JP2008303220A - シルセスキオキサンワックスを含む快適で色移り抵抗性を有する着色化粧品組成物 - Google Patents

シルセスキオキサンワックスを含む快適で色移り抵抗性を有する着色化粧品組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】快適性、優れた色移り抵抗性などを伝える方法で皮膚をメイクアップするための方法および組成物を提供する。
【解決手段】本発明の組成物は:(a)少なくとも30個の炭素原子を有するアルキル単位で置換されている、少なくとも1つのプロピルシルセスキオキサンワックス;(b)液体脂肪相;(c)乳化性シリコーンエラストマーから選択される、少なくとも1つの乳化剤;(d)少なくとも1つの着色剤;(e)水;および場合によりシリコーンアクリレート共重合体樹脂ならびに約2千から約3万の分子量を有し、樹脂のシロキシ単位の全モル%に対して少なくとも約70モル%のプロピルシロキシ単位(CSiO3/2)と樹脂のシロキシ単位の全モル%に対して最大限で約30モル%のフェニルシロキシ単位(CSiO3/2)を含むプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂から選択される、少なくとも1つの皮膜形成樹脂を含む。
【選択図】なし

Description

本出願書類は、2007年6月6日に出願された、シルセスキオキサンワックスを含む快適で色移り抵抗性を有する着色化粧品組成物と題名をつけられた、特許文献1に基づき、ならびにその特許請求の範囲は優先権の利益を受けるとともに、それら全ての内容が、本出願書類に参照として取り入れられる。
使用者の皮膚をメイクアップするために用いられる化粧品組成物は、ほとんどまたは全く色移りしないことが可能にならなければならない。それらはまた素晴らしい摩耗性状を提供しなければならない。化粧品組成物の色移り抵抗性および摩耗性は、通常、皮膜形成樹脂(film forming resins)(例として、シリコーン膜を形成する樹脂)の使用を介して得られる。着色化粧品においてシリコーン膜を形成する樹脂の使用がよく知られている一方で、それらの使用に関連のある欠点のひとつは、それらが脆く、薄片になってはげる傾向があるということである。この現象のせいで樹脂と組合せて可塑剤を使用する必要性が生じ、それにより得られる膜に、より柔軟性を与えることができるが、剥がれ落ちにくくさせ、色移り抵抗性が悪い。さらに、樹脂によって形成されるこの膜は、ヒト皮膚上でも不快である。
米国特許仮出願第60/942,344号 国際公開特許第2005/100444号パンフレット 国際公開特許第2005/090444号パンフレット 米国特許出願第2004/0180011号 米国特許出願第2004/0156806号 米国特許出願第11/584,994号 米国特許出願第2007/0093619号 米国特許第6,280,748号
したがって、本発明の目的は、色移り抵抗性、優れた快適さおよび感触の組合せを伝える態様で皮膚をメイクアップするための方法および組成物を提供することである。本発明の目的は、また、安定な組成物を提供することである。
本発明のある態様は、組成物を対象としており、その組成物は:(a)少なくとも30個の炭素原子を有するアルキル単位(alkyl units)で置換されている、少なくとも1つのプロピルシルセスキオキサンワックス;(b)液体脂肪相(liquid fatty phase);(c)乳化性シリコーンエラストマー(emulsifying Silicone elastomer)から選択される、少なくとも1つの乳化剤;(d)少なくとも1つの着色剤;(e)水;および(f)場合によりシリコーンアクリレート共重合体樹脂ならびに約2,000から約30,000の分子量を有し、樹脂のシロキシ単位の全モル%に対して少なくとも約70モル%のプロピルシロキシ単位(CSiO3/2)と樹脂のシロキシ単位の全モル%に対して最大限で約30モル%のフェニルシロキシ単位(CSiO3/2)を含むプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂から選択される、少なくとも1つの皮膜形成樹脂を含む。
本発明の別の態様は、前記で開示される組成物を皮膚上に適用することを含む、皮膚をメイクアップするための方法を対象としている。
前記で開示される化粧品組成物は安定であり、独特の質感を有し、色移り抵抗性および優れた快適さを提供することが、驚くべきことにも発見されている。
操作した実施例以外、あるいは他に指示される場合において、成分量および/または反応条件を表しているあらゆる数字は、用語「約」によってあらゆる例において修正されるべきであると理解されるだろう。
少なくとも30個の炭素原子を有するアルキル単位で置換されているプロピルシルセスキオキサンワックス
本発明の化粧品組成物は、少なくとも30個の炭素原子を有するアルキル単位で置換されているプロピルシルセスキオキサンワックスを含む。
プロピルシルセスキオキサンワックスは、一般的に、2005年10月27日に発行された、特許文献2において開示されており、それら全ての内容が、参照によって本明細書中に取り入れられる。
しかしながら、すべてのプロピルシルセスキオキサンワックスが、安定な着色化粧品エマルジョン製品(colored cosmetic emulsion products)を生じさせるわけではないことに注目すべきである。特に、それらのうち少なくとも30個の炭素原子を有するアルキル単位で置換されているプロピルシルセスキオキサンワックスのみが安定であることが発見されている。
プロピルシルセスキオキサンワックスは、式(RR’SiO1/2(CSiO3/2を有するシロキシ単位を少なくとも約40モル%含んでおり、ここでxおよびyは0.05から0.95の値を有し、Rは1から8個の炭素原子を有するアルキル基であり、R’は30から40個およびそれ以上の炭素原子を有する一価の炭化水素である。本明細書で用いられているように、xおよびyは、プロピルシルセスキオキサンワックスにおいて存在している互いに相対的な、(RR’SiO1/2)および(CSiO3/2)のシロキシ単位のモル分率を表している。したがって、(RR’SiO1/2)および(CSiO3/2)のシロキシ単位のモル分率は、それぞれ独立して0.05から0.95まで変化し得る。好ましくは、Rはメチル基であり、およびR’はダウコーニング(Dow Corning)社より入手可能な、少なくとも30個の炭素原子を有するアルキル基である。
