JP2008130854A - 位置決め装置、露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

位置決め装置、露光装置及びデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装置全体が軽量化され、メンテナンス性を向上させた位置決め装置を提供する。
【解決手段】位置決め対象物を搭載して移動する第1ステージである微動ステージ4と、前記第1ステージを搭載して移動する第2ステージである粗動ステージ21と、前記第2ステージを駆動するリニアモータ1,2とを備え、前記第2ステージである粗動ステージ21は少なくとも一対に非接触に分割して配置され、前記リニアモータの可動子は分割された第2ステージの各々に設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体、液晶等のデバイスを製造する工程で用いられる露光装置に好適に用いられる位置決め装置、その位置決め装置を有する露光装置及びその露光装置を用いるデバイス製造方法に関するものである。
従来、半導体、液晶等のデバイスを製造する際、フォトリソグラフィー技術を用いてレチクルに描画されたパターンを投影光学系によって縮小投影し、そのパターンをウェハに転写する投影型の露光装置が広く使用されている。
レチクルは、高精度な投影露光を図るべく、レチクルステージに保持されてレチクルステージとともに移動する。
露光装置の中でも投影露光の走査型のものは、レチクルステージが1軸に長ストロークで移動する必要があるため、一般に1軸方向に沿ってレチクルステージの移動を案内するガイドが設けられている。
一方、これまで、1軸に長ストロークで移動するレチクルステージの移動性に対して検討された先行技術が提案されている。
例えば特開平06−140305号公報(特許文献1)により、スリットスキャン露光方式で、レチクル及びウェハの相対走査方向の定速度駆動とレチクルとウェハの位置合わせを同時に行う投影露光装置が提案されている。
図7は、特許文献1に記載のレチクルステージの構成を示す構成図である。
図7に示すレチクルステージは、ベース129上に、スリット状の照明領域に対してレチクル131を相対走査方向に走査する粗動ステージ132が載置されている。粗動ステージ132はリニアモータ32A,32Bによって駆動される。
粗動ステージ132上には、レチクル131を2次元平面内で移動及び回転させる微動ステージ133が載置されており、この微動ステージ133上にレチクル131が載置される。微動ステージ133はアクチュエータ134,135,136によって駆動される。
また、粗動ステージ132及び微動ステージ133を、それぞれ制御することにより、レチクル131とウェハとの位置合わせを行う。
特開平06−140305号公報
しかし、この従来例では、粗動ステージ132が枠状に微動ステージ133を取り囲む必要があり、ステージが大型化して重量が増加していた。
また、リニアモータ32A,32Bが故障した場合に、粗動ステージ132に設けられたリニアモータ可動子を交換するのに大きな手間がかかってしまっていた。
そこで、本発明は、装置全体が軽量化され、メンテナンス性を向上させた位置決め装置を提供することを目的とする。
本発明の位置決め装置は、位置決め対象物を搭載して移動する第1ステージと、
前記第1ステージを搭載して移動する第2ステージと、
前記第2ステージを駆動するリニアモータとを備え、
前記第2ステージは少なくとも一対に非接触に分割して配置され、前記リニアモータの可動子は分割された第2ステージの各々に設けられることを特徴とする。
本発明の位置決め装置によれば、装置全体が軽量化され、メンテナンス性を向上させた位置決め装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
以下、本発明の実施例1の位置決め装置が適用される例示的な露光装置を説明する。
図1は、本発明の実施例1の位置決め装置が適用される例示的な露光装置の概略構成を示す概略構成図である。
実施例1の露光装置は、図1に示すように、照明装置101、レチクルを搭載したレチクルステージ102、投影光学系103、及び、ウェハを搭載したウェハステージ104と、を有する。
露光装置は、レチクルに形成された回路パターンをウェハに投影露光するものであり、ステップアンドリピート投影露光方式、又は、ステップアンドスキャン投影露光方式であってもよい。
