JP2008170165A - 振動型ジャイロセンサ、制御回路及び電子機器 - Google Patents

振動型ジャイロセンサ、制御回路及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】検出感度を向上させ、高S/N化を実現することができる振動型ジャイロセンサ、その制御回路及び当該振動型ジャイロセンサを搭載した電子機器を提供すること。
【解決手段】抵抗25a及び25bにより第2及び第3の圧電素子23b及び23cの検出電極にバイアス電圧が加えられ、その状態で、第1の圧電素子23aの駆動電極と、その駆動電極の反対側に設けられた共通電極4との間に駆動信号を加えることができる。これにより、振動素子21は、第2及び第3の圧電素子23b及び23cにおいて、共通電極4と検出電極との間でバイアス電圧に対応する駆動信号が加えられるように動作する。すなわち、検出片である第2及び第3の圧電素子23b及び23cも駆動片として機能する。
【選択図】図8

Description

本発明は、物体の回転角速度を検出する振動型ジャイロセンサ、その制御回路及び当該振動型ジャイロセンサを搭載した電子機器に関する。
従来から、民生用の角速度センサとしては、いわゆる振動型ジャイロセンサが広く用いられている。振動型ジャイロセンサは、片持ち梁の振動子を所定の共振周波数で振動させておき、角速度の影響によって生じるコリオリ力を圧電素子などで検出することによって角速度を検出するセンサである。
振動型ジャイロセンサは、単純な機構、短い起動時間、安価で製造可能といった利点を有している。振動型ジャイロセンサは、例えば、ビデオカメラ、バーチャルリアリティ装置、カーナビゲーションシステムなどの電子機器に搭載され、それぞれ手振れ検知、動作検知、方向検知などをする際のセンサとして活用されている。
近年では、振動型ジャイロセンサは、搭載される電子機器の小型化、高性能化に伴い、小型化、高性能化が要求されている。例えば、電子機器の多機能化のため、他の用途で用いる各種センサと組み合わせて、振動型ジャイロセンサを一基板上に搭載させ、小型化を図るといった要請がある。この小型化を実現するため、Si基板を用い、半導体で用いられる薄膜プロセスとフォトリソグラフィ技術を用いて構造体を形成するMEMS(Micro Electro Mechanical System)と呼ばれる技術を用いることが一般的となってきている。
ところで、振動型ジャイロセンサが小型化されると振動系も軽量化されるが、コリオリ力は振動系の重さに比例するため、その分、検出感度も低下する。また、振動型ジャイロセンサの小型化により電源が低電圧化されるが、そうなると、振動子の振幅も小さくなるため、これによっても検出感度が低下する。検出感度の低下により、検出の出力信号のS/Nが劣化する。
そこで、このような問題を解決するため、検出用の2つの電極から出力される、同位相及び同振幅の駆動用の信号が加算回路で加算され、さらに反転回路で反転させた信号が、当該検出用の2つの電極に印加される、といった技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−205861号公報(段落[0005]、[0016]、図1)
しかしながら、最近では、振動型ジャイロセンサのさらなる小型化、低電圧化が求められている。したがって、センサの検出感度をさらに向上させ、従来品以上のS/Nの改善が必要である。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、検出感度を向上させ、高S/N化を実現することができる振動型ジャイロセンサ、その制御回路及び当該振動型ジャイロセンサを搭載した電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る振動型ジャイロセンサは、駆動電極と検出電極とを有する第1の側と、前記第1の側に対向するように設けられ共通電極を有する第2の側とを有する圧電素子群を有し、前記駆動電極と前記共通電極との間に加えられる駆動信号により振動し、前記検出電極からコリオリ力に応じた検出信号を含む出力信号を発生させることが可能な振動素子と、前記検出電極にバイアス電圧を与えるバイアス手段と、前記検出電極が発生する前記出力信号に基づき、前記振動素子を振動させるための信号を、前記駆動信号として前記駆動電極に出力する発振回路と、前記発振回路から出力された前記駆動信号の位相を反転させた反転信号を、前記共通電極に出力する位相反転回路とを具備する。
本発明では、第1の側に設けられた検出電極にバイアス電圧が加えられ、その状態で、第1の側に設けられた駆動電極と、第2の側に設けられた共通電極との間に駆動信号を加えることができる。これにより、振動素子は、共通電極と検出電極との間でバイアス電圧に対応する駆動信号が加えられるように動作する。すなわち、検出電極も駆動電極として機能する。その結果、検出電極による検出感度をさらに向上させることができ、高S/N化を実現することができる。
圧電素子群とは、複数の圧電素子で構成される要素である。駆動電極、検出電極のうちの1つの電極ごとに圧電素子が設けられる。振動素子は、それらの圧電素子うち、駆動電極が設けられた圧電素子が駆動することによって振動する。
本発明の一の形態によれば、前記検出電極は、第1の信号を発生する第1の検出電極と、前記第1の信号との差分により前記検出信号を得るための第2の信号を発生する第2の検出電極とを有し、当該振動型ジャイロセンサは、前記第1の検出電極から得られる第1の信号と、前記第2の検出電極から得られる第2の信号とを加算する加算回路をさらに具備する。すなわち、本発明に係る振動型ジャイロセンサは、加算回路により加算された加算信号を用いて発振回路により自励発振を起こす。