典型的には、xの値は0.05から0.95であり、または代わりに0.2から0.8であり、yの値は0.05から0.95であり、または0.2から0.8である。しかしながら、存在する(RR’SiO1/2)および(CSiO3/2)のシロキシ単位の組合せは、プロピルシルセスキオキサンワックスにおいて存在するすべてのシロキシ単位に対して、合計して少なくとも40モル%、または合計して60モル%、または代わりに合計して90モル%でなければならない。
少なくとも30個の炭素原子を有するアルキル単位で置換されているプロピルシルセスキオキサンワックスの数平均分子量は、一般的に約750から約10,000の値域にあり、例えばそれは約1,000から約5,000の値域にある。
少なくとも30個の炭素原子を有するアルキル単位で置換されているプロピルシルセスキオキサンワックスは、組成物全体の重量に対して、通常、約0.5重量%から約40重量%の値域の量で本発明の化粧品組成物中に存在しており;例えばそれは、約1重量%から約30重量%であり;例えばそれは、約2重量%から約20重量%であり;例えばそれは、約3重量%から約10重量%である。
液体脂肪相
本発明の化粧品組成物は液体脂肪相を含む。液体脂肪相は少なくとも1つの揮発性油を含んでもよく、例えばそれは、揮発性のシリコーン油、揮発性の非シリコーン油があり、および/または少なくとも1つの非揮発性油を含んでもよく、例えばそれは、非揮発性のシリコーン油、または非揮発性の非シリコーン油がある。
ある実施態様において、本発明の組成物は、揮発性のシリコーン油を実質的に含んでいない(すなわち、約0.1%未満の揮発性のシリコーン油を含む)。別の実施態様において、この組成物は、揮発性の非シリコーン油を実質的に含んでいない(すなわち、約0.1%未満の揮発性の非シリコーン油を含む)。別の実施態様において、この組成物は、非揮発性油を実質的に含んでいない(すなわち、約0.1%未満の非揮発性油を含む)。別の実施態様において、この液相は炭化水素ベースの油を含み、例えばそれは、炭化水素油、アルコール、エステルおよびエーテルである。
好適な揮発性のシリコーン油には、それだけには限られないが、線状または環状のシリコーン油が含まれ、それらは室温で6cSt以下の粘度を有しており、および2から7個のシリコーン原子を有しており、これらのシリコーン原子は、場合によって1から10個の炭素原子のアルキル基もしくはアルコキシ基で置換されている。本発明において使用してもよい特定の油には、オクタメチルテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサンおよびそれらの混合物が含まれる。使用してもよい他の揮発性油には、6cStの粘度を有し、94℃の引火点を有する、信越(Shin Etsu)社の商品である、KF 96Aが含まれる。好ましくは、揮発性のシリコーン油は少なくとも40℃の引火点を有する。
揮発性のシリコーン油の非制限的な例を、以下の表1に記載する。
Figure 2008303220
好適な揮発性の非シリコーン油は、揮発性の炭化水素油、アルコール、揮発性エステルおよび揮発性エーテルから選択してもよい。このような揮発性の非シリコーン油の例には、それだけには限られないが、8から16個の炭素原子を有する揮発性の炭化水素油およびそれらの混合物が含まれ、特にはCからC16の分岐アルカンであって例えばそれはCからC16のイソアルカン(イソパラフィンとしてもまた知られる)、イソドデカン、イソデカン、イソヘキサデカンであって、ならびに例えばイソパール(Isopar)もしくはパーメチル(Permethyl)の商標名で販売されている油、CからC16の分岐エステルであって例えばイソヘキシルまたはネオペンタン酸イソデシルおよびそれらの混合物などが含まれる。好ましくは、揮発性非シリコーン油は少なくとも40℃の引火点を有する。
揮発性の非シリコーン油の非制限的な例を、以下の表2に記載する。
Figure 2008303220
本発明で用いてもよい非揮発性油の例には、非揮発性のシリコーン油であって、例えばそれは、室温で液体である線状ポリジメチルシロキサン(PDMSs);シリコーン鎖の末端部のおよび/または垂れ下がっている(pendent)アルキル、アルコキシもしくはフェニル基を含むポリジメチルシロキサンであって、これらの基がそれぞれ2から24個の炭素原子を含んでいるもの;フェニルシリコーンであって例えばフェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、2−フェニルエチルトリメチルシロキシケイ酸、トリメチルペンタフェニルトリシロキサン、テトラメチルヘキサフェニルトリシロキサンがある。
本発明の組成物において使用可能である他の非揮発性油の例には、極性油が含まれ、例えばそれは次のようなものがある;
グリセロールの脂肪酸エステルから成る、高いトリグリセリド含量を有する炭化水素ベースの植物油であって、この脂肪酸は異なる鎖長を持ってもよく、これらの鎖は線状または分岐であることが可能であり、および飽和化されまたは飽和化されていないことが可能である;これらの油は特に小麦の胚種油、コーンオイル、ひまわり油、カリテバター、ヒマシ油、甘扁桃油、マカダミアオイル、アンズ油、大豆油、菜種油、綿実油、アルファルファオイル、ケシ油、カボチャ油、ゴマ油、マロー油、アボガドオイル、ヘーゼルナッツ油、ブドウの種から取った油、クロフサスグリの種油、月見草油、雑穀油、大麦油、キノア油、オリーブ油、ライ麦油、サフラワー油、ククイノキ油、トケイソウ油またはジャコウバラ油;あるいはカプリル酸/カプリン酸のトリグリセリドであって例えばStearineries Dubois社より販売されているものまたはDynamit Nobel社より、Miglyol810、812および818の名前で販売されているもの;
式RCOORの合成油もしくはエステルであって、式中Rは1から40個の炭素原子を含む、線状または分岐した高脂肪酸残基を表し、それには7から19個の炭素原子が含まれており、Rは1から40個の炭素原子を含む、分岐した炭化水素ベースの鎖を表し、それには3から20個の炭素原子が含まれており、R+R≧10であり、例えばそれは、例としてプルセリン(Purcellin)油(オクタン酸セトステアリル)、イソノニルイソノナノアート、C12からC15アルキルベンゾエート、イソプロピルミリステート、2−エチルヘキシルパルミテート、ならびにアルコールもしくはポリアルコールのオクタン酸塩、デカン酸塩もしくはリシノール酸塩など;水酸化エステル、例として乳酸イソステアリルまたはリンゴ酸ジイソステアリル;ならびにペンタエリスリトールエステル;
