JP2007319801A - 循環浄水装置の洗浄方法及び循環浄水装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】短時間で洗浄が可能となる循環浄水装置の洗浄方法及び循環浄水装置を提供する。
【解決手段】濾過装置12を、浴槽11に貯留した浴用水Woを使って逆洗処理した後に、浴槽11に残った浴用水Woに消毒液LMを混入し、その消毒液LMが混入した浴用水
Woに使って通常運転(濾過運転)時に浴用水Woが流れる各管12a,12b,15,
16,17,19,20及び濾過装置12を消毒処理するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】濾過装置12を、浴槽11に貯留した浴用水Woを使って逆洗処理した後に、浴槽11に残った浴用水Woに消毒液LMを混入し、その消毒液LMが混入した浴用水
Woに使って通常運転(濾過運転)時に浴用水Woが流れる各管12a,12b,15,
16,17,19,20及び濾過装置12を消毒処理するようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、循環浄水装置の洗浄方法及び循環浄水装置に関する。
従来より、たとえば、大型浴槽に貯留された湯や温泉水等といった浴用水を浄化処理して再利用する循環浄水装置が知られている。循環浄化装置は、一般に、流路に濾過装置を配設して、その濾過装置によって浴用水の中に含有された懸濁物の沈殿を除去して浄化し、再び、その浄化された浴用水を浴槽に送り戻すことで浴用水を長時間使用可能としている(たとえば、「特許文献1」参照)。
ところで、この種の循環浄水装置では、定期的に、流路を構成する配水管や濾過装置を消毒洗浄して、配水管や濾過装置内に付着した大腸菌群やレジオネラ属菌といった各種細菌を除去する必要がある。そこで、浴槽内の浴用水に殺菌作用を有した次亜塩素酸ナトリウムを混入し、その消毒剤が混入した浴用水で濾過運転を行うことで配管や濾過装置内を消毒処理するようにしている。そして、その後、その濾過運転に使用した浴用水を使って逆洗処理することで、濾過装置内に堆積された懸濁物を除去するようにしている。
特開2004−337739号公報
しかしながら、上記循環浄水方法では、逆洗処理によって配管や濾過装置内に残留した次亜塩素酸ナトリウムを除去するために、逆洗処理後に、一旦、浴槽に水を張り、再度、逆洗処理を行うことで次亜塩素酸ナトリウムを濯ぎ取るようにしていた。そして、その後、再度、浴槽に水を張り浴用水として使用するようにしている。
このため、循環浄水装置の洗浄には、多大な時間を要するという問題があった。特に、近年、スパといった大型浴場施設の普及に伴って浴槽が大型化される傾向にあるため、上記洗浄時間の長時間化が顕著になる。
そこで、本発明は、短時間で洗浄が可能となる循環浄水装置の洗浄方法及び循環浄水装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、水槽に貯留した水を取水する取水管と、前記取水管を通過して取水された前記水を濾過処理する濾過装置と、前記濾過装置にて濾過処理された処理水を前記水槽へ供給する給水管とを備えた循環浄水装置の洗浄方法において、前記水槽に貯留した水によって前記濾過装置内に堆積した前記水中の懸濁物を除去する除去工程と、前記水中の懸濁物を除去した後に、前記取水管、前記給水管及び前記濾過装置内に消毒剤を通過させて前記取水管、前記給水管及び前記濾過装置内を消毒処理する消毒工程とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の循環浄水装置の洗浄方法において、前記消毒工程は、前記取水管及び前記給水管内を消毒処理する第1の消毒工程と、前記取水管及び前記給水管内を消毒処理した後に、前記濾過装置内を消毒処理する第2の消毒工程とを備えたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の循環浄水装置の洗浄方法において、前記第
1の消毒工程は、前記水槽内に、前記取水管及び前記給水管内を満たす最小の量の水が貯留したときに前記消毒剤を供給し、前記水槽、前記取水管及び前記給水管をそれぞれ循環させることで行うようにしたことを要旨とする。
1の消毒工程は、前記水槽内に、前記取水管及び前記給水管内を満たす最小の量の水が貯留したときに前記消毒剤を供給し、前記水槽、前記取水管及び前記給水管をそれぞれ循環させることで行うようにしたことを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の循環浄水装置の洗浄方法において、前記消毒剤は、前記水と中和する中和性を有していることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の循環浄水装置の洗浄方法において、前記消毒剤は、次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸との混合物を含んでいることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の循環浄水装置の洗浄方法において、前記消毒剤は、次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸との混合物を含んでいることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、水槽に貯留した水を取水する取水管と、前記取水管を通過して取水された前記水を濾過処理する濾過装置と、前記濾過装置にて濾過処理された処理水を前記水槽へ供給する給水管と、を備えた循環浄水装置において、前記取水管と連通するとともに消毒剤を貯留し、その貯留した前記消毒剤を、前記水槽に貯留した水によって前記濾過装置内に堆積した前記水中の懸濁物を除去した後に前記取水管に供給可能とする消毒剤供給部を備えたことを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の循環浄水装置において、前記水槽は、当該水槽内に前記取水管及び前記給水管内を満たす量だけの水が貯留されているか否かを判断する貯留量測定手段を備えていることを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の循環浄水装置において、前記水槽は、前記取水管及び前記給水管内を満たす量だけの水を貯留する貯留手段を備えていることを要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、水槽に貯留した水によって濾過装置内に堆積した懸濁物を除去してその懸濁物を含んだ汚濁水を排出させた後に、水槽に残った水に消毒剤を混入して各取水管、給水管及び濾過装置を消毒処理するようにした。従って、従来のような、消毒剤を含んだ浴用水を使って濾過運転を行う必要がない。この結果、循環浄水装置を短時間で洗浄することができる。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、水槽に貯留した水によって濾過装置内に堆積した懸濁物を除去してその懸濁物を含んだ汚濁水を排出させた後に、水槽に残った水に消毒剤を混入して各取水管、給水管及び濾過装置を消毒処理するようにした。従って、従来のような、消毒剤を含んだ浴用水を使って濾過運転を行う必要がない。この結果、循環浄水装置を短時間で洗浄することができる。
