JP2008124070A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008124070A
JP2008124070A JP2006302982A JP2006302982A JP2008124070A JP 2008124070 A JP2008124070 A JP 2008124070A JP 2006302982 A JP2006302982 A JP 2006302982A JP 2006302982 A JP2006302982 A JP 2006302982A JP 2008124070 A JP2008124070 A JP 2008124070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
dummy
insulating layer
film
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006302982A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Nakao
雄一 中尾
Satoshi Kageyama
聡 蔭山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2006302982A priority Critical patent/JP2008124070A/ja
Priority to US11/979,728 priority patent/US7777340B2/en
Publication of JP2008124070A publication Critical patent/JP2008124070A/ja
Priority to US12/801,933 priority patent/US8912657B2/en
Priority to US14/534,247 priority patent/US9184132B2/en
Priority to US14/876,640 priority patent/US9337090B2/en
Priority to US15/098,351 priority patent/US9786601B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

【課題】CMP研磨処理によるディッシングの発生を防止することができる半導体装置を提供すること。
【解決手段】第1層、第2層および第3層が、この順に積層された多層配線構造を有する半導体装置1において、第2層における第1配線形成領域17外の非第1配線形成領域18であって、第3層の第2配線形成領域31と対向する第1配線対向領域32および第3層の第2配線形成領域31外の非第2配線形成領域33と対向する第1非配線対向領域38に、第2ダミー配線22をそれぞれ埋設する。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体装置、詳しくは、ダマシン配線を有する半導体装置に関する。
近年、半導体装置の高集積化に伴い、配線の微細化が要求されている。このような要求に応えるべく、半導体装置用の配線として、従来のアルミニウム(Al)配線などに代えて、電気抵抗の小さい銅(Cu)配線などを用いることが検討されている。
微細な銅配線を形成する方法としては、ダマシン法が知られている。
たとえば、ダマシン法では、まず、半導体基板の上に第1の絶縁層が積層される。次に、第1の絶縁層の所定の配線形成領域に、第1の配線溝が形成される。次いで、第1の絶縁層の上に、第1の配線溝を埋め尽くす銅膜が形成される。そして、化学的機械的研磨法(CMP法)による銅膜の研磨処理により、第1の配線溝に埋め込まれていない余分な銅が除去され、第1の配線溝に埋設された第1の銅配線が形成される。その後、第1の絶縁層の上に、第2の絶縁層が積層され、この第2の絶縁層に、第1の銅配線に達するビアホールが形成される。さらに、このビアホールが形成された第2の絶縁層の上に、第3の絶縁層が積層される。次いで、第3の絶縁層の所定の配線形成領域に、ビアホールと連通する第2の配線溝が形成される。そして、第2の配線溝に埋設され、第3の絶縁層上への銅膜の形成およびCMP法による銅膜の研磨処理により、第1の銅配線と、ビアホールを介して電気的に接続された第2の銅配線が形成される。
ところが、CMP法による研磨処理(以下、単に「CMP研磨処理」という。)において、銅膜の研磨レートと絶縁層の研磨レートとの間に差がある。そのため、各絶縁層の配線密度にばらつきがあると、銅配線や絶縁層の表面の一部が平坦化されずに窪む、いわゆるディッシングが生じやすい。とりわけ、複数の絶縁層が積層される多層配線の形成に際しては、ディッシングが各絶縁層で生じる結果、上層において、銅配線や絶縁層の表面に生じる窪みが大きくなる。その結果、配線抵抗のばらつき、フォトリソグラフィの解像不良、各配線間の短絡など、様々な不具合が生じる場合がある。このような不具合は、製造工程における歩留まりの低下や半導体装置の品質信頼性の低下の原因となる。
