JP2008265388A - 車両の補助座席装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不用時には広い空間を占有しないようにすることができ、しかも、使用時においては脚を延ばした安楽な姿勢で使用者を着座させることができる車両の補助座席装置を提供する。
【解決手段】補助座席20は、使用時においてバックドア11の前側に設置される補助座部21及び補助背もたれ部22を備えるとともに、バックドア11の背面側を足置き部23として構成される。補助背もたれ部22は、最後側座席12の背もたれ部13に連結されるとともに補助座部21に連結され、補助座部21とともに非使用状態と使用状態とにおいて切り替えられる。補助座部21には、車体床上に固定された状態で補助座部21及び補助背もたれ部22を支持する脚部材30が連結されている。脚部材30は、補助座部21及び補助背もたれ部22とともに使用状態と非使用状態とにおいて切り替えられる。補助背もたれ部22は、ネット26によって構成されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、下端部を中心に下方へ回動して開くバックドアを備えた車両の補助座席装置に関するものである。
従来、この種の補助座席としては、例えば特許文献1に記載された荷物積載空間遮蔽装置がある。この遮蔽装置は、それぞれパイプからなる枠状フレームにシート材を張って構成される補助背もたれ部、補助座部及び脚部を連結して構成されている。そして、補助背もたれ部は、最後側座席(ベンチシート)の背もたれ部の背面に連結されている。この遮蔽装置は、展開させることによりトノーカバーとして荷室を覆うことができるとともに、ベンチシートを構成することができる。さらに、不用時には、補助背もたれ部、補助座部及び脚部を折り畳んで最後側座席の背もたれ部の背面上の凹部に収容することもできる。従って、この遮蔽装置は、不用時に、最後側座席の後方において広い空間を占有しないようになっている。
また、特許文献2に記載された貨客兼用自動車は、最後側座席の背もたれ部の背面上に折りたたみ式補助座席を備えている。この補助座席は、板状の座部と、脚部とにより構成され、展開状態においては、最後側座席の背もたれ部の背面側を背もたれ部として用いる後向きのベンチシートを構成する。この補助座席も、不用時に、最後側座席の後方において広い空間を占有しないようになっている。
実開平1−73051号公報 実開平1−113026号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の遮蔽装置は、座部、背もたれ部及び脚部を有するベンチシートを構成するだけであるため、脚を延ばした安楽な姿勢で使用者を着座させるものではない。
また、上記特許文献2に記載の補助座席は、最後側座席の背もたれ部を用いたベンチシートを構成するだけであるため、特許文献1の遮蔽装置と同様、脚を延ばした安楽な姿勢で使用者を着座させることはできない。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、不用時には広い空間を占有しないようにすることができ、しかも、使用時においては脚を延ばした安楽な姿勢で使用者を着座させることができる車両の補助座席装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、下端部を中心に下方へ回動して開くバックドアを備えた車両の補助座席装置であって、最後側座席の背もたれ部の背面に連結された補助背もたれ部と、同補助背もたれ部に連結された補助座部とが設けられ、使用時において前記バックドアの前側に前記補助座部及び補助背もたれ部が展開状態で設置され、不用時において前記補助背もたれ部及び補助座部は前記背もたれ部の背面上に折り畳まれるように構成され、前記補助座部と前記バックドアとの間には、同バックドアの開放状態において同補助座部とバックドアとの間を連結するための連結手段が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、補助座席装置の不用時において、補助座席及び補助背もたれ部は、最後側座席の背もたれ部の背面上に折り畳まれ、車室内で広い空間を占有しない。一方、使用時には、使用者に脚をバックドアの背面上まで延ばさせることができ、使用者を安楽な姿勢で着座させることができる。
また、この発明は、前記補助座部には、同補助座部を車体床上に支持する脚部材が連結されていることを特徴とする。