請求項2に記載の発明によれば、取水管及び給水管の消毒処理と濾過装置の消毒処理とを分けて行うことで、取水管及び給水管に流す消毒剤の濃度を濾過装置に流す消毒剤と異ならせることができる。従って、例えば、消毒剤として次亜塩素酸ナトリウムを使用した場合、濾過装置に流す消毒剤の濃度を、取水管及び給水管に流す消毒剤の濃度に比べて高くすることで濾過装置を確実に消毒させることができるとともに、取水管及び給水管に残る次亜塩素酸ナトリウムの量を少なくさせて次亜塩素酸ナトリウム特有のにおいが残るのを抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、取水管及び給水管内を満たすだけの量の水に対して消毒剤を投入することで、取水管及び給水管に高濃度の消毒剤を環流させることができる。この結果、取水管及び給水管内の細菌を確実に消毒することができる。また、例えば、取水管や給水管に、水槽に貯留した水を環流させるためのポンプが設けられている循環浄水装置では、そのポンプ内に空気が混入することはない。この結果、ポンプが吸い込んだ空気によって異常な音を立てたり、その運転に負担がかかったりするのが抑制される。この結果、循環浄水装置の洗浄時における静粛性や安全性を向上させることが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、消毒剤は水によって直ちに中和する。従って、従来のように、取水管、給水管及び濾過装置内に残留した消毒剤を濯ぎ取るために、再度、水槽に水を張り取水管、給水管及び濾過装置内に流す必要はない。この結果、消毒処理後に、水槽に水を張ることによって水槽を使用可能となることから、循環浄水装置を短時間で洗
浄することができる。
浄することができる。
請求項5に記載の発明によれば、消毒剤として新たな消毒剤を開発すること無く従来から知られている次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸との混合物を使用することができる。
請求項6に記載の発明によれば、水槽に貯留した水によって濾過装置内に堆積した懸濁物を除去してその懸濁物を含んだ汚濁水を排出させた後に、水槽に残った水に消毒剤を混入して各取水管、給水管及び濾過装置を消毒処理するようにした。従って、従来のような、消毒剤を含んだ浴用水を使って濾過運転を行う必要がない。この結果、循環浄水装置を短時間で洗浄することができる。
請求項6に記載の発明によれば、水槽に貯留した水によって濾過装置内に堆積した懸濁物を除去してその懸濁物を含んだ汚濁水を排出させた後に、水槽に残った水に消毒剤を混入して各取水管、給水管及び濾過装置を消毒処理するようにした。従って、従来のような、消毒剤を含んだ浴用水を使って濾過運転を行う必要がない。この結果、循環浄水装置を短時間で洗浄することができる。
請求項7に記載の発明によれば、貯留量測定手段によって水槽内に取水管及び給水管内を満たすだけの量の水が貯留したことが分かる。そして、水槽内に取水管及び給水管内を満たすだけの量の水が貯留された時点で消毒剤を投入することで、取水管及び給水管に高濃度の消毒剤を環流させることができる。この結果、取水管及び給水管内を確実に消毒処理することができる。
請求項8に記載の発明によれば、貯留手段に貯留した量の水に対して消毒剤を投入することで、高濃度の消毒剤を取水管及び給水管に環流させることができる。この結果、取水管及び給水管内を確実に消毒処理することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の循環浄水装置を具体化した一実施形態を、図面に従って説明する。
図1に示す循環浄水装置10は、水槽としての浴槽11、濾過装置12、貯留量測定手段として貯留量測定部13及び消毒剤供給部14を備えている。また、循環浄水装置10は、各浴槽11、濾過装置12、消毒剤供給部14間を連結する各種配管及び各配管間の連通を制御するバルブ等を備えている。
以下、本発明の循環浄水装置を具体化した一実施形態を、図面に従って説明する。
図1に示す循環浄水装置10は、水槽としての浴槽11、濾過装置12、貯留量測定手段として貯留量測定部13及び消毒剤供給部14を備えている。また、循環浄水装置10は、各浴槽11、濾過装置12、消毒剤供給部14間を連結する各種配管及び各配管間の連通を制御するバルブ等を備えている。
詳しくは、図1に示すように、浴槽11は略直方形状をしており、その底面11aに取水口Qaが設けられているとともに、当該取水口Qaには取水管15の一端が連結されている。また、前記浴槽11の一側面11bには給水口Qbが設けられ、当該給水口Qbに給水管16の一端が連結されている。
取水管15の他端は、第2バルブB2を介して第1排出管H1に連結されている。また、取水管15の他端は、第1バルブB1を介して第1ポンプP1の吸水口に連結されている。第1ポンプP1の排水口には排水管17の一端が連結され、当該排水管17の他端は逆止弁を含むバタフライ弁18及び流量計T等を介して配管19に連結されている。配管19の一端には切替バルブBsが設けられている。
切替バルブBsは、濾過装置12の吸水管12aを介して当該濾過装置12の原水用供給口Gaに連結されるとともに、濾過装置12の排水管12bを介して当該濾過装置12の処理水排出口Gbに連結されている。排水管12bは、その所定の位置にて第5バルブB5を介して第1排水管21に連結されている。第1排水管21は第1排出管H1に連結されている。
また、切替バルブBsは、バイパス管20の一端が連結されている。バイパス管20の他端は、第3バルブB3を介して前記給水管16に連結される。また、バイパス管20の他端は、第4バルブB4を介して第3排水管23に連結されている。第3排水管23は、前記第1排出管H1に連結されている。さらに、切替バルブBsは、第2排水管22の一端が連結されている。第2排水管22の他端は第2排出管H2に連結されている。
