JP2008072016A - 液処理装置、液処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の液処理用のモジュールに対して処理液を吐出するノズル部を共通化する構成を採用するにあたり、高いスループットを得ること。
【解決手段】ウエハを吸着するスピンチャック及びこの周囲を囲むカップを各々含む、4個以上の偶数個のモジュール、例えば6個のモジュールと、これらモジュールを各々同一複数個数ずつ含む例えば3個ずつ含む2つのグループに分け、各グループ毎に、ウエハに液処理用の処理液を吐出するための共有化ノズル部を設ける。そして1番目のウエハを一方のグループのモジュールに、2番目のウエハを他方のグループのモジュールに、3番目のウエハを一方のモジュールに夫々順次搬送するといった具合に、両方のグループに対して交互にウエハを搬送する。
【選択図】図9

Description

本発明は、半導体ウエハ等の基板に対して、例えば現像処理などの液処理を行うための液処理装置、液処理方法及びこの方法を実施するためのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体に関する。
半導体製造プロセスに用いられるレジストパターン形成システムは、塗布、現像装置に露光装置を接続して構成されるが、この塗布、現像装置は、レジスト液の塗布、反射防止膜用の薬液の塗布、現像液による現像処理といった、基板に対する液処理を行う多数の液処理ユニットを備えている。この液処理ユニットは、外装体を形成する筐体内に液の飛散を防止するためのカップを設けると共にこのカップ内にバキュームチャック機能を備えたスピンチャックを配置し、更にスピンチャックに保持される基板に対して薬液を吐出する薬液ノズル及び基板上を洗浄液により洗浄する洗浄ノズルなどを設けて構成される。
また塗布、現像装置は、液処理ユニットにおける液処理の前後に行われる加熱処理や冷却処理を行う熱系ユニットや、複数の搬送アーム間での基板の受け渡しを行う受け渡しステージなどが設けられている。そして基板の搬送については、これらユニットやステージをモジュールと称して各々にモジュール番号を割り当てると共に、予め基板の搬送経路をモジュール番号の並びで決定する搬送スケジュールを立ててその搬送スケジュールに従って基板が流れるように基板搬送手段を制御するようにしている。液処理ユニットや熱系ユニットなどの処理ユニットが配置されている処理ステーションには、2枚以上の搬送アームを備えたいわゆるメインアームが設置され、このメインアームにより搬送スケジュールに沿って処理ユニットから処理済みの基板を受け取り、続いて処理前の基板を受け渡し、こうして基板の入れ替えが上流側の処理ユニットから下流側の処理ユニットに向かって行われていく。また各処理を行うユニットは処理の種別毎に複数台用意されており、モジュール番号の小さいものから順次基板を搬入するようにしている。例えば現像用のモジュールが6台用意されていれば、モジュール番号の小さいモジュールから順に基板が搬入されていく。
一方、複数例えば3個の液処理用のモジュールに対して処理液のノズルを共有化し、基板が搬入された液処理用のモジュールに対して順次共有ノズル部を移動させて薬液の吐出を行うことも知られている。このような共有ノズル部を用いれば、部品点数を削減することができ、またプロセス条件を各モジュールの間で一致させることができ、更にノズル部の調整作業が1個のノズル部に集約されることから調整の手間が軽減されるなどの利点がある。
しかしながら基板の搬入間隔を短縮していくことにより、一つのモジュールに共有ノズル部が拘束される時間の方が前記搬入間隔よりも長くなる場合がある。この場合には、基板を搬送スケジュールに従ってモジュールに順次搬入したときに、先の基板が保持されているモジュールに共有ノズル部が拘束されていて後の基板がモジュール内で待機する場合が起こり、その結果基板の待機時間が累積されてスループットの低下の要因となる。このため複数のモジュールに対してノズル部を共有化するという構造は、種々の利点がありながら実際には製品には組み込み難い構成であるといえる。
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、複数の液処理用のモジュールに対して処理液を吐出するノズル部を共有化する構成を採用するにあたり、高いスループットを得ることのできる液処理装置、液処理方法及びその方法を実施するためのプログラムを格納した記憶媒体を提供することにある。
本発明は、基板保持部に基板を水平に載置し、基板上に処理液を供給して液処理を行う液処理装置において、
基板を水平に保持するための基板保持部とこの基板保持部の周囲を囲むカップとを各々含む、4個以上の偶数個のモジュールと、
