JP2007329045A - リレー故障診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リレーの故障を診断する故障診断において、診断精度の向上を図る。
【解決手段】高電圧システム10は、少なくとも、駆動モータ11と、二次電池13と、高電圧経路14とを含む。第1のリレー15〜17は、自己の開閉状態に応じて、高電圧経路14を介した駆動モータ11と二次電池13との間の接続を遮断可能なリレーである。絶縁抵抗センサ30は、高電圧経路14に接続されており、高電圧システム10と接地電位との間の絶縁抵抗を検出するカップリングコンデンサ型のセンサである。状態変化部21は、高電圧経路14において、第1のリレー15〜17を介して絶縁抵抗センサ30と対向する側に接続されており、高電圧システム10と接地電位との間の静電容量または絶縁抵抗を変化させる。故障診断部41は、第1のリレー15〜17の故障診断を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、リレーの故障を診断するリレー故障診断装置に関する。
電気自動車や燃料電池自動車といった高電圧システムを搭載する車両では、漏電による弊害が大きく、安全性を考慮してアースには接続されていないため、漏電を防止するために、絶縁抵抗を検出する必要がある。そのため、高電圧システム(高電圧電池など)と、この高電圧システムと絶縁されたグランド(車体ボディ)との間の絶縁抵抗を検出する絶縁抵抗検出装置が知られている。この絶縁抵抗検出装置では、矩形波信号を、検出抵抗およびカップリングコンデンサを介して高電圧システムに出力し、カップリングコンデンサ−検出抵抗間における接続点の電圧の変動に基づいて、絶縁抵抗が検出される。
例えば、特許文献1によれば、高電圧システムのリレーが開固着している或いは閉固着しているか否かを検知するために、絶縁抵抗検出装置の出力値を用いる診断手法が開示されている。かかる手法によれば、各部のリレーのオン・オフの組み合わせにおける、絶縁抵抗検出装置の出力値を記憶しておき、その出力値が予め記憶された値(各リレーがオンとなった状態のインピーダンス相当の値)となっている場合には、リレーが正常であると診断され、その出力値が予め記憶された値ではない場合には、リレーが異常(故障)であると診断される。
特開2005−149843号公報
しかしながら、特許文献1に開示された手法によれば、高電圧システムの経路に存在する装置が経年劣化によって絶縁抵抗が劣化するなどした場合、予め見積もったインピーダンスに基づいて診断を行っているため、これが誤差となり誤診断に繋がるおそれがある。また、高電圧システムが燃料電池を備えているケースでは、燃料電池の液水の抵抗、インピーダンスが、気温等の環境条件により変動するため、診断の精度を確保することが難しいという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、リレーの故障を診断する故障診断において、診断精度の向上を図ることである。
かかる課題を解決するために、本発明は、高電圧システムと、第1のリレーと、絶縁抵抗センサと、状態変化部と、故障診断部とを有するリレー故障診断装置を提供する。ここで、高電圧システムは、少なくとも、負荷と、二次電池と、負荷および二次電池の間を電気的に接続する高電圧経路とを含む。第1のリレーは、自己の開閉状態に応じて、高電圧経路を介した負荷と二次電池との間の接続を遮断可能なリレーである。絶縁抵抗センサは、高電圧経路に接続されており、高電圧システムと接地電位との間の絶縁抵抗を検出するカップリングコンデンサ型のセンサである。状態変化部は、高電圧経路において、第1のリレーを介して絶縁抵抗センサと対向する側に接続されており、高電圧システムと接地電位との間の静電容量または絶縁抵抗を変化させる。故障診断部は、第1のリレーの故障診断を行う。
ここで、故障診断部は、閉固着診断手段と、開固着診断手段と、判定手段とを有している。閉固着診断手段は、第1のリレーに対して開状態を指示した状態において、絶縁抵抗センサによって検出される絶縁抵抗と、状態変化部によって静電容量または絶縁抵抗を変化させた場合に絶縁抵抗センサによって検出される絶縁抵抗との差に基づいて、第1のリレーの閉固着を診断する。開固着診断手段は、第1のリレーに対して開状態を指示した状態において絶縁抵抗センサによって検出される絶縁抵抗と、第1のリレーに対して閉状態を指示した状態において絶縁抵抗センサによって検出される絶縁抵抗との差に基づいて、第1のリレーの開固着を診断する。判定手段は、閉固着診断手段によって第1のリレーが閉固着していないと診断され、かつ、開固着診断手段によって第1のリレーが開固着していないと診断されたことを条件として、第1のリレーが故障していないと判定する。
本発明によれば、第1のリレーの閉固着の診断、開固着の診断を行い、第1のリレーが閉固着していないと診断され、かつ、開固着していないと診断されたことを条件として、第1のリレーが故障していないと判定される。これにより、閉固着および開固着の両者を総合的に評価した診断を行うことができるので、故障診断の精度向上を図ることができる。さらに、個々の診断においては、絶縁抵抗センサの出力の相対的な比較(すなわち、両者の出力に差があるか否か)によって診断を行うことができる。そのため、インピーダンスや、絶縁抵抗が経年変化した場合でも、精度よく診断を行うことができる。
図1は、本発明の実施形態にかかるリレー故障診断装置が適用された燃料電池車両の構成図である。本実施形態にかかるリレー故障診断装置は、燃料ガスと酸化剤ガスとの化学反応により発電を行う燃料電池システムを、車両の駆動源として搭載している燃料電池自動車に対して適用されている。
リレー故障診断装置は、高電圧が印加される高電圧システム10と、高電圧システム10と接地電位との間の絶縁抵抗を検出する絶縁抵抗センサ30と、制御部40とを主体に構成されている。
