JP2008063931A - 既設の橋梁用防護柵の取替え工法 - Google Patents

既設の橋梁用防護柵の取替え工法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、既設の地覆コンクリートを取り壊さずに防護柵の取替え作業を行うことができる既設の橋梁用防護柵の取替え工法を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明は、前記地覆コンクリート2より露出する支柱3を切断して既設の橋梁用防護柵1を取り外す工程と、前記地覆コンクリート2内に残置する残置穴6をモルタル12により充填する工程と、前記残置穴6の周囲にアンカーボルト設置穴7を穿孔し、アンカーボルト10を硬化材によって挿入固着する工程と、アンカーボルト10に新設の支柱3Aを締結固定して橋梁用防護柵を取り付ける工程を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、既設の橋梁用防護柵の取替え工法に関する。詳しくは既設橋における防護柵を取り替える際に、既設の橋梁用防護柵に根元を残置した状態で新たな防護柵を地覆コンクリート上に立て替える工法に係るものである。
橋梁用防護柵は、図11に示すように、車道の路肩における地覆コンクリート101内に抜け防止板102が設けられた防護柵支柱103が埋設される構成や図12に示すように車道に沿った地覆コンクリート101にアンカーボルト104により固定されるベース105と、このベース105上に防護柵支柱103が締結固定される構成のものがある(特許文献1参照。)。
特開2001−234515号公報
しかしながら橋梁用防護柵は風雨に晒されることによる老朽化や事故などによる破損によって取り替える必要が生じてくる。この取り替え時期に相当する防護柵としては前記図10に示すように支柱が地覆コンクリート内に埋め込まれた構成のものが多く、その取り替え工事は、地覆コンクリートを掘削機などによって取り崩して、旧の防護柵を取り外し、その後に新たに地覆コンクリートを施工して防護柵を取り付けているのが現状である。
この防護柵の取替え作業は、地覆コンクリートを取り壊し、新たに地覆コンクリートの型枠を組立てて、前記図12に示すようなアンカーボルトや図11に示すように支柱を型枠内に配置してコンクリートを打設し、コンクリートが固まった後に型枠を外して防護柵を取り付ける作業工程を行わなければならず、その工事期間中には片側通行などによる長期の交通規制を行わなければならない問題が生ずる。
また、防護柵の取替えのために地覆コンクリートを取り壊し、新たに地覆コンクリートを施工するのは工事費の負担がかかるとともに、老朽化した防護柵の取替えが思うように進まないなどの問題がある。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、既設の地覆コンクリートを取り壊さずに防護柵の取替え作業を行うことができる既設の橋梁用防護柵の取替え工法を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る既設の橋梁用防護柵の取替え工法は、地覆コンクリートに橋梁用防護柵の支柱の下端が埋設された状態で設置される既設の橋梁用防護柵の取替え工法において、前記地覆コンクリートより露出する支柱の地覆コンクリートとの境界線上を切断して既設の橋梁用防護柵を取り外す工程と、前記地覆コンクリート内に残置する支柱による残置穴を充填材によって埋設する工程と、前記残置穴の周囲にアンカーボルト設置穴を穿孔する工程と、前記アンカーボルト設置穴内にアンカーボルトを硬化材によって挿入固着する工程と、前記地覆コンクリート上に突設するアンカーボルトに挿通可能なアンカーボルト挿通用長穴を有する新設の支柱を締結固定して橋梁用防護柵を取り付ける工程を備える。
ここで、既設の防護柵を解体して支柱を切断して錆び止め並びにプライマー処理を行った後に地覆コンクリート内に残置した支柱の根元内にモルタルなどの充填材を注入することにより既設の地覆コンクリートを取り壊すことなく、新設の橋梁用防護柵の取替えを行うことができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る既設の橋梁用防護柵の取替え工法は、地覆コンクリートに橋梁用防護柵の支柱の下端が埋設された状態で設置される既設の橋梁用防護柵の取替え工法において、前記地覆コンクリートより露出する支柱の地覆コンクリートとの境界線上を切断して既設の橋梁用防護柵を取り外す工程と、前記地覆コンクリート内に残置する支柱による残置穴を充填材によって埋設する工程と、前記残置穴の両側にアンカーボルト設置穴を穿孔する工程と、前記アンカーボルト設置穴内にアンカーボルトを硬化材によって挿入固着する工程と、前記アンカーボルトに挿通可能なアンカーボルト挿通用長穴を有する新設の支柱を、前記地覆コンクリート上に突設するアンカーボルトに挿通されるとともに、前記地覆コンクリートの橋梁外側へ張り出した状態で固定される支柱接合プレート上に締結固定して橋梁用防護柵を取り付ける工程を備える。
