JP2008143538A - テープ貼付け装置 - Google Patents

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和明 岡本
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Abstract

【課題】 パネルの縁部に沿って、パネルの端面から表裏面に亘りテープを迅速に、且つシワを生ずることなくきれいに貼ることのできるテープ貼付け装置の提供。
【解決手段】 パネル1を保持するパネル保持機構2と、パネルの端面aに沿って移動しながらパネルの端面にテープ3を貼付けるテープ貼付けユニット4と、テープ貼付けユニット4の移動方向と平行な軸回りに回転自在に設けてあり、テープ貼付けユニット4によりテープ3をパネルの端面aに貼付けた後、テープ貼付けユニット4の移動方向と直交する方向に移動しながらパネル1の縁部1aを挟むことで、テープ3のパネルの端面aからはみ出した部分を折り曲げてパネルの表裏面b,cに貼付ける一対の圧接ローラ5a,5bとを備えていることを特徴とする。
【選択図】 図13

Description

本発明は、パネルの縁部に沿って、パネルの端面から表裏面に亘りテープを貼付けるテープ貼付け装置に関する。
プラズマディスプレイの前面に取付けられるフィルターは、図15(a)(b)に示すように、ガラス製のパネル1の四周縁部に、パネルの端面aから表裏面b,cに亘り金属箔テープ3を貼付けて、電極を形成している。この金属箔テープ3を貼付ける作業は、これまでは人手により行われていた。その作業手順を説明すると、パネル1を作業台の上に置き、図16(a)に示すように、離型紙を剥がして金属箔テープ3をパネルの表面bの縁部にまっすぐに貼り、次に図16(b)に示すように、金属箔テープ3のパネルからはみ出した部分に親指の腹を押し付けて滑らせるようにして、金属箔テープ3を折り曲げてパネルの端面aに貼付ける。次にパネル1を裏返しにし、図16(c)に示すように、金属箔テープ3をさらに折り曲げてパネルの裏面cに貼り付ける。
最初に金属箔テープ3をパネル表面bに貼付ける際、金属箔テープ3の位置がテープの幅方向にずれたり斜めになったりすると、金属箔テープ3のパネル表裏面b,c側に折り曲げられる長さがまちまちになり、製品の性能上好ましくない。また、貼り付けた金属箔テープ3には少しもシワが有ってはならないので、指を使って金属箔テープ3をパネルに貼った後、ヘラで金属箔テープ3をこすり、シワが無いようにしている。このように、このテープ貼付け作業は慎重且つ丁寧に行う必要があり、一枚のパネルの4辺全部に金属箔テープを貼るのに数分を要している。
特許文献1には、離型紙を剥がしながら金属箔テープをガラス板の端面に押し付け、金属箔テープをガラス板の端面にまっすぐ貼付けできるようにしたテープ貼着具が記載されている。しかしこのテープ貼着具を使用したとしても、ガラス板の端面からはみ出した金属箔テープを折り曲げてガラス板の表裏面に貼着する作業は、手作業により行わねばならないため、大幅な能率向上は望めない。
また特許文献2には、パネルの端面に沿って移動させつつテープ5を押圧ロール9により押圧してパネル端面に貼着すると共に、パネルを両側から挟むように配置したテープ折り曲げ部材10,10‘により、パネル端面からはみ出したテープを随時折り曲げてパネル表裏面に貼着するようにしたテープ貼着具が記載されている。このテープ貼着具は、テープ折り曲げ部材10,10’が、テープ5を部分的にねじりながらテープの折り曲げ、貼着を行うため、テープにシワが生じたり、テープが損傷したりといった不都合が生ずるおそれがある。
特開2001−48413号公報 特開平11−334981号公報
