JP2001148336A - テーブル駆動装置、露光装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

テーブル駆動装置、露光装置およびデバイス製造方法

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JP2001148336A
JP2001148336A JP32842899A JP32842899A JP2001148336A JP 2001148336 A JP2001148336 A JP 2001148336A JP 32842899 A JP32842899 A JP 32842899A JP 32842899 A JP32842899 A JP 32842899A JP 2001148336 A JP2001148336 A JP 2001148336A
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actuator
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Kotaro Tsui
浩太郎 堆
Hirohito Ito
博仁 伊藤
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造体の固有振動数を上げ、高速高精度なテ
ーブル駆動装置を提供する。 【解決手段】 基板を保持して移動可能なテーブルと、
該テーブルを支持するサブテーブルと、該サブテーブル
を支持するベースと、該テーブルを該サブテーブルに対
して駆動するテーブル駆動手段と、該サブテーブルを該
ベースの基準面に沿って駆動するサブテーブル駆動手段
と、該テーブルと該ベースとの間で力を発生するアクチ
ュエータとを有することを特徴とし、直接的にテーブル
とベースとの間で力の伝達が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種測定器、加工
器および半導体リソグラフィ工程で用いる半導体露光装
置などに用いられ、目的物を高速・高精度で移動し、位
置決めをするテーブル駆動装置に関し、さらに、これを
用いた露光装置およびデバイス製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の6軸ウエハステージの斜
視図である。
【0003】この実施例では、静圧XYステージのXス
テージ上に4軸静圧θZTステージが搭載されている。
同図において、155は基準面を有するベース、154
はベース上の基準面をY方向に移動可能なYステージ、
151はベース上の基準面上でYステージに対してX方
向に移動可能なXステージである。
【0004】図6に従来の4軸静圧θZTステージの概
略図を示す。同図において、151は上述したXステー
ジ、104はウエハを保持するウエハチャックを具備し
たテーブルである。105はZ方向に力を発生するZリ
ニアモータであり、テーブルをXステージに対してZ方
向に駆動する。また、不図示であるがθ方向に力を発生
するθリニアモータがあり、テーブルをXステージに対
してθ方向に駆動する。102はXステージ側に設けら
れた固定部材、103はテーブル側に設けられた案内部
材であり、テーブル104をXステージに対してZ方
向、θz方向、チルト方向(θx、θy)の4軸に移動
可能に支持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】位置決め装置を高速化
させるためには、構造体の固有振動数を向上させる必要
がある。しかし、上述した6軸ウエハステージのように
水平自由度を有するXYステージにZθTステージを搭
載するような単なる段重ね構造にすると、装置全体の固
有振動数の向上は困難である。
【0006】本発明は、上記の課題を解決し、構造体の
固有振動数を上げ、高速高精度なテーブル駆動装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のテーブル駆動装置は、基板を保持して移動
可能なテーブルと、該テーブルを支持するサブテーブル
と、該サブテーブルを支持するベースと、該テーブルを
該サブテーブルに対して駆動するテーブル駆動手段と、
該サブテーブルを該ベースの基準面に沿って駆動するサ
ブテーブル駆動手段と、該テーブルと該ベースとの間で
力を発生するアクチュエータとを有することを特徴とす
る。
【0008】また、前記アクチュエータは、電磁石を有
することが望ましく、前記ベースの基準面と垂直な方向
に力を発生することが望ましい。
【0009】また、前記テーブル駆動手段は、リニアモ
ータであることが望ましく、前記ベースの基準面と平行
な方向に力を発生することが望ましい。
【0010】また、該サブテーブル駆動手段は、ボール
ネジまたはリニアモータであることが望ましい。
【0011】また、前記テーブルの位置を計測するため
のテーブル位置計測手段と、前記サブテーブルの位置を
計測するためのサブテーブル位置計測手段とを有するこ
とが望ましく、前記テーブル位置計測手段と前記サブテ
ーブル位置計測手段は、前記ベースと振動的に独立的に
して配置されていることが好ましい。
【0012】また、サブテーブルに対するテーブルの支
持は、テーブルがサブテーブルに近づくと反発するよう
な剛性を備えた機構による支持であることが望ましい。
