JP2007327587A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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洋斗 須間
Keizo Kobayashi
圭三 小林
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Abstract

【課題】剛性を低下させることなく、ブレーキ部品との干渉を回避できる車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】外径方向に延びるフランジ34を有するハブ輪31と、ハブ輪31に外嵌される軸受構造部32とを備えた車輪用軸受装置である。軸受構造部32の外方部材36の外径面52aの一部に、ブレーキ部品干渉防止用の切欠部53を設けた。切欠部53は軸受構造部32の外方部材36の外径面52aに形成される平坦部54にて構成される。切欠部53を鍛造加工にて形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車輪用軸受装置に関するものである。
車輪用軸受装置には、ハブ輪に一対の内輪が装着(圧入)されたもの(第1世代や第2世代と呼ばれるもの)、ハブ輪の外周に直接軌道面(転走面)を形成したもの(第3世代と呼ばれるもの)、さらには、ハブ輪と等速自在継手の外側継手部材の外周にそれぞれ直接軌道面(転走面)を形成したもの(第4世代と呼ばれるもの)がある。
例えば、第3世代と呼ばれる車輪用軸受装置は特許文献1に記載され、このような車輪用軸受装置は、図3に示すように、外径方向に延びるフランジ4を有するハブ輪1と、ハブ輪1に外嵌される軸受構造部2とを備える。ハブ輪1は、軸部3と、この軸部3から突設される前記フランジ4とからなる。
軸受構造部2は、転動体としてのボール5と、このボール5を介してハブ輪1の軸部3の外周側に配設される外方部材(外輪)6と、ハブ輪1の軸部3の小径段部7に外嵌される内輪8とを備える。
ハブ輪1の軸部3の外周面には内側第1軌道10が設けられ、内輪8の外周面には内側第2軌道11が設けられ、外方部材6の内周面には2列の軌道12、13が設けられている。そして、ハブ輪1の内側第1軌道10と外方部材6の外側第1軌道12とが対向し、内輪8の内側第2軌道11と外方部材6の外側第2軌道13とが対向し、これらの間にボール5が介装される。また、ボール5は保持器(ケージ)14、15に保持される。
また、ハブ輪1の軸部3の端面(反軸受構造側の端面)には、図示省略のブレーキロータ等が外嵌されるパイロット16が形成されている。そして、フランジ4には周方向に沿って装着孔17が設けられ、この装着孔17にハブボルト18が装着されている。すなわち、ブレーキロータ等がフランジ4の端面(反軸受構造側の端面)19に重ね合わされて、前記ハブボルト18にて固定される。
軸部3の反フランジ側端部が加締られて、内輪8がこの軸部3に締結されている。また、外方部材6には、車体取付用ボルト部材(図示省略)が螺着されるねじ孔21を有するフランジ20が設けられている。
ところで、ブレーキ装置には、ドラムブレーキ(車輪と一体になって回転する筒形のブレーキドラムに、その内側から摩擦材を貼り付けたブレーキシューを押付けて制動力を発生するブレーキ)、ディスクブレーキ(車輪と一体になって回転する筒形のブレーキディスクを、摩擦材を貼り付けたブレーキパットで両側から締付けて制動力を発生するブレーキ)、ドラムインディスクブレーキ(ドラム内臓ディスクブレーキ)等がある。
ドラムブレーキやドラムインディスクブレーキの場合、前記車輪用軸受装置では、図3に示すように、これらのブレーキ部品22が配置される。すなわち、ブレーキ部品22は外方部材6の外周側にハブ輪1のフランジ4と外方部材6のフランジ20との間に配置される。
特開2000−168306公報
図3に示すように、ブレーキ部品22が外方部材6の外周側に配置される場合、このブレーキ部品22に外方部材6が干渉しないように、外方部材6の胴部6aの外径寸法D1(図4参照)を小径とする必要がある。しかしながら、外方部材6の胴部6aの外径寸法が小さくなると、この胴部6aの肉厚が肉薄となって、外方部材6の剛性が低下して、荷重負荷時にこの外方部材6が変形する問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みて、剛性を低下させることなく、ブレーキ部品との干渉を回避できる車輪用軸受装置を提供する。
