JP4759488B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像画像を表示する表示手段を制御する機能を有する撮像装置に関するものである。
近年のデジタルカメラなどの電子カメラに使用される撮像素子の画素数は、数百万画素から1000万画素を超えるサイズになっている。一方、電子カメラに設けられている表示装置である液晶モニターの画素数は数十万画素にしかすぎない。
このように画素数の少ない液晶モニターを見ながらマニュアルフォーカスで撮影する場合、液晶モニターの画素数が少ないためにピント状態を十分に確認することができない。このため、撮影画像をパソコン上で表示したり、プリンタで印画したりして初めてピントの合っていないことが判る場合がある。
上記の点に鑑み、特許文献1では以下のような対策が開示されている。電子ビューファインダを見ながらマニュアルフォーカスを行う際に、その画面上において撮像画像を表示すると同時に、フォーカス領域に対応する画像部分を拡大表示させるというものである。
特開2001−251540号公報
しかしながら、拡大表示されたフォーカス領域は解像度の劣化が伴うため、ユーザーは撮像画像のピント状態を確実に認識できないという問題点があった。
(発明の目的)
本発明の目的は、撮像手段により撮像された第1の画像の一部の解像度を第1の画像より向上させて表示させることのできる撮像装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明の一の側面は、撮像手段により撮像された第1の画像および該第1の画像の一部領域に対応する第2の画像を表示手段に表示させる撮像装置において、前記第1の画像の一部領域を切り出す切り出し手段と、前記第1の画像のコントラストを検出する合焦状態検出手段と、前記切り出し手段にて切り出された前記第1の画像の一部領域に対応する第2の画像から複数画像を合成して前記第1の画像より解像度の高い第3の画像を作成する超解像処理手段と、前記切り出し手段にて切り出された前記第1の画像の一部領域に対応する画像に対して拡大処理を行い第4の画像を作成する変倍処理手段と、前記合焦状態検出手段により検出されるコントラストが第1の場合には前記第4の画像を前記表示手段に表示させるとともに、前記合焦状態検出手段により検出されるコントラストが第1の場合よりも高い第2の場合には前記第3の画像を記表示手段に表示させる制御手段とを有する撮像装置とするものである。
また、他の側面は、撮像手段により撮像された第1の画像に対応する画像を表示手段に表示させる撮像装置において、前記第1の画像の一部領域を切り出す切り出し手段と、前記第1の画像における被写体の動きを検出する動き検出手段と、前記切り出し手段にて切り出された前記第1の画像の一部領域に対応する第2の画像から複数画像を合成して前記第1の画像より解像度の高い第3の画像を作成する超解像処理手段と、前記切り出し手段にて切り出された前記第1の画像の一部領域に対応する画像に対して拡大処理を行い第4の画像を作成する変倍処理手段と、前記動き検出手段により検出される被写体の動きが第1の場合には前記第4の画像を前記表示手段に表示させるとともに、前記動き検出手段により検出される動きが第1の場合よりも小さい第2の場合には前記第3の画像を前記表示手段に表示させる制御手段とを有することを特徴とする撮像装置とするものである。
本発明によれば、撮像手段により撮像された第1の画像の一部の解像度を第1の画像より向上させて表示させることができる撮像装置とするものである。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例に示す通りである。
図1は本発明の実施例1に係る撮像装置のシステム構成を示す図である。図1において、101は撮像用のレンズ、102はレンズ101を駆動して合焦を行うフォーカス駆動回路、103は絞り、104は絞り103を駆動する絞り駆動回路、105は光信号を光電変換する撮像素子である。106はアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D回路、107は補間処理や色変換処理などの画像処理を行う信号処理回路、108及び127は画像データの縮小や拡大を行う変倍回路である。109は合焦の程度を検出する合焦状態検出回路、110は被写体の動きベクトルを検知する動きベクトル検出回路、112はカメラ本体に付属している各種スイッチである。
115はシステムの時系列的な制御を行うシステム制御回路であり、このシステム制御回路115は図示していない他の回路についても制御を行う。116は画像データから一部の画像を切り出す切り出し回路、117は切り出し回路116により切り出された画像の超解像処理を行う超解像回路である。123はDRAM、118はDRAM123と各回路のバスアービトレーション(バス調停)を行うメモリ制御回路、119は画像データをJPEG圧縮方式などの圧縮方式で圧縮及び伸長するための圧縮伸長回路である。120は圧縮伸長回路119で圧縮された画像データを記録する脱着可能なメモリカード、124はメモリカード120とのインターフェースを行うI/F回路である。122は画像データを表示する液晶モニター(以下、LCD)、121はLCD122で画像データを再生するための再生回路である。
