JP2007314028A - 自動車におけるラゲージフロアの上下移動装置 - Google Patents

自動車におけるラゲージフロアの上下移動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ラゲージフロアの上下移動を片手で可能になるように構成すると共に、従来の摺動溝のような凹部を廃止して見栄え向上を図った。
【解決手段】ラゲージフロア5の前側端部をリンク体6の一端側に枢着し、リンク体6の他端側を取付け体6側に枢着することで、ラゲージフロア5を取付け体7に対して回転可能し、かつ、ラゲージフロア5の前側端部を覆うべく、ラゲージフロア5と取付け体7との間にフラッパー体8が配置されており、ラゲージフロアを、自動車下部位置からリンク体6に対して回転させた上で自動車1の後方に引くことによって、取付け体7の底面部7aに横臥していたリンク体6を起立させて、ラゲージフロア6の前側端部を自動車1の上部側に移動させ、ラゲージフロア5の後側端部を取付け体7に載置することによって支持させ、ラゲージフロア5全体が略水平状態で自動車1の上部側に位置させた。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車のラゲージルームを構成するラゲージフロアの上下移動装置に関する。
この種の従来技術は、特許文献1に記載されているように、自動車のシート後方に中央に凹部(収容凹部)が形成されたフロア底板を設けたトランクフロアにおいて、相対向する2つの側壁の同じ所定の高さにそれぞれ段部を設け、一方の側壁の前記段部より下方を略垂直な壁面とし、他方の側壁の前記段部を壁面より突出した水平な突条で形成し、前記両段部より下方の対向する両側壁間の幅に略等しい幅の板状のフロアリッド(ラゲージフロア)を備えて構成するものである(特許文献1参照)。
そして、板状のフロアリッドは、段部より下方の対向する側壁間の幅に等しい幅長を有するので、前記凹部を塞いでフロア底板上に載置することも、また前記相対する段部上に架設することもでき、段部上に架設した場合は、前倒しにしたシートバックの上面と同一の水平面を形成することを可能としたものである。
特開平10−44872号公報。
しかしながら、かかる従来技術のフロアリッドは、比較的広い収容凹部を塞ぐものであることから、例えば、自動車のリヤゲート開口から乗員が上下移動させるには、相当高重量物のために乗員が両手を使う必要があり、乗員に大変な作業を課すことになる。
そこで、上記従来の技術を改良すべく案出されたものとして、図15および図16に記載したものが知られている。
図15及び図16によれば、自動車のラゲージルームfの床面部aにスペアタイヤなどを収容する収容凹部bを設け、収容凹部bを開閉するラゲージフロアcを上記従来技術と同様に1枚物として構成しているも、ラゲージフロアcは、図15に示す収容凹部bを閉塞した状態から、図16に示すように、前倒しにしたシートバックdの上面と同一の水平面に移動させるために、ラゲージフロアcの自動車の後部側両側に摺動軸ピンeを突設し、摺動軸ピンeを、ラゲージルームfの左右側壁に自動車の後部側に凸となる半円弧状の摺動溝h内に収納可能に挿入すると共に、揺動片iの一端側に植設している。
揺動片iは、その他端側に回動ピンjが植設されており、回動ピンjをラゲージルームfの左右側壁gに枢着することによって、他端側を自動車の上下方向に回転可能に構成している。
また、揺動片iの中央部に、ばね片kの一端側を取着するとともに、ばね片kの他端側をラゲージルームfの左右側壁gに取着して、揺動片iはばね片kにより付勢されている。
このように構成した結果、図15に示す収容凹部bをラゲージフロアcにより閉塞した状態では、揺動片iは、ばね片kの付勢力によって回動ピンjを中心に一端側が下向きに付勢されて、ラゲージフロアcを収容凹部bを閉塞すべく下段側に保持している。この結果、ラゲージルームfの容積をできる限り大きく確保すると共に、車外からの荷物の積み下ろし作業を容易にすることができる。
