JP2008120037A - 射出成形機 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトにまとまりかつ安価に対応できる射出成形機を提供する。
【解決手段】上型30Xと下型30Yの型締めと型開き用にエアシリンダ45が設けられるとともに、下型30Yと下ダイプレート31Yとの間に、ブースタ60を介して作動エアで駆動される油圧シリンダ50が配される。Cフレーム20がロッドレスシリンダ65により受け位置R1と受け解除位置R2との間で往復駆動される。型締めされたのち(I)、Cフレーム20が受け位置R1に駆動され(II)、油圧シリンダ50が駆動されることで(III) 、上下のダイプレート31X,31YがCフレーム20の上下の受け部23,24で挟まれて受けられつつ、上下の型30X,30Yが高圧で型締めされて同圧力が保持され、これによりキャビティ内に射出供給された溶融樹脂が圧縮されて樹脂成形品が成形される。
【選択図】図3
【解決手段】上型30Xと下型30Yの型締めと型開き用にエアシリンダ45が設けられるとともに、下型30Yと下ダイプレート31Yとの間に、ブースタ60を介して作動エアで駆動される油圧シリンダ50が配される。Cフレーム20がロッドレスシリンダ65により受け位置R1と受け解除位置R2との間で往復駆動される。型締めされたのち(I)、Cフレーム20が受け位置R1に駆動され(II)、油圧シリンダ50が駆動されることで(III) 、上下のダイプレート31X,31YがCフレーム20の上下の受け部23,24で挟まれて受けられつつ、上下の型30X,30Yが高圧で型締めされて同圧力が保持され、これによりキャビティ内に射出供給された溶融樹脂が圧縮されて樹脂成形品が成形される。
【選択図】図3
Description
本発明は、射出成形機に関する。
射出成形機における成形金型の駆動源には、相応の型開き量を得るためのストロークと、型締め圧力の保持とが要求され、従来両者を満足するものとして油圧シリンダが一般に使用されているが、油圧シリンダを用いる場合は、オイルタンクやバルブ機構等の付帯設備が大掛かりとなり、ひいては設置スペースに多くを要することが懸念される。
そこでその対策として、特許文献1に記載されたように、サーボモータとねじ棒を用いた型駆動機構が提案されている。
特開2004−50521公報
そこでその対策として、特許文献1に記載されたように、サーボモータとねじ棒を用いた型駆動機構が提案されている。
上記のサーボモータとねじ棒を用いた型駆動機構は、確かに省スペース化に寄与し得るがコスト的に問題があり、新たな装置の出現が切望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、コンパクトにまとまりかつ安価に対応できる射出成形機を提供するところにある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、コンパクトにまとまりかつ安価に対応できる射出成形機を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る射出成形機は、接離可能に対向配設された第1と第2の成形金型と、第1の成形金型における第2の成形金型と対向する側とは反対の面側に配されたダイプレートと、このダイプレートと前記第1の成形金型との間に配され、空−油圧変換装置を介して空気を駆動源として駆動可能な油圧シリンダと、前記ダイプレートまでを含む前記第1の成形金型と、前記第2の成形金型とを接離方向に移動させるエアシリンダと、前記両成形金型が型締めされた状態における前記第1の成形金型の前記ダイプレートと前記第2の成形金型との間を挟圧可能な互いに対向した受け部を有するフレームと、このフレームを、型締めされた前記両成形金型が前記両受け部の間に挿入される受け位置と、同両成形金型が前記両受け部の間から脱外される受け解除位置との間で相対的に移動させる駆動機構とが設けられ、前記両成形金型の型締めと型開きとは前記エアシリンダの駆動により行い、型締め圧力の保持は前記油圧シリンダの駆動により行う構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記両成形金型が上下方向に対向配設されているとともに、前記フレームが、水平な上下の受け部の一端同士を縦向きの連結部で連結したCフレームであるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記第1の成形金型の前記ダイプレートと前記第2の成形金型とのいずれか一方と、水平なベースとの間に前記エアシリンダが縦向きに設けられ、かつ前記Cフレームが前記ベースに沿って水平方向に移動可能に装備されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記第1の成形金型の前記ダイプレートと前記第2の成形金型とのいずれか一方と、水平なベースとの間に前記エアシリンダが縦向きに設けられ、かつ前記Cフレームが前記ベースに沿って水平方向に移動可能に装備されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記Cフレームが定位置に固定して設けられるとともに、前記第1の成形金型の前記ダイプレートと前記第2の成形金型との間に前記エアシリンダが縦向きに設けられて、これらがガイドに沿って水平方向に移動可能に装備されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のものにおいて、前記駆動機構がエアシリンダであるところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のものにおいて、前記駆動機構がエアシリンダであるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