次に、図1を用いて、実施例1におけるマニュアルフォーカス(MF)アシスト機能について説明する。なお、以下に示されるセンサや画像のサイズ、及び変倍率などの数値は一例を示したものであり、これに限定されるものではない。
レンズ101を介して入射された光信号は、絞り103にて適切に露出された状態で、画素数1600×1200のサイズの撮像素子105において電気信号に変換される。そして、垂直方向に間引かれて1600×300のサイズで読み出される。その後、A/D回路106でアナログ信号からデジタル信号に変換され、信号処理回路107において補間処理や色変換処理などが施され、輝度色差信号に変換される。画像処理後のサイズは1600×300である。
上記信号処理回路107からの画像データは変倍回路108及び切り出し回路116へ送られる。変倍回路108では、画像データが640×240になるように画像データの縮小処理が行われ、メモリ制御回路118に送られる。この時の画像データは、図3(a)に示す全体画像301に相当する。
同時に、図3(b)に示すアシスト表示領域画像302が以下の処理により生成される。切り出し回路116において、焦点位置を明瞭に表示するためのアシスト表示領域(フォーカス領域)が画像データから160×60のサイズにて切り出し処理される。切り出されたアシスト表示領域の画像データは変倍回路127に送られるか、または、メモリ制御回路118を介してDRAM123に一時格納される。そして、再びメモリ制御回路118を介して超解像回路117に送られる。
変倍回路127へ送られた場合、画像データのサイズは水平垂直に2倍に拡大処理された320×120になり、全体画像301の1/4のサイズである図3(b)に示す拡大後のアシスト表示領域画像302となる。そして、メモリ制御回路118に送られ、DRAM123に一時格納される。
一方、切り出し回路116からメモリ制御回路118、DRAM123を介して超解像回路117へ送られた場合、4フレーム以上のアシスト表示領域の画像データを用いて超解像処理が施され、水平垂直に2倍された320×120となる。そして、図3(b)に示す超解像後のアシスト表示領域画像302となり、メモリ制御回路118に送られ、DRAM123に一時格納される。
ここで、図4を用いて超解像回路117における超解像処理の一例を説明する。
図1の切り出し回路116において、図4に示す160×60のサイズに切り出された、互いに連続するフレームである画像1、画像2、画像3、画像4の4枚がメモリ制御回路118を介してそれぞれDRAM123に一時格納される。そして、まず画像1及び画像2がDRAM123からメモリ制御回路118を介して超解像回路117に読み出される。そして、超解像回路117において、画像1を基準とした画像2のずれ量が求められる。画像1と画像2がずれている様子を図5に示す。図5の(A−1)におけるA(A1〜A4)が画像1、(B−1)におけるB(B1〜B4)が画像2であるとする。
図5の(A−2),(B−2)に示すように、Aの画素及びBの画素の前後左右に1画素ずつ黒データ、つまり0値の画素Kを入れる。AとBの画素が水平方向にずれ量H、垂直方向にずれ量Vだけずれているとき、二つを重ねると、図5の(AB−3)に示す状態になる。なお、ずれ量H及びVは1以下の数値とする。画素Kの値を画素Bから以下のように算出する。
例1として、ずれ量H=0.5、ずれ量V=0.5とした時、K3,K6,K9,K12の画素データを、K3=B1といったように、それぞれB1〜B4の画素データで表すことができる。この時、K1及びK2、K4及びK5、K7及びK8、K10及びK11の値は算出しない。
例2として、ずれ量H=0.3、ずれ量V=0とした時、Aの画素の右側、すなわちK1,K4,K7,K10の値をそれぞれ下記の式により算出する。
K1=(0.5+H)×B1+(0.5−H)×B2
=0.8×B1+0.2×B2
この時、K2及びK3、K5及びK6、K8及びK9、K11及びK12の値は算出しない。
例3として、ずれ量H=0.3、ずれ量V=0.3とした時、K3,K6,K9,K12の値をそれぞれ下記の式により算出する。
K3=(0.5+V)×{(0.5+H)×B1+(0.5−H)×B2}+
(0.5−V)×{(0.5+H)×B3+(0.5−H)×B4}
=0.8^2×B1+0.8×0.2×(B2+B3)+0.2^2×B4
この時、K1及びK2、K4及びK5、K7及びK8、K10及びK11の値は算出しない。
上記のような方法を用いて、図4における画像1及び画像2から合成画像1を生成する。このとき、合成画像1のサイズは、320×120となる。合成画像1をDRAM123に一時格納する。