そこで、各絶縁層において、銅配線が形成される配線形成領域外の非配線形成領域に、銅配線と電気的に接続されないダミー配線を埋設することが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。これにより、各絶縁層における見かけ上の配線密度の均一化を図ることができ、CMP研磨処理に際して、ディッシングの発生を抑制することができる。
特開2004−153015号公報
従来の提案にかかる構造では、各層の非配線形成領域は、平面視で完全に一致するように設定されており、配線形成領域に配線の形成されていない部分が存在していても、その部分にダミー配線は形成されない。そのため、配線密度のばらつきが依然として残る層が存在し、その層において、CMP研磨処理によるディッシングが発生する場合がある。
そこで、この発明の目的は、CMP研磨処理によるディッシングの発生を防止することができる半導体装置を提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、半導体基板と、前記半導体基板上に積層された第1絶縁層と、前記第1絶縁層の配線形成領域に埋設された第1金属配線パターンと、前記第1絶縁層上に積層された第2絶縁層と、前記第2絶縁層の配線形成領域に埋設された第2金属配線パターンと、前記第1絶縁層における前記配線形成領域外の非配線形成領域であって、前記第2絶縁層の前記配線形成領域と対向する配線対向領域および前記第2絶縁層の前記配線形成領域外の非配線形成領域と対向する非配線対向領域に、それぞれ埋設された第1ダミー金属パターンとを備えていることを特徴とする、半導体装置である。
この構成によれば、半導体基板上に積層された第1絶縁層の配線形成領域には、第1金属配線パターンが埋設されている。また、第1絶縁層上に積層された第2絶縁層の配線形成領域には、第2金属配線パターンが埋設されている。そして、第1絶縁層の非配線形成領域であって、第2絶縁層の配線形成領域と対向する配線対向領域および第2絶縁層の非配線形成領域と対向する非配線対向領域には、第1ダミー金属パターンがそれぞれ埋設されている。
つまり、第1絶縁層において、第2絶縁層の非配線形成領域と対向する非配線対向領域のみならず、第2絶縁層の配線形成領域と対向する配線対向領域にも、第1ダミー金属パターンが形成されている。これにより、第1絶縁層には、第1金属配線パターンおよび第1ダミー金属パターンで構成されるパターンが、その全体に満遍なく配置されるので、第1絶縁層におけるパターン密度(配線密度)のばらつきを低減することができる。
そのため、第1絶縁層に第1金属配線パターンおよび第1ダミー金属パターンを埋設するためのCMP研磨処理に際して、ディッシングの発生を抑制することができる。その結果、配線抵抗のばらつき、フォトリソグラフィの解像不良、各配線層間の短絡などの不具合の発生を低減することができる。
また、請求項2記載の発明は、前記第2絶縁層の前記非配線領域に埋設された第2ダミー金属パターンと、前記第1絶縁層の前記非配線対向領域に埋設された前記第1ダミー金属パターンと前記第2ダミー金属パターンとを接続するビアとをさらに備えていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置である。
この構成によれば、第2絶縁層の非配線形成領域に埋設された第2ダミー金属パターンと、第1絶縁層の非配線対向領域に埋設された第1ダミー金属パターンとが、ビアによって接続されている。
半導体装置にダマシン配線を適用することに伴い、各層の配線間でコンデンサ容量(寄生容量)が形成されるおそれがある。そのため、第1絶縁層および第2絶縁層を、従来から用いられている酸化シリコン(SiO2)に代えて、低誘電率材料(たとえば、比誘電率k=3.5以下)を用いて形成することが検討されている。ところが、低誘電率膜は、酸化シリコン膜と比較して機械的強度が弱いため、CMP研磨処理の際に、第1絶縁層と第2絶縁層との界面や各絶縁層の内部に応力が加わり、第1絶縁層と第2絶縁層とが剥離したり、各絶縁層にクラックが発生したりする場合がある。
第1ダミー金属パターンと第2ダミー金属パターンとが、ビアによって接続される構成では、ビアが第2絶縁層を貫通する金属柱として機能するので、第2絶縁層に大きなクラックが生じることを防止することができ、また、第1絶縁層と第2絶縁層との密着性を向上させることができる。その結果、絶縁層に低誘電率膜を使用しても、絶縁層の剥離やクラックの発生を抑制することができる。
さらに、請求項3記載の発明は、前記第2絶縁層の前記非配線領域に埋設された第2ダミー金属パターンと、前記第1ダミー金属パターンおよび前記第2ダミー金属パターンは、それぞれ千鳥状に配列されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の半導体装置である。
この構成によれば、第1ダミー金属パターンおよび第2ダミー金属パターンは、それぞれ千鳥状に配列されている。つまり、各絶縁層の非配線形成領域の表面において、ダミー金属パターンと絶縁層とが交互に隣接して配置されている。その結果、絶縁層表面にクラックが発生しても、そのクラックを隣接するダミー金属パターンによって留めることができるので、絶縁層に大きな(長い)クラックが入ることを抑制することができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る半導体装置の構成を示す図解的な断面図である。
