JP2008192712A - トンネル磁気抵抗素子 - Google Patents

トンネル磁気抵抗素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2008192712A
JP2008192712A JP2007023585A JP2007023585A JP2008192712A JP 2008192712 A JP2008192712 A JP 2008192712A JP 2007023585 A JP2007023585 A JP 2007023585A JP 2007023585 A JP2007023585 A JP 2007023585A JP 2008192712 A JP2008192712 A JP 2008192712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
ferromagnetic metal
metal nanoparticles
magnetoresistive element
nanoparticles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007023585A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Majima
豊 真島
Toshiji Teranishi
利治 寺西
Hirosuke Yasutake
裕輔 安武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Japan Science and Technology Agency
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Science and Technology Agency filed Critical Japan Science and Technology Agency
Priority to JP2007023585A priority Critical patent/JP2008192712A/ja
Publication of JP2008192712A publication Critical patent/JP2008192712A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/7613Single electron transistors; Coulomb blockade devices

Abstract

【課題】積層構造を有さないでトンネル接合を形成した新規な構造のトンネル接合磁気抵抗素子を提供する。
【解決手段】強磁性体からなる第1の電極12と強磁性体からなる第2の電極13と第1の電極12及び第2の電極13の間に配置されるナノ粒子14とを備え、ナノ粒子14が強磁性金属ナノ粒子14aの外周に絶縁性を有する保護基14bを有する。強磁性金属ナノ粒子14aと第1の電極12との間に第1のトンネル接合15aが形成され、強磁性金属ナノ粒子14aと第2の電極13との間に第2のトンネル接合15bが形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気センサやMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)などに用いられるトンネル磁気抵抗素子に係り、特に積層構造を用いることなくトンネル接合を形成したトンネル磁気抵抗素子に関する。
トンネル磁気抵抗素子は一般に磁気固定層(ピン層)/絶縁層/磁気自由層(フリー層)の3層を含み、この絶縁層が厚さ2nm前後以下と非常に薄いために電子の一部がトンネルして絶縁層を通過する。トンネル磁気抵抗素子における磁気固定層の磁化方向は、トンネル磁気抵抗素子を流れる電流の向きに直交した方向に固定されているのに対し、磁気自由層の磁化方向は、検出しようとする外部磁場の方向に応じて、磁気固定層の磁化方向と同じ方向か逆方向の何れかの方向となる。磁気自由層の磁化方向が磁気固定層の磁化方向と同じ方向である場合には、大きなトンネル電流が流れるためトンネル磁気抵抗素子の抵抗値は小さくなる。逆に、磁気自由層の磁化方向が磁気固定層の磁化方向と逆方向である場合には小さなトンネル電流しか流れないためトンネル磁気抵抗素子の抵抗値は大きくなる。よって、トンネル磁気抵抗素子の抵抗値の大小によって、外部磁界をセンシングすることができる(特許文献1及び2、非特許文献1〜3)。
ガリウム・マンガン・ヒ素薄膜からなる単一電子トランジスタ構造を採用したクーロンブロッケード異方性磁気抵抗効果素子では、トンネル磁気抵抗が100倍を超えて変化することが報告されている(非特許文献4)。
一方、本発明者らは、コア粒径及び有機配位子材料を設計した金属ナノ粒子を合成してSPMプローブの電極としてエレクトロンシャトルを作製し、単一金属ナノ粒子における有機配位子のトンネル抵抗を見積もり、単一金属ナノ粒子上の単一電子測定などに成功している。また、粒径10nm以下のシングルナノメートルの金属ナノ粒子は、サイズ特異的な電子物性や磁気物性を示すことから、次世代のナノ電子素子やナノ磁気素子の構成単位として大きな注目を集めている。
ところで、ナノギャップ電極を作製する方法として、例えばメカニカルブレイクジャンクション法(非特許文献5)やエレクトロマイグレーション法(非特許文献6)、エアブリッジマスクを用いた斜め蒸着法(非特許文献7及び8)、電子線露光法(Electron Beam Lithography、EBL法)による直接描画法(非特許文献9)、めっき法(非特許文献10及び11)などの各種方法が提案されている。そのうちEBLや光リソグラフィーで数十nmのギャップを形成し、このギャップ間をめっきで狭めることにより、3.3nm±1.4nmや5nm以下のギャップ幅を再現性よく、かつ90%の歩留まりでナノギャップ電極を作製することが報告されている(非特許文献12)。