次に、DRAM123から合成画像1及び画像3を読み出す。この時、図5の(A−1),(B−1)におけるAが合成画像1、Bが画像3であるとし、(A−2)においてはK1乃至K3のうち1画素が算出されている状態であるとする。合成画像1は画像3に比べて画素数が2倍であるが、画像3についても図5の(B−2)に示すようにBの画素の前後左右に1画素ずつ黒データを入れる。合成画像1の残りの画素Kの位置に画像3の画素データをもとに上記と同様の方法で算出を行う。画像3のずれ量によっては、画素Bの位置が画素Aに近い場合や、合成画像1を生成する際に算出された画素Kの位置に近い場合においては、画素Bより算出された画素データと既存の画素データを足して正規化する。そのため、残りの画素Kを埋めることができない。このようにして生成された合成画像2をDRAM123に一時格納する。
次に、DRAM123から合成画像2及び画像4を読み出し、上記と同様の方法で合成して超解像画像1を生成する。超解像画像1において画素データを算出できなかった画素Kについては、超解像画像1の周りの画素を用いて補間する。超解像画像1をDRAM123に一時格納する。超解像画像1のサイズは、図4に示すように320×120となる。
超解像画像1の次のフレームとなる超解像画像2(図示せず)を生成するためには、基準となる画像を画像2として、画像2と画像3のずれ量、画像2と画像4のずれ量、画像2と画像5のずれ量を求め、同様に超解像処理を行うことで320×120の超解像画像2を生成する。以降、続けて同様の超解像処理を行う。
なお、超解像画像2を生成する際において、超解像画像1のデータを使用せず、新たに画像2乃至画像5より超解像処理を行う。超解像画像1のデータを使用すると、古いデータが残ってしまうため、電子ビューファインダ(以下、EVF)での表示を続けると残像になって見えてしまうためである。
図1のDRAM123に一時格納された、640×240に変倍された全体画像301、及び、超解像処理または拡大処理により320×120のサイズになったアシスト表示領域画像302は、メモリ制御回路118を介して再生回路121に読み出される。
手ぶれ検出は動きベクトル検出回路110において行われ、前後のフレームを比較し、図7(a)に示すように画像の分割ブロックの動きベクトルがそれぞれほぼ同等であれば、手ぶれが生じていると判定される。さらに図7(b)に示すように、手ぶれによって被写体が有効画素601内で何画素分移動したかを動きベクトルの大きさから検出する。この検出結果を再生回路121に送り、再生回路121において、640×240程度の表示能力のLCD122に表示させる。このために、全体画像301の読み出し開始画素603の位置を検出結果による画素だけ移動させることにより、LCD表示領域602において被写体を同じ位置に表示させる。
さらに全体画像301の真中をアシスト表示領域画像302で置換することにより、LCD122において、図3(c)のように、全体画像301に超解像画像または拡大画像を重ねて表示させる。超解像画像または拡大画像は全体画像301に比べて2倍の大きさで手ぶれが生じる。そのため、再生回路121において、図6(b)に示す、超解像画像または拡大画像の読み出し開始画素603の位置を2倍の大きさで移動し、手ぶれ補正を行う。
このとき、レリーズボタンが押されると、撮像素子105において有効画素1600×1200のデータが読み出される。そして、信号処理回路107及び変倍回路108において所望の画像処理が行われ、メモリ制御回路118を介してDRAM123に一時記録される。その後、DRAM123から圧縮伸長回路119へ撮像画像が読み出され、圧縮伸長回路119においてJPEG圧縮され、メモリカード120に記録される。
次に、図2のフローチャートを用いて、実施例1における主要部分の動作について説明する。
ステップ201にてカメラが起動すると、まずステップ202において、マニュアルフォーカス(MF)で撮影を行う設定になっているか否かを判定する。マニュアルフォーカスであればステップ203へ進み、ここではマニュアルフォーカス(MF)アシスト機能がONになっているか否かを判定する。その結果、ONになっていればステップ204へ進み、合焦状態検出回路109が図8の分割枠702毎に焦点評価値を積分する。そして、最も焦点評価値の高い分割率をアシスト表示領域として切り出し回路116が160×60のサイズで切り出す。画像のコントラストに対応する焦点評価値を検出するための分割枠は、切り出すサイズと同程度が望ましい。