本発明の車輪用軸受装置は、外径方向に延びるフランジを有するハブ輪と、ハブ輪に外嵌される軸受構造部とを備えた車輪用軸受装置において、前記軸受構造部の外方部材の外径面の一部に、ブレーキ部品干渉防止用の切欠部を設けたものである。
本発明の車輪用軸受装置によれば、ドラムブレーキ等のブレーキ部品の一部を軸受構造部の外方部材の切欠部に対応させて配置することができる。このため、ブレーキ部品への軸受構造部の外方部材の干渉を回避することができ、外方部材としての外径寸法を大きくとることができる。
切欠部は、軸受構造部の外方部材の外径面に形成される平坦部にて構成することができ、また、鍛造加工にて形成することができる。
さらに、切欠部を装置組立状態での追加加工にて形成することができる。すなわち、組立後に切欠部を形成することができる。
本発明の車輪用軸受装置によれば、軸受構造部の外方部材へのブレーキ部品の干渉を回避することができ、外方部材としての外径寸法を大きくとることができる。このため、外方部材の肉厚を大とすることができ、剛性が大となって、荷重負荷による外方部材の変形を抑えることができる。
また、切欠部は軸受構造部の外方部材の外径面に形成される平坦部にて構成することができる。このため、切欠部形成のためには複雑な加工工程を行うことなく、切欠部を容易に形成することができる。しかも、切欠部を鍛造加工にて形成することができるので、成形性に優れ、低コストにて製造することができる。
組立後に切欠部を形成することができるので、相手部品(ドラムブレーキ等のブレーキ部品の一部)との位置関係が厳しく、鍛造加工では公差レンジが広いため設定が困難な場合には、組立後にこの切欠部を形成するようにすればよい。
以下、本発明の実施の形態を図1と図2に基づいて説明する。
図1に本発明の車輪用軸受装置を示し、車輪用軸受装置は、図1に示すように、外径方向に延びるフランジ34を有するハブ輪31と、ハブ輪31に外嵌される軸受構造部32とを備える。ハブ輪31は、軸部33と、この軸部33から突設される前記フランジ34とからなる。
軸受構造部32は、転動体としてのボール35と、このボール35を介してハブ輪31の軸部33の外周側に配設される外方部材(外輪)36と、ハブ輪31の軸部33の小径段部37に外嵌される内輪38とを備える。
ハブ輪31の軸部33の外周面には内側第1軌道40が設けられ、内輪38の外周面には内側第2軌道41が設けられ、外方部材36の内周面には2列の軌道42、43が設けられている。そして、ハブ輪31の内側第1軌道40と外方部材36の外側第1軌道42とが対向し、内輪38の内側第2軌道41と外方部材36の外側第2軌道43とが対向し、これらの間にボール35が介装される。また、ボール35は保持器(ケージ)44、45に保持される。
ハブ輪31の軸部33の端面(反軸受構造側の端面)には、図示省略のブレーキロータ等が外嵌されるパイロット46が形成されている。そして、フランジ34には周方向に沿って装着孔47が設けられ、この装着孔47にハブボルト48が装着されている。すなわち、ブレーキロータ等がフランジ34の端面(反軸受構造側の端面)49に重ね合わされて、前記ハブボルト48にて固定される。
外方部材36は、円筒状の胴部52と、この胴部52から外径方向に突出するフランジ50とからなり、このフランジ50に、車体取付用ボルト部材(図示省略)が螺着されるねじ孔51が設けられている。
そして、外方部材(外輪)36の胴部52の外径面52aの一部に切欠部53を設けている。この場合の切欠部53は、図2に示すように、外方部材36の外径面52aに形成される平坦部54にて構成される。また、この平坦部54からなる切欠部53は鍛造加工にて形成することができる。鍛造としては、自由鍛造であっても、型鍛造であってもよい。
なお、鍛造品には以下のような特徴がある。材料を節約できて、製品の最終形状に近い形状、寸法に成形される。工作機械による切削工程が省略または節減できる。切削加工の困難な形状のものが量産できる。組織が緻密となり、内部欠陥がない。引張り強さ、硬さなどの機械的性質のばらつきが少ない。製品形状に沿ったメタルフロー(鍛流線)が得られる。寸法のばらつきが少ない。このような多くの特徴をもつ鍛造品は強靭で信頼性が高い製品となる。
ドラムブレーキやドラムインディスクブレーキの場合、これらのブレーキ部品55が外方部材36の外周側にハブ輪31のフランジ34と外方部材36のフランジ50との間に配置される。そこで、この車輪用軸受装置では、前記切欠部53をこのブレーキ部品55に対応させている。
外方部材36にこのような切欠部53を設けなければ、図1と図2の仮想線で示すように、外方部材36の外径面52aの一部(ブレーキ部品55の最接近部位)60がブレーキ部品55に接触(干渉)することになる。このため、切欠部53を設けることによって、ブレーキ部品55とこの車輪用軸受装置との位置関係を変更することなく、外方部材36のブレーキ部品55への干渉を回避することができる。