特開2006−147605号公報 特開2003−086863号公報 Nano Letters 6,p.123,2006 Phys. Rev. Lett. 93,p.136601, 2004 Science 306,p.86, 2004 J. Wunderlich,他12名,"Coulomb Blockade Anisotropic Magnetoresistance Effect in a (Ga,Mn) As Single-Electron Transistor",Phys. Rev. Lett. 97,p.077201,2006 M.A.Reed,他4名, "Conductance of a Molecular Junction", Science, 278, p.252, 1997 H.Park,他5名, "Nanomechanical Oscillations in a single-C60 Transistor", Nature, 407, p57, 2000 Kazuki Sasao,他5名, "Observation of Current Modulation thorough Self-Assembled Monolayer Molecule in Transistor Structure", Jpn. J. Appl. Phys.,43, pp.L337-L339,2004 J.O.Lee 他8名, "Absence of Strong Gate Effects in Electrial Measurements on Pheneylene-Based Conjugated Molecules", Nano Lett. 3, pp.113-117, 2003 M.S.M.Saifullah 他3名, "A reliable scheme for fabricating sub-5nm co-planar junctions for single-molecule electronics", Nanotechnology, 13, pp.659-662, 2002 Y.V.Kervannic 他4名, "Nanometer-spaced electrodes with calibrated separation", Appl.phys.Lett., 80, pp.321, 2002 B.Liu 他7名, "Controllable nanogap fabrication on microchip by chronopotentionmetry", Electrochimica Acta, 50, pp.3041-3047, 2005 C.S.Ah 他5名, "Fabrication of integrated nanogap electrodes by surface-catalyzed chemical deposition", Appl.Phys.Lett., 88, pp.133116, 2006
しかしながら、一般的な磁気抵抗素子では磁気固定層/絶縁層/磁気自由層の積層構造を有し、その絶縁層の絶縁性能を安定して得ることが困難であり、動作安定に悪影響を及ぼす。クーロンブロッケード異方性磁気抵抗素子では、ガリウム・マンガン・ヒ素薄膜の二次元電子ガス構造を有する積層構造を有する。
そこで、本発明は、積層構造を有さないでトンネル接合を形成した新規な構造のトンネル接合磁気抵抗素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のトンネル磁気抵抗素子は、強磁性体からなる第1の電極と、第2の電極と、第1の電極及び第2の電極間に配置されるナノ粒子とを備え、ナノ粒子は強磁性金属ナノ粒子の外周に絶縁性を有する保護基を有してなり、強磁性金属ナノ粒子と第1の電極との間にトンネル接合が形成されることを特徴とする。
本発明のトンネル磁気抵抗素子は、強磁性体からなる第1の電極と、強磁性体からなる第2の電極と、第1の電極及び第2の電極の間に配置されるナノ粒子と、を備え、ナノ粒子は強磁性金属ナノ粒子の外周に絶縁性を有する保護基を有してなり、強磁性金属ナノ粒子と第1の電極との間に第1のトンネル接合が形成され、強磁性金属ナノ粒子と第2の電極との間に第2のトンネル接合が形成されることを特徴とする。
上記構成によれば、強磁性金属ナノ粒子と電極との間にトンネル接合が形成されるので、積層構造を採用する必要がなく、安定して動作させることができる。また、従来の一般的なトンネル磁気抵抗素子と比べ歩留まり良く作製することができる。
上記構成において、強磁性金属ナノ粒子は、トンネル接合で接続される電極と比べ外部磁場に対する保磁力が小さく、強磁性金属ナノ粒子のスピンの向きが外部磁場により制御され、第1の電極と第2の電極との間に流れる電流の大小でスイッチング機能を有する ようにしてもよい。特に、強磁性金属ナノ粒子をクーロン島とし、クーロンブロッケード現象により高い磁気抵抗比を有するスイッチング機能を備える。
強磁性金属ナノ粒子は、トンネル接合で接続される電極と比べ外部磁場に対する保磁力が小さく、外部磁場で前記強磁性金属ナノ粒子のスピンの向きが変化することで、第1の電極と第2の電極との間に流れる電流の大小に基づいて磁場を検出することが好ましい。
強磁性金属ナノ粒子は、トンネル接合で接続される電極と比べ外部磁場に対する保磁力が大きく、外部磁場で第1の電極又は第2の電極のスピンの向きが変化することで、第1の電極と第2の電極との間に流れる電流の大小に基づいて磁場を検出するようにしてもよい。