本発明の一の形態によれば、前記振動素子は、前記圧電素子群の前記共通電極としての導電膜を有する絶縁体を有する。すなわち、導電膜が形成された絶縁体が振動素子のベース振動体になる。例えば、導電膜が形成された絶縁体の当該導電膜上に、圧電素子群が搭載されるようにして振動素子が作製される。
本発明の他の観点に係る振動型ジャイロセンサは、駆動電極と検出電極とを有する第1の側と、前記第1の側に対向するように設けられ共通電極を有する第2の側とを有する圧電素子を有し、前記駆動電極と前記共通電極との間に加えられる駆動信号により振動し、前記検出電極からコリオリ力に応じた検出信号を含む出力信号を発生させることが可能な振動素子と、前記検出電極にバイアス電圧を与えるバイアス手段と、前記検出電極が発生する前記出力信号に基づき、前記振動素子を振動させるための信号を、前記駆動信号として前記駆動電極に出力する発振回路と、前記発振回路から出力された前記駆動信号の位相を反転させた反転信号を、前記共通電極に出力する位相反転回路とを具備する。
本発明では、振動素子が有する圧電素子は、駆動電極と検出電極に共通の1つの圧電材が用いられる。
本発明の一の形態によれば、前記振動素子は、前記圧電素子を搭載した振動アームと、前記駆動電極及び前記検出電極を外部接続するためのリード電極群を有し、前記振動アームを支持するベース体とを有する。これにより、例えばMEMS等の方法により、1枚の基板上で複数の振動素子を作製することができる。
本発明に係る制御回路は、駆動電極と検出電極とを有する第1の側と、前記第1の側に対向するように設けられ共通電極を有する第2の側とを有する圧電素子群を有し、前記駆動電極と前記共通電極との間に加えられる駆動信号により振動し、前記検出電極からコリオリ力に応じた検出信号を含む出力信号を発生させることが可能な振動素子の、前記検出電極にバイアス電圧を与えるバイアス手段と、前記検出電極が発生する前記出力信号に基づき、前記振動素子を振動させるための信号を、前記駆動信号として前記駆動電極に出力する発振回路と、前記発振回路から出力された前記駆動信号の位相を反転させた反転信号を、前記共通電極に出力する位相反転回路とを具備する。
本発明の他の観点に係る制御回路は、駆動電極と検出電極とを有する第1の側と、前記第1の側に対向するように設けられ共通電極を有する第2の側とを有する圧電素子を有し、前記駆動電極と前記共通電極との間に加えられる駆動信号により振動し、前記検出電極からコリオリ力に応じた検出信号を含む出力信号を発生させることが可能な振動素子の、前記検出電極にバイアス電圧を与えるバイアス手段と、前記検出電極が発生する前記出力信号に基づき、前記振動素子を振動させるための信号を、前記駆動信号として前記駆動電極に出力する発振回路と、前記発振回路から出力された前記駆動信号の位相を反転させた反転信号を、前記共通電極に出力する位相反転回路とを具備する。
本発明に係る電子機器は、駆動電極と検出電極とを有する第1の側と、前記第1の側に対向するように設けられ共通電極を有する第2の側とを有する圧電素子群を有し、前記駆動電極と前記共通電極との間に加えられる駆動信号により振動し、前記検出電極からコリオリ力に応じた検出信号を含む出力信号を発生させることが可能な振動素子と、前記検出電極にバイアス電圧を与えるバイアス手段と、前記検出電極が発生する前記出力信号に基づき、前記振動素子を振動させるための信号を、前記駆動信号として前記駆動電極に出力する発振回路と、前記発振回路から出力された前記駆動信号の位相を反転させた反転信号を、前記共通電極に出力する位相反転回路とを有する振動型ジャイロセンサと、前記振動型ジャイロセンサを搭載する機器本体とを具備する。
以上のように、本発明によれば、振動型ジャイロセンサの検出感度を向上させ、高S/N化を実現することができる。
本発明の実施の形態に係る振動型ジャイロセンサを説明する前に、まず、振動型ジャイロセンサの原理について図面を参照しながら説明する。
図1(A)は、振動ジャイロ素子の斜視図であり、図1(B)は、その振動ジャイロ素子の長手方向の軸に垂直な面における断面図である。
振動ジャイロ素子1は、表面が導電メッキされた四角柱状のベース振動体2と、圧電素子3aと、圧電素子3bとを備えている。圧電素子3a及び3bは、ベース振動体2の第1の側面2aに並ぶように形成されている。圧電素子3aは、圧電体54aと、圧電体54aの表面に形成された電極55aとを有する。圧電素子3bも同様に、圧電体54bと、圧電体54bの表面に形成された電極55bとを有する。導電メッキ4は、圧電素子3a及び3bの共通電極となる。
図2は、図1に示す振動ジャイロ素子1を含むジャイロセンサの回路ブロック図である。発振回路7の出力は、ベース振動体2の第1の側面2aと対向する第2の側面2b(図1(A)参照)に駆動信号として入力される。この駆動信号は、ベース振動体2の共通電極(基準電極)4を通して、圧電素子3a及び3bの当該共通電極4と接している側面56a及び56bに加えられる。上記駆動信号は、圧電素子3a及び3bにおいて同相で同じ大きさの信号である。圧電素子3a及び3bの電極55a及び55bから出力される信号は、抵抗5a及び5bにそれぞれ入力されるとともに加算回路6に入力される。抵抗5a及び5bは圧電素子3a及び3bの出力信号にバイアス電圧Vrefを与えるための抵抗である。加算回路6の出力は、発振回路7に入力される。圧電素子3a及び3bの出力は、差動増幅回路9に入力される。
