JP2008193679A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読み取り装置により読み込まれた画像に対して、原稿1枚毎にカラー原稿とモノクロ原稿を特定し、それぞれに適した処理を用いることで、視認性の良い画像を得る。
【解決手段】カラー原稿についてモノクロ画像形成処理を行うカラー原稿用モノクロ処理部74と、モノクロ原稿についてカラー原稿用モノクロ処理部74によるモノクロ画像形成処理とは異なるモノクロ画像形成処理を行うモノクロ原稿用処理部73と、カラー原稿用モノクロ処理部74とモノクロ原稿用処理部73とを原稿ごとに使い分けることができる選択部(CPU75)とを備える。
【選択図】図13

Description

本発明は、CCDラインセンサで原稿を走査することで画像情報を読み取るスキャナやデジタル複写機などに用いられる画像処理装置および画像処理方法に関するものである。
従来、縮小光学系に用いられるCCDラインセンサは、1列のラインセンサで構成されたラインセンサと、赤(以下、Rとも記す)、緑(以下、Gとも記す)、および、青(以下、Bとも記す)の色フィルタをそれぞれ3つのラインセンサの表面に配置した3列のラインセンサで構成されたセンサが一般的である(例えば、特許文献1および2参照。)。
1列のCCDラインセンサは、基本的にはモノクロ原稿読取で使用される。この1列のCCDラインセンサを用いてカラー原稿を読み取る際は、光の3原色であるR、G、Bの分光特性を有する3つの光源を備え、これらの光源を順次に点灯させることでカラー原稿の画像情報をR、G、Bの色情報に分けて読み取る方式を採用している。また、分光特性が白色である光源を用い、この光源とラインセンサとの光路中にR,G,Bの色フィルタを配置し、この色フィルタを切り替えることでラインセンサに入射する色情報を分離する方法もある。
一方、3列のCCDラインセンサは、基本的にカラー原稿読取に使用される。この場合、光源としては、発振波長400nmから700nmの可視光領域を十分カバーする分光特性を有するものを使用し、R、G、Bの色情報の分離は各ラインセンサの表面に配置された色フィルタで行う。
また、この3列のCCDラインセンサを用いてモノクロ原稿を読み取る場合には、3列のCCDラインセンサのうち、1つの出力、すなわち、一般的には朱色の捺印を確実に読み取る目的でGのCCDラインセンサの出力を用いる方式と、3列のCCDラインセンサの出力を全て用いて白/黒情報を生成する方式がある。
特開2003−274115号公報 特開平11−187266号公報
しかし、上述の従来のカラー原稿をモノクロの状態に読み取る方法では以下に述べるような不都合が生じる恐れがある。例えば、受光面上に色フィルタを配置しないラインセンサを用いた、一般的なモノクロスキャナでカラー原稿を読取った場合、上述のラインセンサには原稿からの反射光が入射するため、輝度の変化は読取れるが、色に関する情報は読取ることができない。よって、下地が青の原稿の上に赤文字で情報が構成されている場合、光源の分光特性にも影響されるが、反射率が同じであった場合、青と赤の区別ができず、同一信号として処理されてしまい、カラー原稿をモノクロスキャナで読取ると情報の欠落が生じ、その信号を用いて紙に印字する複写動作を行った場合、文字または画像等が欠落してしまう問題がある。
また、赤、青、緑の色フィルタをそれぞれ3つのCCDラインセンサの表面に配置した3列のCCDラインセンサを用いてカラー原稿をモノクロ複写する場合、カラー原稿の色によっては、例えば、文字色と地色とが同一色となり、カラー原稿上の情報が欠落してしまう場合がある。スキャナの場合、原稿からの反射光を各ラインセンサ上に結像して画像情報を読取っているため、光の3原色の赤、青、緑によって色情報が再現される。
また、ラインセンサ上の色フィルタである赤と青と緑の波長域を加算することで擬似的に無彩色を生成する方式がある。この場合、モノクロ情報=(赤情報+青情報+緑情報)/3で算出することができる。
しかし、この処理を用いると、例えば、下地の色が青の上に赤文字で情報が構成されている場合において、下地の青情報読取時の各ラインセンサの出力が(赤:青:緑)=(0:255:0)、赤文字情報読取時の各ラインセンサの出力が(赤:青:緑)=(255:0:0)である場合には、
青下地情報をモノクロ化した場合、(0+255+0)/3=85
赤文字情報をモノクロ化した場合、(255+0+0)/3=85
となる。
よって、このようなカラー原稿をモノクロ複写した場合、同一濃度となることが分かる。従って、自動原稿送り装置にカラー原稿とモノクロ原稿を混載して入力した場合には、カラー原稿の視認性が悪化する。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、画像読み取り装置により読み込まれた画像に対して、原稿ごと(例えば1枚毎)にカラー原稿とモノクロ原稿を特定し、それぞれに適した処理を用いることで、視認性の良い画像を得ることができる画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様に係る画像処理装置は、カラー原稿についてモノクロ画像形成処理を行う第1モノクロ処理部と、モノクロ原稿について前記第1モノクロ処理部によるモノクロ画像形成処理とは異なるモノクロ画像形成処理を行う第2モノクロ処理部と、前記第1モノクロ処理部と前記第2モノクロ処理部とを原稿ごとに使い分けることができる選択部とを備えてなるものである。
