JP2006303915A - 半導体装置,画像読取装置および複写装置 - Google Patents

半導体装置,画像読取装置および複写装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数nチャンネルのLVDSトランシーバの差動信号出力のパラレルの並び順を選択可とする。
【解決手段】 パラレル複数mビット構成のデータを複数n組に分割して各組の分割データを各LVDSドライバに出力するための複数nの出力ポートと、データ割付制御端子と、割付制御データに対応した各分割データの各出力ポートへの割り付けで、各組の分割データを各出力ポートから出力するセレクタ314;パラレル複数aビットのデータをシリアル出力するP/S変換手段315〜317;複数nのLVDSドライバ319〜321;P/S変換手段に各組の分割データを入力するクロックCLKINを複数a倍の周波数のシリアル出力同期クロックに逓倍するPLL回路318;および、該クロックを出力するLVDSドライバ322;を備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)ドライバを内蔵した半導体装置に関する。これは、低消費電力,高速伝送および又は高ノイズ耐性のデータ伝送を行う電気回路あるいは装置に使用することができ、例えば画像読取装置,プリンタ,複写装置,ファクシミリ装置などの大量の画像データの処理,伝送又は送信を行う画像処理関連装置に用いて好適である。
各種電子装置の中でのボード間I/Fに於いて、信号線の低減,低消費電力,ノイズ耐圧,高速化が求められる場面ではLVDSドライバを有したシリアライザ/デシリアライザが使用される機会が増えている。また、ボード内I/Fに於いても、信号線の低減,低消費電力,高速化が求められる場面ではLVDSドライバが使用されることもあり、LVDS機能を含む複数機能を持たせたLSIの開発が近年さかんに行われている。
特開2003−294812号公報 特開2003−043111号公報 特開2004−274462号公報。
特許文献1には、LVDSを内蔵する半導体装置について開示され、半導体装置内部で高速テストパターンを生成して、高精度かつ容易なLVDS検査を実施することを目的として、実動作時と検査時とで、レシーバへのシリアル差動入力信号の切り替えを可能とする構成が開示されている。
特許文献2には、シリアル変換機によってパラレルデータをシリアル変換して高速出力する半導体装置について開示され、特殊な評価装置を用意しなくても出力データの評価を安定的に実施することを目的として、変換後のシリアルデータをパラレルに分離する分離回路と、分離したデータと元のデータを比較する比較回路とを、上記シリアル変換器と同一の半導体チップ上に形成することを特徴とした構成が開示されている。
特許文献3には、LVDSドライバの製造プロセスによるバラツキならびに温度,電源電圧等のバラツキによる差動信号の変動を低減するために、差動信号の電流を電圧に変換するバイアス回路を、該LVDSドライバと同一チップに形成するか、同一のプロセスで製造することが開示されている。
LVDSドライバは、単体の機能デバイスとしてトランシーバ,レシーバの複数デバイスが市場にある。例えば7入力を1出力シリアルLVDSドライバで伝送するものを3チャンネル有したタイプ、これを5チャンネル有したタイプ等である。この種のLVDSトランシーバは、複数ビット構成(例えば7ビットパラレル)のデータをパラレル/シリアル変換(P/S変換)し、そしてシリアルビットをLVDSドライバで差動信号に変換してLVDSレシーバに送出する。LVDSレシーバは、差動信号を特定のレベル出力のシリアルビットに変換してからシリアル/パラレル変換(S/P変換)して元の複数ビット構成のデータを復元する。たとえばこのLVDSトランシーバ/レシーバを3チャンネル持ち、各チャンネルで並行して1組(たとえば7ビット構成)のデータを送受する場合、すなわち同時に3組(21ビット)のデータを送受する場合、送受するデータの組はチャンネルに対して固定である。すなわち、レシーバのパラレル出力信号(3チャンネルの出力データ3組)の組合せ(並び順)は、トランシーバのパラレル入力信号(入力データ3組)の組合せ(並び順)に依存することになる。
LVDSドライバを内蔵した複数機能LSIにおいてはトランシーバの入力信号組合せ(パラレルの並び順)がLSI内部で決まっているため、通常は外部から変更できないという問題点がある。また、コスト,信号線本数等による最適条件の検討状況によっては、トランシーバ側デバイスとレシーバ側デバイスの機種間で、パラレルデータの配列が異なり、LVDSトランシーバとLVDSレシーバのパラレルデータの最適データ配列(パラレルの並び順)が整合しない場合がある。
本発明は、複数nのLVDSドライバを内蔵する半導体装置の複数nの差動信号出力のパラレルの並び順を選択可能又は変更可能とすることを目的とする。
(1)複数n(3)のLVDSドライバ(319-321);および、
パラレル複数m(21)ビット構成のデータを複数n組に分割して各組の分割データ(D0-D6,D7-D13,D14-D20)を各LVDSドライバ(319,320,321)に出力するための複数nの出力ポートと、データ割付制御端子と、該データ割付制御端子に与えられる割付制御データに対応した各分割データの各出力ポートへの割り付けで、前記各組の分割データを各出力ポートから出力するセレクタ(314);を備える半導体装置。
なお、理解を容易にするために括弧内には、図面に示し後述する実施例の対応要素の記号又は対応事項を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
データ割付制御端子に与える割付制御データによって、複数nの差動信号出力のパラレルの並び順を選択可能であるので、レシーバのパラレルデータ配列を、その信号を受ける後段デバイス及び実装基板のレイアウトに最適に設定することができる。