本発明は以上に述べた実情に鑑み、パネルの縁部に沿って、パネルの端面から表裏面に亘りテープを迅速に、且つシワを生ずることなくきれいに貼ることのできるテープ貼付け装置の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明によるテープ貼付け装置は、パネルを保持するパネル保持機構と、パネルの端面に沿って移動しながらパネルの端面にテープを貼付けるテープ貼付けユニットと、テープ貼付けユニットの移動方向と平行な軸回りに回転自在に設けてあり、テープ貼付けユニットによりテープをパネルの端面に貼付けた後、テープ貼付けユニットの移動方向と直交する方向に移動しながらパネルの縁部を挟むことで、テープのパネルの端面からはみ出した部分を折り曲げてパネルの表裏面に貼付ける一対の圧接ローラとを備えていることを特徴とする。
請求項2記載の発明によるテープ貼付け装置は、請求項1記載の発明の構成に加え、一対の圧接ローラのうちの少なくとも一方の圧接ローラが、中央部の直径が端部の直径よりも大きい太鼓状に形成してあることを特徴とする。
請求項3記載の発明によるテープ貼付け装置は、請求項1又は2記載の発明の構成に加え、一対の圧接ローラのうちの何れか一方の圧接ローラの表面が他方の圧接ローラの表面よりも軟らかいことを特徴とする。
請求項4記載の発明によるテープ貼付け装置は、請求項1〜3記載の発明の構成に加え、パネルの幅方向の中心線に対してテープ貼付けユニットと圧接ローラがそれぞれ対称に設けてあり、パネルの両側の縁部にテープを同時に貼付けることを特徴とする。
請求項5記載の発明によるテープ貼付け装置は、請求項1〜4記載の発明の構成に加え、各圧接ローラの移動方向前進側の側方に隣接して可撓性を有するテープ折り曲げ部材が配設してあり、圧接ローラがパネルを挟む前にテープ折り曲げ部材がテープをパネル表裏面側に向けて折り曲げることを特徴とする。
請求項6記載の発明によるテープ貼付け装置は、請求項1〜5記載の発明の構成に加え、パネル保持機構は、パネルの片面に吸着する複数の吸着パッドを備え、吸着パッドにベッチン布製のカバーを被せてあることを特徴とする。
請求項7記載の発明によるテープ貼付け装置は、請求項1〜6記載の発明の構成に加え、テープ貼付けユニットは、パネルの厚み方向と平行な方向にも移動可能としてあることを特徴とする。
請求項1記載の発明によるテープ貼付け装置は、テープ貼付けユニットがパネルの端面にテープを貼付けた後、一対の圧接ローラがテープ貼付けユニットの移動方向と直交する方向に移動しながらパネルの縁部を挟むことで、テープの折り曲げとパネル表裏面への貼付けを行うようにしたので、テープがねじられることがなく、パネルの縁部にテープをシワなくきれいに貼付けることができる。また、一対の圧接ローラがテープの折り曲げと貼付けをテープの全長に亘って一気に行うので、長い距離にテープを貼付ける場合でも短時間で行うことができる。
請求項2記載の発明によるテープ貼付け装置は、一対の圧接ローラのうちの少なくとも一方の圧接ローラが、中央部の直径が端部の直径よりも大きい太鼓状に形成してあることで、圧接ローラの中央部からパネルに及ぼす圧力が端部側に比べて弱くなるのを防止する作用、テープを中央部から端部側に向かって押し延ばす作用が得られ、テープのシワの発生をより一層確実に防止できる。
請求項3記載の発明によるテープ貼付け装置は、一対の圧接ローラのうちの何れか一方の圧接ローラの表面が他方の圧接ローラの表面よりも軟らかいことで、一方の圧接ローラ側が基準となってパネルの変形を防止でき、且つ他方の圧接ローラがパネルと馴染むため、圧接ローラ全長からパネルに均等に圧力を加えることができる。
請求項4記載の発明によるテープ貼付け装置は、パネルの幅方向の中心線に対してテープ貼付けユニットと一対の圧接ローラがそれぞれ対称に設けてあり、パネルの両側の縁部にテープを同時に貼付けるようにしたので、パネルの縁部へのテープの貼付け作業の能率が向上する。
