JP2008120038A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008120038A
JP2008120038A JP2006309070A JP2006309070A JP2008120038A JP 2008120038 A JP2008120038 A JP 2008120038A JP 2006309070 A JP2006309070 A JP 2006309070A JP 2006309070 A JP2006309070 A JP 2006309070A JP 2008120038 A JP2008120038 A JP 2008120038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
receiving portion
die plate
frame
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006309070A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Ohashi
美紀 大橋
Masami Yamanaka
万三三 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2006309070A priority Critical patent/JP2008120038A/ja
Publication of JP2008120038A publication Critical patent/JP2008120038A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】コンパクトにまとまりかつ安価に対応できる射出成形機を提供する。
【解決手段】上型30Xと下型30Yの型締めと型開き用にエアシリンダ15が設けられるとともに、下型30Yと下ダイプレート31Yとの間に、ブースタ60を介して作動エアで駆動される油圧シリンダ50が配される。可動受け体40が前向きのエアシリンダ45により受け位置R1と受け解除位置R2との間で往復駆動される。型締めされたのち(I)、可動受け体40が受け位置R1に駆動され(II)、油圧シリンダ50が駆動されることで(III) 、上下のダイプレート31X,31YがCフレーム20の上フレーム23と、可動受け体40の受け面41で挟まれて受けられつつ、上下の型30X,30Yが高圧で型締めされて同圧力が保持され、これによりキャビティ内に射出供給された溶融樹脂が圧縮されて樹脂成形品が成形される。
【選択図】図1

Description

本発明は、射出成形機に関する。
射出成形機における成形金型の駆動源には、相応の型開き量を得るためのストロークと、型締め圧力の保持とが要求され、従来両者を満足するものとして油圧シリンダが一般に使用されているが、油圧シリンダを用いる場合は、オイルタンクやバルブ機構等の付帯設備が大掛かりとなり、ひいては設置クリアランスに多くを要することが懸念される。
そこでその対策として、特許文献1に記載されたように、サーボモータとねじ棒を用いた型駆動機構が提案されている。
特開2004−50521公報
上記のサーボモータとねじ棒を用いた型駆動機構は、確かに省スペース化に寄与し得るがコスト的に問題があり、新たな装置の出現が切望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、コンパクトにまとまりかつ安価に対応できる射出成形機を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る射出成形機は、接離可能に対向配設された第1と第2の成形金型と、第1の成形金型における第2の成形金型と対向する側とは反対の面側に配されたダイプレートと、このダイプレートと前記第1の成形金型との間に配され、空−油圧変換装置を介して空気を駆動源として駆動可能な油圧シリンダと、前記ダイプレートまでを含む前記第1の成形金型と、前記第2の成形金型とを接離方向に移動させるエアシリンダと、前記両成形金型が型締めされた状態における前記第1の成形金型の前記ダイプレートと前記第2の成形金型とのいずれか一方と対向した固定受け部と、いずれか他方と対向して型締めされた前記両成形金型を前記固定受け部との間で挟圧可能な受け位置と、前記固定受け部との対向状態が解除された受け解除位置との間で移動される可動受け部とが設けられ、前記両成形金型の型締めと型開きとは前記エアシリンダの駆動により行い、型締め圧力の保持は前記油圧シリンダの駆動により行う構成とした構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記第1と第2の成形金型が上下方向に対向配設されて、水平な上下のフレームの一端同士を縦向きの連結部で連結したCフレームに装備され、このCフレームの上下いずれか一方のフレームが前記固定受け部となって、前記第1の成形金型の前記ダイプレートと前記第2の成形金型とのいずれか一方が固定されるとともに、 前記第1の成形金型の前記ダイプレートと前記第2の成形金型との他方と、水平なベースとの間に前記エアシリンダが縦向きに設けられ、かつ前記可動受け部は、型締め状態における前記エアシリンダと連結された側の前記第1の成形金型の前記ダイプレートまたは前記第2の成形金型の外面側に進退可能に設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記第2の成形金型が上側に、前記第1の成形金型が下側に配されて、前記第2の成形金型が前記Cフレームにおける前記固定受け部となる上側のフレームに固定されるとともに、前記第1の成形金型の前記ダイプレートが前記エアシリンダと連結されており、前記可動受け部は、前記Cフレームに設けられた横向きの別のエアシリンダによって、型締め状態における前記ダイプレートの下面側に進退可能に設けられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記可動受け部は、前記Cフレームの下側のフレームをガイドとして移動可能で、かつその上面が前記ダイプレートの下面を受ける受け面となっているとともに、前記ダイプレートには、前記可動受け部を上下動可能に挿通する挿通孔が形成されており、前記可動受け部は、前記ダイプレートの下面のうち前記挿通孔から離間した箇所に対応した受け位置と、前記挿通孔に対応した受け解除位置との間で進退駆動されるようになっているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項3に記載のものにおいて、一対の前記横向きのエアシリンダが互いに対向した姿勢で設けられ、前記各横向きのエアシリンダの伸長端にはそれぞれ、前記ダイプレートにおける互いに対向した縁辺の下面を受けることが可能な可動受け部が設けられているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記可動受け部が、前記縦向きのエアシリンダを径方向から嵌めて逃がすことが可能な略門型形状に形成されているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記第2の成形金型が上側に、前記第1の成形金型が下側に配されて、前記第2の成形金型が前記Cフレームにおける前記固定受け部となる上側のフレームに固定されるとともに、前記第1の成形金型の前記ダイプレートが前記エアシリンダと連結され、かつ、このダイプレートの下面側には前記可動受け部が揺動可能に軸支されており、型締めするべく前記ダイプレートが上昇した場合には、前記可動受け部が自重により垂下姿勢を取って前記Cフレームの下側のフレームとの間で突っ張り可能な状態となり、また、垂下姿勢にある前記可動受け部を押圧して側方に揺動変位させることにより前記突っ張り状態を解除して前記ダイプレートが下降することを許容する突っ張り解除手段が設けられているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
型開き状態からエアシリンダが一方向に駆動されることで両成形金型が型締めされ、続いて可動受け部が受け解除位置から受け位置に進出することにより、両受け部が、第1の成形金型のダイプレートと、第2の成形金型を挟圧可能となる。次に、油圧シリンダが駆動されると、ダイプレートと第2の成形金型とが対応する受け部で受けられつつ、両成形金型が高圧で型締めされかつ同圧力が保持され、この間に樹脂成形品が成形される。
樹脂成形品を取り出すに当たっては、油圧シリンダの駆動が解除されたのち、可動受け部が受け解除位置に後退し、続いてエアシリンダが他方向に駆動されることで型開きされる。
すなわち本発明では、型締めと型開きとは大きなストロークが得やすいエアシリンダで行い、型締め圧力の保持は高圧が得やすい油圧シリンダで行うようにしている。ここで、同油圧シリンダは、空−油圧変換装置を介して空気を駆動源として駆動されるものであって、作動油自体は、空−油圧変換装置から油圧シリンダの一部に回れば足りる等から、油圧シリンダ単体を駆動する場合と比べて付帯設備が簡易化される。また、エアシリンダと油圧シリンダとを用いた方が、例えばサーボモータとねじ棒とを用いた場合と比べて安価に対応できる。
結果、装置全体がコンパクトにできひいては省スペース化を図ることができるとともに、安価に製造することができる。
<請求項2の発明>
一対の成形金型が上下に対向配設された縦型射出成形機に有効に適用でき、高圧型締めされたときの反力は、Cフレームの上下いずれか一方のフレームからなる固定受け部と、このフレームと上下方向に対向した位置において水平方向の進退可能に設けられた可動受け部とで受けられる。
高圧を受ける固定受け部を、この種の縦型射出成形機に常套的に用いられるCフレームを利用して設けたから、安価に対応することができる。
<請求項3の発明>
型開き状態からエアシリンダが伸長駆動されることで両成形金型が型締めされ、続いて可動受け部が別のエアシリンダにより進出することにより、両受け部が、第2の成形金型と、第1の成形金型のダイプレートとを上下から挟圧可能となる。次に、油圧シリンダが駆動されると、第2の成形金型とダイプレートとが対応する受け部で受けられつつ、両成形金型が高圧で型締めされかつ同圧力が保持され、この間に樹脂成形品が成形される。樹脂成形品を取り出すに当たっては、油圧シリンダの駆動が解除されたのち、可動受け部が退避し、続いてエアシリンダが収縮駆動されることで型開きされる。
<請求項4の発明>
可動受け部がダイプレートの挿通孔と対応した受け解除位置にある状態で型締めされ、型締めされたら可動受け部がCフレームの下側のフレームに沿って受け位置に移動し、固定受け部との間で、第2の成形金型と第1の成形金型のダイプレートとを上下から挟圧可能となる。成形後には、可動受け部が受け解除位置に移動したのち型開きされる。
<請求項5の発明>
両可動受け部が互いに離間するように後退した状態で型締めされ、型締めされたら横向きの別のエアシリンダが伸長駆動されることで、両可動受け部が互いに接近するように進出して、ダイプレートの対向した縁辺の下面側に移動し、固定受け部との間で、第2の成形金型と第1の成形金型のダイプレートとを上下から挟圧可能となる。成形後には、両可動受け部が後退したのち型開きされる。
<請求項6の発明>
可動受け部が略門型形状に形成されているから、受け位置としては、同可動受け部内に縦向きのエアシリンダを逃がしつつ、ダイプレートの下面の中央部まで進出した位置に設定することができる。固定受け部との間で高圧型締めの反力を受ける際により安定して受けることができる。
<請求項7の発明>
型開き状態からエアシリンダが伸長駆動されることで両成形金型が型締めされると、ダイプレートに設けられた可動受け部が自重により垂下姿勢を取ってCフレームの下側のフレームとの間で突っ張り可能な状態となる。次に、油圧シリンダが駆動されると、第2の成形金型とダイプレートとが、上側の固定受け部と、Cフレームの下側のフレームとの間で突っ張った状態にある可動受け部で受けられつつ、両成形金型が高圧で型締めされかつ同圧力が保持され、この間に樹脂成形品が成形される。樹脂成形品を取り出すに当たっては、突っ張り解除手段により可動受け部が揺動変位されてCフレームの下側のフレームの側方に逃がされ、続いてエアシリンダが収縮駆動されることで型開きされる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。この実施形態では、射出圧縮成形形式の縦型射出成形機を例示している。