10から40個の炭素原子を含む合成エステル;
からC26の脂肪アルコールであって例えばオレイルアルコール;ならびに
それらの混合物。
液体脂肪相は、組成物全体の重量に対して、約10重量%から約90重量%の値域の量で本発明の化粧品組成物中に存在しており、例えばそれは、約20重量%から約80重量%であり、例えばそれは約30重量%から約70重量%である。
乳化剤
本発明の化粧品組成物は、乳化性シリコーンエラストマーから選択される、少なくとも1つの乳化剤を含む。
本発明の組成物における使用に関して好適な乳化性シリコーンエラストマーには、それだけには限られないが、信越社よりKSG−210として市販されているジメチコン/PEG−10/15クロスポリマー、信越社よりKSG710として市販されているジメチコン/ポリグリセリン−3クロスポリマー、信越社よりKSG−31として市販されているラウリルPEG−15ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、ならびにダウコーニング社よりDC9011として市販されているPEG−12ジメチコンクロスポリマーが含まれる。
ある実施態様において、乳化性シリコーンエラストマーはジメチコン/ポリグリセリン−3クロスポリマーである。
乳化性シリコーンエラストマーは、組成物全体の重量に対して、通常約0.1重量%から約10重量%の値域の量で本発明の化粧品組成物中に存在しており、例えばそれは、約0.2重量%から約7重量%であり、例えばそれは約0.2重量%から約5重量%である。
着色剤
また、本発明の化粧品組成物は、少なくとも1つの化粧品として許容される着色剤を含んでおり、例えばそれは、顔料または染料などである。好適な顔料の例には、それだけには限られないが、無機顔料、有機顔料、レーキ、真珠光沢顔料、虹色のまたは場合により可変の顔料、およびそれらの混合物が含まれる。顔料は、無機または有機の、白色粒子または着色粒子を意味するものと理解されるべきである。前記顔料は、本発明の範囲内で、場合により表面加工されてもよく、その加工にはそれだけには限られないが、例えばシリコーン、ペルフルオロ化合物、レシチン、およびアミノ酸などがある。
本発明において有用な無機顔料の代表的な例には、カラーインデックスでコードされCI77,891として参照される、金紅石またはアナターゼ酸化チタン;CI77,499、77,492および77,491としてコードされ参照される、黒色酸化鉄、黄色酸化鉄、赤褐色酸化鉄;マンガンバイオレット(CI77,742);ウルトラマリンブルー(CI77,007);酸化クロム(CI77,288);クロム水和物(CI77,289);およびフェリックブルー(ferric blue)(CI77,510)およびそれらの混合物からなる群から選択されるものが含まれる。
本発明において有用な有機顔料およびレーキの代表的な例には、それだけには限られないが、D&C赤No.19(CI45,170)、D&C赤No.9(CI15,585)、D&C赤No.21(CI45,380)、D&CオレンジNo.4(CI15,510)、D&CオレンジNo.5(CI45,370)、D&C赤No.27(CI45,410)、D&C赤No.13(CI15,630)、D&C赤No.7(CI15,850)、D&C赤No.6(CI15,850)、D&C黄色No.5(CI19,140)、D&C赤No.36(CI12,085)、D&CオレンジNo.10(CI45,425)、D&C黄色No.6(CI15,985)、D&C赤No.30(CI73,360)、D&C赤No.3(CI45,430)およびコチニールカルミン(cochineal carmine)(CI75,570)に基づく染料もしくはレーキならびにそれらの混合物が含まれる。
本発明において有用な真珠光沢顔料の代表的な例には、白色真珠光沢顔料であって例えば酸化チタンでコーティングされている雲母、二酸化チタンでコーティングされている雲母、オキシ塩化ビスマス、オキシ塩化チタンなど、着色真珠光沢顔料であって例えば酸化鉄を伴う雲母チタン、フェリックブルーを伴う雲母チタン、酸化クロムおよび同様のものなど、前記で記載したタイプの有機顔料を伴う雲母チタン、さらにオキシ塩化ビスマスに基づくそれら前記のものならびにそれら前記の混合物から成る群から選択されるものが含まれる。
本発明の組成物において使用される着色剤の正確な量と種類は、化粧品組成物の色彩、明暗度および用途に依存するであろうし、その結果として、化粧品製剤の当該技術分野における当業者によって決定されるであろう。
また、本発明の化粧品組成物は、組成物全体の重量に対して、約1重量%から約95重量%の値域の量で水を含み、例えばそれは約5重量%から約90重量%であり、例えばそれは約10重量%から約85重量%である。
任意の材料
皮膜形成樹脂
組成物が長持ちする特性を増強する試みとして、本発明の組成物に皮膜形成樹脂を含めることが望ましい可能性がある。好適な皮膜形成樹脂には、それだけには限られないが、プロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂およびシリコーンアクリレート共重合体樹脂が含まれる。
シルセスキオキサン樹脂は、皮膜形成シリコーン樹脂の特別の形態である。シリコーン樹脂は架橋されたオルガノポリシロキサンであって、それは室温で固体であり、有機溶媒中では通常可溶性である。それらが揮発性溶媒で可溶性である場合、いったんこの溶媒が蒸発すると、シリコーン樹脂は皮膜を形成することが可能である。さらに、もしシリコーン樹脂を溶解させる溶媒が、それらが使用される基質上で吸収される場合には、基質上に残るシリコーン樹脂もまた、皮膜を形成する可能性がある。
本発明の組成物はプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂を含んでおり、それは、2005年9月29日に発行された特許文献3;2004年9月16日に発行された特許文献4;および2004年8月12日に発行された特許文献5において開示されており、それらのそれぞれの全ての内容が、本明細書に参照として取り入れられる。
プロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂は、樹脂のシロキシ単位の全モル%に対して少なくとも約70モル%のプロピルシロキシ単位(CSiO3/2)と樹脂のシロキシ単位の全モル%に対して最大限で約30モル%のフェニルシロキシ単位(CSiO3/2)を含む。
プロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂は、約2,000から約30,000の重量平均分子量を有し、例えばそれは約3,000から約20,000などである。
プロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂は、好ましくは約30℃から約100℃の値域で軟化し、例えばそれは約30℃から約80℃であり、例えばそれは約40℃から約70℃であり、それらはDIN53180の「樹脂の軟化点」によって決定される。
フェニルシロキシ単位に対するプロピルシロキシ単位のモル%は、対象とする用途に依存して調製され得る。そのようなものとして、プロピルシロキシ単位:フェニルシロキシ単位のモル%が約70:30から約100:0の値域にあるプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂を有することが可能であり、例えばそれは70:30、80:20、90:10、および100:0およびそれらの間の値などである。プロピルシロキシ単位のモル%が約100モル%である場合には、プロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂はプロピルシルセスキオキサン樹脂のことを指す。
本発明の化粧品組成物において使用するためのプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂の好適な例には、それだけには限られないが、DC670Fluidの商標名でダウコーニング社より市販されているプロピルシルセスキオキサン樹脂が含まれる。
プロピルフェニルシルセスキオキサン皮膜形成樹脂は、組成物全体の重量に対して、約0.5重量%から約50重量%の値域にある量で存在してもよく、例えばそれは、約1重量%から約40重量%であり、例えばそれは約2重量%から約30重量%であり、例えばそれは約3重量%から約20重量%であり、例えばそれは約4重量%から約10重量%などである。
シリコーンアクリレート共重合体樹脂は、皮膜を形成するシリコーン樹脂の別の特異的な形態である。それらは、シリコーン鎖でグラフトされる(メト)アクリレート骨格を有するシリコーンアクリレート共重合体として、または(メト)アクリレートでグラフトされるシリコーン骨格として、またはシリコーンアクリレートデンドリマーとして入手可能である。
好適なシリコーンアクリレート共重合体樹脂には、それだけには限られないが、同時係属出願である特許文献6に記載されており、それは特許文献7としても発行されているが、それらの全ての内容が、本明細書に参照として取り入れられる。シリコーンアクリレート共重合体樹脂の例には、それだけには限られないが、信越社よりKP−545、KP−561およびKP−562として市販されているものが含まれ、ならびに3M社よりSA−70−5 IBMMFおよびVS70 IBMとして市販されているものが含まれる。
シリコーンアクリレートデンドリマーは、例えば特許文献8において記載され、主張されるものであって、それらの全ての内容が本明細書に参照として取り入れられ、本発明の組成物における使用に好ましい。シリコーンアクリレートデンドリマーはビニルポリマーを含み、ビニルポリマーは、その側面の分子鎖(side molecular chain)にカルボシロキサンデンドリマー構造を有する。その側面の分子鎖においてカルボシロキサンデンドリマー構造を有することは、ビニル型ポリマーによって特徴付けされる。用語「カルボシロキサンデンドリマー構造」は、単芯(single core)からのラジカル方向(radical direction)において高い規則性を有する、分岐した高分子量の基(groups)を持つ構造である。
ビニルポリマー骨格は、ラジカル重合可能なビニル基を含むビニル型単量体より形成される。最も広範な定義においては、そのような単量体の型に関しての特別な制限は存在しない。特に好ましいビニルポリマーは(メト)アクリレートである。
本発明の組成物における使用に関するシリコーンアクリレートデンドリマーの数平均分子量は、約3,000から約2,000,000の値域にあり、例えばそれは約5,000から約800,000などである。
本発明の組成物における使用に関する特に好ましいシリコーンアクリレートデンドリマーは、ダウコーニング社より、FA−4001 CMシリコーンアクリレート、シクロメチコンの30%溶液として入手可能であり、ならびにアクリレート/ポリトリメチルシロキシメトアクリレート共重合体というINCIの名称で、FA−4002 IDシリコーンアクリレート、イソドデカンの40%溶液として入手可能である。
シリコーンアクリレート共重合体樹脂は、組成物全体の重量に対して、約0.5重量%から約20重量%の値域の量で本発明の組成物中に存在してもよく、例えばそれは約0.7重量%から約15重量%であり、例えばそれは約1重量%から約10重量%などである。
ワックス
いくつかの実施態様において、プロピルシルセスキオキサンワックスに加えて、他のワックスとともに本発明にしたがって化粧品組成物を作製することが好ましい可能性がある。好適なワックスは化粧品および皮膚科学において通常使用される。それらの例には、それだけには限られないが、天然起源のそれらとして例えば、蜜蝋、カルナバワックス、カンデリラワックス、オウリキュリーワックス(ouricury wax)、日本ろう、コルク繊維ろう、サトウキビワックス、パラフィン蝋、亜炭ワックス(lignite wax)、微結晶ワックス、ラノリンワックス、モンタン・ワックス、オゾケライトおよび硬化油であって例えば硬化ホホバ油などが含まれる。好適な合成ワックスの例には、それだけには限られないが、エチレンの重合より生じるポリエチレンワックス、フィッシャー・トロプシュ合成より得られるワックス、40℃で固体である脂肪酸エステルおよびグリセリド(例えばそれらは55℃より高温で)、シリコーンワックスであって例えば40℃で固体であるアルキル−およびアルコキシ−ポリ(di)メチルシロキサンおよび/またはポリ(di)メチルシロキサンエステル(例えばそれらは55℃より高温で)が含まれる。
