JP2008054402A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】速度制御への影響を抑制しつつモータ間の回転量のずれをなくすことができるモータ制御装置を提供する。
【解決手段】モータ4,8の回転速度の平均値Ymを平均速度演算部12で求め、これを目標速度にフィードバックして、並進速度コントローラ30により2つのモータをそれぞれの回転速度が等しくなるように同期制御する。また、各モータ4,8の回転量の平均値Xmを平均回転量演算部13で求め、この平均値Xmと各モータ4,8の回転速度Xa,Xbとの偏差に基づく差動信号Za,Zbを生成して、各モータ4,8の回転量を個別に制御することにより、回転速度に影響を与えることなく、2つのモータの回転量が等しくなるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のモータの回転速度および回転量が等しくなるように同期制御を行うモータ制御装置に関する。
例えば、車室上部に開閉自在なルーフを備え、このルーフが折り畳まれて後部トランク内に収納されるようになっているコンバーチブル車では、ルーフやトランクなどの被移動体の移動は、左右に配備された2つのモータを回転させることにより行われる。しかしながら、モータの特性のばらつきや、モータにより駆動されるリンク機構の摩擦力のばらつき、あるいは車体の傾きによるモータの負荷の差などに基因して、2つのモータの回転速度や回転量(回転角度)が異なると、被移動体にアンバランスな力が作用して被移動体が変形し、極端な場合は破損することがある。
そこで、2つのモータの回転速度や回転量が同じになるように制御する制御装置が下記の特許文献1〜3で提案されている。特許文献1は、各モータの現在位置と目標速度から単位時間後の目標位置を算出する一方、各モータの現在位置と現在速度から単位時間後の予測位置を算出し、算出された目標位置と予測位置とを比較してモータの出力量を決定することにより、各モータの予測位置が共通の目標位置に徐々に近づくように制御を行い、モータ間の位置ずれを抑制するものである。特許文献2は、第1のモータに対しては従来の同様の速度制御を行い、第2のモータに対しては、速度制御ではなく、第1のモータの回転角度の絶対値を基準として、これに同期して追従させる位置制御とすることにより、モータ間の位置ずれを抑制するものである。特許文献3は、モータの回転速度に応じて速度帰還路をアンチバックラッシュ制御から速度制御に切り替える等の手段により、2つのモータを回転速度が一致するように制御して動作の安定化を図るものである。
特許第3467440号公報 特許第3550114号公報 特開2001−51722号公報
従来のモータ制御装置においては、回転速度と回転量とを独立して制御することができないため、2つのモータ間で回転量の差がなくなるように制御を行うと、回転速度が影響を受けて、モータ間で回転速度にずれが生じるという問題がある。これを図3の例について説明する。図3は、2つのモータの回転量と、これらのモータにより駆動される被移動体の先端速度の制御結果の一例を示している。図3(a)は、モータA,Bの回転量の制御結果であり、図3(b)は被移動体の先端速度の制御結果である。モータA,Bを回転速度が同じになるように同期制御することで、図3(b)のように、先端速度を目標速度と略一致させることができる。しかしながら、回転速度の同期制御を行っても、モータA,Bの回転量に図3(a)のようにずれが生じる場合、このずれが0となるように各モータの回転量を制御すると、ずれは解消されるが、その一方で回転量の操作量の変化が回転速度の操作量に影響し、今度はモータA,Bの回転速度に差が生じて、先端速度が目標値から外れる結果となる。したがって、従来の技術では、モータ間で回転速度を同じに維持しつつ、回転量のずれをなくすような制御を行うことは不可能であった。
本発明は、上記課題を解決するものであり、その目的とするところは、速度制御への影響を抑制しつつモータ間の回転量のずれをなくすことができるモータ制御装置を提供することにある。
