JP2007336257A - フォーカスアシスト機能付撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精細な映像出力をもつ撮像装置のフォーカス調整を、より低精細な映像信号しか扱えない表示装置の映像を確認しながら、違和感なく、かつ容易に調整可能にする撮像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ノイズ低減手段4が合焦確認用拡大映像に専用の画質向上処理を施すことで、映像データ合成切替手段3が、通常のフォーマット変換手段1により低精細な映像信号に変換された画角確認用低精細全体映像と合成または切り替えて、ビューファインダー用映像信号として表示した場合の違和感を少なくし、容易にフォーカス調整を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビデオカメラ、スチルカメラのような撮像装置に関し、詳しくは、高精細な映像信号を低精細な映像信号しか扱えない表示装置で簡易的に確認しながら撮影するフォーカスアシスト機能付撮像装置に関するものである。
従来のビデオカメラ、スチルカメラのような撮像装置には、撮影者が被写体映像を確認するためのビューファインダーが備えられており、通常、撮影者はビューファインダーで被写体映像を確認したり、フォーカス調整を実施したりして撮影を行う。
このような撮像装置のビューファインダーは、通常サイズが小さく、技術的な困難性やコストのために、撮像装置が撮影可能な映像信号よりも低精細な映像信号しか扱えない表示装置が用いられる場合がある。例えば、ハイビジョンカメラのビューファインダーとして、より低精細な液晶モニタを用いる場合などである。
このような場合、通常撮像素子から得られた映像信号を、ビューファインダーの扱える映像信号にフォーマット変換処理(ダウンコンバート処理)を実施した後に、ビューファインダーや液晶モニタに表示することになる。さらに、ビューファインダーや液晶モニタなどに表示するためのフォーマット変換処理は簡易的な処理が用いられる場合が多く、簡易的に作成された低精細な映像を確認しながら、高精細な映像のフォーカス調整を行う結果となるため、フォーカス調整が非常に困難になっている。
高精細な映像信号を、それより低精細な映像信号しか扱えない表示装置に、高精細な拡大表示を可能とする拡大表示装置としては、特許文献1に記載されたものがある。これは高精細な映像信号の一部を抜き出すことにより、そのまま低精細な映像信号しか扱えない表示装置に表示するものである。この従来の拡大表示装置を撮像装置のビューファインダーに適用すれば、フォーカス調整を行う場合に、低精細な表示装置に高精細な拡大表示を行うことで、フォーカス調整を容易に実施できる撮像装置を実現できる。
上記特許文献1の拡大表示装置の構成を示すブロック図を図7に示す。図7において、1は高精細な撮影映像信号を、表示装置が対応可能な低精細な映像信号に変換するフォーマット変換手段、2は高精細な撮影映像信号の一部を抜き出してクロック変換を行うことで、合焦確認用拡大映像を出力する合焦確認用映像作成手段、3は画角確認用低精細全体映像と合焦確認用拡大映像を合成、もしくは切り替えて表示装置に出力する映像データ合成切替手段である。
以上のように構成された従来の拡大表示装置について、その動作を説明する。
通常撮影時は、高精細な撮像映像信号をフォーマット変換手段1でフォーマット変換した画角確認用低精細全体映像を、ビューファインダー用映像信号として出力している。フォーカス調整時は、外部スイッチなどを用いてユーザーなどが指示する。フォーカス調整時の指示は映像データ合成切替手段3に入力される。合焦確認用映像作成手段2では、入力された高精細な撮像映像信号の一部の映像データを単に切り出すことで、合焦確認用拡大映像を作成する。映像データ合成切替手段3では、例えば、画角確認用低精細全体映像に合焦確認用拡大映像を合成して出力する。
図8は従来の拡大表示装置の出力映像を説明するための模式図である。図8において、(a)は高精細な撮像映像信号であり、(b)は通常時の出力映像で、画角確認用低精細全体映像であり、(c)はフォーカスアシスト時の出力で、合焦確認用拡大映像が画角確認用低精細全体映像に合成された映像を示す。
図8を用いてさらに詳細に説明する。
