JP2008288377A - 露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学素子への脱ガス付着を抑えることで、光学素子の反射率をできるだけ維持し、光学素子のメンテナンス頻度を極力減らしたEUV露光装置を提供する。
【解決手段】極端紫外光を用いて原版に形成されたパターンを基板上に露光する露光装置において、前記極端紫外光が入射する光学素子と、該光学素子を支持する鏡筒と、該鏡筒が収納されるチャンバーと、前記極端紫外光の光路を妨げず、且つその光路を囲むように前記鏡筒内部に設けられた隔壁とを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、極端紫外光を用いて露光を行う露光装置に関する。
近年、半導体を製造するための光リソグラフィ技術においては、露光光の短波長化が進められ、i線、g線からKrFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザへと進化して来た。露光光の短波長化が進めば、より微細なマスクパターンをウエハに転写することが可能となる。しかし、細い線幅のパターンを露光するためには、紫外光を用いたリソグラフィでは原理的限界にある。そこで紫外光より短波長である極端紫外光(EUV光、13〜20nm)を用いたEUVリソグラフィが注目を集めている。
EUV光で用いられる代表的な波長は13.5nmであるため、これまでの光リソグラフィを遥かに上回る解像度を実現することが可能であるが、その反面物質に吸収されやすいという性質を持つ。このため、従来のような紫外光を光源としたリソグラフィの様に、大気圧下で屈折光学系を用いると、硝材や硝材間のガスによってEUV光が吸収されてしまい、ウエハ等の被露光体に到達する光量が極端に少なくなってしまう。そのため、EUV光を用いて露光を行う際には、真空中で反射光学系を用いる必要がある。特許文献1には、EUV光を露光光として用いる縮小投影露光装置が開示されている。
特開2003−45782号公報
EUV露光装置内が真空環境になると、露光装置内に置かれたアクチュエータや、レジストを塗布した基板からの脱ガスが発生する。また、EUV光が基板に塗布したレジストに照射されると、ウエハ上の照射エリアから多くの脱ガスが発生する。脱ガスには炭化水素が含まれているため、この炭化水素が光学素子表面に付着すると、EUV光との光化学反応により、光学素子表面にカーボン層が形成されることになる。また、脱ガスには水分も含まれるため、光学素子表面に水分が付着すると、光学素子表面が酸化されることになる。光学素子表面に形成されたカーボン層、または酸化による光学素子表面の劣化は、光学素子の反射率を低下させる要因となる。光学素子の反射率が低下すると、装置のスループット低下を引き起こし、生産性の低下をへと繋がる。
本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、光学素子への脱ガス付着を極力抑えることで、光学素子の反射率をできるだけ維持し、光学素子のメンテナンス頻度を極力減らしたEUV露光装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための第1の手段は、極端紫外光を用いて、原版に形成されたパターンを基板上に露光する露光装置において、前記極端紫外光が入射する光学素子と、該光学素子を支持する鏡筒と、該鏡筒が収納されるチャンバーと、前記極端紫外光の光路を妨げず、且つその光路を囲むように前記鏡筒内部に設けられた隔壁とを有することを特徴とする露光装置である。
これによれば、露光装置内に含まれる脱ガスが光路に流入することを抑制し、隔壁に囲まれた空間内の脱ガス濃度を低減することができ、脱ガスによる光学素子の汚染を低減することができる。
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段であって、前記チャンバー内を排気する排気ユニットと、前記隔壁で囲まれた空間内に不活性ガスを供給する供給ユニットとを有することにより、前記隔壁で囲まれた空間内から前記隔壁で囲まれた空間外へと、不活性ガスの流れを作ることができる。この不活性ガスの流れを利用して、脱ガスが前記隔壁で囲まれた空間内へ流入することを抑制し、前記隔壁に囲まれた空間内の脱ガス濃度を低減することができる。
前記課題を解決するための第3の手段は、前記第1の手段及び前記第2の手段であって、前記隔壁には、前記チャンバー内部と連通する開口が設けられており、前記隔壁に囲まれた空間内に供給された不活性ガスが、前記隔壁に囲まれた空間外に流出しやすい構成としている。こうすることで前記隔壁に囲まれた空間内の雰囲気を置換しやすくし、前記隔壁で囲まれた空間内の脱ガス濃度を低減することができる。
