JP2008134372A - プラズマディスプレイパネルの駆動回路及びpdpモジュール - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動回路及びpdpモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】回収コイルの残留エネルギーをリセットするダイオーオドは自立タイプの大型のダイオードが必要であり、必要に応じて、放熱板取り付けも考慮しなければならず、信頼性、原価の面で問題であった。
【解決手段】回収コイルの残留エネルギーをリセットするリセットダイオードに抵抗を接続し、この抵抗で残留エネルギーを消費させて、リセットダイオードを小容量にして、信頼性向上、原価低減、周辺半導体とのハイブリッドIC化に適したものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流放電を利用して表示を行うプラズマディスプレイパネル(以下、「PDP」と省略する)の駆動回路及びPDPモジュールに係わり、特に電力回収回路に用いられている回収コイルの残留エネルギーのリセット技術に関する。
近年、PDPは、自己発光型であるため、視認性がよく、薄型で大画面表示及び、高速表示が可能であるからCRTにかわる表示パネルとして実用化されている。
このPDPにおける主な消費電力は、表示に寄与する放電電力と、走査電極(Y電極)と維持電極(X電極)間で形成される静電容量(以下、「パネル容量」と称する)を駆動する無効電力である。
無効電力は表示には寄与しない。そこで、PDPの駆動回路には、無効電力を低減するために、パネル容量と外部に設けたインダクタンスで共振回路を構成し、パネル容量に蓄えられた電力を回収して再供給する電力回収回路が備えられている。電力回収回路については、例えば、特許文献1,2に記載されている。
特開2002−278512号公報 特開平11−352927号公報
上記した一般的な電力回収回路は、例えば特許文献1の図1で示される。以下、特許文献1の図1を参照して、従来のPDPの電力回収回路が有する課題について説明する。
PDPに駆動電圧を印加してサスティン放電(維持放電ともいう)を起させる動作順序は、まず電力回収回路側からPDPのパネル容量に電力を供給する電力供給動作から始まる。ここでは、X電極側からPDPをサスティン駆動するものとする。すなわち、パネル容量Cpから回収した電力が蓄えられている回収コンデンサC3からスイッチSW2,ダイオードD032,コイル65,ダイオードD034を通じて、パネル容量Cpを充電し始める。PDPへの充電電圧が放電開始電圧を超えたら放電が始まるので、パネル容量Cpの充電途中でもスイッチSW4を閉じてサスティン電圧(放電維持電圧ともいう)VsをPDPに印加して放電を一気に増大させる。
次に、放電が終わった一定期間(約数μs)後今度は、パネル容量Cpに蓄積された電力を回収する動作(電力回収動作)に移る。すなわち、パネル容量Cpに充電された電力がダイオードD033,コイル64,ダイオードD031,SW1を通じて回収コンデンサC3に回収される。その後、スイッチSW3が閉じて、PDP(パネル容量Cp)の残留電圧を基準電位まで低下させて駆動が終わる。
次に、反対側電極(ここではY電極)側から同様な動作でサスティン駆動を行う。以下、パネル容量Cpの両側から出ているX電極14,Y電極15を交互に駆動して、サスティン放電を継続(維持)させる。
ところで、上記した電力供給動作の過程において、コイル65からPDP(パネル容量Cp)を充電している電力供給途中にスイッチSW4を閉じると、オン(導通)しているダイオードD032,コイル65に充電阻止方向にサスティン電圧Vsが印加されたことになる。従って、急速にコイル65の電流がゼロになり、ダイオードD032の逆方向回復時間(trr:reverse recovery time)だけ、さらに負方向(回収コンデンサC3側方向)に電流が流れる。ダイオードD032は、数十アンペア程度の回収電流を流すことができる大型ダイオードであり、trr時間も小型品よりかなり大きい。スイッチSW4オン時、実測すると負方向に6.5A程度の電流が流れている(42インチのPDPでtrr=0.1μsの場合)。すなわち、電力供給動作が終わった後に、コイル65には負方向に充電された残留エネルギーが残り、このエネルギーが放電されないかぎり、周辺の浮遊容量を充電して高調波リンギングが生じ、EMI(Electromagnetic Interference)妨害になる。このため、ダイオードD037を追加し、コイル65とダイオードD037とスイッチSW4とで形成される閉回路によりコイル65の残留エネルギーを放電している。なお、コイル65の残留エネルギーを放電して初期状態とすることを、サスティン放電との混用を避けるために、便宜上、「リセット」と称するものとする。また、残留エネルギーを放電するためのダイオード(ここではD037)を特に「リセットダイオード」と称する。
