JP2006287735A - 画像音声記録装置及び集音方向調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像被写体とは独立別個の任意の集音対象に集音の指向性を設定可能にする。
【解決手段】CPU110は、十字キー2bの上下左右キーが押下されると(S7で“Y”)、これに応じて集音カーソルCSを集音方向調整画面19a内で上下左右に移動表示する。さらに、CPU110は、十字キー2bの上下左右キーの押下に応じ、マイク105−1、105−2の集音方向を上下左右に段階的にあるいは連続的に変化させる制御信号を音声制御部112に送る。音声制御部112は、この制御信号を受け付けると、指向性制御モーター113及びVCA106−1、106−2を制御してマイク105−1、105−2の集音方向を調整する(S8)。
【選択図】 図4
【解決手段】CPU110は、十字キー2bの上下左右キーが押下されると(S7で“Y”)、これに応じて集音カーソルCSを集音方向調整画面19a内で上下左右に移動表示する。さらに、CPU110は、十字キー2bの上下左右キーの押下に応じ、マイク105−1、105−2の集音方向を上下左右に段階的にあるいは連続的に変化させる制御信号を音声制御部112に送る。音声制御部112は、この制御信号を受け付けると、指向性制御モーター113及びVCA106−1、106−2を制御してマイク105−1、105−2の集音方向を調整する(S8)。
【選択図】 図4
Description
本発明は画像音声記録装置及び集音方向調整方法に係り、特に画像音声記録装置の集音方向調整に関する。
従来の画像音声を収録する装置において、マイクロホンの指向性を撮像と連動して調整する技術が存在する。例えば特許文献1によると、コンバージョンレンズの装着で変化した撮影倍率に基づいて、マイクロフォン特性調節手段により、マイク部の指向性・音量を調整して、画像・音声信号の記録を行う。
あるいは特許文献2によると、音声を集音するためのマイクロホンを備えたビデオカメラにおいて、撮影画像のアスペクト比を変換するアナモルフィックレンズの変倍特性を検出し、この検出に応じてマイクロホンの指向性を変更するためにVCAを制御する。
特開平6−178183号公報
特開平6−6648号公報
これらの従来技術は、コンバージョンレンズの装着、アナモルフィックレンズの変倍特性に依存したマイク指向性の変更を行うものである。このため、例えば、風景を中心に撮影しながら、画像端の人物にマイク指向性を設定して集音したり、スポーツ選手を被写体として撮影しながら周囲の歓声を集音するといったことができない。本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、撮像被写体とは独立別個の任意の集音対象に集音の指向性を設定可能にすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像音声記録装置は、被写体像を光電変換して被写体の動画像を得る撮像部と、音声を集音する集音部と、動画像と音声とを同期して記録する記録部と、集音部の集音方向を調整する集音方向調整部と、集音方向の調整指示を入力する操作部と、集音方向の調整指示に応じて集音方向を調整するよう集音方向調整部を制御する集音制御部と、を備えた。
この発明によると、操作部への集音方向の調整指示の入力によって集音部の集音方向を調整でき、撮像被写体とは独立別個の任意の集音対象に集音部の指向性を設定可能である。
この画像音声記録装置は、被写体の合焦位置を決定する合焦位置決定部と、集音方向を示す映像及び被写体の合焦位置を示す映像を生成する映像生成回路と、被写体の動画像に集音方向を示す映像を合成して表示する第1の表示部と、被写体の動画像に被写体の合焦位置を示す映像を合成して表示する第2の表示部と、をさらに備えてもよい。
こうすると、集音方向を第1の表示部で、被写体の合焦位置を第2の表示部で確認でき便利である。
集音方向の調整指示に応じて集音方向を示す映像を移動表示させるようにしてもよい。
被写体の合焦位置の近傍に集音方向を示す映像が移動した場合に集音方向を示す映像を被写体の合焦位置に移動させるようにしてもよい。