(2)更に、パラレル複数a(7)ビットのデータをシリアル出力するP/S変換手段(315-317);を備え、各P/S変換手段を前記各出力ポートと各LVDSドライバ(319-321)の間に介挿した、上記(1)に記載の半導体装置。これによれば、各組がパラレルaビット以下のデータをP/S変換しそしてLVDSドライバ(319-321)で差動信号に変換してシリアル伝送することができる。
(3)更に、前記P/S変換手段(315-317)に各組の分割データ(D0-D6,D7-D13,D14-D20)を入力するパラレル入力同期クロック(CLKIN)を前記複数a倍の周波数のシリアル出力同期クロックに逓倍するPLL回路(318);および、該シリアル出力同期クロックを出力するLVDSドライバ(322);を備える、上記(2)に記載の半導体装置。
(4)更に、前記割付制御データを格納して前記データ割付制御端子に出力するレジスタ(323);を備える、上記(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の半導体装置。これによれば、レジスタ(323)を有しているので、レシーバのパラレルデータ配列を、レジスタ(323)へのデータの書込みおよびデータの更新により、容易に設定および変更することができる。
(5)前記セレクタ(314)は、各分割データの各出力ポートへの割り付けを2態様持ち、1ビット構成の割付制御データの、高,低レベルに対応して各態様の割り付けで、前記各組の分割データ(D0-D6,D7-D13,D14-D20)を各出力ポートから出力する;上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載の半導体装置。
例えば各組の分割データ(D0-D6,D7-D13,D14-D20)がR,GおよびB画像データで、この順のパラレル配列でセレクタ(314)に与えられるとき、セレクタ(314)からはそのままR,GおよびBの順のパラレル配列で出力する態様と、G,BおよびRの順のパラレル配列で出力する態様の1つを設定することができる。あるいはG,BおよびRの順のパラレル配列で出力する態様とB,RおよびGの順のパラレル配列で出力する態様の1つを選択できるようにすることもできる。
(6)前記セレクタは、各分割データの各出力ポートへの割り付けを3態様以上持ち、2ビット以上の構成の割付制御データのそれぞれに対応した各態様の割り付けで、前記各組の分割データを各出力ポートから出力する;上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載の半導体装置。これによれば、該半導体装置にパラレルデータ(D0-D20)を与える前段デバイスおよび該半導体装置の伝送データを受ける後段デバイスの既定のデータ配列(例えばR,G,Bデータのパラレル配列順)に適合する設定が容易である。
(7)撮像素子(301),該撮像素子に画像光を投影する光学手段(102-106)および前記撮像素子の画像信号を画像データにデジタル変換するA/D変換手段(303)を含み、複数ライン又は複数色成分の画像データをパラレル出力する画像読み取り手段(110,301-304);および、
該画像読み取り手段がパラレル出力する画像データを、前記複数ライン又は複数色成分対応の複数組に分割して各組の画像データを前記セレクタの各出力ポートを経て前記複数nのLVDSドライバ(319-321)で差動信号に変換して出力する、上記(1)乃至(6)のいずれか1つに記載の半導体装置(305);を備える画像読取装置(100)。
(8)上記(7)に記載の画像読取装置(100);
画像データが表す画像を用紙上に形成するプリンタ(200);および、
前記画像読取装置(100)が出力する画像データを前記プリンタ(200)の画像形成に適合する画像データに変換して前記プリンタに出力する画像データ処理手段(313);を備える複写装置。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
図1に、本発明の第1実施例の半導体装置(305:図5)を装備したフルカラーデジタル複合機能複写機MF1の外観を示す。このフルカラー複写機MF1は、大略で、自動原稿送り装置(ADF)120と、操作ボード10と、カラースキャナ100と、カラープリンタ200の各ユニットで構成されている。なお、操作ボード10と、ADF120付きのカラースキャナ100は、プリンタ200から分離可能なユニットであり、カラースキャナ100は、動力機器ドライバやセンサ入力およびコントローラを有する制御ボードを有して、エンジンコントローラ(CPU311:図4)と直接または間接に通信を行いタイミング制御されて原稿画像の読取りを行う。
スキャナ100およびプリンタ200ならびに画像処理回路(313:図4)を含むエンジン(300:図4)を接続したコントローラボード(400:図4)には、パソコンPCが接続したLAN(Local Area Network)が接続されており、ファクシミリコントロールユニット(FCU 417:図4)には、電話回線PN(ファクシミリ通信回線)に接続された交換器PBXが接続されている。
図2に、複合機能複写機MF1のスキャナ100およびそれに装着されたADF120の、原稿画像読取り機構を示す。このスキャナ100のコンタクトガラス101上に置かれた原稿は、照明ランプ102により照明され、原稿の反射光(画像光)が第1ミラー103で副走査方向yと平行に反射される。照明ランプ102および第1ミラー103は、図示しない、副走査方向yに定速駆動される第1キャリッジに搭載されている。第1キャリッジと同方向にその1/2の速度で駆動される、図示しない第2キャリッジには、第2および第3ミラー104,105が搭載されており、第1ミラー103が反射した画像光は第2ミラー104で下方向(z)に反射され、そして第3ミラー105で副走査方向yに反射されて、レンズ106により集束され、CCD301に照射され、電気信号に変換される。この実施例では、R,G,B各色画像信号に変換される。