また、前記アクチュエータは、前記テーブルが前記ベー
スに近づくと、近づく方向の力が強くなるようなアクチ
ュエータであることが望ましい。また、前記サブテーブ
ルは、前記ベースに対して静圧軸受けによって支持され
ていることが好ましい。
【0013】また、前記テーブル駆動手段と前記アクチ
ュエータのうちの少なくとも一方に冷却機構を設けるこ
とが望ましい。
【0014】また、上記ののテーブル駆動装置を有する
露光装置およびデバイス製造方法も本発明の範疇に入
る。
【0015】
【発明の実施の形態】<実施形態1>図1に本発明のテ
ーブル移動装置の実施形態の概略図を示す。
【0016】1はウエハ、2はウエハ1を保持するウエ
ハチャック、5はウエハチャック2を保持するテーブル
である。3は、テーブル5のX方向の位置計測を行うた
めのXレーザ干渉計から照射されるレーザ光60を反射
するためのXミラーであり、テーブル5に固定されてい
る。Xレーザ干渉計は、基準65に設けられているた
め、テーブル5の位置計測は、基準65に対して位置計
測される。テーブル5のY方向およびθz方向の基準6
5に対する位置計測も、同様の方法でYレーザ干渉計お
よびθzレーザ干渉計を用いて計測している(不図
示)。
【0017】11は、XY平面に平行な基準面を有する
ベースである。6は、ベース11上を水平方向(X、
Y)に移動可能なサブテーブルである。サブテーブル
は、ベース11の基準面に対して空気静圧軸受用パッド
10により非接触支持されており、Z方向およびチルト
方向(θx、θy)方向の変動が少ない状態で、ベース
11上のXY方向を滑らかに動くことができる。7は、
サブテーブル6のX方向の位置計測を行うためのサブX
レーザ干渉計から照射されるレーザ光61を反射するた
めのサブXミラーであり、サブテーブル7に固定されて
いる。サブXレーザ干渉計は、基準65に設けられてい
るため、サブテーブル7の位置計測は、基準65に対し
て位置計測される。サブテーブル7のY方向およびθz
方向の基準65に対する位置計測も、同様の方法でサブ
Yレーザ干渉計およびサブθzレーザ干渉計を用いて計
測している(不図示)。サブテーブル7は、ボールネジ
やリニアモータ等で構成される大出力アクチュエータを
用いたXYテーブルで構成され、ベースの基準面と平行
なX方向およびY方向に極めて高速に移動することがで
きる。
【0018】40xは、テーブル5とサブテーブル6と
の間にX方向の駆動力を発生させるXリニアモータであ
る。40yは、テーブル5とサブテーブル6との間にY
方向の駆動力を発生させるYリニアモータであり、2個
設けられている。Xリニアモータ40xとYリニアモー
タ40yは、発生させる駆動力の方向が異なるものの、
同様な構成であるので、以下ではXリニアモータ40x
のみの構成を説明する。
【0019】30、31は、極性の異なる永久磁石であ
り、互いに対向して配置されている。32はヨークであ
る。33は上記の磁石等をテーブル5に取り付け固定す
るための取り付け金具であり、装置全体の固有振動数を
下げないように合成の高い構成となっている。また、3
7は電流を流すコイル、38はコイルを保持するコイル
ホルダであり、サブテーブル6に取り付け固定されてい
る。コイルに電流を流すと、ローレンツ力がテーブル5
とサブテーブル6との間に働く。コイルに電流を流すこ
とにより、コイルは発熱するが、その発熱量を押さえる
ため、コイルホルダ内に冷却水を流しコイルを冷却でき
る構成になっている。
【0020】Xリニアモータ40xおよびYリニアモー
タ40yによってテーブル5とサブテーブル6との間に
駆動力を発生させることで、テーブル5はサブテーブル
6に対してX方向、Y方向およびθz方向に駆動され
る。また、Xリニアモータ40xおよびYリニアモータ
40yは、非接触アクチュエータとして機能するので、
サブテーブル6の挙動はテーブル5には伝達されない。
【0021】上記リニアモータ40x、40yと、前述
したXレーザ干渉計の出力値およびY・θzレーザ干渉
計の出力値を用いたフィードバック制御系を構成するこ
とにより、サブテーブル66挙動に関係なく、テーブル
5のXYθz方向に正確な位置決めをすることができ
る。
【0022】また、前述したサブテーブル6をX方向お
よびY方向に駆動するための2自由度大出力アクチュエ
ータと、サブXレーザ干渉計の出力とサブYレーザ干渉
計の出力値を用いたフィードバック制御系を構成するこ
とにより、サブテーブル6を任意の目標位置に位置決め
することができる。
【0023】25は、テーブル5の自重を支持するため
のテーブル自重支持系である。20、20’は、同一極
性を有する永久磁石である。21は磁石20’をサブテ
ーブル6に固定するための磁石調整具で、サブテーブル
6に取りつけられる。22は、磁石20をテーブル5に
保持するための磁石保持具であり、テーブル5に固有振
動数を落とさないような構成で取りつけられる。磁石2
0、20’は、互いに同一の磁極を対向させているの
で、磁石間に反発力が発生している。テーブル自重支持
系25は、この反発力を利用してテーブル5の自重を支
持している。テーブル5は、3個の自重支持系によって
支持されているが、図1においては、便宜上2個の自重
支持系25a、25bのみ図示している。なお、テーブ
ル自重支持系は、テーブルの重心を支持するようにすれ
ば、1個で構成してもかまわない。図において、ウエハ