型開き状態からエアシリンダが一方向に駆動されることで両成形金型が型締めされ、続いてフレームが受け解除位置から受け位置に相対的に進出することにより、同フレームの両受け部が、第1の成形金型のダイプレートと、第2の成形金型を挟持可能となる。次に、油圧シリンダが駆動されると、ダイプレートと第2の成形金型とが対応する受け部で受けられつつ、両成形金型が高圧で型締めされかつ同圧力が保持され、この間に樹脂成形品が成形される。
樹脂成形品を取り出すに当たっては、油圧シリンダの駆動が解除されたのち、フレームが受け解除位置に相対的に後退し、続いてエアシリンダが他方向に駆動されることで型開きされる。
型開き状態からエアシリンダが一方向に駆動されることで両成形金型が型締めされ、続いてフレームが受け解除位置から受け位置に相対的に進出することにより、同フレームの両受け部が、第1の成形金型のダイプレートと、第2の成形金型を挟持可能となる。次に、油圧シリンダが駆動されると、ダイプレートと第2の成形金型とが対応する受け部で受けられつつ、両成形金型が高圧で型締めされかつ同圧力が保持され、この間に樹脂成形品が成形される。
樹脂成形品を取り出すに当たっては、油圧シリンダの駆動が解除されたのち、フレームが受け解除位置に相対的に後退し、続いてエアシリンダが他方向に駆動されることで型開きされる。
すなわち本発明では、型締めと型開きとは大きなストロークが得やすいエアシリンダで行い、型締め圧力の保持は高圧が得やすい油圧シリンダで行うようにしている。ここで、同油圧シリンダは、空−油圧変換装置を介して空気を駆動源として駆動されるものであって、作動油自体は、空−油圧変換装置から油圧シリンダの一部に回れば足りる等から、油圧シリンダ単体を駆動する場合と比べて付帯設備が簡易化される。また、エアシリンダと油圧シリンダとを用いた方が、例えばサーボモータとねじ棒とを用いた場合と比べて安価に対応できる。
結果、装置全体がコンパクトにできひいては省スペース化を図ることができるとともに、安価に製造することができる。
結果、装置全体がコンパクトにできひいては省スペース化を図ることができるとともに、安価に製造することができる。
<請求項2の発明>
一対の成形金型が上下に対向配設された縦型射出成形機に有効に適用でき、また高圧を受けることに用いるフレームに、この種の縦型射出成形機に常套的に用いられるCフレームを適用したから、安価に対応することができる。
<請求項3の発明>
エアシリンダの駆動により両成形金型が型締めされたのち、Cフレームが水平方向に沿って受け位置に移動することで、同Cフレームの上下の受け部が、油圧シリンダの駆動により作用した高圧を受けることに機能する。Cフレーム側を駆動するから、駆動機構の負荷も小さく抑えられる。
一対の成形金型が上下に対向配設された縦型射出成形機に有効に適用でき、また高圧を受けることに用いるフレームに、この種の縦型射出成形機に常套的に用いられるCフレームを適用したから、安価に対応することができる。
<請求項3の発明>
エアシリンダの駆動により両成形金型が型締めされたのち、Cフレームが水平方向に沿って受け位置に移動することで、同Cフレームの上下の受け部が、油圧シリンダの駆動により作用した高圧を受けることに機能する。Cフレーム側を駆動するから、駆動機構の負荷も小さく抑えられる。
<請求項4の発明>
エアシリンダの駆動により両成形金型が型締めされたのち、同成形金型側が水平方向に移動してCフレームの上下の受け部の間に挿入され、引き続く油圧シリンダによる型締めの際には、上下の受け部が高圧を受けるように機能する。
<請求項5の発明>
フレームを相対的に駆動する駆動機構として、コンパクトかつ安価なエアシリンダを用いたから、装置全体のコンパクト化、低コスト化をより確実に実現できる。
エアシリンダの駆動により両成形金型が型締めされたのち、同成形金型側が水平方向に移動してCフレームの上下の受け部の間に挿入され、引き続く油圧シリンダによる型締めの際には、上下の受け部が高圧を受けるように機能する。
<請求項5の発明>
フレームを相対的に駆動する駆動機構として、コンパクトかつ安価なエアシリンダを用いたから、装置全体のコンパクト化、低コスト化をより確実に実現できる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。この実施形態では、射出圧縮成形形式の縦型射出成形機を例示している。