こうすると、合焦対象が集音対象と一致するときでも集音方向を被写体の合焦位置までいちいち移動させる必要がなく便利である。また、この移動に合わせ、集音部の集音方向が被写体の合焦位置に適合するよう調整することが好ましい。
この画像音声記録装置は、集音方向を示す映像を生成する映像生成回路と、被写体の動画像に集音方向を示す映像を合成した第1画面を表示する表示部と、をさらに備えていてもよい。
こうすると、集音方向を第1画面で確認でき便利である。
この画像音声記録装置は、被写体の合焦位置を決定する合焦位置決定部をさらに備え、映像生成回路は被写体の合焦位置を示す映像を生成し、表示部は被写体の動画像に被写体の合焦位置を示す映像を合成した第2画面を表示するようにしてもよい。
こうすると、被写体の合焦位置を第2画面で確認でき便利である。
操作部は第1画面及び/又は第2画面への表示切替指示を入力し、表示部は表示切替指示に応じて第1画面及び/又は第2画面を表示部に表示するようにしてもよい。
こうすると、必要に応じて第1画面及び/又は第2画面を表示させることができる。
表示部は表示切替指示に応じて第1画面及び第2画面を含んだ親子画面を表示するようにしてもよい。
こうすると、集音方向と被写体の合焦位置の両方を同時に確認できる。
この画像音声記録装置は、集音方向の調整指示に応じて集音方向を示す映像を移動表示させる表示制御部をさらに備えてもよい。
表示制御部は被写体の合焦位置の近傍に集音方向を示す映像が移動した場合に集音方向を示す映像を被写体の合焦位置に移動させるようにしてもよい。また、この移動に合わせ、集音部の集音方向が被写体の合焦位置に適合するよう調整することが好ましい。
被写体像を光電変換して被写体の動画像を得る撮像部、音声を集音する集音部、動画像と音声とを同期して記録する記録部、集音部の集音方向を調整する集音方向調整部を備えた画像音声記録装置の集音方向調整方法であって、集音方向の調整指示を入力するステップと、集音方向の調整指示に応じて集音方向を調整するよう集音方向調整部を制御するステップと、を含む集音方向調整方法も本発明に含まれる。
この発明によると、操作部への集音方向の調整指示の入力によって集音部の集音方向を調整でき、撮像被写体とは独立別個の任意の集音対象に集音部の指向性を設定可能である。
以下、添付した図面を参照し本発明の好ましい実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の好ましい実施形態に係る画像音声記録装置1の正面図である。画像音声記録装置1には、レンズ10が組み込まれたレンズ鏡胴11、マイクロホン105が設けられている。上面には、シャッターボタン18が設けられ、側面には、図示しないメモリカードスロット等が設けられる。
図1は、本発明の好ましい実施形態に係る画像音声記録装置1の正面図である。画像音声記録装置1には、レンズ10が組み込まれたレンズ鏡胴11、マイクロホン105が設けられている。上面には、シャッターボタン18が設けられ、側面には、図示しないメモリカードスロット等が設けられる。
図2は、画像音声記録装置1の背面図である。この装置の背面には、メニュー/実行ボタン2a、十字キー2b、静止画モードスイッチ2c、動画モードスイッチ2d、ズームキー2W/2Tなどを含む操作部2、画像などの各種情報を表示する表示部17、ファインダー50が設けられ、上面には操作部2に含まれるシャッターボタン18が配置されている。この画像音声記録装置1は、デジタルカメラやカメラ付携帯電話機として作成してもよい。
撮影者はファインダー50又は表示部17に映し出される映像を見て画角を調整することができる。ファインダー50は、電子ビューファインダーで構成されるが、このファインダー50を光学式ファインダーに置換する態様も可能である。
ズームキー2W/2Tは、ズームレンズの焦点距離の調節と電子ズーム機能による拡大/縮小の指示に兼用される操作部である。ズームキーのTキー2Tが押されると、テレ方向(拡大方向)にズーム制御され、ズームキーのWキー2Wが押されると、ワイド方向(縮小方向)にズーム制御される。
メニュー/実行ボタン2aは、各モードの通常画面からメニュー画面へ遷移させる時、あるいは選択内容の確定、処理の実行指示の時などに使用される。