半導体装置1は、半導体基板2を備え、この半導体基板2の上に配線層である第1層、第2層および第3層がこの順に積層される多層配線構造を有している。
半導体基板2は、たとえば、シリコン(Si)などの半導体材料からなり、その表層部に半導体素子などが形成されている。
半導体基板2の上には、第1層が形成されている。より具体的には、半導体基板2の上に、拡散防止膜3および層間膜4が、この順に積層されることにより第1層が形成されている。
拡散防止膜3は、たとえば、炭化シリコン(SiC)から形成されている。
層間膜4は、比誘電率の低い絶縁材料を用いて形成されている。このような絶縁材料としては、たとえば、SiOC(比誘電率 k=2.3〜3.3)、SiOF(比誘電率 k=3.3〜3.8)などが用いられる。
層間膜4および拡散防止膜3には、これら2つの膜を貫通して、半導体基板2の半導体素子領域(図示せず)に達する配線プラグ溝5が形成されている。
配線プラグ溝5には、金属材料(たとえば、銅)が埋め込まれることによって、配線プラグ6が形成されている。なお、第1層において、配線プラグ6が形成される領域を、配線プラグ形成領域40とする。
また、層間膜4および拡散防止膜3の、配線プラグ形成領域40外の非配線プラグ形成領域41には、これら2つの膜を貫通し、半導体基板2に達する複数の第1ダミー配線溝7(図1においては2つ)が、所定の間隔を隔てて形成されている。
第1ダミー配線溝7には、金属材料(たとえば、銅)が埋め込まれることによって、第1ダミー配線8が形成されている。
そして、層間膜4の上には、第2層(第1絶縁層)が形成されている。より具体的には、層間膜4の上に、拡散防止膜9、層間膜10、拡散防止膜11および層間膜12が、この順に積層されることにより第2層が形成されている。
拡散防止膜9および拡散防止膜11は、拡散防止膜3と同様の材料を用いて形成されている。また、層間膜10および層間膜12は、層間膜4と同様の材料を用いて形成されている。
層間膜12および拡散防止膜11には、これら2つの膜を貫通して、所定の配線パターンを有する複数の第1配線溝14(図1においては2つ)が、所定の間隔を隔てて形成されている。
層間膜10および拡散防止膜9には、これら2つの膜を貫通して、第1配線溝14と配線プラグ6とを連通させる複数の第1配線間ビアホール13が形成されている。なお、図1においては、複数の第1配線間ビアホール13のうち、1つだけ示されている。
そして、第1配線間ビアホール13には、金属材料(たとえば、銅)が埋め込まれることによって第1配線間ビア15が形成されている。また、第1配線溝14には、金属材料(たとえば、銅)が埋め込まれることによって、第1配線16が形成されている。これにより、第1配線16は、第1配線間ビア15を介して、配線プラグ6と電気的に接続されている。
なお、第2層において、第1配線16および第1配線間ビア15が形成される領域を、第1配線形成領域17(第1絶縁層の配線形成領域)とする。
また、層間膜12および拡散防止膜11の第1配線形成領域17外の非第1配線形成領域18において、層間膜10および拡散防止膜9を挟んで第1ダミー配線8と対向する位置には、これら2つの膜を貫通して、複数の第2ダミー配線溝20(図1においては2つ)が、所定の間隔を隔てて形成されている。なお、図1においては、一方の第2ダミー配線溝20(第1配線形成領域17に近い方)を第2ダミー配線溝20Aとし、他方の第2ダミー配線溝20を第2ダミー配線溝20Bとする。
層間膜10および拡散防止膜9には、第2ダミー配線溝20と第1ダミー配線8とを連通させる複数の第1ダミービアホール19が、所定の間隔を隔てて形成されている。なお、図1においては、第2ダミー配線溝20Aにつながる第1ダミービアホール19を第1ダミービアホール19Aとし、第2ダミー配線溝20Bにつながる第1ダミービアホール19を第1ダミービアホール19Bとする。
第1ダミービアホール19には、金属材料(たとえば、銅)が埋め込まれることによって第1ダミービア21が形成されている。また、第2ダミー配線溝20には、金属材料(たとえば、銅)が埋め込まれることによって、第2ダミー配線22(第1ダミー金属パターン)が形成されている。第1ダミービア21が形成されることによって、第1ダミー配線8と第2ダミー配線22とは接続されている。
そして、層間膜12の上には、第3層(第2絶縁層)が形成されている。より具体的には、層間膜12の上に、拡散防止膜23、層間膜24、拡散防止膜25および層間膜26が、この順に積層されることにより第3層が形成されている。
拡散防止膜23および拡散防止膜25は、拡散防止膜3と同様の材料を用いて形成されている。また、層間膜24および層間膜26は、層間膜4と同様の材料を用いて形成されている。
層間膜26および拡散防止膜25には、これら2つの膜を貫通して、所定の配線パターンを有する複数の第2配線溝28(図1においては3つ)が、所定の間隔を隔てて形成されている。