これらモジュールを各々同一複数個数ずつ含むグループに分け、各グループ毎に設けられると共に各グループに属するモジュールに共有化され、基板に液処理用の処理液を吐出するためのノズル部と、
このノズル部を各モジュール間で移動させるための移動機構と
前記モジュールとの間で基板の受け渡しをするための基板搬送手段と、
搬送の順番が相前後する基板において、後の基板は、前の基板が搬入されたモジュールが属するグループ以外のグループのモジュールに搬送されるように、前記基板搬送手段を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
この発明の具体例としては次のような構成を挙げることができる。
イ) 基板が前記モジュールに一定の時間間隔t1で搬送され、ノズル部が基板の処理のためにモジュールに拘束される時間をt2とすると、t2>t1である。
ロ) ノズル部は、液処理用の処理液を吐出する処理液ノズル及び基板上を洗浄するための洗浄液を吐出する洗浄ノズルを共通の移動体に設けて構成される。
ハ) 各グループのモジュール群は、共通の筐体内に設けられている。
ニ) 基板搬送手段は、複数のグループに夫々割り当てられている複数の基板搬送手段の集合からなるグループに夫々割り当てられている。
ホ) 一のグループのモジュール群と他のグループのモジュール群とは、互いに積層されている。
ヘ) 液処理は、例えばレジストが塗布され、露光された後の基板上に現像液を供給して現像を行う処理である。
他の発明は、基板を水平に保持するための基板保持部とこの基板保持部の周囲を囲むカップとを各々含む、4個以上の偶数個のモジュールと、これらモジュールを各々同一複数個数ずつ含むグループに分け、各グループ毎に設けられると共に各グループに属するモジュールに共有化され、基板に液処理用の処理液を吐出するためのノズル部と、を備えた液処理装置を用いて液処理を行う方法において、
前記一のモジュールに基板を搬送して基板保持部に保持させる工程と、
この基板に対して、前記ノズル部から処理液を供給して液処理を行う工程と、
次いで、前記基板の次の基板を前記一のモジュールが属する一のグループ以外の他のグループのモジュールに搬送して基板保持部に保持させる工程と、
当該次の基板に対して、前記他のグループにて共有されるノズル部から処理液を供給して液処理を行う工程と、を含むことを特徴とする。
更に他の発明は、基板保持部に基板を水平に載置し、基板上に処理液を塗布して液処理を行う液処理装置に用いられるコンピュータプログラムを記憶する記憶媒体であって、
前記プログラムは、上述した液処理方法を実施するためのステップ群が組み込まれていることを特徴とする。
本発明によれば、基板保持部とカップとを含むモジュールが複数個設けられていてそれらモジュールの間でノズル部を共有化した装置を用いるにあたって、ノズル部が共有化されているグループに連続して基板を搬入しないようにしているため、基板をモジュールに搬入したときに他のモジュールにノズル部が使用されていることに基づく待ち時間がないかあるいは短く抑えられる。この結果高いスループットが得られ、モジュールの間でノズル部を共有化させる液処理装置の利点をクローズアップさせることができる。
[液処理装置を適用した塗布、現像装置の全体構成]
以下に本発明の液処理装置を、露光後の半導体ウエハ(以下ウエハという)の現像装置に適用した実施の形態について述べるが、先ず、現像装置を含む塗布、現像装置の全体に関して図1〜図3を参照しながら簡単に述べておく。図1は塗布、現像装置の平面図を示し、図2は同概略斜視図を示し、図3は同概略側面図を示す。この装置はキャリアブロックS1が設けられており、このキャリアブロックS1は、載置台21上に載置された密閉型のキャリア20から受け渡しアームCがウエハWを取り出して処理ブロックS2に受け渡し、処理ブロックS2から受け渡しアームCが処理済みのウエハWを受け取ってキャリア20に戻すように構成されている。
前記処理ブロックS2は、図2に示すようにこの例では現像処理を行うための第1及び第2のブロック(DEV層)B1,B2、レジスト膜の上層側に形成される反射防止膜の形成を行うための第3のブロック(TCT層)B3、レジスト膜の塗布処理を行うための第4のブロック(COT層)B4、レジスト膜の下層側に形成される反射防止膜の形成処理を行うための第5のブロック(BCT層)B5を、下から順に積層して構成されている。
第3のブロック(TCT層)B3と第5のブロック(BCT層)B5は、各々反射防止膜を形成するための薬液をスピンコーティングにより塗布する塗布ユニットと、この塗布ユニットにて行われる処理の前処理及び後処理を行うための加熱・冷却系の処理ユニット群と、前記塗布ユニットと処理ユニット群との間に設けられ、これらの間でウエハWの受け渡しを行う搬送アームA3,A5と、で構成されている。