請求項5記載の発明によるテープ貼付け装置は、各圧接ローラの移動方向前進側の側方に隣接して可撓性を有するテープ折り曲げ部材が配設してあり、圧接ローラがパネルを挟む前にテープ折り曲げ部材がテープをパネル表裏面側に向けて折り曲げるので、テープが金属箔テープのようにコシの強いものであっても、テープを確実に曲げてパネルに密着できる。
請求項6記載の発明によるテープ貼付け装置は、パネル保持機構にパネルの片面に吸着する複数の吸着パッドを備え、吸着パッドにベッチン布製のカバーを被せてあることで、パネルがずれるのを確実に防止できると共に、吸着パッドの吸着によりパネルに傷が付くことを防止できる。
請求項7記載の発明によるテープ貼付け装置は、テープ貼付けユニットをパネルの厚み方向と平行な方向に移動させることで、パネルの表裏面側に折り曲げるテープの長さを調節できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図10は、本発明のテープ貼付け装置の一実施形態を示している。このテープ貼付け装置は、プラズマディスプレイの前面に取付けられるフィルターを製作する過程で、長方形のガラス製のパネル1の四周縁部に、図15(a)(b)に示すように、電極になるアルミや銅製の金属箔テープ3を貼付けるためのものである。本パネル貼付け装置は、図1に示すように、パネル1を水平に一枚ずつ搬送するコンベア10a,10b,10c,10dが平面視L字型の配置で設けてあり、パネル1は搬入コンベア10aからパネル1の長辺方向に搬送され、長辺側テープ貼付け装置9aでパネル1の両側の長辺側縁部1a,1aに金属箔テープ3が同時に貼付けられ、その後パネル1はコンベア10b,10cによりパネル1の短辺方向に搬送され、短辺側テープ貼付け装置9bでパネル1の両側の短辺側縁部1b,1bに金属箔テープ3が同時に貼付けられ、搬出コンベア10dから搬出される。長辺側テープ貼付け装置9aと短辺側テープ貼付け装置9bは構造的に同じものであり、以下、長辺側テープ貼付け装置9aの詳細な構造について図2〜図10に即して説明する。
長辺側テープ貼付け装置9aは、図2に示すように、パネル1の搬送方向前側から見て右側の長辺側縁部1aに金属箔テープ3を貼付ける右ユニット11aと、パネル1の左側の長辺側縁部1aに金属箔テープ3を貼付ける左ユニット11bとが、ベース12上に左右対称に配置されている。右ユニット11aと左ユニット11bは、リニアガイド13により装置の中心線CLに対して前進・後退自在に案内されており、図3に示すように、ベース12内に設けられたサーボモータ14と、ギア16a,16bを噛ませて互いに逆向きに回転するようにしたボールネジ機構15a,15bにより、互いに連動して前進・後退するようになっている。
ベース12の中央部には、図4に示すように、パネル1を搬送するコンベア17と、搬送されてきたパネル1を所定の位置に停止させるストッパー装置18と、パネル1の下面に吸着する複数の吸着パッド7を備えている。
コンベア17は、プーリ19a,19b,19c,19dに巻き掛けた無端状のベルト20a,20bをモータ21により周回させ、パネル1をベルト20a,20bに載せて搬送する。
ストッパー装置18は、ストッパーブロック22がストッパー上下シリンダー23により上下動可能に設けてあり、上昇したストッパーブロック22にパネル1の前端面を当接させてパネル1を停止させる。ストッパー上下シリンダー23は、パネル1の搬送方向に移動自在なテーブル24上に設置してあり、テーブル24はサーボモータ25とボールネジ機構26を介して移動範囲の任意の位置に位置決め可能としてあり、パネル1の長さに応じてストッパーブロック22の位置を変更するようにしている。
