JP5064245B2 - Pc梁と鋼製梁との接合方法 - Google Patents

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Description

本発明は、既設のPC梁に鋼製梁を接合する方法に関する。
高架橋タイプの道路として、地面に間隔を隔てて立設されたコンクリート製橋脚と、各橋脚の上部に夫々設けられ道路の幅方向に沿って形成されたRC(鉄筋コンクリート)梁と、これらRC梁の上に架け渡された橋桁と、橋桁の上に敷設された床版とを有するものが知られている。
この道路を拡幅する場合、RC梁の端部のコンクリートの一部をはつって内部の鉄筋(コンクリートを補強するための鉄筋)を露出させ、その露出した鉄筋に新たな鉄筋を溶接し、新たな鉄筋にコンクリートを打設することでRC梁を延長し、延長されたRC梁の上に拡幅用の橋桁及び床版を載置する工法等が用いられている(特許文献1参照)。
特開2002−81019号公報
近年、上記RC梁の代わりにPC(プレストレストコンクリート)梁を用いた高架橋タイプの道路の拡幅工事が計画されている。
PC梁の場合、コンクリートに圧縮力を与えるため梁の一端から他端に亘って形成されたPC鋼材が梁内に設置されているものの、このPC鋼材とは別に、コンクリートを補強するための鉄筋が梁内に設置されていないので、鉄筋を継ぎ足す上記工法は不可能である。
詳しくは、PC梁内のPC鋼材の両端部には、コンクリートに圧縮力を与えるための支圧板及び支圧用ナットが設けられており、PC梁の両端部には、これら支圧板及び支圧用ナットを覆う化粧コンクリートを保持するための鉄筋が設置されている。しかし、この鉄筋は、上記化粧コンクリートを保持する強度を有するに過ぎず、補強用ではないため、新たな鉄筋を継ぎ足してコンクリートを打設しても、必要な強度を得ることができず、上記工法は不可能である。
また、PC梁の場合、PC鋼材によってコンクリートに圧縮力を付与することで強度アップを図っているので、PC鋼材の周囲のコンクリートをはつってPC鋼材の側部を露出させそのPC鋼材に新たな鉄筋を溶接するという工法は、コンクリートの圧縮力が消失してしまい、採用できない。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、PC梁を有する高架橋タイプの道路の拡幅工事に用いる工法として、既設のPC梁に鋼製梁を適切に接合することができる方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、PC梁と鋼製梁とを接合する方法であって、上記PC梁の端部にアンカー孔を複数穿孔し、上記PC梁の端部に被せられる接合筒に、上記アンカー孔に対応する貫通孔を穿孔し、上記アンカー孔に接着剤を収容した状態で、上記PC梁の端部に上記接合筒を被せて上記アンカー孔と上記貫通孔との位置を合わせ、上記貫通孔から上記アンカー孔にアンカーロッドを差し込んで該アンカーロッドの先端を上記アンカー孔内の接着剤で固定し、上記貫通孔から突出した上記アンカーロッドのネジ部にナットを締め込んで上記接合筒を上記PC梁に固定した後、その接合筒に上記鋼製梁を連結するようにしたものである。
上記PC梁の端部に上記接合筒を被せて上記アンカー孔と上記貫通孔との位置合わせをするとき、上記接合筒の内面と上記PC梁の外面との隙間を、上記接合筒にその内外を貫通して装着されたネジジャッキにより調節するようにしてもよい。
上記ネジジャッキにより上記接合筒の内面と上記PC梁の外面との隙間を調節した後、上記隙間にモルタルを注入するようにしてもよい。
上記PC梁の端部に上記接合筒を被せる際、上記接合筒の一端に天秤梁を仮接続すると共に該天秤梁に上記接合筒との釣り合いを取るための錘を移動可能に取り付けてなる接合筒・天秤梁・錘ユニットを用意しておき、該接合筒・天秤梁・錘ユニットをクレーンのワイヤに吊り下げ、そのワイヤが上記PC梁の上部に配置された橋桁及び床版に接触しないようにして、上記接合筒・天秤梁・錘ユニットの接合筒を上記PC梁の端部に挿入して装着するようにしてもよい。
