JP2008004833A - 電流検出装置及びこれを使用した電力供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】精度の高い電流検出装置を得ることが困難であった。
【解決手段】 本発明に従う電流検出装置は、被測定電流が流れる電流通路に接続され且つアルミニウムで形成された電流検出抵抗と、第1及び第2の入力端子を有し且つ第1の入力端子の信号と第2の入力端子の信号との差を示す出力を得るための出力端子を有する増幅器と、電流検出抵抗の一端と増幅器の前記第1の入力端子との間に接続され且つアルミニウムで形成された第1の入力抵抗と、
電流検出抵抗の他端と増幅器の第2の入力端子との間に接続され且つアルミニウム又はアルミニウムで形成された第2の入力抵抗と、増幅器の第2の入力端子と共通電源端子との間に接続された第3の入力抵抗と、増幅器の第1の入力端子と出力端子との間に接続された帰還抵抗とを有している。電流検出抵抗と第1及び第2の入力抵抗とは互いに同一の温度係数を有するので、電流検出精度が向上する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電界効果トランジスタ、バイポーラトランジスタ、IGBT等の制御可能な半導体素子を流れる電流の検出に好適な電流検出装置及びこれを使用した電力供給装置に関する。
従来の過電流保護回路を伴なった電力供給装置は、例えば図1に示すように、直流電源1に接続される電源端子2と、共通電源端子即ちグランド端子3と、負荷4を接続するための出力端子5と、電源端子2と出力端子5との間に接続された制御可能な半導体素子Q1と、この半導体素子Q1の導通を制御するための制御回路6と、半導体素子Q1に流れる電流Isを検出するための電流検出回路7´と、半導体素子Q1に流れる電流Is即ち負荷4に流れる電流Ioが所定値(過電流レベル)よりも大きいか否かを判定するための基準電圧源8及び比較器9とを有する。
電流検出回路7´は、電流検出抵抗Rs´と、第1、第2及び第3の入力抵抗R1´、R2´、R3´と、帰還抵抗Rf´と、オペアンプから成る増幅器10とから成る。電流検出抵抗Rs´の一端11はFETから成る半導体素子Q1を介して電源端子2に接続され、他端12は出力端子5と負荷4とを介してグランド端子3に接続されている。第1の入力抵抗R1´は電流検出抵抗Rs´の一端11と増幅器10の第1の入力端子(負入力端子)13との間に接続されている。第2の入力抵抗R2´は電流検出抵抗Rs´の他端12と増幅器10の第2の入力端子(正入力端子)14との間に接続されている。第3の入力抵抗R3´は増幅器10の第2の入力端子(正入力端子)14とグランド端子3との間に接続されている。帰還抵抗Rf´は、増幅器10の出力端子15と第1の入力端子13との間に接続されている。
オペアンプから成る増幅器10と第1、第2及び第3の入力抵抗R1´、R2´、R3´と帰還抵抗Rf´とは周知の差動増幅器を構成している。従って、第1、第2及び第3の入力抵抗R1´、R2´、R3´の抵抗値をこれ等と同一のR1´、R2´、R3´で示し、帰還抵抗Rf´の抵抗値をこれと同一のRf´で示せば、電流Isと出力電圧Voutとの間に次の式1の関係が成立する。
Vout={(Rf´+R3´)/(R1´+R2´)}(Rs´・Is)……(式1)
また、差動増幅にするために、R1´=R2´及びRf´=R3´に設定されているとすれば次の式2が成立する。
Vout=(Rf´/R1´)(Rs´・Is)……………………………(式2)
従って、電流検出抵抗Rs´に流れる電流Isに比例した電圧Voutを電流検出回路7´から得ることができる。
過電流検出用の比較器9の一方の入力端子(正入力端子)は増幅器10の出力端子15に接続され、他方の入力端子(負入力端子)は基準電圧源8に接続されている。基準電圧源8は、電流検出抵抗Rs´に流れる電流Isの過電流レベルを示す基準電圧を発生しているので、比較器9は電流検出回路7´の出力電圧Vout が基準電圧より高い時に過電流を示す信号を出力する。
制御回路6は、制御信号形成回路16と駆動回路17と過電流停止スイッチ18とを有する。制御信号形成回路16は、半導体素子Q1をオン・オフ制御するための制御信号を形成する。制御信号形成回路16と半導体素子Q1の制御端子Gとの間に接続された駆動回路17は制御信号に対応するように半導体素子Q1をオン・オフ制御する。過電流停止スイッチ18は、制御信号形成回路16と駆動回路17との間の信号伝送路とグランドとの間に接続され、比較器9の過電流を示す出力に応答してオンになり、制御信号の伝送を遮断し、半導体素子Q1をオフに制御する。図1では理解を容易にするために過電流停止スイッチ18を独立に示したが、これ又はこれと同一の機能を有するものを制御信号形成回路16又は駆動回路17に含めることもできる。また、過電流停止スイッチ18を独立に設けずに制御信号形成回路16又は駆動回路17に含まれている制御素子を過電流停止用に兼用して過電流停止制御することもできる。
