JP2008081063A - 折り畳み自在な搬送用台車 - Google Patents

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典之 和田
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Abstract

【課題】折り畳み自在な搬送用台車における車輪取り付けに要する部品点数と手間を削減する。
【解決手段】前側左右一対の車輪9c,9dの取付座10c,10dのパネル支持面の高さは、後側左右一対の車輪9a,9bの取付座10a,10bのパネル支持面に対して一段低く構成され、背パネル1の下側辺部材5と向き固定パネル2及び可動パネル3の下側辺部材5の後端部とは、後側左右一対の車輪9a,9bの取付座10a,10bのパネル支持面に直接載置して取り付けられ、向き固定パネル2及び可動パネル3の下側辺部材5の前端部は、前後の車輪9c,9dの取付座10c,10dのパネル支持面レベル差を埋める厚さのプレート13,15を介して前側左右一対の車輪9c,9dの取付座10c,10dのパネル支持面に取り付けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、使用しないときに平面形状がL字形となる形態に折り畳むことができる搬送用台車に関するものである。
この種の折り畳み自在な搬送用台車として、背パネル、この背パネルの左右両側辺から前方向きに配置された向き固定パネルと可動パネル、これら各パネルで支持される荷支持台、及び4つの車輪を備え、後側左右一対の車輪は、背パネルの下側辺部材の左右両端下側にそれぞれ前方に突出するように取り付けられた取付座を備え、前側左右一対の車輪は、向き固定パネルと可動パネルの下側辺部材の前端下側にそれぞれ内側に突出するように取り付けられた取付座を備え、向き固定パネルは、後側一方の車輪の取付座の前方突出部分上に背パネルに対して直角前方向きに向き固定状態で支持連結されると共に、可動パネルは、後側他方の車輪の取付座の前方突出部分上に水平揺動自在に軸支連結され、荷支持台は、背パネルの下側辺部材に起伏自在に軸支され、起立させた荷支持台を背パネルとの間で挟むように折り畳んだ可動パネルの前端下側の車輪の取付座の内側突出部分が背パネルの下側辺部材の下側に入り込むように構成された折り畳み自在な搬送用台車が、特許文献1などに記載されるように従来周知である。
従来のこの種の搬送用台車に使用される4つの車輪は、特許文献1にも記載されているように、向き固定車輪、自在車輪(キャスター)、ロック付き自在車輪など、形式に関係なく、取付座の上面(パネル支持面)の接地面からの高さが同一のものを使用するのが基本である。従って、単純に4つの車輪の同一レベルにある各取付座のパネル支持面に背パネル、向き固定パネル及び可動パネルの各下側辺部材を載置して取り付けたのでは、可動パネルを折り畳むとき、当該可動パネルの前端下側の車輪の取付座が背パネルの下側辺部材の下側に入り込むとき、当該車輪取付座の上面と背パネル下側辺部材の下側面とが同一レベルにあるから互いに摺接することになり、円滑に折り畳むことができないし、異音の発生や磨耗の原因になる。そこで従来は、特許文献1にも記載されるように、4つの車輪の取付座それぞれと各パネルの下側辺部材との間に一定厚さのプレートを介装し、折り畳まれる可動パネルの前端下側の車輪取付座における内側への突出部分のレベルを背パネルの下側辺部材の下側面レベルよりも前記プレートの厚さ分だけ下げるように構成していた。
特開2006−7944号公報