層間膜24および拡散防止膜23には、これら2つの膜を貫通して、第2配線溝28と第1配線16とを連通させる複数の第2配線間ビアホール27が、所定の間隔を隔てて形成されている。なお、図1においては、複数の第2配線間ビアホール27のうち、2つだけ示されている。
そして、第2配線間ビアホール27には、金属材料(たとえば、銅)が埋め込まれることによって第2配線間ビア29が形成されている。また、第2配線溝28には、金属材料(たとえば、銅)が埋め込まれることによって、第2配線30(第2金属配線パターン)が形成されている。これにより、第2配線30は、第2配線間ビア29を介して、第1配線16と電気的に接続されている。
なお、第3層において、第2配線30および第2配線間ビア29が形成される領域を、第2配線形成領域31(第2絶縁層の配線形成領域)とする。また、第2層において、第2ダミー配線22Aが形成される領域は、第2配線形成領域31に対向する領域であるため、この領域を第1配線対向領域32とする。一方、第2ダミー配線22Bが形成される領域は、第2配線形成領域31外の非第2配線形成領域33に対向する領域であるため、この領域を第1非配線対向領域38とする。
また、層間膜26および拡散防止膜25の非第2配線形成領域33において、層間膜24および拡散防止膜23を挟んで第2ダミー配線22Bと対向する位置には、これら2つの膜を貫通して、第3ダミー配線溝35が形成されている。
層間膜24および拡散防止膜23には、第3ダミー配線溝35と第2ダミー配線22Bとを連通させる複数の第2ダミービアホール34が、所定の間隔を隔てて形成されている。
そして、第2ダミービアホール34には、金属材料(たとえば、銅)が埋め込まれることによって第2ダミービア36が形成されている。また、第3ダミー配線溝35には、金属材料(たとえば、銅)が埋め込まれることによって、第3ダミー配線37(第2ダミー金属パターン)が形成されている。第2ダミービア36が形成されることによって、第2ダミー配線22と第3ダミー配線37とは接続されている。
そして、層間膜26の上には、第2配線30および第3ダミー配線37の酸化を防止するための絶縁膜39が、これらの配線を覆うように形成されている。
図2は、図1に示す半導体装置1の第2層を平面視した場合の図解的な平面図である。なお、図2において、A−Aで示される切断面で切断したときの断面図が図1となる。
図2に示すように、第1配線16が形成されている第1配線形成領域17外の非第1配線形成領域18には、略矩形状の複数の第2ダミー配線22(図2においては11個)が、半導体装置1の各辺に沿って列を成すように、互いに所定の間隔を隔てて配置されている。また、複数の第2ダミー配線22は、各列における各第2ダミー配線22が、隣接する列の第2ダミー配線22と隣り合わないように、全体として千鳥状に配列されている。このような第2ダミー配線22の配置により、非第1配線形成領域18においては、半導体装置1の各辺に沿って、第2ダミー配線22と層間膜12の表面とが交互に隣接して表われる。
また、第2ダミー配線22は、第2ダミー配線22の表面積が、第2層の表面積に対して30%以上となるように形成されることが好ましい。第2層の表面積に対する第2ダミー配線22の表面積が、このような範囲であれば、半導体装置1の製造工程におけるディッシングの発生を効果的に抑制することができる。
また、図2の破線で示すように、第2ダミー配線22の上面には、複数の第2ダミービア36(図2においては4本1組)が接続される(図1参照)。各第2ダミービア36は、各第2ダミー配線22の各隅に配置され、全体として、平面視2×2の行列状に配置される。
なお、図2には表われていないが、半導体装置1の第1層の非配線プラグ形成領域41においても、第1ダミー配線8は、第2ダミー配線22の場合と同様に、全体として千鳥状に配置されている。また、第3層の非第2配線形成領域33においても、第3ダミー配線37は、第2ダミー配線22の場合と同様に、全体として千鳥状に配置されている。
次に、半導体装置1の製造方法について説明する。
半導体装置1の製造に際しては、まず、半導体基板2の上に、拡散防止膜3および層間膜4が、この順に積層される。次いで、層間膜4の上に、配線プラグ溝5および第1ダミー配線溝7に対応するパターンにパターニングされたフォトレジスト(図示せず)が形成される。そして、このフォトレジストをマスクとして、層間膜4および拡散防止膜3をエッチングすることにより、層間膜4および拡散防止膜3を貫通する配線プラグ溝5および第1ダミー配線溝7が形成される。
次いで、フォトレジストが除去された後、半導体基板2の上面、配線プラグ溝5の内面および第1ダミー配線溝7の内面に、バリア膜(図示せず)が、スパッタ法により被着される。このバリア膜の形成後は、たとえば、電解めっき法、スパッタ法、CVD法などの方法によって、配線プラグ溝5および第1ダミー配線溝7を埋め尽くす金属膜(たとえば、銅膜)(図示せず)が形成される。
そして、CMP法による金属膜の研磨が行なわれる。この研磨は、金属膜の表面が、層間膜4の表面と面一になるまで続けられて、配線プラグ溝5および第1ダミー配線溝7に埋め込まれていない、余分な金属膜が除去される。この際、層間膜4に第1ダミー配線溝7が形成されているため、層間膜4や配線プラグ6の一部が窪むディッシングを抑制することができる。この研磨により、配線プラグ溝5に埋設され、半導体基板2の半導体素子領域(図示せず)に接続された配線プラグ6、および、第1ダミー配線溝7に埋設された第1ダミー配線8が形成されて、第1層の形成が完了する。