さらに、第1の電極と第2の電極との配置方向に対し交わる方向に、ゲート電極を備えることが好ましい。
上記構成によれば、一重トンネル接合磁気抵抗素子や二重トンネル接合磁気抵抗素子で、スイッチング素子や磁気センサなどを実現することができる。また、ゲート電極を有する構成では二重トンネル接合抵抗素子を含んだ単一電子トランジスタ構造を採用することになるので、クーロンブロッケード異方性磁気抵抗素子を実現でき、磁気抵抗効果の大きさと信号変化の正負とをゲート電極で制御することもできる。
本発明によれば、少なくとも一方が強磁性体でなる一対の電極間にナノ粒子を配置し、ナノ粒子が強磁性金属ナノ粒子の外周に絶縁層を保護基として有してなるので、電極と強磁性金属ナノ粒子との間にトンネル接合が形成される。従って、従来のような磁気固定層/絶縁層/磁気自由層の積層構造を有さないため、安定して動作することができる。一重トンネル接合磁気抵抗素子や二重トンネル磁気抵抗素子で、スイッチング素子や磁場検出素子を実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。各図において同一又は対応する部材には同一符号を用いる。
図1は、本発明のトンネル磁気抵抗素子10の構造を模式的に示す図である。本発明のトンネル磁気抵抗素子10は、図1に示すように、基板11上に所定の隙間を有するよう対向配置される第1の電極12及び第2の電極13と、第1の電極12と第2の電極13との隙間に配置されるナノ粒子14とを備えて構成される。基板11は、例えば導体基板又は半導体基板11b上に絶縁層11aが形成されてなる。
図2は、図1に示すトンネル抵抗磁気抵抗素子10におけるナノ粒子14を示す図である。図3は、図2の具体的な例として、保護基を有するL10-FePtナノ粒子を模式的に示す図である。図3において白抜きの球はPtを表し、斜線付きの球はFeを表している。ナノ粒子14は、図2及び図3に示すように、強磁性体でなる金属ナノ粒子14aの外周に絶縁性を有する保護基14bを設けてなる。ここで、強磁性体でなる金属ナノ粒子、即ち強磁性金属ナノ粒子14aは、Fe,Co,γ-Fe23などの軟磁性体や、FePt,CoPt,FePd,MnAlなどの硬磁性体でなる単分散ナノ粒子である。単分散ナノ粒子とは、粒径分布における標準偏差が10%以下のナノ粒子である。強磁性金属ナノ粒子14aは、所定の粒径、形状、組成、結晶構造、収量(g/バッチ)を有する。例えば所定の粒径としては3〜10nmであり、所定の形状としてはcubo−八面体、立方体である。
強磁性金属ナノ粒子14aは、所定の粒径、金属組成及び焼成温度の何れか一つ以上を制御することで、所定の保磁力を有するようにする。例えば、粒径3.1nmのFePtから形成されるナノ粒子を600℃で焼成処理した場合の保磁力はFe49Pt51で約2.8kOe、Fe55Pt45で約6.4kOe、Fe64Pt36で約4kOeとなり、鉄の組成比が増す毎に保磁力も増加する。さらに、焼成温度が高くなると、fcc(面心立方)からfct(面心直方)構造への規則度が増加するので、保磁力も増加する。
単磁区構造を有するナノ粒子では、粒径20nm程度までは粒径の増大に従い熱擾乱による磁化反転が抑制されるので、保磁力も増大する。
一方、保護基14bは、有機酸、有機アミンなどの有機物である。有機酸としては、化学式(1)で示されるオレイン酸の他、ステアリン酸、パルチミン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、カプリン酸などの脂肪酸、有機アミンとして化学式(2)で示されるオレイルアミンの他、ステアリルアミン、ミリスチルアミン、ラウリルアミン、カプリルアミン、アダマンチルアミンなどの脂肪族アミンが好ましい。
有機酸と有機アミンとはほぼ等モル、即ち4/6〜6/4のモル比で、特に好ましくは5/5のモル比で、強磁性金属ナノ粒子14aの回りに保護基14bとして付着している。
第1の電極12及び第2の電極13は、Ni、Fe、Co、NiFe(パーマロイ)、CoPtCr、BaFeO、MnAl、FePd、CoPt、FeNdB、FePt、SmCoなど強磁性体でなる。よって、強磁性金属ナノ粒子14aと第1の電極12との間には第1のトンネル接合15aが形成され、強磁性金属ナノ粒子14aと第2の電極13との間には第2のトンネル接合15bが形成され、第1の電極12と強磁性金属ナノ粒子14aとは第1のトンネル接合15aで接続され、第2の電極13と強磁性金属ナノ粒子14aとは第2のトンネル接合15bで接続されている。
ここで、第1の電極12及び第2の電極13を異なる電極材料で構成したり、電極幅や電極長など電極形状の構造を対称構造、非対称構造にすることで、電極12、電極13それぞれの保磁力を変化させることができる。即ち、電極構造が対称の場合、一定外部磁場中では第1の電極12、第2の電極13の磁気モーメントは平行(parllel)となるが、非対称な電極構造では、一定外部磁場中では、第1電極12、第2の電極13の磁気モーメントを逆平行(antiparallel)状態にすることができる。
以上のように、図1に示すトンネル接合磁気抵抗素子10は、表面が絶縁性の基板11上に第1及び第2の電極12,13がギャップを有するよう配置され、保護基14bを強磁性金属ナノ粒子14aの外周に設けてなるナノ粒子14が配置される構造であることから、積層構造を有しないで、第1及び第2のトンネル接合15a,15bで二重トンネル接合を有している。よって、従来のように、トンネル接合を形成するために磁気固定層/絶縁層/磁気自由層の積層構造を有しない。
