JPH0843769A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH0843769A
JPH0843769A JP19268894A JP19268894A JPH0843769A JP H0843769 A JPH0843769 A JP H0843769A JP 19268894 A JP19268894 A JP 19268894A JP 19268894 A JP19268894 A JP 19268894A JP H0843769 A JPH0843769 A JP H0843769A
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JP
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apex angle
angle prism
prism
variable
variable apex
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JP19268894A
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Kazuhiro Noguchi
和宏 野口
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Canon Inc
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 該装置を小型化し、部品の削減と組立工程の
削減により、コストダウンを図る。 【構成】 片面が固定部材6に対して揺動自在に保持さ
れる可変頂角プリズム1の中心平面の近傍に配置され、
該可変頂角プリズムの二次元方向の頂角を検出する頂角
検出手段9P,9Y〜11P,11Yと、該頂角検出手
段より得られる頂角信号と振れ検出手段より得られる振
れ信号とに基づいて、少なくとも2個以上の駆動手段8
P,8Yを制御する制御手段とを備え、前記可変頂角プ
リズムの片面の駆動のみで像振れを補正するようにして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変頂角プリズムの駆
動角度を制御する光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、可変頂角プリズムを用いた光学装
置は、図14に示す構成となっていた。
【0003】図14において、101は可変頂角プリズ
ムであり、ガラス等の透明板である1011PP 及び10
1Y、該透明板1011P,1011Yを支持する支持枠1
012P2P及び1012Y、該支持枠1012P,1012Y
補強している補強リング1013P及び1013Y、前記支
持枠1012Pと1012Yを連結している蛇腹状フィルム
1014 、及び、形成された空間に満たされた図示しな
い高屈折率の透明液体より構成されている。
【0004】102は前記可変頂角プリズム101を用
いた像振れ補正装置を組み込むレンズ鏡筒の一部であ
り、103a,103b,103cは該光学系のレンズ
群の一部である。104はレンズ鏡筒102に固定され
た支持体であり、止り穴104aY及び貫通穴104b
Yが同軸に形成され、可変頂角プリズム101の片面を
ヨーイング方向に揺動させる為の揺動軸Y−Yを形成し
ている。又、図示しないが、Y−Y軸と直角に可変頂角
プリズム101の他面をピッチング方向に揺動させる揺
動軸P−Pを有している。
【0005】105Yは可変頂角プリズム101を保持
する保持枠であり、止り穴104aYに嵌合する軸状の
突起部を持つと共にピン106Yが圧入されており、揺
動軸Y−Y回りに揺動可能に支持されている。又、貫通
穴104bYに嵌合する前記ピン106Yは板バネ10
7Yにより付勢されており、止り穴104aYに対して
後述の保持枠105Yの位置を保っている。105Pは
可変頂角プリズム101を保持する保持枠であり、揺動
軸Y−Y回りと同様な構成により、ピッチング方向の揺
動軸P−P回りに揺動可能に支持されている。108は
可変頂角プリズム101の機構部を、外力やゴミ等によ
り保護する透明の保護板であり、109はその保持枠で
ある。
【0006】上記可変頂角プリズム101には、製造誤
差によって生じる厚みのバラツキと補強リング1013P
及び1013Yの同軸のバラツキが存在する。同軸のバラ
ツキを吸収する為に、補強リング1013Yと保持枠10
