JP4758134B2 - 小型のズーム撮影光学系及びそれを用いた電子撮像装置 - Google Patents

小型のズーム撮影光学系及びそれを用いた電子撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4758134B2
JP4758134B2 JP2005132564A JP2005132564A JP4758134B2 JP 4758134 B2 JP4758134 B2 JP 4758134B2 JP 2005132564 A JP2005132564 A JP 2005132564A JP 2005132564 A JP2005132564 A JP 2005132564A JP 4758134 B2 JP4758134 B2 JP 4758134B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens group
lens
optical system
wide
conditional expression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005132564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006308929A (ja
JP2006308929A5 (ja
Inventor
一輝 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Imaging Corp
Original Assignee
Olympus Imaging Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Imaging Corp filed Critical Olympus Imaging Corp
Priority to JP2005132564A priority Critical patent/JP4758134B2/ja
Priority to US11/411,875 priority patent/US7212351B2/en
Publication of JP2006308929A publication Critical patent/JP2006308929A/ja
Publication of JP2006308929A5 publication Critical patent/JP2006308929A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4758134B2 publication Critical patent/JP4758134B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Lenses (AREA)

Description

本発明は、光学系部分の工夫により光学系の全長の短縮と縮径化を実現した小型のズーム撮影光学系及びそれを用いた撮像装置に関する。
近年、デジタルカメラ等の電子撮像素子を有する撮影光学系を備えたカメラは、小型化と高画素化が進んでいる。また、そのようなカメラを搭載した携帯電話の需要も高まっている。それに伴い、それらのカメラに用いられる撮影光学系の小型化と高性能化が要求されている。そのような撮影光学系では、光学系の全長の短縮とレンズ外径の小型化を図るために光学要素の組み合わせを工夫している。(特許文献1、2、3、4、5及び6参照)
そのような構成として一般的なものには、負のパワーを有する第1レンズ群と正のパワーを有する第2レンズ群とからなる2群構成(例えば特許文献1参照)、負のパワーを有する第1レンズ群と正のパワーを有する第2レンズ群と正のパワーを有する第3レンズ群とからなる3群構成(例えば特許文献2参照)、負のパワーを有する第1レンズ群と正のパワーを有する第2レンズ群と負のパワーを有する第3レンズ群とからなる3群構成(例えば特許文献3又は4参照)、負のパワーを有する第1レンズ群と正のパワーを有する第2レンズ群と負のパワーを有する第3レンズ群とからなる3群構成を基本としてさらに正のパワーを有するフィールドレンズ群を配置した4群構成(例えば特許文献5又は6参照)などがある。
特開平4−242709号公報 特開平9−21950号公報 特開平5−93866号公報 特開2004−294910号公報 特開平9−179026号公報 特開平11−109230号公報
例えば、特許文献1に記載のズームレンズでは、負のパワーを有する第1レンズ群と正のパワーを有する第2レンズ群とからなる2群構成を採用しており、変倍比は3倍程度、光学系の全長は最大撮影像高の10.3倍と比較的小型である。しかし、各群のレンズ枚数が多く鏡枠の沈胴時の全長は長くなってしまう。また、光学系の全長をより小型化するためには、第1レンズ群のパワーを緩くする必要があり、入射瞳位置がさらに像面側に入ることとなり第1レンズ群の径が太くなってしまう。そのため、光学系を収納する鏡枠が大きくなってしまう。その結果、光学系の小型化ができても体積が増加してしまう。
特許文献2に記載のズームレンズでは、負のパワーを有する第1レンズ群と正のパワーを有する第2レンズ群と正のパワーを有する第3レンズ群とからなる3群構成を採用している。しかし、特許文献1に記載されている構成と同様に、変倍比は3倍程度であるものの、光学系の全長は最大撮影像高の約20倍程度であり、小型化が困難である。
特許文献3に記載のズームレンズや特許文献4に記載の二焦点レンズでは、負のパワーを有する第1レンズ群と正のパワーを有する第2レンズ群と負のパワーを有する第3レンズ群とからなる3群構成を採用している。しかし、特許文献2に記載されている構成と比較して、第3レンズ群に比較的強い変倍作用をもたせることができるため、光学系の全長の小型化とレンズ外径の小型化に対しては非常に有効である。しかし、特許文献3に記載されている構成では、光学系の全長が最大撮影像高の4.2倍と小さく、変倍比も2.7倍であるが、像高内において結像面法線に対しての結像光線の入射角度は最大で30°以上もあり、電子撮像素子を使用するとシェーディングによる光束蹴られが大きくなりすぎてしまい良好な画像が得られない。特許文献4に記載されている構成は、光学系の全長は最大撮影像高の6.5倍と非常に小さいが、変倍比は2.3倍であり、さらに広角端及び望遠端において最も良好な性能が得られるように設計されているのみである2焦点式では、中間焦点距離域の性能が保証されていない。
特許文献5に記載の変倍光学系や特許文献6に記載のビデオ用撮影光学系では、負のパワーを有する第1レンズ群と正のパワーを有する第2レンズ群と負のパワーを有する第3レンズ群とからなる3群構成を基本としてさらに正のパワーを有するフィールドレンズ群を配置した4群構成を採用している。しかし、広角端での半画角が28°以下と画角が狭く広視野の撮影が出来ない。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、適度な変倍比を確保しつつ、広画角化が可能であり、且つ、シェーディングの影響が少なく良好な画像が得られ、光学系の全長・鏡枠の沈胴時の全長・レンズ径共に小型化を達成できる小型のズーム撮影光学系を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明による撮影光学系は、物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群と、を備え、広角端から望遠端に変倍する際、前記第2レンズ群は前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が減少するように物体側に移動し、前記第3レンズ群は前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が変化するように移動し、前記第1レンズ群を構成するレンズのうち負レンズは1枚のみであり、前記第2レンズ群は1枚の負レンズと少なくとも1枚以上の正レンズからなり、且つ、以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)及び(9)を満足することを特徴とする
4.0 ≦ W_L/(tanω×FL) ≦ 12.0 ・・・(1)
1.7 ≦ |ΔD12|/(tanω×FL) ≦ 4.6 ・・・(2)
52.0 ≦ PAνd ・・・(3)
0.45 ≦ D23W/(tanω×FL) ≦ 3.0 ・・・(4)
75.0 ≦ Pνd ・・・(9)
ただし、
W_L :広角端での光学系の全長
ω :任意の状態での半画角
FL :前記任意の状態での全系の焦点距離
ΔD12:広角端から望遠端への変倍の際の前記第1レンズ群と前記第2レン ズ群との間隔の変化量
PAνd:前記第2レンズ群での正レンズのアッベ数
D23W:広角端での前記第2レンズ群と第3レンズ群との間隔
Pνd :前記第2レンズ群内の該正レンズのうち少なくとも1枚の正レンズ のアッベ数
である。
また、本発明による撮影光学系は、以下の条件式(5)に満足することが好ましい。
0.38 ≦ (f2/fw)×(tanω×FL/fw) ≦ 0.95
・・・(5)
ただし、
f2 :前記第2レンズ群の焦点距離
fw :広角端での全系焦点距離
である。
また、本発明による撮像光学系は、以下の条件式(6)を満足することを特徴とすることが好ましい。
2.7 ≦ W_L/fw ≦ 10.0 ・・・(6)
ただし、
fw :広角端での全系焦点距離
である。
また、上記の目的を達成するために、本発明による撮影光学系は、物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群と、を備え、広角端から望遠端に変倍する際、前記第2レンズ群は前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が減少するように物体側に移動し、前記第3レンズ群は前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が変化するように移動し、前記第1レンズ群を構成するレンズのうち負レンズは1枚のみであり、前記第2レンズ群は1枚の負レンズと少なくとも1枚以上の正レンズからなり、且つ、以下の条件式(1)、(2)、(3)、(7)及び(9)を満足することを特徴とする
4.0 ≦ W_L/(tanω×FL) ≦ 12.0 ・・・(1)
1.7 ≦ |ΔD12|/(tanω×FL) ≦ 4.6 ・・・(2)
52.0 ≦ PAνd ・・・(3)
3.7 ≦ |ΔD12/ΔD23| ・・・(7)
75.0 ≦ Pνd ・・・(9)
ただし、
W_L :広角端での光学系の全長
ω :任意の状態での半画角
FL :前記任意の状態での全系の焦点距離
ΔD12:広角端から望遠端への変倍の際の前記第1レンズ群と前記第2レン ズ群との間隔の変化量
PAνd:前記第2レンズ群での正レンズのアッベ数
ΔD23:広角端から望遠端への変倍の際の前記第2レンズ群と前記第3レン ズ群との間隔の変化量
Pνd :前記第2レンズ群内の該正レンズのうち少なくとも1枚の正レンズ
のアッベ数
である。
また、本発明による撮影光学系は、前記第1レンズ群が、物体側から順に負レンズと正レンズとの2枚からなり、以下の条件式(8)を満足することが好ましい。
0.6≦ G1Σd/(tanω×FL) ≦ 1.3 ・・・(8)
ただし、
G1Σd:前記第1レンズ群の総肉厚
である。
また、本発明による撮影光学系は、以下の条件式(10)を満足することが好ましい。
45.0 ≦ Pνd−Nνd ・・・(10)
ただし、
Nνd :前記第2レンズ群内の負レンズのアッベ数
である。
また、本発明による撮影光学系は、前記第3レンズ群が2枚以下のレンズからなることが好ましい。
また、本発明による撮影光学系は、前記第1レンズ群が物体側より順に負レンズ、正レンズの2枚からなり、前記第2レンズ群が物体側より順に正レンズ、負レンズ、正レンズの3枚又は正レンズ、負レンズの2枚からなり、前記第3レンズ群が負レンズ1枚からなることが好ましい。
また、本発明による撮影光学系は、前記第1レンズ群が、変倍時に広角端と望遠端との間の状態において、第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から結像面までの長さが最短となり得るように可動であることが好ましい。
また、本発明による撮影光学系は、広角端、以下の条件式(11−1)、(11−2)、(11−3)及びを更に満足することが好ましい。
7.0% ≦ |DTW_×1.0|
・・・(11−1)
3.5% ≦ |DTW_×0.7| ≦ 15.0%
・・・(11−2)
7.0% ≦ |DTW_×1.0| ≦ 25.0%
・・・(11−3)
|ΔDTW| ≦15.0%
・・・(11−4)ただし、
DTW_×0.7:無限遠合焦時での、広角端最大撮影像高の×0.7の位置 における長さの歪曲収差の%表示
DTW_×1.0:無限遠合焦時での、広角端最大撮影像高の×1.0の位置 における長さの歪曲収差の%表示
ΔDTW :DTW_×0.7 − DTW_×1.0
であり、
Y´0 :近軸結像高
Y´ :実際の結像高
とした場合、
歪曲収差量 = (Y´−Y´0)/Y´0×100(%)
である。
また、本発明による撮影光学系は、前記第3レンズ群を光軸方向に移動させることによりフォーカシングを行うことが好ましい。
また、本発明による撮影光学系は、以下の条件式(12)を満足することが好ましい。
0.53 ≦ tanω×FL/fw ・・・(12)
ただし、
fw :広角端での全系焦点距離
である。
また、上記の目的を達成するために、本発明による撮影光学系は、物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群と、からなり、広角端から望遠端に変倍する際、前記第2レンズ群は前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が減少するように物体側に移動し、前記第3レンズ群は前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が変化するように移動し、前記第1レンズ群を構成するレンズのうち負レンズは1枚のみであり、前記第2レンズ群は1枚の負レンズと少なくとも1枚以上の正レンズからなり、且つ、以下の条件式を満足することを特徴とする
