JP2008026916A - 製品状態表示システム、製品状態表示システム用プログラム、及び製品状態表示システム用記録媒体 - Google Patents

製品状態表示システム、製品状態表示システム用プログラム、及び製品状態表示システム用記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】製品の仕組み等を理解していない者に対しても、製品の状態の技術的意味を理解させる擬似生命体を表示する。
【解決手段】本発明は、擬似生命体を表示することにより工業製品の状態を表現する場合に、見る者が一見して上記工業製品の状態を理解できるようにすることを目的とするものである。表示装置に表示させる擬似生命体は、工業製品の耐久期間内における経時劣化の進行状態に対応した「老化状態」(少年61又は中年62)を示すと共に、上記工業製品の一時的な負荷状態に対応した「表情」(笑っている表情a又は怒っている表情b)を示すものであるため、見る者は一見して上記工業製品の2つの状態(経時劣化の進行状態及び一時的な負荷状態)を理解することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、動作状態が変化可能な工業製品の状態を擬似生命体を用いて表示装置に表示する製品状態表示システム、製品状態表示システム用プログラム、及び製品状態表示システム用記録媒体に関する発明である。
従来、車両内に人物、動物、アニメーションのキャラクター等に似せた表現主体(以下、「擬似生命体」という)を平面画像又は立体画像として表現させ、この擬似生命体を通じて車両の状態等の情報を運転者に知らせるようにした装置が提案されている(特許文献1参照)。
上記車両の状態は、燃料残量センサー等で検出した車両の一時的状態であり、アニメーションのキャラクターの画像による擬似生命体を用いるとともに、擬似生命体に表情を持たせて表現される。
上記公開公報によれば、車両の一時的状態を擬似生命体の表情で表現することにより、運転者が車両の状態を、より身近なものとして認識できるということが期待できる。
特開2001−219796号公報
しかし、従来の表示方法では、目盛等で表示すべき情報を単に擬似生命体の表情に代えて表現しているため、燃料の残量等のように誰でも車両の状態を理解できる場合には問題ないが、エンジンの状態のように製品の仕組み等の理解が必要な場合には、車両の耐久期間(寿命)を縮めたり、故障を多く生じさせる原因を作ってしまうという問題が生じる。即ち、運転手の全ての者がエンジンの仕組みや計測値の意味を理解できる訳ではないため、目盛等で表示すべき情報を単に擬似生命体の表情に代えて表現することにより、車両の状態を身近なものとして認識できるようにした場合であっても、運転手等が異常であるか正常であるか、またどのようなことが問題になるか等を正確に理解することは困難である。そのため、従来の表示方法を用いた場合であっても、運転手が知らないうちに車両の耐久期間を縮めたり、故障につながる原因を生じさせるという問題を解決することはできなかった。
また、従来の表示方法は、燃料のように補給すれば回復するようなものを表現する場合には適しているが、エンジンやランプ等のように耐久期間(寿命)があるとともに、一度劣化すると回復せず徐々に経時劣化が進行するものを表現する場合には、擬似生命体の表情は最初に表示されるだけで再度表示されることがないため適しているとは言い難い。
更に、従来の表示方法は、車両の状態を示す一情報を擬似生命体の表情の違いにより表現するものであるため、同時に複数の情報を表現することができない。これに対し、特開平11−250395号公報において、2つの擬似生命体(エージェント)により、同時に複数の状態を表現する発明が公開されている。この公報によれば、メインの擬似生命体と容姿の異なるヘルプの擬似生命体とを同時に表示させることにより、同時に複数の情報を運転手に知らせることができる。しかし、同時に複数の擬似生命体を表示すると、見る者は一見して製品のどのような状態を表現しているかを理解することができない。特に、車両の運転手が運転中に複数の擬似生命体を入念に見ることは困難である。
本発明は上述した事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、製品の仕組み等を理解していない者に対しても、製品の状態の技術的意味を理解させる擬似生命体を表示することである。
また、本発明の他の目的は、一度劣化すると回復せず徐々に経時劣化が進行するものを表現することに適している擬似生命体を表示することである。
また、本発明の更に他の目的は、擬似生命体を表示することにより製品の状態を表現する場合に、見る者に一見して製品の状態を理解させることである。
本発明の第1の態様は、上記目的を達成するために、表示装置に表示させる擬似生命体の表情は、工業製品の一時的な「負荷」状態又は「不具合」に対応したものであるため、製品の仕組み等を理解していない者に対しても、製品の状態の技術的意味をより身近なものとして理解させることができる。
また、本発明の第2の態様は、上記目的を達成するために、表示装置に表示させる擬似生命体は、工業製品の耐久期間内における「経時劣化の進行状態」に対応した「老化状態」を示すものであるため、一度劣化すると回復せず徐々に経時劣化が進行するものを表現することに適している。
