JP2009005092A - 利得可変型低雑音増幅器 - Google Patents

利得可変型低雑音増幅器 Download PDF

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Abstract

【課題】高周波入力信号レベルの強度に応じた適切な増幅利得の設定を可能とする。
【解決手段】高周波入力信号レベルが弱電界の場合、増幅器バイパス用FET4はオフ状態とされる一方、第1及び第2の信号増幅用FET1,2並びに利得切り替えSW用FET3がオン状態とされ、第1及び第2の信号増幅用FET1,2は最大利得で増幅動作し、高周波入力信号レベルが中電界の場合、増幅器バイパス用FET4及び利得切り替えSW用FET3がオフ状態とされる一方、第1及び第2の信号増幅用FET1,2はオン状態とされ、その動作電流は、利得調整用インダクタ9及びバイアス調整用抵抗器10を流れるため、第1及び第2の信号増幅用FET1,2は、最大利得以下の所定の利得で増幅動作し、高周波入力信号レベルが強電界の場合、増幅器バイパス用FET4がオン状態とされるため、入力された高周波信号は、増幅されることなく出力されるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体通信機器をはじめとした各種の無線通信機器に用いられる利得可変型の増幅器に係り、特に、利得可変における可変量の自由度向上等を図ったものに関する。
移動体通信機器等の無線通信に用いられる低雑音増幅器において、通常、入力される高周波信号電力は微弱であるが、ある条件下では強電界の高周波信号が入力される場合がある。このような場合、利得可変機能を有しない低雑音増幅器では、強電界の高周波信号が入力されると、低雑音増幅器の線形動作領域を越えてしまい、高周波入力信号が歪んでしまうという問題を生ずる。そのため、低雑音増幅器に利得可変機能を付加し、高周波入力信号が微弱な場合には、増幅利得を最大にする一方、逆に高周波入力信号が強電界の場合には、増幅利得を最小に設定することで、低雑音増幅器における信号の歪みを低減させる必要がある。
そして、低雑音増幅器の利得可変を行い、増幅利得を最小とすることにより、低雑音増幅器の後段へ入力される信号レベルが低くなるため、低雑音増幅器の後段における入力信号の歪みを抑制できるという利点がある。
このような従来の利得可変型増幅の一例としては、例えば、特許文献1等に開示されたものがある。
図3には、従来回路の一例が示されており、以下、同図を参照しつつ、従来の利得可変型増幅について説明する。
この利得可変型増幅器は、高周波信号の増幅を行う信号増幅用電界効果トランジスタ(以下、「FET」と称する)28を中心に増幅回路が構成されると共に、高周波信号のバイパスを行う増幅器バイパス用FET4Aが、信号増幅用FET28に対して並列接続となるように設けられたものとなっている。
さらに、信号増幅用FET28には、その動作を制御するバイアスSW用FET29が直列接続されて設けられたものとなっている。
かかる構成において、第2のコントロール電圧印加端子37に印加されるコントロール電圧をVCONT37、増幅器バイパス用FET4Aのピンチオフ電圧をVpとすると、利得可変を行わない場合、換言すれば、最大利得を得る場合には、まず、電源電圧印加端子27Aに信号増幅用FET28が動作するような電源電圧を印加する一方、第1のコントロール電圧印加端子36にはバイアスSW用FET29がオン状態となるようなバイアス電圧を印加すると共に、第2のコントロール電圧印加端子37には、VCONT37≧−Vpとなるようなバイアス電圧を印加する。
それによって、信号増幅用FET28が動作状態とされる一方、増幅器バイパス用FET4Aがオン状態とされることとなる。
利得可変を行わない状態にあって、高周波信号入力端子21Aから入力インピーダンス整合回路18Aを介して入力された高周波信号は、増幅器バイパス用FET4Aにより減衰されることなく第1のDCカット用キャパシタ5Aを介して信号増幅用FET28の第1のゲート端子G1に入力される。そして、信号増幅用FET28により増幅された高周波信号は、出力インピーダンス整合回路19A及び第4のDCカット用キャパシタ20Aを介して高周波信号出力端子22Aに出力されることとなり、通常の低雑音増幅器と同様な動作による最大利得を得ることができる。