コイル65に蓄積された残留エネルギー(電力)は、1/2Li×(1秒間のパルス数)で求められる。現在の製品(例えば42インチのPDPを搭載したプラズマディスプレイ表示装置)で白ピーク画像を受信して、放電パルス数が最大(例えば700発/16.7ms)の場合を考え、L=0.3μH,1秒間のパルス数=42000発として、実測電流波形に基づいて電力を算出すると、約0.3W(ワット)の電力を消費させてリセットする必要がある。この消費は、ほとんどリセットダイオードD037で行われ、順方向電圧(Vf)と流れる電流の積で求められる熱損失となる。
このため、従来では、リセットダイオードD037には面実装タイプのダイオード(例えばSMA型のダイオード)が使用できず、一般に、自立タイプの大型のダイオード(例えばTO−220型半導体パッケージに封入されたダイオード)が使用されている。また、必要に応じて、放熱板取り付けも考慮しなければならない。これらの事情は、原価(部品価格や基板取り付けコストなど)を押し上げる要因となる。
また、このリセットダイオードは、他の周辺半導体部品とのIC化を進めるうえにおいても、なるべく小型、低損失部品にしておくことが要請されているという事情もある。
一方、PDP(パネル容量Cp)からの電力回収動作では、電力供給時における供給途中で中断するような必然性の問題はない。しかし、なるべく電力回収時間を短くして、その分サスティンパルス数を増やし、輝度アップを行うのが実情であり、やはり電力回収途中で中断が行われている。
前述したように、電力回収動作時には、パネル容量CpからダイオードD033,コイル64,ダイオードD031,スイッチSW1を通じて回収コンデンサC3に電力を回収している。この時、電力回収終了間近かであっても、電極抵抗等の損失があって、PDPのパネル容量Cpに蓄積された電力を全部回収できず、パネル容量Cpに電圧分が残っている。このため、前述したように、スイッチSW3を閉じて、時間短縮で電力回収の途中で電力回収を中断した場合にも、前述と同様な理由でコイル6に残留エネルギーが発生する。
すなわち、今度は、回収コンデンサC3からダイオードD031のtrrを通じてコイル64に逆方向(PDP側の方向)に電流が流れ、コイル6に残留エネルギーが発生する。
そこで、リセットダイオードD036を追加し、リセットダイオードD036とコイル64とスイッチSW3とで形成される閉回路によりコイル64の残留エネルギーをリセットするようにしている。従って、リセットダイオードD036にも、前述とほぼ同様な約0.3W(ワット)程度の電力損失が発生するので、大型部品が使用されており、小型化が困難である。
一方、特許文献2の図4には、回収コイルの残留エネルギーをリセットするためのリセットダイオードに抵抗を接続し、該抵抗で電流ダンピング(制動)を行うことが示されている。この図4に示されたものは、電力回収回路のコイルエネルギーを増大させてサスティンパルス波形の前縁にオーバーシュート波形を発生させ、発光効率を上げる技術として記載されている。
しかし、詳細は後述するが、前記抵抗は電流ダンピング(制動)が目的であり、抵抗値が1Ω前後と小さく、電流波形に重畳するリンギング成分の低減等を行うためのものであって、リセットダイオードの消費電力軽減を図ることができるものではない。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたもので、その目的は、リセットダイオードの電力損失を軽減し、リセットダイオードの面実装を可能とするプラズマディスプレイパネルの駆動回路を提供することにある。
プラズマディスプレイパネルの放電維持電圧のほぼ半分の電圧源から半導体スイッチと高速型ダイオード(trr=0.1μs以下)で構成された双方向スイッチ回路と回収コイルを通じてパネル電極に接続し、このパネル電極と放電維持電源間、及び基準電位間には半導体スイッチが接続されて、上記双方向スイッチ回路とコイルとの接続点から放電維持電源間に放電維持電圧側をカソードとしたダイオードと抵抗(3〜50Ω)の直列回路が接続され、上記接続点と基準電位間には基準電位をアノード側としたダイオードと抵抗(3〜50Ω)の直列回路を接続して、回収コイルの残留エネルギーをほぼこの抵抗で損失させて、前記した放電維持電圧側をカソードとしたダイオードと基準電位側をアノードとしたダイオードの省電力を図ることを特徴とする。
本発明によれば、リセットダイオードに直列に3〜50Ωの抵抗を接続することにより、該抵抗で電力損失を分担し、その分リセットダイオードにおける電力損失を低減することができる。その結果、面実装が可能な低消費電力のリセットダイオードを用いることができ、コストダウンを図ることが可能となる。