更に、本発明の第3の態様は、上記目的を達成するために、表示装置に表示させる擬似生命体は、工業製品の耐久期間内における「経時劣化の進行状態」に対応した「老化状態」を示すと共に、工業製品の「一時的状態」に対応した表情を示すものであるため、見る者に一見してエンジンの2つの状態(進行状態及び一時的状態)を理解させることができる。
すなわち、本発明がシステムの場合における第1の態様は、動作状態が変化可能な工業製品の状態を擬似生命体を用いて表示装置に表示する製品状態表示システムにおいて、前記工業製品の一時的状態を前記擬似生命体の表情により表現すべく、前記一時的な負荷状態又は不具合に応じた表情を示す複数の擬似生命体のデータを管理する擬似生命体データ管理手段と、前記工業製品の一時的な負荷状態又は不具合を検知する状態検知手段と、前記擬似生命体データ管理手段によって管理している複数の擬似生命体のデータのうち、前記状態検知手段によって検知した一時的な負荷状態又は不具合に応じた表情を示す擬似生命体のデータを読み出す擬似生命体データ読出手段と、前記読み出した擬似生命体のデータに基づき、前記検知した一時的な負荷状態又は不具合に応じた表情を示す擬似生命体を前記表示装置に表示させる表示手段と、を有することを特徴とする製品状態表示システムである。
ここで、「工業製品」とは、人間又は装置によって製造されたあらゆるものを含み、例えば、コンピューター、家電製品、日用品等のほか、航空機、車両、船舶等の移動体を含む。また、完成品のみならず部品も含む(以下、同様)。
また、「擬似生命体」とは、表示装置に人物、動物、アニメーションのキャラクター等に似せた表現主体を平面画像又は立体画像として表現したものをいい、自然界では表情を持たない植物等も含まれる(以下、同様)。
更に、「製品状態表示システム」は、1つのコンピューターによって構築されている場合だけでなく、各手段(ステップの実行、手段の機能化)を分割して2つ以上のコンピューターによって構築されている場合も含む(以下、同様)。
また、「老化状態」とは、青年から老人に向けて老化する状態だけでなく、幼児や少年から青年に向けて成長する「成長状態」も含む(以下、同様)。
また、本発明がシステムの場合における第2の態様は、動作状態が変化可能な工業製品の状態を擬似生命体を用いて表示装置に表示する製品状態表示システムにおいて、前記工業製品の耐久期間内における経時劣化の進行状態を前記擬似生命体の老化状態により表現すべく、前記進行状態に応じた老化状態を示す複数の擬似生命体のデータを管理する擬似生命体データ管理手段と、前記工業製品の経時劣化の進行状態を判断する状態判断手段と、前記擬似生命体データ管理手段によって管理している複数の擬似生命体のデータのうち、前記状態判断手段によって判断した進行状態に応じた老化状態を示す擬似生命体のデータを読み出す擬似生命体データ読出手段と、前記読み出した擬似生命体のデータに基づき、前記判断した進行状態に応じた老化状態を示す擬似生命体を前記表示装置に表示させる表示手段と、を有することを特徴とする製品状態表示システムである。
また、本発明がシステムの場合における第3の態様は、動作状態が変化可能な工業製品の状態を擬似生命体を用いて表示装置に表示する製品状態表示システムにおいて、前記工業製品の耐久期間内における経時劣化の進行状態を前記擬似生命体の老化状態により表現するとともに、前記工業製品の一時的状態を前記擬似生命体の表情により表現すべく、前記進行状態に応じた老化状態毎に前記一時的状態に応じた表情を示す複数の擬似生命体のデータを管理する擬似生命体データ管理手段と、前記工業製品の経時劣化の進行状態を判断する状態判断手段と、前記工業製品の一時的状態又は不具合を検知する状態検知手段と、前記擬似生命体データ管理手段によって管理している複数の擬似生命体のデータのうち、前記状態判断手段によって判断した進行状態に応じた老化状態であり、かつ前記状態検知手段によって検知した一時的状態に応じた表情を示す擬似生命体のデータを読み出す擬似生命体データ読出手段と、前記読み出した擬似生命体のデータに基づき、前記判断した進行状態に応じた老化状態であり、かつ前記検知した一時的状態に応じた表情をしている擬似生命体を前記表示装置に表示させる表示手段と、を有することを特徴とする製品状態表示システムである。
更に、本発明がシステムの場合における第3の態様では、前記工業製品の一時的状態は、前記工業製品の一時的な負荷状態又は不具合であることを特徴とする。
更に、前記状態判断手段は、前記状態検知手段によって検知した工業製品の一時的な負荷状態に基づき、当該一時的な負荷状態に起因して進行した工業製品の経時劣化の進行度合を推定する進行度合推定手段と、前記進行度合推定手段によって推定した進行度合を蓄積する進行度合蓄積手段と、前記進行度合蓄積手段によって蓄積した進行度合の合計に基づいて、前記工業製品の経時劣化の進行状態を推定する進行状態推定手段と、を有することを特徴とする。
更に、前記進行度合推定手段は、予め設定されている工業製品の経時劣化の進行度合と前記工業製品の一時的な負荷状態との関係を参照し、前記工業製品の一時的な負荷状態に基づいて、前記経時劣化の進行度合を推定することを特徴とする。