第4のブロック(COT層)B4についても前記薬液がレジスト液であることを除けば同様の構成であり、また第1及び第2のブロック(DEV層)B1,B2についても前記薬液が現像液であることを除けば同様の構成である。
更に処理ブロックS2には、図1及び図3に示すように棚ユニットU5が設けられ、キャリアブロックS1からのウエハWは前記棚ユニットU5の一つの受け渡し台に置かれ、前記棚ユニットU5の近傍に設けられた昇降自在な第1の受け渡しアームD1により例えば第5のブロック(BCT層)B5の対応する受け渡し台TRS5に順次搬送される。第5のブロック(BCT層)B5内の搬送アームA5は、棚ユニットU5の対応する受け渡し台TRS5からウエハWを受け取って各ユニット(反射防止膜ユニット及び加熱・冷却系の処理ユニット群)に搬送し、これらユニットにてウエハWは反射防止膜が形成される。
その後、ウエハWは棚ユニットU6の受け渡し台TRS10、昇降自在な第2の受け渡しアームD2、棚ユニットU6の受け渡し台TRS9及び搬送アームA4を介して第4のブロック(COT層)B4に搬入され、レジスト膜が形成される。更にウエハWは、搬送アームA4→棚ユニットU6の受け渡し台TRS9→第2の受け渡しアームD2を経て棚ユニットU6におけるインターフェイスアームBのアクセス領域内の受け渡し台に受け渡される。なおレジスト膜が形成されたウエハWは、第3のブロック(TCT層)B3にて更に反射防止膜が形成される場合もある。
次いで、インターフェイスアームBにより露光装置S4に搬送され、ここで所定の露光処理が行われた後、棚ユニットU6の受け渡し台に戻される。次いで後述するようにウエハWは、第1及び第2のブロック(DEV層)B1,B2にて現像処理が行われ、第1のブロックB1の搬送アームA1あるいは第2のブロックB2の搬送アームA2により棚ユニットU5の受け渡し台TRS1(あるいはTRS2)に受け渡される。その後、第1の受け渡しアームD1により棚ユニットU5における受け渡しアームCのアクセス範囲の受け渡し台に搬送され、受け渡しアームCを介してキャリア20に戻される。
なお図1〜図3においてU1〜U4は各々加熱部、冷却部を積層した熱系ユニット群、TRS3、TRS4、TRS6〜TRS8は受け渡し台である。
更にこの実施の形態の要部である現像ユニットが設けられている第1及び第2のブロック(DEV層)B1、B2及びその周辺部に関して詳述する。図4は第1及び第2のブロック(DEV層)B1,B2の概略斜視図である。第1及び第2のブロック(DEV層)B1,B2に設けられた搬送アームA1,A2は、図4に示すようにウエハWの裏面側周縁領域を支持するための2本のアーム31、32を備えており、これらアーム31、32は基台33に沿って互いに独立して進退自在に構成されている。またこの基台33は回転機構34により鉛直軸回りに回転自在に構成されると共に、移動機構35により、熱系ユニット群U1〜U4を支持する台部36の搬送領域R1に臨む面に取り付けられたY軸レール37に沿ってY軸方向に移動自在、且つ昇降レール38に沿って昇降自在に構成されている。こうしてアーム31、32は、進退自在、Y軸方向に移動自在、昇降自在、鉛直軸回りに回転自在に構成され、熱系ユニット群U1〜U4の各ユニット(加熱ユニット(CHP)及び冷却ユニット(COL))、棚ユニットU5の受け渡し台TRS1(あるいはTRS2)、棚ユニットU6の受け渡し台TRS6(あるいはTRS7)、後述する現像ユニット40との間でウエハWの受け渡しを行うことができるようになっている。
次ぎに現像ユニット40について述べるが、第1のブロック(DEV層)B1及び第2のブロック(DEV層)B2は既述のように同一の構造であることから、一方のブロックB1(B2)に関してのみ説明する。現像ユニット40は、図4及び図5に示すようにウエハWの搬入出口41が3個所に形成された筐体42と、この筐体42内に横方向(Y軸方向)に配列された3個の現像処理部43、44、45と、これら現像処理部43、44、45が共有する現像ノズル部6a、及び洗浄ノズル部6bを備えている。
現像処理部43、44、45は同様の構成にあるので、現像処理部43を例にしてその構造を図6に示す。図6中の5は基板例えばウエハWの裏面側中央部を吸引吸着して水平姿勢に保持するための基板保持部であるスピンチャックである。スピンチャック5は回転軸51を介して駆動機構52により回転する。
スピンチャック5上のウエハWを囲むようにして上方側が開口するカップ体50が設けられている。このカップ体50は、上部側が四角状であり下部側が円筒状の外カップ53と、上部側が内側に傾斜した筒状の内カップ54とからなり、外カップ53の下端部に接続された昇降部55により外カップ53が昇降し、更に内カップ54は外カップ53に押し上げられて昇降可能なように構成されている。また図示は省略するが、ウエハWの裏面側を支持して昇降可能な昇降ピンが円形板56を上下に貫通して設けられており、この昇降ピンと上述した搬送アームA1,A2との協働作用によりスピンチャック3へのウエハWの受け渡しが可能なように構成されている。また図6中の57はドレイン排出口である。
