JP2008541753A - D−プシコースエピメラーゼによるd−プシコースの生成方法 - Google Patents

D−プシコースエピメラーゼによるd−プシコースの生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008541753A
JP2008541753A JP2008514546A JP2008514546A JP2008541753A JP 2008541753 A JP2008541753 A JP 2008541753A JP 2008514546 A JP2008514546 A JP 2008514546A JP 2008514546 A JP2008514546 A JP 2008514546A JP 2008541753 A JP2008541753 A JP 2008541753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
psicose
epimerase
fructose
protein
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008514546A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4648975B2 (ja
Inventor
デオックン オウ
ヒェジュン キム
ヨンジュー リー
サンフン ソン
セヲン パク
ジャンフン キム
ソンボ キム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CJ CheilJedang Corp
Original Assignee
CJ CheilJedang Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CJ CheilJedang Corp filed Critical CJ CheilJedang Corp
Publication of JP2008541753A publication Critical patent/JP2008541753A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4648975B2 publication Critical patent/JP4648975B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/90Isomerases (5.)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/11DNA or RNA fragments; Modified forms thereof; Non-coding nucleic acids having a biological activity
    • C12N15/52Genes encoding for enzymes or proenzymes

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

本発明は、アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)由来のD-プシコースエピメラーゼを用いたD-プシコースの生成方法を提供する。本発明は、配列番号:1のアミノ酸配列を有し、プシコース3-エピメラーゼ活性を有するタンパク質、該タンパク質をコードする遺伝子、該遺伝子を含む組換え発現ベクター、および大量に生成した前記タンパク質をD-フルクトースと反応させることによりD-プシコースを生成する方法を提供する。D-プシコースを生成する本方法は、新規の酵素を用いた環境に優しい方法であり、廉価な基質が用いられ、酵素活性を長時間にわたって維持することができる。したがって、本方法は、D-プシコースの大量生成に効率的に用いることができる。