5Yは嵌合となっており、補強リング1013Pと保持枠
105Pはラジアル方向に隙間を持っている。更に厚み
のバラツキを吸収する為に、それぞれがスラスト方向に
隙間を有しており、組立て時に上記の隙間に接着剤を充
填する事により、可変頂角プリズム101の両面をそれ
ぞれ揺動軸Y−Y及びP−Pに揺動可能に支持してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例では、可変頂角プリズム101の両面を、それぞ
れピッチング方向及びヨーイング方向に独立に揺動して
いる為に、それぞれの面が揺動するスペースが必要にな
ると共に、光学系の最前部に配置した場合には、保護部
材を必要とし、機械的スペースが大きくなり、コストも
高くなってしまうという問題点があった。
【0008】(発明の目的)本発明の目的は、該装置を
小型化し、部品の削減と組立工程の削減により、コスト
ダウンを図ることのできる可変頂角プリズムを使った光
学装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、可変頂角プリズムの可動面を二次元方
向へ可動する少なくとも2個以上の駆動手段と、可変頂
角プリズムの可動面の揺動軸を含み光軸に垂直な平面の
近傍に配置され、該可変頂角プリズムの二次元方向の頂
角を検出する頂角検出手段と、該頂角検出手段より得ら
れる頂角信号と前記可変頂角プリズムの駆動目標位置信
号とに基づいて前記駆動手段を制御し、前記可変頂角プ
リズムの片面の可動面を前記駆動目標位置に駆動する制
御手段とを備え、前記可変頂角プリズムの片面の駆動の
みでプリズム頂角を任意に可変できるようにしている。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例における像振
れ補正装置の主要部分を示す断面図であり、同図におい
て、1は可変頂角プリズムであり、ガラス等の透明板で
ある11U及び11M、該透明板11U,11Mを支持する支持
枠12U及び12M、該支持枠12U,12Mを補強している補
強リング13U及び13M、前記支持枠12Uと12Mを連結し
ている蛇腹状フィルム14 、及び、形成された空間に満
たされた図示しない高屈折率の透明液体より構成されて
いる。
【0012】2は前記可変頂角プリズム1を用いた像振
れ補正装置を組み込むレンズ鏡筒の一部であり、3a,
3b,3cは該光学系のレンズ群の一部である。4はレ
ンズ鏡筒2に固定された支持体である。5は可変頂角プ
リズム1の片面を前記支持体4へ固定する為の固定枠で
あり、6は可変頂角プリズム1の他方の面に固着された
支持枠である。
【0013】前記支持枠6には、コイル7P及び7Y
(図1には図示せず、後述の図3に示している)が直角
を成して接着等により固着されている。又、コイル7P
の両面には、あるギャップをもって、上ヨーク8P1
びマグネット8P2 、該マグネット8P2 のバックヨー
クである下ヨーク8P3 が配置され、磁気回路を形成
し、アクチュエータ8Pを構成(上ヨーク,マグネッ
ト,下ヨークは、図示しないスペース部材により保持さ
れている)し、コイル7Pに通電することにより、ロー
レンツ力を発生し、支持枠6を駆動する。又、コイル7
Yにも同様な構成でアクチュエータ8Y(図1には図示
せず、後述の図3に示している)が配置されており、ア
クチュエータ8P及び8Yの合成力が支持枠6に作用す
る。
【0014】この合成力による可変頂角プリズム1の変
形について、図2を用いて説明する。
【0015】可変頂角プリズム1の片面を固定し、他方
の面を可動とするとき、可変頂角プリズム1の中心面に
直交する軸を軸X,Yとし、X,Yに直交する軸をZと
すると、可動面の動きの自由度は各軸方向への移動と、
それぞれの軸回りの回転の6つの自由度が考えられる。
【0016】ここで、可動面は固定面に対してZ軸方向
への伸縮性の高い構成の蛇腹状フィルムで結合され、な
おかつ、その内部に液体が満たされている。従って、
X,Y軸方向の移動は、蛇腹状フィルムにより規制さ
れ、Z軸方向への移動は密封された液体の非圧縮性と蛇
腹状フィルムの張力により規制されている。また、Z軸
回りの回転の自由度(roll)も蛇腹状フィルムによ
って規制されているので、結局、可動面が固定面に対し
て容易に変形可能な自由度はX軸回りの回転(pitc
h)とY軸回りの回転(yaw)の2自由度に限定さ
れ、また、その回転軸は可変頂角プリズムが対称形状で