この構成によれば、補助座部が脚部材によって車体床上に支持される。このため、脚部材を設けない構成に比較して、補助座部の構造強度を弱くすることができる。従って、補助座部の構造強度を高くすることなく、車体床から上方に離れた位置に着座させることができる。
また、この発明は、下端部を中心に下方へ回動して開くバックドアを備えた車両の補助座席装置であって、最後側座席の背もたれ部の背面によって構成される補助背もたれ部と、同補助背もたれ部に連結された補助座部とが設けられ、使用時において前記バックドアの前側に前記補助座部が設置され、不用時において前記背もたれ部の背面上に同補助座部が折り畳まれるように構成され、前記補助座部と前記バックドアとの間には、同バックドアの開放状態において同補助座部とバックドアとの間を連結するための連結手段が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、不用時において、補助座部は、最後側座席の背もたれ部の背面側に折り畳まれ、車室内で広い空間を占有しない。一方、使用時には、使用者に脚をバックドアの背面上まで延ばさせることができ、使用者を安楽な姿勢で着座させることができる。
また、この発明は、下端部を中心に下方へ回動して開くバックドアを備えた車両の補助座席装置であって、最後側座席の背もたれ部によって構成される補助背もたれ部と、同補助背もたれ部の後側に設置される補助座部とが設けられ、使用時において前記補助座部が車体床上に設置されるとともに前記補助背もたれ部が最後側座席の座部に対する所定位置から取り外されて前記補助座部に対応する車体床上の所定位置に設置され、不用時において前記補助座部が車体床上から取り外されるとともに前記補助背もたれ部が前記座部に対応する所定位置に戻されるように構成されたことを特徴とする。
この構成によれば、不用時において、補助座部は、車体床上から取り外され、車室内で広い空間を占有しない。一方、使用時には、使用者に脚をバックドアの背面上まで延ばさせることができ、使用者を安楽な姿勢で着座させることができる。
また、この発明は、前記補助座部は、後部収容部の上蓋が表裏反転して用いられることを特徴とする。
この構成によれば、補助座部が使用状態と非使用状態とで容易に切り替わる上、不用時において車室内の空間を占有することがない。
この発明によれば、不用時には広い空間を占有しないようにすることができ、しかも、使用時においては脚を延ばした安楽な姿勢で使用者を着座させることができる。
(第1実施形態)
次に、この発明を具体化した第1実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。以下の説明において、「前」及び「後」とは、車両の前後方向に従う。
図2に示す車両10は、例えばオープンカー、ステーションワゴン、ミニバン又はワンボックス車であり、下端部を中心に下方へ回動して開くバックドア11を備えている。このバックドア11は、開いた状態において車体後部から外側へほぼ水平状態で張り出すようになっている。この車両10において、バックドア11と最後側座席12との間には、使用状態と非使用状態とで切り替えることができる補助座席20が設けられている。この補助座席20は、使用時においてバックドア11の前側に設置される補助座部21及び補助背もたれ部22を備えるとともに、バックドア11の背面側を足置き部23として構成される。なお、最後側座席12のリクライニング機構13cは、図2に示すように、背もたれ部13を前傾状態とすることができるように構成されている。また、背もたれ部13に設けられたヘッドレスト13bは、図1に示すように、通常の使用状態とは前後の向きを変えた状態で背もたれ部13に支持させて使用可能となっている。
図2及び図4に示すように、補助座部21及び補助背もたれ部22は、左右一対のフレーム24、両フレーム24の後端間を連結する連結パイプ32、及び、左右フレーム24の間に張られた可撓性を有するシート状材料としてのネット26、及び、ネット26の後端に接合された略半円形状の連結板25を備えている。そして、補助座部21は、両フレーム24と、連結パイプ32と、ネット26のほぼ後半分とによって構成されている。また、補助背もたれ部22は、ネット26の残りの前半分によって構成されている。両フレーム24は、例えば金属筒体や合成樹脂によりほぼ直線状に延びるように形成されている。連結板25は、図5に示すように、ネット26の後端部を挟持することにより、補助座部21の後端に対して回動可能に連結されている。また、連結板25の下面周縁部には、突条部25aが一体形成されている。
