JP2008083125A - ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光路を反射光学部材で折り曲げる構成がとりやすく、広角で変倍比が3.4倍程度の高い光学性能を有する奥行き方向が極めて薄い安価なズームレンズ。
【解決手段】正の第1レンズ群G1と、負の第2レンズ群G2と、正の第3レンズ群G3と、正の第4レンズ群G4と、負の第5レンズ群G5からなるズームレンズであり、広角端から望遠端への変倍時に、第1レンズ群G1は像面Iに対して略固定であり、少なくとも第2レンズ群G2と第4レンズ群G4が移動し、第1レンズ群G1は光路折り曲げ用の反射光学素子Pを含み、反射面よりも物体側は負の屈折力を有し、第5レンズ群G5の焦点距離に関する条件式(1)を満足する。 1.5<|f5/fw|<2.7 ・・・・ (1)ただし、f5は第5レンズ群の焦点距離 fwは広角端での全系の焦点距離
【選択図】図1

Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置に関し、特に、光学系の光軸を折り曲げたズームレンズとそれを用いた撮像装置に関するものである。
近年、銀塩35mmフィルム(135フォーマット)カメラに代わる次世代カメラとしてデジタルカメラ(電子カメラ)が注目されてきている。さらに、それは業務用高機能タイプからポータブルな普及タイプまで幅広い範囲でいくつものカテゴリーを有するようになってきている。
後記する本発明においては、特にポータブルな普及タイプのカテゴリーに注目し、高画質を確保しながら、奥行きが薄く使い勝手の良好な、広角端から望遠端までの広い焦点距離域をカバーする高変倍で安価なビデオカメラ、デジタルカメラを実現する技術を提供することをねらっている。
カメラの奥行き方向を薄くするのに最大のネックとなっているのは、光学系特にズームレンズ系の最も物体側の面から撮像面までの厚みである。最近におけるカメラボディ薄型化技術の主流は、撮影時には光学系がカメラボディ内から突出しているが携帯時には収納するいわゆる沈胴式鏡筒を採用することである。
しかし、沈胴式鏡筒を採用すると、レンズ収納状態から使用状態に立ち上げるための時間が掛かり使い勝手上好ましくない。また、最も物体側のレンズ群を可動とすると、防水・防塵上好ましくない。最近では、沈胴式鏡筒に見られるようなカメラの使用状態への立ち上げ時間(レンズのせり出し時間)がなく、防水・防塵上も好ましく、また、奥行き方向が極めて薄いカメラとするために、光学系の光路(光軸)をミラーやプリズム等の反射光学部材で折り曲げる構成をとるものも出現している。それは、最も物体側のレンズ群を位置固定レンズ群とし、その中にその反射光学部材を設け、以降の光路はカメラボディの縦あるいは横方向に折り曲げ、奥行き方向の寸法を極力薄くしたものである。
加えて、現在のところ本発明が注目するポータブルなカテゴリーのビデオカメラ、デジタルカメラにおいては、広角端での半画角が30°程度のものが主流であるが、さらに撮影領域を広げた広角のものも期待されている。
折り曲げ光学系を採用したズームレンズで広角なものの例として、特許文献1のものが提案されている。しかしながら、特許文献1のものは半画角が37°程度と大きいが、変倍比は2.8倍程度である。また、特許文献2のものは、半画角が37°程度であり、変倍比3.7倍程度であるが、全長が大きい。
特開2004−354871号公報 特開2004−354869号公報
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、沈胴式鏡筒に見られるようなカメラの使用状態への立ち上げ時間(レンズのせり出し時間)がなく、防水・防塵上も好ましく、また、奥行き方向が極めて薄いカメラとするために、光学系の光路(光軸)をプリズム等の反射光学部材で折り曲げる構成がとりやすく、かつ、広角で変倍比が3.4倍程度の高い光学性能を有する、奥行き方向が極めて薄い安価なズームレンズを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のズームレンズは、物体側から順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群と、負のパワーを有する第5レンズ群からなるズームレンズにおいて、
広角端から望遠端への変倍時に、前記第1レンズ群は像面に対して固定であり、少なくとも前記第2レンズ群と前記第4レンズ群が移動し、
前記第1レンズ群は光路折り曲げ用の反射光学素子を含み、反射面よりも物体側は負の屈折力を有し、
以下の条件式を満足することを特徴とするものである。
1.5<|f5 /fw |<2.7 ・・・(1)
ただし、f5 は第5レンズ群の焦点距離、
w は広角端での全系の焦点距離、
である。
以下に、本発明において上記構成をとる理由と作用を説明する。
本発明のズームレンズにおいて上記のような構成にすることで、第1レンズ群で光路を折り曲げて奥行き方向の厚さの薄型化を可能とすると共に、第2レンズ群、第4レンズ群を移動させることで、変倍の負担を分担させ高変倍化を可能としている。また、第5レンズ群に負のパワーを持たせ、第5レンズ群で拡大することにより、第1レンズ群から第4レンズ群の焦点距離を短くすることができ、小型化が可能となる。また、画角を広角にしていくとレンズ径が大きくなっていき、さらに歪曲収差が大きくなっていくのだが、第1レンズ群の反射面よりも物体側に負の屈折力を配置することにより、レンズ径が小さくなると共に、第1レンズ群で発生する歪曲収差を第5レンズ群に負パワーを配置することで打ち消すことができる。さらに、第1レンズ群を像面に対して固定することで、カメラの使用状態への立ち上げ時間がなく、防水・防塵上も好ましい構成となっている。
また、条件式(1)は第1レンズ群のパワーを適切に規定するもので、その上限の2.7を越えると、第5レンズ群のパワーが弱くなり、小型化が困難になる。下限の1.5を越えると、像面湾曲の補正が困難になる。
