JP2008204727A - 車両用前照灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人間の目の特性を考慮して視認性を向上することを目的とする。
【解決手段】周辺照度が低い場合には視感度特性から青色の光の方が視感度が良いので、夜間時に青色成分光を多く含む光を前照灯から照射する。この時、赤色成分光が少ないと色味や形状などの視認性が悪化してしまうので、前照灯から照射されて路面に投影される照射領域の中心領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量を多くなるように光を照射すると共に、前照灯を通過する水平面を基準として上方に所定角度(例えば、10°や15°等)傾斜し、かつ前照灯を含む傾斜面より上方の上方領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように光を照射する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用前照灯装置にかかり、特に、車両前方の視認性を向上させるため光を照射する前照灯装置に関する。
一般的に、車両には前照灯が配設されており、該前照灯から車両前方に光を照射することによって前方の視認性を確保している。さらに、前照灯から車両前方に光を照射することによって、他の車等からの被視認性を確保している。
また、特許文献1に記載の技術では、外部環境に応じて灯火色を黄色または白色に切り換えて、ドライバーの視認性及び他車両における被視認性を向上させることが提案されている。詳細には、特許文献1に記載の技術では、ランプがオンのとき、再帰反射率を読み取って、灯火色が黄色のとき減少する光量を補正し、再帰反射率が所定値以上の場合には灯火色を黄色にし、再帰反射率が所定値未満でかつ霧スイッチがオンまたはワイパの払拭速度が高速のときに灯火色を黄色にし、霧スイッチがオフでワイパの払拭速度が低速の場合に、路面の反射率が低いので灯火色を白色にしている。
特開平7−144577号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、明るさ等の周辺環境により人間の目の特性が変化することを考慮すると改良の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、人間の目の特性を考慮して視認性を向上することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、赤色成分光よりも青色成分光を多く含み、かつ照射領域中の所定領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように車両前方に光を照射する照射手段を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、照射手段は、赤色成分光よりも青色成分光を多く含む光を車両前方に照射する。これによって、人間の視感度特性は、暗いところでは赤色よりも青色の方が感度が高いので、周辺環境が暗いところで前照灯装置を点灯した場合に、視認性を確保することができる。
しかしながら、色や形状などは、視細胞の錐体によって認識するが、錐体は、赤色成分光の方が感度が高い。そこで、照射手段が、照射領域中の所定領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように光を照射することで、所定領域における色や形状の認識性を向上することができ、人間の目の特性を考慮して視認性を向上することができる。
例えば、照射手段を通過する水平面を基準として上方に所定角度傾斜し、かつ照射手段を含む傾斜面より上方の上方領域には交通標識等が存在するため、所定領域としては、請求項2に記載の発明のように、照射手段を通過する水平面を基準として上方に所定角度傾斜し、かつ照射手段を含む傾斜面より上方の上方領域を適用して、該所定領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように光を照射することによって、交通標識等の色や形状の認識性を向上することができ、交通標識等の視認性が高まる。
また、視細胞の錐体は、視中心の感度が最も高いので、所定領域としては、請求項3に記載の発明のように、路面に投影された照射領域の中心領域を適用して、該所定領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように光を照射することによって、路面標識や正面の認識性を向上することができる。
請求項4に記載の発明は、車両前方に光を照射する前照灯の光の色を変更する変更手段と、赤色成分光よりも青色成分光を多く含む光を車両前方に照射すると共に、照射領域中の所定領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように前記変更手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、変更手段では、前照灯から車両前方に照射される光の色が変更される。なお、前照灯は、複数色(例えば、赤、青、緑の3原色)のLEDを光源として用い、変更手段が、各色のLEDの発光数または電流値等を変更することによって、前照灯から車両前方に照射される光の色を変更することができる。或いは、放電灯やハロゲンランプを光源として適用した前照灯では、色を可変可能なフィルタ等を用いることによって車両前方を照射する光の色を変更するようにしてもよい。