振動ジャイロ素子1と加算回路6と発振回路7とにより自励発振回路が構成される。この自励発振回路により振動ジャイロ素子1は発振し、ベース振動体2の第1の側面2a及び第2の側面2bに垂直な方向(Y軸方向)に屈曲振動する。圧電素子3a及び3bが屈曲振動することで、振動ジャイロ素子1全体がそれに合わせて屈曲振動する。この状態で、振動ジャイロ素子1が、その長手方向の軸(Z軸)(以下、長軸という。)を中心として回転すると、振動ジャイロ素子1にコリオリ力が発生し、屈曲振動の向きが変わる。これによって、圧電素子3a及び3bの間に出力差が生じ、差動増幅回路9から出力が得られる。上記したように、振動ジャイロ素子1を駆動するための駆動信号は、圧電素子3a及び3bにおいて同相で同じ大きさの信号である。このため、当該駆動信号は、差動増幅回路9で相殺され、差動増幅回路9からは、回転角速度の大きさに応じた信号が出力される。
このように、圧電素子3a及び3bは、ベース振動体2に屈曲振動を与えるための駆動片として用いられるとともに、回転角速度に対応した信号を得るための検出片としても用いられる。
図3は振動ジャイロ素子1のインピーダンス特性を示す図である。横軸は発振周波数で、縦軸は圧電素子3aまたは圧電素子3bのインピーダンスZと位相θを表している。周波数fsでインピーダンスが最小のZsとなり、かつ位相が0[deg]となる。この周波数fsが直列共振点である。また、周波数fpでインピーダンスが最大となり、かつ位相が0[deg]となる。この周波数fpが並列共振点である。図2に示したジャイロセンサは、振動ジャイロ素子1と加算回路6と発振回路7で形成される自励発振回路によって、直列共振点で発振させている。
図4は、図2に示したジャイロセンサの等価回路を示す図である。この図4を用いて図2のジャイロセンサの動作原理をもう少し詳細に説明する。発振器7aの出力は、ベース振動体2の第2の側面2bに駆動信号として入力される。この駆動信号は、ベース振動体2の共通電極4を通して、圧電素子3aと3bの当該共通電極4と接している側面に加えられる。圧電素子3a及び3bの電極55a及び55bから出力される信号は、抵抗5a及び5bに入力されるとともに差動増幅回路9aに入力される。
振動ジャイロ素子1は、発振器7aにより与えられる交流電圧信号Vdで他励発振する。このとき、振動ジャイロ素子1の圧電素子3aのインピーダンスZsaと圧電素子3bのインピーダンスZsbは最小となる。また、抵抗5aの両端の交流電圧信号Vraと、抵抗5bの両端の交流電圧信号Vrbは最大となる。
振動ジャイロ素子1の長軸を中心とした回転角速度ωoが加わらないときには、インピーダンスZsaとインピーダンスZsbは同じ大きさZsとなり、VraとVrbも同じ信号となる。したがって、差動増幅回路9aの出力は0となる。このときの圧電素子3a及び3bの各両端の交流電圧信号の振幅をAgとする。
振動ジャイロ素子1に、その長軸を中心とした回転角速度ωoが加えられると、差動増幅回路9aの出力にコリオリ力に応じた検出信号が現れる。この検出信号の大きさVoは、振動ジャイロ素子の質量をmとすると、式(1)で表される。
Vo ∝ m・Ag・ωo ・・・(1)
抵抗5a及び5bの抵抗値Rbは、駆動効率の観点からは小さい方が良い。交流電圧信号VdがインピーダンスZs(Zsa、Zsb)と抵抗値Rbで分割されるため、抵抗値Rbが小さい方が振幅Agを大きく取れるためである。しかし、抵抗値Rbは、検出効率の観点からは大きい方が良い。すなわち、角速度ωoによって生じたインピーダンスZsaとインピーダンスZsbの差が抵抗5a及び5bの各両端の電圧の差となって現れるためである。
以上のことにより、最も検出信号が大きく取れる抵抗5a及び5bの値は、Rb=Zsのときとなる。これは、上記したように、圧電素子3a及び3bは駆動片と検出片を兼用しているためである。
抵抗5a及び5bの値をRb=Zsに選んだ場合に、一定の角速度ωoに対しての検出信号を大きくするには、式(1)からも明らかなように、振動ジャイロ素子1の質量mを大きくするか、または、圧電素子3a及び3bの各両端の交流電圧信号の振幅Agを大きくすればよい。しかしながら、質量mを大きくすることは小型化を求められるジャイロセンサにおいては難しく、振幅Agを大きくすることを考えなければならない。振幅Agを大きくするためには、発振器7aにより与えられる交流電圧信号Vdの振幅を大きくすればよい。しかしながら、Vdの最大振幅はジャイロセンサの電源電圧の大きさで決まり、低電力化が求められる中では、電源電圧を大きくすることは難しい。
そこで、図5に示すように、位相反転回路8が設けられたジャイロセンサが提案されている。発振回路7の出力がベース振動体2の共通電極4に入力され、さらに位相反転回路8に入力される。位相反転回路8の出力は、抵抗5a及び5bを通して、圧電素子3a及び3bのベース振動体2と接している側面と対向する面、すなわち電極55a及び55bにそれぞれ入力される。
図6は、図5に示したジャイロセンサの等価回路を示す図である。図6において、図4の回路ブロック図との違いは、発振器8aの出力が抵抗5a及び5bに入力される点である。発振器8aにより与えられる交流電圧信号−Vdは、発振器7aにより与えられる交流電圧信号Vdと同じ大きさで逆相の信号である。
振動ジャイロ素子1は、発振器7a及び発振器8aにより与えられる交流電圧信号Vd及び−Vdで他励発振する。他励発振すると、振動ジャイロ素子1の圧電素子3aのインピーダンスZsaと、圧電素子3bのインピーダンスZsbは最小となる。振動ジャイロ素子1の長軸を中心とした回転角速度ωoが加わらないときには、インピーダンスZsa及びインピーダンスZsbは同じ大きさZsとなる。圧電素子3a及び3bの各両端の交流電圧信号の振幅は、交流電圧信号Vd及び−Vdの差分2・VdがインピーダンスZsと抵抗値Rbで分割されることで決まり、2・Agとなる。また、抵抗5aの両端交流電圧信号は2・Vraとなり、抵抗5bの両端交流電圧信号は2・Vrbとなるが、この2つも同じ信号となる。
振動ジャイロ素子1に、その長軸を中心とした回転角速度ωoが加えられると、インピーダンスZsaとインピーダンスZsbの大きさに変化が生じる。その結果として、抵抗5aの両端交流電圧信号2・Vraと抵抗5bの両端交流電圧信号2・Vrbにも差が生じ、差動増幅回路9aの出力にコリオリ力に応じた検出信号が現れる。この検出信号の大きさは式(2)で表され、式(1)に示すように2倍となる。