図1及び図2において、符号20はCフレームであって、所定の設置面上に設置された本体フレームのベース10上に固定的に設けられている。Cフレーム20は、側面略C形をなす左右一対の側板21が、所定の間隔を開けて配されて、両側板21間に複数本のボルト22を渡して締結することによって一体的に組み付けられており、全体としては、水平な上下のフレーム23,24の一端同士を、縦向きの連結部25で連結したような形状となっている。
上記のCフレーム20に、上下一対の成形金型30X,30Y(以下、単に上型30X、下型30Yと称する)が装備されている。ここで上型30Xが本発明の第2の成形金型、下型30Yが本発明の第1の成形金型に相当する。
例えば、下型30Yの上面には成形凹部が、上型30Xの下面には上記の成形凹部内に所定のクリアランスを持って嵌合する成形突部が形成されていて、上下の型30X,30Yが型締めされた場合の成形突部と成形凹部との間のクリアランスにより、所定形状のキャビティが形成されるようになっている。また、上型30Xの中心部には、溶融樹脂の供給用のノズル33の挿通路34が形成され、その下面開口部にノズル33の先端が臨むようになっている。
上型30Xは、上ダイプレート31Xの下面中央部に取り付けられ、上ダイプレート31Xの左右側縁が、上フレーム23の下面に当てられて固定されている。この上フレーム23が、本発明の固定受け部に相当する。
なお、上ダイプレート31Xの上面側には樹脂供給ヘッド38が設けられ、この樹脂供給ヘッド38は、例えばスクリュー式の樹脂射出機39で生成された溶融樹脂を上記したノズル33に供給するものであって、この実施形態では、ノズル33から対向した下型30Yの成形凹部に向けて、溶融樹脂が低圧で射出されるようになっている。
下型30Yは、下ダイプレート31Yの上面側に、後記する油圧シリンダ50を挟んで取り付けられている。なお図示はしないが、上下のダイプレート31X,31Yの間には上下方向のタイバーが差し渡されている。また、ベース10上にはエアシリンダ15が上向きに設けられ、同エアシリンダ15のピストンロッド16の先端が、下ダイプレート31Yの下面の中央部に連結されている。
そして、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が伸長すると、図2に示すように、上ダイプレート31Xと油圧シリンダ50ともども下型30Yがタイバーに沿って上昇して上型30Xに接近し、すなわち型締めされ、ピストンロッド16が収縮すると、下型30Yが下降して上型30Xから離間し、すなわち型開きされるようになっている。
油圧シリンダ50は4個設置され、それぞれ図4に示すように、背の低いシリンダ本体51内に、ロッド52の長さ方向のほぼ中央部に形成されたピストン53が緊密にかつ摺動自由に嵌装され、上部ロッド52Xの上端より少し下方位置にリング54が螺着されている。ピストン53の下面室55Yには油圧接続口56が開口されているとともに、上面室55Xにはリターンばね57が装着されており、常にはリターンばね57の弾力でロッド52が下動付勢されて、リング54がロッドカバー58Xに当接することで停止され、このとき下部ロッド52Yの下端はヘッドカバー58Yから下方に突出する。
一方、各油圧シリンダ50の油圧接続口56は、共通の空−油圧変換装置60(以下、ブースタ60という)の出力側と高圧ホース61によって接続されている。ブースタ60は端的には、駆動源である空気圧を数倍から数十倍の高油圧に変換するものであって、図4において、第1ポートP1に作動エアを供給するとラム62が前進して高油圧が発生し、油圧シリンダ50の下面室55Yに作用することでロッド52が高推力で上動し、第2ポートP2に作動エアを供給するとラム62が後退して油圧が解除され、リターンばね57の弾力でロッド52が下動復帰するようになっている。
このような油圧シリンダ50が、下ダイプレート31Yの上面の四隅にそれぞれ配され、詳細には、下部ロッド52Yの下方突出端を逃がし孔36に嵌めつつ下ダイプレート31Yの上面に載せられ、ヘッドカバー58Yの下面の四隅がねじ止めされて固定されている。一方、上部ロッド52Xにおけるリング54から上のねじ部59が、下型30Yの基盤部30Yaに形成されたねじ孔にねじ込まれて固定され、すなわち各上部ロッド52Xに固定されたリング54が下型30Yの四隅を受けた状態で、上部ロッド52Xの上方突出端が下型30Yと一体に結合されている。
Cフレーム20には、射出圧縮時の反力を、上フレーム23とともに受けることに機能する左右一対の可動受け体40が装備されている。この可動受け体40は、図2及び図5に示すように、上部側に比べて下部側が幅広となった縦長のブロック状に形成され、水平な上端面が受け面41とされているとともに、下端面には、Cフレーム20の下フレーム24に摺動自由に嵌合する嵌合溝42が形成されている。左右の可動受け体40は、対向面に水平方向の連結部材43が渡されることで一体的に連結されている。
下ダイプレート31Yにおける手前側の左右の角には、可動受け体40の角柱状をなす上端部が嵌まるガイド凹部48が切り欠き形成され、より詳細には、可動受け体40の上端部の内側と背面側の二側面が、対応するガイド凹部48の隅部に摺接可能に当接されるようになっている。
Cフレーム20における連結部25の下部側に相当する位置には、両側板21の間に水平な取付板44が渡されており、同取付板44上における幅方向の中央には、可動受け体40の駆動用の別のエアシリンダ45が前方を向いた水平姿勢で設置されている。この前向きのエアシリンダ45のピストンロッド46の先端には、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16を逃がす二股のヘッド47が設けられ、このヘッド47が、上記した両可動受け体40の連結部材43に結合されている。