そして、この切替バルブBsは、図示しない制御部からの操作信号に従って各種モードに切り替え制御されるようになっている。たとえば、前記制御部から通常運転(濾過運転)の旨の操作信号が入力されると、切替バルブBsは、配管19と吸水管12aとを連通させるとともに、排水管12bとバイパス管20とを連通させる(以下、「濾過運転モード」という)。
また、前記制御部から逆洗運転の旨の操作信号が入力されると、切替バルブBsは、配管19と排水管12bとを連通させるとともに、吸水管12aと第2排水管22とを連通させる(以下、「逆洗運転モード」という)。
さらに、前記制御部から濾過装置洗浄の旨の操作信号が入力されると、切替バルブBsは、配管19と吸水管12aとを連通させるとともに、排水管12bと第2排水管22とを連通させる(以下、「濾過装置洗浄モード」という)。
さらにまた、前記制御部から配管洗浄の旨の操作信号が入力されると、切替バルブBsは、配管19とバイパス管20とを連通させる(以下、「配管洗浄モード」という)。
尚、濾過装置12は本実施形態では、公知の砂濾過装置であって、その内部に図示しない砂状の濾過材が充填されている。また、濾過装置12は略円筒形状であって、原水用供給口Gaはその上部に設けられているとともに、処理水排出口Gbは下部に設けられている。そして、濾過装置12は、原水用供給口Gaから浴用水Woが供給されると、前記濾
過材によって浴用水Woを濾過処理し浴用水Wo中の懸濁物を除去した処理水W1(図2参
照)を生成して、処理水排出口Gbからその処理水W1を排出するものである。
尚、濾過装置12は本実施形態では、公知の砂濾過装置であって、その内部に図示しない砂状の濾過材が充填されている。また、濾過装置12は略円筒形状であって、原水用供給口Gaはその上部に設けられているとともに、処理水排出口Gbは下部に設けられている。そして、濾過装置12は、原水用供給口Gaから浴用水Woが供給されると、前記濾
過材によって浴用水Woを濾過処理し浴用水Wo中の懸濁物を除去した処理水W1(図2参
照)を生成して、処理水排出口Gbからその処理水W1を排出するものである。
また、浴槽11には、新水供給管Loが設けられている。この新水供給管Loは、その一端が新水配給管H3に連結されており、新水配給管H3を介して供給される新たな浴用水Woを浴槽11に供給するようになっている。
貯留量測定部13は、水位計13a及び検出器Kを備えている。水位計13aは、浴槽11に貯留した浴用水Woを計量するためのものであって、その浴用水Woの水位に応じた信号Sを検出器Kに出力する。
検出器Kは、図示しないROM、CPU及び当該CPUの演算結果等を一時記憶するRAM、報知手段等を内蔵している。この検出器KのROMには、予め、取水管15及び給水管16内を満たすだけの最小の浴用水Woの量(以下、「最小浴用水量」という)が記
憶されている。検出器KのCPUは、水位計13aから入力した信号Sに基づいて、その時々の浴槽11に貯留した浴用水Woの量を算出するとともに、その算出結果とROMに
記憶された最小浴用水量とを比較する。そして、浴槽11に貯留した浴用水Woの量が、
最小浴用水量と一致した場合、その旨の信号を前述した図示しない外部制御部に出力するとともに、その旨の結果を報知手段を介して報知するようになっている。この報知手段は、例えば、ランプや警報音等である。
憶されている。検出器KのCPUは、水位計13aから入力した信号Sに基づいて、その時々の浴槽11に貯留した浴用水Woの量を算出するとともに、その算出結果とROMに
記憶された最小浴用水量とを比較する。そして、浴槽11に貯留した浴用水Woの量が、
最小浴用水量と一致した場合、その旨の信号を前述した図示しない外部制御部に出力するとともに、その旨の結果を報知手段を介して報知するようになっている。この報知手段は、例えば、ランプや警報音等である。
ここで、排水管17、配管19及びバイパス管20の各配管長の総和は、取水管15及び給水管16の配管長の総和に比べて十分に短いものとする。従って、浴槽11に貯留した浴用水Woの量が前記最小浴用水量と一致した場合では、ほぼ浴用水Woを、浴槽11→取水管15→排水管17→配管19→バイパス管20→給水管16→浴槽11という経路で環流させたとき、その途中で空気の混入が生じること無く最小の量の浴用水Woを環流
させることができる。
させることができる。
消毒剤供給部14は、消毒液生成装置14A、消毒液貯留槽14B、第2ポンプP2及
び第6バルブB6を備えている。消毒液生成装置14Aは、消毒剤としての消毒液LMを生成するためのものである。この消毒液LMは、本実施形態では、浴用水Woと接触する
と、酸化還元反応により中和する中和性を有した消毒剤である。また、本実施形態では、消毒液LMは、次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸とを2:1の比率で混合させたものである。尚、この次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸との混合比率は、上記比率に限定されるものではなく、浴用水WoのpH値によって適宜変更してもよい。そして、消毒液生成装置14
Aは、その生成した消毒液LMを消毒液貯留槽14Bに供給するようになっている。
び第6バルブB6を備えている。消毒液生成装置14Aは、消毒剤としての消毒液LMを生成するためのものである。この消毒液LMは、本実施形態では、浴用水Woと接触する
と、酸化還元反応により中和する中和性を有した消毒剤である。また、本実施形態では、消毒液LMは、次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸とを2:1の比率で混合させたものである。尚、この次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸との混合比率は、上記比率に限定されるものではなく、浴用水WoのpH値によって適宜変更してもよい。そして、消毒液生成装置14
Aは、その生成した消毒液LMを消毒液貯留槽14Bに供給するようになっている。
消毒液貯留槽14Bは、第2ポンプP2及び第6バルブB6を介して配管24の一端に連結されている。配管24の他端は、取水管15に連結されている。そして、第6バルブB6が開いたタイミングで第2ポンプP2を駆動させることによって消毒液貯留槽14Bに貯留された消毒液LMが配管24を介して取水管15へ供給される。
尚、本実施形態では、前記各管15〜23は塩化ビニルから成る樹脂で構成されている。
次に、前述した循環浄水装置10の洗浄方法について図2〜図7に従って説明する。
次に、前述した循環浄水装置10の洗浄方法について図2〜図7に従って説明する。
通常運転(濾過運転)