Description

技術分野
本発明は、アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)由来のD-プシコースエピメラーゼ(以下、プシコース3-エピメラーゼという)を用いるD-プシコースの生成方法に関する。
背景技術
一般に、D-プシコースは、D-フルクトースのエピマーであって、甘味の強度および種類の面において、D-フルクトースに極めて類似している。しかし、D-プシコースは、D-フルクトースと異なり、体内吸収時にほとんど代謝されず、熱量寄与が低い。したがって、D-プシコースは、ダイエット食品の有効成分として用いることができる。非砂糖甘味料として広く利用されている糖アルコール類は、規定量を超えて摂取すると下痢などの副作用を起こすが、D-プシコースは、そのような副作用がない。さらに、D-プシコースは、人体内でほとんど代謝されないため、熱量値はほぼゼロに近く、脂質合成酵素の活性を抑制することで腹部脂肪を減少させる機能を有している。そのため、D-プシコースは、体重減少に有益な甘味料としても使用することができる(たとえば、Matsuo, T., Y. Baba, M. Hashiguchi, K. Takeshita, K. Izumori and H. Suzuki, "Dietary D-psicose, a C-3 epimer of D-fructose, suppresses the activity of hepatic lipogenic enzymes in rats", Asia Pac. J. Clin. Nutr., 10:233-237(2001)(非特許文献1); および Matsuo, T. and K. Izumori, "D-Psicose, a rare sugar that provides no energy and additionally beneficial effects for clinical nutrition", Asia Pac. J. Clin. Nutr., 13:S127(2004)(非特許文献2) を参照)。
このような観点から、D-プシコースは、ダイエット甘味料として多くの関心を集めており、食品産業において、D-プシコースの効率的な生成方法の開発に対する必要性が高まっている。これは、D-プシコースが、天然では、糖蜜(theriae)処理過程またはグルコース異性化反応過程中の中間物質として非常に少量存在するのみであり、化学的に合成できないためである。
したがって、上記のような問題に対処するために、D-フルクトースを基質として用いて、D-プシコースを酵素的に生成する方法について研究が行われている。
しかし、現在までに開発された方法には、D-プシコースの低い収率に起因して生成コストが高いという問題がある。
Matsuo, T., Y. Baba, M. Hashiguchi, K. Takeshita, K. Izumori and H. Suzuki, "Dietary D-psicose, a C-3 epimer of D-fructose, suppresses the activity of hepatic lipogenic enzymes in rats", Asia Pac. J. Clin. Nutr., 10:233-237(2001) Matsuo, T. and K. Izumori, "D-Psicose, a rare sugar that provides no energy and additionally beneficial effects for clinical nutrition", Asia Pac. J. Clin. Nutr., 13:S127(2004)
技術的課題
本発明の発明者らは、機能によってではなく単に塩基配列またはアミノ酸配列によって特徴付けられたエピメラーゼ酵素から、D-フルクトースを基質として用いて、高収率でD-プシコースを生成できる酵素を選択することを試み、選択された酵素の特定の効果を立証した。本発明は、選択された酵素を用いて高収率でD-プシコースを生成する新規の方法を提供する。
技術的解決法
本発明の一局面により、配列番号:1のアミノ酸配列を有し、かつプシコース3-エピメラーゼ活性を有するタンパク質が提供される。
本発明の別の局面により、前記タンパク質をコードする遺伝子が提供される。
本発明の別の局面により、前記遺伝子を含む組換え発現ベクターが提供される。
本発明の別の局面により、上述したタンパク質をD-フルクトースと反応させてD-プシコースを生成する方法が提供される。
以下、本発明を詳細に説明する。
本明細書において用いられる技術用語および科学用語は、他に定義されない限り、当業者によって通常理解されている用語を意味することが理解される。
さらに、通常公知である技術的構成および機序と同一の技術的構成および機序についての説明は繰り返されない。
本発明者らは、アグロバクテリウム・ツメファシエンス由来のタガトース3-エピメラーゼの遺伝子またはタガトース3-エピメラーゼに対応する遺伝子をクローニングし、該遺伝子を含む発現ベクターで形質転換した微生物を培養し、タガトース3-エピメラーゼを過剰発現させることで、アグロバクテリウム・ツメファシエンス由来の、特性付けられていないタガトース3-エピメラーゼの特性を調べた。その結果、タガトース3-エピメラーゼは、タガトースよりプシコースに対して高い特異性を有し、したがって、アグロバクテリウム・ツメファシエンス由来の「知られている」タガトース3-エピメラーゼが、実質的にはプシコース3-エピメラーゼであることが見出された。したがって、本発明は、プシコース3-エピメラーゼを用いてD-プシコースを生成する方法を提供する。
さらに具体的には、本発明において有用な公知のタガトース3-エピメラーゼの遺伝子を得る目的で、該タガトース3-エピメラーゼの遺伝子を生成することが知られている細胞株が用いられ、該細胞株は、サーモトガ・マリティマ(Thermotoga maritima)、ストレプトマイセス・コエリコーラ(Streptomyces coelicolor)メソリゾビウム・ロティ(Mesorhizobium loti)、アグロバクテリウム・ツメファシエンス、ロードピレルラ・バルティカ(Rhodopirellula baltica)、ピレルラ(Pirellula)種、フォトラブダス・ルミネセンス(Photorhabdus luminescens )亜種ラモンディ(laumondii)、およびシノリゾビウム・メリロティ(Sinorhizobium meliloti)を含む。アグロバクテリウム・ツメファシエンスATCC33970由来の遺伝子から発現した酵素(NP_535228;配列番号:1)のみがD-フルクトースをD-プシコースに転換させる活性を有するということが、本発明により世界で初めて立証された。
タガトース3-エピメラーゼの特性を決定するために、本発明では、タガトース3-エピメラーゼ遺伝子は、酵素的機能の面の特徴付けの結果によってではなく単にDNA塩基配列によって命名されたタガトース3-エピメラーゼ遺伝子を含む細菌株から、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を通して大量に獲得された。続いて、得られたタガトース3-エピメラーゼ遺伝子を適切な発現ベクターに挿入して、タガトース3-エピメラーゼ遺伝子を含む組換えベクターを作製し、該組換えベクターを適切な微生物に形質転換した。形質転換した微生物を発酵培地で培養し、タガトース3-エピメラーゼ遺伝子のタンパク質生成物を該微生物内で過剰発現させた。次に、タガトース3-エピメラーゼ遺伝子のタンパク質生成物を使用のために単離し、精製した。
本発明のD-プシコースの生成方法は、プシコース3-エピメラーゼ(通常、タガトース3-エピメラーゼとして知られる)を、基質として用いられるフルクトースと反応させる段階を含む。
本発明の方法により生成されるプシコース3-エピメラーゼは、配列番号:1のアミノ酸配列に限定されないアミノ酸配列を有してもよく、修飾アミノ酸配列がD-フルクトースをD-プシコースに転換することができるならば、配列番号:1のアミノ酸配列内の一部のアミノ酸残基の置換、挿入、または欠失により生じるアミノ酸配列もまた含んでもよい。
本発明の方法において、組換え発現ベクターを生成するために使用することができる発現ベクターは、遺伝子組換え技術において通常使用される任意の発現ベクターであってよく、たとえば、pET-24a()であってよい。組換え発現ベクターで形質転換することができる微生物は、大腸菌(E.coli)BL21(DE3)であってよい。しかし、該微生物は、所望の遺伝子を含む組換え発現ベクターで形質転換した後に該遺伝子を過剰発現することができる任意の細菌株であるならば、かつ過剰発現の結果として活性タンパク質を生成することもできる任意の細菌株であるならば、限定されない。
より詳細には、形質転換された微生物を培養し、本発明のタンパク質の過剰発現を誘発する以下の過程は、下記で説明される本発明の例示的態様により行われてもよい。低温保存された大腸菌BL21(DE3)の種菌をLB培養液50mlが入った250mlフラスコに播種し、600nmでの吸光度が2.0に達するまで、菌株を37℃に維持された振盪培養器で培養する。培養した溶液を、グリセロール10g/L、ペプトン1g/L、酵母抽出物30g/L、二リン酸カリウム0.14g/L、および一リン酸ナトリウム1g/Lからなる発酵培養液5Lが入った7L発酵槽(Biotron, Co., Ltd.、韓国)に加え、混合物を、600nmでの吸光度が2.0に達するまで発酵槽でインキュベートする。続いて、ITPGを1mM加えて、本発明のタンパク質の過剰発現を誘導する。操作の間、攪拌速度は500rpm、通気量は1.0vvm、インキュベーション温度は37℃に維持されてもよく、上記のこのようなインキュベーション条件は、プシコース3-エピメラーゼの大量生成において好ましい。