図2に戻り、次のステップ205においては、図1の合焦状態検出回路109が、アシスト表示領域内の画像の焦点評価値をある程度合焦しているか否かの判定レベルとなる予め設定されている閾値と比較する。その結果、閾値を超えていたらステップ216へ進む。このように焦点評価値が閾値以上であるとステップ206にて、動きベクトル検出回路110により被写体の動きを検出する。そして、図9に示すように、部分的に動きベクトルの大きさ及び方向が異なっている場合には、被写体が動いていると判定する。被写体が静止状態または動きが小さい状態であればステップ206へ進み、図1の切り出し回路116で160×60のサイズに切り出されたアシスト表示領域の画像を超解像回路117にて超解像処理し、図3(b)に示すような320×120の超解像画像を生成する。
上記ステップ205において焦点評価値が閾値以上であると判定し、次のステップ216において、被写体が著しく動いている状態であればステップ207へ進む。ステップ207においては、切り出し回路116で160×60のサイズに切り出されたアシスト表示領域の画像を変倍回路127において320×120のサイズになるよう拡大処理を行う。そして、図3(b)に示すような拡大画像をアシスト表示領域画像302として生成する。
また、ステップ205において合焦評価値が閾値未満であると判定するとステップ207へ進み、切り出し回路116で160×60のサイズに切り出し処理を行う。そして、アシスト表示領域の画像を生成し、変倍回路127において320×120のサイズになるよう拡大処理を行い、図3(b)に示すような拡大画像をアシスト表示領域画像302として生成する。
上記ステップ206及び207においては、超解像画像または拡大画像をメモリ制御回路118を介してDRAM123に一時格納する。同時に、変倍回路108において640×240のサイズに変倍された図3(a)の全体画像301を、メモリ制御回路118を介してDRAM123に一時格納する。再生回路121はメモリ制御回路118を介して全体画像301及び超解像画像または拡大画像を読み出し、再生回路121において全体画像301の真中をアシスト表示領域画像302で置換する。このことにより、LCD122において、図3(c)のように、全体画像301に超解像画像または拡大画像が重ねて表示される。
上記ステップ205のような切り換えを行うことで、ピントが合っていない状態から次第にピントが合ってくると、アシスト表示領域の画像を通常の画素が粗くなる拡大処理から解像度の良い超解像処理に切り換えた瞬間において、合焦状態を認識しやすくなる。
また、アシスト表示領域の画像を超解像処理する際においても、拡大処理した時よりも解像度の良い状態でマニュアルフォーカスが行えるため、よりピントを合わせ易くなる。
再び図2に戻り、ステップ208においては、上記ステップ204でのアシスト表示領域の表示位置がユーザーにとって所望の合焦位置でなかった場合に、ユーザーが図1における十字キーなどのスイッチ112を操作することで、アシスト表示領域を移動させ、変更することができる。この時の合焦位置の移動範囲について、図6を用いて説明する。
図6(a)に示すように、有効画素の上下左右の端まで有効とする。図6(a)の全体画像の左下に示した枠の部分を合焦させたい領域(フォーカス領域)としたとき、アシスト表示領域としてこの領域を切り出して超解像処理を行う。
図6(b)において、アシスト表示領域であるフレーム1、フレーム2およびフレーム3は、時間tづつずれた隣り合うフレームである。フレーム1を基準とし、フレーム2及びフレーム3を利用してフレーム1の構図について超解像処理を行う。黒い二重枠で示した切り出し領域501は、切り出し回路116において切り出された領域を示している。点線の枠で示した超解像領域502は、超解像処理を行うために必要である領域を示している。
フレーム2は、フレーム1に対してカメラが右上方向に手ぶれし、切り出し領域501が右上にずれた時について示しており、欠損箇所1で示すフレーム1の構図における左側と下側の領域の画像データが欠損している。
また、フレーム3は、フレーム1に対してカメラが左下方向に手ぶれし、切り出し領域501が左下にずれた時について示しており、欠損箇所2で示すフレーム1の構図における上側と右側の領域の画像データが欠損している。そのため、欠損箇所1及び欠損箇所2の画素データはフレーム1などの別のフレームから同じ領域の画素データをコピーして補うことで、画像の端の部分においてもアシスト表示を可能としている。また、切り出すサイズを160×60よりも少し大きい領域とすることも有効である。
再び図2に戻り、次のステップ209においては、ユーザーにより図3(c)のような状態でEVF表示されたLCD122を見ながらマニュアルフォーカスが行われる。そして、次のステップ211において、ユーザーにより撮影が行われる。このステップ211の撮影終了後は、ステップ201のカメラを起動した直後の状態に戻る。
また、上記ステップ202において、マニュアルフォーカスではなく、オートフォーカスの設定である場合はステップ210へ進み、ここでは自動合焦動作を行い、次のステップ211にて、ユーザーにより撮影が行われる。