2・Vo ∝ 2・m・Ag・ωo ・・・(2)
したがって、発振器を2つ持たせ、振動ジャイロ素子1を差動で駆動すれば、発振器7a、8aの交流電圧信号の振幅を大きくせずに検出信号を2倍にすることができる。
図7(A)は、本発明の一実施の形態に係る振動型ジャイロセンサの振動素子であり、図7(B)は、その断面図である。
振動素子は、ベース振動体22と、ベース振動体22に設けられた圧電素子群23とを備えている。ベース振動体22は、例えば導電メッキされた共通電極4を有する絶縁体あるいは圧電体である。メッキの方法としては、電気、化学、蒸着、スパッタリング等の方法がある。絶縁体としては、例えば石英、ガラス、水晶、セラミックス、あるいはその他の絶縁体が挙げられる。圧電体としては、チタン酸バリウム、チタン酸ジルコン酸鉛、ニオブ酸リチウム、またはタンタル酸リチウム、あるいはその他の圧電体が挙げられる。圧電素子群23の圧電材料としても、ベース振動体22と同様の圧電材料が用いられればよい。あるいは、ベース振動体22は、半導体であってもよいし、導電体であってもよい。導電体の場合、ニッケル、鉄、クロム、チタン、あるいはそれらの合金等が用いられる。その合金としては、例えばエリンバ、または鉄−ニッケル合金等が挙げられる。ベース振動体22が導電体でなる場合、ベース振動体22の全体が共通の基準電位を持つ共通電極(基準電極)となる。
圧電素子群23は、第1の圧電素子23a、第2の圧電素子23b及び第3の圧電素子23bで構成される。第1の圧電素子23aは、振動素子21を駆動するための圧電素子であり、第1の側に駆動電極65aが設けられている。圧電素子群23において、第1の側とは、ベース振動体22がある側とは反対側であり、以下、第2の圧電素子23b及び第3の圧電素子24bについても、同様に、ベース振動体22が配置される側と対向する側を第1の側という。
第2の圧電素子23b及び第3の圧電素子23cは、第1の圧電素子23aを挟み込むように配置されている。第2の圧電素子23b及び第3の圧電素子23cは、それぞれ角速度を検出する圧電素子であり、第1の側に検出電極65c及び65cをそれぞれ有している。
圧電素子群23の第1の側と対向する第2の側は共通電極4に接している。すなわち、第1の圧電素子23a、第2の圧電素子23b及び第3の圧電素子24bのそれぞれの第2の側(圧電素子群23の底面66a、66b及び66c)は、共通電極4に接している。
図8は、図7に示した振動素子21を含む振動型ジャイロセンサの構成を示す回路ブロック図である。振動型ジャイロセンサ100は、加算回路26、発振回路27、位相反転回路28、差動増幅回路29、バイアス手段としての抵抗25(25a及び25b)を備える。これら加算回路26、発振回路27、位相反転回路28、差動増幅回路29、抵抗25により、振動型ジャイロセンサ100の制御回路が構成される。
発振回路27の出力信号は、第1の圧電素子23aの駆動電極65aに入力されるとともに位相反転回路28に駆動信号として入力される。位相反転回路28の出力信号は、共通電極4に入力される。位相反転回路28の出力信号は、第1、第2及び第3の圧電素子23a、23b及び23cの、共通電極4に接している面66a、66b及び66cに加えられる。第2及び第3の圧電素子23b及び23cの検出電極65b及び65cからの出力は、抵抗25a及び抵抗25bにそれぞれ入力されるとともに加算回路26にそれぞれ入力される。抵抗25a及び抵抗25bは、出力信号にバイアス電圧Vrefを与えるための抵抗である。さらに、第2及び第3の圧電素子23b及び23cの出力は、差動増幅回路29に入力される。また、加算回路26の出力は、発振回路27に入力される。
発振回路27は、第2及び第3の圧電素子23b及び23cのそれぞれの検出電極65b及び65cから発生する検出信号を含む出力信号に基づき、振動素子21を自励振動させるための信号を、駆動信号として第1の圧電素子23aの駆動電極65aに出力する。すなわち、振動素子21、加算回路26、発振回路27、位相反転回路28で構成される自励発振回路によって、振動素子21は発振する。これにより、ベース振動体22の第1の側面22a及び第2の側面22bに直行する方向に屈曲振動する。
この状態で振動素子21が、その長軸(Z軸)を中心として回転すると、振動素子21にコリオリ力が発生し、屈曲振動の向きが変わる。これによって、第2及び第3の圧電素子23b及び23cの間に出力差が生じ、差動増幅回路29から出力が得られる。振動素子21の自励発振による駆動時に、第2及び第3の圧電素子23b及び23cに加えられる信号は、同相で同じ大きさの信号である。このため、第2及び第3の圧電素子23b及び23cに加えられる信号は、差動増幅回路29で相殺される。すなわち、差動増幅回路29からは、回転角速度ωoの大きさに応じた信号が出力される。
本実施の形態に係る振動型ジャイロセンサ100では、位相反転回路28の出力が共通電極4を介して圧電素子群23の第2の側(底面66a、66b及び66c)に加えられる。第1の圧電素子23aは、ベース振動体22に屈曲振動を与えるための駆動片として用いられる。第2及び第3の圧電素子23b及び23cについては、抵抗25a及び25bによりバイアス電圧が与えられているので、位相反転回路28の出力が共通電極4に加えられることで、検出片として用いられるだけでなく、駆動片としても用いられる。