十字キー2bは、上下左右のいずれかの縁部を押圧することによって、対応する4方向(上下左右)の指示を入力できるように構成された多機能キーであり、メニュー画面における各種設定項目の選択や、設定内容の変更を指示する操作キーとして使用されるとともに、レンズ11の焦点距離調整(テレ/ワイド操作)、電子ズームの倍率調整、ズーム中心の移動指示、再生コマの送り/戻しを指示する手段として用いられる。なお、十字キー2bは、一つの操作部材が上下左右に傾動するタイプでもよいし、上下左右の4つのキーが別々に設けられていてもよい。
表示部17は、撮影時に画角確認用の電子ファインダーとして使用できるとともに、撮影した画像のプレビュー画やメモリカード等の外部記録装置から読み出した再生画像等を表示する表示手段である。また、十字キー2bを使用したメニューの選択や各メニューにおける各種項目の設定なども表示部17の表示画面を用いて行われる。更に表示部17には、撮影可能枚数(コマ数)や再生コマ番号の表示、マクロモード表示、記録画質(クオリティー)表示、画素数表示等の情報を表示することができる。
図3は、画像音声記録装置1の内部構成を示すブロック図である。レンズ10を含む光学ユニット100の後方にはCCD等の固体撮像素子102が配置されており、レンズ10を通過した光は、固体撮像素子102に入射する。固体撮像素子102の受光面には、フォトセンサが平面的に配列されており、該受光面に結像された被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。こうして蓄積された信号電荷は、図示せぬドライバ回路から与えられるパルス信号に基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出され、アナログフロントエンド回路(AFE)103でデジタル信号に変換されて画像処理回路108に加えられる。
ズームモーター30は、ズーム操作に連動して、ズームレンズをワイド側、あるいはテレ側に移動させ(例えば10段階)、撮像レンズのズーミングを行う。オートフォーカス(AF)モーター31は、被写体距離やズームレンズの変倍に応じてフォーカスレンズを移動させ、撮影条件が最適となるように撮像レンズの焦点調整を行う。
画像処理回路108は、ゲイン調整回路及びA/D変換器を含み、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路、撮影画像に対する輪郭補正を含む画像処理を行う輪郭処理部、画像のノイズ低減処理を行うノイズ低減処理部等を含む画像処理手段であり、CPU110からのコマンドに従って画像信号を処理する。
画像処理回路108で処理された画像データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr、Cl信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、DMAC(DMA Controller)52により、CPU110を介さずSDRAM54にDMA転送されて格納される。
撮影画像を表示部17にモニタ出力する場合、SDRAM54からYC信号が読み出され、表示制御部16に送られる。表示制御部16は、入力されたYC信号を表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換して表示部17に出力する。
所定のフレームレートで処理された各フレームのYC信号は、SDRAM54のA領域とB領域とに交互に書き込まれ、SDRAM54のA領域及びB領域のうち、YC信号が書き込まれている方の領域以外の領域から、書き込まれているYC信号が読み出される。このようにしてSDRAM54内のYC信号が定期的に書き換えられ、そのYC信号から生成される映像信号が表示部17に供給されることにより、撮像中の映像がリアルタイムに表示部17に表示される。ユーザは、表示部17に表示される映像(スルー画像)によって撮影画角を確認できる。
なお、CPU110は、OSD信号発生回路を含み、OSD信号発生回路はシャッター速度や絞り値、撮影可能枚数、撮影日時、警告メッセージ等の文字及びアイコン等の記号を表示するための信号を発生させる。このOSD信号発生回路から出力される信号は、必要に応じて画像信号に混合されて、表示部17に供給される。これにより、スルー画像や再生画像に文字やアイコン等の映像が合成された合成画像が表示される。