さらなるワックスが、組成物全体の重量に対して、約0.5重量%から約20重量%の値域の量で本発明の組成物中に存在してもよく、例えばそれは約1重量%から約10重量%などである。
ゲル化剤
本発明の組成物はまた、油相のゲル化剤で任意にゲル化してもよい。ゲル化剤は、前記脂肪相に導入されると、液体脂肪相の粘性を上昇させ、ならびに固体もしくは流動性を有する組成物になる。ゲル化剤はろう質でない(not waxy)という点では、ワックスを含まない。少なくとも1つのゲル化剤が、多量体型でのゲル化剤および鉱物形態でのゲル化剤から選択されてよい。ゲル化剤は、化学架橋を介してゲル化させる試薬および物理架橋を介してゲル化させる試薬から選択されてよい。
改質粘度をゲル化剤として用いてもよく、その例には、それだけには限られないが、C10からC22脂肪酸を塩化アンモニウムで改質されたヘクトライトであって例えばジステアリルジメチルアンモニウムクロライドで改質されたヘクトライト(クオタニウム-18ベントナイトとしても知られるもの)などであって、例えばRheox社によってベントン(Bentone)34の名称で販売されまたは製造される製品など、Southern Clay社によって販売されまたは製造されるクレイトンXL(Claaytone XL)、クレイトン34およびクレイトン40、クオタニウム-18ベンザルコニウムベントナイトの名称で知られておりクレイトンHT(Claytone HT)の名称で販売されまたは製造される改質粘度、Southern Clay社によるクレイトンGRおよびクレイトンPS、ステアリルジメチルベンゾイルアンモニウムで改質された粘度であってステアラルコニウムベントナイトとして知られ、例えばSouthern Clay社によってクレイトンAPAおよびクレイトンAFの名称で販売されまたは製造される製品、ならびにRheox社によって販売されまたは製造されるバラゲル24(Baragel 24)などが含まれる。
他の鉱物のゲル化剤には、本発明で用いることが可能であるものとして、シリカ、例えばフュームド・シリカなどが含まれる。フュームド・シリカは、ナノメートルからマイクロメートルであってもよい粒径を有してもよく、例えばそれは5nmから200nmの値域である。
フュームド・シリカは、微粉シリカを産生する、酸素・水素炎での揮発性シリコーン化合物の高温加水分解によって得てもよい。この方法により、たくさんのシラノール基を表面に有する親水性シリカを得ることが可能になる。このような親水性シリカは、例えば、「エアロジル130(Aerosil 130)(登録商標)」、「エアロジル200(Aerosil 200)(登録商標)」、「エアロジル255(Aerosil 255)(登録商標)」、「エアロジル300(Aerosil 300)(登録商標)」および「エアロジル380(Aerosil 380)(登録商標)」の名称でDegussa社によって製造されまたは販売され、ならびに「CAB−O−SIL HS−5(登録商標)」、「CAB−O−SIL EH−5(登録商標)」、「CAB−O−SIL LM−130(登録商標)」、「CAB−O−SIL MS−55(登録商標)」および「CAB−O−SIL M−5(登録商標)」の名称でCabot社によって製造されまたは販売されている。
したがって、化学反応によって親水性シリカの表面を化学的に修飾することが可能であり、それによりシラノール基の数の減少がもたらされる。シラノール基は、例えば、疎水基で置換することが可能である:これにより、次いで疎水性シリカが得られる。疎水基はトリメチルシロキシ基であってよく、それは特には、ヘキサメチルジシラザンの存在下でフュームド・シリカを処理することによって得られる。上に述べたように処理されたシリカは、CTFA辞書(第6版、1995年)にしたがって「シリル化シリカ(silica silylate)」として知られている。それらは例えば、Degussa社によって「Aerosil R812(登録商標)」として参照の元に製造され販売されており、ならびにCabot社によって「CAB−O−SIL TS−530(登録商標)」として、製造され販売されている;ジメチルシリルオキシ基またはポリジメチルシロキサン基であって、それらは特には、ポリジメチルシロキサンまたはジメチルジクロロシランの存在下においてフュームド・シリカを処理することによって得られる。このように処理されたシリカは、CTFA辞書(第6版、1995年)にしたがって「ジメチルシリル化シリカ(silica dimethyl silylate)」として知られている。それらは例えば、Degussa社によって「Aerosil R972(登録商標)」および「Aerosil R974(登録商標)」として参照の元、ならびにCabot社によって「CAB−O−SIL TS−610(登録商標)」および「CAB−O−SIL TS−720(登録商標)」として製造され販売されている;基は、シランアルコキシド(silane alkoxide)またはシロキサンを有するフュームド・シリカを処理することにより生じる。これらの処理されたシリカは、例えば、Degussa社によって「Aerosil R805(登録商標)」として参照の元に販売されまたは製造される。
本発明にしたがって、疎水性シリカ(例えばフュームド・シリカなど)は、親油性ゲル化剤として用いてもよい。フュームド・シリカの使用により、半透明のもしくはまさに透明の組成物を得ることが可能になり、それは特には棒状(stick)の形態であって、例えばワックス、充填剤および(真珠層を含む)顔料などの不透明粒子の不存在下では、それらの組成物は滲み出さない(does not exude)。
少なくとも1つの親油性ゲル化剤により、組成物の浸みだし(exudation)が制限されることを可能にし、その安定性を上昇させることが可能となるが、その一方では、同時に組成物の光沢のある外観が保護されており、これは例えば化粧品および皮膚科学において慣習的に使用されるようなワックスによっては可能ではない。
もし用いるのであれば、少なくとも1つのゲル化剤が、組成物全体の重量に対して、約0.1重量%から約20重量%の値域の量で本発明の組成物中に通常存在するであろうし、例えばそれは約0.1重量%から約15重量%であり、例えばそれは約0.1重量%から約10重量%などである。