さらに、本発明のような構成のズームレンズにおいて、変倍時第3レンズ群を固定することが望ましい。第3レンズ群を変倍時固定にすることによって、この近傍に開口絞りを設置することが可能になり、レンズ径の小型化が可能となる
また、第5レンズ群は少なくとも接合レンズと正レンズを含むことが望ましい。小型化するために第5レンズ群のパワーを強くすると、ペッツバール和の悪化を招くが、接合レンズと正レンズを配置することにより、像面を良好に保つことができる。
また、第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズ、反射光学素子であるプリズムを有することが望ましい。最も物体側に負レンズを配置し、その後に光路を折り曲げることにより、カメラの厚みを薄くすることができる。また、第1レンズ群に負レンズを配置することにより、有効径を小さくできると共に、反射光学素子をプリズムにすることにより、光路長を短く保てるため、第1レンズと開口絞りの間隔を短くできるので、入射瞳を浅くでき、小型化が可能となる。
また、以下の条件式を満たすことが望ましい。
0.8<|f2 /fw |<1.5 ・・・(2)
ただし、f2 は第2レンズ群の焦点距離、
である。
条件式(2)は第2レンズ群のパワーを適切に規定するもので、その下限の0.8を越えて第2レンズ群のパワーが強まると、第2レンズ群の移動量が小さくなり、全長短縮には有利だが、非点収差、歪曲収差が大きく発生して全系の収差補正が困難となる。上限の1.5を越えると、全長を短くすることが困難となる。
また、以下の条件式を満たすことが望ましい。
2.0<f1 /fw <5.0 ・・・(3)
ただし、f1 は第1レンズ群の焦点距離、
である。
条件式(3)は第1レンズ群のパワーを適切に規定するもので、その上限の5.0を越えると、入射瞳が深くなり、レンズ径が大きくなってしまう。下限の2.0を越えると、軸外収差や色収差の補正が困難になる。
また、以下の条件式を満たすことが望ましい。
1.0<|f1L1 /fw |<3.0 ・・・(4)
ただし、f1L1 は第1レンズ群の反射面よりも物体側の系の焦点距離、
である。
条件式(4)は第1レンズ群の負レンズのパワーを適切に規定するものである。入射瞳を浅くして光路折り曲げを物理的に可能にするには、第1レンズ群の負レンズのパワーを強くするのがよい。その上限の3.0を越えると、入射瞳は深いままであり、ある程度の画角を確保しようとすると、第1レンズ群を構成する各光学エレメントの径やサイズが肥大化し、光路折り曲げが物理的に成立し難くなる。下限の1.0を越えると、第1レンズ群に後続する変倍のために移動するレンズ群の取り得る倍率がゼロに近くなり、移動量が増大するか変倍比が小さくなる等の問題が生じやすいと同時に、歪曲収差等の軸外収差補正や色収差の補正が困難になる。
また、第1レンズ群の負レンズは、非球面を有することが望ましい。第1レンズ群の負レンズは、広角端時に周辺の光線高さが大きく、軸外収差の発生が大きい。入射瞳を浅くするためにパワーを強くしていくと、収差の発生が非常に大きくなっていくため、非球面を配置することで収差補正することが望ましい。また、この面の曲率を弱くすることができるので、製造誤差による性能劣化が少なくてすむし、奥行き方向の厚さ短縮にも貢献する。
なお、本発明は、以上のようなズームレンズを用いた撮像装置を含むものであり、その場合に、ズームレンズと撮像素子の間にローパスフィルターを配置することが望ましい。
以上説明したように、本発明により、沈胴式鏡筒に見られるようなカメラの使用状態への立ち上げ時間(レンズのせり出し時間)がなく、防水・防塵上も好ましく、また、奥行き方向が極めて薄いカメラとするために、光学系の光路(光軸)をプリズムやミラー等の反射光学部材で折り曲げる構成がとりやすく、かつ、広角で変倍比3.4倍程度の高い光学性能を有する、奥行き方向が極めて薄いズームレンズを提供することができる。
以下、本発明のズームレンズの実施例1〜5について説明する。実施例1〜5の無限遠物点合焦時の広角端、中間状態、望遠端での光路展開図をそれぞれ図1〜図5に示す。各図中、第1レンズ群はG1、第2レンズ群はG2、第3レンズ群はG3、開口絞りはS、第4レンズ群はG4、第5レンズ群はG5、光学的ローパスフィルターはF、電子撮像素子であるCCDのカバーガラスはG、CCDの像面はIで示してある。なお、図1〜図5においては、第1レンズ群中G1中に配置される反射部材としての光路折り曲げ(屈曲)プリズムは、光路を展開した平行平板Pとして示してあり、反射面は示していない。なお、近赤外シャープカットコートについては、例えば光学的ローパスフィルターFに直接コートを施こしてもよく、また、別に赤外カット吸収フィルターを配置してもよく、あるいは、透明平板の入射面に近赤外シャープカットコートしたものを用いてもよい。
実施例1では、図1に示すように、物体側から順に、正のパワーを有し変倍時固定の第1レンズ群G1、負のパワーを有し変倍時に広角端よりも望遠端で像側にあるように、広角端から望遠端にかけて像側へ移動する第2レンズ群G2、正のパワーを有し変倍時固定の第3レンズ群G3、変倍時固定の開口絞りS、正のパワーを有し変倍時に広角端よりも望遠端で物体側にあるように、広角端から望遠端にかけて物体側へ移動する第4レンズ群G4、負のパワーを有し変倍時固定の第5レンズ群G5の構成とし、光路折り曲げ(屈曲)を第1レンズ群G1内に配置した第プリズムPで行うようにしている。
