JP2007333272A - ラック、ラックシステム、熱処理装置、並びに、熱処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】被加熱物を高密度に積載して熱処理することが可能な熱処理装置、並びに、当該熱処理装置を備えた熱処理システムの提供を目的とする。
【解決手段】熱処理システム1は、移載装置2と熱処理装置10とを有する。熱処理装置10は、熱処理室13内にラック30を有し、これに複数の棚部材40が上下方向に複数取り付けられた構成とされている。棚部材40は、平行に配された3本の横梁41に対して略直行するように縦梁42を配して接合したものであり、縦梁42に沿って移載装置2のハンド部3を差し込むことにより基板を出し入れできる構成とされている。
【選択図】図4
【解決手段】熱処理システム1は、移載装置2と熱処理装置10とを有する。熱処理装置10は、熱処理室13内にラック30を有し、これに複数の棚部材40が上下方向に複数取り付けられた構成とされている。棚部材40は、平行に配された3本の横梁41に対して略直行するように縦梁42を配して接合したものであり、縦梁42に沿って移載装置2のハンド部3を差し込むことにより基板を出し入れできる構成とされている。
【選択図】図4
Description
本発明は、基板等の板状体を配置するためのラック、当該ラックを備えたラックシステム、板状体を熱処理するための熱処理装置、並びに、当該熱処理装置と前記ラックとを備えた熱処理システムに関する。
従来より、下記特許文献1,2に開示されているような熱処理装置や当該熱処理装置を備えた熱処理システムが提供されている。熱処理装置は、予めガラス板等の基板(板状体)に対して特定の溶液を塗布して加熱乾燥させたものをロボットハンド等の移載装置を用いて積載段の間隔に出し入れし、熱処理室内に導入される所定の温度の熱風に晒して熱処理(焼成)する装置であり、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)やプラズマディスプレイ(PDP:Plasma Display)、有機ELディスプレイ等のようなフラットパネルディスプレイ(FPD:Flat Panel Display)の製作に使用されている。熱処理装置の多くは、熱処理室内に下記特許文献2に開示されているような積載装置が配された構造を有する。積載装置は、上下方向に複数の基板受けによって構成される積載段が上下方向に複数設けられた籠状の形状を有する。
基板の換装を行うために使用されるロボットハンドは、基板の重量によって撓みを生じる。従って、従来技術の熱処理装置の大部分は、ロボットハンドの撓みを見越して基板を配置する積載段同士の間隔を大きくとった構成とされている。
特許第2971771号 公報
特開2004−26426号 公報
また、従来技術の熱処理システムでは、熱処理装置の外部において板状体を配置するために、上記した積載装置と同様に上下方向に複数の積載段(棚)を備えたラックが配されている。熱処理装置の外部に配置するラックについても、基板の換装時におけるロボットハンドの撓み等を考慮して、各積載段同士の間隔を大きくとった構成とされている。
近年、フラットパネルディスプレイの大型化に伴い、被加熱物たる基板(板状体)がさらに大型化する傾向にある。そのため、例えば上記特許文献2に開示されているような構成とした場合であっても基板の重量に伴うロボットハンドの撓みが大きくなったり、ロボットハンドの厚みを厚くせざるを得ない傾向にある。従って、従来技術の熱処理装置では、基板や積載段、ロボットハンド等の撓みや厚みを見越して熱処理装置の内部に配された積載装置積載段同士の間隔を大きく取らねばならず、熱処理装置が大型化してしまうという問題がある。
また、熱処理装置の外部に配されたラックについても、基板や積載段、ロボットハンド等の撓みや厚みを見越して積載段同士の間隔を大き目にとらざるを得ず、基板の配置密度を高くすることができない。そのため、従来技術の熱処理システムでは、ラックを大型化したり、熱処理装置の外部に多数のラックを配置する等の方策をとらざるを得ないという問題がある。
通常、フラットパネルディスプレイ等の製造は、クリーンルーム内で行われる。そのため、熱処理装置やラックが大型化すると、クリーンルームの高さも高くする必要が生じたり、既存のクリーンルームに設置できない可能性がある。また、熱処理システムにおいて、熱処理室の外部に配するラックの数を増加させた場合は、広大なクリーンルームが必要となってしまう可能性がある。
一方、既存のクリーンルーム等にも設置可能な程度に熱処理装置を小型化したり、熱処理システムを小規模なものとすべく、熱処理装置の内部に配される積載装置や、熱処理装置の外部に配されるラックの積載段の段数を少なくし、積載段同士の間隔を広くとる構成とすると、熱処理装置や熱処理システムの熱処理効率が低下してしまうという問題がある。また、このようにして熱処理装置を小型化したり、熱処理システムを小規模なものとしつつ、熱処理効率を維持しようとすると、クリーンルーム内に熱処理装置や熱処理システムを多数配する必要があり、熱処理装置や熱処理システムの設置面積が増加してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、基板等の板状体を高密度に配置可能なラック、当該ラックを備えたラックシステム、板状体を高密度に積載して熱処理することが可能な熱処理装置、並びに、当該熱処理装置を備えた熱処理システムの提供を目的とする。
上記した課題を解決すべく提供される請求項1に記載の発明は、板状体を配置可能な棚部材が上下方向に複数設けられたラックであって、側方から棚部材に沿って前記板状体を出し入れ可能なものであり、前記棚部材が、ラックに対する板状体の出し入れ方向に対して交差する方向に延びる複数の横梁と、前記出し入れ方向に沿って延びる縦梁とを有し、当該縦梁によって2以上の横梁が連結されており、上下方向に隣接する棚部材同士の間であって、縦梁の側方に、縦梁に沿って延び、板状体を出し入れするための移載装置の作動領域として機能する空間が形成されていることを特徴とするラックである。