上記接合筒・天秤梁・錘ユニットの接合筒を上記PC梁の端部に挿入して装着した後、上記錘を上記天秤梁に沿って移動して、その錘の位置を、上記接合筒・天秤梁・錘ユニットから上記接合筒を切り離して得られる天秤梁・錘ユニットをワイヤで吊り下げたときに釣り合いが取れる位置とし、その後、上記接合筒と上記天秤梁との仮接続を解除して上記接合筒・天秤梁・錘ユニットから接合筒を切り離して天秤梁・錘ユニットを得、その天秤梁・錘ユニットをワイヤで吊り下げた状態で上記接合筒から離間させるようにしてもよい。
本発明によれば、既設のPC梁に鋼製梁を適切に接合することができ、PC梁を有する高架橋タイプの道路の拡幅工事が可能となる。
本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、既設の高架橋タイプの道路の断面図である。
この高架橋式道路1は、地面に設置された下部構造物2と、下部構造物2の上に載置された上部構造物3とから成る。
下部構造物2は、図1の図面裏表方向に間隔を隔てて立設されたコンクリート製橋脚4と、各橋脚4の上部に設けられ道路の幅方向に沿って形成されたPC梁5と、各PC梁5の上面に設けられた支承(シュー)6とを有する。上部構造物3は、図1の図面裏表方向に間隔が隔てられた各PC梁5の支承6に架け渡された橋桁7と、橋桁7の上に敷設された床版8とを有する。床版8の上には舗装が施されてそこが実質的な道路となり、その上を自動車が走行する。
PC梁5の内部には、コンクリートに圧縮力を付与するためのPC鋼材9が複数設置されている。PC鋼材9は、PC梁5内の一端から他端に亘ってロッド状に形成され、両端にコンクリートを押さえてコンクリートに圧縮力を付与するための支圧板10および支圧用ナット11が装着されている。すなわち、PC鋼材9の両端は支圧板10に形成された孔に挿通され、それら両端部に支圧用ナット11が装着されている。
支圧板10および支圧用ナット11は、PC梁5の両端部に設けられた化粧コンクリート12によって覆われている。詳しくは、PC梁5の両端部には、化粧コンクリート12を保持するための鉄筋13が、支持板10よりも外方に突出するように設置されていて、これら鉄筋13に化粧コンクリート12が打設されている。かかる鉄筋13は、化粧コンクリート12を保持する強度を有するに過ぎず、梁5を補強するものではない。
このPC梁5を有する高架橋式道路の拡幅工事は次のようにしてなされる。
先ず、図1に示すように、PC梁5の延長側の端部に、内部のPC鋼材9及び鉄筋13を避けてアンカー孔14を複数穿孔する。具体的には、X線センサや超音波センサ等を用いてをPC梁5の内部のPC鋼材9及び鉄筋13を検出し、これらPC鋼材9及び鉄筋13を避ける位置に、ドリルでアンカー孔14を穿孔する。アンカー孔14は、PC梁5の端部の左右側面、下面及び上面の全て又は一部に、必要な接合強度に応じて穿孔される。
PC梁5の端部にアンカー孔14を穿孔したならば、PC梁5の端部に被せられる図2に示す鋼製の接合筒15に、上記アンカー孔14に対応する貫通孔16を穿孔する。具体的には、接合筒15をワイヤ20で吊下する前に、PC梁5の端部のアンカー孔14の位置が転写されたフィルムを接合筒15に貼付し、その上から上記アンカー孔14に対応する貫通孔16を接合筒15に穿孔する。
次に、PC梁5の端部に接合筒15を被せるのであるが、その前に、PC梁5の端部(接合筒15が被せられる部分)の表面に目粗し加工を施しておく。PC梁5に接合筒15を被せた後、それらの間に注入される樹脂モルタルの付着強度を高めるためである。また、PC梁5の端部の化粧コンクリート12を除去しておく。化粧コンクリート12は、強度部材ではないため、接続部材としての要をなさないからである。