各群の構成は、物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、プリズムPと、両凸正レンズとからなり、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズとからなり、第3レンズ群G3は、両凸正レンズ1枚からなり、第4レンズ群G4は、両凸正レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズからなり、第5レンズ群G5は、両凹負レンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズと、両凸正レンズとからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面、第3レンズ群G3の両凸正レンズの両面、第4レンズ群G4の接合レンズの最も物体側の面の5面に用いられている。
実施例2では、図2に示すように、物体側から順に、正のパワーを有し変倍時固定の第1レンズ群G1、負のパワーを有し変倍時に広角端よりも望遠端で像側にあるように、広角端から望遠端にかけて像側へ移動する第2レンズ群G2、正のパワーを有し変倍時固定の第3レンズ群G3、変倍時固定の開口絞りS、正のパワーを有し変倍時に広角端よりも望遠端で物体側にあるように、広角端から望遠端にかけて物体側へ移動する第4レンズ群G4、負のパワーを有し変倍時固定の第5レンズ群G5の構成とし、光路折り曲げ(屈曲)を第1レンズ群G1内に配置した第プリズムPで行うようにしている。
各群の構成は、物体側から順に、第1レンズ群G1は、両凹負レンズと、プリズムPと、両凸正レンズとからなり、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズとからなり、第3レンズ群G3は、両凸正レンズ1枚からなり、第4レンズ群G4は、両凸正レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズからなり、第5レンズ群G5は、両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凹負レンズの像側の面、両凸正レンズの両面、第3レンズ群G3の両凸正レンズの両面、第4レンズ群G4の接合レンズの最も物体側の面の6面に用いられている。
実施例3では、図3に示すように、物体側から順に、正のパワーを有し変倍時固定の第1レンズ群G1、負のパワーを有し変倍時に広角端よりも望遠端で像側にあるように、広角端から望遠端にかけて像側へ移動する第2レンズ群G2、正のパワーを有し変倍時固定の第3レンズ群G3、変倍時固定の開口絞りS、正のパワーを有し変倍時に広角端よりも望遠端で物体側にあるように、広角端から望遠端にかけて物体側へ移動する第4レンズ群G4、負のパワーを有し変倍時固定の第5レンズ群G5の構成とし、光路折り曲げ(屈曲)を第1レンズ群G1内に配置した第プリズムPで行うようにしている。
各群の構成は、物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、プリズムPと、両凸正レンズとからなり、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなり、第3レンズ群G3は、両凸正レンズ1枚からなり、第4レンズ群G4は、両凸正レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズからなり、第5レンズ群G5は、両凹負レンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズと、両凸正レンズとからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面、第3レンズ群G3の両凸正レンズの両面、第4レンズ群G4の接合レンズの最も物体側の面の5面に用いられている。
実施例4では、図4に示すように、物体側から順に、正のパワーを有し変倍時固定の第1レンズ群G1、負のパワーを有し変倍時に広角端よりも望遠端で像側にあるように、広角端から望遠端にかけて像側へ移動する第2レンズ群G2、正のパワーを有し変倍時固定の第3レンズ群G3、変倍時固定の開口絞りS、正のパワーを有し変倍時に広角端よりも望遠端で物体側にあるように、広角端から望遠端にかけて物体側へ移動する第4レンズ群G4、負のパワーを有し変倍時固定の第5レンズ群G5の構成とし、光路折り曲げ(屈曲)を第1レンズ群G1内に配置した第プリズムPで行うようにしている。
各群の構成は、物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、プリズムPと、両凸正レンズとからなり、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなり、第3レンズ群G3は、両凸正レンズ1枚からなり、第4レンズ群G4は、両凸正レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズからなり、第5レンズ群G5は、両凹負レンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズと、両凸正レンズとからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面、第3レンズ群G3の両凸正レンズの両面、第4レンズ群G4の接合レンズの最も物体側の面の5面に用いられている。
実施例5では、図5に示すように、物体側から順に、正のパワーを有し変倍時固定の第1レンズ群G1、負のパワーを有し変倍時に広角端よりも望遠端で像側にあるように、広角端から望遠端にかけて像側へ移動する第2レンズ群G2、正のパワーを有し変倍時固定の第3レンズ群G3、変倍時固定の開口絞りS、正のパワーを有し変倍時に広角端よりも望遠端で物体側にあるように、広角端から望遠端にかけて物体側へ移動する第4レンズ群G4、負のパワーを有し変倍時固定の第5レンズ群G5の構成とし、光路折り曲げ(屈曲)を第1レンズ群G1内に配置した第プリズムPで行うようにしている。