ところで、電流検出抵抗Rs´には負荷4の電流が流れる。このため、電流検出抵抗Rs´において電圧降下即ち電力損失が発生し、且つ発熱する。従って、電流検出抵抗Rs´の値は、電流検出可能な範囲においてできるだけ小さい方が望ましく、例えば数A以上の電流を検出するために数百ミリΩ以下にすることが望ましい。ところで、半導体集積回路では、抵抗が拡散抵抗やポリ抵抗(ポリシリコン抵抗)で形成される。しかし、これ等のシート抵抗は数百〜数千Ω/□であるため、もし数百ミリΩ以下の電流検出抵抗Rs´をこれ等で形成しようとすると、電流検出抵抗Rs´の面積が大きくなり、半導体集積回路のコストの上昇を招く。
この種の問題を解決するために例えば特開平2−301151号公報(特許文献1)に開示されているようにRs´をシート抵抗が数m〜数十mΩ/□のアルミニウム膜で形成することが考えられる。しかし、アルミニウム膜の温度係数は3000〜4000ppm/℃であり、拡散抵抗やポリシリコン抵抗の温度係数(0〜1500ppm/℃)に比べて大きいために電流検出精度が低下する。即ち、図1の電流検出抵抗Rs´をアルミニウム膜で形成し、第1、第2及び第3の入力抵抗R1´、R2´、R3´及び帰還抵抗Rf´を拡散抵抗又はポリシリコン抵抗で形成すると、前記式2から明らかなように電流Isが一定であっても温度が変化するとRs´、Rf´、R1´の値が変化し、出力電圧Voutも変化する。また、電流検出抵抗Rs´は、発熱によって比較的温度が高くなるが、第1、第2及び第3の入力抵抗R1´、R2´、R3´及び帰還抵抗Rf´には負荷電流に比例した電流が流れないためにRs´とR1´、R2´、R3´、Rf´との間に温度差が生じ、電流検出精度が低下するという問題がある。
特開平2−301151号公報
従って、本発明が解決しようとする課題は精度の高い電流検出装置を得ることが困難なことである。そこで、本発明の目的は高精度の電流検出装置及びこれを使用した電力供給装置を提供することにある。
上記課題を解決し、上記目的を達成するための本発明は、
被測定電流が流れる電流通路に接続され且つアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする金属で形成された電流検出抵抗と、
第1及び第2の入力端子を有し且つ前記第1の入力端子の信号と前記第2の入力端子の信号との差を示す出力を得るための出力端子を有する増幅器と、
前記電流検出抵抗の一端と前記増幅器の前記第1の入力端子との間に接続され且つアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする金属で形成された第1の入力抵抗と、
前記電流検出抵抗の他端と前記増幅器の前記第2の入力端子との間に接続され且つアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする金属で形成された第2の入力抵抗と、
前記増幅器の前記第2の入力端子と共通電源端子との間に接続された第3の入力抵抗と、
前記増幅器の前記第1の入力端子と前記出力端子との間に接続された帰還抵抗と
から成る電流検出装置に係わるものである。
なお、請求項2に示すように、電流検出装置を、
被測定電流が流れる電流通路に接続された電流検出抵抗と、
第1及び第2の入力端子を有し且つ前記第1の入力端子の信号と前記第2の入力端子の信号との差を示す出力を得るための出力端子を有する増幅器と、
前記電流検出抵抗の一端と前記増幅器の前記第1の入力端子との間に接続され且つ前記電流検出抵抗と同一又は同一と見なせる温度係数(抵抗率の温度係数)を有し且つ前記電流検出抵抗に熱結合されている第1の入力抵抗と、
前記電流検出抵抗の他端と前記増幅器の前記第2の入力端子との間に接続され且つ前記電流検出抵抗と同一又は同一と見なせる温度係数を有し且つ前記電流検出抵抗に熱結合されている第2の入力抵抗と、
前記増幅器の前記第2の入力端子と共通電源端子との間に接続された第3の入力抵抗と、
前記増幅器の前記第1の入力端子と前記出力端子との間に接続されている帰還抵抗とで構成することもできる。
また、請求項3に示すように、前記第3の入力抵抗は、前記増幅器の前記第2の入力端子と前記共通電源端子との間に接続され且つ正の温度係数を有している第1の抵抗と、前記第1の抵抗に対して直列に接続され且つ基準温度において前記第1の抵抗と同一又は同一と見なせる抵抗値を有し且つ負の温度係数を有している第2の抵抗とから成り、前記帰還抵抗は、前記増幅器の前記第1の入力端子と前記出力端子との間に接続され且つ正の温度係数を有している第3の抵抗と、前記第3の抵抗に対して直列に接続され且つ前記基準温度において前記第3の抵抗と同一又は同一と見なせる抵抗値を有し且つ負の温度係数を有している第4の抵抗とから成ることが望ましい。