第1および第2キャリッジは、走行体モータ108を駆動源として、y方向に往(原稿走査),復(リタ−ン)駆動される。このようにスキャナ100は、コンタクトガラス101上の原稿をランプ102およびミラー103で走査して原稿画像をCCD301に投影するフラットベッド読取りの原稿スキャナであるが、第1キャリッジをホームポジション(待機位置)HPに停止して、シートスルー読取りを行うことも可能である。
シートスルー読取りを行うために、自動原稿供給装置(ADF)120がスキャナ100に装着されており、第1キャリッジがホームポジションHPで停止しているときの第1ミラー103の読取り視野位置に、シートスルー読取り窓であるガラス132があり、ADF120の搬送ドラム(プラテン)125がガラス132に対向している。
ADF120の原稿トレイ121に積載された原稿は、フィラーセンサ130で検出される。なお、原稿サイズは、原稿を所定姿勢に強制するサイド板の設定位置を検出するスイッチ群131のオン,オフに基づいて判定される。シートスルー読取りのときには、ADF120の原稿トレイ121に積載された原稿の最上部の一枚が、ピックアップローラ122および送り込みローラ123,124でレジストローラ125に送り出され、レジストローラ125から窓ガラス132に送り出されて、このときホームポジションHPにある第1ミラー103で原稿上の画像が第2ミラー104に反射されてCCD301に投影され、CCD301が投影画像を光電変換して画像信号を発生する。すなわちR,G,B各色画像信号を発生する。
この実施例では、ホームポジションHPが、画像読取り光学系のシートスルー読取り位置であり、また、フラットベッド読取りの第1キャリッジ駆動始点(=リターン終点)である。フラットベッド読取りの場合、第1キャリッジをホームポジションHPから駆動して、HPからA+Bの距離進んだ位置(目盛り板scpの右端:読取り開始点)から原稿画像の読取りを開始する。すなわちCCD301が発生する画像信号を有効とする。ホームポジションHPと読取り開始点との間には、第1キャリッジを検出する基点センサ109、ならびに、基準白板rwpがある。基準白板rwpは、コンタクトガラス101の左端部の上面に密着している。基準白板rwpは、照明ランプ102の個々の発光強度のばらつき,また主走査方向xのばらつきや、CCD301の画素毎の感度ムラ等が原因で、一様な濃度の原稿を読み取ったにもかかわらず、読取りデータがばらつく現象を補正(シェーディング補正)するために用意されている。また、画像信号の増幅ゲイン調整(AGC)にも用いられる。
フラットベッド読取りのときには、ホームポジションHPから、第1キャリッジの副走査駆動および副走査位置の追跡を開始する。第1キャリッジの読取り視野に基準白板rwpがあるとき、CCD301の画像信号が、信号処理部303(図5)で画像データにデジタル変換され、スキャナ画像処理部305(図5)を経て画像処理回路基板313(図5)に読込まれる。第1キャリッジが基点センサ109を横切るとき第1キャリッジの起動が終わり走査速度が設定値に収束している。副走査位置が読取り始端(A+B:目盛り板scpの右端の右側)に達したときに、画像信号有効信号(フレーム同期信号:FGATE)が有意レベルに切り換えられる。フラットベッド読取りでは、第1キャリッジを、コンタクトガラス101上の原稿の先端(右端)まで副走査駆動して、そこで折返してリターン駆動するとき、ホームポジションHPで一時停止するが、その直前に、基点センサ109が第1キャリッジを検出し、検出時点に副走査位置が基点位置データ(設定値)に初期化される。第1キャリッジはホームポジションHPで一時停止してから原稿サイズ検出位置(A+B+C)に駆動され、そこで待機する。
ADF120の基体135は、奥側(図2紙面の裏側)でスキャナ100の基体にヒンジ結合(蝶番連結)しており、基体135の手前側(図2紙面の表側)の取っ手136を持ってADF120の基体135引き上げることにより、ADF120を起こす(開く)ことができる。
この実施例では、次のモードの原稿画像読取りを行うことができる:
1.手置原稿読取り
ユーザがADF120を起こしてコンタクトガラス101上に原稿を載せ、ADF120を倒して圧板137で原稿を押さえて、上記のフラットベッド方式の原稿走査(フラットベッド読取り)を行う。第1キャリッジが基準白板rwp直下を通過するとき、基準白板rwpの読取り画像データに基づいてシェーディング補正データを生成して、FIFOメモリのシェーディング補正データを今回得たものに更新する。第1キャリッジが原稿直下を移動する原稿読取り走査中は、画像処理回路基板313(図5)において画像データをFIFOメモリのシェーディング補正データに基づいて補正する。
2.シートスルー読取り
ADF120で原稿トレイ121上の原稿を移送して上述のシートスルー読取りを行う。一枚の原稿をトレイ121から送り出すとき、第1キャリッジを基準白板rwpの位置に駆動しそしてホームポジションHPに戻し、第1キャリッジが基準白板rwp直下にあるとき、基準白板rwpの読取り画像データに基づいてシェーディング補正データを生成して、FIFOメモリのシェーディング補正データを今回得たものに更新する。そして第1キャリッジをホームポジションHPに戻して、ガラス132上を移動するシートスルー読取り中は、画像処理回路基板313(図5)において画像データをFIFOメモリのシェーディング補正データに基づいて補正する。原稿トレイ121上の原稿の各一枚についてこの読取りを行う。
