JP2008049782A - 車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インストルメントパネルおよびインストルメントパネル内を効率的に冷却できる車両用空調装置を提供する。
【解決手段】温調ユニット11の下流に設けられる吹出ダクト12に、当該吹出ダクト12の内外を連通する連通口18と、連通口18を開閉する開閉ドア19と、を設けた。これにより、吹出ダクト12の内外を連通する状態で送風ユニット9を作動すると、温調ユニット11で生成された冷風が連通口18からインストルメントパネル3内に送風されるので、この冷風で、高温になってしまったインストルメントパネル3およびインストルメントパネル3内を積極的に冷却できる。
【選択図】図1
【解決手段】温調ユニット11の下流に設けられる吹出ダクト12に、当該吹出ダクト12の内外を連通する連通口18と、連通口18を開閉する開閉ドア19と、を設けた。これにより、吹出ダクト12の内外を連通する状態で送風ユニット9を作動すると、温調ユニット11で生成された冷風が連通口18からインストルメントパネル3内に送風されるので、この冷風で、高温になってしまったインストルメントパネル3およびインストルメントパネル3内を積極的に冷却できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、車室前部のインストルメントパネル内に収納され車室内の空調を行なう車両用空調装置に関する。
車両を炎天下で長時間にわたって駐車した場合、車室前部のインストルメントパネルは車室前部の前面窓を透過した日射によって極めて高温(50〜70℃)になることがあり、乗車初期時には、インストルメントパネルが発熱源となってしまい車室内を効率的に冷却できないという問題があった。
そこで、従来、インストルメントパネル内の熱気を排気できるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。この従来技術は、図7に示すように、外気吸込口102および内気吸込口103が形成されるとともにこれら吸込口102、103を開閉する切替えドア104が取付られたインテークボックス101と、インテークボックス101の下流に接続された送風ユニット115と、送風ユニット115の下流に接続された温調ユニット117と、インテークボックス101の外気吸込口102とカウルボックスに設けられた外気吸込口113とを連通する外気吸込通路105と、入口がインストルメントパネル107内に露出するとともに出口が前記外気吸込通路105の途中に連通接続された換気流路106と、換気流路106内に配置されたファン108と、換気流路106を開閉する開閉ドア109と、を備えた構造になっている。
この従来技術では、内気吸入モードとしてインテークボックス101の内気吸込口103を開いて外気吸込口102を閉じるとともに、換気流路106の開閉ドア109を開いてファン108を動作すると、インストルメントパネル107内の空気(熱気)110が換気流路106内に吸い込まれて、外気吸込通路105を逆流(符号111)して、カウルボックスの外気吸込口113から車外へ排出される。
特開2005−186860号公報(段落番号0028、0029、図1)
しかしながら、上述の従来技術では、車室前部のインストルメントパネル107内に滞留する空気(熱気)110を換気流路106および外気吸込通路105を介してカウルボックスの外気吸込口102から車外へ排出できるが、高温になっているインストルメントパネル107またはインストルメントパネル107内を冷却する効果は薄いという問題があった。
なお、インテークボックス101近傍の限られた狭いスペースに、換気流路106、ファン108および開閉ドア109を設けるためにレイアウトを工夫する必要があり、レイアウトの設計が煩雑になるという問題もあった。さらに、インテークボックス101の内気吸込口103を開いて外気吸込口102を閉じるとともにファン108を動作することにより、インストルメントパネル107内の空気110が換気流路106内に吸い込まれ、インストルメントパネル107内で負圧が生じて車体漏洩部から外気を吸込むため、この車体漏洩部での通気抵抗が大きいことから換気風量が不十分である可能性があるとともに、車体漏洩部より車室外の臭いや埃が車室内に侵入するなどの可能性もあった。
本発明は、上記のような従来技術を考慮してなされたもので、その目的は、インストルメントパネルおよびインストルメントパネル内を効率的に冷却できる車両用空調装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、内気吸込口および外気吸込口を有するとともにこれら吸込口を開閉するインテークドアを有するインテークボックスと、前記インテークボックスの下流に設けられた送風ユニットと、前記送風ユニットの下流に設けられ内部に冷却用熱交換器を有する温調ユニットと、前記温調ユニットの下流に設けられて車室内に向かう吹出ダクトと、が前記車室前部のインストルメントパネル内に配置された車両用空調装置であって、前記吹出ダクトの内部とインストルメントパネルの内部とを連通する連通口と、前記連通口を開閉する開閉ドアと、を備えることを特徴とする。