あれば、可変頂角プリズム1の中心平面上に位置する。
すなわち、図1のアクチュエータ8P及び8Yの合成力
が支持枠6に作用すると、可変頂角プリズム1の固定面
に対して可動面は合成力方向に回動し、プリズム頂角を
形成する。
【0017】図3は可動部分の分解斜視図であり、図1
と同一部分には同一符号を付してある。
【0018】図3において、9は反射板であり、支持枠
6にビスにより固定されており、ピッチ反射面9Pとヨ
ー反射面9Yを有し、両反射面は互いに直角を成してお
り、なおかつ、初期状態での可変頂角プリズム1の2面
の中心面に対してもそれぞれ直角になっている。更に、
両反射面はそれぞれアクチュエータ8P及び8Yと平行
に配置してある。10Pはピッチ反射面9Pにある角度
を持って赤外光を照射する発光素子であるところのiR
EDであり、11Pはピッチ反射面9Pで反射された赤
外光を受光する素子であるところのPSDである。
【0019】前記iRED10PとPSD11Pは図4
にて後述するホルダー12P(図3には図示せず)によ
り保持され、該ホルダー12Pは図1に示す支持枠4に
固定されている。上記の組み合わせにより、ピッチング
方向(以下、単にピッチ方向と記す)の頂角センサを構
成している。ヨーイング方向(以下、単にヨー方向と記
す)についても、図3に示すように、ヨー方向の頂角セ
ンサを有している。
【0020】次に、図4(a),(b),(c)によ
り、上記の頂角センサについて、更に説明する。同一部
材には同一の符号を付してあるが、ピッチ及びヨーを区
別する添え字P及びYは省略している。
【0021】図4(a)は、揺動角0度の状態を示し、
iRED10より射出された赤外光は、反射板9によっ
て反射され、ホルダー12に形成されたスリット開口部
12sを透過し、PSD11へ照射されている。一点鎖
線Cで示す面は、揺動軸Rを含み光軸に垂直な面であ
り、iRED10より反射板9と一点鎖線Cとの交点に
その光束の中心がくるような位置関係になっている。
【0022】図4(b)は、反射板9が揺動軸R(可変
頂角プリズム1の中心面内にある)を中心として、角度
θだけ揺動した状態を示す。この場合、iRED10よ
り射出された赤外光の反射板9での反射光は、図4
(a)の状態に比べ、反射板9が角度θだけ傾いている
ため、角度φだけ傾いている。従って、スリット開口部
12sを透過する光束により、スリット開口部12sか
らPSD11までの距離に応じた出力が該PSD11よ
り得られる。
【0023】次に、反射面の平行移動による出力変化に
ついて説明する。
【0024】図4(a)において、反射板9がその面内
方向に平行移動しても、PSD11より得られる出力が
変化しないのは明らかである。
【0025】図4(c)では、反射板9がその面と垂直
方向(矢印A方向)へ平行移動した状態を示している。
【0026】この時、反射板9で反射された赤外光束は
全体として矢印B方向へ移動し、赤外光束が広がってい
る為に、PSD11上でXで示す光束移動に相当する出
力が発生してしまうことになる。しかし、本実施例で
は、頂角センサユニットを可変頂角プリズム1の中心面
近傍に配置し、図4(c)に示す矢印A方向への反射面
9の動きを実用上、問題のない量とする事により、可変
頂角プリズム1の頂角変化に応じた頂角センサ出力を得
ることが可能である。
【0027】次に、図5において、ピッチ及びヨー方向
の頂角センサの独立性について説明する。
【0028】9P及び9Yは、図3で述べた様に、ピッ
チ及びヨー方向の赤外光束を反射する為の反射板であ
り、X軸及びY軸はそれぞれピッチ及びヨー方向の揺動
軸に対応している。又、円は可変頂角プリズム1の可動
面を表している。
【0029】今、可変頂角プリズム1の可動面が図示す
るようにY軸より角度φ度の軸で、θ度揺動した場合に
ついて考える。この時のピッチ及びヨー方向の可動面の
傾きがそれぞれ α=θsinφ β=θcosφ であり、α,βの角度がそれぞれ頂角センサで検出でき
れば、ピッチ及びヨー方向の頂角センサの独立性は完全
に保たれる。頂角センサの出力は、前述の通り、9P,
9Yの傾きに比例しているので、反射面9P及び9Yの
傾きを求める。それぞれの角度をαr ,βr とし、θ≪
1として、θの4次以上の高次の微小項を無視して整理
すると、 tanαr =tanα−(1/6)θ3 sinφ co
2 φ tanβr =tanβ−(1/6)θ3 cosφ si
2 φ となる。右辺の第2項は、θの3次の項であり、例えば