図3に、複合機能複写機MF1のカラープリンタ100の機構を示す。この実施例のカラープリンタ200は、レーザプリンタである。このレーザプリンタ200は、マゼンダ(M),シアン(C),イエロー(Y)および黒(ブラック:K)の各色の画像を形成するための4組のトナー像形成ユニットa〜dが、第1転写ベルト208の移動方向(図中の左から右方向y)に沿ってこの順に配置されている。即ち、4連ドラム方式(タンデム方式)のフルカラー画像形成装置である。
回転可能に支持され矢印方向に回転する感光体201の外周部には、除電装置,クリーニング装置,帯電装置202および現像装置204が配備されている。帯電装置202と現像装置204の間には、露光装置203から発せられる光情報の入るスペースが確保されている。感光体201は4個(a,b,c,d)あるが、それぞれ周囲に設けられる画像形成用の部品構成は同じである。現像装置204が扱う色材(トナー)の色が異なる。各感光体201(4個)の一部が、第1転写ベルト208に接している。ベルト状の感光体も採用可能である。
第1転写ベルト208は矢印方向に移動可能に、回転する支持ローラおよび駆動ローラ間に支持、張架されていて、裏側(ループの内側)には、第1転写ローラが感光体201の近傍に配備されている。ベルトループの外側に、第1転写ベルト用のクリーニング装置が配備されている。第1転写ベルト208より転写紙(用紙)又は第2転写ベルトにトナー像を転写した後にその表面に残留する不要のトナーを拭い去る。露光装置203は公知のレーザ方式で、フルカラー画像形成に対応した光情報を、一様に帯電された感光体表面に潜像として照射する。LEDアレイと結像手段から成る露光装置も採用できる。
図3上で、第1転写ベルト208の右方には、第2転写ベルト215が配備されている。第1転写ベルト208と第2転写ベルト215は接触し、あらかじめ定められた転写ニップを形成する。第2転写ベルト215は矢印方向に移動可能に、支持ローラおよび駆動ローラ間に支持、張架されていて、裏側(ループの内側)には、第2転写手段が配備されている。ベルトループの外側に、第2転写ベルト用のクリーニング装置,チャージャ等が配備されている。該クリーニング装置は、用紙にトナーを転写した後、残留する不要のトナーを拭い去る。転写紙(用紙)は、図の下方の給紙カセット209,210に収納されており、最上の用紙が給紙ローラで1枚づつ、複数の用紙ガイドを経てレジストローラ233に搬送される。第2転写ベルト215の上方に、定着器214、排紙ガイド224、排紙ローラ225、排紙スタック226が配備されている。第1転写ベルト208の上方で、排紙スタック226の下方には、補給用のトナーが収納できる収納部227が設けてある。トナーの色はマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの四色があり、カートリッジの形態にしてある。粉体ポンプ等により対応する色の現像装置204に適宜補給される。
ここで両面印刷のときの各部の動作を説明する。まず感光体201による、作像が行われる。すなわち、露光装置203の作動により、不図示のLD光源からの光は、不図示の光学部品を経て、帯電装置202で一様に帯電された感光体201のうち、作像ユニットaの感光体上に至り、書き込み情報(色に応じた情報)に対応した潜像を形成する。感光体201上の潜像は現像装置204で現像され、トナーによる顕像が感光体201の表面に形成され保持される。このトナー像は、第1転写手段により、感光体201と同期して移動する第1転写ベルト208の表面に転写される。感光体201の表面は、残存するトナーがクリーニング装置でクリーニングされ、除電装置で除電され次の作像サイクルに備える。
第1転写ベルト208は、表面に転写されたトナー像を坦持し、矢印の方向に移動する。作像ユニットbの感光体201に、別の色に対応する潜像が書き込まれ、対応する色のトナーで現像され顕像となる。この像は、すでに第1転写ベルト208に乗っている前の色の顕像に重ねられ、最終的に4色重ねられる。なお、単色黒のみを形成する場合もある。このとき同期して第2転写ベルト215は矢印方向に移動していて、第2転写手段117の作用で、第2転写ベルト215の表面に第1転写ベルト208表面に作られた画像が転写される。いわゆるタンデム形式である4個の作像ユニットa〜dの各感光体201上で画像が形成されながら、第1,第2転写ベルト208,215が移動し、作像が進められるので、その時間が短縮できる。第1転写ベルト208が、所定のところまで移動すると、用紙の別の面に作成されるべきトナー画像が、前述したような工程で再度感光体201により作像され、給紙が開始される。給紙カセット121又は122内の最上部にある用紙が引き出され、レジストローラ233に搬送される。レジストローラ233を経て、第1転写ベルト208と第2転写ベルト215の間に送られる用紙の片側の面に、第1転写ベルト208表面のトナー像が、第2転写手段117により転写される。更に記録媒体は上方に搬送され、第2転写ベルト215表面のトナー像が、チャージャにより用紙のもう一方の面に転写される。転写に際して、用紙は画像の位置が正規のものとなるよう、タイミングがとられて搬送される。
上記のステップで両面にトナー像が転写された用紙は、定着器214に送られ、用紙上のトナー像(両面)が一度に溶融、定着され、ガイド224を経て排紙ローラ225により本体フレーム上部の排紙スタック226に排出される。