ここで、第1の電極12と第2の電極13との隙間、即ちギャップは、1〜10nmのナノオーダー、特に3〜5nmであることが好ましい。これは、不要なトンネル過程によるリーク電流を少なくするためである。トンネル電流はトンネル距離に対して指数関数的に減少し、真空や大気中では0.1 nmで1桁電流が変化する。よって、ギャップが1nm以下となると、強磁性金属ナノ粒子14aを介在せずに第1の電極12と第2の電極13の間をトンネルすることで、不要なトンネル過程によるリーク電流が流れてしまうため、好ましくない。
特に、クーロンブロッケード異方性磁気抵抗素子とする場合には、強磁性金属ナノ粒子14aと第1の電極12及び第2の電極13との間の静電容量が小さいほうが温度特性に優れるため、強磁性金属ナノ粒子の粒径が小さい方が好ましく、その結果としてギャップ間は狭い方が好ましい。
図4は、図1に示すトンネル接合磁気抵抗素子10を動作させるための回路構成を模式的に示す図である。図4に示すように、トンネル接合磁気抵抗素子10における第1の電極12側に可変直流電源21を接続し、第2の電極13側に、トンネル接合磁気抵抗素子10に流れる電流を測定するための電流計22を接続する。これで、トンネル接合磁気抵抗素子10に流れる電流を電流計22で計測し、電流の変化を検出することができる。
次に、図1に示すトンネル接合磁気抵抗素子10の好ましい形態として、第1の電極12及び第2の電極13と比べ強磁性金属ナノ粒子14aが、外部磁場に対する小さい又は大きい保磁力を有する形態について説明する。
先ず、強磁性金属ナノ粒子14aが第1の電極12及び第2の電極13より、外部磁場に対する保磁力が小さい場合を説明する。ここで、強磁性金属ナノ粒子14aが第1の電極12及び第2の電極13より外部磁場に対する保磁力を小さくするためには、前述したように、強磁性金属ナノ粒子14aの粒径や組成を調節し、かつ第1の電極12及び第2の電極13の電極材料又は電極形状を調節することで実現することができる。この形態では、強磁性金属ナノ粒子14aのスピンの向きを外部磁場で制御することができる。
図5は、図1に示すトンネル接合磁気抵抗素子10の動作を示すための説明図である。なお、図中において白抜きの矢印は電子のスピン状態を示し、太字の矢印は電子の流れを示している。
外部磁場を強磁性金属ナノ粒子14aに印加して、強磁性金属ナノ粒子14aのスピンの向きを第1の電極12及び第2の電極13のスピンの向きと揃えると(図5(A)に示す状態)、第1のトンネル接合15a,強磁性金属ナノ粒子14a及び第2のトンネル接合15bを介して第1の電極12と第2の電極13との間に流れる電流を大きくすることができる。
逆に、外部磁場を強磁性金属ナノ粒子14aに印加して、強磁性金属ナノ粒子14aのスピンの向きを第1の電極12及び第2の電極13のスピンの向きと逆向きにすると(図5(B)に示す状態)、第1のトンネル接合15a,強磁性金属ナノ粒子14a及び第2のトンネル接合15bを介して第1の電極12と第2の電極13との間に流れる電流を小さくすることができる。
よって、トンネル磁気抵抗素子10は、外部磁場で電流の大小を制御するスイッチング機能を有したり、流れる電流の測定により外部磁場を検出する検出機能を有する。
逆に、第1の電極12及び第2の電極13と比べ強磁性金属ナノ粒子14aが外部磁場に対して大きい保磁力を有するトンネル接合磁気抵抗素子10であっても、外部磁場による第1の電極12及び第2の電極13のスピンの向きの変化を検出することができ、磁場検出素子を実現することができる。
さらに、図1に示すトンネル接合磁気抵抗素子10は、強磁性体でなる第1の電極12及び第2の電極13との間に金属ナノ粒子を埋め込んだ構造、即ち、二重トンネル接合磁気抵抗素子となっているので、金属ナノ粒子をクーロン島とし、クーロンブロッケード現象により高い磁気抵抗比を有するスイッチング機能を実現することができる。
即ち、強磁性金属ナノ微粒子14をクーロン島とする二重トンネル接合構造においては、電子が第1の電極12又は第2の電極13から強磁性金属ナノ粒子14にトンネルする際に、中間電極の役目を果たす強磁性金属ナノ粒子14上を単一電子が輸送され、電流値が電子一つ一つに対応した不連続値をとる、いわゆるクーロンブロッケード現象が観察される。このような単一電子素子は、単一電子の振る舞いを検知することが可能であり、非常に高感度なセンサとして動作することができる。さらに今回は電極材料として磁性体を用いることで、電子がトンネルする際にスピン相互作用の影響を受けることになる。
これに対し、従来作製されてきたトンネル抵抗素子は積層構造を有しており、二重トンネル接合は形成可能でも、中間電極のサイズを制御することはできなかった。中間電極のサイズが大きくなると、中間電極と電極12及び電極13の間の静電容量が増加することによりクーロンブロッケード現象が観察されにくくなると共に、トンネルする電子の個数も増え、そのためノイズも大きくなる。
よって、図1に示すトンネル接合磁気抵抗素子10の構造では、中間電極は理想的には強磁性ナノ粒子が1つであるので、クーロンブロッケード現象により電子が一つ一つトンネルし、ノイズが少なくなり、より高い磁気抵抗比を実現することができる。
次に、変形例を説明する。
変形例として、図1に示すトンネル接合磁気抵抗素子10のように二重トンネル接合を形成しておらず、第1の電極11か第2の電極12の何れかのみが強磁性体でなり一重のトンネル接合を形成していてもよい。即ち、第1の電極12、第2の電極13の何れか一方を強磁性体、もう一方を非磁性体とする。この場合には、非磁性体の電極は、Au、Ag、Cu、Al、Pt、Ir、Pd、Mo、W、Ta、Cr、Ru、Rh、Mnなどで形成される。