過剰発現により生成されたタンパク質を精製するために、形質転換された菌株の培養溶液を、4℃で30分間、6,000×gで遠心分離した後、0.85%のNaClで2回洗浄する。その後、細胞を、リゾチーム1mg/mlを含む細胞破砕緩衝溶液(50mM NaH2PO4、300mM NaCl、pH8.0)に加え、細胞を含む細胞溶解緩衝溶液を氷内で30分間放置する。細胞溶解緩衝溶液内の細胞をフレンチプレスにより15,000lb/in2で破砕し、破砕細胞を、4℃で20分間、13,000×gで遠心分離に供して除去し、上澄を孔の直径0.45μmの濾紙で濾過し、低温条件下で高速タンパク質クロマトグラフィー(FPLC)により精製する。本発明のタンパク質を含む濾過液を、塩化ナトリウム(NaCl)300mMおよびイミダゾール10mMを含むpH8.0のリン酸緩衝溶液50mMで平衡化したHisTrap HPカラムに適用する。その後、HisTrap HPカラムを同じリン酸緩衝溶液で洗浄し、イミダゾールを含む同じリン酸緩衝溶液により、10mMから200mMの濃度勾配、流速1ml/分で、カラムに付着したタンパク質を溶出する。本発明のタンパク質を含む溶出された断片をpH7.5の50mMのPIPES緩衝溶液に平衡させたHiPrep 16/60脱塩樹脂カラムに加えた後、該タンパク質を6ml/分の速度で洗い出す。このように集められたタンパク質の溶液を、塩化ナトリウム0.15Mを含むpH7.5のPIPES緩衝溶液50mMに平衡させたSephacryl S-100 HRカラムに6.6ml/分の流速で適用して、タンパク質を溶出した。溶出したタンパク質は最終的に50mM PIPES緩衝溶液で透析する。
上記のように得た本発明のタンパク質は、32,600Daの分子量を有する単量体であるプシコース3-エピメラーゼである。このプシコース3-エピメラーゼは、金属酵素であり、その活性化は金属イオンによって調節される。
本発明の別の態様により、プシコース3-エピメラーゼとD-フルクトースとの間の反応は、D-プシコースの生成収率を向上させるために、マンガン、マグネシウム、鉄、コバルト、およびアルミニウムからなる群より選択された金属イオンの濃度0.5〜5mM、たとえば1mMでの存在下で行われうる。金属イオンの濃度が0.5mM未満の場合、生成収率を向上させる効果は無視でき、一方、金属イオンの濃度が5mMを超える場合、向上は過剰量に対し効果が小さい。
プシコース3-エピメラーゼとD-フルクトースとの間の反応は、濃度55〜75%(w/w)の基質(すなわち、D-フルクトース)を、pH7〜8かつ温度55〜65℃で用いて行ってもよい。基質、すなわちD-フルクトースの濃度が55〜75%(w/w)の範囲内である場合、D-プシコースの生成収率は良好であり、上記の範囲のpHおよび温度の条件はプシコース3-エピメラーゼ活性において最適なpHと温度の範囲である。
本発明の別の態様により、D-プシコースを生成するための、プシコース3-エピメラーゼとD-フルクトースとの間の反応は、担体に固定されたプシコース3-エピメラーゼは酵素活性を長時間にわたって維持することができるため、反応中にプシコース3-エピメラーゼを担体に固定することによって行われうる。本発明の現在の態様に有用な担体は、酵素固定における使用において公知の任意の担体であってよく、たとえばアルギン酸ナトリウムであってよい。アルギン酸ナトリウムは、藻類の細胞壁に豊富な天然コロイド性多糖類であって、β-1,4連鎖によりランダムに結合するβ-D-マンヌロン酸およびα-L-グルロン酸の残基を含む。したがって、アルギン酸ナトリウムにより、プシコース3-エピメラーゼの安定的な固定が可能になり、D-プシコースの高い収率を得るのに有利である。D-プシコースの最大収率を得る目的で、プシコース3-エピメラーゼの固定のために、1.5〜4.0重量%、たとえば2.5重量%の濃度のアルギン酸ナトリウムを用いてもよい。アルギン酸ナトリウムを、プシコース3-エピメラーゼを固定する担体として用いる場合、プシコース3-エピメラーゼの溶液を1〜2倍体積でアルギン酸ナトリウム水溶液に加えてもよく、続いて、混合物を、注射器ポンプおよび真空ポンプを用いて0.2Mのカルシウムイオン溶液に液滴で加え、プシコース3-エピメラーゼとアルギン酸ナトリウムとの複合体のビーズを形成させる。これらのプシコース3-エピメラーゼとアルギン酸ナトリウムとの複合体のビーズは、D-フルクトースとの反応に直接使用してもよい。
本発明の態様によるD-プシコースの生成方法は、微生物由来の酵素を利用するため環境に優しく、簡単な酵素固定過程を必要とし、D-プシコース生成収率を有意に向上させ、したがって生成効率を最大化する一方で生成コストを低減する。
このように生成されたD-プシコースは、食品添加物または医薬添加物として有用に用いることができる。
効果
上記のように、本発明の態様によるD-プシコースの生成方法は、微生物由来の酵素を利用するため環境に優しく、簡単な酵素固定過程を必要とし、従来の方法で用いられるものより廉価な基質を用い、D-プシコース生成収率を有意に向上させ、したがって生成効率を最大化する一方で生成コストを低減する。
このように生成されたD-プシコースは、食品添加物または医薬添加物として有用に用いることができる。
最良の形態
以下、具体的な実施例を参照して本発明をより詳細に説明する。これらの実施例は例示的な目的でのみ示され、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
実施例
本実験例では、プシコース3-エピメラーゼの分子量を測定するためにMALDI-TOF-MSを使用し、桂皮酸をマトリックスとして用いた。酵素活性は、D-フルクトースを基質として用いて測定した。酵素活性を測定するために、1.0%のD-フルクトースを含む50mM PIPES緩衝溶液でpH7.5、50℃で20分間、プシコース3-エピメラーゼをD-フルクトースと反応させ、その後、反応溶液を100℃で5分間加熱して反応を終了させた。D-フルクトースをPIPES緩衝溶液に60〜70重量%の濃度となるようにpH7〜8で溶解することで、D-フルクトースを含むPIPES緩衝溶液を調製し、該D-フルクトースを含むPIPES緩衝溶液を、40℃〜60℃に維持されたバイオリアクターに連続的に加えた。酵素活性を容易に比較するために、プシコース3-エピメラーゼの1単位は、pH7.5かつ50℃で1分当たり1モルのD-プシコースを生成するのに必要なプシコース3-エピメラーゼの量と定義する。
D-フルクトース、D-プシコース、D-ソルボース、D-タガトース、D-キシルロース、およびD-リブロースの濃度をBP-100カルシウムイオン炭水化物カラムおよびRI検出器を備えた高速液体クロマトグラフィ(HPLC)システムを用いて測定した。このとき、カラムは、80℃で0.5ml/分の速度で蒸留水を通過させるように調整された。
実施例:プシコース3-エピメラーゼの物理的性質
実施例1:プシコース3-エピメラーゼの大量生成
プシコース3-エピメラーゼ遺伝子は、アグロバクテリウム・ツメファシエンス ATCC33970のDNAを、アグロバクテリウム・ツメファシエンスC58のタガトース3-エピメラーゼ遺伝子であることが示唆されているが機能的に特徴付けられてはいない遺伝子のDNA塩基配列をもとに設計されたプライマーを用いたポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によって増幅することにより、大量に得た。獲得されたプシコース3-エピメラーゼ遺伝子は、制限酵素XhoIおよびNdeIを用いて発現ベクターpET-24a()(Novagen, Inc.)に挿入され、組換え発現ベクターpET-24a()/プシコース3-エピメラーゼを生成する(図3参照)。この組換え発現ベクターを、通常の形質転換法を用いて、大腸菌BL21(DE3)に形質転換した。形質転換した大腸菌BL21(DE3)株を、大量生成用に培養する前に液化窒素で低温保存した。
次いで、低温保存された大腸菌BL21(DE3)株の種菌を、LB培養液50mlが入った250mlのフラスコに播種し、600nmでの前培養溶液の吸光度が2.0に達するまで37℃の振盪培養器で前培養した。前培養溶液を発酵培養液(グリセロール10g/L、ペプトン1g/L、酵母抽出物30g/L、二リン酸カリウム0.14g/L、および一リン酸ナトリウム1g/L)5Lが入った7L発酵槽(Biotron Co., Ltd.、韓国)に加え、本培養に供した。600nmでの本培養溶液の吸光度が2.0に達したとき、ITPG 1mMを本培養溶液に加えてプシコース3-エピメラーゼの大量生成を誘導した。培養過程中、攪拌速度は500rpm、通気量は1.0vvm(体積/体積/分)、培養温度は37℃を維持した。
実施例2:プシコース3-エピメラーゼの精製
プシコース3-エピメラーゼの特徴付けを行うために、アフィニティクロマトグラフィ(HisTrap HPカラム)、脱塩(HiPrep 16/60カラム)、およびゲル濾過(Sephacryl S-100 HRカラム)を用いてプシコース3-エピメラーゼを精製した。
精製したプシコース3-エピメラーゼの分子量を測定したところ、プシコース3-エピメラーゼは32,600Daの分子量を有する単量体であることが見出された。プシコース3-エピメラーゼのアミノ酸配列は、NCBIアクセッション番号NP_535228のアミノ酸配列と同一であるということが確認された。