図1において、符号10は本体フレームであって、図示しない脚体部を介して所定の設置面上に設置されるようになっている。本体フレーム10は、水平なベース11上に4本の縦フレーム12が平面方形をなす配置で立設された構造であって、同本体フレーム10に、上下一対の成形金型30X,30Y(以下、単に上型30X、下型30Yと称する)が装備されている。ここで上型30Xが本発明の第2の成形金型、下型30Yが本発明の第1の成形金型に相当する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。この実施形態では、射出圧縮成形形式の縦型射出成形機を例示している。
図1において、符号10は本体フレームであって、図示しない脚体部を介して所定の設置面上に設置されるようになっている。本体フレーム10は、水平なベース11上に4本の縦フレーム12が平面方形をなす配置で立設された構造であって、同本体フレーム10に、上下一対の成形金型30X,30Y(以下、単に上型30X、下型30Yと称する)が装備されている。ここで上型30Xが本発明の第2の成形金型、下型30Yが本発明の第1の成形金型に相当する。
例えば、下型30Yの上面には成形凹部が、上型30Xの下面には上記の成形凹部内に所定のクリアランスを持って嵌合する成形突部が形成されていて、上下の型30X,30Yが型締めされた場合の成形突部と成形凹部との間のクリアランスにより、所定形状のキャビティが形成されるようになっている。また、上型30Xの中心部には、溶融樹脂の供給用のノズル33の挿通路34が形成され、その下面開口部にノズル33の先端が臨むようになっている。
上型30Xは、上ダイプレート31Xの下面中央部に取り付けられ、上ダイプレート31Xの四隅にはガイド孔35が形成されている。一方、上記した各縦フレーム12の上端部にはアングル状をなす載置部材36が取り付けられ、同載置部材36おける水平部36Aが縦フレーム12の上端面と面一となっている。この載置部材36の水平部36Aには、ボルトからなるガイドピン37が上面に突出して設けられている。
そして、上ダイプレート31Xの四隅が、ガイド孔35を対応するガイドピン37に嵌めつつ、縦フレーム12の上端面と載置部材36の水平部36Aにわたって載せられることで水平姿勢で支持され、かつ、ガイドピン37をガイド孔35内で摺動させつつ、上ダイプレート31Xが上型30Xともども若干距離浮上可能となっている。
そして、上ダイプレート31Xの四隅が、ガイド孔35を対応するガイドピン37に嵌めつつ、縦フレーム12の上端面と載置部材36の水平部36Aにわたって載せられることで水平姿勢で支持され、かつ、ガイドピン37をガイド孔35内で摺動させつつ、上ダイプレート31Xが上型30Xともども若干距離浮上可能となっている。
なお、上ダイプレート31Xの上面側には樹脂供給ヘッド38が設けられ、この樹脂供給ヘッド38は、例えばスクリュー式の樹脂射出機39で生成された溶融樹脂を上記したノズル33に供給するものであって、この実施形態では、ノズル33から対向した下型30Yの成形凹部に向けて、溶融樹脂が低圧で射出されるようになっている。
上型30Xの左右両側面における上部位置には取付板40が突設され、各取付板40からはタイバー41が垂設されている。
下型30Yは、下ダイプレート31Yの上面側に、後記する油圧シリンダ50を挟んで取り付けられている。下ダイプレート31Yの左右両端部には挿通孔42が開口され、同挿通孔42に、上記の上型30X側から垂設されたタイバー41が摺動可能に挿通されている。
また、ベース11の中央部にはエアシリンダ45が上向きに設けられ、同エアシリンダ45のピストンロッド46の先端が、下ダイプレート31Yの下面の中央部に連結されている。タイバー41の下端部には、圧縮コイルばねからなる緩衝部材43が設けられている。
そして、エアシリンダ45のピストンロッド46が伸長すると、下ダイプレート31Yと油圧シリンダ50ともども下型30Yがタイバー41に沿って上昇して上型30Xに接近し、すなわち型締めされ、ピストンロッド46が収縮すると、図4に示すように、下型30Yが下降して上型30Xから離間し、すなわち型開きされるようになっている。
下型30Yは、下ダイプレート31Yの上面側に、後記する油圧シリンダ50を挟んで取り付けられている。下ダイプレート31Yの左右両端部には挿通孔42が開口され、同挿通孔42に、上記の上型30X側から垂設されたタイバー41が摺動可能に挿通されている。
また、ベース11の中央部にはエアシリンダ45が上向きに設けられ、同エアシリンダ45のピストンロッド46の先端が、下ダイプレート31Yの下面の中央部に連結されている。タイバー41の下端部には、圧縮コイルばねからなる緩衝部材43が設けられている。
そして、エアシリンダ45のピストンロッド46が伸長すると、下ダイプレート31Yと油圧シリンダ50ともども下型30Yがタイバー41に沿って上昇して上型30Xに接近し、すなわち型締めされ、ピストンロッド46が収縮すると、図4に示すように、下型30Yが下降して上型30Xから離間し、すなわち型開きされるようになっている。
油圧シリンダ50は4個設置され、それぞれ図2に示すように、背の低いシリンダ本体51内に、ロッド52の長さ方向のほぼ中央部に形成されたピストン53が緊密にかつ摺動自由に嵌装され、上部ロッド52Xの上端より少し下方位置にリング54が螺着されている。ピストン53の下面室55Yには油圧接続口56が開口されているとともに、上面室55Xにはリターンばね57が装着されており、常にはリターンばね57の弾力でロッド52が下動付勢されて、リング54がロッドカバー58Xに当接することで停止され、このとき下部ロッド52Yの下端はヘッドカバー58Yから下方に突出する。