また、制御手段では、赤色成分光よりも青色成分光を多く含む光を車両前方に照射するように変更手段が制御される。このように制御手段が制御することによって、人間の視感度特性は、暗いところでは赤色よりも青色の方が感度が高いので、周辺環境が暗い場合に前照灯装置を点灯した場合に、視認性を確保することができる。
しかしながら、色や形状などは、視細胞の錐体によって認識するが、錐体は、赤色成分光の方が感度が高い。そこで、制御手段が、照射領域中の所定領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように変更手段を制御することによって、所定領域における色や形状の認識性を向上することができ、人間の目の特性を考慮して視認性を向上することができる。
例えば、前照灯を通過する水平面を基準として上方に所定角度傾斜し、かつ前照灯を含む傾斜面より上方の上方領域には交通標識等が存在するため、制御手段が、請求項5に記載の発明のように、前照灯を通過する水平面を基準として上方に所定角度傾斜し、かつ前照灯を含む傾斜面より上方の上方領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように変更手段を制御するすることによって、交通標識等の色や形状の認識性を向上することができ、交通標識等の視認性が高まる。
また、視細胞の錐体は、視中心の感度が最も高いので、制御手段は、請求項6に記載の発明のように、路面に投影された照射領域の中心領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように変更手段を制御することによって、路面標識や正面の認識性を向上することができる。
請求項7に記載の発明は、車両前方に光を照射する前照灯の光の色を変更する変更手段と、車両周辺照度を検出する照度検出手段と、前記照度検出手段の検出結果が予め定めた低照度状態の場合に、赤色成分光より青色成分光の方が多くなるように前記変更手段を制御すると共に、前記照度検出手段の検出結果が予め定めた高照度状態の場合に、青色成分光より赤色成分光の方が多くなるように前記変更手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段が、赤色成分光より青色成分光の方が多くなるように前記変更手段を制御する場合に、前照灯の照射範囲中の所定領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように前記変更手段を更に制御することを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、変更手段では、前照灯から車両前方に照射される光の色が変更される。なお、前照灯は、複数色(例えば、赤、青、緑の3原色)のLEDを光源として用い、変更手段が、各色のLEDの発光数または電流値等を変更することによって、前照灯から車両前方に照射される光の色を変更することができる。或いは、放電灯やハロゲンランプを光源として適用した前照灯では、色を可変可能なフィルタ等を用いることによって車両前方を照射する光の色を変更するようにしてもよい。
ところで、人間の視感度特性は、暗いところでは赤色よりも青色の方が感度が高く、明るいところでは、青色より赤色の方が感度が高い、という特性がある。そこで、照度検出手段によって車両周辺照度を検出し、制御手段によって、照度検出手段の検出結果が予め定めた低照度状態の場合に、赤色成分光より青色成分光の方が多くなるように変更手段を制御すると共に、照度検出手段の検出結果が予め定めた高照度状態の場合に、青色成分光より赤色成分光の方が多くなるように変更手段を制御する。これによって、周辺環境の明るさが変化しても、人間の視感度が高い色の光で車両前方が照射されるので、他の車両等からの視認性を向上することができる。また、前照灯による光照射対象の視認性も向上することができる。
しかしながら、上述したように、色や形状などは、視細胞の錐体によって認識するが、錐体は、赤色成分光の方が感度が高い。そこで、制御手段が、赤色成分光より青色成分光の方が多くなるように変更手段を制御する場合に、前照灯の照射範囲中の所定領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように変更手段を更に制御することによって、所定領域における色や形状の認識性を向上することができ、人間の目の特性を考慮して視認性を向上することができる。