図1及び図2に示すように、ネット26よりなる補助背もたれ部22の上端辺は、最後側座席12の背もたれ部13の背面13a上部に連結されている。また、補助座部21の後端は、バックドア11の背面前端部に連結される。バックドア11の背面前部には、図7に示すように、略半円形の凹部28が形成され、この凹部28の周縁に沿って被係合溝28aが形成されるとともに、前端側には係止溝28bが形成されている。そして、図5に示すように、バックドア11の開放状態において、係止溝28bには連結パイプ32が嵌め込まれるとともに、凹部28には、突条部25aを被係合溝28aに係合させた状態で連結板25が嵌め込まれる。そして、バックドア11に対する連結パイプ32の係合により、補助座部21の後端がバックドア11に連結される。すなわち、この実施形態では、連結パイプ32及び係止溝28bにより連結手段が構成されている。なお、図1及び図2に示すように、バックドア11の背面上に保持された連結板25上には、バックドア11の背面に対して例えば面ファスナによって着脱される足パッド29が配置される。
図1及び図2に示すように、左右両フレーム24の前端間には、使用時において車体床14上に固定される脚部材30が回動可能に連結されている。脚部材30は、パイプ材により略U字形状に形成され、その両端が左右両フレーム24に連結されている。そして、左右両フレーム24は、連結板25及び脚部材30によって所定間隔に保持されている。脚部材30と各フレーム24との間には、補助座席20の使用時において両フレーム24と脚部材30との位置関係を固定するための一対の連結部材31が設けられている。
すなわち、図6(a),(b)に示すように、各連結部材31の一端は、脚部材30の側部に対して回動可能に連結され、その各他端は、各フレーム24に対してスライド可能に連結されている。そして、脚部材30は、両連結部材31によって両フレーム24に対する位置関係が固定された状態で、その下端が、車体床14上に形成された固定溝15内に配置されて固定される。従って、前記補助座部21及び補助背もたれ部22は、バックドア11と最後側座席12との間に支持されるとともに、脚部材30によって車体床14上に支持される。
互いに連結されている補助座部21、補助背もたれ部22及び脚部材30は、図3及び図8に示すように、不用時において、最後側座席12の背もたれ部13の背面13a上に折り畳まれる。この不用時において、折り畳まれた補助背もたれ部22及び補助座部21の下端部は、背もたれ部13の背面13a下部に設けられたポケット16に差し込まれ、その上部は、背面上部に設けられた図示しないロック機構によって固定される。
さて、上記のように構成された車両10において、補助座席20を非使用状態から使用状態に切り替えるには、まず、図9に示すように、最後側座席12の背もたれ部13を、後傾状態から前傾状態に切り替えた後、補助座部21、補助背もたれ部22及び脚部材30を持ち上げてポケット16から外に出す。また、背もたれ部13のヘッドレスト13bを、前後の向きを変えてヘッドレスト13bに装着する。
次に、図10に示すように、連結板25及び脚部材30を展開させるとともに、補助座部21を後方へ回動させる。
次に、図2に示すように、開放状態にしたバックドア11の凹部28に連結板25を嵌め込むとともに、連結パイプ32を係止溝28bに係止させる。そして、バックドア11の背面上に足パッド29を取り付けて連結板25上に被せる。また、脚部材30の下端部を、車体床面上の固定溝15に嵌め込む。この結果、補助座部21及び補助背もたれ部22は、最後側座席12の背もたれ部13とバックドア11との間に支持されるとともに、脚部材30を介して車体床14に支持される。この状態において、補助座席20が使用状態となる。
補助座席20の使用者は、補助座部21上に腰を下ろし、補助背もたれ部22上半身を凭せ掛けた状態で、バックドア11上の足パッド29に両脚を乗せて着座することができる。
補助座席20を使用状態から非使用状態に切り替えるときには、上記とは逆に、補助座部21を持ち上げて、連結板25をバックドア11の凹部28から取り外し、連結パイプ32を係止溝28bから取り外すとともに、脚部材30を固定溝15から引き抜く。その後、補助座部21を補助背もたれ部22側に折り畳んで重ねる。