一方、各油圧シリンダ50の油圧接続口56は、共通の空−油圧変換装置60(以下、ブースタ60という)の出力側と高圧ホース61によって接続されている。ブースタ60は端的には、駆動源である空気圧を数倍から数十倍の高油圧に変換するものであって、図2において、第1ポートP1に作動エアを供給するとラム62が前進して高油圧が発生し、油圧シリンダ50の下面室55Yに作用することでロッド52が高推力で上動し、第2ポートP2に作動エアを供給するとラム62が後退して油圧が解除され、リターンばね57の弾力でロッド52が下動復帰するようになっている。
このような油圧シリンダ50が、下ダイプレート31Yの上面の四隅にそれぞれ配され、詳細には、下部ロッド52Yの下方突出端を逃がし孔44に嵌めつつ下ダイプレート31Yの上面に載せられ、ヘッドカバー58Yの下面の四隅がねじ止めされて固定されている。一方、上部ロッド52Xにおけるリング54から上のねじ部59が、下型30Yの基盤部30Yaに形成されたねじ孔にねじ込まれて固定され、すなわち各上部ロッド52Xに固定されたリング54が下型30Yの四隅を受けた状態で、上部ロッド52Xの上方突出端が下型30Yと一体に結合されている。
また、本体フレーム10には、高圧型締めの反力を受けることに機能するCフレーム20が装備されている。このCフレーム20は、図3にも示すように、側面略C形をなす左右一対の側板21が、上記した油圧シリンダ50の左右方向の間隔と同じ間隔を開けて配されて、複数箇所をボルト22で締結することによって一体的に組み付けられており、全体としては、水平な上下の受け部23,24の後端同士を、縦向きの連結部25で連結したような形状となっている。
ベース11上における左右の縦フレーム12の中間位置には、前後方向に沿った一対のレール14が敷設されているとともに、Cフレーム20の下端部に設けられた左右の摺動脚体27がレール14に嵌められていて、Cフレーム20はレール14に沿った前後方向に移動自由に支持されている。
ここで、Cフレーム20における上側受け部23の受け面23Aの高さ位置は、図1に示すように、油圧シリンダ50の駆動前の状態における上ダイプレート31Xの上面の高さ位置よりも寸法S1(例えば2mm)高くなる設定である。また、Cフレーム20における下側受け部24の受け面24Aの高さ位置は、下型30Yがエアシリンダ45の伸長に伴って型締めされた場合の下ダイプレート31Yの下面の高さ位置よりも寸法S2(例えば4mm)低くなる設定である。
言い換えると、エアシリンダ45により上下の型30X,30Yが型締めされた場合には、上ダイプレート31XとCフレーム20の上側受け部23の受け面23Aとの間にはS1のクリアランスがあり、下ダイプレート31YとCフレーム20の下側受け部24の受け面24Aとの間にはS2のクリアランスがあることになる。
ここで、Cフレーム20における上側受け部23の受け面23Aの高さ位置は、図1に示すように、油圧シリンダ50の駆動前の状態における上ダイプレート31Xの上面の高さ位置よりも寸法S1(例えば2mm)高くなる設定である。また、Cフレーム20における下側受け部24の受け面24Aの高さ位置は、下型30Yがエアシリンダ45の伸長に伴って型締めされた場合の下ダイプレート31Yの下面の高さ位置よりも寸法S2(例えば4mm)低くなる設定である。
言い換えると、エアシリンダ45により上下の型30X,30Yが型締めされた場合には、上ダイプレート31XとCフレーム20の上側受け部23の受け面23Aとの間にはS1のクリアランスがあり、下ダイプレート31YとCフレーム20の下側受け部24の受け面24Aとの間にはS2のクリアランスがあることになる。
一方、上記したベース11上における縦向きのエアシリンダ45の後方位置で、かつ、両レール14の間の位置には、エアー式のロッドレスシリンダ65が前後方向を向いた姿勢で装備されている。
そして、同ロッドレスシリンダ65の上面に突出された摺動テーブル66に、Cフレーム20の連結部25における下端部が結合され、摺動テーブル66が前後に往復運動することに伴い、Cフレーム20は、図3の実線に示すように、型締めされた両型30X,30Y(ダイプレート31X,31Yまでを含む)が上下の受け部23,24の間に挿入される受け位置R1と、同図の鎖線に示すように、型締めされた両型30X,30Y(ダイプレート31X,31Yまでを含む)が上下の受け部23,24の間から脱外される受け解除位置R2との間で、往復駆動されるようになっている。
そして、同ロッドレスシリンダ65の上面に突出された摺動テーブル66に、Cフレーム20の連結部25における下端部が結合され、摺動テーブル66が前後に往復運動することに伴い、Cフレーム20は、図3の実線に示すように、型締めされた両型30X,30Y(ダイプレート31X,31Yまでを含む)が上下の受け部23,24の間に挿入される受け位置R1と、同図の鎖線に示すように、型締めされた両型30X,30Y(ダイプレート31X,31Yまでを含む)が上下の受け部23,24の間から脱外される受け解除位置R2との間で、往復駆動されるようになっている。