前記現像ノズル部6aは、その下端にウエハWの直径をカバーできる長さ領域に亘って多数の現像液吐出孔が配列されていると共に、図5及び図7に示すように移動機構61により、3個の現像処理部43、44、45、及び筐体42内の一端側に設けられた待機領域46の間を移動できるように構成されている。移動機構61は、長さ方向(Y方向)に沿って設けられたガイドレール62、ガイドレール62に案内される移動体63、この移動体63に組み合わせて設けられた昇降機構64などからなり、現像ノズル部6をY方向、Z方向(上下方向)に駆動できるように構成されている。また洗浄ノズル部6bについても現像ノズル部6bと同様にその下端にウエハWの直径をカバーできる長さ領域に亘って多数の洗浄液吐出孔が配列されていると共に、移動機構により、3個の現像処理部43、44、45、及び筐体41内の他端側に設けられた待機領域47の間を移動できるように構成されている。
更に塗布、現像装置は、図3に示すようにコンピュータからなる制御部100を備えている。この制御部100は、図示しない記憶部に記憶されたプログラムに従って搬送系や各処理部を制御する機能を有し、搬送系については、受け渡しアームC、第1の受け渡しアームD1、第2の受け渡しアームD2、各層の搬送アームA1〜A5、インターフェイスアームBを制御する。そして露光後のウエハWを第1のブロック(DEV層)B1の現像ユニット40あるいは第2のブロック(DEV層)B2の現像ユニット40に搬入するにあたっては、第1のブロック(DEV層)B1と第2のブロック(DEV層)B2の現像ユニット40との間で交互にウエハWを搬送するようにプログラムのステップ群が組まれている。このプログラムは、記憶媒体例えばフレキシブルディスク(FD)、メモリーカード、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)及びハードディスク等に格納され、制御部100であるコンピュータにインストールされている。
以上において、塗布、現像装置の棚ユニットU6、インターフェイスアームB、第1のブロック(DEV層)B1、第2のブロック(DEV層)B2及び制御部100は、本発明の液処理装置に相当し、現像処理部43、44、45はモジュールに相当する。本発明では、4個以上の偶数個のモジュールを各々同一複数個数ずつ含むグループに分けるようにしているが、この実施の形態では、一のグループは第1のブロック(DEV層)B1の現像処理部43、44、45からなるグループに相当し、また他のグループは第2のブロック(DEV層)B2の現像処理部43、44、45からなるグループに相当する。即ち、本発明でいう「4個以上の偶数個のモジュールを各々同一複数個数ずつ含むグループに分ける」とは、この場合、6個のモジュールを3個ずつに分けて、一のグループの3個のモジュールと他のグループの3個のモジュールを夫々1階と2階とに分ける構成としたことに相当する。そして現像ノズル部6a及び洗浄ノズル部6bは、各モジュールに共有される液処理のためのノズル部に相当する。
[液処理装置の作用、効果]
次ぎに本発明の液処理装置に相当する現像装置の作用について説明する。先ずキャリア20内のウエハWは、背景技術の項目にて述べたように搬送スケジュールに従って既述のようにして塗布、現像装置内のモジュール(ウエハWが置かれる載置部分)に順次搬送され、インターフェイスブロックS3内に搬入される。その後、ウエハWは露光装置S4にて露光され、インターフェイスブロックS3内に戻され、更に各モジュールに順次搬送されてキャリア20内に戻される。搬送スケジュールとは、具体的には全モジュールに番号を付し、搬送サイクル(フェーズとも言われる)毎にウエハWとモジュールとの対応を記載したテーブルである。制御部100は、搬送サイクル順にウエハWがどのモジュールに置かれるのかを読み出して、受け渡しアームD、第1の受け渡しアームD1をはじめ各基板搬送手段に指示を出し、一の搬送サイクルを実施し、続いて次の搬送サイクルに対応するウエハWとモジュールとの関係を読み出し、こうしてウエハWが一つずつ下流側のモジュールに搬送されることになる。
そして露光後のウエハWをインターフェイスアームBが受け取ると、プログラムに従って先頭のウエハWを棚ユニットU6の受け渡し台TRS6に受け渡し、次のウエハWを受け渡し台TRS7に受け渡し、更に次のウエハWを受け渡し台TRS6に受け渡すといった具合に、交互にウエハWを第1のブロックB1の搬入ポートと第2のブロックB2の搬入ポートとに受け渡す。