高電圧システム10は、車両の車輪に駆動力を与える駆動モータ11、電力を発生する燃料電池12、燃料電池12からの発電電力を充電したり、電力を放電して駆動モータ11に供給したりする二次電池13、および、これらの高電圧補機を電気的に接続する高電圧経路14とを含む。駆動モータ11、燃料電池12、二次電池13および高電圧経路14を含む高電圧システム10は、絶縁抵抗によって、車体ボディ(グランド)と電気的に絶縁されている。
高電圧システム10には、自己の開閉状態に応じて、高電圧経路14を介した駆動モータ11と二次電池13との間の接続を遮断可能なリレー15〜17が設けられている。プラス側メインリレー15は、高電圧経路14において、二次電池13のプラス極側に設けられており、マイナス側メインリレー17は、二次電池13のマイナス極側に設けられている。また、高電圧システム10には、プラス側メインリレー15と並列にシステム充電リレー16が設けられている。さらに、高電圧経路14と燃料電池12との間には、自己の開閉に応じて、高電圧経路14と燃料電池12との間の接続を遮断可能な燃料電池遮断リレー18が設けられている。プラス側メインリレー15、システム充電リレー16、マイナス側メインリレー17および燃料電池遮断リレー18の開閉状態は、後述する制御部40によってそれぞれ制御される。
図2は、絶縁抵抗センサ30を示すブロック図である。絶縁抵抗センサ30は、高電圧システム10と接地電位(車体ボディ(グランド)の電位)との間の絶縁抵抗を検出するカップリングコンデンサ型のセンサである。絶縁抵抗センサ30は、矩形波発生手段31と、検出抵抗32と、カップリングコンデンサ33と、変動検出手段34と、絶縁抵抗算出手段35とで構成されている。
矩形波発生手段31は、デューティ比50%の所定周波数の矩形波信号(パルス信号)を発生し、これを、検出抵抗32およびカップリングコンデンサ33を介して、高電圧経路14に出力する(本実施形態では、高電圧経路14上の各リレー15〜17を介して二次電池13側に出力する)。高電圧システム10は、絶縁抵抗を介してグランドと絶縁されている関係上、高電圧経路14に矩形波信号を出力することにより、この矩形波信号は、検出抵抗32およびカップリングコンデンサ33を介して、絶縁抵抗に出力される。ここで、矩形波発生手段31としては、例えば、発信回路を用いることができる。また、検出抵抗32およびカップリングコンデンサ33は、互いに直列に接続されて、矩形波発生手段31から高電圧経路14にかけて検出抵抗32、カップリングコンデンサ33の順に並んでいる。
変動検出手段34および絶縁抵抗算出手段35としては、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェースを主体に構成されるマイクロコンピュータを用いることができる。ただし、変動検出手段34および絶縁抵抗算出手段35は、後述するこれらの機能をマイクロコンピュータの演算処理によって実現するのみならず、演算回路を用いてその機能を実現してもよい。
変動検出手段34は、検出抵抗32とカップリングコンデンサ33との間における接続点Pの電圧を検出し、この検出された電圧の変動を検出する。具体的には、変動検出手段34は、所定のサンプリング周期(本実施形態では、矩形波パルスの発信周期)に対応する接続点Pの電圧の推移における高位側のピーク電圧となるタイミング(以下「高位側ピークタイミング」という)と、低位側のピーク電圧となるタイミング(以下「低位側ピークタイミング」という)を検出する。ここで、高位側のピーク電圧は、一周期相当の矩形波信号の最大電圧(電圧レベルの高い側)に対応する接続点Pの電圧であり、低位側のピーク電圧は、一周期相当の矩形波信号の最小電圧(電圧レベルの低い側)に対応する接続点Pの電圧である。検出された高位側ピークタイミングおよび低位側ピークタイミングは、絶縁抵抗算出手段35に出力される。
絶縁抵抗算出手段35は、変動検出手段34によって検出された高位側ピークタイミングおよび低位側ピークタイミングにおける、検出抵抗32とカップリングコンデンサ33との間における接続点Pの電圧(すなわち、高位側および低位側のピーク電圧)に基づいて、絶縁抵抗を算出する。接続点Pにおける電圧変動の振幅、すなわち、高位側のピーク電圧と低位側ピーク電圧との差は、絶縁抵抗と相関がある。一般に、振幅が大きいほど絶縁抵抗が大きくなる特性を有する。この特性をあらかじめ調べておくことで、絶縁抵抗算出手段35は、高位側および低位側のピーク電圧から絶縁抵抗RVを算出する。算出された絶縁抵抗RVは、制御部40に対して出力される。
制御部40は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェースを主体に構成されているマクロコンピュータを用いることができる。制御部40は、ROM内に格納されている制御プログラムに従い、車両の運転状態に関する各種の演算処理を行う。
本実施形態との関係において、制御部40は、故障診断部41を有する。この故障診断部41は、高電圧経路14を介した駆動モータ11と二次電池13との間の接続を遮断可能なリレー、すなわち、プラス側メインリレー15、システム充電リレー16およびマイナス側メインリレー17を診断対象として(以下、これらのリレーを総称して「診断対象リレー」という)、絶縁抵抗センサ30が検出する絶縁抵抗に基づいて、高電圧システム10内の診断対象リレー15〜17の故障診断を行う。このような故障診断を行うために、制御部40には、絶縁抵抗センサ30からの検出信号RV、および、高電圧システム10の電圧をシステム電圧として検出する電圧センサ22からの検出信号が入力されている。
故障診断部41は、以下に示す3つの機能を担う。第1に、故障診断部41は、診断対象リレー15〜17に対して閉状態を指示した状態において、絶縁抵抗センサ30によって検出される絶縁抵抗と、燃料電池遮断リレー18を開状態から閉状態に切り換えた場合に絶縁抵抗センサ30によって検出される絶縁抵抗との差に基づいて、診断対象リレー15〜17の閉固着を診断する(閉固着診断)。ここで、閉固着は、要着等によってリレーが閉じたまま(オンのまま)固着してしまう状態である。
