JP2008308059A - タイヤ運搬車 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のタイヤ運搬車より全高を低く抑えたタイヤ運搬車を提供する。
【解決手段】荷役アーム5と、荷役アーム5を前後方向に回動させるように荷役アーム5と車台2との間に連結された伸縮シリンダ6と、格納状態において略水平に配され、後部に左右一対の接地ローラ3fが設けられた水平フレーム3aとこの水平フレーム3aの前端側から立設されて荷役アーム5に係合された前フレーム3bとを有する荷台3と、を備え、伸縮シリンダ6の伸縮作動により、荷役アーム5を前後方向に回動させることで、荷台3を車台2上と地上との間で積み降ろしするように構成されたタイヤ運搬車1であって、荷台3上には、走行回転方向を前後方向に向けて立てられた状態のタイヤTを支持するタイヤ支持部8が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、航空機等のタイヤを交換する際に使用されるタイヤ運搬車に関する。
従来より、航空機のタイヤを交換する際に使用されるタイヤ運搬車として特許文献1、2に開示されているようなものがある。
特許文献1、2に開示されているタイヤ運搬車にタイヤを積載する場合には、タイヤ保管場所でタイヤ運搬車の両側部に各1個ずつ設けられているタイヤリフターに交換用のタイヤが積載される。
タイヤを積載した上記タイヤ運搬車は、タイヤ交換すべき航空機の機体下まで移動して、当該タイヤ運搬車の後部に設置されているクレーンによって、タイヤリフターに保持されているタイヤを吊り上げ、航空機のタイヤ取替え位置まで移送する。
小型機などのように機体下スペースが少ない所でタイヤ交換が行われる場合には、上記タイヤ運搬車は、機体下スペースへ入り込むことができないため、小型機から少し離れた場所に停車される。上記タイヤ運搬車により運搬されてきたタイヤは、上記クレーンによってタイヤリフターからジャッキ装置付の手押台車等に移され、この手押台車等によってタイヤ取替え位置まで移送される。
タイヤ交換作業が終了した後は、使用済タイヤが上記と逆の手順によってタイヤ運搬車に積載され、所定の場所まで運搬される。
特開平10−35353 特開2003−246236
ところで、航空機のタイヤは大型で重いことから、作業者の負担を減らすために、手押台車等での人力移送距離をなるべく短くすることが望ましい。そのためには、タイヤ運搬車を航空機の機体下に入り込ませてタイヤ取替え位置に接近させる必要がある。
しかしながら、上記タイヤ運搬車などのように従来のタイヤ運搬車では、クレーンが搭載されていることから、タイヤ運搬車の全高を抑えることが困難であり、タイヤ運搬車を小型機の機体下に入り込ませてタイヤ取替え位置に接近させることが困難となる場合があった。この場合、タイヤ運搬車と小型機の機体下のタイヤ取替え位置との間で、手押台車等でタイヤを人力移送する距離が長くなり、作業者の負担が増加する。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、従来より全高を低く抑えることができるタイヤ運搬車を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための手段として、本発明のタイヤ運搬車は、以下のように構成されている。