入力された高精細な撮像映像信号(a)には、もともとランダムノイズなどの細かいノイズ成分が含まれている。フォーマット変換処理は、通常、一般的なフィルタリングなどによる補間処理を行うことで実現されるため、画角確認用低精細全体映像は、フォーマット変換処理の過程で同時に映像ノイズも低減されてしまう。また表示用のフォーマット変換処理は簡易的に構成されることが多いことから、ノイズ成分だけでなく、映像信号の高周波成分ごと低減される場合が多い。したがって、図8(b)の画角確認用低精細全体映像はノイズが少ないぼけた映像信号となっている。一方、合焦確認用拡大映像は、合焦確認用映像作成手段2が高精細な撮像映像信号の一部を抜き出して作成するため、もともとあった映像のノイズ成分は低減されることなく、さらに低域の周波数帯に変換されることになり、非常にノイズの目立つ映像となってしまう。そのため、合成映像は図8(c)に示すように、拡大映像部分のみノイズが目立ち、周辺の映像がノイズの少ないぼけた映像信号となり、非常に違和感のあるものとなってしまう。
また、比較的小さな表示装置であっても合焦していることを確認できるようにする撮像装置としては、特許文献2に記載されたものがある。これは2段ストローク・タイプのシャッタ・レリーズ・ボタンを備えたディジタルスチルカメラにおいて、通常画角確認用の全体映像が表示され、シャッタ・レリーズ・ボタンが半押しされると、拡大映像を表示することで、合焦状態を確認しやすいようにしたものである。またこれは、シャッタ・レリーズ・ボタンが押されると画角確認用の映像に合焦確認用の拡大画面をはめ込んだ映像を表示したり、複数の異なる位置の拡大映像を表示したり、異なる複数の拡大倍率で拡大された映像を表示したり、異なる位置に拡大された映像をはめ込んだ映像を表示したりすることで、合焦状態を確認しやすいようにしたものである。
特開2001−67061号公報 特開2001−211351号公報
しかしながら、上記従来の拡大表示装置をビューファインダーに適用した撮像装置や、比較的小さな表示装置であっても合焦していることを確認できるようにする撮像装置では、フォーカス調整時に表示される映像が、ノイズの目立つ拡大映像とノイズの少ないぼけた周辺映像とを合成した、非常に違和感のある映像になってしまうという問題点を有していた。
また、従来の拡大表示装置をビューファインダーに適用した撮像装置や、比較的小さな表示装置であっても合焦していることを確認できるようにする撮像装置では、映像信号選択は、例えばシャッター・レリーズ・ボタンが半押しされるといった外部スイッチによってユーザー等の指示が必要であるため、フォーカス調整のために余分な動作が必要であるという問題点を有していた。
また、従来の拡大表示装置をビューファインダーに適用した撮像装置や、比較的小さな表示装置であっても合焦していることを確認できるようにする撮像装置では、ズーム位置に無関係に制御されるため、ワイド端(ズームの最も広角側)では、合焦確認用拡大映像でもぼけていたり、テレ端(ズームの最も望遠側)では合焦確認用拡大映像にノイズ成分が残っていたりするという問題点を有していた。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、合焦確認用拡大映像のノイズを個別に低減することで、合焦確認用拡大映像と画角確認用低精細全体映像の画質差を緩和し、合焦動作中における異なる画質の映像が合成される違和感を少なくし、フォーカスアシスト機能の品位を向上することを目的とする。
また、合焦確認用拡大映像と画角確認用低精細全体映像の切替制御をフォーカスリングが回されているかどうかにより自動的に実施し、フォーカス調整の操作性を向上することを目的とする。
また、光学的なズームに適応した合焦確認用拡大映像を得ることにより全てのズーム位置でフォーカスアシスト機能の品位を向上することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、映像信号のフォーマット変換手段と、合焦確認用映像作成手段と、ノイズ低減手段と、合焦確認用拡大映像と画角確認用低精細全体映像を合成または切替する映像データ合成切替手段とを備え、
合焦確認用拡大映像に個別に画質向上処理を実施することで、合焦確認用拡大映像と画角確認用低精細全体映像の合成もしくは切替映像における違和感を抑制できるといった作用を有する。
本発明の請求項5に記載の発明は、映像信号のフォーマット変換手段と、合焦確認用映像作成手段と、ノイズ低減手段と、合焦確認用拡大映像と画角確認用低精細全体映像を合成または切替する映像データ合成切替手段と、前記合焦確認用映像作成手段と前記ノイズ低減手段と前記映像データ合成切替手段の動作を制御するフォーカスアシスト制御手段とを備え、