本発明がプログラムの場合における第1の態様は、動作状態が変化可能な工業製品の状態を擬似生命体を用いて表示装置に表示する製品状態表示システムで用いられる製品状態表示システム用プログラムにおいて、前記工業製品の一時的状態を前記擬似生命体の表情により表現すべく、前記一時的な負荷状態又は不具合に応じた表情を示す複数の擬似生命体のデータを管理する擬似生命体データ管理手段と、前記工業製品の一時的な負荷状態又は不具合を検知する状態検知手段と、前記擬似生命体データ管理手段によって管理している複数の擬似生命体のデータのうち、前記状態検知手段によって検知した一時的な負荷状態又は不具合に応じた表情を示す擬似生命体のデータを読み出す擬似生命体データ読出手段と、前記読み出した擬似生命体のデータに基づき、前記検知した一時的な負荷状態又は不具合に応じた表情を示す擬似生命体を前記表示装置に表示させる表示手段と、を前記製品状態表示システムに機能させることを特徴とする製品状態表示システム用プログラムである。
ここで、本発明における「プログラム」とは、製品状態表示システム(コンピューター)による処理に適した命令の順番付けられた列からなるものをいい、コンピューターのHDD、CD−RW等にインストールされているものや、CD−ROM、DVD、FD(フロッピー(登録商標)ディスク(「フロッピー(登録商標)」は登録商標))、半導体メモリ、コンピューターのHDD等の各種記録媒体に記録されているものや、インターネット等を介して配信されるものも含まれる(以下、同様)。
また、本発明がプログラムの場合における第2の態様は、動作状態が変化可能な工業製品の状態を擬似生命体を用いて表示装置に表示する製品状態表示システムで用いられる製品状態表示システム用プログラムにおいて、前記工業製品の耐久期間内における経時劣化の進行状態を前記擬似生命体の老化状態により表現すべく、前記進行状態に応じた老化状態を示す複数の擬似生命体のデータを管理する擬似生命体データ管理手段と、前記工業製品の経時劣化の進行状態を判断する状態判断手段と、前記擬似生命体データ管理手段によって管理している複数の擬似生命体のデータのうち、前記状態判断手段によって判断した進行状態に応じた老化状態を示す擬似生命体のデータを読み出す擬似生命体データ読出手段と、前記読み出した擬似生命体のデータに基づき、前記判断した進行状態に応じた老化状態を示す擬似生命体を前記表示装置に表示させる表示手段と、を前記製品状態表示システムに機能させることを特徴とする製品状態表示システム用プログラムである。
また、本発明がプログラムの場合における第3の態様は、動作状態が変化可能な工業製品の状態を擬似生命体を用いて表示装置に表示する製品状態表示システムで用いられる製品状態表示システム用プログラムにおいて、前記工業製品の耐久期間内における経時劣化の進行状態を前記擬似生命体の老化状態により表現するとともに、前記工業製品の一時的状態を前記擬似生命体の表情により表現すべく、前記進行状態に応じた老化状態毎に前記一時的状態に応じた表情を示す複数の擬似生命体のデータを管理する擬似生命体データ管理手段と、前記工業製品の経時劣化の進行状態を判断する状態判断手段と、前記工業製品の一時的状態又は不具合を検知する状態検知手段と、前記擬似生命体データ管理手段によって管理している複数の擬似生命体のデータのうち、前記状態判断手段によって判断した進行状態に応じた老化状態であり、かつ前記状態検知手段によって検知した一時的状態に応じた表情を示す擬似生命体のデータを読み出す擬似生命体データ読出手段と、前記読み出した擬似生命体のデータに基づき、前記判断した進行状態に応じた老化状態であり、かつ前記検知した一時的状態に応じた表情をしている擬似生命体を前記表示装置に表示させる表示手段と、を前記製品状態表示システムに機能させることを特徴とする製品状態表示システム用プログラムである。
更に、本発明がプログラムの場合における第3の態様では、前記工業製品の一時的状態は、前記工業製品の一時的な負荷状態又は不具合であることを特徴とする。
更に、前記状態判断手段は、前記状態検知手段によって検知した工業製品の一時的な負荷状態に基づき、当該一時的な負荷状態に起因して進行した工業製品の経時劣化の進行度合を推定する進行度合推定手段と、前記進行度合推定手段によって推定した進行度合を蓄積する進行度合蓄積手段と、前記進行度合蓄積手段によって蓄積した進行度合の合計に基づいて、前記工業製品の経時劣化の進行状態を推定する進行状態推定手段と、を前記製品状態表示システムに機能させることを特徴とする。
更に、前記進行度合推定手段は、予め設定されている工業製品の経時劣化の進行度合と前記工業製品の一時的な負荷状態との関係を参照し、前記工業製品の一時的な負荷状態に基づいて、前記経時劣化の進行度合を推定することを特徴とする。
本発明が記録媒体の場合における第1乃至第3の態様は、前記本発明がプログラムの場合における第1乃至第3のの態様の製品状態表示システム用プログラムを記録したことを特徴とする製品状態表示システムで読み取り可能な製品状態表示システム用記録媒体である。