吸着パッド7は、ゴム質の椀状の部材に空気を吸引するホースが接続されたもので、パネル1の搬送方向に4つ並べて設けてあり、4つの吸着パッド7はシリンダー27により一体的に上下動するようになっている。各吸着パッド7は、個々に上下方向に数ミリ程度自由に動けるように取付けてあり、シリンダー27により押し上げられた吸着パッド7はパネル1の下面から僅かに離れた位置に停止し、空気の吸引力により各吸着パッド7が若干上昇してパネル1の下面に吸着するようになっている。各吸着パッド7には、ベッチン布で形成したカバー8が被せてある。
図5に示すように、右ユニット11aの前部両側には、支柱28a,28bが鉛直に立設してあり、支柱28a,28bに一対の圧接ローラ5a,5bが上下方向に間隔をあけて水平に支持してある。上側の圧接ローラ5aは、図6に示すように、シリンダー29aにより上下に揺動するアーム30aの先端部に軸端部がベアリングを介して支持してあり、下側の圧接ローラ5bも同様に、シリンダー29bにより上下に揺動するアーム30bの先端部に軸端部がベアリングを介して支持してある。両圧接ローラ5a,5bは、鉄製の軸の周りにウレタンゴムをライニングしたもので、上側の圧接ローラ5aの表面は下側の圧接ローラ5bの表面よりも軟らかくしてある。また上側の圧接ローラ5aは、直径が全長に亘って一定であり、下側の圧接ローラ5bは、中央部の直径が端部の直径よりも0.2mm程度大きい太鼓状に形成してある。このように、下側の圧接ローラ5bを太鼓状にする理由としては、まず圧接ローラ5bは長尺で両端部のみで支持してあり、自重によって若干撓むため、圧接ローラ5bの直径を一定にした場合は、圧接ローラ5bの長手方向中央部においてパネル1に及ぼす圧力が弱くなったり、パネル1との間に隙間が生じたりするので、これを防止するためである。
圧接ローラ5a,5bを動かすシリンダー29a,29bは、下側の圧接ローラ用のシリンダー29bのサイズを、上側の圧接ローラ用のシリンダー29aよりも大きくしてある。圧接ローラ5a,5bは、図6中に二点鎖線で示すように、右ユニット11aを前進移動させた後、上下のシリンダー29a,29bのロッドを突き出すことで両圧接ローラ5a,5bの間隔が狭まり、両圧接ローラ5a,5bがパネル1の上下面にそれぞれ圧接してパネル1の長辺側縁部1aを上下から挟むようになっている。
また、図6に示すように、上側の圧接ローラ5aのユニット移動方向前進側の側方には、可撓性を有する多数の合成樹脂繊維で形成したハケ6aが、圧接ローラ5aに隣接して下向きに取付けてある。同じように、下側の圧接ローラ5bのユニット移動方向前進側の側方にも、ハケ6bが上向きに取付けてある。
図1と図2に示すように、右ユニット11aの後部には、パネル1の右側の長辺側縁部1aの端面に金属箔テープ3を貼付けるテープ貼付けユニット4が設けてある。テープ貼付けユニット4は、右ユニット11a後部にパネル1の長辺方向と平行に長く設けたテーブル31上に、リニアガイド32を介してパネル1の長辺側縁部1aの端面aに沿って移動自在に支持してあり、テーブル31後面に取付けたサーボモータ33とボールネジ機構34により、パネル1の長辺側縁部1aの端面aに沿って往復移動可能としてある。テープ貼付けユニット4は、図7〜9に示すように、金属箔テープ3を連続的に供給するテープ供給部35と、金属箔テープ3から剥がした離型紙36を巻き取る離型紙巻取り部37と、金属箔テープ3の粘着面をパネル1の端面aに押し付けて接着させるテープ貼付け部38と、金属箔テープ3を切断するカッター部39を備えており、テープ貼付け部38で金属箔テープ3をパネルの端面aに押付ながら、図7における右から左に移動して、パネルの端面aに金属箔テープ3を貼付ける。
テープ供給部35は、図7と図8に示すように、金属箔テープ3のコイル3aを装着するテープ装着軸40が上板41上に起立して回転自在に設けてあり、テープ装着軸40にはベルトを介してトルクモータ42から所定のトルクが伝達され、金属箔テープ3が弛まないように張力を付与しながら、テープ貼付けユニット4の移動に連動して金属箔テープ3を連続的に繰り出す。