照明装置101は、回路パターンが形成されたレチクルを照明し、光源部と照明光学系とを有する。
光源部は、例えば、光源としてレーザを使用する。レーザは、波長約193nmのArFエキシマレーザ、波長約248nmのKrFエキシマレーザ、波長約153nmのF2エキシマレーザ等を使用することができる。
しかし、レーザの種類はエキシマレーザに限定されず、例えば、YAGレーザを使用してもよく、そのレーザの個数も限定されない。
光源にレーザが使用される場合、レーザ光源からの平行光束を所望のビーム形状に整形する光束整形光学系、コヒーレントなレーザ光束をインコヒーレント化するインコヒーレント化光学系を使用することが好ましい。
また、光源部に使用可能な光源はレーザに限定されるものではなく、一つまたは複数の水銀ランプやキセノンランプなどのランプも使用可能である。
一方、照明光学系は、レチクルを照明する光学系であり、レンズ、ミラー、ライトインテグレーター、絞り等を含む。
投影光学系103は、例えば、一つには、複数のレンズ素子のみからなる光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学系)等を使用することができる。
また、投影光学系103は、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォーム等の回折光学素子とを有する光学系、全ミラー型の光学系等を使用することができる。
レチクルステージ102及びウェハステージ104は、例えばリニアモータによって移動可能である。ステップアンドスキャン投影露光方式の場合には、それぞれのステージ102,104は同期して移動する。
また、レチクルのパターンをウェハ上に位置合わせするためにウェハステージ104及びレチクルステージ102の少なくともいずれかに別途アクチュエータを備える。
このような露光装置は、半導体集積回路等の半導体デバイスや、マイクロマシン、薄膜磁気ヘッド等の微細なパターンが形成されたデバイスの製造に利用することが可能である。
本発明の位置決め装置を用いて、原版であるレチクルの位置決めを行う露光装置は、図2にされる。
この走査型露光装置は、原版であるレチクルを搭載して移動する第1ステージである微動ステージ4を有する。
さらに、第1ステージである微動ステージ4を搭載して移動する第2ステージである粗動ステージ21を有する。
さらに、第2ステージである粗動ステージ21を走査方向に駆動するためのリニアモータである粗動リニアモータ固定子1及び可動部である粗動リニアモータ可動子2を有する。
リニアモータおよび第2ステージである粗動ステージ21は、原版であるレチクルを通り走査方向に平行な直線に対して両側に分割して配置される。
以下に露光装置に用いられる本発明の実施例1の位置決め装置を説明する。
図2(a)は、本発明の実施例1の位置決め装置を含むレチクルステージ102の具体的構成を示す上面図であり、図2(b)は、そのレチクルステージ102をその移動軸方向の外側から見た側面図である。
実施例1の位置決め装置は、レチクルステージ102、及びウェハステージ104の双方に適用するが、以下、レチクルステージ102に適用する例を説明する。
本実施例の位置決め装置は、位置決め対象物を搭載して移動する第1ステージである微動ステージ4を有する。
さらに、第1ステージである微動ステージ4を搭載して移動する第2ステージである粗動ステージ21を有する。
粗動ステージ21は、大ストロークで移動し、微動ステージ4は、粗動ステージ21に対して小ストロークで移動する。
第2ステージである粗動ステージ21を駆動するリニアモータである粗動リニアモータ固定子1及び可動部である粗動リニアモータ可動子2を有する。
第2ステージある粗動ステージ21に対して第1ステージある微動ステージ4を駆動する駆動部を有する。
この駆動部のストロークは、リニアモータのストロークよりも小さい。
リニアモータの固定部である粗動リニアモータ固定子1及び可動部である粗動リニアモータ可動子2の組合せで粗動ステージ21を軸方向に同期駆動を行なう。
同期駆動とは、例えばウェハ上への露光位置の予めの定めに伴う遷移を実現する粗動ステージ21の駆動があり、具体的には後述の如く分離する一対の粗動リニアモータ可動子2の同時、同位置、同方向、かつ同速の駆動を示す。
また、第2ステージである粗動ステージ21は、少なくとも非接触に一対に分割して配置され、リニアモータの可動子である粗動リニアモータ可動子2は、分割された第2ステージである微動ステージ4の各々に設けられる。