ここで第1のブロックB1に設けられた現像ユニット40を構成する3個の現像処理部43、44、45を夫々モジュールDEV1、モジュールDEV2、モジュールDEV3とし、第2のブロックB2に設けられた現像ユニット40を構成する3個の現像処理部43、44、45を夫々モジュールDEV4、モジュールDEV5、モジュールDEV6として説明を進める。例えば6枚のウエハW1〜W6が露光装置S4からインターフェイスブロックS3に搬出され、インターフェイスアームBに受け渡されたとすると、図8に示すように1枚目のウエハW1は受け渡し台TRS6を介して第1のブロックB1の搬送アームA1に受け取られ、モジュールDEV1に受け渡される。続く2枚目のウエハW2は受け渡し台TRS7を介して第2のブロックB2の搬送アームA2に受け取られ、モジュールDEV4に受け渡される。こうして3枚目以降のウエハW3〜W6は夫々、モジュールDEV2、DEV5、DEV3、DEV6に搬送される。このような搬送は図8に併せて示すように、制御部100がインターフェイスアームB、搬送アームA1、A2を制御することにより行われる。
なお、インターフェイスアームBから搬送アームA1あるいはA2へのウエハWの受け渡しについては、インターフェイスアームBがウエハWを受け渡し台TRS6あるいはTRS7以外の受け渡し台に一旦受け渡し、当該受け渡し台のウエハWを第2の受け渡しアームD2により受け渡し台TRS6あるいはTRS7に搬送するようにしてもよい。
一方、搬送アームA1あるいはA2から図6に示すスピンチャック5への間のウエハWの受け渡しは、図示しない昇降ピンを介して行われる。スピンチャック5にウエハWが受け渡されると、現像ノズル部6aがウエハWの一端側から他端側に向かって移動しながら現像液を吐出して現像液の液膜がウエハW上に形成されると共に外カップ53及び内カップ54が上昇する。その後現像ノズル部6aが外カップ53の外に移動し、現像液がウエハW上に塗布されてから予め設定した現像時間が経過した後、洗浄ノズル部6bがウエハWの表面を一端側から他端側に移動しながら洗浄液を吐出し、この操作を例えば複数回繰り返して現像液を洗浄液と置換させる。
しかる後スピンチャック5を回転させて洗浄液を振り切ると共に振り切り後も回転させることによりウエハWの表面を乾燥させる。こうして一連の処理を終えたウエハWは、搬入動作と逆の動作により搬送アームA1あるいはA2に受け渡され、そして棚ユニットU1の受け渡し台TRS1あるいはTRS2に搬送される。また現像ノズル部6a及び洗浄ノズル部6bは、洗浄ノズル部6bからウエハWに洗浄液を吐出した後、当該モジュール(例えばDEV1)における拘束から解放され、次のモジュールの処理に移ることができる。
図9の右側の図は、12枚のウエハW1〜W12について、上述の処理をした場合において、第1のブロックB1に設けられた現像ユニット40内の各モジュールDEV1〜DEV3と第2のブロックB2に設けられた現像ユニット40内の各モジュールDEV4〜DEV6とについて、各ウエハWの滞在の様子を示している。図9において処理1は、現像ノズル部6aが現像液をウエハW上に吐出し、設定時間経過後に洗浄ノズル部6bから洗浄液を吐出する段階までに相当し、処理2は、その後ウエハW表面を乾燥する処理に相当する。
例えばモジュールDEV1にウエハW1が搬送され、その後ウエハW1よりも2枚後のウエハW3がモジュールDEV2に搬送されたときには、モジュールDEV1においては既に処理1が終了しているので、つまりウエハW1に対して洗浄ノズル部6bからの洗浄液の吐出が終了しているので、現像ノズル部6a及び洗浄ノズル部6bは、モジュールDEV1における拘束から解放されており、直ちにウエハW3に対して現像処理を行うことができる。この流れは他のウエハW2、W4からW12においても同様であり、いずれのウエハWもモジュールDEV1〜DEV6に搬入されたときには、待ち時間が介在することなく、直ちに現像ノズル部6a及び洗浄ノズル部6bにより処理が開始される。
一方、モジュールDEV1〜DEV6に対してモジュール番号順にウエハWを搬入した場合(比較例)、つまり第1のブロックB1の現像ユニット40におけるモジュールDEV1〜DEV3に順番にウエハW1〜W3を搬入し、更に続くウエハW4〜W6について第2のブロックB2の現像ユニット40におけるモジュールDEV4〜DEV6に順番にウエハWを搬入するという具合に処理した場合には、各モジュールDEV1〜DEV6におけるウエハWの滞在の様子は、図9の左側のように表される。この場合には、例えば2枚目のウエハW2がモジュールDEV2に搬入されたときには、モジュールDEV1にて1枚目のウエハW1に対して処理1が行われていることから現像ノズル部6a及び洗浄ノズル部6bが拘束されており、このためウエハW2は、処理1が終了するまで即ち洗浄ノズル部6bから洗浄液の吐出が終了するまで、待機することになる。