図3のように、排紙部224〜226を構成した場合、両面画像のうち後から用紙に転写される面(頁)、すなわち第1転写ベルト208から用紙に直接転写される面が下面となって、排紙スタック226に載置されるから、頁揃えをしておくには2頁目の画像を先に作成し、第2転写ベルト215にそのトナー像を保持し、1頁目の画像を第1転写ベルト208から用紙に直接転写する。第1転写ベルト208から直接に用紙に転写される画像は、感光体表面で正像にし、第2転写ベルト215から用紙に転写されるトナー像は、感光体表面で逆像(鏡像)になるよう露光される。このような頁揃えのための作像順、ならびに、正、逆像(鏡像)に切り換える画像処理も、書画蓄積制御403(図4)によるメモリ406に対する画像データの読み書き制御によって行っている。第2転写ベルト215から用紙に転写した後、ブラシローラ,回収ローラ,ブレード等を備えたクリーニング装置が、第2転写ベルト215に残留する不要のトナーや紙粉を除去する。
図3では第2転写ベルト215のクリーニング装置のブラシローラが第2転写ベルト215の表面から離れた状態にある。支点を中心として揺動可能で、第2転写ベルト215の表面に接離可能な構造になっている。用紙に転写する以前で、第2転写ベルト215がトナー像を担持しているとき離し、クリーニングが必要のとき、図で反時計方向に揺動し接触させる。除去された不要トナーはトナー収納部に集められる。以上が、「両面転写モード」を設定した両面印刷モードの作像プロセスである。両面印刷の場合には、常にこの作像プロセスで印刷が行われる。
片面印刷の場合には、「第2転写ベルト215による片面転写モード」と「第1転写ベルト208による片面転写モード」の2つがあり、前者の第2転写ベルト215を用いる片面転写モードを設定した場合には、第1転写ベルト208に3色又は4色重ねもしくは単色黒で形成された顕像が第2転写ベルト215に転写され、そして用紙の片面に転写される。用紙の他面には画像転写はない。この場合、排紙スタック226に排出された印刷済用紙の上面に印刷画面がある。
後者の第1転写ベルト208を用いる片面転写モードを設定した場合には、第1転写ベルト208に3色又は4色重ねもしくは単色黒で形成された顕像が、第2転写ベルト215には転写されずに、用紙の片面に転写される。用紙の他面には画像転写はない。この場合は、排紙スタック226に排出された印刷済用紙の下面に印刷画面がある。
図4に、図1の複合機能複写機MF1の画像処理システムの構成を示す。複合機能複写機MF1は、原稿画像読取りおよびカラー印刷を行うエンジン300,コントローラボード400および操作ボード10を含む。エンジン300は、画像読取りおよび印刷のプロセスを制御するCPU311,上述のカラースキャナ100,上述のプリンタ200、および、ASIC(Application Specific IC)で構成した画像処理回路313を備えている。
スキャナ100の読取りユニット110にはCPU,ROMおよびRAMがあり、該CPUが該ROMに格納されたプログラムを該RAMに書き込んで実行する事で、スキャナ100の全体の制御を行っている。また、プロセス制御用のCPU311と通信線を介して接続されおり、コマンド及びデータの送受信により指令された動作を行う。読取りユニット110内のCPUは、フィラーセンサ(原稿検知センサ),基点センサ,圧板スイッチ,冷却ファン等の検知及びON/OFFの制御をする。読取りユニット110内において、スキャナモータドライバが、CPUからのPWM出力によりドライブされ励磁パルスシーケンスを発生し原稿走査駆動用のパルスモータを駆動する。
原稿画像は、ランプレギュレータによって通電されるハロゲンランプ102(図2)の光量出力により照明されて、原稿の反射光すなわち光信号は、複数ミラー103〜105及びレンズ106を通りR,GおよびB読取り用の3個のラインセンサを含むCCD301(図2,図5)に結像される。3ラインCCD301は、各RGBの各画素のアナログの画像信号をデジタル処理回路である信号処理部303(図5)に出力する。信号処理部303は、画像信号を増幅し画像データにデジタル変換する画像信号処理手段である。
再度図4を参照すると、上記CCD301は、カラー原稿スキャナ100の原稿読み取り回路基板312にある。図4に示すコントローラボード400は、CPU402と、ASICで構成された書画蓄積制御403と、ハードディスク装置(以下ではHDDと表記)401と、ローカルメモリ(MEM−C)406と、システムメモリ(MEM−P)409と、ノースブリッジ(以下、NBと記す)408と、サウスブリッジ(以下、SBと記す)415と、NIC410(Network Interface Card)と、USBデバイス411と、IEEE1394デバイス412と、セントロニクスデバイス413他を含む。操作ボード10は、コントローラボード400の書画蓄積制御403に接続されている。ファクシミリコントロールユニット(FCU)417も、書画蓄積制御403にPCIバスで接続されている。
CPU402は、NIC410を介してLANに接続されたパソコンPCあるいはインターネットを介する他のパソコンPCと書画情報の送受信を行うことができる。また、USB411,IEEE1394 412,セントロニクス413を用いてパソコン,プリンタ,デジタルカメラ等と通信することができる。
SB415と、NIC410と、USBデバイス411と、IEEE1394デバイス412と、セントロニクスデバイス413と、MLB414は、NB408にPCIバスで接続されている。このように、MLB414は、エンジン300にPCIバスを介して接続する基板である。そして、MLB414は、外部から入力された書画データをイメージデータ(画像データ)に変換し、変換された画像データをエンジン300に出力する。
コントローラボード400の書画蓄積制御403にローカルメモリ406、HDD401などが接続されると共に、CPU402と書画蓄積制御403とがCPUチップセットのNB408を介して接続されている。書画蓄積制御403とNB408とは、AGP(Accelerated Graphics Port)を介して接続されている。