4.0 ≦ W_L/(tanω×FL) ≦ 12.0 ・・・(1)
1.7 ≦ |ΔD12|/(tanω×FL) ≦ 4.6 ・・・(2)
52.0 ≦ PAνd ・・・(3)
75.0 ≦ Pνd ・・・(9)
ただし、
W_L :広角端での光学系の全長
ω :任意の状態での半画角
FL :前記任意の状態での全系の焦点距離
ΔD12:広角端から望遠端への変倍の際の前記第1レンズ群と前記第2レン ズ群との間隔の変化量
PAνd:前記第2レンズ群での正レンズのアッベ数
Pνd :前記第2レンズ群内の該正レンズのうち少なくとも1枚の正レンズ のアッベ数
である。
あるいは、前記第3レンズ群の像側に正のパワーを有し変倍時にも固定の第4レンズ群を配置した4群からなることが好ましい。
上記の目的を達成するために、本発明による撮像装置は、前記撮影光学系のいずれか1つと、該撮影光学系の像側に配置された撮像素子とを備えている。
本発明によれば、適度な変倍比を確保することができ、広画角化が可能で、良好な画質で、光学系の全長または沈胴長の短縮、及びレンズ外径の小型化を達成することのできる小型のズーム撮影光学系及びそれを用いた撮像装置を得ることができる。
本発明における撮影光学系は、物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と正のパワーを有する第2レンズ群と負のパワーを有する第3レンズ群とを備えている。さらに、広角端から望遠端に変倍する際に、第2レンズ群は第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が減少するように物体側に移動し、第3レンズ群は第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が変化するように移動するように構成している。
このように構成すると、光学系の全長を短縮しながらも入射光線高を低く抑え、結像面への入射角度を結像面法線に対して小さくし、電子撮像素子を使用する場合の撮像素子によるシェーディングの影響を減少させることができる。また、負のパワーを有する第3レンズ群を、第2レンズ群に対して間隔をあけて配置し、且つ、変倍時に第2レンズ群に対して可動とすることによって、第3レンズ群に変倍作用を持たせることができる。これにより、2.5倍を超える変倍比を確保しても、全系の短縮を図りつつ第1レンズ群の外径を小さく抑えることができ、さらに広角端での半画角を28°以上(つまり、条件式(12)「0.53≦tanω×FL/fw」、ただし、fw:広角端での全系焦点距離)を達成する基本構成をとることができる。
本発明の撮影光学系では、以下の条件式(1)を満足する。
4.0 ≦ W_L/(tanω×FL) ≦ 12.0 ・・・(1)
ただし、
W_L :広角端における第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から結像面
までの長さ
ω :任意の状態における半画角
FL :前記任意の状態における全系の焦点距離
である。
上記条件式(1)は、光学系の全長を短縮し、結像面へ向かう光束の射出角度を適切なに維持し良好な画像を得る為の条件である。条件式(1)の下限を下回ると、光学系の全長が短くなりすぎるため光学系から射出され結像面へ向かう光束の入射する角度を、結像面法線に対して小さな値に抑えることが困難となり、小型化が達成できてもシェーディングの影響で良好な画像を得ることができない。条件式(1)の上限を上回ると、光学系の全長が長くなりすぎるため小型化が達成できなくなる。
また、以下の条件式(2)を満足する。
1.7 ≦ |ΔD12|/(tanω×FL) ≦ 4.6 ・・・(2)
ただし、
ΔD12:広角端から望遠端への変倍の際の第1レンズ群と第2レンズ群と
の間隔の変化量
ω :任意の状態における半画角
FL :前記任意の状態における全系の焦点距離
である。
上記条件式(2)を満足することにより、第1レンズ群と第2レンズ群のパワーを強くしたり第3レンズ群の変倍作用を高めるといった必要が無く、また光学系の全長の短縮の実現を阻害せずに2.5倍を超える変倍比を確保することができ、さらに光学系の全長の短縮を図りながら良好な性能を得ることができる。条件式(2)の下限を下回った状態で2.5倍以上の変倍比を得るためには、第1レンズ群と第2レンズ群のパワーを強くするか、第3レンズ群の変倍作用を高める必要がある。第1レンズ群と第2レンズ群のパワーを強くする場合、要求される変倍比を得るためにはそれらのパワーが強くなりすぎるため、変倍による良好な性能が得られなくなる。第3レンズ群の変倍作用を高める場合、第3レンズ群のレンズ枚数が2枚以下では変倍による収差変動を抑えることができなくなり、その結果、第3レンズ群を構成するレンズの肉厚と該レンズ間の間隔の総和が増加してしまい、光学系全系の全長の短縮や沈胴時における鏡枠の全長の短縮ができなくなる。条件式(2)の上限を上回った場合、高変倍化は得やすくなるが、光学系の全長の短縮が困難になり、さらに例えば第2レンズ群と一体的に移動する絞りを第2レンズ群の物体側に配置した場合などは、入射瞳が第1レンズ群の最も物体側の面から結像面側に入りすぎてしまうこととなる。その結果、軸外光線がその入射瞳の中心を通るために必要とされる第1レンズ群の外径が大きくなり、レンズ径の小型化が達成できなくなる。
ここで、第1レンズ群を構成しているレンズのうち負レンズは1枚のみとする構成をとることにより、第1レンズ群の総肉厚を短縮し光学系全系の全長又は沈胴時における鏡枠の全長を短縮することができ、さらに第1レンズ外径の小型化が可能となる。
また、第2レンズ群は正レンズと負レンズを有する構成となっている。加えて以下の条件式(3)を満足する。
52.0 ≦ PAνd ・・・(3)
ただし、
PAνd:第2レンズ群における正レンズのアッベ数(複数枚の場合は全ての 正レンズ)
である。
上記条件式(3)を満足することにより、第2レンズ群の構成枚数が少なくても変倍時の軸上色収差と倍率色収差を効果的に補正することができ、変倍比が2.5倍以上であっても全域で良好な性能が得られる。なお、第2レンズ群に正レンズが複数枚存在する場合には、それらの全てがこの条件式(3)を満たすことが好ましい。
以上のような構成とすることにより、変倍比が2.5倍以上で、かつ、広角端での半画角が28°以上でありながら、光学系の全長、沈胴長の短縮とレンズ外径の小型化を実現しつつ、良好な性能を得ることができる。
さらに、第3レンズ群より像側に正パワーのレンズ群を配置することにより、負のパワーを有する第3レンズ群で発散した光線を光軸に対して平行に近づけ、シェーディングの影響に対しての対策をすることも可能である。しかし、光学系の全長または鏡枠の沈胴時の全長の短縮を考慮すると、物体側から順に、負のパワーを持つレンズ群、正のパワーを持つレンズ群、負のパワーを持つレンズ群の3群、または物体側から順に、負のパワーを持つレンズ群、正のパワーを持つレンズ群、負のパワーを持つレンズ群、正のパワーを持つレンズ群の4群で構成することが望ましい。
なお、上記条件式(1)及び(2)を
5.5 ≦ W_L/(tanω×FL) ≦ 10.5 ・・・(1’)
2.2 ≦ |ΔD12|/(tanω×FL) ≦4.6 ・・・(2’)
とし、この条件を満足すれば、さらに上記効果を高めることができる。
また、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
0.45 ≦ D23W/(tanω×FL) ≦3.0 ・・・(4)
ただし、
D23W:広角端における第2レンズ群の最も像側のレンズ面から第3レン
ズ群の最も物体側レンズ面までの長さ
ω :任意の状態における半画角
FL :前記任意の状態における全系の焦点距離
である。
上記条件式(4)を満足することにより、第3レンズ群が2枚以下の少ないレンズ枚数であっても、第3レンズ群による良好な収差補正効果と変倍作用を得ることができる。条件式(4)の下限を下回ると、広角端での収差補正が困難になり、広角端での半画角28°以上を確保することが困難になる。また、第3レンズ群の第2レンズ群に対する移動量を確保しにくくなり、中間や望遠端での性能維持が困難になる。条件式(4)の上限を上回ると、シェーディング対策として、第3レンズ群からの射出光束の角度を小さくしようとした場合、第3レンズ群のパワーが弱くなりすぎてしまうため変倍作用が得にくくなり、その結果、光学系の全長の短縮が困難になる。
なお、上記条件式(4)を、
0.7 ≦ D23W/(tanω×FL) ≦ 2.5 ・・・(4’)
とし、この条件式を満足すれば、さらに上記効果を高めることができる
また、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
0.38 ≦ (f2/fw)×(tanω×FL/fw) ≦ 0.95
・・・(5)
ただし、
f2 :第2レンズ群の焦点距離
fw :広角端での全系焦点距離
ω :任意の状態における半画角
FL :前記任意の状態における全系の焦点距離
である。
上記条件式(5)を満足することにより、変倍比と広角端での半画角28°以上とを確保しながら小型で良好な性能を得ることができる。条件式(5)の下限を下回ると、変倍領域全域での性能を維持しつつ2.5倍以上の変倍比を確保しようとした場合に、大きな変倍作用を持つ第2レンズ群のパワーをより弱くする必要があるため、広角端での28°以上の半画角と良好な性能とを併せて確保することが困難になる。条件式(5)の上限を上回ると、第2レンズ群のパワーが弱くなってしまい、変倍領域全域での性能を維持しつつ2.5倍以上の変倍比と広角端での28°以上の半画角とを確保するためには、第2レンズ群大きく移動させる必要がある。従って、第2レンズ群が移動するためのスペースを大きくとらなければならず、光学系の全長が長くなりやすい。
なお、上記条件式(5)を、
0.45 ≦ (f2/fw)×(tanω×FL/fw) ≦ 0.85
・・・(5’)
とし、この条件式を満足すれば、より性能を良好に保つことができる。
また、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
2.7 ≦ W_L/fw ≦ 10.0 ・・・(6)
ただし、
W_L :広角端における第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から結像面ま での長さ
fw :広角端での全系焦点距離
である。
上記条件式(6)を満足することにより、広画角で、光学系の全長を短縮し、結像面法線に対する結像面への光束の入射角度を、良好な画像を得ることのできる適切な角度に維持することができる。条件式(6)の下限を下回ると、広角端で半画角28°以上を確保しようとした場合に、結像面法線に対する結像面への光束の入射角度が大きくなりすぎるため、シェーディングにより良好な画像が得られない。条件式(6)の上限を上回ると、広角端での半画角28°以上を確保しようとした場合に、広角端における光学系の全長が長くなりすぎるために小型化を達成できない。
また、以下の条件式(7)を満足することが望ましい。
3.7 ≦ |ΔD12/ΔD23| ・・・(7)
ただし、
ΔD12:広角端から望遠端への変倍の際の第1レンズ群と第2レンズ群との 間隔の変化量
ΔD23:広角端から望遠端への変倍の際における第2レンズ群と第3レンズ 群との間隔の変化量
である。
上記条件式(7)を満足することにより、第3レンズ群を2枚以下の少ない枚数で構成しても、変倍領域全域で良好な性能を確保することができる。条件式(7)の下限を下回ると、第2レンズ群に対する第3レンズ群の位置変動が大きくなりすぎるために、第3レンズ群が2枚以下では変倍領域全域で収差を良好に保つことが困難になる。また、第3レンズ群を3枚以上とすることによって変倍による性能変動を抑えることもできるが、第3レンズ群の総肉厚が厚くなり、光学系の全長又は鏡枠の沈胴時の全長の短縮が難しくなる。
さらに、第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズと正レンズの2枚で構成することが望ましい。この構成により、2.5倍を超える変倍比であっても軸上色収差と倍率色収差の変倍による変動を、少ないレンズ枚数で良好に確保することができる。
このとき、さらに以下の条件式(8)を満足することが望ましい。
0.6≦ G1Σd/(tanω×FL) ≦ 1.3 ・・・(8)
ただし、
G1Σd:第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面ま
での長さ
ω :任意の状態における半画角
FL :前記任意の状態における全系の焦点距離
である。
条件式(8)を満足することにより、光学系の全長の短縮を図りつつ収差変動を良好に確保することができる。条件式(8)の下限を下回ると、収差補正を行うための自由度、すなわち、レンズの肉厚や曲率半径が制限されてしまうため、変倍比が2.5倍を超えた場合に、変倍領域全域で良好な軸外収差を確保することが困難である。条件式(8)の上限を上回ると、光学系の全長または鏡枠の沈胴時の全長の短縮が困難となる。また、第1レンズ群のレンズ外径が大きくなり小型化が達成できない。
さらに、第2レンズ群が、負レンズ1枚と少なくとも1枚以上の正レンズにより構成されており、加えて、それらの正レンズのうち少なくとも1枚は以下の条件式(9)を満足することが望ましい。
75.0 ≦ Pνd ・・・(9)
ただし、
Pνd :第2レンズ群内の正レンズのアッベ数(複数枚の場合はいずれか1 枚の正レンズ)
である。
変倍作用が大きい第2レンズ群をこのように構成することにより、主に変倍による軸上色収差の変動を良好に保つことができる。
このとき、さらに以下の条件式(10)を満足することが望ましい。
45.0 ≦ Pνd−Nνd ・・・(10)
ただし、