別の変形例として、一対の電極のうち、例えば第1の電極11が強磁性金属ナノ粒子14aとトンネル接合し、第2の電極12が強磁性金属ナノ粒子14aとトンネル接合していなくてもよい。この場合、トンネル接合していない一方の電極11又は12と強磁性金属ナノ粒子14aとは導通しているか、又はナノギャップ電極間にナノ粒子が埋め込まれて構成される。
別の変形例として、第1の電極12及び第2の電極13の配置方向に対し、交わる方向に、ゲート電極や一対のゲート電極を配置してもよい。ここで、ゲート電極は磁性又は非磁性の何れでも良く、例えば、Au、Ag、Cu、Al、Pt、Ir、Pd、Mo、W、Ta、Cr、Ru、Rh、Mn、Ni、Fe、Co、NiFe、CoPtCr、BaFeO、MnAl、FePd、CoPt、FeNdB、FePt、SmCoなどで形成される。
図6は、本発明のトンネル接合磁気抵抗素子30を模式的に示す図である。本発明のトンネル接合磁気抵抗素子30は、ギャップを形成する第1の電極12及び第2の電極13の配置方向に直交するように、第3の電極としてゲート電極31を設けて構成される。
図7は、本発明のトンネル接合磁気抵抗素子40を模式的に示す図である。本発明のトンネル接合磁気抵抗素子40は、ギャップを形成する第1の電極12及び第2の電極13の配置方向に直交するように、第3の電極として第1ゲート電極41と第4の電極として第2ゲート電極42を設けて構成される。
このように、ゲート電極31,41及び42を有することで、二重トンネル接合磁気抵抗素子を含んだ単一電子トランジスタ構造を採用し、これにより、ゲート電極31,41及び42に印加する電圧(ゲート電圧)で、磁気抵抗効果の大きさと信号変化の正負を制御することができる。即ち、中間電極となる強磁性金属ナノ粒子14a上の電子数は、第1の電極12又は第2の電極13からの電子のトンネル、ゲート電圧の制御により変化する。強磁性金属ナノ粒子14a上に電子が存在する場合、強磁性金属ナノ粒子14a上に次にトンネルしようとする電子に対し静電気力による反発力が存在するため、強磁性金属ナノ粒子14a上に電子が存在しない場合と比べその反発力分だけ余分に電圧を加える必要がある。つまりゲート電極31,41及び42により素子の抵抗や正負を制御することができる。特にゲート電極31,41及び42を磁性体で構成した場合には、ゲート電極31,41及び42からのスピン注入により強磁性金属ナノ粒子14a上の電子スピンの向きを制御することが可能であり、外部磁場だけでなく、ゲート電極による磁気抵抗効果の発現も期待できる。
次に、トンネル磁気抵抗素子10の製造方法について説明する。
先ず、ナノギャップを有するよう第1の電極12と第2の電極13とを形成する。その際、電子ビームリソグラフィー(EBL)や光リソグラフィーで数十nmのギャップを形成し、次にギャップ間をめっきで狭めて既定の距離とすることが好ましい。これは、再現性やプロセスの適合性がよく、多数の素子を一度に構築することができるからである。また、電子ビームリソグラフィーで、10nm程度のギャップを直接形成しても良い。
ここで、ギャップ間隔は狭い方が好ましい。これは、クーロン島としての強磁性金属ナノ粒子14aと第1及び第2の電極12,13との静電容量が小さくなり、クーロンブロッケード異方性磁気抵抗素子の温度特性が優れるためである。
次に、第1の電極12及び第2の電極13の間に、超常磁性ナノ粒子を配置して埋め込み、その後加熱処理を施すことで、超常磁性ナノ粒子を変態させて強磁性ナノ粒子14aとする。強磁性FePtナノ粒子の場合を例に挙げると、第1の手法として、第1の電極12及び第2の電極13の間に配置した超常磁性fcc−FePtナノ粒子を所定温度、例えば300〜600℃程度で熱処理し強磁性に変態させる。その後、保護基14bを含む溶液に浸漬することで、ナノ粒子表面にトンネル層となる保護基14bを配位させる。ここで、ナノギャップ電極間に、塗布法、スプレージェット法、浸漬法、LB法などによりナノ粒子14を配置することができる。
第2の手法として、第1の電極12及び第2の電極13の間に配置した超常磁性fcc−FePtナノ粒子を水素雰囲気下で熱処理することにより、保護基14bを残したまま部分的に規則化した強磁性FePtナノ粒子とする。例えば、4%水素雰囲気下300℃で熱処理した場合、保磁力は3kOe程度である。この場合には、保護基14bを含む溶液に浸漬することは必要としない。
トンネル磁気抵抗素子10の製造方法の変形例を説明する。
ナノギャップを有するよう第1の電極12と第2の電極13とを形成する点は同じであるが、予め作製した強磁性金属ナノ粒子14を第1の電極12及び第2の電極13の間に埋め込む点で異なる。強磁性FePtナノ粒子の場合には、例えばオートクレーブ中400℃程度で保護基14bを有する金属ナノ粒子14aを作製することで、部分的に規則化した強磁性体でなるFePtナノ粒子を得ることができる。また、シリカシェル中又はNaCl微結晶中に超常磁性fcc−FePtナノ粒子を閉じ込め、600℃程度で強磁性に変態させた後、シリカシェル又はNaCl微結晶を溶解することにより、保護基14bが付いた強磁性FePtナノ粒子14を得ることができる。このようにして作製した強磁性金属ナノ粒子14を第1の電極12及び第2の電極13の間に配置して埋め込む。このとき、ナノギャップが形成された基板をナノ粒子14が含まれた溶液中に浸漬したり、ナノギャップが形成された基板上にナノ粒子14を含む溶液を滴下することで、埋め込みがなされる。
以上により、図1に示すトンネル接合磁気抵抗素子10を作製することができる。なお、トンネル磁気抵抗素子30,40を作製する場合には、第1の電極12及び第2の電極13を形成すると同時に又はその後に、第3の電極や第4の電極としてのゲート電極31,41及び42を形成することで、トンネル接合磁気抵抗素子10と同様に作製することができる。
次に、実施例を説明する。