非乳化性(non−emulsifying)シリコーンエラストマー
本発明の組成物はまた、非乳化性シリコーンエラストマーを含んでもよい。
用語「非乳化性(Non−Emulsifying)」は親水鎖(例えばポリオキシアルキシレンまたはポリグリセロール化された単位など)を含まないシリコーンエラストマーを特徴づける。
非乳化性シリコーンエラストマーは、少なくとも1つの炭化水素ベースの油および/またはシリコーン油に含まれるエラストマーの有機ポリシロキサン(elastomeric organopolysiloxane)からなるゲルの形態で表されてもよい。エラストマーの架橋有機ポリシロキサンは粉体形状でもよい。
本発明の組成物における使用に関して好適な非乳化性シリコーンエラストマーには、それだけには限られないが、ダウコーニング社より入手可能な、「DC9040」、「DC9041」、「DC9509」、「DC9505」および「DC9506」の名称で販売されているもの、ならびに信越社より入手可能な、KSG−6、KSG−8、KSG−10、KSG−14、KSG−15、およびKSG−16の名称で販売されているもの;GE Silicones(社)より入手可能なSFE−168およびSFE−839;ならびにGrant Industries(社)より入手可能なGransil SR−SYCが含まれる。
非乳化性シリコーンエラストマーはまた、シリコーン樹脂でコーティングされた、エラストマーの架橋有機ポリシロキサン粉体形状で存在してもよく、それは特には、例えば米国特許第5,538,793号において記載されているように、シルセスキオキサン樹脂であり、そのすべての内容が本明細書において参照によって取り入れられる。このようなエラストマーは信越社によって「KSP−100」、「KSP−101」、「KSP−102」、「KSP−103」、「KSP−104」および「KSP−105」の名称で販売されている。
粉体形状での他の非乳化性シリコーンエラストマーには、信越社より「KSP−200」として入手可能である、フルオロアルキル基で官能化されたハイブリッドシリコーンパウダー;ならびに信越社より「KSP−300」として入手可能である、フェニル基で官能化されたハイブリッドシリコーンパウダーが含まれる。
粉体形状でのさらなる非乳化性シリコーンエラストマーには、超微粒子でコーティングされている硬化(cured)シリコーンパウダーが含まれる。これらの粒子は米国特許第5,492,945号、米国特許第5,756,568号および米国特許第5,945,471号に記載されており、そららのすべての内容が参照によって本明細書に組み込まれる。超微粒子でコーティングされている好適な硬化シリコーンパウダーには、それだけには限られないが、ダウコーニング社より入手可能であるDC9701が含まれる。
非乳化性シリコーンエラストマーは、組成物全体の重量に対して、約0.1重量%から約50重量%の値域の量で本発明の化粧品組成物中に存在してもよく、例えばそれは約0.1重量%から約40重量%であり;例えばそれは約0.1重量%から約30重量%であり;例えばそれは約0.1重量%から約20重量%であり;例えばそれは約0.5重量%から約10重量%であり;例えばそれは約3重量%から約10重量%などである。
可塑剤は高分子量のポリマーに加えられた有機化合物であり、それにより工程の促進ならびにポリマー分子の内部修飾化による最終産物の柔軟性および靱性の増加の両方が可能になる。可塑剤の例には、それだけには限られないが、油、セルロースエステル、フタル酸エステル、アジピン酸エステル、セバシン酸エステル、リン酸トリクレジル、ひまし油、グリコール・エーテル、ベンジルアルコール、クエン酸トリエチル、およびプロピレン・カーボネートが含まれる。
しかしながら、本発明は可塑剤の使用を必要としないということが驚くべきことに発見されている。したがって、好ましい実施態様では、組成物は可塑剤を実質的に含んでおらず、組成物の全重量に対して例として可塑剤は約5重量%未満が含まれており、例えば可塑剤は約4重量%未満などであり、例えば約3重量%未満などであり、例えば約2重量%未満などであり、例えば約1重量%未満などである。
防腐剤の代表的な例には、パラ‐ヒドロキシ安息香酸アルキルが含まれ、ここでアルキル基は1、2、3、4、5もしくは6個からの炭素原子を有し、好ましくは1から4個の炭素原子を有し、例えば、パラ‐ヒドロキシ安息香酸メチル(メチルパラベン)、エチルパラ‐ヒドロキシベンゾアート(エチルパラベン)、プロピルパラ‐ヒドロキシベンゾアート(プロピルパラベン)、ブチルパラ-ヒドロキシベンゾアート(ブチルパラベン)およびイソブチルパラ-ヒドロキシベンゾアート (イソブチルパラベン)が含まれる。防腐剤の混合物を用いてももちろんよく、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベンおよびブチルパラベンの混合物はNipa社によってニパスタット(Nipastat)の名称で販売されており、ならびにフェノキシエタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベンおよびブチルパラベンの混合物はNipa社によってまた、フェノニップ(Phenonip)の名称で販売されている。これらの防腐剤は、組成物全体の重量に対して、約0.01重量%から約10重量%の値域の量で存在してもよく、例えばそれは0.5重量%から約5重量%などであり、例えばそれは約0.8重量%から約3重量%などである。
本発明の組成物において用いてよい充填剤には、例えば、シリカ粉末;タルク;ポリアミド粒子ならびに特にはAtochem社によってオルガソル(Orgasol)の名称で販売されているもの;ポリエチレン粉末;アクリル共重合体に基づくマイクロスフェアであって、例えばダウコーニング社によってポリトラップ(Polytrap)の名称で販売される、エチレングリコールジメタクリレート/ラウリルメタクリレート共重合体などに基づくもの;膨張粒子であって例えば中空微小球体(hollow microspheres)などならびに特にKemanord Plast社によってエクスパンセル(Expancel)の名称で販売されまたはマツモト社によってマイクロパール(Micropearl)F80EDの名称で販売されているマイクロスフェア;天然有機物質の粉末であって、例えば架橋されもしくは架橋されていないコーンスターチ、小麦のでんぷんまたは米でんぷんなど、例えばコハク酸オクテニル無水物で架橋されるでんぷんの粉末などであって、National Starch社によってドライフロー(Dry−Flo)の名称で販売されるものなど;シリコーン樹脂のマイクロビーズであって、例えば東芝シリコーン社によってトスパール(Tospearl)の名称で販売されるものなど;粘度(bentone、laponite、saponiteなど);ならびにそれらの混合物が含まれる。