各群の構成は、物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ2枚の接合レンズと、プリズムPと、両凸正レンズとからなり、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズとからなり、第3レンズ群G3は、両凸正レンズ1枚からなり、第4レンズ群G4は、両凸正レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズからなり、第5レンズ群G5は、両凹負レンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の接合レンズの貼り合わせ面、両凸正レンズの両面、第3レンズ群G3の両凸正レンズの両面、第4レンズ群G4の接合レンズの最も物体側の面の6面に用いられている。
以下に、上記各実施例の数値データを示すが、記号は上記の外、fは全系焦点距離、FNOはFナンバー、2ωは全画角、WEは広角端、STは中間状態、TEは望遠端、r1 、r2 …は各レンズ面の曲率半径、d1 、d2 …は各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、νd1、νd2…は各レンズのアッベ数である。なお、非球面形状は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と直交する方向にとると、下記の式にて表される。
x=(y2 /r)/[1+{1−(K+1)(y/r)2 1/2
+A4 4 +A6 6 +A8 8 +A1010
ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4 、A6 、A8 はそれぞれ4次、6次、8次の、10次の非球面係数である。

実施例1
1 = 79.245 d1 = 0.80 nd1 =2.00069 νd1 =25.46
2 = 10.737 d2 = 1.85
3 = ∞ d3 = 8.40 nd2 =2.00330 νd2 =28.27
4 = ∞ d4 = 0.30
5 = 15.402 (非球面) d5 = 2.67 nd3 =1.76802 νd3 =49.24
6 = -22.552 (非球面) d6 = (可変)
7 = 40.183 d7 = 0.50 nd4 =1.88300 νd4 =40.76
8 = 7.191 d8 = 1.07
9 = -14.386 d9 = 0.45 nd5 =1.88300 νd5 =40.76
10= 8.265 d10= 1.15 nd6 =1.92286 νd6 =20.88
11= -8422.538 d11= (可変)
12= 9.608 (非球面) d12= 1.54 nd7 =1.62299 νd7 =58.12
13= -38.385 (非球面) d13= 1.00
14= ∞(絞り) d14= (可変)
15= 8.672 (非球面) d15= 2.61 nd8 =1.62299 νd8 =58.12
16= -6.739 d16= 0.54 nd9 =1.92286 νd9 =20.88
17= -11.899 d17= (可変)
18= -44.226 d18= 0.50 nd10=2.00330 νd10=28.27
19= 4.235 d19= 2.37 nd11=1.51633 νd11=64.14
20= 9.498 d20= 0.94
21= 10.761 d21= 1.80 nd12=1.84666 νd12=23.78
22= -602.041 d22= 3.88
23= ∞ d23= 0.50 nd13=1.51680 νd13=64.20
24= ∞ d24= 0.50
25= ∞ d25= 0.50 nd14=1.51680 νd14=64.20
26= ∞ d26= 0.37
27= ∞(像面)
非球面係数
第5面
K = 0.000
4 = -8.79913×10-5
6 = 4.89886×10-7
8 = -3.64842×10-8
10= 2.72077×10-10
第6面
K = 0.000
4 = -3.45410×10-5
6 = 6.14987×10-7
8 = -4.14321×10-8
10= 4.54264×10-10
第12面
K = 0.000
4 = -3.66208×10-4
6 = -5.90379×10-5
8 = 9.30717×10-6
10= -5.73359×10-7
第13面
K = 0.000
4 = -1.89671×10-4
6 = -5.64567×10-5
8 = 9.30033×10-6
10= -5.93075×10-7
第15面
K = 0.000
4 = -3.48870×10-4
6 = -1.61544×10-5
8 = 2.48258×10-6
10= -1.23458×10-7
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 5.07 9.40 17.40
NO 3.60 4.30 5.10
2ω(°) 80.86 44.35 24.24
6 0.60 6.76 10.79
11 10.69 4.54 0.50
14 6.20 4.32 2.05
17 1.51 3.39 5.66 。

実施例2
1 = -153.902 d1 = 0.80 nd1 =2.00170 νd1 =20.60
2 = 12.979 (非球面) d2 = 1.91
3 = ∞ d3 = 8.50 nd2 =1.90366 νd2 =31.31
4 = ∞ d4 = 0.30
5 = 10.604 (非球面) d5 = 2.58 nd3 =1.80139 νd3 =45.45
6 = -74.045 (非球面) d6 = (可変)
7 = 180.770 d7 = 0.50 nd4 =1.88300 νd4 =40.76
8 = 7.336 d8 = 1.28
9 = -14.370 d9 = 0.45 nd5 =1.88300 νd5 =40.76
10= 8.729 d10= 1.15 nd6 =1.92286 νd6 =20.88