実施例3:プシコース3-エピメラーゼの金属特異性
金属イオンを追加する効果を調べるために、プシコース3-エピメラーゼをEDTAで処理した後、または下記の表1に示された金属イオンをプシコース3-エピメラーゼに1mMずつ加えた後に、プシコース3-エピメラーゼの酵素活性を測定した。プシコース3-エピメラーゼの反応を、0.04単位/mlのプシコース3-エピメラーゼと1.0重量%のD-フルクトースとを含む50mMのPIPES緩衝溶液で、pH7.5、50℃で20分間行い、次に反応溶液を100℃で5分間加熱して反応を終了させた。続いて、プシコース3-エピメラーゼの酵素活性を測定した。
結果として、下記の表1に示されるように、マンガンイオンおよびコバルトイオンが酵素活性を増強し、銅イオンおよび亜鉛イオンが活性を阻害することから、プシコース3-エピメラーゼは金属酵素を有するということが見出された。
Figure 2008541753
実施例4:プシコース3-エピメラーゼの基質特異性
プシコース3-エピメラーゼの反応を、0.04単位/mlのプシコース3-エピメラーゼと下記の表2に示されたそれぞれが独立に10mMの単糖類とを含む50mMのPIPES緩衝溶液で、pH7.5、50℃で20分間行い、次に各反応溶液を100℃で5分間加熱して反応を終了させた。続いて、各反応溶液のプシコース3-エピメラーゼの酵素活性を測定した。
結果として、プシコース3-エピメラーゼは、D-タガトースに対してよりもD-プシコースに対してより高い親和度を有するということが見出された。したがって、このプシコース3-エピメラーゼは、タガトース3-エピメラーゼとしてではなく、プシコースをエピマー化することのできる酵素として、新規に認識された。
Figure 2008541753
実施例5:pHおよび温度の変化によるプシコース3-エピメラーゼの活性
実施例5では、プシコース3-エピメラーゼを様々なpH値および温度でD-フルクトースと反応させ、様々なpH値および温度において得られた酵素活性を比較した。pH効果を調べるために、プシコース3-エピメラーゼの反応を、0.04単位/mlのプシコース3-エピメラーゼと1.0重量%のD-フルクトースとを含む50mMのPIPES緩衝溶液で、pH6.5〜7.5の範囲で行い、さらに同様の反応を、0.04単位/mlのプシコース3-エピメラーゼと1.0重量%のD-フルクトースとを含む50mMのPIPES緩衝溶液で、pH7.5〜8.5の範囲で行った。ここで、各反応は、金属イオンを加えない場合は50℃で、マンガンイオンを加えた場合は60℃で、それぞれ20分間反応させた。続いて、100℃で5分間の熱処理により反応を終了させ、酵素活性を測定した。結果は図1Aに示した。
温度効果を調べるために、反応を、0.04単位/mlのプシコース3-エピメラーゼと1.0%のD-フルクトースとを含む50mMのPIPES緩衝溶液で、30℃〜70℃の温度範囲で20分間、金属イオンを加えない場合はpH7.5で、マンガンイオンを加えた場合はpH7.0で行った。100℃で5分間の熱処理により反応を終了させ、酵素活性を測定した。結果は図1Bに示した。
結果として、金属イオンを加えない場合のプシコース3-エピメラーゼにおける最適のpHおよび温度は、それぞれ7.5および50℃であることが見出された。Mn2+イオンを加えた場合のプシコース3-エピメラーゼにおける最適のpHおよび温度は、それぞれ7.0および60℃であった。
図1Aは、反応pHに対する本発明の一態様によるプシコース3-エピメラーゼの活性を表すグラフである。図1Aに関して、○は、金属イオン非含有PIPES緩衝溶液で得られた結果を示し、●は、Mn2+イオン含有PIPES緩衝溶液で得られた結果を示し、□は、金属イオン非含有EPPS緩衝溶液で得られた結果を示し、■は、Mn2+イオン含有EPPS緩衝溶液で得られた結果を示す。
図1Bは、反応温度に対する本発明の一態様によるプシコース3-エピメラーゼの活性を表すグラフである。図1Bに関して、○は、金属イオンなしで得られた結果を示し、●は、1mMのMn2+イオンの存在下で得られた結果を示す。
実施例6:プシコース3-エピメラーゼにより達成される、D-プシコースとD-フルクトースとの間の平衡
実施例6では、プシコース3-エピメラーゼの反応を、0.04単位/mlのプシコース3-エピメラーゼ、1mMのMn2+イオン、ならびに合わせて0.1%のD-プシコースおよびD-フルクトースを含む50mMのPIPES緩衝溶液で、pH7.0、30℃〜60℃の温度範囲で、反応が十分進むように24時間行い、D-プシコースとD-フルクトースとの間の平衡を求めた。続いて、100℃で5分間の熱処理により反応を終了させ、酵素活性を測定した。
図2は、30℃から60℃の温度範囲での、本発明の一態様によるプシコース3-エピメラーゼとD-フルクトースとの反応の後に達成された、D-プシコース(■)とD-フルクトース(□)の平衡比率を示すグラフである。
結果として、反応は、D-プシコースとD-フルクトースの5つの初期比率、すなわち0:100、25:75、50:50、75:25、100:0で開始され、D-プシコースとD-フルクトースの最終比率を、図2に示すように、反応の24時間後に測定した。図2に関して、D-プシコースとD-フルクトースとの比率は30℃で32:68であり、同様の比率は60℃で37:63であった。これらの結果は、従来のD-プシコースの生成方法と比べ達成可能な収率が約20%優れていた。
実施例7:プシコース3-エピメラーゼによるD-プシコースの生成
D-プシコースを高濃度で生成するために、反応を、14単位/mlのプシコース3-エピメラーゼ、1mMのMn2+イオン、および700g/LのD-フルクトースを含む50mMのPIPES緩衝溶液で、pH7.0、60℃で様々な反応時間で行った。続いて、100℃で5分間の熱処理により反応を終了させ、酵素活性を測定した。反応時間によるD-プシコースの生成率を下記の表3に示す。
Figure 2008541753
結果として、120分の培養時間を使って211g/LのD-プシコースが生成され、この生成率は、D-プシコースの転換収率30.2%に相当する。
実施例8:酵素固定によるD-プシコースの生成
D-プシコースの生成方法の効率性を調べるために、プシコース3-エピメラーゼを固定した。固定プシコース3-エピメラーゼの生成収率を測定し、非固定(自由)プシコース3-エピメラーゼの生成収率と比較した。
担体上に固定したプシコース3-エピメラーゼのために、プシコース3-エピメラーゼとアルギン酸ナトリウムとの複合物のビーズを用いた。このビーズは、プシコース3-エピメラーゼの溶液を、プシコース3-エピメラーゼ溶液の1.5倍の体積を有する2.5%のアルギン酸ナトリウム溶液に加え、この混合物を注射器ポンプおよび真空ポンプで0.2Mのカルシウムイオン溶液に加えることによって作製された。
反応は、固定したプシコース3-エピメラーゼを用いたこと以外、実施例7と同一の様式で行った。反応に使用したプシコース3-エピメラーゼの量は、140単位/10mlであり、D-プシコース生成率を測定した。結果を下記の表4に示す。
Figure 2008541753
その結果、実施例7の自由プシコース3-エピメラーゼは、120分の反応時間を使って最大転換率211g/Lであった。しかし、本実施例の固定プシコース3-エピメラーゼの場合、生成速度は、自由プシコース3-エピメラーゼの生成速度より低かったが、固定プシコース3-エピメラーゼの熱安定性は高く、D-プシコースの濃度は経時的に増加した。したがって、360分の反応時間の後のD-プシコース生成率は245g/Lであり、この生成率は、転換収率35%に相当する。
実施例9:バイオリアクター内でのD-プシコースの生成収率
実施例8の固定プシコース3-エピメラーゼの生成収率を実証するために、バイオリアクターで次の反応を行った。
まず、実施例8と同一の様式で、固定プシコース3-エピメラーゼおよびD-フルクトースを調製し、D-フルクトースを固定プシコース3-エピメラーゼに加え、混合物を体積100mlに調整した。次いで、高さ100cm、直径26cmのバイオリアクター(Pharmacia Biotechnologies, Inc., XK26, UK)に固定プシコース3-エピメラーゼとD-フルクトースとの混合物を充填し、流速10ml/h、60℃で反応を行った。プシコース3-エピメラーゼの量は500単位であり、長期間にわたる工程で過剰なD-フルクトースが沈殿する問題があるため、使用したD-フルクトースの濃度は600g/Lに制限した。結果を下記の表5に示す。
Figure 2008541753
結果として、プシコース3-エピメラーゼとD-フルクトースとの間の反応は、30日間の実験の全期間にわたって安定しており、生産性が21g/L/h、D-フルクトースからD-プシコースへの転換率が35%、一方、生成率が210g/Lであった。この収率は、糖類の大量生成において卓越した収率値である。
したがって、本発明は、産業規模での大量生成が可能である、バイオリアクターを利用したD-プシコースの生成システムを提供することができる。
図1Aは、本発明の一態様によるプシコース3-エピメラーゼの、反応pHに対する活性を示すグラフである。図1Bは、本発明の一態様によるプシコース3-エピメラーゼの、反応温度に対する活性を示すグラフである。 本発明の一態様によるプシコース3-エピメラーゼを30℃〜60℃の温度範囲でD-フルクトースと反応させた際に得られたD-プシコース(■)とD-フルクトース(□)との間の平衡比率を示すグラフである。 本発明の一態様による組換え発現ベクターの切断地図である。

