JP2008031371A - 筆記具用インキ組成物およびこれを用いた筆記具 - Google Patents

筆記具用インキ組成物およびこれを用いた筆記具 Download PDF

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Abstract

【目的】 インキ収容管に付着しないインキ組成物で、インキ収容管に充填したインキ組成物を使い切ることができる筆記具を提供する。
【構成】 少なくとも着色剤と、液媒体と、ハイドロキノンスルホン酸および/またはその塩と、トリエタノールアミンとを含有する筆記具用インキ組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、長期間放置後もインキ収容管に付着しないインキ組成物、さらに詳しくはインキ収容管に充填したインキ組成物を使い切ることができる筆記具に関する。
インキ組成物をインキ収容管に直接充填してなる筆記具の特徴のひとつとして、インキの消費に伴ってインキ収容管内のインキ組成物が減少しインキの残量がはっきり分かるということが挙げられる。従来からボールペンのインキ収容管には、インキ組成物の低蒸発性、透明性、生産性、コストの面から、ポリエチレンやポリプロピレンが使用されている。これらの素材は表面自由エネルギーが低く、物質が吸着・付着しにくい素材である。しかし、筆記具用インキ組成物には活性剤などの種々の成分を含み、さらに経時的な反応により、インキ組成物中の着色剤がインキ収容管内面に吸着して着色する場合があった。特に着色剤に塩素基を含有するものは、塩素基がインキ収容管との吸着サイトとなり、インキ収容管内面への付着が顕著に起こった。インキ収容管内面への付着が起きると、インキが吐出されなくなったにもかかわらず、まだインキが残っているように見えたり、初めにインキ収容管に充填したインキ組成物量に対して実質的に筆記できるインキ組成物量が少なくなり、想定した筆記距離が短くなったりする問題点があった。
これらの問題点を解決するために、インキ中にシリカを添加してインキ収容管に対するインキの付着を防止したり(特許文献1参照)、インキ中に脂肪酸アマイドワックスと相溶しないオイルを添加したり(特許文献2参照)することによりインキがインキ収容管内面に付着するのを防止する例が知られている。
特開2004−002541(2頁右欄上から48行目〜3頁左欄49行目) 特開平11−310743(2頁左欄上から38行目〜同右欄33行目)
特許文献1では、シリカの凝集体を分散して添加しているため、長期間放置した時に、ペン先の向きによって、シリカが筆記具のある一部分に集合し、インキ収容管にインキが付着してしまう。その結果、インキ収容管内面に付着したインキ組成物が残留して、筆跡とならないインキ組成物が出てしまう。
特許文献2では、インキ中の脂肪酸アマイドワックスと相溶しないオイルがインキとインキ収容管の間に潤滑剤層として存在しインキがインキ収容管に付着しないようにさせている。しかし、使用しているオイルはもともとインキと相溶しないため、長期間放置した場合オイルが凝集してインキ収容管の内面に均一な層を形成しなくなるため、インキ組成物とインキ収容管内面とが直接接触する部分ができてしまう。その結果、インキ収容管内面に付着したインキ組成物が残留して、筆跡とならないインキ組成物が出てしまう。
即ち、本発明は、少なくとも着色剤と、液媒体と、ハイドロキノンスルホン酸および/またはその塩と、トリエタノールアミンとを含有する筆記具用インキ組成物を要旨とするものである。
インキ組成物中のハイドロキノンスルホン酸および/またはその塩とトリエタノールアミンは、インキ組成物がインキ収容管に充填されると、インキ収容管内面に付着する。よって、インキ組成物中の着色剤がインキ収容管内面に付着することを抑制し、インキ収容管内に収容したインキ組成物を極力筆跡として使い切ることができる。この作用は以下のように推察される。インキ収容管に使用するポリオレフィン系樹脂等は負に帯電しやすい。一方、ハイドロキノンスルホン酸および/またはその塩は、水溶液中では負に帯電するスルホン基を含有する為、置換基のない部分とインキ収容管が付着しやすい。さらに、一方、トリエタノールアミンは非共有電子対を有する窒素原子に常にインキ組成物中のプロトンが配位結合している為、常に正に帯電しインキ収容管に付着しやすい。さらに、ハイドロキノンスルホン酸および/またはその塩とトリエタノールアミンが共存すると、中和反応し、この反応物が付着しやすく、トリエタノールアミンの立体障害によって、インキ組成物中の着色剤や活性剤等はインキ収容管に付着できないので、経時的に効果が持続する。したがって、長期間にわたって、インキ組成物がインキ収容管に付着できずに、インキ収容管に存在するインキ組成物を使い切ることができる。