本発明に係るモータ制御装置は、複数のモータの回転速度および回転量が等しくなるように同期制御を行うモータ制御装置であって、回転速度の目標値である目標速度を生成する目標速度生成手段と、各モータの回転速度をそれぞれ検出する速度検出手段と、この速度検出手段によって検出された各モータの回転速度を平均して、平均速度を算出する平均速度算出手段と、目標速度生成手段で生成された目標速度、および平均速度算出手段によって算出された平均速度に基づいて、各モータへ駆動指令値を出力する駆動指令値出力手段と、各モータの回転量をそれぞれ検出する回転量検出手段と、この回転量検出手段によって検出された各モータの回転量を平均して、平均回転量を算出する平均回転量算出手段と、この平均回転量算出手段によって算出された平均回転量、および前記回転量検出手段によって検出された各モータの回転量に基づいて、それぞれのモータに対応した回転量制御用のフィードバック信号を生成し、当該フィードバック信号に基づいて、駆動指令値出力手段から各モータへ与えられる駆動指令値を変更する駆動指令値変更手段とを備えたものである。
本発明においては、複数のモータのそれぞれの回転速度を検出してそれらの平均(平均速度)を算出するとともに、複数のモータのそれぞれの回転量を検出してそれらの平均(平均回転量)を算出する。そして、回転速度に関しては、目標速度と平均速度とに基づいて算出された駆動指令値を各モータへ与えることにより、各モータは目標速度となるように制御され、等しい速度で回転する。一方、回転量に関しては、算出された平均回転量と個々のモータの回転量とに基づいて、各モータごとにフィードバック信号が生成され、このフィードバック信号により各モータに与えられる駆動指令値が変更されることで、それぞれのモータに対して個別に回転量の制御が行われる。このため、回転速度に与える影響を小さくしつつ回転量を独立に制御して、回転量のずれをなくすことができる。したがって、複数のモータ間で回転速度および回転量を共に同じにすることができるので、例えば2つのモータによって1つの被移動体を移動させる場合に、被移動体にアンバランスな力が働かないようにして、被移動体の変形や破損を防止することができる。
こうして本発明によれば、速度制御に与える影響を小さくしつつモータ間の回転量のずれをなくすことができるモータ制御装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るモータ制御装置の制御ブロック図である。1は目標速度(回転速度の目標値)を生成する目標速度生成器であって、被移動体の位置に応じた目標速度があらかじめ設定された目標速度テーブルを備えている。30は2つのモータ4,8の回転速度を制御する並進速度コントローラであって、以下に述べる並進FB(フィードバック)出力発生器2、並進FF(フィードフォワード)出力発生器3、演算器14および演算器15から構成される。並進FB出力発生器2は、モータ4,8の回転速度が同じになるように制御するもので、例えば、入力される偏差に比例した信号を出力する比例要素と、偏差の時間積分値に比例した信号を出力する積分要素から構成されている。並進FF出力発生器3は、目標速度と等しい値の速度値を出力するフィードフォワード要素からなる。このように比例動作と積分動作にフィードフォワード動作を組み合わせることにより、目標値に対する良好な応答特性を得ることができる。なお、並進FB出力発生器2においては、比例要素と積分要素に微分要素を加え、PID制御を行う構成としてもよい。また、並進FF出力発生器3は、本発明にとって必須ではなく、省略することもできる。
4は被移動体を移動させる一方のモータ(モータA)、5はモータ4の回転量(回転角度)を検出する回転量検出器、6はモータ4の回転速度を検出する速度検出器である。検出器5,6は、例えば、モータ4の回転に同期したパルスを発生する1個のロータリエンコーダを用いて構成することができる。7は差動FB(フィードバック)出力発生器であって、モータ4に対する回転量制御用のフィードバック信号を生成して出力する。8は被移動体を移動させる他方のモータ(モータB)、9はモータ8の回転量(回転角度)を検出する回転量検出器、10はモータ8の回転速度を検出する速度検出器である。検出器9,10も、モータ8の回転に同期したパルスを発生する1個のロータリエンコーダを用いて構成することができる。11は差動FB(フィードバック)出力発生器であって、モータ8に対する回転量制御用のフィードバック信号を生成して出力する。差動FB出力発生器7,11は、前述の比例要素や積分要素などから構成される。モータ4とモータ8は、車両のルーフやトランクなどの被移動体の左右に配備されており、2つのモータ4,8の回転によって、各モータと連動するリンク機構(図示省略)を介して1つの被移動体を移動させるようになっている。