また、請求項4に示すように、前記電流検出抵抗と前記第1及び第2の入力抵抗とは、同一基板上に重ねて配置され且つ電気的に絶縁されていることが望ましい。
また、請求項5に示すように、請求項1の発明の電流検出装置を使用して電力供給装置を、
直流電源に接続される電源端子及び共通電源端子(グランド端子)と、
前記電源端子と前記共通電源端子との間に負荷を介して接続された制御可能な半導体素子と、
前記半導体素子に対して直列に接続され且つアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする金属で形成された電流検出抵抗と、
第1及び第2の入力端子を有し且つ前記第1の入力端子の信号と前記第2の入力端子の信号との差を示す出力を得るための出力端子を有する増幅器と、
前記電流検出抵抗の一端と前記増幅器の前記第1の入力端子との間に接続され且つアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする金属で形成された第1の入力抵抗と、
前記電流検出抵抗の他端と前記増幅器の前記第2の入力端子との間に接続され且つアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする金属で形成された第2の入力抵抗と、
前記増幅器の前記第2の入力端子と共通電源端子との間に接続された第3の入力抵抗と、
前記増幅器の前記第1の入力端子と前記出力端子との間に接続された帰還抵抗と、
前記電流検出抵抗に流れる電流が所定値よりも大きいか否かを判定するための基準電圧を与える基準電圧源と、
前記電流検出抵抗に流れる電流が所定値よりも大きいか否かを判定するものであって、前記増幅器の出力端子に接続された一方の入力端子と前記基準電圧源に接続された他方の入力端子と前記増幅器の出力電圧が前記基準値電圧よりも高いか否かを示す信号を出力する出力端子とを有する比較器と、
前記半導体素子の制御端子と前記比較器の前記出力端子とに接続され、且つ前記半導体素子をオン駆動するための制御信号を形成する手段と前記電流検出抵抗に流れる電流が所定値よりも大きいことを示す前記比較器の出力に応答して前記半導体素子をオフに制御する手段とを有している制御回路と
で構成することができる。
また、請求項6に示すように、請求項2の発明の電流検出装置を使用して電力供給装置を、
直流電源に接続される電源端子及び共通電源端子(グランド端子)と、
前記電源端子と前記共通電源端子との間に負荷を介して接続された制御可能な半導体素子と、
前記半導体素子に対して直列に接続された電流検出抵抗と、
第1及び第2の入力端子を有し且つ前記第1の入力端子の信号と前記第2の入力端子の信号との差を示す出力を得るための出力端子を有する増幅器と、
前記電流検出抵抗の一端と前記増幅器の前記第1の入力端子との間に接続され且つ前記電流検出抵抗と同一又は同一と見なせる温度係数を有し且つ前記電流検出抵抗に熱結合されている第1の入力抵抗と、
前記電流検出抵抗の他端と前記増幅器の前記第2の入力端子との間に接続され且つ前記電流検出抵抗と同一又は同一と見なせる温度係数を有し且つ前記電流検出抵抗に熱結合されている第2の入力抵抗と、
前記増幅器の前記第2の入力端子と共通電源端子との間に接続された第3の入力抵抗と、
前記増幅器の前記第1の入力端子と前記出力端子との間に接続されている帰還抵抗と
前記電流検出抵抗に流れる電流が所定値よりも大きいか否かを判定するための基準電圧を与える基準電圧源と、
前記電流検出抵抗に流れる電流が所定値よりも大きいか否かを判定するものであって、前記増幅器の出力端子に接続された一方の入力端子と前記基準電圧源に接続された他方の入力端子と前記増幅器の出力電圧が前記基準値電圧よりも高いか否かを示す信号を出力する出力端子とを有する比較器と、
前記半導体素子の制御端子と前記比較器の前記出力端子とに接続され、且つ前記半導体素子をオン駆動するための制御信号を形成する手段と前記電流検出抵抗に流れる電流が所定値よりも大きいことを示す前記比較器の出力に応答して前記半導体素子をオフに制御する手段とを有している制御回路と
で構成することができる。
また、請求項7に示すように、請求項5又は6記載の電力供給装置において、更に、前記半導体素子と前記電流検出抵抗との直列回路に対して並列に接続された別の制御可能な半導体素子を有し、
前記別の制御可能な半導体素子の制御端子は前記電流検出抵抗に直列に接続された前記半導体素子と同時にオン・オフ制御されるように前記制御回路に接続され、
前記電流検出抵抗に流れる電流値は前記別の制御可能な半導体素子に流れる電流値と所定の比率を有していることが望ましい。
また、請求項8に示すように、請求項5又は6又は7の電力供給装置において、前記半導体素子と前記増幅器と前記比較器と前記制御回路とは同一の半導体基板に形成され、前記電流検出抵抗と前記第1及び第2の入力抵抗とは、前記半導体基板上に重ねて配置され且つ電気的に絶縁されていることが望ましい。
