JP2008133840A - 二軸ヒンジ装置及び携帯機器 - Google Patents

二軸ヒンジ装置及び携帯機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 携帯電話機の受話部が折畳位置から第1回動軸線を中心として水平に回動するときに、受話部を第2回動軸線を中心として上方へ回動させることができるヒンジ装置を提供する。
【解決手段】ヒンジ本体11には、中間部材12を第1回動軸線L1を中心として回動可能に設ける。中間部材12には、連結筒(図示せず)を第2回動軸線L2を中心として回動可能に設ける。ヒンジ本体11には、第1回動軸線L1を中心として周方向に延びる内側カム面41を形成する。中間部材12には、第1軸体41を第1回動軸線L1方向へ移動可能に設ける。第1軸体41の下端部を内側カム面41に接触させる。連結筒には、突出部43を設ける。この突出部43を第1軸体41の上端部に接触させる。
【選択図】図26

Description

この発明は、互いのなす角度が直角である二つの回動軸線を有する二軸ヒンジ、及びその二軸ヒンジ装置が用いられた装置携帯電話機や携帯式ゲーム機等の携帯機器に関する。
一般に、携帯電話機用の二軸ヒンジ装置は、ヒンジ本体と、このヒンジ本体に第1回動軸線を中心として回動可能に設けられた第1回動部材と、この第1回動部材に第1回動軸線と直交する第2回動軸線を中心として回動可能に設けられた第2回動部材とを有している。ヒンジ本体は、携帯電話機の送話部に取り付けられ、第2回動部材は受話部に取り付けられる。この場合、ヒンジ部材及び第2回動部材は、第1回動軸線が送話部の前面と直交し、かつ第2回動軸線が受話部の前面と平行になるように、送話部及び受話部にそれぞれ取り付けられる。この結果、受話部が送話部に対し第1、第2回動軸線を中心として回動可能に連結され、受話部は、各種の回動位置に、例えば受話部の前面が送話部の前面に突き当たった折畳位置や、受話部の背面が送話部の前面に突き当たった逆折畳位置等に回動することができる。
受話部が第1回動軸線を中心として折畳位置から離間し、あるいは接近するように回動するとき、受話部の前面が送話部の前面に突き当たったままであると、送話部の前面に設けられた各種の操作ボタンが受話部の前面によって操作されてしまい、携帯電話機が誤動作するおそれがある。
そこで、下記特許文献1に記載のヒンジ装置においては、ヒンジ本体に可動部材が第1回動軸線方向へ移動可能に設けられている。この可動部材は、受話部が第1回動軸線を中心として折畳位置から離間回動すると、第1回動軸線に沿って移動して受話部に突き当たる。そして、受話部を第1回動軸線方向へ押し上げる。その結果、受話部が第2回動軸線を中心として折畳位置から離間回動する。したがって、受話部の前面が送話部の前面に突き当たったまま受話部が折畳位置から第1回動軸線を中心として回動することがない。これにより、携帯電話機の誤動作が防止される。
国際公開第WO2006/001142
上記従来の二軸ヒンジ装置においては、可動部材が受話部に押し当たることによって受話部を折畳位置から第2回動軸線を中心として回動させるように構成されているので、可動部材が受話部を第2回動軸線を中心として回動させることができるか否かは、ヒンジ装置を携帯電話機に組み付けてみなければ分からないという問題があった。
上記の問題を解決するために、第1の発明は、ヒンジ本体と、このヒンジ本体に第1回動軸線を中心として回動可能に設けられた第1回動部材と、この第1回動部材に上記第1回動軸線とのなす角が直角である第2回動軸線を中心として回動可能に設けられた第2回動部材とを備えた二軸ヒンジ装置において、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として所定の横位置から離間回動するときに、上記第2回動部材を上記第2回動軸線を中心として所定の縦位置から離間回動させる回動機構をさらに備えていることを特徴としている。
この場合、上記回動機構が、上記ヒンジ本体に設けられ、上記第1回動軸線を中心として周方向に延びるカム部と、上記第1回動部材に、上記第1回動軸線を中心とする周方向へは移動不能に、かつ上記第1回動軸線方向へは移動可能に設けられた従動部材とを有し、上記第2回動部材が上記従動部材の上記第1回動軸線方向における一端部に突き当たるとともに、上記従動部材の他端部が上記カム部に突き当った状態で、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記横位置から離間回動するときには、上記第2回動部材が上記カム部により上記従動部材を介して上記縦位置から離間回動させられることが望ましい。
上記の問題を解決するために、第2の発明は、ヒンジ本体と、このヒンジ本体に第1回動軸線を中心として回動可能に設けられた第1回動部材と、この第1回動部材に上記第1回動軸線とのなす角が直角である第2回動軸線を中心として回動可能に設けられた第2回動部材とを備えた二軸ヒンジ装置において、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として所定の第1横位置から離間回動するときに、上記第2回動部材を上記第2回動軸線を中心として所定の第1縦位置から離間回動させる第1回動機構と、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として所定の第2横位置から離間回動するときに、上記第2回動部材を上記第2回動軸線を中心として所定の第2縦位置から離間回動させる第2回動機構とをさらに備えていることを特徴としている。
この場合、上記第1回動機構が、上記ヒンジ本体に設けられ、上記第1回動軸線を中心として周方向に延びる第1カム部と、上記第1回動部材に、上記第1回動軸線を中心とする周方向へは回動不能に、かつ上記第1回動軸線方向へは移動可能に設けられた第1従動部材とを有し、上記第2回動部材が上記第1従動部材の上記第1回動軸線方向における一端部に突き当たるとともに、上記第1従動部材の他端部が上記第1カム部に突き当たった状態で、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第1横位置から離間回動するときには、上記第2回動部材が上記第1カム部により上記第1従動部材を介して上記第2回動軸線を中心とする周方向に押され、それによって上記第1縦位置から離間回動させられることが望ましい。
また、上記第2回動機構が、上記ヒンジ本体に設けられ、上記第1回動軸線を中心として周方向に延びる第2カム部と、上記第1回動部材に、上記第1回動軸線を中心とする周方向へは回動不能に、かつ上記第1回動軸線方向へは移動可能に設けられた第2従動部材とを有し、上記第2回動部材が上記第2従動部材の上記第1回動軸線方向における一端部に突き当たるとともに、上記第2従動部材の他端部が上記第2カム部に突き当った状態で、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第2横位置から離間回動するときには、上記第2回動部材が上記第2カム部により上記第2従動部材を介して上記第2回動軸線を中心とする周方向に押され、それによって上記第2縦位置から離間回動させられることが望ましい。
上記の問題を解決するために、第3の発明は、第1筐体と、この第1筐体にヒンジ装置により互いに直交する第1、第2回動軸線を中心として回動可能に連結された第2筐体とを備え、上記ヒンジ装置が、上記第1筐体に取り付けられたヒンジ本体と、このヒンジ本体に上記第1回動軸線を中心として回動可能に設けられた第1回動部材と、この第1回動部材に上記第2回動軸線を中心として回動可能に設けられた第2回動部材とを有し、上記第2筐体及び上記第2回動部材が、上記第1回動軸線を中心として所定の横位置に位置し、かつ上記第2回動軸線を中心として所定の縦位置に位置しているときに、上記第2筐体の前面が上記第1筐体の前面にほぼ接触する携帯機器において、上記ヒンジ装置として請求項1に記載の二軸ヒンジ装置が用いられ、上記ヒンジ装置の回動機構は、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記横位置に対し接近、離間回動するときに、上記第2筐体の前面が上記第1筐体の前面に対して接近、離間するように上記第2回動部材を上記第2回動軸線を中心として上記縦位置に対し接近、離間回動させることを特徴としている。
この場合、上記回動機構が、上記ヒンジ本体に設けられ、上記第1回動軸線を中心として周方向に延びるカム部と、上記第1回動部材に、上記第1回動軸線を中心とする周方向へは移動不能に、かつ上記第1回動軸線方向へは移動可能に設けられた従動部材と、上記第2回動部材を上記第1縦位置に向かって回動付勢する回動付勢手段とを有し、上記回動付勢手段の回動付勢力により上記第2回動部材が上記従動部材の上記第1回動軸線方向における一端部に突き当てられるとともに、上記従動部材の他端部が上記カム部に突き当てられた状態において、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記横位置に接近回動するときには、上記第2回動部材が上記回動付勢手段によって上記縦位置に接近回動させられ、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記横位置から離間回動するときには、上記第2回動部材が上記カム部により上記従動部材を介して上記第2回動軸線を中心とする周方向に押され、それによって上記回動付勢手段の回動付勢力に抗して上記縦位置から離間回動させられることが望ましい。