先ず、リソグラフィー法を用いてナノギャップを有するよう第1の電極12と第2の電極とを形成した。
次に、温度計、還流冷却器及び窒素導入管を備えた三口フラスコ、鉄アセチルアセトナート(Fe(acac))30.7mmol、白金アセチルアセトナート(Pt(acac))20.30mmol、オレイン酸5.0mmol、オレイルアミン0.5mmol及び1,2−ヘキサデカンジオール1.5mmolを投入し、窒素ガスを流しながら160℃に昇温した。続いて300℃で30分間攪拌することにより、合金ナノ粒子を合成した。合成した合金ナノ粒子を400〜600℃で熱処理することにより、ナノ粒子を強磁性体に変態させた。
図8は、実施例で作製したナノ粒子のTEM像を示す図である。図から、5.1nm±0.7nmのFePtナノ粒子が形成されていることが分かる。
その後、ナノギャップが形成された基板を、ナノ粒子を含む溶液中に浸漬することで、第1の電極12及び第2の電極13のギャップ間に、ナノ粒子14を配置させ、トンネル接合磁気抵抗素子を得た。
本発明のトンネル接合磁気抵抗素子10は、将来需要が高まると考えられるnmスケールのメモリ・センサへの展開が期待され、分子ナノエレクトロニクスの分野において重要な役割を果たすことが期待される。
本発明のトンネル磁気抵抗素子の構造を模式的に示す図である。 図1に示すトンネル抵抗磁気抵抗素子におけるナノ粒子を模式的に示す図である。 保護基を有するL10-FePtナノ粒子を模式的に示す図である。 図1に示すトンネル接合磁気抵抗素子を動作させるための回路構成を模式的に示す図である。 図1に示すトンネル接合磁気抵抗素子の動作を示すための説明図である。 本発明のトンネル接合磁気抵抗素子を模式的に示す図である。 本発明のトンネル接合磁気抵抗素子を模式的に示す図である。 実施例で作製したナノ粒子のTEM像を示す図である。
符号の説明
10,30,40:トンネル抵抗磁気抵抗素子
11:基板
11a:絶縁層
11b:導体基板又は半導体基板
12:第1の電極
13:第2の電極
14:ナノ粒子
14a:強磁性金属ナノ粒子
14b:保護基
15a:第1のトンネル接合
15b:第2のトンネル接合
21:可変直流電源
22:電流計
31,41,42:ゲート電極

Claims (7)

  1. 強磁性体からなる第1の電極と、第2の電極と、上記第1の電極及び上記第2の電極間に配置されるナノ粒子とを備え、
    上記ナノ粒子は強磁性金属ナノ粒子の外周に絶縁性を有する保護基を有してなり、
    上記強磁性金属ナノ粒子と上記第1の電極との間にトンネル接合が形成されることを特徴とする、トンネル磁気抵抗素子。
  2. 強磁性体からなる第1の電極と、強磁性体からなる第2の電極と、上記第1の電極及び上記第2の電極の間に配置されるナノ粒子と、を備え、
    上記ナノ粒子は強磁性金属ナノ粒子の外周に絶縁性を有する保護基を有してなり、
    上記強磁性金属ナノ粒子と上記第1の電極との間に第1のトンネル接合が形成され、
    上記強磁性金属ナノ粒子と上記第2の電極との間に第2のトンネル接合が形成されることを特徴とする、トンネル磁気抵抗素子。
  3. 前記強磁性金属ナノ粒子は、前記トンネル接合で接続される電極と比べ外部磁場に対する保磁力が小さく、該強磁性金属ナノ粒子のスピンの向きが外部磁場により制御され、前記第1の電極と前記第2の電極との間に流れる電流の大小でスイッチング機能を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のトンネル磁気抵抗素子。
  4. 前記強磁性金属ナノ粒子をクーロン島とし、クーロンブロッケード現象により高い磁気抵抗比を有するスイッチング機能を備えることを特徴とする、請求項3に記載のトンネル磁気抵抗素子。
  5. 前記強磁性金属ナノ粒子は、前記トンネル接合で接続される電極と比べ外部磁場に対する保磁力が小さく、外部磁場で前記強磁性金属ナノ粒子のスピンの向きが変化することで、前記第1の電極と前記第2の電極との間に流れる電流の大小に基づいて磁場を検出することを特徴とする、請求項1又は2に記載のトンネル磁気抵抗素子。
  6. 前記強磁性金属ナノ粒子は、前記トンネル接合で接続される電極と比べ外部磁場に対する保磁力が大きく、外部磁場で前記第1の電極又は前記第2の電極のスピンの向きが変化することで、前記第1の電極と前記第2の電極との間に流れる電流の大小に基づいて磁場を検出することを特徴とする、請求項1又は2に記載のトンネル磁気抵抗素子。
  7. 前記第1の電極と前記第2の電極との配置方向に対し交わる方向に、ゲート電極を備えることを特徴とする、請求項2に記載のトンネル磁気抵抗素子。
JP2007023585A 2007-02-01 2007-02-01 トンネル磁気抵抗素子 Pending JP2008192712A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007023585A JP2008192712A (ja) 2007-02-01 2007-02-01 トンネル磁気抵抗素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007023585A JP2008192712A (ja) 2007-02-01 2007-02-01 トンネル磁気抵抗素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008192712A true JP2008192712A (ja) 2008-08-21

Family