ここで、既設の地覆コンクリート幅が狭い場合には、地覆コンクリート上に橋梁の外側へ張り出すような支柱接合プレートを取り付けることにより、新設の橋梁用防護柵の取替え施工が可能となる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る既設の橋梁用防護柵の取替え工法は、地覆コンクリートに橋梁用防護柵の支柱の下端が埋設された状態で設置される既設の橋梁用防護柵の取替え工法において、前記地覆コンクリートより露出する支柱の地覆コンクリートとの境界線上を切断して既設の橋梁用防護柵を取り外す工程と、前記地覆コンクリート内に残置する支柱による残置穴を充填材によって埋設する工程と、前記残置穴の両側にアンカーボルト設置穴を穿孔する工程と、前記地覆コンクリートの橋梁外側壁面に対してアンカーボルト設置穴を穿孔する工程と、前記アンカーボルト設置穴内にアンカーボルトを硬化材によって挿入固着する工程と、前記アンカーボルトに前記地覆コンクリートの橋梁外側へ併設される支柱接合プレートに開設されるアンカーボルト挿通用長穴を挿通し締結固定し、該柱接合プレート上に新設の防護柵を取り付ける工程を備える。
ここで、該地覆コンクリート上面に防護柵を設置できない場合には、地覆コンクリートの橋梁外側の壁面に、支柱接合プレートを取り付けることにより、新設の橋梁用防護柵の取替え施工が可能となる。
本発明の既設の橋梁用防護柵の取替え工法は、既設の地覆コンクリートを取り壊さずに橋梁用防護柵の取替えを可能とするために、工期が短縮され、かつ新設の防護柵のみの資材となることから大幅なコスト低減が可能となる。
また、既設の橋梁用防護柵の支柱跡を新設の防護柵によって隠すことにより美観を損なうことなく、かつ幅の狭い地覆コンクリートでは、支柱接合プレートを地覆コンクリートより道路外側へ張り出すように取り付けることで新設の橋梁用防護柵の取替え施工が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
実施例1
図1は、本発明を適用した既設の橋梁用防護柵の取替え工法における既設の防護柵の取り付け状態を示す説明図である。
既設の防護柵1は、道路の路肩に設けられる地覆コンクリート2上に立設された支柱3間にボルト・ナットなどの締結部材によって取り付けられる。
ここで、前記支柱3は平板状の抜け防止板4が基部に一体的に取り付けられた状態で前記地覆コンクリート2内に埋設されている。
そこで図2(イ)(ロ)(ハ)にそれぞれ示すように、支柱3間に渡設される各種レール5を取り外して支柱3のみとする。次に、前記地覆コンクリート2より露出する支柱3の地覆コンクリート2との境界線上をガスバーナーによって溶断する。この場合には、ガスバーナーによって溶断した後に残置される支柱3の上端が地覆コンクリート2より露出しないように更に切り下げるなどの作業を行う。
したがって、地覆コンクリート2上には既設の防護柵に支柱による残置穴6が一定間隔ごとに開口されることになる。そこで前記残置穴6上に新設の防護柵を取り付けるために、図2(ハ)で示すように、前記残置穴6の周囲に4個のアンカーボルト設置穴7をコンクリート穿孔ドリルによって穿孔する。
ここで、前記アンカーボルト設置穴7は図3に示すように、地覆コンクリート2内に埋設された抜け防止板4に当接しない位置、すなわち抜け防止板4の周囲に前記アンカーボルト設置穴7を設ける構成とする。
そして図4(イ)(ロ)(ハ)にそれぞれ示すように、前記アンカーボルト設置穴7内の清掃後、このアンカーボルト設置穴7内に攪拌により硬化するカプセル内に収納された樹脂製硬化剤9を挿入し、アンカーボルト10を電動ハンマードリル11等に装着し回転・打撃させ、硬化剤9を攪拌・混合しながら前記アンカーボルト設置穴7底面に到達するまで埋め込むものである。
さらに、図5に示すように、前記残置穴6内をプライマー塗布並びに錆び止めを行い、その残置穴6内をモルタル12によって埋設して地覆コンクリート2の上面と同一面とする。このようにして新設の防護柵を取り付けるための前工程を行うものである。