第2に、故障診断部41は、診断対象リレー15〜17に対して閉状態を指示した状態において絶縁抵抗センサ30によって検出される絶縁抵抗と、診断対象リレー15〜17に対して開状態を指示した状態において絶縁抵抗センサ30によって検出される絶縁抵抗との差に基づいて、診断対象リレー15〜17の開固着を診断する(開固着診断)。ここで、開固着は、リレーが開いたまま(オフのまま)固着してしまう状態である。
第3に、故障診断部41は、閉固着診断において診断対象リレー15〜17が閉固着していないと診断され、かつ、開固着診断において診断対象リレー15〜17が開固着していないと診断されたことを条件として、診断対象リレー15〜17が故障していないと判定する。
本実施形態において、燃料電池12および燃料電池遮断リレー18は、高電圧経路14において、上述した各リレー15〜17を介して絶縁抵抗センサ30と対向する側に接続されている。この場合、燃料電池12および燃料電池遮断リレー18は、燃料電池遮断リレー18の開閉状態を切り換えることにより、高電圧システムと接地電位との間の静電容量または絶縁抵抗を変化させる状態変化部21として機能する。
図3は、本実施形態にかかる故障診断処理の手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、所定の間隔毎に呼び出され、制御部40によって実行される。まず、ステップ1(S1)において、診断条件、すなわち、診断を実行するための条件が成立したか否かが判断される。本実施形態では、診断対象リレー15〜17の診断を、この診断対象リレー15〜17によって二次電池13と接続される駆動モータ11が動作を開始する以前に行うこととする。そこで、駆動モータ11が動作を開始することを前提に、例えば、車両の起動時、駆動モータ11に電源が投入されることを前提に、この診断条件が成立し、これ以外のタイミングでは、診断条件は成立しない。このステップ1において肯定判定された場合、すなわち、診断条件が成立している場合には、ステップ2(S2)に進む。一方、ステップ1において否定判定された場合、すなわち、診断条件が成立していない場合には、ステップ2以降の処理をスキップして、本ルーチンを抜ける。
図4は、ステップ2における閉固着診断の処理手順を示すフローチャートである。まず、ステップ10(S10)において、診断対象リレー15〜17および燃料電池遮断リレー18がオフされる。すなわち、故障診断部41は、診断対象リレー15〜17および燃料電池遮断リレー18に対して開状態を指示する。ステップ11(S11)において、ステップ10においてリレー15〜18に対して閉状態を指示したタイミングから所定時間t1経過後の絶縁抵抗RV11を絶縁抵抗センサ30から取得する。取得した絶縁抵抗RV11は、メモリ(RAM)に格納される。ここで、時間t1は、実験やシミュレーションを通じて、絶縁抵抗センサ30の反応速度を予め調査しておき、センサの応答が安定するのに要する時間が設定されている。なお、本実施形態の絶縁抵抗センサ30のように、コンデンサカップリング型のセンサでは、応答が速いもので、数100msec程度で応答が安定するため、時間t1は、例えば、500msec〜1secの間で設定することができる。
ステップ12(S12)において、燃料電池遮断リレー18がオンされる。すなわち、故障診断部41は、燃料電池遮断リレー18に対して閉状態を指示する。ステップ13(S13)において、ステップ12において燃料電池遮断リレー18に対して開状態を指示したタイミングから所定時間t1経過後の絶縁抵抗RV12を絶縁抵抗センサ30から取得する。取得した絶縁抵抗RV12は、メモリ(RAM)に格納される。
ステップ14(S14)において、絶縁抵抗RV11,RV12を比較し、両者の差(絶対値)が第1の抵抗判定値DRV1よりも大きいか否かが判定される。ここで、先のステップ11,13において取得された絶縁抵抗RV11,RV12の間に、第1の抵抗判定値DRV1よりも大きな差がある場合には、診断対象リレー15〜17のいずれかのリレーが閉固着(溶着)していると診断する。なぜならば、診断対象リレー15〜17のいずれもが閉固着していない場合、この診断対象リレー15〜17よりも下流(すなわち、絶縁抵抗センサ30よりも遠い側)の状態が変わったとしても、絶縁抵抗センサ30の出力は変わらないからである。具体的には、下流の状態が変わる場合、すなわち、燃料電池遮断リレー18が開状態から閉状態へと切り換えられた場合、高電圧システム10と接地電位との間の浮遊容量は変化する。そのため、仮に、診断対象リレー15〜17のいずれかに閉固着が発生していれば、絶縁抵抗センサ30はその変化を検知することとなる。すなわち、診断対象リレー15〜17が故障診断部41の開指示に従って開状態(オフ)になっていれば、絶縁抵抗センサ30は、浮遊容量の変化を検知することができない。
なお、閉固着がない場合に絶縁抵抗センサ30の出力が変わらないのであれば、第1の抵抗判定値DRV1は「0」に設定することができる。しかしながら、センサ出力のノイズや、サンプリングタイミングによって、絶縁抵抗センサ30の値に微少な変化が生じることを考慮して、第1の抵抗判定値DRV1には、診断対象リレー15〜17のいずれかに閉固着が発生していると見なせる程度の絶縁抵抗RV11,RV12の差が、実験やシミュレーションを通じて設定されている。ここで、絶縁抵抗センサ30によるサンプリングは、数msecから数secまでの間の平均とすることにより第1の抵抗判定値DRV1を小さな値に設定することができ、閉固着の診断性能の向上を図ることができる。すなわち、第1の抵抗判定値DRV1は、検知に要する時間の短縮と、診断性能の向上との両立を図る観点から決定すればよい。
ステップ14において否定判定された場合、すなわち、絶縁抵抗RV11,RV12の差が第1の抵抗判定値DRV1以下の場合には(|RV11−RV12|≦DRV1)、ステップ15(S15)に進む。一方、ステップ14において肯定判定された場合、すなわち、絶縁抵抗RV11,RV12の差が第1の抵抗判定値DRV1よりも大きい場合には(|RV11−RV12|>DRV1)、ステップ16(S16)に進む。
