータP1〜P4の各々について、インダクタと放電スイッチ及び充電スイッチとを設けた回路構成でも良い。
また、本発明は、ディーゼルエンジンの燃料噴射装置に限らず、ガソリンエンジンの燃料噴射装置にも適用することができる。
また、駆動対象のピエゾアクチュエータは、インジェクタを開閉弁させるピエゾアクチュエータ以外でも良い。
第1実施形態の駆動装置の構成を表す構成図である。 第1実施形態の制御部の動作を説明するタイムチャートである。 放電終了条件を説明する説明図である。 第1実施形態の制御部が放電用スイッチング制御の終了時に行う動作を説明するフローチャートである。 第1実施形態の作用を説明する説明図である。 第1実施形態の効果を説明する説明図である。 第2実施形態の駆動装置の構成を表す構成図である。 第2実施形態の制御部の動作を説明するタイムチャートである。 第3実施形態の制御部の動作を説明するタイムチャートである。 従来の駆動装置を説明する説明図である。 従来技術の問題を説明する説明図である。
符号の説明
10…電源回路、11,12…並列回路、21,22…直列回路、31,32…充電経路、41,42…放電経路、50…制御部、60,70…駆動装置、C0…コンデンサ、D0,Da〜Dd,D1〜D4,D5a,D5b,D6a,D6b…ダイオード、L0,L1,L2…インダクタ、P1〜P4…ピエゾアクチュエータ、R1,R2…抵抗、SW0…昇圧用スイッチ、SWa,SWc…充電スイッチ、SWb,SWd…放電スイッチ、SW1〜SW4…気筒選択スイッチ、SW5,SW6…グループ選択スイッチ、SW5a,SW6a…第1スイッチ(放電許可側スイッチ)、SW5b,SW6b…第2スイッチ(充電許可側スイッチ)

Claims (12)

  1. ピエゾアクチュエータに直列に接続されるインダクタと、
    該インダクタと前記ピエゾアクチュエータとの直列回路に対して、直流電源の正極側から充電スイッチを介して電源供給を行うための充電経路と、
    前記直列回路に並列に接続され、放電スイッチを介して前記ピエゾアクチュエータの充電電荷を放電させるための放電経路と、
    前記充電スイッチに対して、カソードが前記直流電源の正極側となるよう並列に接続された第1ダイオードと、
    前記放電スイッチに対して、アノードが前記直流電源の負極側となるよう並列に接続された第2ダイオードと、
    外部から駆動指令が入力されると、前記放電スイッチをオフした状態で前記充電スイッチのオン/オフを繰り返す充電用スイッチング制御を行うことにより、前記ピエゾアクチュエータを充電させて伸長させ、外部から駆動停止指令が入力されると、前記充電スイッチをオフした状態で前記放電スイッチのオン/オフを繰り返す放電用スイッチング制御を行うことにより、前記ピエゾアクチュエータを放電させて収縮させる充放電制御手段と、
    を備えたピエゾアクチュエータ駆動装置であって、
    前記放電制御手段は、前記放電用スイッチング制御を終了してから、次の前記充電用スイッチング制御を開始するまでの期間中に、前記放電スイッチをオンすること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  2. ピエゾアクチュエータに直列に接続されるインダクタと、
    該インダクタと前記ピエゾアクチュエータとの直列回路に対して、直流電源の正極側から充電スイッチを介して電源供給を行うための充電経路と、
    前記直列回路に並列に接続され、放電スイッチを介して前記ピエゾアクチュエータの充電電荷を放電させるための放電経路と、
    前記充電スイッチに対して、カソードが前記直流電源の正極側となるよう並列に接続された第1ダイオードと、
    前記放電スイッチに対して、アノードが前記直流電源の負極側となるよう並列に接続された第2ダイオードと、
    外部から駆動指令が入力されると、前記放電スイッチをオフした状態で前記充電スイッチのオン/オフを繰り返す充電用スイッチング制御を行うことにより、前記ピエゾアクチュエータを充電させて伸長させ、外部から駆動停止指令が入力されると、前記充電スイッチをオフした状態で前記放電スイッチのオン/オフを繰り返す放電用スイッチング制御を行うことにより、前記ピエゾアクチュエータを放電させて収縮させる充放電制御手段と、
    を備えたピエゾアクチュエータ駆動装置であって、
    前記放電制御手段は、前記放電用スイッチング制御を、前記放電スイッチをオンした状態で終了すること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記放電制御手段は、前記放電用スイッチング制御を終了してから、次の前記充電用スイッチング制御を開始するまでの期間中、前記放電スイッチをオンしたままにすること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  4. 請求項3に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記放電制御手段は、前記充電用スイッチング制御の開始時において、前記充電スイッチをオフから最初にオンさせる前に前記放電スイッチをオンからオフさせ、その後、前記充電スイッチのオン/オフを開始すること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記ピエゾアクチュエータの前記インダクタ側とは反対側の端子は、そのピエゾアクチュエータを駆動対象として選択するための選択スイッチを介して前記直流電源の負極側に接続されるようになっていると共に、