前記フォーカスアシスト制御手段が、フォーカスリングが回されているかどうかにより、合焦確認用拡大映像と画角確認用低精細全体映像の切替制御を自動的に実施し、フォーカス調整の操作性を向上できるといった作用を有する。
本発明の請求項6に記載の発明は、映像信号のフォーマット変換手段と、合焦確認用映像作成手段と、ノイズ低減手段と、合焦確認用拡大映像と画角確認用低精細全体映像を合成または切替する映像データ合成切替手段と、前記合焦確認用映像作成手段と前記ノイズ低減手段と前記映像データ合成切替手段の動作を制御するフォーカスアシスト制御手段とを備え、
前記フォーカスアシスト制御手段が、ズーム位置により、合焦確認用拡大映像の拡大倍率およびノイズ低減効果を切り替えることで、全てのズーム位置でフォーカスアシスト機能の品位を向上することができるといった作用を有する。
以上のように本発明は、フォーマット変換による画角確認用低精細全体映像と合焦確認用拡大映像の画質の差による違和感を抑制できるため、フォーカス調整機能の品位を向上できる優れた効果が得られる。
また以上のように本発明は、フォーカス調整をするときをフォーカスリングの動作で検出し、自動的に合焦確認用拡大映像と画角確認用低精細全体映像を切り替えることができるため、フォーカス調整の手間を増やすことなく実施できる優れた効果が得られる。
また以上のように本発明は、ズーム位置に適応した拡大倍率およびノイズ低減特性を切り替えることにより、全てのズーム位置でフォーカスアシスト機能の品位を向上することができる優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について図1、図2を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1によるフォーカスアシスト機能付撮像装置のフォーカスアシスト機能部の構成を示すブロック図である。
図1において、1は、高精細な撮像映像信号を表示装置が対応可能な低精細な映像信号に変換するフォーマット変換手段、2は、高精細な撮像映像信号の一部を抜き出してクロック変換を行い、表示可能な映像信号に変換する合焦確認用映像作成手段、3は、画角確認用低精細全体映像と合焦確認用拡大映像を合成もしくは切り替えて表示装置に出力する映像データ合成切替手段、4は、合焦確認用拡大映像にのみ画質向上処理を実施するノイズ低減手段である。
本実施の形態によるフォーカスアシスト機能付撮像装置は、従来の拡大表示装置の構成において、合焦確認用映像作成手段2の出力にノイズ低減手段4を追加した構成になっている。
図2は本実施の形態によるフォーカスアシスト機能付撮像装置の出力映像を説明するための模式図で、従来の拡大表示装置の出力映像を説明するための図8と同様のものである。
以上のように構成されたフォーカスアシスト機能付撮像装置について、図1、2を用いて動作の様子について詳細に説明する。
通常撮影時は、高精細な撮像映像信号をフォーマット変換手段1でフォーマット変換した画角確認用低精細全体映像を、ビューファインダー用映像信号として出力している。フォーカス調整時は、外部スイッチ(図示せず)などを用いてユーザーなどが指示を発生させる。フォーカス調整時の指示は映像データ合成切替手段3に入力される。合焦確認用映像作成手段2では、入力された高精細な撮像映像信号の一部の映像データを、高精細な撮像映像フォーマットにおけるクロックでメモリなどの記憶装置(図示せず)に書き込み、表示装置の映像フォーマットにおけるクロックで読み出すことで、単に映像の切り出し動作を行い、合焦確認用拡大映像を作成する。ノイズ低減手段4は、合焦確認用拡大映像のノイズ成分が目立たない程度に、例えば、水平のローパスフィルタ処理を実施する。すなわち、図2(c)の合焦確認用拡大映像内のノイズのみを低減するため、合成映像における違和感を抑制できる。ノイズ低減処理の特性調整については、拡大映像を見ながらマニュアル的に行う。例えば、前記水平のローパスフィルタ処理で行う場合は、拡大映像を見ながら実験的に水平ローパスフィルタの周波数特性を変更し、拡大映像のノイズ成分が目立たない特性に調整する。水平ローパスフィルタの周波数特性は基本的に固定でよいが、複数の周波数特性を準備して、ユーザーがメニューなどで切り替え可能にしてもよい。