上記の問題を解決するために、第4の発明は、第1筐体と、この第1筐体にヒンジ装置により互いに直交する第1、第2回動軸線を中心として回動可能に連結された第2筐体とを備え、上記ヒンジ装置が、上記第1筐体に取り付けられたヒンジ本体と、このヒンジ本体に上記第1回動軸線を中心として回動可能に設けられた第1回動部材と、この第1回動部材に上記第2回動軸線を中心として回動可能に設けられた第2回動部材とを有し、上記第2筐体及び上記第2回動部材が、上記第1回動軸線を中心として所定の第1横位置に位置し、かつ上記第2回動軸線を中心として所定の第1縦位置に位置しているときには、上記第2筐体の前面が上記第1筐体の前面にほぼ接触し、上記第2筐体及び上記第2回動部材が、上記第1回動軸線を中心として所定の第2横位置に位置し、かつ上記第2回動軸線を中心として所定の第2縦位置に位置しているときには、上記第2筐体の背面が上記第1筐体の前面にほぼ接触する携帯機器において、上記ヒンジ装置として請求項3に記載の二軸ヒンジ装置が用いられ、上記ヒンジ装置の上記第1回動機構は、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第1横位置に対し接近、離間回動するときに、上記第2筐体の前面が上記第1筐体の前面に対して接近、離間するように上記第2回動部材を上記第2回動軸線を中心として上記第1縦位置に対し接近、離間回動させ、上記ヒンジ装置の上記第2回動機構は、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第2横位置に対し接近、離間回動するときに、上記第2筐体の背面が上記第1筐体の前面に対して接近、離間するように上記第2回動部材を上記第2回動軸線を中心として上記第2縦位置に対し接近、離間回動させることを特徴としている。
この場合、上記第1回動機構が、上記ヒンジ本体に設けられ、上記第1回動軸線を中心として周方向に延びる第1カム部と、上記第1回動部材に、上記第1回動軸線を中心とする周方向へは移動不能に、かつ上記第1回動軸線方向へは移動可能に設けられた第1従動部材と、上記第2回動部材を上記第1縦位置に向かって回動付勢する第1回動付勢手段とを有し、上記第1回動付勢手段の回動付勢力により上記第2回動部材が上記第1従動部材の上記第1回動軸線方向における一端部に突き当てられるとともに、上記第1従動部材の他端部が上記第1カム部に突き当てられた状態において、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第1横位置に接近回動するときには、上記第2回動部材が上記第1回動付勢手段によって上記第1縦位置に接近回動させられ、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第1横位置から離間回動するときには、上記第2回動部材が上記第1カム部により上記第1従動部材を介して上記第2回動軸線を中心とする周方向に押され、それによって上記第1回動付勢手段の回動付勢力に抗して上記第1縦位置から離間回動させられることが望ましい。
また、上記第2回動機構が、上記ヒンジ本体に設けられ、上記第1回動軸線を中心として周方向に延びる第2カム部と、上記第1回動部材に、上記第1回動軸線を中心とする周方向へは移動不能に、かつ上記第1回動軸線方向へは移動可能に設けられた第2従動部材と、上記第2回動部材を上記第2縦位置に向かって回動付勢する第2回動付勢手段とを有し、上記第2回動付勢手段の回動付勢力により上記第2回動部材が上記第2従動部材の上記第1回動軸線方向における一端部に突き当てられるとともに、上記第2従動部材の他端部が上記第2カム部に突き当てられた状態において、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第2横位置に接近回動するときには、上記第2回動部材が上記第2回動付勢手段によって上記第2縦位置に接近回動させられ、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第2横位置から離間回動するときには、上記第2回動部材が上記第2カム部により上記第2従動部材を介して上記第2回動軸線を中心とする周方向に押され、それによって上記第2回動付勢手段の回動付勢力に抗して上記第2縦位置から離間回動させられることが望ましい。
上記特徴構成を有する第1の発明に係る二軸ヒンジ装置を例えば携帯電話機に用いる場合には、ヒンジ本体が送話部に取り付けられ、第2回動部材が受話部に取り付けられる。この結果、受話部が送話部に対し第1、第2回動軸線を中心として回動する。しかも、ヒンジ装置は、例えば受話部の前面が送話部の前面にほぼ接触する折畳位置に受話部が位置しているときには、第1回動部材が横位置に位置し、かつ第2回動部材が縦位置に位置するという条件を満たすように携帯電話機に取り付けられる。このような条件下においては、第1回動部材が第1回動軸線を中心として横位置から離間回動し、それに伴って第2回動部材が第2回動軸線を中心として縦位置から離間回動すると、受話部が、第1回動軸線を中心として折畳位置から離間回動するとともに、第2回動軸線を中心として折畳位置から離間回動する。したがって、受話部が第1回動軸線中心として折畳位置から離間回動すると、それと同時に受話部の前面が送話部の前面から離間する。よって、送話部の前面に設けられた操作ボタンが受話部の前面によって誤操作されることを防止することができる。しかも、第2回動部材が受話部と一体に回動するから、受話部が第1回動軸線を中心として折畳位置から離間回動するときに、受話部が第2回動軸線を中心として折畳位置から離間回動するか否かは、ヒンジ装置を携帯電話機に取り付ける前に予め知ることができる。
上記特徴構成を有する第2の発明に係る二軸ヒンジ装置を例えば携帯電話機に用いる場合には、ヒンジ本体が送話部に取り付けられ、第2回動部材が受話部に取り付けられる。この結果、受話部が送話部に対し第1、第2回動軸線を中心として回動する。しかも、ヒンジ装置は、例えば受話部の前面が送話部の前面にほぼ接触する折畳位置に受話部が位置しているときには、第1回動部材が第1横位置に位置し、かつ第2回動部材が第1縦位置に位置するという条件、及び受話部の背面が送話部の前面にほぼ接触する逆折畳位置に受話部が位置しているときには、第1回動部材が第2横位置に位置し、かつ第2回動部材が第2縦位置に位置するという条件を満たすように携帯電話機に取り付けられる。このような条件下においては、第1回動部材が第1回動軸線を中心として第1横位置から離間回動し、それに伴って第2回動部材が第2回動軸線を中心として第1縦位置から離間回動すると、受話部が、第1回動軸線を中心として折畳位置から離間回動するとともに、第2回動軸線を中心として折畳位置から離間回動する。したがって、受話部が第1回動軸線中心として折畳位置から離間回動すると、それと同時に受話部の前面が送話部の前面から離間する。したがって、送話部の前面に設けられた操作ボタンが受話部の前面によって誤操作されることを防止することができる。また、第1回動部材が第1回動軸線を中心として第2横位置から離間回動し、それに伴って第2回動部材が第2回動軸線を中心として第2縦位置から離間回動すると、受話部が、第1回動軸線を中心として逆折畳位置から離間回動するとともに、第2回動軸線を中心として逆折畳位置から離間回動する。したがって、受話部が第1回動軸線中心として逆折畳位置から離間回動すると、それと同時に受話部の背面が送話部の前面から離間する。よって、送話部の前面に設けられた操作ボタンが受話部の背面によって誤操作されることを防止することができる。しかも、第2回動部材が受話部と一体に回動するから、受話部が第1回動軸線を中心として折畳位置又は逆折畳位置から離間回動するときに、受話部が第2回動軸線を中心として折畳位置又は逆折畳位置から離間回動するか否かは、ヒンジ装置を携帯電話機に取り付ける前に予め知ることができる。
第3の発明においては、第1筐体にヒンジ装置のヒンジ本体が取り付けられ、第2筐体にヒンジ装置の第2回動部材が取り付けられているから、第2筐体が第1回動軸線を中心として回動すると、第2筐体が第2回動部材と一緒に第1回動軸線を中心として回動する。また、第2筐体は、第2回動部材と一緒に第2回動軸線を中心として回動する。したがって、第2筐体が第1回動軸線を中心として第1横位置に対して接近離間回動し、それに伴って第2回動部材が第1縦位置に対して接近離間回動すると、それに対応して第2筐体の前面が第1筐体の前面に対して接近、離間する。したがって、第1筐体の前面に操作ボタン等が設けられていたとしても、その操作ボタンが第2筐体の前面によって誤操作されることがない。しかも、第2筐体が第2回動部材と一緒に回動するから、第2回動部材が第1縦位置に対して接近離間回動するか否かは、ヒンジ装置を携帯機器の第1、第2筐体に取り付ける前に予め知ることができる。