本発明のラックは、棚部材が横梁と縦梁とを有し、複数の横梁間が縦梁で連結された構成とされているため、棚部材の剛性が高く、棚部材に対して大型化したガラス基板等の板状体を配置しても当該板状体の撓みの発生や、撓みのばらつきを最小限に抑制できる。そのため、本発明のラックによれば、従来技術のように板状体や棚部材の撓みを考慮して棚部材同士の間隔を大きく確保する必要がなく、棚部材同士の間隔を最小限に抑制できる。従って、本発明によれば、板状体を高密度に積載可能なラックを提供することができる。
ここで、上記したように、板状体をラックに対して出し入れする際は、一般的にロボットハンド等の移載装置を用いて行われるため、ラックにおいて上下に並ぶ棚部材同士の間に移載装置が作動可能な空間を確保する必要がある。一方、ラックに板状体を高密度に配置するためには、棚部材同士の間隔をできる限り最小限に抑制する必要がある。
そこで、かかる知見に基づき、本発明のラックは、上下方向に隣接する棚部材同士の間であって、縦梁の側方に、縦梁に沿って延びる空間が形成された構成とされている。かかる構成とすることにより、縦梁の側方に形成される空間をロボットハンド等の移載装置の作動領域として有効利用することができ、上下に並ぶ棚部材同士の間隔を最小限に抑制することができる。従って、本発明によれば、板状体を高密度に配置可能なラックを提供できる。
また、請求項2に記載の発明は、板状体を配置可能な棚部材が上下方向に複数設けられたラックであって、側方から棚部材に沿って前記板状体を出し入れ可能なものであり、前記棚部材が、ラックに対する板状体の出し入れ方向に対して交差する方向に延びる複数の横梁と、前記出し入れ方向に沿って延びる縦梁とを有し、当該縦梁によって2以上の横梁が連結されており、上下方向に隣接する棚部材同士の間であって縦梁の側方に、縦梁に沿って延び、板状体を出し入れするための移載装置の作動領域として機能する空間が形成されており、当該空間の前記出し入れ方向手前側に干渉防止領域が設けられており、当該干渉防止部を外れた位置に横梁が配されていることを特徴とするラックである。
本発明のラックについても、棚部材を構成する複数の横梁間を縦梁で連結した構成としているため、棚部材の剛性が高い。そのため、本発明のラックは、棚部材に板状体を配置しても当該板状体の撓みの発生や、撓みのばらつきを最小限に抑制できる。そのため、本発明によれば、棚部材同士の間隔を最小限に抑制し、板状体を高密度に積載可能なラックを提供することができる。
また、本発明のラックは、上下方向に隣接する棚部材同士の間に、縦梁の側方においてこれに沿って延びる空間を有し、この空間を移載装置の作動領域として有効利用することができる。従って、本発明によれば、上下に並ぶ棚部材同士の間隔を最小限に抑制し、板状体をより一層高密度に配置可能なラックを提供できる。
ここで、上記したように、板状体をロボットハンド等の移載装置に板状体を配した場合、移載装置の先端側に向かうほどその撓みや傾斜が大きくなるものと想定されるが、ラックの側面から侵入する移載装置の侵入方向手前側の部位も若干下方に傾き、場合によっては移載装置の基端側の部位が侵入方向手前側に存在する横梁と干渉する可能性もある。そのため、板状体の出し入れに際して移載装置と棚部材とが干渉するのを防止しつつ、ラックにおける棚部材同士の間隔を最小限に抑制することができれば、ラックをさらにコンパクトな構成とし、ラックに板状体をさらに高密度に配置可能となるものと想定される。
そこで、かかる問題点を解消すべく、本発明のラックでは、縦梁の側方に縦梁に沿って形成された空間であって、当該空間において出し入れ方向手前側に相当する領域を干渉防止領域とし、この干渉防止部を外れた位置に横梁を配した構成としている。すなわち、本発明のラックは、縦梁に沿って形成された空間において前記出し入れ方向手前側に横梁が存在しない構成とされている。そのため、本発明のラックによれば、板状体を移載装置に搭載することにより移載装置が撓むような場合であっても、上下方向に隣接する棚部材同士の間隔を最小限に抑制しつつ、移載装置が横梁と干渉するのを防止することができる。
上記請求項2に記載のラックのように干渉防止部を設ける場合、当該干渉防止部は、板状体の出し入れに伴って移載装置等が干渉するのを防止すべく、板状体の出し入れ方向手前側からある程度の長さに渡って設けられていることが望ましい。さらに具体的には、上記請求項1に記載のラックは、干渉防止部が、板状体の出し入れ方向手前側から縦梁の長手方向1/3〜1/5の長さにわたって形成されたものであることが望ましい(請求項3)。
かかる構成によれば、板状体の出し入れに伴い、移載装置等がラックに干渉する可能性を最小限に抑制できると共に、上下方向に棚部材を高密度に設けることができる。
また、上記請求項1〜3のいずれか1項に記載のラックは、縦梁に、板状体を下方から支持可能な支持手段が設けられた構成とすることが望ましい(請求項4)。
かかる構成とした場合、板状体全体を下方からしっかりと支持し、板状体の撓みの発生や、撓みのばらつきを最小限に抑制できる。従って、本発明によれば、棚部材同士の間隔を最小限に抑制でき、板状体を高密度に積載可能なラックを提供できる。
ここで、板状体をロボットハンド等の移載装置に載せてラックの側方から出し入れする場合、移載装置に対して板状体を搭載すると、移載装置が撓み、移載装置の先端側が若干下方に傾いた状態になることがある。そのため、上記したラックにおいて、棚部材に対して板状体を出し入れする際に、板状体の出し入れ方向奥側に配された横梁が奥側に離れた位置に存在すると、板状体の出し入れの際に移載装置の先端が奥側の横梁と干渉するおそれがあり、その分だけ上下方向に隣接する棚部材同士の間隔を広く取らねばならない。
そこで、かかる問題点を解消すべく、上記請求項1〜4のいずれか1項に記載のラックは、板状体の出し入れ方向奥側に配された横梁が、板状体の出し入れ方向奥側の側面より手前側に外れた位置に設けられた構成とすることが望ましい(請求項5)。