ここで注目すべき点は、合焦確認用拡大映像に個別に調整されたノイズ低減処理を行う点である。すなわち、ノイズ低減処理の効果が大きすぎると拡大映像がぼけすぎて、フォーカス調整に使用できなくなり、ノイズ低減処理の効果が小さすぎると、従来と同様にノイズが目立ち、違和感が発生するからである。
映像データ合成切替手段3では、例えば、適度に画角確認用低精細全体映像にノイズ低減された合焦確認用拡大映像を合成して出力する。
以上のように本発明は、フォーマット変換による画角確認用低精細全体映像と合焦確認用拡大映像の画質の差による違和感を抑制できるため、フォーカス調整機能の品位を向上できる優れた効果が得られる。
なお、上述の実施の形態1において、ノイズ低減手段4については、水平方向のローパスフィルタ処理である必要はなく、コアリング処理でもよい。図3(a)にコアリング処理のブロック図を示す。入力映像を、互いに排他なローパスフィルタ101とハイパスフィルタ102に入力し、ハイパスフィルタ102の出力をコアリング特性実施手段103に入力する。コアリング特性実施手段103では、図3(b)のコアリング処理における入出力特性で示される非線形処理を行い、高周波成分のうちレベルの小さいものを削除する。コアリング特性実施手段103の出力とローパスフィルタ101の出力を加算して出力する。すなわち、高周波成分のうちレベルの小さいものをノイズとみなし除去することで、ノイズ低減を実現している。したがって、図3(b)に示すコアリング量を大きくすると、ノイズ低減効果が大きくなり、逆に小さくするとノイズ低減効果が小さくなり、ゼロにするとノイズ低減効果もゼロとなるため、拡大映像のノイズ低減効果をみながら適切なコアリング量に調整する。また2次元のフィルタリング処理でもよく、また2次元の相関関係を調べ、相関関係の強い方向でのフィルタリング処理でもよく、またディジタルデータの持つ高周波成分をローパスフィルタで抑制した後に、やや低めの周波数成分を強調する処理を行ってもよく、フォーマット変換による画角確認用低精細全体映像と合焦確認用拡大映像の画質の差により違和感がないように、合焦確認用拡大映像のみの画質を調整するものであればよい。
なお上述の実施の形態1において、フォーカス調整時の指示は映像データ合成切替手段3にのみ入力されているが、合焦確認用映像作成手段2、ノイズ低減手段4にも入力し、フォーカス調整時以外は動作を停止させてもよい。
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2によるフォーカスアシスト機能付撮像装置のフォーカスアシスト機能部の構成を示すブロック図である。
図4において、1は、高精細な撮像映像信号を表示装置が対応可能な低精細な映像信号に変換するフォーマット変換手段、2は、高精細な撮像映像信号の一部を抜き出してクロック変換を行い表示可能な映像信号に変換する合焦確認用映像作成手段、3は、画角確認用低精細全体映像と合焦確認用拡大映像を合成もしくは切り替えて表示装置に出力する映像データ合成切替手段、4は、合焦確認用拡大映像にのみ画質向上処理を実施するノイズ低減手段、5は、撮像装置の状態によって、フォーカスアシスト動作の制御を行うフォーカスアシスト制御手段で、図4においては、フォーカスリングの動作状態を検出し、映像データ合成切替手段における合成切替動作を自動的に制御している。
以上のように構成されたフォーカスアシスト機能部について、前述の実施の形態1との差異は、フォーカスアシスト制御手段5を追加したことで、フォーカスリング(図示せず)の動作状態によって、映像データ合成切替手段における合成切替動作を制御するところである。
他の構成要素については実施の形態1と同様であり、説明簡略化のため、異なるフォーカスアシスト制御手段5のみについて、その動作を詳細に説明する。
フォーカスアシスト制御手段5は、常に撮像装置のフォーカス位置を監視している。例えば、マイクロコンピュータなどで、定期的にレンズのフォーカスポジション用の電圧をAD変換したり、シリアル通信でレンズから情報を得たりするなどの方法による。フォーカスポジションの監視により、フォーカスレンズが回されている状態と回されていない状態を判別する。フォーカスレンズが回されている状態では、合焦確認用拡大映像を、回されていない状態では、通常の画角確認用低精細全体映像を出力する。
すなわち、ユーザーがフォーカスリングを回しているときをフォーカス調整時と、フォーカスリングが止まっているときを通常時と自動的に判断し、ビューファインダー用映像信号の切替動作を制御する。