このような状態より、ラゲージフロアcの自動車後端側に手をかけて摺動軸ピンeを中心に自動車の後方側に回動させると、揺動片iがばね片kの付勢力に抗して回動ピンjを中心に揺動する。
このように揺動片iが揺動して図16の二点鎖線で示すように略水平状態になった状態で、ラゲージフロアcを自動車の前方方向に押し込むことによって、ばね片kの付勢力を反転させる。
この結果、揺動片iは、ばね片kの付勢力によって今度は自動車の前方側に揺動することになって、これにつれて、摺動軸ピンeが摺動溝h内を摺動溝hの上部側溝壁に当接するまで摺動し、ラゲージフロアcを二点鎖線視するように上部側に回転させながら移動させることになって、この状態でラゲージフロアcの自動車後端側をラゲージルームfの後部側壁mに形成した段部nに載せることによって、ラゲージフロアcは、その前後端部をばね片kの付勢力と段部nによって、自動車の上段側に移動して、前倒しされたシートバックdの上面と同一の水平面に保持されるようになる。
しかしながら、図15および図16に示す従来技術においても、揺動片iを付勢するばね片kの付勢力に抗して、摺動軸ピンeを中心に回転させながら上方向に移動させ、最終段階で自動車の前方側に押し込む必要があって、片手でのスムーズな操作が難しく、例えば、一方の手でラゲージフロアcの下面側を支えながら、もう一方の手を使って操作することにならざるを得ず、操作には相当の慣れを要することになる。
また、ラゲージフロアcを上下移動させるために、摺動軸ピンeが摺動する摺動溝hをラゲージルームfの左右側壁に形成しているため、特にラゲージフロアcが図15に示すような収容凹部bの下段側に位置している場合には、摺動溝hが表出してしまい、ラゲージルームf周りの見栄えを悪くするとともに、摺動溝hの内部に塵埃等が溜まりやすく、摺動軸ピンeの摺動性能に影響を及ぼしてしまうおそれがある。
そこで、本発明は、かかる点に鑑み、ラゲージフロアの上下移動を片手で可能になるように構成すると共に、従来の摺動溝のような凹部を廃止して見栄え向上を図ったラゲージフロアの上下移動装置を提供することを目的としている。
本発明に係る請求項1に記載の自動車におけるラゲージフロアの上下移動装置は、自動車のラゲージルームを構成するラゲージフロアの上下移動装置であって、前記ラゲージフロアの前側端部をリンク体の一端側に枢着するとともに、前記リンク体の他端側を車体側に枢着することによって、前記ラゲージフロアを前記車体に対して回転可能に構成し、かつ、前記ラゲージフロアの前側端部を覆うべく、該ラゲージフロアと前記車体との間にフラッパー体が配置されており、前記ラゲージフロアを自動車下部に位置させた状態から、前記ラゲージフロアを前記リンク体に対して回転させるとともに、前記ラゲージフロアを自動車後方に引くことによって、前記車体に対して横臥していた前記リンク体を起立させて、前記ラゲージフロアの前側端部を自動車上部側に移動させ、前記ラゲージフロアの後側端部を前記車体側に載置することによって支持させ、前記ラゲージフロア全体が自動車上部側に位置するように構成したことを特徴とするものである。
かかる構成により、ラゲージフロアを自動車下部側に位置させた状態から車体側に横臥状態にあるリンク体に対して回動させ、次に、ラゲージフロアを自動車後方に引くことによってリンク体を起立させて、ラゲージフロアの前端部を自動車上部側に移動させ、しかる後、ラゲージフロアの後端部を自動車後端部に載置させることによって支持させれば、ラゲージフロア全体が自動車上部側に位置することになって、従来のようなばね片kの付勢力に抗した上下移動操作を要しないことになり、操作に慣れ等を要せずに、片手でのスムーズな操作を実現できる。