「θ=3deg」とした場合、最悪の場合でも、第2項
は第1項に対し、1/1000程度である。従って、ピ
ッチ及びヨーの頂角センサについて、クロストークはあ
るものの、実用上は殆ど問題ない量である。
【0030】次に、図6に、可変頂角プリズム1を用い
た像振れ補正装置のブロック図を示す。
【0031】図6において、20は可変頂角プリズム1
をその最前部に配置する撮影光学系である。21は角速
度センサである振動ジャイロであり、該装置の固定部材
に固定されており、装置の角速度を信号として出力す
る。前記角速度信号は信号処理回路22によりBPF等
の処理を受け、積分器23により積分され、該装置の角
度信号aとして出力される。24は前述の頂角センサで
あり、可変頂角プリズム1の頂角に比例した信号を出力
する。この信号は信号処理回路25により増幅,フィル
タ処理等を受け、頂角信号bとして出力される。加算回
路26では、該装置の角度信号aと可変頂角プリズム1
の頂角信号bが逆極性で加算され、信号cが得られる。
この信号cは増幅器27で増幅され、駆動回路28で駆
動信号に変換され、アクチュエータ29を駆動すること
により、可変頂角プリズム1のプリズム頂角を変化させ
ることができる。
【0032】この回路構成では、信号cがゼロになるよ
うに、すなわち該装置の角度信号aと可変頂角プリズム
1の頂角信号bが等しくなる様に、頂角センサ24から
アクチュエータ29までで可変頂角プリズム1を含めた
フィードバック回路を形成している。該装置の動きを打
ち消す方向に可変頂角プリズム1が駆動されるので、撮
影光学系20に入射する光束の状態が変化せず、像振れ
を補正可能となる。
【0033】図6においては、一軸(ピッチ又はヨー方
向)のみの構成を示しているが、既に説明したように、
ピッチ及びヨー方向の頂角センサの独立性は実用上保た
れているので、同軸の構成をピッチ及びヨー方向につい
てそれぞれ持ち、独立に制御することによって、可変頂
角プリズム1の片面のみの駆動でピッチ及びヨー方向の
像振れ補正を実現できる。
【0034】以上説明した実施例には、以下のような特
有の効果がある。
【0035】1)可変頂角プリズム1の可動面の支持機
構は、ピンと穴の様な摺動する軸受部を持たないので、
摩擦による不要な負荷がない。
【0036】2)頂角センサ24の出力は、可変頂角プ
リズム1の可動面の角度に応答し、目標角度信号に対す
るフィードバック制御において、可変頂角プリズム1の
蛇腹状フィルム部に不自然な変形を強いることがない
(可動面が揺動したい軸を中心として揺動する)ので、
最小限の駆動力で駆動が可能となる。
【0037】3)頂角センサ24の出力は角度変化に感
度を持つので、可変頂角プリズム1の製造上のバラツキ
(厚さのバラツキ,両面の同軸のバラツキ、蛇腹状フィ
ルムの癖等)があっても、像振れ補正機構の性能に悪影
響を及ぼさない(頂角センサ24の出力の傾きは変化し
ない)。
【0038】4)可変頂角プリズム1の可動面の支持機
構はピンと穴の様な軸受部を持たず、かつ、頂角センサ
24の出力は角度変化に感度を有しているので、環境変
化に対して像振れ補正機能の性能が安定している。例え
ば、高低温又は高低圧等で可変頂角プリズム1の厚さが
多少変化しても軸受部が無いので、軸受部の側圧の増加
による負荷増大を生じない。又、耐久等による軸受部の
油切れやゴミの進入等の心配もない。又、高温放置等で
蛇腹状フィルムがクリープ現象を起し、可動面の位置が
多少ずれても、頂角センサ出力の傾きは変化しない。
【0039】5)頂角センサ24を反射型で構成にする
ことにより、可変頂角プリズム1の可動面角度変化の感
度を上げることができるので、スリット開口部12sと
PSD11との距離を短くすることができ、スペース上
有利となる。また、可動部側に電気素子を配置しなくて
もよいので、配線等による負荷の増加がない。
【0040】(第2の実施例)図7及び図8は本発明を
ビデオカメラ等の光学機器の像振れ補正装置に適用した
第2の実施例を示すものであり、図7はその主要部の断
面図である。
【0041】図7において、31は可変頂角プリズム、
32は可変頂角プリズム31を用いた像振れ補正装置を
組込むレンズ鏡筒の一部であり、33a,33b,33
cは該光学系のレンズ群の一部である。34はレンズ鏡
筒32に固定された支持体である。35は可変頂角プリ
ズム31の片面を支持体34に固定する為の固定枠であ
り、36は可変頂角プリズム31の他方の面に固着され
た支持枠である。
【0042】前記支持枠36にはコイル37P及び37