面が露光フォーカス面71になっているが、それよりも
若干高いバランス面70にて自重とバランスするよう調
整する。バランスを調整するための調整機構は、磁石調
整具21に組み込まれており、磁石21’のZ方向の位
置を調整できるようになっている。例えば、調整機構と
しては、楔機構を用いることにより、剛性の高い調整が
可能となる。
【0024】55は、テーブル5のZ方向の位置決めを
行うためのZアクチュエータである。51は磁性体でで
きたコアであり、その周りにZコイル50を巻きつけて
いる。Zコイル50を覆うように冷却カバー52が設け
られており、Zコイル50に電流を流すことにより発生
する熱量を最小限に抑えている。冷却カバー内には冷却
水が流れており、Zコイルで発生した熱を効率よく回収
することができる。テーブル5は、3個のZアクチュエ
ータによって、Z方向およびチルト方向(θx、θy)
に駆動されるが、図1においては、便宜上2個のZアク
チュエータ55a、55bのみ図示している。このZア
クチュエータ55では、Zコイル50に電流を流すこと
によりベース11との間に生じる磁気吸引力を利用して
おり、テーブル5に重力方向(−Z方向)の力を与え
る。この磁気吸引力の大きさは、Zコイル50に流す電
流と、コア51・ベース間のギャップ量との関数であ
る。また、電流を一定とすれば、ギャップを少なくすれ
ば下向きの力は更に増えるという負の剛性特性を有す
る。前述した通り、テーブル5は、テーブル自重支持系
25によってウエハ面が露光フォーカス面71よりも高
いバランス面70にてバランスされているため、Zアク
チュエータ55による−Z方向の力をテーブル5に作用
させることで、ウエハ面をフォーカス面に位置決めする
ことができる。
【0025】62は、Z位置計測センサであり、取りつ
け治具63を介してテーブル5に固有振動数を落とさな
いよう固定されている。テーブル5に配置された3個の
Z位置計測センサによって、ベースに対するテーブル5
のZ方向およびチルト方向(θx、θy)の位置を計測
しているが、図1においては、便宜上1個のZ位置計測
センサのみ図示している。なお、場合によっては、基準
65と同一のフレームからテーブル5のZ方向位置を計
測してもかまわない。
【0026】上述した3個のZアクチュエータ55と、
3個のZ位置計測センサの出力値を用いたフィードバッ
ク制御系を構成することにより、テーブル5をZ方向お
よびチルト方向(θx、θy)の任意の位置に正確に位
置決めすることができる。
【0027】前述した自重支持系とZアクチュエータの
実際の使用方法について説明する。まず、Zコイル50
への電流ゼロの状態にて、3個の自重支持系25の各磁
石調整具21でウエハ面がバランス面70にほぼ一致す
るよう調整する。次に、3個のZアクチュエータ55の
各Zコイルに電流を流し、ウエハ面が露光面71になる
ように位置決め制御する。この位置では、自重支持系2
5により静的に上向き(+Z)の自重以上の力がテーブ
ル5に加わっており、Zアクチュエータはテーブル5を
押し下げるための力を加えるため、Zコイルにはオフセ
ット電流が静的に流れるようになっている。その状態を
釣り合い位置として、テーブル位置をZ方向に微小量下
げたい場合は、Zコイル電流を微小量増やし、テーブル
位置を微小量上げたい場合は、Zコイル電流を微小量減
らせば良い。このようにしてZコイルの電流を操作する
ことで、テーブル位置をZ方向及びチルト方向(θx、
θy)の任意の目標位置に正確に位置決めすることがで
きる。
【0028】本実施例においては、テーブル自重支持系
に磁石反発を利用したが、エアシリンダを用いてもかま
わない。そのとき、例えば自重を支持するZ方向以外の
自由度を許容するローリングシールを用いると、サブテ
ーブル6の挙動の影響を小さくすることができる。ある
いは、Z方向自由度を持つ1軸エアシリンダとテーブル
5間に静圧軸受けを構成することにより、サブテーブル
6の水平方向挙動をテーブルに伝達しないようにするこ
とも可能である。また、エアシリンダの選定にあたり、
前述したZアクチュエータの負の剛性に対して、ほぼ同
じ大きさの正の剛性を有することが望ましい。また、テ
ーブル自重支持系としては、これらに限られるものでは
なく、テーブルの自重を補償できるものであればよく、
例えばバネなどを用いても良い。
【0029】また、Zアクチュエータにおいて、渦電流
が発生しないようにコア51やベース11は抵抗率の高
いものが望ましく、積層にすることも可能である。
【0030】以上説明したように、本実施例によれば、
正確に位置決めすべきテーブル5は水平方向(X、Y、
θz)、垂直方向(Z)およびチルト方向(θx、θ
y)の6自由度を有する一体構造であり、6自由度の制
御力を直接付与できる。それによって、固有振動数をあ
げる設計が容易になり、テーブルの位置決め高速化が可
能となる。また、水平方向に関しては、テーブル5は非
接触で働くローレンツ力により制御されているため、サ
ブテーブル6を含めた水平方向外乱の影響を受けること
はない。
【0031】また、Z方向に関しては、Zアクチュエー
タにおいて、負の剛性を有するため、鉛直方向に働くベ
ース外乱の影響を若干受ける。しかし、自重支持系とし
て磁気反発力もしくはエアシリンダ等による正の剛性を
有する他のバネ系を用いることにより、サブテーブル6
のZ方向挙動がベース11のZ方向挙動とほぼ同一であ
るという前提において、上記負の剛性によるベース外乱