一方、利得可変を行う場合、換言すれば、最小利得を得る場合には、第1のコントロール電圧印加端子36にバイアスSW用FET29がオフ状態となるようなバイアス電圧を印加する一方、第2のコントロール電圧印加端子37には、VCONT37≦−Vpとなるようなバイアス電圧を印加することで、信号増幅用FET28がオフ状態とされる一方、増幅器バイパス用FET4Aがオン状態とされることとなる。
その結果、高周波入力信号は、信号増幅用FET28を通過するのではなく、増幅器バイパス用FET4Aを通過し、高周波信号出力端子22Aに出力されることとなる。したがって、利得可変時における利得は、第2のDCカット用キャパシタ7A、増幅器バイパス用FET4A及び第3のDCカット用キャパシタ8Aにより構成されたバイパス回路における通過損失により決定されることとなる。
特開2004−274108号公報(第5−8頁、図1−図2)
しかしながら、上記従来回路においては、利得可変を行う際の利得が上述のように2段階しか選択することができず、そのため、高周波入力信号が強電界と弱電界の中間レベル(中電界)の場合には、入力信号レベルに応じた適切な利得を選択することとができないという問題が生ずる。
図4には、上述した従来回路における高周波入力信号レベルに対する利得変化を示す特性線図が示されており、以下、同図を参照しつつ、上記問題についてより具体的に説明する。
まず、図4において、横軸は、高周波入力信号のレベル(dBm)を表し、縦軸は、増幅利得(dB)を表している。
また、図4において、便宜的に、高周波入力信号レベルが−40dBmから−20dBmまでの領域を弱電界、高周波入力信号レベルが−25dBmから−15dBmまでの領域を中電界、高周波入力信号レベルが−15dBmから−0dBmまでの領域を強電界と定義している。
さらに、利得変化を行わない場合(最大利得を得る場合)の利得と、利得可変を行った場合(最小利得を得る場合)の利得の差分を利得ダイナミックレンジRdynと定義する。
かかる前提の下、図4において、利得可変型低雑音増幅器に入力される高周波入力信号レベルが、弱電界(−40dBmから−20dBmまでの領域)である場合には、無線受信機の感度を得るために利得可変型低雑音増幅器の利得可変を行わず、最大利得(17.2dB)を得ることができる(図4参照)。
一方、利得可変型低雑音増幅器に入力される高周波入力信号レベルが、強電界(−15dBmから−0dBmまでの領域)である場合には、歪み低減のため、利得可変を行うことにより、最小利得(−7.2dB)を得ることができる(図4参照)。
したがって、この場合の利得ダイナミックレンジRdynは、24.7dBとなる。
このように、従来回路においては、高周波入力信号レベルが中電界の場合には、最適利得を選択することができないため、大きい利得ダイナミックレンジRdyn(24.7dB)の幅で、利得を頻繁に切り替えながら中電界領域に対応する他なかった。
一般的には、利得ダイナミックレンジが大きい状態で利得可変状態の切り替えを行うと、例えば、データ通信に用いられるものにあっては、スループットが悪化してしまうという問題を招く。利得ダイナミックレンジが小さいほど、中電界領域におけるデータ通信時のスループット低下など問題が生じなくなるが、上述のような従来回路では、データ通信時におけるスループットの低下のみならず、高データレートでの通信阻害を回避することができない。
近年の移動体通信機器においては、高いデータレートで通信を行うケースが多く、かつ、無線中継基地局の増設などにより無線受信機に入力される高周波入力信号レベルが中電界領域である場合が多いため、上述のように高周波入力信号が中電界の場合における利得可変型低雑音増幅器の利得の選択度が重要な問題となっている。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、高周波入力信号レベルの強度に応じて従来に比してより適切な増幅利得を設定することができる利得可変型低雑音増幅器を提供するものである。
本発明の他の目的は、高周波入力信号レベルの強電界、中電界及び弱電界の各区分に対応した利得設定を可能とする利得可変型低雑音増幅器を提供することにある。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る利得可変型低雑音増幅器は、
第1及び第2の信号増幅用電界効果トランジスタにより高周波信号の増幅動作がなされるよう構成されてなる一方、入出力端子間において、前記第1及び第2の信号増幅用電界効果トランジスタをバイパスせしめる増幅器バイパス用電界効果トランジスタが設けられてなる利得可変型低雑音増幅器であって、