図9は、図8に示した振動型ジャイロセンサ100の等価回路を示す図である。発振器27aと発振器28aの出力が振動素子21に加えられている。発振器27aにより与えられる交流電圧信号Vdが第1の圧電素子23aの第1の側及び第2の側間に加わることで、ベース振動体22は第1の側面22a及び第2の側面22bと直行する方向に屈曲振動する。第2及び第3の圧電素子23b及び23cからの信号は、差動増幅器29aで差分が取られる。その差分の信号はVs=Va−Vbである。
ここで、図10は、図9において位相反転回路がない振動型ジャイロセンサを示すブロック図である。ベース振動体22の第2の側面22bは、基準電位Vrefに接続される。この例において、第1の圧電素子23aは、ベース振動体22に屈曲振動を与えるための駆動片として用いられ、第2及び第3の圧電素子23b及び23cは、回転角速度に対応した信号を得るための検出片として用いられる。
図11は、図10に示した振動型ジャイロセンサの等価回路を示す図である。ベース振動体22の第2の側面22bはグランドに接続されている。したがって、第2及び第3の圧電素子23b及び23cの共通電極4に接している側(第2の側)はグランドとなる。発振器27aの出力は、第1の圧電素子23aの第1の側に設けられた駆動電極65aに入力される。抵抗25aと抵抗25bは信号にバイアス電圧0[V]を与えるための抵抗である。
発振器27aにより与えられる交流電圧信号Vdが第1の圧電素子23aの第1の側と第2の側に加わることで、ベース振動体22は第1の側面22a及び第2の側面22bと直行する方向に屈曲振動する。この振動が第2及び第3の圧電素子23b及び23cに伝わり、電気信号に変換され出力される。このとき、第2の圧電素子23bのインピーダンスZsb1と第3の圧電素子23cのインピーダンスZsc1は最小となり、抵抗25aの両端の交流電圧信号Va1と抵抗25bの両端の交流電圧信号Vb1は最大となる。すなわち、ベース振動体22の屈曲振動の大きさは、交流電圧信号Va1とVb1の大きさと比例している。
振動素子21に、その長軸を中心とした回転角速度ωoが加わらないときには、インピーダンスZsaとインピーダンスZsbは同じ大きさZs1となり、交流電圧信号Va1と交流電圧信号Vb1も同じ信号となる。したがって、差動増幅器29aの出力は0となる。このときの抵抗25aと25bの各両端の交流電圧信号の振幅をAv1とする。
振動素子21に、その長軸を中心とした回転角速度ωoが加えられると、ベース振動体22はこれまでと異なる方向に屈曲振動し、インピーダンスZsb1とインピーダンスZsc1の大きさに変化が生じる。その結果、交流電圧信号Va1とVb1にも差が生じ、差動増幅器29aの出力にコリオリ力に応じた検出信号が現れる。この検出信号の大きさVs1は振動素子21の質量をmとすると、式(3)で表される。
Vs1 ∝ m・Av1・ωo ・・・(3)
第2及び第3の圧電素子23b及び23cは検出片としてのみ用いているので、抵抗25a及び25bの抵抗値Rbは検出効率の観点からは大きい方が良い。
ここで、本発明者は、図12に示す振動型ジャイロセンサの回路を作り、検出電極65b及び65c(図7(B)参照)からの検出信号の測定を行った。図12に示す回路において、図11に示す回路と異なる点は、図10の第1の圧電素子23aの電極65aはグランドに接続され、発振器28aがベース振動体22の第2の側面22bの共通電極4に接続されている点である。発振器28aにより与えられる交流電圧信号−Vdは、図11に示す発振器27aにより与えられる交流電圧信号Vdと同じ大きさで逆相の信号である。
発振器28aにより与えられる交流電圧信号−Vdが、第1の圧電素子23aの両側に加わることと、直列接続されている第2の圧電素子23bと抵抗25aの間に加わることと、さらに直列接続されている第3の圧電素子23cと抵抗25bの間にも加わる。これにより、ベース振動体22は、第1の側面22aおよび第2の側面22bと直行する方向に屈曲振動する。このとき、第2の圧電素子23bのインピーダンスZsb2及び第3の圧電素子23cのインピーダンスZsb2は最小となる。また、抵抗25aの両端の交流電圧信号Va2と抵抗25bの両端の交流電圧信号Vb2は最大となる。
振動素子21に、その長軸を中心とした回転角速度ωoが加わらないときには、インピーダンスZsb2とインピーダンスZsc2は同じ大きさZs2となり、交流電圧信号Va2と交流電圧信号Vb2も同じ信号となる。したがって、差動増幅器29aの出力は0となる。このときの抵抗25a及び25bの交流電圧信号の振幅をAv2とする。抵抗25a及び25bの抵抗値Rbを下記式(4)のように設定し、交流電圧信号Va2及びVb2を実測した結果が式(5)〜(7)である。交流電圧信号Va2及びVb2は、図10の回路における交流電圧信号Va1とVb1と比べ、振幅が大きくかつ同相の信号となる。
Rb ≫ Zs2 ・・・(4)
Va2 = 1.8・Va1 ・・・(5)
Vb2 = 1.8・Vb1 ・・・(6)
Va2 = Vb2 ・・・(7)
また、抵抗25a及び25bの各両端の交流電圧信号の振幅Av2は式(8)となる。
Av2 = 1.8・Av1・・・(8)
このように、図10に示す交流電圧信号Va1及びVb1に比べ、交流電圧信号Va2及びVb2が1.8倍と大きくなっているのは、駆動片が第1の圧電素子23aだけでなく、第2及び第3の圧電素子23b及び23cも駆動片として機能しているからである。すなわち、第2及び第3の圧電素子23b及び23cは、駆動片と検出片とを兼用している。
一方、振動素子21に、その長軸を中心とした回転角速度ωoが加えられると、コリオリ力の発生によりベース振動体22はこれまでと異なる方向に屈曲振動し、インピーダンスZsa2とインピーダンスZsb2の大きさに変化が生じる。その結果、交流電圧信号Va2と交流電圧信号Vb2にも差が生じ、差動増幅器29aの出力にコリオリ力に応じた検出信号が現れる。この検出信号の大きさVs2は振動素子21の質量をmとすると、式(9)で表される。