そして、前向きのエアシリンダ45のピストンロッド46が伸長した状態では、可動受け体40は、下フレーム24に沿って前方に押し出されて下ダイプレート31Yの前縁のガイド凹部48と対応する位置(受け解除位置R2)に移動し、一方、ピストンロッド46が収縮した状態では、可動受け体40は、後方に引き戻されて、下ダイプレート31Yの奥行の中央部付近の位置と対応する位置(受け位置R1)に移動する。すなわち、前向きのエアシリンダ45のピストンロッド46の伸縮に伴い、可動受け体40が受け解除位置R2と受け位置R1との間で往復運動可能となっている。
なお、上記した上向きのエアシリンダ15により型締めされた場合には、図2に示すように、下ダイプレート31Yと、可動受け体40の受け面41との間に、所定のクリアランスS(例えば4mm程度)が形成されるようになっている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。
初めは、図1の実線に示すように、前向きのエアシリンダ45のピストンロッド46が伸長して可動受け体40が受け解除位置R2に退避しているとともに、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が収縮して型開き状態にある。この型開き状態では、図5に示すように、可動受け体40の上端部の基部側が、下ダイプレート31Yのガイド凹部48の隅部に当たって嵌っている。
この型開き状態から、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が伸長することにより、下ダイプレート31Yと油圧シリンダ50ともども下型30Yが上昇し(図1の矢線I)、図2に示すように型締めされる。このとき可動受け体40は、下ダイプレート31Yが上昇する際のガイドとしての機能を果たす。また型締めされることにより、下ダイプレート31Yと可動受け体40の受け面41との間にはクリアランスSが確保される。
続いて、前向きのエアシリンダ45のピストンロッド46が収縮することにより、図1の矢線IIに示すように、可動受け体40が同図の鎖線並びに図6に示す受け位置R1に移動する。この状態から、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が所定量(S)収縮することで下型30Y側が下降し、下ダイプレート31Yの左右の側縁が左右の可動受け体40の受け面41で受けられる(図3参照)。それとともに、同図の鎖線に示すように、上型30Xと下型30Yとの間に同寸法(S)だけ隙間が開くから、係る状態において、ノズル33から所定量の溶融樹脂が下型30Yの成形凹部内に低圧射出される。
そうしたら、各油圧シリンダ50が一斉に駆動されてロッドが高推力で上動し、図1の矢線III に示すように下型30Yが押し上げられて、図3の実線に示すように、上型30Xに押し付けられ、すなわち上下のダイプレート31X,31YがCフレーム20の上フレーム23と、可動受け体40で挟まれて受けられつつ、上下の型30X,30Yが高圧で型締めされ、同圧力が保持される。
この間に、先に供給されていた溶融樹脂が圧縮されてキャビティ内に巡り、そののち冷却されて固化することで樹脂成形品が成形される。
所定の高圧型締め時間が経過して油圧シリンダ50の駆動を解除すると、図1の矢線IVに示すように、下型30Yが元位置に下降する。次に、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が一旦所定量(S)伸長することで、下型30Y側が持ち上げられて型締め状態となり(図2)、下ダイプレート31Yと、可動受け体40との間にクリアランスSが確保される。
この状態から、前向きのエアシリンダ45のピストンロッド46が伸長されることで、図1の矢線Vに示すように、可動受け体40が同図の実線に示す受け解除位置R2に移動する。
最後に、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が元位置に収縮することにより、図1の矢線VIに示すように、下型30Yが下降し、すなわち型開きされる。樹脂成形品は例えば上型30X側に仮保持され、同上型30X側に設けられた図示しない突出ロッドで所定の取出位置に向けて突き出される。
それ以降、上記した動作が繰り返し行われる。
このように実施形態1によれば、型締めと型開きとは大きなストロークが得やすいエアシリンダ15で行い、型締め圧力の保持は高圧が得やすい油圧シリンダ50で行うようにしている。ここで同油圧シリンダ50は、ブースタ60を介して作動エアを駆動源として駆動されるものであって、作動油自体は、ブースタ60から油圧シリンダ50の一部に回れば足りる等から、油圧シリンダ50単体を駆動する場合と比べて付帯設備が簡易化される。また、エアシリンダ15と油圧シリンダ50とを用いた方が、例えばサーボモータとねじ棒とを用いた場合と比べて安価に対応できる。
結果、装置全体がコンパクトにできひいては省スペース化を図ることができるとともに、安価に製造することができる。
また、高圧を受ける固定受け部を、Cフレーム20の上フレーム23を利用するとともに、可動受け体40を移動案内するガイドにCフレーム20の下フレーム24を利用しており、同Cフレーム20は、この種の縦型射出成形機に常套的に適用されるものであるから、安価に対応することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図7ないし図9によって説明する。この実施形態2では、実施形態1と比べて、可動受け部の配設位置等に変更が加えられてる。上型30Xと下型30Yの配設構造並びに型締め型開きの駆動構造については、実施形態1と同様である。
Cフレーム20の側板21における下フレーム24を構成する部分の外面には、一対の短寸の横向きのエアシリンダ65が、互いに対向するようにして取り付けられている。取付位置は詳細には、型締めされた場合における下ダイプレート31Yの位置よりも少し下方位置で、かつ同下ダイプレート31Yの奥行の中間に対応する位置である。
各横向きのエアシリンダ65のピストンロッド66の先端には、下ダイプレート31Yの左右の側縁を受けることが可能な可動受け板68が固定されているとともに、Cフレーム20の側板21におけるエアシリンダ65の取付面には、ピストンロッド66と可動受け板68とを挿通可能な挿通孔69が開口されている。