以下、本発明の最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通な機能を有する要素には同一な符号を付して示し、一度述べたものについては、その重複する説明を省略する。
本発明は、回収コイルの残留エネルギーをリセットするリセットダイオードに抵抗を接続することを特徴とする。回収コイルの残留エネルギーをリセットする際、抵抗がなければ、残留エネルギーが主にリセットダイオードで熱損失に変わる。このため、現在、リセットダイオードには、放熱を考慮して例えばTO−220型半導体パッケージに封入されたものが用いられている。そこで、リセットダイオードに抵抗を接続し、熱損失を抵抗で分担させて、リセットダイオードで負う熱損失を低減する。これにより、面実装型のリセットダイオードを使用することができ、コストダウンを図ることができる。また、周辺半導体とのハイブリッドIC化が可能となる。
なお、抵抗値が小さ過ぎると抵抗による熱分担が小さくなり、抵抗が大き過ぎるとリンギングが生じ易くなるので、抵抗の抵抗値は、3Ω〜50Ωとする。
図1は、本発明の実施例1によるプラズマディスプレイパネルのサスティン放電駆動回路の模式図である。また、図2は、図1の駆動回路における各部の電圧波形および電流波形を模式的に示した図である。
なお、本発明は、PDP(プラズマディスプレイパネル)をY電極(走査電極)側およびX電極(維持電極)側から交互に放電維持駆動するサスティン期間(放電維持期間)におけるY電極駆動回路およびX電極駆動回路の電力回収回路に関するものである。そのため、以下では、主に、サスティン期間における本発明による電力回収回路の電力供給および電力回収動作について説明し、リセット期間やアドレス期間におけるPDPの駆動については、説明を省略する。
図1において、PDP14は、周知の3電極方式面放電構造のPDPである。3電極方式面放電構造のPDPでは、一般に、画面行方向に延伸した対をなすY電極とX電極が画面縦方向に複数配置されている。また、図示しないが、画面縦方向に延伸したアドレス電極が画面行方向に複数配置されている。そして、対を成すY電極とX電極で形成される各表示ラインと各アドレス電極との交点部分にそれぞれ表示セル(図示せず)が形成されている。
PDP14の駆動は、周知のように、まず、リセット期間に全表示セルの初期化(リセット)を行う。次に、アドレス期間に点灯させるべき表示セルの選択を行う。具体的には、スキャン回路13から各Y電極にスキャンパルス(走査パルス)を印加しながら、これに同期した表示パルスをアドレス駆動回路(図示せず)からアドレス電極に印加する過程を行い、点灯させるべき表示セルに対して壁電荷を形成させる。その後、PDP14に対してY電極駆動回路100YとX電極駆動回路から交互にサスティンパルス(放電維持パルス)を印加して、壁電荷が形成された表示セルの点灯を行わせる。
PDP14をY電極側から駆動するY電極駆動回路100Yは、Y電極をサスティン駆動するサスティン回路110Yと、PDP14のパネル容量Cp(図示せず)から電力を回収し、またパネル容量Cpに電力を供給する電力回収回路120Yとを含んでなる。また、PDP14をX電極側から駆動するX電極駆動回路100Xも、Y電極駆動回路100Yと同様に構成されており、X電極をサスティン駆動するサスティン回路110Xと電力回収回路120Xとを含んでなる。以下、Y電極駆動回路100Y,X電極駆動回路100Xの詳細構成について説明するが、Y電極駆動回路100YとX電極駆動回路100Xは同一構成であり、ここでは代表して、Y電極駆動回路100Yでその詳細構成を説明する。なお、Y電極駆動回路100YとX電極駆動回路100Xにおいて、同一な機能を有する対応した要素には同一な符号を付して示し、区別する必要がある場合には、符号の後に添え字y,xを付すものとする。
サスティン回路110Yは、半導体スイッチ(例えばMOSFET)で構成されたスイッチ1と2を含む。スイッチ1と2は直列接続され、その一方は、PDPにサスティン電圧(放電維持電圧)Vsを供給する電源(以下、「サスティン電源」と称する)に接続され、その他方は、基準電位(ここでは接地電位で、以降「GND」と記す)に接続されている。また、スイッチ1とスイッチ2との接続点である中点(図1で符号a)はスキャン回路13を介してY電極に接続されている。なお、X電極側のサスティン回路110Xの中点は符号bで示す。
電力回収回路120Yは、PDPのパネル容量Cpから電力を回収するとともに回収した電力を供給する回収コンデンサ3と、半導体スイッチおよび高速型ダイオードで構成され、流れる電流の極性を双方向に切り替える双方向スイッチ回路130Yと、PDPのパネル容量Cpと直列共振を起すための回収コイル6と、回収コイル6に蓄積された残留エネルギーをリセットするダイオード9,11およびリセットダイオード9,11にそれぞれ直列接続された抵抗10,12とからなる。