また、上記発明におけるラゲージフロアの上下移動する機構として、従来のような摺動軸ピンeが摺動する摺動溝hをラゲージルームfの左右側壁に形成する必要がなく、ラゲージルーム周りの見栄えを向上させると共に、塵埃等による操作性への影響を及ぼすことがない。
さらに、本発明において、ラゲージフロアの前側端部を覆うべく、ラゲージフロアと車体との間にフラッパー体が配置されていることから、ラゲージフロアが自動車後方に引かれ、自動車上部側に移動したとしても、ラゲージフロアは前端部がフラッパーに覆われていることから、車体との隙間を生じさせることがなくなり、この結果、ラゲージフロア上に載せてある収容物等がラゲージフロアより下側に落ちてしまうことがなく、しかも、車室内からの美感を損なわせることがない。
また、本発明に係る請求項2に記載の自動車におけるラゲージフロア上下移動装置は、前記ラゲージフロアの左右両側端部に、下方に延在するステー体を設置して、該ステー体の他端を自動車の左右側端部に当接支承させることによって、自動車上部側に位置した状態における前記ラゲージフロアを支持させるように構成したことを特徴とするものである。
かかる構成により、自動車の上部側に位置した状態のラゲージフロア全体がステー体により支持されることになって、ラゲージフロアの剛性をそれほど高める必要がない。
上記のように構成する本発明によれば、ラゲージフロアを自動車下部側に位置させた状態から車体側に横臥状態にあるリンク体に対して回動させ、次に、ラゲージフロアを自動車後方に引くことによってリンク体を起立させて、ラゲージフロアの前端部を自動車上部側に移動させ、しかる後、ラゲージフロアの後端部を自動車後端部に載置することによって支持させれば、ラゲージフロア全体が自動車上部側に位置することになって、従来のようなばね片eの付勢力に抗した上下移動操作を要しないことになり、操作に慣れ等を要せずに、片手でのスムーズな操作を実現できる。
また、上記発明におけるラゲージフロアの上下移動する機構として、従来のような摺動軸ピンeが摺動する摺動溝hをラゲージルームfの左右側壁に形成する必要がなく、ラゲージルーム周りの見栄えを向上させると共に、塵埃等による操作性への影響を及ぼすことがない。
さらに、本発明において、ラゲージフロアの前側端部を覆うべく、ラゲージフロアと車体との間にフラッパー体が配置されていることから、ラゲージフロアが自動車後方に引かれ、自動車上部側に移動したとしても、ラゲージフロアは前端部がフラッパーに覆われていることから、車体との隙間を生じさせることがなくなり、この結果、ラゲージフロア上に載せてある収容物等がラゲージフロアより下側に落ちてしまうことがなく、しかも、車室内からの美感を損なわせることがない。
本発明の実施の形態について、以下図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る実施の形態を採用した自動車の後部側を描画した斜視図、図2は図1のラゲージルームから取外したラゲージフロアの下段移動時の状態を描画した斜視図、図3は同じくラゲージフロアを上方に移動する第1段階過程を描画した斜視図、図4は図3における要部を拡大して描画した斜視図、図5はラゲージフロアを上方に移動する第2段階過程を、図1のラゲージルームから取外した状態で描画した斜視図、図6は図5における要部を拡大して描画した斜視図、図7はラゲージフロアを上方に移動する第3段階過程を、図1のラゲージルームから取外した状態で描画した斜視図、図8は図7における要部を拡大して描画した斜視図、図9は図1のラゲージルームからラゲージフロアを取外したラゲージフロアの上段移動時の状態を描画した斜視図、図10は図2における側面断面図、図11は図3における側面断面図、図12は図7における側面断面図、図13は図9における側面断面図である。
図において、自動車1の後部には、前方側が車室1a側にして後方側がリヤゲート開口部1bに連続するように、ラゲージルーム2が設けられており、ラゲージルーム2における車室1aとの境界部に、リヤシートバック1cが配置されている。