かかる構成によれば、板状体を移載装置に搭載することにより移載装置が撓むような場合であっても、上下方向に隣接する棚部材同士の間隔を最小限に抑制しつつ、移載装置が横梁と干渉するのを防止することができる。
ここで、上記したように、例えば大型のフラットパネルディスプレイに使用されるような大判のガラス基板等の板状体を移載装置に搭載すると、移載装置が撓んだり傾斜する可能性がある。また、移載装置の撓みや傾斜は、特に板状体が搭載されている先端側の部位ほど顕著に表れる可能性が高い。
そこで、かかる知見に基づいて提供される請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜5のいずれか1項に記載のラックと、当該ラックに対して板状体を出し入れするための移載装置とを有し、当該移載装置が、ハンド部を有し、当該ハンド部上に板状体を配した状態で上下方向に並んだ棚部材同士の間隙に縦梁に沿う方向に侵入可能なものであり、前記ハンド部は、前記間隙への侵入方向先端側の部位の厚みが、基端部の厚みよりも薄いことを特徴とするラックシステムである。
本発明のラックシステムでは、移載装置のハンド部が棚部材同士の間隙への侵入方向先端側が基端部よりも薄くなっているため、ハンド部上に板状体を配することによってハンド部が下方に撓んだり傾斜しても、ハンド部の侵入方向奥側に存在する棚部材の横梁とハンド部とが干渉するのを回避できる。従って、本発明のラックシステムによれば、上下に並んだ棚部材同士の間隔を最小限に抑制しつつ、移載装置のハンド部が横梁に干渉するのを防止できる。
また、本発明のラックシステムで採用されている移載装置は、ハンド部の先端部の厚みが薄い反面、基端部が先端部よりも厚くなっており、板状体を搭載してもハンド部が撓んだり傾斜するのを防止することができる。従って、本発明のラックシステムは、板状体を搭載した際のハンド部の撓みや傾斜自体も小さく、板状体を搭載した状態でハンド部を棚部材同士の間に干渉することなく出し入れすることができる。
ここで、上記したように、請求項1〜5に記載のラックは、板状体を多数、高密度に配置することができる。そのため、上記請求項1〜5に記載のラックは、いずれも熱処理装置内において熱処理の対象物たる板状の板状体を配置するものとして好適である。
そこで、かかる知見に基づいて提供される請求項7に記載の発明は、板状体を収容して加熱可能な熱処理室を有し、当該熱処理室内に請求項1〜5のいずれかに記載のラックが配されており、当該ラックの側方から前記棚部材に沿って板状体を出し入れ可能であることを特徴とする熱処理装置である。
本発明の熱処理装置は、熱処理室内にラックが配されており、これに板状体を配して熱処理可能な構成とされている。そのため、本発明の熱処理装置は、熱処理室内に多数の板状体を高密度に配置して熱処理できる。
ここで、板状体を移載するために移載装置に搭載すると、板状体の重量により移載装置のハンド部が撓んだり傾斜するため、ハンド部の厚み次第ではラックへの出し入れに支障を来す可能性がある。一方、ハンド部全体の厚みが板状体の重量に対して極端に薄いと、板状体をしっかりと支えることができず、かえって板状体の出し入れに支障を来す可能性がある。
そこで、かかる知見に基づいて提供される請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の熱処理装置と、板状体を熱処理室内に配されたラックに対して出し入れするための移載装置とを有し、当該移載装置が、ハンド部を有し、当該ハンド部上に板状体を配した状態で上下方向に並んだ棚部材同士の間隙に縦梁に沿って侵入可能なものであり、前記ハンド部は、前記間隙への侵入方向先端側の部位の厚みが、基端部の厚みよりも薄いことを特徴とする熱処理システムである。
本発明の熱処理システムでは、移載装置のハンド部が棚部材同士の間隙への侵入方向先端側が基端部よりも薄くなっているため、ハンド部上に板状体を配した際にハンド部が下方に撓んだり傾斜しても、ハンド部の侵入方向奥側に存在する棚部材の横梁とハンド部とが干渉するのを回避できる。従って、本発明の熱処理システムは、上下に並んだ棚部材同士の間隔を最小限に抑制しつつ、移載装置のハンド部が横梁に干渉するのを防止できる。
また、本発明の熱処理システムで採用されている移載装置のハンド部は、先端側の厚みに対して基端側の厚みが厚いため、板状体が重量物であってもこれをしっかりと支持することができる。従って、本発明の熱処理システムは、板状体を搭載した際のハンド部の撓みや傾斜自体も小さく、ハンド部がラックに干渉するのを確実に防止できる。
上記したように、請求項1〜5に記載のラックは、板状体を移載装置によって出し入れ可能な状態で高密度に配置することができる。そのため、上記請求項1〜5のいずれかに記載のラックを上記請求項8に記載の熱処理システムで熱処理装置に対して出し入れする板状の板状体を配置するためのものとして採用すれば、熱処理システムによる板状体の処理能力をより一層向上させることができるものと想定される。
かかる知見に基づいて提供される請求項9に記載の熱処理システムは、熱処理装置の外部に請求項1〜5のいずれかに記載のラックが配されており、移載装置により、熱処理室の外部に配されたラックと、熱処理室内に配されたラックとの間で板状体を移載させることが可能であることを特徴とする請求項8に記載の熱処理システムである。
本発明の熱処理システムは、熱処理装置の外部においてもラックに対して板状体を高密度に配置しておき、必要に応じて移載装置を用いて熱処理室の外に配されたラックと熱処理室の内側に配されたラックとの間で板状体を移載することができる。そのため、本発明によれば、熱処理システムによる板状体の熱処理能力をより一層向上させることができる。
また、本発明の熱処理システムは、熱処理装置の外側においても板状体を高密度に配置することができるため、板状体の保管に要する領域が少なくてすむ。そのため、本発明の熱処理システムは、板状体の保管場所も含めて比較的狭小なスペースにも配置することができる。