前記2つの信号増幅用電界効果トランジスタは、前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのドレインが前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのソースに接続され、前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタが、そのゲートに高周波入力信号が印加可能に設けられ、前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのドレイン側に増幅信号が得られるよう設けられる一方、
前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのソースとグランドとの間に、当該第1の信号増幅用電界効果トランジスタの動作電流を調整する動作電流調整手段が設けられてなるものである。
かかる構成において、動作電流調整手段は、第1の信号増幅用電界効果トランジスタのソースとグランドとの間に直列接続されて設けられた利得切り替えSW用電界効果トランジスタと、前記利得切り替えSW用電界効果トランジスタに対して並列接続され、少なくとも利得調整用インダクタを用いてなる直列回路とを具備してなるものが好適である。
より具体的には、第1の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートは、高周波入力信号が入力インピーダンス整合回路及び第1のDCカット用キャパシタを介して印加可能とされ、前記入力インピーダンス整合回路と第1のDCカット用キャパシタとの接続点は、第2のDCカット用キャパシタを介して前記増幅器バイパス用電界効果トランジスタのソースに接続され、前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのドレインは、出力インピーダンス整合回路及び第4のDCカットキャパシタを介して外部へ増幅信号を出力可能とされると共に、当該第2の信号増幅用電界効果トランジスタのドレインは、第3のDCカット用キャパシタを介して前記増幅器バイパス用電界効果トランジスタのドレインに接続され、前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートには、第1のゲートバイアス印加用バイアス回路を介して、また、前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートには、第2のゲートバイアス印加用バイアス回路を介して、共にバイアス印加電圧が印加可能とされると共に、前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートは、第1のバイパスキャパシタを介してグランドに接続され、前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのソースには、前記利得切り替えSW用電界効果トランジスタのドレインが接続される一方、当該利得切り替えSW用電界効果トランジスタのソースはグランドに接続されてなるものが好適である。
さらに、増幅器バイパス用電界効果トランジスタは、複数直列接続されて設けられたものとしても好適である。
本発明によれば、増幅利得を、高周波入力信号レベルに応じて従来に比してより適切に可変することができ、そのため、無線通信機器におけるデータ通信時のスループットなどの受信性能を悪化させることなく、可変された利得に応じた増幅信号を出力することができるという効果を奏するものである。
以下、本発明の実施の形態について、図1及び図2を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器の構成例について、図1を参照しつつ説明する。
本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器は、第1の信号増幅用電界効果トランジスタ(以下、「FET」と称する)1及び第2の信号増幅用FET2からなる増幅回路によって高周波信号が増幅されると共に、利得切り替えSW用FET3によって利得可変の有無が選択可能に構成されてなるものである。
さらに、本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器は、増幅器バイパス用FET4を中心としたバイパス回路が設けられたものとなっている。
以下、具体的に回路接続について説明する。