次に、連結板25を回動させて両フレーム24の間に折り畳むとともに、脚部材30を回動させて両フレーム24の間に折り畳む。
次に、補助座部21及び補助背もたれ部22を持ち上げてその下端部を背もたれ部13のポケット16に差し込んだ後、補助座席20及び補助背もたれ部22の上部をロック機構によって背もたれ部13に固定する。
最後に、背もたれ部13を前傾状態から後傾状態に切り替えるとともにヘッドレスト13bの前後の向きを元に戻せば、補助座席20が非使用状態となる。
以上詳述したこの実施形態は、以下の各効果を有する。
(1) 使用時には、補助座部21及び補助背もたれ部22がバックドア11の前側に展開状態で設置され、不用時には、補助座部21及び補助背もたれ部22が最後側座席12の背もたれ部13の背面13a上に折り畳まれるようにした。そして、補助座部21の連結板25とバックドア11の凹部28とにより、バックドア11の開放状態において補助座部21とバックドア11とを連結するようにした。
従って、補助座席20の不用時には、補助座部21及び補助背もたれ部22が最後側座席12の背もたれ部13の背面13a上に折り畳まれるため、補助座席20が車室内で広い空間を占有することがない。一方、使用時には、使用者に脚をバックドア11の背面上まで延ばさせることができ、使用者を安楽な姿勢で着座させることができる。
(2) 補助座部21の前端間に連結した脚部材30によって、補助座部21を車体床14上に支持するようにした。このため、脚部材30を設けない構成に比較して、補助座部21の構造強度を弱くすることができる。従って、フレーム24の断面積を大きくしたり、ネット26の糸条を太くしたりして構造強度を高くすることなく、車体床14から上方に離れた位置に使用者を着座させることができる。
(3) 脚部材30を、補助座部21に対して回動可能に連結し、非使用時には補助座部21及び補助背もたれ部22とともに背もたれ部13の背面13a側に折り畳まれるようにした。従って、不用時に補助座席20が占有する空間をより狭くすることができる。
(4) 補助背もたれ部22をネット26によって構成したので、不用時における占有する空間がより狭くてすむ。また、補助背もたれ部22が軽量となるので、使用状態と非使用状態との間の切り替えを容易に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、この発明を具体化した第2実施形態について、図11及び図12を参照して説明する。なお、第1実施形態と相違する構成のみについて説明する。
図12に示すように、この実施形態の補助座席20において、補助座部21は、車体床14上に載置される上蓋40と、この上蓋40上に固定された座パッド41とにより構成される。この補助座部21は、図11に示すように、不用時において、車体床14に形成された工具のための後部収容部17内に座パッド41が隠蔽されるとともに、上蓋40が後部収容部17の上蓋となる。
また、補助背もたれ部22は、最後側座席12の背もたれ部13によって構成され、この背もたれ部13は、最後側座席12の座部18に対する所定位置から取り外されて前後の向きが反転された後、補助座部21に対する所定位置に配置された状態で使用される。すなわち、補助背もたれ部22は下端から下方へ突出する一対の支持片42を有し、車体床14上には、同各支持片42を嵌入可能な一対の支持孔19が形成されている。そして、補助背もたれ部22は、後ろ向きにされた状態で両支持片42が支持孔19に嵌入されることにより、補助座部21に対して車体床14上の所定位置に支持される。
バックドア11の背面上には、足パッド29が配置されている。この足パッド29は、バックドア11の背面に対して固定されていても、又は、取り外し可能であってもよい。
さて、この実施形態において、補助座席20を非使用状態から使用状態に切り替えるには、先ず、バックドア11を開いた後、補助座部21を車体床14上から取り外して表裏反転させた後、再び車体床14上に取り付ける。この結果、バックドア11の前側に補助座部21が設置される。
次に、最後側座席12の背もたれ部13を座部18から取り外し、前後の向きを反転させた後、この状態の背もたれ部13の両支持片42を車体床14上の支持孔19に差し込んで背もたれ部13を車体床14上に自立させる。この結果、補助座部21の前側に補助背もたれ部22が設置される。この状態において、補助座席20が非使用状態から使用状態に切り替わる。