前記課題を解決するための第4の手段は、前記隔壁で囲まれた空間内のガスを排気する排気ユニットを有することにより、前記隔壁で囲まれた空間内の雰囲気を積極的に排気し、前記隔壁で囲まれた空間内の脱ガス濃度を低減することができる。
前記課題を解決するための第5の手段は、前記光学素子の姿勢を制御する駆動部を有し、該駆動部は前記隔壁で囲まれた空間外に設けられることにより、前記隔壁に囲まれた空間内の脱ガス濃度を低減することができる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、光学素子への脱ガス付着を極力抑えることが可能と成る。
図1に本発明のEUV光(ここでは、0.1〜30nm、より好ましくは10〜15nmの波長の光)を用いた露光装置の実施例1を示す。
図1においては、8は不図示のEUV光源から発し、不図示の照明光学系により導かれたEUV光、このEUV光8は、原版照明ミラー1を介して原版11に照射される。また、2〜7は投影光学系を構成する多層膜ミラーである。2は第1ミラー、3は第2ミラー、4は第3ミラー、5は第4ミラー、6は第5ミラー、7は第6ミラーを示し、各ミラー2〜7は鏡筒72により支持される。11は原版、12は原版保持装置、15は原版ステージ、17は原版ステージ15を囲む原版ステージ空間、22はウエハ、24はウエハ保持装置、21はウエハステージ、27はウエハステージ21を囲むウエハステージ空間を示している。
不図示のEUV光源はいくつか種類があり、その中の一つであるレーザ生成プラズマ光源はターゲット材の選択により、ほぼ必要な波長帯のみの発光が可能である。例えば、Xeをターゲット材としてパルスノズルから噴出し、これにパルスレーザを照射してプラズマを発生させると、波長13〜14nmのEUV光が放射される。
不図示の照明光学系は、複数枚の多層膜ミラーとオプティカルインテグレータなどから構成されている。照明光学系の役割は光源から放射された光を効率よく集光すること、そして露光領域の照度を均一にすることなどが挙げられる。また、オプティカルインテグレータはマスクを均一に所定の開口数で照明する役割を持っている。
投影光学系を構成する各ミラー2〜7は、Mo、Siが交互にコーティングされた多層膜ミラーで構成されている。その多層膜ミラーには、照明光学系から射出されたEUV光が入射される。この多層膜はEUV光の直入反射率が67%程度であるため、多層膜ミラーに吸収されたエネルギの大部分は熱に変わる。そのためミラーの基板材料には低熱膨張ガラスなどが用いられる。
原版ステージ15及びウエハステージ21は真空環境下で駆動する機構を持ち、縮小倍率に比例した速度比により同期して走査する。また、原版ステージ15及びウエハステージ21の位置や姿勢は不図示のレーザ干渉計によって観測され、制御される。
原版11は原版ステージ15上の原版保持装置12に保持される。また、ウエハ22はウエハステージ21上のウエハ保持装置24に保持される。原版ステージ15及びウエハステージ21はそれぞれ微動機構を持ち、原版11またはウエハ22の位置決めが可能である。
一回の露光が終わるとウエハステージ21はX、Y方向にステップ移動して次の走査露光開始位置に移動し、再び露光を行う。
図1に示すミラー2〜7には、それらの姿勢を制御する駆動部122が備えられている。この駆動部122や不図示のセンサ、ケーブルが真空環境下に曝されると、脱ガスが発生することは広く知られている。従って、本発明の駆動部122は、後述する隔壁61〜63に囲まれる空間外に設けられることが好ましい。
また、ウエハ22上(基板上)にEUV光8が照射されることにより、ウエハ22に塗布されたレジストとの光化学作用によっても、脱ガスが発生することが知られている。
レジスト及び駆動部122や不図示のセンサ、ケーブルから発生する脱ガスは主に水分と炭化水素を含んでいる。水分はミラー表面を酸化させ、また炭化水素はミラー2〜7表面にカーボン層を形成し、いずれもミラー2〜7の光学特性を劣化させる原因となる。各ミラー2〜7の反射率を維持するためには、露光装置10内で発生した脱ガスがミラー2〜7に付着することを抑制しなければならない。
本実施例では露光装置10内で発生した脱ガスから、ミラー2〜7を保護することを目的として、鏡筒72内部に隔壁61〜63を設けている。駆動部122や不図示のセンサ等の脱ガスを発生させる部材は、極力隔壁61〜63とミラー2〜7に囲まれた空間内に入れないように隔壁61〜63を構成することが好ましい。こうすることでミラー2〜7の反射面とEUV光8の光路を含む空間内に脱ガスが流入することを抑制し、ミラー2〜7を脱ガス汚染から保護することができる。