11= -62.471 d11= (可変)
12= 8.946 (非球面) d12= 1.54 nd7 =1.67790 νd7 =55.34
13= -116.820 (非球面) d13= 1.00
14= ∞(絞り) d14= (可変)
15= 9.447 (非球面) d15= 2.58 nd8 =1.62299 νd8 =58.12
16= -6.914 d16= 0.54 nd9 =1.92286 νd9 =20.88
17= -12.280 d17= (可変)
18= -20.311 d18= 0.50 nd10=2.00330 νd10=28.27
19= 5.042 d19= 3.10 nd11=1.51633 νd11=64.14
20= -23.168 d20= 0.90
21= 11.413 d21= 1.80 nd12=1.84666 νd12=23.78
22= 14.325 d22= 3.32
23= ∞ d23= 0.50 nd13=1.51680 νd13=64.20
24= ∞ d24= 0.50
25= ∞ d25= 0.50 nd14=1.51680 νd14=64.20
26= ∞ d26= 0.37
27= ∞(像面)
非球面係数
第2面
K = 0.000
4 = -1.79166×10-4
6 = -4.73057×10-9
8 = -2.98332×10-9
10= 0
第5面
K = 0.000
4 = -1.23552×10-4
6 = -1.59616×10-7
8 = -7.97986×10-9
10= -3.77581×10-11
第6面
K = 0.000
4 = 5.80825×10-5
6 = 3.64807×10-8
8 = -1.36016×10-8
10= 1.80629×10-10
第12面
K = 0.000
4 = -1.30705×10-4
6 = -1.84239×10-5
8 = 5.36309×10-6
10= -3.20137×10-7
第13面
K = 0.000
4 = 8.59092×10-5
6 = -2.59294×10-5
8 = 7.40107×10-6
10= -4.60471×10-7
第15面
K = 0.000
4 = -3.73446×10-4
6 = 1.40361×10-5
8 = -2.39746×10-6
10= 1.26173×10-7
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 5.07 9.40 17.40
NO 3.50 4.20 4.90
2ω(°) 80.25 43.90 24.24
6 0.60 6.55 10.64
11 10.55 4.60 0.50
14 5.97 4.13 2.05
17 1.51 3.36 5.44 。

実施例3
1 = 94.193 d1 = 0.80 nd1 =2.00069 νd1 =25.46
2 = 10.777 d2 = 1.90
3 = ∞ d3 = 8.40 nd2 =2.00330 νd2 =28.27
4 = ∞ d4 = 0.30
5 = 15.253 (非球面) d5 = 2.67 nd3 =1.76802 νd3 =49.24
6 = -22.635 (非球面) d6 = (可変)
7 = 30.598 d7 = 0.50 nd4 =1.88300 νd4 =40.76
8 = 7.008 d8 = 1.08
9 = -14.944 d9 = 0.45 nd5 =1.88300 νd5 =40.76
10= 7.893 d10= 1.12 nd6 =1.92286 νd6 =20.88
11= 162.059 d11= (可変)
12= 9.600 (非球面) d12= 1.54 nd7 =1.62299 νd7 =58.12
13= -37.829 (非球面) d13= 1.00
14= ∞(絞り) d14= (可変)
15= 8.474 (非球面) d15= 2.66 nd8 =1.62299 νd8 =58.12
16= -6.619 d16= 0.54 nd9 =1.92286 νd9 =20.88
17= -11.728 d17= (可変)
18= -29.689 d18= 0.50 nd10=2.00330 νd10=28.27
19= 4.379 d19= 2.19 nd11=1.51633 νd11=64.14
20= 10.038 d20= 0.97
21= 12.327 d21= 1.80 nd12=1.84666 νd12=23.78
22= -68.566 d22= 4.01
23= ∞ d23= 0.50 nd13=1.51680 νd13=64.20
24= ∞ d24= 0.50
25= ∞ d25= 0.50 nd14=1.51680 νd14=64.20
26= ∞ d26= 0.37
27= ∞(像面)
非球面係数
第5面
K = 0.000
4 = -9.87397×10-5
6 = 1.15328×10-6
8 = -5.49135×10-8
10= 6.09563×10-10
第6面
K = 0.000
4 = -4.24242×10-5
6 = 1.40352×10-6
8 = -6.50420×10-8
10= 8.57412×10-10
第12面
K = 0.000
4 = -4.72028×10-4
6 = -8.04768×10-5
8 = 1.12791×10-5
10= -7.31468×10-7
第13面
K = 0.000
4 = -3.51794×10-4
6 = -6.56639×10-5
8 = 9.41874×10-6
10= -6.46097×10-7
第15面
K = 0.000
4 = -3.87575×10-4
6 = -1.62934×10-5
8 = 2.60691×10-6
10= -1.30886×10-7
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 5.07 9.40 17.40