本発明によれば、基板等の板状体を高密度に配置可能なラックや、当該ラックを備えたラックシステムに加えて、板状体を高密度に積載して熱処理することが可能な熱処理装置や当該熱処理装置を備えた熱処理システムを提供できる。
続いて、本発明の一実施形態にかかるラック、ラックシステム、熱処理装置、並びに、熱処理システムについて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、上下や前後の位置関係は、特に断りのない限り本実施形態の熱処理装置の通常の使用状態を基準として説明する。すなわち、以下の説明において上下は高さ方向の位置関係を指すものである。また、以下の説明で「手前」および「前」とは、熱処理装置やラックに被加熱物たる基板W(板状体)を出し入れする際に使用される移載装置側の位置、すなわち熱処理装置やラックの正面側を指す。また、「手前」および「前」の逆側(熱処理装置やラックの背面側)の位置を「奥」や「後」と称す。また、以下の説明において、「左右」の位置関係は、熱処理装置やラックを正面側から観察した姿勢を基準とする。
図1において、1は本実施形態の熱処理システムであり、10は本実施形態の熱処理装置である。また、図2において、20は本実施形態のラックシステムである。熱処理システム1は、熱処理装置10とラックシステム20を備えた構成とされている。
熱処理装置10は、断熱性を有する壁面15によって天面および底面と四方とが取り囲まれており、図4に示すように、内部に温調部12と熱処理室13とが設けられた構成とされている。
温調部12は、内部にヒータ16と送風機17とを備えている。温調部12は、フィルター14を介して熱処理室13と隣接しており、熱処理室13と連通している。温調部12は、ヒータ16と送風機17とを作動させることにより、加熱された空気をフィルター14を介して熱処理室13に送り込み、熱処理室13の室内温度を所定温度まで加熱することができる。
熱処理室13は、被加熱物たる基板Wを配置可能な空間である。熱処理室13は、正面側(図1において手前側、図4において下側)に基板Wを出し入れするための換装口18を有し、背面側(図4において上側)にメンテナンス等に備えて開閉可能な扉19を設けた構成とされている。換装口18は、図1に示すように熱処理室13に対して上下方向に4つ、等間隔で設けられている。各換装口18には、シャッター18aが設けられており、シャッター18aを開閉することにより、従来公知のロボットハンド等によって構成される移載装置2を用いて基板Wを熱処理室13に対して出し入れすることができる。
熱処理室13の略中央部には、基板Wを配置するためのラック30が設けられている。ラック30は、図5に示すように、枠部材31を有し、これに対して棚部材40を多数、所定の間隔Dをあけて上下方向に配置した構成とされている。枠部材31は、熱処理室13の底面13a側に略水平に配される底部32と、これに対して上方に立ち上がるように固定された6本の支柱33、並びに、支柱33の上端側において隣接する支柱33,33間を横断するように連結梁35を取り付けて連結した枠状の部材である。
枠部材31の底部32には、熱処理室13の底面13aよりも下方に配された昇降装置(図示せず)の昇降軸36が取り付けられている。枠部材31は、昇降装置を作動させ、昇降軸36を上下方向に伸縮させることにより熱処理室13内で上下動可能な構成とされている。
枠部材31は、本実施形態の熱処理装置10において特徴的な構成を有するものであり、図4や図6、図7に示すように3本の横梁41と5本の縦梁42とを交差するように配して接合すると共に、縦梁42に対して複数の支持ピン43(支持手段)を取り付けたものである。さらに具体的には、棚部材40は、図6に示すように3本の横梁41を所定の間隔yをあけて略平行に配すると共に、この上方に縦梁42を各横梁41に対して略直行するように配し、溶接やろう付け等の手法によって接合した構成とされている。横梁41に対して固定された5本の縦梁42は、それぞれ所定の間隔xをあけて略平行となるように配されている。
横梁41は、図6や図7に示すように断面形状が略「コ」字形で高さh1が幅d1よりも小さい鋼材によって構成されている。また、縦梁42は、横梁41との接合側に設けられた接合面42aと、これに対して高さh2だけ離れた位置に設けられた上面42bと、接合面42aおよび上面42bに対して略垂直な立設面42cとを有し、断面形状が略「コ」字形の鋼材によって構成されている。縦梁42は、接合面42aおよび上面42bの幅d2よりも立設面42cの高さh2の方が大きい。縦梁42は、立設面42cに多数の孔42dを設けることにより軽量化が図られている。
横梁41に対して縦梁42を固定した状態において、縦梁42の側方には図4や図6に示すように縦梁42の長手方向に沿って延びる空間Pが形成されている。空間Pは、熱処理装置1の作動時に後述する移載装置2のハンド部3が出入りするための空間として機能する。
支持ピン43は、図7等に示すように、縦梁42の上面42bに対して略垂直上方に立ち上がるように固定されており、先端が上面42bから高さh3の位置にある。支持ピン43は、図6に示すように縦梁42の両端部分に加えて、縦梁42の長手方向中間部分にも複数(本実施形態では4つ)取り付けられている。縦梁42の中間部分に設けられた支持ピン43は、それぞれ横梁41と縦梁42との交差部C同士の間に設けられている。
棚部材40は、図5や図8に示すように、縦梁42が上方に向く姿勢とされ、上記した枠部材31の6本の支柱33に対して固定具45を介して各横梁41の両端部分が固定され、水平となるように取り付けられている。本実施形態では、棚部材40は、枠部材31に対して上下方向に間隔D(D>h2+h3)毎に30段取り付けられている。
ラック30は、図4に示すように棚部材40の横梁41が熱処理装置10の換装口18が拡がる方向(左右方向)に向き、縦梁42が換装口18の拡がる方向に対して直行する方向(前後方向)に向く姿勢とされ、熱処理室13内に配されている。そのため、熱処理装置10は、昇降軸36を上下動させ、取り出すべき基板Wが配置されている棚部材40や、基板Wを配置すべき棚部材40(以下、必要に応じて目的棚部材40aと称す)と、この上方に配された棚部材40(以下、必要に応じて上方棚部材40bと称す)との間の隙間の位置と、換装口18との位置を調整することにより、後述する移載装置2のハンド部3を隙間に出し入れ可能な状態とすることができる。