さらに、第1ステージである微動ステージ4は、分割された第2ステージである粗動ステージ21の各々に跨って非接触に支持される。
これは、後述するI型コア11、E型コア12及びコイル13により実現される。
第1ステージである微動ステージ4は、第1ステージある微動ステージ4の位置を計測する第1計測手段である微動干渉計6を備える。
分割された第2ステージである粗動ステージ21の各々の位置を計測する第2計測手段である粗動干渉計5を有する。
また、第2計測手段である粗動干渉計5の計測結果から異常の有無を検知し、異常が有る場合には、第2ステージある粗動ステージ21の停止、減速、初期位置への復帰のうち少なくともいずれかの処理を行なう制御部20を有する。
レチクルステージ102は、左右の粗動リニアモータ固定子1とその上に位置する粗動ステージ21を構成する左右の粗動リニアモータ可動子2から成るリニアモータを有する。
各粗動リニアモータ固定子1は、電気子又は永久磁石を用いたいわゆる平板状の部材よりなる。
粗動ステージ21を構成する各粗動リニアモータ可動子2は、粗動リニアモータ固定子1のタイプに応じてその逆の要素になる永久磁石又は電気子を用いた平板状の部材よりなる。
さらに、底面側に安定性を考慮した複数の粗動モータZ方向エアベアリング3を有する。
また、各粗動リニアモータ可動子2は、各粗動リニアモータ固定子1に固定された複数の粗動モータヨーガイド8により1軸方向(Y方向)の移動に規制される。各粗動リニアモータ可動子2は、粗動ステージ21を構成する。
微動ステージ4は、各粗動リニアモータ可動子2上の粗動プレート7上に位置するエアベアリングで支持された左右の粗動リニアモータ9上に微動移動可能に構成されており、レチクルを保持する。
粗動ステージ21のY方向の計測手段である各粗動干渉計5は、各粗動ステージ21の一端部側に備えた平面ミラー等の反射部材5aから反射する例えば反射光を計測し制御部20に出力する。
制御部20は、分割された一対の各々の粗動ステージ21の位置を常に粗動干渉計5により監視し、異常が起こった際には、リニアモータの停止、減速、初期位置へのリセット等の処理を行なう。
なお、粗動干渉計5の代りにリニアエンコーダ等の他の計測手段を用いることは任意である。
また、粗動ステージ21のX方向の計測については、微動ステージ4の天板上に不図示のバーミラーを構成し、そのX方向に干渉計を用いて計測するのが一般的である。
微動ステージ4のY方向の計測手段である各微動干渉計6は、微動ステージ4の一端部側に備えた平面ミラー等の反射部材6aから反射する例えば反射光を計測し制御部20に出力する。
また、微動ステージ4の不図示の他軸(X、Z、ヨーイング、チルト軸)についても、合計で最低6個の干渉計を用いて計測するのが一般的である。ただし干渉計以外に精度が許せればその他の任意のセンサを用いてもよい。
なお、制御部20は、微動干渉計6により微動ステージ4の異常を認識した際も微動ステージ4の停止、減速、初期位置への復帰等の処理を行なうことが可能である。
一方、粗動モータヨーガイド8は、Z方向エアガイドと共に粗動ステージ21を1軸駆動であるY軸駆動を可能に支持するが、粗動リニアモータ固定子1の上面とステージガイド面を兼ねている。しかし他の要素を含めてもよい。
微動リニアモータ9は、例えば、粗動ステージ21側に電気子、微動ステージ4側に永久磁石を有する。
ただし微動リニアモータ9は、逆に微動ステージ4側に電気子を有する構成も可能ではあるが、電気子である発熱体の冷却の観点からすれば、前者の構成が有利であり一般的である。
微動リニアモータ9は、微動ステージ4を6軸駆動するために、単軸駆動リニアモータであれば最低6個、多軸駆動が可能なモータであればその駆動軸に応じた個数を6自由度より減じることが可能となる。
図2では、各Z方向と水平方向に動くことが可能な微動リニアモータ9を3個組み合わせているが、その他のリニアモータを用いた構成やそのレイアウト構成も当然に可能である。
微動の自重補償10は、微動ステージ4の重量を柔らかいサスペンションで支持し、Z方向の微動リニアモータ9の負荷を低減する。
自重補償10の構成には、永久磁石を用いた反発浮上やエアーバネを用いた機構等がある。ただし自重補償10は、図2に示すように最低3箇所に設ければ微動ステージ4の自重を支持することが可能である。