以上説明したように本発明によれば、赤色成分光よりも青色成分光を多く含み、かつ照射領域中の所定領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように車両前方に光を照射することによって、人間の目の特性を考慮して視認性を向上することができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、「赤色成分光」は概ね波長530nmを境に長波長の光で、特に視細胞の錐体の視感度が高い530−600nmとし、「青色成分光」は概ね波長530nmを境に短波長の光で、特に視細胞の桿体の視感度が高い450−530nmとして説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係わる前照灯装置の概略車両搭載位置を示す図である。
本発明の第1実施形態に係わる前照灯装置は、図1に示すように、車両前端部近傍に設けられ、車両前方に光を照射する前照灯10を備えている。
前照灯10は、図2に示すように、車両前方に光を照射して、所定の配光特性を持っており、運転席側よりも助手席側の方が遠くまで光が照射される配光とされている。なお、図2では、右ハンドル車の一例を示す。
ところで、人間の色に対する視感度特性は、周辺照度によって変化し、図3に示すように、周辺が暗い場合(暗順応領域)では赤色よりも青色の方が視感度が高くなり、周辺が明るい場合(明順応領域)では青色よりも赤色の方が感度が高くなる特性を有している。すなわち、夜間では、青色の光の方が見易く、昼間では赤色の光の方が見易い。そして、前照灯10が一般的に夜間に使用されるので、本実施形態では、前照灯10は、赤色成分光よりも青色成分光の照射量が多い光を照射する。
しかしながら、青色成分光の照射量を多くすることで夜間の視認性を向上することができるものの、人間の視細胞の特性から赤色成分光が少ないと、色味や形状の認識性が低下する。
そこで、本実施の形態に係わる前照灯装置は、図2に示すように、前照灯10から照射されて路面に投影される照射領域の中心付近の領域(以下、中心領域12という)が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように光を照射すると共に、図4に示すように、水平面を基準として所定角度(例えば、10°や15°等)以上上方の領域(以下、上方領域14という)が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように光を照射する。なお、上方領域14は、図4では、地平線と乗員のアイポイントを含む水平面を基準として上方に所定角度以上の領域として示すが、アイポイントが乗員によって変わってしまうため、具体的には、前照灯10を通過する水平面を基準として上方に所定角度傾斜し、かつ前照灯10を含む傾斜面より上方の領域を適用する方が好ましい。
図5(A)、(B)は、本発明の実施の形態に係わる車両用照明装置に適用可能な前照灯の一例を示す図である。
前照灯10は、例えば、図5(A)に示すように、複数色のLED光源16を備えたものを適用可能で、前照灯ドライバ18が複数色のLED光源16の点灯や消灯を制御することによって、図2、4に示す配光特性となるように光を照射することが可能であり、上述の中心領域12と上方領域14に対応するLED光源16から照射される光が他のLED光源16から照射される光よりも赤色成分が多い光を照射するようにすることで、中心領域12及び上方領域14における赤色成分光の照射量を多くすることができる。なお、図5(A)では、複数のLED光源16を備えたLEDランプ17を2灯備えた前照灯の一例を示し、例えば、一方のLEDランプ17をロービーム用、他方のLEDランプ17をハイビーム用として使い分けるようにしてもよい。
また、前照灯10は、図5(B)に示すように、ハロゲンランプや放電灯ランプ等の光源20を備えたものを適用可能で、この場合には、上述の中心領域12に対応する領域に光を照射する中心領域用光源22と、上方領域14に対応する領域に光を照射する上方領域用光源24と、を更に備え、中心領域用光源22及び上方領域用光源24から照射される光が、光源20から照射される光より赤色成分光が多い光を照射する光源ととして、各光源を前照灯点灯回路26が制御することで、中心領域12及び上方領域14における赤色成分光の照射量を多くすることができる。
また、上記の他には、種々の光源とフィルタを適用することが可能であり、例えば、光源からの光をフィルタを介して前方に照射して、フィルタによって中心領域12及び上方領域14へ照射する光が赤色成分光が多くなるようにすることが可能である。
続いて、上述のように構成された本発明の第1実施形態に係わる前照灯装置の作用について説明する。
まず、図示しない前照灯点灯を指示するスイッチによって前照灯10の点灯が指示されると、前照灯10が点灯される。
前照灯10から照射された光は、車両前方に所定の配光で照射される。この時、本実施形態では、前照灯10からは青色成分光を多く含む光が照射され、これによって、夜間時の視認性を向上することができる。
また、本実施形態では、図2に示す中心領域12及び図4に示す上方領域14が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多く照射される。