Vs2 ∝ m・Av2・ωo = 1.8・m・Av1・ωo ・・・(9)
ここで、図8、図9に示した実施形態に係る振動型ジャイロセンサ100の説明に戻る。この振動型ジャイロセンサ100の回路は、図11に示した回路と図12に示した回路を合成したような回路となっている。つまり、抵抗25aの交流電圧信号Vaと抵抗25bの交流電圧信号Vbは、図11及び図12に示した信号Va1及びVb1、Va2及びVb2が合成される。
振動素子21に、その長軸を中心とした回転角速度ωoが加えられると、差動増幅器29aの出力にコリオリ力に応じた検出信号が現れる。この検出信号の大きさVsは振動素子21の質量をmとすると、式(10)で表される。
Vs = Vs1+Vs2 = 2.8・m・Av1・ωo ・・・(10)
すなわち、Vsは、Av1の2.8倍になっており、単に位相反転回路が設けられる回路よりもさらに検出感度を向上させることができる。
図13は、図9、図11及び図12の各回路における検出電極の電圧波形のタイムチャートを示す図である。具体的には、発振器27aにより与えられる交流電圧信号Vdと、発振器28aにより与えられる交流電圧信号−Vdと、振動素子21の長軸を中心とした回転角速度ωoが加わらないときの、抵抗25aと抵抗25bの各交流電圧信号Va1,Vb1,Va2,Vb2,Va,Vbを表したものである。
以上のように、図8及び図9に示す本実施の形態に係る振動型ジャイロセンサ100によれば、検出電極65b及び65cにバイアス電圧が加えられ、その状態で、第1の圧電素子23aの第1の側に設けられた駆動電極65aと、第2の側に設けられた共通電極4との間に駆動信号を加えることができる。これにより、振動素子21は、第2及び第3の圧電素子23b及び23cにおいて、共通電極4と検出電極65b及び65cとの間でバイアス電圧に対応する駆動信号が加えられるように動作する。すなわち、検出片である第2及び第3の圧電素子23b及び23cも駆動片として機能する。その結果、電源電圧を大きくすることなく、検出電極65b及び65cによる検出感度をさらに向上させることができ、高S/N化を実現することができる。
図14(A)は、本発明の他の実施の形態に係る振動素子を示す斜視図である。この振動素子31は、ベース体130と、このベース体130から延びるように設けられた振動アーム132とを備える。図14(B)は、その振動アーム132の長軸(Z軸)に垂直な面の断面図である。これ以降の説明では、図8、図9等に示した実施の形態に係る振動素子21、振動型ジャイロセンサ100の部材、機能等について同様のものは説明を簡略または省略し、異なる点を中心に説明する。
この振動素子31は、典型的には、MEMSにより作製することができる。例えば図14(B)に示すように、シリコン基板133上に共通電極となる導電膜34dが形成され、導電膜34d上に圧電膜33が形成される。そして、フォトリソグラフィ技術により、所定の細長い形状の駆動電極34a、第1の検出電極34b及び第2の検出電極34cが、圧電膜33上に形成される。圧電膜33、駆動電極34a、第1の検出電極34b及び第2の検出電極34cにより圧電素子が構成される。すなわち、この圧電素子の第1の側に、駆動電極34a、第1の検出電極34b及び第2の検出電極34cが設けられ、第1の側と対向する第2の側に共通電極34dが設けられる。
ベース体130の上にも、リード線136、電極パッド138及びバンプ134a〜134d等を有するリード電極が形成される。これもフォトリソグラフィ技術により形成されればよい。バンプ134aは駆動電極34aに、バンプ134b及び134cは第1及び第2の検出電極34b及び34cにそれぞれ接続されている。また、バンプ134dは共通電極34dに接続されている。これらのバンプ134a〜134dを介して、IC等の制御回路(図15に示すブロックで構成される回路を含む制御回路)に外部接続される。バンプ134a〜134dは、例えば金で形成されるが、これに限られない。
以上のように、駆動電極34a、第1及び第2の検出電極34b及び34c、リード線136等が形成されると、シリコンウェハから図14(A)に示すような形状の振動素子が切り出される。
図15は、図14(A)及び図14(B)に示した振動素子31を含む振動型ジャイロセンサの構成を示すブロック図である。この振動型ジャイロセンサ200の構成及び動作は、上記図8に示した振動型ジャイロセンサ100の構成及び動作と同じである。
振動型ジャイロセンサ200は、加算回路36、発振回路37、位相反転回路38、差動増幅回路39、抵抗35a及び35bを備える。位相反転回路38の出力は、共通電極34dに入力され、発振回路37の出力は、駆動電極34aに入力される。この振動型ジャイロセンサ200でも、第1及び第2の検出電極34b及び34cが、検出片としての機能だけでなく、駆動片としての機能も有する。これにより、電源電圧を大きくすることなく、単に位相反転回路が設けられる回路よりも、さらに検出感度を向上させることができ、高S/Nを実現することができる。
図16(A)は、本発明のさらに別の実施の形態に係る振動素子を示す模式図である。図16(B)は、図16(A)におけるA−A線断面図である。
振動素子41は、ベース体140と、ベース体140から延びるように設けられた3本の振動アーム141、142及び143とを備えている。この振動素子41も、例えばMEMSにより作製することができる。図16(B)に示すように、3本の振動アーム141、142及び143は、シリコンでなるベースアーム147a〜147cをそれぞれ有する。
中央の振動アーム141のベースアーム147a上には、圧電膜148aが設けられ、圧電膜148aの第1の側に第1の駆動電極145a、第1の検出電極146a及び第2の検出電極146bが設けられている。また、圧電膜148aの第1の側に対向する第2の側に共通電極144aが設けられている。