回収コンデンサ3は、一方はGNDに接続され、他方は双方向スイッチ130Yに接続されている。双方向スイッチ130Yは、一方は回収コンデンサ3に接続され、他方は回収コイル6に接続されている。そして、回収コイル6の他方はサスティン回路110Yの中点aに接続されている。双方向スイッチ130Yと回収コイル6との接続点では、サスティン電源との間に、直列接続されたダイオード9と抵抗10が接続され、GNDとの間に、直列接続されたダイオード11と抵抗12が接続されている。
双方向スイッチ回路130Yは、ここでは、半導体スイッチで構成されたスイッチ4とこれに直列接続されたダイオード5と、同様に直列接続されたスイッチ7とダイオード8とが並列接続されて構成されている。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、図3や図4に示す構成の双方向スイッチ回路を用いてもよい。
次に、Y電極駆動回路100Yによるサスティン駆動動作について、図2の電圧および電流波形を参照しながら説明する。なお、スキャン回路13は、サスティン期間ではスルーで動作するので、以下では無視して説明する。
サスティン期間の基本周期(例えば、Y電極側からPDPを駆動する期間あるいはX電極側からPDPを駆動する期間)は、図2に示すように、パネル容量Cpを充電する電力供給期間T1(T5)と、PDPに所定の間サスティン電圧Vsを印加する単位サスティン期間T2(T6)と、パネル容量Cpから蓄積されたエネルギー(電力)を回収する電力回収期間T3(T7)とからなる。なお、前の基本周期の終わりと次の基本周期の始まりとの間には、駆動回路切替期間T4がある。
サスティン放電のための駆動動作については、基本的には特許文献1に同じであり、その概要を述べるに留め、本発明に関係する回収コイルの残留エネルギーリセット時の動作について詳述する。
電力供給期間T1の動作から説明する。電力供給期間T1に入ると、まず、X電極駆動回路100Xのスイッチ2xを閉じてX電極(X1〜Xn)を基準電位(GND)レベルにする。
その後、Y電極駆動回路100Yの回収コンデンサ3からスイッチ4、ダイオード5、回収コイル6を通じてPDP14のY電極側(つまりパネル容量Cp)を充電し始める。電圧が上昇してPDPの電極構造等で決まっている放電開始電圧を超えたら放電が始まる。この時点で次の単位サスティン期間T2に入り、スイッチ1を閉じてVs電圧まで電圧を上昇させ、放電を一気に増大させる。
単位サスティン期間T2に入ると所定時間Y電極には一定電圧Vsが印加される。そして、単位サスティン期間T2に続く次の電力回収期間T3では、スイッチ1が開き、その後Y電極(Y1〜Yn)からコイル6、ダイオード8、スイッチ7を通じて回収コンデンサ3に電力を回収する。回収終了間近かでスイッチ2が閉じて終了する。次に、駆動回路切替期間T4では、X電極駆動回路100XからPDPを駆動するために、駆動回路をY電極駆動回路からX電極駆動回路に切り替える。次に、X電極駆動回路で上記と同様な動作が繰り返され、サスティン放電が維持される。
ところで、単位サスティン期間T2の初めにスイッチ1を閉じてサスティン電圧Vsを印加すると、回収コイル6に流れているPDP側に向かう電流を阻止するようにサスティン電源(+Vs)から回収コイル6への逆方向の電流流入も始まる。この電流は、ダイオード5、スイッチ4、回収コンデンサ3を充電するように流れる。そして、ダイオード5の逆方向回復時間(trr)で決定されるまで流れ続ける。
従来の電力回収回路の場合、図2の(5)のtrr電流波形で示すように、42インチのPDPにおいて、市販の高速型ダイオード(trr=0.1μs)を使用した場合でも、約6.5A程度流れていることが観測された。
この逆方向電流により、回収コイル6には1/2Liのエネルギーが蓄えられる。回収コイル6に蓄積された残留エネルギーは、その後、回収コイル6、リセットダイオード9、サスティン電源(+Vs)、スイッチ1で形成される閉回路でリセットさせる。なお、リセット開始電流値はダイオード5のtrr(逆方向回復時間)によって決定される値である。
課題の項で述べたように、42インチのPDPで、ダイオード5にtrr=0.1μsの高速型ダイオード、回収コイル6にL=0.3μHのコイルを用いた場合、逆方向電流はピーク電流が6.5A程度となり、回収コイル6の残留エネルギーは約0.3W程度となる。そのため、従来、この電力をリセットするダイオード9には、放熱のため、TO−220型の半導体パッケージのものが用いられている。