ステップ15において、制御部40のバックアップROMの所定アドレスに、診断対象リレー15〜17に閉固着がないことを示すフラグがセットされ(診断結果:OK)、本ルーチンを抜ける。一方、ステップ16において、制御部40のバックアップROMの所定アドレスに、診断対象リレー15〜17のいずれかのリレーに閉固着が発生していることを示すフラグがセットされる(診断結果:NG)。そして、ステップ16に続くステップ17において、閉固着している箇所(診断対象リレー15〜17)を検知する閉固着箇所検知処理を行った後に、本ルーチンを抜ける。
図5は、ステップ17における閉固着箇所検知の処理手順を示すフローチャートである。まず、ステップ20(S20)において、高電圧システム10の起動準備が完了しかた否かが判断される。本実施形態では、後述するように、システム充電リレー16に対して閉状態を指示することにより、閉固着箇所の検知を行う。この際、仮に、マイナス側メインリレー17が閉固着していた場合には、システム充電リレー16のオンに伴い、高電圧経路14に電力が供給され、高電圧システム10が起動することとなる。そのため、高電圧システム10が起動しても問題がないように、予め起動準備が完了しているか否かが判断される。ここで、高電圧システム10の起動準備は、システム診断であり、具体的には、駆動モータ11のCAN通信の診断や、駆動モータ11の非常停止ラインの診断等が挙げられる。
このステップ20において肯定判定された場合、すなわち、高電圧システム10の起動準備が完了している場合には、ステップ21(S21)に進む。一方、ステップ20において否定判定された場合、すなわち、高電圧システムの起動準備が完了していない場合には、ステップ20に戻り、所定時間後に同様の判定を行う。
ステップ21において、診断対象リレー15〜17および燃料電池遮断リレー18がオフされる。すなわち、故障診断部41は、診断対象リレー15〜17および燃料電池遮断リレー18に対して開状態を指示する。ステップ22(S22)において、システム充電リレー16がオンされる。すなわち、故障診断部41は、システム充電リレー16に対して閉状態を指示する。ステップ23(S23)において、システム電圧VD1が電圧センサ22から取得される。
ステップ24(S24)において、システム電圧VD1が電圧判定値DVD1よりも大きいか否かが判断される。マイナス側メインリレー17が閉固着している場合には、システム充電リレー16に対して閉状態が指示されることにより、高電圧経路14に電力が供給されるため、電圧判定値DVD1を実験やシミュレーションを通じて適切な値に設定しておくことにより、マイナス側メインリレー17が閉固着しているか否かを判定することができる。このステップ24において肯定判定された場合、すなわち、システム電圧VD1が電圧判定値DVD1よりも大きい場合には(VD1>DVD1)、ステップ25(S25)に進む。一方、ステップ24において否定判定された場合、すなわち、システム電圧VD1が電圧判定値DVD1以下の場合には(VD1≦DVD1)、ステップ26に進む。
ステップ25において、制御部40のバックアップROMの所定アドレスに、マイナス側メインリレー17の閉固着を示すフラグがセットされ、そして、本ルーチンを抜ける。これに対して、ステップ26において、制御部40のバックアップROMの所定アドレスに、プラス側のリレー、すなわち、プラス側メインリレー15またはシステム充電リレー16の閉固着を示すフラグがセットされ、そして、本ルーチンを抜ける。
再び、図3を参照するに、ステップ3(S3)において、開固着診断が実行される。図6は、ステップ3における開固着診断の処理手順を示すフローチャートである。ステップ30(S30)において、診断対象リレー15〜17および燃料電池遮断リレー18がオフされる。すなわち、故障診断部41は、診断対象リレー15〜17および燃料電池遮断リレー18に対して開状態を指示する。ステップ31(S31)において、ステップ30においてリレー15〜18に対して開状態を指示したタイミングから所定時間t1経過後の絶縁抵抗RV21を絶縁抵抗センサ30から取得する。取得した絶縁抵抗RV21は、メモリ(RAM)に格納される。
ステップ32(S32)において、システム充電リレー16がオンされる。すなわち、故障診断部41は、システム充電リレー16に対して閉状態を指示する。ステップ33(S33)において、ステップ32においてシステム充電リレー16に対して閉状態を指示したタイミングから所定時間t1経過後の絶縁抵抗RV22を絶縁抵抗センサ30から取得する。取得した絶縁抵抗RV22は、メモリ(RAM)に格納される。
ステップ34(S34)において、絶縁抵抗RV21,RV22が比較され、両者の差(絶対値)が第2の抵抗判定値DRV2よりも大きいか否かが判定される。ここで、先のステップ31,33において取得された絶縁抵抗RV21,RV22の間に、第2の抵抗判定値DRV2よりも大きな差がある場合には、高電圧システム10の絶縁抵抗または浮遊容量が変化したことを意味し、これにより、システム充電リレー16が正常に閉状態(オン)となっていることが判断される。この第2の抵抗判定値DRV2は、上述した閉固着診断処理に示す第1の抵抗判定値DRV1と同様の観点から決定することができる。
ステップ34において肯定判定された場合、すなわち、絶縁抵抗RV21,RV22の差(絶対値)が第2の抵抗判定値DRV2よりも大きい場合には(|RV21−RV22|>DRV2)、ステップ35(S35)に進む。一方、ステップ34において否定判定された場合、すなわち、絶縁抵抗RV21,RV22の差(絶対値)が第2の抵抗判定値DRV2以下の場合には(RV21−RV22|≦DRV2)、後述するステップ48に進む。
ステップ35において、制御部40のバックアップROMの所定アドレスに、システム充電リレー16が開固着していないことを示すフラグがセットされる(システム充電リレー16の診断結果:OK)。