また、ハイドロキノンスルホン酸および/またはその塩は、ポリフェノール型還元剤であるが、他のポリフェノール型還元剤とは違って、インキ組成物中に存在する溶存酸素やインキ収容管を通して侵入してくる酸素によって酸化されてキノン構造となっても、スルホン酸基が存在するインキ組成物を構成する液媒体への溶解性は良いままである。したがって、長期間放置後もその効果を逸することはない。
本発明に使用するハイドロキノンスルホン酸および/またはその塩は、インキ収容管に付着し、インキ組成物中の着色剤等の物質が、インキ収容管内面に付着するのを防止して、インキ収容管に充填したインキ組成物を使い切ることができるようにするものである。その具体例としては、ハイドロキノンスルホン酸カリウム(三星化学工業(株)製)が挙げられる。そして、その使用量としては、0.05重量%以上5.0重量%以下が好ましい。使用量が0.05重量%未満であると、インキ収容管内面の表面積に対してハイドロキノンスルホン酸および/またはその塩の存在量が少なすぎる為、充分な付着防止効果がない。また、使用量が5.0重量%より多くても、インキ中組成物の他の物質とハイドロキノンスルホン酸および/またはその塩が反応し、インキ組成物中で凝集、析出等が発生しカスレたり、筆記できなくなる。
本発明に使用するトリエタノールアミンは、上記ハイドロキノンスルホン酸および/またはその塩と共にインキ収容管に付着し、インキ組成物中の着色剤等の物質がインキ収容管内面に付着するのを防止して、インキ収容管に充填したインキ組成物を使い切ることができるようにするものである。そして、その使用量としては、0.05重量%以上5.0重量%以下が好ましい。使用量が0.05重量%未満であると、ハイドロキノンスルホン酸および/またはその塩の使用量に対してトリエタノールアミンの使用量が少なすぎる為、充分な付着防止効果がない。また、使用量が5.0重量%より多くても、インキ組成物のpHが高くなりすぎるため、インキ組成物の成分が凝集、析出してかすれたり、筆記できなくなる。
外部から視認可能な透明または半透明のインキ収容管はインキ組成物を直接充填し、インキ組成物の消費に伴ってインキ収容管内のインキ組成物が減少しインキ組成物の残量がはっきり分かる為に用いる。したがって、インキ収容管の機能としては、視認性、強度、インキ組成物の低蒸発性、外気遮断性が必要であり、その他コスト、製造の容易性等が求められる。インキ収容管の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂、ナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレートポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリアクリロニトリル等のアクリル樹脂等が使用できる。
本発明で、筆跡・塗布跡を形成するインキ組成物としては、液媒体、着色剤、粘度調整剤、界面活性剤等を配合したインキを使用できる。
インキに使用する、着色剤としては、従来インキ組成物に用いられている染料、顔料ともに限定無く使用可能である。その具体例を挙げると染料としては、ジャパノールファストブラックDコンク(C.I.ダイレクトブラック17)、ウォーターブラック100L(同19)、ウォ−タ−ブラック108L(同19)、ウォーターブラック191L(同19)、ウォーターブラックL−200(同19)、ウォーターブラック#7(同19)、カヤセットブラックW9(同19)、ダイレクトファストブラックB(同22)、ダイレクトファストブラックAB(同32)、ダイレクトディープブラックEX(同38)、ダイレクトディープブラック(同38類似品)、ダイレクトファストブラックコンク(同51)、カヤラススプラグレイVGN(同71)、カヤクダイレクトブリリアントエローG(C.I.ダイレクトエロー4)ダイレクトファストエロー5GL(同26)、アイゼンブルムラエローGCLH(同44)、ダイレクトファストエローR(同50)、ダイワIjイエロー306H(同132)、アイゼンダイレクトファストレッドFH(C.I.ダイレクトレッド1)、ニッポンファストスカーレットGSX(同4)、ダイレクトファストスカーレット4BS(同23)、アイゼンダイレクトデュリンBH(同31)、ダイレクトスカーレットB(同37)、カヤクダイレクトスカーレット3B(同39)、アイゼンブリムラビンコンク2BLH(同75)、スミライトレッドF3B(同80)、アイゼンブリムラレッド4BH(同81)カヤラススプラルビンBL(同83)、カヤラスライトレッドF5G(同225)、カヤラスライトレッドF5B(同226)、カヤラスライトローズFR(同227)ダイレクトスカイブルー6B(C.I.ダイレクトブルー1)、ダイレクトスカイブルー5B(同15)、ベンゾブリリアントスカイブルー8GS(同41)、スミライトスプラブルーBRRコンク(同71)、ダイボーゲンターコイズブルーS(同86)、ウォーターブルー#3(同86)、カヤラスターコイズブルーGL(同86)、ダイワブルー215H(同87)、カヤラススプラブルーFF2GL(同106)、カヤラススプラブルーFFRL(同108)カヤラススプラターコイズブルーFBL(同199)などの直接染料や、アシッドブルーブラック10B(C.I.