AF検出回路136は、画像信号中のG信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面内(例えば、画面中央部)に予め設定されているフォーカス対象エリア内の信号を切り出すAFエリア抽出部、及びAFエリア内の絶対値データを積算する積算部から構成される。
AF検出回路136で求めた積算値のデータはCPU110に通知される。CPU110は、AFモーター31を制御して撮影レンズを移動させながら、複数のAF検出ポイントで焦点評価値(AF評価値)を演算し、評価値が極大となるレンズ位置を合焦位置として決定する。そして、求めた合焦位置に撮影レンズを移動させるようにAFモーター31を制御する。この動作をAF処理という。なお、AF評価値の演算はG信号を利用する態様に限らず、輝度信号(Y信号)を利用してもよい。
静止画モードスイッチ2cによって静止画撮影モードが設定され、シャッターボタン18が押下されると、静止画記録用の撮影動作がスタートする。シャッターボタン18の押下に応動して取得された画像データは画像処理回路108において輝度/色差信号(Y/C信号)に変換され、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、SDRAM54に格納される。画像処理回路108は所定の処理としてホワイトバランス調整、シャープネス調整、赤目補正等の処理も適宜行ってもよい。
SDRAM54に格納されたY/C信号は、圧縮伸長処理回路144によって所定のフォーマットに従って圧縮された後、カードコネクタ80を介し、メモリカード4にExifファイルなどの所定フォーマットの画像ファイルとして記録される。
動画モードスイッチ2dによって動画撮影モードが設定されたときには、シャッターボタン18の全押し操作に連動して動画記録動作がスタートし、もう一度シャッターボタン18を全押しすると動画記録動作が停止する。シャッターボタン18の全押しを継続している期間、録画動作を行い、全押し解除によって録画を停止するようにしてもよい。動画データは、例えばモーションJPEG(MPEG)形式によってメモリカード4に記録される。
なお、上記の動画又は静止画の記録動作に関わる処理ブロックをまとめて撮像系で表す。
マイクロホン105−1は前方向(Mid側)に指向性を持つマイクであり、マイクロホン105−2は左右(Side側)に指向性を持つマイクである。このマイクロホン方式は一般にMS(Mid−Side)方式と称される。
電圧のコントロールで増幅率が変化する電圧制御回路(以下、VCAと称す)106−1とVCA106−2でMid側とSide側のバランスが調整される。
バランスが調整された音声信号はマトリクス回路107に送られ、音声信号のL(Left)信号及びR(Right)信号が作り出される。
L信号とR信号はそれぞれ音声記録処理回路111でデジタル音声信号に変換されて所定のファイル形式(MP3など)で動画と同期して記録される。
音声制御部112はCPU110からの制御信号に応じて指向性制御モーター113を駆動し、またVCA106−1,106−2を調整して、マイク105−1,105−2の指向特性を自在に変化させる。
なお、上記の音声記録動作に関わる処理ブロックをまとめて集音系で表す。
以下、図4のフローチャートに基づき、画像音声記録装置1の動画記録動作を説明する。この動作は、動画モードスイッチ2dが押下されたときに開始される。
まず、シャッターボタン18が全押しされると(S1で“Y”)、撮像系による動画撮影と、集音系による集音が開始する(S2)。動画撮影と集音は同期して行われる。
ここで、シャッターボタン18が半押しされると(S3で“Y”)、AF処理が開始される(S4)。OSD回路は、被写体の合焦位置を示すオートフォーカスフレーム(以下AFRで略す)の映像信号を生成してスルー画像に合成し表示部17に供給する。
図2はAFRがスルー画像とともに表示部17に表示されている状態を示している。なお、半押し状態が保持される限りAF処理が続行し、半押し状態が解除されるとAF処理が終了するものとする。
メニュー/実行ボタン2aの押下など、画面表示の切り替え指示が操作部2から入力されると(S5で“Y”)、CPU110は、集音方向を示す集音方向調整画面をメイン画面、AFRの合成されたスルー画像をサブ画面とした親子画面表示に表示部17の表示画面を切り替える(S6)。