ステップ36(S36)において、診断対象リレー15〜17および燃料電池遮断リレー18がオフされる。すなわち、故障診断部41は、診断対象リレー15〜17および燃料電池遮断リレー18に対して開状態を指示する。ステップ37(S37)において、ステップ10においてリレー15〜18に対して開状態を指示したタイミングから所定時間t1経過後の絶縁抵抗RV31を絶縁抵抗センサ30から取得する。取得した絶縁抵抗RV31は、メモリ(RAM)に格納される。
ステップ38(S38)において、プラス側メインリレー15がオンされる。すなわち、故障診断部41は、プラス側メインリレー15に対して閉状態を指示する。ステップ39(S39)において、ステップ38においてプラス側メインリレー15に対して開状態を指示したタイミングから所定時間t1経過後の絶縁抵抗RV32を絶縁抵抗センサ30から取得する。取得した絶縁抵抗RV32は、メモリ(RAM)に格納される。
ステップ40(S40)において、絶縁抵抗RV31,RV32が比較され、両者の差(絶対値)が第3の抵抗判定値DRV3よりも大きいか否かが判定される。ここで、先のステップ37,39において取得された絶縁抵抗RV31,RV32の間に、第3の抵抗判定値DRV3よりも大きな差がある場合には、高電圧システム10の絶縁抵抗または浮遊容量が変化したことを意味し、これにより、プラス側メインリレー15が正常に閉状態となっていることが判断される。この第3の抵抗判定値DRV3は、上述した閉固着診断処理に示す第1の抵抗判定値DRV1と同様の観点から決定することができる。
ステップ40において肯定判定された場合、すなわち、絶縁抵抗RV31,RV32の差(絶対値)が第3の抵抗判定値DRV3よりも大きい場合には(|RV31−RV32|>DRV3)、ステップ41(S41)に進む。一方、ステップ40において否定判定された場合、すなわち、絶縁抵抗RV31,RV32の差(絶対値)が第3の抵抗判定値DRV3以下の場合には(RV31−RV32|≦DRV3)、後述するステップ48に進む。
ステップ41において、制御部40のバックアップROMの所定アドレスに、プラス側メインリレー15が開固着していないことを示すフラグがセットされる(プラス側メインリレー15の診断結果:OK)。
ステップ42(S42)において、診断対象リレー15〜17および燃料電池遮断リレー18がオフされる。すなわち、故障診断部41は、診断対象リレー15〜17および燃料電池遮断リレー18に対して開状態を指示する。ステップ43(S43)において、ステップ10においてリレー15〜18に対して開状態を指示したタイミングから所定時間t1経過後の絶縁抵抗RV41を絶縁抵抗センサ30から取得する。取得した絶縁抵抗RV41は、メモリ(RAM)に格納される。
ステップ44(S44)において、マイナス側メインリレー17がオンされる。すなわち、故障診断部41は、マイナス側メインリレー17に対して閉状態を指示する。ステップ45(S45)において、ステップ44においてマイナス側メインリレー17に対して閉状態を指示したタイミングから所定時間t1経過後の絶縁抵抗RV42を絶縁抵抗センサ30から取得する。取得した絶縁抵抗RV42は、メモリ(RAM)に格納される。
ステップ46(S46)において、絶縁抵抗RV41,RV42が比較され、両者の差(絶対値)が第4の抵抗判定値DRV4よりも大きいか否かが判定される。ここで、先のステップ43,45において取得された絶縁抵抗RV41,RV42の間に、第4の抵抗判定値DRV4よりも大きな差がある場合には、高電圧システム10の絶縁抵抗または浮遊容量が変化したことを意味し、これにより、マイナス側メインリレー17が正常に閉状態となっていることが判断される。この第4の抵抗判定値DRV4は、上述した閉固着診断処理に示す第1の抵抗判定値DRV1と同様の観点から決定することができる。
ステップ46において肯定判定された場合、すなわち、絶縁抵抗RV41,RV42の差(絶対値)が第4の抵抗判定値DRV4よりも大きい場合には(|RV41−RV42|>DRV4)、ステップ47(S47)に進む。一方、ステップ46において否定判定された場合、すなわち、絶縁抵抗RV41,RV42の差(絶対値)が第4の抵抗判定値DRV4以下の場合には(RV41−RV42|≦DRV4)、後述するステップ48に進む。
ステップ47において、制御部40のバックアップROMの所定アドレスに、マイナス側メインリレー17が開固着していないことを示すフラグがセットされ(マイナス側メインリレー17の診断結果:OK)、本ルーチンを抜ける。これに対して、ステップ48では、制御部40のバックアップROMの所定アドレスに、診断対象リレー15〜17が開固着していることを示すフラグがセットされ(診断結果:NG)、本ルーチンを抜ける。
図7は、閉固着診断におけるタイミングチャートを示す。同図に示すように、燃料電池遮断リレー18をオン(ON)した場合、診断対象リレー15〜17が閉固着していなければ、絶縁抵抗センサ30の出力(絶縁抵抗)RVは変化しない。ところが、診断対象リレー15〜17のいずれか一つでも閉固着(故障)している場合には、その出力RVが変化する。そのため、この出力変化より、診断対象リレー15〜17の閉固着を診断することができる。また、図8は、開固着診断におけるタイミングチャートである。同図に示すように、診断対象リレー15〜17の各々を、一つずつオンしていった場合、リレーのオンに伴い高電圧システム10の絶縁抵抗もしくは浮遊容量が変化するため、絶縁抵抗センサ30の出力は変化する。そのため、このような出力変化がない場合には、診断対象リレー15〜17の開固着を診断することができる。このような一連の処理により、診断対象リレー15〜17の閉固着および開固着がないことを条件に、故障診断部41は、これらのリレー15〜17に故障が生じていないとの総合的な判定を行う。
このような一連の故障診断処理は、燃料電池自動車の始動に伴い高電圧システム10を起動する前に、或いは、燃料電池自動車の停止に伴い高電圧システム10を停止した後に実行される。