アシッドブラック1)、ニグロシン(同2)、ウォーターブラックR455(同2)、ウォーターブラックR510(同2)、スミノールミリングブラック8BX(同24)、カヤノールミリングブラックVLG(同26)、カヤノールミリングブラックBRコンク(同31)、ミツイナイロンブラックGL(同52)、アイゼンオパールブラックWHエクストラコンク(同52)、スミランブラックWA(同52)、ラニルブラックBGエクストラコンク(同107)、カヤノールミリングブラックTLB(同109)、スミノールミリングブラックB(同109)、カヤノールミリングブラックTLR(同110)、アイゼンオパールブラックニューコンク(同119)、ウォーターブラック187−L(同154)アシッドイエロー#10(C.I.アシッドエロー1)、カヤクアシッドブリリアントフラビンFF(同7:1)、カヤシルエローGG(同17)、キシレンライトエロー2G140%(同17)、スミノールレベリングエローNR(同19)、ウォーターイエロー#1(同23)、ダイワタートラジン(同25)、カヤクタートラジン(同23)、スミノールファストエローR(同25)ダイアシッドライトエロー2GP(同29)、スミノールミリングエローO(同38)、スミノールミリングエローMR(同42)、ウォーターイエロー#6(同42)、カヤノールエローNFG(同49)、スミノールミリングエロー3G(同72)、スミノールファストエローG(同61)、スミノールミリングエローG(同78)、カヤノールエローN5G(同110)、スミノールミリングエロー4G200%(同141)、カヤノールエローNG(同135)、カヤノールミリングエロー5GW(同127)、カヤノールミリングエロー6GW(同142)、スミトモファストスカーレットA(C.I.アシッドレッド8)、カヤクシルクスカーレット(同9)、ソーラールビンエクストラ(同14)、ダイワニューコクシン(同18)、ウォータースカーレット(同18)、ダイワ赤色102号(同18)、アイゼンボンソーRH(同26)、ダイワ赤色2号(同27)、スミノールレベリングブリリアントレッドS3B(同35)、カヤシルルビノール3GS(同37)、アイゼンエリスロシン(同51)、カヤクアシッドローダミンFB(同52)、ダイワ赤色106号(同52)、スミノールレベリングルビノール3GP(同57)、ダイアシッドアリザリンルビノールF3G200%(同82)、アリザリンルビノール5G(同83)、アイゼンエオシンGH(同87)、ウォーターレッド#2(同87)、ダイワ赤色103WB(同87)、ウォーターピンク#2(同92)、アイゼンアシッドフロキシンPB(同92)、ダイワ赤色104号(同92)、ローズベンガル(同94)、カヤノールミリングスカーレットFGW(同111)、カヤノールミリングルビン3BW(同129)、スミノールミリングブリリアントレッド3BNコンク(同131)、スミノールミリングブリリアントレッドBS(同138)、アイゼンオパールピンクBH(同186)、スミノールブリリアントレッドBコンク(同249)、カヤクアシッドブリリアントレッド3BL(同254)、カヤクアシッドブリリアントレッドBL(同265)、カヤノールミリングレッドGW(同276)、ミツイアシッドバイオレット6BN(C.I.アシッドバイオレット15)、ミツイアシッドバイオレットBN(同17)、ウォーターバイオレット#1(同49)、ウォーターバイオレット#5(同49)、ダイワ紫1号(同49)、バイオレットL10(同49)、スミトモパテントピュァブルーVX(C.I.アシッドブルー1)、ウォーターブルー#106(同1)、パテントブルーAF(同7)、ウォーターブルー#9(同9)、ダイワ青色1号(同9)、ブルーL20(同9)、スプラノールブルーB(同15)、ウォーターブルー#116(同15)、オリエントソルブルブルーOBC(同22)、オリエントソルブルブルーOBX(同22)、スミノールレベリングブルー4GL(同23)、ミツイナイロンファストブルーG(同25)、カヤシルブルーAGG(同40)、カヤシルブルーBR(同41)、ミツイアリザリンサフィロールSE(同43)、スミノールレベリングスカイブルーRエクストラコンク(同62)、ミツイナイロンファストスカイブルーR(同78)、スミトモブリリアントインドシアニン6Bh/e(同83)、サンドランシアニンN−6B350%(同90)、ウォーターブルー#115(同90)、ウォーターブルー#105(同90)、オリエントソルブルブルーOBB(同93)、スプラノールシアニン7BF(同100)、スミトモブリリアントブルー5G(同103)、アシッドブルー(同103)、アシランブリリアントブルーFFR(同104)、カヤノールミリングウルトラスカイSE(同112)、カヤノールミリングシアニン5R(同113)、アイゼンオパールシアニン2GLH(同158)、ダイワギニアグリーンB(C.I.