JP2008182282A - 位置決め装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【構成】位置決め装置の移動体である天板をSiCのコンポジット材からなる一体中空構造体で構成し、軽量、高強度、高剛性を実現する。この中空構造体には、電磁継ぎ手やローレンツ力アクチュエータによって、制御特性に優れたステージ装置を実現する。さらに、中空構造体を製作する時、内部に粉体を入れて、ラップ加工することにより、ラップ面の面圧が均一になり高い面精度が実現する。
【選択図】 図2
Description
これらによって、高速で、高精度に位置決めする位置決め装置を提供することができ、露光装置において、高い生産性とアライメント精度を実現できる。
また、熱膨張率が1.0e−6(1/℃)以下の低熱膨張材やSiCからなる場合では、中空構造にするために同時に一体焼結できず、2体以上の部品になる。このような場合であっても、熱膨張係数が合わない接着剤やガラス接合のようなものではなく、熱膨張率差を吸収するようにメタル接合を用いることによって従来のような接合部での剛性劣化がない。これによって、同一種材質で一体中空構造にすることができる。
すなわち、リブ構造は、中空天板2の上下の板に一体になっている。そして、中空天板の上下の板を囲むような外周の側板があって、このリブは側板と側板が接する隅部から離れた側板の腹部から始まり図形対象位置関係をもつ別の側板の腹部につながるように配置されればよい。
さらに、図5(a)の発展系として、図5(b)を示す。外側の四隅の三角部分を軽くすることによって図5(a)は固有振動数を向上させている。しかし、実際の構成では、ミラー3等の質量が乗る。このような場合には図5(b)のように側板と側板が接する接点からリブを出すように対角線にリブを入れるのではなく、ねじりに弱いところである腹Rwからリブを出すことが固有振動数向上に有効である。
また、無機質繊維複合材を用いた場合は、比剛性が高いので、より軽量でかつ高剛性を実現できる。
熱膨張率が1.0e−6(1/℃)以下の低熱膨張材を用いる場合、低熱膨張材の材質がコージライト系である場合、ヤング率が低く、天板として適用することができなかったが、本発明のリブ構造の中空天板にすることによって、低熱膨張材でも実現することが可能となった。
また、SiCのコンポジット材よりも高剛性を求めるためにヤング率が高い材質であるSiCを用いた場合であっても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
この光学ミラー3の材質も、熱膨張率差による中空天板2の変形を避けるために、中空天板2と同じ材質である。同じ材質で一体構造になっているので、ミラー3がステージの移動時の加速で動くという問題は発生しない。また、剛性の高い中空天板2に保持されているために、ミラー3が変形する心配もないという利点がある。
H1:中空内部、H2:中空内部、H2a:導通穴、H2c:取り付け穴、H3:中空内部、LMX:X方向微動リニアモータ、LMX1:可動側、LMX2:固定側、LMY:Y方向微動リニアモータ、LMY1:可動側、LMY2:固定側、LMZ:Z方向微動リニアモータ、LMZ1:可動側、LMZ2:固定側、W:ウエハ。
Claims (16)
- N2雰囲気、He雰囲気、真空雰囲気のいずれかの環境で被移動物を移動させるための位置決め装置において、被移動物を保持するための第一の板と、該第一の板を保持する第二の板とを有し、該第二の板の材質がセラミックからなる材料からなり、該第二の板の構造が同一種材質で形成され中空内部を有する中空構造になっていて、前記中空内部には該第二の板のねじれモードに対する固有振動数を高めるリブ構造を有し、前記環境において前記中空内部と外気を導通するための穴があることを特徴とする位置決め装置。
- 前記リブ構造は、前記第二の板の上下の板に一体になっていることを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
- 前記第二の板の上下の板を囲むような外周の側板があって、前記リブは側板と側板が接する隅部から離れた側板の腹部から始まり図形対象位置関係をもつ別の側板の腹部につながることを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
- 請求項3のリブ構造は、保持面に平行に切断したときの断面が四角形のリブと、該断面が四角形のリブに対し角度をなして接合され、前記保持面に平行に切断したときの断面がひし形のリブとを交互に入れる構成であることを特徴とする位置決め装置。
