JP2008223636A - 燃料ポンプモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】安価に製造できる燃料ポンプモジュールを提供する。
【解決手段】燃料タンク2に収容され、壁部41に内部と外部とを連通する第1連通路413を有し、該内部に燃料を蓄積するサブタンク4と、サブタンク4に収容され、サブタンク4の内部の燃料を吸引し、燃料タンク2の外部に供給する第1ポンプ521と、サブタンク4に収容されるとともに第1連通路413に接続され、サブタンク4の外部の燃料を、第1連通路413を通じてサブタンク4の内部に汲み上げる第2ポンプ522と、壁部41の外壁面411に設けられ、第1連通路413に流入する燃料を濾過する板状の濾材59と、濾材59を外壁面411に押し付けて濾材59をサブタンク4に取り付ける取付板6と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料ポンプモジュールに関する。
燃料タンク内の燃料の残量が減少しても、安定して燃料を供給する燃料ポンプモジュールが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の燃料ポンプモジュールでは、燃料ポンプを収容するサブタンクを有している。この燃料ポンプは、2つのポンプ部を有し、一方のポンプ部はサブタンク内の燃料を吸引し、燃料タンク外に供給する。そして、他方のポンプ部は、サブタンク外の燃料を吸引しサブタンク内に汲み上げる。燃料ポンプは、サブタンク内の燃料を吸引する第1吸引口と、サブタンク外の燃料を吸引する第2吸引口の2つの吸引口を有する。第2吸引口は、サブタンクの底部に形成された連通通路に挿入されサブタンク外に突き出ている。それぞれの吸引口には、吸引する燃料を濾過する濾材が取り付けられている。
米国特許第5596970号明細書
ところが、特許文献1の燃料ポンプモジュールでは、サブタンクに汲み上げられる燃料を濾過する濾材は、第2吸引口が接続される孔を有する袋状の濾材となっている。このため、濾材を袋状に加工したり、第2吸引口が接続される孔を濾材に形成したりする必要があり、燃料ポンプモジュールが高価なものとなる。
本発明の目的は、安価に製造できる燃料ポンプモジュールを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、燃料タンクに収容され、壁部に内部と外部とを連通する第1連通路を有し、該内部に燃料を蓄積するサブタンクと、サブタンクに収容され、サブタンクの内部の燃料を吸引し、燃料タンクの外部に供給する第1ポンプと、サブタンクに収容されるとともに第1連通路に接続され、サブタンクの外部の燃料を、第1連通路を通じてサブタンクの内部に汲み上げる第2ポンプと、壁部の外壁面に設けられ、第1連通路に流入する燃料を濾過する板状の濾材と、濾材を外壁面に押さえ付けて濾材をサブタンクに取り付ける取付板と、を備えることを特徴としている。
この構成によれば、濾材は、取付板にて濾材をサブタンクの壁部の外壁面に押さえ付けることにより、サブタンクに取り付けられているので、従来技術のように濾材を袋状に加工したり、濾材に第2吸引口に取り付けられるための孔を形成したりする必要が無い。このため、濾材の構造を簡単にすることができ、燃料ポンプモジュールを安価に製造できる。
請求項2に記載の発明によれば、取付板は、外壁面と対向する内側面と、その反対側の外側面とを連通する第2連通路を有し、外壁面には、取付板が外壁面に取り付けられたとき、第1連通路および第2連通路が内側に配置されるように内側面に向かって延び、その先端部と内側面との間で濾材を圧縮する第1環状突起部が形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、取付板は、外壁面と対向する内側面と、その反対側の外側面とを連通する第2連通路を有しているので、サブタンク外の燃料を、板状の濾材の板厚方向端面に流入させることができる。これにより、板状の濾材の側面から流入させる場合に比べ有効濾過面積を大きくすることができる。