その後、層間膜4の上に、拡散防止膜9、層間膜10、拡散防止膜11および層間膜12が、この順に積層される。次いで、第1配線間ビアホール13および第1ダミービアホール19に対応するパターンにパターニングされたフォトレジスト(図示せず)が形成される。そして、このフォトレジストをマスクとして、層間膜12、拡散防止膜11、層間膜10および拡散防止膜9をエッチングすることにより、第1配線間ビアホール13および第1ダミービアホール19が形成される。
次に、層間膜12の上に、第1配線溝14および第2ダミー配線溝20に対応するパターンにパターニングされたフォトレジスト(図示せず)が形成される。そして、このフォトレジストをマスクとして、層間膜12および拡散防止膜11をエッチングすることにより、第1配線溝14および第2ダミー配線溝20が形成される。
次に、フォトレジストが除去された後、配線プラグ6の上面、第1ダミー配線8の上面、第1配線間ビアホール13の内面、第1配線溝14の内面、第1ダミービアホール19の内面および第2ダミー配線溝20の内面に、バリア膜(図示せず)が、スパッタ法により被着される。このバリア膜の形成後は、たとえば、電解めっき法、スパッタ法、CVD法などの方法によって、第1配線間ビアホール13、第1配線溝14、第1ダミービアホール19および第2ダミー配線溝20を埋め尽くす金属膜が形成される。
そして、CMP法による金属膜の研磨が行なわれる。この研磨は、金属膜の表面が、層間膜12の表面と面一になるまで続けられて、第1配線溝14および第2ダミー配線溝20に埋め込まれていない、余分な金属膜が除去される。この際、層間膜12に第2ダミー配線溝20が形成されているため、層間膜12や第1配線16の一部が窪むディッシングを抑制することができる。この研磨により、第1配線溝14に埋設され、第1配線間ビア15を介して第1配線16と接続された第1配線16、および、第2ダミー配線溝20に埋設され、第1ダミービア21を介して第1ダミー配線8と接続された第2ダミー配線22が形成されて、第2層の形成が完了する。
その後、層間膜12の上に、拡散防止膜23、層間膜24、拡散防止膜25および層間膜26が、この順に積層される。次いで、第2配線間ビアホール27および第2ダミービアホール34に対応するパターンにパターニングされたフォトレジスト(図示せず)が形成される。そして、このフォトレジストをマスクとして、層間膜26、拡散防止膜25、層間膜24および拡散防止膜23をエッチングすることにより、第2配線間ビアホール27および第2ダミービアホール34が形成される。
次に、層間膜26の上に、第2配線溝28および第3ダミー配線溝35に対応するパターンにパターニングされたフォトレジスト(図示せず)が形成される。そして、このフォトレジストをマスクとして、層間膜26および拡散防止膜25をエッチングすることにより、第2配線溝28および第3ダミー配線溝35が形成される。
次に、フォトレジストが除去された後、第1配線16の上面、第2ダミー配線22の上面、第2配線間ビアホール27の内面、第2配線溝28の内面、第2ダミービアホール34の内面および第3ダミー配線溝35の内面に、バリア膜(図示せず)が、スパッタ法により被着される。このバリア膜の形成後は、たとえば、電解めっき法、スパッタ法、CVD法などの方法によって、第2配線間ビアホール27、第2配線溝28、第2ダミービアホール34および第3ダミー配線溝35を埋め尽くす金属膜が形成される。
そして、CMP法による金属膜の研磨が行なわれる。この研磨は、金属膜の表面が、層間膜26の表面と面一になるまで続けられて、第2配線溝28および第3ダミー配線溝35に埋め込まれていない、余分な金属膜が除去される。この際、層間膜26に第3ダミー配線溝35が形成されているため、層間膜26や第2配線30の一部が窪むディッシングを抑制することができる。この研磨により、第2配線溝28に埋設され、第2配線間ビア29を介して第1配線16と接続された第2配線30、および、第3ダミー配線溝35に埋設され、第2ダミービア36を介して第2ダミー配線22と接続された第3ダミー配線37が形成されて、第3層の形成が完了する。
そして、第3層の上、より具体的には、層間膜26の上に絶縁膜39が形成されることにより、半導体装置1が完成する。
以上のように、半導体装置1においては、第2層の非第1配線形成領域18であって、第3層の第2配線形成領域31と対向する第1配線対向領域32および第3層の非第2配線形成領域33と対向する第1非配線対向領域38のいずれにも、第2ダミー配線22が埋設されている。
つまり、第2層において、第3層の非第2配線形成領域33と対向する第1非配線対向領域38のみならず、第3層の第2配線形成領域31と対向する第1配線対向領域32にも、第2ダミー配線22が形成されている。これにより、第2層には、第1配線16および第2ダミー配線22で構成されるパターンが、その全体に満遍なく配置されるので、第2層におけるパターン密度(配線密度)のばらつきを低減することができる。