NO 3.60 4.30 5.10
2ω(°) 80.88 44.45 24.24
6 0.60 6.76 10.79
11 10.69 4.53 0.50
14 6.15 4.30 2.05
17 1.51 3.36 5.61 。

実施例4
1 = 61.265 d1 = 0.80 nd1 =2.00069 νd1 =25.46
2 = 10.388 d2 = 1.94
3 = ∞ d3 = 8.40 nd2 =1.90366 νd2 =31.31
4 = ∞ d4 = 0.30
5 = 16.191 (非球面) d5 = 2.55 nd3 =1.82080 νd3 =42.71
6 = -23.992 (非球面) d6 = (可変)
7 = 75.700 d7 = 0.50 nd4 =1.88300 νd4 =40.76
8 = 7.487 d8 = 1.13
9 = -18.197 d9 = 0.45 nd5 =1.88300 νd5 =40.76
10= 6.886 d10= 1.22 nd6 =1.92286 νd6 =20.88
11= 76.975 d11= (可変)
12= 9.531 (非球面) d12= 1.53 nd7 =1.67790 νd7 =55.34
13= -55.362 (非球面) d13= 1.00
14= ∞(絞り) d14= (可変)
15= 8.917 (非球面) d15= 2.75 nd8 =1.62299 νd8 =58.12
16= -6.211 d16= 0.54 nd9 =1.92286 νd9 =20.88
17= -11.293 d17= (可変)
18= -22.013 d18= 0.50 nd10=2.00330 νd10=28.27
19= 4.213 d19= 2.98 nd11=1.64000 νd11=60.08
20= 11.057 d20= 0.90
21= 12.761 d21= 1.88 nd12=1.84666 νd12=23.78
22= -47.501 d22= 3.51
23= ∞ d23= 0.50 nd13=1.51680 νd13=64.20
24= ∞ d24= 0.50
25= ∞ d25= 0.50 nd14=1.51680 νd14=64.20
26= ∞ d26= 0.37
27= ∞(像面)
非球面係数
第5面
K = 0.000
4 = -8.96007×10-5
6 = 9.20191×10-8
8 = -9.46895×10-9
10= -3.43126×10-10
第6面
K = 0.000
4 = -4.66055×10-5
6 = 3.45368×10-7
8 = -2.10437×10-8
10= -4.70110×10-11
第12面
K = 0.000
4 = -2.50803×10-4
6 = -3.40928×10-5
8 = 6.25715×10-6
10= -4.27674×10-7
第13面
K = 0.000
4 = -1.00039×10-4
6 = -2.55299×10-5
8 = 5.64606×10-6
10= -4.33993×10-7
第15面
K = 0.000
4 = -3.48071×10-4
6 = -4.87510×10-6
8 = 1.54082×10-6
10= -9.89010×10-8
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 5.07 9.40 17.40
NO 3.60 4.30 5.00
2ω(°) 80.56 44.31 24.24
6 0.60 6.46 10.32
11 10.22 4.36 0.50
14 6.32 4.36 2.05
17 1.51 3.48 5.78 。

実施例5
1 = 235.816 d1 = 0.80 nd1 =2.00069 νd1 =25.46
2 = 11.909 (非球面) d2 = 0.10 nd2 =1.63494 νd2 =23.22
3 = 11.778 d3 = 1.84
4 = ∞ d4 = 8.40 nd3 =1.90366 νd3 =31.31
5 = ∞ d5 = 0.30
6 = 13.202 (非球面) d6 = 2.61 nd4 =1.80139 νd4 =45.45
7 = -31.571 (非球面) d7 = (可変)
8 = 262.366 d8 = 0.50 nd5 =1.88300 νd5 =40.76
9 = 7.420 d9 = 1.20
10= -14.068 d10= 0.45 nd6 =1.88300 νd6 =40.76
11= 8.001 d11= 1.25 nd7 =1.92286 νd7 =20.88
12= -83.756 d12= (可変)
13= 9.090 (非球面) d13= 1.55 nd8 =1.67790 νd8 =55.34
14= -82.610 (非球面) d14= 1.00
15= ∞(絞り) d15= (可変)
16= 9.328 (非球面) d16= 2.65 nd9 =1.62299 νd9 =58.12
17= -6.373 d17= 0.54 nd10=1.92286 νd10=20.88
18= -11.361 d18= (可変)
19= -26.951 d19= 0.50 nd11=2.00330 νd11=28.27
20= 4.534 d20= 3.37 nd12=1.51633 νd12=64.14
21= 237.231 d21= 0.93
22= 12.843 d22= 1.79 nd13=1.84666 νd13=23.78
23= 31.743 d23= 3.19
24= ∞ d24= 0.50 nd14=1.51680 νd14=64.20
25= ∞ d25= 0.50
26= ∞ d26= 0.50 nd15=1.51680 νd15=64.20
27= ∞ d27= 0.37
28= ∞(像面)