アシッドグリーン3)アシッドブリリアントミリンググリーン(同9)、ダイワグリーン#70(同16)、カヤノールシアニングリーンG(同25)、スミノールミリンググリーンG(同27)、ウォーターオレンジ#17(C.I.アシッドオレンジ56)などの酸性染料、ウォーターイエロー#2(C.I.フードエロー3)などの食用染料、マラカイトグリーン(C.I.42000)、ビクトリアブルーFB(C.I.44045)、メチルバイオレットFN(C.I.42535)、ローダミンF4G(C.I.45160)、ローダミン6GCP(C.I.45160)、SPILON BLACK GMH SPECIAL、SPILON RED C−GH、SPILON RED C−BH、SPILON BLUE C−RH、SPILON BLUE BPNH、SPILON YELLOW C−2GH、SPILON VIOLET C−RH、S.P.T. ORANGE6、S.P.T. BLUE111(保土ヶ谷化学工業(株)製)などのアイゼンスピロンカラー、アイゼンSOT染料やORIENT SPRIT BLACK AB、VALIFAST BLACK 3804、VALIFAST RED 1320、VALIFAST RED 1360、VALIFAST ORANGE 2210、VALIFAST BLUE 1605、VALIFAST VIOLET 1701、VALIFAST BLUE 1601、VALIFAST BLUE 1603、VALIFAST BLUE 1621、VALIFAST BLUE 2601、VALIFAST YELLOW 1110、VALIFAST YELLOW 3104、VALIFAST YELLOW 3105、VALIFAST YELLOW 1109(オリエント化学工業(株)製)などのバリファストカラー、オリエントオイルカラーやローダミンBベース、ソルダンレッド3R、メチルバイオレット2Bベース、ビクトリアブルーF4R、ニグロシンベースLK等や、ネオスーパーブルーC−555(中央合成化学(株)製)などが例示できる。
顔料としては、SpecialBlack 6、同S170、同S610、同5、同4、同4A、同550、同35、同250、同100、Printex150T、同U、同V、同140U、同140V、同95、同90、同85、同80、同75、同55、同45、同P、同XE2、同L6、同L、同300、同30、同3、同35、同25、同200、同A、同G(以上、デグサ・ジャパン(株)製)、#2400B、#2350、#2300、#2200B、#1000、#950、#900、#850、#MCF88、MA600、MA100、MA7、MA11、#50、#52、#45、#44、#40、#33、#32、#30、CF9、#20B、#4000B(以上、三菱化成工業(株)製)、MONARCH1300、同1100、同1000、同900、同880、同800、同700、MOGUL L、REGAL 400R、同660R、同500R、同330R、同300R、同99R、ELFTEX8、同12、BLACK PEARLS 2000(以上、米国、キャボットCo.LTD製)、Raven7000、同5750、同5250、同5000、同3500、同2000、同1500、同1255、同1250、同1200、同1170、同1060、同1040、同1035、同1020、同1000、同890H、同890、同850、同790、同780、同760、同500、同450、同430、同420、同410、同22、同16、同14、同825OilBeads 、同H20、同C、Conductex 975、同900、同SC(以上、コロンビヤン・カーボン日本(株)製)、プリンテックス3、同25、同30、同35、同40、同45、同55、同60、同75、同80、同85、同90、同95、同300、スペシャルブラック4、同5、同100、同250、同550(以上デグサヒュルスジャパン(株)製)。三菱カーボンブラック#2700、同#2650、同#2600、同#2400、同#2350、同#2300、同#2200、同#1000、同#990、同#980、同#970、同#960、同#950、同#900、同#850、同#750、同#650、同#52、同#50、同#47、同#45、同#45L、同#44、同#40、同#33、同#32、同#30、同#25、同#20、同#10、同#5、同#95、同#260、同CF9、同MCF88、同MA600、同MA77、同MA7、同MA11、同MA100、同MA100R、同MA100S、同MA220、同MA230(以上三菱化学(株)製)、トーカブラック#8500/F、同#8300/F、同#7550SB/F、同#7400、同#7360SB/F、同#7350/F、同#7270SB、同#7100/F、同#7050(以上東海カーボン(株)製)等のカーボンブラック、KA−10、同10P、同15、同20、同30、同35、同60、同80、同90、KR−310、同380、同460、同480(以上、チタン工業(株)製)、P25(日本