まず、循環浄水装置10を通常運転させる場合について図2に従って説明する。この通常運転とは、浴槽11に所定量の浴用水Woが貯留された状態であって、且つ、その浴槽
11内の浴用水Woを濾過装置12によって浄化させて、再び、その浄化された処理水W1を浴槽11に送り戻して浴用水Woとして使用する濾過運転状態である。
まず、循環浄水装置10を通常運転させる場合について図2に従って説明する。この通常運転とは、浴槽11に所定量の浴用水Woが貯留された状態であって、且つ、その浴槽
11内の浴用水Woを濾過装置12によって浄化させて、再び、その浄化された処理水W1を浴槽11に送り戻して浴用水Woとして使用する濾過運転状態である。
この場合、前記制御部(図示略)から通常運転(濾過運転)の旨の操作信号を出力して切替バルブBsを濾過運転モードにする。また、手動により第1バルブB1及び第3バルブB3を開き、第2バルブB2、第4バルブB4及び第5バルブB5を閉じる。さらに、制御部は、第1ポンプP1を駆動させる。尚、このとき、手動により第6バルブB6(図1参照)を閉じるとともに、第2ポンプP2を停止させておく。
すると、図2に示すように、浴槽11内の浴用水Woは、取水管15→排水管17→配
管19→吸水管12aという順路を介して原水用供給口Gaから濾過装置12に供給される。そして、浴用水Woは、濾過装置12にて濾過処理されて浄化され、その浄化されて
生成された処理水W1が処理水排出口Gbから排出され、排水管12b→バイパス管20
→給水管16という順路を介して浴槽11に供給される。従って、浴槽11には処理水W1が供給されることから、浴槽11には懸濁物が除去された浴用水が供給され続ける。
管19→吸水管12aという順路を介して原水用供給口Gaから濾過装置12に供給される。そして、浴用水Woは、濾過装置12にて濾過処理されて浄化され、その浄化されて
生成された処理水W1が処理水排出口Gbから排出され、排水管12b→バイパス管20
→給水管16という順路を介して浴槽11に供給される。従って、浴槽11には処理水W1が供給されることから、浴槽11には懸濁物が除去された浴用水が供給され続ける。
洗浄運転(逆洗運転)
次に、循環浄水装置10を洗浄する場合、まず、前記制御部(図示略)から逆洗運転の旨の操作信号を出力して切替バルブBsを逆洗運転モードにする。また、このとき、手動により第3バルブB3を閉じる。
次に、循環浄水装置10を洗浄する場合、まず、前記制御部(図示略)から逆洗運転の旨の操作信号を出力して切替バルブBsを逆洗運転モードにする。また、このとき、手動により第3バルブB3を閉じる。
すると、図3に示すように、浴槽11内の浴用水Woは、取水管15→排水管17→配
管19→排水管12bという順路を介して処理水排出口Gbから濾過装置12に供給される。そして、濾過装置12は浴用水Woによって逆洗処理され、その濾過装置12内の濾
過材に付着した懸濁物を含んだ汚濁水W2が原水用供給口Gaから排出され、吸水管12
a→第2排水管22を介して第2排出管H2へ排出される。この結果、濾過装置12に堆積した懸濁物が濾過装置12から除去される(除去工程)。
管19→排水管12bという順路を介して処理水排出口Gbから濾過装置12に供給される。そして、濾過装置12は浴用水Woによって逆洗処理され、その濾過装置12内の濾
過材に付着した懸濁物を含んだ汚濁水W2が原水用供給口Gaから排出され、吸水管12
a→第2排水管22を介して第2排出管H2へ排出される。この結果、濾過装置12に堆積した懸濁物が濾過装置12から除去される(除去工程)。
続いて、第1ポンプP1を停止させるとともに、手動により第1バルブB1を閉じるとともに、第2、第3、第4及び第5バルブB2,B3,B4,B5を開く。
すると、図4に示すように、浴槽11内の浴用水Woが、取水管15を介して第1排出
管H1へ排出されるとともに、同時に、給水管16及び第3排水管23を介して第1排出管H1へ排出される。この結果、浴槽11の浴用水Woの量は徐々に減少し始める。また
、濾過装置12内に貯留した浴用水Woは第1排水管21を介して第1排出管H1へ排水
される。
すると、図4に示すように、浴槽11内の浴用水Woが、取水管15を介して第1排出
管H1へ排出されるとともに、同時に、給水管16及び第3排水管23を介して第1排出管H1へ排出される。この結果、浴槽11の浴用水Woの量は徐々に減少し始める。また
、濾過装置12内に貯留した浴用水Woは第1排水管21を介して第1排出管H1へ排水
される。
配管洗浄(第1の消毒工程)
暫くすると、図5に示すように、浴槽11の浴用水Woの量が、取水管15及び給水管
16内を満たすだけの最小の浴用水Woの量(最小浴用水量)になる。すると、検出器K
がその旨を検知し、報知手段によってその旨を報知する。これを受けて、制御部(図示略)から配管洗浄の旨の操作信号を出力して切替バルブBsを配管洗浄モードにする。また、手動により第1バルブB1を開き、第2バルブB2、第4バルブB4及び第5バルブB5を閉じる。さらに、第1ポンプP1を駆動する。さらにまた、手動により第6バルブB6を開くとともに、第2ポンプP2(図1参照)を駆動させる。
暫くすると、図5に示すように、浴槽11の浴用水Woの量が、取水管15及び給水管
16内を満たすだけの最小の浴用水Woの量(最小浴用水量)になる。すると、検出器K
がその旨を検知し、報知手段によってその旨を報知する。これを受けて、制御部(図示略)から配管洗浄の旨の操作信号を出力して切替バルブBsを配管洗浄モードにする。また、手動により第1バルブB1を開き、第2バルブB2、第4バルブB4及び第5バルブB5を閉じる。さらに、第1ポンプP1を駆動する。さらにまた、手動により第6バルブB6を開くとともに、第2ポンプP2(図1参照)を駆動させる。
すると、消毒液貯留槽14B(図1参照)から消毒液LMが配管24を介して取水管15へ供給される。この結果、取水管15にて消毒液LMと浴用水Woとが合流した後、そ
の消毒液LMを含んだ浴用水Woが、排水管17→配管19→バイパス管20→給水管1
6→浴槽11→取水管15の順路で環流する。このとき、各管を介して環流する浴用水Woの量は、ほぼ、取水管15及び給水管16内を満たす最小の量(最小浴用水量)である
。従って、消毒液LMが高い濃度で環流することから、取水管15、排水管17、配管19、バイパス管20、給水管16及び浴槽11内の細菌が消毒される(第1の消毒工程)。また、その環流の経路の途中で空気が混入することは無い。
の消毒液LMを含んだ浴用水Woが、排水管17→配管19→バイパス管20→給水管1
6→浴槽11→取水管15の順路で環流する。このとき、各管を介して環流する浴用水Woの量は、ほぼ、取水管15及び給水管16内を満たす最小の量(最小浴用水量)である