Y(図7には図示せず)が直角を成して接着等により固
着されている。又、コイル37Pの両面にはあるギャッ
プを保って上ヨーク38P1 及びマグネット38P2
マグネット38P2 のバックヨークである下ヨーク38
Pー3が配置され磁気回路を形成し、アクチュエータ3
8Pを構成している(上ヨーク及びマグネット,下ヨー
クは図示しないスペース部材により保持されている)。
コイル37Pに通電すると、ローレンツ力を発生し、支
持枠36を駆動する。又、コイル37Yにも同様な構成
でアクチュエータ38Y(図8には図示せず)が配置し
てあり、アクチュエータ38P及び38Yの合成力が支
持枠36に作用する。
【0043】39P及び39Y(図7には図示せず)
は、マグネット38P2 及び38Y2が発生する磁界強
度を検出するホール素子であり、可変頂角プリズム31
の可動面の揺動軸を含み光軸に垂直な平面(一点鎖線D
で示す)の近傍にそれぞれコイル37P及び37Yの中
央部の位置に互いに90°の角度を成す様接着等で固定
されている。この構成により頂角検出手段を成してい
る。
【0044】図8は可動部分の分解斜視図であり、図7
と同一部分には同一番号が付してある。
【0045】次に、二つの頂角検出手段の独立性につい
て図9で説明する。
【0046】図9において、X軸及びY軸は可変頂角プ
リズム31の可動面の揺動軸を含み光軸に垂直な面内の
軸である。ピッチ及びヨー方向の頂角は点A,Bで示す
中心よりrの距離の点の紙面方向の移動量に比例する。
X軸及びY軸は可変頂角プリズム31の回転軸の存在す
る面内にあるので、X軸まわりの回転、又はY軸まわり
の回転が生じた場合、それぞれ回転している軸上の点は
紙面方向に移動しない事より片方のみの頂角出力が変化
することは明白である。
【0047】そこで、今、Y軸から中の角度の軸で角度
θだけ回転した場合について考える。
【0048】この時、ピッチ及びヨー方向の頂角α,β
は α=θ・sinφ β=θ・cosφ である。ピッチ及びヨー方向の点A,Bの紙面方向の移
動量はそれぞれ r・sinφ・sinθ r・cosφ・sinθ 今、θが「θ≪1」の場合、θ≒sinθであるので r・sinφ・sinθ=r・θ・sinφ=r・α r・cosφ・sinθ=r・θ・cosφ=r・β となり、すなわちピッチ及びヨー方向の頂角に比例す
る。従って、点A,Bの紙面方向の移動量を検出するこ
とでピッチ及びヨー方向の頂角を独立に検出することが
可能となる。
【0049】図9の点A,Bの紙面方向の移動量は、前
述のアクチュエータ38とホール素子39(ピッチ,ヨ
ーを区別する添字P,Yは省略する)により検出され
る。
【0050】図10はアクチュエータ38のギャップと
垂直方向の磁束密度分布であり、横軸はホール素子の移
動方向の変位、縦軸は磁束密度である。
【0051】二点鎖線で示す変位量の範囲内では磁束密
度が実用上直線と見なせる変化をしており、ホール素子
はこの範囲内を揺動する。ホール素子は磁束密度に比例
した電気出力が得られるので、このアクチュエータとホ
ール素子との組合せによって頂角検出手段を構成し、可
変頂角プリズム31の形成する頂角に比例した電気信号
が得られる。
【0052】図11にホール素子の信号処理回路を示
す。
【0053】図11において、39はホール素子、40
のオペアンプは抵抗40a,40b,40cと組合さ
れ、ホール素子39に定電流を供給するホール素子39
の磁界強度(磁束密度)に対する出力はオペアンプ41
と抵抗41a,41b,41c,41dによって差動増
幅される。抵抗41eは可変抵抗であり、抵抗値を変化
させることによって磁界強度に対する出力をシフトさせ
ることが可能であり、可変頂角プリズムの形成する頂角
が0(ゼロ)、すなわち2面の平行のときに出力が基準
電圧Vc(制御の0点)に等しくなる様調整される。オ
ペアンプ42は抵抗42a,42bと組合せて、オペア
ンプ41の出力を基準電圧Vcを中心に反転増幅し、可
変抵抗42bの抵抗値を変化させることにより磁界強度
の変化に対する出力電圧の変化の割合を所定値に調整す
る。
【0054】この第2の実施例においても、上記第1の
実施例の図6に示したブロック図と同様な制御手段をピ
ッチ及びヨー方向に持つ事により、可変頂角プリズム3
1の片面のみの駆動でピッチ及びヨー方向の任意の方向
の像振れ補正を実現することができる。
【0055】(第3の実施例)図12は本発明をビデオ
カメラ等の光学機器の像振れ補正装置に適用した第3の