アエロジル(株)製)等の酸化チタン、黒色酸化鉄、黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、群青、コバルトブルー、クロムグリーン、酸化クロム等の無機顔料、ハンザエロー10G、同5G、同3G、同4、同GR、同A、ベンジジンエロー、パーマネントエローNCG、タートラジンレーキ、キノリンエロー、スダーン1、パーマネントオレンジ、インダスレンブリリアントオレンジGN、パーマネントブラウンFG、パラブラウン、パーマネントレッド4R、ファイヤーレッド、ブリリアントカーミンBS、ピラゾロンレッド、レーキレッドC、キナクリドンレッド、ブリリアントカーミン6B、ボルドー5B、チオインジゴレッド、ファストバイオレットB、ジオキサンバイオレット、アルカリブルーレーキ、フタロシアニンブルー、インジゴ、アシッドグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、C.I.PigmentBlue 2、同9、同15、同15:1、同15:2、同15:3、同15:4、同15:6、同16、同17、同28、同29、同36、同60、同68、同76、同80、C.I.PigmentRed 2、同3、同5、同8、同14、同17、同22、同23、同31、同48:1、同48:2、同48:3、同48:4、同53:1、同53:2、同57:1、同112、同122、同144、同146、同149、同166、同170、同175、同176、同177、同179、同184、同185、同187、同188、同202、同207、同208、同209、同210、同211、同213、同214、同242、同253、同254、同255、同256、同257、同264、同266、同268、同270、同272、C.I.PigmentYellow 1、同3、同12、同13、同14、同16、同17、同55、同73、同74、同79、同81、同83、同93、同94、同95、同97、同109、同110、同111、同120、同128、同133、同136、同138、同139、同147、同151、同154、同155、同167、同173、同174、同175、同176、同180、同185、同191、同194、同213、C.I.Pigment Orange5、同13、同16、同34、同36、同38、同43、同62、同68、同72、同74、C.I.PigmentGreen7、同36、同37、はC.I.Pigment Violet19、同23等の有機顔料、BS−605、同607(以上、東洋アルミ(株)製)、ブロンズパウダーP−555、同P−777(以上、中島金属箔工業(株)製)、ブロンズパウダー3L5、同3L7(以上、福田金属箔工業(株)製)等の金属粉顔料が挙げられる。また、この他に硫化亜鉛、珪酸亜鉛、硫酸亜鉛カドミウム、硫化カルシウム、硫化ストロンチウム、タングステン酸カルシウム等の無機蛍光顔料、その他公知の有機蛍光顔料が挙げられる。前記した着色剤は、単独或いは、他との組み合わせにより使用でき、その使用量は色調等によっても異なるが、インキ組成物全量に対して0.5〜20重量%が好ましい。
更に、顔料インキ組成物の場合、顔料を液媒体に分散したインキ組成物ベースを用いることは、顔料インキ組成物製造上有利なことである。具体的には、チバ・スペシャリティケミカルズ(株)製のunisperseシリーズ、クラリアントジャパン(株)製のHostfineシリーズ、大日本インキ化学工業(株)製のDisperseシリーズ、Ryudyeシリーズ、富士色素(株)製のFuji.SPシリーズ、山陽色素(株)製のEmacolシリーズ、Sandyeシリーズ、オリエント化学工業(株)製のMicroPigmoシリーズ、MicroJetシリーズ、東洋インキ(株)製のRio Fastシリーズ、EM Colorシリーズ、住化カラー(株)製のPoluxシリーズ、(以上、無機、有機顔料の分散体)、日本蛍光化学(株)製のNKWシリーズ、東洋ソーダ(株)製のコスモカラーシリーズ、シンロイヒ(株)製のシンロイヒ・カラーベースシリーズ(以上、蛍光顔料の分散体)、Renol Yellow GG−HW30、同HR−HW30、同Orange RL−HW30、同Red HF2B−HW30、同FGR−HW30、同F5RK−HW30、同Carmine FBB−HW30、同Violet RL−HW30、同Blue B2G−HW30、同CF−HW30、同Green GG−HW30、同Brown HFR−HW30、Black R−HW30(以上クラリアントジャパン(株)製)、UTCO−001エロー、同012エロー、同021オレンジ、同031レッド、同032レッド、同042バイオレット、同051ブルー、同052ブルー、同061グリーン、同591ブラック、同592ブラック(以上大日精化工業(株)製)、MICROLITH Yellow 4G−A、同MX−A、同2R−A、Brown 5R−A、Scarlet R−A、Red 2C−A、同3R−A、Magenta 2B−A、Violet B−A、Blue 4G−A、Green G−A(以上チバ・スペシャリティケミカルズ(株)製)等が挙げられるものであり、これらは一種もしくは二種以上混合して用いることができる。また、染料、顔料、分散顔料は混合して使用することもできる。