。従って、消毒液LMが高い濃度で環流することから、取水管15、排水管17、配管19、バイパス管20、給水管16及び浴槽11内の細菌が消毒される(第1の消毒工程)。また、その環流の経路の途中で空気が混入することは無い。
尚、本実施形態では、消毒液LMを含んだ浴用水Woが、排水管17→配管19→バイ
パス管20→給水管16→浴槽11→取水管15を、循環浄水装置10全体の規模(たとえば、各管15〜23の配管長)に応じて、例えば、3〜6回程度環流する期間だけ行うようにする。このようにすることで、各取水管15、排水管17、配管19、バイパス管20、給水管16及び浴槽11内の消毒処理を、確実に行うことができる。
パス管20→給水管16→浴槽11→取水管15を、循環浄水装置10全体の規模(たとえば、各管15〜23の配管長)に応じて、例えば、3〜6回程度環流する期間だけ行うようにする。このようにすることで、各取水管15、排水管17、配管19、バイパス管20、給水管16及び浴槽11内の消毒処理を、確実に行うことができる。
続いて、手動により第1バルブB1を閉じるとともに、第2及び第4バルブB2,B4を開く。また、第1ポンプP1を停止させる。さらに、第6バルブB6(図1参照)を閉じるとともに、第2ポンプP2を停止する。
すると、図6に示すように、浴槽11内の浴用水Woは、取水管15を介して第1排出
管H1へ排出されるとともに、同時に、給水管16及び第3排水管23を介して第1排出管H1へ排出される。この結果、浴槽11内の浴用水Woの量が徐々に減少し、暫くする
と無くなる。
管H1へ排出されるとともに、同時に、給水管16及び第3排水管23を介して第1排出管H1へ排出される。この結果、浴槽11内の浴用水Woの量が徐々に減少し、暫くする
と無くなる。
濾過装置洗浄(第2の消毒工程)
次に、前記制御部(図示略)から濾過装置洗浄の旨の操作信号を出力して切替バルブBsを濾過装置洗浄モードにする。また手動により第1バルブB1及び第6バルブB6(図1参照)を開くとともに、第2、第3及び第4バルブB2,B3,B4を閉じる。さらに、第1ポンプP1及び第2ポンプP2(図1参照)を駆動させる。
次に、前記制御部(図示略)から濾過装置洗浄の旨の操作信号を出力して切替バルブBsを濾過装置洗浄モードにする。また手動により第1バルブB1及び第6バルブB6(図1参照)を開くとともに、第2、第3及び第4バルブB2,B3,B4を閉じる。さらに、第1ポンプP1及び第2ポンプP2(図1参照)を駆動させる。
すると、図7に示すように、消毒液貯留槽14B(図1参照)から消毒液LMが配管24を介して取水管15へ供給される。そして、その消毒液LMは、取水管15→排水管17→配管19→吸水管12aという順路を介して原水用供給口Gaから濾過装置12に供給される。そして、消毒液LMは、濾過装置12内を通過して処理水排出口Gbから排出され、排水管12b→第2排水管22を介して第2排出管H2に排水される。
この結果、希釈されていない消毒液LM(原液)が濾過装置12に流れることから、濾過装置12内が短時間で消毒処理される。
その後、前記制御部(図示略)から濾過運転の旨の操作信号を出力して切替バルブBsを濾過運転モードにする。また、手動により第1バルブB1及び第3バルブB3を開く。さらに、第6バルブB6を閉じるとともに第2ポンプP2を停止させる。そして、新水配給管H3を介して新たな浴用水Woを浴槽11に供給する。そして、第1ポンプP1を駆
動させる。すると、その浴槽11内の浴用水Woを濾過装置12によって浄化し、再び、
その浄化された処理水W1を浴槽に送り戻して浴用水Woとして使用可能となる。
その後、前記制御部(図示略)から濾過運転の旨の操作信号を出力して切替バルブBsを濾過運転モードにする。また、手動により第1バルブB1及び第3バルブB3を開く。さらに、第6バルブB6を閉じるとともに第2ポンプP2を停止させる。そして、新水配給管H3を介して新たな浴用水Woを浴槽11に供給する。そして、第1ポンプP1を駆
動させる。すると、その浴槽11内の浴用水Woを濾過装置12によって浄化し、再び、
その浄化された処理水W1を浴槽に送り戻して浴用水Woとして使用可能となる。
上記したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、浴用水Woを使って濾過装置12を逆洗処理した後に、浴槽11に残った浴用水Woに消毒液LMを混入し、その消毒液LMが混入した浴用水Woを使って通常運転(濾過運転)時に浴用水Woが流れる各管12a,12b,15,16,17,19,20及び濾過装置12を消毒処理するようにした。従って、従来のように、消毒剤が混入した浴用水を使って濾過運転を行わないことから、循環浄水装置を短時間で洗浄することができる。
(1)本実施形態によれば、浴用水Woを使って濾過装置12を逆洗処理した後に、浴槽11に残った浴用水Woに消毒液LMを混入し、その消毒液LMが混入した浴用水Woを使って通常運転(濾過運転)時に浴用水Woが流れる各管12a,12b,15,16,17,19,20及び濾過装置12を消毒処理するようにした。従って、従来のように、消毒剤が混入した浴用水を使って濾過運転を行わないことから、循環浄水装置を短時間で洗浄することができる。
(2)本実施形態によれば、取水管15及び給水管16内を満たすだけの最小の浴用水Woの量(最小浴用水量)が浴槽11に貯留したときに、消毒液LMを取水管15に供給
するようにした。そして、消毒液LMが混入した浴用水Woを、浴槽11→取水管15→
排水管17→配管19→バイパス管20→給水管16→浴槽11の順路でそれぞれ循環させるようにした。従って、高濃度の消毒液LMを、取水管15、排水管17、配管19、バイパス管20、給水管16内にその途中で空気を混入させることなく流すことができる。この結果、各管15,17,19,20,16を確実に消毒することができる。
するようにした。そして、消毒液LMが混入した浴用水Woを、浴槽11→取水管15→
排水管17→配管19→バイパス管20→給水管16→浴槽11の順路でそれぞれ循環させるようにした。従って、高濃度の消毒液LMを、取水管15、排水管17、配管19、バイパス管20、給水管16内にその途中で空気を混入させることなく流すことができる。この結果、各管15,17,19,20,16を確実に消毒することができる。
また、第1ポンプP1内に空気が混入することはないので、第1ポンプP1が吸い込んだ空気によって異常な音を立てたり、その駆動に負担がかかったりすることはない。この結果、循環浄水装置10の洗浄時における静粛性や安全性を向上させることが可能となる。
(3)本実施形態によれば、消毒液LMが混入した浴用水Woを、浴槽11→取水管1