そのため、第2層に第1配線16および第2ダミー配線22を埋設するためのCMP研磨処理に際して、ディッシングの発生を抑制することができる。その結果、配線抵抗のばらつき、フォトリソグラフィの解像不良、各配線層間の短絡などの不具合の発生を低減することができる。
また、第3ダミー配線37と、第1非配線対向領域38に埋設された第2ダミー配線22とが、第2ダミービア36によって接続されている。
半導体装置1にダマシン配線を適用することに伴い、各層の配線間でコンデンサ容量(寄生容量)が形成されるおそれがある。そのため、各層間膜(12、24、26)を、従来から用いられている酸化シリコン(SiO2)に代えて、低誘電率材料(たとえば、比誘電率k=3.5以下)を用いて形成することが検討されている。ところが、低誘電率膜は、酸化シリコン膜と比較して機械的強度が弱いため、CMP研磨処理の際に、第2層と第3層との界面や各層間膜(12、24、26)の内部に応力が加わり、第2層と第3層とが剥離したり、各層間膜(12、24、26)にクラックが発生したりする場合がある。
第2ダミー配線22と第3ダミー配線37との間に第2ダミービア36が設けられることにより、第2ダミービア36が、層間膜24を貫通する金属柱として機能するので、層間膜24に大きなクラックが生じることを防止することができ、また、第2層と第3層との密着性を向上させることができる。むろん、層間膜12および層間膜26については、第2ダミー配線22および第3ダミー配線37がそれぞれ形成されているため、これら層間膜(12、26)に大きなクラックを生じることを防止することができる。その結果、各層間膜(12、24、26)に低誘電率膜を使用しても、各層の剥離やクラックの発生などを抑制することができる。なお、第1ダミー配線8と第2ダミー配線22との間に第1ダミービア21が設けられることにより、第1層と第2層との間においても同様の効果を得ることができる。
また、第2ダミービア36は、複数設けられている。さらに、それら複数の第2ダミービア36が、第2ダミー配線22の各隅にそれぞれ配置され、全体として、平面視2×2の行列状に配置されている。そのため、第3ダミー配線37に大きな応力が加わったとしても、その応力を各第2ダミービア36に均一に分散させることができる。
さらに、第1ダミー配線8、第2ダミー配線22および第3ダミー配線37は、それぞれ千鳥状に配列されている。
つまり、第1層の非配線プラグ領域41、第2層の非第1配線領域18および第3層の非第2配線形成領域33において、各ダミー配線(8、22、37)と各層間膜(4、12、26)とが交互に隣接して配置されている。その結果、各層間膜(4、12、26)表面にクラックが発生しても、そのクラックを隣接する各ダミー配線(4、22、37)によって留めることができるので、各層間膜(4、12、26)に大きな(長い)クラックが入ることを抑制することができる。
以上、この発明の一実施形態を説明したが、この発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、上述の実施形態では、この発明の第1絶縁層を第2層(図1参照)とし、この発明の第2絶縁層を第3層(図1参照)として説明したが、第1層(図1参照)をこの発明の第1絶縁層とし、第2層をこの発明の第2絶縁層としてもよい。また、第3層の上に、さらに第4層を形成し、第3層をこの発明の第1絶縁層とし、その第4層をこの発明の第2絶縁層としてもよい。
また、上述の実施形態では、各層間膜(4、10、12、24、26)として、SiOC(比誘電率 k=2.3〜3.3)、SiOF(比誘電率 k=3.3〜3.8)などの低誘電率膜を例示したが、従来用いられている酸化シリコン(SiO2)を用いてもよい。
また、上述の実施形態では、各配線(6、14、30)および各ダミー配線(8、22、37)を、いわゆるデュアルダマシン法により形成する手段を取り上げたが、これらは、いわゆるシングルダマシン法で形成してもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係る半導体装置の構成を示す図解的な断面図である。 図1に示す第2層を平面視した場合の図解的な平面図である。
符号の説明
1 半導体装置
2 半導体基板
9 拡散防止膜
10 層間膜
11 拡散防止膜
12 層間膜
16 第1配線
17 第1配線形成領域
18 非第1配線形成領域
22 第2ダミー配線
23 拡散防止膜
24 層間膜
25 拡散防止膜
26 層間膜
30 第2配線
31 第2配線形成領域
32 第1配線対向領域
33 非第2配線形成領域
36 第2ダミービア
37 第3ダミー配線
38 第1非配線対向領域

Claims (3)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に積層された第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層の配線形成領域に埋設された第1金属配線パターンと、
    前記第1絶縁層上に積層された第2絶縁層と、
    前記第2絶縁層の配線形成領域に埋設された第2金属配線パターンと、