ここで、「記録媒体」とは、製品状態表示システム(コンピューター)で各処理を実現するためのプログラムの読み取りに使用することができればよく、情報を媒体の物理的特性を利用してどのように記録するか等の物理的な記録方法には依存しない。例えば、FD、CD−ROM(R、RW)、DVD−ROM(RAM、R、RW)、半導体メモリ、MO、MD、磁気テープ等が該当する。
本発明によれば、製品の仕組み等を理解していない者に対しても、製品の状態の技術的意味を理解させる擬似生命体を表示することができる。
また、本発明によれば、一度劣化すると回復せず徐々に経時劣化が進行するものを表現することに適している擬似生命体を表示することができる。
また、本発明によれば、擬似生命体を表示することにより製品の状態を表現する場合に、見る者に一見して製品の状態を理解させることができる。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。図2は、車体カバーのメーターパネル回りを示す背面図である。図3は、メーターパネルを示す図である。
図1において、1はスクーター型自動二輪車であり、この自動二輪車1は、車体フレーム2の前端により下端で前輪3を軸支する前フォーク4を左右に操向自在に軸支し、車体フレーム2の後部によりユニットスイング式のエンジン5を上下に揺動自在に枢支し、エンジン5の後端部で後端部内側に配置された後輪6を軸支し、エンジン5の上方に収納装置7を配置し、収納装置7の上側にシート装置8を搭載し、また上記エンジン5の前方に燃料タンク9,ラジエータ29を順に搭載し、車体フレーム2の周囲を樹脂製の車体カバー10で囲んだ概略構造のものである。
また、車体フレーム2は、上記前フォーク4の操向軸4aを軸支する操向軸筒2aに、左,右のサイドフレーム2d,2dの前端部を接続し、該左,右のサイドフレーム2d,2dの後端から後方斜め上方に延びる左,右のメインブラケット2e,2eの上端に左,右のグリップ支持部2f,2fを固定し、さらに左,右のグリップ支持部2f,2f同士を後面視で略U字状をなす後部フレーム2gで連結した概略構造を有している。
なお、上記左,右のサイドフレーム2dは、それぞれ上,下サイドパイプ2b,2cを側面視上下二段の大略L字状をなすように配置し、これらの後端部同士を上記メインブラケット2eを介して接続してなるものである。
また、上記前フォーク4の車幅方向中央に立設されて上方に延びる操向軸4aは上記車体フレーム2の前端の操向軸筒2aにより軸受を介して左右操向自在に軸支されており、該操向軸4aの上端にはハンドルブラケット4bを介して操向ハンドル16の中央部16aが着脱可能にボルト締め固定されている。該操向ハンドル16は丸鋼管製で略水平に延びる中央部16aとこれの左,右端から外方斜め上方に立ち上がりさらに略水平に延びる左部16b及び図示していない右部とを有する。該操向ハンドル16の上記中央部16aから左,右傾斜部を囲むように樹脂製のハンドルカバー17が取り付けられており、該ハンドルカバー17は操向ハンドル16と共に回動する。
また、上記車体カバー10は、上記操向軸4aの前側から前輪3の後側付近を覆うカウリング11と、これに続いて車体左右下部を覆うアンダカバー12と、上記操向軸4aの後側を覆うレッグシールド13と、足載部を構成するフートボード14と、シート装置8の左右を覆うサイドカバー15とを備えている。
そして、上記カウリング11の上縁部と上記レッグシールド13の上縁とで囲まれた開口部分には、図2に示すように樹脂製のインナパネル18が該開口を閉塞するように装着されている。このインナパネル18の車幅方向中央部には上記操向軸4aの上端のハンドルブラケット4bが挿通するハンドル開口18aが形成されており、該ハンドル開口18aの左,右にはグリッド部18b,18bが形成されている。このグリッド部18b,18bはインナーパネル18に複数のスリット18cを水平方向に延びるように形成してなり、該グリッド部18bの内側にステレオ装置のスピーカーが配置される。
また、上記インナーパネル18の上記ハンドル開口18a,上記グリッド部18bの前側にはメーター開口18dが形成されており、メーター開口18d内には、図3に示すように、速度メーター31,タコメーター32,切替式のトリップメーター33,水温計34,燃料計35、左右の方向指示器表示部36a,36b等の計器をユニット化したメーターパネル30が配設固定されている。更に、切替式のトリップメーター33には、マルチ表示部41,セレクト(SELECT)ボタン42,リセット(RESET)ボタン43が配設固定されている。
このうち、マルチ表示部41は、透過型の液晶表示装置であり、後述の製品状態システム(以下、「システム」という)50により、擬似生命体を表示することができる。また、セレクトボタン42を押すことにより、擬似生命体表示画面とオド・トリップメーター表示画面の表示切り替えを行うことができる。更に、リセットボタン43を押すことにより、トリップのリセットを行うこともできる。
また、上記インナーパネル18の上記メーターパネル19より前側には、前方からの光がメーターパネル19の文字盤に直接当たるのを防止するとともに、走行風をガイドするガイド部材として機能するメーターバイザー20が立設されている。