そして、横向きのエアシリンダ65のピストンロッド66が収縮した状態では、図8に示すように、可動受け板68が挿通孔69内に引っ込んだ位置(受け解除位置R2)に移動し、一方、ピストンロッド66が伸長した状態では、図9に示すように、可動受け板68が挿通孔69から内方に突出して下ダイプレート31Yの左右の側縁と干渉可能な位置(受け位置R1)に移動する。すなわち、横向きのエアシリンダ65のピストンロッド66の伸縮に伴い、可動受け板68が受け位置R1と受け解除位置R2との間で往復運動可能となっている。
本実施形態2の作用は以下のようである。
初めは、図8の実線に示すように、横向きの両エアシリンダ65のピストンロッド66が収縮して可動受け板68が受け解除位置R2に退避しているとともに、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が収縮して型開き状態にある。この型開き状態から、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が伸長することにより、下ダイプレート31Yと油圧シリンダ50ともども下型30Yが上昇し(図8の矢線I)、同図の鎖線に示すように型締めされる。このとき、図示はしないが、下ダイプレート31Yと可動受け板68との間にクリアランスSが確保される。
続いて、横向きの両エアシリンダ65のピストンロッド66が伸長することにより、図9の矢線IIに示すように、可動受け板68が受け位置R1に移動する。この状態から、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が所定量(S)収縮することで下型30Y側が下降し、下ダイプレート31Yの左右の側縁が左右の可動受け板68で受けられる(図9参照)。それとともに同図の鎖線に示すように、上型30Xと下型30Yとの間に同寸法(S)だけ隙間が開くから、係る状態で下型30Yの成形凹部内に溶融樹脂が低圧射出される。
そうしたら、各油圧シリンダ50が一斉に駆動されてロッドが高推力で上動し、図9の矢線III に示すように下型30Yが押し上げられて、同図の実線に示すように、上型30Xに押し付けられ、すなわち上下のダイプレート31X,31YがCフレーム20の上フレーム23と、可動受け板68で挟まれて受けられつつ、上下の型30X,30Yが高圧で型締めされて同圧力が保持され、この間に樹脂成形品が成形される。
所定の高圧型締め時間が経過して油圧シリンダ50の駆動を解除すると、図9の矢線IVに示すように下型30Yが元位置に下降し、次に上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が一旦所定量(S)伸長することで、下型30Y側が持ち上げられて型締め状態となり、下ダイプレート31Yと、可動受け板68との間にクリアランスSが確保された状態となる。この状態から、横向きの両エアシリンダ65のピストンロッド66が収縮されることで、図8の矢線Vに示すように、可動受け板68が受け解除位置R2に移動する。
最後に、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が元位置に収縮することにより、図8の矢線VIに示すように下型30Yが下降し、すなわち型開きされ、樹脂成形品が取り出される。それ以降上記した動作が繰り返し行われる。
この実施形態2も、上記実施形態1と同様に、型締めと型開きとは大きなストロークが得やすいエアシリンダ15で行い、型締め圧力の保持は、高圧が得やすい油圧シリンダ50、特にブースタ60を介して作動エアを駆動源として駆動される油圧シリンダ50を用いて行うようにしたから、装置全体がコンパクトにできひいては省スペース化を図ることができるとともに、安価に製造することができる。
<実施形態3>
図10ないし図13は本発明の実施形態3を示す。
この実施形態3でも、主に可動受け部の配設位置等に変更が加えられており、以下には相違点を中心として説明する。
この実施形態3では、Cフレーム20における下フレーム24の上面と対応する位置において支持板70が張られており、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16は支持板70の貫通孔71を貫通して下ダイプレート31Yに連結されていて、ピストンロッド16が収縮して型開きされたときには、下ダイプレート31Yが支持板70上に載せられるようになっている。
一方、Cフレーム20における連結部25の下部側に相当する位置には、両側板21の間に水平な取付板72が渡され、同取付板72上における幅方向の中央に、可動受け体78の駆動用のエアシリンダ75が前向きの水平姿勢で設置されており、そのピストンロッド76の先端に可動受け体78が取り付けられている。この可動受け体78は、図13に示すように、相応の高さ寸法を持った平面門型に形成されており、同可動受け体78が開口79を前方に向けた姿勢で取り付けられており、また同可動受け体78は、上記の支持板70上を摺動可能となっている。
そして、前向きのエアシリンダ75のピストンロッド76が収縮した状態では、可動受け体78は、下ダイプレート31Yの昇降領域よりも後方に退避した位置(受け解除位置R2)に移動し、一方、ピストンロッド76が伸長した状態では、可動受け体78は、支持板70上を摺動しつつ下ダイプレート31Yの平面の中央部に対応する位置(受け位置R1)に移動する。すなわち、前向きのエアシリンダ75のピストンロッド76の伸縮に伴い、可動受け体78が受け位置R1と受け解除位置R2との間で往復運動可能となっている。
本実施形態3の作用は以下のようである。
初めは、図10の実線に示すように、前向きの両エアシリンダ75のピストンロッド76が収縮して、可動受け体78が受け解除位置R2に退避しているとともに、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が収縮して型開き状態にある。この型開き状態から、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が伸長することにより、下ダイプレート31Yと油圧シリンダ50ともども下型30Yが上昇し(図10の矢線I)、型締めされる(図11参照)。このとき、下ダイプレート31Yと可動受け体78との間にクリアランスSが確保される。