    前記第1絶縁層における前記配線形成領域外の非配線形成領域であって、前記第2絶縁層の前記配線形成領域と対向する配線対向領域および前記第2絶縁層の前記配線形成領域外の非配線形成領域と対向する非配線対向領域に、それぞれ埋設された第1ダミー金属パターンとを備えていることを特徴とする、半導体装置。
  2. 前記第2絶縁層の前記非配線領域に埋設された第2ダミー金属パターンと、
    前記第1絶縁層の前記非配線対向領域に埋設された前記第1ダミー金属パターンと前記第2ダミー金属パターンとを接続するビアとをさらに備えていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2絶縁層の前記非配線領域に埋設された第2ダミー金属パターンと、
    前記第1ダミー金属パターンおよび前記第2ダミー金属パターンは、それぞれ千鳥状に配列されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の半導体装置。
JP2006302982A 2006-11-08 2006-11-08 半導体装置 Pending JP2008124070A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302982A JP2008124070A (ja) 2006-11-08 2006-11-08 半導体装置
US11/979,728 US7777340B2 (en) 2006-11-08 2007-11-07 Semiconductor device
US12/801,933 US8912657B2 (en) 2006-11-08 2010-07-02 Semiconductor device
US14/534,247 US9184132B2 (en) 2006-11-08 2014-11-06 Semiconductor device
US14/876,640 US9337090B2 (en) 2006-11-08 2015-10-06 Semiconductor device
US15/098,351 US9786601B2 (en) 2006-11-08 2016-04-14 Semiconductor device having wires

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302982A JP2008124070A (ja) 2006-11-08 2006-11-08 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008124070A true JP2008124070A (ja) 2008-05-29

Family

ID=39508538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006302982A Pending JP2008124070A (ja) 2006-11-08 2006-11-08 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008124070A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290090A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Renesas Technology Corp 半導体装置およびその製造方法
WO2012160736A1 (ja) * 2011-05-20 2012-11-29 パナソニック株式会社 半導体装置
JP2013225709A (ja) * 2013-07-29 2013-10-31 Renesas Electronics Corp 半導体装置およびその製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08264534A (ja) * 1995-03-24 1996-10-11 Fujitsu Ltd 配線形成方法
JP2001196372A (ja) * 2000-01-13 2001-07-19 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
WO2004097917A1 (ja) * 2003-04-30 2004-11-11 Fujitsu Limited 半導体装置の製造方法、半導体ウエハおよび半導体装置
JP2005064226A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Renesas Technology Corp 配線構造
JP2005150389A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc 半導体装置
JP2005167120A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08264534A (ja) * 1995-03-24 1996-10-11 Fujitsu Ltd 配線形成方法
