JP2008137780A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な制御で給紙タイミングのバラツキを細かく補正することができ、ひいてはプリント生産性を高めることのできる画像形成装置を得る。
【解決手段】複写機やプリンタなどの画像形成装置において、給紙ローラ、搬送ローラ、タイミングローラ、給紙ローラと搬送ローラの間で給紙された用紙を検出する給紙センサを備えている。給紙された用紙の先端が給紙センサにて検出された時間が所定時間よりも短い場合、給紙ローラの搬送速度を少なくとも2種類の速度、即ち、一時減速(1)又は一時減速(2)で減速し、用紙の間隔を補正する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、特に、電子写真法により用紙上に画像を形成するための画像形成装置に関する。
通常、複写機やプリンタなどの電子写真法による画像形成装置には、プリントの生産性(単位時間当たりのプリント枚数)を上げるために、画像形成のために用紙を給紙/搬送する間隔を極力短く設定している。このように、用紙の給紙間隔を短くしていくと、用紙の給紙タイミングのバラツキにより、後続の用紙の先端が先行する用紙の後端に重なってしまい、給紙部や搬送部に設けた用紙検出センサによる用紙の検出が不可能になり、結局、紙詰まりと検出してしまうことになる。
例えば、特許文献1に記載の画像形成装置では、用紙が給紙開始から用紙検出センサに到達するまでの時間を検出し、検出された時間から必要な補正のための搬送速度を算出し、算出結果に基づいて用紙搬送速度を加速又は減速し、用紙間隔を補正するように制御している。
また、特許文献2に記載の画像形成装置では、給紙開始から所定時間までに給紙部に設けた用紙検出センサが用紙の先端を検出(ON)した場合、また、給紙開始から該センサが用紙を検出し続けている(OFFしない)場合は、いずれも用紙の給紙タイミングが早すぎると判断し、給紙ローラの回転速度を一定時間減速し、用紙間隔を広げるように制御している。
しかしながら、特許文献1に記載の制御方法では、モータの加速、減速に要する時間などを考慮する必要があり、制御がかなり複雑となる。特許文献2に記載の制御方法では、給紙ローラの減速速度は1種類だけであり、しかも、用紙搬送速度が高速化している現状では、給紙ローラの減速を保持できる時間が短いので、給紙タイミングのバラツキを細かく補正することはできず、結果的に、プリント生産性の向上を満足できないという問題点を有している。高速化に伴って給紙ローラの減速保持時間が短くなるのは、給紙ローラを減速した場合、用紙の先端が定常速度で駆動されている次のローラに突入するまでに給紙ローラを定常速度に戻さないと、ローラ間での用紙の引っ張りが生じ、用紙にダメージが発生したり、パルスモータの脱調が発生することによる。
特開2001−206583号公報 特開2001−341898号公報
そこで、本発明の目的は、簡単な制御で給紙タイミングのバラツキを細かく補正することができ、ひいてはプリント生産性を高めることのできる画像形成装置を提供することにある。
以上の目的を達成するため、第1の発明に係る画像形成装置は、
多数枚の積載された用紙を1枚ずつ所定の搬送速度で給紙する給紙ローラ系と、
前記給紙ローラ系による用紙搬送方向下流側に設置され、給紙された用紙を所定の搬送速度で搬送するタイミングローラと、
前記タイミングローラの用紙搬送方向上流側に設置され、所定のタイミングでタイミングローラの駆動を開始させるために用紙を検出するタイミングセンサと、
前記給紙ローラ系にて給紙されつつある用紙を前記タイミングセンサの搬送方向上流側で検出する用紙検出センサと、
前記給紙ローラ系の回転開始から前記用紙検出センサによる用紙の検出までの時間を検出する時間検出手段と、
前記時間検出手段にて検出された時間が所定時間よりも短い場合に、その検出時間と前記給紙ローラ系による所定の搬送速度と、前記用紙検出センサから前記タイミングセンサまでの距離とに基づいて、前記給紙ローラ系の搬送速度を少なくとも2種類の速度で減速し、かつ、用紙が前記タイミングセンサに到達するまでに前記所定の搬送速度まで加速させる制御を行う制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