5→排水管17→配管19→バイパス管20→給水管16→浴槽11の順路で循環させて各管15,17,19,20,16を消毒した。その後、消毒液LMを、排水管17→配管19→吸水管12a→濾過装置12→排水管12b→第2排水管22の順路で流して濾過装置12を消毒した。このようにすることで、濾過装置12に、浴用水Woによって希
釈されていない消毒液LMの原液を流すことができることから、濾過装置12内を短時間で確実に消毒処理することができる。
5→排水管17→配管19→バイパス管20→給水管16→浴槽11の順路で循環させて各管15,17,19,20,16を消毒した。その後、消毒液LMを、排水管17→配管19→吸水管12a→濾過装置12→排水管12b→第2排水管22の順路で流して濾過装置12を消毒した。このようにすることで、濾過装置12に、浴用水Woによって希
釈されていない消毒液LMの原液を流すことができることから、濾過装置12内を短時間で確実に消毒処理することができる。
(4)本実施形態によれば、消毒液LMとして、次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸とを所定の濃度で混合させた消毒液を使用した。従って、消毒液LMは、浴用水Woと接触する
と直ちに中和することから、従来のように、取水管15、給水管16及び濾過装置12内に残留した消毒剤を濯ぎ取る必要はない。この結果、消毒処理後に、直ちに浴槽11に新たな浴用水Woを張って使用することができることから、循環浄水装置10を短時間で洗
浄することができる。
と直ちに中和することから、従来のように、取水管15、給水管16及び濾過装置12内に残留した消毒剤を濯ぎ取る必要はない。この結果、消毒処理後に、直ちに浴槽11に新たな浴用水Woを張って使用することができることから、循環浄水装置10を短時間で洗
浄することができる。
(5)本実施形態によれば、消毒液LMとして、次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸とを所定の濃度で混合させた公知の消毒液を使用した。この結果、消毒剤として新たな消毒剤を開発する必要はないので、循環浄水装置10を低コストで洗浄することができる。
(6)本実施形態によれば、浴槽11に水位計13aを設けた。また、その水位計13aによって計量された浴用水Woが、取水管15及び給水管16内を満たす量だけの最小
となったときに、その旨を報知する検出器Kを設けた。従って、取水管15及び給水管16内にその途中で空気を混入させることなく高濃度の消毒液LMを供給させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の循環浄水装置を具体化した第2実施形態について、図8に従って説明する。本実施形態では、浴槽の形状に特徴があるとともに、それに伴って水位計13a及び検出器Kが設けられていない点が上記第1実施形態に係る循環浄水装置と相違している他は第1実施形態と同様である。
となったときに、その旨を報知する検出器Kを設けた。従って、取水管15及び給水管16内にその途中で空気を混入させることなく高濃度の消毒液LMを供給させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の循環浄水装置を具体化した第2実施形態について、図8に従って説明する。本実施形態では、浴槽の形状に特徴があるとともに、それに伴って水位計13a及び検出器Kが設けられていない点が上記第1実施形態に係る循環浄水装置と相違している他は第1実施形態と同様である。
詳しくは、本実施形態の浴槽25は、その底面11aに貯留手段としての凹部25aが形成されている。凹部25aの底面26には、第2の取水口Qaoが設けられている。第2の取水口Qaoは、取水管15に連通している。
そして、この凹部25aは、その容積(図8中斜線で示された部分)が前述した浴用水Woの最小浴用水量と一致するように予め設計されている。従って、浴用水Woの残量が、この凹部25aを満たしたことを目視で確認するようにし、このタイミングで消毒液LMを取水管15に供給することによって、途中で空気を混入させることなく高濃度の消毒液LMを、取水管15、排水管17、配管19、バイパス管20、給水管16内に循環させることが可能となる。
尚、その他の構成については、上記第1実施形態と同様であることから、その詳細な説明を省略する。
上記したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
上記したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、浴用水Woの残量が、この凹部25aを満たしたことを目
視で確認するようにし、このタイミングで消毒液LMを取水管15に供給するようにした。従って、水位計13a及び検出器Kを設けること無く、各管15,17,19,20,16を確実に消毒処理することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の循環浄水装置を具体化した第3実施形態について、図9に従って説明する。
視で確認するようにし、このタイミングで消毒液LMを取水管15に供給するようにした。従って、水位計13a及び検出器Kを設けること無く、各管15,17,19,20,16を確実に消毒処理することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の循環浄水装置を具体化した第3実施形態について、図9に従って説明する。
図9に示すように、本実施形態においては、消毒剤供給部14の第6バルブB6と、取水管15とを連結する配管24は、その所定の位置にて第2の配管24aの一端が連結されている。また、第2の配管24aの他端は、バイパス管20に連結されている。
従って、第6バルブB6が開いたタイミングで第2ポンプP2を駆動させることによって消毒液貯留槽14Bに貯留された消毒液LMは取水管15及びバイパス管20へそれぞれ供給される。
この結果、上記配管洗浄(第1の消毒処理)工程において、消毒液貯留槽14Bから消毒液LMは、取水管15に供給され、その消毒液LMを含んだ浴用水Woが、取水管15
→排水管17→配管19の順で流れるが、これと同時に、バイパス管20にも消毒液貯留槽14Bから消毒液LMが直接供給される。そして、バイパス管20に直接供給された消毒液LMは、バイパス管20→給水管16→浴槽11→取水管15の順路で環流する。
→排水管17→配管19の順で流れるが、これと同時に、バイパス管20にも消毒液貯留槽14Bから消毒液LMが直接供給される。そして、バイパス管20に直接供給された消毒液LMは、バイパス管20→給水管16→浴槽11→取水管15の順路で環流する。