充填剤は、組成物全体の重量に対して、約0.1重量%から約50重量%の値域の量で本発明の組成物中に存在してもよく、例えばそれは0.5重量%から約30重量%などであり、例えばそれは約1重量%から約20重量%などである。
本発明の組成物は、少なくとも1つの活性物質またはそれの医薬的に許容できる塩を安全で有効な量でさらに含んでもよい。本明細書で用いられている用語「安全で有効な量」は、目的とする皮膚に利点を伝えまたは治療されるべき条件を改善するのに十分な量を意味し、さらには同時に、健全な医療判断の範囲内での適切な利点とリスクの比において、深刻な副作用を避けることである。活性物質の安全で有効な量とは、固有の活性剤、皮膚を介して浸透する活性剤の能力、年齢、使用者の健康および皮膚条件、ならびに他の同様の因子によって変化するであろう。通常、活性物質は、組成物全体の重量に対して、約0.01重量%から約20重量%の値域にある量で存在してもよく、例えばそれは約0.1重量%から約10重量%であり、例えばそれは約0.5重量%から約5重量%などである。
本明細書で有用な活性物質はそれらの治療上の利点またはそれらの想定される作用機序によって分類することが可能である。しかし、本明細書で有用な活性物質はいくつかの例において1つ以上の治療上の利点を提供可能でありまたは1つ以上の作用機序を介して作用させることが可能であると理解される。したがって、本明細書における分類化は便宜上のために行われ、特定の用途または記載される用途に対する活性物質を制限することを意図するものではない。また、これらの活性物質の医薬的に許容できる塩は本明細書において有用である。本発明の組成物において、以下の活性物質が有用である。
本発明の化粧品組成物には、また、日焼け止め剤が含まれてもよく、日焼け止め剤は実際に有害な紫外線放射を吸収する化学吸収剤である。化学吸収剤は分類されることが良く知られており、それは化学吸収剤が保護する放射の種類に依存しており、UV−AもしくはUV−B吸収剤のどちらかである。UV−A吸収剤は、一般的に紫外線スペクトルの320から400nmの領域における放射を吸収する。UV−A吸収剤にはアントラニル酸塩、ベンゾフェノン、およびジベンゾイルメタンが含まれる。UV−B吸収剤は、一般的に紫外線スペクトルの280から320nmの領域における放射を吸収する。UV−B吸収剤にはp−アミノ安息香酸誘導体、ショウノウ誘導体、ケイ皮酸エステル、およびサリチル酸塩が含まれる。
本発明において有用な日焼け止め剤には、一般的に化学吸収剤が含まれるが、物理的妨害剤(physical blocekers)が含まれてもよい。本発明の組成物内に製剤化されてもよい例示的な日焼け止め剤には化学吸収剤があって、例えばそれはp−アミノ安息香酸誘導体、アントラニル酸塩、ベンゾフェノン、ショウノウ誘導体、ケイ皮(酸)誘導体、ジベンゾイルメタン(Parsol(登録商標)1789としてもまた知られているアヴォベンゾンなど)、ジフェニルアクリル酸誘導体、サリチル(酸)誘導体、トリアジン誘導体、ベンズイミダゾール化合物、ビス‐ベンゾアゾリル誘導体、メチレンビス‐(ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール)化合物、日焼け止め剤の重合体(sunscreen polymers)およびシリコーン、またはそれらの混合物などである。本発明の組成物内に製剤化されてもよい日焼け止め剤の例示にはまた、物理的妨害剤があって、例えばそれは酸化セリウム、酸化クロム、酸化コバルト、酸化鉄、赤色ワセリン(red petrolatum)、シリコーンで処理された二酸化チタン、二酸化チタン、酸化亜鉛、および/または酸化ジルコニウム、あるいはそれらの混合物などである。
好適な日焼け止め剤の例には、それだけには限られないが含まれるものとして:アミノ安息香酸、アミルジメチルPABA、シノキサート、ジエタノールアミンp‐メトキシシンナマート、ジガロイルトリオレアート、ジオキシベンゾン、2−エトキシエチルp−メトキシシンナマート、エチル4−ビス(ヒドロキシプロピル)アミノベンゾアート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、エチルヘキシルp−メトキシシンナマート、2−エチルヘキシルサリチラート、グリセリルアミノベンゾアート、ホモメンチルサリチラート、ホモサレート、3−イミダゾール−4−イルアクリル酸およびエチルエステル、メチルアントラニル酸、オクチルジメチルPABA、2−フェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン酸および塩、赤色ワセリン、スリソベンゾン(sulisobenzone)、二酸化チタン、トリエタノールアミンサリチラート、N,N,N−トリメチル−4−(2−オキソボルン−3−イリデンメチル)アニリニウムメチルスルファート、およびそれらの混合物がある。
日焼け止め剤は本発明の組成物中に存在してもよく、組成物全体の重量に対して、その量は約0から約30重量%より多い値域にある。
本発明は以下の非限定例の観点からさらに記載される。特に指示されない限り、すべての割合およびパーセンテージは重量に従った重量パーセンテージ(weight−by−weight percentage)に基づいている。
2つのファンデーションが以下に開示される材料を含んで調製された。
Figure 2008303220
本発明の組成物のファンデーションは安定で、色移り抵抗性を有し、快適でならびに滑らかな感触であることが判明した一方で、比較組成物のファンデーションは不安定であり滑らかでない手触りであった。
実施例の調製
A1相を85℃において、メインブレーカー(main breaker)でプロピルシルセスキオキサンワックスが完全に溶解するまで撹拌した。
A2相を、85℃で温度を維持しながら、A1相に撹拌しながら加えた。
事前に調製したB1相を、85℃で撹拌しながらメインブレーカーに加えた。
B2およびB3相を85℃でメインブレーカーに加え、完全に混合した。