すなわち、本発明のタイヤ運搬車は、格納状態において前後方向へ略水平に配され、車台に対して車幅方向軸の周りに回動自在に後端側が支持された水平部と、この水平部の前端側から立設された垂直部とを有する荷役アームと、前記荷役アームを前後方向に回動させるように前記荷役アームと車台との間に連結された伸縮シリンダと、格納状態において略水平に配され、後部に左右一対の接地ローラが設けられた水平フレームと、この水平フレームの前端側から立設されて前記荷役アームに係合された前フレームとを有する荷台と、を備え、前記伸縮シリンダの伸縮作動により、前記荷役アームを前後方向に回動させることで、前記荷台を車台上と地上との間で積み降ろしするように構成されたタイヤ運搬車であって、前記荷台上には、走行回転方向を前後方向に向けて立てられた状態のタイヤを支持するタイヤ支持部が設けられており、このタイヤ支持部は、車幅方向に延びた2本の横材が互いに前後方向に所定間隔をあけて配置されたタイヤ荷重支持部材と、前記タイヤ荷重支持部材の一方に倒伏回動自在に両端部が連結された略逆U字状のタイヤ傾倒防止部材と、前記タイヤ荷重支持部材の他方と前記タイヤ傾倒防止部材とを着脱自在に繋止する繋止部と、を有することを特徴としている。
かかる構成によれば、荷台を地上に降ろして牽引状態とすることができるので、車両の全高を低く抑えることができる。
また、本発明のタイヤ運搬車は、上記構成において、前記荷台上には、前記タイヤ支持部より後ろ側に設置された、タイヤジャッキ装置を支持するタイヤジャッキ装置支持部がさらに設けられており、このタイヤジャッキ装置支持部は、互いに車幅方向に所定間隔をあけて前後方向に向けて配置された左右一対の支持部側筒体からなることを特徴としている。
さらに、本発明のタイヤ運搬車は、上記構成において、前記荷台上には、前記左右一対の支持部側筒体に抜き差し自在に各々嵌合される左右一対の装置側筒体が固設されたタイヤジャッキ装置が、前記2本の支持部側筒体と前記2本の装置側筒体が各々嵌合されることにより前記荷台上に搭載されていることを特徴としている。
これらの構成を備えるタイヤ運搬車によれば、荷台上に簡単にジャッキ装置を搭載することができる。また、荷台を地上に降ろせば、ジャッキ装置の取り外しが容易に行える。
本発明のタイヤ運搬車によれば、荷台を地上に降ろして牽引状態とすることができるので、車両の全高を低く抑えて、機体下スペースが少ない小型機の機体下に入り込ませてタイヤ取替え位置に接近することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1および図2は、タイヤ運搬車1の左側面図である。このタイヤ運搬車1は、例えば軽自動車のような小型車輌を走行車両としており、その車台2に荷台3を積み降ろしするための荷台荷役装置4を備えている。
荷台荷役装置4は、荷役アーム5と、この荷役アーム5を作動させる伸縮シリンダ6(図2参照、図1において図示せず)、車台2の後端に設けられて後述する荷台3の主桁3d、3dを前後方向へ円滑に移動可能に支持する左右一対のガイドローラ7、7などで構成されている。
荷役アーム5は、水平部5aおよび垂直部5bで主に構成されており、全体として略L字状を形成している。水平部5aは、荷台3が車台2上に搭載された格納状態において前後方向へ略水平に配され、車台2に対して図示しない車幅方向軸の周りに回動自在に後端側が軸支されている。垂直部5bは、水平部5aの前端側から立設されており、その先端部には、後述する荷台3の前フレーム3bの上端部に設けられた係合ピン3cと係脱自在な係合フック5cが設けられている。
伸縮シリンダ6は、荷役アーム5を前後方向に回動させるように、荷役アーム5の水平部5aと車台2との間に連結されている。
荷台3は、水平フレーム3aおよび前フレーム3bで主に構成されている。
水平フレーム3aは、格納状態において略水平に配され、例えば図1、図3〜図5に示すように、前後方向に配置された左右一対の主桁3d、3d、これら主桁3d、3dの間に架設された横材3e、3eで構成されている。
主桁3d、3dの左右両側後部には、接地ローラ3f、3fが回転自在に軸支されることにより設けられている。接地ローラ3f、3fは、荷台3を車台2上と地上との間で積み降ろしする際に地上における荷台3の移動を円滑に行うために設けられている。