図5は、かかる親子画面表示の一例を示している。表示部17には、集音方向調整画面19aがメイン画面、AFRの合成されたスルー画像である合焦位置調整画面19bがサブ画面として、両者が親子画面(ピクチャーインピクチャー)方式で表示される。集音方向調整画面19aでは、マイク105−1、105−2による集音方向を示す集音カーソルCSがスルー画像に合成されて表示されている。
なお、親子画面表示の代わりに、集音方向調整画面19aにAFRを合成した画面、即ち集音カーソルCSとオートフォーカスフレームAFRがスルー画像と合成された画面を表示してもよい。この場合、集音カーソルCSとオートフォーカスフレームAFRを区別できるように形状や色などの視覚的な差異を設けることが好ましい。
CPU110は、十字キー2bの上下左右キーが押下されると(S7で“Y”)、これに応じて集音カーソルCSを集音方向調整画面19a内で上下左右に移動表示する。さらに、CPU110は、十字キー2bの上下左右キーの押下に応じ、マイク105−1、105−2の集音方向を上下左右に段階的にあるいは連続的に変化させる制御信号を音声制御部112に送る。音声制御部112は、この制御信号を受け付けると、指向性制御モーター113及びVCA106−1、106−2を制御してマイク105−1、105−2の集音方向を調整する(S8)。
再び画面表示の切り替え指示が操作部2から入力されると(S9で“Y”)、CPU110は、表示部17の表示画面をAFRの合成されたスルー画像に切り替える(S10)。
再びシャッターボタン18が全押しされると(S11で“Y”)、撮影と集音を停止し、動画と音声がメモリカード4に記録される(S12)。シャッターボタン18が全押しされない限りS3〜S11の処理が繰り返され、動画撮影と集音が継続する。
以上説明した通り、十字キー2bの押下に応じた集音カーソルCSの移動表示と集音系の集音方向の調整が連動する。ユーザは、集音方向調整画面19aの集音カーソルCSの移動方向を見ながら、集音方向を自在に調整できる。この集音方向調整は、例えば、合焦したい被写体が画像音声記録装置1の正面に位置するが、集音したい対象が画像音声記録装置1の側面に位置するなど、合焦したい被写体と集音したい対象とが別個である場合に特に有用である。
<第2実施形態>
集音方向調整画面19aと合焦位置調整画面19bとを親子画面でなく並列表示できるようにしてもよい。
集音方向調整画面19aと合焦位置調整画面19bとを親子画面でなく並列表示できるようにしてもよい。
例えば、図6に示すように、表示部17として、集音方向調整画面表示用のモニタ17aとAFRの合成されたスルー画像表示用のモニタ17bを画像音声記録装置1の背面に設ける。そして、図7に示すように、モニタ17aに集音方向調整画面19a、モニタ17bに合焦位置調整画面19bを表示させる。
この場合、動画記録動作は次のようになる。
図8は第2実施形態に係る動画記録動作の流れを示すフローチャートである。
動画モードスイッチ2dが押下されると、モニタ17aに集音方向調整画面19a、モニタ17bに合焦位置調整画面19bを表示させる(S21)。
ここで、シャッターボタン18が全押しされると(S22で“Y”)、撮像系による動画撮影と、集音系による集音が開始する(S23)。
シャッターボタン18が半押しされると(S24で“Y”)、AF処理が開始される(S25)。
CPU110は、十字キー2bの上下左右キーが押下されると(S26で“Y”)、これに応じて集音カーソルCSを集音方向調整画面19a内で上下左右に移動表示する。また、CPU110は、十字キー2bの上下左右キーの押下に応じ、マイク105−1、105−2の集音方向を上下左右に段階的にあるいは連続的に変化させる制御信号を音声制御部112に送る。音声制御部112は、この制御信号を受け付けると、指向性制御モーター113及びVCA106−1、106−2を制御してマイク105−1、105−2の集音方向を調整する(S27)。
再びシャッターボタン18が全押しされると(S28で“Y”)、撮影と集音を停止し、動画と音声がメモリカード4に記録される(S29)。
本実施形態の画像音声記録装置1では、集音方向調整画面19aと合焦位置調整画面19bの表示切り替えを行う必要がなく、現在の合焦状態と集音方向を同時に確認でき、シャッターボタン18の半押し継続によるAF処理と十字キー2bの押下による集音方向変更を同時に行うこともでき、効率的である。