ウエハW1の処理1が終了してウエハW2の処理が開始されると、このとき3枚目のウエハW3がモジュールDEV3に搬入されるが、現像ノズル部6a及び洗浄ノズル部6bはウエハW2の処理にかかり切りになるため、ウエハW3はその間待機することになる。このような待機時間は、第2のブロックB2の現像ユニット40におけるモジュールDEV5、DEV6においても同様に起こる。即ち5枚目のウエハW5をモジュールDEV5に搬入する際には、まだモジュールDEV4では4枚目のウエハW4が処理中であることから、5枚目のウエハW5は、モジュールDEV5内で待機することになる。また続く6枚目のウエハW6をモジュールDEV6へ搬入する際にも同様なことが起こり、6枚目のウエハW6は、5枚目のウエハW5の処理が終了するまで待機する。更に11枚目のウエハW11及び12枚目のウエハW12についても、モジュールDEV5(あるいはDEV6)内にて現像ノズル部6a及び洗浄ノズル部6bを使用できない状態にあることから既述のように待機時間が発生する。この結果ウエハWをモジュールの番号順に搬入した場合(比較例)には、本発明の場合に比べて12枚目のウエハW12の現像処理の終了時点が遅くなっている。
従って上述の実施の形態によれば、3連のモジュールとこれらモジュールに共有されるノズル部6a、6bを備えた現像ユニット40を2機用いるにあたって、モジュールの番号順につまり一方の現像ユニット40から順番にウエハWを搬入するのではなく、2機の現像ユニット40に対してウエハWを交互に搬入しているため、図9の結果からもわかるように、ノズル部6a、6bが他のウエハWに使用されていることに基づく待ち時間がないため、高いスループットが得られる。言い換えれば、スループットを低下させずに共有化ノズル部6a、6bを用いた現像ユニット40の運転を行うことができるため、背景技術の項目にて述べた共有化ノズル部6a、6bを用いた利点をクローズアップさせることができる。
この発明は、互いに順番が前後するウエハWの搬入間隔をt1とし、現像ノズル部6a、洗浄ノズル部6bがウエハWの処理のためにモジュールに拘束される時間をt2とすると、t2>t1である場合に有効な手法であり、上述の実施の形態では、ウエハWの搬入間隔t1の2倍の時間(2×t1)が処理1の時間t2と同じになっていることから、各ウエハWにおいて待ち時間が無くなっているが、待ち時間が存在する場合にも本発明を適用することができ、モジュールの番号順にウエハWを搬入する場合に比べてスループットは高くなる。
[本発明のその他の例]
本発明は、3連のモジュールを備えた現像ユニットが3機設けられている場合にも適用できる。図10は、このような例を示しており、1番目のウエハW1は現像ユニット70のモジュールDEV1に、2番目のウエハW2は現像ユニット71のモジュールDEV4に、3番目のウエハW3は現像ユニット72のモジュールDEV7に、4番目のウエハW4は現像ユニット70のモジュールDEV2に搬入するといった具合に、各現像ユニット70、71、72の間で順番にウエハWを搬入するようにしている。
この場合、3番目のウエハW3をモジュールDEV2に搬入し、4番目のウエハW4をモジュールDEV7に搬入するようにしてもよく、搬送の順番が相前後するウエハにおいて、後のウエハを、前の基板が搬入されたモジュールが属するグループ以外のグループのモジュールに搬送するようにすればよい。
更にまた本発明は、複数台のモジュールをグループ化するにあたって、上述の例のように各グループ毎に1個の筐体を備えた現像ユニットを構築するのではなく、例えば4個のモジュールを共通の筐体内に配置し、2個ずつ2つにグループ分けし、グループ毎に現像ノズル部6a、洗浄ノズル部6bの組を割り当てるようにしてもよい。つまりこの場合には、ノズル部が共有化されるモジュールのグループが共通の筐体内に設けられていることになる。
図11は、モジュールDEV1、DEV2に共有化ノズル部(現像ノズル部6a、洗浄ノズル部6b)が割り当てられ、モジュールDEV3、DEV4に共有化ノズル部が割り当てられている場合において、ウエハWが順次現像ユニットに搬入される様子を示している。図11では4枚のウエハW1〜W4の搬入の様子を記載してあるが、5枚目のウエハWからはモジュールDEV1に戻り、ウエハW1〜W4までと同様の順序で搬入されていく。このような場合においても同様の効果がある。
本発明は、液処理装置として現像装置に限られるものではなく、例えば1本のノズルから塗布液例えば絶縁膜の前駆物質の溶解した薬液をウエハ上にいわゆる一筆書きの要領で例えば渦巻き状に塗布する装置、あるいは塗布液を直線状に塗布してそれを並列に多数本並べる塗布手法などに対しても適用できる。
〔液処理装置を適用した塗布、現像装置の他の例〕