補助座席20の使用者は、補助座部21上に腰を下ろし、補助背もたれ部22に上半身を凭せ掛けた状態で、バックドア11上の足パッド29の上に両脚を乗せて着座することができる。
補助座席20を使用状態から非使用状態に切り替えるには、まず、補助背もたれ部22を持ち上げて両支持片42を車体床14の支持孔19から引き抜き、前後の向きを反転させた後、この状態の補助背もたれ部22を座部18に取り付ける。この結果、補助背もたれ部22は、最後側座席12の背もたれ部13に戻る。
最後に、補助座部21を車体床14上から取り外して上下反転させた後、この補助座部21を車体床14に再び取り付ける。この結果、補助座部21は、車体床14内に格納される。
以上で、補助座席20が使用状態から非使用状態に切り替わる。
この実施形態は、上記第1実施形態の(1)に記載の効果の他に、下記の各効果を有する。
(5) 補助座部21として、後部収容部17の上蓋40を表裏反転して用いるようにした。このため、補助座部21が使用状態と非使用状態とで容易に切り替わる上、不用時において車室内の空間を占有することがない。
(6) 補助背もたれ部22として、最後側座席12の背もたれ部13を用いるようにしたので、不用時において補助座席20の占有空間をより狭くすることができる。
(7) 最後側座席12の背もたれ部13を補助背もたれ部22として用いるようにした。従って、補助座席20の快適性を向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、この発明を具体化した第3実施形態について、図13及び図14を参照して説明する。なお、第1実施形態と相違する構成のみについて説明する。
図14に示すように、この実施形態の補助座席20において、補助座部21は、最後側座席12の背もたれ部13の背面13aに連結された座板50によって構成される。この座板50は、背もたれ部13の背面13a下部に対して回動可能に連結されており、図13に示すように、不用時においては、跳ね上げられて背もたれ部13の背面13a上に固定される。この固定は、図示しないロック機構によって行われる。また、座板50は、使用時においては、開放状態のバックドア11の前側に設置され、バックドア11の背面前端に形成された切欠き部11aに嵌り込んで補助座部21とバックドア11との間を連結する。すなわち、補助座部21とバックドア(切欠き部11a)11とにより連結手段が構成されている。また、補助背もたれ部22は、最後側座席12の背もたれ部13であり、この背もたれ部13は、前傾状態でその背面13aが使用される。そして、補助座席20の使用時においては、座板50及びバックドア11の上にクッション51が配置される。
さて、この実施形態において、補助座席20を非使用状態から使用状態に切り替えるには、先ず、バックドア11を開くとともに、最後側座席12の背もたれ部13を後傾状態から前傾状態に切り替える。また、背もたれ部13のヘッドレスト13bを、前後の向きを変えて背もたれ部13に装着する。
次に、背もたれ部13の背面13a上から座板50を後方へ回動させ、その先端をバックドア11の切欠き部11aに嵌め込む。最後に、座板50及びバックドア11の上にクッション51を載せる。以上で、補助座席20が非使用状態から使用状態に切り替わる。
補助座席20の使用者は、補助座部21上に腰を下ろし、補助背もたれ部22に上半身を凭せ掛けた状態で、バックドア11上の足パッド29の上に両脚を乗せて着座することができる。
補助座席20を使用状態から非使用状態に切り替えるには、先ず、座板50及びバックドア11の上からクッション51を取り外した後、座板50を前上方へ回動させて背もたれ部13の背面13a上に固定する。最後に、背もたれ部13を前傾状態から後傾状態に戻し、ヘッドレスト13bの前後の向きを元に戻すとともに、バックドア11を閉じる。以上で、補助座席20は、使用状態から非使用状態に切り替わる。
この実施形態は、上記第1実施形態の(1)に記載の効果を有する。
(他の実施形態)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 第1実施形態において、ネット26の代わりに、帆布等の織物を用いる。
・ 第3実施形態において、座板50をバックドア11の背面上に連結し、使用時においてバックドア11の前側へ座板50が設置されるとともに、不用時においてバックドア11の背面上に座板50が折り畳まれる構成とする。
以下、上記実施形態から把握される技術的思想を記載する。