また、PC梁5の端部に接合筒15を被せる前に、アンカー孔14に、接着剤が収容されたカプセルを挿入しておく。このカプセルは、後の工程でアンカー孔14に差し込まれるアンカーロッドによって破られ、流出する内部の接着剤によってアンカーロッドをアンカー孔14に固定するものである(所謂ケミカルアンカー(登録商標)等の接着系アンカー)。
その後、図3に示すように、接合筒15をPC梁5の端部に被せ、接合筒15の貫通孔16の位置をPC梁5のアンカー孔14の位置に合わせる。ここで、接合筒15を単体でクレーンのワイヤで吊下すると、接合筒15をPC梁5の端部に被せるとき、そのワイヤがPC梁5の上部に配置された上部構造物3(橋桁7及び床版8)に接触してしまう。そこで、本実施形態では、図2に示すように、接合筒15の一端に天秤梁17をボルトナット等で仮接続すると共に天秤梁17に接合筒15との釣り合いを取るための錘18を移動可能に取り付けてなる接合筒・天秤梁・錘ユニット19を製作しておき、これをクレーンのワイヤ20で吊下するようにした。
具体的には、接合筒・天秤梁・錘ユニット19の接合筒15と天秤梁17とに夫々吊り金具21を図2の図面裏表方向に2個ずつ取り付け、これら吊り金具21にワイヤ22の一端を取り付け、それらワイヤ22の他端を纏めてクレーンから繰り出された1本のワイヤ20に接続する。このワイヤ20は、接合筒・天秤梁・錘ユニット19の重心位置の略真上に位置することになるが、重心位置は天秤梁17及び錘18によって接合筒15から離間した位置となる。よって、図3に示すように、ワイヤ20が上部構造物3に接触することなく、接合筒15をPC梁5の端部に挿入できる。
図4は、PC梁5の端部に接合筒15を被せた様子を示す斜視図である。なお、図4では、接合筒15に穿孔された貫通孔16及び後述するネジジャッキを省略している。
接合筒15は、天井板23と左右の側板24と底板25とから略角筒状に形成されている。詳しくは、天井板23には、PC梁5の端部に接合筒15を被せたとき、PC梁5の上面に設けられた支承6が収容される切欠26が形成されている。側板24は、PC梁5の端部が挿入される部分がPC梁5の端部の側面形状に合わせて台形状に形成され、後の工程で連結される鋼製梁27の端部が接続される部分が鋼製梁27の端部の側面形状に合わせて矩形状に形成されている。底板25は、PC梁5の端部が挿入される部分がPC梁5の端部の底面形状に合わせて傾斜され、鋼製梁27の端部が接続される部分が鋼製梁27の端部の底面形状に合わせて水平に形成されている。
接合筒15は、PC梁5の端部に被せたとき、接合筒15の内面とPC梁5の外面との間に所定の隙間(15mm程度)が空くように、PC梁5の端部よりも一回り大きく形成されている。図5に示すように、この隙間28は、接合筒15にその内外を貫通して装着されたネジジャッキ29を操作することで、上下左右で均等となるように調節される。ネジジャッキ29は、接合筒15の外面に溶接されたナット30と、ナット30に螺合されて接合筒15に貫通形成された孔31に挿通されたボルト32とを有し、ボルト32の頭部を回転させてボルト32の軸部先端をPC梁5に押し付けるものである。
ここで、接合筒15の天井板23に設けたネジジャッキ29を操作することで、PC梁5に対する接合筒15の上下方向位置を調節でき、PC梁5の側面のアンカー孔14に対する接合筒15の側面の貫通孔16の上下方向位置が合わせられる。また、接合筒15の左右の側板24に設けたネジジャッキ29を操作することで、PC梁5に対する接合筒15の図5の左右方向位置(図3の裏表方向位置)を調節でき、PC梁5の天井面及び底面のアンカー孔14に対する接合筒15の天井面及び底面の貫通孔16の道路長手方向位置が合わせられる。また、接合筒15は、PC梁5に取り付けられたウインチやジャッキ等のアクチュエータ(図示せず)によって図3の左右方向の力が付与されて、PC梁5に対する挿入深さが調節される。これにより、各アンカー孔14に対する各貫通孔16の道路幅方向位置が合わせられる。