Claims (9)

  1. 配列番号:1のアミノ酸配列を有し、かつプシコース3-エピメラーゼ活性を有するタンパク質。
  2. 配列番号:1のアミノ酸配列を有し、かつプシコース3-エピメラーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子。
  3. 請求項2記載の遺伝子を含む組換え発現ベクター。
  4. 請求項1記載のタンパク質をD-フルクトースと反応させてD-プシコースを生成する方法。
  5. タンパク質が、請求項3記載の組換え発現ベクターで形質転換した微生物を培養し、該微生物の培養溶液からタンパク質を単離することによって得られるタンパク質生成物である、請求項4記載の方法。
  6. 反応が、マンガン、マグネシウム、鉄、コバルト、およびアルミニウムからなる群より選択される金属イオンの存在下で行われる、請求項4記載の方法。
  7. 反応で用いられるD-フルクトースの濃度が、55〜75%(w/w)である、請求項4記載の方法。
  8. 反応が、pH7〜8の間かつ温度55〜65℃の間で行われる、請求項4記載の方法。
  9. タンパク質を担体上に固定してD-フルクトースと反応させる、請求項4記載の方法。
JP2008514546A 2005-06-01 2006-05-30 D−プシコースエピメラーゼによるd−プシコースの生成方法 Active JP4648975B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020050046559A KR100744479B1 (ko) 2005-06-01 2005-06-01 사이코스 에피머화 효소에 의한 사이코스의 생산 방법
PCT/KR2006/002075 WO2006129954A1 (en) 2005-06-01 2006-05-30 D-psicose production method by d-psicose epimerase