本願の請求項1の発明によれば、電流検出抵抗と第1及び第2の入力抵抗との両方がアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする金属によって形成されているので、電流検出抵抗と第1及び第2の入力抵抗との温度係数を同一にすることができ、温度変化による電流検出精度の低下を抑えることができる。また、電流検出抵抗がアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする金属であるので、この小型化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、電流検出抵抗と第1及び第2の入力抵抗とが熱結合されているので、これ等の温度を互いに近づけることができ、温度変化による電流検出精度の低下を抑えることができる。
請求項3の発明によれば、第3の入力抵抗と帰還抵抗の温度変化による電流検出精度の低下を抑えるという効果を有する。
請求項4の発明によれば、電流検出抵抗と第1及び第2の入力抵抗との熱結合を良好に達成することができる。
請求項5〜8の発明によれば、請求項1〜4の発明と同様な効果を得ることができ、更に、電力供給装置の過電流保護を高精度に行うことができる。
請求項7の発明によれば、電流検出抵抗に流れる電流を低減できる。
次に、図2〜図5を参照して本発明の実施形態を説明する。
図2に示す本発明の実施例1に従う電力供給装置は、直流電源1に接続される電源端子2と、共通電源端子即ちグランド端子3と、負荷4を接続するための出力端子5と、電源端子2と出力端子5との間に接続された制御可能な半導体素子Q1と、この半導体素子Q1の導通を制御するための制御回路6と、半導体素子Q1に流れる電流Is即ち負荷4に流れる電流Ioを検出するための電流検出回路7と、半導体素子Q1に流れる電流Isが所定値(過電流レベル)よりも大きいか否かを判定するための基準電圧源8及び比較器9とを有し、半導体集積回路で構成されている。なお、図2において、電流検出回路7以外は図1と同一に形成されている。
電流検出回路7は、被測定電流としての電流Isを検出するための電流検出抵抗Rsと、第1、第2及び第3の入力抵抗R1、R2、R3と、帰還抵抗Rfと、オペアンプから成る増幅器10とから成る。電流検出抵抗Rsの一端11はFETから成る半導体素子Q1を介して電源端子2に接続され、他端12は出力端子5と負荷4とを介してグランド端子3に接続されている。第1の入力抵抗R1は電流検出抵抗Rsの一端11と増幅器10の第1の入力端子(負入力端子)13との間に接続されている。第2の入力抵抗R2は電流検出抵抗Rsの他端12と増幅器10の第2の入力端子(正入力端子)14との間に接続されている。第3の入力抵抗R3は増幅器10の第2の入力端子(正入力端子)14とグランド端子3との間に接続されている。帰還抵抗Rfは、増幅器10の出力端子15と第1の入力端子13との間に接続されている。
電流検出抵抗Rsは、図3及び図4に示すように半導体基板21の上に第1の絶縁層22を介して配置されたアルミニウム膜から成る。半導体基板21の中には、図2に示す絶縁ゲート型FETから成る半導体素子Q1、制御回路6、比較器9及び電流検出回路7の増幅器10が形成されている。半導体素子Q1と出力端子5との間の配線もアルミニウム形成されているので、電流検出抵抗Rsを配線導体の一部と考えることもできる。
図3及び図4に示すように第1及び第2の入力抵抗R1、R2の大部分は電流検出抵抗Rsの上に第2の絶縁層23を介して配置され、電流検出抵抗Rsに対して熱結合されている。第1及び第2の入力抵抗R1、R2の電流検出抵抗Rsに対して重なる部分の割合は好ましくは50%以上、より好ましくは80%以上である。第2の絶縁層23は、第1及び第2の入力抵抗R1、R2の温度が電流検出抵抗Rsの温度の好ましくは80〜100%、より好ましくは90〜100%、最も好ましくは同一に成るように形成される。本実施例の第1及び第2の入力抵抗R1、R2は、電流検出抵抗と同一又は同一と見なせる温度係数を有するアルミニウム膜で形成されている。また、第1及び第2の入力抵抗R1、R2は基準温度(25℃)において互いに同一又は同一と見なせる抵抗値を有するように形成されている。
本実施例の第3の入力抵抗R3は、第1及び第2の抵抗R3a、R3bの直列回路から成る。第1の抵抗R3aは正の温度係数を有するアルミニウムで形成されている。第2の抵抗R3bは負の温度係数を有するポリシリコンで形成されている。第1及び第2の抵抗R3a、R3bは、基準温度(25℃)において互いに同一又は同一と見なせる抵抗値を有し、且つ互いに同一又は同一と見なせる温度係数の絶対値を有することが望ましい。しかし、第1及び第2の抵抗R3a、R3bの温度係数の絶対値が同一でない場合であっても、温度係数の相殺の効果が得られる。もし、第1及び第2の抵抗R3a、R3bの抵抗値が互いに同一であり、且つ第1の抵抗R3aの正の温度係数の絶対値と第2の抵抗R3bの負の温度係数の絶対値とが同一の場合には、温度変化に拘わらず、第1及び第2の抵抗R3a、R3bの合成抵抗から成る第3の入力抵抗R3の値は一定に保たれる。