そこで、上記したリセットダイオード9で負う電力を分担させるために、本実施例では、回収コイル6の残留エネルギーをリセットする上記した閉回路内に抵抗10を挿入するようにしている。具体的には、リセットダイオード9とサスティン電源(+Vs)との間に抵抗10を追加する。抵抗10を追加すれば、抵抗10で電力を消費することができ、リセットダイオード9で負う電力を軽減することができる。
本実施例では、コストダウンを図るために、リセットダイオード9に面実装型ダイオード(例えばSMA型)を用いる。SMA型は定格消費電力が約0.2W程度であり、温度上昇による負荷軽減を考慮し、リセットダイオード9に0.1Wを負わせるようにする。このため、抵抗10に0.2Wを分担させるようにした。この条件で抵抗10を実験で求めたところ約3Ωとなった。
抵抗10の抵抗値として、3Ωより少し大きくした4.7Ωを用いた場合の実測波形を図2の(3)に示す。
図2の(3),(5)で、本実施例の場合と抵抗のない場合における残留エネルギーの消費期間の比較を示しているが、本実施例の場合は、抵抗での単位時間当たりの電力消費が大きいため、消費期間が短くなる。これにより、リセットダイオード9の消費電力が低減されるとともに、リセット電流が短時間で収束するため、信頼性も向上する。
なお、抵抗10の抵抗値を可変して実験した結果、50Ω程度までは、電力消費する期間が短くなって有効に抵抗で電力損失しているが、これ以上大きすると電力消費する期間が変わらず周辺の浮遊容量を充電する分が増えてリンギングが増大してくることが観測され上限抵抗値に限界がある。
回収コイル6の残留エネルギーのリセットは、電力供給期間T1から単位サスティン期間T2に移行する場合みならず、電力回収期間T3から駆動回路切替期間T4に移行する際にも生じる。
具体的に述べる。電力回収期間T3は、電力回収終了間近かでスイッチ2を閉じて終了する。しかし、この時、PDPの電極抵抗等でロス分があり100%回収が出来ず、PDP(パネル容量Cp)に電圧が残っている。また、回収時間を短くして、その分サスティンパルスの数の増加が一般的に行われている状態では、さらにPDPに電圧が残っている状態でスイッチ2のオンが行われる。
この時は、ダイオード8の逆方向回復特性により、コイル6の回収電流を阻止するように、回収コンデンサ3からスイッチ7、ダイオード8、回収コイル6、スイッチ2の経路で電流が今までとは逆方向に流れる(図2の(5)参照)。これにより、コイル6に残留エネルギーが生じるが、前述と同様に回収コイル6、スイッチ2、GND、抵抗12、リセットダイオード11の閉回路でエネルギーリセットが行われる。
ここでも、リセットダイオード11の損失を0.1W程度以下とするために、抵抗10と同様に、抵抗12に0.2W程度の損失分担をさせる。抵抗10と抵抗12の抵抗値を4.7Ωとした場合における実測電流波形が図2の(3)である。
以上述べたように、本実施例によれば、回収コイルに蓄積された残留エネルギーをリセットするリセットダイオードを面実装できる0.1W程度以下とすることにより、面実装を可能とすることができ、部品単価および基板への部品搭載の工数(つまりコスト)を低減することができる。また、リセット電流が流れる時間も短くでき、信頼性も向上する。また、消費電力が小さくなるので、周辺半導体とのハイブリッドIC化が可能となる。
また、損失分担用の抵抗10と12をサスティン電源(+Vs)側とGND側に配置すれば、図1の点線枠25で囲んだように、リセット用のダイオード9と11をIC化したダイオードチップを用いれば、部品取り付け工数(つまりコスト)低減につなげることも可能となる。
なお、回収コイルに蓄積された残留エネルギーをリセットするためのリセットダイオードに抵抗を直列接続することが、特許文献2の図4に開示されている。
この開示は、電力回収回路のコイルエネルギーを増大させて、サスティン(放電維持)パルス波形の前縁にサスティン電圧Vsを越えるオーバーシュート波形を発生させ、発光効率を上げる発明の中で記載されている。
以下、この公知例と、本願発明による実施例との違いを説明するために、公知例の図4を参照しながら、動作概要について述べる。
公知例の動作は、PDP(CP1)へ回収コンデンサCP31から電力を供給する前に、事前にSW34を閉じて、CP31の回収コンデンサからSW31、ダイオードDD31を通じて、回収コイルL31にPDP(CP1)への供給電圧がTP2(サスティン電源の供給端子)のサスティン電圧Vs以上となるようなエネルギーを蓄える。その後、SW34をオフして、このエネルギーをPDP(CP1)に与えて、TP2電圧Vs以上に増大させる。
SW31、ダイオードDD31、回収コイルL31からPDPへの印加電流がゼロになった時が、PDP(CP1)の電圧が最大ピークになり、この後、オフしているダイオードDD31を逆方向に放電を始める。