第2の発明に係る画像形成装置は、
多数枚の積載された用紙を1枚ずつ所定の搬送速度で給紙する給紙ローラと、
前記給紙ローラによる用紙搬送方向下流側に設置され、給紙された用紙を所定の搬送速度で搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラの搬送方向下流側に設置され、搬送された用紙を所定の搬送速度で搬送するタイミングローラと、
前記タイミングローラの用紙搬送方向上流側に設置され、所定のタイミングでタイミングローラの駆動を開始させるために用紙を検出するタイミングセンサと、
前記給紙ローラにて給紙されつつある用紙を前記搬送ローラの搬送方向上流側で検出する用紙検出センサと、
前記給紙ローラの回転開始から前記用紙検出センサによる用紙の検出までの時間を検出する時間検出手段と、
前記時間検出手段にて検出された時間が所定時間よりも短い場合に、その検出時間と前記給紙ローラによる所定の搬送速度と、前記用紙検出センサから前記搬送ローラまでの距離とに基づいて、前記給紙ローラの搬送速度を少なくとも2種類の速度で減速し、かつ、用紙が前記搬送ローラに到達するまでに前記所定の搬送速度まで加速させる制御を行う制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
第2の発明に係る画像形成装置において、給紙ローラと搬送ローラとタイミングローラとはそれぞれ独立した駆動源により回転駆動される構成であってもよい。あるいは、給紙ローラと搬送ローラとは第1の駆動源により回転駆動され、タイミングローラは第2の駆動源により回転駆動される構成であってもよい。
本発明に係る画像形成装置によれば、給紙タイミングが早くなった場合に、給紙ローラ又は給紙ローラ系の搬送速度を少なくとも2種類の速度で減速制御するようにしたため、複数の減速制御を予め設定しておくという簡単な制御で、給紙タイミングのバラツキを細かく補正することができ、バラツキが小さくなるので、プリント生産性が向上する。また、用紙が搬送ローラに到達するまでに給紙ローラの駆動を所定の搬送速度まで加速させるため、ローラ間での用紙の引っ張りが解消され、用紙にダメージが発生したり、パルスモータが脱調することを未然に防止することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。
(第1実施例、図1〜図7参照)
図1は、第1実施例である画像形成装置において用紙の給紙/搬送部の概略構成を示す。この給紙/搬送部は、給紙カセット10に積載された複数枚の用紙11を最上層からピックアップする給紙ローラ100と、ピックアップされた用紙を1枚ずつに分離する捌きローラ101と、分離された用紙を上方に搬送する搬送ローラ102と、さらに搬送方向下流側に設置したタイミングローラ103とを備えている。
タイミングローラ103は、用紙の斜行を補正するために用紙の先端を一端停止させて受け止めた後、所定のタイミングで再度搬送を開始するものである。このタイミングローラ103の上方に図示しない転写部を含む画像形成部が設置され、周知の電子写真法による画像の形成が行われる。また、タイミングローラ103を含めて給紙ローラ100、捌きローラ101、搬送ローラ102の構成、作用は通常の画像形成装置に設けられたものと基本的に同様である。
本第1実施例においては、給紙ローラ100及び捌きローラ101は給紙モータ104により駆動され、搬送ローラ102は搬送モータ105により駆動され、タイミングローラ103はタイミングモータ106により、それぞれ独立して回転駆動される。また、用紙を検出するための給紙センサ107が捌きローラ101の下流側に設置され、搬送センサ108が搬送ローラ102の下流側に設置され、タイミングセンサ109がタイミングローラ103の上流側に設置されている。
図2に以上の各構成要素の制御系統を示す。それぞれのモータ104,105,106を駆動する駆動回路201,202,203にはコントローラ200から制御信号が送られ、各ローラ100,101,102,103の回転速度(用紙搬送速度)が制御される。また、給紙センサ107、搬送センサ108、タイミングセンサ109のそれぞれの用紙検出信号(用紙先端検出でON、後端検出でOFF)はコントローラ200に入力され、以下に詳述する搬送速度の制御が行われる。