また、本発明の画像処理装置は、カラー原稿についてモノクロ画像形成処理を行う第1モノクロ処理手段と、モノクロ原稿について前記第1モノクロ処理手段によるモノクロ画像形成処理とは異なるモノクロ画像形成処理を行う第2モノクロ処理手段と、前記第1モノクロ処理手段と前記第2モノクロ処理手段とを原稿ごとに使い分けることができる選択手段とを備えてなることを特徴とするものである。
また、本発明の一態様に係る画像処理装置のコンピュータにより行われる画像処理方法であって、カラー原稿についてモノクロ画像形成処理を行う第1モノクロ処理ステップと、モノクロ原稿について前記第1モノクロ処理ステップによるモノクロ画像形成処理とは異なるモノクロ画像形成処理を行う第2モノクロ処理ステップと、前記第1モノクロ処理ステップと前記第2モノクロ処理ステップとを原稿ごとに使い分けることができる選択ステップとを備えてなることを特徴とするものである。
以上に詳述したように本発明によれば、画像読み取り装置により読み込まれた画像に対して、原稿ごと(例えば1枚毎)にカラー原稿とモノクロ原稿を特定し、それぞれに適した処理を用いることで、視認性の良い画像を得ることができる画像処理装置及び画像処理方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における画像読取装置の構成を示している。
この画像読取装置(後述の画像読取部)120において、原稿orgが原稿台ガラス44の上に下向きに置かれる。開閉自在に設けられた原稿固定用のカバー15が閉められると、原稿orgは原稿台ガラス44の上に押さえつけられる。原稿orgは光源1で照射され、原稿orgからの反射光は、第1ミラー3、第2ミラー5、第3ミラー6、及び集光レンズ8を介し、CCDセンサ基板10に実装されたCCDラインセンサ9のセンサ面上に結像される。
原稿orgは光源1と第1ミラー3で構成される第1キャリジ4と、第2ミラー5と第3ミラー6で構成される第2キャリジ7が図示しないキャリジ駆動用モータで移動され、原稿orgの上を光源1からの照射光が走査することとなる。この場合、第1および第2キャリッジの移動に関し、第1キャリジ4の移動速度は第2キャリジ7の移動速度の2倍に設定されているので、原稿orgからCCDラインセンサ9までの光路長が一定になるように制御されている。
このようにして原稿台ガラス44の上に置かれた原稿orgは1ライン毎に順次読み取られ、CCDラインセンサ9によって、反射光である光信号の強度に応じたアナログ電気信号に変換される。その後、変換されたアナログ電気信号は、デジタル信号に変換され、ハーネス12を介しCCDセンサ関連の制御信号を扱う制御基板11に引き渡される。制御基板11においては、集光レンズ8による低周波歪みや、CCDラインセンサ9の感度バラツキにより生じる高周波歪みを補正するシェーディング(歪み)補正等のデジタル信号処理が施される。また、上述のアナログ電気信号をデジタル信号に変換する処理は、CCDセンサ基板10で行ってもハーネス12を介して接続される制御基板11で行ってもよい。
上述のシェーディング補正を行う際、黒の基準となる信号と白の基準となる信号が必要となり、前者の黒基準信号は光源1を消灯状態として、CCDラインセンサ9に光が照射しない状態でのCCDラインセンサ9の出力信号とし、後者の白基準信号は光源1を点灯状態として白基準板13を読取った際のCCDラインセンサ9の出力信号とする。また、この基準信号を生成する際は、特異点や量子化誤差による影響を低減させるために複数ライン分の信号を平均化することが一般的に行われている。
次に、図2および図3を参照して図1で示されるCCDラインセンサの構成と動作について説明を行う。図2は本実施の形態の1例である、受光面に青色、緑色、赤色(以下、それぞれB、G、Rと記す)の色フィルタをそれぞれ配置した3つのラインセンサ、すなわち、ラインセンサBと、ラインセンサGと、ラインセンサRからなる3ラインCCDセンサの概略構成図を示す。ラインセンサB、G、Rはフォトダイオードアレイからなり、光電変換動作が行われる。
原稿orgは、例えばA4サイズの原稿の場合、長手方向に297mm、短手方向に210mmの面積を有する。そして、長手方向を主走査方向、短手方向を副走査方向として原稿読取動作を行う場合、CCDラインセンサ9のフォトダイオードアレイの有効画素の数は最低でも7016画素だけ必要となる。一般的には7500画素のセンサとなる。また、CCDラインセンサは図3に示すように、有効画素7500画素の前段に光が入射しないようにフォトダイオードアレイの一部にアルミ等で遮光した光シールド画素部分、有効画素の前後にダミー画素部分、空送り部分があるため、CCDラインセンサに蓄積した電荷全てを外部に出力するためには7500画素を超える転送CLK数が必要となる。
ここで、有効画素領域外の光シールド画素部分と、空送り部分と、ダミー画素部分の合計を転送CLKの数で500個とすると、1ライン分のCCDラインセンサに蓄積された電荷を全てCCDラインセンサの外部に出力するためには8000個の転送CLK分の時間が必要となり、その時間が1ラインの光蓄積時間(tINT)となる。