Pνd :第2レンズ群内の正レンズのアッベ数(複数枚の場合はいずれか1 枚の正レンズ)
Nνd :第2レンズ群内の負レンズのアッベ数
である。
上記条件式(10)を満足することにより、変倍による軸上色収差の変動を良好に確保することができ、性能をさらに向上させることができる。
さらに、物体側より順に、第1レンズ群は正レンズ、負レンズの2枚、第2レンズ群は正レンズ、負レンズ、正レンズの3枚または正レンズ、負レンズの2枚、第3レンズ群は負レンズ1枚のみから構成することが望ましい。
このように構成することにより、各レンズ群の総肉厚を薄くすることができ、鏡枠の沈胴時の全長をより短縮しつつ、より良好な性能を確保することができる。また、第2レンズ群は最も物体側の面と最も像側の面を非球面とすることで、物体側より順に正レンズ、負レンズの2枚で構成することも可能であり、この場合、さらに鏡枠の沈胴時の全長をより短縮することができる。また、第3レンズ群より像面側にパワーのあるレンズ群を配置しない構成、すなわち、負のパワーを有する第1レンズ群、正のパワーを有する第2レンズ群、負のパワーを有する第3レンズ群の3群のみで構成とすることによって、光学系の全長または鏡枠の沈胴時の全長をさらに短縮することができる。
さらに、第1レンズ群が、変倍時、広角端と望遠端との間の状態において、光学系の全長が最短となるように可動することが望ましい。
このように構成することによって、第1レンズ群から第2レンズ群までの変倍による間隔変化量を大きくとることが可能となり、第1レンズ群と第2レンズ群での収差補正を効率的に行うことが可能となる。すなわち、変倍中間域での像面湾曲補正効果を第1レンズ群に効果的に持たせることができ、その性能上、光学系の全長をさらに短縮することが容易となる。
また、以下の条件式(11−1)を満足することが望ましい。
7.0% ≦ |DTW_×1.0| ・・・(11−1)
ただし、
DTW_×1.0:無限遠合焦時における、広角端最大撮影像高の×1.0の 位置における長さの歪曲収差の%表示
である。
上記条件式(11−1)を満足する、すなわち、ある程度、歪曲収差を発生させる構成にすれば、第1レンズ群の歪曲収差補正に対する負担、特に広角端における負担を軽減することができる。従って、広角端において最も歪曲収差の発生する第1レンズ群内における、収差補正の自由度を大幅に高めることができる。これによって、第1レンズ群の総肉厚を薄くすることが可能となり、光学系の全長または鏡枠の沈胴時の全長をさらに短縮することができる。
なお、撮影後に電気的処理を用いて、撮影画像の歪曲収差を補正することによっても良好な画像を得ることができる。その場合、以下の条件式(11−2)、(11−3)及び(11−4)を満足することが望ましい。
3.5% ≦ |DTW_×0.7| ≦ 15.0% ・・・(11−2)
7.0% ≦ |DTW_×1.0| ≦ 25.0% ・・・(11−3)
|ΔDTW| ≦15.0% ・・・(11−4)
ただし、
DTW_×0.7:無限遠合焦時における、広角端最大撮影像高の×0.7
の位置における長さの歪曲収差の%表示
DTW_×1.0:無限遠合焦時における、広角端最大撮影像高の×1.0
の位置における長さの歪曲収差の%表示
ΔDTW :DTW_×0.7 − DTW_×1.0
である。
上記条件式(11−2)及び(11−3)において各々の下限を下回る、すなわち、歪曲収差量が少なすぎると、レンズ系の歪曲収差補正に対する負担が大きくなるため、第1レンズ群内での歪曲収差の補正機能を高める必要があり、その結果、第1レンズ群の総肉厚を薄くすることが難しくなる。また、上記条件式(11−2)及び(11−3)において各々の上限を上回って画像の電気的処理による歪曲収差補正を行うと、解像力の低下が著しく、良好な画像が得られなくなる。また、電気的補正による解像力の低下を防ぐには、上記条件式(11−4)を満足することが望ましい。
さらに、第3レンズ群を光軸方向に移動させることによってフォーカシングを行うことが望ましい。
第3レンズ群は、上記本発明における光学系の構成によって小径化が可能であるため、小型化、軽量化をすることができる。従って、第3レンズ群を移動させることによりフォーカシングを行えば、駆動アクチュエータの小型化も図ることが容易となり鏡枠を小型化することができる。
このとき、さらに、上記条件式(4)を満足することにより、第2レンズ群から第3レンズ群の間隔を適切に確保することができ、製造バラツキによるフォーカシングの駆動余裕量を十分に確保することができる。また、上記条件式(7)を満足することにより、フォーカシングによる収差変動を抑えることができ、至近距離においても良好な性能を確保することができる。
本発明による撮影装置は、ローパスフィルターを配置せずに、撮像素子の近傍に変倍時においても固定されている正パワーのフィールドレンズを1枚配置し、撮像素子のパッケージの物体側を、そのフィールドレンズと枠とにより密閉する構造としても良い。
このような構成を採用することによって、光学系の全長を短くしながらも、フィールドレンズによる結像面への入射角度を適切な角度に設定することが可能となり、シェーディングによる画像の劣化を防ぐことができる。また、CCDなどの撮像素子には一般的にカバーガラスが備えられているものの、結像面に近いため、ゴミが付着した場合には微小なものであっても画像に写りこんでしまう。これを防ぐために、一般的にローパスフィルターで密閉する構造となっている。本発明では、このローパスフィルターをフィールドレンズの効果を持つレンズに置き換えることにより、ゴミの対策を行うことができると共に、有効光束径を小さくする、つまり各レンズ群における有効光束を小さくする事が可能となり、光学系の小型化も可能となる。
また、上記のように構成した本発明の撮影光学系において、第3レンズ群より像側に、第4レンズ群としてフィールドレンズを配置すると、光学系の小型化の効果をさらに高めることができる。さらにここで、
0.6 ≦ DL/(tanω×FL) ≦ 1.5 ・・・(13)
ただし、
DL :フィールドレンズの物体側の面から結像面までの距離
ω :任意の状態における半画角
FL :前記任意の状態における全系の焦点距離
を満足するように構成すると、小型化を図りつつゴミの写り込みを効果的に排除することができる。
以下、図示した実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。なお、実施例2は参考例である。
なお、以下の各実施例において、RDYは各レンズ面の曲率半径、THIは各レンズの肉厚または間隔、Ndは各レンズのd線における屈折率、Vdは各レンズのd線におけるアッベ数、Kは円錐係数、A4,A6,A8,A10は非球面係数、fは全系焦点距離、FnoはFナンバー、2ωは全画角、D1、D2及びD3は可変間隔をそれぞれ示している。
また、上記各非球面形状は、上記各非球面係数を用いて以下の式で表される。但し、光軸方向の座標をZ、光軸と垂直な方向の座標をYとする。
Z=(Y2/r)/[1+{1−(1+K)・(Y/r)21/2
+A44+A66+A88+A1010
なお、非球面係数中、例えば、実施例1の非球面2におけるA4の値、−4.9566e−4は、−4.9566×10-4とも表示され得るが、本数値データ中では、全て前者の形式で表示してある。
さらに、以下の各実施例における本発明の条件式に係るデータにおいて、tanω×FL=IH(広角端における最大撮影像高)として各データを算出している。
図1は、本実施例に係る撮影光学系の構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。図2は、本実施例に係るズームレンズの無限遠物点合焦時での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す収差図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態を示している。
本実施例の撮影光学系は、図1(a)乃至(c)に示すように、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、明るさ絞りSと、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、負のパワーを有する第3レンズ群G3と、光学的ローパスフィルター等のフィルターLPFと、CCD等の電子撮像素子のカバーガラスCGと、により構成されている。なお、CCDはその結像面のみを示している。
第1レンズ群G1は、像側の面が非球面であり物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とにより構成されている。第2レンズ群G2は、物体側から順に両凸正レンズL21と像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL22とからなる接合レンズと、両面が非球面であり像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とにより構成されている。第3レンズ群G3は、物体側の面が非球面である両凹負レンズL31のみにより構成されている。
このように構成された本実施例の撮影光学系では、広角端から望遠端へ変倍する際に光軸Lc上において、第1レンズ群G1が像側に移動した後に再度物体側へと移動し、第2レンズ群G2が第1レンズ群G1に近づくように移動し、第3レンズ群G3が物体側へと移動する。
次に、本実施例に係る撮影光学系を構成するレンズの数値データを示す。
面 RDY THI Nd Vd
1 227.039 1.000 1.80610 40.92
2 * 4.449 0.983
3 6.357 1.900 1.78470 26.29
4 20.328 D1
5(絞り) ∞ 0.000
6 4.254 2.300 1.49700 81.54
7 -5.098 0.700 1.90366 31.31
8 -9.394 0.255
9 * -4.810 1.636 1.51633 64.14
10 * -4.129 D2
11 * -10.807 1.000 1.69350 53.21
12 49.892 D3
13 ∞ 0.860 1.53996 59.45
14 ∞ 0.270
15 ∞ 0.500 1.51633 64.14
16 ∞ 0.690
17 (結像面) ∞
*印:非球面
非球面係数
面 RDY K A4 6 8 10
2 4.449 0.0000 -4.9566e-4 -5.5162e-5 2.5320e-6 -2.2245e-7
9 -4.810 0.0000 -9.2682e-4 4.1323e-4 1.6390e-5 0
10 -4.129 0.0000 2.4314e-4 3.1309e-4 2.2427e-5 4.9752e-7
11 -10.807 -0.9470 2.4674e-6 9.4532e-5 1.0943e-5 -5.3118e-7
ズームデータ
広角端 中間 望遠端
f 6.421 10.987 18.623
Fno 3.175 4.221 5.877
2ω(°) 62.3 36.6 21.8
D1 9.598 4.011 0.495
D2 4.742 4.168 3.877
D3 2.007 5.736 11.223
また、前記条件式に係る各データは、
条件式(1) : W_L/(tanω×FL)=7.90
条件式(2) : |ΔD12|/(tanω×FL)=2.53
条件式(3) : PAνd=81.54(レンズL21
PAνd=64.14(レンズL23
条件式(4) : D23W/(tanω×FL)=1.32
条件式(5) : (f2/fw)×(tanω×FL/fw)=0.64
条件式(6) : W_L/fw=4.43
条件式(7) : |ΔD12/ΔD23|=10.58
条件式(8) : G1Σd/(tanω×FL)=1.08
条件式(9) : Pνd=81.54(レンズL21
Pνd=64.14(レンズL23
条件式(10) : Pνd−Nνd=50.23(レンズL21
Pνd−Nνd=32.83(レンズL23
条件式(11−1) : |DTW_×1.0|=7.25
条件式(11−2) : |DTW_×0.7|=3.81
条件式(11−3) : |DTW_×1.0|=7.25
条件式(11−4) : |ΔDTW|=3.44
条件式(12) : tanω×FL/fw=0.56
である。
図3は、本実施例に係るズームレンズの構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。図4は、本実施例に係るズームレンズの無限遠物点合焦時における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す収差図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態を示している。
本実施例の撮影光学系は、図3(a)乃至(c)に示すように、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、明るさ絞りSと、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、負のパワーを有する第3レンズ群G3と、光学的ローパスフィルター等のフィルターLPFと、CCD等の電子撮像素子のカバーガラスCGと、により構成されている。なお、CCDはその結像面のみを示している。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、像側の面が非球面であり物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とにより構成されている。第2レンズ群G2は、物体側から順に両凸正レンズL21と両凹負レンズL22とからなる接合レンズと、両面が非球面であり像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とにより構成されている。第3レンズ群G3は、物体側の面が非球面であり像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、両凹負レンズL32の順からなる接合レンズとにより構成されている。