第1の信号増幅用FET1は、そのゲートが第1のDCカット用キャパシタ5及び入力インピーダンス整合回路18を介して高周波信号入力端子21に接続されている。そして、第1のDCカット用キャパシタ5と入力インピーダンス整合回路18の接続点には、第2のDCカット用キャパシタ7を介して増幅器バイパス用FET4のソースが接続されている。
また、第1の信号増幅用FET1のドレインと第2の信号増幅用FET2のソースは相互に接続されて、第1及び第2の信号増幅用FET1,2は、縦続接続状態に設けられている。
そして、第2の信号増幅用FET2のドレインは、出力インピーダンス整合回路19及び第4のDCカットキャパシタ20を介して高周波信号出力端子22に接続されると共に、第3のDCカット用キャパシタ8を介して増幅器バイパス用FET4のドレインに接続され、さらに、チョークインダクタ17を介して電源電圧印加端子27に接続されている。
増幅器バイパス用FET4は、そのゲートが、第1のバイアス抵抗器14を介して第2のバイアス印加端子24に接続される一方、ソースは、第2のバイアス抵抗器13を介して、また、ドレインは、第3のバイアス抵抗器15を介して、共に第3のバイアス印加端子25に接続されている。
また、第1の信号増幅用FET1のゲートは、第1のゲートバイアス印加用バイアス回路11を介して、また、第2の信号増幅用FET2のゲートは、第2のゲートバイアス印加用バイアス回路12を介して共に第4のバイアス印加端子26に接続されると共に、第2の信号増幅用FET2のゲートは、バイパスキャパシタ6を介してグランドに接続されている。
さらに、第1の信号増幅用FET1のソースは、利得切り替えSW用FET3のドレインに接続されると共に、利得調整用インダクタ9及びバイアス調整用抵抗器10を介してグランドに接続されている。
そして、利得切り替えSW用FET3のソースは、グランドに接続される一方、ゲートは、第4のバイアス抵抗器16を介して第1のバイアス印加端子23に接続されている。
本発明の実施の形態においては、利得切り替えSW用FET3と、利得調整用インダクタ9及びバイアス調整用抵抗器10による直列回路とにより、第1の信号増幅用電界効果トランジスタの動作電流を調整する(詳細は後述)動作電流調整手段51が構成されたものとなっている。
なお、かかる構成において、利得切り替えSW用FET3のピンチオフ電圧をVp3、増幅器バイパス用FET4のピンチオフ電圧をVp4、第1のバイアス印加端子23に印加される電圧をV23、第2のバイアス印加端子24に印加される電圧をV24、第3のバイアス印加端子25に印加される電圧をV25、とそれぞれ定義する。
本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器は、入力される高周波入力信号のレベルに応じて、増幅利得を3段階に設定することができるものとなっており、以下、高周波入力信号レベルが、弱電界の場合、中電界の場合、強電界の場合の3つに分けて、回路動作を説明することとする。
最初に、高周波入力信号が弱電界の場合、利得可変型低雑音増幅器の利得は、最大利得に設定される(利得可変を行わない)。この場合、電源電圧印加端子27には、第1及び第2の信号増幅用FET1,2が動作するに足りる電源電圧を印加する。
一方、第4のバイアス印加端子26には、第1及び第2の信号増幅用FET1,2に流れる動作電流が所望の値となるバイアス電圧を印加し、また、第1のバイアス印加端子23には、V23>Vp3となるようなバイアス電圧を印加する。さらに、第2のバイアス印加端子24には、V24<Vp4となるようなバイアス電圧を、第3のバイアス印加端子25には、V25>Vp4となるようなバイアス電圧を、それぞれ印加する。
その結果、第1及び第2の信号増幅用FET1,2は動作状態となる一方、増幅器バイパス用FET4はオフ状態となり、また、利得切り替えSW用FET3はオン状態となる。
利得可変を行わない場合には、このように利得切り替えSW用FET3がオン状態となっているため、第1及び第2の信号増幅用FET1,2の動作電流は、利得切り替えSW用FET3のドレイン・ソース間を流れることになる。
そして、増幅器バイパス用FET4のゲート幅、及び、第2及び第3のDCカット用キャパシタ7,8の各々の容量値は、利得可変を行わない状態において、これらの素子における高周波入力信号及び高周波出力信号の減衰を抑えるように最適化されているため、高周波入力端子21から入力インピーダンス整合回路18を介して入力された高周波信号は、増幅器バイパス用FET4にて減衰されることなく、第1のDCカット用キャパシタ5を介して第1の信号増幅用FET1のゲートへ入力されることとなる。