また、上記ステップ203において、MFアシストがOFFの設定である場合、LCD122のEVF表示が図3(a)に示すような全体画像301が表示され、ステップ209において、ユーザーによりマニュアルフォーカスが行われ、次のステップ211において、ユーザーにより撮影が行われる。
以上の実施例1によれば、LCD122画面上に表示されたEVF表示を見ながらマニュアルフォーカスを行う際に、撮像画像のアシスト表示領域(フォーカス領域)を超解像処理するようにしている。これにより、1画素未満のような小さな被写体を明瞭に表示することができ、合焦したか否かの判定を容易なものにすることができる。
図10は本発明の実施例2に係わる撮像装置のシステム構成を示す図であり、図1と同じ部分は同一符号を付し、その説明は省略する。
上記実施例1においては、手ぶれ補正は、再生回路121においてLCD表示開始位置をずらすことで行っていた。これに対し、本発明の実施例2においては、信号処理回路107の直後であり、超解像処理の前において、手ぶれ補正を行う場合の構成について説明する。
レンズ101を介して入射された光信号は、絞り103にて適切に露出された状態で画素数1600×1200のサイズの撮像素子105において電気信号に変換される。そして、垂直方向に間引かれて1600×300のサイズで読み出される。そして、A/D回路106でアナログ信号からデジタル信号に変換され、信号処理回路107において補間処理や色変換処理などが施される。画像処理後のサイズは1600×300である。
画像処理された画像データは、信号処理回路107から手ぶれ補正回路126へ送られる。手ぶれ補正回路126において行われる手ぶれ検出方法の一例を説明する。
手ぶれ補正回路126において、ある時刻のフレームをフレームメモリ125に置き、次のフレームと画像マッチングを行う。そして、検出されたずれ量に応じて、次のフレームをフレームメモリ125へ置く開始画素を移動させる。フレームメモリ125へ置く開始画素の移動量は画素単位であり、手ぶれ補正後における前後のフレーム間のずれ量は1画素未満である。手ぶれ補正回路126から手ぶれ補正された画像データは変倍回路108及び切り出し回路116へ送られる。
変倍回路108においては、640×240のサイズに画像データの縮小処理を行い、縮小された画像データをメモリ制御回路118を介してDRAMに一時格納する。この時の画像データは、図3(a)に示す全体画像301に相当する。同時に、図3(b)に示すアシスト表示領域画像302を以下の処理により生成する。
切り出し回路116において、焦点位置を明瞭に表示するためのアシスト表示領域を画像データから160×60のサイズにて切り出し処理を行う。切り出されたアシスト表示領域の画像データは変倍回路127に送られるか、またはメモリ制御回路118を介してDRAM123に一時格納される。そして、再びメモリ制御回路118を介して超解像回路117に送られる。
切り出し回路116から変倍回路127へ送られた場合、画像データのサイズは水平垂直に2倍に拡大処理された320×120になり、全体画像301の1/4のサイズである図3(b)に示す拡大後のアシスト表示領域画像302となり、メモリ制御回路118に送られ、DRAM123に一時格納される。
一方、切り出し回路116から超解像回路117へ送られた場合、前後のフレームにおけるずれ量が1画素未満である4フレーム以上のアシスト表示領域の画像データを用いて超解像処理が施される。サイズは水平垂直に2倍された320×120となり、図3(b)に示す超解像後のアシスト表示領域画像302となり、メモリ制御回路118に送られDRAM123に一時格納される。
DRAM123に一時格納された、640×240に変倍された全体画像301、及び、超解像処理または拡大処理により320×120のサイズになったアシスト表示領域画像302は、メモリ制御回路118を介して再生回路121に読み出される。再生回路121においては、全体画像301の真中をアシスト表示領域画像302で置換することによって、640×240程度の表示能力のLCD122において図3(c)に示すような全体画像301の上にアシスト表示領域画像302を重ねる形で表示する。
このとき、レリーズボタンが押されると、撮像素子105において有効画素1600×1200のデータが読み出され、信号処理回路107及び変倍回路108において所望の画像処理が行われる。そして、手ぶれ補正回路126において手ぶれ補正された画像データは、メモリ制御回路118を介してDRAM123に一時記録され、DRAM123から圧縮伸長回路119へ読み出され、圧縮伸長回路119においてJPEG圧縮され、メモリカード120に記録される。
以上の実施例2によれば、LCD122画面上に表示されたEVF表示を見ながらマニュアルフォーカスを行う際に、撮像画像のアシスト表示領域を超解像処理するようにしている。これにより、1画素未満のような小さな被写体を明瞭に表示することができ、合焦したか否かの判断を容易なものにすることができる。