C相を分離されたブレーカー(separate breaker)で85℃において調製し、完全に溶解するまで撹拌した。
C相をメインブレーカー(AおよびB相)内に、高せん断(high shear)でゆっくりと注ぎいれた。
混合物を均質化し、次いで室温まで冷やした。
実施例3:発明の組成物:ファンデーション
Figure 2008303220
実施例3の本発明の組成物は、また、安定で、色移り抵抗性を有し、快適でならびに滑らかな感触であることが判明した。
実施例4:本発明のファンデーション
Figure 2008303220
このファンデーションは安定性の改善を示した。
前記は本発明の好ましい実施態様を記載し、ならびに請求項において説明される本発明の範囲および精神から離れることなしに、改良がなされてもよいと理解されるだろう。

Claims (26)

  1. (a)少なくとも30個の炭素原子を有するアルキル単位で置換されている、少なく
    とも1つのプロピルシルセスキオキサンワックスと;
    (b)液体脂肪相と;
    (c)乳化性シリコーンエラストマーから選択される、少なくとも1つの乳化剤と;
    (d)少なくとも1つの着色剤と;
    (e)水と;および
    (f)場合によりシリコーンアクリレート共重合体樹脂、ならびに約2,000か
    ら約30,000の分子量を有し、樹脂のシロキシ単位の全モル%に対して少なくとも
    約70モル%のプロピルシロキシ単位(CSiO3/2)と樹脂のシロキシ単位の
    全モル%に対して最大限で約30モル%のフェニルシロキシ単位(CSiO3/
    )を含むプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂から選択される、少なくとも1つ
    の皮膜形成樹脂
    を含む、皮膚への適用のための化粧品組成物。
  2. (a)が全組成物の重量に対して、約0.5重量%から約40重量%の値域の量で前記組成物中に存在する、請求項1に記載の組成物。
  3. (a)が全組成物の重量に対して、約3重量%から約10重量%の値域の量で前記組成物中に存在する、請求項1に記載の組成物。
  4. (b)が全組成物の重量に対して、約10重量%から約90重量%の値域の量で前記組成物中に存在する、請求項1に記載の組成物。
  5. (b)が全組成物の重量に対して、約30重量%から約70重量%の値域の量で前記組成物中に存在する、請求項1に記載の組成物。
  6. (b)が炭化水素油、アルコール、エステル、エーテル、およびそれらの混合物から選択される炭化水素ベースの油を含む、請求項1に記載の組成物。
  7. (c)が全組成物の重量に対して、約0.1重量%から約10重量%の値域の量で前記組成物中に存在する、請求項1に記載の組成物。
  8. (c)が全組成物の重量に対して、約0.2重量%から約7重量%の値域の量で前記組成物中に存在する、請求項1に記載の組成物。
  9. (f)が約3,000から約20,000の分子量を有するプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂である、請求項1に記載の組成物。
  10. (f)がプロピルシルセスキオキサン樹脂である、請求項1に記載の組成物。
  11. (f)がシリコーンアクリレート共重合体樹脂である、請求項1に記載の組成物。
  12. (f)がシリコーンアクリレートデンドリマーである、請求項1に記載の組成物。
  13. 前記組成物が実質的に可塑剤を含んでいない、請求項1に記載の組成物。
  14. (a)少なくとも30個の炭素原子を有するアルキル単位で置換されている、少なく
    とも1つのプロピルシルセスキオキサンワックスと;
    (b)液体脂肪相と;
    (c)乳化性シリコーンエラストマーから選択される、少なくとも1つの乳化剤と;
    (d)少なくとも1つの着色剤と;
    (e)水と;および
    (f)場合によりシリコーンアクリレート共重合体樹脂、ならびに約2,000か
    ら約30,000の分子量を有し、樹脂のシロキシ単位の全モル%に対して少なくとも
    約70モル%のプロピルシロキシ単位(CSiO3/2)と樹脂のシロキシ単位の
    全モル%に対して最大限で約30モル%のフェニルシロキシ単位(CSiO3/
    )を含むプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂から選択される、少なくとも1つ
    の皮膜形成樹脂
    を含む組成物を皮膚上に適用することを含む、皮膚をメイクアップする方法。
  15. (a)が全組成物の重量に対して、約0.5重量%から約40重量%の値域の量で前記組成物中に存在する、請求項14に記載の方法。
  16. (a)が全組成物の重量に対して、約3重量%から約10重量%の値域の量で前記組成物中に存在する、請求項14に記載の方法。
  17. (b)が全組成物の重量に対して、約10重量%から約90重量%の値域の量で前記組成物中に存在する、請求項14に記載の方法。
  18. (b)が全組成物の重量に対して、約30重量%から約70重量%の値域の量で前記組成物中に存在する、請求項14に記載の方法。
  19. (b)が炭化水素油、アルコール、エステル、エーテル、およびそれらの混合物から選択される炭化水素ベースの油を含む、請求項14に記載の方法。
  20. (c)が全組成物の重量に対して、約0.1重量%から約10重量%の値域の量で前記組成物中に存在する、請求項14に記載の方法。
  21. (c)が全組成物の重量に対して、約0.2重量%から約7重量%の値域の量で前記組成物中に存在する、請求項14に記載の方法。
  22. (f)が約3,000から約20,000の分子量を有するプロピルフェニルシルセスキオキサン樹脂である、請求項14に記載の方法。
  23. (f)がプロピルシルセスキオキサン樹脂である、請求項14に記載の方法。
  24. (f)がシリコーンアクリレート共重合体樹脂である、請求項14に記載の方法。
  25. (f)がシリコーンアクリレートデンドリマーである、請求項14に記載の方法。
  26. 前記組成物が実質的に可塑剤を含んでいない、請求項14に記載の方法。
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