第4の発明においては、第1筐体にヒンジ装置のヒンジ本体が取り付けられ、第2筐体にヒンジ装置の第2回動部材が取り付けられているから、第2筐体が第1回動軸線を中心として回動すると、第2筐体が第2回動部材と一緒に第1回動軸線を中心として回動する。また、第2筐体は、第2回動部材と一緒に第2回動軸線を中心として回動する。したがって、第2筐体が第1回動軸線を中心として第1横位置に対して接近離間回動し、それに伴って第2回動部材が第1縦位置に対して接近離間回動すると、それに対応して第2筐体の前面が第1筐体の前面に対して接近、離間する。したがって、第1筐体の前面に操作ボタン等が設けられていたとしても、その操作ボタンが第2筐体の前面によって誤操作されることがない。また、第2筐体が第1回動軸線を中心として第2横位置に対して接近離間回動し、それに伴って第2回動部材が第2縦位置に対して接近離間回動すると、それに対応して第2筐体の背面が第1筐体の前面に対して接近、離間する。したがって、第1筐体の前面に操作ボタン等が設けられていたとしても、その操作ボタンが第2筐体の背面によって誤操作されることがない。しかも、第2筐体が第2回動部材と一緒に回動するから、第2回動部材が第1縦位置に対して接近離間回動するか否かは、ヒンジ装置を携帯機器の第1、第2筐体に取り付ける前に予め知ることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図20は、この発明に係る二軸ヒンジ装置10が用いられた携帯電話機1を示す。携帯電話機1は、図1〜図6に示すように、送話部2及び受話部3を有している。
送話部2は、二つの構成体2A,2Bを互いに固定することにより、厚さが薄い直方体状に形成されている。送話部2の前面2aは、平面視略長方形の平面とされており、その長手方向の一端部には、円形の取付凹部2b(図4〜図6参照)が形成されている。取付凹部2bは、前面2aの幅方向の中央に配置されている。前面2aの長手方向の他端部には、前面2aの幅方向に延びる高さの低い突条2cが形成されている。取付凹部2bと突条2cとの間の前面2aには、各種の操作ボタン4が設けられている。
受話部3は、二つの構成体3A,3Bを互いに固定することにより、厚さが薄い直方体状に形成されている。受話部3の前面3aは、平面視略長方形の平面とされている。前面3aには、液晶表示部5が設けられている。
送話部2の長手方向の一端部と受話部3の長手方向の一端部とは、二軸ヒンジ装置10(図4及び図5参照)により第1、第2回動軸線L1,L2を中心として回動可能に連結されている。第1回動軸線L1は、取付凹部2aの軸線と一致するように配置されており、送話部2の前面2aと直交している。第2回動軸線L2は、受話部3の前面3aと平行に配置され、前面3aの幅方向に沿って延びている。しかも、第2回動軸線L2は、第1回動軸線L1と直交している。なお、図1〜図3においては、ヒンジ装置10がカバー6及び連結部材7,8によって覆われているので、図示されていない。
送話部2と受話部3とは互いに相対回動可能であるが、説明の便宜上、以下においては送話部2が位置固定され、受話部3が送話部2に対して回動するものとする。受話部3は、第1回動軸線L1を中心としては270°回動可能であり、第2回動軸線L2を中心としては180°回動可能である。受話部3は、第1、第2回動軸線L1,L2を中心としてこのような範囲を回動することにより、送話部2に対する姿勢を次に述べるように各種に変えることができる。
いま、図7に示すように、受話部3が送話部2に対し第1回動軸線L1を中心とする周方向へは送話部2と同一位置に位置し、かつ第2回動軸線L2を中心とする周方向へは前面3aが突条2cに突き当たるように位置しているものとする。このとき、前面2a,3aは、互いに平行になっている。以下、このときの受話部3の位置を折畳位置と称する。折畳位置に位置しているときの受話部3の第1回動軸線L1を中心とする位置を第1横位置とし、第2回動軸線L2を中心とする位置を第1縦位置とする。このように定義すると、受話部3は、第1回動軸線L1に関しては第1横位置に位置し、第2回動軸線L2に関しては第1縦位置に位置すると、折畳位置に位置することになる。
受話部3は、図7〜図11に示すように、第1回動軸線L1を中心としては折畳位置(第1横位置)から一方向(図7〜図11において時計方向)へ180°回動可能である。以下、受話部3が第1回動軸線L1を中心として折畳位置から一方向へ90°回動したときの位置を第1直交位置(図9参照)といい、180°回動したときの位置を展開位置(図11参照)という。受話部3は、図12及び図13に示すように、第1回動軸線L1を中心として折畳位置から他方向へ90°回動可能である。以下、受話部3が第1回動軸線L1を中心として折畳位置から他方向へ90°回動したときの位置を第2直交位置(図13参照)という。
受話部3は、第1回動軸線L1を中心として折畳位置及び第1直交位置から正逆方向へ回動するとき、展開位置から折畳位置へ向かって回動するとき、並びに第2直交位置から折畳位置へ向かって回動するときには、各位置から所定角度(この実施の形態では10°)だけ離間回動する間に受話部3の前面3aが送話部2の前面2aから離間するように、受話部3が第2回動軸線L2を中心として第1縦位置から所定角度(この実施の形態では5°)だけ離間回動する(以下、この離間回動を競り上がり回動という。)。逆に、受話部3が第1回動軸線L1を中心として、折畳位置、第1直交位置、展開位置及び第2直交位置の各位置に対して上記所定角度(10°)だけ離れた位置から各位置に向かって接近回動するときには、受話部3の前面3aが送話部2の前面2aに接近するように、受話部3が第2回動軸線L2を中心として第1縦位置まで上記所定角度(5°)だけ接近回動する(以下、この接近回動を競り下がり回動という。)。
受話部3は、上記のように、第2回動軸線L2を中心としては180°回動可能であるが、折畳位置から第1回動軸線L1を中心として回動することなく、第2回動軸線L2だけを中心として回動するときには、折畳位置から165°だけ離れた図14に示す通話位置までしか回動することができない。つまり、受話部3は、第1横位置に位置しているときには、第2回動軸線L2を中心としては折畳位置と通話位置との間の165°の範囲だけを回動可能になっているのである。通話位置は、後述するように、二軸ヒンジ装置10によって規定されている。通話位置は、受話部3の一端部が送話部2の一端部に突き当たることによって定めてもよい。
受話部3の通話位置は、第1回動軸線L1を中心とする周方向の位置に関しては折畳位置と同一位置であり、第1横位置である。したがって、受話部3は、図14〜図18に示すように、第1回動軸線L1を中心として通話位置から一方向へは180°回動可能であり、図19及び図20に示すように、通話位置から他方向へは90°回動可能である。
受話部3は、第1回動軸線L1を中心として通話位置から正逆いずれの方向へ回動する場合であっても、通話位置から90°又は180°回動する間に、第2回動軸線L2を中心として折畳位置から通話位置へ向かう方向へ通話位置からさらに15°回動する。この結果、受話部3が第2回動軸線L2を中心として180°回動可能になっているのである。以下、受話部3が第1回動軸線L1を中心として通話位置から一方向へ90°回動し、かつ第2回動軸線L2を中心として通話位置から15°回動したときの位置(図16参照)を逆第1直交位置といい、受話部3が第1回動軸線L1を中心として通話位置から一方向へ180°回動し、かつ第2回動軸線L2を中心として通話位置から15°回動したときの位置(図18参照)を逆折畳位置という。また、受話部3が第1回動軸線L1を中心として通話位置から他方向へ90°回動し、かつ第2回動軸線L2を中心として通話位置から15°回動したときの位置(図20参照)を逆第2直交位置という。
受話部3の逆折畳位置は、受話部3の背面3bが突条2cに突き当たることによって定められており、逆折畳位置においては受話部3の背面3bが送話部2の前面2aと平行になっている。逆折畳位置に位置しているときの受話部3の第1回動軸線L1を中心とする周方向の位置を第2横位置(第1横位置に対し第1回動軸線L1を中心として180°離間した位置)とし、第2回動軸線L2を中心とする周方向の位置を第2縦位置(第1縦位置に対し第2回動軸線を中心として180°離間した位置)とする。このように定義すると、受話部3は、第1回動軸線L1に関しては第2横位置に位置し、第2回動軸線L2に関しては第2縦位置に位置すると、逆折畳位置に位置することになる。なお、受話部3が逆第1直交位置及び逆第2直交位置にそれぞれ位置しているときには、背面3bが前面2aと平行になっている。