尚、他の部材については、上記第1実施形態と同じであるため、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
上記したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
上記したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、消毒液貯留槽14Bから供給された消毒液LMを取水管15及びバイパス管20に供給されるようにした。従って、バイパス管20及び給水管16には、比較的濃度の高い消毒液LMを含んだ浴用水Woが流れることから、上記第1実施
形態に比べてバイパス管20及び給水管16内の消毒処理を確実に行うことができる。
形態に比べてバイパス管20及び給水管16内の消毒処理を確実に行うことができる。
尚、この発明は以下のように変更して具体化することもできる。
・上記第1実施形態では、浴槽11は略直方形状を成していたが、本発明は、これに限定されるものではなく、他の形状を成していてもよい。例えば、図10に示すように、その底面11aの深さが一方向側に沿って徐々に向かって深くなっているような形状を成した浴槽30に対しても本発明は適用可能である。
・上記各実施形態では、消毒液LMとして次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸とを所定の濃度で混合させたものを使用したが、本発明は、これに限定されない。たとえば、過酸化水素を使用してもよい。
・上記各実施形態では、各第1〜第6バルブB1〜B6は全て手動によってその開閉制御が行われるものであったが、本発明は、これに限定されるものではなく、全てまたはその一部が自動で開閉制御されるようにしてもよい。このようにした場合であっても、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
・上記各実施形態では、浴槽11,25では、取水口Qaは直接浴用水Woを取水するが
、本発明は、これに限定されるものではなく、取水口Qa上に、その周囲に穴を設けた蓋を取り付けてもよい。たとえば、図11に示すように、底面11aに設けられた取水口Qaの周囲には窪みが形成され、その窪みに取水口Qaを覆うようにして略円筒形状をした蓋40が底面11aに対して固着されている。蓋40は、上部41は密閉されているとともにその側壁に複数の孔42を備えており、当該孔42を介して浴用水Woが図10中一
点鎖線で示すように、取水口Qaへ流れ込むようになっている。このとき、蓋40の上部41は密閉されていることから、浴用水Woが取水口Qaへ流れ込むときに、浴用水Woとともに空気が混入されることはない。この結果、取水管15及び給水管16の途中に空気が混入するのを確実に抑制することができる。
・上記各実施形態では、消毒液LMを含んだ浴用水Woが、排水管17→配管19→バイ
パス管20→給水管16→浴槽11→取水管15を約3〜6回環流する期間だけ行うようにしたが、本発明はこれに限定されない。要は、各取水管15、排水管17、配管19、バイパス管20、給水管16及び浴槽11内の消毒処理が確実に行われる程度であれば、環流させる回数は何回であってもよい。
・上記各実施形態では、循環浄化装置としての浴槽11内に貯留された浴用水Woを浄化
するものに適用したが、本発明はこれに限定されず、他の用途で使用される水が水槽に貯留されたものを、浄化させて長時間使用させるようにする循環浄化装置に適用してもよい。例えば、プールの循環浄化装置に適用してもよい。
・上記各実施形態では、濾過装置12として砂状の濾過材を使用した濾過装置に適用したが、本発明は、これに限定されるものではなく、他の濾過材を備えたものに適用してもよい。例えば、この他の濾過材としては、キレート吸着材を使用したものに適用してもよい。このようにした場合であっても、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
・上記各実施形態の循環浄水装置10は、その設置場所が室外及び室内によって限定されるものではないが、例えば、循環浄水装置10の一部または全部が室外に設置される場合においては、その室外の温度や照射される紫外光に応じた対策を講じるようにしても良い。このようにすることで、適切な浴用水Woの浄化の管理を行う循環浄水装置を実現する
ことができる。
・上記第1実施形態では、浴槽11は略直方形状を成していたが、本発明は、これに限定されるものではなく、他の形状を成していてもよい。例えば、図10に示すように、その底面11aの深さが一方向側に沿って徐々に向かって深くなっているような形状を成した浴槽30に対しても本発明は適用可能である。
・上記各実施形態では、消毒液LMとして次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸とを所定の濃度で混合させたものを使用したが、本発明は、これに限定されない。たとえば、過酸化水素を使用してもよい。
・上記各実施形態では、各第1〜第6バルブB1〜B6は全て手動によってその開閉制御が行われるものであったが、本発明は、これに限定されるものではなく、全てまたはその一部が自動で開閉制御されるようにしてもよい。このようにした場合であっても、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
・上記各実施形態では、浴槽11,25では、取水口Qaは直接浴用水Woを取水するが
、本発明は、これに限定されるものではなく、取水口Qa上に、その周囲に穴を設けた蓋を取り付けてもよい。たとえば、図11に示すように、底面11aに設けられた取水口Qaの周囲には窪みが形成され、その窪みに取水口Qaを覆うようにして略円筒形状をした蓋40が底面11aに対して固着されている。蓋40は、上部41は密閉されているとともにその側壁に複数の孔42を備えており、当該孔42を介して浴用水Woが図10中一
点鎖線で示すように、取水口Qaへ流れ込むようになっている。このとき、蓋40の上部41は密閉されていることから、浴用水Woが取水口Qaへ流れ込むときに、浴用水Woとともに空気が混入されることはない。この結果、取水管15及び給水管16の途中に空気が混入するのを確実に抑制することができる。
・上記各実施形態では、消毒液LMを含んだ浴用水Woが、排水管17→配管19→バイ
パス管20→給水管16→浴槽11→取水管15を約3〜6回環流する期間だけ行うようにしたが、本発明はこれに限定されない。要は、各取水管15、排水管17、配管19、バイパス管20、給水管16及び浴槽11内の消毒処理が確実に行われる程度であれば、環流させる回数は何回であってもよい。
・上記各実施形態では、循環浄化装置としての浴槽11内に貯留された浴用水Woを浄化