熱処理システム1は、上記したように熱処理装置10と、ラックシステム20とを組み合わせて構成されている。ラックシステム20は、図2に示すように、ロボットハンド等によって構成される移載装置2と、ラック25とを備えた構成とされている。ラックシステム20は、上記したラック25と熱処理装置10内に配されたラック30との間を移載装置2のハンド部3が往来することにより、各ラック25,30間で基板Wを移載させることができる。
移載装置2は、従来公知のロボットハンドによって構成されており、熱処理装置10に対して被加熱物たるガラス製の基板Wを出し入れするためのものである。移載装置2は、ハンド部3を備えており、ハンド部3上に基板Wを配することが可能な構成とされている。移載装置2は、図1や図2に矢印で示すように、ハンド部3を上下方向および熱処理装置10やラック25に対して近接離反する方向に自由に移動させることができる。
ハンド部3は、図3に示すように先端側に向かって徐々に肉薄となる先細り状の形状とされている。さらに具体的には、ハンド部3は、表面3a側に基板Wを搭載して熱処理装置10に対して出し入れするものであり、裏面3bがハンド部3の先端部3c側に向かうに従って徐々に表面3a側に近づくように傾斜した形状とされている。さらに詳細には、ハンド部3は、先端部3cの厚さf1が基端部3dの厚さf2よりも薄く(f1<f2)、裏面3bが先端部3cから基端部3dにかけてなだらかに傾斜した形状とされている。すなわち、ハンド部3は、先端部3cの厚さf1が基端部3dの厚さf2よりもf3(f3=f2−f1)だけ薄くなっている。
ラック25は、図2等に示すように、熱処理装置10の外部に配され、予め特定の溶液をガラス板等に塗布した未焼成の基板Wを配置しておいたり、熱処理装置10において焼成され、熱処理室13から取り出された基板Wを配置して放冷したり保管するために使用されるものである。図2に示す熱処理システム1の例では、図示の簡略化のため、ラック25を3台並べて配した構成を例示しているが、さらに多数(例えば数百台)のラック25が配される。ラック25は、熱処理装置10の熱処理室13内に配されたラック30と同一の構成とされている。すなわち、ラック25は、枠部材31の高さ方向に枠部材40を多数、ほぼ等間隔で水平となるように取り付けた構成とされている。
熱処理システム1は、上記したような構成のラックシステム20を用い、熱処理装置10の外部に配されたラック25と、熱処理装置10の熱処理室13内に配されたラック30との間で順次基板Wのやりとり(移載)を行い、熱処理装置10によりラック30の棚部材40に配した基板Wを熱処理室13内に導入された熱風に晒して基板Wを焼成することができる構成とされている。熱処理システム1は、いわゆるタクトシステムを採用したものであり、ラックシステム20を用いてラック30の各棚部材40上に配され焼成が終わった基板Wと、熱処理装置10の外部にあるラック25の棚部材40に配された未焼成状態の基板Wとを移載装置2を用いて入れ替えることにより、基板Wの焼成を連続的に実施できる。以下、本実施形態の熱処理システム1および熱処理装置10の動作について、図面を参照しながら詳細に説明する。
熱処理システム1は、基板Wの焼成(熱処理)に先立ち、図示しない制御装置によって熱処理装置10のヒーター16や送風機17を作動させて熱風を熱処理室13に送り込み、熱処理室13内の温度を所定の熱処理温度に調整する。熱処理室13内の雰囲気温度が所定の熱処理温度(本実施形態では230℃〜250℃)に達すると、熱処理装置10は、基板Wを焼成可能な状態となる。
一方、熱処理装置10の制御装置は、昇降装置を作動させることにより、ラック30を上下動させ、目的棚部材40aおよびこの上方に位置する上方棚部材40bの間に形成された空間Pと、基板Wの出し入れを行う換装口18との上下位置を調整する。また、熱処理装置10におけるラック30の位置調整を行っている間、移載装置2のハンド部3は、ラック25側に移動し、熱処理装置10内に導入すべき未焼成の基板Wが配置されている棚部材40の縦梁42,42間に形成された空間Pに、縦梁42に沿って差し込まれる。そして、ハンド部3がラック25の奥側まで到達すると、ハンド部3が上方に持ち上げられ、その後水平姿勢を保った状態でラック25の手前側に引き抜かれる。これにより、移載装置2のハンド部3の表面3aに未焼成状態の基板Wが配置(搭載)され、熱処理装置10に対して投入するための準備が整った状態になる。
目的棚部材40aと換装口18との上下位置の調整が完了すると、昇降装置が一時的に停止し、シャッター18aが開く。また、シャッター18aが開くと、基板Wを搭載した移載装置2のハンド部3が図4に二点鎖線で示すように目的棚部材40を構成する縦梁42,42間に形成された空間Pに、縦梁42に沿って差し込まれる。その後、図9に示すようにラック30の奥側(図9において右側)までハンド部3が差し込まれ、基板Wが支持ピン43上に配置されると、ハンド部3が縦梁42に沿って空間Pから抜き出される。その後、換装口18に取り付けられたシャッター18aが閉じ、ラック30が上下動を再開する。
このようにして、熱処理装置10の外部に配されたラック25から熱処理装置10内に配されたラック30を構成する各棚部材40上に順次移載された基板Wは、所定時間にわたって熱処理室13内において高温雰囲気下にさらされ、焼成される。基板Wは、熱処理室10への投入後、所定時間が経過して焼成が完了すると、上記したのと同様にして換装口18から差し込まれた移載装置2のハンド部3によって取り出され、熱処理装置10の外にあるラック25にある未焼成状態の基板Wと交換される。