上記のような従来の解決手段では、4つ全ての車輪の取り付けにレベル調整用のプレートが必要であり、部品点数や組み立て時の手間が増えてコスト高になる問題点があった。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る折り畳み自在搬送用台車の荷支持台係止装置を提供することを目的とするものであって、請求項1に記載の構成では、後述する実施形態の参照符号を付して示すと、背パネル1、この背パネル1の左右両側辺から前方向きに配置された向き固定パネル2と可動パネル3、これら各パネル1〜3で支持される荷支持台4、及び4つの車輪9a〜9dを備え、後側左右一対の車輪9a,9bは、背パネル1の下側辺部材5の左右両端下側にそれぞれ前方に突出するように取り付けられた取付座10a,10bを備え、前側左右一対の車輪9c,9dは、向き固定パネル2と可動パネル3の下側辺部材5の前端下側にそれぞれ内側に突出するように取り付けられた取付座10c,10dを備え、向き固定パネル2は、後側一方の車輪9aの取付座10aの前方突出部分上に背パネル1に対して直角前方向きに向き固定状態で支持連結され、可動パネル3は、後側他方の車輪9bの取付座10bの前方突出部分上に水平揺動自在に軸支連結され、荷支持台4は、背パネル1の下側辺部材5に起伏自在に軸支され、起立させた荷支持台4を背パネル1との間で挟むように折り畳んだ可動パネル3の前端下側の車輪9cの取付座10cの内側突出部分が背パネルの下側辺部材5の下側に入り込むように構成された折り畳み自在な搬送用台車において、前側左右一対の車輪9c,9dの取付座10c,10dのパネル支持面38,39の高さは、後側左右一対の車輪9a,9bの取付座10a,10bのパネル支持面30,31に対して一段低く構成され、背パネル1の下側辺部材5と向き固定パネル2及び可動パネル3の下側辺部材5の後端部とは、後側左右一対の車輪9a,9bの取付座10a,10bのパネル支持面30,31に直接載置して取り付けられ、向き固定パネル2及び可動パネル3の下側辺部材5の前端部は、前後の車輪の取付座のパネル支持面レベル差を埋める厚さのプレート13,15を介して前側左右一対の車輪9c,9dの取付座10c,10dのパネル支持面38,39に取り付けられる。
尚、上記構成の本発明を実施する場合、具体的には請求項2に記載のように、後側左右一対の車輪9a,9bの取付座10a,10bは、平面視での向きを90度変えて配置された互いに同一形状のもので、同一レベルで直角L字状に連なる2つのパネル支持面30,31の内、一方のパネル支持面30には、背パネル1の下側辺部材取付孔33と向き固定パネル2の下側辺部材取付孔32とが設けられると共に、他方のパネル支持面31には、背パネル1の下側辺部材取付孔34と可動パネル3の下側辺部材取付孔35とが設けられた構成とすることができる。
又、請求項3に記載のように、前側左右一対の車輪9c,9dの取付座10c,10dは、平面視での向きを90度変えて配置された互いに同一形状のもので、同一レベルで直角L字状に連なる2つのパネル支持面38,39の内、一方のパネル支持面38には、向き固定パネル2の下側辺部材取付孔40が設けられると共に、他方のパネル支持面39には、可動パネル3の下側辺部材取付孔41が設けられた構成とすることができる。
更に、請求項4に記載のように、前側左右一対の車輪9c,9dの取付座10c,10dと向き固定パネル2及び可動パネル3の下側辺部材5との間に介装されたプレート13,15は、向き固定パネル2及び可動パネル3の下側辺部材5の内側で起立する荷支持台係止板部13a,15aを備えた構成とすることができる。
上記構成の本発明に係る折り畳み自在な搬送用台車によれば、背パネルの下側辺部材と向き固定パネル及び可動パネルの下側辺部材の後端部とを、後側左右一対の車輪の取付座のパネル支持面に取り付ける際に、従来のようにレベル調整用のプレートを併用する必要がなく、レベル調整用のプレートは、向き固定パネル及び可動パネルの下側辺部材の前端部と前側左右一対の車輪の取付座のパネル支持面との間にのみ介在させれば良いので、部品点数及び組み立て時の手間が少なくなり、コストダウンを図ることができる。又、後側左右一対の車輪の取付座のパネル支持面と前側左右一対の車輪の取付座のパネル支持面との間にレベル差をつけるために、これら前後何れか一方の車輪の取付座の上面に特殊な加工を施す必要もなく、例えば取付座の中央に水抜き孔が形成できる構造であるか又は、水抜き孔が不要な場合には、全ての車輪の取付座の上面をフラットに形成することができ、この点でもコストダウンを図ることができる。