受話部3は、第1回動軸線L1を中心として逆第1直交位置、逆折畳位置及び逆第2直交位置の各位置から所定角度(この実施の形態では10°)だけ離間するように回動するときには、その離間回動の間に背面3bが前面2aから離間するように第2回動軸線L2を中心として所定の角度(この実施の形態では5°)だけ第2縦位置から離間回動(競り上がり回動)する。逆に、受話部3は、第1回動軸線L1を中心として逆第1直交位置、逆折畳位置及び逆第2直交位置の各位置に対し上記所定角度(10°)だけ離間した位置から各位置まで回動するときには、その回動の間に背面3bが前面2aに接近するように第2回動軸線L2を中心として第2縦位置まで上記所定角度(5°)だけ接近回動(競り下がり回動)する。なお、このときの競り上がり回動角度及び競り下がり回動角度(5°)は、受話部3が通話位置からさらに回動することができる15°のうちの一部の角度である。
次に、受話部3を送話部2に対して上記のように回動可能に連結する二軸ヒンジ装置10について、図21〜図31を参照して説明する。図21〜図25に示すように、二軸ヒンジ装置10は、ヒンジ本体11、中間部材(第1回動部材)12、連結腕13及び連結筒(第2回動部材)14を主な構成要素としている。
ヒンジ本体11は、円板部11aを有している。この円板部11aは、送話部2の取付凹部2bに嵌合固定されている。したがって、ヒンジ本体11の軸線は、第1回動軸線L1と一致している。ヒンジ本体11の中央部には、軸線を第1回動軸線L1と一致させた支持筒15が固定されている。支持筒15をヒンジ本体11と一体に形成し、両者を合わせてヒンジ本体としてもよい。支持筒15には、樹脂からなる保護スリーブ16が挿入されている。保護スリーブ16には、送話部2に設けられた電子機器(図示せず)と受話部3に設けられた電子機器(図示せず)とを接続するための接続線(図示せず)が挿通される。
支持筒15の外周には、中間部材12が第1回動軸線L1を中心として回動可能に、かつ第1回動軸線L1方向へ移動不能に嵌合されている。第1回動軸線L1と直交する方向における中間部材12の一端部には、連結腕13が軸体17を介して回動可能に設けられている。中間部材12の他端部には、連結筒14が回動可能に設けられている。連結筒14には、保護スリーブ18が嵌合固定されている。この保護スリーブ18には、送話部2に設けられた電子機器(図示せず)と受話部3に設けられた電子機器(図示せず)とを接続するための接続線(図示せず)が挿通される。連結腕13及び連結筒14は、それぞれ連結部材7,8を介して受話部3に固定されている。連結腕13及び連結筒14の回動軸線は、第2回動軸線L2と一致させられている。したがって、受話部3は、中間部材12に第2回動軸線L2を中心として回動可能に連結されている。しかも、上記のように、中間部材12が送話部2に第1回動軸線L1を中心として回動可能に連結されている。よって、受話部3は送話部2に対して第1、第2回動軸線L1,L2を中心として回動可能に連結されている。
上記のヒンジ本体11と送話部2との連結構造、並びに連結腕13及び連結筒14と受話部3との連結構造から明らかなように、受話部3が第1回動軸線L1を中心として回動すると、中間部材12が受話部3と一体に回動し、受話部3が第2回動軸線L2を中心として回動すると、連結腕13及び連結筒14が受話部3と一体に回動する。そこで、中間部材12、連結腕13及び連結筒14の各位置については、受話部3の各位置と同一の名称を付すものとする。
中間部材12とヒンジ本体11又は支持筒15との間には、第1、第2ストッパ機構(図示せず)が設けられている。第1ストッパ機構は、受話部3が第1回動軸線L1を中心として第1横位置(折畳位置;通話位置)から一方向へ回動して第2横位置(展開位置;逆折畳位置)に達すると、受話部3がそれ以上一方向へ回動することを阻止する。一方、第2ストッパ機構は、受話部3が第1横位置(折畳位置;通話位置)から他方向へ回動して90°離れた位置(第2直交位置;逆第2直交位置)に達すると、受話部3がそれ以上他方向へ回動することを阻止する。
中間部材12と支持筒15との間には、第1クリック機構20が設けられている。この第1クリック機構20は、中間部材12が第1回動軸線L1を中心として正逆いずれの方向へ回動するときにおいても、折畳位置(第1横位置)から90°回動する毎に中間部材12をクリック感をもって停止させるためのものである。第1クリック機構20は、球体21を有している。この球体21は、中間部材12に、第1回動軸線L1を中心とする周方向へは回動不能に、かつ第2回動軸線L2方向へは移動可能に設けられている。球体21は、第1回動軸線L1方向から見たとき、第2回動軸線L2上に位置するように配置することが望ましい。球体21は、コイルばね(付勢手段)22によりワッシャ23を介して支持筒15に向かって付勢され、支持筒15の外周面に押し付けられている。球体21が押し付けられる支持筒15の外周面には、4つの凹部24が形成されている。4つの凹部24は、支持筒15の周方向へ90°毎に配置されている。しかも、受話部3(中間部材12)が折畳位置に位置すると、球体21がいずれかの凹部24の第1回動軸線L1を中心とする周方向の中央部に入り込むように配置されている。したがって、球体21は、受話部3が折畳位置から正逆方向へ90°回動する毎に凹部24に順次入り込む。球体21がコイルばね22の付勢力によって凹部24の中央部に入り込むことにより、中間部材12が支持筒15を介してヒンジ本体11に所定の大きさの力でクリック感をもって停止させられ、ひいては受話部3が送話部2にクリック感をもって停止させられる。しかも、球体21は、凹部24の中央部から第1回動軸線L1を中心として所定角度(この実施の形態では10°)だけ離間した位置に達すると、凹部24の端部に押し付けられる。すると、コイルばね22の付勢力が回動付勢力に変換され、この回動付勢力によって球体21が凹部24の中央部に達するまで中間部材12が回動される。
なお、受話部3を90°以外の角度毎に、例えば60°毎にクリック感をもって停止させてもよい。その場合には、凹部24を60°毎に配置すればよい。また、凹部24を不等間隔に配置し、それによって受話部3を不等間隔毎に停止させてもよい。
中間部材12と連結腕13との間には、第2クリック機構30が設けられている。この第2クリック機構30は、連結腕13(受話部3)が第2回動軸線L2に関して第1縦位置とそこから第2縦位置に向かって所定の角度(この実施の形態では20°)だけ離れた位置との間に位置しているときには、連結腕13を第1縦位置に向かって付勢し、第2回動軸線L2を中心として第1縦位置まで回動させた後、そのまま第1縦位置に維持する。しかも、第2クリック機構30は、連結腕13が第2回動軸線L2に関して第2縦位置とそこから第1縦位置に向かって所定の角度(この実施の形態では20°)だけ離れた位置との間に位置しているときには、連結腕13を第2縦位置に向かって付勢し、第2回動軸線L2を中心として第2縦位置まで回動させた後、そのまま第2縦位置に維持する。
第2クリック機構30の構造は、周知のものと同様である。そこで、第2クリック機構30について簡単に説明すると、第2クリック機構30は、可動部材31を有している。可動部材31は、中間部材12の一端部に回動不能に、かつ第2回動軸線L2方向へ移動可能に設けられており、コイルばね22により連結腕13に向かって付勢されている。可動部材31の連結腕13との対向面には、一対の球体32,33が設けられている。一方、連結腕13の可動部材31との対向面には、対をなす凹部34,35が二対設けられている。
受話部3が第2回動軸線L2を中心として第1縦位置とそこから20°だけ第2縦位置側に離れた位置との間に位置すると、球体32,33が凹部34,34にそれぞれ入り込んでその傾斜した底面に突き当たる。すると、互いに突き当たる球体32,33と凹部34,34の傾斜した底面とによってコイルばね22の付勢力が第2回動軸線L2を中心とする回動付勢力に変換される。この回動付勢力によって受話部3が第1縦位置に向かって回動付勢される。したがって、受話部3は、第1縦位置とそこから20°だけ第2縦位置側に離れた位置との間に位置すると、第2クリック機構30により第2回動軸線L2を中心として第1縦位置まで回動させられて、そのまま第1縦位置に維持される。
受話部3が第2縦位置とそこから20°だけ第1縦位置側に離れた位置との間に位置すると、球体32,33が凹部35,35にそれぞれ入り込んでその傾斜した底面に突き当たる。すると、互いに突き当たる球体32,33と凹部35,35の傾斜した底面とによってコイルばね22の付勢力が第2回動軸線L2を中心とする回動付勢力に変換される。この回動付勢力によって受話部3が第2縦位置に向かって付勢される。したがって、受話部3は、第2縦位置とそこから20°だけ第1縦位置側に離れた位置との間に位置すると、第2クリック機構30により第2回動軸線L2を中心として第2縦位置まで回動させられて、そのまま第2縦位置に維持される。
ヒンジ本体11と中間部材12との間には、図26及び図27に示す第1回動機構(回動機構)40と、図28及び図29に示す第2回動機構50とが設けられている。第1回動機構40は、受話部3が第1回動軸線L1を中心として展開位置と第2直交位置との間のうちの所定の角度範囲内を回動するときに、受話部3の前面3aが送話部2の前面2aに対して接近、離間するように、受話部3を第2回動軸線L2を中心として所定角度(この実施の形態では5°)だけ競り上がり、競り下がり回動させるものである。一方、第2回動機構50は、受話部3が第1回動軸線L1を中心として逆折畳位置と逆第2直交位置との間を回動するときに、受話部3の背面3bが送話部2の前面2aに対して接近、離間するように、受話部3を第2回動軸線L2を中心として所定角度(この実施の形態では15°)だけ回動(競り上がり回動及び競り下がり回動を含む)させるものである。