そして、第1及び第2の信号増幅用FET1,2によって増幅された高周波信号は、第2の信号増幅用FET2のドレインから出力され、増幅器バイパス用FET4による減衰を受けることなく、出力インピーダンス整合回路19及び第4のDCカット用キャパシタ20を介して高周波信号出力端子22に出力されることとなる。すなわち、この場合、通常の低雑音増幅器と同様に動作し、最大利得が得られることとなる。
次に、利得可変型低雑音増幅器に入力される高周波入力信号レベルが中電界の場合について説明すれば、この場合、利得は次述するように中間利得に設定される。かかる利得可変状態を、「利得可変状態1」と定義する。
しかして、かかる利得可変状態1の場合は、第4のバイアス印加端子26に、第1及び第2の信号増幅用FET1,2に流れる動作電流が所望の値となるようなバイアス電圧を印加すると共に、第1のバイアス印加端子23にはV23<Vp3となるようなバイアス電圧を、また、第2のバイアス印加端子24には、V24<Vp4となるようなバイアス電圧を、さらに、第3のバイアス印加端子25には、V25>Vp4となるようなバイアス電圧を、それぞれ印加する。
その結果、第1及び第2の信号増幅用FET1,2は動作状態となる一方、増幅器バイパス用FET4及び利得切り替えSW用FET3は、共にオフ状態となる。
利得可変状態1の場合においては、先の弱電界の場合と異なり、利得切り替えSW用FET3がオフ状態となっているため、第1及び第2の信号増幅用FET1,2の動作電流は、利得切り替えSW用FET3のドレイン・ソース間を流れることはなく、利得切り替えSW用FET3と並列に接続されている利得調整インダクタ9及びバイアス調整用抵抗器10からなる直列回路を流れることとなる。
この場合、第1の信号増幅用FET1のソースには、利得切り替えSW用FET3に代えて利得調整インダクタ9が接続されることとなる。すなわち、換言すれば、第1の信号増幅用FET1のソースには、利得調整インダクタ9とバイアス調整用抵抗器10で構成された負帰還回路(直列帰還回路)が接続されることとなる。
このように第1の信号増幅用FET1のソースに、直列帰還回路が接続されることにより、第1の信号増幅用FET1の利得は、先に説明した利得可変を行わない状態として比較して低下するために、利得可変状態1が実現できるものとなっている。
なお、利得調整インダクタ9とバイアス調整用抵抗器10による直列回路部分において、第1の信号増幅用FET1の利得に対して支配的な素子は、利得調整インダクタ9であるため、そのインダクタンスを変化させることにより、利得可変状態1における利得の大きさを所望の値に設定することが可能となっている。
また、利得可変状態1においては、第1及び第2の信号増幅用FET1,2に流れる動作電流は、既に述べたように、利得調整インダクタ9とバイアス調整用抵抗器10による直列回路を流れることになるため、バイアス調整用抵抗器10における電圧降下分だけ第1の信号増幅用FET1のソース電位がグランド電位よりも上昇することになる。これにより、第1の信号増幅用FET1のゲート・ソース間の電位差は小さくなり、その結果、第1及び第2の信号増幅用FET1,2に流れる動作電流が減少することとなる。
利得可変状態1の場合、利得を可変するだけでなく、第1及び第2の信号増幅用FET1,2に流れる動作電流も同時に可変(削減)する場合には、バイアス調整用抵抗器10を可変抵抗器として、その抵抗値を変化させることで、所望の動作電流値に調整できるよう構成しても良い。なお、利得可変状態1の場合、第1及び第2の信号増幅用FET1,2に流れる動作電流を可変する必要がない場合には、バイアス調整用抵抗器10を設けずに、第1の信号増幅用FET1のソースとグランドとの間には、利得調整インダクタ9のみを設けるようにしても良い。
次に、利得可変型低雑音増幅器に入力される高周波入力信号レベルが強電界の場合について説明すれば、この場合、利得は次述するように最小利得に設定され、かかる利得可変状態を、「利得可変状態2」と定義する。
利得可変状態2の場合、第4のバイアス印加端子26に第1及び第2の信号増幅用FET1,2がオフ状態となるようなバイアス電圧を印加すると共に、第2のバイアス印加端子24には、V24>Vp4となるようなバイアス電圧を、第3のバイアス印加端子25には、V25<Vp4となるようなバイアス電圧を、それぞれ印加する。
その結果、第1及び第2の信号増幅用FET1,2はオフ状態となる一方、増幅器バイパス用FET4はオン状態となる。