尚、請求項2や3に記載の構成によれば、後側左右一対の車輪や前側左右一対の車輪を、それぞれ1種類の車輪取付座を使用して、組み立て時の現合による取付孔加工も必要のない状態に構成することができ、一層のコストダウンを図ることができる。更に、請求項4に記載の構成によれば、この種の折り畳み自在な搬送用台車に必要な荷支持台ロック機構を構成するための、向き固定パネル及び可動パネル側の荷支持台係止板部を、前側左右一対の車輪の取り付けに使用されるレベル調整用のプレートとは別の部品として構成する場合と比較して、部品点数及び取り付け作業時の手間を減らすことができ、一層のコストダウンを図ることができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1において、1は背パネル、2は左側の向き固定パネル、3は右側の可動パネル、4は荷支持台である。背パネル1及び左右両パネル2,3は、それぞれアングル材利用の下側辺部材5上に、門形に曲げ加工した丸パイプ材から成る門形周囲枠6を立設すると共に、この下側辺部材5と門形周囲枠6とで囲まれた矩形領域内に複数本の縦桟7と複数本の横桟8とを格子状に架設して成るものである。
背パネル1の両端下側と向き固定パネル2及び可動パネル3の前端下側とにはそれぞれ車輪9a〜9dが取り付けられている。この実施形態では、全ての車輪9a〜9dとして自在車輪を図示しているが、搬送用台車の移動方向を制限するならば、前後又は左右に並ぶ2つの車輪を向き固定車輪、他の2つの車輪を自在車輪とすることが可能であるし、全ての車輪を向き固定車輪とすることができる。図3〜図5に示すように、背パネル1の両端下側の車輪9a,9bは、その取付座10a,10bが背パネル1の下側辺部材5の両端下側に、内側(前方)にのみ突出するようにそれぞれ2本のボルトナット11,12で取り付けられ、向き固定パネル2の前端下側の車輪9cは、その取付座10cが向き固定パネル2の下側辺部材5の前端下側にプレート13を間に挟んだ状態で、内側(右側)にのみ突出するように2本のボルトナット14で取り付けられ、可動パネル3の前端下側の車輪9dは、その取付座10dが可動パネル3の下側辺部材5の前端下側にプレート15を間に挟んだ状態で、内側(左側)にのみ突出するように2本のボルトナット16で取り付けられている。
向き固定パネル2は、その下側辺部材5の後端部が、背パネル1の左側端部下側の車輪9aの取付座10aの下側辺部材5から前方に突出する部分の左側辺部上に重ねられた状態で垂直ピン17とボルトナット18とで、背パネル1に対し直角向きに固定されている。可動パネル3は、その下側辺部材5の後端部が、背パネル1の右側端部下側の車輪9bの取付座10bの下側辺部材5から前方に突出する部分の右側辺部上に重ねられた状態で垂直ピン19の周りで左右水平方向揺動自在に連結されている。尚、図3に示すように、垂直ピン17は、向き固定パネル2の門形周囲枠6の後側支柱部6b内に同心状に嵌入しており、垂直ピン19は、可動パネル3の門形周囲枠6の後側支柱部6b内に同心状に嵌入している。
尚、図1及び図2に示すように、背パネル1の門形周囲枠6の左右両側支柱部6a,6bと向き固定パネル2及び可動パネル3の門形周囲枠6の後側支柱部6bとは、それぞれ上下2段の連結部材20,21によって連結されている。これら連結部材20,21は、背パネル1側の左右両側支柱部6a,6bに対しては左右水平揺動できない状態に固定され、向き固定パネル2及び可動パネル3側の後側支柱部6bに対しては、これら後側支柱部6bの軸心周りの回転を許す状態に遊嵌している。
背パネル1の下側辺部材5上には、図3及び図4に示すように左右一対の軸受用突出板部22が切り起こしにより一体成形されており、荷支持台4は、その後側辺の左右両端近傍2箇所が前記左右一対の軸受用突出板部22に上下起伏揺動自在に軸支され、前側辺には、図7及び図8に示すように、前側辺に沿って設けられたロックバーガイド23内に左右水平向きのロックバー24が前後平行移動自在に内装され、当該ロックバー24を前後移動させる操作レバー25が前側辺中央位置に左右水平支軸26の周りで上下揺動自在に取り付けられている。この操作レバー25には、前記ロックバー24が貫通する傾斜長孔27が設けられ、操作レバー25が荷支持台4の上面とフラットになるホームポジションにあるときは、ロックバー24が後退限位置に保持され、この操作レバー25を上動させることによりロックバー24が前方に平行移動するように構成されている。
而して、前側左右一対の車輪9c,9dの取付座10c,10dと向き固定パネル2及び可動パネル3の下側辺部材5との間に介装されたプレート13,15には、図5及び図7に示すように、その内側辺から垂直に起立する係止板部13a,15aが折曲連設されている。これら係止板部13a,15aは、図3B、図4及び図8にそれぞれ示すように、前方向きのフック形状で、後退限位置にあるロックバー24の左右両端部が係合することにより、荷支持台4の浮き上がりを阻止するように構成されている。
車輪9a〜9dの詳細について説明すると、図3及び図6に示すように、後側左右一対の車輪9a,9bは、取付座10a,10bの下側にフォーク部材28を介して車輪本体29を軸支した同一構造、同一形状、同一サイズのものである。而して、その取付座10a,10bは、略中央にスラスト軸受を介してフォーク部材28を垂直軸心の周りに回転自在に保持するリング状部材28aが配置され、当該リング状部材28aがこの取付座10a,10bの上面に対する水抜き孔を形成するものである。これら取付座10a,10bの平面形状は、四角形の一つの角部を円弧形にしたもので、リング状部材28aの周囲のフラットな上面の内、円弧形角部を含まない直角二側辺に沿った部分でパネル支持面30,31が形成されている。そして一方のパネル支持面30には、背パネル1の左端部を取り付ける2本のボルトナット12を挿通させる2つの取付孔32と、向き固定パネル2の後端部を取り付ける垂直ピン17とボルトナット18を挿通させる2つの取付孔33とが設けられ、他方のパネル支持面31には、背パネル1の右端部を取り付ける2本のボルトナット11を挿通させる2つの取付孔34と、可動パネル3の後端部を取り付ける垂直ピン19を挿通させる1つの取付孔35とが設けられている。尚、取付孔32の1つで取付孔33の1つを兼用させているが、可能な限り、兼用させて取付孔の個数を減らすことは望ましいことである。
前側左右一対の車輪9c,9dは、取付座10c,10dの下側にフォーク部材36を介して車輪本体37を軸支した同一構造、同一形状、同一サイズのものである。而して、その取付座10c,10dは、略中央にスラスト軸受を介してフォーク部材36を垂直軸心の周りに回転自在に保持するリング状部材36aが配置され、当該リング状部材36aがこの取付座10c,10dの上面に対する水抜き孔を形成するものである。これら取付座10c,10dの平面形状は、四角形の一つの角部を円弧形にした、後側左右一対の車輪9a,9bの取付座10a,10bと同一形状、同一サイズのもので、リング状部材36aの周囲のフラットな上面の内、円弧形角部を含まない直角二側辺に沿った部分でパネル支持面38,39が形成されている。そして一方のパネル支持面38には、向き固定パネル2の前端部を取り付ける2本のボルトナット14を挿通させる2つの取付孔40が設けられ、他方のパネル支持面39には、可動パネル3の前端部を取り付ける2本のボルトナット16を挿通させる2つの取付孔41が設けられている。尚、取付座10a〜10dには、この実施形態では使用されていない取付孔42,43が設けられているが、これらは予備の取付孔であって、省くことも可能である。