離型紙巻取り部37も同じように、離型紙36を巻き取る離型紙巻取り軸43が上板41上に起立して回転自在に設けてあり、離型紙巻取り軸43にベルトを介してトルクモータ44のトルクを伝達し、テープ貼付け部38の端部に配置した離型紙剥離ローラ45で金属箔テープ3から剥離させた離型紙36を、張力を付与しながらテープ貼付けユニット4の移動に連動して巻き取る。テープ装着軸40には、金属箔テープのコイル3aを受ける円板状の受け板46が取付けてあり、離型紙巻取り軸43には、巻き取った離型紙36のコイル36aを受ける円板状の受け板47が取付けてある。
前記上板41は、図8に示すように、テーブル31上をスライドするスライド板48に対して、複数の回動するアーム49と、アーム49に水平軸で連結された支柱50とを介して、上下方向に移動可能に支持されている。
スライド板48上には、図7に示すように、パネル1側に向かってのびるブラケット51がパネル1の長辺方向に2つ並べて取付けてあり、各ブラケット51にはセンタリング用シリンダー52が取付けてあり、センタリング用シリンダー52にはセンタリング用ローラ53が取付けてある。
テープ貼付け部38には、図7に示すように、金属箔テープ3から離型紙36を折り返すようにして剥がす離型紙剥離ローラ45と、金属箔テープ3をパネル1の端面aに押付ける前側テープ押付けローラ54と、金属箔テープ3の先端部を吸着するテープ吸着部55と、金属箔テープ3をパネル1の端面aに押付ける後側テープ押付けローラ56とが、テープ供給部35から近い方から順に横に並べて設けてある。前側・後側テープ押付けローラ54,56とテープ吸着部55は、それぞれシリンダー54a,56a,55aによりパネル1の端面aに対して圧接・離間自在としてある。また、離型紙剥離ローラ45と前側テープ押付けローラ54とテープ吸着部55とは、後側テープ押付けローラ56近傍の垂直軸57を支点として回動するアーム58上に設けてあり、図9に示すように、金属箔テープ3をパネル1の端面aに接着していって、金属箔テープ3をパネル端面aの末端に合わせて切断する際、前記アーム58をシリンダー59により回動させることで金属箔テープ3をパネル端面aから離間させ、カッター部39の回転するカッター刃60を上昇させ、テープ吸着部55の先端近くで金属箔テープ3をカッター刃60により切断する。
テープ貼付け部38は、図8と図10に示すように、上板61上に構成されており、上板61は、テーブル31上をスライドするスライド板62に対して、リニアガイド63を介して上下動可能に支持されており、且つサーボモータ64とボールネジ機構65により任意の高さに位置決め可能となっている。テープ貼付け部38の上板61と、テープ供給部35及び離型紙巻取り部37側の上板41とは、図8に示すように、連結部66で水平軸により連結されており、タイロッド67とアーム68を使用した連動機構により上板41を支持しているアーム49の軸を回転させることにより、両上板61,41が連動して上下動するようになっている。したがってサーボモータ64を駆動してテープ貼付け部38の高さを変えると、それに追従してテープ装着軸40と離型紙巻取り軸43が上下にスライド移動し、金属箔テープ3の高さが変更される。このように金属箔テープ3の高さを変えることで、パネル1の上面側と下面側に折り曲げられる金属箔テープ3の長さを変更できる。
カッター部39は、図8に示すように、テープ貼付け部38の上板61から垂下して設けた取付板69上に構成してあり、回転する円形のカッター刃60と、カッター刃を回転させるモータ70と、カッター刃60とモータ70を一体的に上下動自在に案内するリニアガイド71と、カッター刃60を上下に動かすシリンダー72とを備えている。
以上、右ユニット11aの構成について説明したが、左ユニット11bの構成もこれと同様である。