一方、利得可変状態2において、利得切り替えSW用FET3の動作状態は、オン又はオフ状態のいずれか一方に固定される必要はなく、任意である。それ故、第1のバイアス印加端子23に印加されるバイアス電圧は任意とされる。
かかる状態にあって、第1及び第2の信号増幅用FET1,2はオフ状態であるため、利得可変型低雑音増幅器に入力された高周波入力信号は、第1及び第2の信号増幅用FET1,2を通過するのではなく、第2のDCカットキャパシタ7、増幅器バイパス用FET4及び第3のDCカットキャパシタ8により構成されたバイパス経路を通過することになる。
そして、利得可変状態2における利得は、第2のDCカットキャパシタ7、増幅器バイパス用FET4及び第3のDCカットキャパシタ8により構成されたバイパス経路の通過損失により決定される。したがって、増幅器バイパス用FET4のゲート幅及び第2及び第3のDCカットキャパシタ7,8の容量値を最適化することにより、利得可変状態2における利得を所望の値に任意に設定することができるものとなっている。
なお、かかる利得可変状態2は、従来回路(図3参照)における利得可変時と同等の動作状態となっている。
従来回路では、入力される高周波入力信号の電界が如何なるレベルにあったとしても、選択できる利得状態は、弱電界か強電界に対する2段階の利得状態のみであったために、中電界の高周波入力信号が入力された場合には、無線受信機の受信性能を損なわないような最適な利得を選択することができず、例えば、データ通信時には、スループットの低下やデータレートの低下などを引き起こしてしまうという不都合があった。
これに対して、本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器においては、上述したように3段階の利得切り替えが可能であるため、入力される高周波入力信号レベルが弱電界であった場合には、利得可変を行わず、高周波入力信号レベルが強電界であった場合には、利得可変状態2を選択し、高周波入力信号レベルが中電界であった場合には、利得可変状態1を選択するというように、状況に応じて最適な利得を選択することができるため、従来回路と異なり、無線受信機のデータ通信時における受信性能の低下が確実に防止できるものとなっている。
なお、従来回路においても、利得可変時の利得は、バイパス経路の通過損失により決定されるため、必ずマイナスの数値の利得となっていたが、本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器における利得可変状態1においては、先に説明したように、第1の信号増幅用FET1のソース側に設けられた利得調整用インダクタ9のインダクタンスを変化させることにより、所望の利得に任意に設定できるものとなっているため、従来回路と異なり、マイナスの数値の利得だけでなく、プラスの数値の利得にも任意に設定できるものとなっている。
図2には、本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器の高周波入力信号レベルに対する利得変化を示す特性線図が示されており、以下、図4に示された従来回路における同様な特性を参照しつつ、本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器の高周波入力信号レベルに対する利得特性について説明する。
なお、図2及び図4において、横軸は、高周波入力信号のレベル(dBm)を表し、縦軸は、増幅利得(dB)を表している。
従来回路の場合、高周波入力信号レベルが中電界領域の場合には、最適な利得を選択することができず、利得切り替えを行った際の利得ダイナミックレンジRdynは、24.7dBである(図4参照)。
これに対して、本発明に実施の形態における利得可変型低雑音増幅器においては、高周波入力信号レベルが中電界領域である場合においても、最適な利得を選択することができ、利得可変を行わない状態から利得可変状態1へ利得を切り替えた際の利得ダイナミックレンジRdynは、12.2dBであり(図2参照)、従来回路に比して、12.5dBの改善がなされており、明確な改善効果が確認できるものとなっている。これは、従来回路と比較して、3段階の利得可変状態を実現したことによる効果であると言える。
なお、上述した構成例においては、増幅器バイパス用FET4を1段構成としているが、所望に応じて直列に複数段直列接続した構成としても勿論良いものである。増幅器バイパス用FET4を複数段直列に接続することで、利得可変を行わない場合において、バイパス経路の容量を小さくすることができ、特性向上を図ることができる。