このように構成された本実施例の撮影光学系では、広角端から望遠端へ変倍する際に光軸Lc上において、第1レンズ群G1が像側に移動した後に再度物体側へと移動し、第2レンズ群G2が第1レンズ群G1に近づくように移動し、第3レンズ群G3が物体側へと移動する。
次に、本実施例に係る撮影光学系を構成するレンズの数値データを示す。
面 RDY THI Nd Vd
1 57.730 0.600 1.83481 42.71
2 4.622 1.111
3 8.641 1.500 1.80518 25.42
4 * 39.110 D1
5(絞り) ∞ 0.000
6 3.458 1.500 1.52249 59.84
7 -8.009 0.550 1.78470 26.29
8 161.908 0.216
9 * -8.729 2.169 1.58313 59.38
10 * -4.823 D2
11 * -7.616 1.500 1.80518 25.42
12 -6.745 0.800 1.71700 47.92
13 29.092 D3
14 ∞ 0.860 1.53996 59.45
15 ∞ 0.270
16 ∞ 0.500 1.51633 64.14
17 ∞ 0.670
18 (結像面) ∞
*印:非球面
非球面係数
面 RDY K A4 6 8 10
4 39.110 0.0000 -5.9530e-4 -2.9044e-5 1.3306e-6 -1.3015e-7
9 -8.729 0.0000 -3.3861e-3 3.7892e-4 3.7139e-5 0
10 -4.823 0.0000 2.3875e-3 3.1323e-4 7.1820e-5 -2.8424e-6
11 -7.616 -4.6840 -1.3270e-3 -9.3731e-5 5.0609e-6 0
ズームデータ
広角端 中間 望遠端
f 6.319 10.979 18.769
Fno 3.382 4.414 6.386
2ω(°) 62.3 36.2 21.5
D1 9.251 3.116 0.237
D2 3.962 4.130 3.859
D3 1.167 3.494 8.484
また、上記各条件式に係るデータは、
条件式(1) : W_L/(tanω×FL)=7.40
条件式(2) : |ΔD12|/(tanω×FL)=2.50
条件式(3) : PAνd=59.84(レンズL21
PAνd=59.38(レンズL23
条件式(4) : D23W/(tanω×FL)=1.10
条件式(5) : (f2/fw)×(tanω×FL/fw)=0.60
条件式(6) : W_L/fw=4.21
条件式(7) : |ΔD12/ΔD23|=87.51
条件式(8) : G1Σd/(tanω×FL)=0.89
条件式(9) : Pνd=59.84(レンズL21
Pνd=59.38(レンズL23
条件式(10) : Pνd−Nνd=33.55(レンズL21
Pνd−Nνd=33.09(レンズL23
条件式(11−1) : |DTW_×1.0|=5.7
条件式(11−2) : |DTW_×0.7|=3.43
条件式(11−3) : |DTW_×1.0|=5.7
条件式(11−4) : |ΔDTW|=2.27
条件式(12) : tanω×FL/fw=0.57
である。
図5は、本実施例に係る撮影光学系の構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。図6は、本実施例に係るズームレンズの無限遠物点合焦時での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す収差図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態を示している。
本実施例の撮影光学系は、図5(a)乃至(c)に示すように、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、明るさ絞りSと、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、負のパワーを有する第3レンズ群G3と、光学的ローパスフィルター等のフィルターLPFと、CCD等の電子撮像素子のカバーガラスCGと、により構成されている。なお、CCDはその結像面のみを示している。
第1レンズ群G1は、像側の面が非球面であり物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とにより構成されている。第2レンズ群G2は、物体側から順に物体側の面が非球面である両凸正レンズL21と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL22とからなる接合レンズにより構成されている。第3レンズ群G3は、物体側の面が非球面であり像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL31のみにより構成されている。
このように構成された本実施例の撮影光学系では、広角端から望遠端へ変倍する際に光軸Lc上において、第1レンズ群G1が像側に移動した後に再度物体側へと移動し、第2レンズ群G2が第1レンズ群G1に近づくように移動し、第3レンズ群G3が物体側へと移動する。
次に、本実施例に係る撮影光学系を構成するレンズの数値データを示す。
面 RDY THI Nd Vd
1 -1509.343 1.000 1.80610 40.92
2 * 4.505 0.814
3 6.136 1.900 1.75520 27.51
4 23.672 D1
5(絞り) ∞ 0.000
6 * 5.020 2.300 1.49700 81.54
7 -4.305 0.700 1.90366 31.31
8 -6.592 D2
9 * -3.141 1.000 1.69350 53.21
10 -4.676 D3
11 ∞ 0.860 1.53996 59.45
12 ∞ 0.270
13 ∞ 0.500 1.51633 64.14
14 ∞ 0.680
15 (結像面) ∞
*印:非球面
非球面係数
面 RDY K A4 6 8 10
2 4.505 0.0000 -4.1673e-4 -4.5309e-5 2.0852e-6 -1.9520e-7
6 5.020 0.0000 -7.8656e-4 -9.4142e-5 1.0613e-5 -3.0000e-7
9 -3.141 -0.9738 -4.2198e-3 -1.5162e-4 -6.3744e-5 5.7360e-6
ズームデータ
広角端 中間 望遠端
f 6.464 10.398 18.420
Fno 3.325 4.069 5.623
2ω(°) 63.1 38.7 22.0
D1 11.236 4.782 0.225
D2 5.859 5.907 5.871
D3 2.143 4.576 9.755
また、上記各条件式に係るデータは、
条件式(1) : W_L/(tanω×FL)=8.13
条件式(2) : |ΔD12|/(tanω×FL)=3.06
条件式(3) : PAνd=81.54
条件式(4) : D23W/(tanω×FL)=1.63
条件式(5) : (f2/fw)×(tanω×FL/fw)=0.64
条件式(6) : W_L/fw=4.53
条件式(7) : |ΔD12/ΔD23|=1101.00
条件式(8) : G1Σd/(tanω×FL)=1.03
条件式(9) : Pνd=81.54
条件式(10) : Pνd−Nνd=50.23
条件式(11−1) : |DTW_×1.0|=9.22
条件式(11−2) : |DTW_×0.7|=4.62
条件式(11−3) : |DTW_×1.0|=9.22
条件式(11−4) : |ΔDTW|=4.6
条件式(12) : tanω×FL/fw=0.56
である。
図7は、本実施例に係る撮影光学系の構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。図8は、本実施例に係るズームレンズの無限遠物点合焦時での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す収差図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態を示している。
本実施例の撮影光学系は、図7(a)乃至(c)に示すように、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、明るさ絞りSと、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、負のパワーを有する第3レンズ群G3と、光学的ローパスフィルター等のフィルターLPFと、CCD等の電子撮像素子のカバーガラスCGと、により構成されている。なお、CCDはその結像面のみを示している。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、像側の面が非球面である両凸正レンズL12とにより構成されている。第2レンズ群G2は、物体側から順に両凸正レンズL21と像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL22とからなる接合レンズと、両面が非球面であり像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とにより構成されている。第3レンズ群G3は、物体側の面が非球面である両凹負レンズL31のみにより構成されている。
このように構成された本実施例の撮影光学系では、広角端から望遠端へ変倍する際に光軸Lc上において、第1レンズ群G1が像側に移動した後に再度物体側へと移動し、第2レンズ群G2が第1レンズ群G1に近づくように移動し、第3レンズ群G3が物体側へと移動する。
次に、本実施例に係る撮影光学系を構成するレンズの数値データを示す。
面 RDY THI Nd Vd
1 73.661 1.000 1.88300 40.76
2 5.028 1.169
3 11.374 1.900 1.79491 25.63
4 * -150.535 D1
5(絞り) ∞ 0.000
6 4.830 2.300 1.49700 81.54
7 -6.741 0.700 1.90366 31.31
8 -15.751 0.347
9 * -6.192 1.953 1.49700 81.54
10 * -4.358 D2
11 * -17.517 1.000 1.52542 55.78
12 14.588 D3
13 ∞ 0.860 1.53996 59.45
14 ∞ 0.270
15 ∞ 0.500 1.51633 64.14
16 ∞ 0.700
17 (結像面) ∞
*印:非球面
非球面係数
面 RDY K A4 6 8 10
4 -150.535 0.0000 -5.3086e-4 -3.2502e-5 2.0814e-6 -1.2613e-7
9 -6.192 0.0000 -1.4389e-3 9.2876e-5 1.9238e-5 0
10 -4.358 0.0000 1.7222e-3 1.0830e-4 1.1592e-5 3.9738e-7
11 -17.517 -3.4344 1.6615e-4 -1.5432e-4 2.3481e-5 -2.2777e-6
ズームデータ
広角端 中間 望遠端
f 6.456 10.964 18.550
Fno 3.164 4.322 5.816
2ω(°) 61.0 36.7 21.9
D1 10.658 5.129 0.441
D2 5.941 4.441 4.483
D3 1.574 6.635 11.599
また、上記各条件式に係るデータは、
条件式(1) : W_L/(tanω×FL)=8.58
条件式(2) : |ΔD12|/(tanω×FL)=2.84
条件式(3) : PAνd=81.54(レンズL21
PAνd=81.54(レンズL23
条件式(4) : D23W/(tanω×FL)=1.65
条件式(5) : (f2/fw)×(tanω×FL/fw)=0.72
条件式(6) : W_L/fw=4.78
条件式(7) : |ΔD12/ΔD23|=7.00
条件式(8) : G1Σd/(tanω×FL)=1.13
条件式(9) : Pνd=81.54(レンズL21
Pνd=81.54(レンズL23
条件式(10) : Pνd−Nνd=50.23(レンズL21
Pνd−Nνd=50.23(レンズL23
条件式(11−1) : |DTW_×1.0|=5.32
条件式(11−2) : |DTW_×0.7|=3.5
条件式(11−3) : |DTW_×1.0|=5.32
条件式(11−4) : |ΔDTW|=1.82
条件式(12) : tanω×FL/fw=0.56
である。
図9は、本実施例に係る撮影光学系の構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。図10は、本実施例に係るズームレンズの無限遠物点合焦時での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す収差図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態を示している。
本実施例の撮影光学系は、図9(a)乃至(c)に示すように、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、明るさ絞りSと、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、負のパワーを有する第3レンズ群G3と、光学的ローパスフィルター等のフィルターLPFと、CCD等の電子撮像素子のカバーガラスCGと、により構成されている。なお、CCDはその結像面のみを示している。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、像側の面が非球面であり物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とにより構成されている。なお、正メニスカスレンズL21は屈折率が2.0以上の高屈折率レンズである。第2レンズ群G2は、物体側から順に両凸正レンズL21と両凹負レンズL22とからなる接合レンズと、両面が非球面であり像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とにより構成されている。第3レンズ群G3は、物体側の面が非球面であり像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL31のみにより構成されている。