ここで、ダイオードDD31が高速型で逆方向回復時間(trr)が短ければ(例えばtrr=0.1μs前後であれば)、PDP(CP1)からはほとんどディスチャージが出来ず、PDP(CP1)は最大電圧を保ったままになる。しかし、公知例の発明の意図から低下させる必要があるため、ダイオードDD31には、特許文献2の図5に示される特性を有するソフトリカバリタイプのダイオード(trr=0.3μs)が使用され、逆方向へも電流が流せるものと記載されている。つまり、ソフトリカバリタイプの逆方向回復時間(trr)で規定される時間(通常のものより長い時間)、PDP(CP1)から回収コンデンサCP31側に電流を流し、公知例の図4の端子TP1の電圧波形に示されるように、PDP(CP1)の電圧を低下させる。
逆方向回復時間(trr)で規定されている電流が流れ終わったらダイオードDD31はオフするが、この時回収コイルL31には、ソフトリカバリ時間で流れたピーク電流(i)によって1/2Liのエネルギー(残留エネルギー)が貯まる。この残留エネルギーは、ソフトリカバリ時間が長いので、逆回復時間の短い高速型ダイオードを用いた場合より大きい。
そこで、この大きなコイルエネルギーをリセットするために、回収コイルL31、ダイオードDD35、抵抗R31、SW33、ダイオードDD33の閉回路が構成されている。そして、コイルエネルギーをリセットするための該閉回路内には、本発明と同様に、抵抗R31が挿入されている。
しかし、この抵抗R31は、本発明とは異なり、特許文献2においては電流ダンピング用の抵抗と記載されている。そして、3.3Ω/3Wを3本並列(合計値1.1Ω/9ワット)で使用されている。
この抵抗値を採用した理由について、特許文献2には明確には記載されてないが、次の理由によると推察される。すなわち、抵抗R31の抵抗値が大きいと、電流ダンピングの効果は高まるが、残留エネルギーが大きいので、その分発生電圧が大きくなり、例えばEMIを増大させ、抵抗値を大きくすることができないと考えられる。
上記特許文献2の公知例に記載の方式では、コイルエネルギーを決定するダイオードDD31にはソフトリカバリ型が必須であり、残留コイルエネルギーを増大させてしまう。そのため、抵抗挿入による電流ダンピング(制動)を行いながら、リンギングをおこさせることなく、大きな蓄積されたエネルギーを放出(リセット)させる必要がある。そこで、抵抗R31の抵抗値を1Ω程度としている。つまり、特許文献2における抵抗R31の役割は、電流ダンピング(インダク成分によって発生したリンギング防止)であり、ダイオードDD35の消費電力軽減が目的ではない。ここに、本発明と特許文献2とに大きな違いがある。
また、特許文献2では、PDPからの電力回収時発生する回収コイルの残留エネルギーのリセットについて、特に考慮されてない。これは、ダイオードDD32には通常の逆回復時間の小さい高速型ダイオードが用いられているので、ソフトリカバリダイオードの場合と比べ、相対的に残留エネルギーが小さいので、考慮されてないと考えられる。この点からも、本発明のリセットダイオードの消費電力軽減が目的ではないことが読み取れる。
以上述べたように、本発明によれば、リセットダイオードと直列に3〜50Ωの抵抗(電力分担のため大きな抵抗値ほど効果がある)を接続することにより、該抵抗で回収コイルに蓄積された残留エネルギーによる電力損失を分担し、その分リセットダイオードにおける電力損失を低減することができる。その結果、面実装が可能なリセットダイオードを用いることができ、コストダウンを図ることが可能となる。
なお、上記した本実施例では、双方向スイッチ回路130Yを、スイッチ4とダイオード5とを直列接続したものと、スイッチ7とダイオード8とを直列接続したものとを並列接続して構成したが、これに限定されるものではない。図3と図4は、その変形例である。この変形例の構成は公知であり、図3,4において、その対応する要素には同一な符号を付して示し、その詳細な説明を省略する。
上記した実施例1の電力回収回路120では、一つの回収コイル6で、電力供給期間T1における回収コンデンサ3からPDP14(パネル容量Cp)への電力供給と、電力回収期間T3におけるPDP14(パネル容量Cp)から回収コンデンサ3への電力回収を行っている。そして、該電力回収回路120に本発明を適用している。しかし、本発明は、この場合に限定されるものではない。例えば、電力供給期間T1における電力供給用の直列共振コイルと電力回収期間T3における電力回収用の直列共振コイルとの二つのコイルを用いた場合にも、本発明を適用できる。
以下、図5を用いて、本発明による実施例2について説明する。図5は、本発明の実施例2によるプラズマディスプレイパネルのサスティン駆動回路の模式図である。なお、PDP14を駆動するY電極駆動回路とX電極駆動回路とは同一構成なので、図5では添え字x,yを省略して示している。また、図1と同一な機能を有する要素には同一な符号を付して示し、その重複する説明を省略する。