ID=39752552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007023585A Pending JP2008192712A (ja) 2007-02-01 2007-02-01 トンネル磁気抵抗素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008192712A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008219007A (ja) * 2007-02-23 2008-09-18 Samsung Electronics Co Ltd 強誘電体ナノドットを有する強誘電体情報記録媒体及びその製造方法
JP2011210191A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Brother Industries Ltd Htmlファイルの印刷方法
WO2012121067A1 (ja) * 2011-03-08 2012-09-13 独立行政法人科学技術振興機構 ナノギャップ長を有する電極構造の作製方法並びにそれにより得られるナノギャップ長を有する電極構造及びナノデバイス
WO2013074037A1 (en) * 2011-11-18 2013-05-23 Klaus Leifer Molecular junction platform and method of fabricating such a platform
JP5674220B2 (ja) * 2012-02-28 2015-02-25 独立行政法人科学技術振興機構 ナノデバイス及びその製造方法
WO2015033600A1 (ja) * 2013-09-06 2015-03-12 独立行政法人科学技術振興機構 電極対、その作製方法、デバイス用基板及びデバイス
CN110261640A (zh) * 2019-06-27 2019-09-20 东南大学 一种基于隧道磁阻效应的mems微流速传感器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11238924A (ja) * 1998-02-20 1999-08-31 Toshiba Corp スピン依存伝導素子とそれを用いた電子部品および磁気部品
JP2003507889A (ja) * 1999-08-18 2003-02-25 ノース・キャロライナ・ステイト・ユニヴァーシティ 化学的にゲート動作する単一電子トランジスタを使用したセンシングデバイス
JP2003168788A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Nec Corp 量子ドットをベースにした磁気ランダムアクセスメモリセルとそのアレイ、および、これらの製造方法
JP2004281548A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Japan Science & Technology Agency 強磁性単電子素子とこれを用いた記憶素子

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11238924A (ja) * 1998-02-20 1999-08-31 Toshiba Corp スピン依存伝導素子とそれを用いた電子部品および磁気部品
JP2003507889A (ja) * 1999-08-18 2003-02-25 ノース・キャロライナ・ステイト・ユニヴァーシティ 化学的にゲート動作する単一電子トランジスタを使用したセンシングデバイス
JP2003168788A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Nec Corp 量子ドットをベースにした磁気ランダムアクセスメモリセルとそのアレイ、および、これらの製造方法
JP2004281548A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Japan Science & Technology Agency 強磁性単電子素子とこれを用いた記憶素子

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008219007A (ja) * 2007-02-23 2008-09-18 Samsung Electronics Co Ltd 強誘電体ナノドットを有する強誘電体情報記録媒体及びその製造方法
JP2011210191A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Brother Industries Ltd Htmlファイルの印刷方法
WO2012121067A1 (ja) * 2011-03-08 2012-09-13 独立行政法人科学技術振興機構 ナノギャップ長を有する電極構造の作製方法並びにそれにより得られるナノギャップ長を有する電極構造及びナノデバイス
JPWO2012121067A1 (ja) * 2011-03-08 2014-07-17 独立行政法人科学技術振興機構 ナノギャップ長を有する電極構造の作製方法並びにそれにより得られるナノギャップ長を有する電極構造及びナノデバイス
JP5942297B2 (ja) * 2011-03-08 2016-06-29 国立研究開発法人科学技術振興機構 ナノギャップ長を有する電極構造の作製方法、メッキ液及びナノデバイス
WO2013074037A1 (en) * 2011-11-18 2013-05-23 Klaus Leifer Molecular junction platform and method of fabricating such a platform