次に、このテープ貼付け装置9aの動作を説明する。コンベア17上を搬送されてきたパネル1をセンサー(図示省略)が検知すると、ストッパー上下シリンダー23が作動してストッパーブロック22が上昇し、ストッパーブロック22にパネル1の前端面が係止してパネル1がストップし、その後コンベア17が停止する。次に、図11に示すように、右ユニット11aと左ユニット11bが中心側に向けて前進し、センタリング用シリンダー52が突き出されてセンタリング用ローラ53がパネル1の両側の端面a,aに当接し、パネル1がセンタリング(パネルの幅方向の中心線と装置の中心線CLとが一致)される。次に、上下の圧接ローラ5a,5b用のシリンダー29a,29bが突き出され、図11(b)に示すように、パネル1の両側の長辺側縁部1a,1aを上下の圧接ローラ5a,5bが挟持する。次に、吸着パッド7が上昇してパネル1の下面cに吸着する。その後、センタリング用ローラ53が後退してパネル端面aから離れる。以上の工程により、パネル1が所定の位置に正確に位置決めされるとともに、ずれることがないようにしっかりと保持される。このときは、上下の圧接ローラ5a,5bはパネル保持機構2の一部として機能し、両圧接ローラ5a,5bはシリンダー29a,29bの力で押し合いするが、下側の圧接ローラ5b用のシリンダー29bのサイズが上側の圧接ローラ5a用のシリンダー29aのサイズよりも大きいために、上側の圧接ローラ5aが押し戻され、パネル1は下側の圧接ローラ5bを基準として一定の高さに保持される。吸着パッド7にベッチン布で形成したカバー8が被せてあることで、パネル1のずれを確実に防ぐことができ、しかもパネル1に吸着パッド7による傷が全く付かない。
次に、テープ貼付けユニット4を作動して、パネル1の両側の端面a,aに金属箔テープ3を同時に貼付ける。このときの動作を説明すると、図12(a)に示すように、最初はテープ貼付け部38がパネル端面aから側方に外れた位置にあり、前側・後側テープ押付けローラ54,56とテープ吸着部55は後退位置にある。この状態から、図12(b)に示すように、金属箔テープ3の先端がパネル1の端面aの先端に略一致する位置までテープ貼付けユニット4が左横にスライドし、図12(c)に示すように、前側テープ押付けローラ54とテープ吸着部55がシリンダー54a,55aにより突き出されてパネル端面aに押し付けられ、これにより金属箔テープ3の先端部がパネル端面aに接着される。次に、テープ吸着部55を後退させた上で、図12(d)に示すように、後側テープ押付けローラ56がパネル端面aに掛かる位置までテープ貼付けユニット4が左横にスライドし、前側テープ押付けローラ54を後退させ、後側テープ押付けローラ56をパネル端面aに圧接する。その後、図12(e)に示すように、テープ貼付けユニット4が左横にスライドし、このときテープ供給部35から金属箔テープ3が連続的に供給され、後側テープ押付けローラ56により金属箔テープ3がパネル端面aに貼付けられる。後側テープ押付けローラ56が、パネル端面aの末端側に近付くと、テープ貼付けユニット4のスライドが一旦停止し、図12(f)に示すように、アーム58を回動して金属箔テープ3をパネル端面aから離し、カッター刃60を上昇させて金属箔テープ3を切断する。その後、図12(g)に示すように、アーム58が元に戻り、テープ貼付けユニット4がさらに左横にスライドし、切断された金属箔テープ3の末端部が後側テープ押付けローラ56によりパネル端面aに貼付けられる。