    前記選択スイッチには、アノードを前記直流電源の負極側にした第3ダイオードが並列に接続されており、
    前記放電制御手段は、前記ピエゾアクチュエータを駆動するために前記充電用スイッチング制御と前記放電用スイッチング制御を行う際には前記選択スイッチをオンし、前記放電用スイッチング制御を終了してから、次の前記充電用スイッチング制御を開始するまでの期間において、前記放電スイッチをオンしている時には、前記選択スイッチをオフすること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記インダクタと前記ピエゾアクチュエータは、当該インダクタと当該ピエゾアクチュエータとの間に設けられた直列回路形成用スイッチを介して接続されるようになっており、
    前記放電制御手段は、前記ピエゾアクチュエータを駆動するために前記充電用スイッチング制御と前記放電用スイッチング制御を行う際には前記直列回路形成用スイッチをオンし、更に、前記放電用スイッチング制御を終了してから、次の前記充電用スイッチング制御を開始するまでの期間において、前記放電スイッチをオンしている時にも、前記直列回路形成用スイッチをオンすること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  7. 請求項6に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記直列回路形成用スイッチは、直列に接続された放電許可側スイッチ及び充電許可側スイッチからなると共に、その2つのスイッチのうち、前記インダクタ側に設けられた放電許可側スイッチには、アノードを前記インダクタ側にした充電許可ダイオードが並列に接続され、前記ピエゾアクチュエータ側に設けられた充電許可側スイッチには、アノードを前記ピエゾアクチュエータ側にした放電許可ダイオードが並列に接続されており、
    前記放電制御手段は、前記放電用スイッチング制御を終了してから、次の前記充電用スイッチング制御を開始するまでの期間において、前記放電スイッチをオンしている時には、前記直列回路形成用スイッチをなす放電許可側スイッチ及び充電許可側スイッチのうち、前記放電許可側スイッチのみをオンすること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  8. 請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記放電制御手段は、前記放電用スイッチング制御を開始してから特定の放電終了条件が成立したと判定すると、前記放電用スイッチング制御を終了すること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  9. 請求項8に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記放電制御手段は、前記放電用スイッチング制御を行っている際に、前記ピエゾアクチュエータの充電電圧をモニタして、その充電電圧が規定値以下になったと判定すると、前記放電用スイッチング制御を終了すること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  10. 請求項8に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記放電制御手段は、前記放電用スイッチング制御を開始した時からの経過時間を測定し、その経過時間が規定値に達したと判定すると、前記放電用スイッチング制御を終了すること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  11. 請求項8に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記放電制御手段が前記放電用スイッチング制御で前記放電スイッチをオン/オフさせる際の、前記放電スイッチのオン時間は一定であり、
    前記放電制御手段は、前記放電用スイッチング制御を行っている際に、前記放電スイッチをオンしてから前記一定のオン時間が経過した時の前記ピエゾアクチュエータの放電電流を検出し、その放電電流が規定値以下になったと判定すると、前記放電用スイッチング制御を終了すること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  12. 請求項8に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記放電制御手段は、前記放電用スイッチング制御で前記放電スイッチをオン/オフさせる際には、前記放電スイッチをオンしてからの前記ピエゾアクチュエータの放電電流をモニタして、その放電電流が基準値に達したら前記放電スイッチをオフするようになっており、
    更に、前記放電制御手段は、前記放電用スイッチング制御を行っている際に、前記放電スイッチをオンしてから前記ピエゾアクチュエータの放電電流が前記基準値に達するまでの時間を計測し、その時間が規定値以上になったと判定すると、前記放電用スイッチング制御を終了すること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
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