前述の実施の形態1と異なる重要な効果は、合焦確認用拡大映像の切替手段をフォーカスリングが回されているかどうかで制御するため、フォーカス調整時の切替動作をスイッチなどの外部手段で指示する必要がないことである。
以上のように本発明は、フォーカス調整をするときをフォーカスリングの動作で検出し、自動的に合焦確認用拡大映像と画角確認用低精細全体映像を切り替えることができるため、フォーカス調整の手間を増やすことなく実施できる優れた効果が得られる。
(実施の形態3)
図5は本発明の実施の形態3によるフォーカスアシスト機能付撮像装置のフォーカスアシスト機能部の構成を示すブロック図である。
図5において、1は、高精細な撮像映像信号を表示装置が対応可能な低精細な映像信号に変換するフォーマット変換手段、2は、高精細な撮影映像信号の一部を抜き出してクロック変換を行い表示可能な映像信号に変換する合焦確認用映像作成手段、3は、画角確認用低精細全体映像と合焦確認用拡大映像を合成もしくは切り替えて表示装置に出力する映像データ合成切替手段、4は、合焦確認用拡大映像にのみ画質向上処理を実施するノイズ低減手段、5は、撮像装置の状態によって、フォーカスアシスト動作の制御を行うフォーカスアシスト制御手段で、図5においては、ズーム位置を検出し、合焦確認用映像作成手段における拡大倍率、ノイズ低減手段におけるノイズ低減特性を適応的に制御するフォーカスアシスト制御手段である。
以上のように構成されたフォーカスアシスト機能部について、前述の実施の形態1および実施の形態2との差異は、フォーカスアシスト制御手段5で、ズーム位置によって合焦確認用拡大映像作成手段における拡大倍率、ノイズ低減手段におけるノイズ低減特性を制御するところである。
他の構成要素については、実施の形態1および実施の形態2と同様であり、説明簡略化のため、異なるフォーカスアシスト制御手段5について、その動作を詳細に説明する。
フォーカスアシスト制御手段5は、実施の形態2と同様に、常にズーム位置を監視し、テレ端とワイド端を判別している。
テレ端の場合、合焦確認用拡大映像作成手段における拡大倍率が1倍に、ノイズ低減手段におけるノイズ低減効果を大きく制御する。また、ワイド端の場合、合焦確認用拡大映像作成手段における拡大倍率が1倍より大きく、ノイズ低減手段におけるノイズ低減効果を小さく制御する。
たとえば、合焦確認用映像作成手段2では、入力された高精細な撮像映像信号の一部の映像データを、高精細な撮像映像フォーマットにおけるクロックでメモリなどの記憶装置に書き込み、表示装置の映像フォーマットにおけるクロックで読み出すことで、1倍の映像の切り出し動作を実現できる。また同様に、表示装置の映像フォーマットにおけるクロックで2度同じデータを読み出すことで、2倍に拡大した映像の切り出し動作を実現できる。
前述の実施の形態1および実施の形態2と異なる重要な効果は、ワイド端では映像信号自体が細かな絵柄になることが多いため、合焦確認用拡大映像の拡大倍率を大きく制御し、また拡大映像の信号成分においても高周波成分が多いため、ノイズ低減効果は小さく制御することで、フォーカス調整をより容易にする。またテレ端では光学的に拡大されているため、合焦確認用拡大映像の拡大倍率を1倍に制御し、また拡大映像の信号成分においても高周波成分は少ないため、ノイズ低減効果を大きく制御することで、より違和感の少ない合成映像を得ることができる点である。
以上のように本実施の形態では、ズーム位置により合焦確認用拡大映像の拡大倍率とそのノイズ低減効果を自動的に切り替えることにより、細かな絵柄においてはフォーカス調整をより容易に実現し、光学的に拡大された絵柄においてはより違和感の少ない合焦確認用拡大映像を同時に得ることができる優れた効果が得られる。
なお上述の実施の形態3においては、テレ端、ワイド端と2種類について切り替える場合について説明したが、本発明はこれに限らず、テレ端からワイド端までを複数の領域に分割してそれぞれ切替制御を行ってもよい。
なお上述の実施の形態2および実施の形態3は同時に実現可能であるため、その構成を示すブロック図を図6に示す。動作は上述と全く同様であるため省略する。