図2の実施例の帰還抵抗Rfは、第3及び第4の抵抗Rfa、Rfbの直列回路から成る。第3の抵抗Rfaは正の温度係数を有するアルミニウムで形成されている。第4の抵抗Rfbは負の温度係数を有するポリシリコンで形成されている。第3及び第4の抵抗Rfa、Rfbは、基準温度(25℃)において互いに同一又は同一と見なせる抵抗値を有し、且つ互いに同一又は同一と見なせる温度係数の絶対値を有することが望ましい。しかし、第3及び第4の抵抗Rfa、Rfbの温度係数の絶対値が同一でない場合であっても、温度係数の相殺の効果が得られる。もし、第3及び第4の抵抗Rfa、Rfbの抵抗値が互いに同一であり、且つ第3の抵抗Rfaの正の温度係数の絶対値と第4の抵抗Rfbの負の温度係数の絶対値とが同一の場合には、温度変化に拘わらず、第3及び第4の抵抗Rfa、Rfbの合成抵抗から成る帰還抵抗Rfの値は一定に保たれる。
オペアンプから成る増幅器10と第1、第2及び第3の入力抵抗R1、R2、R3と帰還抵抗Rfとは周知の差動増幅器を構成している。従って、第1、第2及び第3の入力抵抗R1、R2、R3の抵抗値をこれらと同一のR1、R2、R3で示し、帰還抵抗Rfの抵抗値をこれと同一のRfで示せば、電流Isと出力電圧Voutとの間に次の式3の関係が成立する。
Vout={(Rf+R3)/(R1+R2)}(Rs・Is) ……(式3)
また、差動増幅するために、R1=R2及びRf=R3に設定されているとすれば次の式4が成立する。
Vout=(Rf/R1)(Rs・Is) ……………………(式4)
従って、電流検出抵抗Rsに流れる電流Isに比例した電圧Voutを電流検出回路7から得ることができる。
次に、図2の電流検出回路7によって温度依存性の低い電流検出が可能であることを説明する。
25℃における電流検出抵抗Rsの抵抗値をRa、第1及び第2の入力抵抗R1,R2の抵抗値を互いに同一のRb、電流検出抵抗Rsと第1及び第2の入力抵抗R1,R2との温度係数を互いに同一のαとすると、任意の温度Tにおける電流検出抵抗Rsの抵抗値Rs、第1及び第2の入力抵抗R1,R2の抵抗値R1,R2を次の式5、式6で示すことができる。
Rs=Ra{1+α(T―25℃)} ……(式5)
R1=R2=Rb{1+α(T―25℃)} ……(式6)
また、25℃における、第3の入力抵抗R3を構成する第1及び第2の抵抗R3a、R3bと帰還抵抗Rfを構成する第3及び第4の抵抗Rfa、Rfbとの抵抗値を互いに同一のRc、第1の抵抗R3aと第3の抵抗Rfaとの正の温度係数をそれぞれ同一の+β、第2の抵抗R3bと第4の抵抗Rfbの負の温度係数を互いに同一の―βとすると、任意の温度Tにおける第1、第2、第3及び第4の抵抗R3a、R3b、Rfa,Rfbの抵抗値R3a、R3b、Rfa,Rfbを次の式7、式8で示すことができる。
R3a=Rfa=Rc{1+β(T―25℃)} ……(式7)
R3b=Rfb=Rc{1―β(T―25℃)} ……(式8)
式3に従って電流検出回路7の出力電圧Voutを次の式9で示すことができる。
Vout={(Rfa+Rfb+R3a+R3b)/(R1+R2)}(Rs・Is) …(式9)
式9に式5〜式8を代入することによって次の式10が得られる。
Vout=4Rc[Ra{1+α(T―25℃)}]Is/[2Rb{1+α(T―25℃)}]
=(2Rc/Rb)(Ra・Is) …(式10)
この式10から明らかなように、電流検出回路7の出力電圧Voutは温度に依存しなくなる。
過電流検出用の比較器9の一方の入力端子(正入力端子)は増幅器10の出力端子15に接続され、他方の入力端子(負入力端子)は基準電圧源8に接続されている。基準電圧源8は、電流検出抵抗Rsに流れる電流Isの過電流レベルを示す基準電圧を発生しているので、比較器9は電流検出回路7の出力電圧Vout が基準電圧より高い時に過電流を示す信号を出力する。
図2の制御回路6は、図1と同様に制御信号形成回路16と駆動回路17と過電流停止制御スイッチ18とを有する。制御信号形成回路16は、半導体素子Q1を制御(例えばオン・オフ制御)するための制御信号を形成する。制御信号形成回路16と半導体素子Q1の制御端子Gとの間に接続された駆動回路17は制御信号に対応するように半導体素子Q1を制御する。過電流停止スイッチ18は、制御信号形成回路16と駆動回路17との間の信号伝送路とグランドとの間に接続され、比較器9の過電流を示す出力に応答してオンになり、制御信号の伝送を遮断し、半導体素子Q1をオフに制御する。図1では理解を容易にするために過電流停止スイッチ18を独立に示したが、これ又はこれと同一の機能を有するものを制御信号形成回路16又は駆動回路17に含めることもできる。また、過電流停止スイッチ18を独立に設けずに制御信号形成回路16又は駆動回路17に含まれている制御素子を過電流停止用に兼用して過電流停止制御することもできる。