本発明では、吹出ダクトの連通口を開いた状態で送風ユニットを作動すると、送風ユニットの下流の温調ユニットで生成された冷風が、当該吹出ダクトの連通口を通じてインストルメントパネル内に送風される。そのため、例えば炎天下で長時間駐車後の乗車初期時に、高温になって車内の発熱源と化してしまうインストルメントパネルおよびインストルメントパネル内を、冷風によって積極的に冷却することで、車室内の冷却性能を向上できる。
以下、本発明の実施の形態に係る車両用空調装置を図に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る車両用空調装置を示す縦断面図、図2は図1の車両用空調装置を備える車両の説明図、図3は図1の車両用空調装置のデフロスタ吹出ダクトの拡大図、図4は図1の車両用空調装置により乗員の乗車時に換気を行なう際の処理手順を示すフローチャート、図5はクールダウン試験時の試験室内平均温度の推移を示す特性図、図6はクールダウン試験時のベント吹出し温度の推移を示す特性図である。なお、図1は図2のA部分を拡大して示す縦断面図である。
図1および図2に示すように、車両1の車室2の前部には、インストルメントパネル3が備えられ、このインストルメントパネル3内(つまりインストルメントパネル3よりも車両前方で且つダッシュパネル25よりも車両後方の空間内)に、温調ユニット15が収納されている。温調ユニット15は、内気吸込口5および外気吸込口6が形成されるとともにこれら吸込口5,6を開閉するインテークドア7が取り付けられたインテークボックス8と、インテークボックス8の下流に接続された送風ユニット9と、送風ユニット9の下流に接続され内部に冷却用熱交換器(エバポレータ)10を有する温調ユニット11と、温調ユニット11の下流に設けられて車室2内に向かう吹出ダクト12,13,14と、を備えて構成されている。温調ユニット11内には、空気を冷却する冷却用熱交換器10と、冷却用熱交換器10の下流側に設けられ空気を加熱する加熱用熱交換器16と、これら冷却用熱交換器10および加熱用熱交換器16の間には設けられ、冷却用熱交換器10を通過した空気を、加熱用熱交換器16に導く空気と加熱用熱交換器16をバイパスする空気とに所定の比率で分配して温度調整を行なうミックスドア17と、が設けられている。
冷却用熱交換器10および加熱用熱交換器16の下流には、これらを通過した冷風および温風を混合するエアミックス室26が形成されており、このエアミックス室26の下流には、上述の吹出ダクト12,13,14を接続する吹出口27,28,29が設けられている。各吹出口27,28,29には、当該吹出口27,28,29を開閉する吹出モードドア27d、28d、29dが設けられており、吹出モードドア27d,28d,29dの開閉によりどの吹出ダクト12,13,14から車室内に向けて空調風を吹き出すか選択できるようになっている。
なお、吹出ダクト12はデフロスタ吹出ダクトであって、温調ユニット11内で温調された空調風を車室の前面窓FWに向けて吹き出させるためのものであり、吹出ダクト13はベント吹出ダクトであって、温調ユニット11内で温調された空調風を車室の前席乗員の上半身側に向けて吹き出させるためのものであり、吹出ダクト14はフット吹出ダクトであって、温調ユニット11内で温調された空調風を車室の前席乗員の足下に向けて吹き出させるものである。
本実施形態では、デフロスタ吹出ダクト12に、デフロスタ吹出ダクト12の内部とインストルメントパネル3の内部とを連通する連通口18が形成されているとともに、デフロスタ吹出ダクト12の内部に連通口18を開閉する開閉ドア19が設けられている。デフロスタ吹出ダクト12の連通口18は、車両の後斜め上方に向けて開口することで、インストルメントパネル3の上壁3uに向いて開口している。
次に図3を参照しつつデフロスタ吹出ダクト12をより詳しく説明する。デフロスタ吹出ダクト12は、温調ユニット11からインストルメントパネル3の上壁に向けてほぼ垂直に設けられている。このデフロスタ吹出ダクト12の外壁は、図3に示すように、前壁31、後壁34および左右の側壁(図示せぬ)を備えて構成されている。この外壁のうちの後壁34に、前記連通口18が設けられている。この後壁34は、連通口18よりも吹出ダクト上流側(つまり吹出ダクト入口12a側)の下部壁部34aと、連通口18よりも吹出ダクト下流側(つまり吹出ダクト出口12b側)の上部壁部34bと、連通口18が形成された段差壁部34cと、を備えて構成されている。