微動ステージ4に用いるI型コア11は、粗動ステージ21、粗動プレート7上のE型コア12及びコイル13とセットで吸引力を発生する。
I型コア11は、粗動ステージ21の加減速中にコイル13に通電し、I型コア11、E型コア12間に電磁力の吸引力を発生する。
即ち図2に示すように、I型コア11、E型コア12及びコイル13の構成を微動ステージ4に対し4ヶ所に構成することで、左右の微動リニアモータ9の加減速力を微動ステージ9に与える。
なお、微動駆動用の電磁アクチュエータの要素であるI型コア11、E型コア12及びコイル13は、実際上は各粗動リニアモータ可動子2上の粗動プレート7上に構成されている。
このように自重補償である反発磁石型自重補償10と電磁継手である微動駆動用の電磁アクチュエータを使用することで、粗動、微動の間は完全に非接触となる。
即ち、粗動ステージ21の粗動と微動ステージ4の微動との間は完全に非接触となり、微動ステージ4の微動移動の精度が粗動ステージ21の駆動の影響を受け難い構成とすることが可能である。
本発明の実施例1のレチクルステージ102は、粗動ステージ21が枠状に微動ステージ4を取り囲む必要は無く、ステージ重量、つまりレチクルステージ102の重量を低減することが可能である。
また、レチクルステージ102は、左右のリニアモータが別々の構造体によってガイドすることが可能であり、左右のリニアモータの間が完全に分離されている。
このため、リニアモータの交換性が向上し、また、分離された左右に要するエアガイドの相互面精度保証の必要が無くなる。
したがって、装置固定側に要するガイドの低剛性化が可能となり、この観点からも軽量化を実現し、さらに面精度を広い範囲で必要とする加工工程数の低減が可能となり、これにより加工コストの低減が可能となる。
また、実施例1の露光装置としても、本例の位置決め装置のレチクルステージ102を用いるため、その分、加工工程数の低減が可能となり、加工コストの低減が可能となる。
次に、本発明の実施例2を説明する。
図3(a)は、本発明の実施例2の位置決め装置を含むレチクルステージ102の具体的構成を示す上面図であり、図3(b)は、そのレチクルステージ102をその移動軸方向の外側から見た側面図である。
図3(a)、(b)で、図2と同じ符号は同一の構成要素を示す。なお、実施例2では実施例2の位置決め装置をレチクルステージ102に適用した場合を例示するが、ウェハステージ104に適用することも可能である。
実施例1では、粗動リニアモータ固定子1は、粗動ステージ21の下面側にのみ位置していた。
これに対して、実施例2では、上下一対の粗動リニアモータ固定子1で微動ステージ4の上下に位置する粗動ステージ21を構成する各粗動リニアモータ可動子2をいわゆる上下から挟み包囲する構造となっている。
微動ステージ4の上下に一対に位置する粗動ステージ21は、具体的にはその粗動モータヨーガイド8側の一端側が互いに図3(b)に示される連結部材21aにより一体的に連結されている。
微動ステージ4の上方に位置する粗動ステージ21は、図3に示される連結部材21aにより下方の粗動ステージ21に連結されて、微動ステージ4に対し適宜間隔で平行な姿勢が維持されている。
これにより非接触で微動ステージ4を支持する上下で一対の粗動ステージ21に対して推力を発生させることが可能となり、リニアモータの効率を向上させることが可能となる。
また、上下面で同時に双方の粗動ステージ21に推力を与えるため、粗動ステージ21のX軸周りのモーメント発生を軽減することが可能となる。
よって、粗動モータZエアベアリング3の必要剛性を下げることが可能となる。その他の構成は実施例1と同様であり、実施例1と同様の効果がある。
次に、本発明の実施例3を説明する。
実施例3の位置決め装置において、前記リニアモータの固定子は、前記第2ステージである粗動ステージ21の駆動反力を低減するように移動する。
固定子には、下方側の粗動リニアモータ固定子1とその下のカウンタエアベアリング14を用いる。
カウンタエアベアリング14は、ステージ駆動の反力発生に対応して、下方側の粗動リニアモータ固定子1をパッシブ質量体として使用し、粗動ステージ21、微動ステージ4の駆動反力を低減する。
図4(a)は、本発明の実施例3の位置決め装置を含むレチクルステージ102の具体的構成を示す上面図であり、図4(b)は、そのレチクルステージ102をその移動軸方向の外側から見た側面図である。