このように構成された本実施例の撮影光学系では、広角端から望遠端へ変倍する際に光軸Lc上において、第1レンズ群G1が像側に移動した後に再度物体側へと移動し、第2レンズ群G2が第1レンズ群G1に近づくように移動し、第3レンズ群G3が物体側へと移動する。
次に、本実施例に係る撮影光学系を構成するレンズの数値データを示す。
面 RDY THI Nd Vd
1 77.437 1.000 1.83400 37.16
2 5.478 1.372
3 9.585 1.700 2.00170 20.60
4 * 19.862 D1
5(絞り) ∞ 0.000
6 3.916 2.300 1.49700 81.54
7 -7.139 0.700 1.59270 35.31
8 45.016 0.792
9 * -12.798 1.424 1.49700 81.54
10 * -7.946 D2
11 * -9.048 1.000 1.69350 53.21
12 -16.344 D3
13 ∞ 0.860 1.53996 59.45
14 ∞ 0.270
15 ∞ 0.500 1.51633 64.14
16 ∞ 0.710
17 (結像面) ∞
*印:非球面
非球面係数
面 RDY K A4 6 8 10
4 19.862 0.0000 -2.1914e-4 -1.4058e-5 596192e-7 -2.7906e-8
9 -12.798 0.0000 -4.1691e-3 -6.6339e-5 5.1839e-5 0
10 -7.946 0.0000 1.1644e-4 2.1552e-4 2.1585e-5 5.5954e-6
11 -9.048 -25.9881 -4.4825e-3 6.5559e-4 -7.7810e-5 4.9252e-6
ズームデータ
広角端 中間 望遠端
f 6.452 10.915 18.491
Fno 3.377 4.178 5.544
2ω(°) 64.1 37.4 22.1
D1 12.786 5.123 0.583
D2 4.161 4.741 5.582
D3 2.984 5.301 9.240
また、上記各条件式に係るデータは、
条件式(1) : W_L/(tanω×FL)=9.04
条件式(2) : |ΔD12|/(tanω×FL)=3.39
条件式(3) : PAνd=81.54(レンズL21
PAνd=81.54(レンズL23
条件式(4) : D23W/(tanω×FL)=1.16
条件式(5) : (f2/fw)×(tanω×FL/fw)=0.74
条件式(6) : W_L/fw=5.05
条件式(7) : |ΔD12/ΔD23|=8.59
条件式(8) : G1Σd/(tanω×FL)=1.13
条件式(9) : Pνd=81.54(レンズL21
Pνd=81.54(レンズL23
条件式(10) : Pνd−Nνd=46.23(レンズL21
Pνd−Nνd=46.23(レンズL23
条件式(11−1) : |DTW_×1.0|=10.92
条件式(11−2) : |DTW_×0.7|=5.35
条件式(11−3) : |DTW_×1.0|=10.92
条件式(11−4) : |ΔDTW|=5.57
条件式(12) : tanω×FL/fw=0.56
である。
図11は、本実施例に係る撮影光学系の構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。図12は、本実施例に係るズームレンズの無限遠物点合焦時での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す収差図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態を示している。
本実施例の撮影光学系は、図11(a)乃至(c)に示すように、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、明るさ絞りSと、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、負のパワーを有する第3レンズ群G3と、光学的ローパスフィルター等のフィルターLPFと、CCD等の電子撮像素子のカバーガラスCGと、により構成されている。なお、CCDはその結像面のみを示している。
第1レンズ群G1は、両凹負レンズL11と、像側の面が非球面である両凸正レンズL12とにより構成されている。第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側の面が非球面である両凸正レンズL21と、両凹負レンズL22と、像側の面が非球面であり光軸近傍において両凸形状の正レンズL23と、からなる接合レンズにより構成されている。第3レンズ群G3は、物体側の面が非球面であり像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL31のみにより構成されている。なお、第2レンズ群G2の正レンズL23の非球面は、レンズ中心部から周辺部にかけて発散作用が強くなるように形成されている。
このように構成された本実施例の撮影光学系では、広角端から望遠端へ変倍する際に光軸Lc上において、第1レンズ群G1が像側に移動した後に再度物体側へと移動し、第2レンズ群G2が第1レンズ群G1に近づくように移動し、第3レンズ群G3が物体側へと移動する。
次に、本実施例に係る撮影光学系を構成するレンズの数値データを示す。
面 RDY THI Nd Vd
1 -33.263 1.000 1.88300 40.76
2 5.599 1.045
3 14.498 1.900 1.79491 25.63
4 * -33.379 D1
5(絞り) ∞ 0.000
6 * 4.252 2.300 1.58913 61.14
7 -11.529 0.700 1.90366 31.31
8 19.276 2.400 1.49700 81.54
9 * -17.629 D2
10 * -11.470 1.000 1.69350 53.21
11 -27.549 D3
12 ∞ 0.860 1.53996 59.45
13 ∞ 0.270
14 ∞ 0.500 1.51633 64.14
15 ∞ 0.680
15 (結像面) ∞
*印:非球面
非球面係数
面 RDY K A4 6 8 10
4 -33.379 0.0000 -4.9940e-4 -2.5928e-5 1.7005e-6 -1.0924e-7
6 4.252 0.0000 -2.9274e-4 9.8595e-6 5.8581e-7 0
9 -17.629 0.0000 3.4083e-3 3.1904e-4 -3.6228e-5 7.8849e-6
10 -11.470 -9.0000 -8.7688e-4 1.2335e-4 -3.0872e-5 2.5343e-6
ズームデータ
広角端 中間 望遠端
f 6.421 10.981 18.472
Fno 3.069 4.032 5.436
2ω(°) 64.4 37.2 22.1
D1 10.672 4.621 0.610
D2 5.505 5.064 6.622
D3 1.936 5.938 9.405
また、上記各条件式に係るデータは、
条件式(1) : W_L/(tanω×FL)=8.55
条件式(2) : |ΔD12|/(tanω×FL)=2.79
条件式(3) : PAνd=61.14(レンズL21
PAνd=81.54(レンズL23
条件式(4) : D23W/(tanω×FL)=1.53
条件式(5) : (f2/fw)×(tanω×FL/fw)=0.74
条件式(6) : W_L/fw=4.79
条件式(7) : |ΔD12/ΔD23|=9.06
条件式(8) : G1Σd/(tanω×FL)=1.10
条件式(9) : Pνd=61.14(レンズL21
Pνd=81.54(レンズL23
条件式(10) : Pνd−Nνd=29.83(レンズL21
Pνd−Nνd=50.23(レンズL23
条件式(11−1) : |DTW_×1.0|=10.98
条件式(11−2) : |DTW_×0.7|=5.6
条件式(11−3) : |DTW_×1.0|=10.98
条件式(11−4) : |ΔDTW|=5.38
条件式(12) : tanω×FL/fw=0.56
である。
図13は、本実施例に係る撮影光学系の構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。図14は、本実施例に係るズームレンズの無限遠物点合焦時での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す収差図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態を示している。
本実施例の撮影光学系は、図13(a)乃至(c)に示すように、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、明るさ絞りSと、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、負のパワーを有する第3レンズ群G3と、光学的ローパスフィルター等のフィルターLPFと、CCD等の電子撮像素子のカバーガラスCGと、により構成されている。なお、CCDはその結像面のみを示している。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、像側の面が非球面であり物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とにより構成されている。第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に非球面を有する両凸正レンズL21と、両凹負レンズL22と、像側に非球面を有する両凸正レンズL23と、からなる接合レンズにより構成されている。第3レンズ群G3は、物体側の面が非球面である両凹負レンズL31のみにより構成されている。
このように構成された本実施例の撮影光学系では、広角端から望遠端へ変倍する際に光軸Lc上において、第1レンズ群G1が像側に移動した後に再度物体側へと移動し、第2レンズ群G2が第1レンズ群G1に近づくように移動し、第3レンズ群G3が物体側へと移動する。
次に、本実施例に係る撮影光学系を構成するレンズの数値データを示す。
面 RDY THI Nd Vd
1 40.542 1.000 1.88300 40.76
2 4.735 1.204
3 9.223 1.900 1.79491 25.63
4 * 68.819 D1
5(絞り) ∞ 0.000
6 * 10.713 2.300 1.60738 56.81
7 -18.391 0.700 1.80518 25.42
8 28.012 2.263 1.49700 81.54
9 * -4.673 D2
10 * -5.423 1.000 1.51633 64.14
11 471.117 D3
12 ∞ 0.860 1.53996 59.45
13 ∞ 0.270
14 ∞ 0.500 1.51633 64.14
15 ∞ 0.680
16 (結像面) ∞
*印:非球面
非球面係数
面 RDY K A4 6 8 10
4 68.819 0.0000 -6.4913e-4 -1.9359e-5 3.0300e-7 -6.0365e-8
6 10.713 0.0000 -1.8351e-3 -4.6465e-5 -9.0296e-6 0
9 -4.673 0.0000 3.1401e-4 9.6298e-6 -6.4092e-6 4.6545e-7
10 -5.423 -12.3438 -9.5794e-3 1.0572e-3 -1.0738e-4 3.8669e-6
ズームデータ
広角端 中間 望遠端
f 6.378 10.937 18.684
Fno 3.027 4.043 5.885
2ω(°) 61.5 36.5 21.7
D1 9.870 3.902 0.725
D2 7.294 6.919 6.287
D3 0.463 3.559 9.344
また、上記各条件式に係るデータは、
条件式(1) : W_L/(tanω×FL)=8.42
条件式(2) : |ΔD12|/(tanω×FL)=2.54
条件式(3) : PAνd=56.81(レンズL21
PAνd=81.54(レンズL23
条件式(4) : D23W/(tanω×FL)=2.03
条件式(5) : (f2/fw)×(tanω×FL/fw)=0.70
条件式(6) : W_L/fw=4.75
条件式(7) : |ΔD12/ΔD23|=9.14
条件式(8) : G1Σd/(tanω×FL)=1.14
条件式(9) : Pνd=56.81(レンズL21
Pνd=81.54(レンズL23
条件式(10) : Pνd−Nνd=31.39(レンズL21
Pνd−Nνd=56.12(レンズL23
条件式(11−1) : |DTW_×1.0|=5.11
条件式(11−2) : |DTW_×0.7|=3.1
条件式(11−3) : |DTW_×1.0|=5.11
条件式(11−4) : |ΔDTW|=2.01
条件式(12) : tanω×FL/fw=0.56
である。