ところで、図1に示すように、次に給紙される用紙11は捌きローラ101の上流側で待機しているが、この待機状態において、用紙11の先端は捌きローラ101に突入している場合もあれば、捌きローラ101が若干後退している場合もある。そこで、給紙開始が指示されて給紙モータ104が駆動されたとき、用紙の給紙タイミングにバラツキを生じる。また、給紙ローラ100の外径のバラツキやスリップ率のバラツキなどでも、用紙の給紙タイミングにバラツキを生じる。
このような給紙タイミングのバラツキを給紙後に補正するための、用紙間隔補正制御の制御手順を図3に示す。本第1実施例では、2種類の判定しきい値を持ち、給紙ローラ100及び捌きローラ101を2種類の減速速度に制御する。
即ち、用紙の給紙開始が指示されると(ステップS300)、コントローラ200は、まず、給紙モータ104を所定速度で駆動し(ステップS301)、同時にタイマの計測を開始する(ステップS302)。次に、給紙センサ107の状態を確認し、OFFしたことが確認済みでなければ(ステップS303でNO)、タイマ値としきい値(1)とを比較し、タイマ値>しきい値(1)の関係であれば(ステップS305でYES)、先行用紙の後端と給紙された後続用紙の先端が重なっていると判断し、一時減速(1)を実行する(ステップS308)。その後、タイマの計測を終了し(ステップS310)、用紙間隔補正制御を終了する(ステップS311)。
一方、給紙センサ107がOFFしたことを確認すれば(ステップS303でYES)、それ以後は給紙センサ107がONすることを監視し、ONすると(ステップS304でYES)、タイマ値としきい値(1)とを比較し、タイマ値<しきい値(1)の関係であれば(ステップS306でNO)、用紙の給紙タイミングが早い、即ち、用紙の給紙センサ107への到達が早いと判断し、一時減速(1)を実行する(ステップS308)。その後、タイマの計測を終了し(ステップS310)、用紙間隔補正制御を終了する(ステップS311)。
タイマ値<しきい値(1)の関係でなければ(ステップS306でYES)、タイマ値としきい値(2)とを比較し、タイマ値<しきい値(2)の関係であれば(ステップS307でNO)、用紙の給紙タイミングがやや早い、即ち、用紙の給紙センサ107への到達がやや早いと判断し、一時減速(2)を実行する(ステップS309)。その後、タイマの計測を終了し(ステップS310)、用紙間隔補正制御を終了する(ステップS311)。
タイマ値<しきい値(2)の関係でなければ(ステップS307でYES)、用紙の給紙タイミングが早くはないと判断し、タイマの計測を終了し(ステップS310)、用紙間隔補正制御を終了する(ステップS311)。
以上の用紙間隔補正制御を実行した際の、用紙先端の搬送状態を図4のタイミングチャートに示す。ここでは、2種類の判定しきい値(1),(2)と2種類の減速制御(1),(2)を持っていることは前述した。
給紙ローラ100の回転開始によって給紙される用紙の先端位置のバラツキ(MIN〜MAX)に応じて、給紙ローラ100の起動開始から用紙先端が給紙センサ107に到達するまでの時間は、t1min〜t1min+Δt1の範囲のバラツキとなる。
しきい値(1)としきい値(2)は、用紙先端が給紙センサ107に到達するバラツキ時間Δt1をおよそ3等分したタイミングに設定されている。即ち、
しきい値(1)=t1min+(1/3)×Δt1
しきい値(2)=t1min+(2/3)×Δt1
としている。
そして、減速制御(1)は用紙の搬送をおよそ2/3×Δt1だけ遅らせるように設定し、減速制御(2)は用紙の搬送をおよそ1/3×Δt1だけ遅らせるように設定している。このような減速制御(1),(2)は、給紙ローラ100、捌きローラ101に対して行われる。
給紙開始から用紙先端が給紙センサ107に到達するまでの時間が、しきい値(1)未満の場合は、最も遅い場合と比較して、2/3×Δt1以上早いことになるため、減速制御(1)を実行する。前記時間がしきい値(1)以上でしきい値(2)未満である場合は、最も遅い場合と比較して、1/3×Δt1以上早いことになるため、減速制御(2)を実行する。前記時間がしきい値(2)以上である場合は、最も遅い場合との差が、1/3×Δt1以下であるため、減速制御を実行しないこととする。このような減速制御を行うことにより、用紙先端がタイミングセンサ109に到達する時間(最短)は、およそ2/3×Δt1だけ改善されることになる。