12は、速度検出器6,10によって検出された各モータ4,8の回転速度を平均して、平均速度を算出する平均速度演算部である。13は、回転量検出器5,9によって検出された各モータ4,8の回転量を平均して、平均回転量を算出する平均回転量演算部である。14は、目標速度生成器1から出力される目標速度と、平均速度演算部12から出力される平均速度との偏差を演算する演算器である。15は、並進FB出力発生器2の出力と、並進FF出力発生器3の出力とを加算する演算器である。16は、演算器15の出力すなわち並進速度コントローラ30の出力と、差動FB出力発生器7の出力とを加算する演算器である。17は、平均回転量演算部13の出力と、回転量検出器5の出力との差を演算する演算器である。18は、演算器15の出力すなわち並進速度コントローラ30の出力と、差動FB出力発生器11の出力とを加算する演算器である。19は、平均回転量演算部13の出力と、回転量検出器9の出力との差を演算する演算器である。
以上の構成において、目標速度生成器1は本発明における目標速度生成手段の一実施形態を構成し、並進速度コントローラ30は本発明における駆動指令値出力手段の一実施形態を構成している。回転量検出器5,9は本発明における回転量検出手段の一実施形態を構成し、速度検出器6,10は本発明における速度検出手段の一実施形態を構成している。平均速度演算部12は本発明における平均速度算出手段の一実施形態を構成し、平均回転量演算部13は本発明における平均回転量算出手段の一実施形態を構成している。演算器16〜19および差動FB出力発生器7,11は本発明における駆動指令値変更手段の一実施形態を構成している。
次に、モータ4,8の制御動作について説明する。図示しない操作スイッチを操作して、ルーフ等の被移動体の開閉動作を開始すると、目標速度生成器1から並進速度コントローラ30に、被移動体の位置に応じた目標速度Yoが与えられる。この目標速度Yoは演算器14に入力され、目標速度Yoと、平均速度演算部12の出力である平均速度Ymとの偏差Yo−Ymが演算される。演算された偏差は並進FB出力発生器2に入力され、並進FB出力発生器2は比例、積分等の処理を行なって、偏差に応じた信号を出力する。また、目標速度Yoは並進FF出力発生器3にも入力され、フィードフォワードの処理が行なわれる。並進FB出力発生器2の出力Pおよび並進FF出力発生器3の出力Qは、演算器15で加算される。並進速度コントローラ30は、演算器15での加算結果を駆動指令値Sとして出力する。
並進速度コントローラ30から出力された駆動指令値Sは、共通の指令値として、演算器16および演算器18へ与えられる。演算器16では、駆動指令値Sと、差動FB出力発生器7から出力される後述の差動信号Zaとが加算され、この加算結果S+Zaが駆動指令値αとしてモータ4へ与えられる。演算器18では、駆動指令値Sと、差動FB出力発生器11から出力される後述の差動信号Zbとが加算され、この加算結果S+Zbが駆動指令値βとしてモータ8へ与えられる。
モータ4は、駆動指令値αに従って所定の回転速度および回転量(回転角度)で回転する。モータ4の回転量は回転量検出器5で検出され、回転速度は速度検出器6で検出される。回転量検出器5で検出された回転量Xaは平均回転量演算部13に与えられるとともに、演算器17に与えられる。速度検出器6で検出された回転速度Yaは、平均速度演算部12に与えられる。
一方、モータ8は、駆動指令値βに従って所定の回転速度および回転量(回転角度)で回転する。モータ8の回転量は回転量検出器9で検出され、回転速度は速度検出器10で検出される。回転量検出器9で検出された回転量Xbは平均回転量演算部13に与えられるとともに、演算器19に与えられる。速度検出器10で検出された回転速度Ybは、平均速度演算部12に与えられる。