JP2001196372A (ja) * 2000-01-13 2001-07-19 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
WO2004097917A1 (ja) * 2003-04-30 2004-11-11 Fujitsu Limited 半導体装置の製造方法、半導体ウエハおよび半導体装置
JP2005064226A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Renesas Technology Corp 配線構造
JP2005150389A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc 半導体装置
JP2005167120A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290090A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Renesas Technology Corp 半導体装置およびその製造方法
CN103413789A (zh) * 2008-05-30 2013-11-27 瑞萨电子株式会社 半导体器件及制造该半导体器件的方法
US8829679B2 (en) 2008-05-30 2014-09-09 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device and method for manufacturing the same
WO2012160736A1 (ja) * 2011-05-20 2012-11-29 パナソニック株式会社 半導体装置
US9305863B2 (en) 2011-05-20 2016-04-05 Panasonic Corporation Semiconductor device
JP2013225709A (ja) * 2013-07-29 2013-10-31 Renesas Electronics Corp 半導体装置およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102116060B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조방법
JP3961412B2 (ja) 半導体装置及びその形成方法
KR100770486B1 (ko) 반도체 장치의 제조방법
WO2010035481A1 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2004304124A (ja) 半導体装置
JP5096278B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2007123328A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2006005288A (ja) 半導体装置
JP2004064046A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR102423309B1 (ko) 반도체 장치, 촬상 장치, 및 반도체 장치의 제조 방법
JP2006005011A (ja) 半導体装置
JP2004228111A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR20080106066A (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
JP5078823B2 (ja) 半導体装置
JP2008124070A (ja) 半導体装置
JP2005116788A (ja) 半導体装置
JP4302505B2 (ja) 半導体装置
JP2007012894A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2004079924A (ja) 半導体装置
JP2010171291A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2006114724A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP5016286B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP5424551B2 (ja) 半導体装置
US20050020025A1 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2006114723A (ja) 半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120816

A02 Decision of refusal

Effective date: 20121206

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02