また、上記カウリング11の前面上端部には大型のスクリーン(風防板)24が車幅方向中央で断面して車両側方から見たとき上述のメーターバイザー20より少し起立した状態に傾斜する(垂直線に対してメーターバイザー20よりも若干小さい角度をなす)ように装着されている。
次に、図4を用いて、マルチ表示部41に擬似生命体を表示するためのシステム50の機能構成を説明する。尚、本実施形態においては、工業製品の一例としてのエンジン5の状態を擬似生命体を用いてマルチ表示部41に表示するための機能構成を説明する。また、システム50は、コンピューターにより構築されており、プログラム(p)によって後述の各ステップ(S1〜S6)を実行することができる。
図4に示すように、システム50の各機能は、エンジン5の一時的な負荷状態を検知する状態検知部51と、エンジン5の経時劣化の進行状態を判断する状態判断部52と、擬似生命体のデータを管理及び読み出すための擬似生命体データ管理・読出部53と、読み出した擬似生命体のデータに基づいた擬似生命体をマルチ表示部41に表示させる表示部54によって構成されている。
このうち、状態検知部51は、エンジン5の動作状態を検知するセンサー等から送られた各種情報(スロットル開度、エンジン回転(回転角加速度、回転数、回転ばらつき)、冷却水温、O2センサー信号、ノッキング発生レベル等)により、エンジンの一時的な負荷状態を検知する機能である。
また、状態判断部52は、エンジン5の経時劣化の進行状態を判断する機能である。この状態判断部52は、上記状態検知部51によって検知したエンジン5の一時的な負荷状態に基づき、この一時的な負荷状態に起因して進行したエンジン5の経時劣化の進行ポイント(度合)を推定する進行ポイント推定部55と、進行ポイント推定部55によって推定した進行ポイントを蓄積する進行ポイント蓄積部56と、進行ポイント蓄積部56に蓄積した進行ポイントの合計に基づいて、エンジン5の経時劣化の進行状態を推定する進行状態推定部57とを有している。但し、上記進行ポイント蓄積部56は、システム50に構築されているHDD(Hard Disk Drive)等のメモリの一部の記憶領域である。
更に、進行ポイント推定部55は、図5に示すように、予めメーカーによって設定されているエンジン5の経時劣化の進行ポイントとエンジン5の一時的な負荷状態との関係を参照し、エンジン5の一時的な負荷状態に基づいて、経時劣化の進行ポイントを推定する機能である。図5では、一時的な負荷状態の一例として、エンジン温度(a)、スロットル開度(b)、回転ばらつき(c)、オイル粘土(d)を示している。例えば、エンジン温度の場合には、図5(a)に示すように、エンジン温度が低いときには経時劣化の進行ポイントが多く、温度が上がるにつれて進行ポイントが減少し、エンジン温度が高温になると急激に進行ポイントが増えるように設定されている。これは、エンジンが温まらないで発進すると経時劣化の進行ポイントが高く、エンジンが温まった状態では進行ポイントが低く、エンジンを全開にして高温になると急激に進行ポイントが増えるという意味を示している。
また、擬似生命体データ管理・読出部53は、システム50に構築されているHDD等のメモリの一部の記憶領域である擬似生命体データ管理部58に、予め擬似生命体のデータを記憶して管理すると共に、上記擬似生命体データ管理部58から、状態判断部52によって判断したエンジン5の経時劣化の進行状態に応じた擬似生命体のデータを読み出す機能である。更に、擬似生命体データ管理部58に記憶された擬似生命体のデータに係る擬似生命体は、図6に示すように、老化状態(少年又は中年)と表情(笑っている又は怒っている)を同時に表現した顔の擬似生命体61a,61b,62a,62bである。
このうち、擬似生命体61a,61bは、少年の顔を表現したもので、状態判断部52でエンジン5の経時劣化が比較的進行していないと判断した場合に読み出される。また、擬似生命体62a,62bは、中年男性の顔を表現したもので、状態判断部52でエンジン5の経時劣化が比較的進行していると判断した場合に読み出される。
一方、擬似生命体61a,62aは、笑っている表情を表現したもので、状態検知部51でエンジン5に比較的低い負荷が掛かっていると検知した場合に読み出される。また、擬似生命体61b,62bは、怒っている表情を表現したもので、状態検知部51でエンジン5に比較的高い負荷が掛かっていると検知した場合に読み出される。
従って、状態検知部51の検知結果と状態判断部52の判断結果を合わせた場合、エンジン5が比較的新しくて一時的な負荷状態が低いときは擬似生命体61aが読み出され、エンジン5が比較的新しくても一時的な負荷状態が高いときは擬似生命体61bが読み出される。また、エンジン5が比較的古くても一時的な負荷状態が低いときは擬似生命体62aが読み出され、エンジン5が比較的古くて一時的な負荷状態が高いときは擬似生命体62bが読み出される。
次に、図7に示すフローチャート図を用いて、本実施形態に係るシステム50を利用して、メーターパネル30のマルチ表示部41に擬似生命体を表示する方法を説明する。