振動アーム142のベースアーム147b上には、圧電膜148bが設けられ、圧電膜148bの第1の側に共通電極144bが設けられている。また、圧電膜148bの第2の側に第2の駆動電極145bが設けられている。同様に、振動アーム143のベースアーム147c上には、圧電膜148cが設けられ、圧電膜148cの第1の側に共通電極144cが設けられている。また、圧電膜148cの第2の側に第3の駆動電極145cが設けられている。
ベース体140には、図14に示す形態と同様に、図示しないリード電極が設けられている。
図17は、図16(A)及び図16(B)に示した振動素子41を含む振動型ジャイロセンサの構成を示すブロック図である。発振回路47の出力は、第1、第2及び第3の駆動電極145a、145b及び145cに入力される。位相反転回路48の出力は、共通電極144a、144b及び144cに入力される。第1及び第2の検出電極146a及び146bには、その出力信号にバイアス電圧Vref(共通電位)を与えるための抵抗45aが接続されている。
このように構成された振動型ジャイロセンサ300では、左右の振動アーム142及び143が同相、同振幅で振動し、中央の振動アーム141は、左右の振動アーム142及び143に対して逆相、2倍の振幅で振動するように駆動される。中央の振動アーム142に注目すれば、図8、図14に示す形態と同様の構成であるので、電源電圧を大きくすることなく、第1及び第2の検出電極146b及び146cによる検出感度を向上させることができ、高S/Nを実現することができる。
なお、第2及び第3の駆動電極145b及び145cには、駆動信号が入力されなくてもよい。この場合、左右の振動アーム142及び143は、中央の振動アーム141の振動による反動で振動する。
図18は、上記振動型ジャイロセンサ100、200、または300を搭載した電子機器の例として、デジタルカメラを示す概略斜視図である。図19は、そのデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ260は、振動型ジャイロセンサ100(200、300)を搭載する機器本体261を備えている。機器本体261は、例えば、金属製、樹脂製などのフレームまたは筐体である。振動型ジャイロセンサ100(200、300)は、例えば数mm角の大きさでパッケージングされて構成されている。1つの振動型ジャイロセンサ100(200、300)には、少なくとも2軸の回りの回転角速度を検出するために、少なくとも2つの振動素子21(31、41)(図8、図14、図17参照)が搭載されている。
図20に示すように、デジタルカメラ260は、振動型ジャイロセンサ100(200、300)と、制御部510と、レンズ等を備える光学系520と、CCD530、光学系520に対して手振れ補正を実行する手振れ補正機構540とを有する。
振動型ジャイロセンサ100(200、300)によって、2軸のコリオリ力が検出される。制御部510は、この検出されたコリオリ力に基づき手振れ補正機構540を使って光学系520で手振れの補正を行う。
本発明に係る実施の形態は、以上説明した実施の形態に限定されず、他の種々の実施形態が考えられる。
振動素子21、32、41を構成する基板、配線、アーム部等の形状、大きさ、材質等は適宜変更可能である。
上記各実施の形態に係る振動型ジャイロセンサ100(200、300)を搭載する電子機器としては、上記したデジタルカメラに限られない。例えば、電子機器としては、ラップトップ型のコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)、電子辞書、オーディオ/ビジュアル機器、プロジェクタ、携帯電話、ゲーム機器、カーナビゲーション機器、ロボット機器、その他の電化製品等が挙げられる。
(A)は、振動ジャイロ素子の斜視図であり、(B)は、その振動ジャイロ素子の長手方向の軸に垂直な面における断面図である。 図1に示す振動ジャイロ素子を含むジャイロセンサの回路ブロック図である。 振動ジャイロ素子のインピーダンス特性を示す図である。 図2に示したジャイロセンサの等価回路を示す図である。 位相反転回路が設けられたジャイロセンサの構成を示す回路ブロック図である。 図5に示したジャイロセンサの等価回路を示す図である。 (A)は、本発明の一実施の形態に係る振動型ジャイロセンサの振動素子であり、(B)は、その断面図である。 図7に示した振動素子を含む振動型ジャイロセンサの構成を示す回路ブロック図である。 図8に示した振動型ジャイロセンサの等価回路を示す図である。 図9において位相反転回路がない振動型ジャイロセンサを示すブロック図である。 図10に示した振動型ジャイロセンサの等価回路を示す図である。 別の例の振動型ジャイロセンサの等価回路を示す図である。 図9、図11及び図12の各回路における検出電極の電圧波形のタイムチャートを示す図である。 (A)は、本発明の他の実施の形態に係る振動素子を示す斜視図である。(B)は、振動アームの長軸に垂直な面の断面図である。 図14(A)及び図14(B)に示した振動素子を含む振動型ジャイロセンサの構成を示すブロック図である。 (A)は、本発明のさらに別の実施の形態に係る振動素子を示す模式図である。図16(B)は、図16(A)におけるA−A線断面図である。 図16(A)及び図16(B)に示した振動素子を含む振動型ジャイロセンサの構成を示すブロック図である。 上記振動型ジャイロセンサを搭載した電子機器の例として、デジタルカメラを示す概略斜視図である。 そのデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
符号の説明
21、31、41…振動素子
23…圧電素子群
23a…第1の圧電素子
23c…第3の圧電素子