平均速度演算部12は、速度検出器6,10から出力された各モータ4,8の回転速度Ya,Ybに基づいて、平均速度Ymを算出する。平均速度Ymは、
Ym=(Ya+Yb)/2
から求められる。なお、ここでは平均速度YmをYa,Ybの算術平均(相加平均)として算出したが、これ以外の方法で算出してもよい。例えば、幾何平均(相乗平均)として算出する場合は、平均速度Ymは、
Ym=(Ya・Yb)1/2
から求められる。
算出された平均速度Ymは、フィードバック用の速度制御量として平均速度演算部12から並進速度コントローラ30の演算器14へ与えられる。演算器14は、前述のように目標速度Yoと平均速度Ymとの偏差Yo−Ymを演算する。この偏差は並進FB出力発生器2に与えられ、並進FB出力発生器2は偏差に対して比例・積分等の処理を行う。並進FB出力発生器2の出力Pは、演算器15において並進FF出力発生器3の出力Qと加算され、並進速度コントローラ30からは上記偏差に応じた駆動指令値Sが出力される。この駆動指令値Sは各モータ4,8に共通に与えられ、各モータ4,8は、上記駆動指令値Sによりそれぞれの回転速度が目標速度Yoと等しくなるように同期制御される。
一方、平均回転量演算部13は、回転量検出器5,9から出力された各モータ4,8の回転量Xa,Xbに基づいて、平均回転量Xmを算出する。平均回転量Xmは、
Xm=(Xa+Xb)/2
から求められる。なお、ここでは平均回転量XmをXa,Xbの算術平均(相加平均)として算出したが、これ以外の方法で算出してもよい。例えば、幾何平均(相乗平均)として算出する場合は、平均回転量Xmは、
Xm=(Xa・Xb)1/2
から求められる。
算出された平均回転量Xmは、演算器17,19に共通に与えられる。演算器17は、平均回転量Xmと、回転量検出器5で検出されたモータ4の回転量Xaとの偏差Xm−Xaを演算する。この演算結果は、差動FB出力発生器7へ与えられる。差動FB出力発生器7は、上記偏差に応じた差動信号Zaを出力する。この差動信号Zaは、モータ4に対する回転量制御用のフィードバック信号として演算器16に与えられ、演算器16で駆動指令値Sと差動信号Zaとが加算される。これにより、モータ4に与えられる駆動指令値が変更され、モータ4は駆動指令値α(=S+Za)に従う回転速度および回転量で回転する。この場合、モータ4は、差動FB出力発生器7からの差動信号Zaにより、回転量が平均回転量Xmとなるように制御される。
一方、演算器19は、平均回転量Xmと、回転量検出器9で検出されたモータ8の回転量Xbとの偏差Xm−Xbを演算する。この演算結果は、差動FB出力発生器11へ与えられる。差動FB出力発生器11は、上記偏差に応じた差動信号Zbを出力する。この差動信号Zbは、モータ8に対する回転量制御用のフィードバック信号として演算器18に与えられ、演算器18で駆動指令値Sと差動信号Zbとが加算される。これにより、モータ8に与えられる駆動指令値が変更され、モータ8は駆動指令値β(=S+Zb)に従う回転速度および回転量で回転する。この場合、モータ8は、差動FB出力発生器11からの差動信号Zbにより、回転量が平均回転量Xmとなるように制御される。
このように、本実施形態においては、モータ4,8のそれぞれの回転速度を速度検出器6,10で検出し、平均速度演算部12でそれらの平均を算出し、算出された平均速度Ymと目標速度Yoとの偏差に基づいて、並進速度コントローラ30から各モータ4,8に対して共通の駆動指令値Sが出力される。この駆動指令値Sにより、モータ4,8の回転速度が目標速度となるように制御され、モータ4,8は同じ速度で回転する。
また、本実施形態においては、モータ4,8のそれぞれの回転量を回転量検出器5,9で検出し、平均回転量演算部13でそれらの平均を算出し、算出された平均回転量Xmと検出された各モータの回転量Xa,Xbとの偏差に基づく差動信号Za,Zbを生成して、それぞれのモータ4,8に対して回転量制御用のフィードバック信号を個別に与えるようにしている。このため、モータ4は駆動指令値Sと差動信号Zaに基づく駆動指令値αに従って制御され、モータ8は駆動指令値Sと差動信号Zbに基づく駆動指令値βに従って制御される。このように、モータ4,8に個別のフィードバック信号(差動信号Za,Zb)を与えることで、各モータの回転量を独立して制御することが可能となる。したがって、モータ4,8の回転量が共に平均回転量Xmとなるように制御することにより、回転速度に影響を与えずに(あるいは影響を極力小さくして)、2つのモータの回転量を同じにして、モータ間の回転量のずれをなくすことができる。