下部壁部34aは上部壁部34bよりも車両後方に張り出されて形成されており、これにともない下部壁部34aと上部壁部34bとをつなぐ段差壁部34cは斜め上方に向けて傾斜しており、これにより、段差壁部34cに形成された連通口18がインストルメントパネル壁3uに向けて開口している。
連通口18を開閉する開閉ドア19は、その回転軸41が連通口18の吹出ダクト下流側つまり上側に設けられている。そして、開閉ドア19は、デフロスタ吹出ダクト12を全開にしつつ連通口18全閉にするとともに、デフロスタ吹出ダクト12を全閉にしつつ連通口18を全開にできるようになっている。この開閉ドア19は、デフロスタ吹出ダクト12を閉じつつ連通口18を開く際には、インストルメントパネル上壁3uに向けて指向している。そのため、連通口18から吹き出す冷風をインストルメントパネル上壁3uに向けてスムーズにガイドできるようになっている。
また、デフロスタ吹出ダクト12を開閉する吹出モードドア27dは、その回転軸42が、上部壁部34bの下端の延長線X上に配置されている。そして、吹出モードドア27dを全開にした際には、吹出モードドア27d自体を上部壁部34の下端の延長線X上に一致させることができるようになっている。
車室2の後部には、図2に示すように車内と車外とを連通する外部開放通路20が設けられており、この外部開放通路20に、排気用ファン21および開閉ドア22が設けられている。例えば、開閉ドア22は、可撓性で自動的に閉まり、排気用ファン21が作動すると風圧で開く既存のドラフタードアからなっている。
この実施形態にあっては、図4に示す処理手順にしたがって乗員の乗車時に換気を行なうようになっている。すなわち、車両1のドア開閉を行なう電子キー(図示せず)からの乗車信号を受信することにより乗員の乗車を検出すると一連の動作を開始し、まずステップS1として車室2内の温度が所定温度(例えば40℃)を越えているか判定し、所定温度を越えていればステップS2へ進む。ステップS2として温調ユニット11の空調モードを外気導入モード(FRE)にするとともに、デフロスタ吹出モードとしてデフロスタ吹出ダクト12のみ開け、他のベント吹出ダクト13およびフット吹出ダクト14を閉じる。次いで、ステップS3として送風ユニット9のモードを最大風量にして外気吸込口6を介して外気を吸入し、ステップS4として連通口18の開閉ドア19を開くことにより、デフロスタ吹出ダクト12の内外を連通する。ステップS5として外部開放通路20の排気用ファン21をONにした後、上記のステップS1へ戻るようになっている。これにより、連通口18を介してデフロスタ吹出ダクト12の内外を連通した状態で、インテークボックス8を外気導入モードとして送風ユニット9を作動するので、比較的低い温度の外気が矢印A1で示すように取り込まれるとともに、冷却用熱交換器10で生成された冷風が矢印A2、A3で示すようにデフロスタ吹出ダクト12を介してインストルメントパネル3内に送風され、インストルメントパネル3内部を冷却した後、インストルメントパネル3内部から車室2内を矢印A4で示すように流れて車室2後部から矢印A5で示すように排出されるため、車室2内の熱気を一掃できる。
一方、上記のステップS2で車室2内の温度が所定温度以下であればインストルメントパネル3内の熱気を冷ます必要がないので、ステップS6に進んで連通口18の開閉ドア19を閉じ、ステップS7として排気用ファン21を停止させて開閉ドア22を閉じた後、上記のステップS1へ戻るようになっている。
このように実施形態では、例えば炎天下長時間駐車後の乗車初期時に車内の発熱源と化してしまうインストルメントパネル3およびインストルメントパネル3内を、温調ユニット11の冷却用熱交換器10で生成した冷風によって、積極的に冷却できるため、車室内の冷却性能が向上する。
以下、本実施形態の主な効果を列挙する。
本実施形態では、冷却用熱交換器10を有する温調ユニット11と、温調ユニット11の下流に設けられて車室2内に向かう吹出ダクト12、13、14と、が車室2前部のインストルメントパネル3内に配置された車両用空調装置であって、吹出ダクト(この例ではデフロスタ吹出ダクト12)に当該吹出ダクト12の内外を連通する連通口18が形成されるとともに、連通口18を開閉する開閉ドア19が設けられている。
そのため、例えば炎天下長時間駐車後の乗車初期時に車内の発熱源と化してしまうインストルメントパネル3内を、温調ユニット11の冷却用熱交換器10で生成した冷風によって、積極的に冷却できるため、車室内の冷却性能が向上する。 また、本実施形態では、吹出ダクト12に連通口18および開閉ドア19を設けたので、レイアウト設計を比較的容易に行なえるとともに、既存のインテークボックス8および温調ユニット15になんら変更を加えることなく流用できる利点がある。