ここで、中心領域12及び上方領域14に赤色成分光の照射量が多く照射されることによる効果を説明するために、人間の目の特性について説明する。
人間の視細胞には、色を感じるために必要な細胞が2種類(桿体と錐体)ある。桿体は、光の明るさを感じる細胞であり、錐体は色味や形を感じる細胞である。
桿体と錐体は、図6(A)に示すように、網膜中心を0°として網膜上に分布しており、その分布は、図6(B)に示すようになっている。なお、図6の横軸は網膜上の位置を示し、縦軸は、1平方ミリあたりの受容器の数を示す。
錐体は網膜中心部に集中して周辺部には数が少なく、逆に桿体は周辺部に非常に沢山ある。また、神経節細胞の軸索が視神経となって眼球の外へ出て行く箇所には観光細胞が全く存在せず、盲点が形成される。
そして、桿体は暗いところで働き、錐体は明るいところで働く。また、桿体と錐体の感度と波長の関係は、図6(C)に示すように、錐体は長波長成分光(約550nm)の感度が高く、桿体は短波長成分光(約510nm)の感度が高くなっている。
すなわち、図6に示す人間の視感度特性に応じて、夜間時に青色成分光を多く含む光を前照灯10から照射することによって視認性を向上することができるものの、赤色成分光が少ないと、錐体の感度が低下するため、色味や形状などの視認性が悪化してしまう。
そこで、本実施形態では、所定領域(中心領域12及び上方領域14)の赤色成分光の照射量を多くする(例えば、錐体の感度が高い550nm付近の波長を多くする)ことにより、色味や形状の認識性を向上することができる。
すなわち、視細胞の錐体が視中心の感度が最も高いので、中心領域の赤色成分光の照射量を多くすることで、路面標識や正面の認識性を向上することができる。また、上方領域14には交通標識等が存在するため、上方領域14の赤色成分光の照射量を多くすることで、交通標識等の認識性を向上することができる。
従って、本実施形態のように、中心領域12での赤色成分光の照射量を他の領域より多くすることによって、人間の目の特性を考慮して視認性を向上することができる。
[第2実施形態]
続いて、本発明の第2実施形態に係わる前照灯装置について説明する。
第1実施形態では、前照灯10を夜間に点灯することを前提として、青色成分光を含む光を前照灯10から照射するようにして、中心領域12及び上方領域14が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるようにしたが、第2実施形態では、前照灯10の点灯を夜間に限定することなく、周囲の照度に応じて前照灯10から照射される光の色を制御しつつ、中心領域12及び上方領域14が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるようにする場合について説明する。
なお、本実施形態の前照灯は、LEDを光源としたLED前照灯を適用したものを説明する。
第2実施形態に係わる前照灯装置のLED前照灯は、第1実施形態の前照灯と同様に、車両前端部近傍に設けられ、車両前方に光を照射する。LED前照灯は、車両前方に光を照射して、所定の配光特性を持って、運転席側よりも助手席側の方が遠くまで光が照射される配光とされている。
また、本実施の形態のLED前照灯は、図7(A)に示すように、R(赤)色光を発する1つのLED、G(緑)色光を発する2つのLED、及びB(青)色光を発する1つのLEDを備えたLED群28を複数配列したLED光源30からなる。なお、LED群28は、図7(B)に示すように、RGB各色複数ずつ(図7(B)では、R×9個、G×18個、B×9個)備えるようにしてもよいし、或いは、図7(B)に示す状態をLED群28とせずに、1つのLED光源30として構成するようにしてもよい。
図8は、本発明の第2実施形態に係わる前照灯装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態のLED前照灯11は、制御装置32によって点灯が制御され、制御装置32は、CPU32A、RAM32B、ROM32C、及びI/Oインタフェース(I/O)32Dがそれぞれバス32Eに接続されたマイクロコンピュータからなる。また、制御装置32内には、LED前照灯11から照射される光の色を変更するための予め定めたマップ34が設けられており、I/O32Dに接続されている。
I/O32Dには、LED前照灯11が接続されたLEDドライバ36、イグニッションスイッチ38、ライトコントロールスイッチ40、及び照度センサ42が接続されている。
LEDドライバ36は、LED前照灯11の各色LEDの駆動を制御する。LEDドライバ36は、制御装置32の指示に応じてLEDを選択駆動したり、LEDに印加する電流値を制御する等を行なうことにより、LED前照灯11から照射される光の色を変更することが可能とされている。
イグニッションスイッチ38は、制御装置32への電源供給指示を行い、イグニッションスイッチ38が操作されることによって制御装置32への電源が供給されるようになっている。なお、イグニッションスイッチ38は制御装置32に接続しないで、制御装置32に常時電源供給するようにしてもよい。