なお上述の実施の形態3においては、高精細な撮像映像信号のフォーマットや、ビューファインダー用映像信号のフォーマットは不変であることを前提に説明した。しかし、マルチフォーマットの撮像装置の場合や、異なるフォーマットのビューファインダーと液晶モニターの両方の表示装置を備えているなど、ビューファインダー用映像信号フォーマットも変更可能な場合などが考えられるが、入出力信号のフォーマット形式をさらに考慮して、拡大制御信号やノイズ低減制御信号を切替制御するのが望ましい。
本発明にかかる撮像装置は、高精細な映像信号を低精細な映像信号しか扱えない表示装置で確認しながら撮影する場合に、フォーカス調整用の拡大映像を違和感なく表示できるため、フォーカス調整の操作性を向上できるといった効果を有し、ビデオカメラ、スチルカメラなどの撮像装置として有用である。
また本発明にかかる撮像装置は、高精細な映像信号を低精細な映像信号しか扱えない表示装置で確認しながら撮影する場合に、フォーカス調整用の拡大映像をフォーカスリングを回すだけで自動的に表示できるため、フォーカス調整の操作性を向上できるといった効果を有し、ビデオカメラ、スチルカメラなどの撮像装置として有用である。
また本発明にかかる撮像装置は、高精細な映像信号を低精細な映像信号しか扱えない表示装置で確認しながら撮影する場合に、フォーカス調整用の拡大映像をズーム位置に応じて画質調整することで、ワイド端からテレ端まで最適な拡大映像を得ることができるため、フォーカス調整の操作性を向上できるといった効果を有し、ビデオカメラ、スチルカメラなどの撮像装置として有用である。
本発明の実施の形態1によるフォーカスアシスト機能部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1による出力映像を説明するための模式図 本発明の実施の形態1によるノイズ低減手段の具体例を説明するための模式図 本発明の実施の形態2によるフォーカスアシスト機能部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3によるフォーカスアシスト機能部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2および実施の形態3を同時に実現したフォーカスアシスト機能部の構成を示すブロック図 従来の拡大表示装置の構成を示すブロック図 従来の拡大表示装置の出力映像を説明するための模式図
符号の説明
1 フォーマット変換手段
2 合焦確認用映像作成手段
3 映像データ合成切替手段
4 ノイズ低減手段
5 フォーカスアシスト制御手段
101 ローパスフィルタ手段
102 ハイパスフィルタ手段
103 コアリング特性実施手段

Claims (7)

  1. 高精細な映像信号をより低精細な映像信号しか扱えない表示装置に出力するためのフォーマット変換手段と、前記高精細な映像信号から合焦確認用映像を作成する合焦確認用映像作成手段と、前記合焦確認用映像にのみ画質向上処理を施すノイズ低減手段と、画質向上処理後の前記合焦確認用映像と画角確認用全体映像とを合成または切替する映像データ合成切替手段とを備えたことを特徴とするフォーカスアシスト機能付き撮像装置。
  2. 前記ノイズ低減手段は、合焦確認用映像の周波数特性を可変することを特徴とする請求項1記載のフォーカスアシスト機能付き撮像装置。
  3. 前記ノイズ低減手段は、合焦確認用映像にコアリング処理を行うことを特徴とする請求項1記載のフォーカスアシスト機能付き撮像装置。
  4. 合焦確認用映像作成手段とノイズ低減手段と映像データ合成切替手段の動作を制御するフォーカスアシスト制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のフォーカスアシスト機能付き撮像装置。
  5. 前記フォーカスアシスト制御手段は、フォーカスリングが回されているかどうかを検出し、合焦確認用映像と画角確認用全体映像とを合成または切替制御することを特徴とする請求項4記載のフォーカスアシスト機能付き撮像装置。
  6. 前記フォーカスアシスト制御手段は、ズーム位置により合焦確認用映像の拡大倍率およびノイズ低減効果を切替えることを特徴とする請求項4記載のフォーカスアシスト機能付き撮像装置。
  7. 前記フォーカスアシスト制御手段は、高精細映像信号フォーマットとビューファインダー用映像信号フォーマットにより、ノイズ低減手段におけるノイズ低減特性を切替えることを特徴とする請求項6記載のフォーカスアシスト機能付き撮像装置。
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