また、外壁面には、取付板がサブタンクに取り付けられたとき、第1連通路および第2連通路が内側に配置されるように取付板の内側面に向かって延び、その先端部と内側面との間で濾材を圧縮する第1環状突起部が形成されている。これにより、燃料が濾材の側面から侵入することを抑制できる。その結果、燃料が濾材と外壁面との間を通って第1連通路に流れること、すなわち濾材を通過せずに燃料が第1連通路に流れることを抑制できるので、燃料ポンプモジュールの信頼性が向上する。
濾材が第2ポンプ部の吸引力により変形して第1連通路に密着すると、濾材に流入した燃料は、第1連通路の開口部に対向した部位のみから排出するため、濾材の有効濾過面積が減少してしまう。
請求項3に記載の発明によれば、外壁面には、第1環状突起部よりも内側に***部が形成されていることを特徴としている。これによれば、***部によって濾材の外壁面に対向する面が第1連通路に密着することを防止するとともに外壁面と濾材の外壁面に対向する面との間に隙間を形成することができ、濾材の有効濾過面積の減少を抑制できる。
請求項4に記載の発明によれば、取付板は、外壁面と対向する内側面と、その反対側の外側面とを連通する第2連通路を有し、内側面には、取付板が外壁面に取り付けられたとき、第1連通路および第2連通路が内側に配置されるように外壁面に向かって延び、その先端部と外壁面との間で濾材を圧縮する第2環状突起部が形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、取付板は、外壁面と対向する内側面と、その反対側の外側面とを連通する第2連通路を有しているので、サブタンク外の燃料を、板状の濾材の板厚方向端面に流入させることができる。これにより、板状の濾材の側面から流入させる場合に比べ有効濾過面積を大きくすることができる。
また、内側面には、取付板が外壁面に取り付けられたとき、第1連通路および第2連通路が内側に配置されるように外壁面に向かって延び、その先端部と外壁面との間で濾材を圧縮する第2環状突起部が形成されている。これにより、燃料が濾材の側面から侵入するのを阻止することができる。その結果、燃料が濾材と外壁面との間を通って第1連通路に流れること、すなわち濾材を通過せずに燃料が第1連通路に流れることを抑制でき、燃料ポンプモジュールの信頼性が向上する。
請求項5に記載の発明によれば、外壁面には、第2環状突起部の内側に***部が形成されていることを特徴としている。これによれば、***部によって濾材の外壁面に対向する面が第1連通路に密着することを防止するとともに外壁面と濾材の外壁面に対向する面との間に隙間を形成することができ、濾材の有効濾過面積の減少を抑制できる。
請求項6に記載の発明によれば、***部は、第1連通路から放射状に広がるように複数個形成されていることを特徴としている。この構成によれば、***部は、第1連通路から放射状に複数個、外壁面に形成されているので、外壁面には隣り合う***部によって第1連通路に向かう流路が形成される。その結果、濾過された燃料は、***部によって妨げられることなく第1連通路に流入する。
請求項7に記載の発明によれば、第1連通路は、サブタンクの底部に形成されていることを特徴としている。この構成によれば、第1連通路はサブタンクの底部に形成されているので、燃料タンクの燃料残量が低下しても燃料をサブタンク内に汲み上げることができる。
請求項8に記載の発明によれば、第2ポンプと濾材との間には、濾材から第2ポンプへの燃料の流通を許可する逆止弁が設けられていることを特徴としている。燃料を濾過すべく、燃料を濾材に流通させると濾材の上流側には油膜が形成される。油膜には撥水効果があるため、燃料中に含まれる水分はこの油膜にて弾かれ水分が濾材の下流側に流通するのを抑制できる。請求項8に記載の構成によれば、逆止弁は第2ポンプと濾材との間に設けられているので、水分が凍結することによる逆止弁の固着を抑制することができる。
請求項9に記載の発明によれば、逆止弁は、サブタンクの壁部に取り付けられていることを特徴としている。この構成によれば、逆止弁がサブタンクの壁部に取り付けられているので、逆止弁の構造を簡単なものとすることができ、燃料ポンプモジュールを安価なものとすることができる。
請求項10に記載の発明によれば、濾材は、不織布であることを特徴としている。この構成によれば、燃料を立体的に濾過することができ、濾過効率が向上する。