次に図6に示すように、新設の支柱3Aは断面H型のダクタイル鋳鉄あるいは、鋼製、アルミニウム製、ステンレス製などにより作成され、その下端両側にはプレート板13が延設される。このプレート板13は通常の場合より長く形成される。
更に前記プレート板13には、前記アンカーボルト10の配置状態に対応したアンカーボルト挿通用長穴14が4個貫設されている。そこで前記地覆コンクリート2に埋め込み設置したアンカーボルト10に支柱3Aのプレート板13のアンカーボルト挿通用長穴14を挿通する。この挿通用長穴14は、コンクリート穿孔ドリルがコンクリート内の鉄筋に当った場合に鉄筋を切断又は損傷させないために、再度その位置を左右側にずらすことができるように地覆コンクリート2の長手方向に沿って長穴形状とされ、かつこの長穴の寸法をアンカーボルトの口径の3倍以上の長さにすることが望ましい。
このようにして図7に示すように、残置穴6上に新設の支柱3Aを立設し、この支柱3A間に上部レール5Aおよび下部レール5Bなどを渡設することにより防護柵1Aへの取替えが完了する。
実施例2
次に、地覆コンクリート幅が狭い場合の設置例を図8(イ)(ロ)(ハ)にそれぞれ示す。
前記図2(イ)(ロ)(ハ)で示したように、既設の防護柵1の支柱3の根元部分を溶断して取り外し、図5に示すように残置穴6内にモルタル12によって埋設して地覆コンクリート2の上面と同一面とする。
そこで、図8(ハ)で示すように、地覆コンクリート2の残置穴6の両側位置に設けたアンカーボルト設置穴7に2個のアンカーボルト10を、前記図4(イ)(ロ)(ハ)で示す施工手順によって配置する。
次に、図8(イ)で示すように、前記アンカーボルト10に対して前記地覆コンクリート2の後方へ張り出した状態で支柱接合プレート15を設置するものであり、この支柱接合プレート15の底面には、前記地覆コンクリート2の壁面に当接される支持板16が直角状に突設され、さらに該支持板16と支柱接合プレート15の後端に渡って補強リブ17が設けられるものである。そして前記支柱接合プレート15前部側にはアンカーボルト10が挿通可能としたアンカーボルト挿通用長穴14Aが貫設され、前記支柱接合プレート15後部側には、支柱との接合を行うための締結用長穴18が貫設される。
ここで、支柱接合プレート15を前記アンカーボルト10に支柱接合プレート15前部側に貫設されるアンカーボルト挿通用長穴14Aを挿通した状態で地覆コンクリート2上に設置する。これにより前記支柱接合プレート15は、地覆コンクリート2後方に張り出した状態で設置されることになり、この支柱接合プレート15上に支柱3Aのプレート板13を積重し、ボルト・ナットなどの締結部材19によって接合することにより防護柵1Aの取替えが可能となる。
実施例3
次に、地覆コンクリート幅が狭く、該地覆コンクリート上面に防護柵を設置できない場合の設置例を図9(イ)(ロ)にそれぞれ示す。
この場合には、地覆コンクリート上に設置された既設の防護柵は、図2において前述した手順によって取り外し、図5に示すように残置穴6内にモルタル12によって埋設して地覆コンクリート2の上面と同一面とする。
そして図9(イ)で示すように、地覆コンクリート2の橋梁の外側の壁面に対して図4(イ)(ロ)(ハ)において詳述したように、前記壁面に対してアンカーボルト設置穴7を穿孔し、4個のアンカーボルト10を埋め込むものである。
ここで、前記アンカーボルト10に対して締結固定される支柱接合プレート15Aを地覆コンクリート2の橋梁の外側の壁面に取り付けるものであり、この支柱接合プレート15Aは90度に折り曲げ形成される壁面接合板20との間に補強リブ17が設けられ、この壁面接合板20にはアンカーボルト挿通用長穴14Aが貫設されるとともに、支柱接合プレート15Aには支柱との接合を行うための締結用長穴18が貫設される。
したがって、前記支柱接合プレート15Aを地覆コンクリート2の橋梁の外側の壁面に取り付けられるアンカーボルト10とボルト・ナットなどの締結部材19によって取付けることによって、支柱接合プレート15Aが地覆コンクリート2の外側へ張り出した状態となる。
そして前記支柱接合プレート15A上に、支柱3Aのプレート板13を積重し、ボルト・ナットなどの締結部材19によって接合することにより防護柵1Aの取替えが可能となる。
なお、本実施例ではアンカーボルトの取付けを4個、あるいは2個とするものであるが、必ずしも4個、あるいは2個とする必要性はなく、既設の地覆コンクリート内の鉄筋の位置やコンクリートの強度の状況に応じて本数を決定することが望ましい。