(1) 請求項2に記載の車両の補助座席装置において、前記脚部材は、前記補助座部に対する連結部を中心に回動可能であり、非使用時には補助座部及び補助背もたれ部とともに前記背もたれ部の背面上に折り畳まれることを特徴とする車両の補助座席装置。
(2) 下端部を中心に下方へ回動して開くバックドアを備えた車両の補助座席装置であって、最後側座席の背もたれ部の背面によって構成される補助背もたれ部と、前記バックドアに連結された補助座部とが設けられ、使用時において前記バックドアの前側に前記補助座部が設置され、不用時において前記バックドアの背面上に同補助座部が折り畳まれるように構成されていることを特徴とする車両の補助座席装置。このような構成も、第3実施形態と同じ効果を有する。
第1実施形態の補助座席を示す斜視図。 同じく側面図。 不用時の補助座部及び補助背もたれ部を示す斜視図。 補助座部及び補助背もたれ部を示す斜視図。 連結板を示す縦断面図。 (a),(b)はともに脚部材とフレームとの連結部分を示す側面図。 バックドアの背面の一部を示す斜視図。 不用時の補助座席を示す側面図。 不用時から使用時へ切り替えるときの補助座席を示す側面図。 不用時から使用時へ切り替えるときの補助座席を示す側面図。 第2実施形態の補助座席の使用時を示す側面図。 同じく不用時を示す側面図。 第3実施形態の補助座席の使用時を示す側面図。 同じく不用時を示す側面図。
符号の説明
10…車両、11…バックドア、11a…連結手段を構成する切欠き部、12…最後側座席、13…背もたれ部、13a…背面、14…車体床、17…後部収容部、18…座部、20…補助座席、21…補助座部、22…補助背もたれ部、23…足置き部、24…補助座部を構成するフレーム、25…連結手段を構成する連結板、26…補助座部及び補助背もたれ部を構成するシート状材料としてのネット、28b…連結手段を構成する係止溝、30…補助座部を構成する脚部材、32…連結手段を構成する連結パイプ、40…補助座部を構成する上蓋、41…同じく座パッド、50…連結手段を構成する補助座部としての座板。

Claims (5)

  1. 下端部を中心に下方へ回動して開くバックドアを備えた車両の補助座席装置であって、
    最後側座席の背もたれ部の背面に連結された補助背もたれ部と、同補助背もたれ部に連結された補助座部とが設けられ、
    使用時において前記バックドアの前側に前記補助座部及び補助背もたれ部が展開状態で設置され、不用時において前記補助背もたれ部及び補助座部は前記背もたれ部の背面上に折り畳まれるように構成され、
    前記補助座部と前記バックドアとの間には、同バックドアの開放状態において同補助座部とバックドアとの間を連結するための連結手段が設けられていることを特徴とする車両の補助座席装置。
  2. 前記補助座部には、同補助座部を車体床上に支持する脚部材が連結されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の補助座席装置。
  3. 下端部を中心に下方へ回動して開くバックドアを備えた車両の補助座席装置であって、
    最後側座席の背もたれ部の背面によって構成される補助背もたれ部と、同補助背もたれ部に連結された補助座部とが設けられ、
    使用時において前記バックドアの前側に前記補助座部が設置され、不用時において前記背もたれ部の背面上に同補助座部が折り畳まれるように構成され、
    前記補助座部と前記バックドアとの間には、同バックドアの開放状態において同補助座部とバックドアとの間を連結するための連結手段が設けられていることを特徴とする車両の補助座席装置。
  4. 下端部を中心に下方へ回動して開くバックドアを備えた車両の補助座席装置であって、
    最後側座席の背もたれ部によって構成される補助背もたれ部と、同補助背もたれ部の後側に設置される補助座部とが設けられ、
    使用時において前記補助座部が車体床上に設置されるとともに前記補助背もたれ部が最後側座席の座部に対する所定位置から取り外されて前記補助座部に対応する車体床上の所定位置に設置され、不用時において前記補助座部が車体床上から取り外されるとともに前記補助背もたれ部が前記座部に対応する所定位置に戻されるように構成されたことを特徴とする車両の補助座席装置。
  5. 前記補助座部は、後部収容部の上蓋が表裏反転して用いられることを特徴とする請求項4に記載の車両の補助座席装置。
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