請求項11に記載の発明によれば、濾材は、不織布の塊を切り出すことにより製造されることを特徴としている。不織布の固まりを所定の板厚に切り出したものを濾材として使用することができるため、濾材の製造コストを抑えることができ、燃料ポンプモジュールを安価なものとすることができる。
請求項12に記載の発明によれば、濾材は、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、またはポリアセチレンから構成されていることを特徴としている。ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、またはポリアセチレンは、耐燃料性に優れる。これらの材料を濾材として使用することで、燃料ポンプモジュールの寿命を長期化することができる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一若しくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は燃料ポンプモジュール1が燃料タンク2内に設置された状態を示す断面図である。図1は、図2中のI−I線断面を示している。なお、図1中の矢印に示される上下方向は、車両に搭載された状態の燃料タンク2の重力方向を示す。燃料ポンプモジュール1は、燃料タンク2内の燃料を燃料タンク2外の例えば内燃機関に供給するものである。図1に示すように、燃料ポンプモジュール1は、燃料タンク2の開口部21から燃料タンク2内に挿入して配置されており、燃料タンク2の底面22に設置されている。開口部21には、フランジ3が取り付けられ、フランジ3により開口部21が閉塞される。
燃料ポンプモジュール1は、燃料タンク2内に収容されるサブタンク4にポンプユニット5等を組み付けて構成されている。サブタンク4は、シャフト34によってフランジ3と連結される。
フランジ3は樹脂製であり、略円盤状に形成されている。フランジ3は、燃料吐出管31および電気コネクタ33が一体に樹脂成形されている。燃料吐出管31は、サブタンク4内に収容されているポンプユニット5とホース32を介して接続されており、ポンプユニット5から吐出された燃料を燃料タンク2外に吐出する。
電気コネクタ33は、リード線およびポンプユニット5に設けた図示しない給電コネクタにより、ポンプユニット5に設けた図示しない電気コネクタと電気的に接続しており、ポンプユニット5に電力を供給する。
フランジ3のサブタンク4側の端面には、サブタンク4との連結を図るためのシャフト34が圧入等で固定されている。図1には、1本のシャフト34のみしか記載していないが、本実施形態では2本のシャフト34にてフランジ3とサブタンク4とを連結している。
サブタンク4は樹脂製であり、略円盤状の底部41と、該底部41の外周縁部から上方に延びる側壁42とから構成されている。側壁42の上端部には、開口部43が形成されている。側壁42の内壁面には、上記シャフト34の他端側を挿入する挿入部44が形成されている。シャフト34は挿入部44内で軸方向に移動可能に挿入されている。
フランジ3とサブタンク4との間には、サブタンク4を下方に付勢し、サブタンク4を燃料タンク2の底面22に押し付けるコイルスプリング35が設けられている。このスプリング35は、一端がフランジ3に支持され、他端が挿入部44に支持されている。
これにより、樹脂製の燃料タンク2が、温度変化による内圧の変化や燃料量の変化で膨張または収縮することで、燃料タンク2の開口部21と底面22との距離が変動しても、サブタンク4は底面22の位置変動に追随できる。
サブタンク4の底部41の外壁面411には、燃料タンク2の底面22に向かって延びる脚部412が形成され、外壁面411と燃料タンク2の底面22との間には隙間45が形成される。底部41には、サブタンク4の内部と外部とを連通する請求項に記載の第1連通路としての第1開口部413が形成されている。また、底部41には、逆止弁46が設けられている。逆止弁46は、第1開口部413を開閉する弁であり、サブタンク4の外部から内部への燃料の流通のみを許可する。底部41の外壁面411には、請求項に記載の濾材としての第2サクションフィルタ59が取り付けられている。サブタンク4内に流入する燃料は、第2サクションフィルタ59にて濾過される。