- 前記第二の板の材質は熱膨張率が1.0e−6(1/℃)以下の低熱膨張材または無機質繊維複合材またはSiCまたはSiCとSiから形成されるSiCのコンポジット材からなっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の位置決め装置。
- 半導体露光装置の基板移動ステージである位置決め装置において、被移動物が感光基板と感光パターンを有する原版とのどちらかであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の位置決め装置。
- 前記第一の板は前記第二の板と同じ材質でできており、該第一の板も中空構造になっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の位置決め装置。
- 前記第二の板は、被移動物の相対位置を知るための第三の板として複数の光学ミラーを具備し、該光学ミラーを形成する第三の板は、前記第二の板と同一材質の中空構造になっており、前記第二の板は、6自由度に被移動物を所定の位置に移動するために電磁力を使ったアクチュエータと該第二の板の重力方向を支持する機構を具備していることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の位置決め装置。
- 前記アクチュエータとは別に長ストロークにて前記第一の板をXY移動させることができる長ストロークアクチュエータを具備し、その長ストロークアクチュエータによって、移動される第四の板を具備し、前記アクチュエータと前記第二の板の重力方向を支持する機構は、該第四の板に支持されていることを特徴とする請求項8に記載の位置決め装置。
- 前記アクチュエータとは、被移動物を水平方向とヨーイング方向に所定位置に制御させるための少なくとも3つ以上のローレンツ力アクチュエータと、被移動物を移動させるための加速度を補うために同心円上に配置された少なくとも4つ以上の電磁石アクチュエータとであって、前記電磁石アクチュエータの可動側が前記第二の板に固定され、前記ローレンツ力アクチュエータと電磁石アクチュエータの力点と該第二の板の重心との差を小さくするために、少なくともアクチュエータが取付けられる該第二の板部分は裏面に掘り込みがある中空板構造であることを特徴とする請求項8または9に記載の位置決め装置。
- 前記ローレンツ力アクチュエータは、被移動物が露光位置にある時に、最大推力定数の数%以内となるように、該アクチュエータのコイルと磁石を配置することを特徴とする請求項10に記載の位置決め装置。
- 前記第四の板には、被移動物を搬送ハンドから前記第一の板に移動させるために、被移動物を一時保持するための受け渡し支持棒を具備し、該受け渡し支持棒は、最低3本から構成され、前記第一の板及び第二の板を貫通し、該第二の板が、前記アクチュエータによって上下することで、前記第一の板の上面から突出することを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の位置決め装置。
- 前記第四の板から第二の板に供給される電気・気体・液体を通すための配管及び実装配線が、前記第二の板の中央部及び最外周部のどちらかにあることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の位置決め装置。
- 被移動物を垂直方向とピッチング・ローリング方向の所定位置に制御させるために少なくとも3つ以上のローレンツ力アクチュエータを備え、被移動物を搬送させるために必要な前記第二の板の移動が可能なストロークを具備すること特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の位置決め装置。
- 前記第二の板の重力方向の荷重を支持するために、該第二の板と該第二の板に機械的に固定される部品との重さに等しい力を発生させる自重補償機構を有することを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の位置決め装置。
- 1μm以下の仕上げ面を必要とする前記中空構造を有する請求項1〜15のいずれかに記載の位置決め装置の製造方法において、前記中空構造の中空内部に粉体を入れるための穴を具備し、前記粉体を入れる前記中空内部内の重量が該中空内部内を前記第二の板と同種の材質素材で充填した場合の該中空内部内の重量に等しい状態にして、製造工程を行うことを特徴とする位置決め装置の製造方法。
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