の影響を緩和させる効果を持っている。
【0032】<実施形態2>次に前述した実施形態のテ
ーブル移動装置を搭載した走査型露光装置の実施形態
を、図2を用いて説明する。
【0033】鏡筒定盤96は床または基盤91からダン
パ98を介して支持されている。また鏡筒定盤96は、
レチクル定盤94を支持すると共に、レチクルとウエハ
の間に位置する投影光学系97を支持している。また、
テーブル5の位置を計測するためのレーザ干渉系と、サ
ブテーブル6の位置を計測するためのサブレーザ干渉系
が鏡筒定盤96と一定的に設置されている。
【0034】サブテーブル6は、床または基盤から支持
されたベース11上に支持されている。サブテーブル6
上のテーブル5は、ウエハを載置して位置決めを行う。
また、レチクルステージ95は、鏡筒定盤に支持された
レチクルステージ定盤上に支持され、回路パターンが形
成されたレチクルを搭載して移動可能である。レチクル
ステージ95上に搭載されたレチクルをテーブル5上の
ウエハに露光する露光光は、照明光学系99から発生さ
れる。
【0035】なお、テーブル5は、レチクルステージ9
5と同期して走査される。レチクルステージ95とテー
ブル5の走査中、両者の位置はそれぞれ干渉計によって
継続的に検出され、レチクルステージ95とテーブル5
の駆動部にそれぞれフィードバックされる。これによっ
て、両者の走査開始位置を正確に同期させるとともに、
定速走査領域の走査速度を高精度で制御することができ
る。また、テーブル5が走査移動する際は、サブテーブ
ルも目標位置に基づいてフィードバック制御される。投
影光学系に対して両者が走査している間に、ウエハ上に
はレチクルパターンが露光され、回路パターンが転写さ
れる。
【0036】本実施形態では、前述の実施形態のテーブ
ル移動装置を用いているため、高速・高精度な露光が可
能となる。
【0037】<実施形態3>次に上記説明した露光装置
を利用した半導体デバイスの製造方法の実施例を説明す
る。図3は半導体デバイス(ICやLSI等の半導体チ
ップ、あるいは液晶パネルやCCD等)の製造フローを
示す。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回
路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計し
た回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ
3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハ
を製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と
呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグ
ラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。
ステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ1
4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化す
る工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンデ
ィング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程
を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製され
た半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の
検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完
成し、これが出荷(ステップS7)される。
【0038】図4は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ
17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ
18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分
を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチ
ングが済んで不要となったレジストを取り除く。これら
のステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上に
多重に回路パターンが形成される。本実施例の製造方法
を用いれば、従来は製造が難しかった高集積度の半導体
デバイスを製造することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明のテーブル駆動装置によれば、直
接的にテーブルとベースとの間で力の伝達が行行われ、
高速高精度なテーブルの位置決めをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテーブル移動装置の実施形態を説明す
るための概略図
【図2】本発明の露光装置の実施形態を説明するための
概略図
【図3】半導体デバイスの製造フロー図