また、必要に応じて、筆記具用インキ組成物としての適切な粘度物性を得るために増粘剤を添加してもよい。その具体例として天然系のアラビアガム、トラガントガム、グァーガム、ローカストビーンガム、アルギン酸、カラギーナン、ゼラチン、カゼイン、ウェランガム、ラムザンガム、キサンタンガム、デキストラン、レオザンガム、アルカシーガム、半合成系のメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、合成系のポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンオキサイド、酢酸ビニルとポリビニルピロリドンの共重合体、アクリル酸とメタクリル酸アルキルの共重合体、アクリル樹脂のアルカリ金属塩、シクロヘキサノン、アセトフェノン、尿素などのケトンとホルムアルデヒドとの縮合樹脂、シクロヘキサノンの縮合樹脂及びそれらを水素添加した樹脂、マレイン酸樹脂、スチレンとマレイン酸エステルとの共重合体、スチレンとアクリル酸又はそのエステルとの共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、重合脂肪酸とポリアミン類との縮合体であるポリアミド、エポキシ樹脂、ポリビニルアルキルエーテル、クマロン−インデン樹脂、ポリテルペン、キシレン樹脂、ロジン系樹脂やその水素添加物、ロジン変性されたマレイン酸樹脂、ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合物、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリル酸ポリメタクリル酸共重合物、ポリオキシエチレンやフェノール樹脂、分子内にカルボン酸基を有する親水性モノマー単独の重合体もしくは親油性モノマーとの共重合体又はロジン変性樹脂、トール油変性樹脂、脂肪酸アマイド、長鎖脂肪酸エステル重合体、酸化ポリエチレン、有機ベントナイト系やシリカ系、セルロース誘導体などが挙げられる。
インキ組成物とするための液媒体の主溶剤として水を使用できる。更に、インキ組成物としての種々の品質、例えば、低温時でのインキ凍結防止、ペン先でのインキ乾燥防止等の目的で従来公知の有機溶剤を使用することが可能である。有機溶剤の具体例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、チオジエチレングリコール、グリセリン、ベンジルグリコール、ベンジルジグリコール等のグリコール類、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノフェニルエーテル等のグリコールエーテル類、ベンジルアルコール、α−メチルベンジルアルコール、ラウリルアルコール、トリデシルアルコール、イソドデシルアルコール、イソトリデシルアルコール等のアルコール系溶剤やプロピレングリコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールジアセテート、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン等が挙げられる。これらの水溶性有機溶剤は、単独或は混合して使用することができる。その使用量はインキ組成物全量に対して10.0重量%以上60.0重量%以下が好ましい。
上記以外に、各種高分子分散剤や界面活性剤が使用できる。例示すれば、高分子分散剤として、アラビアゴム、トラガントゴム等の天然ゴム類、サポニン等のグルコシド類、メチルセルロース、カルボキシセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等のセルロース誘導体、リグニンスルホン酸塩、セラック等の天然高分子、ポリアクリル酸塩、スチレン−アクリル酸共重合物の塩、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合物の塩、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の塩、リン酸塩、などの陰イオン性高分子やポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール等の非イオン性高分子などが挙げられる。また、界面活性剤として、脂肪酸塩類、高級アルコール硫酸エステル塩類、液体脂肪酸硫酸エステル塩類、アルキルアリルスルホン酸塩類などの陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ソルビタンアルキルエステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル類などの非イオン性界面活性剤が挙げられる。