するものに適用したが、本発明はこれに限定されず、他の用途で使用される水が水槽に貯留されたものを、浄化させて長時間使用させるようにする循環浄化装置に適用してもよい。例えば、プールの循環浄化装置に適用してもよい。
・上記各実施形態では、濾過装置12として砂状の濾過材を使用した濾過装置に適用したが、本発明は、これに限定されるものではなく、他の濾過材を備えたものに適用してもよい。例えば、この他の濾過材としては、キレート吸着材を使用したものに適用してもよい。このようにした場合であっても、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
・上記各実施形態の循環浄水装置10は、その設置場所が室外及び室内によって限定されるものではないが、例えば、循環浄水装置10の一部または全部が室外に設置される場合においては、その室外の温度や照射される紫外光に応じた対策を講じるようにしても良い。このようにすることで、適切な浴用水Woの浄化の管理を行う循環浄水装置を実現する
ことができる。
Wo…水としての浴用水、W1…処理水、LM…消毒剤としての消毒液、10…循環浄水装置、11,25…水槽としての浴槽、12…濾過装置、13…貯留量測定手段として貯留量測定部、14…消毒剤供給部、15…取水管、16…給水管、25a…貯留手段としての凹部。
Claims (8)
- 水槽に貯留した水を取水する取水管と、
前記取水管を通過して取水された前記水を濾過処理する濾過装置と、
前記濾過装置にて濾過処理された処理水を前記水槽へ供給する給水管と
を備えた循環浄水装置の洗浄方法において、
前記水槽に貯留した水によって前記濾過装置内に堆積した前記水中の懸濁物を除去する除去工程と、
前記水中の懸濁物を除去した後に、前記取水管、前記給水管及び前記濾過装置内に消毒剤を通過させて前記取水管、前記給水管及び前記濾過装置内を消毒処理する消毒工程と
を備えたことを特徴とする循環浄水装置の洗浄方法。 - 請求項1に記載の循環浄水装置の洗浄方法において、
前記消毒工程は、
前記取水管及び前記給水管内を消毒処理する第1の消毒工程と、
前記取水管及び前記給水管内を消毒処理した後に、前記濾過装置内を消毒処理する第2の消毒工程と
を備えたことを特徴とする循環浄水装置の洗浄方法。 - 請求項2に記載の循環浄水装置の洗浄方法において、
前記第1の消毒工程は、前記水槽内に、前記取水管及び前記給水管内を満たす最小の量の水が貯留したときに前記消毒剤を供給し、前記水槽、前記取水管及び前記給水管をそれぞれ循環させることで行うようにしたことを特徴とする循環浄水装置の洗浄方法。 - 請求項1〜3のいずれか一つに記載の循環浄水装置の洗浄方法において、
前記消毒剤は、前記水と中和する中和性を有していることを特徴とする循環浄水装置の洗浄方法。 - 請求項4に記載の循環浄水装置の洗浄方法において、
前記消毒剤は、次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸との混合物を含んでいることを特徴とする循環浄水装置の洗浄方法。 - 水槽に貯留した水を取水する取水管と、
前記取水管を通過して取水された前記水を濾過処理する濾過装置と、
前記濾過装置にて濾過処理された処理水を前記水槽へ供給する給水管と、
を備えた循環浄水装置において、
前記取水管と連通するとともに消毒剤を貯留し、その貯留した前記消毒剤を、前記水槽に貯留した水によって前記濾過装置内に堆積した前記水中の懸濁物を除去した後に前記取水管に供給可能とする消毒剤供給部を備えたことを特徴とする循環浄水装置。 - 請求項6に記載の循環浄水装置において、
前記水槽は、当該水槽内に前記取水管及び前記給水管内を満たす量だけの水が貯留されているか否かを判断する貯留量測定手段を備えていることを特徴とする循環浄水装置。 - 請求項6に記載の循環浄水装置において、
前記水槽は、前記取水管及び前記給水管内を満たす量だけの水を貯留する貯留手段を備えていることを特徴とする循環浄水装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006153812A JP2007319801A (ja) | 2006-06-01 | 2006-06-01 | 循環浄水装置の洗浄方法及び循環浄水装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2932685A1 (fr) * | 2008-06-23 | 2009-12-25 | Jean Michel Storione | Traitement anti-legionellose des reseaux hydrauliques sanitaires sous chloration avec tracabilite continue par automate sur systeme informatique. |
WO2013042432A1 (ja) * | 2011-09-21 | 2013-03-28 | パナソニック株式会社 | 水処理装置 |
CN110316888A (zh) * | 2019-07-05 | 2019-10-11 | 广州奥立医疗设备有限公司 | 一种自循环消毒的柜式纯水处理设备 |
-
2006
- 2006-06-01 JP JP2006153812A patent/JP2007319801A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR2932685A1 (fr) * | 2008-06-23 | 2009-12-25 | Jean Michel Storione | Traitement anti-legionellose des reseaux hydrauliques sanitaires sous chloration avec tracabilite continue par automate sur systeme informatique. |
WO2013042432A1 (ja) * | 2011-09-21 | 2013-03-28 | パナソニック株式会社 | 水処理装置 |
CN110316888A (zh) * | 2019-07-05 | 2019-10-11 | 广州奥立医疗设备有限公司 | 一种自循环消毒的柜式纯水处理设备 |
CN110316888B (zh) * | 2019-07-05 | 2024-05-07 | 广州奥立医疗设备有限公司 | 一种自循环消毒的柜式纯水处理设备 |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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