本発明の実施の形態における利得可変型低雑音増幅器の構成例を示す回路図である。 図1に示された利得可変型低雑音増幅器における高周波入力信号レベルに対する利得変化を示す特性線図である。 従来回路の一構成例を示す回路図である。 図3に示された従来の利得可変型低雑音増幅器における高周波入力信号レベルに対する利得変化を示す特性線図である。
符号の説明
1…第1の信号増幅用電界効果トランジスタ
2…第2の信号増幅用電界効果トランジスタ
3…利得切り替えSW用電界効果トランジスタ
4…増幅器バイパス用電界効果トランジスタ
9…利得調整用インダクタ
10…バイアス調整用抵抗器

Claims (4)

  1. 第1及び第2の信号増幅用電界効果トランジスタにより高周波信号の増幅動作がなされるよう構成されてなる一方、入出力端子間において、前記第1及び第2の信号増幅用電界効果トランジスタをバイパスせしめる増幅器バイパス用電界効果トランジスタが設けられてなる利得可変型低雑音増幅器であって、
    前記2つの信号増幅用電界効果トランジスタは、前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのドレインが前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのソースに接続され、前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタが、そのゲートに高周波入力信号が印加可能に設けられ、前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのドレイン側に増幅信号が得られるよう設けられる一方、
    前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのソースとグランドとの間に、当該第1の信号増幅用電界効果トランジスタの動作電流を調整する動作電流調整手段が設けられてなることを特徴とする利得可変型低雑音増幅器。
  2. 前記動作電流調整手段は、前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのソースとグランドとの間に直列接続されて設けられた利得切り替えSW用電界効果トランジスタと、前記利得切り替えSW用電界効果トランジスタに対して並列接続され、少なくとも利得調整用インダクタを用いてなる直列回路とを具備してなることを特徴とする請求項3記載の利得可変型低雑音増幅器。
  3. 前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートは、高周波入力信号が入力インピーダンス整合回路及び第1のDCカット用キャパシタを介して印加可能とされ、前記入力インピーダンス整合回路と第1のDCカット用キャパシタとの接続点は、第2のDCカット用キャパシタを介して前記増幅器バイパス用電界効果トランジスタのソースに接続され、前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのドレインは、出力インピーダンス整合回路及び第4のDCカットキャパシタを介して外部へ増幅信号を出力可能とされると共に、当該第2の信号増幅用電界効果トランジスタのドレインは、第3のDCカット用キャパシタを介して前記増幅器バイパス用電界効果トランジスタのドレインに接続され、前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートには、第1のゲートバイアス印加用バイアス回路を介して、また、前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートには、第2のゲートバイアス印加用バイアス回路を介して、共にバイアス印加電圧が印加可能とされると共に、前記第2の信号増幅用電界効果トランジスタのゲートは、第1のバイパスキャパシタを介してグランドに接続され、前記第1の信号増幅用電界効果トランジスタのソースには、前記利得切り替えSW用電界効果トランジスタのドレインが接続される一方、当該利得切り替えSW用電界効果トランジスタのソースはグランドに接続されてなることを特徴とする請求項2記載の利得可変型低雑音増幅器。
  4. 前記増幅器バイパス用電界効果トランジスタは、複数直列接続されて設けられたことを特徴とする請求項3記載の利得可変型低雑音増幅器。
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