接合筒15の貫通孔16の位置をPC梁5のアンカー孔14に合わせたなら、図6に示すように、貫通孔16からアンカー孔14にアンカーロッド33を差し込んで、アンカーロッド33の先端でアンカー孔14に収容されたカプセルを破損させ、カプセルから流出した接着剤34によりアンカーロッド33をアンカー孔14に固定する。なお、アンカー孔14は、既述のように、PC鋼材9及び化粧コンクリート保持用鉄筋13を避けて設けられている。アンカーロッド33をアンカー孔14に固定した後、貫通孔16から突出したアンカーロッド33のネジ部に、ワッシャー35を挿通させてナット36を締め込み、ワッシャー35を接合筒15の外面に押し付けることで、接合筒15をPC梁5に固定する。
その後、ワッシャー35の外縁を接合筒15の外面に溶接する。37は溶接部である。後の工程で接合筒15とPC梁5との隙間28に樹脂モルタルを注入したとき、この樹脂モルタルが接合筒15の貫通孔16とワッシャー35との間から漏れないようにするためである。なお、ナット36をワッシャー35に溶接して緩み止めとしてもよく、また、ワッシャー35とナット36とが一体となったワッシャー付きナットを用い、そのワッシャーの部分を接合筒15の外面に溶接してもよい。
ワッシャー35を接合筒15の外面に溶接したならば、接合筒15とPC梁5との隙間28に樹脂モルタルを注入する。注入は、接合筒15にその内外を連通して設けられた図示しない注入孔から樹脂モルタルを注入し、接合筒15にその内外を連通して設けられた図示しない空気抜き孔から内部の空気を抜きつつ行う。樹脂モルタルは、PC梁5の端部の表面に目粗し加工が施されているので、PC梁5に高い強度で付着する。なお、樹脂モルタルではなく、単なるモルタルを用いてもよい。
樹脂モルタルが硬化した後、図7に示すように、PC梁5の端部に固定された接合筒15から天秤梁17を切り離す。
詳しくは、図3、図7に示すように、接合筒・天秤梁・錘ユニット19の錘18を天秤梁17に沿って中央側に移動させ、その錘18の位置を、接合筒・天秤梁・錘ユニット19から接合筒15を切り離して得られる天秤梁・錘ユニット38をワイヤ20で吊り下げたときに釣り合いが取れる位置とする。その後、天秤梁17の端部に図3、図7の図面裏表方向に間隔を隔てて設けた2個の吊り金具39にワイヤ40を取り付け、それらワイヤ40を天秤梁17の他端の吊り金具21に取り付けたワイヤ22と纏め、クレーンから繰り出された1本のワイヤ20に接続する。
このワイヤ20は、天秤梁・錘ユニット38の重心位置の略真上に位置することになるが、重心位置は天秤梁17及び錘18によって天秤梁17の略中央の位置となる。よって、ワイヤ20が上部構造物3に接触することはない。その後、接合筒17の吊り金具21のワイヤ22を取り外し、天秤梁17を接合筒15に仮接続していたボルトナットを緩めて外し、天秤梁17を接合筒15から切り離して、図7に示すように、天秤梁・錘ユニット38を得、その天秤梁・錘ユニット38をワイヤ20で吊り下げた状態でクレーンを操作して接合筒15から離間させる。
天秤梁17を接合筒15から取り外した後、図8に示すように、接合筒15の端部に鋼製梁27を連結する。具体的には、鋼製梁27をクレーンのワイヤに吊り下げ、鋼製梁27の一端を鋼製橋脚41の上部に載置して固定し、鋼製梁27の他端を接合筒15の端部に突き合わせて添接板(継ぎ目板)42によって連結する。添接板42には、ボルトの挿通孔43が複数形成され、添接板42が配置される鋼製梁27及び接合筒15には、挿通孔43の位置に合わせて貫通孔が形成され、ボルトが挿通孔43及び貫通孔に差し込まれてナットによって固定される。なお、ボルトの代わりにリベットを用いてもよい。