また、CCDラインセンサの出力信号の特徴として、電気的基準レベル(GND)に対し、ある一定オフセットを履いた電圧レベルを基準に信号が出力される。この基準となる電圧レベルを信号出力直流電圧(オフセットレベル:Vos)と呼ぶ。図3に示す1ライン光蓄積時間(tINT)内のSH信号が“L”レベル時にラインセンサに照射された光エネルギーはフォトダイオードに電荷として蓄積され、SH信号が“H”レベル時に蓄積された電荷はフォトダイオードに隣接したシフトゲートを通り更に隣接したアナログシフトレジスタに転送される。この転送動作が終了したらSH信号を“L”レベルにしてシフトゲートを操作し、電荷がフォトダイオード外に漏れないようにし、再度フォトダイオードで電荷蓄積動作をはじめる。
アナログシフトレジスタに転送された電荷は画素単位で転送CLKの周期で外部に転送されていく。この動作のため、SH信号によりフォトダイオードからシフトゲートを通り電荷がアナログシフトレジスタに移動している期間は転送CLKを停止するように印加する(図3参照のこと)。また、転送CLKを常時入力し、CCDラインセンサ内部でSH信号に合わせて転送CLKを停止する場合も内部の電荷転送動作は同様となる。また、CCDラインセンサにより、SH信号及び転送CLKの極性は図3と異なる場合もあるが、センサの内部動作は同様である。
上述した8000個の転送CLK分の時間とは、SH信号時の転送CLK停止状態に関わらず、CLKの数ではなく時間として説明している。例えば、4ラインCCDセンサの画像転送周波数f=20MHzと仮定すると、1ライン分のラインCCDセンサに蓄積された電荷を全て外部に出力するためには、

8000(CLKs)×(1/20MHz)=400μs

の時間が必要となり、この時間がラインセンサの副走査方向1ライン分の光蓄積時間となる。
以下、転送CLK(周期t0)の周波数を20MHz,1ライン光蓄積時間tINTを400μsとして、ラインCCDセンサ9から出力されるアナログ信号振幅の関係を説明するが、製品仕様によってはこれらの転送CLK周波数、1ライン光蓄積時間は当然異なるものである。
図4にCCDラインセンサR、G、Bの分光感度特性を示す。CCDラインセンサ9は、前述のように色フィルタを配置したラインセンサR、G、Bで構成されていて、これらのラインセンサに光源からの光を一様に照射した場合、ラインセンサRまたはラインセンサG、またはラインセンサBは特定領域の波長にしか感度を持たない。CCDラインセンサ9から出力される信号は図5に示す通り、B、G、Rが同期して出力される。また、CCDラインセンサ9の全ての有効画素領域が画像として用いられるのではなく、その領域の内、読取り画像に適した画素数を有効画像領域(HDEN信号の“L”レベルの期間)として選択する。参考としてキセノン光源の分光分布の一例を図6に示す。
図7(a)は、CCDラインセンサ9から出力されるアナログ信号のアナログ処理回路の概略構成を示すブロック図、図7(b)は、図7(a)で示される処理回路におけるアナログ波形を説明するタイムチャートである。CCDラインセンサ9から出力されるアナログ信号のための各種アナログ処理回路11C(図8参照)は、一般的に、カップリングコンデンサ20、相関二重サンプリング回路であるCDS(Correlated Double Sampling)回路またはサンプルホールド回路21、ゲインアンプ部22、デジタル信号をアナログ信号に変換するDAC(Digital Analog Converter)部23と、直流成分を除去するためオフセット除去回路24と、アナログ信号をデジタル信号に変換するADC(Analog Digital Converter)部25から構成される。
次に、図7(b)を用いて図7(a)の回路の具体的な動作を説明する。CCDラインセンサ9からの出力信号は図3にも示したように信号出力直流電圧(Vos)を基準に出力される。この信号出力直流電圧(Vos)はCCDラインセンサ9により異なり、+12V電源を使用するCCDラインセンサの場合、3〜8V程度のバラツキを持つ。この不確定なレベルを有する信号の直流成分を除去する目的で直列にカップリングコンデンサ20を接続する。この際、CDS回路またはサンプリング回路21の処理のため、図3に示したダミー画素部分、または光シールド部分の電位を基準電位(Vref)に合わせこむ処理を行う。
次に、上記直流成分が除去されたCCDラインセンサからのアナログ信号を後段のADC部25の入力レンジに合わせこむ処理を行う。その際、直流成分を入力レンジに合わせこむためにDAC部23で直流電圧を生成し、その直流電圧にCCDセンサの光シールド部の電圧が合うように、再度相関二重サンプリング回路であるCDS(Correlated Double Sampling)回路またはサンプルホールド回路21とオフセット除去回路24で直流成分の調整を行う。
図7(b)で示されるように、ADC25の変換に必要な‘H’レベル側の基準電圧をADC基準1(ref(+))、‘L’レベル側の基準電圧をADC基準2(−)とし、この電圧範囲内に入るように処理を行う。この際、ADC基準1(ref(+))を上回ったり、ADC基準2(ref(−))を下回る信号が入力されるとADC25の出力が飽和してしまうため、絶対にこれら基準を超えないようにする。
図8において、図1で示された制御基板11およびCCDセンサ基板10の概略構成を示す。制御基板11は、CPU等の処理IC(CPU)11Aと、各種タイミング生成回路11Bと、図7(a)に示した各種アナログ処理回路11Cと、ラインメモリ回路11Dと、画像処理回路11Eで構成される。処理IC11Aは、CCDラインセンサ9の信号処理系を制御する他に、アドレスバスとデータバス等の制御信号を用い、光源1の制御を行う光源制御回路17や第1キャリジ4と第2キャリジ7を移動させるためのモータ19を制御するための駆動系制御回路18の制御も行う。