ポンプユニット5は、図示しない支持機構によってサブタンク4の側壁42に支持されている。ポンプユニット5は、ケース51内に電動の燃料ポンプ52を収容して構成されている。燃料ポンプ52は、サブタンク4内の燃料を吸引し燃料タンク2外に供給する請求項に記載の第1ポンプとしての第1ポンプ部521、サブタンク4外の燃料をサブタンク4内に汲み上げる請求項に記載の第2ポンプとしての第2ポンプ部522、および第1、第2ポンプ部521、522を駆動する電動モータ部523から構成されている。
第1、第2ポンプ部521、522にはそれぞれ流路が形成され、それぞれの流路には1枚のインペラ524が収容されている。インペラ524は、第1、第2ポンプ部521、522に対応する位置に羽根部が形成されており、電動モータ部523にて回転駆動される。
ケース51は、燃料ポンプ52の他に、燃料フィルタ53とプレッシャレギュレータ54とを収容している。燃料フィルタ53は、燃料ポンプ52の外周を囲むように環状に形成された濾材であり、第1ポンプ部521が吐出した燃料を濾過する。プレッシャレギュレータ54は、燃料フィルタ53にて濾過された燃料の圧力を調整する。
第1ポンプ部521の上流側には、第1吸引口551を有する第1吸引通路55が接続されている。第1吸引口551には袋状に形成された第1サクションフィルタ58が設けられている。電動モータ部523にて第1ポンプ部521を作動すると、第1ポンプ部521には吸引力が発生する。その吸引力によりサブタンク4内の燃料は、第1ポンプ部521に吸引され、その後、燃料ポンプ52の上方から吐出される。燃料ポンプ52から吐出した燃料は、燃料フィルタ53にて濾過された後、プレッシャレギュレータ54にて圧力が調整され第1吐出口56から吐出される。第1吐出口56から吐出された燃料は、ホース32および燃料吐出管31を通じて燃料タンク2の外部の内燃機関に供給される。第1ポンプ部521から吐出された燃料の圧力が所定値以上となる場合には、その過剰圧力燃料は、プレッシャレギュレータ54の図示しないドレンポートから流出してサブタンク4内に戻る。
第2ポンプ部522の上流側には、第2吸引口571を有する第2吸引通路57が接続されている。サブタンク4の底部41の内壁面には、第1開口部413および逆止弁46の周囲を囲む隔壁414が設けられ、この隔壁414に第2吸引通路57の第2吸引口571側が差し込まれている。隔壁414と第2吸引通路57との間にはOリングが設けられている。逆止弁46は、サブタンク4の底部41に設けられているため、簡単な構造のものを用いることができ、燃料ポンプモジュール1を安価なものとすることができる。
底部41の外壁面411には、第1開口部413に流入する燃料を濾過する第2サクションフィルタ59が取り付けられる。第2サクションフィルタ59は、板状の不織布からなっており、請求項に記載の取付板としてのプレート6にて該フィルタ59を外壁面411に押さえ付けることにより、サブタンク4に取り付けられる。また、第2サクションフィルタ59は板状の不織布からなっているので、燃料を立体的に濾過することができ、濾過効率が向上する。
本実施形態では、プレート6にて第2サクションフィルタ59を外壁面411に押さえ付けて、第2サクションフィルタ59をサブタンク4に取り付けているので、従来技術のように濾材を袋状に加工したり、濾材に吸引口が取り付けられる孔を形成したりする必要が無い。このため、第2サクションフィルタ59の構造を簡単にすることができ、燃料ポンプモジュール1を安価に製造できる。なお、本実施形態では、第2サクションフィルタ59は、不織布の塊を切り出すことにより製造されている。
なお、第2サクションフィルタ59に使用される不織布は、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、またはポリアセチレンを繊維化したものから構成されている。これらの材料は、燃料に対して比較的高い耐久性を有している。これらの材料からなる不織布を第2サクションフィルタ59に用いることで、燃料ポンプモジュール1の寿命を長期化することができる。