図15は、本実施例に係る撮影光学系の構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。図16は、本実施例に係るズームレンズの無限遠物点合焦時での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す収差図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態を示している。
本実施例の撮影光学系は、図15(a)乃至(c)に示すように、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、明るさ絞りSと、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、負のパワーを有する第3レンズ群G3と、光学的ローパスフィルター等のフィルターLPFと、CCD等の電子撮像素子のカバーガラスCGと、により構成されている。なお、CCDはその結像面のみを示している。
第1レンズ群G1は、像側の面に非球面を有する両凹負レンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とにより構成されている。第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側の面が非球面である両凸正レンズL21と、両凹負レンズL22と、像側の面が非球面であり光軸近傍において両凸形状の正レンズL23と、からなる接合レンズにより構成されている。第3レンズ群G3は、物体側の面が非球面であり像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL31のみにより構成されている。なお、第2レンズ群G2の正レンズL23の非球面は、レンズ中心部から周辺部にかけて発散作用が強くなるように形成されている。
このように構成された本実施例の撮影光学系では、広角端から望遠端へ変倍する際に光軸Lc上において、第1レンズ群G1が像側に移動した後に再度物体側へと移動し、第2レンズ群G2が第1レンズ群G1に近づくように移動し、第3レンズ群G3が物体側へと移動する。
次に、本実施例に係る撮影光学系を構成するレンズの数値データを示す。
面 RDY THI Nd Vd
1 -32.124 1.000 1.80610 40.92
2 * 5.093 1.276
3 9.074 1.900 1.80518 25.42
4 101.120 D1
5(絞り) ∞ 0.000
6 * 4.169 2.300 1.58913 61.14
7 -8.891 0.700 1.90366 31.31
8 25.399 2.400 1.49700 81.54
9 * -20.234 D2
10 * -20.714 1.000 1.69350 53.21
11 -128.281 D3
12 ∞ 0.860 1.53996 59.45
13 ∞ 0.270
14 ∞ 0.500 1.51633 64.14
15 ∞ 0.690
16 (結像面) ∞
*印:非球面
非球面係数
面 RDY K A4 6 8 10
2 5.093 0.0000 -6.9963e-4 -3.8289e-5 1.6845e-6 -9.9045e-8
6 4.169 0.0000 -1.8911e-4 2.5782e-5 -2.6040e-7 0
9 -20.234 0.0000 3.7473e-3 3.9515e-4 -5.7133e-5 1.3231e-5
10 -20.714 -8.6949 -2.3460e-4 7.2885e-5 -1.8393e-5 1.7472e-6
ズームデータ
広角端 中間 望遠端
f 6.421 10.973 18.471
Fno 3.302 4.327 5.852
2ω(°) 63.8 37.0 22.1
D1 10.803 4.592 0.550
D2 5.397 4.411 5.324
D3 1.987 6.555 10.921
また、上記各条件式に係るデータは、
条件式(1) : W_L/(tanω×FL)=8.63
条件式(2) : |ΔD12|/(tanω×FL)=2.85
条件式(3) : PAνd=61.14(レンズL21
PAνd=81.54(レンズL23
条件式(4) : D23W/(tanω×FL)=1.50
条件式(5) : (f2/fw)×(tanω×FL/fw)=0.76
条件式(6) : W_L/fw=4.84
条件式(7) : |ΔD12/ΔD23|=146.43
条件式(8) : G1Σd/(tanω×FL)=1.16
条件式(9) : Pνd=61.14(レンズL21
Pνd=81.54(レンズL23
条件式(10) : Pνd−Nνd=29.83(レンズL21
Pνd−Nνd=50.23(レンズL23
条件式(11−1) : |DTW_×1.0|=10
条件式(11−2) : |DTW_×0.7|=4.59
条件式(11−3) : |DTW_×1.0|=10
条件式(11−4) : |ΔDTW|=5.41
条件式(12) : tanω×FL/fw=0.56
である。
図17は、本実施例に係る撮影光学系の構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。図18は、本実施例に係るズームレンズの無限遠物点合焦時での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す収差図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態を示している。
本実施例の撮影光学系は、図17(a)乃至(c)に示すように、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、明るさ絞りSと、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、負のパワーを有する第3レンズ群G3と、正のパワーを有する第4レンズ群G4と、CCD等の電子撮像素子のカバーガラスCGと、により構成されている。なお、CCDはその結像面のみを示している。
第1レンズ群G1は、両凹負レンズL11と、像側の面が非球面である両凸正レンズL12とにより構成されている。第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側の面が非球面である両凸正レンズL21と、両凹負レンズL22と、像側の面が非球面であり光軸近傍において両凸形状の正レンズL23と、からなる接合レンズにより構成されている。第3レンズ群G3は、物体側の面が非球面である両凹負レンズL31のみにより構成されている。第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた凸平レンズL41のみにより構成されている。なお、本実施例で用いた凸平レンズL41は、プラスチックによる成形レンズである。
このように構成された本実施例の撮影光学系では、広角端から望遠端へ変倍する際に光軸Lc上において、第1レンズ群G1が像側に移動した後に再度物体側へと移動し、第2レンズ群G2が第1レンズ群G1に近づくように移動し、第3レンズ群G3が物体側へと移動する。
次に、本実施例に係る撮影光学系を構成するレンズの数値データを示す。
面 RDY THI Nd Vd
1 -47.518 1.000 1.88300 40.76
2 5.169 1.376
3 23.251 1.900 1.79491 25.63
4 * -20.455 D1
5(絞り) ∞ 0.000
6 * 4.172 2.300 1.58913 61.14
7 -13.092 0.700 1.90366 31.31
8 13.883 2.400 1.49700 81.54
9 * -17.320 D2
10 * -24.216 1.000 1.69350 53.21
11 26.122 D3
12 20.000 1.200 1.52542 55.78
13 ∞ 0.400
14 ∞ 0.500 1.51633 64.14
15 ∞ 0.690
16 (結像面) ∞
*印:非球面
非球面係数
面 RDY K A4 6 8 10
4 -20.455 0.0000 -5.6343e-4 -3.2087e-5 2.2662e-6 -1.4938e-7
6 4.172 0.0000 -3.0725e-4 5.3126e-6 5.8987e-7 0
9 -17.320 0.0000 3.6809e-3 4.1838e-4 -6.7426e-5 1.2679e-5
10 -24.216 -9.3274 -1.9976e-4 3.4609e-5 -1.4306e-5 1.5505e-6
ズームデータ
広角端 中間 望遠端
f 6.388 11.022 18.400
Fno 3.160 4.326 5.800
2ω(°) 63.1 36.5 21.9
D1 10.078 4.714 0.612
D2 5.349 5.022 7.310
D3 1.946 6.164 8.572
また、上記各条件式に係るデータは、
条件式(1) : W_L/(tanω×FL)=8.57
条件式(2) : |ΔD12|/(tanω×FL)=2.63
条件式(3) : PAνd=61.14(レンズL21
PAνd=81.54(レンズL23
条件式(4) : D23W/(tanω×FL)=1.49
条件式(5) : (f2/fw)×(tanω×FL/fw)=0.78
条件式(6) : W_L/fw=4.90
条件式(7) : |ΔD12/ΔD23|=4.83
条件式(8) : G1Σd/(tanω×FL)=1.19
条件式(9) : Pνd=61.14(レンズL21
Pνd=81.54(レンズL23
条件式(10) : Pνd−Nνd=29.83(レンズL21
Pνd−Nνd=50.23(レンズL23
条件式(11−1) : |DTW_×1.0|=8.17
条件式(11−2) : |DTW_×0.7|=4.27
条件式(11−3) : |DTW_×1.0|=8.17
条件式(11−4) : |ΔDTW|=3.9
条件式(12) : tanω×FL/fw=0.57
である。
また、図19に示すように、本実施例では、第3レンズ群の像側に、物体側から順に、凸平レンズL41と、CCDカバーガラスCGと、電子撮像素子であるCCDが配置されている。そして、CCDカバーガラスCGと電子撮像素子であるCCDとは、支持枠11に取付けられることによって撮像素子パッケージ1を構成している。また、その撮像素子パッケージ1は、凸平レンズL41と共に撮像装置を構成する部材の一部である保持部材2に取付けられ、両者間は密閉されている。本実施例は、このような構成をとることによって、CCDカバーガラスCGの表面にゴミ等の塵埃が付着を防止することが可能となっている。なお、このとき、上記条件式(13)に係るデータは、
条件式(13) : DL/(tanω×FL)=0.78
である。
以上のような本発明による撮影光学系は、光学系により形成された物体像をCCD等の撮像素子に受光させることによって撮影を行う撮影装置、とりわけデジタルカメラやビデオカメラ等に用いることができる。以下にその具体例を例示する。
図20、図21及び図22は、本発明による撮影光学系をデジタルカメラの撮影光学系41に組み込んだ構成の概念図を示したものである。図20は、デジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図、図21は同後方正面図、図22はデジタルカメラ40の構成を示す模式的な透視平面図である。ただし、図20と図22は、撮影光学系41の非沈胴時を示したものである。
デジタルカメラ40は、この例の場合、撮影用光路42上に配置された撮影光学系41、ファインダー用光路44上に配置されたファインダー光学系43、シャッター45、フラッシュ46、液晶表示モニター47、焦点距離変更ボタン61、設定変更スイッチ62等を備えている。また、撮影光学系41の沈胴時には、カバー60がスライドし、撮影光学系41とファインダー光学系43とを覆うように構成されている。
カバー60を開きデジタルカメラ40を撮影状態に設定すると、撮影光学系41は図22に示す非沈胴状態になる。その状態でデジタルカメラ40の上部に配置されたシャッター45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば本発明の実施例1における撮影光学系を通して撮影が行われる。この撮影光学系41によって形成された物体像は、IRカットコートを施したローパスフィルターLFとカバーガラスCGとを介してCCD49の結像面上に形成される。このCCD49で受光された物体像は、処理手段51を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47に表示される。また、この処理手段51に記録手段52を接続することによって、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、この記録手段52は処理手段51と別体に設けても良いし、フロッピー(登録商標)ディスク、メモリーカードまたはMO等により電子的に記録書き込みを行うように構成しても良い。また、CCD49に代わって銀塩フィルムを配置し、銀塩カメラとして構成しても良い。
さらに、ファインダー用光路44上には、ファインダー用対物光学系53が配置されている。ファインダー用対物光学系53は、複数のレンズ群(図の場合は3群)と2つのプリズムからなり、撮影光学系41に連動して焦点距離が変化する。このファインダー光学系53によって形成された物体像は、像正立部材である正立プリズム55の視野枠57上に形成される。この正立プリズム55の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系59が配置されている。なお、接眼光学系59の射出側にはカバー部材50が配置されている。
このように構成されたデジタルカメラ40は、撮影光学系41が、高性能で小型、かつ沈胴収納が可能であるので、良好な性能を確保すると共に小型化を実現することができる。
本発明は、特許請求の範囲に記載の構成のほかに、次のような構成としても良い。
(1) 物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群とを有する撮影光学系を備える撮像装置において、