CPU402は、複合機能複写機MF1の全体制御を行うものである。NB408は、CPU402、システムメモリ409、SB415および書画蓄積制御403を接続するためのブリッジである。システムメモリ409は、複合機能複写機MF1の描画用メモリなどとして用いるメモリである。SB415は、NB408とPCIバス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジであり、SB415には外付けROMおよびSDメモリカード(以下ではSDカード)の読み書きをするカードIF418が接続されている。このカードIF418には、SDカード読み書き装置(カードリーダ)が接続されており、カードリーダに装着されるSDカードのデータを読み取ることができ、またSDカードにデータを書込むことができる。
ローカルメモリ406はコピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるメモリである。HDD401は、画像データの蓄積,文書データの蓄積,プログラムの蓄積,フォントデータの蓄積,フォームの蓄積,LUT(Look Up Table)の蓄積などを行うためのメモリである。また、操作ボード10は、ユーザからの入力操作を受け付けると共に、ユーザに向けた表示を行う操作部である。
図5に、図4に示す画像読み取り回路基板312および画像処理回路基板313上の回路構成を示す。本実施例では、画像処理回路基板313上のCPU311が、タイミングゲートアレイ304やスキャナ画像処理部305を制御している。CCD301の駆動タイミング信号は、タイミングゲートアレイ304によって生成され、ドライバ302によって駆動される。CCD301から出力された原稿画像読み取信号はサンプルホールド,プログラマブルゲインアンプ,A/D変換等の信号処理部303を経て、R,G,B画像データがスキャナ画像処理部305に入力される。スキャナ画像処理部305は、スキャナ画像処理およびLVDSトランシーバ306を有しており、スキャナ画像処理されたR,G,B画像データは、パラレルにLVDSトランシーバ306に入力され、LVDSトランシーバ306によって、R,G,B各組の画像データはそれぞれ、パラレル/シリアル(P/S)変換された後、低電圧差動信号(Low Voltage Differential Signal)に変換されて、画像処理基板313のLVDSレシーバ307に入力され、さらにシェーディング補正回路308に入力される。このシェーディング補正回路308において、シェーディング補正データ取得のための基準白板読み取り時には、CCD301の各画素毎に平均化処理が行われて、シェーディング補正データとしてFIFOメモリに格納される。そして、上記シェーディング補正データを用いてCCD301の各画素毎に原稿読み取りの画像データのシェーディング処理が行われる。シェーディング補正が行われた画像データは、画像処理310に入力されて、コピー処理の場合には、プリンタ200の作像特性に合致する記録用のY,M,C,K画像データに変換および補正された後、プリンタ200のY,M,C,K書込ユニット212に出力され、図3に示すレーザ書込みユニット203の各色書込み用のレーザのオン/オフ又は変調が行われる。また、基準白板の読取レベル検出309により基準白板の読取レベルを検出することが可能となっている。基準白板の読取レベルの検出は、前記シェーディング補正データを検出するものであっても、シェーディング補正308をスルーした画像データであっても構わない。
図6に、図5に示すスキャナ画像処理部(半導体装置)305の中のLVDSトランシーバ306の構成を示す。LVDSトランシーバ306は、LVDSドライバ319〜322,P/S変換シフトレジスタ315〜317およびデータ入力同期クロックCLKINをその7倍の周波数(1/7の周期)のシリアル出力同期クロックに逓倍するPLL(Phase Locked Loop)回路318でなる、3チャンネルのLVDSリニアライザに、データセレクタ314を付加したものである。PLL回路318が出力するシリアル出力同期クロックは、シリアル出力駆動用にシフトレジスタ315〜317に与えられると共に、受信側のLVDSレシーバ307によるシリアル差動信号の取込み用の同期クロックとして、LVDSドライバ322で差動信号に変換されてLVDSレシーバ307(図5)に送信される。
データセレクタ314には、各7ビット構成のデータを入力できる入力ポートAi,Bi,Ciと、各7ビット構成のデータを出力できる出力ポート(チャンネル)Ao,Bo,Coがあり、しかも、入力ポートAi,BiおよびCiの入力データをそれぞれ出力ポートAo,BoおよびCoに出力するための第1組ゲート,入力ポートAi,BiおよびCiの入力データをそれぞれ出力ポートCo,AoおよびBoに出力するための第2組ゲートおよび一方の組のゲートのみをオン(導通)にする選択付勢回路があり、該選択付勢回路に一本(1ビット)の外部制御端子(データ割付制御端子)が接続されている。該選択付勢回路は、外部制御端子の電位(割付制御データ)が低レベルLであるときには、第1組ゲートをオンに、第2組ゲートをオフにする。すなわち、入力ポートAi,BiおよびCiの入力データをそれぞれ出力ポートAo,BoおよびCoに出力する第1態様のデータ配列(入力データR,G,Bに対する各チャンネルの割付け)に、データセレクタ314を設定する。前記選択付勢回路は、外部制御端子の電位(割付制御データ)が高レベルHであるときには、第2組ゲートをオンに、第1組ゲートをオフにする。すなわち、入力ポートAi,BiおよびCiの入力データをそれぞれ出力ポートCo,AoおよびBoに出力する第2態様のデータ配列(入力データR,G,Bに対する各チャンネルの割付け)に、データセレクタ314を設定する。