図9は、燃料電池自動車の起動手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、制御部40によって実行される。まず、ステップ50において、制御部40は、燃料電池自動車のスタートスイッチがオンされたか否かを判定する。このステップ50において肯定判定された場合、すなわち、スタートスイッチがオンされた場合には、ステップ51に進む。一方、ステップ50において否定判定された場合、すなわち、スタートスイッチがオンされていない場合には、所定時間後にステップ50に戻り、同様の判断を再度実行する。
ステップ51において、制御部40(特に、故障診断部41)は、上述した一連の故障診断処理を行う。そして、診断対象リレー15〜17の閉固着および開固着がないことを条件に、故障診断部41は、これらのリレー15〜17に故障が生じていないとの総合的な判定を行った上で、ステップ52において、高電圧システム10がオンされ、これにより、高電圧システムが起動する。そして、ステップ54において、燃料電池自動車の走行に伴う処理を行う。なお、ステップ51において、診断対象リレー15〜17に故障が生じている場合には、それ以降の処理をスキップして、起動を中止することが好ましい。
図10は、燃料電池自動車の停止手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、制御部40によって実行される。まず、ステップ60において、制御部40は、燃料電池自動車のスタートスイッチがオフされたか否かを判定する。このステップ60において肯定判定された場合、すなわち、スタートスイッチがオフされた場合には、ステップ61に進む。一方、ステップ60において否定判定された場合、すなわち、スタートスイッチがオフされていない場合には、所定時間後にステップ60に戻り、同様の判断を再度実行する。
ステップ61において、高電圧システム10がオフされ、これにより、高電圧システム10が停止される。そして、ステップ62において、制御部40(特に、故障診断部41)は、上述した一連の故障診断処理を行う。なお、高電圧システム10がオンしていた直後であることを考慮し、開固着診断を実行する必要性は低いが、システムの特性によっては実施してもよい。また、閉固着診断では、図11のタイミングチャートに示すように、高電圧システム10がオンの状態で記憶していた絶縁抵抗センサ30の出力(絶縁抵抗)と、プラス側メインリレー15およびマイナス側メインリレー17をオフした後の出力値とを比較し、両者の間に差がない場合には、どちらか一方のリレー15,17が閉固着していると判断してもよい。そして、ステップ54において、燃料電池自動車の停止中の処理を行う。
このように本実施形態によれば、リレー故障診断装置は、高電圧システム10と、診断対象リレー(第1のリレー)と、絶縁抵抗センサ30と、状態変化部21と、故障診断部41とを有する。ここで、高電圧システム10は、少なくとも、負荷(本実施形態では、駆動モータ11)と、二次電池13と、駆動モータ11および二次電池13の間を電気的に接続する高電圧経路14とを含む。診断対象リレーは、自己の開閉状態に応じて、高電圧経路14を介した駆動モータ11と二次電池13との間の接続を遮断可能となっている。絶縁抵抗センサ30は、高電圧経路14に接続されており、高電圧システム10と接地電位との間の絶縁抵抗を検出するカップリングコンデンサ型のセンサである。状態変化部21は、高電圧経路14において、診断対象リレーを介して絶縁抵抗センサ30と対向する側に接続されており、高電圧システム10と接地電位との間の静電容量または絶縁抵抗を変化させる。故障診断部41は、診断対象リレーの故障診断を行う。
故障診断部41は、これを機能的に捉えた場合、閉固着診断手段と、開固着診断手段と、判定手段とを有する。この場合、閉固着診断手段は、診断対象リレーに対して開状態を指示した状態において、絶縁抵抗センサ30によって検出される絶縁抵抗と、状態変化部21によって静電容量または絶縁抵抗を変化させた場合に絶縁抵抗センサ30によって検出される絶縁抵抗との差に基づいて、診断対象リレーの閉固着を診断する。開固着診断手段は、診断対象リレーに対して開状態を指示した状態において絶縁抵抗センサ30によって検出される絶縁抵抗と、診断対象リレーに対して閉状態を指示した状態において絶縁抵抗センサ30によって検出される絶縁抵抗との差に基づいて、診断対象リレーの開固着を診断する。判定手段は、閉固着診断手段によって診断対象リレーが閉固着していないと診断され、かつ、開固着診断手段によって診断対象リレーが開固着していないと診断されたことを条件として、診断対象リレーが故障していないと判定する。これらの閉固着診断手段、開固着診断手段および判定手段が実行する個々の機能は、本実施形態において、故障診断部41によって実行される。
かかる構成によれば、診断対象リレーの閉固着の診断、診断対象リレーの開固着の診断を行い、診断対象リレーが閉固着していないと診断され、かつ、開固着していないと診断されたことを条件として、診断対象リレーが故障していないと判定される。これにより、閉固着および開固着の両者を総合的に評価した診断を行うことができるので、故障診断の精度向上を図ることができる。
さらに、閉固着の診断においては、診断対象リレーの閉固着を診断するにあたり、状態変化部21を動作させ、絶縁抵抗センサ30の出力の相対的な比較(すなわち、両者の出力に差があるか否か)によって閉固着の診断が行われる。そのため、車両のインピーダンスや、絶縁抵抗が経年変化した場合でも、精度よく開固着の診断を行うことができる。また、かかる閉固着診断によれば、高電圧システム10が不用意にオン(電力供給)されるといった事態を抑制することができる。また、開固着の診断において、診断対象リレーの開閉状態を切り換えた場合の絶縁抵抗センサ30の出力の相対的な比較(すなわち、両者の出力に差があるか否か)によって開固着の診断が行われる。そのため、車両のインピーダンスや、絶縁抵抗が経年変化した場合でも、精度よく開固着の診断を行うことができる。