本実施例によれば次の効果が得られる。
(1)電流検出抵抗Rsと第1及び第2の入力抵抗R1,R2とがアルミニウムによって形成されているので、電流検出抵抗Rsと第1及び第2の入力抵抗R1,R2との温度係数を同一にすることができ、温度変化による電流Isの検出精度を向上させることができる。また、電流検出抵抗Rsがアルミニウムであるので、この小型化を図ることができる。
(2)第1及び第2の入力抵抗R1,R2が電流検出抵抗Rsの上に配置され、電流検出抵抗Rsに対して熱結合されているので、これ等の温度を互いに近づけることができ、温度変化による電流検出精度の低下を抑えることができる。
(3)第3の入力抵抗R3は正の温度係数を有する第1の抵抗R3aと負の温度係数を有する第2の抵抗R3bとから成り、且つ帰還抵抗Rfは正の温度係数を第3の抵抗Rfaと負の温度係数を有する第4の抵抗Rfbから成るので、温度変化による第3の入力抵抗R3の抵抗値及び帰還抵抗Rfの抵抗値の変化がすくなくなり、電流検出精度が向上する。
(4)基準温度(25℃)において、第3の入力抵抗R3の第1及び第2の抵抗R3a、R3b及び帰還抵抗Rfの第3及び第4の抵抗Rfa、Rfbが互いに同一の抵抗値を有するので、電流検出回路7の出力Voutの温度依存性を極めて小さくすることができる。
(5)電流検出抵抗Rs等の温度変化に拘わらず、電流Isを正確に検出できるので、過電流状態の正確な検出も可能になり、比較器9を使用して過電流時に半導体素子Q1を正確にオフにすることができる。
次に、図5を参照して実施例2の電力供給装置を説明する。但し、図5において図2と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図5の実施例2の電力供給装置は、図2の電力供給装置に第2の半導体素子Q2を付加し、その他は図2と同一に構成したものである。
第2の半導体素子Q2は、第1の半導体素子Q1と電流検出抵抗Rsとの直列回路に対して並列に接続されている。即ち、第2の半導体素子Q2としてのFETのドレインは電源端子2に接続され、そのソースはグランド端子3に接続され、そのゲートは駆動回路17に接続されている。従って、第2の半導体素子Q2は第1の半導体素子Q1と同期してオンオフ制御される。第1の半導体素子Q1の電流をIs1,第2の半導体素子Q2の電流をIs2とすれば、負荷4に流れる電流Ioは第1の半導体素子Q1の電流をIs1と第2の半導体素子Q2の電流をIs2との和になる。第1の半導体素子Q1のオン時のドレイン・ソース間抵抗をRQ1、第2の半導体素子Q2のオン時のドレイン・ソース間抵抗をRQ2とすれば、第1の半導体素子Q1の電流をIs1と第2の半導体素子Q2の電流をIs2と負荷4に流れる電流Ioとの間に次の式11及び式12の関係が成立する。
Is1={RQ2/(RQ1+Rs+RQ2)}Io ……(式11)
Is2={(RQ1+Rs)/(RQ1+Rs+RQ2)}Io……(式12)
従って、Is1、RQ1、Rs、RQ2が既知であれば、負荷4の電流Io及び第2の半導体素子Q2の電流をIs2を知ることができる。また、電流検出抵抗Rsが第1の半導体素子Q1のドレイン・ソース間抵抗をRQ1よりも大幅に小さく、これを無視することができれば、第1の半導体素子Q1の電流をIs1と第2の半導体素子Q2の電流をIs2と負荷4に流れる電流Ioとの間に次の式13及び式14の関係が成立する。
Is1={RQ2/(RQ1+RQ2)}Io ……(式13)
Is2={RQ1/(RQ1+RQ2)}Io ……(式14)
第1の半導体素子Q1のオン時のドレイン・ソース間抵抗RQ1及び第2の半導体素子Q2のオン時のドレイン・ソース間抵抗RQ2はそれぞれのソース領域の面積S1,S2にほぼ反比例し、第1及び第2の半導体素子Q1,Q2の電流Is1、Is2はそれぞれのソース領域の面積S1,S2にほぼ比例するので、第1の半導体素子Q1の電流Is1及び第2の半導体素子Q2の電流Is2を近似的に次の式15及び式16で示すことができる。
Is1={S1/(S1+S2)}Io ……(式15)
Is2={S2/(S1+S2)}Io ……(式16)
図5の実施例2によれば、電流検出抵抗Rsに負荷4の電流Ioよりも小さい電流Is1を流して、負荷4の電流Ioを検知することができる。これにより、電流検出抵抗Rsにおける電力損失が低減する。
なお、図5の実施例2において第2の半導体素子Q2以外は図1の実施例1と同一に構成されているので、実施例1と同一の効果も得ることができる。
本発明は上記の実施例に限定されるものではなく例えば次の変形が可能なものである。