以上述べたように、各モータ4,8の回転速度の平均値を求め、これを目標速度にフィードバックして、並進速度コントローラ30により2つのモータを同期制御することで、各モータ4,8の回転速度を等しくすることができる。また、各モータ4,8の回転量の平均値を求め、この平均値と各モータ4,8の回転量との偏差に基づく差動信号Za,Zbを生成して、各モータ4,8の回転量を個別に制御することにより、回転速度に与える影響を抑制しつつ、各モータ4,8の回転量を等しくすることができる。こうして、2つのモータの回転速度および回転量が共に同じとなる結果、モータ4,8によって1つの被移動体を移動させる場合に、被移動体にアンバランスな力が働かないようにして、被移動体の変形や破損を防止することができる。
図2は、図1のモータ制御装置における2つのモータの回転量と、これらのモータにより駆動される被移動体の先端速度の制御結果の一例を示している。図2(a)は、モータA(モータ4),モータB(モータ8)の回転量の制御結果であり、図2(b)は被移動体の先端速度の制御結果である。図2(a)のようにモータA,B間で回転量のずれが殆ど生じないように2つのモータの回転量を制御しても、図2(b)に示すように、先端速度は図3(b)の場合と比べて変化しておらず、モータの回転速度を目標値に維持したまま、回転量のずれをなくすように制御できることがわかる。
上述した実施形態では、2台のモータ4,8に対して同期制御を行う場合を例に挙げたが、本発明は、3台以上のモータに対して同期制御を行う場合にも同様に適用することができる。
また、上述した実施形態では、車両のルーフやトランク等の開閉に用いられるモータ制御装置を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、例えばダンプカーの荷台のような被移動体を駆動する場合などにも適用することができる。
本発明の実施形態に係るモータ制御装置の制御ブロック図である。 本発明におけるモータの回転量と被移動体の先端速度の制御結果の一例を示した図である。 従来例におけるモータの回転量と被移動体の先端速度の制御結果の一例を示した図である。
符号の説明
1 目標速度生成器
2 並進FB出力発生器
3 並進FF出力発生器
4 モータ
5 回転量検出器
6 速度検出器
7 差動FB出力発生器
8 モータ
9 回転量検出器
10 速度検出器
11 差動FB出力発生器
12 平均速度演算部
13 平均回転量演算部
14〜19 演算器
30 並進速度コントローラ

Claims (1)

  1. 複数のモータの回転速度および回転量が等しくなるように同期制御を行うモータ制御装置であって、
    回転速度の目標値である目標速度を生成する目標速度生成手段と、
    各モータの回転速度をそれぞれ検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段によって検出された各モータの回転速度を平均して、平均速度を算出する平均速度算出手段と、
    前記目標速度生成手段で生成された目標速度、および前記平均速度算出手段によって算出された平均速度に基づいて、各モータへ駆動指令値を出力する駆動指令値出力手段と、
    各モータの回転量をそれぞれ検出する回転量検出手段と、
    前記回転量検出手段によって検出された各モータの回転量を平均して、平均回転量を算出する平均回転量算出手段と、
    前記平均回転量算出手段によって算出された平均回転量、および前記回転量検出手段によって検出された各モータの回転量に基づいて、それぞれのモータに対応した回転量制御用のフィードバック信号を生成し、当該フィードバック信号に基づいて、前記駆動指令値出力手段から各モータへ与えられる駆動指令値を変更する駆動指令値変更手段と、
    を備えたことを特徴とするモータ制御装置。
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