また、本実施例では残置穴内にモルタルを充填するものであるが、必ずしもモルタルを充填する必要性はなく、合成樹脂材など作業性および強耐性に優れた充填材であればいかなる素材であっても構わない。
実施例4
次に、防護柵がアルミニウム合金などの軽金属製の場合の設置例を図10(イ)(ロ)(ハ)でそれぞれ示す。
ここで、防護柵1Aがアルミニウム合金などの軽金属製の場合にはプレート板13と、このプレート板13に突設される支柱補助部21はアルミ合金の溶接強度に問題があるために鋼製とされることが多い。この支柱補助部21にアルミニウム合金製の防護柵1Aの支柱3Aが嵌め入れられて、結合用ボルト22によって強固に連結される構成とされる。
まず、図10(イ)(ロ)で示すように、地覆コンクリート2に埋設されるアンカーボルト10に対して前記地覆コンクリート2の後方へ張り出した状態で支柱接合プレート15を設置するものであり、この支柱接合プレート15の底面には、前記地覆コンクリート2の壁面に当接される支持板16が直角状に突設され、さらに該支持板16と支柱接合プレート15の後端に渡って補強リブ17が設けられるものである。そして前記支柱接合プレート15前部側にはアンカーボルト10が挿通可能としたアンカーボルト挿通用長穴14Aが貫設される。
そこで図10(イ)で示すように、支柱接合プレート15前部側に貫設されるアンカーボルト挿通用長穴14Aを前記アンカーボルト10に挿通した状態で地覆コンクリート2上に設置する。これにより前記支柱接合プレート15は、地覆コンクリート2後方に張り出した状態で設置されることになる。
この支柱接合プレート15上に、支柱3Aのプレート板13を積重し、ボルト・ナットなどの締結部材19によって接合する。そして該プレート板13に突設される支柱補助部21にアルミニウム合金製の防護柵1Aの支柱3Aが嵌め入れられて、結合用ボルト22によって連結されることにより防護柵1Aの取替えが可能となる。
なお、前記実施例4における防護柵1Aは、鋼製の支柱補助部21にアルミニウム合金製の支柱3Aとの組合せについて詳述したが、必ずしもアルミニウム合金製の支柱3Aとの組合せである必要性はなく、例えば鋼製の支柱3A、あるいは他の金属製による支柱3Aとの組合せであっても構わない。
以上の構成よりなる本発明の既設の橋梁用防護柵の取替え工法では、既設の防護柵を解体して支柱を切断して錆び止め、プライマー処理を行った後に地覆コンクリート内に残置した支柱の根元内にモルタルを注入することにより既設の地覆コンクリートを取り壊すことなく使用することができる。
また、前記地覆コンクリート内に残置した支柱の周囲に地覆コンクリート内の鉄筋を避けるようにアンカーボルトを埋め込むことにより前記地覆コンクリート上に通常の防護柵と何ら変わらない防護柵の取替え施工が可能となる。
また、実施例2において詳述したように既設の地覆コンクリート幅が狭い場合には、地覆コンクリート上に橋梁の外側へ張り出すような支柱接合プレートを取り付けることにより、防護柵の取替え施工が可能となる。
また、実施例3において詳述したように地覆コンクリート幅が狭く、該地覆コンクリート上面に防護柵を設置できない場合には、地覆コンクリートの橋梁外側の壁面に、地覆コンクリート内の鉄筋を避けるようにアンカーボルトを埋め込み、該アンカーボルトによる締結固定によって地覆コンクリートの背面側へ張り出すように支柱接合プレートを取り付けることにより、防護柵の取替え施工が可能となる。
また、実施例4において詳述したように、防護柵がアルミニウム合金などの軽金属製の場合であっても鋼製よりなるプレート板を、地覆コンクリート2上に設置された支柱接合プレート上に積重した状態で取り付け、プレート板上に突設される支柱補助部にアルミニウム合金製の防護柵の支柱が嵌め入れて結合用ボルトによって結合することによりアルミニウム合金などの軽金属製の防護柵の取替えが容易に行うことが可能となる。