この例における塗布、現像装置は、先の実施の形態で図1〜図3を用いて説明した塗布、現像装置において、以下の点が異なる。先ず、第2の受け渡しアームD2が設けられていない。また先の塗布、現像装置では、DEV層B1、B2が積層された構成となっていたが、この例では、DEV層B1、B2が一つの層B1をなし、この層B1内に現像ユニット40が2段に積層されている。そして当該DEV層B1内には、これら2段の現像ユニット40,40にウエハWを搬送するための搬送アームA1が設けられている。つまり2段の現像ユニット40,40に対して搬送アームA1が共通化されている構成となっている。またDEV層B1内の上部には、棚ユニットU5に設けられた受け渡しユニットCPL11から棚ユニットU6に設けられた受け渡しユニット12にウエハWを直接搬送するための専用の搬送手段であるシャトルアームEが設けられている。そして第2のブロック(BCT層)B2〜第4のブロック(TCT層)B4の間の移動と、第3のブロック(COT層)B3で処理されたウエハW、あるいは更に第2のブロック(BCT層)B2や第4のブロック(TCT層)B4で処理されたウエハWは第1の搬送アームD1により受け渡しユニットCPL11に受け渡され、ここからシャトルアームEにより棚ユニットU6の受け渡しアームCPL12に直接搬送され、インターフェイスブロックS3に取り込まれることになる。なお、この例では受け渡しユニットCPL11,CPL12には、冷却ユニットを兼用している。図12中のCPLが付されているユニットは冷却ユニット、BFが付されているユニットはバッファユニットである。
また現像ユニット40において、ウエハWの表面に現像液を吐出するための現像ノズル部6aは、以下の構成のものであってもよい。つまり現像ノズル部6aは、下端面に帯状の吐出口が設けられ、この吐出口はその長さ方向がウエハWの周縁から中央部側に向かうように配置されている。またこの例では洗浄ノズル部6bの下端面には小径の洗浄液吐出孔が形成され、この孔により洗浄液が吐出されるようになっている。このような構成にある現像ノズル部6a及び洗浄ノズル部6bを用いてウエハWを現像する工程について説明すると、図13(a)に示すように、現像液の吐出開始位置に現像ノズル部6aを配置すると共に、洗浄液の吐出開始位置に洗浄ノズル部6bを配置する。続いて図13(b)に示すように、ウエハWを鉛直軸回りに所定の回転数で回転させると共に、現像ノズル部6aの吐出口から現像液Dを帯状に吐出しながらウエハWの外側から中央側に向かって移動させる。現像ノズル部6aの吐出口から吐出された現像液Dは、図14に模式的に示すように、ウエハWの外側から内側に向かって互に隙間のないように並べられていき、これによりウエハWの表面全体に螺旋状に現像液Dが供給される。そして回転しているウエハWの遠心力の作用によりウエハWの表面に沿って現像液Dが外側に広がることで、ウエハWの表面に薄膜状の液膜が形成される。
その一方で、例えば現像ノズル部6aの移動開始のタイミングに合わせて、ウエハWの回転半径方向に現像ノズル部6aと対向して洗浄ノズル部6bを同期に移動させて現像ノズル部6aの近傍(待機位置)に洗浄ノズル部6bを設定する。つまりウエハWの中央部上方を洗浄液吐出位置とすると、洗浄ノズル部6bをその少し手前で停止させておく。
現像ノズル部6aは、所定の時間現像液を吐出した後、吐出動作を停止して速やかに後退する。次いで図13(c)に示すように、この現像ノズル部6aと入れ替わるようにして洗浄ノズル部6bがウエハWの中央上方に配置され、そして現像ノズル部6aが現像液の供給を停止した直後に速やかに洗浄ノズル部6bから所定の時間だけ洗浄液を吐出してウエハWの表面に供給する。ウエハWの表面に供給された洗浄液は、回転するウエハWの遠心力の作用により表面に沿って外側に広がり、これによりウエハWの表面が洗浄される。続いて、洗浄液の吐出を停止した洗浄ノズル部6bが後退すると、図13(d)に示すように、ウエハWを高速回転させてウエハW表面の液を振り切るスピン乾燥がなされる。
本発明に係る塗布、現像装置の実施の形態を示す平面図である。 前記塗布、現像装置を示す斜視図である。 前記塗布、現像装置を示す側部断面図である。 前記塗布、現像装置における塗布ユニットと熱系ユニットと基板搬送手段とを示す斜視図である。 前記塗布、現像装置に用いられる現像ユニットを示す横断平面図及び縦断断面図である。 前記現像ユニットを構成するモジュールの詳細を示す断面図である。 前記現像ユニットのノズル部を示す斜視図及び底面図である。 上記の実施の形態において、ウエハを現像ユニットのモジュールに搬送する様子を示す説明図である。 ウエハを現像ユニットのモジュールに順次搬送したときにおいて各ウエハの滞在時間を示す説明図である。 他の実施の形態において、ウエハを現像ユニットのモジュールに搬送する様子を示す説明図である。 更に他の実施の形態において、ウエハを現像ユニットのモジュールに搬送する様子を示す説明図である。 本発明に係る塗布、現像装置の他の例を示す側部断面図である。 現送装置を用いてウエハを現像処理する工程を示す工程図である。 ウエハの表面に現像液が供給される様子を示す説明図である。