ラゲージルーム2の下部側は床面部3が構成している。
そして、ラゲージフロア5は、ラゲージルーム2の左右側壁部2a、後部側壁部2b、前部側壁部2cおよび床面部3に取り囲まれて車体側に設置された有底箱体状の取付け体7内に、床面部3側における下方位置、および、リヤシートバック1cが前倒れした際にシートバック1cの上面と同一の水平面に保持させた上方位置に選択的に上下動可能に設置されている。
このために、ラゲージフロア5は、その前側端部の中央および左右側端部をそれぞれリンク体6の一端側にブラケット6aを介して枢着されているとともに、リンク体6の他端側を車体側に設置した取付け体7の底面部7aにブラケット6bを介して枢着することによって、取付け体7に対して回転可能に構成されており、リンク体6が取付け体7の底面部7aに横臥している状態では、車体の下部側に移動しており、起立している状態では、車体上方に移動しているように構成されている。
また、ラゲージフロア5の前端部と取付け体7の前部側壁部7bとの間には、フラッパー体8が配置されており、フラッパー体8の一端側は、前部側壁部7bに蝶着され、他端側は、遊端としてラゲージフロア5の前端部上部側に重合して常時覆っている。
なお、フラッパー体8は、その一端側をラゲージフロア5の前端部側に蝶着し、他端側を遊端として取付け体7の前部側端部bの上面側に重合するように構成してもよい。
ラゲージフロア5の左右両側部には、それぞれ下方に突出延在するステー体9が設置されている。
ステー体9は、図2に示すラゲージフロア5が下方位置に移動している際には、取付け体7の左右両側壁7cに形成した嵌合孔7eに嵌合しており、この結果、ラゲージフロア5の左右外周部が取付け体7の左右両側壁7cに当接することによって、左右両側壁7cによって、ラゲージフロア5は当接支持されている。
また、ステー体9は、図9に示すラゲージフロア5が上方位置に移動している際には、取付け体7の左右両側壁7cに当接支承することによって、取付け体7に対して、ラゲージフロア5を支持している。
ラゲージフロア5の後端部には、互いに離間した状態で、3つの嵌合突起5aが突設されており、また、取付け体7における後部側壁7dの上面7d−1には、嵌合突起5aが嵌入する嵌入孔7d−2が穿設されている。同様に、取付け体7における後部側壁部7dの下段面7d−3には、図10乃至図13に示すように、嵌合突起5aが嵌入する嵌入孔7d−4が穿設されている。
さらに、ラゲージフロア5の後端部上面中央部には、凹状の取っ手部7fが形成されている。
取付け体7における自動車1の前後方向略中央部には、左右方向に延在する支持板10が配置されている。
支持板10は、取付け体7の左右側壁7cを橋渡すように底面部7aに当接する状態で、取付け体7に設置されており、ラゲージフロア5の下方位置にあるときの支えとなっている。
上記のように構成する場合、図2および図10に示すラゲージフロア5の下方移動時には、リンク体6が取付け体7の底面部7aに横臥した状態にあり、ラゲージフロア5は、取付け体7における一段低く形成された左右両側壁7c上に支持されている。この時、ステー体9は嵌合孔7e内に嵌合している。
このような状態から、ラゲージフロア5を上方に移動位置させるには、先ず、取っ手部7fを持って、ラゲージフロア5をリンク体6に対して回転させて、図3、図4および図11に示す半開き状態にし、このような半開き状態から、ラゲージフロア5をやはり取っ手部7fを持って自動車1の後方(図5および図11の矢印方向)に引くことによって、底面部7aに対して横臥していたリンク体6が、ラゲージフロア5への取付け側を、図6に示すように、徐々に起き上がらせ、さらにラゲージフロア5を引くことによって、リンク体6のラゲージフロア5への取付け側を回転させて略垂直に起立させて(図7、図8および図12に示す状態参照)、ラゲージフロア5の前側端部を自動車1の上部側に移動させ、ラゲージフロア5の後側端部を、取付け体7の一段と高い後部側壁7d側に載置することによって当接支持させる(図9および図13の状態参照)。