<第3実施形態>
第1ないし第2実施形態においては、集音対象と合焦対象とが別個であることを想定しているが、場合によっては集音対象と合焦対象とが一致することがある。この場合、合焦位置の調整と集音方向の調整を別々にやるのは面倒である。
第1ないし第2実施形態においては、集音対象と合焦対象とが別個であることを想定しているが、場合によっては集音対象と合焦対象とが一致することがある。この場合、合焦位置の調整と集音方向の調整を別々にやるのは面倒である。
このため、集音カーソルCSの表示位置がオートフォーカスフレームAFRの近傍に移動した場合、集音方向が合焦位置と適合するように調整すると好都合である。
図9はかかる処理を実行するための動作である自動調整サブルーチンの流れを示す。
S101では、集音カーソルCSの位置がオートフォーカスフレームAFRの近傍に移動したか否かを判断する。オートフォーカスフレームAFRの近傍とは、例えばオートフォーカスフレームAFRの中心座標から所定の矩形又は円形領域内、あるいはオートフォーカスフレームAFRの外枠の描画位置などである。集音カーソルCSの位置がオートフォーカスフレームAFRの近傍に移動した場合はS102に移行する。
S102では、CPU110は、集音方向を合焦位置に調整する信号を音声制御部112に出力する。音声制御部110は、この信号に応じてマイク105−1、105−2とVCA106−1、106−2を制御し、集音方向が合焦位置に合致するよう調整する。さらに、CPU110は、強制的に集音カーソルCSの表示位置をオートフォーカスフレームAFRの表示位置に設定する。これは例えば、集音カーソルCSの中心座標をオートフォーカスフレームAFRの中心座標と一致させることである。こうすることで集音方向が合焦位置に自動調整されたことが視覚的に認識できる。
このサブルーチンは、上述の第1ないし第2実施形態に係る動画記録動作に含めることができる。
図10は第1実施形態に係る動画記録動作に自動調整サブルーチンを追加したフローチャートである。このフローでは、十字キー2bの操作があった場合(S7で“Y”)、カーソルを移動表示させるが(S8)、この直後自動調整サブルーチン(S100)に移行する。自動調整サブルーチンでは、集音カーソルCSの位置がオートフォーカスフレームAFRの近傍に移動すると(S101で“Y”)、集音方向を合焦位置に調整するとともに、強制的に集音カーソルCSの表示位置をオートフォーカスフレームAFRの表示位置に設定する(S102)。
なお、集音カーソルCSの表示位置がオートフォーカスフレームAFRの表示位置に設定された後に再び十字キー2bの操作があった場合、集音カーソルCSの位置はオートフォーカスフレームAFRの位置とは無関係に移動させることができ、強制的に設定された集音カーソルCSの位置がオートフォーカスフレームAFRの位置から移動不能になるのではない。
図11は第2実施形態に係る動画記録動作に自動調整サブルーチンを追加したフローチャートである。このフローでは、十字キー2bの操作があった場合(S26で“Y”)、カーソルを移動表示させるが(S27)、この直後自動調整サブルーチン(S100)に移行する。自動調整サブルーチンでは、集音カーソルCSの位置がオートフォーカスフレームAFRの近傍に移動すると(S101で“Y”)、集音方向を合焦位置に調整するとともに、強制的に集音カーソルCSの表示位置をオートフォーカスフレームAFRの表示位置に設定する(S102)。
図12及び13は、自動調整サブルーチンが実行された場合の集音カーソルCSの表示の様子を示す。図12に示すように、モニタ17aに集音方向調整画面19a、モニタ17bに合焦位置調整画面19bを表示させ、集音方向調整画面19aには、集音カーソルCSとともにオートフォーカスフレームAFRも合成表示しておく。集音カーソルCSとオートフォーカスフレームAFRを区別できるように形状や色などの視覚的な差異を設けることが好ましい。
図12に示すように、集音カーソルCSがオートフォーカスフレームAFRの近傍に移動すると、集音カーソルCSの位置がオートフォーカスフレームAFRの位置に設定される。図13は集音カーソルCSの位置がオートフォーカスフレームAFRの位置に設定された状態を示している。