(1)第3の入力抵抗R3を第1及び第2の抵抗R3a、R3bで構成しないで、1つの抵抗で構成することができる。また、帰還抵抗Rfを第3及び第4の抵抗Rfa、Rfbで構成しないで、1つの抵抗で構成することができる。この場合には、第3の入力抵抗R3及び帰還抵抗Rfをできるだけ小さい温度係数を有するように形成する。
(2)電流検出抵抗Rs、第1の入力抵抗R1、第2の入力抵抗R2をアルミニウムに限らずアルミニウム合金又はアルミニウムを主成分とする金属膜又は金属層で形成することができる。
(3)電流検出抵抗Rsの一部又は全部を、半導体素子Q1のソース電極の一部又は全部を兼用して形成することができる。
(4)図3及び図4では、第1の入力抵抗R1と第2の入力抵抗R2とを電流検出抵抗Rsの上に平行に配置したが、この代わりに、第1の入力抵抗R1と第2の入力抵抗R2とを絶縁膜を介して重ねて配置することもできる。
(5)第3の入力抵抗R3の第1及び第2の抵抗R3a、R3bを絶縁膜を介して重ねて配置すること、また、帰還抵抗Rfの第3及び第4の抵抗Rfa、Rfbを絶縁膜を介して重ねて配置することができる。
(5)第3の入力抵抗R3と帰還抵抗Rfとを重ねて配置し、両者の熱結合を強め、電流検出の温度依存性を弱めることができる。
(6)本発明の電流検出回路7をDC−DC変換器等の別の電力供給装置にも適用可能である。
(7)半導体素子Q1をFET以外のトランジスタ、IGBT等の別の制御可能な半導体素子にすることができる。
従来の電力供給装置を示す回路図である。 本発明の実施例1の電力供給装置を示す回路図である。 図2の電力供給装置を構成する半導体集積回路の一部を示す平面図である。 図3のA−A線を示す断面図である。 本発明の実施例2の電力供給装置を示す回路図である。
符号の説明
7 電流検出回路
Q1 半導体素子
Rs 電流検出抵抗
R1 第1の入力抵抗
R2 第2の入力抵抗

Claims (8)

  1. 被測定電流が流れる電流通路に接続され且つアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする金属で形成された電流検出抵抗と、
    第1及び第2の入力端子を有し且つ前記第1の入力端子の信号と前記第2の入力端子の信号との差を示す出力を得るための出力端子を有する増幅器と、
    前記電流検出抵抗の一端と前記増幅器の前記第1の入力端子との間に接続され且つアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする金属で形成された第1の入力抵抗と、
    前記電流検出抵抗の他端と前記増幅器の前記第2の入力端子との間に接続され且つアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする金属で形成された第2の入力抵抗と、
    前記増幅器の前記第2の入力端子と共通電源端子との間に接続された第3の入力抵抗と、
    前記増幅器の前記第1の入力端子と前記出力端子との間に接続された帰還抵抗と
    を備えていることを特徴とする電流検出装置。
  2. 被測定電流が流れる電流通路に接続された電流検出抵抗と、
    第1及び第2の入力端子を有し且つ前記第1の入力端子の信号と前記第2の入力端子の信号との差を示す出力を得るための出力端子を有する増幅器と、
    前記電流検出抵抗の一端と前記増幅器の前記第1の入力端子との間に接続され且つ前記電流検出抵抗と同一又は同一と見なせる温度係数を有し且つ前記電流検出抵抗に熱結合されている第1の入力抵抗と、
    前記電流検出抵抗の他端と前記増幅器の前記第2の入力端子との間に接続され且つ前記電流検出抵抗と同一又は同一と見なせる温度係数を有し且つ前記電流検出抵抗に熱結合されている第2の入力抵抗と、
    前記増幅器の前記第2の入力端子と共通電源端子との間に接続された第3の入力抵抗と、
    前記増幅器の前記第1の入力端子と前記出力端子との間に接続されている帰還抵抗と
    を備えていることを特徴とする電流検出装置。
  3. 前記第3の入力抵抗は、前記増幅器の前記第2の入力端子と前記共通電源端子との間に接続され且つ正の温度係数を有している第1の抵抗と、前記第1の抵抗に対して直列に接続され且つ基準温度において前記第1の抵抗と同一又は同一と見なせる抵抗値を有し且つ負の温度係数を有している第2の抵抗とから成り、
    前記帰還抵抗は、前記増幅器の前記第1の入力端子と前記出力端子との間に接続され且つ正の温度係数を有している第3の抵抗と、前記第3の抵抗に対して直列に接続され且つ前記基準温度において前記第3の抵抗と同一又は同一と見なせる抵抗値を有し且つ負の温度係数を有している第4の抵抗とから成ることを特徴とする請求項1又は2記載の電流検出装置。
  4. 前記電流検出抵抗と前記第1及び第2の入力抵抗とは、同一基板上に重ねて配置され且つ電気的に絶縁されていることを特徴とする請求項1又は2又は3記載の電流検出装置。