非球面係数
第2面
K = 0.000
4 = -1.23512×10-4
6 = -4.41841×10-6
8 = 3.03797×10-8
10= 0
第6面
K = 0.000
4 = -1.72818×10-5
6 = -2.60801×10-6
8 = 5.02193×10-8
10= -9.33953×10-10
第7面
K = 0.000
4 = 7.80624×10-5
6 = -2.76628×10-6
8 = 5.81944×10-8
10= -9.20345×10-10
第13面
K = 0.000
4 = -9.93670×10-5
6 = -7.03744×10-5
8 = 1.45518×10-5
10= -8.56945×10-7
第14面
K = 0.000
4 = 1.29919×10-4
6 = -8.37340×10-5
8 = 1.79486×10-5
10= -1.09991×10-6
第16面
K = 0.000
4 = -3.02414×10-4
6 = -2.41845×10-5
8 = 3.70554×10-6
10= -1.83040×10-7
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 5.07 9.40 17.40
NO 3.60 4.20 5.00
2ω(°) 80.07 43.89 24.24
7 0.60 6.48 10.46
12 10.36 4.48 0.50
15 6.08 4.20 2.05
18 1.51 3.39 5.55 。
以上の実施例1〜5の無限遠物点合焦時の収差図をそれぞれ図6〜図10に示す。これらの収差図において、(a)は広角端、(b)は中間状態、(c)は望遠端における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。各図中、“FIY”は半画角(°)を示す。
次に、上記各実施例における条件式(1)〜(4)の値を示す。
条件式 (1) (2) (3) (4)
実施例1 2.08 1.21 4.18 2.44
実施例2 2.03 1.22 3.9 2.35
実施例3 2.14 1.22 4.25 2.41
実施例4 2.39 1.17 3.96 2.48
実施例5 2.14 1.18 3.9 2.47 。
さて、以上のような本発明のズームレンズは、ズームレンズの結像光学系で物体像を形成しその像をCCDや銀塩フィルムといった撮像素子に受光させて撮影を行う撮影装置に用いることができる。上記撮影装置は、具体的な製品としては、例えば、デジタルカメラ、カメラが組み込まれた、パソコン、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等のデジタル端末機器として広く適用することができる。以下に、その実施形態を例示する。
図11〜図13は、本発明によるズームレンズをデジタルカメラの撮影光学系41に組み込んだ構成の概念図を示す。図11はデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図、図12は同後方斜視図、図13はデジタルカメラ40の構成を示す断面図である。デジタルカメラ40は、この例の場合、撮影用光路42を有する撮影光学系41、ファインダー用光路44を有するファインダー光学系43、シャッター45、フラッシュ46、液晶表示モニター47等を含み、カメラ40の上部に配置されたシャッター45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば実施例1のズームレンズを通して撮影が行われる。撮影光学系41によって形成された物体像が、近赤外カットフィルターと光学的ローパスフィルターFを介してCCDやCMOS等の撮像素子49の撮像面上に形成される。このCCDやCMOS等の撮像素子49で受光された物体像は、処理手段(例えばCPU)51を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター(LCD)47に表示される。また、この処理手段51には記録手段(例えば、メモリ)52が接続され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、この記録手段52は処理手段51と別体に設けてもよいし、フロッピー(登録商標)ディスクやメモリーカード、MO、DVD±RW等により電子的に記録書き込みを行うように構成してもよい。また、CCD等49に代わって銀塩フィルムを配置した銀塩カメラとして構成してもよい。
さらに、ファインダー用光路44上にはファインダー用対物光学系53が配置してある。このファインダー用対物光学系53によって形成された物体像は、像正立部材であるポロプリズム55の視野枠57上に形成される。このポリプリズム55の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系59が配置されている。なお、撮影光学系41及びファインダー用対物光学系53の入射側、接眼光学系59の射出側にそれぞれカバー部材50が配置されている。
図14に上記デジタルカメラ40の主要部の内部構成の概略ブロック図を示す。なお、シャッター45に代表される操作部は符号500で示されており、処理手段はCPU51で、撮像素子はCCD49で構成されているものとし、記録手段はメモリーカード521と外部記憶装置(光ディスクやHDD等)522とで構成されているものとしている。CPU51が操作部500のシャッター45が押圧されたと判断すると、露光制御による最適シャッター制御値や絞り制御の演算を行い、その演算後にこれら制御値に基づいてシャッター及び絞り制御を行う。その他の制御動作は上記の通りである。
このように構成されたデジタルカメラ40は、撮影光学系41が高変倍比で収差が良好であり、明るく、小型であるので、カメラ全体の小型化、薄型化を図れる。