符号の説明
A1〜A5 搬送アーム
D1、D2 受け渡しアーム
31、32 アーム
40 現像ユニット
41 搬入出口
42 筐体
43〜45 現像処理部
46、47 待機領域
5 スピンチャック
50 カップ体
6a 現像ノズル部
6b 洗浄ノズル部
61 移動機構

Claims (12)

  1. 基板保持部に基板を水平に載置し、基板上に処理液を供給して液処理を行う液処理装置において、
    基板を水平に保持するための基板保持部とこの基板保持部の周囲を囲むカップとを各々含む、4個以上の偶数個のモジュールと、
    これらモジュールを各々同一複数個数ずつ含むグループに分け、各グループ毎に設けられると共に各グループに属するモジュールに共有化され、基板に液処理用の処理液を吐出するためのノズル部と、
    このノズル部を各モジュール間で移動させるための移動機構と、
    前記モジュールとの間で基板の受け渡しをするための基板搬送手段と、
    搬送の順番が相前後する基板において、後の基板は、前の基板が搬入されたモジュールが属するグループ以外のグループのモジュールに搬送されるように、前記基板搬送手段を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする液処理装置。
  2. 基板が前記モジュールに一定の時間間隔t1で搬送され、ノズル部が基板の処理のためにモジュールに拘束される時間をt2とすると、t2>t1であることを特徴とする請求項1記載の液処理装置。
  3. ノズル部は、液処理用の処理液を吐出する処理液ノズル及び基板上を洗浄するための洗浄液を吐出する洗浄ノズルを共通の移動体に設けて構成されることを特徴とする請求項1または2記載の液処理装置。
  4. 各グループのモジュール群は、共通の筐体内に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の液処理装置。
  5. 基板搬送手段は、複数のグループに夫々割り当てられている複数の基板搬送手段の集合からなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の液処理装置。
  6. 一のグループのモジュール群と他のグループのモジュール群とは、互いに積層されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載の液処理装置。
  7. 液処理は、レジストが塗布され、露光された後の基板上に現像液を供給して現像を行う処理であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一つに記載の液処理装置。
  8. 基板を水平に保持するための基板保持部とこの基板保持部の周囲を囲むカップとを各々含む、4個以上の偶数個のモジュールと、これらモジュールを各々同一複数個数ずつ含むグループに分け、各グループ毎に設けられると共に各グループに属するモジュールに共有化され、基板に液処理用の処理液を吐出するためのノズル部と、を備えた液処理装置を用いて液処理を行う方法において、
    前記一のモジュールに基板を搬送して基板保持部に保持させる工程と、
    この基板に対して、前記ノズル部から処理液を供給して液処理を行う工程と、
    次いで、前記基板の次の基板を前記一のモジュールが属する一のグループ以外の他のグループのモジュールに搬送して基板保持部に保持させる工程と、
    当該次の基板に対して、前記他のグループにて共有されるノズル部から処理液を供給して液処理を行う工程と、を含むことを特徴とする液処理方法。
  9. 基板が前記モジュールに一定の時間間隔t1で搬送され、ノズル部が基板の処理のためにモジュールに拘束される時間をt2とすると、t2>t1であることを特徴とする請求項8記載の液処理方法。
  10. ノズル部は、液処理用の処理液を吐出する処理液ノズル及び基板上を洗浄するための洗浄液を吐出する洗浄ノズルを共通の移動体に設けて構成されることを特徴とする請求項8または9記載の液処理方法。
  11. 各グループのモジュール群は、共通の筐体内に設けられていることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか一つに記載の液処理方法。
  12. 基板保持部に基板を水平に載置し、基板上に処理液を塗布して液処理を行う液処理装置に用いられるコンピュータプログラムを記憶する記憶媒体であって、
    前記プログラムは、請求項8ないし11のいずれか一つに記載の液処理方法を実施するためのステップ群が組み込まれていることを特徴とする記憶媒体。
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