広角端から望遠端に変倍する際、前記第2レンズ群は前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が減少するように物体側に移動し、前記第3レンズ群は前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が変化するように移動し、
前記第1レンズ群を構成するレンズのうち負レンズは1枚のみであり、前記第2レンズ群は少なくとも1枚以上の正レンズと少なくとも1枚以上の負レンズとを有しており、
且つ、以下の条件式を満足することを特徴とする撮像装置。
4.0 ≦ W_L/IH ≦ 12.0
1.7 ≦ |ΔD12|/IH ≦ 4.6
52.0 ≦ PAνd
ただし、
W_L :広角端における光学系の全長
IH :最大撮影像高
ΔD12:広角端から望遠端への変倍の際の第1レンズ群と第2レンズ群との 間隔の変化量
PAνd:第2レンズ群における正レンズのアッベ数(複数枚の場合は全ての 正レンズ)
である。
(2) 以下の条件式を更に満足することを特徴とする上記(1)に記載の撮像装置。
0.45 ≦ D23W/IH ≦3.0
ただし、
D23W:広角端での第2レンズ群と第3レンズ群との間隔
である。
(3) 以下の条件式を更に満足することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の撮像装置。
0.38 ≦ (f2/fw)×(IH/fw) ≦ 0.95
ただし、
f2 :第2レンズ群の焦点距離
fw :広角端での全系焦点距離
である。
(4) 以下の条件式を更に満足することを特徴とする上記(1)乃至(3)の何れかに記載の撮像装置。
2.7 ≦ W_L/fw ≦ 10.0
ただし、
fw :広角端での全系焦点距離
である。
(5) 以下の条件式を更に満足することを特徴とする上記(1)乃至(4)の何れかに記載の撮像装置。
3.7 ≦ |ΔD12/ΔD23|
ただし、
ΔD23:広角端から望遠端への変倍の際の第2レンズ群と第3レンズ群との 間隔の変化量
である。
(6) 前記第1レンズ群が物体側から順に負レンズと正レンズとの2枚からなり、以下の条件式を満足することを特徴とする上記(1)乃至(5)の何れかに記載の撮像装置。
0.6≦ G1Σd/IH ≦ 1.3
ただし、
G1Σd:第1レンズ群の総肉厚
である。
(7) 前記第2レンズ群が1枚の負レンズと少なくとも1枚以上の正レンズからなり、該正レンズのうち少なくとも1枚は以下の条件式を満足することを特徴とする上記(1)乃至(6)の何れかに記載の撮像装置。
75.0 ≦ Pνd
ただし、
Pνd :第2レンズ群内の正レンズのアッベ数(複数枚の場合はいずれか1 枚の正レンズ)
である。
(8) 以下の条件式を更に満足することを特徴とする上記(7)に記載の撮像装置。
45.0 ≦ Pνd−Nνd
ただし、
Nνd :第2レンズ群内の負レンズのアッベ数
である。
(9) 前記第3レンズ群が、2枚以下のレンズからなることを特徴とする上記(1)乃至(8)の何れかに記載の撮像装置。
(10) 前記第1レンズ群が、物体側より順に負レンズ、正レンズの2枚、
前記第2レンズ群が、物体側より順に正レンズ、負レンズ、正レンズの3枚又は正レンズ、負レンズの2枚、
前記第3レンズ群が、負レンズ1枚、からなることを特徴とする上記(1)乃至(9)の何れかに記載の撮像装置。
(11) 前記第1レンズ群が、変倍時に広角端と望遠端との間において、光学系の全長が最短となるように可動であることを特徴とする上記(1)乃至(10)の何れか1項に記載の撮像装置。
(12) 広角端において、以下の条件式を更に満足することを特徴とする上記(1)乃至(11)の何れかに記載の撮像装置。
7.0% ≦ |DTW_×1.0|
3.5% ≦ |DTW_×0.7| ≦ 15.0%
7.0% ≦ |DTW_×1.0| ≦ 25.0%
|ΔDTW| ≦15.0%
ただし、
DTW_×0.7:無限遠合焦時における、広角端最大撮影像高の×0.7
の位置における長さの歪曲収差の%表示
DTW_×1.0:無限遠合焦時における、広角端最大撮影像高の×1.0
の位置における長さの歪曲収差の%表示
ΔDTW :DTW_×0.7 − DTW_×1.0
であり、
Y´0 :近軸結像高、
Y´ :実際の結像高
とした場合、
歪曲収差量 = (Y´−Y´0)/Y´0×100(%)
である。
(13) 前記第3レンズ群を光軸方向に移動させることによりフォーカシングを行うことを特徴とする上記(1)乃至(12)の何れかに記載の撮像装置。
(14) 以下の条件式を更に満足することを特徴とする上記(1)乃至(13)の何れかに記載の撮像装置。
0.53 ≦ IH/fw
ただし、
fw :広角端での全系焦点距離
である。
(15) 前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群のみからなる上記(1)乃至(14)の何れかに記載の撮像装置。
(16) 前記第3レンズ群の像側に、正のパワーを有し変倍時にも固定の第4レンズ群が配置されていることを特徴とする上記(1)乃至(14)の何れか1項に記載の撮像装置。
(17) 上記(16)に記載の撮像装置であって、
撮影光学系の像側に配置された撮像素子を備えていて、
前記撮像素子の物体側が、前記第4レンズ群の最も像側の面と、前記撮像装置の鏡枠とにより密閉されていることを特徴とする撮像装置。
(18) 前記第4レンズ群が、1枚の正レンズからなる上記(17)に記載の撮像装置。
(19) 前記撮影光学系と前記撮像素子との間にローパスフィルターが配されていることを特徴とする上記(17)に記載の撮像装置。
本発明の実施例1にかかるズームレンズの構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例1にかかるズームレンズの収差曲線図であり(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例2にかかるズームレンズの構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例2にかかるズームレンズの収差曲線図であり(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例3にかかるズームレンズの構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例3にかかるズームレンズの収差曲線図であり(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例4にかかるズームレンズの構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例4にかかるズームレンズの収差曲線図であり(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例5にかかるズームレンズの構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例5にかかるズームレンズの収差曲線図であり(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例6にかかるズームレンズの構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例6にかかるズームレンズの収差曲線図であり(a)は広角端(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例7にかかるズームレンズの構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例7にかかるズームレンズの収差曲線図であり(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例8にかかるズームレンズの構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例8にかかるズームレンズの収差曲線図であり(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例9にかかるズームレンズの構成を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 本発明の実施例9にかかるズームレンズの収差曲線図であり(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態をそれぞれ示している。 第4レンズ群を用いて撮像素子パッケージを密閉する構成の具体例を示す図である。 本発明の光学系を適用したデジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 図20のデジタルカメラの後方斜視図である。 図20のデジタルカメラの構成を示す透視平面図である。
符号の説明
1 第1レンズ群
2 第2レンズ群
3 第3レンズ群
4 第4レンズ群
絞り
LPF フィルター
CG カバーガラス
Lc 光軸
撮像素子パッケージ
11 支持枠
保持部材
40 デジタルカメラ
41 撮影光学系
42 撮影用光路
43 ファインダー光学系
44 ファインダー用光路
45 シャッター
46 フラッシュ
47 液晶表示モニター
49 CCD
50 カバー部材
51 処理手段
52 記録手段
53 ファインダー用対物光学系
55 正立プリズム
57 視野枠
59 接眼光学系
60 カバー
61 焦点距離変更ボタン
62 設定変更スイッチ

Claims (15)

  1. 物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群と、を備え、
    広角端から望遠端に変倍する際、前記第2レンズ群は前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が減少するように物体側に移動し、前記第3レンズ群は前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が変化するように移動し、
    前記第1レンズ群を構成するレンズのうち負レンズは1枚のみであり、前記第2レンズ群は1枚の負レンズと少なくとも1枚以上の正レンズからなり
    且つ、以下の条件式を満足することを特徴とする撮影光学系。
    4.0 ≦ W_L/(tanω×FL) ≦ 12.0
    1.7 ≦ |ΔD12|/(tanω×FL) ≦ 4.6
    52.0 ≦ PAνd
    0.45 ≦ D23W/(tanω×FL) ≦ 3.0
    75.0 ≦ Pνd
    ただし、
    W_L :広角端での光学系の全長
    ω :任意の状態での半画角
    FL :前記任意の状態での全系の焦点距離
    ΔD12:広角端から望遠端への変倍の際の前記第1レンズ群と前記第2レン ズ群との間隔の変化量
    PAνd:前記第2レンズ群での正レンズのアッベ数
    D23W:広角端での前記第2レンズ群と第3レンズ群との間隔
    Pνd :前記第2レンズ群内の該正レンズのうち少なくとも1枚の正レンズ のアッベ数
    である。
  2. 以下の条件式を更に満足することを特徴とする請求項1に記載の撮影光学系。
    0.38 ≦ (f2/fw)×(tanω×FL/fw) ≦ 0.95
    ただし、
    f2 :前記第2レンズ群の焦点距離
    fw :広角端での全系焦点距離
    である。
  3. 以下の条件式を更に満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影光学系。
    2.7 ≦ W_L/fw ≦ 10.0
    ただし
    w :広角端の全系焦点距離
    である。
  4. 物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群と、を備え、
    広角端から望遠端に変倍する際、前記第2レンズ群は前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が減少するように物体側に移動し、前記第3レンズ群は前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が変化するように移動し、
    前記第1レンズ群を構成するレンズのうち負レンズは1枚のみであり、前記第2レンズ群は1枚の負レンズと少なくとも1枚以上の正レンズからなり、
    且つ、以下の条件式を満足することを特徴とする撮影光学系。
    4.0 ≦ W_L/(tanω×FL) ≦ 12.0
    1.7 ≦ |ΔD12|/(tanω×FL) ≦ 4.6
    52.0 ≦ PAνd
    3.7 ≦ |ΔD12/ΔD23|
    75.0 ≦ Pνd
    ただし、
    W_L :広角端での光学系の全長
    ω :任意の状態での半画角
    FL :前記任意の状態での全系の焦点距離
    ΔD12:広角端から望遠端への変倍の際の前記第1レンズ群と前記第2レン ズ群との間隔の変化量
    PAνd:前記第2レンズ群での正レンズのアッベ数
    ΔD23:広角端から望遠端への変倍の際の前記第2レンズ群と前記第3レン ズ群との間隔の変化量
    Pνd :前記第2レンズ群内の該正レンズのうち少なくとも1枚の正レンズ のアッベ数
    である。
  5. 前記第1レンズ群が物体側から順に負レンズと正レンズとの2枚からなり、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮影光学系。
    0.6≦ G1Σd/(tanω×FL) ≦ 1.3
    ただし、
    G1Σd:前記第1レンズ群の総肉厚
    である。
  6. 下の条件式を更に満足することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の撮影光学系。