また、ベンゾチアゾリン系、オマジン系などの防腐剤、ベンゾトリアゾールなどの防錆剤、顔料などを被筆記面に定着させるためにスチレン−アクリル共重合体のアルカリ金属塩、アミン塩、アンモニウム塩、α−メチルスチレン−アクリル酸共重合体のアルカリ金属塩、アミン塩、アンモニウム塩などの水溶性樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合物などの水不溶性樹脂、トリポリ燐酸ナトリウム、炭酸ナトリウムなど炭酸や燐酸のアルカリ金属塩、水酸化ナトリウムなどアルカリ金属の水酸化物やアンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール等のpH調整剤、シリコーン系エマルジョン等の消泡剤、アスコルビン酸等といった種々の添加剤を必要に応じて使用することもできる。
本発明の筆記具の製造に当たって、インキ組成物の充填は従来一般的に行われている方法で充填することで特に問題は無い。例えば、インキ収容管に直接インキ組成物を充填する場合、減圧下にインキ組成物を放置してインキ組成物中の溶存気体を不飽和としたインキ組成物を充填したり、インキ組成物を充填した筆記具を常圧下又は減圧下で遠心したりしてインキ組成物中又は逆流防止体中に存在する気泡を除去する。ここにおいて、減圧下で遠心するには、遠心しながら徐々に又は一気に減圧する方法、最初に減圧しておいてから遠心する方法、遠心しながら減圧しておいてから減圧を緩めた後再度減圧する方法、場合によってはこの減圧と減圧を緩めることを繰り返し行う方法等がある。
使用したインキの配合は以下の通りである。例中の部は重量部を示す。
(実施例1)
ダイワレッド104WB(C.I.Acid Red 92、ダイワ化成(株)製)
2.2部
BASONYL RED 540(C.I.Basic Violet 10、BASFジャパン(株)製) 0.6部
エチレングリコール 10.0部
ジエチレングリコール 8.0部
プロクセルGXL(1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、防腐剤、アビシア(株)製) 0.2部
サルコシネートOH(オレオイルサルコシン、日光ケミカルズ(株)製) 3.0部
ハイドロキノンスルホン酸カリウム(三星化学工業(株)製) 0.3部
ケルザンAR(キサンタンガム、三晶(株)製) 0.75部
トリエタノールアミン 2.0部
水 72.95部
上記成分のうち、ケルザンARの全量と水全量を攪拌しながら加えプロペラ攪拌機で1時間攪拌してケルザンARの溶液を得た。この液と残りの成分を混合し均一になるまでさらに5時間攪拌した後1ミクロン糸巻きフィルターでろ過し、粘度1950mPa・sである桃色インキを得た。
(実施例2)
ダイワレッド106WB(C.I.Acid Red 52、ダイワ化成(株)製)
1.0部
ダイワブルー1WB(C.I.Acid Blue 9、ダイワ化成(株)製)0.6部
グリセリン 10.0部
ジエチレングリコール 8.0部
プロクセルGXL(1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、防腐剤、アビシア(株)製) 0.2部
サルコシネートOH(オレオイルサルコシン、日光ケミカルズ(株)製) 3.0部
ハイドロキノンスルホン酸カリウム(三星化学工業(株)製) 0.1部
ケルザンAR(キサンタンガム、三晶(株)製) 0.45部
トリエタノールアミン 0.5部
水 76.15部
上記成分のうち、ケルザンARの全量と水全量を攪拌しながら加えプロペラ攪拌機で1時間攪拌してケルザンARの溶液を得た。この液と残りの成分を混合し均一になるまでさらに5時間攪拌した後1ミクロン糸巻きフィルターでろ過し、粘度1050mPa・sである紫色インキを得た。
(実施例3)
Water Yellow 6C(C.I.Acid Yellow 42、オリエント化学工業(株)製) 1.8部
ダイワブルー1WB(C.I.Acid Blue 9、ダイワ化成(株)製)1.8部
グリセリン 15.0部
エチレングリコール 5.0部
プロクセルGXL(1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、防腐剤、アビシア(株)製) 0.2部
GF−185(アルキルリン酸、東邦化学工業(株)製) 0.3部
ハイドロキノンスルホン酸カリウム(三星化学工業(株)製) 1.0部
ケルザンAR(キサンタンガム、三晶(株)製) 0.90部
トリエタノールアミン 3.0部
水 71.0部
上記成分のうち、ケルザンARの全量と水全量を攪拌しながら加えプロペラ攪拌機で1時間攪拌してケルザンARの溶液を得た。この液と残りの成分を混合し均一になるまでさらに5時間攪拌した後1ミクロン糸巻きフィルターでろ過し、粘度2580mPa・sである緑色インキを得た。