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008541753A true JP2008541753A (ja) 2008-11-27
JP4648975B2 JP4648975B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=37481841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008514546A Active JP4648975B2 (ja) 2005-06-01 2006-05-30 D−プシコースエピメラーゼによるd−プシコースの生成方法

Country Status (12)

Country Link
US (1) US8030035B2 (ja)
EP (1) EP1885850B1 (ja)
JP (1) JP4648975B2 (ja)
KR (1) KR100744479B1 (ja)
CN (1) CN101189332B (ja)
AT (1) ATE460477T1 (ja)
DE (1) DE602006012827D1 (ja)
DK (1) DK1885850T3 (ja)
ES (1) ES2339278T3 (ja)
PL (1) PL1885850T3 (ja)
PT (1) PT1885850E (ja)
WO (1) WO2006129954A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013005800A1 (ja) 2011-07-06 2013-01-10 松谷化学工業株式会社 アルスロバクター グロビホルミスの生産する酵素
JP2013501519A (ja) * 2009-09-30 2013-01-17 シージェイ チェルジェダン コーポレイション プシコースエピメラーゼの固定化及びそれを用いたプシコースの製造方法
WO2014109254A1 (ja) 2013-01-08 2014-07-17 松谷化学工業株式会社 アルスロバクター グロビホルミスの生産するケトース3-エピメラーゼ
JP2014525244A (ja) * 2011-08-24 2014-09-29 シージェイ チェルジェダン コーポレイション 熱安定性が向上したサイコースエピマー化酵素変異体及びこれを用いたサイコースの連続的生産
JP2016518135A (ja) * 2013-04-23 2016-06-23 シージェイ チェイルジェダン コーポレーションCj Cheiljedang Corporation サイコースエピマー化酵素変異体及びこれを用いたサイコースの製造方法
JP2018537991A (ja) * 2015-12-23 2018-12-27 シージェイ チェイルジェダン コーポレーションCj Cheiljedang Corporation D−プシコース3−エピメラーゼ及びその塩を含むd−プシコースを製造するための組成物、並びにこれを用いたd−プシコースの製造方法
WO2019146717A1 (ja) 2018-01-24 2019-08-01 松谷化学工業株式会社 熱安定性が向上したケトース 3-エピメラーゼ