即ち、本第1実施例においては、給紙センサ107にて検出された時間が所定時間よりも短い場合に(ステップS306,S307でNO)、その検出時間と給紙ローラ100による所定の搬送速度と、給紙センサ107から搬送ローラ102までの距離とに基づいて、給紙ローラ100及び搬送ローラ102の搬送速度を2種類の速度で減速し、かつ、用紙が搬送ローラ102に到達するまでに所定の搬送速度まで加速させる制御を行う。
ところで、予め設定されるしきい値と一時減速の数をnとすると、n=1の場合はおよそ1/2×Δt1、n=2の場合はおよそ2/3×Δt1、n=3の場合はおよそ3/4×Δt1だけ、用紙の給紙タイミングを補正することができる。この補正時間は下記の式で表すことができる。
補正時間=n/(n+1)×Δt1
次に、前記数値nの決定方法について説明する。図5は、画像形成装置におけるプリント生産性を決定する要因を示したタイミングチャートである。図5において、t1は用紙の給紙タイミングのバラツキによるタイミングセンサ109への到達時間のバラツキを示す。t2は、タイミングセンサ109が用紙先端を検出してから用紙先端を停止状態にあるタイミングローラ103に接触させ、かつ、タイミングローラ103から搬送ローラ102の間で用紙にループを形成した状態になるように搬送モータ105を停止させた後、タイミングローラ103を回転開始させるまでの時間である。
また、t3はタイミングローラ103の回転開始から用紙後端がタイミングセンサ109を抜けるまでの時間である。t4はタイミングセンサ109がOFF状態であることが必要な時間である。即ち、タイミングセンサ109がON、OFF、ONと変化するのを認識するのに必要な時間と、用紙後端がタイミングセンサ109を抜けてタイミングローラ103が停止完了した後に後続用紙の先端がタイミングローラ103に到達するために必要な時間の両者を考慮して決定される。
1分間に給紙される用紙枚数、プリント生産性は以下の式で表される。
生産性(枚数/分)=60秒/(t1+t2+t3+t4)
目標生産性をXとする場合、それを達成するために用紙先端がタイミングセンサ109に到達するバラツキΔTTは、
ΔTT<X/60−(t2+t3+t4)
で表される。
ここで、図6に用紙先端の動作を示す。一時減速制御を行わなかった場合、用紙先端が給紙センサ107へ到達する時間のバラツキをΔtk、搬送センサ108へ到達する時間のバラツキをΔth、タイミングセンサ109へ到達する時間のバラツキをΔttとする。
Δtt<ΔTTが成立していれば、目標生産性Xを達成可能である。しかし、Δtt<ΔTTが不成立であれば、搬送ローラ102を減速制御してΔttを小さくするように補正を実行する。
このような搬送ローラの減速制御を図7に示す。タイミングセンサ109への到達時間のバラツキΔttを抑えるため、給紙開始から搬送センサ108がONするまでの時間に基づいて搬送ローラ102を一時減速し、タイミングセンサ109に到達するのを遅らせる制御を実行する。
以下の条件設定において、
搬送ローラの定常搬送速度:Vh1
減速速度:Vh2
Vh1からVh2へ減速する時間:Th(down)
減速する間に用紙が進む距離:Dh(down)
Vh2からVh1へ加速する時間:Th(up)
加速する間に用紙が進む距離:Dh(up)
搬送センサ〜タイミングセンサまでの距離:Dth
タイミングローラ103での停止位置を安定させるため、用紙先端がタイミングセンサ109に到達するまでに、搬送ローラ102の搬送速度を所定の定常速度へ復帰完了している必要がある。
よって、最大減速速度保持時間tvh2(max)は下記の式で決定される。
Dth=Vh2×tvh2(max)+Dh(up)+Dh(down)
tvh2(max)={Dth−Dh(up)−Dh(down)}/Vh2
となる。
搬送ローラ102による補正量ΔTtadjは、
ΔTtadj={tvh2(max)+Th(up)+Th(down)}−(Dth/Vh1)
となる。
このとき、Δtt−ΔTtadj<ΔTTの関係が成立していれば、搬送ローラ102の減速により目標生産性を達成可能である。この関係が成立しない場合は、さらに、給紙ローラ100の減速を実行し、さらなる用紙の給紙タイミングのバラツキ補正を行う。