25a、35a、45a…抵抗
25b、35b、45b…抵抗
26、36、46…加算回路
27、37、47…発振回路
28、38、48…位相反転回路
29、39、49…差動増幅回路
33…圧電膜
34d…導電膜
34a…駆動電極
34b…第1の検出電極
34c…第2の検出電極
34d、144a、144b、144c…共通電極
100、200、300…振動型ジャイロセンサ
130、140…ベース体
132、141、142、143…振動アーム
145a…第1の駆動電極
145b…第2の駆動電極
145c…第3の駆動電極
146a…第1の検出電極
146b…第2の検出電極
148a、148b、148c…圧電膜
260…デジタルカメラ
261…機器本体

Claims (8)

  1. 駆動電極と検出電極とを有する第1の側と、前記第1の側に対向するように設けられ共通電極を有する第2の側とを有する圧電素子群を有し、前記駆動電極と前記共通電極との間に加えられる駆動信号により振動し、前記検出電極からコリオリ力に応じた検出信号を含む出力信号を発生させることが可能な振動素子と、
    前記検出電極にバイアス電圧を与えるバイアス手段と、
    前記検出電極が発生する前記出力信号に基づき、前記振動素子を振動させるための信号を、前記駆動信号として前記駆動電極に出力する発振回路と、
    前記発振回路から出力された前記駆動信号の位相を反転させた反転信号を、前記共通電極に出力する位相反転回路と
    を具備することを特徴とする振動型ジャイロセンサ。
  2. 請求項1に記載の振動型ジャイロセンサであって、
    前記検出電極は、
    第1の信号を発生する第1の検出電極と、
    前記第1の信号との差分により前記検出信号を得るための第2の信号を発生する第2の検出電極とを有し、
    当該振動型ジャイロセンサは、
    前記第1の検出電極から得られる第1の信号と、前記第2の検出電極から得られる第2の信号とを加算する加算回路をさらに具備することを特徴とする振動型ジャイロセンサ。
  3. 請求項1に記載の振動型ジャイロセンサであって、
    前記振動素子は、
    前記圧電素子群の前記共通電極としての導電膜を有する絶縁体を有することを特徴とする振動型ジャイロセンサ。
  4. 駆動電極と検出電極とを有する第1の側と、前記第1の側に対向するように設けられ共通電極を有する第2の側とを有する圧電素子を有し、前記駆動電極と前記共通電極との間に加えられる駆動信号により振動し、前記検出電極からコリオリ力に応じた検出信号を含む出力信号を発生させることが可能な振動素子と、
    前記検出電極にバイアス電圧を与えるバイアス手段と、
    前記検出電極が発生する前記出力信号に基づき、前記振動素子を振動させるための信号を、前記駆動信号として前記駆動電極に出力する発振回路と、
    前記発振回路から出力された前記駆動信号の位相を反転させた反転信号を、前記共通電極に出力する位相反転回路と
    を具備することを特徴とする振動型ジャイロセンサ。
  5. 請求項4に記載の振動型ジャイロセンサであって、
    前記振動素子は、
    前記圧電素子を搭載した振動アームと、
    前記駆動電極及び前記検出電極を外部接続するためのリード電極群を有し、前記振動アームを支持するベース体と
    を有することを特徴とする振動型ジャイロセンサ。
  6. 駆動電極と検出電極とを有する第1の側と、前記第1の側に対向するように設けられ共通電極を有する第2の側とを有する圧電素子群を有し、前記駆動電極と前記共通電極との間に加えられる駆動信号により振動し、前記検出電極からコリオリ力に応じた検出信号を含む出力信号を発生させることが可能な振動素子の、前記検出電極にバイアス電圧を与えるバイアス手段と、
    前記検出電極が発生する前記出力信号に基づき、前記振動素子を振動させるための信号を、前記駆動信号として前記駆動電極に出力する発振回路と、
    前記発振回路から出力された前記駆動信号の位相を反転させた反転信号を、前記共通電極に出力する位相反転回路と
    を具備することを特徴とする制御回路。
  7. 駆動電極と検出電極とを有する第1の側と、前記第1の側に対向するように設けられ共通電極を有する第2の側とを有する圧電素子を有し、前記駆動電極と前記共通電極との間に加えられる駆動信号により振動し、前記検出電極からコリオリ力に応じた検出信号を含む出力信号を発生させることが可能な振動素子の、前記検出電極にバイアス電圧を与えるバイアス手段と、
    前記検出電極が発生する前記出力信号に基づき、前記振動素子を振動させるための信号を、前記駆動信号として前記駆動電極に出力する発振回路と、
    前記発振回路から出力された前記駆動信号の位相を反転させた反転信号を、前記共通電極に出力する位相反転回路と
    を具備することを特徴とする制御回路。
  8. 駆動電極と検出電極とを有する第1の側と、前記第1の側に対向するように設けられ共通電極を有する第2の側とを有する圧電素子群を有し、前記駆動電極と前記共通電極との間に加えられる駆動信号により振動し、前記検出電極からコリオリ力に応じた検出信号を含む出力信号を発生させることが可能な振動素子と、前記検出電極にバイアス電圧を与えるバイアス手段と、前記検出電極が発生する前記出力信号に基づき、前記振動素子を振動させるための信号を、前記駆動信号として前記駆動電極に出力する発振回路と、前記発振回路から出力された前記駆動信号の位相を反転させた反転信号を、前記共通電極に出力する位相反転回路とを有する振動型ジャイロセンサと、
    前記振動型ジャイロセンサを搭載する機器本体と
    を具備することを特徴とする電子機器。
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