第1回動機構40の構造についてまず説明すると、図24〜図27に示すように、第1回動軸線L1方向において中間部材12と対向するヒンジ本体11の一端面(図24及び図25において上面)には、第1回動軸線L1を中心として周方向に延びる内側カム面(カム部;第1カム部)41が形成されている。この内側カム面41は、図30に示すように、複数(この実施の形態では3つ)の平面部41aと、複数(この実施の形態では4つ)の凹部41bとを有している。平面部41aと凹部41bとは、周方向に向かって交互に配置されている。しかも、内側カム面41の両端部には、凹部41bが配置されている。この結果、凹部41bの数が平面部41aの数より一つだけ多くなっている。各凹部41bは、周方向へ等間隔毎に(この実施の形態では90°毎に)配置されている。平面部41aは、第1回動軸線L1方向と直交する平面によって構成されている。凹部41bの第1回動軸線L1を中心とする周方向の長さは、この実施の形態では、第1回動軸線L1を中心とする角度換算で20°に設定されている。勿論、他の長さに設定してもよい。凹部41bの深さが周方向の中央部において最も深くなるよう、凹部41bの底面の一端部と他端部とは、互いに同一角度で逆向きに傾斜させられている。凹部41bの深さは、第2回動軸線を中心とする角度換算でほぼ5°に設定されている。
中間部材12には、第1軸体(従動部材;第1従動部材)42が設けられている。この第1軸体42は、その長手方向を第1回動軸線L1方向に向けて配置されており、中間部材12に第1回動軸線方向L1方向へ移動可能に、かつ第1回動軸線L1方向以外の方向へは移動不能に設けられている。したがって、中間部材12が第1回動軸線L1を中心として回動すると、第1軸体42は第1回動軸線L1を中心として中間部材12と一体に回動する。図26及び図27に示すように、第1軸体42の一端部(図において下端部)は、内側カム面41に接触している。第1軸体42は、受話部3が折畳位置(第1横位置)に位置しているときには、内側カム面41の一端(図30において右端)から2番目の凹部41bの中央部に位置するように配置されている。したがって、受話部3が第1回動軸線L1を中心として折畳位置から一方向へ回動して、第1直交位置、展開位置に順次達すると、第1軸体42が内側カム面41の一端側から3番目及び4番目の凹部41bの各中央部に順次位置する。受話部3が第1回動軸線L1を中心として他方へ回動して第2直交位置に達すると、第1軸体42は、内側カム面41の一端に配置された凹部41bの中央部に位置する。
連結筒14の一端部には、第2回動軸線L2とほぼ平行に突出する突出部43が形成されている。第2回動軸線L2を中心とする周方向における突出部43の一端面は、受話部3が展開位置と第2直交位置との間に位置しているときには、第2クリック機構30の回動付勢力(コイルばね22の付勢力に基づく回動付勢力)によって第1軸体42の他端部(図26及び図27において上端部)に押し付けられている。この結果、第1軸体42の一端部が内側カム面41に押し付けられている。したがって、受話部3が第1回動軸線L1を中心として展開位置と第2直交位置との間を回動すると、受話部3の回動角度に応じて第1軸体42が各凹部41bに出入りし、それによって受話部3が第2回動軸線L2を中心として回動させられる。
ここで、第1軸体42が凹部41bの中央部に位置したときには、受話部3が第1縦位置に位置し、第1軸体42が平面部41aに接触しているときには、受話部3が第1縦位置から第2縦位置に向かって5°だけ離れた位置(以下、5°位置という。)に位置するように、平面部41a、凹部41b、第1軸体42及び突出部43が関連付けられている。一方、第2クリック機構30は、受話部3が第1縦位置とそこから第2縦位置側へ20°離れた位置との間に位置しているときには、受話部3を第1縦位置側へ回動付勢している。したがって、受話部3は、第1回動軸線L1を中心として展開位置と第2直交位置との間を回動するときには、第2クリック機構30及び内側カム面41によって第1縦位置と5°位置との間を回動させられる。換言すれば、受話部3が第1縦位置と5°位置との間に位置しているときには、図30に示すように、第2クリック機構30の球体32,33が凹部34,34の底面の一端部に突き当たっている。よって、第1軸体42が凹部41bから出るとき、つまり受話部3が第1回動軸線L1を中心として折畳位置、第1直交位置、展開位置及び第2直交位置の各位置から10°だけ離れた位置まで回動するときには、第1軸体42が凹部41bの底面により第2クリック機構30による回動付勢力に抗して押し上げられ、それによって受話部3が第1横位置から5°だけ競り上がり回動させられる。逆に、第1軸体42が凹部41bに入り込むとき、つまり受話部3が第1回動軸線L1を中心として折畳位置、第1直交位置、展開位置及び第2直交位置の各位置に対して10°だけ離れた位置から各位置まで回動するときには、受話部3が第2クリック機構30の回動付勢力により第2回動軸線L2を中心として第1横位置まで5°だけ競り下がり回動させられる。勿論、受話部3が競り下がり回動するときには、第2クリック機構30の回動付勢力によって第1軸体42が凹部41bの底面上をその端部から中央部まで滑り下ろされる。
なお、この実施の形態においては、第2クリック機構30の回動付勢力を、受話部3の競り下がりのための回動付勢力として利用している。つまり、第2クリック機構30が回動付勢手段として用いられている。しかし、第2クリック機構30を回動付勢手段として用いることなく、競り下がりのための回動付勢手段を第2クリック機構30とは別個に設けてもよい。
次に、第2回動機構50について説明する。第1回動軸線L1方向において中間部材12と対向するヒンジ本体11の一端面(図24及び図25において上面)には、第1回動軸線L1を中心として周方向に延びる外側カム面(第2カム部)51が形成されている。この外側カム面51は、内側カム面41より外側に配置されているが、内側カム面41の内側に配置してもよい。外側カム面51は、その一端から他端側に向かって順次形成された、第1凹部51a、第1平面部51b、第2凹部51c、第1傾斜部51d、第2平面部51e、第2傾斜部51f及び第3凹部51gを有している。
中間部材12には、第2軸体(第2従動部材)52が設けられている。この第2軸体52は、その長手方向が第1回動軸線L1と平行になるように配置されており、中間部材12の第1回動軸線L1方向へ移動可能に、かつ第1回動軸線L1方向以外の方向へ移動不能に設けられている。したがって、中間部材12が第1回動軸線L1を中心として回動すると、第2軸体52が第1回動軸線L1を中心として中間部材12と一体に回動する。図28及び図29に示すように、第2軸体52の一端部(図28及び図29において下端部)は、受話部3が逆折畳位置と逆第2直交位置との間に位置しているときには、第2カム面51に突き当たるように配置されている。しかも、第2軸体52は、受話部3が逆折畳位置に位置しているときには、第1凹部51aの傾斜した底面に接触し、受話部3が逆第1直交位置に位置しているときには、第2凹部51cの中央部に位置し、受話部3が通話位置に位置しているときには、第2平坦部51eの中央部に位置し、受話部3が逆第2直交位置に位置しているときには、第3凹部51gの傾斜した底面に接触するように配置されている。
受話部3が逆折畳位置と逆第2直交位置との間に位置しているときには、連結筒14の突出部43の第2回動軸線L2を中心とする周方向における他端面が第2クリック機構30の回動付勢力によって第2軸体52の他端部(図28及び図29において上端部)に押し付けられている。この結果、第2軸体52の一端部が外側カム面51に押し付けられている。したがって、受話部3が第1回動軸線L1を中心として逆折畳位置と逆第2直交位置との間を回動すると、第2軸体52が外側カム面51及び第2クリック機構30によって第1回動軸線L1方向へ移動させられ、それによって受話部3が第2回動軸線L2を中心として第2縦位置とそこから第1縦位置に向かって所定角度(この実施の形態では15°)だけ離れた位置との間を回動させられるようになっている。
すなわち、受話部3は、第1回動軸線L1を中心として逆折畳位置と逆第2直交位置との間を回動する間に、第2カム面51により第2回動軸線L2を中心として第2縦位置とそこから第1縦位置側へ15°だけ離れた位置(以下、15°位置という。)との間を回動させられる。一方、第2クリック機構30は、受話部3が第2縦位置とそこから第1縦位置側へ20°だけ離れた位置との間に位置しているときには、図31に示すように、球体32,33が凹部35,35の傾斜した底面に接触しており、受話部3を第2縦位置に向かって回動付勢する。したがって、受話部3が逆折畳位置と逆第2直交位置との間に位置しているときには、第2クリック機構30によって受話部3が常時第2縦位置に向かって回動付勢され、第2軸体52が外側カム面51に常時押し付けられている。この結果、受話部3が第1回動軸線L1を中心として逆折畳位置と逆第2直交位置との間を回動するとき、受話部3は第2クリック機構30及び外側カム面51によって次に述べるように第2縦位置と15°位置との間を回動させられる。なお、受話部3を回動付勢する回動付勢手段を第2クリック機構30とは別に設けてよい。