    45.0 ≦ Pνd−Nνd
    ただし、
    Nνd :前記第2レンズ群内の負レンズのアッベ数
    である。
  7. 前記第3レンズ群が、2枚以下のレンズからなることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の撮影光学系
  8. 前記第1レンズ群が、物体側より順に負レンズ、正レンズの2枚、
    前記第2レンズ群が、物体側より順に正レンズ、負レンズ、正レンズの3枚又は正レンズ、負レンズの2枚、
    前記第3レンズ群が、負レンズ1枚、からなることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の撮影光学系
  9. 前記第1レンズ群が、変倍時に広角端と望遠端との間において、光学系の全長が最短となるように可動であることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の撮影光学系。
  10. 広角端で、以下の条件式を更に満足することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の撮影光学系。
    7.0% ≦ |DTW_×1.0|
    3.5% ≦ |DTW_×0.7| ≦ 15.0%
    7.0% ≦ |DTW_×1.0| ≦ 25.0%
    |ΔDTW| ≦15.0%
    ただし、
    DTW_×0.7:無限遠合焦時での、広角端最大撮影像高の×0.7の位置 での長さの歪曲収差の%表示
    DTW_×1.0:無限遠合焦時での、広角端最大撮影像高の×1.0の位置 での長さの歪曲収差の%表示
    ΔDTW :DTW_×0.7 − DTW_×1.0
    であり、
    Y´0 :近軸結像高
    Y´ :実際の結像高
    とした場合、
    歪曲収差量 = (Y´−Y´0)/Y´0×100(%)
    である。
  11. 前記第3レンズ群を光軸方向に移動させることによりフォーカシングを行うことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の撮影光学系。
  12. 下の条件式を更に満足することを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の撮影光学系。
    0.53 ≦ tanω×FL/fw
    ただし、
    fw :広角端での全系焦点距離
    である。
  13. 物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群と、からなり、
    広角端から望遠端に変倍する際、前記第2レンズ群は前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が減少するように物体側に移動し、前記第3レンズ群は前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が変化するように移動し、
    前記第1レンズ群を構成するレンズのうち負レンズは1枚のみであり、前記第2レンズ群は1枚の負レンズと少なくとも1枚以上の正レンズからなり、
    且つ、以下の条件式を満足することを特徴とする撮影光学系。
    4.0 ≦ W_L/(tanω×FL) ≦ 12.0
    1.7 ≦ |ΔD12|/(tanω×FL) ≦ 4.6
    52.0 ≦ PAνd
    75.0 ≦ Pνd
    ただし、
    W_L :広角端での光学系の全長
    ω :任意の状態での半画角
    FL :前記任意の状態での全系の焦点距離
    ΔD12:広角端から望遠端への変倍の際の前記第1レンズ群と前記第2レン ズ群との間隔の変化量
    PAνd:前記第2レンズ群での正レンズのアッベ数
    Pνd :前記第2レンズ群内の該正レンズのうち少なくとも1枚の正レンズ のアッベ数
    である。
  14. 前記第3レンズ群の像側に、正のパワーを有し変倍時にも固定の第4レンズ群が配置されていることを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の撮影光学系。
  15. 求項1乃至14の何れか1項に記載の撮影光学系と、該撮影光学系の像側に配置された撮像素子とを備えていることを特徴とする撮像装置
JP2005132564A 2005-04-28 2005-04-28 小型のズーム撮影光学系及びそれを用いた電子撮像装置 Expired - Fee Related JP4758134B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005132564A JP4758134B2 (ja) 2005-04-28 2005-04-28 小型のズーム撮影光学系及びそれを用いた電子撮像装置
US11/411,875 US7212351B2 (en) 2005-04-28 2006-04-27 Zoom optical system and image taking apparatus using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005132564A JP4758134B2 (ja) 2005-04-28 2005-04-28 小型のズーム撮影光学系及びそれを用いた電子撮像装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006308929A JP2006308929A (ja) 2006-11-09
JP2006308929A5 JP2006308929A5 (ja) 2006-12-21
JP4758134B2 true JP4758134B2 (ja) 2011-08-24

Family

ID=37475881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005132564A Expired - Fee Related JP4758134B2 (ja) 2005-04-28 2005-04-28 小型のズーム撮影光学系及びそれを用いた電子撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4758134B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4552872B2 (ja) * 2006-02-28 2010-09-29 カシオ計算機株式会社 ズームレンズ及びカメラ
JP5040289B2 (ja) * 2006-12-15 2012-10-03 カシオ計算機株式会社 ズームレンズ及びカメラ
JP5009051B2 (ja) * 2007-05-28 2012-08-22 オリンパスイメージング株式会社 3群ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置
JP2012027261A (ja) 2010-07-23 2012-02-09 Olympus Imaging Corp ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置
WO2013027362A1 (ja) * 2011-08-25 2013-02-28 パナソニック株式会社 ズームレンズ系、交換レンズ装置及びカメラシステム
JP6165252B2 (ja) 2013-07-30 2017-07-19 オリンパス株式会社 ズームレンズ及びそれを備えたレンズ鏡筒、撮像装置
JP6362107B2 (ja) * 2014-09-03 2018-07-25 キヤノン株式会社 撮像装置
JP2016062020A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 富士フイルム株式会社 撮像レンズおよび撮像装置
JP6545021B2 (ja) * 2015-07-02 2019-07-17 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6753749B2 (ja) * 2016-09-23 2020-09-09 天津欧菲光電有限公司Tianjin Ofilm Opto Electronics Co., Ltd 撮像レンズおよび撮像装置
KR102369801B1 (ko) * 2017-08-21 2022-03-03 한화테크윈 주식회사 줌 렌즈계
JP6917869B2 (ja) 2017-11-17 2021-08-11 株式会社タムロン 撮像レンズ及び撮像装置
CN109298513B (zh) * 2018-12-04 2024-05-14 浙江舜宇光学有限公司 光学成像镜头
CN113296232B (zh) * 2021-05-11 2022-08-30 江西晶超光学有限公司 光学变焦***、变焦模组及电子设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005055496A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Olympus Corp 変倍光学系
JP2005275280A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Canon Inc ズームレンズを有する光学機器
JP2005338598A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2006098961A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005055496A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Olympus Corp 変倍光学系
JP2005275280A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Canon Inc ズームレンズを有する光学機器
JP2005338598A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2006098961A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006308929A (ja) 2006-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4758134B2 (ja) 小型のズーム撮影光学系及びそれを用いた電子撮像装置
JP4925281B2 (ja) 電子撮像装置
JP5062734B2 (ja) 光路反射式ズームレンズを備えた撮像装置
JP2006323212A (ja) レンズユニット、およびそれを備えた撮像装置
JP4666977B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2004205796A (ja) 光路折り曲げズーム光学系
JP2012208378A (ja) ズームレンズおよびそれを用いた撮像装置
US20140118840A1 (en) Zoom lens system
JP2006098686A (ja) ズームレンズ及びそれを用いた電子撮像装置
JP2006323219A (ja) レンズユニット、およびそれを備えた撮像装置
JP2009036961A (ja) 2群ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置
US20080198463A1 (en) Zoom lens system and optical apparatus using the same
US7423813B2 (en) Zoom lens system and image pickup apparatus including the same
JP2008083125A (ja) ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置
JP2011252962A (ja) 結像光学系及びそれを備えた撮像装置
JP4766929B2 (ja) 光路折り曲げ式ズームレンズを備えた撮像装置
JP2009037125A (ja) 3群ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置
JP2006301154A (ja) ズームレンズとそれを用いた電子撮像装置
JP2009092836A (ja) 2群ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置
JP4690052B2 (ja) ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置
JP2006220715A (ja) ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置
JP2010152148A (ja) ズームレンズ系、撮像装置及びカメラ
JP2010107566A (ja) 撮像装置
JP4914575B2 (ja) ズームレンズ系を用いた撮像装置
EP2015122A1 (en) Zoom lens and optical device with the same

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060928

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110602

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4758134

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees