JP4228294B2 - 荷搬送台車の中間棚支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、荷搬送台車に設けられる折り畳み可能な中間棚の支持装置に関するものである。
荷搬送台車として、台車上に背パネルと左右両側パネルとが立設され、これらパネルの内側に水平に支持される中間棚が何れか1つの特定のパネルに沿って起立する姿勢に折り畳み可能に構成された荷搬送台車が知られている。従来のこの種の荷搬送台車の中間棚の支持装置としては、例えば特許文献1に記載のように、中間棚の基部を前記特定パネルに長孔とピンとを介して上下揺動自在に支持し、起立姿勢に折り畳んだ状態の中間棚に前記特定パネル側のフックを係止することにより、中間棚を起立折り畳み姿勢に保持するように構成されていた。
実開平2−107562号公報
上記のように中間棚を起立折り畳み姿勢に保持するフックなどの手段が別に必要な従来の構成では、中間棚を起立折り畳み姿勢に片手で支持した状態でフックなどを係止する操作を行わなければならないので、中間棚の折り畳み作業が面倒になる。又、中間棚として、フックなどを係止できるメッシュパネル状のものか、或いはフックなどの被係止部材を取り付けたものでなければならず、中間棚の構成も制約される。勿論、例えば特許文献1に記載される構成では、フックで中間棚を起立折り畳み姿勢に保持しなくとも、中間棚側の長孔を備えた軸受部材を前記特定パネル側に当接させることにより、中間棚を起立折り畳み姿勢に保持させることも可能であるが、この場合、起立折り畳み姿勢の中間棚を誤って持ち上げたり、振動などによって起立折り畳み姿勢の中間棚が浮き上がったりしたとき、中間棚が水平姿勢側へ倒れる恐れがあり、安全性の面で問題がある。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る荷搬送台車の中間棚支持装置を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、台車1上に背パネル2と左右両側パネル3,4とが立設され、これらパネル2〜4の内側に水平に支持される中間棚5が何れか1つの特定のパネル(側パネル3)に沿って起立する姿勢に折り畳み可能に構成された荷搬送台車において、前記特定のパネル(側パネル3)には、当該特定パネルを構成する垂直部材13aに沿って昇降可能で且つ当該特定パネルを構成する水平部材12a上で支持される昇降部材14aが設けられ、この昇降部材14aに一側辺が水平支軸16aで上下揺動自在に軸支された中間棚5側には、当該中間棚5を水平姿勢から上方へ揺動させたときに特定パネルの前記水平部材12aに作用して昇降部材14aを上動させる棚側カム部22と、中間棚5が水平姿勢にあるときに前記水平支軸16aに対し直交する水平方向に一定範囲内で遊動可能な操作部材21とが設けられ、前記昇降部材14aには、中間棚5が起立姿勢にあるときに前記操作部材21が嵌まり込む係止凹部23と、中間棚5が水平姿勢から上方に揺動するときに前記操作部材21を押し上げて前記係止凹部23上に誘導させる昇降部材側カム部24とが設けられ、中間棚5が起立姿勢にあって且つ昇降部材14aが前記水平部材12a上に支持されているとき、前記水平部材12aの内側に隣接する倒れ防止部(棚側カム部22)が中間棚5側に設けられた構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、請求項2に記載のように、前記倒れ防止部は前記棚側カム部22によって兼用させることができる。又、請求項3に記載のように、中間棚5には、前記特定パネル(側パネル3)側へ突出する軸受部材15a,15bを水平支軸16aの軸心方向に一対突設し、この各軸受部材15a,15bを水平支軸16a,16bで昇降部材14a,14bに軸支し、当該各軸受部材15a,15bの外端側に前記棚側カム部22を形成すると共に内端側に前記操作部材21を支持する長孔20を設け、両軸受部材15a,15bの前記長孔20によって棒状の前記操作部材21の両端部を支持させることができる。
上記の請求項3に記載の構成を採用する場合、請求項4に記載のように、前記昇降部材14a,14bは各軸受部材15a,15bごとに対応するように一対設けておき、各軸受部材15a,15bには、それぞれ昇降部材14a,14bを挟む両側板部18を有せしめ、この両側板部18において各軸受部材15a,15bを各昇降部材14a,14bに前記水平支軸16a,16bで軸支し、当該両側板部18の外端側それぞれに前記棚側カム部22を形成すると共に内端側それぞれに前記長孔20を設けることができる。更にこの場合、請求項5に記載のように、前記各昇降部材14a,14bは、それぞれ前記垂直部材13a,13bに外嵌する平面形状U字形のものとし、中間棚5側に突出する両側板部19で前記水平支軸16a,16bを支承すると共に、当該両側板部19それぞれに前記係止凹部23と昇降部材側カム部24とを形成することができる。
又、請求項6に記載のように、前記操作部材21は、中間棚5が起立姿勢になったときに重力で降下して前記係止凹部23に嵌合するように構成することができるが、請求項7に記載のように、前記操作部材21を前記水平支軸16a,16b側へ付勢するスプリング25を併設することもできる。
上記構成の本発明に係る荷搬送台車の中間棚支持装置によれば、従来のように中間棚を長孔とピンとで支持する構成ではなく、昇降部材に対して水平支軸で上下揺動自在に支持される構成であるため、水平姿勢の中間棚が水平方向に遊動する恐れが全くない。従って、水平姿勢の中間棚の遊端側をフックなどを介して単に隣接するパネル側に載せるだけでも中間棚を安定的且つ安全に支持させることができる。しかも、中間棚を折り畳むために遊端側を持ち上げると、棚側カム部の作用により当該中間棚の基部が昇降部材と共に一旦自動的に上昇した後、前記棚側カム部がパネル側の水平部材から外れて降下するので、従来のように中間棚を長孔とピンとで支持した構成と同様に、棚側の倒れ防止部をパネル側の水平部材の内側に隣接させ、当該中間棚を起立折り畳み姿勢に保持させることができるのである。即ち、従来のように中間棚を起立折り畳み姿勢に保持するフックなど別の係止手段が不要であり、中間棚の折り畳み作業が簡単容易になるばかりでなく、中間棚にフックなどの被係止部が不要であるから、中間棚の構成に制約を受けないで済む。
更に、上記のように中間棚を起立折り畳み姿勢にしたとき、その過程において自動的に棚側の操作部材がパネル側の昇降部材の係止凹部に上から嵌まり込んで、当該昇降部材に対しても中間棚を起立折り畳み姿勢に係止することになるので、起立折り畳み姿勢の中間棚は、パネル側の水平部材と棚側の倒れ防止部との隣接による第一の保持機能と、棚側の操作部材とパネル側昇降部材の係止凹部との係合による第二の保持機能との両方で、起立折り畳み姿勢に保持される。従って、起立折り畳み姿勢の中間棚を水平姿勢に戻すときは、起立折り畳み姿勢の中間棚の持ち上げによる前記第一の保持機能の解除と、操作部材をパネル側昇降部材の係止凹部から上に離脱させる操作による前記第二の保持機能の解除との両方を行って初めて中間棚を水平姿勢に回倒させることができるので、仮に起立折り畳み姿勢の中間棚が誤った操作や振動などで持ち上げられるようなことがあっても、当該中間棚と一体にパネル側昇降部材が上昇するので、前記第一の保持機能が解除されても前記第二の保持機能は解除されることがなく、当該第二の保持機能により中間棚は確実に起立折り畳み姿勢に保持され、安全性が高められる。
尚、請求項2に記載の構成によれば、棚側の倒れ防止部を棚側カム部戸とは別に構成する場合よりも部品点数が減り、構造が簡単になって安価に実施することができる。
又、請求項3〜5に記載の構成によれば、本発明の中間棚支持装置の強度や安定性を高めることができ、請求項6に記載の構成によれば、請求項7に記載の構成よりも構造が簡単になって安価に実施することができ、逆に請求項7に記載の構成によれば、先に説明した第二の保持機能の動作を確実にすることができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、この実施形態における荷搬送台車は、台車1の周囲に背パネル2と左右両側パネル3,4とを立設したもので、中間棚5は側パネル3に上下揺動自在に軸支されている。6は左右両側パネル3,4の前側辺中間高さに掛け外し自在に架設されたステーである。
上記の荷搬送台車を更に詳述すると、台車1は、背パネル2の下辺に上下揺動自在に支持された底パネル7と、背パネル2の左右両端下側に設けられた車輪8a,8bと、左右両側パネル3,4の前端下側に設けられた車輪9a,9bとから構成され、中間棚5を軸支しない側の側パネル4は、背パネル2の内側へ重ねるように折り畳み可能に当該背パネル2の側辺に連結されている。又、背パネル2に対し水平姿勢に回倒された底パネル7は、その左右両側辺が左右両側パネル3,4の下辺に支持された状態で当該左右両側パネル3,4と結合される。中間棚5は、側パネル3に対して水平姿勢に回倒させたとき、他方の側パネル4に支持される。
而して、上記の荷搬送台車は、図1Aに示すように中間棚5を水平姿勢に回倒して左右両側パネル3,4間に架設することにより、当該中間棚5を使用することができる。この中間棚5を使用しないときは、図1Bに示すように中間棚5を側パネル3に沿うように起立折り畳み姿勢にすることができる。又、図1Cに示すように、ステー6を側パネル4から外して側パネル3の前側辺に垂下させ、底パネル7を背パネル2に沿うように起立させると共に、この底パネル7を背パネル2との間で挟むように側パネル4を内側へ折り畳むことにより、荷搬送台車の全体を平面形状L字形に折り畳むことができ、所要台数の同様に折り畳んだ荷搬送台車をネスティングすることができるものである。
背パネル2及び左右両側パネル3,4は、それぞれ基本的に同一構造のもので、図2に示すように、下辺を構成するアングル材10の上に門形の周囲枠(丸パイプ材など)11を立設し、この周囲枠11の両端支柱部11a,11b間に上下複数段に水平部材(形鋼など)12,12aを架設すると共に周囲枠11の上辺部材11cとアングル材10との間には水平部材12の長さ方向に適当間隔おきに垂直部材(周囲枠11より細い丸棒材など)13,13a,13bを架設して成る格子状のものである。
図2及び図3に示すように、側パネル3の中段の水平部材12aの上で周囲枠11の両端支柱部11a,11bに隣接する垂直部材13a,13bには、それぞれ昇降部材14a,14bが昇降自在に外嵌せしめられ、中間棚5の一側辺から固着突設された一対の軸受部材15a,15bが前記昇降部材14a,14bに同心状の水平支軸(ボルトナット)16a,16bにより支承され、この水平支軸16a,16bを支点にして中間棚5が上下揺動し得るように支持されている。そしてこの中間棚5を下方へ回倒させたとき、側パネル4の中段の水平部材12aの両端近傍位置に載置される倒立L形のフック17a,17bが中間棚5の他側辺から固着突設され、このフック17a,17bによって中間棚5が水平姿勢に支持されるように構成されている。
図4及び図5に示すように、昇降部材14a,14bは、側パネル3の垂直部材13a,13bに外嵌する平面形状がU字形のものであり、軸受部材15a,15bは、昇降部材14a,14bを挟む両側板部18を備えており、昇降部材14a,14bの中間棚5側に延出する両側板部19と軸受部材15a,15bの両側板部18とが、側パネル3の垂直部材13a,13bに隣接する水平支軸(ボルトナット)16a,16bにより軸支連結されている。そして中間棚5が前記フック17a,17bにより水平姿勢に支持されているとき、水平支軸16a,16bと中間棚5との中間に位置するように、軸受部材15a,15bの両側板部18に水平向きの長孔20が設けられ、これら長孔20を丸棒状の操作部材21の両端部が長孔長さ方向に遊動可能に貫通するように、当該操作部材21が両軸受部材15a,15b間にわたって架設されている。
而して、図5Aに示すように、各軸受部材15a,15bの両側板部18には、中間棚5が前記フック17a,17bにより水平姿勢に支持されているとき、水平支軸16a,16bより中間棚5のある側とは反対側へ突出して側パネル3の水平部材12a上に延出する棚側カム部22が形成され、各昇降部材14a,14bの両側板部19には、上側開放の係止凹部23と、この係止凹部23の外側に隣接する昇降部材側カム部24とが形成されている。
先に説明したように、中間棚5を水平支軸16a,16bの周りに下方へ回倒させて、当該中間棚5のフック17a,17bを側パネル4の中段の水平部材12aに載置係合させたとき、図5Aに示すように、当該中間棚5を軸支している昇降部材14a,14bは重力で側パネル3の水平部材12a上に載置支持されており、この状態のときに中間棚5が水平になるように構成されている。この状態で中間棚5を荷台として使用することができるが、中間棚5を使用しないときは、中間棚5を水平支軸16a,16bの周りに上方に回動させる。
図5Bに示すように、中間棚5の上方への回動により当該中間棚5と一体に回動する軸受部材15a,15bの棚側カム部22は、水平支軸16a,16bの周りに下方へ回動し、側パネル3の水平部材12aに対して昇降部材14a,14bを押し上げるように作用する。即ち、中間棚5の上方への回動に伴って当該中間棚5は昇降部材14a,14bと共に側パネル3の垂直部材13a,13bに沿って自動的に押し上げられる。
一方、図5Bに示すように、中間棚5の上方への回動により当該中間棚5と一体に回動する軸受部材15a,15bの長孔20で支持されている操作部材21は、垂直向きに変化する長孔20内で重力により水平支軸16a,16bに接近する方向に降下するが、水平支軸16a,16bの周りの中間棚5(軸受部材15a,15b)の上方への回動が進むに伴って操作部材21が昇降部材14a,14b側のカム部24によって押し上げられ、中間棚5がほぼ垂直な姿勢まで回動したとき、昇降部材側カム部24によって押し上げられていた操作部材21が昇降部材14a,14b側の係止凹部23の上位置に達し、図6Aに示すように、操作部材21が重力で長孔20内を降下し、昇降部材14a,14b側の係止凹部23に嵌合することになる。換言すれば、中間棚5がほぼ垂直な姿勢まで回動したとき、操作部材21が昇降部材14a,14b側の係止凹部23に嵌合し得るように、軸受部材15a,15b側の長孔20の位置や、昇降部材14a,14b側のカム部24や係止凹部23の位置が設定されている。
上記のように中間棚5をほぼ垂直な姿勢まで上方へ回動させることにより、当該中間棚5は、昇降部材14a,14bに対して操作部材21と係止凹部23とで自動的にほぼ垂直な姿勢で係止されることになるが、このとき中間棚5と一体にほぼ垂直姿勢になった軸受部材15a,15bの棚側カム部22が、側パネル3の水平部材12aより内側に位置するように構成されている。従って、操作部材21と係止凹部23とによってほぼ垂直姿勢で係止された中間棚5を側パネル3の垂直部材13a,13bに沿って降下させることにより、図6Aに示すように棚側カム部22が側パネル3の水平部材12aの内側に入り込み、係る状態で昇降部材14a,14bが側パネル3の水平部材12a上に載置支持されることになる。
上記のようにして中間棚5を側パネル3に沿って起立する折り畳み姿勢に切り換えることができるのであるが、この折り畳み姿勢にある中間棚5は、側パネル3の水平部材12aと中間棚5側のカム部22との隣接による第一の保持機能と、中間棚5側の操作部材21と側パネル3側の昇降部材14a,14bの係止凹部23との係合による第二の保持機能との両方で、当該起立折り畳み姿勢に保持され、仮に側パネル3の垂直部材13a,13bに沿って中間棚5が持ち上げられて、側パネル3の水平部材12aの内側位置から中間棚5側のカム部22が上方に外れて第一の保持機能が解除されても、上記第二の保持機能により中間棚5は確実に起立折り畳み姿勢に保持され、不測に下方へ回倒する恐れはない。換言すれば、上記実施形態では、中間棚5側のカム部22が起立折り畳み姿勢の中間棚5の倒れ防止部を構成していることになるが、当該棚側カム部22と同様に側パネル3の水平部材12aの内側に入り込むことができる突出部材を両軸受部材15a,15bとは別に中間棚5から突設し、この突出部材を倒れ防止部とすることもできる。
起立折り畳み姿勢に保持されている中間棚5を再び水平姿勢に戻して荷台として使用する場合は、図6Bに示すように、先ず起立折り畳み姿勢の中間棚5を側パネル3の垂直部材13a,13bに沿って上方にスライドさせるように持ち上げ、側パネル3の水平部材12aの内側位置から中間棚5側のカム部22を上方に移動させて、前記第一の保持機能を解除する。次に図6Cに示すように、操作部材21を重力に抗して上方に引き上げ、長孔20内で上方にスライドさせて、昇降部材14a,14b側の係止凹部23から上方に離脱させ、前記第二の保持機能を解除する。この二段階の操作は、起立折り畳み姿勢に保持されている中間棚5の操作部材21を引き上げる一操作に置き換え、最初に前記第二の保持機能を解除し、引き続き引き上げられる操作部材21で長孔20の上端を介して中間棚5を持ち上げて前記第一の保持機能を解除することもできる。
上記のように中間棚5を昇降部材14a,14bに対してフリーにしたならば、図7A,Bに示すように中間棚5を水平支軸16a,16bの周りに下方へ回倒し、図3に示すようにフック17a,17bを側パネル4の水平部材12aに載置係合する。このとき昇降部材14a,14bは、水平支軸16a,16bを介して支持する中間棚5の側辺側と一体に重力で降下し、図5Aに示すように側パネル3の水平部材12a上に載置されるので、最初に説明したように中間棚5は左右両側パネル3,4の中段の水平部材12aによって水平に支持されることになる。
尚、上記実施形態では、中間棚5を水平姿勢から上方に回動させたとき、操作部材21が重力で長孔20内を水平支軸16a,16bに接近する方向に移動することにより、昇降部材14a,14b側の係止凹部23に係合するように構成しているが、図8に示すように、操作部材21を水平支軸16a,16bに接近する方向に積極的に付勢するスプリング25を併用して、動作が確実に行われるように構成することもできる。このスプリング25は、図示のように、操作部材21の長孔20を貫通する両端近傍2箇所と各水平支軸16a,16bとの間に介装する引張コイルスプリングとすることができるが、操作部材21の長孔20を貫通する両端近傍2箇所それぞれを水平支軸16a,16b側へ押圧する圧縮コイルスプリングや板バネから構成することもできる。又、これらスプリング25は、操作部材21の長さ方向の中間1箇所に併設することもできる。
又、一対の昇降部材14a,14bは連結部材により一体に連結して、数的には1つの昇降部材とすることもできる。一方、中間棚5から軸受部材15a,15bを突設したが、中間棚5の側辺に昇降部材14a,14b側の軸受部が遊嵌する切り欠き凹部を形成し、この切り欠き凹部内で当該中間棚5を直接昇降部材14a,14bに水平支軸で軸支することも可能である。又、前記のように巾広の1つの昇降部材が使用される場合、その巾の中間1箇所に係止凹部23を設け、中間棚5側には、この1つの係止凹部に嵌合可能な操作部材を設けることもできる。
本発明によって支持される中間棚5を備える荷搬送台車は、上記実施形態のような折り畳み可能な荷搬送台車に限定されるものではなく、折り畳みできない構造の荷搬送台車であっても良いし、他の方式で折り畳まれる構造の荷搬送台車であっても良い。又、中間棚5は、背パネル2に上下揺動自在に軸支されるものであっても良い。更に、中間棚5の遊端側の支持方法も特に限定されるものではない。
A図は中間棚使用状態を示す概略斜視図、B図は中間棚を起立折り畳み姿勢に切り換えた状態の概略斜視図、C図は荷搬送台車を平面L形に折り畳んだ状態を示す概略斜視図である。 A図は荷搬送台車の側面図、B図は荷搬送台車の正面図(背パネルは図示省略)である。 中間棚支持構造を説明する一部切り欠き横断平面図である。 中間棚の支持装置要部の横断平面図である。 A図は中間棚の支持装置要部の縦断正面図、B図は中間棚を折り畳むときの中間状態を示す支持装置要部の縦断正面図である。 A図は起立折り畳み状態の中間棚の支持装置要部の縦断正面図、B図及びC図はその中間棚を水平姿勢に戻すときの初期動作を説明する支持装置要部の縦断正面図である。 A図及びB図は中間棚を水平姿勢に戻すときの終盤の動作を説明する支持装置要部の縦断正面図である。 別の実施形態を示す支持装置要部の縦断正面図である。
符号の説明
1 台車
2 背パネル
3,4 左右両側パネル
5 中間棚
12,12a 側パネルの水平部材
13,13a,13b 側パネルの垂直部材
14a,14b 昇降部材
15a,15b 軸受部材
16a,16b 水平支軸(ボルトナット)
17a,17b フック
18 軸受部材の両側板部
19 昇降部材の両側板部
20 長孔
21 丸棒状の操作部材
22 棚側カム部
23 係止凹部
24 昇降部材側カム部
25 スプリング

Claims (7)

  1. 台車上に背パネルと左右両側パネルとが立設され、これらパネルの内側に水平に支持される中間棚が何れか1つの特定のパネルに沿って起立する姿勢に折り畳み可能に構成された荷搬送台車において、前記特定のパネルには、当該特定パネルを構成する垂直部材に沿って昇降可能で且つ当該特定パネルを構成する水平部材上で支持される昇降部材が設けられ、この昇降部材に一側辺が水平支軸で上下揺動自在に軸支された中間棚側には、当該中間棚を水平姿勢から上方へ揺動させたときに特定パネルの前記水平部材に作用して昇降部材を上動させる棚側カム部と、中間棚が水平姿勢にあるときに前記水平支軸に対し直交する水平方向に一定範囲内で遊動可能な操作部材とが設けられ、前記昇降部材には、中間棚が起立姿勢にあるときに前記操作部材が嵌まり込む係止凹部と、中間棚が水平姿勢から上方に揺動するときに前記操作部材を押し上げて前記係止凹部上に誘導させる昇降部材側カム部とが設けられ、中間棚が起立姿勢にあって且つ昇降部材が前記水平部材上に支持されているとき、前記水平部材の内側に隣接する倒れ防止部が中間棚側に設けられている、荷搬送台車の中間棚支持装置。
  2. 前記倒れ防止部が前記棚側カム部によって構成されている、請求項1に記載の荷搬送台車の中間棚支持装置。
  3. 中間棚には、前記特定パネル側へ突出する軸受部材が前記水平支軸の軸心方向に一対突設され、この各軸受部材が前記水平支軸で昇降部材に軸支され、当該各軸受部材の外端側に前記棚側カム部が形成されると共に内端側に前記操作部材を支持する長孔が設けられ、両軸受部材の前記長孔によって棒状の前記操作部材の両端部が支持されている、請求項1又は2に記載の荷搬送台車の中間棚支持装置。
  4. 前記昇降部材は各軸受部材ごとに対応するように一対設けられ、各軸受部材は、それぞれ昇降部材を挟む両側板部を備え、この両側板部において各軸受部材が各昇降部材に前記水平支軸で軸支され、当該両側板部の外端側それぞれに前記棚側カム部が形成されると共に内端側それぞれに前記長孔が設けられている、請求項3に記載の荷搬送台車の中間棚支持装置
  5. 前記各昇降部材は、それぞれ前記垂直部材に外嵌する平面形状U字形のもので、中間棚側に突出する両側板部で前記水平支軸を支承すると共に、当該両側板部それぞれに前記係止凹部と昇降部材側カム部とが形成されている、請求項4に記載の荷搬送台車の中間棚支持装置。
  6. 前記操作部材は、中間棚が起立姿勢になったときに重力で降下して前記係止凹部に嵌合するように構成された、請求項1〜5の何れかに記載の荷搬送台車の中間棚支持装置。
  7. 前記操作部材を前記水平支軸側へ付勢するスプリングが併設されている、請求項1〜5の何れかに記載の荷搬送台車の中間棚支持装置。
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