また、本実施形態によれば、診断対象リレーは、高電圧経路14において、二次電池13のプラス極側に設けられるプラス側メインリレー15と、二次電池13のマイナス極側に設けられるマイナス側メインリレー17と、プラス側メインリレー15に並列に接続されるシステム充電リレー16とを含む。ここで、開固着診断手段である故障診断部41は、診断対象リレーである、プラス側メインリレー15、マイナス側メインリレー17およびシステム充電リレー16に関する開固着を診断する場合には、プラス側メインリレー15およびマイナス側メインリレー17よりも優先して、システム充電リレー16から診断を行う。
開固着診断では、診断対象リレー15〜17に対して閉状態を指示した状態において絶縁抵抗を取得する。すなわち、診断対象リレーをオンするにあたり、このオンするリレーが接続している極に対して、逆側の極に接続するリレーが溶着していた場合には、高電圧システムがオンとなる。この点、本実施形態によれば、システム充電リレー16から開固着の診断を行うことで、システム充電リレー16が最初にオンされるので、仮にマイナス側メインリレー17が閉固着していたとしても、通電に伴う瞬時電流を抑制することができる。また、プラス側メインリレー15が閉固着していた場合には、高電圧システムがオンとならず、故障診断に伴うシステムの故障を抑制することができる。
また、本実施形態において、リレー故障診断装置は、高電圧システム10の電圧をシステム電圧として検出する電圧センサ22をさらに有する。この場合、故障診断部41は、閉固着診断において診断対象リレーが閉固着していると診断された場合には、システム充電リレー16に対して閉状態を指示する。そして、故障診断部41は、電圧センサ22によって検出されるシステム電圧に基づいて、プラス側メインリレー15およびシステム充電リレー16の少なくとも一方が閉固着しているか、或いは、マイナス側メインリレー17が閉固着しているかを検知する溶着箇所検知手段をさらに有する。かかる構成によれば、閉固着しているリレーの箇所を特定することができる。これにより、この診断結果を参照することにより、故障箇所の特定を容易に行うことができる。
また、故障診断部41は、負荷の動作開始に先立ち、この負荷と二次電池13との間の接続を遮断可能な診断対象リレーを対象として、故障診断を行う。ここで、本実施形態では、負荷として駆動モータ11が例示されており、この駆動モータ11の動作開始に先立ち、駆動モータ11と二次電池13との間の接続状態を遮断可能な診断対象リレー15〜17を対象として故障診断が行われる。本実施形態では、負荷として駆動モータ11のみであるが、燃料電池自動車には、これ以外にも、燃料電池の空気供給用のコンプレッサ、燃料電池の燃料循環用のポンプ、エアコンコンプレッサなどが高電圧経路14に接続されている。すなわち、これらの負荷に対応してリレーが設けられている場合には、このリレーを対象として故障診断を実行することができる。この際、これらのリレーに対して一連の動作で故障診断を行おうとすると、処理時間が大きくなる。しかしながら、各々の負荷が同時に動作開始となるシーンは少ないため、各々負荷の動作開始に先だって、故障診断を行うことにより、システム全体の処理動作と並行して故障診断を行うことができる。そのため、診断時間が冗長化するという不都合の発生を抑制することができる。
また、本実施形態において、故障診断部41は、高電圧システム10を起動する前に、或いは、高電圧システム10を停止した後に、故障診断を行う。かかる構成によれば、システムの起動時や停止時に故障診断を行うこととなるので、診断頻度を増やすことができる。これにより、診断対象リレーの故障検知性能の向上を図ることができる。
また、本実施形態において、故障診断部41は、閉固着診断手段による診断(閉固着診断)を行った後に、開固着診断手段による診断(開固着診断)を行う。どれかのリレーが溶着していると仮定した場合、故障診断の実行にあたり、リレーをオン・オフすると、高電圧システムが不用意にオンとなる可能性がある。しかしながら、閉固着の診断を行い、閉固着していないことが判明した後であれば、故障診断実施のためにプラス側もしくはマイナス側の片側だけリレーをオンしたとしても、高電圧システムがオンとなることはない。これにより、高電圧システムが不用意にオンとなる可能性が抑制される。
さらに、本実施形態において、状態変化部21は、高電圧経路14に接続される燃料電池12と、自己の開閉状態に応じて、燃料電池12と高電圧経路14との間の接続を遮断可能な燃料電池遮断リレー18とを有しており、この燃料電池遮断リレー18の開閉状態を切り換えることにより、高電圧システム10と接地電位との間の静電容量または絶縁抵抗を変化させている。かかる構成によれば、燃料電池自動車において、通常装備される燃料電池遮断リレー18を用いて診断を行うことができる。そのため、コストアップすることなく、診断対象リレーの閉固着の診断を行うことができる。
なお、本実施形態では、燃料電池遮断リレー18の開閉状態を切り換えることにより、高電圧システム10の静電容量または絶縁抵抗を変化させているが、本発明はこれに限定されない。例えば、状態変化部21は、高電圧経路14に接続される抵抗19またはコンデンサ20と、自己の開閉状態に応じて、抵抗19またはコンデンサ20と高電圧経路14との間の接続を遮断可能な変化リレー(燃料電池遮断リレー)18とを有していてもよく、この場合、変化リレー18の開閉状態を切り換えることにより、高電圧システム10と接地電位との間の絶縁抵抗または静電容量を変化させる。かかる構成によれば、抵抗19またはコンデンサ20と、変化リレー18を追加するだけで診断対象リレーの故障診断を行うことができる。
本実施形態にかかるリレー故障診断装置が適用された燃料電池車両の構成図 絶縁抵抗センサ30を示すブロック図 本実施形態にかかる故障診断処理の手順を示すフローチャート ステップ2における閉固着診断の処理手順を示すフローチャート ステップ17における閉固着箇所検知の処理手順を示すフローチャート ステップ3における開固着診断の処理手順を示すフローチャート 閉固着診断におけるタイミングチャート 開固着診断におけるタイミングチャート 燃料電池自動車の起動手順を示すフローチャート 燃料電池自動車の停止手順を示すフローチャート 停止時の閉固着診断におけるタイミングチャート
符号の説明