Families Citing this family (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8496915B2 (en) * 2006-11-10 2013-07-30 Matsutani Chemical Industry Co., Ltd. Noncarious material and anticarious agent containing rare sugar
KR100832339B1 (ko) * 2006-12-11 2008-05-26 솔젠트 (주) 과당을 사이코스로 전환하는 신규한 시노리조비움 속균주와 이를 이용한 사이코스 생산법
US20140342052A1 (en) * 2011-11-28 2014-11-20 Tate & Lyle Ingredients Americas Llc Flavor natural table top sweetener
WO2014025235A1 (ko) * 2012-08-10 2014-02-13 주식회사 삼양제넥스 사이코스 에피머화 효소 및 이를 이용한 사이코스로 전환용 조성물
KR101539096B1 (ko) * 2012-08-10 2015-07-24 주식회사 삼양제넥스 사이코스 에피머화 효소 및 이를 이용한 사이코스로 전환용 조성물
GB2508586B (en) 2012-09-27 2020-09-02 Tate & Lyle Ingredients Americas Llc A protein
GB201309076D0 (en) 2013-03-15 2013-07-03 Tate & Lyle Ingredients Improved sweetener
GB201309077D0 (en) 2013-03-15 2013-07-03 Tate & Lyle Ingredients Improved sweetener
GB201309079D0 (en) 2013-03-15 2013-07-03 Tate & Lyle Ingredients Improved sweetner
KR101318422B1 (ko) * 2013-04-09 2013-10-15 주식회사 삼양제넥스 D-사이코스 에피머화 효소, 및 이를 이용하는 사이코스 생산방법
CN103333935A (zh) * 2013-05-24 2013-10-02 桐乡晟泰生物科技有限公司 D-阿洛酮糖的生产工艺
MX2015016535A (es) 2013-06-05 2016-04-13 Cj Cheiljedang Corp Metodo de produccion para tagatosa.
JP6774875B2 (ja) 2013-09-03 2020-10-28 ロケット フレールRoquette Freres D−プシコース 3−エピメラーゼの改良された変異体およびその使用
EP2843044A1 (en) * 2013-09-03 2015-03-04 Roquette Frères Improved variant of D-psicose 3-epimerase and uses thereof
KR101868194B1 (ko) * 2013-11-19 2018-06-18 씨제이제일제당 (주) 호열균 유래 당 에피머화효소를 포함하는, 비인산헥소오스의 에피머화용 조성물
AU2013408190A1 (en) * 2013-12-20 2016-07-07 Roquette Freres Protein food product comprising D-allulose
KR101539097B1 (ko) * 2013-12-26 2015-07-23 주식회사 삼양제넥스 사이코스 에피머화 효소를 암호화 하는 폴리뉴클레오타이드, 및 이를 이용하는 사이코스 생산방법
CN103710330B (zh) * 2014-01-03 2015-04-22 江南大学 一种高催化活性的d-阿洛酮糖 3-差向异构酶的突变体酶及其应用
GB2526383B (en) 2014-05-20 2018-01-31 Tate & Lyle Ingredients Americas Llc Improved sweetener
KR101473918B1 (ko) * 2014-05-28 2014-12-17 대상 주식회사 사이코스 에피머화 효소, 이의 제조방법 및 이를 이용한 사이코스의 제조방법
KR101577147B1 (ko) * 2014-10-01 2015-12-11 경상대학교산학협력단 사이코스의 생산 방법
ES2796749T3 (es) 2014-10-30 2020-11-30 Samyang Corp Sistema de expresión de psicosa epimerasa y producción de psicosa que utiliza la misma
US10266862B2 (en) 2014-11-06 2019-04-23 Industry-Academic Cooperation Foundation Gyeongsang National University Method for preparing psicose
EP4042873A1 (en) 2015-02-24 2022-08-17 Tate & Lyle Solutions USA LLC Allulose syrups
WO2016160573A1 (en) * 2015-03-27 2016-10-06 Archer Daniels Midland Co. Fructose to allulose conversion
KR102087396B1 (ko) 2015-11-16 2020-03-10 주식회사 삼양사 과당-함유 기질로부터 사이코스를 생산하는 방법
CN105821027B (zh) 2016-04-01 2023-11-21 南京朗奈生物技术有限公司 一种3-差向异构酶的用途
US10907182B2 (en) 2016-06-30 2021-02-02 Cj Cheiljedang Corporation Thermostable fructose-6-phosphate-3-epimerase and a method for producing allulose using the same
CN109923120B (zh) 2016-10-28 2024-06-07 泰特&莱尔解决方案美国有限责任公司 阿洛酮糖晶体的生产方法
KR102065155B1 (ko) 2016-12-08 2020-02-11 주식회사 삼양사 사이코스의 제조방법
MX2019008159A (es) 2017-01-06 2019-12-09 Greenlight Biosciences Inc Producción acelular de azúcares.
KR102074957B1 (ko) 2017-03-31 2020-02-10 씨제이제일제당 주식회사 타가토스 생산용 조성물 및 이를 이용한 타가토스 제조방법
CN111344405B (zh) 2017-03-31 2023-12-22 Cj第一制糖株式会社 用于制备塔格糖的组合物和利用其制备塔格糖的方法
WO2018182355A1 (ko) 2017-03-31 2018-10-04 씨제이제일제당(주) 타가토스 생산용 조성물 및 이를 이용한 타가토스 제조방법
KR101944104B1 (ko) 2017-06-02 2019-01-30 주식회사 삼양사 마이크로박테리움 속 균주 및 이를 이용한 사이코스 생산방법
KR102004940B1 (ko) * 2017-06-30 2019-07-29 주식회사 삼양사 감미료 알룰로스를 제조하는 방법
CN107699556A (zh) * 2017-11-10 2018-02-16 山东百龙创园生物科技股份有限公司 利用枯草芽孢杆菌制备d‑阿洛酮糖差向异构酶的方法
CN107955825B (zh) * 2017-11-10 2021-09-03 山东百龙创园生物科技股份有限公司 一种以d-阿洛酮糖为主要成分的甜味剂组合物的制备方法
SG11202011770XA (en) 2018-05-31 2020-12-30 Ngee Ann Polytechnic D-psicose production using probiotic microorganisms
CN109287904A (zh) * 2018-09-07 2019-02-01 陕西省生物农业研究所 一种含有d-阿洛酮糖的发酵果蔬汁的制备方法
CN113166788A (zh) 2018-11-21 2021-07-23 国立大学法人香川大学 新型酮糖3-差向异构酶
KR102068752B1 (ko) * 2019-01-24 2020-01-21 주식회사 삼양사 마이크로박테리움 속 균주 및 이를 이용한 사이코스 생산방법
EP3950057A4 (en) 2019-03-29 2022-12-28 National University Corporation Kagawa University OSMOTIC PRESSURE REGULATOR FOR PERITONEAL DIALYSATE WITH D-ALLOSE AND/OR D-ALLULOSE
KR102254411B1 (ko) 2019-12-19 2021-05-24 대상 주식회사 알룰로스 에피머화 효소 변이체, 이의 제조방법 및 이를 이용한 알룰로스의 제조방법
KR102448351B1 (ko) 2020-04-27 2022-09-28 대상 주식회사 알룰로스 에피머화 효소 변이체, 이의 제조방법 및 이를 이용한 알룰로스의 제조방법
WO2022058754A1 (en) 2020-09-18 2022-03-24 Tate & Lyle Ingredients Americas Llc Sweetener syrups containing allulose
CN112342178B (zh) * 2020-11-05 2022-02-25 中国科学院天津工业生物技术研究所 重组微生物、其制备方法及在生产塔格糖中的应用
EP4000419A1 (de) 2020-11-23 2022-05-25 Savanna Ingredients GmbH Trocknung von allulosekristallen
CN112625987B (zh) * 2020-12-21 2023-01-06 南通励成生物工程有限公司 一种同时生产2`-岩藻糖基乳糖和d-阿洛酮糖的方法
KR102682846B1 (ko) 2021-11-19 2024-07-08 대상 주식회사 열 안정성이 우수한 알룰로스 에피머화 효소 변이체, 이의 제조방법 및 이를 이용한 알룰로스의 제조방법

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08154696A (ja) 1994-10-05 1996-06-18 Hayashibara Biochem Lab Inc L−ケトヘキソースの製造方法
KR100237135B1 (ko) * 1997-03-17 2000-01-15 김성년 절첩이 가능한 원자로 감시시편함

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6010041314, Wood,D.W. et al, "DEFINITION:D−tagatose 3−epimerase [Agrobacterium tumefaciens str. C58 (Dupont)].", NCBI GenBank, 20011214, ACCESSION:NP_535228, VERSION:NP_535228.1 GI:17938439 *
JPN6010041315, "Mass production of D−psicose from d−fructose by a continuous bioreactor system using immobilized D−t", J Biosci Bioeng., 2000, Vol. 90, No. 4, p. 453−455 *
JPN6010041318, "Preparation of D−psicose from D−fructose by immobilized D−tagatose 3−epimerase", Journal of Fermentation and Bioengineering, 1995, Vol. 80, No. 1, p. 101−103 *