各種タイミング生成回路11Bにおいては、図3で示したSH信号や転送CLK1、2等、CCDラインセンサ9を駆動するために必要な信号と、図7(a)に示した各種アナログ処理に必要な信号を生成する。各種タイミング生成回路11Bで生成したCCDラインセンサ9の駆動に必要な信号はCCDセンサ制御回路10Aでタイミング調整を行い、信号振幅レベル合せ、または、波形整形のためのCCDドライバ10Bを介しCCDラインセンサ9に入力される。ここで、CCDセンサ制御回路10Aは各種タイミング生成回路11Bに含まれていても問題ない。CCDラインセンサ9からの出力は各種アナログ処理回路11Cに入力され、図7(a)に示した回路により各種アナログ処理が行われる。また、図8では、この各種アナログ処理回路11Cを制御基板11の構成要素として記載したが、CCDセンサ基板10に配置しても機能的に問題はない。
CCDラインセンサ9は、図2に示したように、各ラインセンサが物理的に離れて配置されているため、各ラインセンサの読取り位置にはズレが生じている。ラインメモリ回路11Dでその読取り位置ズレを補正する。画像処理回路11Eでは、ラインメモリ回路11Dの制御を行う他に、デジタル信号に変換された画像信号を用いて行うシェーディング補正、LOG変換等の処理が行われる。各種処理がなされたRGB信号は、図9に示す画像処理基板に組み込まれた画像処理部14へ出力される。
図9は画像読取装置(スキャナ部)と画像を紙に形成するプリンタ部からなるデジタル複写機の概略図である。図9に示すプリンタ部130は、スキャナ部120で読み取った原稿からモノクロ画像を生成する構成の一例として示している。プリンタ部130は、画像を生成するために必要な処理、例えば、スキャナ部120のCCDラインセンサ9で読取った画像データに対して、フィルタ処理、階調処理などを行い図示しない半導体レーザ等の発光素子の制御信号に変換する処理を行う画像処理部14と、感光体ドラム37の上に潜像を形成するための半導体レーザ等の発光素子が配置されたレーザ光学系ユニット15と、画像形成部16から構成される。
また、画像形成部16は、電子写真プロセスで画像を生成するのに必要な感光体ドラム37、帯電器38と、現像器39と、転写チャージャ30と、剥離チャージャ31と、クリーナ32と、用紙Pを搬送するための用紙搬送機構33と、定着器34で構成される。画像形成部16で画像が形成された用紙Pは、排出ローラ35を介して、排紙トレイ36に排出される。
また、本実施の形態におけるカラー原稿、モノクロ原稿判定及びカラー原稿に対するモノクロ変換処理も画像処理部14にて行われる。詳細については後述する。
図10は、図9に示されるように、画像読取装置と画像形成装置から構成した画像処理装置の全体のシステム構成を概略的に示すブロック図である。このシステムは、スキャナ部(画像読取装置)120と、記録媒体であるメモリ51Mと、各種の画像処理を行なう画像処理部14と、半導体レーザを用いたレーザ光学系15と、電子写真プロセスを用いてトナーで画像を形成する画像形成部16とを備えると共に、それらの制御を行うシステム制御部59とユーザが直接入力を行うコントロールパネル58とを備えている。レーザ光学系15と画像形成部16とは画像形成装置(プリンタ部)130を構成している。
ここで、画像処理部14は、本発明の画像処理装置に対応している。なお、本実施の形態では、画像処理部14を画像読取装置(スキャナ部)120と別に設けたが、これらを一体的にした画像読取装置を提供することもできれば、画像処理部14を画像形成装置130と一体的にした画像形成装置を提供することもできることは言うまでもない。
図11は、図10のシステムを複写機として使用した場合の説明図、図12は、図10のシステムをネットワークに接続して外部コンピュータPC1、PC2、PC3、・・・からスキャナとして使用する場合の説明図である。
図11では、装置としてはシステム制御部59を介してネットワークに接続しているが、動作としては複写装置単体で動作する。まず、ユーザが画像読取装置であるスキャナ部120に複写したい原稿orgをセットし、コントロールパネル58から所望の設定を行う。コントロールパネル58は、画像処理装置を複写装置として複写作業を行うか、画像読取装置であるスキャナとして使用するかを設定するためのコピー/スキャナ・ボタンと、原稿モードを指定する原稿モード指定ボタンと、拡大/縮小処理や、設定した枚数を表示するための表示部と、所望の枚数を入力するためのキーボタンと、入力した数値をクリアするためのクリアボタンからなる複写枚数設定部と、コントロールパネルで設定した条件を初期化するためのリセットボタンと、コピー動作またはスキャナ動作を途中で中止するためのストップボタンと、コピー動作またはスキャナ動作を開始するスタートボタンとから構成されている。また、コントロールパネル上の各種設定ボタンは、例えば液晶を用いたタッチパネルで構成され表示部に併用されていてもよい。
なお、本発明の実施の形態におけるカラー/モノクロ混載モード(カラー原稿混載モード)の指定もこのコントロールパネルにより設定される。ここで、コントロールパネルは本発明のカラー原稿混載モード設定部(設定手段)を構成している。カラー/モノクロ混載モードについての説明は後述する。