なお、図4のフローチャートに従った動作又は図10のフローチャートに従った動作のいずれか一方を操作部2から選択させて動作させるようにしてもよい。同様に、図8のフローチャートに従った動作又は図11のフローチャートに従った動作のいずれか一方を操作部2から選択させて動作させるようにしてもよい。
以上説明した通り、集音カーソルCSの位置がオートフォーカスフレームAFRの近くに移動すると、集音方向を合焦位置に調整する。このため、合焦対象が集音対象と一致するときでも集音カーソルCSをいちいち合焦位置まで移動させる必要がなく便利である。
なお、上述の画像音声記録動作、カーソル位置設定サブルーチンの動作ステップを含む方法及び該方法をCPU110に実行させるプログラムも本発明に含まれる。
2:操作部、17:表示部、110:CPU、105:マイク、106:VCA、112:音声制御部、113:指向性制御モーター、136:AF検出回路
Claims (13)
- 被写体像を光電変換して被写体の動画像を得る撮像部と、
音声を集音する集音部と、
前記動画像と前記音声とを同期して記録する記録部と、
前記集音部の集音方向を調整する集音方向調整部と、
前記集音方向の調整指示を入力する操作部と、
前記集音方向の調整指示に応じて前記集音方向を調整するよう前記集音方向調整部を制御する集音制御部と、
を備えた画像音声記録装置。 - 前記被写体の合焦位置を決定する合焦位置決定部と、
前記集音方向を示す映像及び前記被写体の合焦位置を示す映像を生成する映像生成回路と、
前記被写体の動画像に前記集音方向を示す映像を合成して表示する第1の表示部と、
前記被写体の動画像に前記被写体の合焦位置を示す映像を合成して表示する第2の表示部と、
をさらに備えた請求項1に記載の画像音声記録装置。 - 前記集音方向の調整指示に応じて前記集音方向を示す映像を移動表示させる表示制御部をさらに備えた請求項2に記載の画像音声記録装置。
- 前記表示制御部は前記被写体の合焦位置の近傍に前記集音方向を示す映像が移動した場合に前記集音方向を示す映像を前記被写体の合焦位置に移動させる請求項3に記載の画像音声記録装置。
- 前記集音制御部は前記集音方向が前記被写体の合焦位置に適合するよう前記集音方向調整部を制御する請求項4に記載の画像音声記録装置。
- 前記集音方向を示す映像を生成する映像生成回路と、
前記被写体の動画像に前記集音方向を示す映像を合成した第1画面を表示する表示部と、
をさらに備えた請求項1に記載の画像音声記録装置。 - 前記被写体の合焦位置を決定する合焦位置決定部をさらに備え、
前記映像生成回路は前記被写体の合焦位置を示す映像を生成し、
前記表示部は前記被写体の動画像に前記被写体の合焦位置を示す映像を合成した第2画面を表示する請求項6に記載の画像音声記録装置。 - 前記操作部は前記第1画面及び/又は前記第2画面への表示切替指示を入力し、
前記表示部は前記表示切替指示に応じて前記第1画面及び/又は前記第2画面を前記表示部に表示する請求項7に記載の画像音声記録装置。 - 前記表示部は前記表示切替指示に応じて前記第1画面及び前記第2画面を含んだ親子画面を表示する請求項8に記載の画像音声記録装置。
- 前記集音方向の調整指示に応じて前記集音方向を示す映像を移動表示させる表示制御部をさらに備えた請求項6〜9のいずれかに記載の画像音声記録装置。
- 前記表示制御部は前記被写体の合焦位置の近傍に前記集音方向を示す映像が移動した場合に前記集音方向を示す映像を前記被写体の合焦位置に移動させる請求項10に記載の画像音声記録装置。
- 前記集音制御部は前記集音方向が前記被写体の合焦位置に適合するよう前記集音方向調整部を制御する請求項11に記載の画像音声記録装置。
- 被写体像を光電変換して被写体の動画像を得る撮像部、音声を集音する集音部、前記動画像と前記音声とを同期して記録する記録部、前記集音部の集音方向を調整する集音方向調整部を備えた画像音声記録装置の集音方向調整方法であって、
前記集音方向の調整指示を入力するステップと、
前記集音方向の調整指示に応じて前記集音方向を調整するよう前記集音方向調整部を制御するステップと、
を含む集音方向調整方法。
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