続いて、前向きのエアシリンダ75のピストンロッド76が伸長することにより、図10の矢線IIに示すように、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16を開口79から挿通して逃がしつつ可動受け体78が受け位置R1に移動し、かつ可動受け体78自身が支持板70で受けられる(図11)。この状態から、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が所定量(S)収縮することで下型30Y側が下降し、下ダイプレート31Yが可動受け体78で受けられる(図12参照)。それとともに同図の鎖線に示すように、上型30Xと下型30Yとの間に同寸法(S)だけ隙間が開くから、係る状態で下型30Yの成形凹部内に溶融樹脂が低圧射出される。
そうしたら、各油圧シリンダ50が一斉に駆動されてロッドが高推力で上動し、図10の矢線III に示すように下型30Yが押し上げられて、図12の実線に示すように、上型30Xに押し付けられ、すなわち上下のダイプレート31X,31YがCフレーム20の上フレーム23と、可動受け体78で挟まれて受けられつつ、上下の型30X,30Yが高圧で型締めされて同圧力が保持され、この間に樹脂成形品が成形される。
所定の高圧型締め時間が経過して油圧シリンダ50の駆動を解除すると、図13の矢線IVに示すように下型30Yが元位置に下降し、次に上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が一旦所定量(S)伸長することで、下型30Y側が持ち上げられて型締め状態となり、下ダイプレート31Yと、可動受け体78との間にクリアランスSが確保された状態となる(図11参照)。この状態から、前向きのエアシリンダ75のピストンロッド76が収縮されることで、図10の矢線Vに示すように、可動受け体78が受け解除位置R2に移動する。
最後に、上向きエアシリンダ15のピストンロッド16が元位置に収縮することにより、図10の矢線VIに示すように下型30Yが下降し、すなわち型開きされ、樹脂成形品が取り出される。それ以降上記した動作が繰り返し行われる。
この実施形態3では、可動受け体78が門型に形成されているから、受け位置R1に進出した際には、可動受け体78内に上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16を逃がしつつ、下ダイプレート31Yの下面の中央部にまで達するから、上フレーム23との間で高圧型締めの反力を受ける際により安定して受けることができる。
<実施形態4>
図14ないし図20は本発明の実施形態4を示す。
この実施形態4では、上記実施形態3と同様に、Cフレーム20における下フレーム24の上面と対応する位置において支持板70Aが張られており、可動受け部は、下ダイプレート31Yと支持板70Aとの間に介装される縦向きの突っ張り板80となっている。なお、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16は、支持板70Aの貫通孔71を貫通して下ダイプレート31Yに連結されている。
突っ張り板80は、厚肉で縦長の長方形状に形成されており、下ダイプレート31Yの左右の側縁における奥行の中間位置において、突っ張り板80の上端がヒンジ81によって揺動可能に支持されており、突っ張り板80は自然状態では、図18に参照して示すように、自重により鉛直姿勢を取って垂下し、そのとき上端面が下ダイプレート31Yの下面に当接するようになっている。突っ張り板80が鉛直姿勢を取ったところが受け位置R1となり、突っ張り板80が同受け位置R1にあるときには、その下端面が、支持板70Aの左右両側縁の上面と対向するようになっている。
一方、両突っ張り板80は、その下端部を外方に振ることで下ダイプレート31Yの上面から外れるようになっており、この下端部を振って斜め姿勢を取る位置が、受け解除位置R2(図20参照)となっている。
上記の両突っ張り板80を受け位置R1から受け解除位置R2に向けて移動させる駆動機構85が装備されている。この駆動機構85は、4本のリンク87を菱形に連結してなる四節リンク86を有しており、図16に示すように、同四節リンク86が支持板70Aの手前側の領域(同図の左側)の上面において、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16を内部に挿通した状態で配されており、同四節リンク86の手前側の連結点89Aが、支持板70Aの前縁における幅方向の中央位置に固定されている。
一方、支持板70Aの奥側の上面には、エアシリンダ90が前向きの水平姿勢で設置され、そのピストンロッド91の先端に、四節リンク86の奥側の連結点89Bが接続されている。そのため、同エアシリンダ90のピストンロッド91の伸長に伴い、四節リンク86が菱形の形状を変化させつつ、左右の連結点89C,89Dが互いに接離するように変位するようになっている。
特に、エアシリンダ90のピストンロッド91が収縮した際には、図16に示すように、四節リンク86の左右の連結点89C,89Dが互いに接近して左右方向に閉じ、同左右の連結点89C,89Dは、受け位置R1にある両突っ張り板80の直ぐ内側に位置する。一方、ピストンロッド91が伸長した際には、図17に示すように、同左右の連結点89C,89Dが互いに離間して左右方向に開き、同左右の連結点89C,89Dは、支持板70Aの左右の側縁部の位置まで移動するようになっている。
続いて、実施形態4の作用を説明する。
初めは、図14及び図15に示すように、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が収縮して型開き状態にあり、突っ張り板80は受け解除位置R2に逃げて支持板70Aの左右の側縁に載った状態にある。また、前向きのエアシリンダ90のピストンロッド91が収縮して、四節リンク86が左右方向に閉じた状態にある。