本発明を適用した既設の橋梁用防護柵の取替え工法における既設の防護柵の取り付け状態を示す説明図である。 本発明を適用した既設の橋梁用防護柵の取替え工法における既設の防護柵の支柱を切断し、アンカーボルト設置穴を穿孔するまでの説明図である。 図2におけるアンカーボルト設置穴の穿孔位置を示す平面説明図である。 本発明を適用した既設の橋梁用防護柵の取替え工法におけるアンカーボルト設置穴にアンカーボルトを埋設する工程を示す説明図である。 図2における既設の防護柵の支柱を切断した後の残置穴にモルタルを注入した状態を示す説明図である。 既設の地覆コンクリート上面に新設の防護柵の支柱を取り付ける状態を示す説明図である。 図6における新設の防護柵の支柱に各レール等を取り付けて取替えが完了した状態を示す説明図である。 本発明を適用した既設の橋梁用防護柵の取替え工法において、地覆コンクリート幅が狭い場合の設置例を示す説明図である。 本発明を適用した既設の橋梁用防護柵の取替え工法において、地覆コンクリート幅が狭く、該地覆コンクリート上面に防護柵を設置できない場合の設置例を示す説明図である。 本発明を適用した既設の橋梁用防護柵の取替え工法において、防護柵がアルミニウム合金などの軽金属製の場合の設置例を示す説明図である。 既設の防護柵の設置例を示す説明図である。 従来の橋梁用防護柵の一例を示す説明図である。
符号の説明
1、1A 防護柵
2 地覆コンクリート
3、3A 支柱
4 抜け防止板
5 レール
6 残置穴
7 アンカーボルト設置穴
9 硬化剤
10 アンカーボルト
11 電動ハンマードリル
12 モルタル
13 プレート板
14、14A アンカーボルト挿通用長穴
15、15A 支柱接合プレート
16 支持板
17 補強リブ
18 締結用長穴
19 締結部材
20 壁面接合板
21 支柱補助部
22 結合用ボルト

Claims (5)

  1. 地覆コンクリートに橋梁用防護柵の支柱の下端が埋設された状態で設置される既設の橋梁用防護柵の取替え工法において、
    前記地覆コンクリートより露出する支柱の地覆コンクリートとの境界線上を切断して既設の橋梁用防護柵を取り外す工程と、
    前記地覆コンクリート内に残置する支柱による残置穴を充填材によって埋設する工程と、
    前記残置穴の周囲にアンカーボルト設置穴を穿孔する工程と、
    前記アンカーボルト設置穴内にアンカーボルトを硬化材によって挿入固着する工程と、
    前記地覆コンクリート上に突設するアンカーボルトに挿通可能なアンカーボルト挿通用長穴を有する新設の支柱を締結固定して橋梁用防護柵を取り付ける工程を備える
    ことを特徴とする既設の橋梁用防護柵の取替え工法。
  2. 地覆コンクリートに橋梁用防護柵の支柱の下端が埋設された状態で設置される既設の橋梁用防護柵の取替え工法において、
    前記地覆コンクリートより露出する支柱の地覆コンクリートとの境界線上を切断して既設の橋梁用防護柵を取り外す工程と、
    前記地覆コンクリート内に残置する支柱による残置穴を充填材によって埋設する工程と、
    前記残置穴の両側にアンカーボルト設置穴を穿孔する工程と、
    前記アンカーボルト設置穴内にアンカーボルトを硬化材によって挿入固着する工程と、
    前記アンカーボルトに挿通可能なアンカーボルト挿通用長穴を有する新設の支柱を、前記地覆コンクリート上に突設するアンカーボルトに挿通されるとともに、前記地覆コンクリートの橋梁外側へ張り出した状態で固定される支柱接合プレート上に締結固定して橋梁用防護柵を取り付ける工程を備える
    ことを特徴とする既設の橋梁用防護柵の取替え工法。
  3. 地覆コンクリートに橋梁用防護柵の支柱の下端が埋設された状態で設置される既設の橋梁用防護柵の取替え工法において、
    前記地覆コンクリートより露出する支柱の地覆コンクリートとの境界線上を切断して既設の橋梁用防護柵を取り外す工程と、
    前記地覆コンクリート内に残置する支柱による残置穴を充填材によって埋設する工程と、
    前記残置穴の両側にアンカーボルト設置穴を穿孔する工程と、
    前記地覆コンクリートの橋梁外側壁面に対してアンカーボルト設置穴を穿孔する工程と、
    前記アンカーボルト設置穴内にアンカーボルトを硬化材によって挿入固着する工程と、
    前記アンカーボルトに前記地覆コンクリートの橋梁外側へ併設される支柱接合プレートに開設されるアンカーボルト挿通用長穴を挿通し締結固定し、該柱接合プレート上に新設の防護柵を取り付ける工程を備える
    ことを特徴とする既設の橋梁用防護柵の取替え工法。
  4. 前記充填材がモルタルである
    ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の既設の橋梁用防護柵の取替え工法。
  5. 前記アンカーボルト挿通用長穴は、橋梁の長さ方向とし、かつ地覆コンクリート内の鉄筋にアンカーボルトが当接した際に、該アンカーボルトの位置をずらすことができる長さとする
    ことを特徴とする請求項1、請求項2請求項3または請求項4記載の既設の橋梁用防護柵の取替え工法。
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