また、第2サクションフィルタ59に燃料を流通させるとその上流側には油膜が形成される。油膜には撥水効果があるため、水分がサブタンク4内に流入することを抑制できる。本実施形態では、逆止弁46を第2ポンプ部522と第2サクションフィルタ59との間に設けているので、水分が凍結して逆止弁46がサブタンク4の底部41に固着することを抑制できる。
また、第1開口部413は側壁42に形成されていてもよいが、好ましくは、底部41がよい。底部41に第1開口部413を形成することにより燃料タンク2内の燃料残量が低下しても燃料をサブタンク4内に汲み上げることができる。
プレート6は略円盤状に形成され、底部41の外壁面411から下方に延びる複数個の係合突起部416と係合する係合孔62を有する。プレート6は係合孔62を係合突起部416に係合させることでサブタンク4に固定される。
係合突起部416および係合孔62の個数は、第2サクションフィルタ59をプレート6と外壁面411との間に挟み込み、係合突起部416と係合孔62とを係合させたときに、第2サクションフィルタ59に発生する反発力によって係合孔62が係合突起部416から外れない程度の保持力を確保できる個数であればよい。係合突起部416の間隔はできるだけ等間隔に設けるのがよい、そうすればプレート6を安定してサブタンク4に固定できる。
図2は、図1中のII方向の矢視図を示している。図2に示すように、プレート6には、外壁面411と対向する内側面とその反対側の外側面とを連通する請求項に記載の第2連通路としての第2開口部61が形成されている。第2開口部61は、第2サクションフィルタ59の板厚方向の端面に面しているため、第2サクションフィルタ59の有効濾過面積を大きくすることができる。
図3は、底部41からプレート6および第2サクションフィルタ59を取り外した状態を示している。底部41の外壁面411には、プレート6の前記内側面に向かって延びる請求項に記載の第1環状突起部としての環状突起部415が形成されている。この環状突起部415は、図3に示すように、上記係合突起部416よりも内周側に、かつ、プレート6をサブタンク4に取り付けたとき、底部41に形成された第1開口部413およびプレート6に形成された第2開口部61が、内周側に配置されるように形成されている。
プレート6をサブタンク4に取り付けたとき、環状突起部415は、その先端部にて第2サクションフィルタ59を上記プレート6の内側面に押さえ付け、圧縮する。これにより、サブタンク4外の燃料が、第2サクションフィルタ59の側面から侵入することを抑制できる。その結果、燃料が、外壁面411と第2サクションフィルタ59との間を通って第1開口部413に吸引されること、すなわち、燃料が第2サクションフィルタ59を通過せずに第1開口部413に吸引されることを抑制できるので、燃料ポンプモジュール1の信頼性が向上する。
ここで、外壁面411に取り付けられた第2サクションフィルタ59は、第2ポンプ部522を作動させサブタンク4外の燃料を吸引すると、その吸引された燃料によって外壁面411に密着しようとする。第2サクションフィルタ59が第1開口部413に密着すると、第2開口部61をプレート6に形成し有効濾過面積を大きくしたにもかかわらず、第2サクションフィルタ59内を流通する燃料の流路が狭くなり、有効濾過面積が減少してしまう。
ここで、本実施形態では、外壁面411に、請求項に記載の***部としてのリブ417が複数本形成されている(図1および図3参照)。このリブ417により、外壁面411と第2サクションフィルタ59との間に隙間を形成することができ、有効濾過面積が減少することを抑制できる。
また、リブ417は、図3に示すように第1開口部413から放射状に形成されている。このため、外壁面411と第2サクションフィルタ59との間には、隣り合うリブ417によって第1開口部413に向かう流路が形成される。これにより、第2サクションフィルタ59にて濾過された燃料を、リブ417によって妨げられることなく第1開口部413に流入させることができる。
電動モータ部523にて第2ポンプ部522を作動すると、第2ポンプ部522に吸引力が発生する。その吸引力によりサブタンク4外の燃料は、第2開口部61、第2サクションフィルタ59、第1開口部413、逆止弁46、第2吸引通路57を介して第2ポンプ部522に吸引され、その後、第2ポンプ部522に形成された第2吐出口572から吐出され、サブタンク4内に汲み上げられる。