また、本実施形態では、インストルメントパネル3内の換気を行なう際に、車体漏洩部ではなく外気吸込口6を介して外気を吸入するので、既存の図示しない空気フィルタにより外気に含まれる臭いや埃を除去できる。また、車体漏洩部から外気を導入する場合よりも外気吸込口6を介して外気導入する構造であるため、通気抵抗が小さくなり、換気風量を大きくできる利点があり、この点からもインストルメントパネル3およびインストルメントパネル3内を効果的に冷却できる。
また、本実施形態では、連通口18がインストルメントパネル3の上壁3uに向けて開口している。そのため、最も高温になりやすいインストルメントパネル上壁3uに冷風を吹き当てることができるため、さらに冷却性能が向上する。
また本実施形態では、連通口18を有する吹出ダクト12は、温調ユニット11からインストルメントパネル上壁3uに向けて設けられたデフロスタ吹出ダクト12である。そのため、他の吹出ダクト(ベント吹出ダクト13、フット吹出ダクト14)などに比べて連通口18をインストルメントパネル上壁3uに近い位置に設定できるため、インストルメントパネル上壁3uをさらに効果的に冷却できるようになる。
また本実施形態では、吹出ダクト12の外壁のうち連通口18が形成された壁(この例では後壁34)は、連通口よりも吹出ダクト上流側の下部壁部34aが、連通口よりも吹出ダクト下流側の上部壁部34bよりも、外側に張り出されて形成されているとともに、下部壁部34aと上部壁部34bとをつなぐ段差壁部34cに連通口18が形成されることで、連通口18がインストルメントパネル3の上壁3uに向けて開口している。
そのため、簡素な構成で、上方に指向する吹出ダクト12に、インストルメントパネル上壁3uに向けて開口する連通口18を形成できる。また、連通口18より上流側の下部壁部34bが膨出形成されているため、連通口18に向けてスムーズに空気が流れていくこととなり、連通口18からの冷風吹出量を多く維持しやすくなる。
また本実施形態では、開閉ドア19は、その回転軸41が連通口18の吹出ダクト下流側(言い換えると吹出ダクト出口12b側)に設けられて、前記吹出ダクト12を全開にしつつ連通口18全閉にするとともに、吹出ダクト12を全閉にしつつ連通口18を全開にできるようになっている。そして、開閉ドア19は、吹出ダクト12を閉じつつ連通口18を開く際に、インストルメントパネル上壁3uに向けて指向している。
そのため、連通口18から吹き出す冷風をインストルメントパネル上壁3uに向けてスムーズにガイドでき、より多くの冷風をインストルメントパネル上壁3uに吹き当てることができ、さらに冷却効果を向上できる。
また、本実施形態では、吹出ダクト12の開閉ドア19より上流側には、吹出ダクト12を開閉する吹出モードドア27dが設けられ、吹出モードドア27dの回転軸42が、上部壁部34bの下端の延長線X上に配置されている。
そのため、吹出モードドア27dの開時には、その整流効果により空調風の流通がスムーズになり、インストルメントパネル上壁3uの冷却効果がさらに向上する。
また、本実施形態では、インテークボックスの外気吸込口6とは別途設けられた外部開口通路20から排気用ファン21で強制排気するため、さらに換気風量を大きくでき、インストルメントパネル3およびインストルメントパネル3内をさらに効果的に冷却できる。
また、本実施形態では、外部開放通路20が車室2の後部に設けられているため、車室前部のインストルメントパネル3内に吹き出された冷風は、車室前部から車室後部に向けて流れて、車室後部の外部開放通路20を通じて車内から車外へ排出されることにより、車室内の熱気を一掃できるので、車室内の冷却性能がさらに向上することとなる。
ここで、本出願人が、外気温40℃、湿度50%、日射1046Wの条件下にて60分間車両1を放置し1分間当該車両用空調装置でインストルメントパネル3内の換気を行なった後に、通常冷房運転を10分間行うクールダウン試験を行なった結果、試験室(車室2)内の平均温度は図5の線L1で示すように推移し、ベント吹出温度は図6の線L3で示すように推移した。一方、上記の換気を行なわない場合には試験室(車室2)内の平均温度が図5の線L2で示すように推移し、ベント吹出し温度が図6の線L5で示すように推移したため、これらの換気無しの場合と比べて、上記の換気に伴う場合は、平均室温差ΔT1が約2℃であり、ベント吹出温度差ΔT2が約8℃であった。したがって、乗車初期時に当該車両用空調装置で換気を行なうことにより車室2内の冷却性能が向上することを確認できた。