ライトコントロールスイッチ40は、車両を操舵するステアリングハンドル近傍等に設けられると共に、乗員の操作結果として、LED前照灯11のオンオフや照射範囲の切り換え(ハイとローの切り換え)指示等を制御装置32に出力する。
照度センサ42は、例えば、インストルメントパネルのデフロスター近傍に設けられており、車両周辺の照度を検出して制御装置32に検出結果を出力する。
ところで、第1実施形態でも述べたように、人間の色に対する視感度特性は、周辺照度によって変化し、図9(A)に示すように、周辺が暗い場合では赤色よりも青色の方が視感度が高くなり、周辺が明るい場合では青色よりも赤色の方が感度が高くなる特性を有している。すなわち、夜間では、青色の光の方が見易く、昼間では赤色の光の方が見易い。
そこで、本実施形態では、人間の色に対する視感度特性を、図9(A)に示すように、閾値LLより暗い領域を暗順応領域、閾値LHより明るい領域を明順応領域、閾値LL〜閾値LH間を中間領域の3つの領域に分けて、各領域毎に人間の視感度が高い色となるように周辺照度に応じてLED前照灯11から照射される光の色を制御する。
詳細には、制御装置32は、照度センサ42の検出結果に基づいて、夜間などの周辺照度が暗い場合(暗順応領域に対応する暗順応状態の場合)に、図9(B)の点線で示す分光強度のように、LED前照灯11から照射される光の青色成分光が多くなるようにLED前照灯11の各LEDの発光を制御し、昼間などの周辺照度が明るい場合(明順応領域に対応する明順応状態の場合)に、図9(B)の実線で示す分光強度のように、LED前照灯11から照射される光の赤色成分が多くなるようにLED前照灯11の各LEDの発光を制御し、夕暮れなどの夜間と昼間の中間照度である場合(暗順応領域と明順応領域の中間領域に対応する中間状態の場合)に、図9(B)の一点鎖線で示す分光強度のように、赤色成分と青色成分が略同等となるようにLED前照灯11の各LEDの発光を制御するようになっている。例えば、中間状態の場合に、LED前照灯11から照射される光の色の割合が、R:G:B=1:2:1となるように各色のLEDの発光を制御し、これを基準にオフセットして、明順応状態の場合にR:G:B=2:1:1、暗順応状態の場合にR:G:B=1:1:2となるように各色のLEDの発光を制御する。なお、各LEDの発光の制御は、発光する各色LEDの個数を制御するようにしてもよいし、各色LEDに印加する電流値を制御(例えば、デューティ比の制御)して発光量を制御するようにしてもよい。また、図9(B)の分光強度は相対値を示し、それぞれのLED前照灯11から発光する総照度が変化しないように制御してもよいし、それぞれ異なるように制御してもよい。
すなわち、本実施形態では、発光する各色LEDの個数または電流値を検出照度に対応して定めたルックアップテーブル等をマップ20に記憶することによって、照度センサ42の検出結果に応じて、発光する各色LEDの個数または電流値をマップ20から読み出して駆動するようになっている。具体的には、制御装置32は、照度センサ42の検出結果が明順応領域に対応する場合には明順応状態として、明順応状態に対応する各色LEDの発光個数または電流値をマップ20から読出し、暗順応領域に対応する場合には暗順応状態として、暗順応状態に対応する各色LEDの発光個数または電流値をマップ20から読出し、中間領域に対応する場合には中間状態として、中間状態に対応する各色LEDの発光個数または電流値をマップ20から読み出して、LED前照灯11の各LEDの発光を制御する。
また、第1実施形態で説明したように、赤色成分光が少ないと色味や形状の認識性が低下するので、本実施形態に係わる前照灯装置では、周辺照度が低下すると、上述したように青色成分光が多くなるようにLED前照灯11を制御するが、第1実施形態で述べた中心領域12及び上方領域14については、他の領域よりも赤色成分光の光量が多くなるように制御する。すなわち、本実施形態では、中心領域12及び上方領域14に対応するLED光源またはLED光源群28が予め定められており、青色成分光が多くなるように制御する場合には、中心領域12及び上方領域14に対応するLED光源またはLED光源群28については、他の領域よりも赤色成分光の光量が多くなるように制御する。
続いて、上述のように構成された本発明の第2実施形態に係わる前照灯装置の制御装置32で行なわれる処理の一例について説明する。図10は、本発明の第2実施形態に係わる前照灯装置の制御装置32で行なわれる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ライトコントロールスイッチ40が乗員によって操作されて、LED前照灯11が点灯されると、ステップ100では、LED前照灯11を標準状態で点灯する。すなわち、図9(B)の一点鎖線で示す分光強度のように、赤色成分光と青色成分光の強度が略同一となるようにLEDドライバ36を駆動してLED前照灯11の各LEDを点灯する。