図4は、サブタンク4に第2サクションフィルタ59およびプレート6と取り付けるときの状態を示している。図4に示すように、第2サクションフィルタ59およびプレート6は、サブタンク4の底部41を上方に向けた状態で取り付けられる。
最初に、サブタンク4の底部41に第2サクションフィルタ59を取り付ける。具体的には、作業者または作業機械は、第2サクションフィルタ59の板厚方向の端面を底部41に形成された環状突起部415上に置く。このとき、環状突起部415の先端部は、全周に渡って第2サクションフィルタ59の上記端面に接している。
図4に示すように、係合突起部416の高さは、環状突起部415の高さよりも高くなっている。このため、容易に係合突起部416にて第2サクションフィルタ59の径方向の位置を決定することができる。
次に、作業者または作業機械は、第2サクションフィルタ59の上からプレート6を被せ、プレート6に形成された係合孔62に係合突起部416を係合させ、プレート6をサブタンク4に固定する。係合突起部416の先端部の外径は、係合孔62の内径よりも大きい。係合突起部416の先端部は弾性変形可能に形成されているため、係合突起部416の先端部は係合孔62を通過することができる。該先端部は、係合孔62を通過後、再びもとの外径に戻るので、プレート6をサブタンク4に固定することができる。
本実施形態では、第2ポンプ部522は電動モータ部523にて駆動されている形式のものであったが、駆動源はこれに限られない。例えば、第1ポンプ部521が吐出する燃料流を利用したジェットポンプであってもよい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図5を用いて説明する。図5は、第2実施形態による燃料ポンプモジュールの要部断面図である。
図5に示すように、プレート6の内側面には、サブタンク4の底部41の外壁面411に向かって延びる請求項に記載の第2環状突起部としての環状突起部415aが形成されている。このように環状突起部415aが形成される場所がプレート6の内側面に形成されていても、プレート6の係合孔62を外壁面411に形成された係合突起部416に係合させることにより、環状突起部415aの先端部にて第2サクションフィルタ59を圧縮することができ、燃料が第2サクションフィルタ59の側面から侵入することを抑制できる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図6および図7を用いて説明する。図6は、第3実施形態による燃料ポンプモジュールの要部断面図である。図7は、図6のVII方向矢視図である。
図7に示すように、第2サクションフィルタ59を外壁面411に押し付けるようにして固定するプレート6aには、第1実施形態のプレート6に形成されていた第2開口部61が形成されていない。プレート6aには、外壁面411の係合突起部416が係合する係合孔62のみが形成されている。また、外壁面411は、第1実施形態の外壁面411に形成されていたリブ417が形成されておらず、平面となっている。図6に示すように、サブタンク4外の燃料は、第2サクションフィルタ59の側面から侵入し、第2サクションフィルタ59内部を通って第1開口部413に流入する。このような構成であっても、サブタンク4に取り付けられる第2サクションフィルタ59の構造を簡単にすることができるため、燃料ポンプモジュール1を安価に製造できる。
本発明の第1実施形態による燃料ポンプモジュールを示す断面図である。 図1のII方向矢視図である。 図1の燃料ポンプモジュールからプレートおよび第2サクションフィルタを取り外した状態のサブタンクの底部の平面図である。 図1中のサブタンク、第2サクションフィルタ、およびプレートの分解断面図である。 本発明の第2実施形態による燃料ポンプモジュールの要部断面図である。 本発明の第3実施形態による燃料ポンプモジュールの要部断面図である。 図6のVII方向矢視図である。
符号の説明
1 燃料ポンプモジュール
2 燃料タンク
21 開口部
22 底面
3 フランジ
4 サブタンク
41 底部(壁部)
411 外壁面
413 第1開口部(第1連通路)
414 隔壁
415 環状突起部(第1環状突起部)
416 係合突起部