以上説明した実施例1及び2では、撮影に十分な明るさのある場所や被写体を撮影した場合であり、超解像処理で複数のフレームを合成した際にフレームの枚数分を正規化する方法を示している。しかし、被写体や場所が暗くなるような撮影の場合においては、超解像処理で複数のフレームを合成した際に、正規化せず、加算して表示ゲインを上げた状態でLCDにEVF表示するようにしてもよい。これにより、暗い被写体が明るくなり、マニュアルフォーカスを容易に行うことができるようになる。
本発明の実施例1に係わる撮像装置のシステム構成を示す図である。 本発明の実施例1に係わる撮像装置の主要部分の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1においてLCDでEVF表示させた状態を説明する図である。 本発明の実施例1において超解像処理の一例を示す図である。 図4での超解像度処理における合成画像の生成例を説明する図である。 本発明の実施例1においてアシスト表示領域の有効範囲について説明する図である。 本発明の実施例1において手ぶれ補正の一例を説明する図である 本発明の実施例1においてAF領域分割システムを説明する図である。 本発明の実施例1において被写体が動いている時の動きベクトルの様子を示す図である。 本発明の実施例2に係わる撮像装置のシステム構成を示す図である。
符号の説明
101 レンズ
102 フォーカス駆動回路
103 絞り
104 絞り駆動回路
105 撮像素子
107 信号処理回路
108 変倍回路
109 合焦状態検出回路
110 動きベクトル検出回路
115 システム制御回路
116 切り出し回路
117 超解像回路
118 メモリ制御回路
120 メモリカード
121 再生回路
122 LCD
123 DRAM
125 フレームメモリ
126 手ぶれ補正回路
127 変倍回路

Claims (6)

  1. 撮像手段により撮像された第1の画像対応する像を表示手段に表示させる撮像装置において、
    前記第1の画像の一部領域を切り出す切り出し手段と、
    前記第1の画像のコントラストを検出する合焦状態検出手段と、
    前記切り出し手段にて切り出された前記第1の画像の一部領域に対応する第2の画像から複数画像を合成して前記第1の画像より解像度の高い第3の画像を作成する超解像処理手段と、
    前記切り出し手段にて切り出された前記第1の画像の一部領域に対応する画像に対して拡大処理を行い第4の画像を作成する変倍処理手段と、
    前記合焦状態検出手段により検出されるコントラストが第1の場合には前記第4の画像を前記表示手段に表示させるとともに、前記合焦状態検出手段により検出されるコントラストが第1の場合よりも高い第2の場合には前記第3の画像を記表示手段に表示させる制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2の画像は、マニュアルフォーカスの際のフォーカス領域の画像であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 撮像手段により撮像された第1の画像に対応する画像を表示手段に表示させる撮像装置において、
    前記第1の画像の一部領域を切り出す切り出し手段と、
    前記第1の画像における被写体の動きを検出する動き検出手段と、
    前記切り出し手段にて切り出された前記第1の画像の一部領域に対応する第2の画像から複数画像を合成して前記第1の画像より解像度の高い第3の画像を作成する超解像処理手段と、
    前記切り出し手段にて切り出された前記第1の画像の一部領域に対応する画像に対して拡大処理を行い第4の画像を作成する変倍処理手段と、
    前記動き検出手段により検出される被写体の動きが第1の場合には前記第4の画像を前記表示手段に表示させるとともに、前記動き検出手段により検出される動きが第1の場合よりも小さい第2の場合には前記第3の画像を前記表示手段に表示させる制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  4. 前記超解像処理手段により連続する複数のフレーム画像を合成処理する際に、手ぶれによって欠損した領域の画素データを、該欠損した領域の画素データを有する他のフレーム画像の画素データによって補うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記連続する複数のフレーム画像を加算することによって表示感度を増加させることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の画像とともに、前記第3の画像または第4の画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の撮像装置。
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