上記の車輪9a〜9dの構成によれば、取付孔を含めて同一構造、同一形状、同一サイズの1種類の車輪を後側左右一対の車輪として2つ準備し、これら2つの車輪9a,9bの取付座10a,10bを平面視において90度向きを変えて配置し、車輪9aの取付座10aは、そのパネル支持面31上に直接載置した背パネル1の下側辺部材5の左端部に、取付孔34とボルトナット11とで固着し、車輪9bの取付座10bは、そのパネル支持面30上に直接載置した背パネル1の下側辺部材5の右端部に、取付孔33とボルトナット12とで固着することができる。又、向き固定パネル2の下側辺部材5の後端部は、車輪9aの取付座10aにおけるパネル支持面30上に直接載置した状態で、2つの取付孔32の一方を利用して取り付けた垂直ピン17と他方の取付孔32に挿通させたボルトナット18とで固着し、可動パネル3の下側辺部材5の後端部は、車輪9bの取付座10bにおけるパネル支持面31上に直接載置した状態で、取付孔35を利用して取り付けた垂直ピン19により枢着することができる。
更に、取付孔を含めて同一構造、同一形状、同一サイズの1種類の車輪を前側左右一対の車輪として2つ準備し、これら2つの車輪9c,9dの取付座10c,10dを平面視において90度向きを変えて配置し、車輪9cの取付座10cは、そのパネル支持面38上にプレート13を介して載置した向き固定パネル2の下側辺部材5の前端部に、取付孔40とボルトナット14とで、プレート13を共締めする状態で固着し、車輪9dの取付座10dは、そのパネル支持面39上にプレート15を介して載置した可動パネル3の下側辺部材5の前端部に、取付孔33とボルトナット12とで、プレート15を共締めする状態で固着することができる。
ここで重要なことは、図3B、図4及び図6に示すように、前側左右一対の車輪9c,9dにおける取付座10c,10dの上面(パネル支持面38,39)の高さH2が、後側左右一対の車輪9a,9bにおける取付座10a,10bの上面(パネル支持面30,31)の高さH1よりもプレート13,15の厚さ分だけ低く構成している点である。具体的には、車輪本体29,37は同一形のものを使用し、取付座10a〜10dは同一厚さの板材で構成するのが望ましいので、前側左右一対の車輪9c,9dにおけるフォーク部材36の長さを後側左右一対の車輪9a,9bにおけるフォーク部材28の長さよりも短くすることによって実現している。
上記構成により、4つの車輪9a〜9dで支持された搬送用台車における背パネル1、向き固定パネル2、及び可動パネル3の各下側辺部材5は同一レベルに位置し、倒伏させた荷支持台4の三側辺を各パネル1〜3の下側辺部材5で水平に支持させることができる。このように荷支持台4を各パネル1〜3の下側辺部材5で支持される水平倒伏状態にすると共に、荷支持台4の前側辺に内装されているロックバー24の両端部を、向き固定パネル2の下側辺部材5の前端部内側辺から起立しているプレート13のフック形状の係止板部13aと、可動パネル3の下側辺部材5の前端部内側辺から起立しているプレート15のフック形状の係止板部15aとに係合させ、荷支持台4を左右両パネル2,3の下側辺部材5と結合することにより、この荷支持台4をフォークで持ち上げた状態で搬送用台車をフォークリフトで搬送することが可能になる。
ネスティングなどのために搬送用台車を折り畳むときは、操作レバー25を操作して荷支持台4の前側辺に内装されているロックバー24を前方に平行移動させ、その両端部を左右両パネル2,3側のフック形状の係止板部13a,15aから前方に離脱させた状態で荷支持台4を背パネル1の内側に起立させ、次に可動パネル3を内側後方へ揺動させて、図2に示すように、起立状態の荷支持台4を背パネル1との間で挟む折り畳み姿勢にすることにより、搬送用台車をして平面形状がL字形となる状態に折り畳むことができる。このとき、可動パネル3の前端下側の車輪9dの取付座10dは、当該可動パネル3の下側辺部材5から内側に突出しているが、当該取付座10dの内側への突出部分の上面は、背パネル1の下側辺部材5と同一レベルにある可動パネル3の下側辺部材5の下側面に対しプレート15の厚さ分だけ低いレベルに位置しているので、この可動パネル3の内側後方への折り畳み時には、取付座10dの内側への突出部分は背パネル1の下側辺部材5と干渉することなく、当該背パネル1の下側辺部材5の下側へ円滑に入り込むことができる。