この型開き状態から、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が伸長することにより、下ダイプレート31Yと油圧シリンダ50ともども下型30Yが上昇し(図15の矢線I)、図18に示すように型締めされる。この間に、図15の矢線IIに示すように、突っ張り板80が自重により鉛直姿勢に揺動する。このときは、突っ張り板80の下面と、支持板70Aとの間にクリアランスSがある。
この状態から、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が所定量(S)収縮することで下型30Y側が下降し、図19に示すように、両突っ張り板80の下面が支持板70Aに当接する。それとともに同図の鎖線に示すように、上型30Xと下型30Yとの間に同寸法(S)だけ隙間が開くから、係る状態で下型30Yの成形凹部内に溶融樹脂が低圧射出される。
そうしたら、各油圧シリンダ50が一斉に駆動されてロッド52が高推力で上動し、図19の矢線III に示すように下型30Yが押し上げられて、同図の実線に示すように、上型30Xに押し付けられ、すなわち上下のダイプレート31X,31YがCフレーム20の上フレーム23と、突っ張り板80で挟まれて受けられつつ、上下の型30X,30Yが高圧で型締めされて同圧力が保持され、この間に樹脂成形品が成形される。
所定の高圧型締め時間が経過して油圧シリンダ50の駆動を解除すると、図19の矢線IVに示すように下型30Yが元位置に下降し、次に上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が一旦所定量(S)伸長することで、下型30Y側が持ち上げられて型締め状態となり、突っ張り板80の下面が支持板70Aから浮いた状態となる(図18)。
この状態から、前向きのエアシリンダ90のピストンロッド91が伸長することで、図17に示すように、四節リンク86が開き、図20の矢線Vに示すように、受け解除位置R2に跳ねられる。
続いて、上向きのエアシリンダ15のピストンロッド16が元位置に収縮することにより、図15の矢線VIに示すように、突っ張り板80を支持板70Aの左右の両側縁に沿わせつつ下型30Yが下降し、すなわち型開きされ、樹脂成形品が取り出される。それとともに、前向きのエアシリンダ90のピストンロッド91が収縮して、四節リンク86が閉じられて待機する。それ以降、上記した動作が繰り返し行われる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態とは逆に、上型側を縦向きのエアシリンダで昇降駆動するとともに、油圧シリンダを上型と上ダイプレートとの間に設けることも可能である。この場合は、Cフレームの下フレームが固定受け部となり、可動受け部は上ダイプレートの上面側に出し入れされる。
(2)本発明は、一対の成形金型を高圧型締めした状態から、両型間に形成されたキャビティ内に溶融樹脂を高圧で射出し、固化させることで樹脂成形品を成形する形式の射出成形機にも同様に適用することができる。
(3)さらに本発明は、一対の成形金型が水平方向に接離可能に対向配設された横型の射出成形機にも適用することが可能である。
本発明の実施形態1に係る成形工程を説明するための側断面図 型締め状態を示す正面図 高圧型締め状態を示す部分正面図 ブースタが付設された油圧シリンダの断面図 可動受け体が受け解除位置にある場合の斜視図 受け位置にある場合の斜視図 実施形態2に係る側断面図 型開き状態を示す一部切欠正面図 高圧型締め状態を示す一部切欠正面図 実施形態3に係る成形工程を説明するための側断面図 型締め状態を示す側断面図 高圧型締め状態を示す正面図 可動体の進退動作を示す斜視図 実施形態4に係る側面図 型開き状態を示す正面図 突っ張り板が受け位置にある場合の平面図 受け解除位置に退避駆動された場合の平面図 型締め状態を示す正面図 高圧型締め状態を示す正面図 突っ張り板が受け解除位置に退避駆動された場合の正面図
符号の説明
10…ベース
15…エアシリンダ
16…ピストンロッド
20…Cフレーム(フレーム)
23…上フレーム(固定受け部)
24…下フレーム(ガイド)
25…連結部
30X…上型(第2の成形金型)
30Y…下型(第1の成形金型)
31X…上ダイプレート
31Y…下ダイプレート(ダイプレート)
40…可動受け体(可動受け部)
41…受け面
42…嵌合溝
45…(別の)エアシリンダ
48…ガイド凹部(挿通孔)
50…油圧シリンダ
52…ロッド
60…ブースタ(空−油圧変換装置)
65…(別の)エアシリンダ
68…可動受け板(可動受け部)
70A…支持板
75…(別の)エアシリンダ
78…可動受け体(可動受け部)
80…突っ張り板(可動受け部)
81…ヒンジ
85…駆動機構(突っ張り解除手段)
86…四節リンク
90…エアシリンダ
R1…受け位置
R2…受け解除位置

Claims (7)

  1. 接離可能に対向配設された第1と第2の成形金型と、
    第1の成形金型における第2の成形金型と対向する側とは反対の面側に配されたダイプレートと、
    このダイプレートと前記第1の成形金型との間に配され、空−油圧変換装置を介して空気を駆動源として駆動可能な油圧シリンダと、
    前記ダイプレートまでを含む前記第1の成形金型と、前記第2の成形金型とを接離方向に移動させるエアシリンダと、
    前記両成形金型が型締めされた状態における前記第1の成形金型の前記ダイプレートと前記第2の成形金型とのいずれか一方と対向した固定受け部と、
    いずれか他方と対向して型締めされた前記両成形金型を前記固定受け部との間で挟圧可能な受け位置と、前記固定受け部との対向状態が解除された受け解除位置との間で移動される可動受け部とが設けられ、
    前記両成形金型の型締めと型開きとは前記エアシリンダの駆動により行い、型締め圧力の保持は前記油圧シリンダの駆動により行う構成としたことを特徴とする射出成形機。
  2. 前記第1と第2の成形金型が上下方向に対向配設されて、水平な上下のフレームの一端同士を縦向きの連結部で連結したCフレームに装備され、
    このCフレームの上下いずれか一方のフレームが前記固定受け部となって、前記第1の成形金型の前記ダイプレートと前記第2の成形金型とのいずれか一方が固定されるとともに、