さらに具体的には、焼成が完了した基板Wを取り出す際は、昇降軸36を伸縮させ、基板Wが搭載されている棚部材40(目的棚部材40a)を換装口18の位置まで移動させる。そして、目的棚部材40aと換装口18との位置合わせが完了すると、シャッター18aが開き、移載装置2のハンド部3が目的棚部材40aと上方棚部材40bとの間に形成された空間内であって、基板Wよりも下方の領域に差し込まれる。そして、ハンド部3が目的棚部材40aの奥側まで差し込まれた状態において、ハンド部3が上昇し、焼成済みの基板Wがハンド部3によって持ち上げられる。その後、ハンド部3が手前側に移動し、換装口18から基板Wが取り出される。このようにして焼成済みの基板Wの取り出しが完了すると、上記したのと同様の手順で未焼成状態の基板Wが目的棚部材40a上に差し込まれる。熱処理システム1は、上記したような手順で熱処理装置10に対する基板Wの出し入れを繰り返し、基板Wの焼成を行う。
上記したように、本実施形態の熱処理システム1において採用されている熱処理装置10では、ラック25,30を構成する棚部材40が3本の横梁41間を縦梁42で連結した構成とされているため、棚部材40の剛性が高く、棚部材40に対して大判の基板Wを配置しても基板Wが撓んだり、撓みのばらつきが発生する可能性が低い。また、本実施形態で採用されている棚部材40は、縦梁42に多数の支持ピン43が取り付けられており、縦梁42と横梁41との交差部C,C間に相当する位置にも支持ピン43が取り付けられているため、基板W全体を部位によらず略均一に支持することができ、基板Wの撓みの発生や、撓みのばらつきを最小限に抑制できる。そのため、本実施形態の熱処理装置10では、棚部材40同士の間隔Dが基板Wの出し入れに必要な最小限の大きさに抑制されている。
さらに、熱処理装置10において採用されている棚部材40は、横梁41の上方に縦梁42が交差するように配され接合されており、上下方向に隣接する棚部材40同士の間であって縦梁42の側方に、縦梁42に沿って延びる空間Pが形成されている。そして、この空間Pが移載装置2のハンド部3の作動領域の一部として利用されており、これによっても上下に並ぶ棚部材40,40間の間隔Dが最小限に抑制されている。
また、これに加えて、本実施形態の熱処理システム1では、棚部材40,40間の間隔Dを最小限にすべく、移載装置2のハンド部3を基端部3d側から先端部3c側に向かうにつれて裏面3b側が徐々に肉薄になる形状とされている。さらに具体的には、ハンド部3をラック30の目的棚部材40aと上方棚部材40bとの間に形成された隙間に差し込む場合、ハンド部3は、この隙間の高さ(間隔D)の略中央位置に差し込まれる。この際、図9のようにハンド部3を先端部3cがラック30の奥側に到達するまで差し込むと、基端部3dが棚部材40の手前側の端部近傍に到達する。この状態において、ハンド部3に搭載された基板Wと上方棚部材40bの横梁41の底面との間隔、並びに、ハンド部3の基端部3dと目的棚部材40aの横梁41の表面との間隔は、略同一(A)であるが、先端部3cと目的棚部材40aの横梁41の表面との間隔は、基端部3d側よりもf3だけ広くなっている。そのため、ハンド部3が多少撓んだり、下方に傾斜しても目的棚部材40aと干渉することなく基板Wの出し入れを行うことができる。また、上記したように熱処理装置10の外部に配されたラック25についても上記したラック30と同様の構成とされているため、基板Wを搭載したハンド部3が撓んだり傾斜したとしてもラック30を構成する棚部材40と干渉することなく基板Wの出し入れを行うことができる。従って、本実施形態の熱処理装置10は、仮に基板Wをハンド部3に搭載した状態において、ハンド部3がある程度撓んだり下方に傾くような場合であっても、ラック25やラック30を構成する棚部材40,40間の間隔Dを必要以上に大きく取る必要がない。そのため、ラック25,30は、棚部材40,40の間隔Dが最小限に抑制され、基板Wを移載装置2により容易に出し入れ可能な状態で高密度に配置することができる。
上記したように、本実施形態の熱処理システム1を構成する熱処理装置10やラックシステム20では、ラック25,30を構成する棚部材40の構造や移載装置2のハンド部3の構造により、棚部材40,40間の間隔Dが必要最小限に抑制されている。そのため、熱処理システム1や熱処理装置10は、基板Wをラック30に高密度に配置し、一度に大量の基板Wを熱処理することができる。
上記実施形態の熱処理システム1や熱処理装置10、ラックシステム20、ラック25,30は、それぞれ本発明の一実施形態を示したものに過ぎず、適宜異なる構造とすることも可能である。さらに具体的には、例えば、上記実施形態では、移載装置2のハンド部3の形状を先細り形状としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、基端部3d側から先端部3c側にかけて厚みが略均一の構成であってもよい。また、ハンド部3は、基端部3d側の部分から先端部3c側に向けてなだらかに厚みが薄くなる構成であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば先端部3c側の部位だけが基端部3d側の部位の厚みよりも薄い形状であってもよい。
また、上記実施形態では、図6等に示すような構造の棚部材40を採用した例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば棚部材40に代わって、図10に示す棚部材50のように、棚部材40において縦梁42の長手方向両端側に接合されていた横梁41,41(以下、必要に応じて、熱処理装置10の手前側の横梁41を横梁41a、奥側の横梁41を横梁41bと称す)を縦梁42の長手方向中央側にずれた位置に固定した構成のものを採用してもよい。かかる構成とした場合は、基板Wの出し入れをすべく棚部材40,40同士の隙間に移載装置2のハンド部3を差し込んだ際に、横梁41a,41bが先端部3cおよび基端部3dが位置する部分よりも縦梁42の中央側に偏在した状態となる。