(実施例4)
ダイワブルー1WB(C.I.Acid Blue 9、ダイワ化成(株)製)1.0部
Water Blue 117−L(C.I.Direct Blue 87の20%液状品、オリエント化学工業(株)製) 2.0部
食用黄色4号(C.I.Acid Yellow 23,ダイワ化成(株)製)0.1部
エチレングリコール 10.0部
グリセリン 8.0部
プロクセルGXL(前述) 0.2部
ハイドロキノンスルホン酸カリウム 1.0部
トリエタノールアミン 3.5部
水 74.2部
上記成分をマグネチックスターラーで5時間攪拌した後1ミクロン糸巻きフィルターでろ過し、粘度50mPa・sである水色インキを得た。
(比較例1)
実施例1において、トリエタノールアミン2.0部の代わりに、水酸化ナトリウム1.0部としその分水を増量した以外はインキ組成物1と同様になして、粘度1950mPa・sである桃色インキを得た。
(比較例2)
実施例1において、ハイドロキノンスルホン酸カリウムを0.01部、トリエタノールアミンを0.03部とし、その分水を増量した以外はインキ組成物1と同様になして、粘度1950mPa・sである桃色インキを得た。
(比較例3)
実施例4において、トリエタノールアミン3.5部を抜いて、その分水を増量した以外はインキ組成物4と同様になして、粘度50mPa・sである水色インキを得た。
上記の実施例1〜3および比較例5および比較例6のインキ組成物を、ハイブリッド(KN103、ボール直径0.3mmの水性インキボールペン、ぺんてる(株)製)の部品と組み合わせ、また、実施例4および比較例3のインキ組成物をカクテルライン(CL12、ペン先がポリエステル繊維のラインマーカー、ぺんてる(株)製)の部品と組み合わせ、評価試験用の筆記具を組み立て、遠心機にペン先が外側に向く状態にセットして、遠心力300Gで60秒間遠心して評価用筆記具を得た。遠心機による遠心は、筆記具を組み立てた時に混入する空気を取り除き、ペン先とインキを接触させ、書き初めからカスレなく筆記できるようにする為に行う操作である。
評価試験用の各筆記具及び下記の試験の評価結果を表1に示す。
尚、表中にある「経時後」とは、上記筆記具を25℃30%RHの恒温槽に、製品を水平にして90日間放置した筆記具を示す。また、実施例、比較例のインキ組成物の粘度の測定は、全て東機産業(株)製TVE−20H型粘度計でコーンローター(1度34分、R24)を使用し、1.0rpm(剪断速度3.83s−1)にて測定した。測定した時の温度は25℃であった。
(試験:インキ使いきり性)
上記で作製した各試験用ボールペンを、インキが吐出されなくなるまで筆記試験を行い、筆記前と筆記後の各筆記具の重量を測定しその差を表1の「インキ使いきり性」の欄に示した。この数値が0に近いほど、インキの使いきりが良好である。(インキ使いきり性(g)=筆記前の筆記具の重量−筆記後の筆記具の重量)なお、ハイブリッド(ボールペン)の筆記試験は自転式連続螺旋筆記試験機(MODEL TS−4C−20、精機工業研究所製)を用い、カクテルライン(ラインマーカー)の筆記試験は、画線機を用いて、上質紙(JIS P3201筆記用紙A)に筆記速度7cm/秒、筆記角度70゜、筆記荷重100gの条件で連続筆記した。
Figure 2008031371
以上、詳細に説明したように本発明は長期間放置後もインキ収容管に付着しないインキ組成物でインキ収容管に充填したインキ組成物を使い切ることができる筆記具である。

Claims (5)

  1. 少なくとも着色剤と、液媒体と、ハイドロキノンスルホン酸および/またはその塩と、トリエタノールアミンとを含有する筆記具用インキ組成物。
  2. 前記ハイドロキノンスルホン酸及び/またはその塩の配合量が、インキ組成物全量に対して0.05重量%以上5.0重量%以下、前記トリエタノールアミンの配合量が、インキ組成物全量に対して0.05重量%以上5.0重量%以下である請求項1に記載の筆記具用インキ組成物。
  3. 前記着色剤が、塩素基及び/又はキサンテン骨格を有する請求項1又は請求項2に記載の筆記具用インキ組成物。
  4. 前記請求項1乃至請求項3の筆記具用インキ組成物を、外部から視認可能な透明または半透明のインキ収容管に直接充填した筆記具。
  5. 前記外部から視認可能な透明または半透明からなるインキ収容管が、ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル樹脂から選ばれる1種または2種以上からなる請求項4に記載の筆記具。
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JP2015105280A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 ぺんてる株式会社 ボールペン用水性インキ組成物

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