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013501519A (ja) * 2009-09-30 2013-01-17 シージェイ チェルジェダン コーポレイション プシコースエピメラーゼの固定化及びそれを用いたプシコースの製造方法
US9057062B2 (en) 2011-07-06 2015-06-16 Matsutani Chemical Industry Co., Ltd. Enzyme produced by Arthrobacter globiformis
KR20140045423A (ko) 2011-07-06 2014-04-16 마쓰다니가가꾸고오교가부시끼가이샤 아스로박터 글로비포미스가 생산하는 효소
WO2013005800A1 (ja) 2011-07-06 2013-01-10 松谷化学工業株式会社 アルスロバクター グロビホルミスの生産する酵素
JPWO2013005800A1 (ja) * 2011-07-06 2015-02-23 松谷化学工業株式会社 アルスロバクターグロビホルミスの生産する酵素
JP2014525244A (ja) * 2011-08-24 2014-09-29 シージェイ チェルジェダン コーポレイション 熱安定性が向上したサイコースエピマー化酵素変異体及びこれを用いたサイコースの連続的生産
JP5848834B2 (ja) * 2013-01-08 2016-01-27 松谷化学工業株式会社 アルスロバクターグロビホルミスの生産するケトース3−エピメラーゼ
KR20150103289A (ko) 2013-01-08 2015-09-09 마쓰다니가가꾸고오교가부시끼가이샤 아스로박터 글로비포미스에 의해 생산되는 케토오스 3-에피머라제
WO2014109254A1 (ja) 2013-01-08 2014-07-17 松谷化学工業株式会社 アルスロバクター グロビホルミスの生産するケトース3-エピメラーゼ
US9932617B2 (en) 2013-01-08 2018-04-03 Matsutani Chemical Industry Co., Ltd. Ketose 3-epimerase produced by arthrobacter globiformis
JP2016518135A (ja) * 2013-04-23 2016-06-23 シージェイ チェイルジェダン コーポレーションCj Cheiljedang Corporation サイコースエピマー化酵素変異体及びこれを用いたサイコースの製造方法
US9938515B2 (en) 2013-04-23 2018-04-10 Cj Cheiljedang Corporation Psicose epimerase mutant and method for preparing psicose by using same
JP2018537991A (ja) * 2015-12-23 2018-12-27 シージェイ チェイルジェダン コーポレーションCj Cheiljedang Corporation D−プシコース3−エピメラーゼ及びその塩を含むd−プシコースを製造するための組成物、並びにこれを用いたd−プシコースの製造方法
US10550414B2 (en) 2015-12-23 2020-02-04 Cj Cheiljedang Corporation Composition for producing D-psicose comprising D-psicose 3-epimerase and salt and method for producing D-psicose using same
WO2019146717A1 (ja) 2018-01-24 2019-08-01 松谷化学工業株式会社 熱安定性が向上したケトース 3-エピメラーゼ
KR20200092412A (ko) 2018-01-24 2020-08-03 마쓰다니가가꾸고오교가부시끼가이샤 열안정성이 향상된 케토스 3-에피머라제
US11104893B2 (en) 2018-01-24 2021-08-31 Matsutani Chemical Industry Co., Ltd. Ketose 3-epimerase with improved thermal stability

Also Published As

Publication number Publication date
US20100190225A1 (en) 2010-07-29
US8030035B2 (en) 2011-10-04
KR20060125971A (ko) 2006-12-07
PT1885850E (pt) 2010-04-29
DK1885850T3 (da) 2010-05-10
KR100744479B1 (ko) 2007-08-01
WO2006129954A1 (en) 2006-12-07
DE602006012827D1 (de) 2010-04-22
EP1885850B1 (en) 2010-03-10
ATE460477T1 (de) 2010-03-15
CN101189332B (zh) 2011-02-16
ES2339278T3 (es) 2010-05-18
CN101189332A (zh) 2008-05-28
JP4648975B2 (ja) 2011-03-09
PL1885850T3 (pl) 2010-07-30
EP1885850A1 (en) 2008-02-13
EP1885850A4 (en) 2008-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4648975B2 (ja) D−プシコースエピメラーゼによるd−プシコースの生成方法
JP5098086B2 (ja) ケトース3−エピメラーゼとその製造方法並びに用途
JP6320621B2 (ja) プシコースエピマー化酵素及びこれを利用したプシコースの製造方法
US9938515B2 (en) Psicose epimerase mutant and method for preparing psicose by using same
KR101318422B1 (ko) D-사이코스 에피머화 효소, 및 이를 이용하는 사이코스 생산방법
CN102869783B (zh) 阿洛酮糖-差向异构酶的固定化以及使用所述阿洛酮糖-差向异构酶制备d-阿洛酮糖的方法
JP5848834B2 (ja) アルスロバクターグロビホルミスの生産するケトース3−エピメラーゼ
KR101539097B1 (ko) 사이코스 에피머화 효소를 암호화 하는 폴리뉴클레오타이드, 및 이를 이용하는 사이코스 생산방법
JP5997693B2 (ja) アルスロバクターグロビホルミスの生産する酵素
JP2017510302A5 (ja)
US10781467B2 (en) 3-epimerase and polynucleotide encoding same
Uechi et al. Gene cloning and characterization of L-ribulose 3-epimerase from Mesorhizobium loti and its application to rare sugar production
JP5677097B2 (ja) セロビオース2−エピメラーゼとその製造方法並びに用途
TWI719140B (zh) 新型多磷酸鹽依存性葡萄糖激酶與使用其製備葡萄糖-6-磷酸的方法
JP5714241B2 (ja) α−グルコシダーゼとその製造方法並びに用途
KR20170117860A (ko) 딕토글로무스 투르기둠 유래 프락토스 에피머화효소를 이용하는 타가토스의 생산 방법 및 그에 필요한 조성물
WO2022114207A1 (ja) 新規l-ラムノースイソメラーゼ
KR20230115919A (ko) 원-팟 d-알로스 생산용 조성물 및 이를 이용한 알로스의 제조방법
JP2010148502A (ja) β−ホスホグルコムターゼとその製造方法並びに用途

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4648975

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250