次にステップ102では、周辺光Lxを測定してステップ104へ移行する。すなわち、照度センサ42によって車両周辺の照度を検出することによって、検出結果が制御装置32に入力される。
ステップ104では、LED前照灯11の各色成分を変更するか否か判定する。該判定は、照度センサ42の検出照度Lxが照度M(Mは最初は中間状態に対応する照度LLと照度LHの間、その後は後述のステップ120で記憶された値)以外(Lx≠M)か否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ106へ移行し、否定された場合にはステップ120へ移行する。
ステップ106では、明順応状態か否か判定する。該判定は、照度センサ42の検出結果が図9(A)に示す明順応領域か否かを判定し、明順応領域の場合には明順応状態のとして判定が肯定されてステップ108へ移行し、暗順応領域の場合には暗順応状態として判定が否定されてステップ116へ移行し、中間領域の場合には中間状態としてステップ112へ移行する。
ステップ108では、色成分増加量(又は減少量でもよい)を決定してステップ110へ移行する。すなわち、明順応状態に対応する各色LEDの発光個数または電流値をマップ20から読み出す。
ステップ110では、マップ20から読み出した明順応状態に対応する各色LEDの発光個数または電流値に応じて、赤色成分が増加するように(又は青色成分が減少するように)LEDドライバ36によってLED前照灯11の各LEDを駆動し、ステップ120へ移行する。
また、ステップ112では、色成分の標準成分量を決定してステップ114へ移行する。すなわち、中間状態に対応する各色LEDの発光個数または電流値をマップ20から読み出す。
ステップ114では、マップ20から読み出した中間状態に対応する各色LEDの発光個数または電流値に応じて、標準色成分量となるようにLEDドライバ36によってLED前照灯11の各LEDを駆動して、ステップ120へ移行する。
また、ステップ116では、色成分増加量(又は減少量でもよい)を決定してステップ118へ移行する。すなわち、暗順応状態に対応する各色LEDの発光個数または電流値をマップ20から読み出す。
ステップ118では、マップ20から読み出した暗順応状態に対応する各色LEDの発光個数または電流値に応じて、中心領域12及び上方領域14以外の領域について青色成分が増加するように(又は赤色成分が減少するように)LEDドライバ36によってLED前照灯11の各LEDを駆動し、ステップ120へ移行する。すなわち、中心領域12及び上方領域については、他の領域よりも赤色成分光の光量が多く照射される。従って、周辺照度が暗い場合には、青色成分が増加(又は赤色成分が減少)するように制御されるが、中心領域12及び上方領域14については赤色成分光の光量が他の領域よりも多く照射されるので、色味や形状の認識性を損なうことがなくなり、視認性を向上することができる。なお、中心領域12及び上方領域14以外の領域の青色成分光を増加するようにLED前照灯11を制御して、結果として中心領域12及び上方領域14が他の領域よりも赤色成分光が多くなるように制御するようにしたが、中心領域12及び上方領域14の赤色成分光を増加するように(例えば、錐体の感度が高くなる550nmとなるように)LED前照灯11を制御するようにしてもよい。
そして、ステップ120では、ステップ102で検出した周辺光LxをMとして記憶してステップ122へ移行する。
ステップ122では、ライトコントロールスイッチ40が乗員によってオフされたか否かを判定し、該判定が否定された場合にはステップ102に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定されたところで本処理を終了する。
このように、本実施形態では、人間の色に対する視感度特性が、明順応領域の場合には青色成分光の方が赤色成分光よりも感度が高く、暗順応領域の場合には赤色成分光の方が青色成分光よりも感度が高いことから、周辺照度が暗順応領域の場合に赤色成分光よりも青色成分光が多くなるように点灯制御を行い、明順応領域の場合に青色成分光よりも赤色成分光が多くなるように点灯制御を行うことによって、周辺環境の明るさが変化しても、人間の視感度が高い色の光で車両前方が照射されるので、他の車両等からの自車両の被視認性を向上することができる。
そして、暗順応領域の場合に青色成分光が多くなるように点灯制御するが、視細胞の錐体の感度が低下して、色味や形状の認識性が低下するので、センタラインや路面標識などが存在する中心領域12及び交通標識などが存在する上方領域14については、赤色成分光が多くなるように点灯制御するので、色味や形状等の認識性を向上することができる。
なお、上記の第2実施形態では、前照灯としてLEDを光源として適用した例を示したが、これに限るものではなく、放電灯やハロゲンランプ等の光源を適用して、フィルタを用いて車両前方を照射する光の色を変更するようにしてもよいし、更に中心領域12及び上方領域14をそれぞれ照射する別光源を設けるようにしてもよい。また、第2実施形態におけるLED前照灯の制御の実行の有無は、ライトコントロールスイッチ40で切換え可能としてもよい。