実施例を示す主要部の断面図である。
【0056】図12において、51は可変頂角プリズ
ム、52は可変頂角プリズム52を用いた像振れ補正装
置を組込むレンズ鏡筒の一部であり、53a,53b,
53cは該光学系のレンズ群の一部である。54はレン
ズ鏡筒52に固定された支持体である。55は可変頂角
プリズム51の片面を支持体54に固定する為の固定枠
であり、56は可変頂角プリズムの他方の面に固着され
た支持枠である。
【0057】前記支持枠56にはコイル57P及び57
Y(図示せず)が直角を成して接着等により固着されて
いる。又、コイル57Pの両面にはあるギャップを保っ
て上ヨーク58P1 及びマグネット58P2 、マグネッ
ト58P2 のバックヨークである下ヨーク58Pー3が
配置され磁気回路を形成し、アクチュエータ58Pを構
成している(上ヨーク及びマグネット、下ヨークは図示
しないスペース部材により保持されている)コイル57
Pに通電すると、ローレンツ力を発生し支持枠56を駆
動する。又、コイル57Yにも同様な構成でアクチュエ
ータ58Y(図示せず)が配置してあり、アクチュエー
タ58P及び58Yの合成力が支持枠56に作用する。
【0058】59Pは赤外光を発するiREDであり、
支持枠56に固定されている。60PはiRED59P
の赤外光を受光するPSDである。iRED59Pの発
する赤外光は上ヨーク58P1 の中央部に設けられた穴
部58P1 aを通過し、固定枠55に設けられたスリッ
ト開口部55PSで絞られてPSD60P上に照射され
位置出力が得られる。
【0059】以上の構成により、ピッチ方向の頂角検出
手段を成しており、ヨー方向にも同様の構成によりヨー
方向の頂角検出手段があり(図示せず)、それぞれの検
出の軸は可変頂角プリズム51の可動面の揺動軸を含み
光軸に垂直な平面の近傍で互いに90。の角度を成す様
に配置されている。
【0060】この構成で第2の実施例の図10で説明し
た同様の理由でピッチ及びヨー方向の可変頂角プリズム
の頂角を独立に検出することが可能となる。
【0061】次に、図13(a)及び図13(b)によ
り頂角検出の仕組みを説明する。図12と同一部分には
同一番号が付してある。但し、ピッチとヨー方向を区別
する添字P及びYは省略してある。
【0062】図13(a)はiRED59を含む支持枠
56が基準位置にある場合であり、iRED59の発す
る光束は固定枠55に設けられたスリット開口部55s
で絞られ、PSDの受光面の中央に照射されている。i
RED59,スリット開口部55S,PSD60は可変
頂角プリズムの可動面の揺動軸を含み光軸に垂直な平面
(一点鎖線Eで示す)の近傍に配置されている。
【0063】図13(b)は保持枠56が角度δだけ揺
動軸Rを中心に揺動した状態である。図示する様にiR
ED59の発する光束の内スリット開口部55Sを通過
する光束はPSD60に斜めに照射し、受光部では図示
する様に中心からXの位置に光が当り、PSD60より
その位置に比例した出力変化が得られる。
【0064】この実施例においても、第1の実施例にお
ける図6に示したブロック図と同様な制御手段をピッチ
及びヨー方向に持つ事により、可変頂角プリズムの片面
のみの駆動でピッチ及びヨー方向の任意の方向の像振れ
補正を実現できる。
【0065】(発明と実施例の対応)第1の実施例を例
にとると、振動ジャイロ21が本発明の振れ検出手段に
相当し、アクチュエータ8P,8Y及びアクチュエータ
29が本発明の駆動手段に相当し、反射板9P,9Y〜
iRED11P,11Yまで及びホルダー12及び頂角
センサ24が本発明の頂角検出手段に相当し、信号処理
回路22,25、積分器23、加算回路26、増幅器2
7及び駆動回路28が本発明の制御手段に相当する。
【0066】以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施
例がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもの
であってもよいことは言うまでもない。
【0067】(変形例)本実施例では、振れ検出手段と
して角速度センサである振動ジャイロを用いているが、
角加速度センサ、加速度センサ、速度センサ、角変位セ
ンサ、変位センサ、更には画像振れ自体を検出する方法
等、振れが検出できるものであればどのようなものであ
っても良い。
【0068】また、本実施例では、可変頂角プリズムの
駆動手段として、ピッチ及びヨー方向それぞれに駆動す