なお、図13の例では、カバー部材50として平行平面板を配置しているが、パワーを持ったレンズを用いてもよい。
本発明のズームレンズの実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)での光学展開図である。 本発明のズームレンズの実施例2の図1と同様の光学展開図である。 本発明のズームレンズの実施例3の図1と同様の光学展開図である。 本発明のズームレンズの実施例4の図1と同様の光学展開図である。 本発明のズームレンズの実施例5の図1と同様の光学展開図である。 実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)での収差図である。 実施例2の図6と同様の収差図である。 実施例3の図6と同様の収差図である。 実施例4の図6と同様の収差図である。 実施例5の図6と同様の収差図である。 本発明によるズームレンズを組み込んだデジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 図11のデジタルカメラの後方斜視図である。 図11のデジタルカメラの構成を示す断面図である。 図11のデジタルカメラの主要部の内部構成の概略ブロック図である。
符号の説明
G1…第1レンズ群
G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群
G4…第4レンズ群
G5…第5レンズ群
P…プリズム
S…開口絞り
F…光学的ローパスフィルター
C…カバーガラス
I…像面
E…観察者眼球
40…デジタルカメラ
41…撮影光学系
42…撮影用光路
43…ファインダー光学系
44…ファインダー用光路
45…シャッター
46…フラッシュ
47…液晶表示モニター(LCD)
49…撮像素子(CCD、CMOS)
50…カバー部材
51…処理手段(CPU)
52…記録手段(メモリ)
53…ファインダー用対物光学系
55…ポロプリズム
57…視野枠
59…接眼光学系
500…操作部
521…メモリーカード
522…外部記憶装置(光ディスク、HDD)

Claims (11)

  1. 物体側から順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群と、負のパワーを有する第5レンズ群からなるズームレンズにおいて、
    広角端から望遠端への変倍時に、前記第1レンズ群は像面に対して固定であり、少なくとも前記第2レンズ群と前記第4レンズ群が移動し、
    前記第1レンズ群は光路折り曲げ用の反射光学素子を含み、反射面よりも物体側は負の屈折力を有し、
    以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    1.5<|f5 /fw |<2.7 ・・・(1)
    ただし、f5 は第5レンズ群の焦点距離、
    w は広角端での全系の焦点距離、
    である。
  2. 前記第3レンズ群は変倍時固定であることを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  3. 前記第5レンズ群は少なくとも接合レンズと正レンズを含むことを特徴とする請求項1又は2記載のズームレンズ。
  4. 前記第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズ、前記反射光学素子であるプリズムを有することを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載のズームレンズ。
  5. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載のズームレンズ。
    0.8<|f2 /fw |<1.5 ・・・(2)
    ただし、f2 は第2レンズ群の焦点距離、
    である。
  6. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載のズームレンズ。
    2.0<f1 /fw <5.0 ・・・(3)
    ただし、f1 は第1レンズ群の焦点距離、
    である。
  7. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項4記載のズームレンズ。
    1.0<|f1L1 /fw |<3.0 ・・・(4)
    ただし、f1L1 は第1レンズ群の反射面よりも物体側の系の焦点距離、
    である。
  8. 前記第1レンズ群の負レンズは非球面を有することを特徴とする請求項4又は7記載のズームレンズ。
  9. 物体側から順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群と、負のパワーを有する第5レンズ群からなるズームレンズと、前記ズームレンズの像側に配置した撮像素子を用いた撮像装置において、
    広角端から望遠端への変倍時に、前記第1レンズ群は前記撮像素子に対して固定であり、少なくとも前記第2レンズ群と前記第4レンズ群が移動し、
    前記第1レンズ群は光路折り曲げ用の反射光学素子を含み、反射面よりも物体側は負の屈折力を有し、
    以下の条件式を満足することを特徴とする撮像装置。
    1.5<|f5 /fw |<2.7 ・・・(1)
    ただし、f5 は第5レンズ群の焦点距離、
    w は広角端での全系の焦点距離、
    である。
  10. 請求項1から8の何れか1項記載のズームレンズと、前記ズームレンズの像側に配置された撮像素子を備えることを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項10において、前記ズームレンズと前記撮像素子との間にローパスフィルターが配置されていることを特徴とする撮像装置。
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