JP5674220B2 (ja) * 2012-02-28 2015-02-25 独立行政法人科学技術振興機構 ナノデバイス及びその製造方法
KR20160050019A (ko) * 2013-09-06 2016-05-10 고쿠리츠켄큐카이하츠호진 카가쿠기쥬츠신코키코 전극쌍, 그 제작 방법, 디바이스용 기판 및 디바이스
CN105474398A (zh) * 2013-09-06 2016-04-06 国立研究开发法人科学技术振兴机构 电极对、其制作方法、器件用基板以及器件
WO2015033600A1 (ja) * 2013-09-06 2015-03-12 独立行政法人科学技術振興機構 電極対、その作製方法、デバイス用基板及びデバイス
JPWO2015033600A1 (ja) * 2013-09-06 2017-03-02 国立研究開発法人科学技術振興機構 電極対、その作製方法、デバイス用基板及びデバイス
EP3043386A4 (en) * 2013-09-06 2017-06-07 Japan Science and Technology Agency Electrode pair, method for producing same, substrate for device, and device
TWI629789B (zh) * 2013-09-06 2018-07-11 國立研究開發法人科學技術振興機構 電極組、電極組之製作方法及裝置
US10164080B2 (en) 2013-09-06 2018-12-25 Japan Science And Technology Agency Electrode pair, method for fabricating the same, substrate for device, and device
KR102150053B1 (ko) * 2013-09-06 2020-08-31 고쿠리츠켄큐카이하츠호진 카가쿠기쥬츠신코키코 전극쌍, 그 제작 방법, 디바이스용 기판 및 디바이스
CN110261640A (zh) * 2019-06-27 2019-09-20 东南大学 一种基于隧道磁阻效应的mems微流速传感器
CN110261640B (zh) * 2019-06-27 2024-04-09 东南大学 一种基于隧道磁阻效应的mems微流速传感器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101093776B1 (ko) 자기 센서
CN107923956B (zh) 磁阻传感器
Maqableh et al. Low-resistivity 10 nm diameter magnetic sensors
JP4682998B2 (ja) 記憶素子及びメモリ
CN101901867B (zh) 磁阻存储器器件和集成电路以及形成自旋扭矩结构的方法
CN108292703A (zh) 自旋流磁化反转元件、磁阻效应元件及磁存储器
US8189302B2 (en) Magnetic field sensor with graphene sense layer and ferromagnetic biasing layer below the sense layer
JP4880669B2 (ja) 磁気/非磁気/磁気多層フィルムに用いられるコア複合膜及びその用途
CN105745760B (zh) 磁阻效应元件、Spin-MOSFET、磁传感器以及磁头
JP6866694B2 (ja) 磁気抵抗効果素子
JP2008192712A (ja) トンネル磁気抵抗素子
US6730395B2 (en) Magnetic tunnel junction using nanoparticle monolayers and applications therefor
JP2009130371A (ja) 磁気抵抗デバイス
JP2005217422A (ja) 磁気抵抗素子
JP5034317B2 (ja) 記憶素子及びメモリ
Schneider et al. Towards molecular spintronics: magnetotransport and magnetism in carbon nanotube-based systems
Garcia et al. Ballistic magnetoresistance in different nanocontact configurations: a basis for future magnetoresistance sensors
US11163023B2 (en) Magnetic device
Mancoff et al. Spin-current-induced magnetotransport in Co-Cu-Co nanostructures
Sarveena et al. Multifunctional magnetic nanostructures: exchange bias model and applications
JP5057338B2 (ja) 反平行結合膜構造体、トンネル磁気抵抗素子および磁気デバイス
JPH1091921A (ja) デュアルスピンバルブ型薄膜磁気ヘッド
JP2004335259A (ja) 電気配線、電子デバイス、磁気抵抗効果素子、磁気ヘッド、磁気媒体、記録装置、及びそれらの製造方法
JP2007035944A (ja) 電子スピン利用素子及びその製造方法
Fábián Engineered magnetoconductance in InAs nanowire quantum dots

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121002