る2個の駆動手段を設けているが、2個以上であっても
良い。
【0069】また、本発明は、振れ検出手段と可変頂角
プリズム(駆動手段を含む)は、互いに装着可能な複数
の装置、例えばカメラとそれに装着可能な交換レンズに
それぞれわけて設けることも可能である。
【0070】又、本発明は、クレームまたは実施例の各
構成または一部の構成が別個の装置に設けられていても
よい。例えば、振れ検出手段がカメラ本体に、可変頂角
プリズム(駆動手段を含む)が前記カメラに装着される
レンズ鏡筒に、それらを制御する制御手段が中間アダプ
タに設けられていてもよい。
【0071】さらに、本発明は、一眼レフカメラ,レン
ズシャッタカメラ,ビデオカメラ等のカメラに適用でき
るのみにならず、双眼鏡等の光学機器やその他の装置、
更には構成ユニットとしても適用することができるもの
である。
【0072】更に又、本発明は、以上の各実施例、又は
それらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可変頂角プリズムの可動面の揺動軸を含み光軸に垂直な
平面の近傍に配置され、該可変頂角プリズムの二次元方
向の頂角を検出する頂角検出手段と、該頂角検出手段よ
り得られる頂角信号と前記可変頂角プリズムの駆動目標
位置信号とに基づいて前記駆動手段を制御し、前記可変
頂角プリズムの片面の可動面を前記駆動目標位置に駆動
する制御手段とを備え、前記可変頂角プリズムの片面の
駆動のみでプリズム頂角を任意に可変できるようにして
いる。
【0074】よって、該装置を小型化し、部品の削減と
組立工程の削減により、コストダウンを図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における像振れ補正装置
の要部を示す断面図である。
【図2】図1の可変頂角プリズムが可動することのでき
る方向を示す斜視図である。
【図3】図1の可変頂角プリズム及びその駆動手段等を
示す斜視図である。
【図4】図3の頂角センサの構造を示す断面図である。
【図5】本実施例における可変頂角プリズムの頂角可変
について説明する為の図である。
【図6】本発明の第1の実施例における像振れ補正装置
の回路構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施例における像振れ補正装置
の要部を示す断面図である。
【図8】図7の可動部分の分解斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施例における二つの頂角検出
手段の独立性について説明する為の図である。
【図10】本発明の第2の実施例におけるアクチュエー
タのギャップと垂直方向の磁束密度分布を示す図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施例におけるホール素子の
信号処理回路を示す回路図である。
【図12】本発明の第3の実施例における像振れ補正装
置の要部を示す断面図である。
【図13】本発明の第3の実施例における頂角検出の仕
組みについて説明する為の図である。
【図14】従来の像振れ補正装置の要部を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1,31,51 可変頂角プリズム 5 固定枠 6 支持枠 7 駆動コイル 8,29 アクチュエータ 9 反射板 10 iRED 11 PSD 12 ホルダー 21 振動ジャイロ 22,25 信号処理回路 23 積分器 24 頂角センサ 26 加算回路 27 増幅器 28 駆動回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動面が固定面に対して揺動自在に保持
    される可変頂角プリズムと、該可変頂角プリズムの前記
    可動面を二次元方向へ可動する少なくとも2個以上の駆
    動手段と、前記可変頂角プリズムの可動面の揺動軸を含
    み光軸に垂直な平面の近傍に配置され、該可変頂角プリ
    ズムの二次元方向の頂角を検出する頂角検出手段と、該
    頂角検出手段より得られる頂角信号と前記可変頂角プリ
    ズムの駆動目標位置信号とに基づいて前記駆動手段を制
    御し、前記可変頂角プリズムの片面の可動面を前記駆動
    目標位置に駆動する制御手段とを備えた光学装置。
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