この実施例では、LVDSトランシーバの前段のスキャナ画像処理(図6)が、各7ビット構成(a=7)のR,GおよびB画像データ(n=3,3組:D0〜D6,D7〜D13およびD14〜D20)、合計m=n×a=21(D0〜D20)を、それぞれデータセレクタ314の入力ポートAi,BiおよびCiに与える。CPU311が上記外部制御端子に1ビット構成の割付制御データすなわち2値データを与える。画像処理回路基板313(図5)のシェーディング補正308が、R,GおよびB画像データをパラレルにこの順で受け入れるものであるときには、CPU311の動作プログラムには、低レベルLを割付制御データとして上記外部制御端子に出力する制御信号出力を設定しておく。シェーディング補正308が、R,GおよびB画像データをパラレルに、G,BおよびRの順で受け入れるものであるときには、CPU311の動作プログラムには、高レベルHを割付制御データとして上記外部制御端子に出力する制御信号出力を設定しておく。なお、CPU311が割付制御データをデータセレクタ314に与えるのに代えて、スイッチ(例えばディップスイッチ)によって割付制御データをデータセレクタ314に与えるようにすることもできる。
各7ビットのR,GおよびB画像データは、データ入力同期クロックCLKINに同期して、P/S変換シフトレジスタ315,316および317に同時にパラレル入力されると共に、パラレル入力された各7ビットデータの、シリアル出力の最先頭の1ビットがLVDSドライバ319,320および321で差動信号に変換されてLVDSレシーバ307に送出される。そして、PLL回路318が出力するシリアル出力同期クロックに同期して、パラレル入力された各7ビットデータの中の最先頭の次の1ビットデータ、そして次の1ビットデータと順次にシリアルに各ビットのデータがP/S変換シフトレジスタ315,316および317から、LVDSドライバ319,320および321に出力されて各LVDSドライバで差動信号に変換されてLVDSレシーバ307に送出される。
LVDSレシーバ307では、シリアル送信の差動信号(画像データ3チャンネル,同期クロック1チャンネル、合計4チャンネルすなわち4列)のそれぞれをデジタルデータ(2値データ)に復元して、画像データチャンネルの各シリアルデータを、復元した同期クロックに同期して各シリアル/パラレル(S/P)変換レジスタにシリアル入力し、そして各S/Pレジスタから7ビットパラレルで出力する。
なお、上記実施例では、各7(a)ビットの3(n)組、合計21(m=a×n)ビットの入力データ(R,G,B画像データ)を、データセレクタ314に入力して、該組区分は崩さないで組別にデータセレクタ314からパラレル出力する。しかし、組区分内のデータを入れ換えた形すなわちデータセレクタ314内で組区分を再編成する形の、入出力の組み合わせを、セレクタ内部の配線設計によって、選択するようにすることもできる。また、データセレクタ314には、上記例を援用すると、合計21ビットのパラレルデータを、データセレクタ314に組区分無く入力し、データセレクタ314にてデータ(ライン)選別(摘出)して3組に組分けして、この組分け態様を複数として、割付制御データで出力(選択)する組分け態様を指定するようにすることもできる。各組のデータビット構成(パラレルビット数)は、同一でも異なっていてもよい。これは、データセレクタ314の入力側および出力側のいずれにも言えることである。セレクタに設定した組のビット構成に対して、実際のデータのビット数が少ない場合は、ダミービットデータを付加すればよい。その場合、あるいはダミービットを付加しない場合でも、LVDSレシーバ307あるいはその後段のデバイスにおいて、シリアルデータ又はパラレルデータの段階で、不要ビットデータを破棄又は無視すればよい。
再度図5を参照する。白黒コピーのときには、信号処理部303からG画象データがスキャナ画像処理部305に出力され、スキャナ画像処理部305から画像処理回路基板313の、LVDSレシーバ307およびシェーディング補正308を経て画像処理310がG画像データをk記録色データに変換し、必要に応じて変倍,画像加工を、そしてプリンタガンマ変換および階調処理をして、プリンタ200のC書込みユニット212(図4)に出力する。複数枚の白黒連続コピーのときには、同時に、k記録色データをローカルメモリ406に一時蓄積する。書込みユニット212は、画像処理310が出力するk記録色データによって、光学走査ユニット203(図3)のレーザ発光ダイオードに通電する電流を変調又はオン,オフする。連続白黒コピーの2枚目以降は、k記録色データをローカルメモリ406から読み出してプリンタ200のC書込みユニット212に出力する。
カラーコピーのときは、信号処理部303が出力するR,G,B画像データが、スキャナ画像処理部305に出力され、スキャナ画像処理部305から画像処理回路基板313の、LVDSレシーバ307およびシェーディング補正308を経てローカルメモリ406又はHDD401に一時蓄積又はHDD401に登録され、そして読み出されて、画像処理310でY,M,C,K記録色データに変換されて、プリンタ200に出力される。
プリンタ200による登録画像データ、又は、外部から受信した画像データの印刷のときには、画像蓄積制御403を介して画像データが画像処理310に与えられる。画像処理310は、画像データをY,M,C,K記録色データに変換してから、必要に応じて変倍,画像加工を、そしてプリンタガンマ変換および階調処理をして、書込みユニット212に出力する。
図7に、第2実施例のスキャナ画像処理部305の構成を示す。この実施例では、LVDSトランシーバ306の前段のスキャナ画像処理にレジスタ323があり、カラー原稿スキャナ100に電源が投入された直後のスキャナ初期化時に、CPU311が第1実施例の上述の割付制御データと同様な割付制御データをレジスタ323に書込む。第2実施例のその他の構成および機能は、図1〜図6を参照した第1実施例と同様である。