まず、自動二輪車のエンジン5を始動後、状態検知部51により、エンジン5の一時的な負荷状態を検知する(ステップS1)。この一時的な負荷状態は、上記の如く、スロットル開度、エンジン回転、冷却水温、O2センサー信号、ノッキング発生レベル等により検知される。この検知結果は、状態判断部52で利用されるとともに、エンジン回転情報はタコメーター32,冷却水温情報は水温計34の動作にも反映される。
次に、進行ポイント推定部55では、状態検知部51によって検知したエンジン5の一時的な負荷状態に基づき、この一時的な負荷状態に起因して進行した工業製品の経時劣化の進行ポイント(度合)を推定する(ステップS2)。この進行ポイントの推定は、図5に示すように、予めメーカーによって設定されているエンジン5の経時劣化の進行度合とエンジン5の一時的な負荷状態との関係を参照し、エンジン5の一時的な負荷状態に基づいて行う。そして、推定した進行ポイントを進行ポイント蓄積部56に記憶して蓄積する(ステップS3)。
次に、進行状態推定部57では、進行ポイント蓄積部56に蓄積した進行ポイントの合計に基づいて、エンジン5の経時劣化の進行状態を推定する(ステップS4)。
次に、擬似生命体データ管理・読出部53では、擬似生命体データ管理部58に管理した複数の擬似生命体のデータのうち、状態判断部52で判断した進行状態に応じた老化状態であり、かつ状態検知部51で検知した一時的状態に応じた表情を示す擬似生命体のデータを読み出す(ステップS5)。
そして、表示部54では、ステップ5で読み出した擬似生命体のデータに基づき、状態判断部52で判断した進行状態に応じた老化状態であり、かつ状態検知部51で検知した一時的な負荷状態に応じた表情をしている擬似生命体をマルチ表示部41に表示させる(ステップS6)。尚、下記本実施形態の効果を奏するのであれば、上記各ステップの一部又は各ステップ内の細かい処理を省略してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、マルチ表示部41に表示させる擬似生命体の表情は、エンジン5の一時的な「負荷」状態に対応したものであるため、製品の仕組み等を理解していない者に対しても、製品の状態の技術的意味をより身近なものとして理解させることができる。
また、本実施形態によれば、マルチ表示部41に表示させる擬似生命体は、エンジン5の耐久期間内における「経時劣化の進行状態」に対応した「老化状態」を示すものであるため、一度劣化すると回復せず徐々に経時劣化が進行するものを表現することに適している。
更に、本実施形態によれば、マルチ表示部41に表示させる擬似生命体は、エンジン5の耐久期間内における「経時劣化の進行状態」に対応した「老化状態」を示すと共に、エンジン5の「一時的状態」に対応した表情を示すものであるため、見る者に一見してエンジン5の2つの状態(進行状態及び一時的状態)を理解させることができる。特に、同時に2つの状態を表示するため、車両等の移動体の運転手が運転中にマルチ表示部41を入念に見なくても、一見して車両の状態を理解することができるため、安全運転を行うことが可能となる。
更に、本実施形態によれば、耐久期間内における経時劣化の進行状態を単に経過時間で表すのではなく、エンジン5の一時的な負荷状態に応じて表すため、例えば、一時的な負荷状態が高い場合には、経過時間に関係なく経時劣化が進むように表現し、逆に、一時的な負荷状態が低い場合には、経時劣化が進まないように表現することができる。
〔その他の実施形態〕
(1−1)上記実施形態においては、擬似生命体の一例として、図6に示すように人間の顔で表現したが、これに限るものではなく、人間の上半身や全身で表現してもよい。また、年齢を表現する方法としては、体型、皺、しみ、顔の形状、肌の艶、ヘヤースタイル、髪の色、髪の量等で表現してもよい。更に、擬似生命体を動画として表現し、動作の速さが早いほど、若いことを表現するようにしてもよい。また、擬似生命体を立体画像で表示してもよい。
(1−2)更に、上記実施形態では、少年と中年といったように、経時劣化の進行状態を2段階に分けたが、これに限るものではなく、少年、中年、老人といったように3段階若しくは4段階以上に分けてもよい。また、表情に関しても、3段階以上に分けてもよい。
(1−3)また、人間ではなく、図8に示すように動物で表現してもよい。この場合の擬似生命体は、ひよこ63a(図8(a))、鶏63b(図8(b))、年老いた鶏63c(図8(c))を表現したものである。
(1−4)更に、動物ではなく、図9に示すように植物で表現してもよい。この場合の擬似生命体は、満開前のひまわり64a(図9(a))、満開時のひまわり64b(図9(b))、満開を過ぎたひまわり64c(図9(c))を表現したものである。このように、自然界では表情が存在しない植物等に対しても擬似的に表情を表すことにより、エンジン5の「経時劣化の進行状態」と「一時的状態」を同時に表現することができる。
(2−1)また、上記実施形態では、エンジン5の経時劣化の進行状態及び一時的負荷状態を擬似生命体の老化状態と表情で表現したが、これに限るものではなく、音声により表現してもよい。例えば、経時劣化が進行している場合には、老人の声を使用し、経時劣化が進行していない場合には、子供の声を使用する。また、一時的負荷状態が高い場合には、「きつい」「つらい」等のセリフを使用し、一時的負荷状態が低い場合には、「楽だよ」等のセリフを使用する。更に、これらを組み合わせることも可能である。例えば、エンジン5の経時劣化が進んでいると共に一時的負荷状態が低い場合には、老人の声で「楽だよ」というセリフを使用する。