受話部3が第1回動軸線L1を中心として逆折畳位置から逆第1直交位置に向かって回動するときには、第2軸体52が第1凹部51aの底面によって押し上げられ、受話部3が第2回動軸線L2を中心として第2縦位置から第1縦位置側へ第2クリック機構30の回動付勢力に抗して回動させられる。受話部3が逆折畳位置から10°回動すると、第2軸体52が第1凹部51aから脱出する。第1凹部51aの中央部に位置する第2軸体52が第1凹部51aから脱出する間に、受話部3は第2回動軸線L2を中心として第2縦位置から5°だけ回動(競り上がり回動)させられる。逆に、受話部3が逆折畳位置に対して10°だけ離れた位置から逆折畳位置に回動するときには、第2クリック機構30の回動付勢力によって受話部3が第2縦位置まで5°だけ回動(競り下がり回動)させられる。つまり、受話部3は、第1回動軸線L1を中心として逆折畳位置とそこから10°だけ離れた位置との間を回動するときには、第2縦位置とそこから第1縦位置側へ5°だけ離れた位置(以下、逆5°位置という。)との間を競り上がり、競り下がり回動させられるのである。なお、受話部3が競り下がり回動するときには、第2軸体52が第2クリック機構30の回動付勢力によって第1凹部51aの底面を滑り下りる。
受話部3が逆折畳位置から10°離れた位置と80°離れた位置との間に位置しているときには、第2軸体52が第1平面部51b上を摺動する。第1平面部51bは、第1回動軸線L1と直交する平面であるから、受話部3は、第1回動軸線L1を中心として回動しても第2回動軸線L2を中心として回動することがなく、逆5°位置において停止状態を維持する。
受話部3が第1回動軸線L1を中心として逆折畳位置から80°以上回動すると、第2軸体52が第2凹部51cの底面の傾斜した一端部に接触する。すると、受話部3が第2クリック機構30の回動付勢力により第2回動軸線L2を中心として第2縦位置側へ回動させられる。受話部3が逆折畳位置から90°回動して逆第1直交位置に達すると、第2軸体52が第2凹部51cの中央部に達し、受話部3が第2回動軸線L2を中心として第2縦位置まで回動させられる。この間には、第2軸体52が第2凹部51cの底面の一端部を滑り下りる。受話部3が第1回動軸線L1を中心として逆第1直交位置から10°回動する間には、第2軸体52が第1凹部51cの底面の傾斜した他端部によって押し上げられ、それによって受話部3が第2クリック機構30の回動付勢力に抗して第2縦位置から第1縦位置に向かって5°だけ回動させられて逆5°位置に達する。受話部3が第1回動軸線L1を中心として逆方向に回動し、第2軸体52が第1凹部51cの他端部から一端部に向かって移動するときも、受話部3は第2回動軸線L2を中心として同様に回動する。
受話部3が第1回動軸線L1を中心として逆折畳位置から100°離れた位置と160°離れた位置との間に位置しているときには、第2軸体52が第1傾斜部51d上を摺動する。第1傾斜部51dは、逆第1直交畳位置から通話位置に向かって上り勾配をなしている。したがって、受話部3は、第1回動軸線L1を中心として通話位置側へ回動するときには、第1傾斜部51dにより第2回動軸線L2を中心として第2縦位置側から第1縦位置側へ第2クリック機構3の回動付勢力に抗して回動させられる。この場合、受話部3は、第1傾斜部51dの逆第1直交位置側の端縁から通話位置側の端縁まで回動する間に、10°だけ回動させられる。逆に、受話部3は、第1傾斜部51dの通話位置側の端縁から逆第1直交位置側の端縁まで回動する間には、第2クリック機構30の回動付勢力によって10°だけ第2縦位置側へ回動させられる。ただし、第1傾斜部51dの傾斜角度が小さいので、受話部3を手動で第1回動軸線L1を中心として回動させない限り、受話部3が第2クリック機構30の回動付勢力によって第2縦位置側へ回動することはない。
受話部3が第1回動軸線L1を中心として逆折畳位置から160°離れた位置と200°離れた位置との間に位置しているとき、つまり通話位置を中心としてその両側へ20°ずつ離れた位置の間に位置しているときには、第2軸体52が第2平面部51e上を摺動する。第2平面部51eは、第1回動軸線L1と直交する平面であるから、受話部3は、第2回動軸線L2に関しては第2縦位置から15°だけ第1縦位置側に離れた位置において停止状態を維持する。この構成から明らかなように、受話部3が折畳位置から第2回動軸線L2を中心として165°だけ回動すると、連結筒14の突出部43が第2軸体52を介して外側カム面51の第2平坦面51eに突き当たり、それ以上回動することができなくなる。勿論、このときの受話部3の第2回動軸線L2を中心とする位置が通話位置である。
受話部3が第1回動軸線L1を中心として逆折畳位置から200°離れた位置と260°離れた位置との間に位置しているときには、第2軸体52が第2傾斜部51f上を摺動する。第2傾斜部51fは、第1傾斜部51dと逆向きに傾斜しており、その傾斜角度は第1傾斜部51dの傾斜角度と同一に設定されている。したがって、受話部3は、第2軸体52が第1傾斜部51dに摺接しているときと同様に(逆の態様で)第2回動軸線L2を中心として15°だけ回動する。
受話部3が第1回動軸線L1を中心として逆折畳位置から260°を越えて回動すると、第2軸体52が第3凹部51gの傾斜した底面に接触する。したがって、受話部3は、第1回動軸線L1を中心として逆第2直交位置まで回動すると、第2回動軸線L2を中心として5°だけ回動して第2縦位置に達する。逆に、受話部3は、第1回動軸線L1を中心として逆第2直交位置から通話位置側へ10°だけ回動すると、第2回動軸線L2を中心として第2縦位置から第1縦位置に向かって5°だけ回動する。
上記構成の二軸ヒンジ装置10が用いられた携帯電話機1の受話部3の挙動をまとめて説明するに、いま受話部3が折畳位置に位置しているものとする。つまり、受話部3が第1回動軸線L1に関しては第1横位置に位置し、第2回動軸線L2に関しては第1縦位置に位置しているものとする。
受話部3が第1回動軸線L1を中心として折畳位置から第1直交位置側へ回動し始めると、それと同時に受話部3が第2回動軸線L2を中心として第1縦位置から第2縦位置側へ回動し始め、それに伴って受話部3の前面3aが送話部2の前面2aから離間する。したがって、受話部3の前面3aによって操作ボタン4が操作されることがなく、携帯電話機1の誤動作を防止することができる。受話部3は、第1回動軸線L1を中心として折畳位置から10°回動すると、第2回動軸線L2を中心として第1縦位置から5°位置まで回動する。その後、受話部3は、第1回動軸線L1を中心として折畳位置から80°離れた位置まで回動する間は、5°位置において停止した状態を維持する。
受話部3が、第1回動軸線L1を中心として折畳位置から80°離れた位置を越えると、第1クリック機構20の回動付勢力によって受話部3が第1直交位置まで回動させられる。これと同時に、受話部3が第2クリック機構30により第2回動軸線L2を中心として5°位置から第1縦位置まで回動させられる。受話部3は、第1直交位置から展開位置に向かって10°回動すると、第1縦位置から5°位置まで回動する。その後、受話部3は、第1回動軸線L1を中心として折畳位置から170°離れた位置まで回動する間は、5°位置に停止した状態を維持する。
受話部3が第1回動軸線L1を中心として折畳位置から170°離れた位置を越えると、第1クリック機構20の回動付勢力によって受話部3が展開位置まで回動させられる。これと同時に、受話部3が第2クリック機構30により第2回動軸線L2を中心として5°位置から第1縦位置まで回動させられる。受話部は、展開位置を越えて回動することはない。
受話部3が第1回動軸線L1を中心として折畳位置から第2直交位置側へ回動する場合には、その回動と同時に受話部3が第2回動軸線L2を中心として第1縦位置から第2縦位置側へ回動し始め、それに伴って受話部3の前面3aが送話部2の前面2aから離間する。したがって、受話部3の前面3aによって操作ボタン4が操作されることがなく、携帯電話機1の誤動作を防止することができる。受話部3は、第1回動軸線L1を中心として折畳位置から10°回動すると、第2回動軸線L2を中心として第1縦位置から5°位置まで回動する。その後、受話部3は、第1回動軸線L1を中心として折畳位置から80°離れた位置まで回動する間は、5°位置において停止した状態を維持する。受話部3が、第1回動軸線L1を中心として折畳位置から80°離れた位置を越えると、第1クリック機構20の回動付勢力によって受話部3が第2直交位置まで回動させられる。これと同時に、受話部3が第2クリック機構30により第2回動軸線L2を中心として5°位置から第1縦位置まで回動させられる。受話部3は、第1回動軸線L1を中心として第2直交位置を越えて回動することはない。