図5から明らかなように、本実施例に係わる電極駆動回路100Aの電力回収回路120Aは、実施例1とは異なり、回収コンデンサ3からPDP14への電力供給経路と、PDP14から回収コンデンサ3への電力回収経路が異なる。
そのため、双方向スイッチ回路130Aは、コイル側で分離されている。具体的には、半導体スイッチで構成されたスイッチ4とこれに直列接続されたダイオード5と、同様に直列接続されたスイッチ7とダイオード8とがコイル側で分離されて構成されている。そして、双方向スイッチ回路130Aの直列接続されたスイッチ4とダイオード5とに電力供給用の直列共振コイル(以下、単に「コイル」という)61が接続され、双方向スイッチ回路130Aの直列接続されたスイッチ7とダイオード8とに電力回収用の直列共振コイル(以下、単に「コイル」という)62が接続されている。
つまり、電力供給期間T1における電力供給経路は、回収コンデンサ3→スイッチ4→ダイオード5→コイル61→PDP14であり、電力回収期間T3における電力回収経路は、PDP14→コイル62→ダイオード8→スイッチ7→回収コンデンサ3となる。
上記した電力回収回路120Aにおいて、電力供給期間T1から単位サスティン期間T2に移行すると、コイル61に今までとは逆方向に電流が流れ、エネルギーが蓄積される。この蓄積された残留エネルギーはリセット(放出)されなければならない。そこで、双方向スイッチ130A(直列接続したスイッチ4とダイオード5)とコイル61との接続点と、サスティン電源(+Vs)との間にリセットダイオード9を挿入する。これにより、残留エネルギーは、コイル61、リセットダイオード9、サスティン電源(+Vs)、スイッチ1で形成される閉回路でリセットされる。この際、リセットダイオード9で負う電力を分担させるために、本実施例でも、実施例1と同様に、コイル61の残留エネルギーをリセットする上記した閉回路内に抵抗10を挿入するようにしている。具体的には、リセットダイオード9とサスティン電源(+Vs)との間に抵抗10を追加する。抵抗10を追加すれば、抵抗10で電力を消費することができ、リセットダイオード9で負う電力を軽減することができる。
本実施例でも、コストダウンを図るために、リセットダイオード9に面実装型ダイオード(例えばSMA型)を用いる。SMA型は定格消費電力が約0.2W程度であり、温度上昇による負荷軽減を考慮し、リセットダイオード9に0.1Wを負わせるようにする。このため、抵抗10に0.2Wを分担させるようにした。
なお、双方向スイッチ130Aとコイル61との接続点と、GNDとの間にはダイオード31が挿入されている。このダイオード31は、負極性ノイズの影響を軽減するためのものであり、大きな電流は流れず、リセットダイオード9と同様に、面実装型ダイオード(例えばSMA型)を用いる。勿論、抵抗を挿入してもよい。
また、電力供給期間T1から単位サスティン期間T2に移行する場合のみならず、電力回収期間T3から駆動回路切替期間T4に移行する際にもコイルに残留エネルギーが蓄積される。すなわち、コイル62に今までとは逆方向に電流が流れ、エネルギーが蓄積される。
例えば、電力回収期間T3から駆動回路切替期間T4に移行する際、回収時間を短くして、PDPに電圧が残っている状態でスイッチ2のオンが行われると、コイル62に今までとは逆方向に電流が流れ、エネルギーが蓄積される。この蓄積された残留エネルギーはリセット(放出)されなければならない。そこで、双方向スイッチ130A(直列接続したスイッチ7とダイオード8)とコイル62との接続点と、GNDとの間にリセットダイオード11を挿入する。これにより、残留エネルギーは、コイル62、スイッチ2、GND、リセットダイオード11で形成される閉回路でリセットされる。この際、リセットダイオード11で負う電力を分担させるために、本実施例でも、実施例1と同様に、コイル62の残留エネルギーをリセットする上記した閉回路内に抵抗11を挿入するようにしている。
具体的には、リセットダイオード11とGNDとの間に抵抗12を追加する。抵抗12を追加すれば、抵抗12で電力を消費することができ、リセットダイオード11で負う電力を軽減することができる。ここでも、リセットダイオード11の損失を0.1W程度以下とするために、抵抗10と同様に、抵抗12に0.2W程度の損失分担をさせる。
なお、双方向スイッチ130Aとコイル62との接続点と、サスティン電源(+Vs)との間にはダイオード39が挿入されている。このダイオード39は、正極性ノイズの影響を軽減するためのものであり、大きな電流は流れず、リセットダイオード11と同様に、面実装型ダイオード(例えばSMA型)を用いる。勿論、抵抗を挿入してもよい。