417 リブ(***部)
42 側壁(壁部)
46 逆止弁
5 ポンプユニット
51 ケース
52 燃料ポンプ
521 第1ポンプ部(第1ポンプ)
522 第2ポンプ部(第2ポンプ)
523 電動モータ部
57 第2吸引通路
571 第2吸引口
58 第1サクションフィルタ
59 第2サクションフィルタ(濾材)
6 プレート(取付板)
61 第2開口部(第2連通路)
62 係合孔

Claims (12)

  1. 燃料タンクに収容され、壁部に内部と外部とを連通する第1連通路を有し、該内部に燃料を蓄積するサブタンクと、
    前記サブタンクに収容され、前記サブタンクの前記内部の燃料を吸引し、前記燃料タンクの外部に供給する第1ポンプと、
    前記サブタンクに収容されるとともに前記第1連通路に接続され、前記サブタンクの前記外部の燃料を、前記第1連通路を通じて前記サブタンクの前記内部に汲み上げる第2ポンプと、
    前記壁部の外壁面に設けられ、前記第1連通路に流入する燃料を濾過する板状の濾材と、
    前記濾材を前記外壁面に押さえ付けて前記濾材を前記サブタンクに取り付ける取付板と、
    を備えることを特徴とする燃料ポンプモジュール。
  2. 前記取付板は、前記外壁面と対向する内側面と、その反対側の外側面とを連通する第2連通路を有し、
    前記外壁面には、前記取付板が前記外壁面に取り付けられたとき、前記第1連通路および前記第2連通路が内側に配置されるように前記内側面に向かって延び、その先端部と前記内側面との間で前記濾材を圧縮する第1環状突起部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプモジュール。
  3. 前記外壁面には、前記第1環状突起部よりも内側に***部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料ポンプモジュール。
  4. 前記取付板は、前記外壁面と対向する内側面と、その反対側の外側面とを連通する第2連通路を有し、
    前記内側面には、前記取付板が前記外壁面に取り付けられたとき、前記第1連通路および前記第2連通路が内側に配置されるように前記外壁面に向かって延び、その先端部と前記外壁面との間で前記濾材を圧縮する第2環状突起部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプモジュール。
  5. 前記外壁面には、前記第2環状突起部の内側に***部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の燃料ポンプモジュール。
  6. 前記***部は、前記第1連通路から放射状に広がるように複数個形成されていることを特徴とする請求項3または5に記載の燃料ポンプモジュール。
  7. 前記第1連通路は、前記サブタンクの底部に形成されていることを特徴とする請求項1から6いずれか一項に記載の燃料ポンプモジュール。
  8. 前記第2ポンプと前記濾材との間には、前記濾材から前記第2ポンプへの燃料の流通を許可する逆止弁が設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の燃料ポンプモジュール。
  9. 前記逆止弁は、前記サブタンクの前記壁部に取り付けられていることを特徴とする請求項8に記載の燃料ポンプモジュール。
  10. 前記濾材は、不織布であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の燃料ポンプモジュール。
  11. 前記濾材は、不織布の塊を切り出すことにより製造されることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の燃料ポンプモジュール。
  12. 前記濾材は、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、またはポリアセチレンから構成されていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の燃料ポンプモジュール。
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