受話部3は、上記と逆に、第1回動軸線L1を中心として展開位置から折畳位置まで回動する場合、及び第2直交位置から折畳位置まで回動するときには、その回動位置に応じて5°位置と第1縦位置との間を第2回動軸線L2を中心として回動する。この場合の受話部3の第2回動軸線L2を中心とする回動は、受話部3が折畳位置から展開位置まで回動する場合、及び折畳位置から第2直交位置まで回動する場合と逆の態様になるだけであるので、その説明は省略する。
受話部3が第2回動軸線L2を中心として折畳位置から通話位置まで回動する場合には、折畳位置から20°離れた位置までの間、受話部3は第2クリック機構30の付勢力に抗して回動する。受話部3が第2回動軸線L2を中心として折畳位置から140°だけ離れた位置を越えると、受話部3が第2クリック機構30の付勢力によって通話位置まで回動させられる。逆に、受話部3が第2回動軸線L2を中心として通話位置から折畳位置まで回動する場合には、回動当初は第2クリック機構30の回動付勢力に抗して回動し、折畳位置の手前20°の位置からは第2クリック機構30の回動付勢力によって折畳位置まで回動させられて停止する。
受話部3が第1回動軸線L1を中心として通話位置から逆折畳位置まで回動する場合について説明すると、通話位置から20°だけ離れた位置までの間、受話部3は15°位置において停止した状態を維持する。その後、受話部3は、通話位置から80°離れた位置まで第1回動軸線L1を中心として回動すると、それに伴って第2回動軸線L2を中心として15°位置から逆5°位置まで回動する。なお、受話部3が通話位置に対して20°離れた位置と80°離れた位置との間に位置しているときには、受話部3に外力が作用しない状態にすると、第2軸体52と第1傾斜部51dとの間の摩擦抵抗により受話部3が任意の位置で停止する。
受話部3は、第1回動軸線L1を中心として通話位置から80°を越えた位置に達すると、第1クリック機構20の回動付勢力によって逆第1直交位置まで回動させられるとともに、第2クリック機構30により逆5°位置から第2縦位置まで回動させられる。受話部3は、第1回動軸線L1を中心として逆第1直交位置から10°だけ離れた位置(通話位置から100°離れた位置)まで逆折畳位置側へ回動するときには、第2回動軸線L2を中心として第2縦位置から逆5°位置まで回動する。
受話部3は、通話位置に対し第1回動軸線を中心として100°離れた位置から170°離れた位置まで回動する間は、第2回動軸線L2を中心として回動することがなく、逆5°位置に停止した状態を維持する。
受話部3は、第1回動軸線L1を中心として通話位置から170°を越えた位置に達すると、第1クリック機構20の回動付勢力によって逆折畳位置まで回動させられるとともに、第2クリック機構30の回動付勢力によって第2縦位置まで回動させられる。受話部3は、第1回動軸線L1を中心として逆折畳位置を越えて回動することはない。
受話部3は、第1回動軸線L1を中心として通話位置から逆第2直交位置まで回動する場合には、通話位置から20°だけ離れた位置までの間、受話部3は第2回動軸線L2を中心として回動することがなく、15°位置において停止した状態を維持する。その後、受話部3は、通話位置から80°離れた位置まで第1回動軸線L1を中心として回動すると、それに伴って第2回動軸線L2を中心として15°位置から逆5°位置まで回動する。勿論、受話部3が通話位置に対して20°離れた位置と80°離れた位置との間に位置しているときには、受話部3に外力が作用しない状態にすると、受話部3は任意の位置で停止する。
受話部3は、第1回動軸線L1を中心として通話位置から80°を越えた位置に達すると、第1クリック機構20の回動付勢力によって逆第2直交位置まで回動させられるとともに、第2クリック機構30の回動付勢力により逆5°位置から第2縦位置まで回動させられる。受話部3は、第1回動軸線L1を中心として逆第2直交位置を越えて回動することはない。
上記のように、ヒンジ装置10においては、中間部材12が折畳位置に対し第1回動軸線L1を中心として接近、離間回動するときには、それと同時に連結筒14が第2回動軸線L2を中心として第1縦位置と5°位置との間を競り上がり、競り下がり回動するように構成されているから、ヒンジ装置10を携帯電話機1に取り付ける前に、受話部3が送話部2に対して競り上がり、競り下がり回動するか否かを知ることができる。これは、受話部3が逆折畳位置に対し第1回動軸線L1を中心として接近、離間回動する場合も同様である。
この発明に係るヒンジ装置が用いられた携帯電話機を示す平面図である。 同携帯電話機の正面図である。 同携帯電話機の側面図である。 図1のX−X線に沿う拡大断面図である。 図4のX−X線に沿う一部省略断面図である。 同携帯電話機の分解斜視図である。 同携帯電話機を、受話部を折畳位置に位置させた状態で示す斜視図である。 同携帯電話機を、受話部を第1回動軸線を中心として折畳位置から一方向へ45°回動させた状態で示す斜視図である。 同携帯電話機を、受話部を第1直交位置に位置させた状態で示す斜視図である。 同携帯電話機を、受話部を第1回動軸線を中心として折畳位置から一方向へ135°回動させた状態で示す斜視図である。 同携帯電話機を、受話部を展開位置に位置させた状態で示す斜視図である。 同携帯電話機を、受話部を第1回動軸線を中心として折畳位置から他方向へ45°回動させた状態で示す斜視図である。 同携帯電話機を、受話部を第2直交位置に位置させた状態で示す斜視図である。 同携帯電話機を、受話部を通話位置に位置させた状態で示す斜視図である。 同携帯電話機を、受話部を第1回動軸線を中心として通話位置から一方向へ45°だけ回動させた状態で示す斜視図である。 同携帯電話機を、受話部を逆第1直交位置に位置させた状態で示す斜視図である。 同携帯電話機を、受話部を第1回動軸線を中心として通話位置から一方向へ135°だけ回動させた状態で示す斜視図である。 同携帯電話機を、受話部を逆折畳位置に位置させた状態で示す斜視図である。 同携帯電話機を、受話部を第1回動軸線を中心として通話位置から他方向へ45°だけ回動させた状態で示す斜視図である。 同携帯電話機を、受話部を逆第2直交位置に位置させた状態で示す斜視図である。 この発明に係るヒンジ装置の一実施の形態を示す斜視図である。 同実施の形態を図21と異なる方向から見た斜視図である。 図21のX−X線に沿う断面図である。 同実施の形態を示す分解斜視図である。 同実施の形態を図24と異なる方向から見た斜視図である。 同実施の形態を、受話部を折畳位置に位置させた状態で示す図23のX−X線に沿う断面図である。 同実施の形態を、受話部を第2回動軸線を中心として折畳位置から5°だけ回動させた状態で示す図26と同様の断面図である。 同実施の形態を、受話部を通話位置に位置させた状態で示す図23と同様の断面図である。 同実施の形態を、受話部を第2回動軸線を中心として通話位置から逆折畳位置まで回動させた状態で示す図23と同様の断面図である。 同実施の形態の内側カム面と第1軸体及び第2クリック機構との関係を示す図である。 同実施の形態の外側カム面と第2軸体及び第2クリック機構との関係を示す図である。
符号の説明
L1 第1回動軸線
L2 第2回動軸線
10 ヒンジ装置
11 ヒンジ本体
12 中間部材(第1回動部材)
14 連結筒(第2回動部材)
30 第2クリック機構(回動付勢手段;第2回動付勢手段)
40 第1回動機構(回動機構)
41 内側カム面(カム部;第1カム部)
42 第1軸体(従動部材;第1従動部材)
50 第2回動機構
51 外側カム面(第2カム部)
52 第2軸体(第2従動部材)

Claims (10)

  1. ヒンジ本体と、このヒンジ本体に第1回動軸線を中心として回動可能に設けられた第1回動部材と、この第1回動部材に上記第1回動軸線とのなす角が直角である第2回動軸線を中心として回動可能に設けられた第2回動部材とを備えた二軸ヒンジ装置において、
    上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として所定の横位置から離間回動するときに、上記第2回動部材を上記第2回動軸線を中心として所定の縦位置から離間回動させる回動機構をさらに備えていることを特徴とする二軸ヒンジ装置。
  2. 上記回動機構が、上記ヒンジ本体に設けられ、上記第1回動軸線を中心として周方向に延びるカム部と、上記第1回動部材に、上記第1回動軸線を中心とする周方向へは移動不能に、かつ上記第1回動軸線方向へは移動可能に設けられた従動部材とを有し、上記第2回動部材が上記従動部材の上記第1回動軸線方向における一端部に突き当たるとともに、上記従動部材の他端部が上記カム部に突き当った状態で、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記横位置から離間回動するときには、上記第2回動部材が上記カム部により上記従動部材を介して上記縦位置から離間回動させられることを特徴とする請求項1に記載の二軸ヒンジ装置。
  3. ヒンジ本体と、このヒンジ本体に第1回動軸線を中心として回動可能に設けられた第1回動部材と、この第1回動部材に上記第1回動軸線とのなす角が直角である第2回動軸線を中心として回動可能に設けられた第2回動部材とを備えた二軸ヒンジ装置において、