また、上記の第1実施形態では、中心領域12及び上方領域14が他の領域よりも赤色成分光が多くなるように予め設定された前照灯10を説明したが、第2実施形態のように制御装置32等によって制御する構成としてもよい。
さらに、上記の各実施形態では、中心領域12及び上方領域14が共に、他の領域よりも赤色成分光が多くなるように前方に光を照射するようにしたが、中心領域又は上方領域14が、他の領域よりも赤色成分光が多くなるように前方に光を照射するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係わる前照灯装置の概略車両搭載位置を示す図である。 本発明の第1実施形態及び第2実施形態に係わる前照灯装置の前照灯の配光と中心領域を説明するための図である。 人間の色に対する視感度特性を示すグラフである。 本発明の第1実施形態及び第2実施形態に係わる前照灯装置の前照灯の上方領域を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係わる前照灯装置に適用可能な前照灯の構成の一例を示す図である。 人間の目の特性を説明するための図であり、(A)は眼球を示す図であり、(B)は視細胞の桿体及び錐体の受容器数と位置を示すグラフであり、(C)は桿体と錐体の波長感度を示す図である。 本発明の第2実施形態に係わる前照灯装置の前照灯の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係わる前照灯装置の構成を示すブロック図である。 (A)は人間の視感度特性を示すグラフでであり、(B)は暗順応状態、標準状態、及び明順応状態の各状態においける、LED前照灯から照射される光の分光強度特性を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係わる前照灯装置の制御装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 前照灯
11 LED前照灯
12 中心領域
14 上方領域
16 LED光源
17 LEDランプ
18 前照灯ドライバ
20 光源
22 中心領域用光源
24 上方領域用光源
26 前照灯点灯回路
28 LED光源群
30 LED光源
32 制御装置
34 マップ
36 LEDドライバ
42 照度センサ

Claims (7)

  1. 赤色成分光よりも青色成分光を多く含み、かつ照射領域中の所定領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように車両前方に光を照射する照射手段を備えた前照灯装置。
  2. 前記所定領域は、前記照射手段を通過する水平面を基準として上方に所定角度傾斜し、かつ前記照射手段を含む傾斜面より上方の上方領域であること特徴とする請求項1に記載の前照灯装置。
  3. 前記所定領域は、路面に投影された照射領域の中心領域であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の前照灯装置。
  4. 車両前方に光を照射する前照灯の光の色を変更する変更手段と、
    赤色成分光よりも青色成分光を多く含む光を車両前方に照射すると共に、照射領域中の所定領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように前記変更手段を制御する制御手段と、
    を備えた前照灯装置。
  5. 前記制御手段は、前記前照灯を通過する水平面を基準として上方に所定角度傾斜し、かつ前記前照灯を含む傾斜面より上方の上方領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように前記変更手段を制御することを特徴とする請求項4に記載の前照灯装置。
  6. 前記制御手段は、路面に投影された照射領域の中心領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように前記変更手段を制御することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の前照灯装置。
  7. 車両前方に光を照射する前照灯の光の色を変更する変更手段と、
    車両周辺照度を検出する照度検出手段と、
    前記照度検出手段の検出結果が予め定めた低照度状態の場合に、赤色成分光より青色成分光の方が多くなるように前記変更手段を制御すると共に、前記照度検出手段の検出結果が予め定めた高照度状態の場合に、青色成分光より赤色成分光の方が多くなるように前記変更手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段が、赤色成分光より青色成分光の方が多くなるように前記変更手段を制御する場合に、前照灯の照射範囲中の所定領域が他の領域よりも赤色成分光の照射量が多くなるように前記変更手段を更に制御することを特徴とする前照灯装置。
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