次に、シリンダー29a,29bを作動して上下の圧接ローラ5a,5bをパネル1から離間させた状態で、右ユニット11aと左ユニット11bを後退させる。次に、図13(a)に示すように、シリンダー29a,29bを作動して上下の圧接ローラ5a,5bが互いに接近した状態とする。このとき、上下の圧接ローラ5a,5bの間には、パネルの厚みtよりも小さい隙間sが空いている。その後、右ユニット11aと左ユニット11bを前進させて上下の圧接ローラ5a,5bがパネル1の長辺側縁部1aを挟むことで、金属箔テープ3のパネル1の端面aからはみ出した部分を折り曲げてパネル上下面b,cに貼付ける。その際、図13(b)に示すように、圧接ローラ5a,5bがパネル1を挟む前に、各圧接ローラ5a,5bの前進側の側方に設けたハケ6a,6bにより金属箔テープ3が予め45°程度まで折り曲げられるため、金属箔テープ3を確実に折り曲げてパネル1の長辺側縁部1aに密着させることができる。また、下側の圧接ローラ5bが、中央部の直径が端部の直径よりも僅かに大きい太鼓状に形成してあることで、圧接ローラ5bの撓みにより圧接ローラ5b中央部において圧接ローラ5bがパネル1に及ぼす圧力が小さくなるのを防止でき、加えて上側の圧接ローラ5aの表面が下側の圧接ローラ5bの表面よりも軟らかくなっていることで、図13(c)に示すように、上側の圧接ローラ5aの表面が潰れて広範囲にパネル1に密着しようとするため、上下の圧接ローラ5a,5bの全長からパネル1に均等に圧力を掛けることができ、金属箔テープ3の折り曲げ部分全体をパネル上下面b,cにシワを生じさせることなく確実に貼付けることができる。
さらに、圧接ローラ5a,5bを太鼓状に形成することで、図14に示すように、圧接ローラ5a,5bがパネル1を挟む際に、圧接ローラ5a,5bの中央部から両端部側に向けて金属箔テープ3を押し延ばすような力fが生じ、これにより金属箔テープ3のシワの発生を防止する効果が高められる。
圧接ローラ5a,5bの太鼓状の度合い(中央部の直径を端部の直径よりもどれだけ大きくするか)は、貼付ける金属箔テープ3の全長等に応じて適宜調整すればよく、自重によるローラの撓みを吸収できる程度のごく弱いものであっても良いが、それよりも太鼓状の度合いを強くした場合、下側の圧接ローラ5bだけでなく上側の圧接ローラ5aも太鼓状に形成した場合には、上記の効果が大きくなる。
以上の工程によりパネル1の長辺側縁部1a,1aに金属箔テープ3の貼付けが終わると、パネル保持機構2によるパネル1の保持を解除し、コンベア17,10b,10cによりパネル1を短辺側テープ貼付け装置9bに搬送し、端辺側テープ貼付け装置9bにおいて長辺側縁部1a,1aと同じようにしてパネル1の短辺側縁部1b,1bに金属箔テープ3を貼付ける。
本装置によれば、搬入コンベア10aにパネル1を供給するだけで、自動的にパネル1の四周縁部に金属箔テープ3を貼付けることができ、パネル1枚当り1分〜2分の短時間でテープの貼付けが行える。
また本テープ貼付け装置9a,9bは、右ユニット11a、左ユニット11b、テープ貼付けユニット4、ストッパー装置18が、それぞれサーボモータとボールネジ機構により移動するようにしたので、各部のストロークを変更することでパネル1のサイズ変更に容易に対応できる。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。本発明の用途は、プラズマディスプレイ用のパネルに金属箔テープを貼付けるものに限定されず、パネルとテープの材質は任意である。
テープ貼付け装置の全体のレイアウトを示す平面図である。 長辺側テープ貼付け装置を図1のX方向から見た正面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図2のC−C断面図である。 図5のE−E断面図である。 テープ貼付けユニットの平面図である。 テープ貼付けユニットの図7のY方向矢視図である。 金属箔テープを切断するときの状態におけるテープ貼付け部の平面図である。 図2のD−D断面図である。 (a)はパネル保持機構によりパネルを保持した状態を示す平面図であり、(b)は同側面図である。 テープ貼付けユニットによりパネルの端面にテープを貼付ける手順を順に示す平面図である。 圧接ローラがテープのはみ出し部分を折り曲げてパネルの上下面に貼付ける様子を順に示す縦断面図である。 太鼓状に形成した圧接ローラの作用を示す平面図である。 (a)はプラズマディスプレイの前面に取付けられるフィルターの正面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。 パネル縁部への金属箔テープの貼付けを人手により行う場合の手順を順に示す斜視図である。