目標生産性Xを達成するために補正すべき、搬送センサ108への到達時間の補正量ΔThadjとすると、
ΔThadj=Δtt−ΔTtadj−ΔTT
となる。
給紙モータ104に、n段階の減速しきい値、n段階の減速制御を持たせると、補正可能な時間は前述の説明より、n/(n+1)×Δtkとなる。目標生産性Xを達成するために、ΔThadj以上の補正が必要であるから、
n/(n+1)×Δtk>ΔThadj
となる。
前記式を展開すると、
n>ΔThadj/(Δtk−ΔThadj)
但し、n≧1
で表され、nの値が決定される。
(第2実施例、図8〜図10参照)
図8は、第2実施例である画像形成装置において用紙の給紙/搬送部の概略構成を示す。この給紙/搬送部は、基本的には図1に示した第1実施例と同様の構成を備え、異なるのは、前記搬送モータ105と前記搬送センサ108を省略し、搬送ローラ102を給紙モータ104にて駆動するようにした点である。
また、図3のフローチャートに示したのと同様の用紙間隔補正制御が行われる。従って、タイマ値やしきい値(1),(2)などの関係は前述したとおりである。
第2実施例において用紙間隔補正制御を実行した際の、用紙先端の搬送状態を図9のタイミングチャートに示す。用紙の搬送状態は図4に示したタイミングチャートと基本的には同じである。但し、第1実施例(図4参照)では用紙先端が搬送ローラ102に到達するまでに減速を完了しているのに対して、本第2実施例(図9参照)では、用紙先端がタイミングセンサ109に到達するまでに減速を完了している点で異なっている。
予め設定されるしきい値と一時減速の数nと、補正時間の関係は、第1実施例と同じように、
補正時間=n/(n+1)×Δt1
で表すことができる。
また、図5で示したプリント生産性の要因も第2実施例において同様に妥当し、以下の式で表される。
生産性(枚数/分)=60秒/(t1+t2+t3+t4)
また、目標生産性Xを達成するために用紙先端がタイミングセンサ109に到達するバラツキΔTTは、
ΔTT<X/60−(t2+t3+t4)
で表される。
図10に用紙先端の動作を示す。減速制御を行わなかった場合、用紙先端が給紙センサ107へ到達する時間のバラツキをΔtk、タイミングセンサ109へ到達する時間のバラツキをΔttとする。
Δtt<ΔTTが成立していれば、目標生産性Xを達成可能である。しかし、Δtt<ΔTTが不成立であれば、給紙ローラ100、捌きローラ101及び搬送ローラ102を減速制御してΔttを小さくするように補正を実行する。
目標生産性Xを達成するために補正すべき、タイミングセンサ109への到達時間の補正量ΔTtadjとすると、
ΔTtadj=Δtt−ΔTT
となる。
給紙モータ104に、n段階の減速しきい値、n段階の減速制御を持たせると、補正可能な時間は前述の説明より、n/(n+1)×Δtkとなる。目標生産性Xを達成するために、ΔTtadj以上の補正が必要であるから、
n/(n+1)×Δtk>ΔTtadj
となる。
前記式を展開すると、
n>ΔTtadj/(Δtk−ΔTtadj)
但し、n≧1、Δtk>ΔTtadj
で表され、nの値が決定される。
(他の実施例)
なお、本発明に係る画像形成装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
特に、給紙ローラの減速制御は、前記実施例に示した2種類以外に、それ以上の種類に分けて実行してもよい。
第1実施例である画像形成装置の給紙/搬送部を示す概略構成図である。 前記給紙/搬送部の制御系統を示すブロック図である。 用紙間隔補正制御の制御手順を示すフローチャート図である。 第1実施例における用紙先端の搬送状態を示すチャート図である。 搬送ローラ、タイミングローラ、タイミングセンサの動作を示すタイミングチャート図である。 第1実施例における用紙先端の搬送状態を示すいま一つのチャート図である。 第1実施例における搬送ローラの速度制御を示すタイミングチャート図である。 第2実施例である画像形成装置の給紙/搬送部を示す概略構成図である。 第2実施例における用紙先端の搬送状態を示すチャート図である。 第2実施例における用紙先端の搬送状態を示すいま一つのチャート図である。
符号の説明
11…用紙
100…給紙ローラ
101…捌きローラ
102…搬送ローラ