図4(a)、(b)で、図2、図3と同じ符号は同一の構成要素を示す。なお、実施例3では実施例3の位置決め装置をレチクルステージ102に適用した場合を例示するが、ウェハステージ104に適用することも可能である。
実施例3では、実施例2に示す下方側の粗動リニアモータ固定子1の下に、カウンタエアベアリング14が構成されている。
カウンタエアベアリング14は、ステージ駆動の反力発生に対応して、下方側の粗動リニアモータ固定子1をパッシブ質量体として使用することが可能となり、粗動ステージ21、微動ステージ4の駆動反力を相殺する。
一方、実施例3では、一例として制御部20の制御により上下の粗動ステージ21と上下の粗動リニアモータ固定子1の重量比に応じて互いに逆方向にストロークする。
その際、上下の粗動リニアモータ固定子1の駆動は、カウンタ位置計測手段15によって計測し制御部20に出力する。
実施例3ではその計測値に従って、制御部20により不図示の粗動固定子駆動用のリニアモータを駆動して、リアルタイムに粗動ステージ21の位置制御を行ってもよい。
また、実施例3ではその計測値に従って、スキャン動作の休止時、例えばウェハ交換時等にカウンタ位置のゼロ位置を制御部20によりリセットする動作を行なってもよい。
さらに、粗動干渉計5、微動干渉計6、カウンタ位置計測手段15からの位置情報を常に制御部20の信頼性の高い上位システムで監視し、それぞれの位置がトレランスを外れた場合は、直ちにステージ停止シーケンスを実行する。
このシーケンスは、実施例1〜3のいずれにおいても実施することが望ましい。このように実施例3では、実施例1、2の効果に加えて、レチクルステージ102の動作性能が向上する効果がある。
(デバイス製造方法の実施例)
次に、図5及び図6を参照して、上述の露光装置を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。
図5は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造方法を例に説明する。
ステップS1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。
ステップS2(レチクル製作)では設計した回路パターンに基づいてレチクルを製作する。
ステップS3(ウェハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウェハを製造する。
ステップS4(ウェハプロセス)は前工程と呼ばれ、レチクルとウェハを用いて、上記の露光装置によりリソグラフィ技術を利用してウェハ上に実際の回路を形成する。
ステップS5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップS4によって作製されたウェハを用いて半導体チップ化する工程である。
この工程にはアッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組み立て工程を含む。
ステップS6(検査)では、ステップS5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。
こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、それが出荷(ステップS7)される。
図6は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。
ステップS11(酸化)ではウェハの表面を酸化させる。
ステップS12(CVD)ではウェハの表面に絶縁膜を形成する。
ステップS13(電極形成)ではウェハに電極を形成する。
ステップS14(イオン打ち込み)ではウェハにイオンを打ち込む。
ステップS15(レジスト処理)ではウェハに感光剤を塗布する。
ステップS16(露光)では上記の露光装置によってレチクルの回路パターンをウェハに露光する。
ステップS17(現像)では露光したウェハを現像する。
ステップS18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。
ステップS19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。
これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。
本発明の実施例のデバイス製造方法では、製作コストが低減された上記の露光装置を用いるため、デバイスの製造コストを低減することが可能である。