このようなラゲージフロア5の上方移動状態においては、ステー体9は、嵌合孔7eから脱出して、取付け体7の左右両側壁7c上に当接して突っ張り、上方位置にあるラゲージフロア5を支えている。
したがって、ステー体9の延出寸法は、取付け体7の左右側壁7cと後部側壁7dとの高さ寸法の差に略相応していることになる。
また、このようなラゲージフロア5の上方移動状態においては、ラゲージフロア5の嵌合突起5aが、取付け体7の嵌入孔7d−2に嵌合しており、ラゲージフロア全体をしっかり位置決めしている。同様に、図2および図10に示すラゲージフロア5が下方に位置している際には、嵌合突起5aは、取付け体7の左右両側壁7cの上面7c−1に穿設した嵌入孔7c−3に嵌入して、やはり、ラゲージフロア5全体をしっかりと位置決めしている。
ラゲージフロア5を自動車1の上部側から下部側へ移動させるには、取っ手部7fを持って、ラゲージフロア5をリンク体6に対し回転させて、半開き状態にし、ラゲージフロア5を自動車1の前方に押し込み、リンク体6を起立状態から横臥状態にし、ラゲージフロア5の前側端部を自動車1の下部側に移動させ、ラゲージフロア5の後側端部を、取付け体7の後部側壁部7dの下段面7d−3に載置させる。
以上のように構成する本発明に係る実施の形態においては、ラゲージフロア5を自動車1の下部側に位置させた状態から取付け体7の底面部7aに横臥状態にあるリンク体6に対して回動させ、次に、ラゲージフロア5を自動車1の後方に引くことによってリンク体6を起立させて、ラゲージフロア5の前端部を自動車1の上部側に移動させ、しかる後、ラゲージフロア5の後端部を取付け体7の後部側壁7dの上面7d−1に載置することによって支持させれば、ラゲージフロア5全体が略水平状態で自動車1の上部側に位置することになって、従来のようなばね片kの付勢力に抗した上下移動操作を要しないことになり、操作に慣れ等を要せずに、片手でのスムーズな操作を実現でき、しかも、従来のような摺動軸ピンeが摺動する摺動溝hをラゲージルームfの左右側壁に形成する必要がなく、ラゲージルーム2の周りの見栄えを向上させると共に、塵埃等による操作性への影響を及ぼすことがない。
また、ラゲージフロア5の前側端部を覆うべく、ラゲージフロア5と取付け体7との間にフラッパー体8が配置されていることから、ラゲージフロア5が自動車1の後方に引かれ、自動車1の上部側に移動したとしても、ラゲージフロア5は前端部がフラッパー8に覆われていることから、取付け体7との隙間を生じさせることがなくなり、この結果、ラゲージフロア5上に載せてある収容物等がラゲージフロア5より下側に落ちてしまうことがなく、しかも、車室1a内からの美感を損なわせることがない。
さらに、自動車1の上部側に位置した状態のラゲージフロア5全体は、ステー体9が取付け体7の左右側壁7cに当接することにより支持されることになって、ラゲージフロア5の剛性をそれほど高める必要がない。
図14は本発明にかかる他の実施の形態を示している。
図14によれば、ステー体9は、ラゲージフロア5の左右方向ほぼ全体に延在する板状体にて形成して、いわば上記実施の形態における3つのステー体9を連結構成することにより、ラゲージフロア5の支承力を強化したものであり、その他の構成は上記実施の形態と同一構成を有することから、同一符号を付して対応させ、詳細な説明を割愛する。