前フレーム3bは、水平フレーム3aの前端部(前端側)から立設されており、その上端部には、荷役アーム5の係合フック5cに係脱自在な係合ピン3cが設けられている。前フレーム3bは、例えば図1、図3〜図5に示すように、水平フレーム3aの主桁3d、3dの前端からそれぞれ三角枠を形成するように2本の部材が斜め上方に延びて結合することで構成されている。
このように構成される荷台3には、航空機用のタイヤTを支持するタイヤ支持部8、8、タイヤジャッキ装置支持部9、9などが設けられ、更にタイヤジャッキ装置支持部9、9を介してタイヤジャッキ装置15が搭載されている。
タイヤ支持部8、8は、航空機用タイヤTを当該タイヤTの走行回転方向を前後方向に向けて立てた状態で支持する。具体的には、タイヤ支持部8、8は、タイヤ荷重支持部材10F、10R、タイヤ傾倒防止部材11、11、繋止部12などを備えて構成されている。
タイヤ荷重支持部材10F、10Rは、車幅方向に延びた2本の横材10F、10Rからなり、これら横材10F、10Rが互いに前後方向に所定間隔をあけて、その両端部が荷台3の両側方へ突出した状態で荷台3の主桁3d、3dに掛け渡されている。なお、横材10F、10R同士の前記所定間隔は、横材10F、10R同士の内側間距離が、後述する装置側筒体16、16同士の外側間距離より小さくなるように設定されている。
タイヤ傾倒防止部材11、11は、略逆U字状に屈曲形成された棒材の両端部が車両後方側の横材10R(車両後方側のタイヤ荷重支持部材10R)に倒伏回動自在に連結されて構成されており、航空機用タイヤTの車幅方向への傾倒を規制している。したがって、タイヤ傾倒防止部材11、11のタイヤ両側面に沿う部分同士の間隔は、タイヤ幅に概ね対応している。
繋止部12は、前方側の横材10F(前方側のタイヤ荷重支持部材10F)とタイヤ傾倒防止部材11、11とを着脱自在に繋止するものである。繋止部12は、例えば、一端が前方側の横材10Fに固定され、他端にフック12aを設けられたチェーンで構成されており、タイヤ傾倒防止部材11の中間高さ位置に設けられたフック係合部11aに係脱自在に係合されるようになっている。
なお、本実施の形態においては、タイヤ傾倒防止部材11、11は、後方側の横材10Rに倒伏回動自在に連結されているが、タイヤ傾倒防止部材11、11を前方側の横材10Fに倒伏回動自在に連結し、繋止部12を後方側の横材10Rとタイヤ傾倒防止部材11、11との間に着脱自在に繋止するように設けてもよい。
タイヤジャッキ装置支持部9、9は、後述するタイヤジャッキ装置15を荷台3上で支持するものであり、互いに車幅方向に間隔をあけて前後方向に向けて荷台3上(例えば図示するように横材3e上)に固定配置された左右一対の支持部側筒体9、9からなる。支持部側筒体9、9同士の車幅方向の間隔は、タイヤジャッキ装置15の装置側筒体16、16同士の間隔に対応しており、この支持部側筒体9、9と装置側筒体16、16とは各々嵌合挿入されることにより、タイヤジャッキ装置15が荷台3上に固定搭載されるようになっている。なお、嵌合された支持部側筒体9、9と装置側筒体16、16との脱抜を防止するために、図示しないベルト(例えばラッシングベルト)により、タイヤジャッキ装置15と荷台3とが繋縛されるようにしてもよい。また、上記脱抜を防止するための手段としては、上記ベルトほか、嵌合状態にある支持部側筒体9、9および装置側筒体16、16の側方から長手方向に直交する方向に向かって貫通孔を形成し、ここに抜け止めピンを挿入することでも脱抜を防止することができる。