そして、原稿orgをセットしたら原稿押えカバー15を閉じ、コントロールパネル58を使用して、原稿の種類、原稿サイズに対して出力する用紙サイズ、1枚の原稿について複写する枚数等を設定し、スタートボタンを押下することで複写動作が開始する。この際、スキャナ部120で読み取った画像情報は、記憶媒体(装置)であるメモリ51Mに一時的に蓄積される。
このメモリは、最大複写可能なサイズの画像情報を全て格納できる容量より大きな容量を持つページメモリで構成される。このメモリから出力される画像信号は画像処理部14でフィルタ処理、階調処理等の処理を行い、半導体レーザの制御信号に変換され、後段のレーザ光学系15に入力される。レーザ光学系15で画像信号が半導体レーザの光出力となり、画像形成部16の感光体37へ照射する。画像形成部16は電子写真プロセスにより画像を形成する。
図12を用いて、スキャナ部120で読み取った画像情報をシステム制御部59を介してネットワーク接続によるコンピュータに画像を出力するネットワークスキャナとして動作する例について説明する。ユーザがスキャナ部120に原稿orgをセットし、コントロールパネル58で原稿orgの種類、サイズ、コピー動作かスキャナ動作かどうかを設定する。また、ネットワークで接続してある画像情報の送り先であるコンピュータPC1のアドレスを設定し、スタートボタンを押下することで動作が開始する。スキャナ部120で読み取った画像情報はメモリ51Mに格納され、その後、後段の画像処理部14で本実施の形態における処理と共に、必要に応じてJPEG、PDF形式のような所望の圧縮処理が行われる。その圧縮された画像情報はシステム制御部59を介し、ネットワークを通り外部コンピュータPC1に転送される。
本発明の実施の形態における画像処理部の構成を図13を用いて説明する。スキャナ部120より出力されるカラー信号(RGB信号)は、ページメモリ(以降PMと省略する)71に保存されると同時に、カラー画素判定部72に入力される。PM71に入力されたRGB信号による画像(RGB画像)は、モノクロ原稿用処理部(第2モノクロ処理部又は第2モノクロ処理手段)73とカラー原稿用モノクロ処理部(第1モノクロ処理部又は第1モノクロ処理手段)74へそれぞれ入力され、それぞれの処理結果をセレクタ76により選択してプリンタ部130へ出力する。CPU75は、カラー画素判定部72からの出力信号に基づき、セレクタ76への切り替え信号を出力する。ここでCPU75は、本発明の選択部(選択手段)を構成している。
コントロールパネルにより、カラーモノクロ混載モードが選択された場合には、スキャナ部120から出力されるRGB信号を用いて、原稿一枚毎にカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかをカラー画素判定部72により判定し、カラー原稿とモノクロ原稿それぞれに適した処理を行う。
カラー画素判定部72は、入力されたRGB信号に対して1画素ごとに、|R−G|,|G−B|,|B−R|を算出する。算出した|R−G|,|G−B|,|B−R|に対して、5×5領域単位に平均値を算出する。算出した平均値(それぞれave(|R−G|), ave(|G−B|), ave(|B−R|)と定義する)に対して、以下の条件式を用いてカラー画素の総数を算出する。

If(ave(|R-G|) > th1 or ave(|G-B|) > th2 or ave(|B-R|) > th3)
カラー画素としてカウント→col_cnt=col_cnt+1
else カウントしない
ここで、col_cntの初期値は0、原稿1枚毎に初期化を行うこととする。
このような比較処理を原稿全領域に対して行うことにより、原稿に存在するカラー画素の総数が判明する。カラー画素数を示すcol_cntをCPU75に出力し、CPU75では予め設定されている閾値colthとcol_cnt値(所定の閾値)と比較することで、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを判定する。ここで、colthはコントロールパネルなどから閾値の調整可能な構成としても良い。
カラー原稿/モノクロ原稿の判定結果は、処理選択信号としてセレクタ76に出力され、カラー原稿用モノクロ処理及び、モノクロ原稿用処理を選択する。
例えば入力原稿がモノクロ原稿であれば、モノクロ原稿用処理部73の出力が選択される。モノクロ原稿用処理部73では、PM71から入力されたRGB信号に対して、RGB平均化処理を行う事でモノクロ信号を生成する。モノクロ信号に対して、下地除去処理やフィルタ処理、2値誤差拡散処理などを行いセレクタ76に出力する。
一方、入力原稿がカラー原稿の場合には、カラー原稿用モノクロ処理部74が選択される。カラー原稿用モノクロ処理部74では、図14に示すようにPM71からのRGB信号それぞれは個別に下地除去処理部51〜53へ入力される。
図14および図15を参照して、本実施の形態におけるカラー原稿用モノクロ処理部74の構成について説明する。スキャナ部120より出力されるカラー信号(RGB信号)は、RGB信号それぞれ区別されて独立に(個別に)下地除去処理部51,52,53へ入力される。下地除去処理部51,52,53では、入力された信号に対して副走査1ライン毎にヒストグラムを算出し、最大頻度となる信号値を白基準値として算出する。算出された白基準値と予め設定した黒基準値を用いて再規格化演算を行うことにより、下地除去処理を行う。再規格化演算式は以下の通りである。

OUTimg = (INimg − 黒基準値)