以上説明したように、本発明は、ラゲージフロアを自動車下部側に位置させた状態から車体側に横臥状態にあるリンク体に対して回動させ、次に、ラゲージフロアを自動車後方に引くことによってリンク体を起立させて、ラゲージフロアの前端部を自動車上部側に移動させ、しかる後、ラゲージフロアの後端部を自動車後端部に載置することによって支持させれば、ラゲージフロア全体が自動車上部側に位置することになって、従来のようなばね片kの付勢力に抗した上下移動操作を要しないことになり、操作に慣れ等を要せずに、片手でのスムーズな操作を実現でき、また、ラゲージフロアの上下移動する機構として、従来のような摺動軸ピンeが摺動する摺動溝hをラゲージルームfの左右側壁に形成する必要がなく、ラゲージルーム周りの見栄えを向上させると共に、塵埃等による操作性への影響を及ぼすことがなく、さらに、ラゲージフロアの前側端部を覆うべく、ラゲージフロアと車体との間にフラッパー体が配置されていることから、ラゲージフロアが自動車後方に引かれ、自動車上部側に移動したとしても、ラゲージフロアは前端部がフラッパーに覆われていることから、車体との隙間を生じさせることがなくなり、この結果、ラゲージフロア上に載せてある収容物等がラゲージフロアより下側に落ちてしまうことがなく、しかも、車室内からの美感を損なわせることがないために、自動車のラゲージルームを構成するラゲージフロアの上下移動装置等に好適である。
本発明に係る実施の形態を採用した自動車の後部側を描画した斜視図である。 図1のラゲージルームから取外したラゲージフロアの下段移動時の状態を描画した斜視図である。 同じくラゲージフロアを上方に移動する第1段階過程を描画した斜視図である。 図3における要部を拡大して描画した斜視図である。 ラゲージフロアを上方に移動する第2段階過程を、図1のラゲージルームから取外した状態で描画した斜視図である。 図5における要部を拡大して描画した斜視図である。 ラゲージフロアを上方に移動する第3段階過程を、図1のラゲージルームから取外した状態で描画した斜視図である。 図7における要部を拡大して描画した斜視図である。 図1のラゲージルームからラゲージフロアを取外したラゲージフロアの上段移動時の状態を描画した斜視図である。 図2における側面断面図である。 図3における側面断面図である。 図7における側面断面図である。 図9における側面断面図である。 本発明に係る他の実施の形態における図1のラゲージルームから取外したラゲージフロアの下段移動時から上段に移動する途中過程をの状態を描画した斜視図である。 従来におけるラゲージフロアの下段移動時を描画した要部断面図である。 同じく、従来におけるラゲージフロアの上段移動時を描画した要部断面図である。
符号の説明
1 自動車
2 ラゲージルーム
5 ラゲージフロア
6 リンク体
7 取付け体(車体側)
8 ステー体


Claims (2)

  1. 自動車のラゲージルームを構成するラゲージフロアの上下移動装置であって、前記ラゲージフロアの前側端部をリンク体の一端側に枢着するとともに、前記リンク体の他端側を車体側に枢着することによって、前記ラゲージフロアを前記車体に対して回転可能に構成し、かつ、前記ラゲージフロアの前側端部を覆うべく、該ラゲージフロアと前記車体との間にフラッパー体が配置されており、
    前記ラゲージフロアを自動車下部に位置させた状態から、前記ラゲージフロアを前記リンク体に対して回転させるとともに、前記ラゲージフロアを自動車後方に引くことによって、前記車体に対して横臥していた前記リンク体を起立させて、前記ラゲージフロアの前側端部を自動車上部側に移動させ、前記ラゲージフロアの後側端部を前記車体側に載置することによって支持させ、前記ラゲージフロア全体が自動車上部側に位置するように構成したことを特徴とする自動車におけるラゲージフロアの上下移動装置。
  2. 前記ラゲージフロアの左右両側端部に、下方に延在するステー体を設置して、該ステー体の他端を自動車の左右側端部に当接支承させることによって、自動車上部側に位置した状態における前記ラゲージフロアを支持させるように構成したことを特徴とする請求項1記載の自動車におけるラゲージフロアの上下移動装置。

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