(2−2)更に、セリフを話すスピードにより、経時劣化の進行状態を表現してもよい。例えば、経時劣化が進行していない場合には話すスピードを早くし、経時劣化が進行している場合には話すスピードを遅くする。また、一時的負荷が高い場合には、叫び声等による音声で表現してもよい。
(3−1)また、上記実施形態では、一時的な負荷状態の一例として、エンジンの温度(a)等を挙げたが、これに限るものではなく、気温センサーや湿度センサーにより気温や天候等の使用環境を加味して進行ポイントを推定することも可能である。更に、エンジンは、単にその回転数をどの程度の時間使用したかで、寿命が決まるわけでなく、始動回数によって与えられる温度変化の機械的ストレス、実際に使用する温度等による各部品の熱膨張により、設計された温度での使用が摩擦などで減少したり、エンジンの負荷、回転ばらつき(回転変動)、オイルの状態などが影響しあい、摩耗や金属疲労の蓄積がされる。そのため、各影響を、理論や実験的に得られた値などを基に推定するマップや算出式を設定し、その算出式に基づいて耐久期間内における経時劣化の現時点での進行状態を算出し、その年齢に応じた人間の顔や動作等で表現することも可能である。
(3−2)また、上記実施形態においては、工業製品であるエンジン5の一時的な負荷状態を検知しているが、一時的な状態であれば負荷状態である必要はなく、例えば、単に、ある時点での一時的な燃料の残量やライトのON,OFF等であってもよい。
(4)更に、部品を含めた製品が十分に機能していない状態や、排気系のカーボンの蓄積、点火プラグやインジェクターの汚れによる不正燃焼、また、適したオクタン価の燃料を使用していないことからのノッキングの発生、更には、回転変動やノックセンサーなどによるパワーダウン等の不具合(故障を含む)を加味して進行ポイントを推定してもよい。例えば、擬似生命体が包帯をしていたり、杖をついていたりして、不具合を表現することができる。
(5)また、上記実施形態においては、自動二輪車の一部に擬似生命体を表示する場合について説明したが、いわゆる工業製品であればよく、コンピューター、家電製品、日用品等のほか、航空機、車両、船舶等の移動体であってもよい。
(6)また、上記実施形態におけるシステム50へのプログラム(p)の記録、インストール作業は、システム50で読み取り可能なプログラム(p)が記録されているCD−ROM等の記録媒体を利用することによって行うことも可能である。
(7)また、上記実施形態においては、プログラム(p)によるソフト・ウェアによって各ステップを実行することができると説明したが、これに限るものではなく、既存の回路、センサー等によるハード・ウェアによって各ステップの一部又は各ステップ内の細かい処理の一部を実行するようにしてもよい。
本発明の一実施形態による自動二輪車の左側面図である。 車体カバーのメータパネル回りを示す背面図である。 メーターパネルを示す図である。 システム50の機能構成図である。 エンジン5の経時劣化の進行ポイントとエンジン5の一時的な負荷状態との関係を示したグラフである。 老化状態(少年又は中年)と表情(笑っている又は怒っている)を同時に表現した顔の擬似生命体61a,61b,62a,62bの図である。 本発明の一実施形態に係る擬似生命体の表示方法を示したフローチャート図である。 擬似生命体の別例を示した図である。 擬似生命体の別例を示した図である。
符号の説明
41…マルチ表示部、50…システム、51…状態検知部、52…状態判断部、53…擬似生命体データ管理・読出部、54…表示部、55…進行ポイント推定部、56…進行ポイント蓄積部、57…進行状態推定部、58…擬似生命体データ管理部

Claims (12)

  1. 動作状態が変化可能な工業製品の状態を擬似生命体を用いて表示装置に表示する製品状態表示システムにおいて、
    前記工業製品の耐久期間内における経時劣化の進行状態を前記擬似生命体の老化状態により表現すべく、前記進行状態に応じた老化状態を示す複数の擬似生命体のデータを管理する擬似生命体データ管理手段と、
    前記工業製品の経時劣化の進行状態を判断する状態判断手段と、
    前記擬似生命体データ管理手段によって管理している複数の擬似生命体のデータのうち、前記状態判断手段によって判断した進行状態に応じた老化状態を示す擬似生命体のデータを読み出す擬似生命体データ読出手段と、
    前記読み出した擬似生命体のデータに基づき、前記判断した進行状態に応じた老化状態を示す擬似生命体を前記表示装置に表示させる表示手段と、
    を有することを特徴とする製品状態表示システム。
  2. 前記工業製品は、移動体であることを特徴とする請求項1記載の製品状態表示システム。
  3. 前記移動体は、エンジンを含む車両であり、前記老化状態はエンジンの老化状態であることを特徴とする請求項2記載の製品状態表示システム。