続いて、本実施形態の作用を図3ないし図7によって説明する。
初めは、Cフレーム20が、図3の鎖線に示すように受け解除位置R2に退避しており、図4に示すように、エアシリンダ45のピストンロッド46が収縮して型開き状態にある。この型開き状態から、エアシリンダ45のピストンロッド46が伸長することで下型30Yが上昇し(図3の矢線I)、図5に示すように型締めされる。続いて、ロッドレスシリンダ65の摺動テーブル66が前方に駆動されることで、図3の矢線IIに示すように、Cフレーム20が同図の実線に示す受け位置R1に移動する。このときは、上下のダイプレート31X,31Yと、Cフレーム20の上下の受け部23,24との間にはクリアランスS1,S2がある。
初めは、Cフレーム20が、図3の鎖線に示すように受け解除位置R2に退避しており、図4に示すように、エアシリンダ45のピストンロッド46が収縮して型開き状態にある。この型開き状態から、エアシリンダ45のピストンロッド46が伸長することで下型30Yが上昇し(図3の矢線I)、図5に示すように型締めされる。続いて、ロッドレスシリンダ65の摺動テーブル66が前方に駆動されることで、図3の矢線IIに示すように、Cフレーム20が同図の実線に示す受け位置R1に移動する。このときは、上下のダイプレート31X,31Yと、Cフレーム20の上下の受け部23,24との間にはクリアランスS1,S2がある。
次に、図6に示すように、エアシリンダ45のピストンロッド46が所定量(S2)収縮することで下型30Y側が下降し、下ダイプレート31YがCフレーム20の下側受け部24の受け面24Aで受けられる。それとともに、上型30Xと下型30Yとの間に同寸法(S2)だけ隙間が開くから、係る状態において、ノズル33から所定量の溶融樹脂が下型30Yの成形凹部内に低圧射出される。
そうしたら、各油圧シリンダ50が一斉に駆動されてロッド52が高推力で上動し、図3の矢線III に示すように下型30Yが押し上げられる。これに伴い、図7に示すように、型締めされたのち上型30Xともども押し上げられて、上ダイプレート31XがCフレーム20の上側受け部23の受け面23Aで受けられ、結果、上下のダイプレート31X,31YがCフレーム20の上下の受け部23,24で挟まれて受けられつつ、上下の型30X,30Yが高圧で型締めされ、同圧力が保持される。
この間に、先に供給されていた溶融樹脂が圧縮されてキャビティ内に巡り、そののち冷却されて固化することで樹脂成形品が成形される。
この間に、先に供給されていた溶融樹脂が圧縮されてキャビティ内に巡り、そののち冷却されて固化することで樹脂成形品が成形される。
所定の高圧型締め時間が経過して油圧シリンダ50の駆動を解除すると、図3の矢線IVに示すように、下型30Yが元位置に下降する。それとともに上型30X側は、上ダイプレート31Xが載置部材36で受けられるまで下降し、そのとき上ダイプレート31XとCフレーム20の上側受け部23との間に、クリアランスS1が確保される(図6参照)。
次に、エアシリンダ45のピストンロッド46が一旦所定量(S2)伸長することで、下型30Y側が持ち上げられて型締め状態となり(図5参照)、下ダイプレート31Yと、Cフレーム20の下側受け部24との間にクリアランスS2が確保される。
次に、エアシリンダ45のピストンロッド46が一旦所定量(S2)伸長することで、下型30Y側が持ち上げられて型締め状態となり(図5参照)、下ダイプレート31Yと、Cフレーム20の下側受け部24との間にクリアランスS2が確保される。
この状態から、ロッドレスシリンダ65の摺動テーブル66が後方に駆動されることで、図3の矢線Vに示すように、Cフレーム20が同図の鎖線に示す受け解除位置R2に移動する。
最後に、エアシリンダ45のピストンロッド46が元位置に収縮することにより、図3の矢線VIに示すように、下型30Yが元位置に下降し、すなわち型開きされる(図4参照)。樹脂成形品は例えば上型30X側に仮保持され、同上型30X側に設けられた図示しない突出ロッドで所定の取出位置に向けて突き出される。
それ以降、上記した動作が繰り返し行われる。
最後に、エアシリンダ45のピストンロッド46が元位置に収縮することにより、図3の矢線VIに示すように、下型30Yが元位置に下降し、すなわち型開きされる(図4参照)。樹脂成形品は例えば上型30X側に仮保持され、同上型30X側に設けられた図示しない突出ロッドで所定の取出位置に向けて突き出される。
それ以降、上記した動作が繰り返し行われる。
以上説明したように本実施形態によれば、型締めと型開きとは大きなストロークが得やすいエアシリンダ45で行い、型締め圧力の保持は高圧が得やすい油圧シリンダ50で行うようにしている。ここで同油圧シリンダ50は、ブースタ60を介して作動エアを駆動源として駆動されるものであって、作動油自体は、ブースタ60から油圧シリンダ50の一部に回れば足りる等から、油圧シリンダ50単体を駆動する場合と比べて付帯設備が簡易化される。また、エアシリンダ45と油圧シリンダ50とを用いた方が、例えばサーボモータとねじ棒とを用いた場合と比べて安価に対応できる。