タイヤジャッキ装置支持部9、9により、支持されるタイヤジャッキ装置15は、図1、図5などに示すように、4個のキャスター17上に配置された略コの字状のベースフレーム18と、このベースフレーム18に対してジャッキシリンダ19および4本の揺動リンク部材22を介して設けられた昇降フレーム20とを備えている。昇降フレーム20の下端部には、前記装置側筒体16、16が前方に向かって突設されている。この装置側筒体16、16は、荷台3の支持部側筒体9、9との嵌合連結に使用されるほか、航空機用タイヤTを下から支持しつつ昇降させるタイヤ支持昇降腕としても機能する。さらに、昇降フレーム20の上方には、このタイヤジャッキ装置15の装置側筒体16、16上に立てた状態で載置されたタイヤTが、装置側筒体16、16から脱落しないように、当該タイヤTを装置側筒体16、16上に保持する保持部21が設けられている。この保持部21は、保持フレーム21a、21aおよびタイヤ巻付け部材21bを備えている。保持フレーム21a、21aは、昇降フレーム20の左右両側部から上方へ逆ハの字を形成して延出しており、装置側筒体16、16上に載置されたタイヤTが傾倒しないように当該タイヤTの側面を保持する。なお、この保持フレーム21a、21aは、作業者がタイヤジャッキ装置15を移動させる際に把握するハンドルとしての役割も果たす。上記タイヤ巻付け部材21bは、両端が車幅方向に間隔をおいて左右の保持フレーム21a、21aにそれぞれ固定された可撓性紐体であり、タイヤジャッキ装置15の装置側筒体16、16上に載置されたタイヤTを保持フレーム21a、21aへ巻き付けるために使用される。上記可撓性紐体としては、チェーン、ロープなどを採用することができる。
なお、ジャッキシリンダ19の一端は、その一端側がベースフレーム18に回動自在に連結されるとともに、その他端側が昇降フレーム20に回動自在に連結されている。また、4本のリンク部材22は互いに並行配置され、それらの両端部は、昇降フレーム20およびベースフレーム18に上下方向に揺動自在に連結されている。このため、ジャッキシリンダ19の図示しない伸縮操作部を作業者が操作することによりジャッキシリンダ19を伸長作動させると、昇降フレーム20はベースフレーム18に対して上昇し、反対に、ジャッキシリンダ19を収縮作動させると、昇降フレーム20はベースフレーム18に対して下降するようになっている。
次に、このように構成されたタイヤ運搬車により荷台3を車台2上と地上との間で積み降ろしする際の動作について説明する。
まず、荷台3を車台2上から地上に降ろす場合には、図2に示すように、伸縮シリンダ6を伸長作動させて、荷役アーム5を後方回動させる。荷役アーム5の後方回動に伴って荷台3は、その主桁3d、3dを左右のガイドローラ7、7に案内させながら、後方へ移動しつつ傾動し、図2で2点鎖線に示すように、主桁3d、3dの後部に設けられた接地ローラ3f、3fが地上に接地する。
このとき、荷台3上に搭載されているタイヤTには、自重により斜め後方へ転動落下しようとする力が働くが、当該タイヤTの下部が2本の横材10F、10Rの間に没落し、且つ、繋止部12により後方へ傾倒不能に繋止されたタイヤ傾倒防止部材11に係止されているため、後方へ転動落下することなく荷台3上に保持される。
さらに伸縮シリンダ6が伸長して荷役アーム5がさらに後方へ回動するのに伴って、接地ローラ3fは車両の後方に転動しながら、次第に荷台3の主桁3d、3dはガイドローラ7、7から斜め上後方へ離反する。そして、最終的に図2の実線で示すように、荷台3は地上に降ろされる。
なお、荷台3が地上に完全に降ろされる少し手前で伸縮シリンダの伸長作動および荷役アーム5の後方回動を停止させると、図6に示すように、荷台3の後部の接地ローラ3f、3fのみを地上に接地させて、荷台3の前部底面を地上から浮かせた状態にして荷台3を牽引した牽引状態でタイヤ運搬車1を走行させることができる。
荷台3を地上に降ろした状態あるいは上記牽引状態から、当該荷台3を車台2上に積込む場合には、当該状態から荷役アーム5を前方回動させることにより、上述動作と逆の動作が実行され、荷台3が水平状態に向かって傾動しつつ前方移動して車台2上に積込まれる。
つぎに、航空機のタイヤを交換するためにタイヤ運搬車1により交換用タイヤを運搬する場合について以下に説明する。