尚、図示例では、各車輪9a〜9dの取付座10a〜10dの上面周辺をフラットに形成したが、略中央位置に水抜き孔を形成するようなリング状部材28a,36aが存在しない場合には、従来周知のように、例えば円弧形角部に開放された水抜きようの凹溝部を取付座10a〜10dの上面に形成することもできる。
使用状態での搬送用台車全体の斜視図である。 折り畳まれた搬送用台車全体の平面図である。 A図は荷支持台を省いた状態での横断平面図、B図は同状態での可動パネル側の要部側面図である。 同状態での向き固定パネル側の要部側面図である。 同状態での要部正面図である。 A図は後側左右一対の車輪として使用される車輪の平面図と側面図、B図は前側左右一対の車輪として使用される車輪の平面図と側面図である。 荷支持台のロック機構を示す要部の縦断正面図である。 同ロック機構の要部を示す縦断側面図である。
符号の説明
1 背パネル
2 向き固定パネル
3 可動パネル
4 荷支持台
5 下側辺部材
6 門形周囲枠
9a〜9d 車輪
10a〜10d 取付座
11,12,14,16,18 ボルトナット
13,15 プレート
13a,15a 荷支持台係止板部
17,19 垂直ピン
24 ロックバー
25 操作レバー
28,36 フォーク部材
29,37 車輪本体
30,31,38,39 パネル支持面
32〜35,40〜43 取付孔

Claims (4)

  1. 背パネル、この背パネルの左右両側辺から前方向きに配置された向き固定パネルと可動パネル、これら各パネルで支持される荷支持台、及び4つの車輪を備え、後側左右一対の車輪は、背パネルの下側辺部材の左右両端下側にそれぞれ前方に突出するように取り付けられた取付座を備え、前側左右一対の車輪は、向き固定パネルと可動パネルの下側辺部材の前端下側にそれぞれ内側に突出するように取り付けられた取付座を備え、向き固定パネルは、後側一方の車輪の取付座の前方突出部分上に背パネルに対して直角前方向きに向き固定状態で支持連結され、可動パネルは、後側他方の車輪の取付座の前方突出部分上に水平揺動自在に軸支連結され、荷支持台は、背パネルの下側辺部材に起伏自在に軸支され、起立させた荷支持台を背パネルとの間で挟むように折り畳んだ可動パネルの前端下側の車輪の取付座の内側突出部分が背パネルの下側辺部材の下側に入り込むように構成された折り畳み自在な搬送用台車において、前側左右一対の車輪の取付座のパネル支持面の高さは、後側左右一対の車輪の取付座のパネル支持面に対して一段低く構成され、背パネルの下側辺部材と向き固定パネル及び可動パネルの下側辺部材の後端部とは、後側左右一対の車輪の取付座のパネル支持面に直接載置して取り付けられ、向き固定パネル及び可動パネルの下側辺部材の前端部は、前後の車輪の取付座のパネル支持面レベル差を埋める厚さのプレートを介して前側左右一対の車輪の取付座のパネル支持面に取り付けられている、折り畳み自在な搬送用台車。
  2. 後側左右一対の車輪の取付座は、平面視での向きを90度変えて配置された互いに同一形状のもので、同一レベルで直角L字状に連なる2つのパネル支持面の一方には、背パネルの下側辺部材取付孔と向き固定パネルの下側辺部材取付孔とが設けられると共に、パネル支持面の他方には、背パネルの下側辺部材取付孔と可動パネルの下側辺部材取付孔とが設けられている、請求項1に記載の折り畳み自在な搬送用台車。
  3. 前側左右一対の車輪の取付座は、平面視での向きを90度変えて配置された互いに同一形状のもので、同一レベルで直角L字状に連なる2つのパネル支持面の一方には、向き固定パネルの下側辺部材取付孔が設けられると共に、パネル支持面の他方には、可動パネルの下側辺部材取付孔が設けられている、請求項1又は2に記載の折り畳み自在な搬送用台車。
  4. 前側左右一対の車輪の取付座と向き固定パネル及び可動パネルの下側辺部材との間に介装されたプレートは、向き固定パネル及び可動パネルの下側辺部材の内側で起立する荷支持台係止板部を備えている、請求項1〜3の何れか1項に記載の折り畳み自在な搬送用台車。
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