図8に、第3実施例のスキャナ画像処理部305の構成を示す。この実施例では、データセレクタ314は、3つの外部制御端子と、該3つの外部制御端子に与えられる、3ビット構成の割付制御データをデコードする8出力のデコーダと8態様のデータ配列(入力ポートAi,Bi,Ci例えばデータR,G,B、に対する各チャンネルの割付け)のそれぞれを実現する8組のゲートとデータビット配線を持ち、前記デコーダの各出力(H)が各組のゲートをオン付勢する。これにより、3チャンネルのLVDSドライバ319〜321に8通りのビット配列を割付けることができる。この場合でも、3ビットの割付制御データを、CPU311に代えてディップスイッチからデータセレクタ314に与えることができるのは勿論、第2実施例と同様に、レジスタを備えて、該レジスタから与えるようにすることもできる。レジスタを用いる場合には、スキャナ画像処理部305の外部接続端子数を格別に増やすことなく、割付制御データのビット数を増やし、データセレクタ314をより多くのビット配列を割付けることができる。第3実施例のその他の構成および機能は、図1〜図6を参照した第1実施例と同様である。
本発明の第1実施例の半導体装置であるスキャナ画像処理部305を装備した複合機能複写機MF1の機構概要を示す縦断面図である。 図1に示すカラースキャナ100およびADF120の拡大縦断面図である。 図1に示すカラープリンタ200の拡大縦断面図である。 図1に示す複写機MF1内の、画像処理システムの構成を示すブロック図である。 図4に示す画像読取回路基板312上および画像処理回路基板313上の機能要素を示すブロック図である。 本発明の第1実施例の半導体装置であるスキャナ画像処理部305の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施例のスキャナ画像処理部305の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施例のスキャナ画像処理部305の構成を示すブロック図である。
符号の説明
101:コンタクトガラス
102:照明ランプ 103:第1ミラー
104:第2ミラー 105:第3ミラー
106:レンズ 107:CCD
108:パルスモータ
109:基点センサ rwp:基準白板
scp:スケール 121:原稿トレイ
125:搬送ドラム 126:搬送ベルト
130:フィラーセンサ
131:サイド板位置検出スイッチ
132:ガラス 137:圧板
201:感光体 202:帯電装置
203:露光装置
204,207:現像装置
208,215:転写ベルト
209〜211:給紙カセット
214:定着器 224:排紙ガイド
225:排紙ローラ
226:排紙スタック
227:補給トナー収納部
233:レジストローラ

Claims (8)

  1. 複数nのLVDSドライバ;および、
    パラレル複数mビット構成のデータを複数n組に分割して各組の分割データを各LVDSドライバに出力するための複数nの出力ポートと、データ割付制御端子と、該データ割付制御端子に与えられる割付制御データに対応した各分割データの各出力ポートへの割り付けで、前記各組の分割データを各出力ポートから出力するセレクタ;
    を備える半導体装置。
  2. 更に、パラレル複数aビットのデータをシリアル出力するP/S変換手段;を備え、各P/S変換手段を前記各出力ポートと各LVDSドライバの間に介挿した、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 更に、前記P/S変換手段に各組の分割データを入力するパラレル入力同期クロックを前記複数a倍の周波数のシリアル出力同期クロックに逓倍するPLL回路;および、該シリアル出力同期クロックを出力するLVDSドライバ;を備える、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 更に、前記割付制御データを格納して前記データ割付制御端子に出力するレジスタ;を備える、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の半導体装置。
  5. 前記セレクタは、各分割データの各出力ポートへの割り付けを2態様持ち、1ビット構成の割付制御データの、高,低レベルに対応して各態様の割り付けで、前記各組の分割データを各出力ポートから出力する;請求項1乃至4のいずれか1つに記載の半導体装置。
  6. 前記セレクタは、各分割データの各出力ポートへの割り付けを3態様以上持ち、2ビット以上の構成の割付制御データのそれぞれに対応した各態様の割り付けで、前記各組の分割データを各出力ポートから出力する;請求項1乃至4のいずれか1つに記載の半導体装置。
  7. 撮像素子,該撮像素子に画像光を投影する光学手段および前記撮像素子の画像信号を画像データにデジタル変換するA/D変換手段を含み、複数ライン又は複数色成分の画像データをパラレル出力する画像読み取り手段;および、
    該画像読み取り手段がパラレル出力する画像データを、前記複数ライン又は複数色成分対応の複数組に分割して各組の画像データを前記セレクタの各出力ポートを経て前記複数nのLVDSドライバで差動信号に変換して出力する、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の半導体装置;
    を備える画像読取装置。
  8. 請求項7に記載の画像読取装置;
    画像データが表す画像を用紙上に形成するプリンタ;および、
    前記画像読取装置が出力する画像データを前記プリンタの画像形成に適合する画像データに変換して前記プリンタに出力する画像データ処理手段;
    を備える複写装置。
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