【図4】ウエハプロセスのフロー図
【図5】従来の6軸ステージの概略図
【図6】従来の4軸θZTステージの概略図
【符号の説明】 1 ウエハ 2 ウエハチャック 3 ミラー 5 テーブル 6 サブテーブル 7 サブミラー 10 静圧軸受 11 ベース 20、20’ 永久磁石 21 磁石調整具 25 テーブル自重支持系 30、31 永久磁石 40 リニアモータ 50 Zコイル 51 コア 52 冷却カバー 55 Zアクチュエータ 60、61 レーザビーム 62 Z位置計測センサ 65 基準 70 バランス面 71 露光面 91 床・基盤 94 レチクル定盤 95 レチクルステージ 96 鏡筒定盤 97 投影光学系 98 ダンパ 99 照明光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23Q 1/18 A Fターム(参考) 2F078 CA02 CA08 CB05 CB12 CB13 CC11 3C048 BB01 BB12 BC02 CC07 DD10 DD12 DD26 EE10 5F031 CA02 HA55 LA08 LA12 MA26 MA27 MA33 5F046 BA05 CC01 CC02 CC03 CC05 CC06 CC16 CC18 DA08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持して移動可能なテーブルと、 該テーブルを支持するサブテーブルと、 該サブテーブルを支持するベースと、 該テーブルを該サブテーブルに対して駆動するテーブル
    駆動手段と、 該サブテーブルを該ベースの基準面に沿って駆動するサ
    ブテーブル駆動手段と、 該テーブルと該ベースとの間で力を発生するアクチュエ
    ータとを有することを特徴とするテーブル移動装置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータは、電磁石を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のテーブル駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記アクチュエータは、前記ベースの基
    準面と垂直な方向に力を発生することを特徴とする請求
    項1または2記載のテーブル駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記テーブル駆動手段は、リニアモータ
    であることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の
    テーブル駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記テーブル駆動手段は、前記ベースの
    基準面と平行な方向に力を発生することを特徴とする請
    求項1〜4いずれかに記載のテーブル駆動装置。
  6. 【請求項6】 該サブテーブル駆動手段は、ボールネジ
    またはリニアモータであることを特徴とする請求項1〜
    5いずれかに記載のテーブル駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記テーブルの位置を計測するためのテ
    ーブル位置計測手段と、前記サブテーブルの位置を計測
    するためのサブテーブル位置計測手段とを有することを
    特徴とする請求項1〜6いずれかに記載のテーブル駆動
    装置。
  8. 【請求項8】 前記テーブル位置計測手段と前記サブテ
    ーブル位置計測手段は、前記ベースと振動的に独立的に
    して配置されていることを特徴とする請求項7記載のテ
    ーブル駆動装置。
  9. 【請求項9】 サブテーブルに対するテーブルの支持
    は、テーブルがサブテーブルに近づくと反発するような
    剛性を備えた機構による支持であることを特徴とする請
    求項1〜8いずれかに記載のテーブル駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記アクチュエータは、前記テーブル
    が前記ベースに近づくと、近づく方向の力が強くなるよ
    うなアクチュエータであることを特徴とする請求項1〜
    9いずれかに記載のテーブル駆動装置。
  11. 【請求項11】 前記サブテーブルは、前記ベースに対
    して静圧軸受けによって支持されていることを特徴とす
    る請求項1〜10いずれかに記載のテーブル駆動装置。
  12. 【請求項12】 前記テーブル駆動手段と前記アクチュ
    エータのうちの少なくとも一方に冷却機構を設けたこと
    を特徴とする請求項1〜11いずれかに記載のテーブル
    駆動装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12いずれかに記載のテー
    ブル駆動装置を有することを特徴とする露光装置。
  14. 【請求項14】 ウエハに感光材を塗布する工程と、請
    求項13記載の露光装置を用いてウエハを露光する工程
    と、露光されたウエハを現像する工程とを有することを
    特徴とするデバイス製造方法。
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