本発明の車輪用軸受装置では、ドラムブレーキ等のブレーキ部品の一部を軸受構造部32の外方部材36の切欠部53に対応させて配置することができる。このため、ブレーキ部品55への軸受構造部32の外方部材36の干渉を回避することができ、外方部材36としての外径寸法Dを大きくとることができる。このため、外方部材36の肉厚を大とすることができ、剛性が大となって、荷重負荷による外方部材36の変形を抑えることができる。
また、切欠部53は軸受構造部32の外方部材36の外径面に形成される平坦部54にて構成することができる。このため、切欠部形成のためには複雑な加工工程を行うことなく、切欠部53を容易に形成することができる。しかも、切欠部53を鍛造加工にて形成することができるので、成形性に優れ、低コストにて製造することができる。すなわち、この車輪用軸受装置の外方部材36は、前記した鍛造品の特徴を奏することができる。
この切欠部53の切欠深さAとしては、ブレーキ部品55への軸受構造部32の外方部材36の干渉を回避することができる範囲で任意に設定することができる。なお、切欠深さAが大きければ、干渉を確実に回避することができるが、この切欠部53に対応する部位60の肉厚Tが薄くなって強度的に劣ることになる。このため、切欠部53としては、その切欠面53aがブレーキ部品55に接触しない最小限の切欠深さAがあればよい。
ところで、相手部品(ドラムブレーキ等のブレーキ部品の一部)との位置関係が厳しく、鍛造加工では公差レンジが広いため設定が困難な場合には、組立後にこの切欠部53を形成するようにすればよい。すなわち、組立後でないと、ブレーキ部品55に外方部材36が干渉するかどうか分からない場合に、組立後にこのような切欠部53を形成すればよい。このため、この切欠部53の形成には、組立前であっても組立後であっても、鍛造に限らず、切削加工にて形成してもよい。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、車輪用軸受装置として、従動輪用であっても駆動輪用であってもよい。また、実施形態では転動体をボール35にて構成したが、転動体に円すいころを使用してもよい。さらに、車輪用軸受装置として、実施形態では、ハブ輪の外周に直接軌道面(転走面)を形成したもの(第3世代と呼ばれるもの)であったが、ハブ輪に一対の内輪が装着(圧入)されたもの(第1世代や第2世代と呼ばれるもの)、さらには、ハブ輪と等速自在継手の外側継手部材の外周にそれぞれ直接軌道面(転走面)を形成したもの(第4世代と呼ばれるもの)であってもよい。
また、切欠部53としても、平坦部54にて構成せず、使用されるブレーキ部品55の外形より僅かに大きくなる凹溝等にても構成することができる。さらに、実施形態の切欠部53は、フランジ50の内径部(ハブ輪31のフランジ34側のフランジ端面の内径部)からハブ輪31のフランジ34側の胴部52の端面61まで形成されているが、ブレーキ部品55の対応部のみに形成してもよい。すなわち、切欠部53として、ブレーキ部品55の形状(断面の円形の棒状形状でない形状もある)に対応して、このブレーキ部品55に外方部材36が干渉しなければよい。
本発明の車輪用軸受装置の断面図である。 前記車輪用軸受装置とブレーキ部品との関係を示す簡略図である。 従来の車輪用軸受装置の断面図である。 前記従来の車輪用軸受装置とブレーキ部品との関係を示す簡略図である。
符号の説明
31 ハブ輪
32 軸受構造部
34 フランジ
36 外方部材
52a 外径面
53 切欠部
54 平坦部

Claims (4)

  1. 外径方向に延びるフランジを有するハブ輪と、ハブ輪に外嵌される軸受構造部とを備えた車輪用軸受装置において、
    前記軸受構造部の外方部材の外径面の一部に、ブレーキ部品干渉防止用の切欠部を設けたことを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 前記切欠部は軸受構造部の外方部材の外径面に形成される平坦部にて構成されることを特徴とする請求項1の車輪用軸受装置。
  3. 前記切欠部を鍛造加工にて形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2の車輪用軸受装置。
  4. 前記切欠部は装置組立状態での追加加工にて形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2の車輪用軸受装置。
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