/ (白基準値 − 黒基準値) × 255
ここで、OUTimgは再規格化の出力信号であり、INimgは入力画像信号である。
色相判定部処理部54ではRGB信号を用いて、図15に示すように色相/彩度を算出する。具体的にはRGB信号から、色相信号算出部54Aおよび彩度信号算出部54Bにより、下記演算式を用いて色相信号/彩度信号を算出する。

色相信号=tan-1((R−G)/(G−B)*180)/π
彩度信号=Max(|R−G|,|G−B|)

ここで、Max(|R−G|,|G−B|)とは、R−Gの絶対値とG−Bの絶対値を比較し大きい方の値を出力することを意味する。
算出された色相/彩度信号から色相判定部54Cにより色相を判定する。具体的には算出された彩度信号を閾値thcと濃度閾値thdを比較し、有彩色とBlack及びWhiteの判定を行う。

彩度信号<thc 且つ MAX(R,G,B)<thd ならば Black
彩度信号<thc 且つ MAX(R,G,B)≧thd ならば White
彩度信号≧thc ならば 有彩色
その判定の結果、有彩色と判定された場合は、色相信号を用いて色相を判定する。具体的には、色相信号は図16の色相円板に示すように、Redを0°として、Yellow(約90°)、Green(180°)、Blue(270°)と角度により色相を表すことができる。よって求められた色相信号を下記条件式により比較することで、色相を判定することができる。

条件式;
色相信号≦thh1 or 色相信号>thh6 ならば Red
thh1<色相信号≦thh2 ならば Yellow
thh2<色相信号≦thh3 ならば Green
thh3<色相信号≦thh4 ならば Cyan
thh4<色相信号≦thh5 ならば Blue
thh5<色相信号≦thh6 ならば Magenta
以上の判定により、1画素毎の色相を判定する。
色相判定部54Cにより判定された色相結果を背景色特定部54Dに入力する。背景色特定部54Dでは、主走査7016画素×副走査3ライン(処理ラインの前後1ラインずつ)の領域でのBlack/Red/Yellow/Green/Cyan/Blue/Magenta/Whiteの色相頻度総数を算出する。算出された各色相の頻度総数を所定の閾値と比較することにより、処理ラインの背景となる色を特定(決定)する。具体的には以下の条件により特定する。

条件式
Black頻度総数>bg_th1ならば Black色相が背景
Black頻度総数≦bg_th1ならば Black色相が非背景
Red頻度総数>bg_th2ならば Red色相が背景
Red頻度総数≦bg_th2ならば Red色相が非背景

ここで、Yellow、Green、Cyan、Blue、Magenta、Whiteそれぞれに対して同様に閾値判定を行う。
モノクロ信号生成処理部55(図14)では、下地除去処理部51,52,53から出力されたRGB信号(それぞれrng_R、rng_G、rng_Bと定義する)と、スキャナ部120から出力されたRGB信号と、色相判定処理部54から出力される各画素の色相判定結果およびライン単位の背景色判定結果を用いて、モノクロ信号を生成する。具体的には以下に示す表1の条件により出力するモノクロ信号を決定する。
Figure 2008193679
モノクロ出力信号がそれぞれ255から減算されているのは、RGB信号系では白が“255”で黒が“0”で表されるが、モノクロ信号としては白を“0”、黒を“255”で表すので減算を行っている。
以上の様に背景と非背景で異なるRGB信号を用いるのは、例えばRed色相の場合を例に挙げると、赤色の原稿を読み込んだ場合には、理想的な状態ではスキャナ部から出力されるRGB信号は、Red=255、Green=0、Blue=0である。ここで背景の場合にはRed信号を用いることで、モノクロ化した場合には背景の値が“0”となる。また、非背景の場合つまり文字の場合には、モノクロ化した時に黒として出力する必要があるので、Green及びBlue信号を用いる。Green、Blue信号が“0”である為モノクロ化した場合には、黒“255”となる。実際のスキャナではこの様な理想状態で信号が出力されることが無いので、背景と判定された色相については、下地除去処理を行った信号を用いることでモノクロ化した時のかぶり(非背景の背景との同化)を抑制している。
この様にモノクロ化した信号に対して、下地除去処理部56にて下地除去処理を行うことで更なる背景の除去を行うことも可能である。下地除去処理部56での処理方法は先に示した下地除去処理部51,52,53の場合と同様である。後処理部57は、下地除去処理部56から出力された信号に対して、フィルタ処理や2値誤差拡散などの階調処理を行い、処理結果をエンジン出力として後段回路に引き渡す。この様に処理を行うことで、図17に示すようにかぶりやつぶれの無い画像を実現することが可能である。すなわち、図17(a)に示されるカラーの元画像が従来の画像処理装置によると、図17(b)に示されるように、クリアに印刷されないが、上述の実施例の画像処理装置によれば、図17(c)のようにクリアに印刷される。
次に本実施の形態における複写動作時とネットワークスキャン動作時におけるモノクロ補正処理の動作について説明する。基本的な構成は先に示した複写動作と同じである。スキャナから出力されたRGB信号に対して複写動作と同じくモノクロ信号生成処理部55により生成された信号を用いて、下地除去処理部56による下地除去処理、後処理部57によるフィルタ処理を行って画像生成する。その後、図示しない解像度変換処理や圧縮処理を行い、ネットワークに接続されたPCに対して画像データを出力する。これにより、ネットワークスキャナとして用いた場合でも、かぶりやつぶれの無い画像を実現することができる。このように、本実施例によれば、画像読み取り装置により読み込まれた画像に対して、背景色を特定しRGB信号のいずれかを用いてモノクロ信号を生成することにより、画像つぶれの発生しない高画質な画像出力を提供することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2として、CCDラインセンサ(画像読取部、画像読取手段)を図18に示すような4ラインセンサを用いた場合について説明する。
スキャナ部120ではラインセンサ以外は同じ構成であり、プリンタ部130も同じ構成である。
図18は受光面に色フィルタを配置しないラインセンサKと、受光面に青色、緑色、赤色(以下、それぞれB、G、Rと記す)の色フィルタをそれぞれ配置した3つのラインセンサ(ラインセンサBと、ラインセンサGと、ラインセンサR)の合わせて4つのラインセンサからなる4ラインCCDセンサの概略構成図を示す。
ラインセンサK、B、G、R部はフォトダイオードアレイからなり、光電変換動作が行われる。4ラインCCDセンサから出力された信号はアナログ処理等がなされ、またシェーディング補正やLog変換などの処理が行われ、図19に示す画像処理部に入力される。
図19は実施の形態2における画像処理部(画像処理装置に対応)の構成を示すブロック図である。この画像処理部では、入力されたK信号を用いてモノクロ原稿用処理をモノクロ原稿用処理部(第2モノクロ処理部)73Aが行い、また同時に入力されるRGB信号を用いて、カラー原稿用モノクロ処理部(第1モノクロ処理部)74Aがカラー原稿用処理を行う。それぞれの処理が行われたモノクロ2値画像はPM71Aに同時に格納される。
RGB信号はカラー画素判定部72Aにも入力され、1ページ毎にカラー画素数をカウントし、カラー画素数をCPU75Aに出力する。CPU75A(選択部、選択手段)では、カラー画素数を所定の閾値と比較してカラー原稿であるか、モノクロ原稿であるかの判定を行い、PM71Aに同時に格納されたカラー原稿用の画像データとモノクロ原稿用の画像データのいずれかを選択してプリンタ部130に出力する。このような構成を用いることで、PM71Aに格納するデータをモノクロ2値データとすることが可能となり、実施の形態1で用いたRGB信号を格納するよりメモリ容量を削減することが可能である。また、カラー原稿とモノクロ原稿の視認性を向上させることが可能となる。
このような構成を用いることで、PM71Aに一旦モノクロ原稿と判定された場合の画像データと、カラー原稿と判定された場合のモノクロ画像データを格納することができる。よって、CPU75AはPM71Aに格納されたデータを読み出し、コントロールパネルに画像を表示することが可能となり、ユーザが紙に出力する前に仕上がりを確認することができる。仕上がりを確認した後、ユーザは出力するモードをモノクロ出力、カラー原稿用モノクロ出力の2通りから選択することができる。ユーザの選択結果とCPU75Aでの判定結果が不一致の場合には、たとえばユーザの選択結果を優先して画像出力を行うようにすることができる。以上の構成により、カラー原稿をモノクロ出力した場合の仕上がりをユーザが確認することが可能となり、ミスコピーを防止することができる。
本発明を特定の態様により詳細に説明したが、本発明の精神および範囲を逸脱しないかぎり、様々な変更および改質がなされ得ることは、当業者には自明であろう。
なお、上述の特許文献1においては、4列のラインセンサを用いた読取装置については述べられているが、カラー信号を用いたモノクロ信号の補正は行なっていない。また、上述の特許文献2においては、下地除去方法を開示しているが、RGB信号に対して濃度補正を行なう構成であって、本発明の技術とは異なるものである。
本発明の実施の形態における画像読取装置の概略構成を示す側面図である。 図1の画像読取装置のラインセンサの構成を説明するための図である。 図2で示されるラインセンサの駆動を説明するためのタイムチャートである。 図2で示されるラインセンサR,G,Bの入射光波長に対する相対感度を示すグラフである。 図2のラインセンサR,G,Bからの出力信号のタイミングを説明するためのタイムチャートである。 キセノン光源の分光分布特性を示すグラフである。 (a)は、CCDラインセンサの出力信号を処理するアナログ処理回路を示すブロック図、(b)は、(a)の回路による処理を説明するためのタイムチャートである。 図1において示されるCCDセンサ基板および制御基板を詳細に示すブロック図である。 本発明の実施の形態におけるデジタル複写装置を示す構成図である。 図9で示された複写装置のシステム全体を示すブロック図である。 複写装置が単独で動作しているところを説明するためのブロック図である。 ネットワークスキャナとして、スキャナ部で読み取った画像情報をシステム制御部を介するネットワーク接続でコンピュータに画像情報を出力する状態を説明するためのブロック図である。 図9で示された画像処理部の構成を示すブロック図である。 図13で示されたカラー原稿用モノクロ処理部の構成を示すブロック図である。 図14で示された色相判定処理部の構成を示すブロック図である。 色相を判定するのに用いられる色相円板を示す図である。 (a)は、画像処理のために読み取られるカラーの元画像を示す図、(b)は、従来の画像処理によって印刷された結果を示す図、(c)は、本発明の実施の形態による画像処理によって印刷された結果を示す図である。 本発明の実施の形態2における4ラインCCDセンサの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2における画像処理部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