結果、装置全体がコンパクトにできひいては省スペース化を図ることができるとともに、安価に製造することができる。
結果、装置全体がコンパクトにできひいては省スペース化を図ることができるとともに、安価に製造することができる。
また、高圧型締めされた場合の反力をCフレーム20によって保持するようにしており、同Cフレーム20は、この種の縦型射出成形機に常套的に適用されるものであるから、安価に対応することができる。しかも、比較的簡単な構造のCフレーム20側を駆動するようにしたから、駆動機構の負荷も小さく抑えられ、駆動機構としてロッドレスシリンダ65といった安価なものを使用することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図8ないし図10によって説明する。
上記実施形態1では、Cフレーム20を受け位置R1と受け解除位置R2との間で移動させたのに対して、この実施形態2では、Cフレーム20Aを固定する一方、成形金型(上型30X,下型30Y)側を移動させるようにした点で実施形態1とは異なっている。以下では、実施形態1との相違点について主に説明し、実施形態1と同一機能を有する部位については同一符号を付すことで、説明を省略または簡略化する。
次に、本発明の実施形態2を図8ないし図10によって説明する。
上記実施形態1では、Cフレーム20を受け位置R1と受け解除位置R2との間で移動させたのに対して、この実施形態2では、Cフレーム20Aを固定する一方、成形金型(上型30X,下型30Y)側を移動させるようにした点で実施形態1とは異なっている。以下では、実施形態1との相違点について主に説明し、実施形態1と同一機能を有する部位については同一符号を付すことで、説明を省略または簡略化する。
この実施形態2では、Cフレーム20Aが、本体フレーム10のベース11上に固定されている。一方、上下の型30X,30Y側はユニット化され、この型ユニットUが、Cフレーム20Aの前方に設置された支持フレーム70上の所定位置(受け解除位置R2)と、Cフレーム20Aの上下の受け部23,24の間に挿入された位置(受け位置R1)との間で往復移動可能とされている。ここで、支持フレーム70の上面は、Cフレーム20Aにおける下側受け部24の受け面24Aと同一高さにある。
型ユニットUの構造は以下のようである。実施形態1と同様に、上型30Xは上ダイプレート31Xの下面に固定されているとともに、下型30Yは、下ダイプレート31Yの上面側に油圧シリンダ50を挟んで取り付けられており、上下のダイプレート31X,31Yの間に差し渡されたタイバーに沿って接離可能となっている。また、下ダイプレート31Yの左右両端部における上面には、左右一対のエアシリンダ45Aが上向きに設置され、各ピストンロッド46の先端が、上ダイプレート31Xの左右両端部における下面と接続されている。
また、Cフレーム20Aの両側板21間には、下側受け部24の受け面24Aよりも少し下方位置において、水平な取付板73が渡されており、同取付板73上における幅方向の中央には、型ユニットUの駆動用の別のエアシリンダ75が前方を向いた水平姿勢で設置されている。
一方、下ダイプレート31Yの前縁の幅方向の中央には被動板74が設けられ、同被動板74に、エアシリンダ75のピストンロッド76の先端が連結されていて、ピストンロッド76が伸長した状態では、型ユニットUが受け解除位置R2に押し出され、ピストンロッド76が収縮すると、型ユニットUが受け位置R1まで引き込まれるようになっている。
一方、下ダイプレート31Yの前縁の幅方向の中央には被動板74が設けられ、同被動板74に、エアシリンダ75のピストンロッド76の先端が連結されていて、ピストンロッド76が伸長した状態では、型ユニットUが受け解除位置R2に押し出され、ピストンロッド76が収縮すると、型ユニットUが受け位置R1まで引き込まれるようになっている。
本実施形態2の作用は、以下のようである。
初めは、図9の鎖線に示すように、型ユニットUが支持フレーム70上すなわち受け解除位置R2にあり、かつ上向きのエアシリンダ45のピストンロッド46が伸長することで型開きされている。この状態から上向きのエアシリンダ45Aのピストンロッド46が収縮することで上型30Xが下降し(同図の矢線I)、図8に示すように型締めされる。このとき、上ダイプレート31Xと、Cフレーム20Aの上側受け部23との間にはクリアランスSがある。
初めは、図9の鎖線に示すように、型ユニットUが支持フレーム70上すなわち受け解除位置R2にあり、かつ上向きのエアシリンダ45のピストンロッド46が伸長することで型開きされている。この状態から上向きのエアシリンダ45Aのピストンロッド46が収縮することで上型30Xが下降し(同図の矢線I)、図8に示すように型締めされる。このとき、上ダイプレート31Xと、Cフレーム20Aの上側受け部23との間にはクリアランスSがある。
次に前向きのエアシリンダ75のピストンロッド76が収縮され、図9の矢線IIに示すように、型締めされた状態の型ユニットUが、下ダイプレート31Yを支持フレーム70からCフレーム20Aの下側受け部24の受け面24A上にわたって摺動させつつ、受け位置R1まで移動する。そののち、上向きのエアシリンダ45Aのピストンロッド46が所定量(S)伸長することで上型30Xが上昇し、上ダイプレート31XがCフレーム20Aの上側受け部23の受け面23Aに当てられる。