また、隔壁61〜63は露光光(EUV光)8を遮ることなく、且つ各ミラー2〜7と非接触で配置することが好ましい。ミラー2〜7と隔壁61〜63を非接触とすることで、ミラー2〜7の自由度を確保している。
さらに、脱ガスからミラー2〜7を保護するために、隔壁61〜63内に不活性ガスを供給する供給ユニット51〜53を備え、隔壁61〜63内へ不活性ガスを供給することができる。隔壁61〜63外部はチャンバー内のガスを排気するための排気ユニット31〜34により真空排気されるため、不活性ガスを供給した隔壁61〜63内部の圧力は隔壁61〜63外部の圧力より高く保たれる。この隔壁61〜63外部と隔壁61〜63内部の圧力差、または隔壁61〜63に設けられたチャンバー内部と連通する開口部より流出する不活性ガスの流れにより、隔壁61〜63内部へ脱ガスが流入することを抑止することが可能である。隔壁61〜63内部は純度の高い不活性ガスで満たされ、脱ガス濃度が低減されることから、ミラー2〜7へ脱ガスが付着することを極力防ぐことが可能となる。隔壁61〜63内部へ供給する不活性ガスはEUV光8の透過率が高いヘリウム、アルゴン等が好ましい。
また、露光装置10内部の圧力は、圧力計41、42により管理される。不活性ガスの供給ユニット51〜53は露光装置10内部の圧力を一定に保つように、不活性ガスの流量を制御する手段を有する。予期しない異常により、露光装置10内部の圧力が規定値以上になった場合、供給ユニットは不活性ガスの供給を停止する手段を有する。
また、露光装置10内をチャンバー壁9、鏡筒72、隔壁61〜63により、空間的に分離することで、各空間の真空度や脱ガス分圧をそれぞれの空間において個別に管理することができる。露光装置10内において、チャンバー壁9は鏡筒72を収納しており、鏡筒内部には隔壁61〜63が設けられている。各空間の真空度や脱ガス分圧をもとに、不活性ガス供給量を各空間で個別に可変することで、不活性ガス供給量を節約することができる。
また、露光装置10内に隔壁61〜63を設けることで、不活性ガスを供給する空間容積を低減させ、不活性ガス供給量を節約することができる。
図2は本実施例の第2の形態であるEUV露光装置の概要を表す図である。なお、図2以下の図において、図1に示された構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付して、その説明を省略する。本実施例は基本的に実施例1を引き継ぐものであり、実施例1と異なる箇所について説明する。
鏡筒72内部に配置した隔壁61〜63は、EUV光8を通過させるための開口部を有する。この開口部から、隔壁61〜63内部へ脱ガスが流入することを防ぐため、隔壁61〜63の開口部とミラー2〜7とを近接して配置することが好ましい。しかしながら、脱ガスは拡散作用により、狭い隙間でも隔壁内部へ進入することが考えられる。
本実施例は隔壁61〜63の開口部より、脱ガスが拡散作用により隔壁61〜63内部へ流入しても、隔壁61〜63内部の脱ガス濃度を低減することができるEUV露光装置を提供する。
拡散作用によって流入した脱ガスの濃度を低減するには、隔壁61〜63内部の雰囲気を迅速に純度の高い不活性ガスで置換することが効果的である。隔壁61〜63内部の雰囲気を迅速に置換するためには、隔壁61〜63内部へ供給する不活性ガスを、迅速に隔壁61〜63外部へ流出させることで実現することができる。実施例1では、隔壁61〜63外部へ不活性ガスを流出させる開口部は、EUV光8を通過させるための開口部のみであったが、本実施例では、さらに少なくとも1つ以上開口部を設けている。隔壁61〜63はミラー2〜7と近接して配置される。そのため、EUV光8が通過する開口部は、ほぼミラー2〜7で塞がれた状態であり、隔壁61〜63内部と鏡筒72を連通する流路は狭く、隔壁61〜63内部の不活性ガスは隔壁61〜63外部へ流出しづらい。隔壁61〜63内部の不活性ガスが、隔壁61〜63外部へ流出しやすくするには、EUV光8を通過させる開口以外に隔壁61〜63内部と隔壁外部が連通した開口部81〜83を設けることで実現できる。さらに、EUV光8が通過しない開口部81〜83は、開口部81〜83近傍に駆動部122や不図示のセンサがない箇所を選択することが好ましい。隔壁61〜63外部へ流出した、脱ガスを含む不活性ガスは鏡筒72内部を排気する排気ユニット32、33によって、露光装置10外部へ排気される。本実施例によれば拡散作用により脱ガスが隔壁61〜63内部へ流入しても、隔壁61〜63内部の脱ガス濃度は低減され、投影光学系ミラー2〜7へ脱ガスが付着することを極力防ぐことが可能となる。
図3は本実施例の第3の形態であるEUV露光装置の概要を表す図である。本実施例は基本的に実施例1を引き継ぐものであり、実施例1と異なる箇所について説明する。