以上述べたように、本実施例によっても、コイル(61および62)に蓄積された残留エネルギーをリセットするリセットダイオードを面実装できる0.1W程度以下とすることにより、面実装を可能とすることができ、部品単価および基板への部品搭載の工数(つまりコスト)を低減することができる。また、リセット電流が流れる時間も短くでき、信頼性も向上する。また、消費電力が小さくなるので、周辺半導体とのハイブリッドIC化が可能となる。
また、損失分担用の抵抗10と12をサスティン電源(+Vs)側とGND側に配置すれば、図5の点線枠25A1,25A2で囲んだように、リセットダイオード9とダイオード31およびダイオード39とリセットダイオード11をIC化したダイオードチップを用いれば、部品取り付け工数(つまりコスト)低減につなげることも可能となる。
本発明の実施例1によるプラズマディスプレイパネルのサスティン駆動回路の模式図である。 図1の駆動回路における各部の電圧波形および電流波形を模式的に示した図である。 図1中で示した双方向スイッチ回路の別形態。 図3で示した双方向スイッチ回路のダイオード極性を逆にしたもの。 本発明の実施例2によるプラズマディスプレイパネルのサスティン駆動回路の模式図である。
符号の説明
1 スイッチ
2 スイッチ
3 回収コンデンサ
4 スイッチ
5 ダイオード
6 回収コイル
8 ダイオード
9 リセットダイオード
10 抵抗
11 リセットダイオード
12 抵抗
13 スキャン回路
14 PDP
25 点線枠
25A1 点線枠
25A2 点線枠
31 ダイオード
39 ダイオード
100 電極駆動回路
100A 電極駆動回路
110 サスティン回路
120 電力回収回路
120A 電力回収回路
130 双方向スイッチ回路
130A 双方向スイッチ回路

Claims (6)

  1. プラズマディスプレイパネルの放電維持電圧のほぼ半分の電圧源から半導体スイッチと高速型ダイオードの構成で成る双方向スイッチ回路とコイルを通じてパネル電極に接続し、このパネル電極と放電維持電源間、及び基準電位間には半導体スイッチが接続されて、前記双方向スイッチ回路と前記コイルとの接続点から前記放電維持電源間に放電維持電圧側をカソードとしたダイオードと抵抗の直列回路が接続され、前記接続点と前記基準電位間には基準電位をアノード側としたダイオードと抵抗の直列回路が接続されたことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  2. 請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動回路において、
    上記抵抗の値を3〜50Ωとしたことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  3. 請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動回路において、
    前記双方向性スイッチ回路とコイルとの接続点と放電維持電源間及び基準電位間に接続する前記ダイオードをIC構成にして、このICから放電維持電源間と基準電位間に抵抗を接続したことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動回路。
  4. プラズマディスプレイパネルとスキャン回路とX電極駆動回路とY電極駆動回路とを備えたプラズマディスプレイパネルモジュールにおいて、
    前記X電極駆動回路と前記Y電極駆動回路は、それぞれ、サステイン回路と電力回収回路とを備えており、
    前記電力回収回路は、プラズマディスプレイパネルの放電維持電圧のほぼ半分の電圧源から半導体スイッチと高速型ダイオードの構成で成る双方向スイッチ回路とコイルを通じてパネル電極に接続し、このパネル電極と放電維持電源間、及び基準電位間には半導体スイッチが接続されて、上記双方向スイッチ回路とコイルとの接続点から放電維持電源間に放電維持電圧側をカソードとしたダイオードと抵抗の直列回路が接続され、上記接続点と基準電位間には基準電位をアノード側としたダイオードと抵抗の直列回路が接続された構成を備えていることを特徴とするプラズマディスプレイパネルモジュール。
  5. 請求項4に記載のプラズマディスプレイパネルモジュールにおいて、
    前記電力回収回路の前記抵抗の値を3〜50Ωとしたことを特徴とするプラズマディスプレイパネルモジュール。
  6. 請求項4に記載のプラズマディスプレイパネルモジュールにおいて、
    前記電力回収回路の前記双方向性スイッチ回路とコイルとの接続点と放電維持電源間及び基準電位間に接続する前記ダイオードをIC構成にして、このICから放電維持電源間と基準電位間に抵抗を接続したことを特徴とするプラズマディスプレイパネルモジュール。
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