これに伴い、上型30Xと下型30Yとの間に同寸法(S)だけ隙間が開くから、係る状態において、所定量の溶融樹脂が下型30Yの成形凹部内に低圧射出される。
これに伴い、上型30Xと下型30Yとの間に同寸法(S)だけ隙間が開くから、係る状態において、所定量の溶融樹脂が下型30Yの成形凹部内に低圧射出される。
そうしたら、各油圧シリンダ50が一斉に駆動されてロッド52が高推力で上動し、図9の矢線III に示すように、下型30Yが押し上げられて上型30Xに押し付けられ、すなわち図10に示すように、上下のダイプレート31X,31YがCフレーム20Aの上下の受け部23,24で挟まれて受けられつつ、上下の型30X,30Yが高圧で型締めされ、同圧力が保持される。
この間に、先に供給されていた溶融樹脂が圧縮されてキャビティ内に巡り、そののち冷却されて固化することで樹脂成形品が成形される。
所定の高圧型締め時間が経過して油圧シリンダ50の駆動を解除すると、図9の矢線IVに示すように、下型30Yが元位置に下降する。それとともに、上向きのエアシリンダ45Aのピストンロッド46が所定量(S)収縮して上型30X側が同寸法下降し、上ダイプレート31XとCフレーム20Aの上側受け部23との間に、クリアランスSが確保される(図8参照)。
この間に、先に供給されていた溶融樹脂が圧縮されてキャビティ内に巡り、そののち冷却されて固化することで樹脂成形品が成形される。
所定の高圧型締め時間が経過して油圧シリンダ50の駆動を解除すると、図9の矢線IVに示すように、下型30Yが元位置に下降する。それとともに、上向きのエアシリンダ45Aのピストンロッド46が所定量(S)収縮して上型30X側が同寸法下降し、上ダイプレート31XとCフレーム20Aの上側受け部23との間に、クリアランスSが確保される(図8参照)。
この状態から、前向きのエアシリンダ75のピストンロッド76が伸長されることで、図9の矢線Vに示すように、型締めされた状態の型ユニットUが、下ダイプレート31YをCフレーム20Aの下側受け部24の受け面24Aから支持フレーム70にわたって摺動させつつ、受け解除位置R2まで移動する。
最後に、上向きのエアシリンダ45Aのピストンロッド46が元位置に伸長することにより、同図の矢線VIに示すように、上型30Xが元位置に上昇し、すなわち型開きされる。樹脂成形品は例えば上型30X側に仮保持され、同上型30X側に設けられた図示しない突出ロッドで所定の取出位置に向けて突き出される。それ以降、上記した動作が繰り返し行われる。
最後に、上向きのエアシリンダ45Aのピストンロッド46が元位置に伸長することにより、同図の矢線VIに示すように、上型30Xが元位置に上昇し、すなわち型開きされる。樹脂成形品は例えば上型30X側に仮保持され、同上型30X側に設けられた図示しない突出ロッドで所定の取出位置に向けて突き出される。それ以降、上記した動作が繰り返し行われる。
この実施形態2でも、上記実施形態1と同様に、型締めと型開きとは大きなストロークが得やすいエアシリンダ45Aで行い、型締め圧力の保持は、高圧が得やすい油圧シリンダ50、特にブースタ60を介して作動エアを駆動源として駆動される油圧シリンダ50を用いて行うようにしたから、装置全体がコンパクトにできひいては省スペース化を図ることができるとともに、安価に製造することができる。
また、高圧型締めされた場合の反力を、固定的に設けられたCフレーム20Aによって保持するようにしており、このようなCフレーム20Aは、この種の縦型射出成形機に常套的に適用されるものであるから、設計変更を極力少なく抑えて構築することができる。
また、高圧型締めされた場合の反力を、固定的に設けられたCフレーム20Aによって保持するようにしており、このようなCフレーム20Aは、この種の縦型射出成形機に常套的に適用されるものであるから、設計変更を極力少なく抑えて構築することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1では、Cフレームを駆動するのにエア式のロッドレスシリンダを使用したが、これに代えてピストンロッドが伸縮するエアシリンダを用いてもよい。逆に実施形態2において、型ユニットを駆動するのに、エア式のロッドレスシリンダを用いてもよい。
(2)支持構造に工夫を加えれば、油圧シリンダは上型と上ダイプレートとの間に設けることも可能である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1では、Cフレームを駆動するのにエア式のロッドレスシリンダを使用したが、これに代えてピストンロッドが伸縮するエアシリンダを用いてもよい。逆に実施形態2において、型ユニットを駆動するのに、エア式のロッドレスシリンダを用いてもよい。
(2)支持構造に工夫を加えれば、油圧シリンダは上型と上ダイプレートとの間に設けることも可能である。
(3)本発明は、一対の成形金型を高圧型締めした状態から、両型間に形成されたキャビティ内に溶融樹脂を高圧で射出し、固化させることで樹脂成形品を成形する形式の射出成形機にも同様に適用することができる。
(4)さらに本発明は、一対の成形金型が水平方向に接離可能に対向配設された横型の射出成形機にも適用することが可能である。