鏡筒72内部に配置した隔壁61〜63に排気ダクト84〜86を設ける。排気ダクト84〜86は隔壁61〜63内部の空間と排気ユニット35〜37の吸気口を空間的に繋ぎ、隔壁61〜63内部に供給した不活性ガスを露光装置10外部へと排気する。実施例2で示したEUV光8を通過しない開口部81〜83近傍に駆動部122や不図示のセンサが存在し、それらから発生する脱ガスが拡散作用により、隔壁61〜63内部に流入する恐れのある場合に本実施例は好適である。隔壁61〜63内部の雰囲気を純度の高い不活性ガスで置換することにより、隔壁61〜63内部の脱ガス濃度を低減させる。また、排気ユニット35〜37の振動によるミラー2〜7への影響を低減するために、排気ダクト84〜86と排気ユニット35〜37の接続部には不図示の振動絶縁部を備えることが好ましい。

次に、上記の露光装置10を利用したデバイスの製造プロセスの一例として半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図4は、半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す図である。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク作製)では設計した回路パターンに基づいてマスクを作製する。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記のマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組み立て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これを出荷(ステップ7)する。
図5は、上記ウエハプロセスの詳細なフローを示す図である。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では上記の露光装置によって回路パターンをウエハに転写する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンを形成する。

本発明の実施例1としてのEUV露光装置の構成を示す概略断面図である。 本発明の実施例2としてのEUV露光装置の構成を示す概略断面図である。 本発明の実施例3としてのEUV露光装置の構成を示す概略断面図である。 図1乃至3に示す露光装置を利用するデバイスの製造方法のフローチャートである。 図4に示すステップ4の詳細なフローチャートである。
符号の説明
1:原版照明ミラー
2〜7:第1〜6ミラー
8:EUV光
10:露光装置本体チャンバー
11:原版
12:原版保持装置
15:原版ステージ
17:原版ステージ空間
21:ウエハステージ
22:ウエハ
24ウエハ保持装置
27:ウエハステージ空間
31〜37:ターボ分子ポンプ
41〜44:圧力センサ
51、52:供給ユニット
61〜63:隔壁
72:鏡筒
81〜83:開口部
84〜86:排気ダクト
122:駆動部

Claims (6)

  1. 極端紫外光を用いて原版に形成されたパターンを基板上に露光する露光装置において、
    前記極端紫外光が入射する光学素子と、
    該光学素子を支持する鏡筒と、
    該鏡筒が収納されるチャンバーと、
    前記極端紫外光の光路を妨げず、且つその光路を囲むように前記鏡筒内部に設けられた隔壁と
    を有することを特徴とする露光装置。
  2. 前記隔壁は、前記光学素子に対して非接触に設けられることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記チャンバー内のガスを排気する排気ユニットと、
    前記隔壁で囲まれた空間内に不活性ガスを供給する供給ユニットと
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載の露光装置。
  4. 前記隔壁には、前記チャンバー内部と連通する開口が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項に記載の露光装置。
  5. 前記隔壁で囲まれた空間内のガスを排気する排気ユニットを有することを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項に記載の露光装置。
  6. 前記光学素子を駆動するアクチュエータを有し、該アクチュエータは前記隔壁で囲まれた空間外に設けられることを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項に記載の露光装置。

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