なお、以上の各実施例においては、レチクルを用いることを前提として説明したが、マスクを用いてもよい。
本発明の実施例1の位置決め装置が適用される例示的な露光装置の概略構成を示す概略構成図である。 図2(a)は、本発明の実施例1の位置決め装置を含むレチクルステージの具体的構成を示す上面図である。 図2(b)は、実施例1のレチクルステージをその移動軸方向の外側から見た側面図である。 図3(a)は、本発明の実施例2の位置決め装置を含むレチクルステージの具体的構成を示す上面図である。 図3(b)は、実施例2のレチクルステージをその移動軸方向の外側から見た側面図である。 図4(a)は、本発明の実施例3の位置決め装置を含むレチクルステージの具体的構成を示す上面図である。 図4(b)は、実施例3のレチクルステージをその移動軸方向の外側から見た側面図である。 本発明の露光装置を使用したデバイス製造方法の実施例を説明するためのフローチャートである。 図5に示すフローチャートのステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。 従来の技術の構成を示す構成図である。
符号の説明
1 粗動リニアモータ固定子
2 粗動リニアモータ可動子
3 粗動モータZエアベアリング
4 微動ステージ
5 粗動干渉計
5a 反射部材
6 微動干渉計
6a 反射部材
7 粗動プレート
8 粗動モータヨーガイド
9 微動リニアモータ
10 自重補償
11 I型コア
12 E型コア
13 コイル
14 カウンタエアベアリング
15 カウンタ位置計測手段
20 制御部
21 粗動ステージ
101 照明系ユニット
102 レチクルステージ
103 投影光学系
104 ウェハステージ
129 レチクル側ベース
131 レチクル
132 レチクル側走査(粗動)ステージ
133 レチクル側微動ステージ
134,135,136 アクチュエータ


Claims (10)

  1. 位置決め対象物を搭載して移動する第1ステージと、
    前記第1ステージを搭載して移動する第2ステージと、
    前記第2ステージを駆動するリニアモータとを備え、
    前記第2ステージは少なくとも一対に非接触に分割して配置され、前記リニアモータの可動子は分割された第2ステージの各々に設けられることを特徴とする位置決め装置。
  2. 前記第1ステージは、前記分割された第2ステージの各々に跨って非接触に支持されることを特徴とする請求項1記載の位置決め装置。
  3. 前記リニアモータの固定子は、前記第2ステージの駆動反力を低減するように移動することを特徴とする請求項1または2記載の位置決め装置。
  4. 前記第1ステージは、前記第1ステージの位置を計測する第1計測手段を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の位置決め装置。
  5. 前記分割された第2ステージの各々の位置を計測する第2計測手段を有することを特徴とする請求項4に記載の位置決め装置。
  6. 前記第2計測手段の計測結果から異常の有無を検知し、異常が有る場合には、前記第2ステージの停止、減速、初期位置への復帰のうち少なくともいずれかの処理を行なう制御部を有することを特徴とする請求項5に記載の位置決め装置。
  7. 前記第2ステージに対して前記第1ステージを駆動する駆動部を備え、
    前記駆動部のストロークは、前記リニアモータのストロークよりも小さいことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の位置決め装置。
  8. 請求項1から6のいずれかに記載の位置決め装置を用いて、原版の位置決めを行うことを特徴とする露光装置。
  9. 原版を搭載して移動する第1ステージと、
    前記第1ステージを搭載して移動する第2ステージと、
    前記第2ステージを走査方向に駆動するためのリニアモータとを備え、
    前記リニアモータおよび第2ステージは、前記原版を通り前記走査方向に平行な直線に対して両側に分割して配置されることを特徴とする走査型露光装置。
  10. 請求項8または9に記載の露光装置を用いてウェハを露光する工程と、
    前記ウェハを現像する工程とを備えることを特徴とするデバイス製造方法。
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