このように、既設のPC梁5に鋼製梁27を適切に接合した後、鋼製梁27の上に支承44を設け、その上に拡幅用の上部構造部45を載置する。上部構造部45は、図8の図面裏表方向に間隔が隔てられた各鋼製梁27の支承44に架け渡される橋桁46と、橋桁46の上に敷設された拡幅用の床版47とを有する。橋桁46は既設の橋桁7にボルト等で連結固定され、床版47は既設の床版8に接続される。
こうして、PC梁5を有する高架橋タイプの道路の拡幅工事を適切に行うことができる。
既設の高架橋タイプの道路の断面図である。 図1の高架橋式道路の拡幅工事の工程図である。 図2の続きの工程図である。 PC梁の端部に接合筒を被せた状態を示す斜視図である。 図4の部分断面図であり、ネジジャッキの説明図である。 図4の部分断面図であり、アンカー孔及びアンカーロッドの説明図である。 図3の続きの工程図である。 図7の続きの工程図である。
符号の説明
5 PC梁
7 橋桁
8 床版
9 PC鋼材
14 アンカー孔
15 接合筒
16 貫通孔
17 天秤梁
18 錘
19 接合筒・天秤梁・錘ユニット
20 ワイヤ
27 鋼製梁
28 隙間
29 ネジジャッキ
33 アンカーロッド
36 ナット
38 天秤梁・錘ユニット

Claims (5)

  1. PC梁と鋼製梁とを接合する方法であって、
    上記PC梁の端部にアンカー孔を複数穿孔し、
    上記PC梁の端部に被せられる接合筒に、上記アンカー孔に対応する貫通孔を穿孔し、
    上記アンカー孔に接着剤を収容した状態で、上記PC梁の端部に上記接合筒を被せて上記アンカー孔と上記貫通孔との位置を合わせ、
    上記貫通孔から上記アンカー孔にアンカーロッドを差し込んで該アンカーロッドの先端を上記アンカー孔内の接着剤で固定し、
    上記貫通孔から突出した上記アンカーロッドのネジ部にナットを締め込んで上記接合筒を上記PC梁に固定した後、
    その接合筒に上記鋼製梁を連結することを特徴とするPC梁と鋼製梁との接合方法。
  2. 上記PC梁の端部に上記接合筒を被せて上記アンカー孔と上記貫通孔との位置合わせをするとき、
    上記接合筒の内面と上記PC梁の外面との隙間を、上記接合筒にその内外を貫通して装着されたネジジャッキにより調節するようにした
    請求項1に記載のPC梁と鋼製梁との接合方法。
  3. 上記ネジジャッキにより上記接合筒の内面と上記PC梁の外面との隙間を調節した後、上記隙間にモルタルを注入するようにした
    請求項2に記載のPC梁と鋼製梁との接合方法。
  4. 上記PC梁の端部に上記接合筒を被せる際、
    上記接合筒の一端に天秤梁を仮接続すると共に該天秤梁に上記接合筒との釣り合いを取るための錘を移動可能に取り付けてなる接合筒・天秤梁・錘ユニットを用意しておき、
    該接合筒・天秤梁・錘ユニットをクレーンのワイヤに吊り下げ、そのワイヤが上記PC梁の上部に配置された橋桁及び床版に接触しないようにして、上記接合筒・天秤梁・錘ユニットの接合筒を上記PC梁の端部に挿入して装着するようにした
    請求項1〜3いずれかに記載のPC梁と鋼製梁との接合方法。
  5. 上記接合筒・天秤梁・錘ユニットの接合筒を上記PC梁の端部に挿入して装着した後、
    上記錘を上記天秤梁に沿って移動して、その錘の位置を、上記接合筒・天秤梁・錘ユニットから上記接合筒を切り離して得られる天秤梁・錘ユニットをワイヤで吊り下げたときに釣り合いが取れる位置とし、
    その後、上記接合筒と上記天秤梁との仮接続を解除して上記接合筒・天秤梁・錘ユニットから接合筒を切り離して天秤梁・錘ユニットを得、その天秤梁・錘ユニットをワイヤで吊り下げた状態で上記接合筒から離間させるようにした
    請求項4に記載のPC梁と鋼製梁との接合方法。
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