すなわち、このような構成とした場合は、図10にハッチングで示すように、縦梁42の側方に形成された空間Pのうち、基板Wの出し入れ方向手前側および奥側(縦梁42の長手方向両端側)の領域に干渉防止部51,52が形成される。そして、横梁41a,41bが、干渉防止部51,52を外れ、それぞれ縦梁42の両端から長手方向中心側に長さh,iだけ外れた位置に偏在した状態となる。そのため、仮にこの状態でハンド部3が撓んだり、下方に傾斜するようなことがあってもハンド部3が棚部材40の横梁41に干渉することがない。
さらに、棚部材50を用いてラック25,30を構成した場合は、ラック25,30に対するハンド部3の侵入方向手前側の横梁41aが奥側にずれた構成とされている分だけ、肉厚とされている基端部3d側の部分を上記した棚部材40を用いてラック25,30を構成した場合よりもラック25,30の奥側に侵入させることができる。また、棚部材50を用いてラック25,30を構成した場合は、基板Wの出し入れに際してラック25,30に対してハンド部3を差し込んだ状態において、ハンド部3の基端部3dよりも肉薄である先端3c側に離れた位置に横梁41aが設置された状態となる。そのため、上記した棚部材50によってラック25,30を構成すれば、上下に並ぶ棚部材50,50の間隔(ピッチ)を狭くしても、ハンド部3と横梁41aとの干渉が起こらない。従って、図10に示すような棚部材50を採用すれば、棚部材40,40同士の間隔をより一層狭くすることができ、熱処理システム1や熱処理装置10、ラック25,30をコンパクト化することができる。
図10に示す棚部材50は、基板Wを搭載した際のハンド部3の撓みや傾斜を考慮して横梁41a,41bの双方の位置を調整した構成であったが、基板Wをハンド部3に搭載した際に最も大きく傾くのは先端部3c側であり、基端部3d側はさほど大きく傾斜しない可能性が高い。そのため、ラック25やラック30は、棚部材50のように基板Wの侵入方向手前側および奥側の横梁41a,41bの双方を縦梁42の長手方向中央側に偏在させるのではなく、奥側に配される横梁41bだけを縦梁42の長手方向中央側に偏在させた構成としたり、奥側の横梁41bを手前側の横梁41aよりも縦梁42の中央側に近い位置に配した構成としてもよい。
すなわち、図10に示す例において、ラック25やラック30の手前側に設けられていた干渉防止部51を省略し、縦梁42(ラック25,30)の手前側の端部近傍に横梁41aを配した構成としたり、縦梁42の奥側の端部から横梁41bの取り付け位置までの長さiを、縦梁42の手前側の端部から横梁41aの取り付け位置までの長さhよりも大きくとってもよい。
また逆に、ラック25やラック30は、手前側に配される横梁41aだけを縦梁42の長手方向中央側に偏在させた構成としたり、手前側の横梁41aを奥側の横梁41bよりも縦梁42の中央側に近い位置に配した構成としてもよい。すなわち、図10に示す例において、ラック25やラック30の奥側に設けられていた干渉防止部52を省略し、縦梁42(ラック25,30)の奥側の端部近傍に横梁41bを配した構成としたり、縦梁42の手前側の端部から横梁41aの取り付け位置までの長さhを、縦梁42の奥側の端部から横梁41bの取り付け位置までの長さiよりも大きくとってもよい。かかる構成とすれば、ラック25,30の手前側に干渉防止部51を設けた分だけ上下に並ぶ棚部材50同士の間隔を抑制しつつ、移載装置2のハンド部3をラック25,30の奥側まで差し込むことが可能となる。そのため、ラック25,30の手前側にのみ干渉防止部51を設けることによっても、基板Wを上下方向に高密度に配置可能な構成とすることができる。
上記した図10に示す例では、ラック25,30(棚部材50)の全幅にわたって手前側および奥側の横梁41a,41bが縦梁42の長手方向中央側に偏った位置に取り付けられた構成であったが、本発明はこれに限定されるものではない。さらに具体的には、上記実施形態では、各縦梁42の側方に形成された空間Pの全てが移載装置2のハンド部3の作動領域となる構成であったが、ハンド部3が図11〜図13に二点鎖線で示すように全ての空間Pのうちの一部のみにおいて作動する場合がある。
すなわち、図11〜図13に示す例では、棚部材55の幅方向両端に形成された空間P(P1,P4)についてはハンド部3の作動領域として機能するが、中央部に形成された空間P(P2,P3)についてはハンド部3の作動領域として機能しない。そのため、空間P2,P3については、基板Wの出し入れの際にハンド部3が撓むなどしても横梁41aや横梁41bと干渉しないものと想定される。すなわち、空間P2,P3の延長上において、横梁41aや横梁41bは縦梁42の長手方向両端部分に設置されていても基板Wの移載時にハンド部3の作動上の支障とならない。
そこで、上記したような場合は、図11〜13に示すように、ハンド部3の作動領域として機能する空間P(P1,P4)の延長上に存在する横梁41a,41bのいずれか一方または双方を縦梁42の長手方向中央側にずらした位置に設けると共に、ハンド部3の作動領域として機能しない空間P(P2,P3)の延長上に存在する横梁41a,41bについて縦梁42の両端部分に配した構成としてもよい。
なお、図10〜図13に示すように、横梁41aや横梁41bを縦梁42の長手方向両端側から中央側に偏った位置に設ける場合、横梁41a,41bは、縦梁42の全長に対して1/3〜1/5程度の長さだけ縦梁42の端部から偏った位置に取り付けることが望ましい。かかる構成とすれば、棚部材50や棚部材55〜57の剛性を維持しつつ、ラック25,30に棚部材50を組み付けた際に上下方向に隣接する棚部材50,55〜57同士の間隔を最小限に抑制することができる。