まず、タイヤ運搬車1をタイヤ倉庫まで移動させ、そこで、図2に示したように、荷役フレーム5を後方回動させて荷台3を車台2上から地上に降ろす。そして、図5に示すように、荷台3に搭載されているタイヤジャッキ装置15を荷台3から取り外す。このとき、タイヤジャッキ装置15のキャスタ17が接地していない場合は、ジャッキシリンダ19を伸長させて、荷台3に固定されている昇降フレーム20に対してベースフレーム18を降下させる。キャスタ17の接地後、作業者が保持フレーム21aを持って反荷台3側に引き寄せ、荷台側筒体9、9から装置側筒体16、16を離脱させることにより、図示するように、荷台3からジャッキ装置15が分離される。
荷台3から分離されたタイヤジャッキ装置15は、作業者が手押して移動させることができ、倉庫内でタイヤジャッキ装置15の装置側筒体16、16に運搬すべきタイヤが載置され、装置側筒体16、16から脱落しないように、装置側筒体16、16に載置されたタイヤは、タイヤ巻付け部材21bにより、保持フレーム21a、21a側に巻付けられる。つぎに、タイヤを載置したタイヤジャッキ装置15を荷台3まで移動させ、図5に示すように、荷台3の横材10F、10R(タイヤ荷重支持部材10F、10R)の長手方向に直交する方向にタイヤTの走行回転方向を向け、且つ横材10F、10Rの上にタイヤTの下部が配されるように、タイヤジャッキ装置15を荷台3側方へ寄せ付ける。そして、昇降フレーム20を下降させてタイヤTを横材10F、10R上に載置する。このとき、横材10F、10R同士の内側間距離は、装置側筒体16、16同士の外側間距離より小さく設定されていることから、昇降フレーム20を下降させても横材10F、10Rと装置側筒体16、16とが干渉することがなく、タイヤTを横材10F、10R上にスムーズに載置することができる。勿論、横材10F、10R同士の外側間距離が、装置側筒体16、16同士の内側間距離より小さく設定されていても、昇降フレーム20の下降に際して、横材10F、10Rと装置側筒体16、16との干渉を避けることができ、タイヤTを横材10F、10R上にスムーズに載置することができる。
タイヤTの横材10F、10R上への載置後、作業者は、タイヤTに巻き付けられているタイヤ巻付け部材21b(図5の2点鎖線で示すタイヤ巻付け部材21b)をタイヤTから取り外す。そして、タイヤ傾倒防止部材11を図5の2点鎖線で示す傾倒位置から起立回動させて、同図の実線で示すように、タイヤTの両側部に配置させ、チェーン12のフック12aをタイヤ傾倒防止部材11のフック係合部11aに係合させてタイヤTを荷台3上に固定する。更に荷台3上にタイヤを積み込む場合は、既述したようにして、既に積み込まれたタイヤTの反対側にもう一方のタイヤが固定される。
荷台3へのタイヤTの積載が終了した後は、既述と逆の手順によりタイヤジャッキ装置15は元の位置に戻され、支持部側筒体9、9と装置側筒体16、16とが各々嵌合されることで、タイヤジャッキ装置15は荷台3に固定される。さらに、ジャッキシリンダ19を収縮させて、昇降フレーム20に対してベースフレーム18を上昇させて、タイヤジャッキ装置15のキャスタ17を荷台3の底部より上に配置される。これは、牽引状態のとき、キャスタ17が接地しないようにするためである。なお、必要に応じてベルト(不図示)によりタイヤジャッキ装置15と荷台3とが繋縛されてさらに確実に固定される。
その後、荷役フレーム5を前方回動させて荷台3が車台2上に搭載されて、タイヤ運搬車1は、タイヤ交換すべき航空機の近くまで移動される。
タイヤ運搬車1がタイヤ交換すべき航空機の近くに到着し、当該航空機が小型機などのように機体下スペースが少なく、航空機の機体下に入り込むために車両の全高を低く抑える必要がある場合には、既述したように荷役アーム5を後方回動して、図6に示したように、牽引状態に移行することでタイヤ運搬車1の全高を低く抑えることができる。この結果、タイヤ運搬車1は、牽引状態で機体下スペースが少ない小型機の機体下に入り込むことができる。