103…タイミングローラ
104…給紙モータ
105…搬送モータ
106…タイミングモータ
107…給紙センサ
108…搬送センサ
109…タイミングセンサ
200…コントローラ

Claims (8)

  1. 多数枚の積載された用紙を1枚ずつ所定の搬送速度で給紙する給紙ローラ系と、
    前記給紙ローラ系による用紙搬送方向下流側に設置され、給紙された用紙を所定の搬送速度で搬送するタイミングローラと、
    前記タイミングローラの用紙搬送方向上流側に設置され、所定のタイミングでタイミングローラの駆動を開始させるために用紙を検出するタイミングセンサと、
    前記給紙ローラ系にて給紙されつつある用紙を前記タイミングセンサの搬送方向上流側で検出する用紙検出センサと、
    前記給紙ローラ系の回転開始から前記用紙検出センサによる用紙の検出までの時間を検出する時間検出手段と、
    前記時間検出手段にて検出された時間が所定時間よりも短い場合に、その検出時間と前記給紙ローラ系による所定の搬送速度と、前記用紙検出センサから前記タイミングセンサまでの距離とに基づいて、前記給紙ローラ系の搬送速度を少なくとも2種類の速度で減速し、かつ、用紙が前記タイミングセンサに到達するまでに前記所定の搬送速度まで加速させる制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記給紙ローラ系は、用紙をピックアップする給紙ローラと、ピックアップされた用紙を1枚ずつに分離する捌きローラとを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記給紙ローラ系は、さらに、給紙された用紙を前記タイミングローラへと搬送する搬送ローラを含むことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 多数枚の積載された用紙を1枚ずつ所定の搬送速度で給紙する給紙ローラと、
    前記給紙ローラによる用紙搬送方向下流側に設置され、給紙された用紙を所定の搬送速度で搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラの搬送方向下流側に設置され、搬送された用紙を所定の搬送速度で搬送するタイミングローラと、
    前記タイミングローラの用紙搬送方向上流側に設置され、所定のタイミングでタイミングローラの駆動を開始させるために用紙を検出するタイミングセンサと、
    前記給紙ローラにて給紙されつつある用紙を前記搬送ローラの搬送方向上流側で検出する用紙検出センサと、
    前記給紙ローラの回転開始から前記用紙検出センサによる用紙の検出までの時間を検出する時間検出手段と、
    前記時間検出手段にて検出された時間が所定時間よりも短い場合に、その検出時間と前記給紙ローラによる所定の搬送速度と、前記用紙検出センサから前記搬送ローラまでの距離とに基づいて、前記給紙ローラの搬送速度を少なくとも2種類の速度で減速し、かつ、用紙が前記搬送ローラに到達するまでに前記所定の搬送速度まで加速させる制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記給紙ローラと前記搬送ローラと前記タイミングローラとはそれぞれ独立した駆動源により回転駆動されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記搬送ローラは減速制御の後、用紙の先端が前記タイミングセンサに到達するまでにその搬送速度を前記所定の搬送速度まで加速されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記給紙ローラと前記搬送ローラは、同時に減速され、かつ、用紙の先端が前記タイミングセンサに到達するまでに所定の搬送速度に加速されることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記給紙ローラと前記搬送ローラとは第1の駆動源により回転駆動され、前記タイミングローラは第2の駆動源により回転駆動されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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