符号の説明
1 パネル
1a パネルの長辺側縁部
1b パネルの短辺側縁部
2 パネル保持機構
3 金属箔テープ(テープ)
4 テープ貼付けユニット
5a,5b 圧接ローラ
6a,6b ハケ(テープ折り曲げ部材)
7 吸着パッド
8 カバー
9a 長辺側テープ貼付け装置
9b 端辺側テープ貼付け装置
a パネルの端面
b パネルの上面(表面)
c パネルの下面(裏面)

Claims (7)

  1. パネル(1)を保持するパネル保持機構(2)と、パネルの端面(a)に沿って移動しながらパネルの端面にテープ(3)を貼付けるテープ貼付けユニット(4)と、テープ貼付けユニット(4)の移動方向と平行な軸回りに回転自在に設けてあり、テープ貼付けユニット(4)によりテープ(3)をパネルの端面(a)に貼付けた後、テープ貼付けユニット(4)の移動方向と直交する方向に移動しながらパネル(1)の縁部(1a)を挟むことで、テープ(3)のパネルの端面(a)からはみ出した部分を折り曲げてパネルの表裏面(b,c)に貼付ける一対の圧接ローラ(5a,5b)とを備えていることを特徴とするテープ貼付け装置。
  2. 一対の圧接ローラ(5a,5b)のうちの少なくとも一方の圧接ローラ(5b)が、中央部の直径が端部の直径よりも大きい太鼓状に形成してあることを特徴とする請求項1記載のテープ貼付け装置。
  3. 一対の圧接ローラ(5a,5b)のうちの何れか一方の圧接ローラ(5a)の表面が他方の圧接ローラ(5b)の表面よりも軟らかいことを特徴とする請求項1又は2記載のテープ貼付け装置。
  4. パネル(1)の幅方向の中心線に対してテープ貼付けユニット(4)と圧接ローラ(5a,5b)がそれぞれ対称に設けてあり、パネルの両側の縁部(1a,1a)にテープ(3)を同時に貼付けることを特徴とする請求項1,2又は3記載のテープ貼付け装置。
  5. 各圧接ローラ(5a,5b)の移動方向前進側の側方に隣接して可撓性を有するテープ折り曲げ部材(6a,6b)が配設してあり、圧接ローラ(5a,5b)がパネル(1)を挟む前にテープ折り曲げ部材(6a,6b)がテープ(3)をパネル表裏面側に向けて折り曲げることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のテープ貼付け装置。
  6. パネル保持機構(2)は、パネル(1)の片面(c)に吸着する複数の吸着パッド(7)を備え、吸着パッド(7)にベッチン布製のカバー(8)を被せてあることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のテープ貼付け装置。
  7. テープ貼付けユニット(4)は、パネル(1)の厚み方向と平行な方向にも移動可能としてあることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載のテープ貼付け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017077086A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 トヨタ自動車株式会社 ロータコアの製造方法

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