その後、既述したように、荷役アーム5を更に後方回動させて、荷台3を地上に完全に接地させ、タイヤジャッキ装置15を荷台3から取出し、取出したタイヤジャッキ装置15によって、運搬してきたタイヤTが機体下のタイヤ取替位置へ移送され、機体の使用済タイヤが機体側から荷台3へ移送され、荷台3上のタイヤ支持部8に積載される。
タイヤ交換作業の終了後、再び荷役アーム5を前方回動させて、荷台3を車台2上に搭載し、当該タイヤ運搬車1により、使用済タイヤは所定の場所まで運搬される。
本発明は、航空機等のタイヤを交換する際に使用されるタイヤ運搬車に適用することができる。
本発明の実施の形態に係るタイヤ運搬車の左側面図である。 本発明の実施の形態に係るタイヤ運搬車の左側面図であって、荷台を積み降ろしする際の各状態を示した図である。 荷台およびタイヤジャッキ装置の平面図である。 荷台およびタイヤジャッキ装置の背面図である。 荷台からタイヤジャッキ装置を分離した状態を示した斜視図である。 本発明の実施の形態に係るタイヤ運搬車の牽引状態を示した左側面図である。
符号の説明
T タイヤ
1 タイヤ運搬車
2 車台
3 荷台
3a 水平フレーム
3b 前フレーム
3f 接地ローラ
5 荷役アーム
5a 水平部
5b 垂直部
6 伸縮シリンダ
9 タイヤジャッキ装置支持部、支持部側筒体
10F、10R タイヤ荷重支持部材(タイヤ支持部)
11 タイヤ傾倒防止部材(タイヤ支持部)
12 繋止部(タイヤ支持部)
15 タイヤジャッキ装置
16 装置側筒体

Claims (3)

  1. 格納状態において前後方向へ略水平に配され、車台に対して車幅方向軸の周りに回動自在に後端側が支持された水平部と、この水平部の前端側から立設された垂直部とを有する荷役アームと、
    前記荷役アームを前後方向に回動させるように前記荷役アームと車台との間に連結された伸縮シリンダと、
    格納状態において略水平に配され、後部に左右一対の接地ローラが設けられた水平フレームと、この水平フレームの前端側から立設されて前記荷役アームに係合された前フレームとを有する荷台と、を備え、
    前記伸縮シリンダの伸縮作動により、前記荷役アームを前後方向に回動させることで、前記荷台を車台上と地上との間で積み降ろしするように構成されたタイヤ運搬車であって、
    前記荷台上には、走行回転方向を前後方向に向けて立てられた状態のタイヤを支持するタイヤ支持部が設けられており、
    このタイヤ支持部は、車幅方向に延びた2本の横材が互いに前後方向に所定間隔をあけて配置されたタイヤ荷重支持部材と、
    前記タイヤ荷重支持部材の一方に倒伏回動自在に両端部が連結された略逆U字状のタイヤ傾倒防止部材と、
    前記タイヤ荷重支持部材の他方と前記タイヤ傾倒防止部材とを着脱自在に繋止する繋止部と、
    を有することを特徴とするタイヤ運搬車。
  2. 前記荷台上には、前記タイヤ支持部より後ろ側に設置された、タイヤジャッキ装置を支持するタイヤジャッキ装置支持部がさらに設けられており、このタイヤジャッキ装置支持部は、互いに車幅方向に所定間隔をあけて前後方向に向けて配置された左右一対の支持部側筒体からなることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ運搬車。
  3. 前記荷台上には、前記左右一対の支持部側筒体に抜き差し自在に各々嵌合される左右一対の装置側筒体が固設されたタイヤジャッキ装置が、前記2本の支持部側筒体と前記2本の装置側筒体が各々嵌合されることにより前記荷台上に搭載されていることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ運搬車。
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