    上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として所定の第1横位置から離間回動するときに、上記第2回動部材を上記第2回動軸線を中心として所定の第1縦位置から離間回動させる第1回動機構と、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として所定の第2横位置から離間回動するときに、上記第2回動部材を上記第2回動軸線を中心として所定の第2縦位置から離間回動させる第2回動機構とをさらに備えていることを特徴とする二軸ヒンジ装置。
  4. 上記第1回動機構が、上記ヒンジ本体に設けられ、上記第1回動軸線を中心として周方向に延びる第1カム部と、上記第1回動部材に、上記第1回動軸線を中心とする周方向へは回動不能に、かつ上記第1回動軸線方向へは移動可能に設けられた第1従動部材とを有し、上記第2回動部材が上記第1従動部材の上記第1回動軸線方向における一端部に突き当たるとともに、上記第1従動部材の他端部が上記第1カム部に突き当たった状態で、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第1横位置から離間回動するときには、上記第2回動部材が上記第1カム部により上記第1従動部材を介して上記第2回動軸線を中心とする周方向に押され、それによって上記第1縦位置から離間回動させられることを特徴とする請求項3に記載の二軸ヒンジ装置。
  5. 上記第2回動機構が、上記ヒンジ本体に設けられ、上記第1回動軸線を中心として周方向に延びる第2カム部と、上記第1回動部材に、上記第1回動軸線を中心とする周方向へは回動不能に、かつ上記第1回動軸線方向へは移動可能に設けられた第2従動部材とを有し、上記第2回動部材が上記第2従動部材の上記第1回動軸線方向における一端部に突き当たるとともに、上記第2従動部材の他端部が上記第2カム部に突き当った状態で、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第2横位置から離間回動するときには、上記第2回動部材が上記第2カム部により上記第2従動部材を介して上記第2回動軸線を中心とする周方向に押され、それによって上記第2縦位置から離間回動させられることを特徴とする請求項3又は4に記載の二軸ヒンジ装置。
  6. 第1筐体と、この第1筐体にヒンジ装置により互いに直交する第1、第2回動軸線を中心として回動可能に連結された第2筐体とを備え、上記ヒンジ装置が、上記第1筐体に取り付けられたヒンジ本体と、このヒンジ本体に上記第1回動軸線を中心として回動可能に設けられた第1回動部材と、この第1回動部材に上記第2回動軸線を中心として回動可能に設けられた第2回動部材とを有し、上記第2筐体及び上記第2回動部材が、上記第1回動軸線を中心として所定の横位置に位置し、かつ上記第2回動軸線を中心として所定の縦位置に位置しているときに、上記第2筐体の前面が上記第1筐体の前面にほぼ接触する携帯機器において、
    上記ヒンジ装置として請求項1に記載の二軸ヒンジ装置が用いられ、上記ヒンジ装置の回動機構は、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記横位置に対し接近、離間回動するときに、上記第2筐体の前面が上記第1筐体の前面に対して接近、離間するように上記第2回動部材を上記第2回動軸線を中心として上記縦位置に対し接近、離間回動させることを特徴とする携帯機器。
  7. 上記回動機構が、上記ヒンジ本体に設けられ、上記第1回動軸線を中心として周方向に延びるカム部と、上記第1回動部材に、上記第1回動軸線を中心とする周方向へは移動不能に、かつ上記第1回動軸線方向へは移動可能に設けられた従動部材と、上記第2回動部材を上記第1縦位置に向かって回動付勢する回動付勢手段とを有し、上記回動付勢手段の回動付勢力により上記第2回動部材が上記従動部材の上記第1回動軸線方向における一端部に突き当てられるとともに、上記従動部材の他端部が上記カム部に突き当てられた状態において、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記横位置に接近回動するときには、上記第2回動部材が上記回動付勢手段によって上記縦位置に接近回動させられ、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記横位置から離間回動するときには、上記第2回動部材が上記カム部により上記従動部材を介して上記第2回動軸線を中心とする周方向に押され、それによって上記回動付勢手段の回動付勢力に抗して上記縦位置から離間回動させられることを特徴とする請求項6に記載の携帯機器。
  8. 第1筐体と、この第1筐体にヒンジ装置により互いに直交する第1、第2回動軸線を中心として回動可能に連結された第2筐体とを備え、上記ヒンジ装置が、上記第1筐体に取り付けられたヒンジ本体と、このヒンジ本体に上記第1回動軸線を中心として回動可能に設けられた第1回動部材と、この第1回動部材に上記第2回動軸線を中心として回動可能に設けられた第2回動部材とを有し、上記第2筐体及び上記第2回動部材が、上記第1回動軸線を中心として所定の第1横位置に位置し、かつ上記第2回動軸線を中心として所定の第1縦位置に位置しているときには、上記第2筐体の前面が上記第1筐体の前面にほぼ接触し、上記第2筐体及び上記第2回動部材が、上記第1回動軸線を中心として所定の第2横位置に位置し、かつ上記第2回動軸線を中心として所定の第2縦位置に位置しているときには、上記第2筐体の背面が上記第1筐体の前面にほぼ接触する携帯機器において、
    上記ヒンジ装置として請求項3に記載の二軸ヒンジ装置が用いられ、上記ヒンジ装置の上記第1回動機構は、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第1横位置に対し接近、離間回動するときに、上記第2筐体の前面が上記第1筐体の前面に対して接近、離間するように上記第2回動部材を上記第2回動軸線を中心として上記第1縦位置に対し接近、離間回動させ、上記ヒンジ装置の上記第2回動機構は、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第2横位置に対し接近、離間回動するときに、上記第2筐体の背面が上記第1筐体の前面に対して接近、離間するように上記第2回動部材を上記第2回動軸線を中心として上記第2縦位置に対し接近、離間回動させることを特徴とする携帯機器。
  9. 上記第1回動機構が、上記ヒンジ本体に設けられ、上記第1回動軸線を中心として周方向に延びる第1カム部と、上記第1回動部材に、上記第1回動軸線を中心とする周方向へは移動不能に、かつ上記第1回動軸線方向へは移動可能に設けられた第1従動部材と、上記第2回動部材を上記第1縦位置に向かって回動付勢する第1回動付勢手段とを有し、上記第1回動付勢手段の回動付勢力により上記第2回動部材が上記第1従動部材の上記第1回動軸線方向における一端部に突き当てられるとともに、上記第1従動部材の他端部が上記第1カム部に突き当てられた状態において、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第1横位置に接近回動するときには、上記第2回動部材が上記第1回動付勢手段によって上記第1縦位置に接近回動させられ、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第1横位置から離間回動するときには、上記第2回動部材が上記第1カム部により上記第1従動部材を介して上記第2回動軸線を中心とする周方向に押され、それによって上記第1回動付勢手段の回動付勢力に抗して上記第1縦位置から離間回動させられることを特徴とする請求項8に記載の携帯機器。
  10. 上記第2回動機構が、上記ヒンジ本体に設けられ、上記第1回動軸線を中心として周方向に延びる第2カム部と、上記第1回動部材に、上記第1回動軸線を中心とする周方向へは移動不能に、かつ上記第1回動軸線方向へは移動可能に設けられた第2従動部材と、上記第2回動部材を上記第2縦位置に向かって回動付勢する第2回動付勢手段とを有し、上記第2回動付勢手段の回動付勢力により上記第2回動部材が上記第2従動部材の上記第1回動軸線方向における一端部に突き当てられるとともに、上記第2従動部材の他端部が上記第2カム部に突き当てられた状態において、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第2横位置に接近回動するときには、上記第2回動部材が上記第2回動付勢手段によって上記第2縦位置に接近回動させられ、上記第1回動部材が上記第1回動軸線を中心として上記第2横位置から離間回動するときには、上記第2回動部材が上記第2カム部により上記第2従動部材を介して上記第2回動軸線を中心とする周方向に押され、それによって上記第2回動付勢手段の回動付勢力に抗して上記第2縦位置から離間回動させられることを特徴とする請求項8に記載の携帯機器。
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