120 画像読取装置、44 原稿台ガラス、org 原稿、3 第1ミラー、5 第2ミラー、6 第3ミラー、8 集光レンズ、10 CCDセンサ基板、9 CCDラインセンサ、11 制御基板、11A 処理IC、11B 各種タイミング生成回路、11C 各種アナログ処理回路、11D ラインメモリ回路、11E 画像処理回路、71 ページメモリ、72 カラー画素判定部、73 モノクロ原稿用処理部、74 カラー原稿用モノクロ処理部、76 セレクタ、130 プリンタ部、75 CPU。

Claims (12)

  1. カラー原稿についてモノクロ画像形成処理を行う第1モノクロ処理部と、
    モノクロ原稿について前記第1モノクロ処理部によるモノクロ画像形成処理とは異なるモノクロ画像形成処理を行う第2モノクロ処理部と、
    前記第1モノクロ処理部と前記第2モノクロ処理部とを原稿ごとに使い分けることができる選択部と、
    を備えてなる画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記選択部は、取得された原稿ごとに、該原稿がカラー原稿であるか、モノクロ原稿であるかを判定し、該判定結果に基づいて、前記第1モノクロ処理部と前記第2モノクロ処理部の出力の少なくともいずれか一方を選択することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記選択部による判定動作を原稿ごとに行わせるモードをカラー原稿混載モードとしてユーザに設定させることができるカラー原稿混載モード設定部を備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記第1モノクロ処理部と前記第2モノクロ処理部はともにRGB信号を用いて画像形成処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    RGB信号とモノクロ信号を読み取ることができる画像読取部を備え、
    前記第1モノクロ処理部は、RGB信号を用いて画像形成処理を行い、
    前記第2モノクロ処理部は、モノクロ信号を用いて画像形成処理を行う
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記選択部は、前記カラー原稿混載モード設定部によるカラー原稿混載モードが設定されたときには、前記第1モノクロ処理部と前記第2モノクロ処理部のそれぞれによって形成された画像を記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶した画像を表示部により表示することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項6に記載の画像処理装置において、
    前記選択部は、前記表示部により表示した第1モノクロ処理部と第2モノクロ処理部のそれぞれによって形成された画像を、ユーザに選択させることを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項6に記載の画像処理装置において、
    RGB信号とモノクロ信号を読み取ることができる画像読取部を備え、
    前記第1モノクロ処理部はRGB信号を用いて画像形成処理を行い、
    前記第2モノクロ処理部はモノクロ信号を用いて画像形成処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記選択部は、RGB信号を用いて原稿におけるカラー画素の総数を求め、該カラー画素数を所定の閾値と比較することで、原稿がカラー原稿であるか否かを判定することを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記第1モノクロ処理部は、RGB信号のそれぞれの信号に対して下地除去処理を行う下地除去処理部を備えることを特徴とする画像処理装置。
  11. 画像処理装置のコンピュータにより行われる画像処理方法であって、
    カラー原稿についてモノクロ画像形成処理を行う第1モノクロ処理ステップと、
    モノクロ原稿について前記第1モノクロ処理ステップによるモノクロ画像形成処理とは異なるモノクロ画像形成処理を行う第2モノクロ処理ステップと、
    前記第1モノクロ処理ステップと前記第2モノクロ処理ステップとを原稿ごとに使い分けることができる選択ステップと、
    を備えてなる画像処理方法。
  12. 請求項11に記載の画像処理方法において、
    前記選択ステップは、取得された原稿ごとに、該原稿がカラー原稿であるか、モノクロ原稿であるかを判定し、該判定結果に基づいて、前記第1モノクロ処理ステップと前記第2モノクロ処理ステップの出力の少なくともいずれか一方を選択することを特徴とする画像処理方法。
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