10 高電圧システム
11 駆動モータ
12 燃料電池
13 二次電池
14 高電圧経路
15 プラス側メインリレー
16 システム充電リレー
17 マイナス側メインリレー
18 燃料電池遮断リレー
19 抵抗
20 コンデンサ
21 状態変化部
22 電圧センサ
30 絶縁抵抗センサ
31 矩形波発生手段
32 検出抵抗
33 カップリングコンデンサ
34 変動検出手段
35 絶縁抵抗算出手段
40 制御部
41 故障診断部

Claims (9)

  1. リレー故障診断装置において、
    少なくとも、負荷と、二次電池と、前記負荷および前記二次電池の間を電気的に接続する高電圧経路とを含む高電圧システムと、
    自己の開閉状態に応じて、前記高電圧経路を介した前記負荷と前記二次電池との間の接続を遮断可能な第1のリレーと、
    前記高電圧経路に接続されており、前記高電圧システムと接地電位との間の絶縁抵抗を検出するカップリングコンデンサ型の絶縁抵抗センサと、
    前記高電圧経路において、前記第1のリレーを介して前記絶縁抵抗センサと対向する側に接続されており、前記高電圧システムと接地電位との間の静電容量または絶縁抵抗を変化させる状態変化部と、
    前記第1のリレーの故障診断を行う故障診断部とを有し、
    前記故障診断部は、
    前記第1のリレーに対して開状態を指示した状態において、前記絶縁抵抗センサによって検出される絶縁抵抗と、前記状態変化部によって静電容量または絶縁抵抗を変化させた場合に前記絶縁抵抗センサによって検出される絶縁抵抗との差に基づいて、前記第1のリレーの閉固着を診断する閉固着診断手段と、
    前記第1のリレーに対して開状態を指示した状態において前記絶縁抵抗センサによって検出される絶縁抵抗と、前記第1のリレーに対して閉状態を指示した状態において前記絶縁抵抗センサによって検出される絶縁抵抗との差に基づいて、前記第1のリレーの開固着を診断する開固着診断手段と、
    前記閉固着診断手段によって前記第1のリレーが閉固着していないと診断され、かつ、前記開固着診断手段によって前記第1のリレーが開固着していないと診断されたことを条件として、前記第1のリレーが故障していないと判定する判定手段と
    を有することを特徴とするリレー故障診断装置。
  2. 前記第1のリレーは、前記高電圧経路において、前記二次電池のプラス極側に設けられるプラス側メインリレーと、前記二次電池のマイナス極側に設けられるマイナス側メインリレーと、前記プラス側メインリレーに並列に接続されるシステム充電リレーとを含み、
    前記開固着診断手段は、前記第1のリレーである、前記プラス側メインリレー、前記マイナス側メインリレーおよび前記システム充電リレーに関する開固着を診断する場合には、前記プラス側メインリレーおよび前記マイナス側メインリレーよりも優先して、前記システム充電リレーから診断を行うことを特徴とする請求項1に記載されたリレー故障診断装置。
  3. 前記高電圧システムの電圧をシステム電圧として検出する電圧センサをさらに有し、
    前記故障診断部は、前記閉固着診断手段において前記第1のリレーが閉固着していると診断された場合に、前記システム充電リレーに対して閉状態を指示するとともに、前記電圧センサによって検出されるシステム電圧に基づいて、前記プラス側メインリレーおよび前記システム充電リレーの少なくとも一方が閉固着しているか、或いは、前記マイナス側メインリレーが閉固着しているかを検知する溶着箇所検知手段をさらに有することを特徴とする請求項2に記載されたリレー故障診断装置。
  4. 前記故障診断部は、前記負荷の動作開始に先立ち、当該負荷と前記二次電池との間の接続を遮断可能な前記第1のリレーを対象として、前記故障診断を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載されたリレー故障診断装置。
  5. 前記故障診断部は、前記高電圧システムを起動する前に、或いは、前記高電圧システムを停止した後に、前記故障診断を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載されたリレー故障診断装置。
  6. 前記故障診断部は、前記閉固着診断手段による診断を行った後に、前記開固着診断手段による診断を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載されたリレー故障診断装置。
  7. 前記状態変化部は、
    前記高電圧経路に接続される燃料電池と、
    自己の開閉状態に応じて、前記燃料電池と前記高電圧経路との間の接続を遮断可能な第2のリレーとを有し、
    前記第2のリレーの開閉状態を切り換えることにより、前記高電圧システムと接地電位との間の静電容量または絶縁抵抗を変化させることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載されたリレー故障診断装置。
  8. 前記状態変化部は、
    前記高電圧経路に接続されるコンデンサと、
    自己の開閉状態に応じて、前記コンデンサと前記高電圧経路との間の接続を遮断可能な第2のリレーとを有し、
    前記第2のリレーの開閉状態を切り換えることにより、前記高電圧システムと接地電位との間の静電容量を変化させることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載されたリレー故障診断装置。
  9. 前記状態変化部は、
    前記高電圧経路に接続される抵抗と、
    自己の開閉状態に応じて、前記抵抗と前記高電圧経路との間の接続を遮断可能な第2のリレーとを有し、
    前記第2のリレーの開閉状態を切り換えることにより、前記高電圧システムと接地電位との間の絶縁抵抗を変化させることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載されたリレー故障診断装置。
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