上記した棚部材40,50は、いずれも横梁41と縦梁42とを上下に積み重ね、交差位置Cで接合した構成であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図14に示す棚部材60のように、平行に配された隣接する横梁41,41間を、この間隔gに相当する長さの縦梁61で連結した構成としてもよい。かかる構成とした場合についても、棚部材60は剛性が高く、棚部材60に対して基板Wを配置しても撓んだり、撓みのばらつきが発生するのを抑制でき、棚部材60,60の間隔を抑制できる。なお、図14に示す棚部材60は、横梁41,41間を縦梁61で連結した構成であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記した縦梁42を複数平行に配し、縦梁42,42間をこの間隔に相当する長さの横梁で連結した構成としてもよい。
また、図14に示すように、棚部材60を構成する横梁41と縦梁61とを略同一の厚みとする場合は、移載装置2のハンド部3が侵入可能な空間を確保すべく、支持ピン43の高さを図6に示す棚部材40や図10に示す棚部材50で採用されていたものよりも高くする等の方策をとることが望ましい。
上記した熱処理システム1は、熱処理装置10に加えてラックシステム20を備えた構成であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、ラックシステム20を備えていない構成であってもよい。また、上記実施形態の熱処理システム1は、ラックシステム20において、熱処理装置10内に配されたラック30と略同一の構成のラック25を熱処理装置25の外部に配した構成であったが、例えばラック25に代わって従来公知のラックを配した構成としてもよい。
上記実施形態においてラック25は、熱処理装置10の外部に静止した状態で配され、使用されるものであったが、本発明はこれに限定されるものではない。さらに具体的には、ラック25は、例えば熱処理装置10内に配されたラック30と同様に必要に応じて上下動したり、車輪(キャスター)を取り付けるなどして前後左右に移動可能な構成としてもよい。また、上記実施形態では、説明の簡略化のため3個のラック25が熱処理装置10の外部に配された構成を例示したが、さらに多数のラック25を配した構成としてもよい。
1 熱処理システム
2 移載装置
3 ハンド部
3b 裏面
3c 先端部
3d 基端部
10 熱処理装置
13 熱処理室
30 ラック
31 枠部材
40,50,55,56,57,60 棚部材
41 横梁
42,61 縦梁
43 支持ピン(支持手段)
W 基板(被加熱物)
C 交差部
P 空間
2 移載装置
3 ハンド部
3b 裏面
3c 先端部
3d 基端部
10 熱処理装置
13 熱処理室
30 ラック
31 枠部材
40,50,55,56,57,60 棚部材
41 横梁
42,61 縦梁
43 支持ピン(支持手段)
W 基板(被加熱物)
C 交差部
P 空間
Claims (9)
- 板状体を配置可能な棚部材が上下方向に複数設けられたラックであって、
側方から棚部材に沿って前記板状体を出し入れ可能なものであり、
前記棚部材が、ラックに対する板状体の出し入れ方向に対して交差する方向に延びる複数の横梁と、前記出し入れ方向に沿って延びる縦梁とを有し、当該縦梁によって2以上の横梁が連結されており、
上下方向に隣接する棚部材同士の間であって、縦梁の側方に、縦梁に沿って延び、板状体を出し入れするための移載装置の作動領域として機能する空間が形成されていることを特徴とするラック。 - 板状体を配置可能な棚部材が上下方向に複数設けられたラックであって、
側方から棚部材に沿って前記板状体を出し入れ可能なものであり、
前記棚部材が、ラックに対する板状体の出し入れ方向に対して交差する方向に延びる複数の横梁と、前記出し入れ方向に沿って延びる縦梁とを有し、当該縦梁によって2以上の横梁が連結されており、
上下方向に隣接する棚部材同士の間であって縦梁の側方に、縦梁に沿って延び、板状体を出し入れするための移載装置の作動領域として機能する空間が形成されており、
当該空間の前記出し入れ方向手前側に干渉防止領域が設けられており、
当該干渉防止部を外れた位置に横梁が配されていることを特徴とするラック。 - 干渉防止部が、板状体の出し入れ方向手前側から縦梁の長手方向1/3〜1/5の長さにわたって形成されていることを特徴とする請求項2に記載のラック。
- 縦梁に、板状体を下方から支持可能な支持手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のラック。
- 板状体の出し入れ方向奥側に配された横梁が、板状体の出し入れ方向奥側の側面より手前側に外れた位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のラック。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のラックと、
当該ラックに対して板状体を出し入れするための移載装置とを有し、
当該移載装置が、ハンド部を有し、当該ハンド部上に板状体を配した状態で上下方向に並んだ棚部材同士の間隙に縦梁に沿う方向に侵入可能なものであり、
前記ハンド部は、前記間隙への侵入方向先端側の部位の厚みが、基端部の厚みよりも薄いことを特徴とするラックシステム。 - 板状体を収容して加熱可能な熱処理室を有し、
当該熱処理室内に請求項1〜5のいずれか1項に記載のラックが配されており、
当該ラックの側方から前記棚部材に沿って板状体を出し入れ可能であることを特徴とする熱処理装置。 - 請求項7に記載の熱処理装置と、
板状体を熱処理室内に配されたラックに対して出し入れするための移載装置とを有し、
当該移載装置が、ハンド部を有し、当該ハンド部上に板状体を配した状態で上下方向に並んだ棚部材同士の間隙に縦梁に沿って侵入可能なものであり、
前記ハンド部は、前記間隙への侵入方向先端側の部位の厚みが、基端部の厚みよりも薄いことを特徴とする熱処理システム。 - 熱処理装置の外部に請求項1〜5のいずれか1項に記載のラックが配されており、
移載装置により、熱処理室の外部に配されたラックと、熱処理室内に配されたラックとの間で板状体を移載させることが可能であることを特徴とする請求項8に記載の熱処理システム。
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