  4. 前記老化状態は、人間、花、動物のうちの少なくとも1つの擬似生命体の老化状態が示されることを特徴とする請求項1記載の製品状態表示システム。
  5. 前記老化状態は、擬似生命体の顔、体型、顔のしわ、顔のしみ、肌の艶、ヘヤースタイル、髪の色、髪の量、音声、動作の速さのうちの少なくとも1つによって示されることを特徴とする請求項1記載の製品状態表示システム。
  6. 前記状態判断手段は、前記状態検知手段によって検知した工業製品の一時的な負荷状態に基づき、当該一時的な負荷状態に起因して進行した工業製品の経時劣化の進行度合を推定する進行度合推定手段と、
    前記進行度合推定手段によって推定した進行度合を蓄積する進行度合蓄積手段と、
    前記進行度合蓄積手段によって蓄積した進行度合の合計に基づいて、前記工業製品の経時劣化の進行状態を推定する進行状態推定手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の製品状態表示システム。
  7. 前記進行度合推定手段は、予め設定されている工業製品の経時劣化の進行度合と前記工業製品の一時的な負荷状態との関係を参照し、前記工業製品の一時的な負荷状態に基づいて、前記経時劣化の進行度合を推定することを特徴とする請求項6に記載の製品状態表示システム。
  8. 動作状態が変化可能な工業製品の状態を擬似生命体を用いて表示装置に表示する製品状態表示システムにおいて、
    前記工業製品の耐久期間内における経時劣化の進行状態を前記擬似生命体の老化状態により表現するとともに、前記工業製品の一時的状態を前記擬似生命体により表現すべく、前記進行状態に応じた老化状態毎に前記一時的状態に応じた表現を示す複数の擬似生命体のデータを管理する擬似生命体データ管理手段と、
    前記工業製品の経時劣化の進行状態を判断する状態判断手段と、
    前記工業製品の一時的状態を検知する状態検知手段と、
    前記擬似生命体データ管理手段によって管理している複数の擬似生命体のデータのうち、前記状態判断手段によって判断した進行状態に応じた老化状態であり、かつ前記状態検知手段によって検知した一時的状態に応じた表現を示す擬似生命体のデータを読み出す擬似生命体データ読出手段と、
    前記読み出した擬似生命体のデータに基づき、前記判断した進行状態に応じた老化状態であり、かつ前記検知した一時的状態に応じた表現をしている擬似生命体を前記表示装置に表示させる表示手段と、
    を有することを特徴とする製品状態表示システム。
  9. 動作状態が変化可能な工業製品の状態を擬似生命体を用いて表示装置に表示する製品状態表示システムで用いられる製品状態表示システム用プログラムにおいて、
    前記工業製品の耐久期間内における経時劣化の進行状態を前記擬似生命体の老化状態により表現すべく、前記進行状態に応じた老化状態を示す複数の擬似生命体のデータを管理するステップと、
    前記工業製品の経時劣化の進行状態を判断するステップと、
    前記擬似生命体データ管理ステップによって管理している複数の擬似生命体のデータのうち、前記状態判断ステップによって判断した進行状態に応じた老化状態を示す擬似生命体のデータを読み出すステップと、
    前記読み出した擬似生命体のデータに基づき、前記判断した進行状態に応じた老化状態を示す擬似生命体を前記表示装置に表示させるステップと、
    を前記製品状態表示システムに実行させることを特徴とする製品状態表示システム用プログラム。
  10. 請求項9に記載の製品状態表示システム用プログラムを記録したことを特徴とする製品状態表示システムで読み取り可能な製品状態表示システム用記録媒体。
  11. 動作状態が変化可能な工業製品の状態を擬似生命体を用いて表示装置に表示する製品状態表示システムで用いられる製品状態表示システム用プログラムにおいて、
    前記工業製品の耐久期間内における経時劣化の進行状態を前記擬似生命体の老化状態により表現するとともに、前記工業製品の一時的状態を前記擬似生命体により表現すべく、前記進行状態に応じた老化状態毎に前記一時的状態に応じた表現を示す複数の擬似生命体のデータを管理するステップと、
    前記工業製品の経時劣化の進行状態を判断するステップと、
    前記工業製品の一時的状態又は不具合を検知するステップと、
    前記擬似生命体データ管理手段によって管理している複数の擬似生命体のデータのうち、前記状態判断手段によって判断した進行状態に応じた老化状態であり、かつ前記状態検知手段によって検知した一時的状態に応じた表情を示す擬似生命体のデータを読み出すステップと、
    前記読み出した擬似生命体のデータに基づき、前記判断した進行状態に応じた老化状態であり、かつ前記検知した一時的状態に応じた表情をしている擬似生命体を前記表示装置に表示させるステップと、
    を前記製品状態表示システムに実行させることを特徴とする製品状態表示システム用プログラム。
  12. 請求項11に記載の製品状態表示システム用プログラムを記録したことを特徴とする製品状態表示システムで読み取り可能な製品状態表示システム用記録媒体。
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