(4)さらに本発明は、一対の成形金型が水平方向に接離可能に対向配設された横型の射出成形機にも適用することが可能である。
11…ベース
20,20A…Cフレーム(フレーム)
23,24…受け部
25…連結部
30X…上型(第2の成形金型)
30Y…下型(第1の成形金型)
31X…上ダイプレート
31Y…下ダイプレート(ダイプレート)
45,45A…エアシリンダ
50…油圧シリンダ
52…ロッド
60…ブースタ(空−油圧変換装置)
65…ロッドレスシリンダ(エアシリンダ;駆動機構)
70…支持フレーム(ガイド)
75…エアシリンダ(駆動機構)
U…型ユニット
R1…受け位置
R2…受け解除位置
20,20A…Cフレーム(フレーム)
23,24…受け部
25…連結部
30X…上型(第2の成形金型)
30Y…下型(第1の成形金型)
31X…上ダイプレート
31Y…下ダイプレート(ダイプレート)
45,45A…エアシリンダ
50…油圧シリンダ
52…ロッド
60…ブースタ(空−油圧変換装置)
65…ロッドレスシリンダ(エアシリンダ;駆動機構)
70…支持フレーム(ガイド)
75…エアシリンダ(駆動機構)
U…型ユニット
R1…受け位置
R2…受け解除位置
Claims (5)
- 接離可能に対向配設された第1と第2の成形金型と、
第1の成形金型における第2の成形金型と対向する側とは反対の面側に配されたダイプレートと、
このダイプレートと前記第1の成形金型との間に配され、空−油圧変換装置を介して空気を駆動源として駆動可能な油圧シリンダと、
前記ダイプレートまでを含む前記第1の成形金型と、前記第2の成形金型とを接離方向に移動させるエアシリンダと、
前記両成形金型が型締めされた状態における前記第1の成形金型の前記ダイプレートと前記第2の成形金型との間を挟圧可能な互いに対向した受け部を有するフレームと、
このフレームを、型締めされた前記両成形金型が前記両受け部の間に挿入される受け位置と、同両成形金型が前記両受け部の間から脱外される受け解除位置との間で相対的に移動させる駆動機構とが設けられ、
前記両成形金型の型締めと型開きとは前記エアシリンダの駆動により行い、型締め圧力の保持は前記油圧シリンダの駆動により行う構成としたことを特徴とする射出成形機。 - 前記両成形金型が上下方向に対向配設されているとともに、前記フレームが、水平な上下の受け部の一端同士を縦向きの連結部で連結したCフレームであることを特徴とする請求項1記載の射出成形機。
- 前記第1の成形金型の前記ダイプレートと前記第2の成形金型とのいずれか一方と、水平なベースとの間に前記エアシリンダが縦向きに設けられ、かつ前記Cフレームが前記ベースに沿って水平方向に移動可能に装備されていることを特徴とする請求項2記載の射出成形機。
- 前記Cフレームが定位置に固定して設けられるとともに、前記第1の成形金型の前記ダイプレートと前記第2の成形金型との間に前記エアシリンダが縦向きに設けられて、これらがガイドに沿って水平方向に移動可能に装備されていることを特徴とする請求項2記載の射出成形機。
- 前記駆動機構がエアシリンダであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の射出成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006309065A JP2008120037A (ja) | 2006-11-15 | 2006-11-15 | 射出成形機 |
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Family
ID=39505324
Family Applications (1)
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JP2006309065A Pending JP2008120037A (ja) | 2006-11-15 | 2006-11-15 | 射出成形機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102705304A (zh) * | 2012-05-14 | 2012-10-03 | 宁波市爱托普气动液压有限公司 | 气控液压站 |
JP2020116840A (ja) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | 東洋機械金属株式会社 | 射出成形機で用いられる移動機構およびそれを有する射出成形機、ならびに、移動機構の組立方法 |
CN114320814A (zh) * | 2021-12-13 | 2022-04-12 | 张永青 | 一种检验科用污水注入装置 |
CN118024485A (zh) * | 2024-04-15 | 2024-05-14 | 福建荣阳鞋业有限公司 | 一种鞋底成型模具及其制作工艺 |
-
2006
- 2006-11-15 JP JP2006309065A patent/JP2008120037A/ja active Pending
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