  5. 直流電源に接続される電源端子及び共通電源端子と、
    前記電源端子と前記共通電源端子との間に負荷を介して接続された制御可能な半導体素子と、
    前記半導体素子に対して直列に接続され且つアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする金属で形成された電流検出抵抗と、
    第1及び第2の入力端子を有し且つ前記第1の入力端子の信号と前記第2の入力端子の信号との差を示す出力を得るための出力端子を有する増幅器と、
    前記電流検出抵抗の一端と前記増幅器の前記第1の入力端子との間に接続され且つアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする金属で形成された第1の入力抵抗と、
    前記電流検出抵抗の他端と前記増幅器の前記第2の入力端子との間に接続され且つアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする金属で形成された第2の入力抵抗と、
    前記増幅器の前記第2の入力端子と共通電源端子との間に接続された第3の入力抵抗と、
    前記増幅器の前記第1の入力端子と前記出力端子との間に接続された帰還抵抗と、
    前記電流検出抵抗に流れる電流が所定値よりも大きいか否かを判定するための基準電圧を与える基準電圧源と、
    前記電流検出抵抗に流れる電流が所定値よりも大きいか否かを判定するものであって、前記増幅器の出力端子に接続された一方の入力端子と前記基準電圧源に接続された他方の入力端子と前記増幅器の出力電圧が前記基準値電圧よりも高いか否かを示す信号を出力する出力端子とを有する比較器と、
    前記半導体素子の制御端子と前記比較器の前記出力端子とに接続され、且つ前記半導体素子をオン駆動するための制御信号を形成する手段と前記電流検出抵抗に流れる電流が所定値よりも大きいことを示す前記比較器の出力に応答して前記半導体素子をオフに制御する手段とを有している制御回路と
    を備えていることを特徴とする電力供給装置。
  6. 直流電源に接続される電源端子及び共通電源端子と、
    前記電源端子と前記共通電源端子との間に負荷を介して接続された制御可能な半導体素子と、
    前記半導体素子に対して直列に接続された電流検出抵抗と、
    第1及び第2の入力端子を有し且つ前記第1の入力端子の信号と前記第2の入力端子の信号との差を示す出力を得るための出力端子を有する増幅器と、
    前記電流検出抵抗の一端と前記増幅器の前記第1の入力端子との間に接続され且つ前記電流検出抵抗と同一又は同一と見なせる温度係数を有し且つ前記電流検出抵抗に熱結合されている第1の入力抵抗と、
    前記電流検出抵抗の他端と前記増幅器の前記第2の入力端子との間に接続され且つ前記電流検出抵抗と同一又は同一と見なせる温度係数を有し且つ前記電流検出抵抗に熱結合されている第2の入力抵抗と、
    前記増幅器の前記第2の入力端子と共通電源端子との間に接続された第3の入力抵抗と、
    前記増幅器の前記第1の入力端子と前記出力端子との間に接続されている帰還抵抗と
    前記電流検出抵抗に流れる電流が所定値よりも大きいか否かを判定するための基準電圧を与える基準電圧源と、
    前記電流検出抵抗に流れる電流が所定値よりも大きいか否かを判定するものであって、前記増幅器の出力端子に接続された一方の入力端子と前記基準電圧源に接続された他方の入力端子と前記増幅器の出力電圧が前記基準値電圧よりも高いか否かを示す信号を出力する出力端子とを有する比較器と、
    前記半導体素子の制御端子と前記比較器の前記出力端子とに接続され、且つ前記半導体素子をオン駆動するための制御信号を形成する手段と前記電流検出抵抗に流れる電流が所定値よりも大きいことを示す前記比較器の出力に応答して前記半導体素子をオフに制御する手段とを有している制御回路と
    を備えていることを特徴とする電力供給装置。
  7. 更に、前記半導体素子と前記電流検出抵抗との直列回路に対して並列に接続された別の制御可能な半導体素子を有し、
    前記別の制御可能な半導体素子の制御端子は前記電流検出抵抗に直列に接続された前記半導体素子と同時にオン・オフ制御されるように前記制御回路に接続され、
    前記電流検出抵抗に流れる電流値は前記別の制御可能な半導体素子に流れる電流値と所定の比率を有していることを特徴とする請求項5又は6記載の電力供給装置。
  8. 前記半導体素子と前記増幅器と前記比較器と前記制御回路とは同一の半導体基板に形成され、前記電流検出抵抗と前記第1及び第2の入力抵抗とは、前記半導体基板上に重ねて配置され且つ電気的に絶縁されていることを特徴とする請求項5又は6又は7記載の電力供給装置。
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