    前記第1の成形金型の前記ダイプレートと前記第2の成形金型との他方と、水平なベースとの間に前記エアシリンダが縦向きに設けられ、
    かつ前記可動受け部は、型締め状態における前記エアシリンダと連結された側の前記第1の成形金型の前記ダイプレートまたは前記第2の成形金型の外面側に進退可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の射出成形機。
  3. 前記第2の成形金型が上側に、前記第1の成形金型が下側に配されて、前記第2の成形金型が前記Cフレームにおける前記固定受け部となる上側のフレームに固定されるとともに、前記第1の成形金型の前記ダイプレートが前記エアシリンダと連結されており、前記可動受け部は、前記Cフレームに設けられた横向きの別のエアシリンダによって、型締め状態における前記ダイプレートの下面側に進退可能に設けられていることを特徴とする請求項2記載の射出成形機。
  4. 前記可動受け部は、前記Cフレームの下側のフレームをガイドとして移動可能で、かつその上面が前記ダイプレートの下面を受ける受け面となっているとともに、前記ダイプレートには、前記可動受け部を上下動可能に挿通する挿通孔が形成されており、前記可動受け部は、前記ダイプレートの下面のうち前記挿通孔から離間した箇所に対応した受け位置と、前記挿通孔に対応した受け解除位置との間で進退駆動されるようになっていることを特徴とする請求項3記載の射出成形機。
  5. 一対の前記横向きのエアシリンダが互いに対向した姿勢で設けられ、前記各横向きのエアシリンダの伸長端にはそれぞれ、前記ダイプレートにおける互いに対向した縁辺の下面を受けることが可能な可動受け部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の射出成形機。
  6. 前記可動受け部が、前記縦向きのエアシリンダを径方向から嵌めて逃がすことが可能な略門型形状に形成されていることを特徴とする請求項3記載の射出成形機。
  7. 前記第2の成形金型が上側に、前記第1の成形金型が下側に配されて、前記第2の成形金型が前記Cフレームにおける前記固定受け部となる上側のフレームに固定されるとともに、前記第1の成形金型の前記ダイプレートが前記エアシリンダと連結され、かつ、このダイプレートの下面側には前記可動受け部が揺動可能に軸支されており、
    型締めするべく前記ダイプレートが上昇した場合には、前記可動受け部が自重により垂下姿勢を取って前記Cフレームの下側のフレームとの間で突っ張り可能な状態となり、また、垂下姿勢にある前記可動受け部を押圧して側方に揺動変位させることにより前記突っ張り状態を解除して前記ダイプレートが下降することを許容する突っ張り解除手段が設けられていることを特徴とする請求項2記載の射出成形機。
JP2006309070A 2006-11-15 2006-11-15 射出成形機 Pending JP2008120038A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006309070A JP2008120038A (ja) 2006-11-15 2006-11-15 射出成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006309070A JP2008120038A (ja) 2006-11-15 2006-11-15 射出成形機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008120038A true JP2008120038A (ja) 2008-05-29

Family

ID=39505325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006309070A Pending JP2008120038A (ja) 2006-11-15 2006-11-15 射出成形機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008120038A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011037089A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011037089A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101541490B (zh) 高模腔、低吨数的橡胶注塑模装置和方法
CN105363915A (zh) 气动脱模的冲压模
JP4645766B2 (ja) 無枠造型機
CN101332658A (zh) 一种需侧抽芯的塑件的热流道注射方法及其成形模具
JP2008120037A (ja) 射出成形機
CN107020727B (zh) 注塑模具保险杠牢前模脱模机构
CN203236673U (zh) 一种二次顶出的模具
JP2008120038A (ja) 射出成形機
JP2023510360A (ja) 材料を成形する装置及び方法
JP3067123B2 (ja) ダイカストマシンの型締装置
JP3910389B2 (ja) 成形機の可動金型支持装置
CN217831703U (zh) 一种精锻机
CN110935781A (zh) 一种新型内高压成型模具及成型装置
CN116251930A (zh) 重力浇铸装置
JP5027879B2 (ja) マッチプレート造型機
JP5474511B2 (ja) ハイブリッド加圧成形装置
JP2003010954A (ja) 金型鋳造装置
CN209773293U (zh) 一种带有顶出结构的脱模套
JP2009113245A (ja) 射出成形機
JP2007320065A (ja) 薄板状成形品の成形装置及び成形方法
CN205685651U (zh) 模内合镊机构
JP2557653Y2 (ja) 射出成形装置の製品押出装置
CN114701007B (zh) 一种塑料制品冲孔加工设备
CN211708071U (zh) 一种生产上箱体的压铸模具
CN213079933U (zh) 一种矿用液压支架大中型油缸锻压毛坯成型的设备