なお、上記実施形態では、車室2の前面窓FWに向かうデフロスタ吹出ダクト12に、連通口18および開閉ドア19を設けたが、本発明はこれに限定されず、車室2内の前席乗員上半身に向かうベント吹出ダクト13に、ベント吹出ダクト13の内外を連通する連通口と、この連通口を開閉する開閉ドアを設けることもできるし、また、車室2内の前席乗員下半身に向かうフット吹出ダクト14に、フット吹出ダクト14の内外を連通する連通口と、この連通口を開閉する開閉ドアを設けることもできる。この場合、最も高温になりやすいインストルメントパネル3に上壁に近い位置に連通口を設けられる点で、フット吹出ダクト14に連通口を設けるよりも、温調ユニット11から車両後方に向かうベント吹出ダクト13または温調ユニット11から上方に向かうデフロスタ吹出ダクト12に連通口を設けることが好ましい。なお、特に本実施形態のように温調ユニット11よりも上方に設けられるデフロスタ吹出ダクト12に連通口を形成した構造のほうが、ベント吹出ダクト13に連通口を形成した構造よりも、インストルメントパネル3の上壁に近い位置に連通口を設けることができるため好ましい。
また、上記実施形態では、外部開放通路20の開閉ドア22が、可撓性で自動的に閉まり、排気用ファン21が作動すると風圧で開く既存のドラフタードアからなっているが、このドラフタードアの代わりに、自重で自動的に閉まるドアや、その他のドアなどを用いてもよい。
1 車両
2 車室
3 インストルメントパネル
5 内気吸込口
6 外気吸込口
7 インテークドア
8 インテークボックス
9 送風ユニット
10 冷却用熱交換器
11 温調ユニット
12〜14 吹出ダクト
18 連通口
19 開閉ドア
20 外部開放通路
21 排気用ファン
22 開閉ドア
2 車室
3 インストルメントパネル
5 内気吸込口
6 外気吸込口
7 インテークドア
8 インテークボックス
9 送風ユニット
10 冷却用熱交換器
11 温調ユニット
12〜14 吹出ダクト
18 連通口
19 開閉ドア
20 外部開放通路
21 排気用ファン
22 開閉ドア
Claims (6)
- 内気吸込口(5)および外気吸込口(6)を有するとともにこれら吸込口(5,6)を開閉するインテークドア(7)を有するインテークボックス(8)と、前記インテークボックス(8)の下流に設けられた送風ユニット(9)と、前記送風ユニット(9)の下流に設けられ内部に冷却用熱交換器(10)を有する温調ユニット(11)と、前記温調ユニット(11)の下流に設けられて車室(2)内に向かう吹出ダクト(12、13、14)と、が前記車室(2)前部のインストルメントパネル(3)内に配置された車両用空調装置であって、
前記吹出ダクト(12、13、14)の内部と前記インストルメントパネル(3)の内部とを連通する連通口(18)と、前記連通口(18)を開閉する開閉ドア(19)と、を備えたことを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1に記載の車両用空調装置であって、
前記連通口(18)を有する吹出ダクト(12)は、前記温調ユニット(11)から前記インストルメントパネル(3)の上壁(3u)に向けて設けられたものであり、前記連通口(18)は前記インストルメントパネル(3)の上壁(3u)内面に向けて開口していることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項2に記載の車両用空調装置であって、
前記吹出ダクト(12)の外壁のうち前記連通口(18)が形成された壁(34)は、前記連通口よりも前記吹出ダクト上流側の下部壁部(34a)が、前記連通口よりも吹出ダクト下流側の上部壁部(34b)よりも、外側に張り出されて形成されており、
前記開閉ドア(19)は、その回転軸(41)が前記連通口(18)の吹出ダクト下流側に設けられて、前記インストルメントパネル(3)の上壁に向けて指向した状態で前記吹出ダクト(12)を閉じつつ前記連通口(18)を開くことを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項3に記載の車両用空調装置であって、
前記開閉ドア(19)より上流側には、前記吹出ダクト(19)を開閉する吹出モードドア(27d)が設けられ、前記吹出モードドア(27d)の回転軸(42)は、前記上部壁部(34b)の下端の延長線上に配置されていることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用空調装置であって、
前記車内および車外を連通する外部開放通路(20)を設け、前記外部開放通路(20)に排気用ファン(21)および開閉ドア(22)を設けたことを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項5に記載の車両用空調装置であって、
前記外部開放通路(20)は、前記車室(2)の後部に設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
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